JP3495893B2 - 印刷制御装置および印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法

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JP3495893B2 JP29924797A JP29924797A JP3495893B2 JP 3495893 B2 JP3495893 B2 JP 3495893B2 JP 29924797 A JP29924797 A JP 29924797A JP 29924797 A JP29924797 A JP 29924797A JP 3495893 B2 JP3495893 B2 JP 3495893B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介してデータ処理装置から受信する印刷データをジョブ
単位にスプールし、スプールされた印刷データをジョブ
単位に解析して印刷処理可能な印刷制御装置および印刷
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷装置においては、給紙すべき
用紙がない、あるいはメモリの枯渇により正常な印刷結
果を保証できない、あるいは指定されたフォントを搭載
していない等の理由により処理を継続できない等の場合
には、エラー状態に移行してオペレータの印刷続行/印
刷中止の指示、あるいはオペレータによる用紙のセット
などの操作待ちの状態になる。
【0003】この場合、仮に後続のジョブがあり、その
ジョブは問題なく処理できる場合であっても印刷装置は
処理を停止するため、後続ジョブが全て待たされること
になり、特に、当該印刷装置をネットワークで複数のユ
ーザが使用する環境においては非常に使い勝手が悪くな
ってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、A4用紙のみ
がセットされているプリンタに対して、A3用紙を必要
とするジョブJ1と、A4用紙を必要とするジョブJ2
とがこの順番で続けてスプールされて処理される場合、
ジョブJ1は処理できないためオペレータに対してA3
用紙を要求するエラーが発生し、処理が停止する。
【0005】この場合、スプールされているジョブJ2
は何ら問題なく処理できるにもかかわらず、ジョブJ1
によるエラーが解除されるまで処理されずに待たされる
ことになる。
【0006】 本発明は、上記の問題点を解決するため
になされたもので、本発明の目的は、指定されたタイム
アウト時間を経過するタイミングで、スプールされてい
る後続するジョブを処理でき、スプールされている各ジ
ョブの処理効率を向上させることができる印刷制御装置
および印刷制御方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介してデータ処理装置から受信す
る印刷データをジョブ単位にスプールし、スプールされ
た印刷データをジョブ単位に解析して印刷処理可能な印
刷制御装置であって、先行してスプールされた印刷デー
タの印刷処理中に印刷処理を中断した場合に、経過時間
を計時する計時手段と、前記計時手段により計時された
経過時間がタイムアウト時間に達している場合、スプー
ル中で印刷続行可能な印刷データのジョブを先行して実
行させるようにスプールされた印刷データの実行スケジ
ュールを変更する制御手段を具備したことを特徴とす
る。
【0008】 本発明に係る第2の発明は、印刷中断要
因の種類を判断する判断手段を有し、前記制御手段は、
印刷手段要因がジョブ固有であり、かつ前記計時手段に
より計時された経過時間がタイムアウト時間に達してい
る場合、スプール中で印刷続行可能な印刷データのジョ
ブを先行して実行させるようにスプールされた印刷デー
タの実行スケジュールを変更することを特徴とする。
【0009】 本発明に係る第3の発明は、前記タイム
アウト時間は操作パネルのキー操作により予め設定され
ていることを特徴とする。
【0010】 本発明に係る第4の発明は、タイムアウ
トしないに設定さているかを判断するタイムアウト判断
手段を有し、前記制御手段は、タイムアウトしないに設
定されておらず、かつ前記計時手段により計時された経
過時間がタイムアウト時間に達している場合、スプール
中で印刷続行可能な印刷データのジョブを先行して実行
させるようにスプールされた印刷データの実行スケジュ
ールを変更することを特徴とする。
【0011】 本発明に係る第5の発明は、前記制御手
段は、前記計時手段により計時された経過時間がタイム
アウト時間に達する前に、印刷中断要因が解除された場
合、スプールされた印刷データの実行スケジュールを変
更しないことを特徴とする。
【0012】 本発明に係る第6の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ処理装置から受信する印刷データを
ジョブ単位にスプールし、スプールされた印刷データを
ジョブ単位に解析して印刷処理可能な印刷制御装置であ
って、印刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生した場
合に後続のジョブの印刷処理を開始させるまでのタイム
アウト時間を指定する指定手段と、印刷処理中のジョブ
の印刷中断要因が発生した場合、前記指定手段により指
定されているタイムアウト時間を計時する計時手段と、
前記指定手段により指定された前記タイムアウト時間が
前記計時手段により計時された場合に、スプールされて
いる後続のジョブを先行して処理させるジョブ管理手段
と、を有することを特徴とする。
【0013】 本発明に係る第7の発明は、発生してい
る印刷処理中のジョブの印刷中断要因の種別が各ジョブ
固有の要因かどうかを判定する判定手段を有し、前記ジ
ョブ管理手段は、発生している印刷処理中のジョブの印
刷中断要因の種別が各ジョブ固有の要因であると前記判
定手段が判定し、かつ、前記指定手段により指定された
前記タイムアウト時間が前記計時手段により計時された
場合に、スプールされている後続のジョブを先行して処
理させることを特徴とする。
【0014】 本発明に係る第8の発明は、ジョブ固有
の要因は、印刷資源の不足状態に起因するものまたは処
理できない印刷制御命令であることを特徴とする。
【0015】 本発明に係る第9の発明は、前記印刷処
理中のジョブの印刷中断要因が発生しているページが印
刷データ中の先頭ページかどうかを判断するページ判断
手段を有し、前記計時手段は、前記印刷処理中のジョブ
の印刷中断要因が発生しているページが印刷データ中の
先頭ページであると前記ページ判断手段が判断した場合
に、前記タイムアウト時間の計時を開始することを特徴
とする。
【0016】 本発明に係る第10の発明は、前記ジョ
ブ管理手段は、中断したジョブを、スプールされている
後続のジョブ中の最終ジョブとなるようにジョブを並び
換えることを特徴とする。
【0017】 本発明に係る第11の発明は、所定の通
信媒体を介してデータ処理装置から受信する印刷データ
をジョブ単位にスプールし、スプールされた印刷データ
をジョブ単位に解析して印刷処理可能な印刷制御装置に
おける印刷制御方法であって、先行してスプールされた
印刷データの印刷処理中に印刷処理を中断した場合に、
経過時間を計時する計時ステップと、前記計時ステップ
により計時された経過時間がタイムアウト時間に達して
いる場合、スプール中で印刷続行可能な印刷データのジ
ョブを先行して実行させるようにスプールされた印刷デ
ータの実行スケジュールを変更する制御ステップを具備
したことを特徴とする。
【0018】 本発明に係る第12の発明は、印刷中断
要因の種類を判断する判断ステップを有し、前記制御ス
テップは、印刷中断要因がジョブ固有であり、かつ前記
計時ステップにより計時された経過時間がタイムアウト
時間に達している場合、スプール中で印刷続行可能な印
刷データのジョブを先行して実行させるようにスプール
された印刷データの実行スケジュールを変更することを
特徴とする。
【0019】 本発明に係る第13の発明は、前記タイ
ムアウト時間は操作パネルのキー操作により予め設定さ
れていることを特徴とする。
【0020】 本発明に係る第14の発明は、タイムア
ウトしないに設定さているかを判断するタイムアウト判
断ステップを有し、前記制御ステップは、タイムアウト
しないに設定されておらず、かつ前記計時ステップによ
り計時された経過時間がタイムアウト時間に達している
場合、スプール中で印刷続行可能な印刷データのジョブ
を先行して実行させるようにスプールされた印刷データ
の実行スケジュールを変更することを特徴とする。
【0021】 本発明に係る第15の発明は、前記制御
ステップは、前記計時ステップにより計時された経過時
間がタイムアウト時間に達する前に、印刷中断要因が解
除された場合、スプールされた印刷データの実行スケジ
ュールを変更しないことを特徴とする。
【0022】 本発明に係る第16の発明は、所定の通
信媒体を介してデータ処理装置から受信する印刷データ
をジョブ単位にスプールし、スプールされた印刷データ
をジョブ単位に解析して印刷処理可能な印刷制御装置に
おける印刷制御方法であって、印刷処理中のジョブの印
刷中断要因が発生した場合に後続のジョブの印刷処理を
開始させるまでのタイムアウト時間を指定する指定ステ
ップと、印刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生した
場合、前記指定ステップにより指定されているタイムア
ウト時間を計時する計時ステップと、前記指定ステップ
により指定された前記タイムアウト時間が前記計時ステ
ップにより計時された場合に、スプールされている後続
のジョブを先行して処理させるジョブ管理ステップとを
有することを特徴とする。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明をレーザビームプリ
ンタ(以下、LBPと略す)に適用し、図面を用いてさ
らに詳細に説明する。
【0034】本実施形態の構成を説明する前に、本実施
形態を適用するLBPの構成を図1を参照して説明す
る。
【0035】図1は、本発明に係る印刷制御装置を適用
可能な印刷装置の構成を説明する断面図であり、例えば
LBPの場合に対応し、該LBPはデータ源として外部
に接続されているホストコンピュータから文字パターン
の登録やフォームデータ(定型書式)等の登録が行える
ように構成されている。
【0036】図において、100はLBP本体であり、
外部に接続されているホストコンピュータ(図2の20
1)から供給される文字情報(文字コード)やフォーム
情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するととも
に、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォ
ームパターン等を作成し、記録媒体である記録用紙上に
像を形成する。113は操作のためのスイッチおよびプ
リンタの状態を表示するLED表示器やLCD表示器等
が配されている操作パネル、101はプリンタ制御ユニ
ット(プリンタコントローラ)で、LBP本体100全
体の制御及びホストコンピュータから供給される文字情
報等を解析する。
【0037】このプリンタ制御ユニット101は主に文
字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換して
レーザ・ドライバ102に出力する。
【0038】レーザ・ドライバ102は半導体レーザ1
03を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信
号に応じて半導体レーザ103から発射されるレーザ光
104をオン・オフ切り替えする。レーザ光104は回
転多面鏡105で左右方向に振られて静電ドラム106
上を走査する。これにより、静電ドラム106上には文
字パターンの静電潜像が形成される。
【0039】この潜像は静電ドラム106周囲の現像ユ
ニット(トナーカートリッジ)107によって現像され
た後、記録用紙に転写される。この記録用紙にはカット
・シートを用い、カット・シート記録紙はLBPに装着
した用紙カセット108に収納され、給紙ローラ109
及び搬送ローラ110と搬送ローラ111とにより装置
内に取り込まれて、静電ドラム106に供給される。
【0040】112は定着器であり、記録用紙に転写さ
れたトナー(粉末インク)を熱と圧力により記録用紙に
固定する。
【0041】〔第1実施形態〕図2は、本発明の第1実
施形態を示す印刷制御装置の構成を示すブロック図であ
り、図1に示したLBPのプリンタコントローラ101
の概略構成に対応し、LBP本体100のプリンタコン
トローラ101は、印刷情報の発生源である、ホストコ
ンピュータ201より送られてきた文字コードや、外字
フォントあるいはフォーム情報またはマクロ登録情報等
からなるデータ213とを入力し、ページ単位で文書情
報等を印刷するように構成されている。
【0042】図において、202は入出力インタフェー
ス部で、ホストコンピュータ201と各種情報をやりと
りする。203は前記入出力インタフェース部202を
介して入力された各種情報を一時記憶する入力バッファ
メモリ(入力バッファア)である。
【0043】204は文字パターン発生器で、文字の幅
や高さ等の属性や実際の文字パターンのアドレスが格納
されているフォント情報部217,文字パターン自身が
格納されている文字パターン部218およびその読み出
し制御プログラムからなる。
【0044】なお、読み出し制御プログラムはROM2
14に含まれ、文字コードを入力するとそのコードに対
応する文字パターンのアドレスを算出するコード・コン
バート機能をも有している。
【0045】205はRAMで、印刷ジョブの印刷デー
タを一旦保持するためのスプール領域、文字パターン発
生器204より出力された文字パターンを記憶するフォ
ントキャッシュ領域207,ホストコンピュータ201
より送られてきた外字フォントやフォーム情報及び現在
の印刷環境等を記憶する記憶領域206を含んでいる。
【0046】このように、一旦文字パターンに展開した
パターン情報をフォントキャッシュとしてフォントキャ
ッシュ領域207に記憶しておくことにより、同じ文字
を印刷する時に再度同じ文字を復号してパターン展開す
る必要がなくなるため、文字パターンへの展開が速くな
る。
【0047】208はCPUで、プリンタの制御系全体
の制御を司り、ROM214に記憶されたCPU208
の制御プログラムにより装置全体の制御を行っている。
209は前記入力データ213を元に生成される内部的
なデータ群である中間バッファである。1ページ分のデ
ータの受信が完了し、それらがよりシンプルな内部デー
タに変換されて中間バッファ209に蓄えられた後、印
刷イメージとして記憶するのがフレームバッファ210
であり、少なくともフルペイントの場合は1ページ分、
パーシャルペイントの場合は2バンド分の印刷イメージ
を記憶することができる。
【0048】211は出力インタフェース部で、フレー
ムバッファ210よりのパターン情報に対応したビデオ
信号を発生し、ページプリンタ印刷部212との間でイ
ンタフェース制御を実行している。212はページプリ
ンタ印刷部(プリンタ部)で、出力インタフェース部2
11よりのビデオ信号を入力し、このビデオ信号に基づ
いた画像情報を印刷するページプリンタの印刷機構部分
である。
【0049】215は一般のEEPROM等で構成する
不揮発性メモリ(以後NVRAM(Non Volat
ile RAM)と略す)で、NVRAM215には操
作パネル113で指定されたパネル設定値が記憶され
る。216はデータで、LBP本体100からホストコ
ンピュータ201に送信される。
【0050】なお、ROM214にはホストコンピュー
タ201から入力されるデータの解析を行うプログラム
が含まれており、通常このプログラムはトランスレータ
と称される。
【0051】以下、本実施形態の特徴的構成について図
2等を参照して説明する。
【0052】上記のように構成された所定の通信媒体
(インタフェース,ネットワーク含む)を介してデータ
処理装置(ホストコンピュータ201)から受信する印
刷データをジョブ単位に順次スプールし、該スプールし
た印刷データをジョブ単位に解析して印刷処理可能な印
刷制御装置であって、先行してスプールされた印刷デー
タの印刷処理中に印刷処理を中断した場合に、該印刷中
断要因を解析して、例えばRAM205上にスプール中
で印刷続行可能な印刷データのジョブを先行して実行さ
せるように各スプールジョブの実行スケジュールを変更
する制御手段(CPU208がROM214または他の
メモリ資源に記憶された制御プログラムを実行して制御
する)を備えるので、複数のジョブをスプール可能な場
合に、先行するジョブの印刷中断要因を解析して、後続
するジョブに影響を与えることがないジョブがスプール
されている場合には、後続するジョブを順次処理できる
ようにスケジュールされるので、スプールされている各
ジョブの処理効率を格段に向上させることができる。
【0053】また、所定の通信媒体(インタフェース,
ネットワーク含む)を介してデータ処理装置から受信す
る印刷データを、例えばRAM205上にジョブ単位に
順次スプールし、該スプールした印刷データをジョブ単
位に解析して印刷処理可能な印刷制御装置であって、印
刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生してから後続の
ジョブの印刷処理を開始させるまでのタイムアウト時間
を指定する指定手段(例えば操作パネル113のキー操
作により、「タイムアウトしない」,「10秒」,「1
分」,「5分」を指定あるいはホストコンピュータ20
1上のユーティリティによりコマンドで指定する)と、
前記印刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生してから
前記指定手段により指定されているタイムアウト時間を
計時する計時手段(CPU」208の内部タイマによ
る)と、前記計時手段が指定された前記タイムアウト時
間を計時終了した場合に、スプールされている後続のジ
ョブを先行して順次処理させるジョブ管理手段(CPU
208がROM214または他のメモリ資源に記憶され
た制御プログラムを実行して管理処理する)とを有する
ので、複数のジョブをスプール可能な場合に、先行する
ジョブの印刷中断要因が発生してから、指定されたタイ
ムアウト時間を経過するタイミングで、スプールされて
いる後続するジョブを順次処理でき、スプールされてい
る各ジョブの処理効率を格段に向上させることができ
る。
【0054】さらに、発生している印刷処理中のジョブ
の印刷中断要因の種別が各ジョブ固有の要因(例えば指
定されたサイズの用紙切れ,メモリ容量不足,指定フォ
ントの未実装等)かどうかを判定する判定手段(CPU
208がROM214または他のメモリ資源に記憶され
た制御プログラムを実行して判定する)を有し、CPU
208は、発生している印刷処理中のジョブの印刷中断
要因の種別が各ジョブ固有の要因であると判定し、か
つ、指定された前記タイムアウト時間を計時終了した場
合に、スプールされている後続のジョブを先行して順次
処理させるので、複数のジョブをスプール可能な場合
に、先行するジョブの印刷中断要因が中断しているジョ
ブ固有の要因であれば、指定されたタイムアウト時間を
経過するタイミングで、スプールされている後続するジ
ョブを順次処理でき、スプールされている各ジョブの処
理効率を格段に向上させることができる。
【0055】また、ジョブ固有の要因は、印刷資源(例
えば用紙切れ,メモリ容量不足,指定フォントの未実装
等)の不足状態に起因するものとするので、後続するジ
ョブによっては残存する印刷資源で印刷処理を続行する
ジョブであれば印刷処理を中断させずに済む印刷環境を
整備できる。
【0056】さらに、前記印刷資源は、フォント資源
(本実施形態ではフォント資源はフォントカードあるい
はホストコンピュータからのダウンロードが可能とな
る),記録媒体資源(本実施形態では用紙カセットによ
り用紙サイズを交換可能となる),メモリ資源(本実施
形態ではオプションRAMによりメモリ容量を拡張可能
となる)を含み、前記処理できない印刷命令は、イメー
ジデータに対する印刷命令(例えばサポートしていない
形式(解像度,圧縮形式,エンディアン等は機種によっ
てサポートされているものが異なり、未サポートのもの
はエラーとなる)のイメージデータが送られてきた場
合)を含むので、後続するジョブによっては残存するフ
ォント資源,記録媒体資源,メモリ資源のいずれかで印
刷処理を続行するジョブであれば印刷処理を中断させず
に済む印刷環境を整備できる。
【0057】また、前記印刷処理中のジョブの印刷中断
要因が発生しているページが印刷データ中の先頭ページ
かどうかを判断するページ判断手段(CPU208がR
OM214または他のメモリ資源に記憶された制御プロ
グラムを実行して判断処理する)を有し、CPU208
は、前記印刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生して
いるページが印刷データ中の先頭ページであると判断し
た場合に、前記タイムアウト時間の計時を開始するの
で、先頭ページ以降で印刷中断要因が発生した場合に
は、ジョブ処理が却って煩雑となってしまうので、その
ようなジョブ順序の入れ換えを未然に防止することがで
きる。
【0058】さらに、前記印刷処理中のジョブの印刷中
断要因が発生している場合に、後続するジョブがスプー
ルされているかどうかを判断するスプール判断手段(C
PU208がROM214または他のメモリ資源に記憶
された制御プログラムを実行して判断処理する)を有
し、CPU208は、後続するジョブがスプールされて
いると判断した場合に、前記タイムアウト時間の計時を
開始するので、無駄なデータ処理実行を回避して、後続
するジョブを速やかに処理開始できる環境を整備するこ
とができる。
【0059】また、CPU208は、スプールされてい
る後続のジョブと中断したジョブとを入れ換えて順次処
理させるので、ジョブ順序が変更された後、印刷中断要
因が解除されている事態に速やかに対応して先行するジ
ョブを処理することができる。
【0060】さらに、CPU208は、中断したジョブ
をスプールされている後続のジョブ中の最終ジョブとな
るように後続する各ジョブを並び換えて順次処理させる
ので、ジョブ順序が変更された後、印刷中断要因が解除
されない場合であっても、同一ジョブと後続する各ジョ
ブとの出力順序入れ換え処理を減らすことができる。
【0061】また、前記印刷処理中のジョブの印刷中断
要因が発生している場合に、後続するジョブがスプール
されているかどうかを判断するスプール判断手段(CP
U208がROM214または他のメモリ資源に記憶さ
れた制御プログラムを実行して判断処理する)を有し、
CPU208は、後続するジョブがスプールされていな
いと判断した場合に、中断したジョブを処理させるの
で、ジョブ順序が変更された後、印刷中断要因が解除さ
れない場合であっても、同一ジョブと後続する各ジョブ
との出力順序入れ換え処理を減らし、かつ、既にスプー
ルされている複数のジョブを一括して効率よく処理させ
ることができる。
【0062】さらに、前記印刷処理中に発生したジョブ
の印刷中断要因を記憶する記憶手段(RAM205上に
確保される)と、後続するジョブの処理毎に前記記憶手
段に記憶されている印刷中断要因が解除されているかど
うかを判断する解除判断手段(CPU208がROM2
14または他のメモリ資源に記憶された制御プログラム
を実行して判断処理する)とを有し、CPU208は、
RAM205に記憶されている印刷中断要因が解除され
ていると判断した場合に、中断したジョブを処理させる
ので、中断した要因の解除されている場合には、出力順
序が後回しにされている先行ジョブであっても、速やか
に処理させることができ、印刷中断要因の解除状態に対
して先行するジョブを柔軟に処理することができる。
【0063】次に、何らかの印刷中断要因が発生した場
合に本発明の特徴であるジョブの入れ換えを行うか否か
を判断するための制御手順を図3のフローチャートを参
照して説明する。
【0064】図3は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(13)は各ステップを示す。
【0065】まず、ステップ(1)で印刷中断要因の種
類を判断し、ステップ(2)でその種類に応じたエラー
メッセージを操作パネル113上のLCD表示器に表示
する。
【0066】なお、本実施形態のLBP本体100にお
いて、発生し得る印刷中断要因のうち、代表的なものの
エラー表示を図4に示し、以下にその内容を説明する。
【0067】図4は、図1に示した操作パネル113上
のLCD表示器に表示されるエラーメッセージの一例を
示す図である。
【0068】図において、エラーメッセージE1は、L
BPの用紙搬送機構内で紙詰まりが発生したことをオペ
レータに通知するためのもので、オペレータが詰まって
いる用紙を除去すればエラーは解除される。
【0069】エラーメッセージE2は、印刷するために
必要としている用紙がセットされていないことをオペレ
ータに通知するためのもので、##には必要としている
用紙の種類が表示され、オペレータが要求されている用
紙をセットすればエラーは解除される。
【0070】エラーメッセージE3は、印刷データが複
雑過ぎて搭載されているメモリサイズでは処理しきれ
ず、印刷結果を保証できないことをオペレータに通知す
るためのもので、オペレータが操作パネル113のキー
操作により「続行」を指示すればエラーは解除される。
ただし、印刷結果は保証されない。
【0071】エラーメッセージE4は、印刷データ中で
指定されたフォントがLBPに実装されておらず、印刷
結果を保証できないことをオペレータに通知するための
もので、オペレータが操作パネル113のキー操作によ
り「続行」を指示すればエラーは解除される。ただし、
印刷結果は保証されない。
【0072】次に、ステップ(3)で発生しているエラ
ーがそのジョブ固有のものであり、他のジョブの印刷デ
ータなら出力できる可能性があるのか、それともそのジ
ョブ固有のものではなく、どのジョブの印刷データも出
力できないのかを判断する。
【0073】例えば図4に示したエラーメッセージE1
の場合は、印刷機構上の物理的なトラブルであるのでそ
のジョブ固有のエラーではなく、どのジョブの印刷デー
タも出力できないと判断される。また、エラーメッセー
ジE2の場合は、要求されている用紙はなくても何らか
の用紙がセットされていれば、そのジョブ固有のエラー
であり、他のジョブの印刷データなら出力できる可能性
があると判断される。逆に、用紙が全く装着されていな
い場合には、このエラーはそのジョブ固有のエラーでな
く、どのジョブの印刷データも出力できないと判断され
る。
【0074】さらに、エラーメッセージE3及びエラー
メッセージE4の場合は、そのジョブ固有のエラーであ
り、他のジョブの印刷データなら出力できる可能性があ
ると判断される。
【0075】そこで、ステップ(3)でそのジョブ固有
のエラーではないと判断された場合(例えばエラーメッ
セージE1)にはステップ(11)に進み、エラーが解
除されるまで処理を停止し、エラーが解除されればジョ
ブの入れ換え処理は行わずエラーが発生したジョブのデ
ータ処理を再開する。
【0076】一方、ステップ(3)でそのジョブ固有の
エラーであると判断された場合(例えばエラーメッセー
ジE3)にはステップ(4)に進み、処理中のページが
1ページ目であるかどうかを判断し、既に1枚でも排紙
している場合にはステップ(13)に進み、ジョブの入
れ換えは行わない。
【0077】一方、ステップ(4)で、未だ、1枚も排
紙していないと判断した場合にはステップ(5)に進
み、設定されているタイムアウト時間を取得する。
【0078】なお、タイムアウト時間は操作パネル11
3のキー操作により予め設定されており、NVRAM2
15に記憶されている。タイムアウト時間の設定値は、
「タイムアウトしない」,「10秒」,「1分」,「5
分」のいずれかであるものとする。
【0079】次に、ステップ(6)でタイムアウト時間
の設定値が「タイムアウトしない」に設定されているか
否かを判断し、「タイムアウトしない」に設定されてい
る場合にはステップ(13)に進み、ジョブの入れ換え
は行わない。
【0080】一方、ステップ(6)で、タイムアウト時
間の設定値が「タイムアウトしない」以外、すなわち有
効なタイムアウト時間が設定されていると判断した場合
にはその時間の間だけ処理を停止し、オペレータにより
エラーが解除されるのを待つ処理に移り、ステップ
(7)で、エラーが解除されているかどうかを判断し、
エラーが解除されていると判断した場合には、ジョブの
入れ換え処理は行わずに、エラーが発生したジョブのデ
ータ処理を再開するため、処理を終了する。
【0081】一方、ステップ(7)で、エラーが解除さ
れていないと判定した場合には、ステップ(8)で、他
のジョブが存在するかどうかを判断し、他のジョブが存
在すると判定された場合には、ステップ(7)へ戻り、
再度エラーが解除されているかどうかを判断する。
【0082】一方、ステップ(8)で、他のジョブが存
在しないと判断された場合は、ステップ(9)へ進み、
図示しないタイマをスタートし、ステップ(10)でエ
ラーが解除されたか否かを判断し、エラーが解除されて
いると判断した場合には、ジョブの入れ換え処理は行わ
ずエラーが発生したジョブのデータ処理を再開する。
【0083】一方、ステップ(10)で、エラーが解除
されていないと判断した場合は、ステップ(11)でタ
イムアウトが発生しているか否かを判断する。これは、
ステップ(9)からの経過時間がステップ(5)で取得
した時間に達しているか否かを判断することに他ならな
い。
【0084】ここで、タイムアウトが発生していないと
判断した場合は、ステップ(10)に戻り、再度エラー
が解除されたか否かを判断する。
【0085】一方、ステップ(11)でタイムアウトが
発生していると判断した場合にはステップ(12)に進
み、本実施形態の特徴であるジョブの入れ換えを行い、
後続のジョブを先に処理する。
【0086】なお、本実施形態におけるジョブの入れ換
えは他にスプールされているジョブがある場合にのみ行
い、エラーの発生により後回しにされたジョブはその時
点でスプールされているジョブの最後に置かれる。
【0087】また、ジョブのスプールはジョブのデータ
をRAM205上にファイルとして保持することで実現
する。RAM205上のファイルシステムの内部構造は
一般のコンピュータのオペレーティングシステム(O
S)等で使用されているものと違いはないので説明は省
略する。
【0088】なお、本実施形態において、電源投入後、
最初のジョブをスプールするためのファイル名称は「s
pool.0」となり、以後順番に「spool.
1」,「spool.2」,「spool.3」,・・
・のようにファイル名称が決定され、スプールされてい
く。
【0089】一方、データ処理は「spool.0」か
ら順番に行うので、ジョブの入れ換えを行わなければス
プールされた順番に処理されることになる。以下、スプ
ールされたジョブの処理手順について図5を参照して説
明する。
【0090】図5は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図3に示したジョブの入れ換え処理の詳細手順に
対応する。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0091】まず、ステップ(1)でスプールファイル
の検索を行う。ここでは、前記ファイルシステム上のス
プールファイル群から番号の一番小さいものを探し出
す。
【0092】さらに、ステップ(2)でスプールファイ
ルの有無を判別し、存在しないと判別した場合には、ス
テップ(1)に戻って再度スプールファイルの検索を行
う。すなわち、ジョブがスプールされるまで処理は先に
進まないことになる。
【0093】一方、ステップ(2)で、処理すべきファ
イルが検索されたと判別した場合にはステップ(3)
で、そのファイルに格納されている印刷データを処理
し、処理が終了すると、ステップ(4)でそのファイル
を削除してから、ステップ(1)に戻り、次に処理すべ
きファイルを検索する。
【0094】なお、本実施形態においては、RAM20
5上にはスプールファイルの名称を生成するための番号
を記憶する領域があり、この番号(以後、ファイル名称
生成番号と称す)は電源投入時には「0」番に初期化さ
れ、以後、新たにスプールファイルが生成される毎にイ
ンクリメントされる仕組みになっている。
【0095】すなわち、この番号を元に新たなスプール
ファイルの名称が決定されるのである。例えば、この番
号が70の状態で新たにスプールファイルを生成する場
合、そのファイル名称は「spool.70」となり、
ファイル生成後に番号は「71」に更新される。
【0096】そして、図3に示したステップ(9)では
この仕組みを利用してジョブの入れ換え処理を実現する
が、その制御手順を図6のフローチャートを参照して説
明する。
【0097】図6は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図3に示したジョブの入れ換え処理におけるジョ
ブ更新の詳細手順に対応する。なお、(1)〜(5)は
各ステップを示す。
【0098】まず、ステップ(1)で処理中のジョブ、
すなわちエラーが発生しているジョブのデータ処理をキ
ャンセルする。
【0099】次に、ステップ(2)で現在のファイル名
称生成番号を取得し、この番号を元にステップ(3)で
スプールファイルのファイル名称を新規に生成する。
【0100】次に、ステップ(4)に進み、エラーによ
りタイムアウトしたジョブのスプールファイルのファイ
ル名称をステップ(3)で生成したファイル名称に変換
し、ステップ(5)でファイル名称生成番号をインクリ
メントしてジョブの入れ換え処理を終了する。
【0101】この入れ換え処理により、エラーにより処
理が継続できないジョブを後回しにして処理可能なジョ
ブを先に処理することが可能となり、ネットワークに接
続され、複数のユーザに使用される環境では特に効果が
ある。
【0102】〔第2実施形態〕上記第1実施形態ではエ
ラーによるタイムアウトが発生したジョブをその時点で
スプールされているジョブの最後に移動する場合につい
て説明したが、スプールされているジョブがすべて処理
され、LBP本体100が待機状態になるまで後回しに
したジョブを処理しないように制御するように構成して
もよい。以下、その実施形態について説明する。なお、
本実施形態においても本発明をLBPに適応し図面を用
いて説明するが、その構成は第1実施形態の図1及び図
2を用いて説明したものと同じであるので説明は省略す
る。
【0103】また、ジョブの入れ換えを行うか否かを判
断するための制御手順、及び発生するエラーの種類も第
1実施形態の図3及び図4を用いて説明したものと同じ
であるので説明は省略する。
【0104】さらに、本実施形態においては、ファイル
名称が第1実施形態で説明した、「spool.0」,
「spool.1」,「spool.2」,・・・のフ
ォーマットのファイル群で構成されるスプールと、ファ
イル名称が「spoolD.0」,「spoolD.
1」,「spoolD.2」,・・・のフォーマットの
ファイル群で構成されるスプールとが存在し、後者のス
プールを遅延スプールと呼び、その個々のファイルを遅
延スプールファイルと呼ぶ。
【0105】なお、RAM205上にはこの遅延スプー
ルファイルの名称を生成するための番号を記憶する領域
があり、この番号(以後、遅延ファイル名称生成番号と
称す)は電源投入時には「0」番に初期化され、以後、
新たに遅延スプールファイルが生成される毎にインクリ
メントされる仕組みになっている。
【0106】すなわち、この番号を元に新たな遅延スプ
ールファイルの名称が決定されるのである。
【0107】一方、データ処理は第1実施形態と同様に
「spool.0」から順番に行われるが、スプールフ
ァイルがひとつもない場合には遅延スプールファイルの
データ処理を行う。
【0108】このデータ処理の制御手順を図7のフロー
チャートを参照して説明する。
【0109】図7は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0110】まず、ステップ(1)でスプールファイル
の検索を行う。ここでは、前記ファイルシステム上のス
プールファイル群から番号の一番小さいものを探し出
す。
【0111】さらに、ステップ(2)でスプールファイ
ルの有無を判別し、存在しないと判別した場合には、ス
テップ(5)に進んで遅延スプールの処理を行う。
【0112】一方、ステップ(2)で、処理すべきファ
イルが検索された場合にはステップ(3)でそのファイ
ルに格納されている印刷データを処理し、処理が終了す
るとステップ(4)で、そのファイルを削除してからス
テップ(1)に戻って次に処理すべきファイルを検索す
る。
【0113】一方、ステップ(2)で、NOと判定され
た場合には、ステップ(5)では遅延スプールファイル
の検索を行う。ここでは、前記ファイルシステム上の遅
延スプールファイル群から番号の一番小さいものを探し
出す。
【0114】さらに、ステップ(6)でスプールファイ
ルの有無を判別し、存在しないと判別した場合には、ス
テップ(1)に戻って再度スプールファイルの検索を行
う。
【0115】一方、ステップ(6)で、処理すべきスプ
ールファイルが検索されたと判別した場合には、ステッ
プ(7)でそのスプールファイルに格納されている印刷
データを処理し、処理が終了すると、ステップ(8)で
そのスプールファイルを削除してからステップ(1)に
戻って次に処理すべきスプールファイルを検索する。
【0116】なお、図7に示すステップ(7),(8)
では、上記仕組みを利用してジョブの入れ換え処理を実
現するが、その制御手順を図8のフローチャートを参照
して説明する。
【0117】図8は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0118】まず、ステップ(1)で処理中のジョブ、
すなわちエラーが発生しているジョブのデータ処理をキ
ャンセルする。
【0119】次に、ステップ(2)で現在の遅延ファイ
ル名称生成番号を取得し、この番号を元にステップ
(3)で遅延スプールファイルのファイル名称を新規に
生成する。次に、ステップ(4)に進み、エラーにより
タイムアウトしたジョブのスプールファイルのファイル
名称をステップ(3)で生成したファイル名称に変更
し、ステップ(5)で遅延ファイル名称生成番号をイン
クリメントしてジョブの入れ換え処理を終了する。
【0120】この入れ換え処理により、第1実施形態よ
りもさらに効率的にジョブを処理することが可能とな
る。
【0121】〔第3実施形態〕上記第1実施形態及び第
2実施形態では、エラーによるタイムアウトが発生した
ジョブはあるタイミングにならないと再処理されず、多
くのジョブが連続して送られてくる場合、例えタイムア
ウトしたジョブのエラー要因が解除され、処理可能な状
態になっているにもかかわらず、再処理されないケース
が考えられる。そこで、タイムアウトしたジョブのエラ
ー要因が解除された時点で後回しにしていたジョブを割
り込ませて処理するように制御してもよい。以下、その
実施形態について説明する。
【0122】なお、本実施形態においても本発明をLB
P本体100に適応し、図面を用いて説明するが、その
構成は第1実施形態の図1及び図2を用いて説明したも
のと同じであるので説明は省略する。
【0123】また、ジョブの入れ換えを行うか否かを判
断するための制御手順、発生するエラーの種類、及びス
プール,遅延スプールのファイル生成手順も第1実施形
態の図3,図4及び第2実施形態の図8を用いて説明し
たものと同じであるので説明は省略する。
【0124】本実施形態における遅延スプールファイル
にはホストコンピュータ201から送信された印刷デー
タ以外に、タイムアウトしたエラーの要因が付加情報と
して記録されているものとする。
【0125】以下に、遅延スプールファイルのフォーマ
ットを図9を参照して説明する。
【0126】図9は、図1に示したRAM205に確保
される遅延スプールファイルのフォーマットの一例を示
す図である。
【0127】図において、フィールドF900はタイム
アウトしたエラーの要因を記憶する領域であり、エラー
要因は文字列で保持される。具体的には、エラーメッセ
ージE1〜E4に対応する文字列がE1である場合には
「JAM」を、文字列がE2である場合には、「##P
APER」(##は用紙の種類を示す)を、文字列がE
3である場合には、「MEMORY−FULL」を、文
字列がE4である場合には、「NO−FONT」を保持
するものとする。フィールドF910は印刷データが記
憶される領域である。
【0128】一方、データ処理は第1実施形態と同様に
「spool.0」から順番に行われるが、ジョブをひ
とつ処理する毎に遅延スプールファイルに記録されてい
るタイムアウトしたエラーの要因がその時点で解除され
ているか否かを判断し、解除されていればその遅延スプ
ールファイルのデータ処理を行う。なお、上記のエラー
中で解除されている可能性があるのはE2だけである。
以下、このデータ処理の制御手順を図10のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0129】図10は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
である。なお、(1)〜(12)は各ステップを示す。
【0130】まず、ステップ(1)で遅延スプールファ
イル群を検索し、ファイル中のフィールドF900に記
録されているエラー要因が現時点で解除されているか否
かを判断し、エラー要因が解除されているスプールファ
イルを探し出す。
【0131】さらに、ステップ(2)でエラー要因が解
除されているスプールファイルの有無を判別し、存在し
ない場合にはステップ(5)に進んで通常スプールの処
理を行う。
【0132】処理すべきファイルが検索された場合には
ステップ(3)でそのファイルに格納されている印刷デ
ータを処理し、処理が終了するとステップ(4)でその
ファイルを削除してからステップ(1)に戻って次に処
理すべきファイルを検索する。ステップ(5)ではスプ
ールファイルの検索を行う。ここでは、前記ファイルシ
ステム上のスプールファイル群から番号の一番小さいも
のを探し出す。
【0133】さらに、ステップ(6)でスプールファイ
ルの有無を判別し、存在しない場合にはステップ(9)
に進んで遅延スプールの処理を行う。一方、処理すべき
ファイルが検索された場合にはステップ(7)でそのフ
ァイルに格納されている印刷データを処理し、処理が終
了するとステップ(8)でそのファイルを削除してから
ステップ(1)に戻って次に処理すべきファイルを検索
する。
【0134】一方、ステップ(9)では遅延スプールフ
ァイルの検索を行う。ここでは、前記ファイルシステム
上の遅延スプールファイル群から番号の一番小さいもの
を探し出す。
【0135】さらに、ステップ(10)でスプールファ
イルの有無を判別し、存在しない場合にはステップ
(1)に戻って再度スプールファイルの検索を行う。こ
こで、処理すべきファイルが検索された場合にはステッ
プ(11)でそのファイルに格納されている印刷データ
を処理し、処理が終了するとステップ(12)でそのフ
ァイルを削除してからステップ(1)に戻って次に処理
すべきファイルを検索する。
【0136】この処理により、数多くのジョブが絶え間
なく処理される環境であっても処理可能なジョブは速や
かに再処理される。
【0137】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0138】また、本発明はシステムあるいは装置にプ
ログラムを供給することによって実施される場合にも適
用できることは言うまでもない。この場合、本発明に係
るプログラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成する
ことになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムを
システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシ
ステムあるいは装置が、予め定められた仕方で動作す
る。
【0139】以下、上記各実施形態の特徴的構成につい
て図3,図5〜図8,図10に示すフローチャートを参
照して説明する。
【0140】上記のように構成された所定の通信媒体
(ネットワーク,インタフェースを含む)を介してデー
タ処理装置(ホストコンピュータ201)から受信する
印刷データをジョブ単位に順次スプールし、該スプール
した印刷データをジョブ単位に解析して印刷処理可能な
印刷制御装置(プリンタ制御ユニット101)のデータ
処理方法であって、あるいは所定の通信媒体を介してデ
ータ処理装置から受信する印刷データをジョブ単位に順
次スプールし、該スプールした印刷データをジョブ単位
に解析して印刷処理可能な印刷装置を制御するコンピュ
ータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体で
あって、前記印刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生
してから後続のジョブの印刷処理を開始させるまでのタ
イムアウト時間を計時する計時工程(図3のステップ
(7))と、前記計時工程による前記タイムアウト時間
を計時終了後、スプールされている後続のジョブを先行
して順次処理させるジョブ入れ換え工程(図3のステッ
プ(10))とを有するので、複数のジョブをスプール
可能な場合に、先行するジョブの印刷中断要因が発生し
てから、指定されたタイムアウト時間を経過するタイミ
ングで、スプールされている後続するジョブを順次処理
でき、スプールされている各ジョブの処理効率を格段に
向上させることができる。
【0141】また、前記印刷処理中のジョブの印刷中断
要因が発生しているページが印刷データ中の先頭ページ
かどうかを判断するページ判断工程(図3のステップ
(3))を有し、前記計時工程は、前記ページ判断工程
により前記印刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生し
ているページが印刷データ中の先頭ページであると判断
した場合に、前記タイムアウト時間の計時を開始するの
で、先頭ページ以降で印刷中断要因が発生した場合に
は、ジョブ処理が却って煩雑となってしまうので、その
ようなジョブ順序を入れ換えを未然に防止することがで
きる。
【0142】さらに、前記印刷処理中のジョブの印刷中
断要因が発生している場合に、後続するジョブがスプー
ルされているかどうかを判断するスプール判断工程(図
5のステップ(2))を有し、前記計時工程は、前記ス
プール判断工程により後続するジョブがスプールされて
いると判断した場合に、前記タイムアウト時間の計時を
開始するので、ジョブ順序が変更された後、印刷中断要
因が解除されない場合であっても、同一ジョブと後続す
る各ジョブとの出力順序入れ換え処理を減らし、かつ、
既にスプールされている複数のジョブを一括して効率よ
く処理させることができる。
【0143】また、前記ジョブ管理工程(図6のステッ
プ(1)〜(5))は、スプールされている後続のジョ
ブと中断したジョブとを入れ換えて順次処理させるの
で、ジョブ順序が変更された後、印刷中断要因が解除さ
れている事態に速やかに対応して先行するジョブを処理
することができる。
【0144】さらに、前記ジョブ管理工程(図6のステ
ップ(1)〜(5))は、中断したジョブをスプールさ
れている後続のジョブ中の最終ジョブとなるように後続
する各ジョブを並び換えて順次処理させるので、ジョブ
順序が変更された後、印刷中断要因が解除されない場合
であっても、同一ジョブと後続する各ジョブとの出力順
序入れ換え処理を減らすことができる。
【0145】また、前記印刷処理中のジョブの印刷中断
要因が発生している場合に、後続するジョブがスプール
されているかどうかを判断するスプール判断工程(図
5,図7,図10のステップ(2))を有し、前記ジョ
ブ管理工程は、前記スプール判断工程により後続するジ
ョブがスプールされていないと判断した場合に、中断し
たジョブを処理させるので、中断した要因の解除されて
いる場合には、出力順序が後回しにされている先行ジョ
ブであっても、速やかに処理させることができ、印刷中
断要因の解除状態に対して先行するジョブを柔軟に処理
することができる。
【0146】〔第4実施形態〕上記第1実施形態では、
ジョブのスプールをプリンタのRAM205上のファイ
ルシステムで実行する場合について説明したが、第2実
施形態で説明したようなインテリジェントなエラージョ
ブを除けば、印刷が完了するまで、ジョブがサーバ上の
ファイルシステムにスプールしておくことにより、すな
わちジョブのスプールをホストコンピュータ201で実
行するように構成して、中断ジョブをネットワーク上の
サーバが入れ換える(キューの最後に回す)ように制御
してもよい。以下、その実施形態について図3,図6等
を参照して説明する。
【0147】印刷システムにおけるネットワーク上にサ
ーバ(例えばホストコンピュータ201がサーバとす
る)を備えて、図示しない複数のプリンタと通信可能に
構成した上で、図3に示したステップ(11)までは、
第1実施形態と同様に処理し、プリンタ100は、タイ
ムアウトが発生したら、図3に示したステップ(12)
に代えて、データ処理をキャンセルすると同時に、ホス
トコンピュータ201にタイムアウトの発生を通知す
る。
【0148】これを受けて、ホストコンピュータ201
は、図6に示した処理をホストコンピュータ201のフ
ァイルシステムが実行する。
【0149】これにより、中断ジョブをネットワーク上
のサーバが入れ換えることが可能となり、ネットワーク
プリンタにおける障害発生時における後続するジョブを
効率よく処理することができる。
【0150】以下、本実施形態の特徴的構成について図
3,図6等を参照して説明する。
【0151】上記のように構成された所定の通信媒体を
介してデータ処理装置から受信する印刷データをサーバ
(ホストコンピュータ201をサーバとして)がジョブ
単位に図示しないメモリ(ハードディスク,拡張可能な
RAM等を含む)に順次スプールし、前記サーバが該ス
プールした印刷データを印刷装置(プリンタ100)に
転送し、該転送される印刷データをジョブ単位に解析し
て印刷処理可能な印刷制御システムであって、前記サー
バ内に先行してスプールされた印刷データの印刷処理中
に印刷処理をプリンタ制御ユニット101が中断したこ
とをサーバのCPUが検知した場合に、該印刷中断要因
を解析してスプール中で印刷続行可能な印刷データのジ
ョブを先行して実行させるように各スプールジョブの実
行スケジュールを変更するので、サーバが複数のジョブ
をスプール可能な場合に、印刷装置からエラーが発生し
た通知を検知した場合に、先行するジョブの印刷中断要
因を解析して、後続するジョブに影響を与えることがな
いジョブがスプールされている場合には、後続するジョ
ブを順次処理できるようにスケジュールされるので、サ
ーバ上にスプールされている各ジョブの処理効率を格段
に向上させることができる。
【0152】また、所定の通信媒体(ネットワーク)を
介してデータ処理装置から受信する印刷データをサーバ
がジョブ単位に順次スプールし、前記サーバが該スプー
ルした印刷データを印刷装置(プリンタ100)に転送
し、該転送される印刷データをジョブ単位に解析して印
刷処理可能な印刷制御システムのデータ処理方法であっ
て、あるいは所定の通信媒体を介してデータ処理装置か
ら受信する印刷データをサーバがジョブ単位に順次スプ
ールし、前記サーバが該スプールした印刷データを印刷
装置に転送し、該転送される印刷データをジョブ単位に
解析して印刷処理可能な印刷制御システムを制御するコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
媒体であって、前記サーバ内に先行してスプールされた
印刷データの印刷処理中に印刷処理を前記印刷装置が中
断したことを検知した場合(図3のステップ(1)〜
(12))に、該印刷中断要因を解析してスプール中で
印刷続行可能な印刷データのジョブを先行して実行させ
るように各スプールジョブの実行スケジュールを変更す
る変更工程(図6のステップ(1)〜(5))を有する
ので、サーバが複数のジョブをスプール可能な場合に、
印刷装置からエラーが発生した通知を検知した場合に、
先行するジョブの印刷中断要因を解析して、後続するジ
ョブに影響を与えることがないジョブがスプールされて
いる場合には、後続するジョブを順次処理できるように
スケジュールされるので、サーバ上にスプールされてい
る各ジョブの処理効率を格段に向上させることができ
る。
【0153】以下、図11に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システム
で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について
説明する。
【0154】図11は、本発明に係るデータ処理装置を
適用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処
理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明
する図である。
【0155】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0156】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0157】本実施形態における図3,図5〜図8,図
10に示す機能が外部からインストールされるプログラ
ムによって、ホストコンピュータにより遂行されていて
もよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュ
メモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワー
クを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報
群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用される
ものである。
【0158】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0159】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0160】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0161】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0162】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0163】上記各実施形態によれば、ジョブの2ペー
ジ目以降でエラーが発生した場合には従来の印刷装置と
同じようにオペレータの操作待ちの状態になり、継続の
ジョブを先に処理するようなことはしない。
【0164】また、最初のページでエラーが発生した場
合、すなわち、紙を1枚も排出していない場合にもオペ
レータの操作待ちの状態に移行するが、この状態はタイ
マによって監視され、一定時間が経過するとタイムアウ
トが発生し、そのジョブは後回して後続のジョブを先に
処理する。
【0165】この際、後回したジョブを再度処理するタ
イミングは、第1に、後回しにした時点でスプールされ
ているジョブの次、第2に、スプールされているジョブ
がひとつもなくなった時点、すなわち、プリンタが待機
状態になった時点、第3に、エラーの要因が解除された
時点のいずれかになる。
【0166】なお、第3の時点によるジョブ実行環境を
実現するためには、エラーによりジョブを後回しにする
際にその要因を記憶し、後続のジョブを一つ処理するご
とにその要因が解除されたか否かを調べ、解除されてい
ればそのジョブを再度処理するようにすることにより容
易に実現できる。
【0167】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
指定されたタイムアウト時間を経過するタイミングで、
スプールされている後続するジョブを処理でき、スプー
ルされている各ジョブの処理効率を向上させることがで
きるという効果を奏する。
【0168】
【0169】
【0170】
【0171】
【0172】
【0173】
【0174】
【0175】
【0176】
【0177】
【0178】
【0179】
【0180】
【0181】
【0182】
【0183】
【0184】
【0185】
【0186】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷装
置の構成を説明する断面図である。
【図2】図1に示したLBPのプリンタコントローラの
概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る印刷制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】図1に示した操作パネル上のLCD表示器に表
示されるエラーメッセージの一例を示す図である。
【図5】本発明に係る印刷制御装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る印刷制御装置における第3のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る印刷制御装置における第4のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る印刷制御装置における第5のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】図1に示したRAMに確保される遅延スプール
ファイルのフォーマットの一例を示す図である。
【図10】本発明に係る印刷制御装置における第6のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係るデータ処理装置を適用可能な印
刷システムで読み出し可能な各種データ処理プログラム
を格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であ
る。
【符号の説明】
101 プリンタ制御ユニット(プリンタコントロー
ラ) 201 ホストコンピュータ 202 入出力インタフェース部 203 入力バッファメモリ 208 CPU 209 中間バッファ 210 フレームバッファ 211 出力インタフェース部 212 プリンタ部 215 NVRAM

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
    から受信する印刷データをジョブ単位にスプールし、ス
    プールされた印刷データをジョブ単位に解析して印刷処
    理可能な印刷制御装置であって、 先行してスプールされた印刷データの印刷処理中に印刷
    処理を中断した場合に、経過時間を計時する計時手段
    と、 前記計時手段により計時された経過時間がタイムアウト
    時間に達している場合、 スプール中で印刷続行可能な印
    刷データのジョブを先行して実行させるようにスプール
    された印刷データの実行スケジュールを変更する制御手
    段を具備したことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 印刷中断要因の種類を判断する判断手段
    を有し、 前記制御手段は、印刷手段要因がジョブ固有であり、か
    つ前記計時手段により計時された経過時間がタイムアウ
    ト時間に達している場合、スプール中で印刷続行可能な
    印刷データのジョブを先行して実行させるようにスプー
    ルされた印刷データの実行スケジュールを変更すること
    を特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記タイムアウト時間は操作パネルのキ
    ー操作により予め設定されていることを特徴とする請求
    項1或いは2記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 タイムアウトしないに設定さているかを
    判断するタイムアウト判断手段を有し、 前記制御手段は、タイムアウトしないに設定されておら
    ず、かつ前記計時手段により計時された経過時間がタイ
    ムアウト時間に達している場合、スプール中で印刷続行
    可能な印刷データのジョブを先行して実行させるように
    スプールされた印刷データの実行スケジュールを変更す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の印
    刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記計時手段により計
    時された経過時間がタイムアウト時間に達する前に、印
    刷中断要因が解除された場合、スプールされた印刷デー
    タの実行スケジュールを変更しないことを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
    から受信する印刷データをジョブ単位にスプールし、ス
    プールされた印刷データをジョブ単位に解析して印刷処
    理可能な印刷制御装置であって、 印刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生した場合に後
    続のジョブの印刷処理を開始させるまでのタイムアウト
    時間を指定する指定手段と、 印刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生した場合、前
    記指定手段により指定されているタイムアウト時間を計
    時する計時手段と、 前記指定手段により指定された前記タイムアウト時間が
    前記計時手段により計時された場合に、スプールされて
    いる後続のジョブを先行して処理させるジョブ管理手段
    と、を有することを特徴とする印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 発生している印刷処理中のジョブの印刷
    中断要因の種別が各ジョブ固有の要因かどうかを判定す
    る判定手段を有し、 前記ジョブ管理手段は、発生している印刷処理中のジョ
    ブの印刷中断要因の種別が各ジョブ固有の要因であると
    前記判定手段が判定し、かつ、前記指定手段により指定
    された前記タイムアウト時間が前記計時手段により計時
    された場合に、スプールされている後続のジョブを先行
    して処理させることを特徴とする請求項6記載の印刷制
    御装置。
  8. 【請求項8】 ジョブ固有の要因は、印刷資源の不足状
    態に起因するものまたは処理できない印刷制御命令であ
    ることを特徴とする請求項7記載の印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 前記印刷処理中のジョブの印刷中断要因
    が発生しているページが印刷データ中の先頭ページかど
    うかを判断するページ判断手段を有し、 前記計時手段は、前記印刷処理中のジョブの印刷中断要
    因が発生しているページが印刷データ中の先頭ページで
    あると前記ページ判断手段が判断した場合に、前記タイ
    ムアウト時間の計時を開始することを特徴とする請求項
    2乃至8のいずれか記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 前記ジョブ管理手段は、中断したジョ
    ブを、スプールされている後続のジョブ中の最終ジョブ
    となるようにジョブを並び換えることを特徴とする請求
    項2乃至9のいずれか記載の印刷制御装置。
  11. 【請求項11】 所定の通信媒体を介してデータ処理装
    置から受信する印刷データをジョブ単位にスプールし、
    スプールされた印刷データをジョブ単位に解析して印刷
    処理可能な印刷制御装置における印刷制御方法であっ
    て、 先行してスプールされた印刷データの印刷処理中に印刷
    処理を中断した場合に、経過時間を計時する計時ステッ
    プと、 前記計時ステップにより計時された経過時間がタイムア
    ウト時間に達している場合、スプール中で印刷続行可能
    な印刷データのジョブを先行して実行させるようにスプ
    ールされた印刷データの実行スケジュールを変更する制
    御ステップを具備したことを特徴とする印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 印刷中断要因の種類を判断する判断ス
    テップを有し、 前記制御ステップは、印刷中断要因がジョブ固有であ
    り、かつ前記計時ステップにより計時された経過時間が
    タイムアウト時間に達している場合、スプール中で印刷
    続行可能な印刷データのジョブを先行して実行させるよ
    うにスプールされた印刷データの実行スケジュールを変
    更することを特徴とする請求項11記載の印刷制御方
    法。
  13. 【請求項13】 前記タイムアウト時間は操作パネルの
    キー操作により予め設定されていることを特徴とする請
    求項11或いは12記載の印刷制御方法。
  14. 【請求項14】 タイムアウトしないに設定さているか
    を判断するタイムアウト判断ステップを有し、前記制御
    ステップは、タイムアウトしないに設定されておらず、
    かつ前記計時ステップにより計時された経過時間がタイ
    ムアウト時間に達している場合、スプール中で印刷続行
    可能な印刷データのジョブを先行して実行させるように
    スプールされた印刷データの実行スケジュールを変更す
    ることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか記載
    の印刷制御方法。
  15. 【請求項15】 前記制御ステップは、前記計時ステッ
    プにより計時された経過時間がタイムアウト時間に達す
    る前に、印刷中断要因が解除された場合、スプールされ
    た印刷データの実行スケジュールを変更しないことを特
    徴とする請求項11乃至14のいずれか記載の印刷制御
    方法。
  16. 【請求項16】 所定の通信媒体を介してデータ処理装
    置から受信する印刷データをジョブ単位にスプールし、
    スプールされた印刷データをジョブ単位に解析して印刷
    処理可能な印刷制御装置における印刷制御方法であっ
    て、 印刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生した場合に後
    続のジョブの印刷処理を開始させるまでのタイムアウト
    時間を指定する指定ステップと、 印刷処理中のジョブの印刷中断要因が発生した場合、前
    記指定ステップにより指定されているタイムアウト時間
    を計時する計時ステップと、 前記指定ステップにより指定された前記タイムアウト時
    間が前記計時ステップにより計時された場合に、スプー
    ルされている後続のジョブを先行して処理させるジョブ
    管理ステップとを有することを特徴とする印刷制御方
    法。
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