JP3503659B2 - 制御信号発生装置 - Google Patents

制御信号発生装置

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JP3503659B2 JP26029794A JP26029794A JP3503659B2 JP 3503659 B2 JP3503659 B2 JP 3503659B2 JP 26029794 A JP26029794 A JP 26029794A JP 26029794 A JP26029794 A JP 26029794A JP 3503659 B2 JP3503659 B2 JP 3503659B2
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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    • G05B19/07Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers where the programme is defined in the fixed connection of electrical elements, e.g. potentiometers, counters, transistors
    • GPHYSICS
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  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は制御信号発生装置に関
し、特に論理回路に対して制御信号を出力するプログラ
マブルな制御信号発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の制御信号発生装置の構成
を示す回路図である。この制御信号発生装置は、クロッ
クの数をカウントし、ある特定のタイミングで制御信号
を出力する。
【0003】図において、外部からのリセット信号51
が“1”レベルにあるとき、2進カウンタ52がリセッ
トされ、出力信号54がすべて“0”レベルとなる。2
進カウンタ52はクロック53に同期して、クロック数
を数えるカウンタであり、その出力信号54は2進数で
表わされる。たとえば、2進カウンタ52が4ビットの
カウンタであるとき、リセット後にクロック53が1回
入力されると、“0001”、次のクロックが入力され
ると、“0010”といったようにカウントアップされ
る。
【0004】論理回路55は、2進カウンタ52の出力
信号54の組合わせで出力信号56と出力信号57とが
決定される。たとえば、2進カウンタ52からの入力が
“0010”のときに限り、出力のあるビットを“1”
レベルにできるようになっている。
【0005】図18は図17の論理回路55の具体例を
示す図であり、図19は図17および図18の制御信号
発生装置の動作を示すタイミングチャートである。
【0006】図を参照して、2進カウンタ52からの出
力信号54aは、AND論理回路103,105b,1
05cとインバータ論理回路101aを介してAND論
理回路105a,105dに、入力される。同様に2進
カウンタ52の出力信号54bはAND論理回路10
3,105bと、インバータ101bを介してAND論
理回路105a,105c,105dとに、出力信号5
4cは、AND論理回路105a,105cと、インバ
ータ101cを介してAND論理回路103,105
b,105dとに、出力信号54dはAND論理回路1
05cと、インバータ101dを介してAND論理回路
103,105a,105bとに各々入力される。この
ように構成された論理回路は、出力信号54が“110
0”のときのみ、AND論理回路103からの出力信号
57は“1”レベルとなる。そして、出力信号57は、
OR論理回路58を通って2進カウンタ52をリセット
する。このように論理回路55は、自己リセットを出す
ことにより、所望のクロックカウンタ数でリセットする
ことができる。以上のように論理回路55を論理回路で
作る方法もあるが、論理回路の代わりにPLA(Progra
mable Logic Array),RAM(Random Access Memory)
等を利用して作ることも可能である。
【0007】なお、制御信号56a〜56dの各々は、
2進カウンタ52の出力信号54が各々“0010”,
“1000”,“1011”,“0000”になったと
きだけ“1”レベルとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の制
御信号発生装置では、回路を組上げた後で、出力56の
“1”となるクロックカウント値を変更するのであれ
ば、論理回路55にRAMを用いてプログラマブルに制
御する必要がある。すなわち、RAMのアドレス入力に
2進カウンタ出力54を入力することで実現される。こ
のとき、2進カウンタ出力54のビット数をn,制御出
力信号56のビット数をmとするとmビット×2n ワー
ドの容量のRAMが必要となる。ここで、nが大きくな
ると、大容量のRAMが必要になるという問題が生じ
る。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、記憶容量の小さい記憶装置を用い
て、種々の制御信号を発生することができる制御信号発
生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る制
御信号発生装置は、クロック信号に応答して、順次数値
データを発生する第1の数値データ発生手段と、第1の
初期値を発生し、その後所定の信号およびクロック信号
に応答して、順次数値データを発生する第2の数値デー
タ発生手段と、第2の数値データ発生手段によって発生
される数値データごとに対応したデータが記憶されてい
る記憶手段と、記憶されているデータのうち、第2の数
値データ発生手段によって発生された数値データに対応
した対応データの少なくとも一部と、第1の数値データ
発生手段によって発生された数値データとの一致を検出
する検出手段と、検出手段の検出出力に対応する信号を
保持し、クロック信号に応答して、保持された信号を出
力する信号保持手段と、記憶されているデータのうち、
第2の数値データ発生手段によって発生された数値デー
タに対応した対応データの少なくとも一部のデータに基
づいて、対応データの少なくとも一部の出力を制御する
とともに所定の信号を発生する制御手段とを備え、信号
保持手段の出力に応答して、第1の数値データ発生手段
は第2の初期値を発生するものである。
【0015】 請求項4の発明に係る制御信号発生装置
は、クロック信号に応答して順次数値データを発生する
第1の数値データ発生手段と、初期値を発生し、その後
所定の信号に応答して順次数値データを発生する第2の
数値データ発生手段と、第2の数値データ発生手段によ
って発生される数値ごとに対応したデータが記憶されて
いる記憶手段と、記憶されているデータのうち、第2の
数値データ発生手段によって発生された数値データに対
応した対応データの少なくとも一部と、第1の数値デー
タ発生手段によって発生された数値データとの一致を検
出する検出手段と、条件信号を入力する条件信号入力手
段と、検出手段の検出出力と入力された条件信号とに応
答して、対応データの少なくとも一部を出力し、かつ
定の信号を発生する第1の制御手段と、検出手段の検出
出力と条件信号が入力されていない状態とに応答して、
第1の数値データ発生手段が次の数値データを発生しな
いように第1の数値データ発生手段を制御する第2の制
御手段とを備えたものである。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】請求項の発明においては、対応データの少な
くとも一部のデータに基づいて対応データの少なくとも
一部の出力と第2の数値データ発生手段の数値データの
発生とが制御される。
【0021】請求項の発明においては、第1の制御手
段は、条件信号の入力に基づいて対応データの一部の出
力を制御し、第2の制御手段は条件信号が入力されない
状態に基づいて第1の数値データ発生手段の数値の発生
を制御する。
【0022】
【実施例】図1はこの発明の第1の実施例による制御信
号発生装置の構成を示すブロック図である。
【0023】図を参照して、制御信号発生装置は、リセ
ット信号1とクロック信号3とが各々入力される第1の
擬似乱数発生回路2および第2の擬似乱数発生回路8
と、第2の擬似乱数発生回路8からの出力信号9をその
アドレス値として、種々のデータを保持しそのデータを
出力信号10および11として出力することができる記
憶装置5と、第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4と
記憶装置5の出力信号10とが入力されてそれらの信号
の一致を検出する一致検出回路12と、記憶装置5から
の出力信号11と一致検出回路12の出力信号13とが
入力され、制御信号6として、出力制御信号6a〜6c
を各々出力するAND論理回路14a〜14cとから構
成される。一致検出回路12の出力信号13は第2の擬
似乱数発生回路8にも付与される。
【0024】なお、出力信号10および11は、記憶装
置5の出力であり、便宜上2つに分離して示している
が、使用目的別に同じアドレスの出力データを2つに分
離しただけである。すなわち、出力信号10および11
は記憶装置5の個々のアドレスに対応した所定ビットの
データのうちあるビットのデータが出力信号10に対応
し、他のビットのデータが出力信号11に対応するもの
である。
【0025】図2は図1の第1の擬似乱数発生回路2お
よび第2の擬似乱数発生回路8の各々に用いられる擬似
乱数発生回路の具体例を示した図である。
【0026】図を参照して、擬似乱数発生回路は、レジ
スト41a〜41gが7段直列に接続されている。各々
のレジストの出力端子Oはビット出力と上段のレジスタ
の入力端子Iとに接続されている。またレジスタ41c
の出力端子Oは、入出力ビットおよび上段のレジスタ4
1dの入力端子Iに接続される以外に非排他的論理和回
路43に入力されている。また最上段のレジスタ41g
の出力端子Oは、出力ビットと、非排他的論理和回路4
3の入力に接続されており、非排他的論理和回路43の
出力は、最下段のレジスタ41aの入力端子Iに接続さ
れている。なおレジスタ41a〜41gの各々には、ク
ロック信号CLおよびリセット信号Rが各々入力されて
いる。
【0027】図3は図2の擬似乱数発生回路において、
リセット信号Rが入力されてすべてのレジスタの出力が
“0”レベルとなった後に、クロック信号CLが順次入
力されたときのレジスタ41a〜41gの出力ビットパ
ターンを示した図である。たとえば、リセット後に最初
のクロックが入力されると、そのクロック数は“1”と
なり、レジスタ41g〜41aの各々の出力O6 〜O0
は“0”,“0”,“0”,“0”,“0”,“0”,
“1”、すなわち出力ビットパターンとしては“000
0001”となる。このようにして、擬似乱数発生回路
は、“1111111”となるビットパターン以外のビ
ットパターンをすべて出力することになり、出力ビット
パターンを10進数に変換すると“0”,“1”,
“3”,“7”,“14”となり、擬似的な乱数が発生
される。
【0028】以上は7ビットの擬似乱数発生回路の一例
であるが、たとえば10ビットの擬似乱数発生回路であ
れば、レジスタの数をさらに増加させ、出力O2 とO9
との非排他的論理和を最下段のレジスタに入力すること
で実現される。
【0029】図4は図1の制御信号発生回路の各部の動
作を表わすタイミングチャートである。
【0030】これらの図を参照して、第1の実施例によ
る制御信号発生装置の動作について説明する。
【0031】まず、初期状態にて外部よりリセット信号
1が与えられる。このとき、第1の擬似乱数発生回路2
と第2の擬似乱数発生回路8とは、ともに出力が“0”
レベルとなるようにリセットされる。第2の擬似乱数発
生回路8の出力信号9は、記憶装置5のアドレス値に対
応する入力となっている。したがって、記憶装置5のデ
ータの出力信号10および11は記憶装置5の0番地の
アドレスに対応するデータを出力する。また、第2の擬
似乱数発生回路8は一致検出回路12の出力信号13が
“1”レベルであるときに限り、次のクロックに同期し
て次の乱数値が出力されるように制御されている。ここ
で、一致検出回路12は第1の擬似乱数発生回路2の出
力信号4と記憶装置5の出力信号10とが同じ値である
ときに限り、“1”の信号を出力する回路である。従来
例のカウンタと同様に第1の擬似乱数発生回路2はクロ
ックに同期して次々と乱数値を出力する。
【0032】ここで、リセット直後の状態で記憶装置5
の出力信号10が“1100010”(2進数)であっ
たとする。このとき、一致検出回路12の出力信号13
が“0”であるので、記憶装置5の出力信号11(この
例では“101”)がいかなる値であっても出力制御信
号6a〜6cは全部“0”レベルである。
【0033】クロック信号が1つ来たとき、第1の擬似
乱数発生回路2は次の乱数値“0000001”を出力
する。しかし、この状態では第2の擬似乱数発生回路8
の出力信号9は変化しないので、記憶装置5の出力信号
10および11はアドレス0番地のデータが出力された
ままとなっている。一致検出回路12の出力が“1”と
ならないため、出力制御信号6はすべて“0”のままで
ある。
【0034】クロック信号が8つ来たとき、第1の擬似
乱数発生回路2の出力が“1100010”となり、記
憶装置5の出力信号10と一致するので、一致検出回路
12の出力信号13は“1”となる。このとき、記憶装
置5の出力信号11の2進パターン(この例では“10
1”)に従って出力制御信号が出力される。具体的には
出力制御信号6aは“1”,出力制御信号6bは“0”
および出力制御信号6cは“1”となる。さらに、次の
クロックで第2の擬似乱数発生回路8が次の乱数値
“1”を出力し、記憶装置5のアドレス1番地のデータ
が記憶装置5の出力データ10および11として出力さ
れる。
【0035】ここで、記憶装置5の出力信号10が“1
110101”であったとすると、第1の擬似乱数発生
回路2の出力信号4が“1110101”になるまで、
一致検出回路12の出力信号13は“0”であるので、
再び出力制御信号6の値を全部“0”とする。第1の擬
似乱数発生回路2の出力値が“1110101”になる
と記憶装置5のアドレス1番地のデータ(出力信号1
1)に従った2進数パターン(この例では“111”)
を出力制御信号6として出力する。
【0036】以降、順次第2の擬似乱数発生回路8の出
力する乱数値(3,7,14…)の番地に記憶されてい
るデータパターン(記憶装置5の出力信号10および1
1)に従ったタイミングで出力制御信号が出力される。
【0037】従来の制御信号発生装置では、2n のクロ
ックサイクル期間をプログラマブルに制御するためには
n のアドレス空間を持つ記憶装置が必要であったが、
本願発明によれば、制御信号が全部“0”でよいクロッ
クサイクル期間のデータは不要となるため、記憶装置の
アドレス空間を削減することができる。また、擬似乱数
発生回路を使用しているため、通常のインクリメントタ
イプのカウンタ(ポインタ)に比較して回路量を削減す
ることもできる。
【0038】図5はこの発明の第2の実施例による制御
信号発生装置の構成を示すブロック図である。
【0039】図を参照して、図1の第1の実施例による
装置との構成上の差異について主に説明する。この実施
例においては、プリセット信号15が第1の擬似乱数発
生回路2および第2の擬似乱数発生回路8に各々入力さ
れている点のみが第1の実施例の装置と異なっており、
他の構成については第1の実施例の装置と同様である。
【0040】図6は図5の制御信号発生装置の各部の動
作を示すタイミングチャートである。
【0041】これらの図を参照して、第2の実施例によ
る制御信号発生装置の動作について説明する。
【0042】まず、初期状態にて外部よりリセット信号
1またはプリセット15が与えられる。リセット信号が
与えられたときの動作は第1の実施例と同様であるので
その説明は繰返さない。プリセット信号15が与えられ
たときには、まず第2の擬似乱数発生回路8の出力信号
9がプリセット値(この例では“0000000”(1
0進数では“0”))に設定され、さらに第1の擬似乱
数発生回路2の出力信号4もプリセット値“00000
00”に設定される。プリセット値はプリセット信号の
みで任意の値に設定されてもよいし、また複数ビットか
ら構成される信号によりそれぞれの信号を任意の値に設
定するように構成してもよい。
【0043】第1の実施例と同様に、第2の擬似乱数発
生回路8の出力信号9は記憶装置5のアドレス値を示す
データとなっており、記憶装置5のデータ出力10およ
び11はアドレスとしてプリセットで設定された番地の
データを出力している。また、第2の擬似乱数発生回路
8は一致検出回路12の出力信号13が“1”であると
きに限り、次のクロックに同期して次の乱数値を出力す
るように制御されている。一方、第1の擬似乱数発生回
路2は、クロックに同期して次々と乱数値を出力する。
一致検出回路12は第1の擬似乱数発生回路2の出力信
号4と記憶装置5の出力信号10とが同じ値であるとき
に限り“1”を出力する。
【0044】プリセット直後の状態で記憶装置5の出力
信号10が“1001111”、第1の擬似乱数発生回
路2の出力信号4が“0000000”であったとす
る。このとき、一致検出回路12の出力信号13は
“0”であるので、記憶装置5の出力信号11がいかな
る値(この例では“101”)であっても出力制御信号
6a〜6cは全部“0”である。
【0045】第1の実施例と同様に、記憶装置5の出力
信号10と第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4とが
一致するまで、出力制御信号6は全部“0”レベルのま
まである。
【0046】64個目のクロック信号が来たとき、第1
の擬似乱数発生回路2の出力信号4が“100111
1”となり、記憶装置5の出力信号10と一致するの
で、一致検出回路12の出力信号が“1”となる。この
とき、記憶装置5の出力信号11の2進数パターン(こ
の例では“101”)に従って出力制御信号6が出力さ
れる。具体的には出力制御信号6aは“1”、出力制御
信号6bは“0”および出力制御信号6cは“1”を出
力する。さらに、次のクロックで第2の擬似乱数発生回
路8が次の乱数値(この例では“0000001”(1
0進数では“1”))を出力し、記憶装置5の読出アド
レスを更新する。更新されたアドレス1番地のデータが
記憶装置5の出力信号10および11として出力され
る。
【0047】以下、第1の実施例と同様に記憶されてい
るデータパターン(記憶装置5の出力信号10および1
1)に従ったタイミングで出力制御信号6a〜6cが出
力される。
【0048】第1の実施例では、異なったクロックサイ
クル期間の制御ができなかったが、この第2の実施例で
はプリセット値を種々に設定することにより、複数のタ
イミングセットを用意し、制御の目的に合わせて制御信
号の発生タイミングを切換えることができる。
【0049】図7はこの発明の第3の実施例による制御
信号発生装置の構成を示すブロック図である。
【0050】図を参照して、図1の第1の実施例による
装置との構成上の差異について主に説明する。この実施
例においては、一致検出回路12の出力信号13を受取
るレジスタ17と、レジスタ17の出力信号18とリセ
ット信号1とが入力されてその出力を第1の擬似乱数発
生回路2に与えるOR論理回路16とが追加されている
点が第1の実施例の装置と異なっており、他の構成につ
いては第1の実施例の装置と同様である。
【0051】図8は図7の制御信号発生装置の各構成部
分の動作を示すタイミングチャートである。
【0052】これらの図を参照して、図7の制御信号発
生装置の動作について説明する。まず、初期状態にて外
部よりリセット信号1が与えられる。リセット信号1が
与えられた後、最初に一致検出回路12の出力信号13
が“1”になるまでは、第1の実施例と同様の動作を行
なう。
【0053】最初に一致検出回路12の出力信号13が
“1”になったとき(この例では第1の擬似乱数発生回
路2の出力信号4が“1100010”になったと
き)、まず、記憶装置5の出力信号11の2進数パター
ンに従って出力制御信号6a〜6cが出力される。同時
に、一致検出回路12の出力信号13はデータレジスタ
17に保持される。
【0054】次のクロック信号3で第2の擬似乱数発生
回路8が次の乱数値(10進数で“1”)を出力し、記
憶装置5の読出アドレスを更新し、更新された番地のデ
ータが記憶装置5の出力信号10および11として出力
される。同時にクロック信号3が入力されたデータレジ
スタ17の出力信号18がOR論理回路16を通り、第
1の擬似乱数発生回路2に入力され、その出力値4を全
部“0”に設定する。この実施例の記憶装置5の出力信
号10のデータ(この例では“1100010”)は、
1つ前のアドレスの記憶装置5の出力信号10の出力タ
イミングから何クロック(8クロック)後に一致させる
かのデータであり、第1および第2の実施例が絶対クロ
ック数を出力信号10のデータとしたのに対して、相対
クロック数をデータとする点で第3の実施例は異なって
いる。
【0055】以下、リセット状態の後と同様の動作で任
意の出力制御信号を得ることができる。第1および第2
の実施例では、最低全クロックサイクル数が数えられる
擬似乱数発生回路2と記憶装置5の出力ビット(出力信
号10に関してのみ)が必要であったが、この実施例で
は、一致検出回路12の出力信号13が出るごとに擬似
乱数発生回路2をリセットするので、擬似乱数発生回路
2と記憶装置5の出力ビット数を削減することができ
る。
【0056】図9はこの発明の第4の実施例による制御
信号発生装置の構成を示すブロック図である。
【0057】図を参照して、図1の第1の実施例との構
成上の差異について主に説明する。この実施例において
は、AND論理回路14aおよび14bからの各々の出
力信号が入力されるRSフリップ・フロップ回路19が
設けられ、この出力20を、出力制御信号6a,6bと
する点が第1の実施例の装置と異なっており、他の構成
については第1の実施例の装置と同様である。
【0058】図10は図9の制御信号発生装置の各構成
部分の動作を示すタイミングチャートである。
【0059】これらの図を参照して、第4の実施例によ
る制御信号発生装置の動作について説明する。
【0060】この実施例は第1の実施例を基本とし、そ
の動作は第1の実施例と同様の動作を行なうが、最終の
出力制御信号20の生成の仕方が異なっている。
【0061】まず、記憶装置5の出力信号10と第1の
擬似乱数発生回路2の出力信号4とが一致したときに、
出力制御信号6aがRSフリップ・フロップ回路20の
セット端子に“1”として入り、次に記憶装置5の出力
信号10と第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4とが
一致したときに、出力制御信号6bがRSフリップ・フ
ロップ回路20のリセット端子に“1”として入るよう
に記憶装置5のデータを作成する。このようにすること
で、出力制御信号6a,6bの任意の信号をRSフリッ
プ・フロップ回路19のセットおよびリセット端子に入
力することが可能となり、最終的な出力制御信号20を
任意のタイミングで“1”とし、また任意のタイミング
で“0”とすることができる。
【0062】たとえばある出力制御信号を10クロック
・サイクル期間だけ“1”にしようとすると、第1から
第3の実施例のいずれも記憶装置5のアドレス空間の1
0ワード分が必要となる。しかし、この実施例では、R
Sフリップ・フロップ回路20をセットするタイミング
とリセットするタイミングのみで出力信号11を出力す
ればよいので、必要なアドレス空間は2ワード分とな
り、記憶装置5のアドレス空間を削減することができ
る。
【0063】図11はこの発明の第5の実施例による制
御信号発生装置の構成を示すブロック図である。
【0064】図を参照して、図7の第3の実施例との構
成上の差異について主に説明する。この実施例において
は、第2の擬似乱数発生回路8を制御するためのデコー
ドおよびポインタ制御回路21が加えられている点が第
3の実施例と大きく異なっている。そして、デコードお
よびポインタ制御回路21には、第2の擬似乱数発生回
路8の出力信号9が、一致検出回路12の出力信号13
が、記憶装置5の出力に対して新たに加えられた出力信
号24とが各々入力されている。なお、一致検出回路1
2の出力信号13は第3の実施例とは異なり、AND論
理回路14a〜14cには出力されていない。
【0065】デコードおよびポインタ制御回路21はこ
のように第2の擬似乱数発生回路8の出力信号9、記憶
装置5の出力信号24および一致検出回路12の出力信
号13を入力とし、各入力信号の組合わせにより予め決
められた値をAND論理回路14a〜14cへの信号2
3として出力し、さらに次のクロックで第2の擬似乱数
発生回路8の出力信号9の値を制御する。また、デコー
ドおよびポインタ制御回路21は、記憶装置5の出力信
号24の内容を解読し、予め決められた2進ビットパタ
ーンに対応する第2の擬似乱数発生回路8の制御を行な
う。
【0066】各入力の組合わせに対応するAND論理回
路14a〜14cへの出力信号23と擬似乱数発生回路
8への出力信号22との制御はたとえば以下のとおりと
する。
【0067】一致検出回路12の出力信号13が“0”
のとき、他の入力にかかわらず出力信号23を“0”と
し、次のクロックで第2の擬似乱数発生回路8の出力信
号9を現在の乱数値に保持するように出力信号22を出
力する。
【0068】一致検出回路12の出力信号13が“1”
でかつ記憶装置5の出力信号24が“00 xxxxx
xx”のときには、出力信号23を“1”とし、次のク
ロックで第2の擬似乱数発生回路8の出力信号9を次の
乱数値にするように出力信号22を出力する。
【0069】一致検出回路12の出力信号13が“1”
でかつ記憶装置5の出力信号24が“01 xxxxx
xx”のときには、出力信号23を“0”とし、次のク
ロックで第2の擬似乱数発生回路8の出力信号9が“x
xxxxxx”となるように出力信号22を出力する。
【0070】一致検出回路12の出力信号13が“1”
でかつ記憶装置の出力信号24が“10 xxxxxx
x”のときには、出力信号23を“0”とし、現在第2
の擬似乱数発生回路8の出力信号9が示している“現在
の擬似乱数値”の“次の乱数値”をデコードおよびポイ
ンタ制御回路21内に設けたレジスタに保持し、次のク
ロックで第2の擬似乱数発生回路8の出力信号9が“x
xxxxxx”となるように出力信号22を出力する。
【0071】一致検出回路12の出力信号13が“1”
でかつ記憶装置の出力信号24が“11 xxxxxx
x”のときには、出力信号23を“0”とし、次のクロ
ックで第2の擬似乱数発生回路8の出力信号9がデコー
ドおよびポインタ制御回路21内に設けたレジスタに保
持された値となるように出力信号22を出力する。
【0072】なお、ビットパターン中のスペースは便宜
上入っているだけであり、実際にはここにはデータは存
在しない。また、“x”はデータが“1”でも“0”で
もよいことを表わしている。
【0073】このように記憶装置5の出力信号24を定
義し、論理回路として上記のような動作が可能なデコー
ドおよびポインタ制御回路21が用いられる。
【0074】 図13は図11の制御信号発生装置の各
構成部分の動作を示すタイミングチャートである。
【0075】これらの図を参照して、第5の実施例によ
る制御信号発生装置の動作について説明する。
【0076】なお、以下の説明にあっては、記憶装置5
の内容が図12の内容であるときを例として説明する。
図12においては説明を簡単にするために記憶装置5の
アドレス値となる第2の擬似乱数発生回路8の出力信号
9を呼出順に記述している。そして、以下の説明では、
ステップ(1)〜(12)に分けて動作を説明し、また
これに対応させて図13のタイミングチャートに各ステ
ップNo.をクロックの下に記入している。
【0077】ステップ(1) リセットされてから、記憶装置5の出力信号10と第1
の擬似乱数発生回路2の出力信号4が一致するまでは一
致検出回路12の出力信号13が“0”のままなので、
第1の擬似乱数発生回路2は次々と次の乱数値を出力し
ていく。この間、出力制御信号6a〜6cは全部“0”
のままである。
【0078】ステップ(2) 第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4が“00000
11”となったとき、記憶装置5の出力信号10と第1
の擬似乱数発生回路2の出力信号4が一致し、一致検出
回路12の出力信号13が“1”となる。この出力信号
13はデータレジスタ17に保持される。
【0079】論理回路21では、記憶装置5の出力信号
24のビットパターンの最初が“00”であるので出力
信号23を“1”とする。論理回路21の出力信号23
は、記憶装置5の出力信号11のビットパターン(この
例では“101”)とのAND論理がとられ、出力制御
信号6として出力される。さらに、論理回路21では、
次のクロックで第2の擬似乱数発生回路8の出力信号9
を次の乱数値“0000001”(1番地)となるよう
に制御する。
【0080】ステップ(3) 次のクロックでは、データレジスタ17に保持された値
が“1”であるため、第1の擬似乱数発生回路2はリセ
ットされて、“0000000”となる。また、記憶装
置5の出力としては、1番地のデータが出力される。
【0081】このとき、記憶装置5の出力信号10と第
1の擬似乱数発生回路2の出力信号4がともに“000
0000”であるので、一致検出回路12の出力信号1
3は“1”となる。そしてこの出力信号13はデータレ
ジスタ17に保持される。
【0082】論理回路21では、記憶装置5の出力信号
24のビットパターンの最初が“01”であるので出力
信号23を“0”とする。論理回路21の出力信号23
が“0”であるので、出力制御信号6a〜6cはすべて
“0”として出力される。
【0083】さらに、論理回路21では、記憶装置5の
出力信号24のビットパターンが“01 000111
1”であるので、次のクロックで第2の擬似乱数発生回
路8の出力信号9を“0001111”(15番地)と
なるように制御する。
【0084】ステップ(4) 次のクロックでは、データレジスタ17に保持された値
が“1”であるため、第1の擬似乱数発生回路2はリセ
ットされて“0000000”となる。また、記憶装置
5の出力は15番地のデータが出力される。
【0085】記憶装置5の出力信号24のビットパター
ンの最初が“00”であるので、記憶装置5の出力信号
10と第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4とが一致
するまでは一致検出回路12の出力信号13が“0”の
ままである。クロックに同期して、第1の擬似乱数発生
回路2は次々と次の乱数値を出力していく。この間、出
力制御信号6a〜6cは全部“0”のままである。
【0086】ステップ(5) 第1の擬似乱数発生回路2の出力が“0000011”
となったとき、記憶装置5の出力信号10と第1の擬似
乱数発生回路2の出力信号4とが一致し、一致検出回路
12の出力信号13が“1”となる。この出力信号13
はデータレジスタ17に保持される。
【0087】論理回路21では、記憶装置5の出力信号
24のビットパターンの最初が“00”であるので出力
信号23を“1”とする。論理回路21の出力信号23
は、記憶装置5の出力信号11のビットパターン(この
例では“111”)とのAND論理がとられ、出力制御
信号6として出力される。さらに、論理回路21では、
次のクロックで第2の擬似乱数発生回路8の出力信号9
を次の乱数値“001111”(30番地)となるよう
に制御する。
【0088】ステップ(6) 次のクロックでは、データレジスタ17に保持された値
が“1”であるため、第1の擬似乱数発生回路2はリセ
ットされて“0000000”となる。また、記憶装置
5の出力として30番地のデータが出力される。
【0089】このとき、記憶装置5の出力信号10と第
1の擬似乱数発生回路2の出力信号4がともに“000
0000”であるので一致検出回路12の出力信号13
が“1”となる。この出力信号13はデータレジスタ1
7に保持される。
【0090】論理回路21では、記憶装置5の出力信号
24のビットパターンの最初が“10”であるので出力
信号23を“0”とする。
【0091】ここで論理回路21の出力信号23が
“0”であるので、出力制御信号6a〜6cはすべて
“0”として出力される。さらに、論理回路21では、
記憶装置5の出力信号24のビットパターンが“10
1101110”であるので、現在の第2の擬似乱数発
生回路8の出力信号9(=0011110=30番地の
次の乱数値(=0111100=60番地))を内部の
データレジスタに保持する。また、次のクロックで第2
の擬似乱数発生回路8の出力信号9を“110111
0”(110番地)となるように制御する。
【0092】ステップ(7) 次のクロックでは、データレジスタ17に保持された値
が“1”であるため、第1の擬似乱数発生回路2はリセ
ットされて、“0000000”となる。また、記憶装
置5の出力として110番地のデータが出力される。
【0093】記憶装置5の出力信号24のビットパター
ンの最初が“00”であるので、記憶装置5の出力信号
10と第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4とが一致
するまでは一致検出回路12の出力信号13は“0”の
ままである。クロックに同期して、第1の擬似乱数発生
回路2は次々と次の乱数値を出力していく。この間、出
力制御信号6a〜6cは全部“0”のままである。
【0094】ステップ(8) 第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4が“00001
11”となったとき、記憶装置5の出力信号10と第1
の擬似乱数発生回路2の出力信号4とが一致し、一致検
出回路12の出力信号13が“1”となる。この出力信
号13はデータレジスタ17に保持される。
【0095】論理回路21では、記憶装置5の出力信号
24のビットパターンの最初が“00”であるので出力
信号23を“1”とする。論理回路21の出力信号23
は、記憶装置5の出力信号11のビットパターン(この
例では“100”)とのAND論理がとられ、出力制御
信号6として出力される。さらに、論理回路21では、
次のクロックで第2の擬似乱数発生回路8の出力信号9
を次の乱数値“1011101”(93番地)となるよ
うに制御する。
【0096】ステップ(9) 次のクロックでは、データレジスタ17に保持された値
が“1”であるため、第1の擬似乱数発生回路2はリセ
ットされ、“0000000”となる。また、記憶装置
5の出力として93番地のデータが出力される。
【0097】記憶装置5の出力信号24のビットパター
ンの最初が“00”であるので、記憶装置5の出力信号
10と第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4とが一致
するまでは一致検出回路12の出力信号13は“0”の
ままである。クロックに同期して、第1の擬似乱数発生
回路2は次々と次の乱数値を出力していく。この間、出
力制御信号6a〜6cは全部“0”のままである。
【0098】ステップ(10) 第1の擬似乱数発生回路2の出力信号が“000001
1”となったとき、記憶装置5の出力信号10と第1の
擬似乱数発生回路2の出力信号4とが一致し、一致検出
回路12の出力信号13が“1”となる。この出力信号
13はデータレジスタ17に保持される。
【0099】論理回路21では、記憶装置5の出力信号
24のビットパターンの最初が“00”であるので出力
信号23を“1”とする。論理回路21の出力信号23
は記憶装置5の出力信号11のビットパターン(この例
では“001”)とのAND論理がとられ、出力制御信
号6として出力される。さらに、論理回路21では、次
のクロックで第2の擬似乱数発生回路8の出力信号9を
次の乱数値“0111011”(59番地)となるよう
に制御する。
【0100】ステップ(11) 次のクロックでは、データレジスタ17に保持された値
が“1”であるため、第1の擬似乱数発生回路2はリセ
ットされて“0000000”となる。また、記憶装置
5の出力は59番地のデータが出力される。
【0101】このとき、記憶装置5の出力信号10と第
1の擬似乱数発生回路2の出力信号4がともに“000
0000”であるので一致検出回路12の出力信号13
が“1”となる。この出力信号13はデータレジスタ1
7に保持される。
【0102】論理回路21では、記憶装置5の出力信号
24のビットパターンの最初が“11”であるので出力
信号23を“0”とする。論理回路21の出力信号23
が“0”であるので、出力制御信号6a〜6cはすべて
“0”として出力される。
【0103】さらに、論理回路21では、記憶装置5の
出力信号24のビットパターンの最初が“11”である
ので、次のクロックで第2の擬似乱数発生回路8の出力
信号9を内部のデータレジスタに保持されている値“0
111100”(60番地)となるように制御する。
【0104】ステップ(12) 次のクロックでは、データレジスタ17に保持された値
が“1”であるため、第1の擬似乱数発生回路2はリセ
ットされて“0000000”となる。また、記憶装置
5の出力として60番地のデータが出力される。
【0105】記憶装置5の出力信号24のビットパター
ンの最初が“00”であるので、記憶装置5の出力信号
10と第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4が一致す
るまでは、一致検出回路12の出力信号13は“0”の
ままである。クロックに同期して、第1の擬似乱数発生
回路2は次々と次の乱数値を出力していく。この間、出
力制御信号6a〜6cは全部“0”のままである。
【0106】以下、記憶装置5に格納されている内容に
従って制御信号の発生の制御が行なわれる。
【0107】以上のように、第5の実施例によれば、記
憶装置5のデータの内容で擬似乱数発生回路のカウント
の位置を自由に操作できるようになるため、繰返し同一
な制御信号の流れを生成したり、制御信号の流れをサブ
ルーチン的に呼出すことが可能になる。また同一の制御
信号に対しては、繰返し記憶装置の同一アドレス空間を
利用することができるので、記憶装置のアドレス空間も
削減することができる。
【0108】図14は本願発明の第6の実施例による制
御信号発生装置の構成を示すブロック図である。
【0109】図を参照して、図1の第1の実施例との構
成上の差異について主に説明する。この実施例では、一
致検出回路12の出力信号13はAND論理回路25で
外部条件信号26とAND論理がとられた後、AND論
理回路25の出力信号27が最終一致出力として出力さ
れる。一方、最終一致検出出力信号27はAND論理回
路14a〜14cに入力されるとともに、インバータ論
理回路28で反転され、一致検出回路12の出力信号1
3とAND論理回路30でAND論理がとられ、第1の
擬似乱数発生回路2の制御信号31を出力する。第1の
擬似乱数発生回路2はクロック信号3に同期して順次乱
数値を更新していくが、制御信号31が“1”のときに
限り、乱数値の更新動作が行なわれないように制御され
る。したがって、一致検出回路の出力信号13が“1”
でかつ最終一致出力信号27が“0”のときには、第1
の擬似乱数発生回路2は乱数値を更新しない。
【0110】これらの点を除いて、他の構成は第1の実
施例による装置の構成と同様である。
【0111】図15は図14の制御信号発生装置の各部
分の動作を示すタイミングチャートである。
【0112】これらの図を参照して、第6の実施例によ
る制御信号発生装置の動作について説明する。
【0113】リセット後から、記憶装置5の出力信号1
0と第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4が一致する
までは、第1の実施例と同様に出力制御信号6a〜6c
は全部“0”のままである。第1の擬似乱数発生回路2
の出力信号4が更新され、記憶装置5の出力信号10と
第1の擬似乱数発生回路2の出力信号4が一致したとき
に、一致検出回路12の出力信号13が“1”となる。
【0114】このとき、外部条件信号26が“1”であ
れば、最終一致信号27も“1”となり、第1の実施例
と同様に記憶装置5の出力信号11のビットパターンの
出力制御信号6を出力し、第1の擬似乱数発生回路2も
乱数値を更新する。さらに、次のクロック信号で、第2
の擬似乱数発生回路8の乱数値を更新する。この場合、
第1の実施例と同様の動作を行なう。
【0115】外部条件信号26が“0”であれば、最終
一致出力信号27は“0”となり、出力制御信号6は全
部“0”のレベルのままである。この場合、インバータ
論理回路28の出力信号29は“1”となる。したがっ
て、第1の擬似乱数発生回路2の制御信号31が“1”
となるため、第1の擬似乱数発生回路2の乱数値の更新
が停止する。この状態では、次のクロック信号で、第2
の擬似乱数発生回路8の乱数値も更新されないので、一
致検出回路12の出力信号13は“1”のままになる。
外部条件信号26が“0”から“1”に変化したとき
に、最終一致検出信号27も“1”となり、第1の実施
例と同様に記憶装置5の出力信号11のビットパターン
の出力制御信号6を出力し、第1の擬似乱数発生回路2
も乱数値を更新する。さらに、次のクロックで第2の擬
似乱数発生回路8の乱数値を更新する。この場合、第1
の実施例と同様の動作を行なうことになる。
【0116】この実施例を用いることにより、外部から
出力制御信号6a〜6cを出力するタイミングが制御で
きるようになり、複数のタイミング制御回路間での同期
が容易にとれるようになり、複雑な同期システムの制御
も可能となる。
【0117】なお、第2の実施例から第6の実施例で
は、第1の実施例を基本としているが、これらの装置の
特徴をお互いに組合わせることにより、より複雑な制御
信号発生装置を構築することができる。
【0118】また、第1の実施例から第6の実施例にお
いて、記憶装置5に書換可能な記憶装置を用いている
が、書換の必要がない場合(特に処理シーケンスを複雑
に変える必要のない場合等)は、これに替えてROM
(Read Only Memory)、PLA、論理ゲート回路等を使
用してもよい。本願発明によれば、制御シーケンスをサ
イクル・カウントと制御ビット・パターンの2つの値が
わかれば、簡単にプログラムを書くようにシーケンス制
御回路を製作することができる。さらに、タイミングチ
ャートに基づいて、簡単にシーケンス制御回路を作るこ
とができる。したがって、本願発明を用いることで、シ
ーケンス制御回路の設計期間の短縮が可能となる。
【0119】さらに、上記各実施例では、第1の擬似乱
数発生回路2および第2の擬似乱数発生回路8から擬似
乱数を発生させているが、これに替えて、従来例で示し
たポインタを用いてこの出力に対して同様のシーケンス
の制御を行なってもよい。
【0120】
【0121】
【0122】
【0123】
【0124】
【発明の効果】請求項の発明は以上説明したとおり、
対応データの少なくとも一部のデータに基づいて、対応
データの少なくとも一部の出力と第2の数値データ発生
手段の数値データの発生とが制御されるので、記憶手段
のデータの内容で制御信号の発生の手順を自在に操作で
きるようになり、使い勝手が向上する。また、同一の制
御信号については、記憶手段の同一のアドレス空間を使
用することができるので、記憶手段の記憶容量を削減す
ることが可能となる。
【0125】請求項の発明は以上説明したとおり、条
件信号の入力に基づいて対応データの一部の出力が制御
され、また条件信号が入力されない状態に基づいて、第
1の数値発生手段の数値の発生が制御されるので、条件
信号によって制御信号の出力タイミングを自由に調整で
きる。そのため複数のタイミング制御回路間での同期も
容易となり、複数の同期システムの制御も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例による制御信号発生
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の第1の擬似乱数発生回路2および第2
の擬似乱数発生回路8の各々の構成を示す一例である。
【図3】 図2の擬似乱数発生回路におけるクロックの
入力ごとに対応するビットパターンの具体例を示した表
である。
【図4】 図1の制御信号発生回路の各部分の具体的な
動作を示すタイミングチャートである。
【図5】 この発明の第2の実施例による制御信号発生
装置の具体的構成を示すブロック図である。
【図6】 図5の制御信号発生装置の各構成部分の動作
を示すタイミングチャートである。
【図7】 この発明の第3の実施例による制御信号発生
装置の具体的構成を示すブロック図である。
【図8】 図7の制御信号発生装置の各構成部分の動作
を示すタイミングチャートである。
【図9】 この発明の第4の実施例による制御信号発生
装置の具体的構成を示すブロック図である。
【図10】 図9の制御信号発生装置の各構成部分の動
作を示すタイミングチャートである。
【図11】 この発明の第5の実施例による制御信号発
生装置の具体的構成を示すブロック図である。
【図12】 図11の記憶装置5に格納されているデー
タの内容を示した図である。
【図13】 図11の制御信号発生装置の各構成部分の
動作を示すタイミングチャートである。
【図14】 この発明の第6の実施例による制御信号発
生装置の具体的構成を示すブロック図である。
【図15】 図14の制御信号発生装置の各構成部分の
動作を示すタイミングチャートの一部である。
【図16】 図14の制御信号発生装置の各構成部分の
動作を示すタイミングチャートの他の一部である。
【図17】 従来の制御信号発生装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図18】 図17の論理回路55の具体的構成の一例
を示した図である。
【図19】 図17の制御信号発生装置の各構成部分の
動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 リセット信号、2 第1の擬似乱数発生回路、3
クロック信号、5 記憶装置、6 制御信号、8 第2
の擬似乱数発生回路、9 出力信号、10 出力信号、
11 出力信号、12 一致検出回路、13 出力信
号、14a〜14c AND論理回路、15 プリセッ
ト信号、16 OR論理回路、17 レジスタ、18
出力信号、19 RSフリップ・フロップ回路、20
制御信号、25 AND論理回路、26 条件信号、2
7 出力信号、28 インバータ論理回路、29 出力
信号、30 AND論理回路、31 出力信号。なお、
図において同一符号は同一または相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 川本 清文 兵庫県伊丹市東野四丁目61番5号 三菱 電機エンジニアリング株式会社 エル・ エス・アイ設計センター内 (72)発明者 石原 和哉 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社システム エル・エス・アイ 開発研究所内 (72)発明者 熊木 哲 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社システム エル・エス・アイ 開発研究所内 (72)発明者 花見 充雄 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社システム エル・エス・アイ 開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−36116(JP,A) 特開 昭58−197917(JP,A) 特開 昭57−208683(JP,A) 特開 平6−232832(JP,A) 特開 平5−91044(JP,A) 特開 平4−68827(JP,A) 特開 平3−114315(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 3/00 H04J 3/00 H03K 5/00 G06F 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号に応答して、順次数値デー
    タを発生する第1の数値データ発生手段と、 第1の初期値を発生し、その後所定の信号およびクロッ
    ク信号に応答して順次数値データを発生する第2の数値
    データ発生手段と、 前記第2の数値データ発生手段によって発生される数値
    データごとに対応したデータが記憶されている記憶手段
    と、 前記記憶されているデータのうち、前記第2の数値デー
    タ発生手段によって発生された数値データに対応した対
    応データの少なくとも一部と、前記第1の数値データ発
    生手段によって発生された数値データとの一致を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段の検出出力に対応する信号を保持し、前記
    クロック信号に応答して、前記保持された信号を出力す
    る信号保持手段と、 前記記憶されているデータのうち、前記第2の数値デー
    タ発生手段によって発生された数値データに対応した対
    応データの少なくとも一部のデータに基づいて、前記対
    応データの少なくとも一部の出力を制御するとともに前
    記所定の信号を発生する制御手段とを備え、 前記信号保持手段の出力に応答して、前記第1の数値デ
    ータ発生手段は第2の初期値を発生する、制御信号発生
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第2の数値データ
    発生手段から前記記憶手段に出力する出力信号を保持す
    るデータ保持手段を含む、請求項1記載の制御信号発生
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の数値データ発生手段は、所定
    の条件において前記データ保持手段に保持されたデータ
    を数値データとして発生する、請求項記載の制御信号
    発生装置。
  4. 【請求項4】 クロック信号に応答して順次数値データ
    を発生する第1の数値データ発生手段と、 初期値を発生し、その後所定の信号に応答して順次数値
    データを発生する第2の数値データ発生手段と、 前記第2の数値データ発生手段によって発生される数値
    ごとに対応したデータが記憶されている記憶手段と、 前記記憶されているデータのうち、前記第2の数値デー
    タ発生手段によって発生された数値データに対応した対
    応データの少なくとも一部と、前記第1の数値データ発
    生手段によって発生された数値データとの一致を検出す
    る検出手段と、 条件信号を入力する条件信号入力手段と、 前記検出手段の検出出力と、前記入力された条件信号と
    に応答して、前記対応データの少なくとも一部を出力
    し、かつ前記所定の信号を発生する第1の制御手段と、 前記検出手段の検出出力と、前記条件信号が入力されて
    いない状態とに応答して、前記第1の数値データ発生手
    段が次の数値データを発生しないように前記第1の数値
    データ発生手段を制御する第2の制御手段とを備えた、
    制御信号発生装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御手段は、前記検出手段の
    検出出力と前記条件信号とが入力されるAND論理回路
    を含む、請求項に記載の制御信号発生装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の制御手段は、前記検出手段の
    検出出力と前記所定の信号の反転信号とが入力され、そ
    の出力を前記第1の数値データ発生手段に付与する第2
    のAND論理回路を含む、請求項4または5記載の制御
    信号発生装置。
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