JP3526255B2 - 情報処理装置および印刷制御方法および印刷制御システム及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置および印刷制御方法および印刷制御システム及び記憶媒体

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JP3526255B2 JP2000063423A JP2000063423A JP3526255B2 JP 3526255 B2 JP3526255 B2 JP 3526255B2 JP 2000063423 A JP2000063423 A JP 2000063423A JP 2000063423 A JP2000063423 A JP 2000063423A JP 3526255 B2 JP3526255 B2 JP 3526255B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び印刷制御方法および印刷制御システムおよび記憶媒体
に関するものであり、特にパーソナルコンピュータ等の
情報処理装置において印刷時の色処理モードを自動決定
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の出力制御装置、例えばプリンタで
の印刷においては、プリンタに複数の色処理モード、例
えば、フルカラー印刷モードと白黒印刷モードを備えて
いる場合においても、印刷時に使用される色処理モード
の選択は、利用者が選択したモードを使用するのみで、
プリンタでの印刷スループット、印刷データに適した色
処理モード等がなんら考慮されずに印刷が実行されてい
た。
【0003】また、1ページのみがフルカラーデータを
含んでいて、他のページは白黒データのみである場合に
おいてもフルカラー印刷モードを選択してしまわざるを
得ず、印刷スループットが低下していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、従来の出
力制御装置であるプリンタでの印刷においては、プリン
タに複数の色処理モード、例えば、フルカラー印刷モー
ドと白黒印刷モードを備えている場合においても、印刷
時に使用される色処理モードの選択は、利用者が選択し
たモードを使用するのみで、プリンタでの印刷スループ
ット、印刷データに適した色処理モード等がなんら考慮
されずに印刷が実行されていたという問題がある。
【0005】また、1ページのみがフルカラーデータを
含んでいて、他のページは白黒データのみである場合に
おいてもフルカラー印刷モードを選択してしまうと、印
刷スループットが低下してしまうという問題がある。
【0006】また、色処理モードを判断する際に、印刷
時のアプリケーションの印刷処理からの開放が遅いとい
う問題がある。
【0007】また、アプリケーションの開放を早めるた
めに中間データを使用する際に、ファーストプリントア
ウトが遅いという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を鑑
みてなされたものであり、本発明の情報処理装置は、ア
プリケーションにより生成された印刷命令を解析し、各
ページの色属性を判断する解析手段と、印刷装置におけ
る印刷処理と、前記解析手段により判断された各ページ
の色属性とに基づいて、印刷データの色処理モードを決
定する色処理モード決定手段と、前記色処理モード決定
手段により決定された色処理モードで、該印刷命令に基
づく印刷データを生成する印刷データ生成手段とを有
し、前記色処理モード決定手段は、前記印刷装置におけ
る色処理モードの切り替えに伴う待ち時間と各色処理モ
ードにおける各ページの印刷時間と印刷処理されるペー
ジ順序とに基づいて、各ページの色処理モードを決定す
るものである。
【0009】また、前記色処理モード決定手段は、色処
理モードに基づいて、すべてのページにおいて色再現性
を保証するモードを各ページにおいて選択し、なおかつ
印刷開始から終了までの時間が最短となるように色処理
モードを決定する。
【0010】また、色処理モード決定手段は、色処理モ
ードが変更される最初のページの印刷命令に色処理モー
ドを指定する情報を付加する。
【0011】また、前記色処理モード決定手段は、前記
印刷装置における印刷処理が両面印刷を行う場合に、前
記解析手段により判断された各ページの色属性を印刷順
に並び替え、色処理モードが変更される最初のページの
印刷命令に色処理モードを指定する情報を付加する。
【0012】また、前記色処理モード決定手段は、前記
印刷装置における印刷処理が転写体上に複数ページの画
像を形成可能な場合に、該複数ページの色属性が異なる
ときは該複数ページの色処理モードをカラーモードに
し、該複数ページの画像の色属性がモノクロのときに該
複数ページの色処理モードをモノクロモードに決定す
る。
【0013】また、アプリケーションにより生成された
印刷命令をOSの描画手段を介して受け取り、該印刷命
令に基づいて中間データを生成し、生成した中間データ
を一時的に格納する中間データ生成手段と、前記中間デ
ータ生成手段により格納された中間データに基づいて印
刷命令を再生成し、前記OSの描画手段に対して生成し
た印刷命令を出力する印刷命令生成手段とを更に有し、
前記印刷データ生成手段は、前記印刷命令生成手段によ
りOSを介して受け取る印刷命令に基づいて印刷データ
を生成する。
【0014】また、アプリケーションにより生成される
複数ページ分の印刷命令を1ページに縮小レイアウトす
るページ合成手段を更に有し、前記色処理モード決定手
段は、前記ページ合成手段により縮小レイアウトされた
複数ページ分の印刷命令に基づいて印刷データの色処理
モードを決定する。
【0015】また、前記色処理モード決定手段は、前記
印刷装置における色処理モードを切り替え可能な最小単
位の印刷データのページ数の中間データが生成された時
点で色処理モードを決定する。
【0016】また、前記色処理モード決定手段により印
刷データのページ単位で色処理モードを決定したなら
ば、前記印刷データ生成手段は、すべてのページの色処
理モードが決定される前に、前記決定された印刷データ
の色処理モードをページ単位で指定する印刷データを生
成し、前記印刷装置への送信を開始する。
【0017】また、上記構成を備えるシステムまたは、
その方法、またはその制御プログラムを格納した記憶媒
体により解決する。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下図面を参照し
て本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施
例を示すプリンタ色処理モード自動制御システムの構成
を説明するブロック図である。図1に示すとおり情報処
理装置1とプリンタ2がセントロI/F接続3でされて
いる。ここでは、簡単のため情報処理装置とプリンタが
1対1で接続されている場合を考えたが、本発明の機能
が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数
の機器からなるシステムであっても、LAN、WAN等
のネットワークを介して接続が為され処理が行われるシ
ステムであっても本発明を適用でき、本特許請求の範囲
はこれを含むものである。
【0019】各々の装置の内部構成は図2に示すとおり
である。情報処理装置1には、各部の制御やプログラム
を実行するCPU201、OSやアプリケーションプロ
グラム等を実行するワーク領域を持ったRAM202、
本実施例におけるプリンタ色処理モード自動制御プログ
ラムを格納しておくHDドライブ203、データや結果
などを表示するディスプレイ204、文書処理を行うた
めのプログラム等の各プログラムやフォントや各種デー
タ(例えば、テンプレート用データ)が記憶されている
ROM205、プリンタドライバと本実施例で説明する
色処理モード自動制御プログラムが格納されているFD
206、FD206に格納されているプログラムやデー
タをRAM202やHDドライブ203に読み込むFD
ドライブ207、入力を行う図示省略したポインティン
グデバイス、キーボード208およびセントロI/F2
09(ホスト)からなっている。
【0020】なお、CPU201は、例えばRAM20
2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォ
ントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT等の
ディスプレイ204上でのWYSIWYGを可能として
いる。また、CPU201は、ディスプレイ204上の
図示省略したマウスカーソル等で指示されたコマンドに
基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々のデ
ータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷
の設定に関するウィンドウを開き、プリンタの設定や、
印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷
処理方法の設定を行える。
【0021】また、プリンタ2が情報処理装置1からセ
ントロI/F接続3を経由して印刷データを受信するセ
ントロI/F210(プリンタ)、モード切換制御プロ
グラム等の制御プログラムが記憶されているROM21
1、ROM211に記憶された制御プログラム等に基づ
いて、各デバイスとのアクセスを総括的に制御し、エン
ジンI/F215を介して図示省略したプリンタエンジ
ンに対して、出力情報としての画像信号を出力するCP
U212、CPU212の主メモリ、ワークエリアとし
て機能するRAM213、簡単な演算を行うコプロセッ
サ214と、実際に紙の搬送、印刷を行う図示省略した
エンジンとのエンジンI/F215からなっている。ま
た、本実施例におけるプリンタ2では色処理モードとし
てフルカラーモードと白黒モードを備えており、更に後
述するようにホストから入力された制御情報により色処
理モードを印刷データのページ単位で切り替え可能なも
のとする。また、セントロI/F接続3は、ネットワー
クと置き換えられ、セントロI/F209、210は、
ネットワークI/Fもしくはネットワークボードであっ
ても本実施例を満たすことが可能である。
【0022】CPU212は入力部であるセントロI/
F210を介してホストコンピュータである情報処理装
置との通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報
などを情報処理装置1に通知できる。RAM213は、
図示省略した増設ポートに接続されるオプションRAM
によりメモリ容量を拡張することができるように構成さ
れている。なお、RAM213は、出力情報展開領域、
環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
【0023】上記構成をなすシステムにおいて、図3
は、本実施例におけるプリンタ色処理モード自動制御プ
ログラムを含む印刷関連モジュールが情報処理装置1上
のRAM202にロードされ実行可能となった状態のメ
モリマップを示している。
【0024】メモリマップ31には、アプリケーション
プログラムが存在する領域32と空きメモリ33と関連
データ部34とプリンタ色処理モード自動制御プログラ
ムを含む印刷関連モジュール35とOS36とBIOS
37からなっている。
【0025】なお、図4、5、7、22、23に示す各
ステップによって表される各命令を含む色処理モード自
動制御プログラムは、情報処理装置1上のFD206ま
たはHDドライブ203に対してプリンタ色処理モード
自動制御プログラムを含む印刷関連モジュールとして記
憶され、CPU201がOS36の管理の下で実行する
ことにより達成する手段として機能している。
【0026】本実施例では、情報処理装置1において、
BIOS、OS、および本発明におけるプリンタ色処理
モード自動制御プログラムを含む印刷関連モジュールお
よびアプリケーションをCPU201が実行することに
より動作する。BIOSはROM205に書き込まれて
おり、OSはHDドライブ203に書き込まれている。
そして、情報処理装置1の電源がONされた時に、BI
OSプログラム中のIPL(Initial Prog
ram Loading)機能によりHDドライブ20
3からOSがRAM202に読み込まれ、OSの動作が
開始される。そして、実際に、プリンタ色処理モード自
動制御プログラムを含む印刷関連モジュールが動作可能
となるのは、ユーザ等の指示により、情報処理装置1上
で、OS管理の下動作するアプリケーションより印刷処
理が実行された時で、印刷関連モジュールを記憶してい
るFD206をFDドライブ207にセットするか、ま
たは、印刷関連モジュールがHDドライブ203に保存
されてしている状態で、OSおよびBIOSの制御のも
とに印刷関連モジュールがFD206またはHDドライ
ブ203から読み出され、RAM202にロードされた
時である。前述の通り、図3は、本実施例におけるプリ
ンタ色処理モード自動制御プログラムを含む印刷関連モ
ジュールが情報処理装置1上のRAM202にロードさ
れ実行可能となった状態のメモリマップを示している。
【0027】本実施の形態で説明されるプリンタ色処理
モード自動制御プログラムは、情報処理装置1のHDド
ライブ203またはROM205に格納されているか、
もしくはフロッピーディスク206などの記憶媒体から
FDドライブ207を介してプログラムコードがインス
トールされ、本発明の機能が実現されるものでもかまわ
ない。
【0028】更に、該プログラムを記憶しておく記憶媒
体は、フロッピー(登録商標)ディスクにかぎらず、C
D−ROM、CD−R、光磁気ディスク、光ディスク、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード等であってもかま
わない。
【0029】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
により、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0030】プリンタ等の印刷装置が直接接続されてい
るか、あるいはネットワーク経由で接続されているホス
トコンピュータ等の情報処理装置における典型的な印刷
処理の構成図を図19に示す。
【0031】アプリケーション1901、グラフィック
エンジン1902、プリンタドライバ1903、および
システムスプーラ1904は、外部メモリであるHDド
ライブ203に保存されたファイルとして存在し、実行
される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュー
ルによってRAM202にロードされ実行されるプログ
ラムモジュールである。また、アプリケーション190
1およびプリンタドライバ1903は、外部メモリのH
Dドライブ203やFD206や不図示のCD−RO
M、あるいは不図示のネットワークを経由して外部メモ
リのHDに追加することが可能となっている。
【0032】外部メモリに保存されているアプリケーシ
ョン1901はRAM202にロードされて実行される
が、このアプリケーション1901からプリンタ2に対
して印刷を行う際には、同様にRAM202にロードさ
れ実行可能となっているグラフィックエンジン1902
を利用して出力(描画)を行う。
【0033】グラフィックエンジン1902は、印刷装
置ごとに用意されたプリンタドライバ1903を用いて
プリンタの制御コマンドに変換する。変換されたプリン
タ制御コマンドは、OSによってRAM202にロード
されたシステムスプーラ1904を経てインタフェース
を介してプリンタ2へ出力される仕組みになっている。
【0034】本実施形態の印刷システムは、図19で示
すプリンタと情報処理装置からなる印刷システムに加え
て、更に図20に示すように、アプリケーションからの
印刷データを一旦中間コードデータでスプールする構成
を有する。
【0035】図20は、図19のシステムを拡張したも
ので、グラフィックエンジン1902からプリンタドラ
イバ1903へ印刷命令を送る際に、一旦中間コードか
らなるスプールファイル2003を生成する構成をと
る。図19のシステムでは、アプリケーション1901
が印刷処理から開放されるのはプリンタドライバ190
3がグラフィックエンジン1902からすべての印刷命
令をプリンタの制御コマンドへ変換し終わった時点であ
る。これに対して、図20のシステムでは、スプーラ2
002がすべての印刷命令を中間コードデータに変換
し、スプールファイル2003に出力した時点である。
通常、後者の方が短時間で済む。
【0036】また、図20で示すシステムにおいては、
スプールファイル2003の内容に対して加工すること
が可能である。これにより、アプリケーションからの印
刷データに対して、拡大縮小や、複数ページを1ページ
に縮小して印刷するなど、アプリケーションの持たない
機能を実現することができる。
【0037】これらの目的のために、図19のシステム
に対し、図20のように中間コードデータでスプールす
るようにシステムの拡張がなされている。なお、印刷デ
ータの加工を行うためには、通常プリンタドライバ19
03が提供するウィンドウから設定を行い、プリンタド
ライバ1903がその設定内容をRAM202上あるい
はHD203上に保管する。
【0038】以下、図20の詳細を説明する。図に示す
とおり、この拡張された処理方式では、グラフィックエ
ンジン1902からの印刷命令をディスパッチャ200
1が受け取る。ディスパッチャ2001がグラフィック
エンジン1902から受け取った印刷命令が、アプリケ
ーション1901からグラフィックエンジン1902へ
発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ200
1は外部メモリであるHD203に格納されているスプ
ーラ2002をRAM202にロードし、プリンタドラ
イバ1903ではなく、スプーラ2002へ印刷命令を
送付する。
【0039】スプーラ2002は受け取った印刷命令を
中間コードに変換してスプールファイル2003に出力
する。また、スプーラ2003は、プリンタドライバ1
903に対して設定されている印刷データに関する加工
設定をプリンタドライバ1903から取得してスプール
ファイル2003に保存する。なお、スプールファイル
2003は外部メモリであるHD203上にファイルと
して生成するが、RAM202上に生成されても構わな
い。更にスプーラ2003は、外部メモリであるHD2
03に格納されているスプールファイルマネージャ20
04をRAM202にロードし、スプールファイルマネ
ージャ2004に対してスプールファイル2003の生
成状況を通知する。その後、スプールファイルマネージ
ャ2004は、スプールファイル2003に保存された
印刷データに関する加工設定の内容に従って印刷を行え
るかを判断する。
【0040】スプールファイルマネージャ2004がグ
ラフィックエンジン1902を利用して印刷を行えると
判断した際には、HD204に格納されているデスプー
ラ2005をRAM202にロードし、デスプーラ20
05に対して、スプールファイル2003に記述された
中間コードの印刷処理を行うように指示する。
【0041】デスプーラ2005はスプールファイル2
003に含まれる中間コードをスプールファイル200
3に含まれる加工設定の内容に従って加工し、もう一度
グラフィックエンジン1902経由で出力する。
【0042】ディスパッチャ2001がグラフィックエ
ンジン1902から受け取った印刷命令がデスプーラ2
005からグラフィックエンジン1902へ発行された
印刷命令の場合には、ディスパッチャ2001はスプー
ラ2002ではなく、プリンタドライバ1903に印刷
命令を送る。
【0043】プリンタドライバ1903は、プリンタ制
御コマンドを生成し、システムスプーラ1904経由で
プリンタ2に出力する。
【0044】図21は、プリンタ2の一例である印刷機
能を有するカラープリンタの断面図である。
【0045】このプリンタは情報処理装置1から入力し
た印刷データに基づいて得られる各色毎の画像データで
偏重されたレーザ光をポリゴンミラー2101により感
光ドラム2102を走査して静電潜像を形成する。そし
て、この静電潜像をトナー現像して可視画像得て、これ
を中間転写体2103へ全色について多重転写してカラ
ー可視画像を形成する。そして更に、このカラー可視画
像を転写材2104へ転写し、転写材2104上にカラ
ー可視画像を定着させる。以上の制御を行う画像形成部
は、感光ドラム2104を有するドラムユニット、接触
帯電ローラを有する一次帯電部、クリーニング部、現像
部、中間転写体2103、用紙カセットや各種ローラを
含む給紙部、転写ローラを含む転写部及び定着部によっ
て構成されている。
【0046】それぞれの構成部の詳細な説明は、従来と
同じ物であるので省略する。
【0047】図4は、本実施例におけるプリンタ色処理
モード自動制御プログラムの概略をフローチャートで示
したものである。
【0048】まず印刷実行時にアプリケーションより受
け取った印刷データ(例えばコードデータ)をCPU2
01が中間コードに変換し、HD203に一時保存する
中間コードを生成すると共に、アプリケーションより印
刷要求のある個々の印刷データの色属性の情報をRAM
202に記憶し、ページ単位でその情報を保存するステ
ップ(ステップ401)と、一時保存された中間コード
と、前記ステップにて生成されRAM202に記憶され
ているページ毎の色処理モード情報をもとにして、プリ
ンタ2に送信する印刷データを生成する印刷データ生成
と各ページの色処理モードを指定するステップ(ステッ
プ402)からなっている。
【0049】本実施例では、印刷データから中間データ
を生成し、その後印刷データの色属性をCPU201が
判断しているが、もちろんこれに限るものではない。し
かし、従来の複数の色処理モードを持ったカラープリン
タでは、モードにより受信するデータが違うため、情報
処理装置側で出力する出力データをモードに合わせて変
える必要があった。このため本実施例では、アプリケー
ションの印刷処理からの開放を早めるためだけでなく、
アプリケーションの持っていない機能やプリンタで持っ
ていない機能の編集等のために印刷データを加工するこ
とができるように、中間データを生成しているのであ
る。
【0050】また、中間データを生成しなくても本実施
の形態を実行することも可能である。例えば、印刷デー
タであるコードデータをCPU201が一度解析するこ
とにより、印刷データの色属性を判断し、その後色属性
に合わせて出力データを生成することも考えられる。こ
のように、出力データを生成する前に色属性をCPU2
01が判断するのは、前述したように判断された色属性
により生成される出力データが異なるからである。つま
り、白黒だけでいいのなら色情報は必要なく、データの
中にモノクロモードであるフラグを立てておくだけでよ
い。また、色属性がカラーである場合は、データの中の
カラーフラグを立て(モノクロフラグを立てないだけで
もよい)、色情報を持った出力データを生成しなければ
ならないからである。このように、従来のプリンタで実
現するためには出力データを生成する前に色属性を判断
する必要があった。
【0051】しかし、モノクロモードとカラーモードで
扱うデータの種類が変わらないプリンタであれば、出力
データを生成した後に、色属性情報をデータに付加して
プリンタに転送してもよい。
【0052】図5は、図4に示した中間コードの生成と
色属性記憶/ページ単位保存ステップ(ステップ40
1)の詳細なCPU201の処理をフローチャートで示
したものである。なお、本実施例では、この処理はスプ
ーラ2002におけるスプールファイル2003の生成
時に行われる。
【0053】まずステップ501では、アプリケーショ
ンからの印刷要求を受けつける。ステップ502では、
受け付けた印刷要求がジョブ開始要求かどうかの判別を
CPU201が行う。もしステップ502でジョブ開始
要求であるとCPU201が判断した場合には、ステッ
プ503に進み、中間データを一時的に保存するための
中間データ一時保存ファイルであるスプールファイル2
003およびこのジョブを識別するための識別子を情報
処理装置1のHDドライブ203に作成し、作成したス
プールファイル2002をオープンする。
【0054】続いて、ステップ504では、スプールフ
ァイルマネージャ2004へ印刷処理の進捗およびスプ
ールファイルと通知の対応づけをおこなうためのジョブ
識別子を通知し、ページ毎に印刷データの色属性情報を
保存するために、図8に示す形式にページ数を初期化す
る。つまり、ページを表すページカウンタnを1にす
る。1ページ目を実行していることを表している。
【0055】続く、ステップ505では、nページイン
デックスの作成をRAM202上の関連データ34の領
域に作成する。なお、このデータはページ数の増加に伴
いテーブルの最後部にnページ目のデータを追加してい
くものとする。
【0056】一方、ステップ502において、ジョブ開
始要求ではなかったとCPU201が判断した場合に
は、ステップ506に進む。
【0057】次に、ステップ506で、CPU201は
受け付けた要求がジョブ終了要求かどうかの判別を行
う。CPU201がジョブ終了要求でないと判断した場
合には、ステップ507に進み、改ページかどうかの判
別を行う。もしステップ507でCPU201が改ペー
ジであると判断した場合には、ステップ508に進み、
スプールファイルマネージャ2004へ印刷処理の進捗
および色処理モードを通知する。そして、CPU201
はページ数カウンタをインクリメントし、次ページのペ
ージインデックスをRAM202上の関連データ34の
領域に作成すると共に、色処理モードの初期値として白
黒をセットする。ここで、スプールファイルマネージャ
2004においては、各論理ページに対する色処理モー
ドが例えば、図8のような形式で記憶され、以降説明す
るスプールファイルマネージャ2004における各物理
ページに対する色処理モード決定の際に参照させる。
【0058】ステップ507において、アプリケーショ
ンからの印刷要求が改ページではないとCPU201が
判断した場合には、ステップ509に進み、印刷要求に
示される色属性の情報にしたがって、nページインデッ
クスのnページの色処理モード情報テーブルを更新す
る。例えば、更新前に1ページ目に設定されている色処
理モードが白黒の状態である時に、アプリケーションか
ら受け付けた印刷要求がフルカラーイメージの描画であ
った場合には、フルカラーイメージの描画を行うため
に、1ページ目の色処理モードをフルカラーに変更する
ことになる。ページの最後までフルカラーイメージの描
画がない場合は、初期値のまま白黒のモードになる。な
お本実施例においては、同一ページ中に1つでもフルカ
ラーの色属性を持つ印字要求があった場合には、そのペ
ージの色処理モードをフルカラーに設定するものとして
いる。
【0059】次に、ステップ510では、印字要求に対
するスプールファイル2003へ格納するために中間コ
ードへの変換を行う。ステップ511では、中間コード
をHDドライブ203にある中間データ一時保存ファイ
ルへ書き込みを行う。その後、ステップ501に戻り、
再びアプリケーションからの印刷要求を受けつける。こ
の一連のステップ501からステップ511までの処理
をジョブ終了要求をアプリケーションより受け取るまで
続ける。一方、ステップ506にて、アプリケーション
からの印刷要求がジョブ終了であるとCPU201が判
断した場合には、アプリケーションからの印刷要求は全
て終了であるので、ステップ512に進み、スプールフ
ァイルマネージャ2004へ印刷処理の進捗を通知し、
スプールファイル2003をクローズし、次の印刷デー
タを生成し、色処理モード指定ステップへと処理を移
す。
【0060】図6は、図4の中間コード生成、色属性記
憶/ページ単位保存ステップ(ステップ401)により
HDドライブ203上に生成される中間コードデータ一
時保存ファイルの内容を示したものである。なお、図6
中において、〔ジョブ開始命令〕、〔改ページ命令〕
(FF)、文字印字命令等の記述がされているが、これ
らはファイル中の印字データを便宜的に判りやすくする
ための標記であり、実際は、バイナリ形式で格納されて
いる。
【0061】図7は、図4に示す印刷データの生成と各
ページ色処理モード指定ステップ(ステップ402)の
詳細なCPU201の処理をフローチャートで示したも
のである。
【0062】印刷データの生成と色処理モードを指定す
るステップではまず、ステップ701において、CPU
201は、HDドライブ203にある中間コードデータ
一時保存ファイルのオープンを行う。前述したように中
間データ一時保存ファイルの内容の一例を図6に示すと
おりである。次に実際に印字データの検索を開始する。
まず、ステップ702では、CPU201は印刷データ
の読み出しを図6に示す印刷コマンド単位により行う。
図6に示す印刷データから最初に読み出される印刷デー
タは〔ジョブ開始命令〕となる。続けて、以下の印刷デ
ータがファイル終端まで読み出される。この印刷データ
読み出しの過程において、ステップ703では、ファイ
ル終端かどうかCPU201が判別を行う。もし、ファ
イル終端でないとCPU201が判断した場合は、ステ
ップ704に進み、続けて〔ジョブ開始命令〕かどうか
の判別を行う。もし、〔ジョブ開始命令〕であるとCP
U201が判断した場合は、ステップ705に進み、図
8に示される1ページ目の色処理モードを参照し、続い
て、図9に示す形式でCPU201は出力データを作成
し、プリンタ2へ出力を行う。本実施例の場合は、1ペ
ージ目の色処理モードはフルカラーであるので、プリン
タ2に出力されるデータは<ESC>〔1pとなる。さ
らに現在処理中のページ位置情報を保持する変数をRA
M202上に行い初期化を行う。このように、出力デー
タの最初に色処理モードを指定したデータを入れておく
ことによりプリンタが処理をするのを容易にしておく。
【0063】ステップ704において、〔ジョブ開始命
令〕でないとCPU201が判断した場合には、ステッ
プ706に進む。次にステップ706では、CPU20
1は、HDドライブ203に格納されている中間データ
一時保存ファイルから読み出したデータに基づいて出力
データを生成し、プリンタ2へ出力データの出力を行
う。次にステップ707では、読み出した印刷データが
改ページかどうかの判別をCPU201が行う。もし、
ステップ707で改ページでないとCPU201が判断
した場合には、ステップ702に戻り処理を継続する。
【0064】また、読み出したデータが改ページである
とCPU201が判断した場合には、改ページであるこ
とを示す出力データをプリンタ2へ出力し、ステップ7
08に処理を進める。ステップ708において、ステッ
プ705で、RAM202上に作成した現在処理中のペ
ージ位置情報変数をCPU201がインクリメントする
ことにより、ページ数を進める。こうすることにより読
み込んでいるページ位置とページ位置情報とを常に対応
させる。
【0065】ステップ709では、CPU201は、ペ
ージ位置情報変数のインクリメント前のページでの色処
理モードとインクリメント後のページでの色処理モード
が異なるかどうかの比較を行う。もし、それぞれの色処
理モードが異なっているとCPU201が判断した場合
には、ステップ710に進み、インクリメント後のペー
ジでの色処理モードに応じて、図9に示す形式にて、色
処理モードを指定したデータを付加して出力データを生
成し、プリンタ2へこのステップで作成した出力データ
の出力を行い、ステップ702に戻り処理を移す。例え
ば本実施例においては、印刷データはトータル5ページ
で、色処理モードは図8に示すとおり、1、2ページが
フルカラー、3ページ以降が白黒であるので、実際に色
処理モード指定コマンドがプリンタ2に対して出力され
るのは、最初のフルカラーモードの指定と2ページ目の
改ページデータを受け付けた直後のモノクロモードの指
定の合計2回となる。ステップ709の比較において、
それぞれの色処理モードが同じであるとCPU201が
判断した場合には、色処理モードの指定は必要ないので
指示せずに、ステップ702に戻り処理を継続する。
【0066】一方、ステップ703において、ジョブ終
了コマンド等を識別しファイル終端であるとCPU20
1が判断した場合には、ジョブ終了を表す出力データを
プリンタ2へ出力し、ステップ711に進む。ステップ
711では、HDドライブ203にある中間データ一時
保存ファイルをクローズした後、CPU201は、中間
データ一時保存ファイルの削除を行うと共に、RAM2
02上に生成したページ位置情報変数等の全ての情報を
消去し、処理を終了する。こうすることにより、プリン
タ2へ出力データの転送を行った後は、情報処理装置1
には中間データ等が残らないようにする。
【0067】前述したように、図8は、図4の中間コー
ドの生成と色属性の記憶/ページ単位での保存を行うス
テップ(ステップ401)により、RAM202上の関
連データ領域34に生成されるページ毎の印刷データの
色処理モード情報の例を示している。そして、図9は色
処理モード指定コマンドの例を示しているものである。
【0068】なお、本実施例においては、本プリンタ色
処理モード自動制御プログラムを含む印刷関連モジュー
ルを記憶する媒体をFDもしくはHDドライブ203と
したが、それ以外にCD−ROM、ICメモリカード等
であってもよい。更に、本プリンタ色処理モード自動制
御プログラム単独、もしくは本プリンタ色処理モード自
動制御プログラムを含む印刷関連モジュールとしてRO
M205に記憶しておき、これをメモリマップの一部と
なすように構成し、直接CPU201で実行することも
可能である。
【0069】このように、本実施例では、情報処理装置
内でページ単位で印刷データの色処理モードを決定する
ことにより、プリンタでは、ページ毎に色処理モードを
変更することができるので、トナーの削減や印刷スルー
プットをあげることが可能となる。
【0070】また、本第1実施例において、情報処理装
置1上で稼動する印刷関連モジュールまたはプリンタ2
で稼動する印刷モジュールが複数の印刷ページ(論理ペ
ージ)を縮小して、1ページ(物理ページ)にレイアウ
トする機能(nページ印刷機能)を有している場合で、
情報処理装置1上で、OS管理の下、動作するアプリケ
ーションより印刷処理が実行された時点で、前記nペー
ジ印刷機能を用いた印刷が指定されている場合の処理に
ついて、本実施例で説明する。
【0071】まず図13を用いて説明をする。例えば、
前記アプリケーションより4ページ印刷により、8ペー
ジ分のデータの印刷要求が来た場合について説明する。
【0072】本実施例における色処理モード自動制御プ
ログラムである図5のステップ512の処理終了後に、
図10の左側表に示したように8ページ分の論理ページ
の色属性情報が記憶されているとする。ここで、図13
のステップ1301に処理が進む。ステップ1301で
は、RAM202の関連データ34に格納されている該
色属性情報から、図10の右側表に示すように物理ペー
ジの色処理モード情報をRAM202上に生成する。本
実施例では、論理ページが4ページで物理ページが1ペ
ージ分になるので、図10に示す例では、論理ページデ
ータ1、2ページの色処理モードがフルカラーとなって
いるので、物理ページ1の色処理モードがフルカラーと
決定され、論理ページデータの5〜8は白黒なので、物
理ページ2が白黒と決定される。
【0073】続けて、図7に示す印刷データ生成ステッ
プの処理を行う。ここでは、図14、図15を用いて説
明する。印刷データ生成ステップの処理は、基本的に
は、上記実施例と同じである。ページ縮小モードで変わ
る処理は3個所あり、図14、図15に示すとおり、1
個所目は、ステップ705の処理に変えて、ステップ1
401の処理に進むことである。ステップ1401で
は、図8に示される1ページ目の色処理モードを参照
し、続いて、図9に示す形式でCPU201は出力デー
タを作成し、プリンタ2へ出力を行う。さらに現在処理
中のnページ印刷設定値と物理ページカウンタと論理ペ
ージカウンタの初期化を行う。
【0074】2個所目は、ステップ709の処理に変え
て、ステップ1501〜1503の処理を行う。ステッ
プ1501では、現在作成中の印刷データが論理ページ
の1ページ目であるかをCPU201が判断している。
もし、CPU201が、現在作成中の印刷データが論理
ページの1ページ目であると判断した場合は、新しい物
理ページになったということであるからスッテプ150
2に処理を移す。また、CPU201が論理ページの1
ページ目ではないと判断した場合は、まだ前の物理ペー
ジの印刷データを作成しているということであるからス
テップ702に処理を戻す。
【0075】ステップ1502では、改ページであるこ
とを示す出力データを生成しプリンタ2に出力し、物理
ページカウンタをインクリメントし、実際に印字される
ページと対応させ、ステップ1503に処理を進める。
ステップ1503では、現在印刷データを作成している
物理ページと1ページ前の物理ページのRAM202に
記憶されている色処理モードをCPU201が比較す
る。もし、CPU201がそれぞれの色処理モードが同
じであると判断した場合は、色処理モードを変える必要
がないのでステップ702に処理を戻す。また、もしC
PU201がそれぞれの色処理モードが異なっていると
判断した場合は、色処理モードを帰るために指定コマン
ドを出力するために、ステップ710に処理を進める。
この後の処理は、図7と同じである。
【0076】3個所目は、図7のステップ707におい
て、改ページコマンドであるとCPU201により判断
された場合でも、改ページである旨の出力データの生成
とプリンタ2への出力は、このステップでは行わず、該
判断は前述したステップ1502で行う。
【0077】このように本実施例においては、前記実施
例に、上記の処理を追加することにより、論理ページ単
位での色処理モード指定命令の出力を抑制し、物理単位
ページでの出力をおこなうことにより、同一物理ページ
上に複数の色処理モードが指定される矛盾を回避し、最
適な色処理モードでnページ印刷を行うことができる。
【0078】また、プリンタ2が両面印刷の機能を有し
ている場合で、転写ドラム状に複数の記録材を保持で
き、さらに両面印刷時のパフォーマンスを向上させるた
めにプリンタ内部に片面印字後、裏面印字のために複数
の記録材を一時的にプールする機構を持つ場合におい
て、情報処理装置1上で、OS管理のもとで動作するア
プリケーションにより印刷処理が実行された時点で、該
両面印刷機能を用いた印刷が指定されている場合の処理
を本実施例で説明する。
【0079】図12は、片面印刷時と両面印刷時のペー
ジ順の違いを表した図である。
【0080】図12の上のページ順は、片面印刷時であ
り、フェイスダウンのプリンタであれば、図のように
1、2〜4と数字順序になる。図のように色処理モード
が決定されている場合は、色処理モードの指定タイミン
グは、1ページ目にカラー、2ページ目に白黒、4ペー
ジ目にカラーと3回指定しなければならない。次に、同
図の下のページ順序は、両面印刷時である。1、2ペー
ジが第1ページの表と裏であり、3、4ページが第2ペ
ージの表と裏を表している。本実施例では、プリンタは
フェイスダウンであり、かつ複数の記録材を転写ドラム
に貼り付け可能である。このとき、印刷スループットを
考えると、2ページ目の裏面から印刷を始め1ページ目
の裏面の印刷を行い、プリンタ両面ユニットに一時保持
し、その後プリンタ両面ユニットに保持されている記録
材の上から順に転写ドラムに裏表を逆にして貼り付けら
れ、記録されて出力される。このため、最後の出力順序
が1ページ目を先に出すためにはこういう順序が取られ
る。同図の上と同じ色処理モードでデータが情報処理装
置1からプリンタ2へ送信されてきた場合は、両面印刷
時では、前述したように、図12の下のような順序にな
るため、色処理モードの切換のタイミングは、1ページ
目にカラー、2ページ目に白黒、3ページ目にカラー、
4ページ目に白黒の指定をしなければならない。
【0081】図16は、両面印刷実行時のプリンタ2内
部での紙搬送の状況を示したものである。ここでは2枚
の両面印刷について説明する。
【0082】プリンタ内部では、連続した4ページデー
タを受信すると、表中のステップ1では、まず2ページ
目の裏面である第4ページ目の印刷を行い、プリンタ両
面ユニット内にプールする。表中ステップ2は、続い
て、1ページ目の裏面である第2ページ目の印刷を行
い、4ページ目と同様に両面ユニット内にプールする状
態を表している。表中ステップ3では、続いて、両面ユ
ニットより、1ページ目の裏面である第2ページ目が既
に印刷されている紙(1ページ目)を給紙し、1ページ
目の表面である第1ページ目の印刷を行い、排紙トレイ
にフェイスダウンにて排紙した状態を表している。次に
表中ステップ4では、2ページ目の裏面である第4ペー
ジ目が印刷されている紙を給紙し、2ページ目の表面で
ある第3ページ目の印刷を行い、排紙トレイにフェイス
ダウンにて排紙する状態を表している。ここでは、簡単
のために、表中ステップ3において、プリンタ両面ユニ
ットに第4ページが印刷されている2ページ目が存在
し、排紙トレイに両面が印刷されている1ページ目が存
在している図にしたが、本実施例では実際は、転写ドラ
ムは2枚同時に貼ることができるものを例にとっている
ので、1ページ目に続いて2ページ目が続けて出力され
るため、同時にプリンタ両面ユニットと排紙トレイに存
在することはない。
【0083】上記の処理を図18のフローチャートを用
いて説明する。
【0084】アプリケーションより4ページ分のデータ
の印刷要求が来た場合に、本実施例における色処理モー
ド自動制御プログラムでは、すでに、実施例に示した図
5のステップ512の処理終了後に、図11左側表に示
した4ページ分のページ毎の色処理モード情報からま
ず、ステップ1801では、プリンタCPU212は総
ページ数を確認し、4ページ単位で実印刷順に図11の
左側の表をソーティングし、図11の真中の表を得る。
本実施例の場合、図11の左側表にあるとおり、1、4
ページがフルカラー、2、3ページが白黒であるので真
中の表に示すとおり、実際の印刷順序では、色処理モー
ドはフルカラーと白黒が交互になる。続いて、ステップ
1802において、図11の真中の表から、図17をも
とにして、印刷スループットが最小になるように各ペー
ジの色処理モードを再決定したのが右側表である。
【0085】図17はそれぞれの処理を実行するのに必
要な所要時間を記載している。
【0086】例えば、最初のページの印刷時間は、プリ
ンタの初期化やデータの展開等ため印刷時間はフルカラ
ーで30秒、白黒で10秒かかるとする。このとき、連
続ページの印刷時間は、フルカラーで1枚あたり10
秒、白黒で2.5秒で済む。これは、転写ドラムに複数
の用紙を貼り付けることができるためである。フルカラ
ーモードでは、M(マゼンタ)Y(イエロー)C(シア
ン)K(ブラック)と、4色あり転写ドラムを4度回転
させる必要があるため、白黒モードの4倍の時間がかか
る。よって、色処理モードを切り替えるときに、排紙待
ちにかかる時間は、白黒モードからフルカラーモードに
切り替えるときは、白黒ページの排紙なので2.5秒た
ってから切換が可能となり、フルカラーモードから白黒
モードに切り替えるときは、フルカラーページの排紙な
ので10秒後に切換が可能となるということを示してい
る。
【0087】本実施例では、図17に示す基本的な印刷
時間データおよび色処理モード切替えに伴う排紙待ち時
間をもとにして、実際に色処理モードの切替えを行なう
のは、同一処理モードによる印刷が2ページ以上続く場
合とした。したがって、図11の右表に示すとおり、本
実施例では全てのページをフルカラーモードで印刷を行
なうことになる。
【0088】また、このような処理は両面印刷時に限ら
れるものではなく、通常の印刷時にも行われるものであ
る。
【0089】このように、色処理モードの切換えのため
の排紙待ちにかかる時間により、印刷スループットを最
高にするように色処理モードを自動決定することによ
り、複数の色処理モードを持った印刷データの印刷時間
を最小にすることが可能となる。
【0090】(第2実施例)本第2実施例では、スプー
ルファイルマネージャ2004がスプールファイル20
03に中間データをスプールしている最中に、出力可能
な物理ページをデスプールする機能について説明する。
【0091】本第2実施例では、第1実施例のシステム
におけるものであり、図22は、スプールファイルマネ
ージャ2004におけるスプールファイル2003生成
プロセスと以降説明する印刷データ生成プロセスの間の
制御の詳細をフローチャートで示したものである。
【0092】ステップ2201では、スプーラ2002
あるいはデスプーラ2005からの印刷処理の進捗通知
を受け付ける。
【0093】ステップ2202では、もし進捗通知が図
5のステップ504において通知されるスプーラ200
2からの印刷開始通知であるかどうか判定し、もしそう
であればステップ2203へすすみ、ジョブの識別子か
ら該当するスプールファイルをオープンし、印刷の加工
設定をスプールファイル2003から読み込み、ジョブ
の管理を開始する。一方、ステップ2202において、
スプーラ2002からの印刷開始通知でなければステッ
プ2204へすすみ、進捗通知が前述の図5におけるス
テップ508において通知されるスプーラ2002から
の1論理ページの印刷終了通知であるかどうか判定す
る。ここで1論理ページの印刷終了通知であればステッ
プ2205へ進み、この論理ページに対する色処理モー
ドの情報を格納する。
【0094】そして、続くステップ2206では、この
時点でスプールが終了したn論理ページに対して、次に
印刷すべき第n物理ページ目の印刷が開始できるかを判
定する。ここで、印刷可能である場合はステップ220
7へ進み、印刷する1物理ページに対して割り付けれら
れる論理ページ毎の色処理モードをあらかじめ格納した
テーブルから参照し、色処理モードを決定する。なお本
実施例においては、同一物理ページ中に1ページでもフ
ルカラーの色属性を持つ論理ページがあった場合には、
その物理ページの色処理モードをフルカラーに設定する
ものとしている。
【0095】そして、ステップ2208では、図24に
示すような形式によって、印刷可能となった物理ページ
を構成する論理ページ番号と、その物理ページを印刷す
る際に用いる色処理モードなどの情報がデスプーラ20
05に通知される。
【0096】その後ステップ2201に戻り、次の通知
を待つ。
【0097】本実施例においては、印刷データ1ペー
ジ、すなわち1物理ページを構成する論理ページがスプ
ールされた時点で印刷ジョブのスプールが全て終了して
いなくても印刷処理が可能である。
【0098】一方、ステップ2204において、進捗通
知がスプーラ2002からの1論理ページの印刷終了通
知でなかった場合ステップ2209へ進み、前述した図
5のステップ512において通知されるスプーラ200
2からのジョブ終了通知であるかどうかを判定する。こ
こで、ジョブ終了通知である場合、前述のステップ22
06へ進む。
【0099】一方、ジョブ終了通知でない場合、ステッ
プ2210へ進み、受け付けた通知がデスプーラ200
5からの1物理ページの印刷終了通知であるかどうか判
定する。ここで、1物理ページの印刷終了通知である場
合はステップ2211へ進み、加工設定の印刷が全て終
了したかを判定する。印刷終了した場合、ステップ22
12へ進み、デスプーラ2005に印刷終了の通知を行
う。
【0100】一方、加工設定に対する印刷がまだ終了し
ていないと判断した場合、前述の2206へ進む。本実
施例におけるデスプーラ2005は同時に印刷処理を行
える物理ページ数を1と想定している。
【0101】ステップ2210において、デスプーラ2
005からの1物理ページの印刷終了通知でないと判断
された場合、ステップ2213へ進み、デスプーラ20
05からの印刷終了通知かどうかを判定する。デスプー
ラ2005からの印刷終了通知と判定された場合、ステ
ップ2214へ進み、スプールファイル2003の削除
を行い処理を終える。
【0102】一方、デスプーラ2005からの印刷終了
通知でなかった場合はステップ2215へ進み、その他
通常処理を行い、次の通知を待つ。
【0103】図23は、デスプーラ2005における、
印刷データの生成プロセスの詳細をフローチャートで示
したものである。
【0104】デスプーラ2005は、およびスプールフ
ァイルマネージャ2004からの印刷要求に応じて、ス
プールファイル2003から必要な情報を読みだして印
刷データを生成する。生成された印刷データにおけるプ
リンタへの転送方法については図20で説明した通りで
ある。
【0105】印刷データの生成では、まず、ステップ2
301において、前述のスプールファイルマネージャ2
004からの通知を入力する。続くステップ2302で
は、入力された通知がジョブの終了通知かどうか判定
し、ジョブ終了通知であるならばステップ2303へ進
み、デスプーラ2005の処理終了の通知をスプールフ
ァイルマネージャ2004に通知し、処理を終える。
【0106】一方、ステップ2302においてジョブ終
了通知でない場合は、ステップ2304に進み、前述の
ステップ2208における1物理ページの印刷開始要求
が通知されたかどうか判定する。ここで1物理ページの
印刷開始要求と判定された場合、ステップ2305へ進
み、スプールファイルマネージャ2004から渡された
図24に示す情報とスプールファイル2003とから、
指定された物理ページの印刷データ生成に必要な情報を
読み込み、印刷処理を行う。印刷処理はスプールファイ
ル2003に格納された印刷要求命令をデスプーラ20
05においてグラフィックエンジン1902が認識可能
な形式に変換し、転送する。複数論理ページを1物理ペ
ージにレイアウトするような加工設定については、この
ステップで縮小配置を考慮にいれながら変換する。
【0107】また、物理ページにおける色処理モードの
決定の例を図10に示す。例えば、加工設定が1物理ペ
ージに4論理ページを配置するような設定の場合、第1
物理ページは第4論理ページがスプールされた時点で色
処理モードが決定され、印刷可能となる。
【0108】続いて、第2物理ページは第8論理ページ
がスプールされた時点で印刷可能となる。また、図10
のように論理ページ数が1物理ページに配置する論理ペ
ージ数の倍数でなくても、図5のステップ512におけ
るスプール終了通知によって1物理ページに配置する論
理ページが決定可能である。
【0109】必要な印刷処理が終えたならば、続くステ
ップ2306において1物理ページの印刷データ生成終
了の通知をスプールファイルマネージャ2004に対し
て行う。そしてステップ2301へ戻り次の通知を待
つ。
【0110】一方、ステップ2304において開始要求
と判定されなかった場合や、他のジョブ識別子に対する
通知であった場合はステップ2307へ進み、その他通
常処理あるいエラー処理を行い、ステップ2301へ戻
り次の通知を待つ。
【0111】このように、本第2実施例では、スプーラ
2002からの論理ページ毎の色処理モードをスプール
ファイルマネージャ2004において記憶し、物理ペー
ジ単位で印刷データの色処理モードを決定し、デスプー
ラ2005において各物理ページにおいて指定された色
処理モードで印刷処理を行うことにより、プリンタで
は、ページ毎に色処理モードを変更することができるの
で、トナーの削減や印刷スループットをあげることが可
能となる。
【0112】更に、中間データをスプール中でも、物理
ページのデータがスプール終了しており印刷処理可能で
あれば、印刷可能な物理ページの中間データをデスプー
ルしてプリンタドライバでページ記述言語等の出力デー
タに変換して出力するので、ファーストプリントの時間
の短縮が可能となるという優れた効果が得られる。
【0113】以上説明したように、本発明のプリンタ色
処理モード自動制御方法および装置によれば、プリンタ
での印刷時の色処理モードをページ単位に制御すること
によって、プリンタ側での不要な処理を排除し、印刷ス
ループットを向上させるという効果がある。
【0114】また、他の発明によれば、nページ印刷が
指定されている場合においても、全ての論理ページが最
適と思われる色にて印刷されることを可能とするという
効果がある。
【0115】また、他の発明によれば、両面印刷が指定
されている場合においても、表ページ、裏ページ共に最
適と思われる色にて印刷されることを可能とすると共
に、印刷スループットを向上させるという効果がある。
【0116】また、他の発明によれば、頻繁な色処理モ
ードの変更による印刷スループットの低下を防止し、印
刷スループットをさらに向上させるという効果がある。
【0117】また、他の発明によれば、中間データをス
プール中でも、物理ページのデータがスプール終了して
おり印刷処理可能であれば、印刷可能な物理ページの中
間データをデスプールしてプリンタドライバでページ記
述言語等の出力データに変換して出力するので、ファー
ストプリントの時間の短縮が可能となるという優れた効
果が得られる。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報処理
装置は、アプリケーションにより生成された印刷命令を
解析し、各ページの色属性を判断する解析手段と、印刷
装置における印刷処理と、前記解析手段により判断され
た各ページの色属性とに基づいて、印刷データの色処理
モードを決定する色処理モード決定手段と、前記色処理
モード決定手段により決定された色処理モードで、該印
刷命令に基づく印刷データを生成する印刷データ生成手
段とを有し、前記色処理モード決定手段は、前記印刷装
置における色処理モードの切り替えに伴う待ち時間と各
色処理モードにおける各ページの印刷時間と印刷処理さ
れるページ順序とに基づいて、各ページの色処理モード
を決定することにより、印刷装置における印刷処理を考
慮して印刷スループットの高い色処理モードを情報処理
装置から指示できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステムを示すブロック図
【図2】情報処理装置とプリンタの内部のブロック図
【図3】プリンタ色処理モード自動制御プログラムを含
む印刷関連モジュールがRAM202にロードされ実行
可能となった状態のメモリマップ図
【図4】プリンタ色処理モード自動制御プログラムの概
略を示したフローチャート図
【図5】プリンタ色処理モード自動制御プログラムの中
の中間コード生成、色属性記憶/ページ単位保存ステッ
プの詳細な処理を示したフローチャート図
【図6】プリンタ色処理モード自動制御プログラムによ
り生成される中間コードデータ一時保存ファイルの内容
の例を示す図
【図7】プリンタ色処理モード自動制御プログラムの中
の印刷データ生成、各ページ色処理モード指定ステップ
の詳細な処理を示すフローチャート図
【図8】プリンタ色処理モード自動制御プログラムにて
生成されるページ毎の色処理モード情報の例を示す図
【図9】色処理モード指定コマンドの例を示す図
【図10】本実施例でRAM202上に生成されるペー
ジ毎の色処理モードを示すデータの例を示す図
【図11】本実施例でRAM202上に生成されるペー
ジ毎の色処理モードを示すデータの例を示す図
【図12】片面、両面印字時で色処理モード切替えタイ
ミングが異なる場合の例を示す図
【図13】縮小プリントのときのプリンタ色処理モード
自動制御プログラムの処理の流れを表すフローチャート
【図14】縮小プリントのときのプリンタ色処理モード
自動制御プログラムの処理の流れを表すフローチャート
【図15】縮小プリントのときのプリンタ色処理モード
自動制御プログラムの処理の流れを表すフローチャート
【図16】両面印刷を行なう際のかみ搬送状況を示した
【図17】プリンタの各色処理モードでの印刷時間と色
処理モードの切替え時の排紙待ち時間をまとめた表を示
す図
【図18】両面印刷のときのプリンタ色処理モード自動
制御プログラムの処理の流れを表すフローチャート図
【図19】プリンタが接続されたホストコンピュータの
典型的なプリントシステムの構成を示すブロック図
【図20】アプリケーションからの印刷命令をプリンタ
制御コマンドに変換する前に、一旦スプールファイルに
スプールするプリントシステムの構成を示すブロック図
【図21】プリンタについて説明した図
【図22】スプールファイルマネージャにおける印刷制
御および色処理モードの決定について示したフローチャ
ート図
【図23】デスプーラにおける処理を示したフローチャ
ート図
【図24】スプールファイルマネージャからデスプーラ
に対して物理ページの印刷要求を行う際に渡すデータ形
式の一例を示した図
【符号の説明】
1 情報処理装置 2 プリンタ 3 セントロI/F接続 201 CPU 202 RAM 203 HDドライブ 204 ディスプレイ 205 ROM 206 FD 207 FDドライブ 208 キーボード 209 セントロI/F(ホスト) 210 セントロI/F(プリンタ) 211 ROM 212 CPU 213 RAM 214 コプロセッサ 215 エンジンI/F 31 メモリマップ 32 アプリケーション 33 空きメモリ 34 関連データ 35 印刷関連モジュール 36 OS 37 BIOS
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 智 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川本 浩一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−146763(JP,A) 特開 平8−90839(JP,A) 特開 平7−175614(JP,A) 特開 平8−234947(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12 B41J 5/30 B41J 29/38

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションにより生成された印刷
    命令を解析し、各ページの色属性を判断する解析手段
    と、 印刷装置における印刷処理と、前記解析手段により判断
    された各ページの色属性とに基づいて、印刷データの色
    処理モードを決定する色処理モード決定手段と、 前記色処理モード決定手段により決定された色処理モー
    ドで、該印刷命令に基づく印刷データを生成する印刷デ
    ータ生成手段とを有し、 前記色処理モード決定手段は、前記印刷装置における
    処理モードの切り替えに伴う待ち時間と各色処理モード
    における各ページの印刷時間と印刷処理されるページ順
    序とに基づいて、各ページの色処理モードを決定するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記色処理モード決定手段は、色処理モ
    ードに基づいて、すべてのページにおいて色再現性を保
    証するモードを各ページにおいて選択し、なおかつ印刷
    開始から終了までの時間が最短となるように色処理モー
    ドを決定することを特徴とする請求項1記載の情報処理
    装置。
  3. 【請求項3】 色処理モード決定手段は、色処理モード
    が変更される最初のページの印刷命令に色処理モードを
    指定する情報を付加することを特徴とする請求項1乃至
    2のいずれかに記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記色処理モード決定手段は、前記印刷
    装置における印刷処理が両面印刷を行う場合に、前記解
    析手段により判断された各ページの色属性を印刷順に並
    び替え、色処理モードが変更される最初のページの印刷
    命令に色処理モードを指定する情報を付加することを特
    徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記色処理モード決定手段は、前記印刷
    装置における印刷処理が転写体上に複数ページの画像を
    形成可能な場合に、該複数ページの色属性が異なるとき
    は該複数ページの色処理モードをカラーモードにし、該
    複数ページの画像の色属性がモノクロのときに該複数ペ
    ージの色処理モードをモノクロモードに決定することを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理
    装置。
  6. 【請求項6】 アプリケーションにより生成された印刷
    命令をOSの描画手段を介して受け取り、該印刷命令に
    基づいて中間データを生成し、生成した中間データを一
    時的に格納する中間データ生成手段と、 前記中間データ生成手段により格納された中間データに
    基づいて印刷命令を再生成し、前記OSの描画手段に対
    して生成した印刷命令を出力する印刷命令生成手段とを
    更に有し、 前記印刷データ生成手段は、前記印刷命令生成手段によ
    りOSを介して受け取る印刷命令に基づいて印刷データ
    を生成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 アプリケーションにより生成される複数
    ページ分の印刷命令を1ページに縮小レイアウトするペ
    ージ合成手段を更に有し、 前記色処理モード決定手段は、前記ページ合成手段によ
    り縮小レイアウトされた複数ページ分の印刷命令に基づ
    いて印刷データの色処理モードを決定することを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記色処理モード決定手段は、前記印刷
    装置における色処理モードを切り替え可能な最小単位の
    印刷データのページ数の中間データが生成された時点で
    色処理モードを決定することを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記色処理モード決定手段により印刷デ
    ータのページ単位で色処理モードを決定したならば、前
    記印刷データ生成手段は、すべてのページの色処理モー
    ドが決定される前に、前記決定された印刷データの色処
    理モードをページ単位で指定する印刷データを生成し、
    前記印刷装置への送信を開始することを特徴とする請求
    項8記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 アプリケーションにより生成された印
    刷命令を解析し、各ページの色属性を判断する解析工程
    と、 印刷装置における印刷処理と、前記解析工程で判断され
    た各ページの色属性とに基づいて、印刷データの色処理
    モードを決定する色処理モード決定工程と、 前記色処理モード決定工程で決定された色処理モード
    で、該印刷命令に基づく印刷データを生成する印刷デー
    タ生成工程とを含み、 前記色処理モード決定工程は、前記印刷装置における
    処理モードの切り替えに伴う待ち時間と各色処理モード
    における各ページの印刷時間と印刷処理されるページ順
    序とに基づいて、各ページの印刷処理に適する色処理モ
    ードを決定することを特徴とする印刷制御方法。
  11. 【請求項11】 前記色処理モード決定工程は、色処理
    モードに基づいて、すべてのページにおいて色再現性を
    保証するモードを各ページにおいて選択し、なおかつ印
    刷開始から終了までの時間が最短となるように色処理モ
    ードを決定することを特徴とする請求項10記載の印刷
    制御方法。
  12. 【請求項12】 色処理モード決定工程は、色処理モー
    ドが変更される最初のページの印刷命令に色処理モード
    を指定する情報を付加することを特徴とする請求項10
    乃至11のいずれかに記載の印刷制御方法。
  13. 【請求項13】 前記色処理モード決定工程は、前記印
    刷装置における印刷処理が両面印刷を行う場合に、前記
    解析工程で判断された各ページの色属性を印刷順に並び
    替え、色処理モードが変更される最初のページの印刷命
    令に色処理モードを指定する情報を付加することを特徴
    とする請求項12記載の印刷制御方法。
  14. 【請求項14】 前記色処理モード決定工程は、前記印
    刷装置における印刷処理が転写体上に複数ページの画像
    を形成可能な場合に、該複数ページの色属性が異なると
    きは該複数ページの色処理モードをカラーモードにし、
    該複数ページの画像の色属性がモノクロのときに該複数
    ページの色処理モードをモノクロモードに決定すること
    を特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の印
    刷制御方法。
  15. 【請求項15】 アプリケーションにより生成された印
    刷命令をOSの描画手段を介して受け取り、該印刷命令
    に基づいて中間データを生成し、生成した中間データを
    一時的に格納する中間データ生成工程と、 前記中間データ生成工程で格納された中間データに基づ
    いて印刷命令を再生成し、前記OSの描画手段に対して
    生成した印刷命令を出力する印刷命令生成工程とを更に
    含み、 前記印刷データ生成工程は、OSを介して受け取る前記
    印刷命令生成工程で生成された印刷命令に基づいて印刷
    データを生成することを特徴とする請求項10乃至14
    のいずれかに記載の印刷制御方法。
  16. 【請求項16】 アプリケーションにより生成される複
    数ページ分の印刷命令を1ページに縮小レイアウトする
    ページ合成工程を更に含み、前記色処理モード決定工程
    は、前記ページ合成工程で縮小レイアウトされた複数ペ
    ージ分の印刷命令に基づいて印刷データの色処理モード
    を決定することを特徴とする請求項10乃至15のいず
    れかに記載の印刷制御方法。
  17. 【請求項17】 前記色処理モード決定工程は、前記印
    刷装置における色処理モードを切り替え可能な最小単位
    の印刷データのページ数の中間データが生成された時点
    で色処理モードを決定することを特徴とする請求項10
    乃至16のいずれかに記載の印刷制御方法。
  18. 【請求項18】 前記色処理モード決定工程で印刷デー
    タのページ単位で色処理モードを決定したならば、前記
    印刷データ生成工程は、すべてのページの色処理モード
    が決定される前に、前記決定された印刷データの色処理
    モードをページ単位で指定する印刷データを生成し、前
    記印刷装置への送信を開始することを特徴とする請求項
    17記載の印刷制御方法。
  19. 【請求項19】 印刷制御プログラムを格納した記憶媒
    体であって、該印刷制御プログラムは、 アプリケーションにより生成された印刷命令を解析し、
    各ページの色属性を判断する解析プログラムコードと、 印刷装置における印刷処理と、前記判断された各ページ
    の色属性とに基づいて、印刷データの色処理モードを決
    定する色処理モード決定プログラムコードと、 前記決定された色処理モードで、該印刷命令に基づく印
    刷データを生成する印刷データ生成プログラムコードと
    を含み、 前記色処理モード決定プログラムコードは、前記印刷装
    置における色処理モードの切り替えに伴う待ち時間と各
    色処理モードにおける各ページの印刷時間と印刷処理さ
    れるページ順序とに基づいて、各ページの印刷処理に適
    する色処理モードを決定するものであることを特徴とす
    るコンピュータ読み取り可能な印刷制御プログラムを格
    納した記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記色処理モード決定プログラムコー
    ドは、色処理モードに基づいて、すべてのページにおい
    て色再現性を保証するモードを各ページにおいて選択
    し、なおかつ印刷開始から終了までの時間が最短となる
    ように色処理モードを決定するものであることを特徴と
    する請求項19記載の記憶媒体。
  21. 【請求項21】 色処理モード決定プログラムコード
    は、色処理モードが変更される最初のページの印刷命令
    に色処理モードを指定する情報を付加するものであるこ
    とを特徴とする請求項19乃至20のいずれかに記載の
    記憶媒体。
  22. 【請求項22】 前記色処理モード決定プログラムコー
    ドは、前記印刷装置における印刷処理が両面印刷を行う
    場合に、前記判断された各ページの色属性を印刷順に並
    び替え、色処理モードが変更される最初のページの印刷
    命令に色処理モードを指定する情報を付加するものであ
    ることを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 前記色処理モード決定プログラムコー
    ドは、前記印刷装置における印刷処理が転写体上に複数
    ページの画像を形成可能な場合に、該複数ページの色属
    性が異なるときは該複数ページの色処理モードをカラー
    モードにし、該複数ページの画像の色属性がモノクロの
    ときに該複数ページの色処理モードをモノクロモードに
    決定するものであることを特徴とする請求項19乃至2
    2のいずれかに記載の記憶媒体。
  24. 【請求項24】 アプリケーションにより生成された印
    刷命令をOSの描画手段を介して受け取り、該印刷命令
    に基づいて中間データを生成し、生成した中間データを
    一時的に格納する中間データ生成プログラムコードと、 前記格納された中間データに基づいて印刷命令を再生成
    し、前記OSの描画手段に対して生成した印刷命令を出
    力する印刷命令生成プログラムコードとを前記印刷制御
    プログラムに更に含み、 前記印刷データ生成プログラムコードは、OSを介して
    受け取る前記印刷命令生成プログラムコードにより生成
    された印刷命令に基づいて印刷データを生成するもので
    あることを特徴とする請求項19乃至23のいずれかに
    記載の記憶媒体。
  25. 【請求項25】 アプリケーションにより生成される複
    数ページ分の印刷命令を1ページに縮小レイアウトする
    ページ合成プログラムコードを前記印刷制御プログラム
    に更に含み、 前記色処理モード決定プログラムコードは、前記縮小レ
    イアウトされた複数ページ分の印刷命令に基づいて印刷
    データの色処理モードを決定するものであることを特徴
    とする請求項19乃至24のいずれかに記載の記憶媒
    体。
  26. 【請求項26】 前記色処理モード決定プログラムコー
    ドは、前記印刷装置における色処理モードを切り替え可
    能な最小単位の印刷データのページ数の中間データが生
    成された時点で色処理モードを決定するものであること
    を特徴とする請求項19乃至25のいずれかに記載の記
    憶媒体。
  27. 【請求項27】 前記色処理モード決定プログラムコー
    ドで印刷データのページ単位で色処理モードを決定した
    ならば、前記印刷データ生成プログラムコードは、すべ
    てのページの色処理モードが決定される前に、前記決定
    された印刷データの色処理モードをページ単位で指定す
    る印刷データを生成し、前記印刷装置への送信を開始さ
    せるものであることを特徴とする請求項26記載の記憶
    媒体。
  28. 【請求項28】 情報処理装置と印刷装置とを含む印刷
    制御システムであって、 前記情報処理装置は、 アプリケーションにより生成された印刷命令を解析し、
    各ページの色属性を判断する解析手段と、 印刷装置における印刷処理と、前記解析手段により判断
    された各ページの色属性とに基づいて、印刷データの色
    処理モードを決定する色処理モード決定手段と、 前記色処理モード決定手段により決定された色処理モー
    ドで、該印刷命令に基づく印刷データを生成する印刷デ
    ータ生成手段とを有し、 前記印刷装置は、 前記情報処理装置からの印刷データに含まれる色処理モ
    ードの指示に基づいて、色処理モードを切り替えて前記
    印刷データを印刷処理する印刷処理手段を有し、 前記色処理モード決定手段は、前記印刷装置における
    処理モードの切り替え に伴う待ち時間と各色処理モード
    における各ページの印刷時間と印刷処理されるページ順
    序とに基づいて、各ページの印刷処理に適する色処理モ
    ードを決定することを特徴とする印刷制御システム。
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