JP3543157B2 - プリンタ付き画像制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、画像制御装置において制御される画像を印刷する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スプライト(オブジェクト)、バックグラウンド等の画像データを制御する画像処理機能を有するテレビゲーム機等の画像制御装置が知られている。このような装置における画像処理機能においては、リアルタイムで、画像位置の検出・プライオリティ制御等の処理が実行される必要があるため、ビデオディスプレイプロセッサ(VDP)と呼ばれるハードウエアとして構成されるのが一般的である。このようなVDPの従来技術では、最終的な出力画像はリアルタイムでビデオ信号として出力される。
【0003】
一方、ビデオ信号等の画像信号を取り込んで画像の印刷を行うプリンタ装置が知られている。
上述の画像制御装置とプリンタ装置を組み合わせることにより、ゲーム機等でテレビ等に表示される画像を印刷することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プリンタ装置が取込む画像信号はビデオ信号であるため、印刷された画像の画質はそれほど良くないうえに、最終的な出力画像に対応するビデオ信号しか印刷に使用できないため、表示される画像のうち所望の画像のみを印刷する等の制御を行うことができないという問題点を有している。
【0005】
また、画像制御装置とプリンタ装置の双方にビデオ信号を入出力するためのインタフェース回路が必要になり、ハードウエア規模が増大してしまい、コストアップを招いてしまうという問題点を有している。
【0006】
本発明の課題は、印刷される画像データを自由に制御可能とし、高品質な画像の印刷機能をローコストで実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、まず、画面の表示に必要な背景画像データ(バックグラウンド画像データ、ビットマップ画像データ)、及び表示画面内の任意の位置に表示され得る表示物体画像データ(スプライト(オブジェクト)画像データ)を記憶する画像データ記憶手段(SRAM303、DP−RAM304)を有する。
【0008】
次に、表示物体画像データの表示画面上での表示位置を記憶する表示物体表示位置記憶手段(オブジェクトアトリビュートメモリ部407)を有する。
続いて、表示画面を走査する走査手段(オシレータ部411、水平/垂直同期カウンタ部412、デコーダ部413、カラールックアップテーブル部409)を有する。
【0009】
また、走査手段によって走査された走査位置に対応する背景画像データを画像データ記憶手段から読み出すと共に、その走査位置と表示物体表示位置記憶手段に記憶された表示物体画像データの表示位置とが一致したときにその一致が検出された表示物体画像データを画像データ記憶手段から読み出し、その読み出された背景画像データ及び表示物体画像データに対応する画像信号として出力する画像処理手段(オブジェクトジェネレータ部404、バックグラウンドジェネレータ部405、ビデオ信号ジェネレータ部414、SRAMインタフェース部402、DP−RAMインタフェース部403)を有する。
【0010】
更に、画像処理手段から順次出力される1水平ライン分の画像信号を一時記憶する画像ライン記憶手段(RGBラインメモリ部1201)を有する。
そして、その画像ライン記憶手段に記憶された1水平ライン分の画像信号に基づいて、印刷処理を実行する印刷手段(CPU301、プログラム/データROM307、ワークRAM308、プリンタ部312)を有する。
【0011】
上述の発明の構成において、背景画像データ及び表示物体画像データは複数の仮想表示面のうちの何れかに割り当てられるように構成できる。この場合に、画像処理手段は、走査位置毎に画像信号を出力する動作を、仮想表示面毎に割り当てられた背景画像データ又は表示物体画像データ毎に並列又は時分割的に実行する。そして、走査位置毎に画像処理手段から出力される仮想表示面毎の画像信号のうちの1つを所定の優先順位に従って選択して出力する優先順位制御手段(プライオリティコントローラ部408、表示制御レジスタ)を更に有する。このような構成が採用される場合に、優先順位制御手段は、例えば、画像信号が画像ライン記憶手段に記憶されるときに、複数の仮想表示面のうち所定の仮想表示面(基本システム画面が割り当てられるBG−B面)に対応する画像信号を出力しないように動作する。
【0012】
上述の発明の構成において、画像ライン記憶手段への画像信号の書込みは、例えば、指定された水平ラインに対応する水平表示期間の開始に同期して実行される。
【0013】
上述の発明の構成において、印刷手段は、画像ライン記憶手段に順次記憶される1水平ライン分の画像信号を順次記憶して1画面分の画像信号を記憶する画面記憶手段を有し、そこに記憶された画像信号に基づいて印刷処理を実行するように構成することができる。
【0014】
この場合、画像ライン記憶手段から画面記憶手段への1水平ライン分の画像信号の転送は、例えば、水平ブランク期間に実行される。
一方、印刷手段が画面記憶手段を有する構成において、以下のような構成を採用することができる。即ち、画像ライン記憶手段は、第1及び第2のラインメモリ手段を有する。この構成のもとで、水平表示期間中に、画像処理手段から順次出力される1水平ライン分の画像信号が第1のラインメモリ手段に順次書き込まれると共に、第2のラインメモリ手段から画面記憶手段に1水平ライン分の前記画像信号が順次転送される。そして、水平ブランク期間中に、第1のラインメモリ手段から第2のラインメモリ手段に1水平ライン分の画像信号が転送される。この転送は、一度に実行される構成であってもよく、或いは、複数回に分けて実行される構成であってもよい。
【0015】
更に、印刷手段が画面記憶手段を有する構成において、以下のような構成を採用することができる。即ち、画像ライン記憶手段は、第1及び第2のラインメモリ手段を有する。この構成のもとで、水平表示期間中に、画像処理手段から順次出力される1水平ライン分の画像信号が第1のラインメモリ手段に順次書き込まれる。また、水平表示期間に続く水平ブランク期間中に、第1のラインメモリ手段から画面記憶手段に画像信号が順次転送され、その水平ブランク期間の終了前に、その水平ブランク期間において第1のラインメモリ手段から画面記憶手段に転送しきれなかった残りの画像信号が、第1のラインメモリ手段から第2のラインメモリ手段に転送される。そして、その水平ブランク期間に続く水平表示期間に、第1のラインメモリ手段から画面記憶手段に画像信号が順次転送されると共に、第2のラインメモリ手段から画面記憶手段に1水平ライン前の残りの画像信号が順次転送される。
【0016】
【作用】
本発明では、画像処理手段が出力する背景画像データ及び表示物体画像データに対応する画像信号の1水平ライン分を一時記憶する画像ライン記憶手段が設けられ、そこに記憶された1水平ライン分の画像信号に基づいて、印刷手段が印刷処理を実行する。従って、印刷手段は、ビデオ信号のインタフェースを介さずに画像信号に対して直接印刷処理を実行できる。この場合、画像ライン記憶手段は、1フィールド分ではなく1水平ライン分の画像信号を記憶するだけでよい。
【0017】
また、画像処理手段が、走査位置毎に画像信号を出力する動作を、仮想表示面毎に割り当てられた背景画像データ又は表示物体画像データ毎に並列又は時分割的に実行し、優先順位制御手段が、走査位置毎に画像処理手段から出力される仮想表示面毎の画像信号のうちの1つを所定の優先順位に従って選択して出力させることによって、表示画面上での各画像データの優先関係を任意に制御できる。そして、この機能を利用することにより、印刷処理のために画像ライン記憶手段に出力される画像信号が表現する画像を任意に制御することができる。特に、優先順位制御手段は、画像信号が画像ライン記憶手段に記憶されるときに、複数の仮想表示面のうち例えば基本システム画面が割り当てられるBG−B面等の所定の仮想表示面に対応する画像信号を出力しないように動作することにより、邪魔な制御画面が除かれた所望の画像のみを印刷させることができる。
【0018】
また、本発明では、印刷手段が画面記憶手段を有することにより、表示画面に対応する画像を効率良く印刷することができる。
この場合に、画像ライン記憶手段から画面記憶手段への1水平ライン分の画像信号の転送が水平ブランク期間に実行されることにより、リアルタイムの画像抽出及びそれに続く印刷処理が可能となる。
【0019】
また、水平ブランク期間内に1水平ライン分の画像信号の転送ができない場合には、画像ライン記憶手段が第1のラインメモリ手段と第2のラインメモリ手段を有し、水平ブランク期間内に第1のラインメモリ手段から第2のラインメモリ手段へ1水平ライン分の画像信号が例えば並列に一度に転送され、水平表示期間内に画像処理手段から第1のラインメモリ手段に1水平ライン分の画像信号が転送されると共に第2のラインメモリ手段から画面記憶手段に1水平ライン前の画像信号が転送されることにより、余裕をもって転送を実行することができる。
【0020】
この場合に、水平ブランク期間内での第1のラインメモリ手段から第2のラインメモリ手段への1水平ライン分の画像信号の転送は、一度に実行されるのではなく複数回に分けて実行される構成が採用されることにより、第1のラインメモリ手段と第2のラインメモリ手段の間の入出力ビット幅を小さくすることができる。
【0021】
更に、水平ブランク期間内に1水平ライン分の画像信号の転送ができない場合であって、画像ライン記憶手段が第1のラインメモリ手段と第2のラインメモリ手段を有する場合において、水平ブランク期間中に、可能な限り第1のラインメモリ手段から画面記憶手段に画像信号を順次転送し、残った分は第1のラインメモリ手段から第2のラインメモリ手段に転送しておいて、次の水平表示期間に、第2のラインメモリ手段から画面記憶手段に1水平ライン前に残った分の画像信号が転送されることにより、余裕をもって転送を実行することができる。
【0022】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例につき詳細に説明する。
<実施例の外観図>
図1は、本発明の実施例の外観図であり、プリンタ付き似顔絵作成装置として実施される。
【0023】
この装置の筐体上には、用紙カセットが挿入されるカセット部101、用紙カセットを取り出すためのカセットイジェクトボタン102、オーディオ出力端子103、ビデオ出力端子104、印刷濃度を調整するための印刷濃度ボリューム105、印刷された用紙を切るための用紙カッター106、電源スイッチ107と、図2及び図3で後述するコントロールパッド313及びプリンタ部312などが備えられている。
<コントロールパッドの外観図>
図2は、図1のコントロールパッド313の外観図である。コントロールパッド313上には、SELスイッチ201、ENTERスイッチ202、及び上下左右スイッチ203〜206が備えられている。
<実施例の回路の全体構成>
図3は、本発明の実施例の回路の全体構成図であり、テレビ311を除いて、図1に示される筐体の内部に構成される。
【0024】
VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)302は、スプライト(オブジェクト)、バックグラウンド等に関する画像処理を制御する。
SRAM(スタティックRAM)303は、スプライト(オブジェクト)及びバックグラウンドの画像データを格納する。DP−RAM304(デュアルポートRAM)304は、ビットマップの画像データを格納する。SRAM303及びDP−RAM304は、VDP302からアクセスされる。
【0025】
音源処理回路305は、画像と共に発音される楽音のサウンドデータを生成する。
サウンドRAM306は、音源処理回路305が処理する楽音波形データ及びそれらの制御データを格納する。
【0026】
プログラム/データROM307は、CPU301が実行するプログラム及びそのプログラムにおいて使用される各種データを格納する。CPU301は、このプログラムに従って、ワークRAM308を使用しながら、VDP302及び音源処理回路305を制御する。
【0027】
エンコーダ309は、VDP302から送られてくるRGBアナログ映像信号をテレビ規格の映像信号(NTSC信号)に変換する。
D/A変換器310は、音源処理回路305から送られてくるデジタルのサウンドデータをアナログのサウンド信号に変換する。
【0028】
テレビ311は、エンコーダ309から図1のビデオ出力端子104を介して出力される映像信号及びD/A変換器310から図1のオーディオ出力端子103を介して出力されるサウンド信号を再生する。
【0029】
プリンタ部312は、テレビ311に表示されている画像を印刷する。
コントロールパッド313は、図2に示される外観を有しており、ユーザに、各種操作を行わせる。
<VDP302の構成>
図4は、図3に示されるVDP302の構成図である。
【0030】
このVDP302は、ゲーム時に、主として動くキャラクターを表現するスプライト(オブジェクト)と、背景を表現するバックグラウンド及びビットマップのテレビ311(図3)への画面表示を制御する。
【0031】
CPUインタフェース部401は、図3のCPU301との間のデータ転送時におけるインタフェースを制御する。
SRAMインタフェース部402は、後述するオブジェクトジェネレータ部404又はバックグラウンドジェネレータ部405が図3のSRAM303に格納されているスプライト(オブジェクト)又はバックグラウンド(背景)の画像データをアクセスする場合のインタフェースを制御する。
【0032】
DP−RAMインタフェース部403は、後述するビデオ信号ジェネレータ部414が図3のDP−RAM304に格納されているビットマップの画像データをアクセスする場合のインタフェースを制御する。
【0033】
オブジェクトジェネレータ部404と、バックグラウンドジェネレータ部405、及びビデオ信号ジェネレータ部414は、各水平期間(後述する図10を参照)毎に、図3のSRAM303又はDP−RAM304から、次の水平表示期間(後述する図10参照)内の各ドット表示タイミングに対応する表示座標に配置されるスプライト(オブジェクト)、バックグラウンド、又はビットマップの色コードを読み込み、それぞれの内部のバッファに格納する。
【0034】
また、オブジェクトアトリビュートメモリ部407は、オブジェクトジェネレータ部404がSRAM303からSRAMインタフェース部402を介してスプライト(オブジェクト)を読み出すときのタイミングに対応する表示座標を格納する。
【0035】
プライオリティコントローラ部408は、各水平表示期間内の各ドット毎に、オブジェクトジェネレータ部404、バックグラウンドジェネレータ部405、又はビデオ信号ジェネレータ部414がそれぞれ読み込んだ色コードのうちの1つを予め定められたプライオリティ(優先順位)に従って選択して出力する。
【0036】
カラールックアップテーブル部409は、プライオリティコントローラ部408から出力された色コードを、R(赤)、G(緑)、B(青)のデジタルデータに変換して出力する。
【0037】
RGB D/A変換部410は、プライオリティコントローラ部408から出力されるRGBデジタルデータをRGBアナログ映像信号に変換し出力する。
オシレータ部411は、VDP302に必要な各種クロックを生成する。
【0038】
水平/垂直同期カウンタ部412は、オシレータ部411が出力するクロックに従って、画像表示に必要な水平同期カウンタ値(水平同期信号)及び垂直同期カウンタ値(垂直同期信号)を生成するためのカウンタ回路である。
【0039】
デコーダ部413は、水平/垂直同期カウンタ部412が出力するカウンタ値から水平同期カウンタ値及び垂直同期カウンタ値をデコードし、VDP302内の各ブロックに供給する。
【0040】
ビデオ信号ジェネレータ部414は、デコーダ部413が出力する水平同期カウンタ値及び垂直同期カウンタ値から、図3のエンコーダ309が必要とするビデオ信号を生成し、エンコーダ309に供給する。
【0041】
RGBバッファ部415は、本発明に特に関連するものであり、カラールックアップテーブル部409から出力されるRGBデジタルデータを、図3のテレビ311上の表示画面の1ライン分(256ドット分)だけ格納する。
<VDP302の動作>
上述の構成を有するVDP302の概略の動作について説明する。
【0042】
まず、本実施例においては、表示画面は、図5に示されるように、8枚の仮想的な表示面が重なったものとして定義される。これらの表示面は、奥から手前に向けて、バックグラウンドA面(BG−A面)、ビットマップB2面(BM−B2面)、ビットマップB1面(BM−B1面)、オブジェクトA面(OBJ−A面)、ビットマップA2面(BM−A2面)、ビットマップA1面(BM−A1面)、オブジェクトB面(OBJ−B面)、及びバックグラウンドB面(BG−B面)の順に配置される。そして、手前の表示面にアサインされる画像ほど表示のプライオリティが高く、それより奥の表示面にアサインされている画像を隠して表示される。
【0043】
図6に、各表示面にアサインされる画像データの種類(部品)と、各ドットに割り当てられる色コードのビット数、及び表示サイズ(X、Y方向のドット数)を示す。
【0044】
BG−A面、BG−B面、OBJ−A面、及びOBJ−B面の現在の表示画面を構成する画像データは、図7に示されるデータフォーマットで、図3に示されるSRAM303に格納される。これらの画像データは、図3に示されるCPU301が、プログラム/データROM307から図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、データバス417、及びSRAMインタフェース部402を介してSRAM303に格納する。
【0045】
また、BM−A1面、BM−A2面、BM−B1面、及びBM−B2面の現在の表示画面を構成する画像データは、図8に示されるデータフォーマットで、図3に示されるDP−RAM304に格納される。これらの画像データも、図3に示されるCPU301が、プログラム/データROM307から図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、データバス417、及びDP−RAMインタフェース部403を介してSRAM303に格納する。
【0046】
オブジェクトジェネレータ部404及びバックグラウンドジェネレータ部405は、各水平期間内の時分割された各タイミングで、SRAMインタフェース部402をアクセスする。このアクセスにおいて、オブジェクトジェネレータ部404は、図3のSRAM303から、次の水平表示期間内の各ドットの表示タイミングに対応するOBJ−A面上の表示座標及びOBJ−B面上の表示座標にそれぞれ配置されるスプライト(オブジェクト)の色コードを読み出し、オブジェクトジェネレータ部404内の上記各表示面に対応するラインバッファにそれぞれ格納する。同様に、バックグラウンドジェネレータ部405は、図3のSRAM303から、次の水平表示期間内の各ドットの表示タイミングに対応するBG−A面上の表示座標及びBG−B面上の表示座標にそれぞれ配置されるバックグラウンドの色コードを読み出し、バックグラウンドジェネレータ部405内の上記各表示面に対応するラインバッファにそれぞれ格納する。
【0047】
上述した動作において、図3のCPU301は、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、及びデータバス417を介してオブジェクトアトリビュートメモリ部407に、図3のSRAM303に図7に示されるデータフォーマットで格納されている最大で128個の各スプライト(オブジェクト)がOBJ−A面又はOBJ−B面に配置される場合の配置座標を、図9に示されるデータフォーマットで格納する。そして、オブジェクトジェネレータ部404は、このオブジェクトアトリビュートメモリ部407に格納されている各スプライト(オブジェクト)について、それらの配置座標に対応する読出しタイミングを計算し、それらの計算されたタイミングで、各スプライト(オブジェクト)をSRAM303から読み出してラインバッファに格納する。
【0048】
一方、ビデオ信号ジェネレータ部414は、上述のオブジェクトジェネレータ部404とバックグラウンドジェネレータ部405のアクセス動作からは独立して、各水平期間内の時分割された各タイミングで、DP−RAMインタフェース部403をアクセスする。このアクセスにおいて、バックグラウンドジェネレータ部405は、図3のDP−RAM304から、次の水平表示期間内の各ドットの表示タイミングに対応するBM−A1面上の表示座標、BM−A2面上の表示座標、BM−B1面上の表示座標、及びBM−B2面上の表示座標にそれぞれ配置されるビットマップの色コードを読み出し、ビデオ信号ジェネレータ部414内の上記各表示面に対応するラインバッファにそれぞれ格納する。
【0049】
以上のようにして、各水平期間毎に、オブジェクトジェネレータ部404内の2つのラインバッファに、OBJ−A面及びOBJ−B面にそれぞれ配置される次の1ライン分のスプライト(オブジェクト)の色コードが得られ、バックグラウンドジェネレータ部405内の2つのラインバッファにBG−A面及びBG−B面にそれぞれ配置される次の1ライン分のバックグラウンドの色コードが得られ、ビデオ信号ジェネレータ部414内の4つのラインバッファにBM−A1面、BM−A2面、BM−B1面、及びBM−B2面にそれぞれ配置される次の1ライン分のビットマップの色コードが得られる。
【0050】
なお、図3のCPU301は、図10に示されるデータフォーマットを有するVDP302内の特には図示しない表示制御レジスタに、図5に示される各表示面が使用されるか否かを設定する。図4のオブジェクトジェネレータ部404、バックグラウンドジェネレータ部405、及びビデオ信号ジェネレータ部414は、この表示制御レジスタの内容を参照することにより、各表示面に対応する画像データ(色コード)をSRAM303又はDP−RAM304から読み出すか否かを決定する。
【0051】
図11は、画面表示タイミングの説明図である。
図4のデコーダ部413から出力される水平同期カウンタ値が000h〜2FFh(“h”は16進数を示す)まで変化する期間が1水平期間であり、そのうち000h〜0FFhの256カウント分の水平同期カウンタ値に対応する期間が256ドットからなる1ライン分の水平表示期間、それ以外の水平同期カウンタ値に対応する期間が水平ブランク期間である。また、デコーダ部413から出力される垂直同期カウンタ値が000h〜1FFhまで変化する期間が1垂直期間であり、これが図3のテレビ311上の1画面分の表示期間となる。そして、000h〜0DFhの224カウント分の垂直同期カウンタ値に対応する期間が垂直方向224ライン分の垂直表示期間、それ以外の垂直同期カウンタ値に対応する期間が垂直ブランク期間である。
【0052】
カラールックアップテーブル部409からRGB D/A変換部410へは、水平同期カウンタ値がカウントアップされる毎に、1組ずつのRGBデータが出力される。
【0053】
また、図3のCPU301からSRAM303、DP−RAM304、又はオブジェクトアトリビュートメモリ部407(図4)への各種データの設定は、例えば各垂直ブランク期間内に実行され、これにより表示画面を刻々と変化させることができる。
【0054】
図12は、図4に示されるRGBバッファ部415の構成図である。
まず、図3のCPU301から図4のCPUインタフェース部401を介してライン指定値レジスタ1213に、現在テレビ311に表示されている画面内のライン位置を指定するCPUライン指定値1212がセットされる。その後、図3のCPU301から図4のCPUインタフェース部401を介してアドレス制御部1202に、格納開始信号1203が通知される。
【0055】
アドレス制御部1202は、図3のCPU301から図4のCPUインタフェース部401を介して格納開始信号1203を受け取った後、ライン指定値レジスタ1213にセットされたCPUライン指定値1212と図4のデコーダ部413から出力される垂直同期カウンタ値1211が一致したことを示す一致信号1215が比較器1214から出力されるタイミングで、図4のデコーダ部413から出力される水平同期カウンタ値1204に対応するメモリアドレス1206と書込みを指示するリード/ライト信号1207のパルスを順次発生し、RGBラインメモリ部1201に供給する。この結果、RGBラインメモリ部1201には、カラールックアップテーブル部409から入力されるCPUライン指定値1212に対応する1ライン分(256ドット分)の入力RGBデータ1205が書き込まれる。
【0056】
図13に、1ライン分の水平同期カウンタ値1204((a) )と、入力RGBデータ1205((b) )、メモリアドレス1206((c) )、及びリード/ライト信号1207((d) )のタイミングを示す。
【0057】
図3のCPU301は、アドレス制御部1202から図4のCPUインタフェース部401を介して格納終了信号1208を受け取ると、図4のCPUインタフェース部401からアドレスバス416を介して、CPUアドレス1209をアドレス制御部1202に供給する。アドレス制御部1202は、CPUアドレス1209をそのままメモリアドレス1206としてRGBラインメモリ部1201に順次供給すると共に、読出しを指示するリード/ライト信号1207のパルスをRGBラインメモリ部1201に順次供給する。この結果、RGBラインメモリ部1201から図4のデータバス417を介して図3のワークRAM308に、CPUライン指定値1212に対応する1ライン分の出力RGBデータ1210が出力される。この出力RGBデータ1210は、図3のワークRAM308内の原画像エリアのCPUライン指定値1212に対応する記憶領域に格納される。
【0058】
CPU301は、上述の一連の動作を、CPUライン指定値1212を順次指定しながら繰り返すことにより、テレビ311に表示されている1画面分の出力RGBデータ1210を、VDP302からワークRAM308内の原画像エリアに転送させる。
【0059】
その後、CPU301がワークRAM308に転送された1フィールド分の出力RGBデータ1210に対して後述する印刷処理を実行することにより、テレビ311に表示されている画像と同じ画像が高品質でプリンタ部312に印刷される。この場合、後述のように所定の拡大倍率を指定することも可能である。
<CPU301の詳細動作>
図3のCPU301の動作について、図14〜図35に示される動作フローチャート、及び図36〜図51の説明図に沿って、詳細に説明する。なお、各動作フローチャートは、CPU301がプログラム/データROM307に記憶される制御プログラムを実行する動作として実現される。
表示画面の遷移関係
図14は、図3のテレビ311での表示画面の遷移関係を示した図である。
【0060】
システムの電源がオンされるとモード選択画面が表示される(ステップ1401)。モード画面においては、モード1とモード2を選択することができる。
モード選択画面においてモード1が選択された場合は、アンケート画面が表示される(ステップ1402)。アンケート画面は、似顔絵を新規に作成する場合においてユーザに作成したい似顔絵の概形を決定させるための画面である。
【0061】
モード選択画面においてモード2が選択された場合は、ファイル操作画面が表示される(ステップ1403)。ファイル操作画面は、似顔絵データを図3に示されるバッテリバックアップされているワークRAM308からロードさせるための画面である。
【0062】
ユーザがアンケート画面又はファイル操作画面での操作を終了させると、似顔絵作成モードの画面に移行する(ステップ1404)。このモードは、ユーザに似顔絵を作成させる動作等を行わせるためのモードである。なお、ファイル操作画面での操作が取り消された場合には、モード選択画面に戻る(ステップ1403→1401)。
【0063】
ユーザが似顔絵作成モードにおける後述する基本システム画面での操作を終了させると、表示がモード選択画面に戻る(ステップ1404→1401)。
図15は、似顔絵作成モードでの表示画面の遷移関係を示した図である。
【0064】
似顔絵作成モードでの基本的な画面は基本システム画面である(ステップ1501)。
基本システム画面において、ユーザがファイルのセーブ操作を選択すると、ユーザにファイル名を入力させるための文字入力画面に移行する(ステップ1502)。ユーザによるファイル名の入力操作が終了すると、ユーザにワークRAM308上のファイルの格納位置を選択させるためのファイル操作画面に移行する(ステップ1503)。ユーザによるファイル格納位置の選択操作が終了しファイルのセーブが終了すると、表示が基本システム画面に戻る(ステップ1502→1501)。
【0065】
また、基本システム画面において、ユーザがふきだしの操作を選択すると、ユーザにふきだしへせりふを入力させるための文字入力画面に移行する(ステップ1504)。ユーザによるふきだしへのせりふの入力操作が終了すると、表示が基本システム画面に戻る(ステップ1504→1501)。
全体動作フロー
図16は、CPU301が実行する全体動作フローチャートである。
【0066】
システムの電源がオンされると、モード選択画面が表示される(ステップ1601)。具体的には、図3に示されるCPU301が、例えば垂直ブランク期間(図11参照)において、プログラム/データROM307から、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、データバス417、及びSRAMインタフェース部402を介してSRAM303の図7に示されるBG−A面及びBG−B面の記憶領域に、モード選択画面用のバックグラウンド画像データを転送する。この結果、図4に示される構成を有するVDP302が、前述したようにして、SRAM303上のBG−A面及びBG−B面の記憶領域に転送されたモード選択画面用の画像データを図3のテレビ311に表示する。モード選択画面では、特には図示しないが、モード1とモード2を選択するための選択領域が表示されている。最初にモード選択画面が表示された時点では、例えばモード1の選択領域が強調表示されている。また、モード選択画面には、図44に示されるようなふきだしの表示もなされる。
【0067】
図16のステップ1601〜1606の繰返しにおいては、ユーザが図2又は図3のコントロールパッド313においてONしたスイッチの種別の判定と、ONしたスイッチに応じたモード選択画面の表示の変更が行われる。
【0068】
ユーザが図2のSELスイッチ201又は上スイッチ(SW)203をONすると、ステップ1602の判定がYESとなり、ステップ1603において、特には図示しないレジスタに設定されるモード番号(#)が1から2にインクリメントされる。モード番号が既に2になっている場合は、番号は変化しない。この結果、次にステップ1601が実行されるときに、モード2の選択領域が強調表示されたモード選択画面が表示される。
【0069】
ユーザが図2の下スイッチ204をONすると、ステップ1604の判定がYESとなり、ステップ1605において、特には図示しないレジスタに設定されるモード番号(#)が2から1にデクリメントされる。モード番号が既に1になっている場合には、番号は変化しない。この結果、次にステップ1601が実行されるときに、モード1の選択領域が強調表示されたモード選択画面が表示される。
【0070】
ユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ1606の判定がYESとなる。この結果、ステップ1607で、特には図示しないレジスタに設定されている現在のモード番号が判定される。
【0071】
現在のモード番号が1であると判定された場合には、ステップ1608でアンケート画面の処理が実行される。
一方、現在のモード番号が2であると判定された場合には、ステップ1609でファイルをロードするためのファイル操作画面の処理が実行される。
【0072】
ユーザがステップ1608においてテレビ311に表示されるアンケート画面又はステップ1609においてテレビ311に表示されるファイル操作画面を終了させると、ステップ1610で似顔絵作成モードの処理が実行される。なお、ユーザがファイル操作画面の操作を取り消すと、表示がモード選択画面に戻る(ステップ1609→1601)。ユーザがステップ1610においてテレビ311に表示される似顔絵作成モードの基本的な表示画面である基本システム画面を終了させると、ステップ1601に戻る。
アンケート画面の処理フロー
図17及び図18は、図16のステップ1608として実行されるアンケート画面の処理を示す動作フローチャートである。ユーザは、アンケート画面において、新規に作成したい似顔絵の概形を決定することができる。
【0073】
図17のステップ1701〜1712の繰返しにおいては、ユーザが図2又は図3のコントロールパッド313においてONしたスイッチの種別の判定と、ONしたスイッチに応じたアンケート画面の表示の変更が行われる。
【0074】
まず、ステップ1701で、アンケート画面が表示される。具体的には、図3に示されるCPU301が、例えば垂直ブランク期間(図11参照)において、プログラム/データROM307から、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、データバス417、及びSRAMインタフェース部402を介してSRAM303の図7に示されるBG−A面、BG−B面、及びOBJ−B面の各記憶領域に、アンケート画面用のバックグラウンド画像データとオブジェクト画像データを転送する。この結果、図4に示される構成を有するVDP302が、前述したようにして、SRAM303上の上記各記憶領域に転送されたアンケート画面用の画像データを図3のテレビ311に表示する。
【0075】
アンケート画面としては、図36に示されるように、#0〜#3の質問番号毎の選択答表示(質問番号1では答選択用絵も含む)と、「おしまい」の終了表示と、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示と、現在選択されている表示を指示するふきだしと人形の絵からなるヘルパーが表示される。初期状態においては、ヘルパーは質問番号0の選択答表示を指示している。ヘルパーは、CPU301によってSRAM303のOBJ−B面の記憶領域に転送されたオブジェクト画像データによって表示される。また、上述のヘルパーの指示位置は、CPU301が、プログラム/データROM307から、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、及びデータバス417を介してオブジェクトアトリビュートメモリ部407に適切な座標データを転送し、このデータをオブジェクトジェネレータ部404が参照することによって制御される。なお、図36の確認答表示は、初期状態においては表示されない。
【0076】
ユーザが図2のSELスイッチ201又は下スイッチ(SW)204をONすると、ステップ1702の判定がYESとなり、ステップ1703において、特には図示しないレジスタに設定される質問番号(#)が+1だけインクリメントされる。この結果、次にステップ1701が実行されるときに、ヘルパーの指示位置が、質問番号0の選択答表示の位置から質問番号1の選択答表示の位置に移動する。この動作は、CPU301が、図4のオブジェクトアトリビュートメモリ部407に上記各指示位置に対応する座標データを転送する動作として実現される。ユーザがSELスイッチ201又は下スイッチ204をONし質問番号がインクリメントされる毎に、ヘルパーの指示位置は、図36→図37→図38→図39に示される順に変化する。これと共に、ふきだしの表示内容も上述の各図又は図45の(b) 〜(d) に示されるように変化する。この動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のOBJ−B面の記憶領域に、上記各表示に対応するオブジェクト画像データを転送する動作として実現される。
【0077】
上記とは逆に、ユーザが図2の上スイッチ203をONする毎に、ステップ1704の判定がYESとなり、ステップ1705において、特には図示しないレジスタに設定される質問番号(#)が−1だけデクリメントされる。この結果、ステップ1701が実行されるときに、ヘルパーの指示位置が、図39→図38→図37→図36に示される順に変化する。
【0078】
ユーザが図2の右スイッチ206又は左スイッチ205をONすると、ステップ1706又は1708の判定がYESとなり、ステップ1707又は1709において、特には図示しないレジスタに設定されている質問番号に対応して予め用意されている選択答表示群の中を順方向又は逆方向に移動しながら、選択答表示が入れ替えられて表示される。この動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記選択答表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0079】
なお、質問番号の値が4になっていない場合には、ステップ1710の判定がNOとなるため、ステップ1711で、確認答表示(図36等参照)は消去される。
【0080】
ユーザが図2のSELスイッチ201又は下スイッチ204をONすることにより、ステップ1703で特には図示しないレジスタに設定される質問番号がインクリメントされた結果、その質問番号の値が4になった場合には、ステップ1710の判定がYESとなり、図2のENTERスイッチ202がONされていなければステップ1712の判定がNOとなった後、ステップ1701で、「おしまい」の終了表示が強調表示される。この動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記強調終了表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0081】
特には図示しないレジスタに設定される質問番号の値が4となって終了表示が強調表示されているときにユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ1712の判定がYESとなる。この結果、図18のステップ1713で、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示される。なお、初期状態では、「はい」が強調表示されている。この動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記確認答表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0082】
確認答表示が表示された後のユーザによる「はい」又は「いいえ」の選択動作と確定動作は、ステップ1713に続くステップ1714〜1718の繰返しにおいて検出される。
【0083】
即ち、確認答表示が表示された後にユーザが図2の右スイッチ206又は左スイッチ205をONすると、ステップ1714又は1716の判定がYESとなり、ステップ1715又は1716で、「はい」又は「いいえ」の何れかのみの表示が強調表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上述の各表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。なお、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかを示す情報は、特には図示しないレジスタに設定されている。
【0084】
確認答表示が表示されている状態でユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ1718の判定がYESとなり、ステップ1719が実行される。
【0085】
ステップ1719においては、上記レジスタが参照されることにより、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかが判定される。
ステップ1719で「いいえ」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ1720で確認答表示が消去された後、図17のステップ1701の処理に戻り、ヘルパーが質問番号0の選択答表示を指示するアンケート画面の初期表示に戻る。質問番号が格納されるレジスタの内容も0にリセットされる。
【0086】
ステップ1719で「はい」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ1721で、CPU301は、プログラム/データROM307から、#0〜#3の各質問番号に対応して現在アンケート画面に表示されている選択答表示に対応する似顔絵の画像データを、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、データバス417、及びSRAMインタフェース部402又はDP−RAMインタフェース部403を介してSRAM303又はDP−RAM304の図7又は図8に示される各記憶領域に、ロードする。また、CPU301は、プログラム/データROM307から、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、及びデータバス417を介してオブジェクトアトリビュートメモリ部407に、SRAM303に転送される各オブジェクトの座標データを転送する(図9参照)。
【0087】
その後、基本システム画面の処理に移行する(ステップ1722)。ステップ1721から1722への移行は、図14のステップ1402から1404(図15のステップ1501)への移行、又は図16のステップ1608から1610への移行に対応している。
ファイル操作画面の処理フロー(ロード)
図19〜図21は、図16のステップ1609として又はステップ1610の一部の処理として実行されるファイル操作画面の処理を示す動作フローチャートである。ユーザは、ファイル操作画面において、保存してあった似顔絵の画像データファイルをロードし、或いは、作成した似顔絵の画像データをファイルとしてセーブすることができる。ここでは、ロード処理について説明する。
【0088】
前述したように、モード選択画面においてモード2が選択された場合に、図19〜図21のファイル操作画面の処理の動作フローチャートが、図14のステップ1403又は図16のステップ1609として実行される。このファイル操作画面では、似顔絵データを図3に示されるバッテリバックアップされているワークRAM308からロードさせるための操作を行うことができる。
【0089】
図19のステップ1901〜1904→1905又は1917(図20)の繰返しでは、ユーザが図2又は図3のコントロールパッド313においてONしたSELスイッチ201、ENTERスイッチ202、又は上下左右スイッチ203〜206に対応する処理が実行される。
【0090】
まず、ステップ1901で、ファイル操作画面が表示される。具体的には、図3のCPU301が、例えば垂直ブランク期間(図11参照)において、プログラム/データROM307から、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、データバス417、及びSRAMインタフェース部402を介してSRAM303の図7に示されるBG−A面及びBG−B面の各記憶領域に、ファイル操作画面用のバックグラウンド画像データを転送する。この結果、図4に示される構成を有するVDP302が、前述したようにして、SRAM303上の上記各記憶領域に転送されたファイル操作画面用の画像データを図3のテレビ311に表示する。
【0091】
ファイル操作画面としては、図40に示されるように、ファイルセーブ時の警告を表示する警告らんと、現在選択されているファイルの番号と名前を表示する現在ファイル番号表示及びファイル名表示と、ファイルの種類を絵として表示するファイルアイコンと、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示と、説明を表示するふきだしと人形の絵からなるヘルパーと、ファイル操作画面の処理の取消しを指示する戻るアイコンが表示される。図14のステップ1403又は図16のステップ1609でファイル操作画面が表示される場合には、ヘルパーのふきだしの初期表示として、図46(a) に示される内容が表示される。また、図40の確認答表示は、初期状態においては表示されない。
【0092】
ユーザが図2のSELスイッチ201をONすると、ステップ1902の判定がYESとなって、ステップ1903において、SELレジスタの値が1と0とで交互に反転される。
【0093】
ステップ1904においては、SELレジスタの値が1であるか否かが判定される。
SELレジスタの値が1でステップ1904の判定がYESの場合には、図2のENTERスイッチ202がONされていなければステップ1905の判定がNOとなった後、次にステップ1901が実行されるときに、図40の戻るアイコンが強調表示される。また、ヘルパーのふきだしの表示として、図46(c) に示される内容が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0094】
一方、SELレジスタの値が0でステップ1904の判定がNOの場合は、図2の上下左右スイッチ203〜206がONされていなければ図20のステップ1916の判定がNOとなった後、次にステップ1901が実行されるときに、図40の#1〜#16のファイルアイコンの何れかが強調表示される。また、図14のステップ1403又は図16のステップ1609でファイル操作画面が表示される場合には、ヘルパーのふきだしの表示として、図46(a) に示される内容が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0095】
上述のように、ユーザは、ファイル操作画面において図2のSELスイッチ201をONする毎に、戻るアイコンとファイルアイコンとを交互に選択することができる。
【0096】
図40の戻るアイコンが強調表示されているとき(SELレジスタの値が1のとき)に、ユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ1905の判定がYESとなって、ステップ1906で、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示される。ユーザは「はい」又は「いいえ」の何れかを選択することにより、ファイル操作画面の処理を取り消すか否かを選択できる。なお、初期状態においては、「いいえ」が強調表示されている。また、ヘルパーのふきだしの表示として、図46(c) に示される内容が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0097】
確認答表示が表示された後のユーザによる「はい」又は「いいえ」の選択動作と確定動作は、ステップ1906に続くステップ1907〜1911の繰返しにおいて検出される。
【0098】
即ち、確認答表示が表示された後にユーザが図2の右スイッチ206又は左スイッチ205をONすると、ステップ1907又は1909の判定がYESとなり、ステップ1908又は1910で、「はい」又は「いいえ」の何れかのみの表示が強調表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上述の各表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。なお、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかを示す情報は、特には図示しないレジスタに設定されている。
【0099】
確認答表示が表示されている状態でユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ1911の判定がYESとなり、ステップ1912が実行される。
【0100】
ステップ1912においては、上記レジスタが参照されることにより、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかが判定される。
ステップ1912で「いいえ」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ1913で確認答表示が消去された後、ステップ1901の処理に戻って、ファイル操作画面の表示に戻る。
【0101】
ステップ1912で「はい」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ1914で、現在のファイル操作がファイルのセーブ操作であるかロード操作であるかが判定される。
【0102】
モード選択画面においてモード2が選択されることにより似顔絵データのロードを行わせるために図14のステップ1403又は図16のステップ1609でファイル操作画面が表示されている場合は、ステップ1914で現在のファイル操作がファイルのロード操作であると判定されるため、ステップ1916において、モード選択画面の処理に制御が戻される(図16のステップ1609→1601)。
【0103】
一方、後述するように基本システム画面からファイルのセーブ操作が選択されることにより図15のステップ1503でファイル操作画面が表示されている場合には、ステップ1914で現在のファイル操作がファイルのセーブ操作であると判定されるため、ステップ1915において、基本システム画面の処理に制御が戻される(図15のステップ1503→1501)。
【0104】
図40の#1〜#16のファイルアイコンの何れかが強調表示されているとき(SELレジスタの値が0のとき)に、ユーザが図2の上下左右スイッチ203〜206の何れかをONした場合には、図20のステップ1917の判定がYESとなり、ステップ1918で、強調表示されるファイルアイコンが現在強調表示されているファイルアイコンからONされたスイッチに応じた方向の隣のファイルアイコンに変更される。このとき同時に、図40の現在ファイル番号表示及びファイル名表示の領域に、新たに強調表示されるファイルアイコンの番号に対応するファイル番号とファイル名が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0105】
ステップ1918の処理の後、ステップ1919では、現在のファイル操作がファイルのロード操作であるか否かが判定される。
モード選択画面においてモード2が選択されることにより似顔絵データのロードを行わせるために図14のステップ1403又は図16のステップ1609でファイル操作画面が表示されている場合は、ステップ1919の判定がYESとなるため、ステップ1920〜1932が実行される。
【0106】
まず、ステップ1920では、現在強調表示されているファイルアイコンの位置に似顔絵データのファイルが存在するか否かが判定される。
ステップ1920で現在強調表示されているファイルアイコンの位置に似顔絵データのファイルが存在しないと判定された場合には、ステップ1921で、ヘルパーのふきだしの表示が、図46(e) に示される内容に変更された後、図19のステップ1901のファイル操作画面の表示に戻る。この動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0107】
一方、ステップ1920で現在強調表示されているファイルアイコンの位置に似顔絵データのファイルが存在すると判定された場合は、ステップ1922で、ヘルパーのふきだしの表示が、図46(d) に示される内容に変更された後、ステップ1923で、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示される。ユーザは「はい」又は「いいえ」の何れかを選択することにより、ファイルのロード操作を実行するか取り消すかを選択できる。なお、初期状態においては、「はい」が強調表示されている。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0108】
確認答表示が表示された後のユーザによる「はい」又は「いいえ」の選択動作と確定動作は、ステップ1923に続くステップ1924〜1928の繰返しにおいて検出される。
【0109】
即ち、確認答表示が表示された後にユーザが図2の右スイッチ206又は左スイッチ205をONすると、ステップ1924又は1926の判定がYESとなり、ステップ1925又は1927で、「はい」又は「いいえ」の何れかのみの表示が強調表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上述の各表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。なお、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかを示す情報は、特には図示しないレジスタに設定されている。
【0110】
確認答表示が表示されている状態でユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ1928の判定がYESとなり、ステップ1929が実行される。
【0111】
ステップ1929においては、上記レジスタが参照されることにより、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかが判定される。
ステップ1929で「いいえ」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ1930で確認答表示が消去された後、図19のステップ1901の処理に戻って、ファイル操作画面の表示に戻る。
【0112】
ステップ1929で「はい」が強調表示されていると判定された場合は、ステップ1931で、CPU301は、プログラム/データROM307又はワークRAM308から、選択された強調表示中のファイルアイコンに対応する似顔絵の画像データのファイルを、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、データバス417、及びSRAMインタフェース部402又はDP−RAMインタフェース部403を介してSRAM303又はDP−RAM304の図7又は図8に示される各記憶領域に、ロードする。また、CPU301は、プログラム/データROM307から、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、及びデータバス417を介してオブジェクトアトリビュートメモリ部407に、SRAM303に転送される各オブジェクトの座標データを転送する(図9参照)。
【0113】
その後、基本システム画面の処理に移行する(ステップ1932)。ステップ1931から1932への移行は、図14のステップ1403から1404(図15のステップ1501)への移行、又は図16のステップ1609から1610への移行に対応している。
【0114】
後述するように基本システム画面からファイルのセーブ操作が選択されることにより図15のステップ1503でファイル操作画面が表示されている状態においてステップ1919で現在のファイル操作がファイルのセーブ操作であると判定された場合における図20のステップ1933〜1945の処理については、基本システム画面の処理の説明の後に説明する。
基本システム画面の処理フロー
図22〜図25は、図15のステップ1501として実行される基本システム画面の処理を示す動作フローチャートである。ユーザは、この基本システム画面を用いて、似顔絵を作成できると共に、本発明に特に関連する印刷処理などを実行することもできる。
【0115】
まず、ステップ2201で、基本システム画面が表示される。具体的には、図3のCPU301が、例えば垂直ブランク期間(図11参照)において、プログラム/データROM307から、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、データバス417、及びSRAMインタフェース部402を介してSRAM303の図7に示されるBG−B面の記憶領域に、基本システム画面のバックグラウンド画像データを転送する。また、SRAM303又はDP−RAM304の図7又は図8に示される各記憶領域及び図4のVDP302内のオブジェクトアトリビュートメモリ部407には、図18のステップ1721又は図20のステップ1931において、似顔絵の画像データがロードされている。この結果、図4に示される構成を有するVDP302が、前述したようにして、SRAM303及びDP−RAM304上の上記各記憶領域に転送された基本システム画面用の画像データと似顔絵の画像データを図3のテレビ311に重ねて表示する。
【0116】
基本システム画面としては、図41に示されるように、似顔絵作成時にユーザに似顔絵のパーツを選択させるための7つの選択アイコンと、現在選択されている選択アイコンを示す選択中カーソルと、上下矢印と、現在選択されている選択アイコンに対応するパーツの絵を表示するパーツ種アイコンと、5種類のコマンドアイコンと、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示と、説明を表示するふきだしと人形の絵からなるヘルパーが表示される。ヘルパーのふきだしの初期表示としては、図47(a) に示される内容が表示される。また、図41の確認答表示は、初期状態においては表示されない。
【0117】
ユーザが図2のSELスイッチ201をONすると、ステップ2202の判定がYESとなって、ステップ2203において、SELレジスタの値が1と0とで交互に反転される。
【0118】
SELレジスタの値が1となった場合には、次にステップ2201が実行されるときに、図41のコマンドアイコンの何れかが強調表示される。この一方、SELレジスタの値が0となった場合には、次にステップ2201が実行されるときに、図41の選択アイコンの何れかの上に位置する選択中カーソルが強調表示される。
【0119】
以下に、まず、選択アイコンに関する操作について説明する。
図41の何れかの選択アイコン上の選択中カーソルが強調表示されているとき(SELレジスタの値が0のとき)に、ユーザが図2の右スイッチ206又は左スイッチ205の何れかをONすると、ステップ2204の判定がNO、それに続く図23のステップ2218の判定がNOとなって、ステップ2219〜2230、及び図24のステップ2231、2232が実行される。
【0120】
これらの一連の処理においては、特には図示しない2つのレジスタに設定される階層番号と選択アイコン番号の値が制御される。今、図22のステップ2201が実行されるときに、選択中カーソルは、上述のレジスタの1つに設定される選択アイコン番号に対応する選択アイコン上に配置される。また、7つの選択アイコンの各内容としては、上述のレジスタの1つに設定される階層番号に応じた種類の内容が表示される。階層番号の値が小さいほど、上位階層に割り当てられている選択アイコンが表示される。そして、選択アイコンとしては、例えば階層番号が0(最上階層)である場合には、「髪」、「目」、「まゆ毛」、「鼻」、「口」、「りんかく」、「ふきだし」といったパーツの大分類が表示され、例えば階層番号が1になると、選択中カーソルが位置する選択アイコンで示されるパーツのカテゴリーを更に分類したパーツが表示され、階層番号が順次増加するに従って、選択中カーソルが位置する選択アイコンで示されるパーツのカテゴリーを更に詳細に分類したパーツが表示されてゆく。ユーザは、上述の階層番号と選択アイコン番号に基づく表示を、図2の上下左右スイッチ203〜206によって自由に制御することができ、所望の位置で図2のENTERスイッチ202をONすることによりその時点で選択中カーソルが位置する選択アイコンの画像データを似顔絵の画像データとして選択することができる。
【0121】
まず、ステップ2219では、図2の右スイッチ206がONされたか否かが判定される。
右スイッチ206がONされステップ2219の判定がYESなら、特には図示しないレジスタに設定される選択アイコン番号が7になっておらず次のステップ2221の判定がNOである場合は、ステップ2222で、上記レジスタに設定されている選択アイコン番号の値が+1だけインクリメントされる。その後、図24のステップ2231で、選択中カーソルの位置が、現在それが位置する選択アイコンからその1つ右の選択アイコンに移動させられる。この動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−B面の記憶領域に、上述の表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。選択アイコン番号が7になっておりステップ2221の判定がYESである場合には、ステップ2223で、特には図示しないレジスタに設定される階層番号が+1だけインクリメントされると共に、前記レジスタに設定されている選択アイコン番号の値が1にセットされる。ここで、上記レジスタに設定された階層番号が最下層に対応する番号を超えた場合には、ステップ2224の判定がYESとなり、ステップ2225で、上記レジスタに設定されている階層番号の値が最上階層を示す値0にリセットされる。その後、ステップ2230で、図41の選択アイコンの表示内容が上記レジスタに設定された階層番号に対応する表示内容に変更され、図24のステップ2231で、選択中カーソルの位置が、前記レジスタに設定された選択アイコン番号=1に対応する左端の選択アイコンに移動させられる。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される
一方、左スイッチ205がONされステップ2219の判定がNO、ステップ2220の判定がYESとなると、前記レジスタに設定される選択アイコン番号が1になっておらず次のステップ2226の判定がNOである場合は、ステップ2227で、上記レジスタに設定されている選択アイコン番号の値が−1だけデクリメントされる。その後、図24のステップ2231で、選択中カーソルの位置が、現在それが位置する選択アイコンからその1つ左の選択アイコンに移動させられる。選択アイコン番号が1になっておりステップ2226の判定がYESである場合には、更に前記レジスタに設定されている階層番号の値が最上階層に対応する値0ではなくステップ2228の判定がNOである場合に、前記レジスタに設定される階層番号が−1だけデクリメントされると共に、前記レジスタに設定されている選択アイコン番号の値が7にセットされる。その後、ステップ2230で、図41の選択アイコンの表示内容が上記レジスタに設定された階層番号に対応する表示内容に変更され、図24のステップ2231で、選択中カーソルの位置が、前記レジスタに設定された選択アイコン番号=7に対応する右端の選択アイコンに移動させられる。
【0122】
次に、図41の何れかの選択アイコン上の選択中カーソルが強調表示されているとき(SELレジスタの値が0のとき)に、ユーザが図2の上下スイッチ203又は204をONすると、図22のステップ2204の判定がYES、ステップ2205の判定がNOとなって、それに続く図25のステップ2242〜2248の処理が実行される。
【0123】
まず、ステップ2242では、図2の上スイッチ203がONされたか否かが判定される。
上スイッチ203がONされステップ2242の判定がYESなら、前記レジスタに設定される階層番号が0になっておらず次のステップ2246の判定がNOである場合に、ステップ2247で、上記レジスタに設定されている階層番号の値が−1だけデクリメントされる。階層番号が0になっておりステップ2246の判定がYESである場合には、ステップ2247は実行されずレジスタの値はインクリメントされない。
【0124】
一方、下スイッチ204がONされステップ2242の判定がNOなら、上記レジスタに設定された階層番号が最下層に対応する番号になっておらずステップ2243の判定がNOである場合に、ステップ2244で、上記レジスタに設定されている階層番号の値が+1だけインクリメントされる。階層番号が最下層に対応する番号になっておりステップ2243の判定がYESである場合には、ステップ2245で、上記レジスタに設定される階層番号の値が最上層を示す値0にリセットされる。
【0125】
以上のステップ2242〜2247の処理の後、ステップ2248で、図41の選択アイコンの表示内容が上記レジスタに設定された階層番号に対応する表示内容に変更される。この動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される
続いて、図41の何れかの選択アイコン上の選択中カーソルが強調表示されているとき(SELレジスタの値が0のとき)に、ユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、図22のステップ2204の判定がNO、それに続く図23のステップ2218、2219、及び2220の判定がそれぞれNOとなり、更にそれに続く図24のステップ2232の判定がYESとなる。或いは、図22のステップ2204の判定がNO、それに続く図23のステップ2219又はステップ2220の判定がYESとなり、図23のステップ2221〜2230の処理が実行された後に、それに続く図24のステップ2232の判定がYESとなる。
【0126】
そして、ステップ2233で、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示される。ユーザは「はい」又は「いいえ」の何れかを選択することにより、選択中カーソルが位置する選択アイコンを似顔絵の画像データとして採用するか取り消すかを選択できる。なお、初期状態においては、「はい」が強調表示されている。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0127】
確認答表示が表示された後のユーザによる「はい」又は「いいえ」の選択動作と確定動作は、ステップ2233に続くステップ2234〜2238の繰返しにおいて検出される。
【0128】
即ち、確認答表示が表示された後にユーザが図2の右スイッチ206又は左スイッチ205をONすると、ステップ2234又は2236の判定がYESとなり、ステップ2235又は2237で、「はい」又は「いいえ」の何れかのみの表示が強調表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−B面の記憶領域に、上述の各表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。なお、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかを示す情報は、特には図示しないレジスタに設定されている。
【0129】
確認答表示が表示されている状態でユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ2238の判定がYESとなり、ステップ2239が実行される。
【0130】
ステップ2239においては、上記レジスタが参照されることにより、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかが判定される。
ステップ2239で「いいえ」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ2240で確認答表示が消去された後、図22のステップ2201の処理に戻って、基本システム画面の表示に戻る。
【0131】
ステップ2239で「はい」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ2241で、CPU301は、プログラム/データROM307から、選択中カーソルが位置する選択アイコンに対応する似顔絵の画像データのファイルを、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、データバス417、及びSRAMインタフェース部402又はDP−RAMインタフェース部403を介してSRAM303又はDP−RAM304の図7又は図8に示される各記憶領域に、ロードする。加えて、CPU301は、プログラム/データROM307から、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、及びデータバス417を介してオブジェクトアトリビュートメモリ部407に、SRAM303に転送される各オブジェクトの予め設定された座標データを転送する(図9参照)。そして、ステップ2240で確認答表示が消去された後に、図22のステップ2201の処理に戻り、基本システム画面の表示に戻る。この操作により、ユーザが選択した選択アイコンの画像データが作成中の似顔絵に反映されることになる。
【0132】
次に、コマンドアイコンに関する操作について説明する。
図41のコマンドアイコンの何れかが強調表示されているとき(SELレジスタの値が1のとき)に、ユーザが図2の上下スイッチ203又は204をONすると、図22のステップ2204及びステップ2205の判定がYESとなり、ステップ2206〜2211の処理が実行される。
【0133】
まず、ステップ2206では、図2の上スイッチ203がONされたか否かが判定される。
上スイッチ203がONされステップ2206の判定がYESなら、特には図示しないレジスタに設定されるコマンドアイコン番号が5になっておらず次のステップ2207の判定がNOである場合に、ステップ2208で、上記レジスタに設定されているコマンドアイコン番号の値が+1だけインクリメントされる。コマンドアイコン番号が5になっておりステップ2207の判定がYESである場合には、ステップ2208は実行されずレジスタの値はインクリメントされない。
【0134】
一方、下スイッチ204がONされステップ2206の判定がNOなら、上記レジスタに設定されるコマンドアイコン番号が1になっておらずステップ2209の判定がNOである場合に、ステップ2210で、上記レジスタに設定されているコマンドアイコン番号の値が−1だけデクリメントされる。コマンドアイコン番号が1になっておりステップ2209の判定がYESである場合には、ステップ2210は実行されずレジスタの値はデクリメントされない。
【0135】
以上のステップ2206〜2210の処理の後、ユーザが図2のENTERスイッチ202をONしていなければステップ2211の判定がNOとなり、次にステップ2201が実行されるときに、図41の5種類のコマンドアイコンのうち前記レジスタに設定されているコマンドアイコン番号に対応するコマンドアイコンのみが強調表示される。なお、図41の「プレビュー」のコマンドアイコンが強調表示される場合には、ヘルパーのふきだしの表示としては、図47(b) に示される内容が表示される。また、図41の「モード選択画面に戻る」アイコンが強調表示される場合には、ヘルパーのふきだしの表示としては、図47(c) に示される内容が表示される。以上の動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0136】
図41に示されるコマンドアイコンの何れかが強調表示されているとき(SELレジスタの値が1のとき)に、ユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ2204の判定がNO、それに続く図23のステップ2218の判定がYESとなり、更にそれに続く図22のステップ2211の判定がYESとなる。或いは、図22のステップ2204及び2205の判定がYESとなり、ステップ2206〜2210の処理が実行された後に、ステップ2211の判定がYESとなる。
【0137】
ステップ2211の判定がYESとなった後、ステップ2212では、前記レジスタに設定されているコマンドアイコン番号の値が判定される。
ステップ2212においてコマンドアイコン番号の値が1であると判定された場合、即ち、「最上階層に移動」アイコンが強調表示されているときにユーザが図2のENTERスイッチ202をONした場合には、ステップ2213で、前述した特には図示しないレジスタに設定されている階層番号の値が最上階層を示す値0にリセットされる。この結果、続いて実行される図22のステップ2201において、図41の選択アイコンの表示内容が上記レジスタに設定された階層番号=0に対応する最上階層の表示内容に変更される。この動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。このようにしてユーザは、「最上階層に移動」アイコンを選択し実行させることによって、選択アイコンの内容を瞬時に最上階層の表示内容に変更することができる。
【0138】
ステップ2212においてコマンドアイコン番号の値が2であると判定された場合、即ち、「プレビュー」アイコンが強調表示されているときにユーザが図2のENTERスイッチ202をONした場合には、ステップ2214で、アイコンの消去処理が実行される。この処理においては、基本システム画面に表示されている選択アイコン、選択中カーソル、コマンドアイコン、パーツ種アイコン、及び確認答表示などの表示が消去させられる。具体的には、CPU301がSRAM303の図7に示されるBG−B面の記憶領域に記憶されている基本システム画面を構成する上記アイコン等のバックグラウンド画像データを削除する。なお、ヘルパーは、ユーザが選択アイコンにおいてせりふの作成を選択し、後述する文字入力画面の処理によってせりふを作成している場合には、消去されない。このようにしてユーザは、「プレビュー」アイコンを選択し実行させることにより、作成中の似顔絵をプレビューすることができる。
【0139】
ステップ2212においてコマンドアイコン番号の値が3であると判定された場合、即ち、「プリント開始」アイコンが強調表示されているときにユーザが図2のENTERスイッチ202をONした場合には、ステップ2215で、印刷処理が実行される。この処理は、本発明に特に関連するものであり、図29〜図35の動作フローチャートを用いて後述する。
【0140】
ステップ2212においてコマンドアイコン番号の値が4であると判定された場合、即ち、「セーブ」アイコンが強調表示されているときにユーザが図2のENTERスイッチ202をONした場合は、ステップ2216で、セーブされるファイル名を入力するための文字入力画面の処理が実行される。この処理については、図26〜図28の動作フローチャートを用いて後述する。そして、文字入力処理が終了した後に、ファイル操作画面の処理が実行される。なお、文字入力画面の処理は、ユーザが選択アイコンにおいてせりふの作成を選択した場合においても、ユーザにふきだし中のせりふを入力させるために起動される(図15のステップ1501→1504)。この場合の文字入力画面の処理についても、図26〜図28の動作フローチャートを用いて後述する。
【0141】
ステップ2212においてコマンドアイコン番号の値が5であると判定された場合、即ち、「モード選択画面に戻る」アイコンが強調表示されているときにユーザが図2のENTERスイッチ202をONした場合には、ステップ2217で、モード選択画面に戻るための処理が実行される。この処理の詳細は省略するが、例えばヘルパーのふきだしの表示が図47(d) に示される内容に変化すると共に、図41に示される確認答表示が表示され、ユーザが「はい」を選択した場合に、図3のテレビ311での表示が、図14のステップ1404又は図16のステップ1610の似顔絵作成モードにおける基本システム画面の表示から図14のステップ1401又は図16のステップ1601のモード選択画面の表示に変化し、ユーザが「いいえ」を選択した場合には、基本システム画面の表示に戻るような制御が行われる。
文字入力画面の処理フロー
図26〜図28は、図15のステップ1502等として実行される文字入力画面の処理を示す動作フローチャートである。ユーザは、文字入力画面において、セーブするファイル名を入力し、或いは、ふきだしにせりふを入力することができる。
【0142】
前述のように、図41に示される基本システム画面がテレビ311に表示され「セーブ」アイコンが強調表示されているときにユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、図15のステップ1502の処理又は図22のステップ2216の処理として、図26〜図28の動作フローチャートで示されるファイル名の入力のための文字入力画面の処理が実行される。また、基本システム画面においてせりふの作成を示す選択アイコンが強調表示されているときにユーザが図2のENTERスイッチ202をONした場合にも、図15のステップ1504の処理として、図26〜図28の動作フローチャートで示されるふきだしのせりふの作成のための文字入力画面の処理が実行される。
【0143】
図26のステップ2601〜2604→2605又は2617〜2619の繰返しでは、ユーザが図2又は図3のコントロールパッド313においてONしたSELスイッチ201、ENTERスイッチ202、又は上下左右スイッチ203〜206に対応する処理が実行される。
【0144】
まず、ステップ2601で、文字入力画面が表示される。具体的には、図3のCPU301が、例えば垂直ブランク期間(図11参照)において、プログラム/データROM307から、図4のCPUインタフェース部401、アドレスバス416、データバス417、及びSRAMインタフェース部402を介してSRAM303の図7に示されるBG−A面及びBG−B面の各記憶領域に、文字入力画面用のバックグラウンド画像データを転送する。この結果、図4に示される構成を有するVDP302が、前述したようにして、SRAM303上の上記各記憶領域に転送された文字入力画面用の画像データを図3のテレビ311に表示する。
【0145】
文字入力画面としては、図42又は図43に示されるように、ユーザに文字を選択させるための110キャラクタ分の文字が表示される文字表示部分、ユーザによって入力された文字が表示される文字入力エリア、説明を表示するふきだしと人形の絵からなるヘルパーと、文字入力画面の処理の取消しを指示する戻るアイコンと、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示される。セーブされるファイル名の入力のために基本システム画面上の「セーブ」アイコンが選択されて文字入力画面が表示される場合には、ヘルパーのふきだしの初期表示として、図48(a) に示される内容が表示される。一方、せりふの入力のために基本システム画面上のせりふの作成を示す選択アイコンが選択されて文字入力画面が表示される場合には、ヘルパーのふきだしの初期表示として、図48(b) に示される内容が表示される。また、図43の確認答表示は、初期状態においては表示されない。
【0146】
ユーザが図2のSELスイッチ201をONすると、ステップ2602の判定がYESとなって、ステップ2603において、SELレジスタの値が1と0とで交互に反転される。
【0147】
ステップ2604においては、SELレジスタの値が1であるか否かが判定される。
SELレジスタの値が1でステップ2604の判定がYESの場合には、図2のENTERスイッチ202がONされていなければステップ2605の判定がNOとなった後、次にステップ2601が実行されるときに、図42の戻るアイコンが強調表示される。また、ヘルパーのふきだしの表示として、図48(c) に示される内容が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0148】
一方、SELレジスタの値が0でステップ2604の判定がNOの場合は、図2の上下左右スイッチ203〜206及びENTERスイッチ202がONされていなければ図27のステップ2617及び2619の判定がNOとなった後、次に図26のステップ2601が実行されるときに、図42の文字表示部分内の何れかの文字が強調表示される。また、セーブされるファイル名の入力のために基本システム画面上の「セーブ」アイコンが選択されて文字入力画面が表示される場合には、ヘルパーのふきだしの表示として、図48(a) に示される内容が表示される。一方、せりふの入力のために基本システム画面上のせりふの作成を示す選択アイコンが選択されて文字入力画面が表示される場合は、ヘルパーのふきだしの表示として、図48(b) に示される内容が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0149】
上述したように、ユーザは、文字入力画面において図2のSELスイッチ201をONする毎に、戻るアイコンと文字表示部分とを交互に選択することができる。
【0150】
図42の戻るアイコンが強調表示されているとき(SELレジスタの値が1のとき)に、ユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ2605の判定がYESとなって、ステップ2606で、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示される(図43)。ユーザは「はい」又は「いいえ」の何れかを選択することによって、文字入力画面の処理を取り消すか否かを選択できる。なお、初期状態においては、「いいえ」が強調表示されている。また、ヘルパーのふきだしの表示として、図48(c) に示される内容が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0151】
確認答表示が表示された後のユーザによる「はい」又は「いいえ」の選択動作と確定動作は、ステップ2606に続くステップ2607〜2611の繰返しにおいて検出される。
【0152】
即ち、確認答表示が表示された後にユーザが図2の右スイッチ206又は左スイッチ205をONすると、ステップ2607又は2609の判定がYESとなり、ステップ2608又は2610で、「はい」又は「いいえ」の何れかのみの表示が強調表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上述の各表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。なお、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかを示す情報は、特には図示しないレジスタに設定されている。
【0153】
確認答表示が表示されている状態でユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ2611の判定がYESとなり、ステップ2612が実行される。
【0154】
ステップ2612においては、上記レジスタが参照されることにより、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかが判定される。
ステップ2612で「いいえ」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ2613で確認答表示が消去された後、ステップ2601の文字入力画面の表示に戻る。
【0155】
ステップ2612で「はい」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ2614で、図42の文字入力画面の文字入力エリアの表示内容に対応する図3のワークRAM308上の入力文字データが消去され、ステップ2615で、確認答表示が消去された後、ステップ2616で、基本システム画面の処理に制御が戻される(図15のステップ1502→1501)。
【0156】
図42の文字表示部分の何れかの文字が強調表示されているとき(SELレジスタの値が0のとき)に、ユーザが図2の上下左右スイッチ203〜206の何れかをONした場合には、図27のステップ2617の判定がYESとなり、ステップ2618で、文字表示部分内の強調表示される文字が現在強調表示されている文字からONされたスイッチに応じた方向の隣の文字に変更される。この動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0157】
図42の文字表示部分の何れかの文字が強調表示されているとき(SELレジスタの値が0のとき)に、ユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ2619の判定がYESとなって、ステップ2620で、ENTERスイッチ202がONされたときに文字表示部分において強調表示されていた文字が「おわり」を示す文字であるか否かが判定される。「おわり」を示す文字は、文字入力の終了を指示するための制御文字である。
【0158】
ENTERスイッチ202がONされたときに文字表示部分において強調表示されていた文字が「おわり」を示す文字ではなくステップ2620の判定がNOならば、図28のステップ2634で、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示される(図43)。ユーザは「はい」又は「いいえ」の何れかを選択することにより、ENTERスイッチ202をONしたときに文字表示部分で強調表示されていた文字を採用するか否かを選択できる。なお、初期状態においては、「はい」が強調表示されている。また、ヘルパーのふきだしの表示として、図48(d) に示される内容が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0159】
確認答表示が表示された後のユーザによる「はい」又は「いいえ」の選択動作と確定動作は、ステップ2634に続くステップ2635〜2639の繰返しにおいて検出される。
【0160】
即ち、確認答表示が表示された後にユーザが図2の右スイッチ206又は左スイッチ205をONすると、ステップ2635又は2637の判定がYESとなり、ステップ2636又は2638で、「はい」又は「いいえ」の何れかのみの表示が強調表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上述の各表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。なお、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかを示す情報は、特には図示しないレジスタに設定されている。
【0161】
確認答表示が表示されている状態でユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ2639の判定がYESとなり、ステップ2640が実行される。
【0162】
ステップ2640においては、上記レジスタが参照されることにより、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかが判定される。
ステップ2640で「はい」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ2641で、文字表示部分において強調表示されている文字に対応するデータがワークRAM308に記憶され、ステップ2642で確認答表示が消去された後、ステップ2601の文字入力画面の表示に戻る。この結果、ステップ2601が実行されることにより、新たに入力された文字が図42の文字入力エリアの表示に反映される。
【0163】
ステップ2612で「いいえ」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ2641は実行されずに、ステップ2642で確認答表示が消去された後、ステップ2601の文字入力画面の表示に戻る。
【0164】
一方、ユーザによって図2のENTERスイッチ202がONされたときに文字表示部分において強調表示されていた文字が「おわり」を示す文字でステップ2620の判定がYESとなる場合は、図27のステップ2621で、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示される(図43)。ユーザは「はい」又は「いいえ」の何れかを選択することにより、文字入力を終了させるか否かを選択することができる。なお、初期状態では、「はい」が強調表示されている。また、ヘルパーのふきだしの表示として、図48(d) に示される内容が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0165】
確認答表示が表示された後のユーザによる「はい」又は「いいえ」の選択動作と確定動作は、ステップ2621に続くステップ2622〜2626の繰返しにおいて検出される。
【0166】
即ち、確認答表示が表示された後にユーザが図2の右スイッチ206又は左スイッチ205をONすると、ステップ2622又は2624の判定がYESとなり、ステップ2623又は2625で、「はい」又は「いいえ」の何れかのみの表示が強調表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上述の各表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。なお、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかを示す情報は、特には図示しないレジスタに設定されている。
【0167】
確認答表示が表示されている状態でユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ2626の判定がYESとなり、ステップ2627が実行される。
【0168】
ステップ2627においては、上記レジスタが参照されることにより、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかが判定される。
ステップ2627で「いいえ」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ2628で確認答表示が消去された後、ステップ2601の文字入力画面の表示に戻る。
【0169】
ステップ2627で「はい」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ2629で、現在の文字入力操作がセーブされるファイルの名前を入力するためのものであるか否かが判定される。この判定は、特には図示しないレジスタの内容を判定する動作として実現される。即ち、ユーザが、セーブされるファイルの名前の入力のための文字入力画面の処理を実行させるために、図41の基本システム画面の「セーブ」アイコンが強調表示されているときに図2のENTERスイッチ202をONした場合には、上記レジスタにファイルセーブを示すフラグがセットされる。一方、ユーザが、ふきだしのせりふの作成のための文字入力画面の処理を実行させるために、基本システム画面においてせりふの作成を示す選択アイコンが強調表示されているときにENTERスイッチ202をONした場合には、上記レジスタにファイルセーブを示すフラグはセットされない。ステップ2627では、このレジスタの内容が判定される。
【0170】
現在の文字入力操作がセーブされるファイルの名前を入力するためのものであってステップ2627の判定がYESの場合には、ステップ2630で、図42の文字入力エリアの表示内容に対応する入力文字データがセーブファイル名としてワークRAM308に記憶された後、ステップ2631で、ファイル操作画面の処理に制御が移される(図15のステップ1502→1503)。
【0171】
一方、現在の文字入力操作がふきだしのせりふの作成のためのものであってステップ2627の判定がNOの場合には、ステップ2632で、図42の文字入力エリアの表示内容に対応する入力文字データがせりふとしてワークRAM308に記憶された後、ステップ2633で、基本システム画面の処理に制御が戻される(図15のステップ1504→1501)。この結果、ユーザは、図41の基本システム画面における選択アイコンの操作によって、入力したせりふをヘルパーのふきだしとして、似顔絵と共に自由に表示させることができる。
ファイル操作画面の処理フロー(セーブ)
上述の図27のステップ2631の処理によって起動されるファイル操作画面の処理は、前述した図19〜図21の動作フローチャートによって示される。
【0172】
まず、図40に示されるファイル操作画面において、警告らんには、図49の(a) に示される内容が表示される。この表示において、「********」には、前述した図27のステップ2630の処理によってワークRAM308にセーブファイル名として記憶された入力文字データの内容が表示される。また、ヘルパーのふきだしの初期表示として、図46(b) に示される内容が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0173】
そして、前述したようにして図40の#1〜#16のファイルアイコンの何れかが強調表示されているとき(SELレジスタの値が0のとき)に、ユーザが図2の上下左右スイッチ203〜206の何れかをONした場合には、図20のステップ1917の判定がYESとなり、ステップ1918で、強調表示されるファイルアイコンが現在強調表示されているファイルアイコンからONされたスイッチに応じた方向の隣のファイルアイコンに変更される。このとき同時に、図40の現在ファイル番号表示及びファイル名表示の領域に、新たに強調表示されるファイルアイコンの番号に対応するファイル番号とファイル名が表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0174】
ステップ1918の処理の後、ステップ1919の判定がNOとなることにより、図21のステップ1933〜1945が実行される。
まず、ステップ1933では、現在強調表示されているファイルアイコンに対応するファイルの種類が判定される。ファイルには、プリセットファイルとノーマルファイルがある。プリセットファイルは、予めプリセットされている似顔絵の画像データのファイルである。ノーマルファイルは、ユーザが作成し保存した似顔絵の画像データのファイルである。
【0175】
ステップ1933で、現在強調表示されているファイルアイコンに対応するファイルの種類がプリセットファイルであると判定された場合には、ステップ1934で、ヘルパーのふきだしの表示内容が図46(f) に示される表示内容に変更された後、図19のステップ1901のファイル操作画面の表示に戻る。この動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0176】
一方、ステップ1933で、現在強調表示されているファイルアイコンに対応するファイルの種類がノーマルファイルであると判定された場合は、ステップ1935で、ヘルパーのふきだしの表示内容が図46(g) に示される表示内容に変更されると共に、警告らんの表示内容が図49(b) に示される表示内容に変更された後、ステップ1936で、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示される。ユーザは「はい」又は「いいえ」の何れかを選択することにより、ファイルのセーブ操作を実行するか取り消すかを選択できる。なお、初期状態においては、「はい」が強調表示されている。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上記表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。
【0177】
確認答表示が表示された後のユーザによる「はい」又は「いいえ」の選択動作と確定動作は、ステップ1936に続くステップ1937〜1941の繰返しにおいて検出される。
【0178】
即ち、確認答表示が表示された後にユーザが図2の右スイッチ206又は左スイッチ205をONすると、ステップ1937又は1939の判定がYESとなり、ステップ1938又は1940で、「はい」又は「いいえ」の何れかのみの表示が強調表示される。これらの動作は、CPU301が、VDP302を介してSRAM303のBG−A面又はBG−B面の記憶領域に、上述の各表示に対応するバックグラウンド画像データを転送する動作として実現される。なお、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかを示す情報は、特には図示しないレジスタに設定されている。
【0179】
確認答表示が表示されている状態でユーザが図2のENTERスイッチ202をONすると、ステップ1941の判定がYESとなり、ステップ1942が実行される。
【0180】
ステップ1942においては、上記レジスタが参照されることにより、現在、「はい」又は「いいえ」のどちらが強調表示されているかが判定される。
ステップ1942で「いいえ」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ1943で確認答表示が消去された後、図19のステップ1901の処理に戻って、ファイル操作画面の表示に戻る。
【0181】
ステップ1942で「はい」が強調表示されていると判定された場合には、ステップ1944で、図3のSRAM303及びDP−RAM304の図7又は図8に示される各記憶領域に格納され図41の基本システム画面と共に表示されている今まで作成されていた似顔絵の画像データと、図4のVDP302内のオブジェクトアトリビュートメモリ部407に格納されていた座標データが、図3のワークRAM308に、選択された強調表示中のファイルアイコンに対応する似顔絵の画像データのファイルとしてセーブされる。
【0182】
その後、基本システム画面の処理に移行する(ステップ1945)。ステップ1944から1945への移行は、図15のステップ1503から1501への移行に対応している。
印刷の処理フロー
図29及び図30は、基本システム画面において実行される印刷処理を示す動作フローチャートである。図41に示される基本システム画面において「プリント開始」アイコンが強調表示されているときにユーザが図2のENTERスイッチ202をONした場合に、図22のステップ2215において、印刷処理が実行される。この印刷処理においては、基本システム画面のアイコン等が消去された状態で、似顔絵画像のみが印刷される。
【0183】
まず、図29のステップ2901では、本体のカセット部101(図1参照)に、印刷用紙のカセットが装着されているか否かがチェックされる。
その結果、エラーが発生している場合には、ステップ2902の判定がYESとなり、ステップ2903で、図41の基本システム画面に、カセットが装着されていない旨を示す図50(a) の表示内容を有するヘルパーのふきだしが例えば4秒間だけ表示された後に、図22のステップ2215の印刷処理を終了し、図22のステップ2201の基本システム画面の表示に戻る。
【0184】
エラーが発生していない場合には、ステップ2902の判定がNOとなり、ステップ2904で、図41の基本システム画面に、印刷開始を示す図50(b) の表示内容を有するヘルパーのふきだしが表示される。その後、ステップ2905において、図41の基本システム画面に、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示され、ユーザに選択を促す。この部分の処理は、例えば図24のステップ2233〜2239の一連の処理と同じ処理であり、ユーザは、図2の右スイッチ206又は左スイッチ205により、「はい」と「いいえ」の間で強調表示を交換することができ、図2のENTERスイッチ202により「はい」又は「いいえ」の確認答を選択できる。
【0185】
印刷開始を示す図50(b) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「いいえ」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、図22のステップ2215の印刷処理を終了して、図22のステップ2201の基本システム画面の表示に戻る。
【0186】
一方、印刷開始を示す図50(b) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「はい」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、ステップ2906において、図41の基本システム画面に、普通倍数(1倍)の印刷を確認する図50(c) の表示内容を有するヘルパーのふきだしが表示される。その後、ステップ2907において、図41の基本システム画面に再び、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示され、ユーザに選択を促す。
【0187】
普通倍数の印刷を確認する図50(c) のヘルパーのふきだしが表示され、ステップ2907による確認答表示において「いいえ」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、図30のステップ2908において、図41の基本システム画面に、4倍印刷を確認する図50(d) の表示内容を有するヘルパーのふきだしが表示される。その後、ステップ2909で、図41の基本システム画面に、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示され、ユーザに選択を促す。
【0188】
4倍印刷を確認する図50(d) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「いいえ」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、ステップ2910で、図41の基本システム画面に、16倍印刷を確認する図50(e) の表示内容を有するヘルパーのふきだしが表示される。その後、ステップ2911で、図41の基本システム画面に、再び、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示され、ユーザに選択を促す。
【0189】
16倍印刷を確認する図50(e) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「いいえ」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、ステップ2912において、図41の基本システム画面に、64倍印刷を確認する図50(f) の表示内容を有するヘルパーのふきだしが表示される。その後、ステップ2913で、図41の基本システム画面に再び、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示され、ユーザに選択を促す。
【0190】
64倍印刷を確認する図50(f) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「いいえ」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、図29のステップ2901の処理に戻る。
【0191】
各倍数の印刷を確認する図29のステップ2907、図30のステップ2909、2911、又は2929の何れかの確認答表示において「はい」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、図30のステップ2914で、各倍数に対応した枚数**の用紙が印刷されることを示す図51(g) の表示内容を示すヘルパーのふきだしが表示される。枚数**は、普通倍数の場合は1枚、4倍の場合は4枚、16倍の場合は16枚、64倍の場合は64枚である。その後、ステップ2915において、図41の基本システム画面に、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示され、ユーザに選択を促す。なお、各倍数に対応した枚数**は、特には図示しないレジスタに値nとして保持される。
【0192】
各倍数に対応した枚数**の用紙が印刷されることを示す図51(g) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「いいえ」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、図29のステップ2901の処理に戻る。
【0193】
一方、各倍数に対応した枚数**の用紙が印刷されることを示す図51(g) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「はい」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、まず、ステップ2916で、図10に示されるデータフォーマットを有するVDP302内の特には図示しない表示制御レジスタのBG−B面に対応するビット位置1に値0がセットされる。この結果、後述する画面抽出処理においては基本システム画面を構成するアイコン等が消去された状態で似顔絵の画像データのみが抽出され、その画像データが印刷されることになる。
【0194】
続いて、ステップ2917で、後述する図31〜図33の動作フローチャートで示される印刷実行処理が開始される。
印刷実行処理が終了すると、ステップ2918で、前記表示制御レジスタのBG−B面に対応するビット位置1の値が値1に復元される。この結果、表示画面上における基本システム画面を構成するアイコン等の表示が復元される。
【0195】
ステップ2918の処理の後、図22のステップ2201の基本システム画面の表示に戻る。
図31〜図33は、図29のステップ2917で実行される印刷実行処理の動作フローチャートである。
【0196】
まず、ステップ3101で、画面抽出処理が実行される。この処理の詳細については図35の動作フローチャートを用いて後述するが、この処理が実行されることにより、図3のVDP302内の図4に示されるカラールックアップテーブル部409から出力される図3のテレビ311に表示される1画面分のRGBデジタルデータが、図3のVDP302内の図4に示されるRGBバッファ部415を介して、ワークRAM308内の原画像エリアAに転送される。
【0197】
次に、前述した印刷処理において、ユーザが、図29のステップ2907による確認答表示において「はい」が強調表示されているときに図2のENTERスイッチ202をONすることにより、普通倍数の印刷を指定した場合には、図31のステップ3102、図32のステップ3108、及び図33のステップ3118のそれぞれの判定がNOとなって、ステップ3130と3131が実行される。
【0198】
まず、ステップ3130では、残り紙チェック処理が実行される。この処理の詳細については図34の動作フローチャートを用いて後述する。
残り紙チェック処理によるチェック結果がOKとなった場合には、ステップ3131で、実際に図3のプリンタ部312が駆動され、図3のワークRAM308の原画像エリアAに転送された、現在テレビ311に表示されている1画面分の画像が1枚の用紙に印刷される。
【0199】
その後、図30のステップ2917の印刷実行処理を終了する。
前述した印刷処理において、ユーザが、図30のステップ2909による確認答表示において「はい」が強調表示されているときに図2のENTERスイッチ202をONすることにより、4倍印刷を指定した場合には、図31のステップ3101で画面抽出処理が実行された後、ステップ3102の判定がYESとなって、ステップ3103〜3107が実行される。
【0200】
まず、ステップ3103においては、ワークRAM308内の原画像エリアAを1/4に等分割した1つの領域から、ワークRAM308内の1画面分の記憶容量を有する画像エリアBに、画像データが単純に4倍に拡大されながら転送される。
【0201】
次に、ステップ3104では、画像エリアBに転送された画像データに対し、所定のスムージング処理が実行される。このスムージング処理は、本発明には特には関連しないため省略するが、画像エリアB上の画像データによって表現される画像において、拡大によって階段状になった斜線部分を補正するようなスムージング処理が実行される。
【0202】
続いて、ステップ3105では、残り紙チェック処理が実行される。この処理の詳細については図34の動作フローチャートを用いて後述する。
残り紙チェック処理によるチェック結果がOKとなった場合には、ステップ3106で、実際に図3のプリンタ部312が駆動され、図3のワークRAM308の画像エリアBに転送された、現在テレビ311に表示されている1画面分の画像の1/4の領域が4倍に拡大されて1枚の用紙に印刷される。
【0203】
その後、ステップ3107で、4枚の用紙への印刷が終了したか否かが判定される。この判定がNOならば、ステップ3103に戻り、ワークRAM308内の原画像エリアAを1/4に等分割した他の1つの領域について、上述したステップ3103〜3106の処理が繰り返される。
【0204】
以上の印刷動作が4回繰り返されることにより、現在テレビ311に表示されている1画面分の画像が4倍に拡大されて4枚の用紙に印刷される。
その後、ステップ3107の判定がYESとなることにより、図30のステップ2917の印刷実行処理を終了する。
【0205】
前述した印刷処理において、ユーザが、図30のステップ2911による確認答表示において「はい」が強調表示されているときに図2のENTERスイッチ202をONすることにより、16倍印刷を指定した場合には、図31のステップ3101で画面抽出処理が実行された後、ステップ3102の判定がNO、それに続く図32のステップ3108の判定がYESとなって、ステップ3109〜3117が実行される。
【0206】
まず、ステップ3109においては、原画像エリアAを1/4に等分割した1つの領域から画像エリアBに、画像データが単純に4倍に拡大されながら転送される。
【0207】
次に、ステップ3110では、画像エリアBに転送された画像データに対し、図31のステップ3104と同様のスムージング処理が実行される。
続いて、ステップ3111〜ステップ3115では、原画像が格納されていた画像エリアAを使用しながら、前述の図31のステップ3103〜3107の4倍印刷動作と同様にして、画像エリアBを1/4に等分割した各領域から画像エリアAに画像データが単純に4倍に拡大されながら転送され印刷される動作が4回繰り返されることにより、現在テレビ311に表示されている1画面分の画像の1/16の領域の4領域分が16倍に拡大されて4枚の用紙に印刷される。
【0208】
ステップ3111〜ステップ3115の繰返し処理が4回終了すると、ステップ3116で、画面抽出処理が既に4回終了しているか否かが判定される。
ステップ3116の判定がNOなら、ステップ3117で、1画面分のRGBデジタルデータを図3のVDP302からワークRAM308内の原画像エリアAに転送し直す画面抽出処理が実行される。
【0209】
その後、ステップ3109で、原画像エリアAを1/4に等分割した未処理の他の1つの領域から画像エリアBに、画像データが単純に4倍に拡大されながら転送される。これ以降、上述したステップ3110〜3115の処理が再度実行されることによって、現在テレビ311に表示されている1画面分の画像の1/16の領域の他の4領域分が16倍に拡大されて4枚の用紙に印刷される。
【0210】
以上のステップ3109〜3117の処理が、ステップ3116で画面抽出処理が4回終了していると判定されるまで4回繰り返されることにより、現在テレビ311に表示されている1画面分の画像が16倍に拡大されて16枚の用紙に印刷される。
【0211】
前述した印刷処理において、ユーザが、図30のステップ2913による確認答表示において「はい」が強調表示されているときに図2のENTERスイッチ202をONすることにより、64倍印刷を指定した場合には、図31のステップ3101で画面抽出処理が実行された後、図31のステップ3102及び図32のステップ3108の判定がNO、それに続く図33のステップ3118の判定がYESとなって、ステップ3119〜3129が実行される。
【0212】
まず、ステップ3119においては、原画像エリアAを1/4に等分割した1つの領域から画像エリアBに、画像データが単純に4倍に拡大されながら転送される。
【0213】
次に、ステップ3120では、画像エリアBに転送された画像データに対し、図31のステップ3104と同様のスムージング処理が実行される。
続いて、ステップ3121においては、画像エリアBを1/4に等分割した1つの領域から今まで原画像が格納されていた画像エリアAに、画像データが単純に4倍に拡大されながら転送される。
【0214】
更に、ステップ3122では、画像エリアAに転送された画像データに対し、図31のステップ3104と同様のスムージング処理が実行される。
続いて、ステップ3123〜ステップ3127では、前述した図31のステップ3103〜3107の4倍印刷動作と同様にして、画像エリアAを1/4に等分割した各領域から画像エリアBに画像データが単純に4倍に拡大されながら転送され印刷される動作が4回繰り返されることにより、現在テレビ311に表示されている1画面分の画像の1/64の領域の4領域分が64倍に拡大されて4枚の用紙に印刷される。
【0215】
ステップ3123〜ステップ3127の繰返し処理が4回終了すると、ステップ3128で、画面抽出処理が既に16回終了しているか否かが判定される。
ステップ3128の判定がNOなら、ステップ3129で、1画面分のRGBデジタルデータを図3のVDP302からワークRAM308内の原画像エリアAに転送し直す画面抽出処理が実行される。
【0216】
その後、ステップ3119で、原画像エリアAを1/4に等分割した未処理の他の1つの領域から画像エリアBに、画像データが単純に4倍に拡大されながら転送され、その画像データに対してステップ3120でスムージング処理が実行される。続いて、ステップ3121で、画像エリアBを1/4に等分割した未処理の他の1つの領域から今まで原画像が格納されていた画像エリアAに、画像データが単純に4倍に拡大されながら転送され、その画像データに対してステップ3122でスムージング処理が実行される。これ以降、上述したステップ3123〜3127の処理が再度実行されることによって、現在テレビ311に表示されている1画面分の画像の1/64の領域の他の4領域分が64倍に拡大されて4枚の用紙に印刷される。
【0217】
以上のステップ3119〜3129の処理が、ステップ3128で画面抽出処理が16回終了していると判定されるまで16回繰り返されることにより、現在テレビ311に表示されている1画面分の画像が64倍に拡大されて64枚の用紙に印刷される。
【0218】
以上のように、本実施例では、ワークRAM308内のそれぞれ1画像分の記憶領域を有する2つの画像エリア間で画像データが交互に転送されながら印刷処理が繰り返し実行されることにより、2の巾乗倍の拡大印刷を少ないメモリ量で効率良く実行することができる。
【0219】
図34は、図31のステップ3105、図32のステップ3113、図33のステップ3125、又は図33のステップ3130として実行される残り紙チェック処理の動作フローチャートである。
【0220】
ステップ3401では、図30のステップ2914で図51(g) のヘルパーのふきだしが表示されると共に特には図示しないレジスタに上記各倍数に対応した枚数**が初期値として保持された値nを含む図51(h) の表示内容が、図41の基本システム画面に、ヘルパーのふきだしとして表示される。
【0221】
次に、ステップ3402で、用紙カセットの残り紙数がチェックされる。
続いて、ステップ3403では、上記レジスタの値nが−1だけデクリメントされる。
【0222】
ステップ3404では、ステップ3402の処理の結果、エラーが発生したか否かが判定される。
その結果、エラーが発生していないと判定された場合には、そのまま図34の残り紙チェック処理を終了する。
【0223】
一方、ステップ3404でエラーが発生したと判定された場合には、ステップ3405で、図41の基本システム画面に、用紙が無い旨を示す図50(i) の表示内容を有するヘルパーのふきだしが例えば4秒間だけ表示され、更に、用紙カセットを交換するか否かを問い合せる図50(j) の表示内容を有するヘルパーのふきだしが表示された後、ステップ2907において、図41の基本システム画面に、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示され、ユーザに選択を促す。
【0224】
図50(j) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「いいえ」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、ステップ3408で、図22のステップ2215の印刷処理を終了して、図22のステップ2201の基本システム画面の表示に戻る。
【0225】
図50(j) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「はい」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、ステップ3409で、用紙カセットの交換終了を確認する図50(k) の表示内容を有するヘルパーのふきだしが表示された後に、ステップ3410において、図41の基本システム画面に、「はい」「いいえ」の表示を含む確認答表示が表示され、ユーザに選択を促す。
【0226】
図50(k) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「いいえ」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、ステップ3406の表示処理に戻る。
【0227】
図50(k) のヘルパーのふきだしが表示され、確認答表示において「はい」が強調表示されているときにユーザがENTERスイッチ202をONすると、ステップ3411で、本体のカセット部101(図1参照)に、用紙カセットが装着されているか否かがチェックされる。
【0228】
その結果、エラーが発生していない場合には、ステップ3412の判定がNOとなり、図34の残り紙チェック処理を終了する。
一方、エラーが発生している場合には、ステップ3412の判定がYESとなり、ステップ3413で、図41の基本システム画面に、カセットが装着されていない旨を示す図50(a) の表示内容を有するヘルパーのふきだしが例えば4秒間だけ表示された後に、ステップ3409の表示処理に戻る。
【0229】
図35は、図3のCPU301が図31のステップ3101、図32のステップ3117、又は図33のステップ3129として実行する画面抽出処理の動作フローチャートである。ここでは、図3のVDP302内の図4に示されるカラールックアップテーブル部409から出力される図3のテレビ311に表示される1画面分のRGBデジタルデータが、図3のVDP302内の図4に示されるRGBバッファ部415を介して、ワークRAM308内の原画像エリアAに転送される。この場合に、RGBバッファ部415は、カラールックアップテーブル部409から出力されるRGBデジタルデータを、図3のテレビ311上の表示画面の1ライン分(256ドット分)だけ格納する容量を有する。
【0230】
ステップ3501では、画面表示タイミングが垂直ブランク期間(v#blank )に入ったか否かが判定され、この判定がYESとなるまでステップ3501で待機状態となる。この判定は、図4のVDP302内のデコーダ部413から外部に出力される垂直同期カウンタ値1211の値が垂直表示期間に対応する値から垂直ブランク期間に対応する値に変化することを監視する動作として実現される(図11参照)。
【0231】
ステップ3501の判定がYESとなった後、垂直ブランク期間内において、ステップ3502〜3505が実行される。
ステップ3502では、特には図示しないレジスタに設定されるiの値が0にリセットされる。このレジスタ値iは、転送処理が行われる画面内のライン位置を指定し、垂直表示期間内の垂直同期カウンタ値1211に対応する。従って、ステップ3502によって設定されるレジスタ値iの初期値0は、画面の第1ライン目を指示している(図11参照)。
【0232】
ステップ3503では、レジスタ値iに対応する図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアA内のアドレスが算出される。この場合の算出値は、原画像エリアA内の先頭アドレスである。
【0233】
ステップ3504では、図3のCPU301から、図3のVDP302内に設けられている図4のCPUインタフェース部401を介して、図4のRGBバッファ部415内に設けられている図12のライン指定値レジスタ1213に、レジスタ値i=0がセットされる。
【0234】
また、ステップ3505では、図3のCPU301から、図3のVDP302内に設けられている図4のCPUインタフェース部401を介して、図4のRGBバッファ部415内に設けられている図12のアドレス制御部1202に、図12の格納開始信号1203がセット(通知)される。
【0235】
その後、ステップ3506では、画面表示タイミングが垂直ブランク期間を出たか否かが判定され、この判定がYESとなるまでステップ3506で待機状態となる。
【0236】
ステップ3506の判定がYESとなった後、更にステップ3507においては、画面表示タイミングが第1ライン目と第2ライン目の間の水平ブランク期間(h#blank )に入ったか否かが判定され、この判定がYESとなるまでステップ3507で待機状態となる。
【0237】
この待機状態の期間に、図3のVDP302内に設けられる図12の構成を有する図4のRGBバッファ部415内では、以下の処理が実行される。即ち、図12において、アドレス制御部1202は、CPU301から格納開始信号1203を受け取った後、ライン指定値レジスタ1213にセットされた第1ライン目を指示するCPUライン指定値1212と図4のデコーダ部413から出力される垂直同期カウンタ値1211が一致したことを示す一致信号1215が比較器1214から出力されるタイミングで、図4のデコーダ部413から出力される水平同期カウンタ値1204に対応するメモリアドレス1206と書込みを指示するリード/ライト信号1207のパルスを図13に示されるように順次発生し、RGBラインメモリ部1201に供給する。この結果、RGBラインメモリ部1201には、カラールックアップテーブル部409から入力される第1ライン目に対応する1ライン分(256ドット分)の入力RGBデータ1205が書き込まれる。
【0238】
ステップ3507の判定がYESとなった後、第1ライン目の水平ブランク期間において、ステップ3508〜3513が実行される。
ステップ3508では、図12のRGBラインメモリ部1201から図4のデータバス417を介して図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアAに、第1ライン目の出力RGBデータ1210(図12)が転送される。具体的には、図3のCPU301は、図12のアドレス制御部1202から図4のCPUインタフェース部401を介して格納終了信号1208を受け取った後に、図4のCPUインタフェース部401からアドレスバス416を介して、CPUアドレス1209をアドレス制御部1202に供給する。アドレス制御部1202は、CPUアドレス1209をそのままメモリアドレス1206としてRGBラインメモリ部1201に順次供給すると共に、読出しを指示するリード/ライト信号1207のパルスをRGBラインメモリ部1201に順次供給する。また、CPU301は、ワークRAM308に対しては、原画像エリアAのステップ3503(又は後述するステップ3511)で算出されたアドレスを、転送開始アドレスとしてセットする。
【0239】
ステップ3508の転送処理が終了した後、ステップ3509では、全ライン分の処理が終了したか否かが判定される。具体的には、レジスタ値iが224ライン目を示す値223になっているか否かが判定される。
【0240】
ステップ3509の判定がNOなら、ステップ3510でレジスタ値iが+1だけインクリメントされた後、ステップ3511でレジスタ値iに対応する図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアA内のアドレスが算出され、ステップ3512でステップ3504と同様に図12のライン指定値レジスタ1213にレジスタ値iがセットされ、ステップ3513でステップ3505と同様に図12のアドレス制御部1202に格納開始信号1203がセットされる。
【0241】
その後、ステップ3514においては、画面表示タイミングがレジスタ値iに対応するラインとその1つ前のラインの間の水平ブランク期間を出たか否かが判定され、この判定がYESとなるまでステップ3514で待機状態となる。
【0242】
ステップ3514の判定がYESとなった後、ステップ3507〜3514が繰り返し実行されることにより、図12のRGBラインメモリ部1201から図4のデータバス417を介して図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアAに、現在図3のテレビ311に表示されている画面の各ラインの出力RGBデータ1210(図12)が転送される。
【0243】
上述の動作が繰り返される結果、ステップ3509で全ライン分の処理が終了したと判定されたら、図35の画面抽出処理が終了する。
以上の画面抽出処理によって、テレビ311に表示されている1画面分の出力RGBデータ1210を、VDP302からワークRAM308内の原画像エリアに転送させることができる。
<第2の実施例の説明>
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第2の実施例では、前述した図12のRGBバッファ部415の構成と、図35の画面抽出処理が異なる。
【0244】
図52は、図4に示されるRGBバッファ部415の第2の実施例の構成図である。
この構成が前述した図12の構成と異なる点は、図12のRGBラインメモリ部1201が、図52の第2の実施例では、第1RGBラインメモリ部5201と第2RGBラインメモリ部5202に置き換わっている点である。第1RGBラインメモリ部5201の出力と第2RGBラインメモリ部5202の入力は、全ビットについてビット毎に並列に接続される。図52において図12の場合と同じ番号が付された部分は同じ機能を有する。
【0245】
図53は、図3のCPU301が図31のステップ3101、図32のステップ3117、又は図33のステップ3129として実行する画面抽出処理の第2の実施例の動作フローチャートである。この動作フローチャートが前述した図35の動作フローチャートと異なる点は、以下の通りである。なお、図53において図35の場合と同じステップ番号が付された処理は同じ機能を有する。
【0246】
即ち、始めに、図35のステップ3503及びステップ3508の各処理は実行されない。
その代わりに、まず、水平ブランク期間に実行される図53のステップ5301において、図3のCPU301は、図52のアドレス制御部1202から図4のCPUインタフェース部401を介して格納終了信号1208を受け取った後に、図3のVDP302内に設けられている図4のCPUインタフェース部401を介して、図4のRGBバッファ部415内に設けられている図52のアドレス制御部1202に、図52の転送開始信号5203をセットする。この結果、アドレス制御部1202から第1RGBラインメモリ部5201及び第2RGBラインメモリ部5202に、図54(b) に示されるタイミングで、特には図示しないラッチ信号が出力される。これにより、現在の水平ブランク期間の直前の水平表示期間に図52の第1RGBラインメモリ部5201に格納されたRGBデータ(入力RGBデータ1205に対応)が、現在の水平ブランク期間の先頭に対応する図54(a) に示される水平同期カウンタ値1204のタイミングで、第2RGBラインメモリ部5202に並列に一度に転送される。
【0247】
次に、ステップ5302(図35のステップ3502に対応)で、レジスタ値iから−1した値に対応する図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアA内のアドレスが算出される。
【0248】
そして、次の水平表示期間において実行される図53のステップ5302で、第2RGBラインメモリ部5202に保持されている1つ前の水平表示期間に対応するラインのRGBデータが、図4のデータバス417を介して図3のワークRAM308内の前述の原画像エリアAに、出力RGBデータ1210として転送される。具体的には、図3のCPU301は、図4のCPUインタフェース部401からアドレスバス416を介して、CPUアドレス1209をアドレス制御部1202に供給する。アドレス制御部1202は、CPUアドレス1209をそのまま特には図示しないメモリアドレスとして第2RGBラインメモリ部5202に順次供給すると共に、特には図示しないリード信号のパルスを第2RGBラインメモリ部5202に順次供給する。また、CPU301は、ワークRAM308に対しては、原画像エリアAのステップ5302で算出されたアドレスを、転送開始アドレスとしてセットする。この転送開始アドレスは、ステップ5302の説明で前述したように、レジスタ値iから−1した値、即ち現在の水平表示期間の1つ前の水平表示期間に対応するアドレスである。
【0249】
この水平表示期間においては同時に、アドレス制御部1202は、CPU301から格納開始信号1203を受け取った後、ライン指定値レジスタ1213にセットされた各ラインを指示するCPUライン指定値1212と図4のデコーダ部413から出力される垂直同期カウンタ値1211が一致したことを示す一致信号1215が比較器1214から出力されるタイミングで、図4のデコーダ部413から出力される水平同期カウンタ値1204に対応するメモリアドレス1206と書込みを指示するリード/ライト信号1207のパルスを図13で前述したように順次発生し、第1RGBラインメモリ部5201に供給する。この結果、第1RGBラインメモリ部5201には、カラールックアップテーブル部409から入力される第1ライン目に対応する1ライン分(256ドット分)の入力RGBデータ1205が書き込まれる。
【0250】
また、図53のステップ5304では、最終ラインに対応するレジスタ値iに対応する図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアA内のアドレスが算出され、次のステップ5305で、第2RGBラインメモリ部5202に保持されている最終の水平表示期間に対応するラインのRGBデータが、図4のデータバス417を介して図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアAのステップ5304で算出された転送開始アドレス以降に、出力RGBデータ1210として転送される。
【0251】
以上の第2の実施例の動作により、水平ブランク期間内にVDP302からワークRAM308に1ライン分の出力RGBデータ1210を転送しきれないようなシステムにおいて、水平ブランク期間よりも長い水平表示期間を使ってVDP302からワークRAM308に1ライン分の出力RGBデータ1210を転送することができる。
<第3の実施例の説明>
次に、本発明の第3の実施例について説明する。第3の実施例は、第2の実施例の変形であり、前述した図52のRGBバッファ部415の細部の構成が異なる。第3の実施例における画面抽出処理の動作フローチャートは、第2の実施例に関する図53に示される動作フローチャートと同様である。
【0252】
図52の構成において、第3の実施例の構成が第2の実施例の構成と異なる点は、第1RGBラインメモリ部5201と第2RGBラインメモリ部5202とを接続するデータ線が、第2の実施例のように全ビットについてビット毎に並列に接続されるのではなく、例えば全ビットの1/4のビット毎に並列に接続される点である。
【0253】
図53の画面抽出処理においては、水平ブランク期間に実行されるステップ5301において、図3のCPU301から図52のアドレス制御部1202に転送開始信号5203がセットされた場合に、以下のような動作が実行される。即ち、アドレス制御部1202は、第1RGBラインメモリ部5201及び第2RGBラインメモリ部5202に対して、図54(b) に示されるただ1つのラッチ信号を出力するのではなく、図55(c) に示されるように例えば4つのラッチ信号を順次出力し、それに同期させて、図55(b) に示される4つのメモリアドレス値を順次出力する。
【0254】
この結果、アドレス制御部1202から指定されたメモリアドレスに対応する第1RGBラインメモリ部5201上のメモリ領域のRGBデータが、第2RGBラインメモリ部5202上の上記メモリ領域に、全ビットの1/4のビット毎に並列に転送される。
【0255】
以上の第3の実施例の構成により、第1RGBラインメモリ部5201と第2RGBラインメモリ部5202の間の入出力ビット幅を小さくすることができ、この部分のハードウエア規模を縮小させることができる。
<第4の実施例>
次に、本発明の第4の実施例について説明する。第4の実施例も、第2の実施例の変形である。
【0256】
図56は、図4に示されるRGBバッファ部415の第4の実施例の構成図である。図56の構成が図52の第2の実施例の構成と異なる点は、第1RGBラインメモリ部5201からも図4のデータバス417と同じデータ幅の出力線が出ており、データバス417の手前に、第1RGBラインメモリ部5201の出力と第2RGBラインメモリ部5202の出力とを選択するデータ切換部5601が設けられる点である。図56において図52の場合と同じ番号が付された部分は同じ機能を有する。
【0257】
そして、各水平ブランク期間において、CPU301は、まず、第1RGBラインメモリ部5201からRGBデータを読み出し、その水平ブランク期間内に読み出されなかった残りのRGBデータは第2RGBラインメモリ部5202に一度に転送される。そして、CPU301は、第2RGBラインメモリ部5202に転送された残りのRGBデータを、次の水平表示期間内に読み出す。
【0258】
図57は、図3のCPU301が図31のステップ3101、図32のステップ3117、又は図33のステップ3129として実行する画面抽出処理の第4の実施例の動作フローチャートである。この動作フローチャートが前述した図35の動作フローチャートと異なる点は、以下の通りである。なお、図57において図35の場合と同じステップ番号が付された処理は同じ機能を有する。
【0259】
即ち、始めに、図35のステップ3503の処理は実行されない。
一方、まず、水平ブランク期間に実行される図57のステップ5701において、図3のCPU301は、図56のアドレス制御部1202から図4のCPUインタフェース部401を介して格納終了信号1208を受け取った後に、ステップ5701でレジスタ値iに対応する図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアA内のアドレスを算出する。
【0260】
次に、ステップ5702(図35のステップ3508に対応)で、図56の第1RGBラインメモリ部5201から図4のデータバス417を介して図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアAに、各ラインの出力RGBデータ1210が転送される。具体的には、図3のCPU301は、図56のアドレス制御部1202から図4のCPUインタフェース部401を介して格納終了信号1208を受け取った後、図4のCPUインタフェース部401からアドレスバス416を介し、CPUアドレス1209を、図58(b) に示されるタイミングで、アドレス制御部1202に供給する。アドレス制御部1202は、CPUアドレス1209をそのままメモリアドレス1206として第1RGBラインメモリ部5201に順次供給すると共に、読出しを指示するリード/ライト信号1207のパルスを第1RGBラインメモリ部5201に順次供給し、更にデータ切換部5601に対して第1RGBラインメモリ部5201の出力を選択させる。また、CPU301は、ワークRAM308に対しては、原画像エリアAのステップ5701で算出されたアドレスを、転送開始アドレスとしてセットする。
【0261】
続いて、CPU301は、水平同期カウンタ値1204が図58(a) に示されるように水平ブランク期間の最終タイミングの1クロック前のタイミングに対応する値1FEh(hは16進数を示す)になった時点で、現在のラインに対応する第1RGBラインメモリ部5201からのRGBデータの読出しを打ち切り、ステップ5703で、図4のCPUインタフェース部401を介して図56のアドレス制御部1202に、転送開始信号5203をセットする。この結果、アドレス制御部1202から第1RGBラインメモリ部5201及び第2RGBラインメモリ部5202に、図58(d) に示されるタイミングで、特には図示しないラッチ信号が出力される。また、アドレス制御部1202は、第1RGBラインメモリ部5201に対し、第2RGBラインメモリ部5202に接続されている出力ゲートのうちステップ5702で転送されなかった残りのRGBデータに対応する出力ゲートを開かせる制御を行う。残りのRGBデータのアドレスは、現在CPU301からアドレス制御部1202部に入力しているCPUアドレス1209の値に基づいて判定できる。これによって、現在の水平ブランク期間の末尾に対応する水平同期カウンタ値1204のタイミングで、現在の水平ブランク期間の直前の水平表示期間に図52の第1RGBラインメモリ部5201に格納されたRGBデータ(入力RGBデータ1205に対応)のうち現在の水平ブランク期間にワークRAM308に転送しきれなかったRGBデータが、第2RGBラインメモリ部5202に並列に一度に転送される。
【0262】
次に、ステップ5704(図35のステップ3502に対応)で、レジスタ値iから−1した値に対応する図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアA内のアドレスが算出される。
【0263】
そして、次の水平表示期間において実行されるステップ5705で、第2RGBラインメモリ部5202に保持されている1つ前の水平表示期間に対応するラインの残りのRGBデータが、図4のデータバス417を介し図3のワークRAM308内の前述の原画像エリアAに、出力RGBデータ1210として転送される。具体的には、図3のCPU301は、図4のCPUインタフェース部401からアドレスバス416を介して、CPUアドレス1209をアドレス制御部1202に供給する。アドレス制御部1202は、CPUアドレス1209をそのまま特には図示しないメモリアドレスとして第2RGBラインメモリ部5202に順次供給すると共に、特には図示しないリード信号のパルスを第2RGBラインメモリ部5202に順次供給し、更に、データ切換部5601に対して、第2RGBラインメモリ部5202の出力を選択させる。また、CPU301は、ワークRAM308に対しては、原画像エリアAのステップ5704で算出されたアドレスを、転送開始アドレスとしてセットする。この転送開始アドレスは、ステップ5704の説明で前述したように、レジスタ値iから−1した値、即ち現在の水平表示期間の1つ前の水平表示期間に対応するアドレスである。
【0264】
この水平表示期間においては同時に、アドレス制御部1202は、CPU301から格納開始信号1203を受け取った後、ライン指定値レジスタ1213にセットされた各ラインを指示するCPUライン指定値1212と図4のデコーダ部413から出力される垂直同期カウンタ値1211が一致したことを示す一致信号1215が比較器1214から出力されるタイミングで、図4のデコーダ部413から出力される水平同期カウンタ値1204に対応するメモリアドレス1206と書込みを指示するリード/ライト信号1207のパルスを図13で前述したように順次発生し、第1RGBラインメモリ部5201に供給する。この結果、第1RGBラインメモリ部5201には、カラールックアップテーブル部409から入力される第1ライン目に対応する1ライン分(256ドット分)の入力RGBデータ1205が書き込まれる。
【0265】
また、ステップ5706では、第2RGBラインメモリ部5202に保持されている最終の水平表示期間に対応するラインの残りのRGBデータが、図4のデータバス417を介して図3のワークRAM308内の前述した原画像エリアAのステップ5701で算出された転送開始アドレス以降に、出力RGBデータ1210として転送される。
【0266】
以上の第4の実施例の動作により、水平ブランク期間内にVDP302からワークRAM308に1ライン分の出力RGBデータ1210を転送しきれないようなシステムにおいて、水平ブランク期間よりも長い水平表示期間を使ってVDP302からワークRAM308に1ライン分の出力RGBデータ1210を転送することができる。
<第5の実施例>
最後に、本発明の第5の実施例について説明する。第5の実施例では、前述の図12のRGBバッファ部415の構成と、図35の画面抽出処理が異なる。
【0267】
図59は、図4に示されるRGBバッファ部415の第5の実施例の構成図である。
この構成が前述の図12の構成と異なる点は、図12のRGBラインメモリ部1201が、RGBフィールドメモリ部5901に置き換わっている点である。このRGBフィールドメモリ部5901は、テレビ311に表示される画面の1画面分の入力RGBデータ1205を保持することができる。即ち、第5の実施例の構成は、ハードウエアに余裕がある場合に採用される構成である。
【0268】
図35の画面抽出処理に対応する第5の実施例における画面抽出処理の動作フローチャートは特には示さないが、第5の実施例における画面抽出処理の概略動作は、以下の通りである。
【0269】
アドレス制御部1202は、各垂直表示期間内の各水平表示期間毎(図11参照)に、水平同期カウンタ値1204及び垂直同期カウンタ値1211に同期して、画面内の各ドット位置に対応するメモリアドレス1206と、書込みを指示するリード/ライト信号1207を、RGBフィールドメモリ部5901に出力する。これにより、RGBフィールドメモリ部5901には、カラールックアップテーブル部409から入力される1フィールド分の入力RGBデータ1205が書き込まれる。
【0270】
次に、図3のCPU301は、垂直ブランク期間に、図4のCPUインタフェース部401からアドレスバス416を介して、CPUアドレス1209をアドレス制御部1202に供給する。アドレス制御部1202は、CPUアドレス1209をそのままメモリアドレス1206としてRGBフィールドメモリ部5901に順次供給すると共に、読出しを指示するリード/ライト信号1207のパルスをRGBフィールドメモリ部5901に順次供給する。この結果、RGBフィールドメモリ部5901から図4のデータバス417を介して図3のワークRAM308に、1フィールド分の出力RGBデータ1210が出力される。この出力RGBデータ1210は、図3のワークRAM308内の原画像エリアAに格納される。
【0271】
【発明の効果】
本発明によれば、印刷手段は、ビデオ信号のインタフェースを介さずに画像信号に対し直接印刷処理を実行できるため、高品質な画像の印刷が可能となる。
【0272】
また、そのようなインタフェースの回路が省かれる結果、ハードウエアの規模を小さく抑えることができ、ローコストなプリンタ付き画像制御装置を実現できる。
【0273】
特に、画像ライン記憶手段は、1フィールド分ではなく1水平ライン分の画像信号を記憶するだけでよいため、ハードウエアの規模とコストを更に抑制することが可能となる。
【0274】
更に、優先順位制御手段が、走査位置毎に画像処理手段から出力される仮想表示面毎の画像信号のうちの1つを所定の優先順位に従って選択して出力させることによって、印刷処理のために画像ライン記憶手段に出力される画像信号が表現する画像を任意に制御することが可能となる。
【0275】
特に、優先順位制御手段は、画像信号が画像ライン記憶手段に記憶されるときに、複数の仮想表示面のうち例えば基本システム画面が割り当てられるBG−B面等の所定の仮想表示面に対応する画像信号を出力しないように動作することによって、邪魔な制御画面が除かれた所望の画像のみを印刷させることが可能となる。
【0276】
また、本発明によれば、印刷手段が画面記憶手段を有することにより、表示画面に対応する画像を効率良く印刷することが可能となる。
この場合に、画像ライン記憶手段から画面記憶手段への1水平ライン分の画像信号の転送が水平ブランク期間に実行されることにより、リアルタイムの画像抽出及びそれに続く印刷処理が可能となる。
【0277】
また、水平ブランク期間内に1水平ライン分の画像信号の転送ができない場合には、画像ライン記憶手段が第1のラインメモリ手段と第2のラインメモリ手段を有することにより、余裕をもって転送を実行することが可能となる。
【0278】
この場合に、水平ブランク期間内での第1のラインメモリ手段から第2のラインメモリ手段への1水平ライン分の画像信号の転送は、一度に実行されるのではなく複数回に分けて実行される構成が採用されることにより、第1のラインメモリ手段と第2のラインメモリ手段の間の入出力ビット幅を小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の外観図である。
【図2】コントロールパッド313の外観図である。
【図3】本発明の実施例の回路の全体構成図である。
【図4】VDP302の構成図である。
【図5】表示画面の階層構造の説明図である。
【図6】画面アサインを示した図である。
【図7】SRAMのデータ構成図である。
【図8】DP−RAMのデータ構成図である。
【図9】オブジェクトアトリビュートメモリ部のデータ構成図である。
【図10】表示制御レジスタのデータ構成図である。
【図11】画面表示タイミングの説明図である。
【図12】RGBバッファ部の構成図である。
【図13】1水平表示期間におけるRGBデータの格納タイミングを示したタイミングチャートである。
【図14】表示画面の遷移図である。
【図15】似顔絵作成モードにおける表示画面の遷移図である。
【図16】全体動作フローチャートである。
【図17】アンケート画面の処理の動作フローチャート(その1)である。
【図18】アンケート画面の処理の動作フローチャート(その2)である。
【図19】ファイル操作画面の処理の動作フローチャート(その1)である。
【図20】ファイル操作画面の処理の動作フローチャート(その2)である。
【図21】ファイル操作画面の処理の動作フローチャート(その3)である。
【図22】基本システム画面の処理の動作フローチャート(その1)である。
【図23】基本システム画面の処理の動作フローチャート(その2)である。
【図24】基本システム画面の処理の動作フローチャート(その3)である。
【図25】基本システム画面の処理の動作フローチャート(その4)である。
【図26】文字入力画面の処理の動作フローチャート(その1)である。
【図27】文字入力画面の処理の動作フローチャート(その2)である。
【図28】文字入力画面の処理の動作フローチャート(その3)である。
【図29】印刷処理の全体動作フローチャート(その1)である。
【図30】印刷処理の全体動作フローチャート(その2)である。
【図31】印刷実行処理の動作フローチャート(その1)である。
【図32】印刷実行処理の動作フローチャート(その2)である。
【図33】印刷実行処理の動作フローチャート(その3)である。
【図34】残り紙チェック処理の動作フローチャートである。
【図35】画面抽出処理の動作フローチャートである。
【図36】アンケート画面のレイアウト図(その1)である。
【図37】アンケート画面のレイアウト図(その2)である。
【図38】アンケート画面のレイアウト図(その3)である。
【図39】アンケート画面のレイアウト図(その4)である。
【図40】ファイル操作画面のレイアウト図である。
【図41】基本システム画面のレイアウト図である。
【図42】文字入力画面のレイアウト図(その1)である。
【図43】文字入力画面のレイアウト図(その2)である。
【図44】モード選択画面でのふきだしの内容を示した図である。
【図45】アンケート画面でのふきだしの内容を示した図である。
【図46】ファイル操作画面でのふきだしの内容を示した図である。
【図47】基本システム画面でのふきだしの内容を示した図である。
【図48】文字入力画面でのふきだしの内容を示した図である。
【図49】ファイル操作画面の警告らんの表示内容を示した図である。
【図50】印刷処理におけるふきだしの内容を示した図(その1)である。
【図51】印刷処理におけるふきだしの内容を示した図(その2)である。
【図52】第2の実施例におけるRGBバッファ部の構成図である。
【図53】第2の実施例における画面抽出処理の動作フローチャートである。
【図54】第2の実施例における1水平ブランク期間におけるRGBデータの転送タイミングを示したタイミングチャートである。
【図55】第3の実施例における1水平ブランク期間におけるRGBデータの転送タイミングを示したタイミングチャートである。
【図56】第4の実施例におけるRGBバッファ部の構成図である。
【図57】第4の実施例における画面抽出処理の動作フローチャートである。
【図58】第4の実施例における1水平ブランク期間におけるRGBデータの読出しと転送のタイミングを示したタイミングチャートである。
【図59】第5の実施例におけるRGBバッファ部の構成図である。
【符号の説明】
101 カセット部
102 カセットイジェクトボタン
103 オーディオ出力端子
104 ビデオ出力端子
105 印刷濃度ボリューム
106 用紙カッター
107 電源スイッチ
201 SELスイッチ
202 ENTERスイッチ
203 上スイッチ
204 下スイッチ
205 左スイッチ
206 右スイッチ
301 CPU
302 VDP
303 SRAM
304 DP−RAM
305 音源処理回路
306 サウンドRAM
307 プログラム/データROM
308 ワークRAM
309 エンコーダ
310 D/A変換器
311 テレビ
312 プリンタ部
313 コントロールパッド
401 CPUインタフェース部
402 SRAMインタフェース部
403 DP−RAMインタフェース部
404 オブジェクトジェネレータ部
405 バックグラウンドジェネレータ部
406 ビデオ信号ジェネレータ部
407 オブジェクトアトリビュートメモリ部
408 プライオリティコントローラ部
409 カラールックアップテーブル部
410 RGB D/A変換部
411 オシレータ部
412 水平/垂直同期カウンタ部
413 デコーダ部
414 ビデオ信号ジェネレータ部
415 RGBバッファ部
1201 RGBラインメモリ部
1202 アドレス制御部
1203 格納開始信号
1204 水平同期カウンタ値
1205 入力RGBデータ
1206 メモリアドレス
1207 リード/ライト信号
1208 格納終了信号
1209 CPUアドレス
1210 出力RGBデータ
1211 垂直同期カウンタ値
1212 CPUライン指定値
1213 ライン指定値レジスタ
1214 比較器
1215 一致信号
5201 第1RGBラインメモリ部
5202 第2RGBラインメモリ部
5203 転送開始信号
5601 データ切換部
5901 RGBフィールドメモリ部

Claims (9)

  1. 画面の表示に必要な背景画像データ、及び表示画面内の任意の位置に表示され得る表示物体画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記表示物体画像データの前記表示画面上での表示位置を記憶する表示物体表示位置記憶手段と、
    表示画面を走査する走査手段と、
    該走査手段によって走査された走査位置に対応する背景画像データを前記画像データ記憶手段から読み出すと共に、前記走査位置と前記表示物体表示位置記憶手段に記憶された前記表示物体画像データの表示位置とが一致したときに該一致が検出された表示物体画像データを前記画像データ記憶手段から読み出し、該読み出された背景画像データ及び表示物体画像データに対応する画像信号を出力する画像処理手段と、
    前記画像処理手段から順次出力される1水平ライン分の画像信号を一時記憶する画像ライン記憶手段と、
    該画像ライン記憶手段に記憶された1水平ライン分の画像信号に基づいて、印刷処理を実行する印刷手段と、
    を有することを特徴とするプリンタ付き画像制御装置。
  2. 前記背景画像データ及び表示物体画像データは複数の仮想表示面のうちの何れかに割り当てられ、
    前記画像処理手段は、前記走査位置毎に前記画像信号を出力する動作を、前記仮想表示面毎に割り当てられた前記背景画像データ又は前記表示物体画像データ毎に並列又は時分割的に実行し、
    前記走査位置毎に前記画像処理手段から出力される前記仮想表示面毎の画像信号のうちの1つを所定の優先順位に従って選択して出力させる優先順位制御手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ付き画像制御装置。
  3. 前記優先順位制御手段は、前記画像信号が前記画像ライン記憶手段に記憶されるときに、前記複数の仮想表示面のうち所定の仮想表示面に対応する画像信号を出力しない、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ付き画像制御装置。
  4. 前記画像ライン記憶手段への前記画像信号の書込みは、指定された水平ラインに対応する水平表示期間の開始に同期して実行される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のプリンタ付き画像制御装置。
  5. 前記印刷手段は、前記画像ライン記憶手段に順次記憶される1水平ライン分の画像信号を順次記憶して1画面分の画像信号を記憶する画面記憶手段を有し、該画面記憶手段に記憶された画像信号に基づいて印刷処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のプリンタ付き画像制御装置。
  6. 前記画像ライン記憶手段から前記画面記憶手段への1水平ライン分の画像信号の転送は、水平ブランク期間に実行される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のプリンタ付き画像制御装置。
  7. 前記画像ライン記憶手段は、第1及び第2のラインメモリ手段を有し、
    水平表示期間中に、前記画像処理手段から順次出力される1水平ライン分の前記画像信号が前記第1のラインメモリ手段に順次書き込まれると共に、前記第2のラインメモリ手段から前記画面記憶手段に1水平ライン分の前記画像信号が順次転送され、
    水平ブランク期間中に、前記第1のラインメモリ手段から前記第2のラインメモリ手段に1水平ライン分の前記画像信号が転送される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のプリンタ付き画像制御装置。
  8. 前記第1のラインメモリ手段から前記第2のラインメモリ手段への1水平ライン分の前記画像信号の転送は複数回に分けて実行される、
    ことを特徴とする請求項7に記載のプリンタ付き画像制御装置。
  9. 前記画像ライン記憶手段は、第1及び第2のラインメモリ手段を有し、
    水平表示期間中に、前記画像処理手段から順次出力される1水平ライン分の前記画像信号が前記第1のラインメモリ手段に順次書き込まれ、
    前記水平表示期間に続く水平ブランク期間中に、前記第1のラインメモリ手段から前記画面記憶手段に前記画像信号が順次転送され、該水平ブランク期間の終了前に、該水平ブランク期間において前記第1のラインメモリ手段から前記画面記憶手段に転送しきれなかった残りの前記画像信号が、前記第1のラインメモリ手段から前記第2のラインメモリ手段に転送され、
    該水平ブランク期間に続く水平表示期間に、前記第1のラインメモリ手段から前記画面記憶手段に前記画像信号が順次転送されると共に、前記第2のラインメモリ手段から前記画面記憶手段に1水平ライン前の残りの前記画像信号が順次転送される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のプリンタ付き画像制御装置。
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