JP3494120B2 - 積層型lc部品 - Google Patents

積層型lc部品

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JP3494120B2
JP3494120B2 JP2000131447A JP2000131447A JP3494120B2 JP 3494120 B2 JP3494120 B2 JP 3494120B2 JP 2000131447 A JP2000131447 A JP 2000131447A JP 2000131447 A JP2000131447 A JP 2000131447A JP 3494120 B2 JP3494120 B2 JP 3494120B2
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    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/203Strip line filters
    • H01P1/20327Electromagnetic interstage coupling
    • H01P1/20354Non-comb or non-interdigital filters
    • H01P1/20381Special shape resonators

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、積層型LC部品、
特に、高周波帯域で使用される積層型LC部品に関す
る。 【0002】 【従来の技術】この種の積層型LC部品として、従来よ
り、図10および図11に示す構造の積層型LCフィル
タが知られている。図10に示すように、積層型LCフ
ィルタ1は、インダクタ用ビアホール10a〜10d,
11a〜11d,12a〜12d、共振用コンデンサパ
ターン13〜15、結合用コンデンサパターン19〜2
6、入出力用引出しパターン30,31およびシールド
パターン28,29をそれぞれ設けたセラミックシート
2〜8などにて構成されている。 【0003】セラミックシート2〜8は積み重ねられ、
さらにこの上下に保護用セラミックシートを重ねた後、
一体的に焼成されることにより、図11に示す積層体3
4とされる。積層体34には、入力端子P1、出力端子
P2およびグランド端子G1,G2が形成されている。
入力端子P1には入出力用引出しパターン30が接続さ
れ、出力端子P2には入出力用引出しパターン31が接
続されている。グランド端子G1にはシールドパターン
28,29の一方の端部が接続され、グランド端子G2
にはシールドパターン28,29の他方の端部が接続さ
れている。 【0004】以上のLCフィルタ1は、インダクタ用ビ
アホール10a〜10d,11a〜11d,12a〜1
2dがそれぞれセラミックシート2〜6の積み重ね方向
に連接して柱状インダクタL1,L2,L3を構成す
る。共振用コンデンサパターン13,14,15は、そ
れぞれセラミックシート6,7を挟んでシールドパター
ン29に対向することにより共振用コンデンサC1,C
2,C3を形成する。これにより、柱状インダクタL1
とコンデンサC1とでLC共振器Q1を構成し、柱状イ
ンダクタL2とコンデンサC2とでLC共振器Q2を構
成し、柱状インダクタL3とコンデンサC3とでLC共
振器Q3を構成している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、L
Cフィルタのフィルタ特性は、共振器のQによって左右
される。そして、この共振器のQはそのほとんどがイン
ダクタのQによって決定される。インダクタのQはイン
ダクタの持つ損失(抵抗分)によって左右される。従っ
て、このLCフィルタ1を構成するLC共振器Q1〜Q
3のQを向上させようとした場合、ビアホールを連接し
て構成してなる柱状インダクタL1〜L3の横断面積を
大きくする必要がある。しかし、従来の柱状インダクタ
L1〜L3は、横断面形状が円形であったため、横断面
積を大きくすると、隣り合う柱状インダクタL1〜L3
の間隔が狭くなり、誘導性結合が強くなり過ぎてしま
う。このため、所望の誘導性結合を得るためには、柱状
インダクタL1〜L3相互の間隔をある程度広くする必
要があり、製品サイズの大型化を招いていた。 【0006】また、Q向上のために、ある程度以上の横
断面積の大きさを有するビアホール10a〜12dをセ
ラミックシート2〜5に形成しようとすると、ビアホー
ル10a〜12dの導電体材料とセラミックシート2〜
5の絶縁体材料との熱収縮率の違いから、焼成時に積層
体34内にクラックが発生し易くなる。従って、ビアホ
ール10a〜12dの横断面積の広面積化には限界があ
った。 【0007】そこで、本発明の目的は、小型で共振器の
Qが高く、しかも信頼性に優れた積層型LC部品を提供
することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段と作用】以上の目的を達成
するため、本発明に係る積層型LC部品は、インダクタ
が絶縁体層の積み重ね方向に連接されたビアホールによ
り構成され、該ビアホールの横断面形状の縦寸法と横寸
法の長さが異なっており、かつ、該横断面形状の長手方
向の先端部分が幅広になっていることを特徴とする。ビ
アホールの横断面形状の縦寸法と横寸法の長さを異なら
せることにより、ビアホールの横断面積を拡大しても、
隣り合うインダクタ同士の間隔を広げる必要がなくな
る。 【0009】さらに、インダクタを構成しているビアホ
ールの横断面形状の長手方向の先端部を幅広にすること
により、高周波電流の縁端効果によって生じるビアホー
ルの長手方向の先端部分における電流集中が緩和、分散
される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層型LC部
品の実施形態について添付図面を参照して説明する。 【0011】[第1実施形態、図1〜図5]図1に積層
型LCフィルタ41の構成を示し、図3および図4にそ
れぞれLCフィルタ41の外観斜視図および電気等価回
路図を示す。LCフィルタ41はLC共振器Q1,Q
2,Q3を有する3段のバンドパスフィルタである。 【0012】図1に示すように、LCフィルタ41は、
インダクタ用ビアホール50a〜50d,51a〜51
d,52a〜52d、共振用コンデンサパターン53〜
55、結合用コンデンサパターン56〜63、入出力用
引出しパターン66,67およびシールドパターン6
4,65をそれぞれ設けた絶縁体シート42〜48など
にて構成されている。絶縁体シート42〜48は、誘電
体粉末や磁性体粉末を結合剤などと一緒に混練したもの
をシート状にしたものである。パターン53〜67はA
g,Pd,Cu,Ni,Au,Ag−Pdなどからな
り、印刷などの方法により形成される。インダクタ用ビ
アホール50a〜52dは、絶縁体シート42〜45に
金型、レーザ等で所望の形状の穴を明け、Ag,Pd,
Cu,Ag−Pdなどの導電体材料をこの穴に充填する
ことにより形成される。 【0013】インダクタ用ビアホール50a〜50d,
51a〜51d,52a〜52dは、それぞれ絶縁体シ
ート42〜45の積み重ね方向に連接して柱状インダク
タL1,L2,L3を構成する。インダクタL1〜L3
の軸方向はシート42〜45の表面に対して垂直であ
る。インダクタL1〜L3のそれぞれの一端(ビアホー
ル50d,51d,52d)は、共振用コンデンサパタ
ーン53〜55に接続されている。インダクタL1〜L
3のそれぞれの他端(ビアホール50a,51a,52
a)は、シールドパターン64に接続され、短絡されて
いる。 【0014】ここに、図2に示すように、インダクタ用
ビアホール50a〜52dは、その横断面形状の縦寸法
D1が横寸法D2より長くなっており、かつ、その長手
方向の先端部分が幅広になっている。具体的には、イン
ダクタ用ビアホール50a〜52dの長手方向の先端部
が直径D2の円形になっており、その他の部分が幅D3
(<D2)の直線形状になっている。一例として、例え
ば、D1=1.2mm、D2=0.2mm、D3=0.
1mmの寸法で形成することができる。なお、直径D2
は幅D3の等倍から4倍程度の範囲で形成するのが好ま
しい。 【0015】インダクタL1〜L3に電流が流れると、
インダクタL1,L2,L3のそれぞれの周囲に、イン
ダクタL1,L2,L3の軸方向に対して垂直な面を周
回する磁界が発生する。さらに、インダクタ用ビアホー
ル50c,52cは、それぞれ入力用引出しパターン6
6および出力用引出しパターン67に接続している。入
力用引出しパターン66はシート44の左辺に露出し、
出力用引出しパターン67はシート44の右辺に露出し
ている。 【0016】共振用コンデンサパターン53,54,5
5は、それぞれ絶縁体シート46,47を挟んでシール
ドパターン65に対向し、共振用コンデンサC1,C
2,C3を形成する。共振用コンデンサパターン53は
インダクタL1の端部(ビアホール50d)に直接に接
続し、インダクタL1とコンデンサC1とでLC共振器
Q1が形成される。共振用コンデンサパターン54はイ
ンダクタL2の端部(ビアホール51d)に直接に接続
し、インダクタL2とコンデンサC2とでLC共振器Q
2が形成される。共振用コンデンサパターン55はイン
ダクタL3の端部(ビアホール52d)に直接に接続
し、インダクタL3とコンデンサC3とでLC共振器Q
3が形成される。 【0017】コンデンサパターン53,54は、シート
45,46を挟んで結合用コンデンサパターン56,5
7,60,61に対向しており、LC共振器Q1とQ2
間を結合するための結合用コンデンサC4を形成する。
コンデンサパターン54,55は、シート45,46を
挟んで結合用コンデンサパターン58,59,62,6
3に対向しており、LC共振器Q2とQ3間を結合する
ための結合用コンデンサC5を形成する。さらに、イン
ダクタ用ビアホール50a〜50dと51a〜51dと
の間、並びに、インダクタ用ビアホール51a〜51d
と52a〜52dとの間には、それぞれ相互インダクタ
ンスMが形成され、共振器Q1とQ2、並びに共振器Q
2とQ3を磁気的に結合する。 【0018】以上の各シート42〜48は、図1に示す
ように順に積み重ねられ、さらに、この上下に保護用絶
縁体シートを重ねた後、一体的に焼成される。これによ
り、図3に示す積層体74(例えば、L=5mm,W=
4mm,H=2mm)とされる。積層体74の左右の端
面にはそれぞれ入力端子P1,出力端子P2が形成さ
れ、手前側および奥側の側面にはそれぞれグランド端子
G1,G2が形成されている。入力端子P1には入力用
引出しパターン66が接続され、出力端子P2には出力
用引出しパターン67が接続され、グランド端子G1,
G2にはシールドパターン64,65が接続されてい
る。 【0019】こうして得られた積層型LCフィルタ41
は、インダクタ用ビアホール50a〜50d,51a〜
51d,52a〜52dの横断面形状の縦寸法D1を横
寸法D2より長くすることにより、隣り合うインダクタ
L1〜L3同士の間隔を広げることなく、インダクタ用
ビアホール50a〜52dの横断面積を拡大することが
できる。つまり、インダクタ用ビアホール50a〜52
dの横断面積を拡大する場合には、縦寸法D1を長くし
て、横寸法D2は変えない。こうして、共振器Q1〜Q
3のQを向上させることができる。 【0020】また、Q向上のために、インダクタ用ビア
ホール50a〜52dの横断面形状の縦寸法D1を長く
しても、横寸法D2が縦寸法D1より小さいため、イン
ダクタ用ビアホール50a〜52dを形成している導電
体材料とシート42〜48の絶縁体材料との間の熱収縮
率の違いを緩和することができる。従って、焼成時にお
ける積層体74内のクラック発生を抑えることができ
る。 【0021】さらに、高周波になると、インダクタL1
〜L3に流れる電流は、縁端効果によりインダクタL1
〜L3の横断面の端部に集中する。従って、インダクタ
L1〜L3の損失を減らすためには、電流が集中する部
分を分散させ、その部分の断面積を大きくするとよい。
本第1実施形態は、インダクタ用ビアホール50a〜5
2dの横断面形状の長手方向の先端部分が幅広になって
いるので、高周波電流の縁端効果によって生じるインダ
クタ用ビアホール50a〜52dの先端部分における電
流集中を緩和、分散することができる。従って、インダ
クタL1〜L3のもつ損失(抵抗分)を低減でき、イン
ダクタL1〜L3のQを高くすることができる。 【0022】なお、インダクタ用ビアホール50a〜5
2dの横断面形状は任意であり、図2に示したものの他
に、図5の(A),(B)に示すように、先端部が楕円
になっているもの((A)は楕円の長軸がビアホールの
長手方向に対して直交している場合、(B)は楕円の短
軸がビアホールの長手方向に対して直交している場合)
であってもよい。あるいは、図5の(C),(D)に示
すように先端部が二葉形状、三葉形状になっているも
の、図5の(E)に示すように長手方向の中央部にくび
れを有するものであってもよい。さらに、図5の
(F),(G),(H),(I),(J)に示すよう
に、先端部が八角形、正方形、ひし形、逆三角形、正三
角形になっているものでもよい。 【0023】[第2実施形態、図6〜図9]図6〜図8
に示すように、第2実施形態の積層型LCフィルタ81
は、インダクタ用ビアホール83a〜83d,84a〜
84d,85a〜85dを残して前記第1実施形態のL
Cフィルタ41と同様のものである。第2実施形態のイ
ンダクタ用ビアホール83a〜85dは横断面形状が直
線形状であり、簡素であるため、製造し易いという利点
がある。なお、図6〜図8において、図1〜図3の各部
材に対応するものには同じ符号を付して示し、重複した
説明は省略する。 【0024】インダクタ用ビアホール83a〜83d,
84a〜84d,85a〜85dは、それぞれ絶縁体シ
ート42〜45の積み重ね方向に連接して柱状インダク
タL1,L2,L3を構成する。インダクタL1〜L3
の軸方向はシート42〜45の表面に対して垂直であ
る。 【0025】ここに、図7に示すように、インダクタ用
ビアホール83a〜85dは、その横断面形状の縦寸法
D1が横寸法D2より長くなっている。これにより、隣
り合うインダクタL1〜L3同士の間隔を広げることな
く、インダクタ用ビアホール83a〜85dの横断面積
を拡大することができる。つまり、インダクタ用ビアホ
ール83a〜85dの横断面積を拡大する場合には、縦
寸法D1を長くして、横寸法D2は変えない。こうし
て、共振器Q1〜Q3のQを向上させることができる。
一例として、例えば、D1=1.2mm、D2=0.2
mmの寸法で形成することができる。 【0026】さらに、高周波になると、インダクタL1
〜L3に流れる電流は縁端効果によりインダクタL1〜
L3の横断面の端部に集中する。従って、インダクタL
1〜L3の損失を減らすためには、電流が集中する部分
を分散させるとよい。本第2実施形態は、インダクタ用
ビアホール83a〜85dの横断面形状の長手方向の先
端部分を半円形にすることにより、高周波電流の縁端効
果によって生じるビアホール83a〜85dの先端部分
における電流集中を緩和、分散している。 【0027】なお、インダクタ用ビアホール83a〜8
5dの横断面形状は任意であり、図7に示したものの他
に、図9の(A)に示すように先端部分が角形になって
いるもの、図9の(B)に示すように尖塔形になってい
るもの、あるいは、図9の(C)に示すように、縁端効
果による電流集中を緩和するために多角形になっている
ものであってもよい。さらに、図9の(D)に示すよう
に、楕円形になっているものであってもよい。 【0028】[他の実施形態]なお、本発明に係る積層
型LC部品は前記実施形態に限定するものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々に変更することができる。 【0029】LC部品としては、バンドパスフィルタ、
ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ等がある。さら
に、LC部品としては、バンドパスフィルタを組み合わ
せて構成したデュプレクサ、あるいは、ローパスフィル
タ、ハイパスフィルタおよびトラップ回路やこれら異な
る種類の回路を組み合わせたデュプレクサであってもよ
い。さらに、デュプレクサ以外に、トリプレクサ、ダイ
プレクサ等のように、一つの積層体内に複数個のフィル
タが内蔵されたものを含むし、フィルタと他の回路が内
蔵されたものも含む。ダイプレクサは、例えばローパス
フィルタとハイパスフィルタを組み合わせて構成され
る。また、シールドパターンが積層体の上部又は下部の
いずれか一方にのみ配設されているものであってもよ
い。 【0030】さらに、前記実施形態は、それぞれ導体パ
ターンやビアホールが形成された絶縁体シートを積み重
ねた後、一体的に焼成するものであるが、必ずしもこれ
に限定されない。絶縁体シートは予め焼成されたものを
用いてもよい。また、以下に説明する製法によってLC
部品を製造してもよい。印刷等の方法によりペースト状
の絶縁材料にて絶縁体層を形成した後、その絶縁体層の
表面にペースト状の導電性材料を塗布して導体パターン
やビアホールを形成する。次に、ペースト状の絶縁材料
を上から塗布して絶縁体層とする。同様にして、順に重
ね塗りすることにより、積層構造を有するLC部品が得
られる。 【0031】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、インダクタ用ビアホールの横断面形状の縦寸
法と横寸法を異ならせることにより、隣り合うインダク
タ同士の間隔を広げることなく、インダクタ用ビアホー
ルの横断面積を拡大することができ、共振器のQを向上
させることができる。また、Q向上のために、インダク
タ用ビアホールの横断面形状の縦寸法を長くしても、横
寸法が縦寸法より小さいため、インダクタ用ビアホール
を形成している導電体材料と絶縁体材料との間の熱収縮
率の違いを緩和することができる。従って、焼成時にお
ける積層体内のクラック発生を抑えることができる。 【0032】さらに、インダクタ用ビアホールの横断面
形状の長手方向の先端部分を幅広にすることにより、高
周波電流の縁端効果によって生じるインダクタ用ビアホ
ールの先端部分における電流集中を緩和、分散すること
ができる。従って、インダクタのもつ損失(抵抗分)を
低減でき、インダクタのQをさらに高くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る積層型LC部品の第1実施形態を
示す分解斜視図。 【図2】図1に示した積層型LC部品のインダクタ用ビ
アホールの横断面図。 【図3】図1に示した積層型LC部品の外観斜視図。 【図4】図1に示した積層体LC部品の電気等価回路
図。 【図5】インダクタ用ビアホールの変形例を示す横断面
図。 【図6】本発明に係る積層型LC部品の第2実施形態を
示す分解斜視図。 【図7】図6に示した積層型LC部品のインダクタ用ビ
アホールの横断面図。 【図8】図6に示した積層型LC部品の外観斜視図。 【図9】インダクタ用ビアホールの変形例を示す横断面
図。 【図10】従来の積層型LC部品を示す分解斜視図。 【図11】図10に示した積層型LC部品の外観斜視
図。 【符号の説明】 41,81…積層型LCフィルタ 42〜48…絶縁体シート 50a〜50d,51a〜51d,52a〜52d…イ
ンダクタ用ビアホール 53,54,55…共振用コンデンサパターン 74…積層体 83a〜83d,84a〜84d,85a〜85d…イ
ンダクタ用ビアホール D1…縦寸法 D2…横寸法 L1〜L3…インダクタ C1〜C3…共振用コンデンサ Q1〜Q3…LC共振器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−35936(JP,A) 特開 平8−265003(JP,A) 特開 平7−37722(JP,A) 特開 平9−238040(JP,A) 特開2000−82616(JP,A) 特開 平6−61084(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 5/00 - 7/12 H01F 17/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 絶縁体層を積み重ねて構成した積層体内
    にインダクタとコンデンサを形成し、該インダクタとコ
    ンデンサとによりLC共振器を形成した積層型LC部品
    において、 前記インダクタが前記絶縁体層の積み重ね方向に連接さ
    れたビアホールにより構成され、該ビアホールの横断面
    形状の縦寸法と横寸法の長さが異なっており、かつ、該
    横断面形状の長手方向の先端部分が幅広になっているこ
    とを特徴とする積層型LC部品。
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