JP3509259B2

JP3509259B2 - Steering wheel pad

Info

Publication number: JP3509259B2
Application number: JP04588395A
Authority: JP
Inventors: 栄治佐藤; 浩一加賀; 英典上田
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 1995-03-06
Filing date: 1995-03-06
Publication date: 2004-03-22
Anticipated expiration: 2019-03-22
Also published as: JPH08239047A

Description

【発明の詳細な説明】【０００１】【産業上の利用分野】本発明は、車両のステアリングホ
イールに配置される合成樹脂製のパッドに関し、さらに
具体的には、インサートと被覆層とからなる二層タイプ
として、上方から衝撃荷重が作用した際に、その衝撃エ
ネルギーを吸収することができるパッドに関する。【０００２】【従来の技術】従来、ステアリングホイールのパッドと
しては、形状保持を図るための硬質合成樹脂からなるイ
ンサートと、感触を良好にするためにインサートの表面
側を被覆して軟質合成樹脂からなる被覆層と、から構成
されるものが多かった。【０００３】インサートには、その本体の裏面側に、形
状保持性能を発揮させるために、リブが下方へ突設され
ていた。【０００４】そして、この種のパッドでは、衝撃荷重が
作用した際に、リブを折損させつつインサート本体を破
断させて、その衝撃エネルギーを吸収可能とするため、
リブが折損し易いように、リブの所定位置に、上下方向
の高さを短くする切欠きを設けることが提案された。【０００５】【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなリ
ブの切欠きは、リブの高さを低くするような上下方向を
凹ませた形状であり、リブの強度が、その凹んだ部位の
高さとしたリブと略等しい強度となって、衝撃エネルギ
ーの吸収には対処できたが、インサートの形状保持性能
も低下させていた。【０００６】そして、インサートの形状保持性能が低下
すれば、熱変形に対処し難く、また、組付時の合せ品質
にも影響を与え、種々の寸法管理を厳格にする必要が生
じていた。【０００７】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、インサートの形状保持性能の低下を抑えて、円滑に
衝撃エネルギーを吸収できるステアリングホイールのパ
ッドを提供することを目的とする。【０００８】【課題を解決するための手段】本発明に係るパッドは、
形状保持性能を維持するリブを本体の裏面側から下方へ
突出させたインサートと、該インサートの本体の表面側
を覆う被覆層と、を備え、前記インサートのリブに、上
方からの衝撃荷重の作用時に前記リブを折損させるため
の切欠きが形成されている合成樹脂製のステアリングホ
イールのパッドであって、前記被覆層の成形時に前記被
覆層の一部を充填させて前記被覆層の剥離を防止する剥
離防止孔が、前記衝撃荷重の作用時に前記インサートの
本体に破断線を生じさせるために、前記破断線に沿っ
て、前記インサート本体に、複数配設され、該剥離防止
孔の一部が、前記リブの配設方向と交差して断続的に配
列され、前記リブが、前記剥離防止孔の配列方向と交差
する部位に、前記リブを配置させない間隙部を備え、前
記間隙部が、前記衝撃荷重の作用時の前記インサート本
体における破断の起点として、配設され、前記切欠き
が、前記リブの上下方向に沿って前記リブの厚さを薄く
する凹溝として構成されるとともに、前記インサート
が、前記衝撃荷重の作用時における前記インサート本体
の前記破断の起点から延びる前記破断線の略延長上にも
前記リブを配置させるように構成されて、前記凹溝が、
前記破断の起点から延びる前記破断線の略延長上に配置
された前記リブの部位に、配置されていることを特徴と
する。【０００９】【００１０】【発明の作用・効果】本発明に係るパッドでは、インサ
ートのリブに設ける衝撃エネルギー吸収用の切欠きが、
リブの上下方向に沿ってリブの厚さを薄くする凹溝とし
ている。【００１１】すなわち、従来提案されたリブの切欠きで
は、リブの高さを低くするような上下方向を凹ませた形
状であり、リブの強度が、その凹んだ部位の高さとした
リブと略等しい強度とさせていたが、本発明のリブの切
欠きでは、リブの高さはそのままであることから、リブ
によるインサートの形状保持性能の低下を抑えることが
できる。【００１２】そして、パッドに衝撃荷重が作用してイン
サート本体が破断する際には、破断の進行方向の延長上
における上下方向に、リブの凹溝が配置されることか
ら、リブも折損し易く、衝撃エネルギーを円滑に吸収す
ることができる。【００１３】したがって、本発明に係るパッドでは、イ
ンサートの形状保持性能の低下を抑えて、円滑に衝撃エ
ネルギーを吸収できることとなる。【００１４】さらに、本発明に係るパッドにおいて、被
覆層成形時に被覆層の一部を充填させるために設けるイ
ンサート本体の剥離防止孔の一部を、リブの配設方向と
交差して断続的に配列させ、リブにおける剥離防止孔の
配列方向と交差する部位に、リブを配置させない間隙部
を設けるようにした場合には、衝撃荷重が作用した際、
リブが途切れた部位のインサート本体に応力集中が生じ
て、その部位がインサート本体の破断の起点となり、さ
らに、その周囲に配列された剥離防止孔に沿って、イン
サート本体が破断することとなり、円滑に、インサート
本体が破断される。【００１５】そして、剥離防止孔は、小さい形状のもの
であり、内部に充填される被覆層の成形後のヒケが目立
たず、インサート本体を破断させるための孔を別途設け
ることなく、外観意匠を低下させることを防止すること
ができる。【００１６】ちなみに、衝撃荷重の作用時にインサート
本体を破断させるために、従来のパッドでは、剥離防止
孔より遥かに大きな形状のスリット等の貫通孔を設けて
おり、その貫通孔の部位には、成形時に被覆層の一部が
広い面積で充填されることとなって、被覆層の成形後の
ヒケが目立ち、パッドの外観意匠の低下を招いていた。【００１７】【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。【００１８】実施例のパッド１０は、図１・２に示すよ
うに、円環状のリング部Ｒ・リング部Ｒ中央に配置され
るボス部Ｂ・リング部Ｒとボス部Ｂとを連結する４本の
スポーク部Ｓを備えたステアリングホイールＷの、その
ボス部Ｂの上部に配置されている。【００１９】なお、ステアリングホイールＷは、パッド
１０とステアリングホイール本体１とから構成され、ス
テアリングホイール本体１は、リング部Ｒ・ボス部Ｂ及
び各スポーク部Ｓに配置される芯金２と、リング部Ｒ及
び各スポーク部Ｓの部位の芯金２を被覆する被覆層３
と、ボス部Ｂの下方を覆ってボス部Ｂの芯金２に取り付
けられるロアカバー４と、から構成されている。【００２０】そして、パッド１０は、図１〜４に示すよ
うに、ポリプロピレン等の硬質合成樹脂からなるインサ
ート１１と、インサート１１の本体１２の表面側を覆う
軟質塩化ビニル等の軟質合成樹脂からなる被覆層２１
と、から構成されている。【００２１】インサート１１は、お椀を伏せたような形
状の本体１２と、本体１２の裏面側で下方へ突出するリ
ブ１８と、を備えて構成されている。【００２２】本体１２には、表裏を貫通して被覆層２１
の剥離を防止するために複数の剥離防止孔１３が形成さ
れるとともに、パッド１０をステアリングホイール本体
１側に係止するための４本の係止脚１４が所定位置に突
設されている。これらの係止脚１４は、ステアリングホ
イール本体１側に固定されたブラケット５の係止孔５ａ
や、スポーク部Ｓの被覆層３から延設された図示しない
部位の係止孔等に、係止されることとなる。【００２３】剥離防止孔１３は、本体１２の表面側から
裏面側にかけて、四角錐台のテーパ状の貫通孔として形
成され、実施例の場合、本体１２の表面側の開口形状を
２mm平方の正方形形状とし、本体１２の裏面側の開口形
状を５mm平方の正方形形状としている。そして、実施例
の剥離防止孔１３の配列としては、衝撃荷重Ｆの作用時
に、本体１２の中央部分において、まず、逆Ｙ字形状の
破断線３０が生ずるように破断させ、その後、左右方向
の破断線３１が生ずるように破断させるために、それら
の破断線３０・３１に沿って配列されている。【００２４】さらに、本体１２の裏面側における中央後
部側には、取付座１５と取付孔１６ａを有した取付ボス
１６とが配設されている。取付座１５は、パッド１０の
ステアリングホイール本体１からの外れ防止を図るため
のブラケット７の横板部７ａの先端を挿入係止させ、取
付ボス１６は、横板部７ａの取付孔７ｂを経て挿入され
るねじ８を螺着させる部位となる。【００２５】このブラケット７は、板金製として、横板
部７ａの端部から下方へ延びる縦板部７ｃに、ナット７
ｄを固着させてなる取付孔７ｅを有し、ボス部Ｂの部位
の芯金２に形成されたブラケット部２ａに対して、取付
孔２ｂを挿通するボルト９が取付孔７ｅに螺合すること
により、ステアリングホイール本体１に連結されること
となる。【００２６】インサート１１のリブ１８は、左右の側部
１８ａ・１８ｂと、中央で左右に分離された前部１８ｃ
・１８ｄと、取付ボス１６を介して相互に連結された左
右の後部１８ｅ・１８ｆと、を備えて、上下方向から見
て、略ロ字形状に配設されている。そして、衝撃荷重Ｆ
の作用時にリブ１８を折損させるための切欠きとして、
図１〜４に示すように、側部１８ａ・１８ｂにおける破
断線３１の略延長上に、リブ１８ａ・１８ｂの上下方向
に沿ってリブ１８ａ・１８ｂの厚さを約１／２に薄くす
る凹溝１９が、それぞれ形成されている。【００２７】そして、リブ１８の前部１８ｃ・１８ｄ
が、破断線３０を形成する剥離防止孔１３の配列方向Ｄ
と交差するリブとなり、その交差部位の両者の間の間隙
部２０が、リブ１８を配置させない部位となる。【００２８】実施例のパッド１０の製造は、予め、イン
サート１１を射出成形で形成しておき、そのインサート
１１を被覆層２１の成形用の成形型にセットし、被覆層
２１を射出成形により形成すれば製造することができ
る。【００２９】この被覆層２１の成形時、実施例のパッド
１０では、インサート１１の表裏を貫通している貫通孔
が剥離防止孔１３だけであり、これらの剥離防止孔１３
は、小さい開口形状のものであって、被覆層２１におけ
る剥離防止孔１３部位の成形後のヒケは目立たず、パッ
ド１０の外観意匠を低下させることを防止することがで
きる。【００３０】その後、パッド１０をステアリングホイー
ル本体１に取り付ける場合には、予め、パッド１０に対
して、横板部７ａの先端を取付座１５に挿入係止させる
とともに横板部７ａの元部側を取付ボス１６にねじ８止
めして、ブラケット７を取り付けておく。【００３１】そして、各係止脚１４を所定の係止孔５ａ
等に挿入係止させるとともに、取付孔２ｂ・７ｅを利用
して、ブラケット７の縦板部７ｃを芯金２のブラケット
部２ａにボルト９止めすれば、ステアリングホイール本
体１にパッド１０を取り付けることができる。なお、パ
ッド１０をステアリングホイール本体１に取り付ける場
合には、実際には、予め、ステアリングホイール本体１
を車両の図示しないステアリングシャフトに取り付けた
後に行なう。【００３２】そして、車両にステアリングホイールＷが
装着された後、図２に示すように、パッド１０に上方か
ら衝撃荷重Ｆが作用すると、図３に示すように、まず、
インサート本体１２におけるリブ１８ｃ・１８ｄの配置
されていない間隙部２０に応力集中が生じて、その間隙
部２０の部位がインサート本体１２の破断の起点となっ
て破断し、その周囲の配列方向Ｄの剥離防止孔１３ａ・
１３ｂ・１３ｃに沿って、インサート本体１２が破断し
て、破断線３０が発生する。【００３３】その後、さらに剥離防止孔１３ｄ・１３ｅ
の周囲も破断されて破断線３１が発生し、その破断線３
１の略延長上には、リブ側部１８ａ・１８ｂに、それぞ
れ上下方向の凹溝１９が配置されていることから、リブ
側部１８ａ・１８ｂも折損し易く、インサート本体１２
が放射状に破断して衝撃エネルギーを円滑に吸収するこ
ととなる。【００３４】そして、リブの折損による衝撃エネルギー
吸収量を実施例と略等しくする従来提案のリブの切欠き
では、リブの高さを低くするような上下方向を凹ませた
形状であり（図４の二点鎖線に示す切欠き３９参照）、
リブの強度が、その凹んだ部位の高さとしたリブと略等
しい強度とさせていたが、実施例のパッド１０のリブ１
８ａ・１８ｂの切欠きでは、リブ１８ａ・１８ｂの高さ
はそのままであることから、リブ１８によるインサート
の形状保持性能の低下を抑えることができ、既述の発明
の作用・効果の欄で述べたと同様な効果を得ることがで
きる。ちなみに、従来提案の切欠き３９がリブの高さの
１／２程度まで凹む凹部である場合では、実施例のよう
なリブ１８ａ・１８ｂの厚さを１／２程度まで凹ます凹
溝１９の場合に比べて、形状保持性能が２／３程度（実
施例の形状保持強度が従来提案のものの１．５倍程度）
となっていた。【００３５】また、実施例のパッド１０では、インサー
ト本体１２の破断の起点を間隙部２０の部位と明確にし
ているため、リブ１８ａ・１８ｂの折損の円滑さとあい
まって、衝撃エネルギーを円滑に吸収することができ
る。ちなみに、図５に、実施例のパッド１０に衝撃荷重
Ｆが作用した際の状態を表すため、パッド１０の中央に
上方から押圧材を押し付け、その際の、押圧材の荷重値
と下方へ移動したストロークとの関係を表すグラフ図を
示す。衝撃エネルギーの吸収量は、グラフ図の下方の面
積となり、実施例のパッド１０では、効果的に衝撃エネ
ルギーを吸収できることが解る。【００３６】なお、実施例では、インサート本体１２に
設けた剥離防止孔１３の大きさとして、表面側の開口
を、２mm平方とした場合を示したが、被覆層２１のヒケ
を防止できる大きさとしては、幅３mm程度として、長さ
をその２倍以内とした開口形状であれば良い。【００３７】また、実施例では、リブ１８ｃ・１８ｄの
間隙部２０のインサート本体１２に、剥離防止孔１３を
配置させない場合を示したが、間隙部２０の部位のイン
サート本体１２に、剥離防止孔１３を設けても良い。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a pad made of a synthetic resin disposed on a steering wheel of a vehicle, and more specifically, to a pad comprising an insert and a cover layer. The present invention relates to a layer type pad that can absorb impact energy when an impact load is applied from above. 2. Description of the Related Art Conventionally, steering wheel pads are made of an insert made of a hard synthetic resin for maintaining the shape and a soft synthetic resin for covering the surface of the insert to improve the feel. And many coating layers. [0003] In the insert, ribs are provided on the back side of the main body so as to protrude downward in order to exhibit shape retention performance. In this type of pad, when an impact load is applied, the insert body is broken while breaking the rib, so that the impact energy can be absorbed.
It has been proposed to provide a notch at a predetermined position of the rib to shorten the height in the vertical direction so that the rib is easily broken. [0005] However, such a notch in the rib has a shape in which the height of the rib is reduced so as to reduce the height of the rib, and the strength of the rib is reduced. The strength was almost equal to that of the rib, which was the height of the part, and it was possible to cope with the absorption of impact energy, but the shape retention performance of the insert was also reduced. [0006] If the shape retaining performance of the insert is reduced, it is difficult to cope with thermal deformation, and it also affects the mating quality at the time of assembling, and it is necessary to strictly control various dimensions. An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to provide a steering wheel pad capable of smoothly absorbing impact energy while suppressing a decrease in insert shape retention performance. [0008] A pad according to the present invention comprises:
An insert in which ribs for maintaining the shape retention performance are protruded downward from the back surface side of the main body, and a coating layer covering the front surface side of the main body of the insert, wherein an impact load from above is applied to the ribs of the insert. a pad of notches formed by being made of synthetic resin steering wheel for causing at breaking the ribs, the object at the time of molding of the covering layer
Peeling to prevent the peeling of the covering layer by filling a part of the covering layer
The anti-separation holes allow the insert to
Follow the break line to create a break line in the body
The insert body is provided with a plurality of
Some of the holes intermittently intersect with the direction of the ribs.
Are arranged in a row, and the ribs intersect with the arrangement direction of the separation preventing holes.
A gap portion where the rib is not arranged,
The gap is formed by the insert book when the impact load is applied.
The notch is provided as a starting point of breakage in the body, and the notch is formed as a concave groove for reducing the thickness of the rib along a vertical direction of the rib, and the insert is provided.
But also on a substantially extension of the break line extending from the starting point of the break of the insert body when the impact load is applied.
It is configured to arrange the rib, the concave groove,
Arranged on a substantial extension of the break line extending from the starting point of the break
It is characterized by being arranged at the portion of the rib that has been formed. [0010] In the pad according to the present invention, the notch for absorbing impact energy provided in the rib of the insert is provided.
The rib is a concave groove that reduces the thickness of the rib along the vertical direction of the rib. That is, the conventionally proposed rib notch has a shape in which the height of the rib is reduced so that the height of the rib is reduced, and the strength of the rib is substantially equal to the height of the recessed portion. Although the strength is equal, the height of the rib is not changed in the notch of the rib according to the present invention, so that the lowering of the shape retaining performance of the insert by the rib can be suppressed. When an impact load acts on the pad and the insert body breaks, the rib grooves are arranged vertically in the extension of the breaking direction, so that the rib is also easily broken. , Can smoothly absorb impact energy. Therefore, in the pad according to the present invention, the impact energy can be smoothly absorbed while suppressing the decrease in the shape retaining performance of the insert. Further, in the pad according to the present invention, a part of the peel prevention hole of the insert body provided for filling a part of the coating layer at the time of forming the coating layer is intermittently intersected with the direction in which the ribs are arranged. In the case where the gap is arranged so that the rib is not arranged at a portion intersecting the arrangement direction of the separation preventing holes in the rib, when an impact load is applied,
Stress concentrates on the insert body at the part where the rib is interrupted, and that part becomes the starting point of breakage of the insert body, and furthermore, the insert body breaks along the peel prevention holes arranged around it, Then, the insert body is broken. [0015] The peel prevention hole is of a small shape, the sink after molding of the coating layer to be filled therein is not conspicuous, and the appearance design can be improved without separately providing a hole for breaking the insert body. It can be prevented from lowering. By the way, in order to break the insert body when an impact load is applied, a conventional pad is provided with a through hole such as a slit having a shape much larger than the peel prevention hole. A part of the coating layer was filled in a large area at the time of molding, so that sink marks after the formation of the coating layer were conspicuous, resulting in deterioration of the external design of the pad. An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. As shown in FIGS. 1 and 2, the pad 10 of the embodiment has a ring-shaped ring portion R, a boss portion B disposed at the center of the ring portion R, and a connecting portion 4 connecting the ring portion R and the boss portion B. The steering wheel W having the spoke portions S is disposed above the boss portion B. The steering wheel W is composed of a pad 10 and a steering wheel main body 1. The steering wheel main body 1 is composed of a metal core 2 disposed on a ring portion R, a boss portion B and each spoke portion S, and a ring. Coating layer 3 for covering the core 2 at the portion R and at each spoke portion S
And a lower cover 4 that covers the lower part of the boss portion B and is attached to the core metal 2 of the boss portion B. As shown in FIGS. 1 to 4, the pad 10 is made of an insert 11 made of a hard synthetic resin such as polypropylene, and a soft synthetic resin such as a soft vinyl chloride covering the surface of the main body 12 of the insert 11. Coating layer 21
And is composed of The insert 11 includes a main body 12 having a bowl-like shape and a rib 18 protruding downward on the back side of the main body 12. The body 12 has a coating layer 21 penetrating the front and back.
A plurality of peeling prevention holes 13 are formed to prevent peeling of the steering wheel 1, and four locking legs 14 for locking the pad 10 to the steering wheel body 1 side are provided at predetermined positions. These locking legs 14 are provided with locking holes 5a of the bracket 5 fixed to the steering wheel body 1 side.
Or, it is locked in a locking hole or the like of a portion (not shown) extending from the covering layer 3 of the spoke portion S. The peel prevention hole 13 is formed as a truncated quadrangular pyramid tapered through hole from the front side to the back side of the main body 12. In the case of the embodiment, the opening shape on the front side of the main body 12 is a square of 2 mm square. The shape of the opening on the back side of the main body 12 is a 5 mm square shape. The arrangement of the peeling prevention holes 13 in the embodiment is such that, when an impact load F is applied, the center portion of the main body 12 is first broken such that an inverted Y-shaped breaking line 30 is formed, and then, in the left-right direction. They are arranged along the break lines 30 and 31 so as to break so that the break lines 31 occur. Further, a mounting seat 15 and a mounting boss 16 having a mounting hole 16a are provided on the rear side of the center of the back surface of the main body 12. The mounting seat 15 inserts and locks the tip of the horizontal plate portion 7a of the bracket 7 for preventing the pad 10 from coming off the steering wheel body 1, and the mounting boss 16 passes through the mounting hole 7b of the horizontal plate portion 7a. It is a part where the inserted screw 8 is screwed. The bracket 7 is made of sheet metal, and a nut 7 is attached to a vertical plate 7c extending downward from an end of the horizontal plate 7a.
d, and a bolt 9 inserted into the mounting hole 2b is screwed into the mounting hole 7e with a bracket 2a formed in the cored bar 2 at the boss portion B. As a result, it is connected to the steering wheel main body 1. The rib 18 of the insert 11 has left and right side portions 18a and 18b and a front portion 18c which is separated left and right at the center.
18d and left and right rear portions 18e and 18f interconnected via the mounting boss 16 are arranged in a substantially rectangular shape when viewed from above and below. And the impact load F
As a notch for breaking the rib 18 during the action of
As shown in FIGS. 1 to 4, a concave portion for reducing the thickness of the ribs 18 a and 18 b to approximately half along the vertical direction of the ribs 18 a and 18 b over substantially the extension of the break line 31 at the side portions 18 a and 18 b. Grooves 19 are respectively formed. The front portions 18c and 18d of the rib 18
Is the direction of arrangement D of the peeling prevention holes 13 forming the breaking line 30.
, And the gap 20 between both of the intersecting portions is a portion where the rib 18 is not arranged. In manufacturing the pad 10 of the embodiment, the insert 11 is formed in advance by injection molding, the insert 11 is set in a mold for forming the coating layer 21, and the coating layer 21 is formed by injection molding. It can be manufactured. When the cover layer 21 is formed, in the pad 10 of the embodiment, the through holes penetrating the front and back of the insert 11 are only the peel prevention holes 13.
Has a small opening shape, so that sink marks after molding at the portions of the peel prevention holes 13 in the coating layer 21 are not conspicuous, and can prevent the appearance design of the pad 10 from being deteriorated. Thereafter, when the pad 10 is to be mounted on the steering wheel body 1, the tip of the horizontal plate 7a is inserted into the mounting seat 15 with respect to the pad 10 and the base 10 of the horizontal plate 7a is locked in advance. Is fixed to the mounting boss 16 with a screw 8 and the bracket 7 is mounted. Then, each locking leg 14 is inserted into a predetermined locking hole 5a.
When the vertical plate portion 7c of the bracket 7 is bolted to the bracket portion 2a of the metal core 2 using the mounting holes 2b and 7e, the pad 10 is attached to the steering wheel body 1. Can be. When the pad 10 is attached to the steering wheel body 1, actually, the steering wheel body 1
Is mounted on a steering shaft (not shown) of the vehicle. After the steering wheel W is mounted on the vehicle, when an impact load F acts on the pad 10 from above as shown in FIG. 2, first, as shown in FIG.
Stress concentration occurs in the gap portion 20 where the ribs 18c and 18d are not arranged in the insert body 12, and the portion of the gap portion 20 becomes a starting point of the breakage of the insert body 12 and breaks. Separation prevention hole 13a
The insert body 12 breaks along 13b and 13c, and a break line 30 is generated. Thereafter, the peel prevention holes 13d and 13e are further removed.
Is also broken, and a break line 31 is generated.
1 is provided on the rib side portions 18a and 18b on the substantially extended portion, respectively, so that the rib side portions 18a and 18b are also easily broken.
Breaks radially and absorbs impact energy smoothly. The rib notch of the conventional proposal in which the impact energy absorption due to the breakage of the rib is substantially equal to that of the embodiment has a shape in which the height of the rib is lowered so as to lower the height (FIG. 4). Notch 39 shown by the two-dot chain line),
The strength of the rib is set to be substantially the same as the height of the recessed portion.
With the cutouts 8a and 18b, the height of the ribs 18a and 18b remains the same, so that the lowering of the shape retention performance of the insert due to the ribs 18 can be suppressed. The same effect as described above can be obtained. By the way, in the case where the notch 39 proposed in the related art is a recess recessed to about 1/2 of the height of the rib, the thickness of the ribs 18a and 18b as in the embodiment is reduced to about 1/2. Compared to the case, the shape retention performance is about 2/3 (the shape retention strength of the example is about 1.5 times that of the conventional proposal)
It was. Further, in the pad 10 of the embodiment, since the starting point of the break of the insert body 12 is clearly defined as the portion of the gap 20, the impact energy is smoothly absorbed in combination with the smooth breakage of the ribs 18a and 18b. can do. Incidentally, in FIG. 5, in order to show the state when the impact load F acts on the pad 10 of the embodiment, the pressing material is pressed against the center of the pad 10 from above, and the load value of the pressing material at that time moves downward. FIG. 4 is a graph showing a relationship with a stroke that has been applied. The amount of impact energy absorption is the area below the graph, and it can be seen that the pad 10 of the embodiment can effectively absorb impact energy. In this embodiment, the size of the anti-peeling hole 13 provided in the insert body 12 is set to a case where the opening on the front side is set to 2 mm square. Any shape may be used as long as the opening has a width of about 3 mm and a length within twice the length. In the embodiment, the case where the separation preventing hole 13 is not arranged in the insert body 12 of the gap 20 between the ribs 18c and 18d is shown. 13 may be provided.

【図面の簡単な説明】【図１】本発明の一実施例を示すパッドが配設されたス
テアリングホイールの平面図である。【図２】図１のII−II部位の概略断面図である。【図３】同実施例のパッドの底面図である。【図４】同実施例のパッドの底面側の部分斜視図であ
る。【図５】同実施例のパッドの衝撃エネルギー吸収量を示
すグラフ図である。【符号の説明】１０…パッド、１１…インサート、１２…本体、１３・１３ａ・１３ｂ・１３ｃ・１３ｄ・１３ｅ…剥離
防止孔、１８・１８ａ・１８ｂ・１８ｃ・１８ｄ・１８ｅ・１８
ｆ…リブ、１９…（切欠き）凹溝、２０…間隙部、２１…被覆層、Ｆ…衝撃荷重、Ｄ…（剥離防止孔）配列方向、Ｗ…ステアリングホイール。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a plan view of a steering wheel provided with a pad according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a schematic sectional view taken along the line II-II of FIG. FIG. 3 is a bottom view of the pad of the embodiment. FIG. 4 is a partial perspective view on the bottom surface side of the pad of the embodiment. FIG. 5 is a graph showing the amount of impact energy absorbed by the pad of the example. [Description of Signs] 10: Pad, 11: Insert, 12: Main body, 13, 13a, 13b, 13c, 13d, 13e: Separation prevention hole, 18, 18a, 18b, 18c, 18d, 18e, 18
f: rib, 19: (notch) concave groove, 20: gap, 21: coating layer, F: impact load, D: (peeling prevention hole) arrangement direction, W: steering wheel.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開平５−286364（ＪＰ，Ａ) 実開平５−56735（ＪＰ，Ｕ) 実開平６−87017（ＪＰ，Ｕ) 実開昭62−115256（ＪＰ，Ｕ) 実開平４−18071（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B62D 1/00 - 1/28 B60R 21/02 - 21/05 B60R 13/02 B60J 5/00 ──────────────────────────────────────────────────続き Continuation of the front page (56) References JP-A-5-286364 (JP, A) JP-A 5-56735 (JP, U) JP-A 6-87017 (JP, U) JP-A 62- 115256 (JP, U) Japanese Utility Model 4-18071 (JP, U) (58) Field surveyed (Int. Cl. ⁷ , DB name) B62D 1/00-1/28 B60R 21/02-21/05 B60R 13/02 B60J 5/00

Claims

(57) [Claim 1] An insert having ribs for maintaining the shape maintaining performance protruding downward from the back surface side of the main body, and a coating layer covering the front surface side of the main body of the insert. A pad for a synthetic resin steering wheel, wherein a cutout for breaking the rib when an impact load is applied from above is formed in a rib of the insert, wherein the cover layer is formed when the cover layer is formed. Before filling part of
The peel-preventing hole for preventing the peeling of the coating layer has the impact load.
Causes a break line in the body of the insert during the action of
To, along the break line, on the insert body,
Plural arrangements are provided, and a part of the peel prevention holes intersect with the arrangement direction of the ribs.
A part where the ribs are intermittently arranged and the ribs intersect with the arrangement direction of the separation preventing holes
A gap in which the rib is not disposed, wherein the gap is formed when the impact load is applied.
Starting of the fracture in the body, is arranged, said notch, while being configured as a groove to reduce the thickness of the rib along the vertical direction of the ribs, said Lee
Concerts may be configured to be disposed said ribs substantially extend <br/> length on the break line extending from a starting point of the fracture of the insert body at the time of the action of the impact load, the
The groove is substantially extended from the break line extending from the starting point of the break.
A pad for a steering wheel, wherein the pad is disposed at a position of the rib disposed above .