JP3493522B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3493522B2 JP26228493A JP26228493A JP3493522B2 JP 3493522 B2 JP3493522 B2 JP 3493522B2 JP 26228493 A JP26228493 A JP 26228493A JP 26228493 A JP26228493 A JP 26228493A JP 3493522 B2 JP3493522 B2 JP 3493522B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機密書類等の不正コピ
ーによる情報の漏洩を防止する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
複写機の発達と普及に伴い、著作物のコピーによる著作
権の侵害や、機密書類の不正コピーによる流出が問題と
なってきた。これに対し、例えば、機密文章の流出を防
止するために、読み取った原稿画像のデータを所定の暗
号化プログラムを用いて解読不可能な暗号化された画像
のデータに変換し、該変換された画像を印字出力する装
置がある(特開平2−214264号公報)(以下、こ
のような処理をスクランブル処理という)。上記装置
は、原稿画像を復元する際、暗号化された画像のデータ
を読み取り、復元プログラムを用いて読み取った画像デ
ータを原稿画像のデータに復元する(以下、このような
処理をスクランブル解除処理という)。しかし、各装置
に異なるアルゴリズムのプログラムが設定されている場
合、原稿画像を復元するために必ず同一のプログラムを
格納している装置を使用する必要が生じ、不便である。
また、暗号化用及び復元用に同一の処理プログラムを内
蔵する装置が複数台ある場合、便利であるが、何れの装
置でも原稿画像を復元することが可能であり、機密書類
の不正コピーによる流出を有効に防止することができな
い。
【0003】また、光記憶媒体や磁気記憶媒体内に記憶
されたデータに対してスクランブル処理をする際、その
スクランブル処理を実行するための処理プログラムを上
記記憶媒体内に保持する装置がある(特開平2−115
995号公報)。しかしこれを複写機に適用した場合、
上記特開平2−214264号公報に開示される装置と
同様に、処理プログラムを複写機本体に内蔵するか、も
しくは着脱可能なメモリカード等に記憶する必要があ
る。前者の場合、同一の処理プログラムを内蔵する装置
が複数ある場合、どの装置でも原稿画像を復元すること
ができる。また、後者の場合、機密書類単位に処理プロ
グラムの記憶されているメモリカードを別個に管理する
必要が生じ、実際に使用する上で不便である。
【0004】また、複写動作を実行する際に、使用者に
所定の暗証番号を入力させ、暗証番号に対応する処理プ
ログラムにより原稿画像のデータを解読不可能な画像の
データに変換して印字出力する装置がある(特開平3−
85872号公報)。使用者は、原稿画像を復元する
際、装置に暗証番号を入力した後、印字出力された解読
不可能な画像のデータを読み取らせる。装置は、読み取
った画像のデータを入力された暗証番号に対応する処理
プログラムにより原稿画像のデータに復元する。しか
し、この発明では、暗証番号の管理が必要になる。そこ
で、上記特開平3−85872号公報に開示される装置
では、暗証番号の忘却に備えるため、装置が解読不可能
な画像を印字出力する際、暗証番号に対応するバーコー
ドを合成して出力する。しかし、バーコードは、比較的
簡単に解読できるため、不正に入手した書類の暗証番号
を解読して別の複写機で原稿画像を復元することが考え
られる。このように、上記装置では、暗証番号の忘却に
備える一方で、不正に入手された書類を複写不可能にす
るといった課題が残されている。
【0005】本発明の目的は、機密書類の不正コピーに
よる流出をより効果的に防止する画像処理装置を提供す
ることである。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項に記載された画
像処理装置は、書類の重要度を表す所定のマークが付加
された原稿の画像を読み取る読取手段と、読取手段によ
り読み取った画像から、画像に付加された所定のマーク
を抽出する第1抽出手段と、第1抽出手段により抽出し
たマークより、当該原稿画像の重要度を判別する判別手
段と、判別手段による判別結果に基づいてスクランブル
処理の条件を設定する設定手段と、設定手段により設定
された条件に従い、読取手段により読み取った原稿の各
画素のデータ配列を変更するスクランブル処理の実行手
段と、実行手段によりスクランブル処理の施された画像
中に、設定手段により設定されたスクランブル処理の条
件をデジタルデータ化し、埋め込む埋め込み手段と、読
取手段により読み取ったスクランブル処理の施された画
像から、埋め込み手段により埋め込まれたスクランブル
処理の条件を抽出する第2抽出手段と、第2抽出手段に
より抽出したスクランブル処理の条件を用いて、原稿の
画像を復元するスクランブル処理の解除手段と、埋め込
み手段によりスクランブル処理の条件の埋め込まれた画
像、または解除手段により復元された原稿の画像を印字
出力する出力手段を備える。
【0008】請求項に記載された画像処理装置は、請
求項に記載された画像処理装置において、更に、複数
枚の原稿を順に読取手段に搬送する搬送手段と、搬送手
段により搬送された原稿が、第1枚目の原稿である場合
に、読取手段が読み取った原稿の画像を出力手段により
直接印字出力させる制御部とを備える。
【0009】また、請求項3に記載された画像処理装置
は、重要度を表す所定のマークが付加された画像データ
を入力する画像入力手段と、画像入力手段により入力さ
れた画像データから、前記所定のマークを抽出する第1
抽出手段と、第1抽出手段により抽出したマークより、
前記画像データの重要度を判別する判別手段と、判別手
段による判別結果に基づいてスクランブル処理の条件を
設定する設定手段と、設定手段により設定された条件に
従い、画像入力手段により入力された画像データの各画
素のデータ配列を変更するスクランブル処理の実行手段
と、実行手段によりスクランブル処理の施された画像デ
ータ中に、設定手段により設定されたスクランブル処理
の条件をデジタルデータ化し、埋め込む埋め込み手段と
を備える。 請求項4に記載された画像処理装置は、請求
項3に記載された画像処理装置において、更に、前記ス
クランブル処理の施された画像データから、埋め込み手
段により埋め込まれたスクランブル処理の条件を抽出す
る第2抽出手段と、第2抽出手段により抽出したスクラ
ンブル処理の条件を用いて、前記入力された画像データ
を復元するスクランブル処理の解除手段とを備える。
【0010】
【作用】 請求項に記載された画像処理装置は、書類の
重要度を表す所定のマークが付加された原稿の画像を、
読取手段により読み取る。読み取った画像から、第1抽
出手段により、画像に付加された所定のマークを抽出す
る。判別手段は、抽出されたマークより読み取った原稿
画像の重要度を判別する。設定手段は、判別手段による
判別結果に基づいて、スクランブル処理のアルゴリズム
や処理レベル等のスクランブル処理の条件を設定する。
実行手段は、設定手段により設定されたスクランブル処
理の条件に従い、原稿の各画素のデータ配列を変更す
る。埋め込み手段は、実行手段によりスクランブル処理
の施された画像に上記スクランブル処理の条件をデジタ
ルデータ化し、埋め込む。出力手段は、スクランブル処
理が施され、かつスクランブル処理の条件の埋め込まれ
た画像を印字出力する。また、スクランブル処理の解除
は、まず、スクランブル処理の施された原稿の画像を、
読取手段により読みとる。次に、読み取った画像から、
埋め込み手段により埋め込まれたスクランブル処理の条
件を第2抽出手段により抽出する。解除手段は、抽出し
たスクランブル処理の条件を用いて、原稿の画像を復元
する。出力手段は、解除手段により復元された原稿の画
像を印字出力する。
【0011】請求項に記載された画像処理装置では、
請求項に記載された画像処理装置において、制御手段
が、搬送手段により搬送された原稿が、第1枚目の原稿
である場合に、読取手段が読み取った原稿画像のデジタ
ル画像データを出力手段へ直接出力させる。請求項3に
記載された画像処理装置では、重要度を表す所定のマー
クが付加された画像データを、画像入力手段により入力
する。入力された画像データから、第1抽出手段によ
り、画像データに付加された所定のマークを抽出する。
判別手段は、抽出されたマークより画像データの重要度
を判別する。設定手段は、判別手段による判別結果に基
づいて、スクランブル処理の条件を設定する。スクラン
ブル処理の実行手段は、設定されたスクランブル処理の
条件に従い、入力された画像データの各画素のデータ配
列を変更する。埋め込み手段は、実行手段によりスクラ
ンブル処理の施された画像データ中に、前記スクランブ
ル処理の条件をデジタルデータ化し、埋め込む。 また、
請求項4に記載された画像処理装置では、請求項3に記
載された画像処理装置において、更に、第2抽出手段
が、前記スクランブル処理の施された画像データから、
画像データ中に埋め込まれたスクランブル処理の条件を
抽出し、スクランブル処理の解除手段は、抽出されたス
クランブル処理の条件を用いて、入力された画像データ
を復元する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の画像処理装置について、添付
の図面を参照して以下の順で説明する。 (1)スクランブル処理 (2)スクランブル処理条件等の埋め込み処理 (3)本発明の画像処理装置の概略説明 (4)制御部の説明 (5)処理フローチャートの説明 <5-1>メインルーチン <5-2>処理条件登録処理 <5-3>マーク登録処理 <5-4>マーク指定コピー <5-4-1>スクランブル処理 <5-4-1-1>情報埋め込み処理 <5-5>表紙指定コピー <5-6>スクランブル解除処理 <5-6-1>情報復元処理 <5-6-2>スクランブル解除処理
【0013】(1)スクランブル処理 スクランブル処理は、所定の暗号化プログラムを用い
て、原稿画像を解読不可能な画像に変換し、この変換さ
れた画像を印字出力する処理をいう。例えば、読み取っ
た原稿画像の各画素データの配列を所定の規則に従って
転置し、読解不可能な画像に変換する。スクランブル処
理の施された画像から元の原稿画像を復元するスクラン
ブル解除処理は、各画素データの配列を元に戻すことで
実現される。本実施例の画像処理装置で実行されるスク
ランブル処理は、図3の(a)〜(c)に示すように、
2×2個の処理ブロックを単位とし、単位ブロック内で
対角線上に向かい合う2つの処理ブロックの位置を相互
に置き換えることで実行される。置換を行う処理ブロッ
クのサイズは、スクランブル処理のレベルか高くなるの
に伴い大きく設定する。また、第nレベルのスクランブ
ル処理は、第n−1レベルのスクランブル処理が施され
た画像データに対して実行されるものとする。スクラン
ブル処理の解除は、第nレベルのスクランブル処理の施
された画像データに対して、第nレベル,第n−1レベ
ル,…,第2レベル,第1レベルのスクランブル処理を
順に施すことで達成される。例えば、原稿画像が、8l
mn×8pqr画素からなるとする。ここで、l,m,
n,p,q,rは、それぞれ自然数であり、1<l<m
<n及び1<p<q<rの関係を満たす。第1レベルの
スクランブル処理は、1画素を処理ブロックとして図3
(a)に示す転置処理を実行する。原稿画像の各画素デ
ータの行列Aと、第1レベルのスクランブル処理により
得られる行列Bは、次の「数1」に示す関係を満たす。
【数1】
【0014】第2レベルのスクランブル処理は、第1レ
ベルのスクランブル処理により得られた行列Bに対して
実行される。まず、画像データを2l×2p画素からな
る処理ブロックB’に分割する。画像データは、4mn
×4qr個の処理ブロックB’に分割される。第2レベ
ルのスクランブル処理では、図3(b)に示されるよう
に、2×2個の処理ブロックB’を単位とし、単位ブロ
ック内で対角線上に向かい合う2つの処理ブロックB’
を転置する。この転置処理の結果得られる行列Cは、行
列Bに対して次の「数2」に示す関係を満たす。なお、
行列Bと同様に、行列Cは、2l×2p画素からなる処
理ブロックC’が4mn×4qr個からなる。
【数2】
【0015】第3レベルのスクランブル処理は、第2レ
ベルのスクランブル処理により得られた行列Cに対して
実行される。まず、画像データを2m×2q画素からな
る処理ブロックC”に分割する。即ち、画像データは、
4ln×4pr個の処理ブロックC”に分割される。第
3レベルのスクランブル処理では、図3(c)に示され
るように、2×2個の処理ブロックC”を単位とし、対
角線上に向かい合う処理ブロックC”を転置する。この
転置処理の結果得られる行列Dは、行列Cに対して次の
「数3」に示す関係を満たす。なお、行列Cと同様に、
行列Dは、2m×2q画素からなる処理ブロックC”が
4ln×4pr個からなる。
【数3】
【0016】図4、図5、図6は、128×128画素
領域内におけるスクランブル処理による画像の変化の1
例である。この画像領域は、例えば、解像度400dp
iのデジタル複写機において、A4サイズの複写を実行
する場合を想定すると、およそ8ミリ四方の領域に相当
する。図4は、スクランブル処理実行前の画像を示す。
また、本例では、4×4画素マトリクスを1単位として
「F」の文字を表している。このため、1画素単位で実
行される第1レベルのスクランブル処理を実行しても画
像は変化しない。図5は、画像を4×4画素(l=p=
2とする。)からなる処理ブロックBに分割して第2レ
ベルのスクランブル処理を施した図である。図より理解
されるように、この程度のスクランブル処理ではクラン
ブル処理前の原稿の内容をある程度読解できる。次の図
6は、第2レベルのスクランブル処理の施された画像を
8×8画素(m=q=4とする。)からなる処理ブロッ
クC”に分割して第3レベルのスクランブル処理を施し
た図である。図より理解されるように、第3レベルとな
ると文字の変形の度合いは大きく、読解不能な文字が原
稿の大半を占めることになる。
【0017】スクランブル処理の解除は、まず、図6に
示す画像に対して、上記と同じ条件で(m=q=4)、
第3レベルのスクランブル処理を施す。これにより、第
3レベルのスクランブル処理の施されていた画像は図5
に示す第2レベルのスクランブル処理の施された画像と
なる。次に図5に示す画像に対して上記と同じ条件(l
=p=2)で第2レベルのスクランブル処理を施す。こ
れにより、第2レベルのスクランブル処理の施されてい
た画像は第1レベルのスクランブル処理の施された画像
となる。そして当該画像に第1レベルのスクランブル処
理を施すことで、図4に示す完全に元の画像を得ること
ができる。
【0018】使用者は、操作部100上のスクランブル
処理条件設定キー105を押下した後、処理条件入力キ
ー108を操作することで、上記l,m,p,qの値を
任意に設定できる。また、マーク指定コピーでは、第2
レベルではl=p=2に設定され、第3レベルではm=
q=4と設定される。なお、解像度400dpiのデジ
タル複写機において、複写紙のサイズがA4の場合、画
像は4800×3200画素から構成される。このた
め、8lmn×8pqrがこれに対応する場合、n=7
5、r=50となる。
【0019】(2)スクランブル処理条件等の埋め込み
処理 本実施例の画像処理装置は、使用者によりスクランブル
処理条件が設定された場合には、当該設定された処理条
件及び当該スクランブル処理を解除するためのスクラン
ブルコードの情報と、スクランブル処理レベルの情報と
をデジタルデータ化し、デジタルデータ化された情報を
スクランブル処理の施された画像中に埋め込む。また、
使用者によりスクランブル処理条件が設定されていない
場合には、装置が予め備える標準的な処理条件の情報と
スクランブル処理レベルとをデジタルデータ化し、デジ
タルデータ化された情報をスクランブル処理の施された
画像中に埋め込む。ここで、スクランブル処理条件は、
上記スクランブル処理の説明の欄で説明したように、第
2レベル及び第3レベルのスクランブル処理で用いる処
理ブロックのサイズ(l,m,p,qの各値)であり、
各々2バイト程度で表される。スクランブル処理の解除
条件であるスクランブルコードは、4バイトで表され
る。スクランブル処理レベルは、1バイトで表される。
以下、上記情報のデジタルデータ化、及びデジタルデー
タ化された情報の画像への埋め込み処理について詳細に
説明する。
【0020】スクランブル処理の施された画像へのデジ
タルデータの埋め込み処理は、一般人が認識できない程
度に目立たないよう施される必要がある。しかし、l,
m,p,qの各値、スクランブルコード及び処置レベル
を表すデータは、そのデータ長のため、目立たぬように
埋め込むことが困難な場合が生じ得る。そこで、本実施
例では、これに対処するため、上記データを所定のビッ
ト長のブロックに分割して埋め込む。ここで、分割され
た各データには、データ内の位置を特定するためのブロ
ック番号が付加される。
【0021】スクランブル処理条件及びスクランブルコ
ードのデータを読み出すには、ブロック番号がついた各
ブロックのデータを読み出し、これをブロック番号順に
並び換えて上記データを復元する。ここで、読み出すこ
との不可能なブロックのデータは、削除する。
【0022】本実施例では、スクランブル処理条件とな
るl,m,p,qの各値及びスクランブルコードのデジ
タルデータを8ビット単位で分割する。図7に、あるデ
ジタルデータを8ビット単位で分割した場合のブロック
番号1及びブロック番号65のブロックデータを示す。
この場合、ブロック番号は7ビットで表示され、計15
ビットのブロックデータが、”11”の値を持つMSB
と、”01”の値を持つLSBにより定義される。スク
ランブル処理の施された画像中に埋め込まれた各ブロッ
クデータの読み出しには、”11”の値を持つMSB
と、”01”の値を持つLSBの間に所定の数の画素が
あれば、これを埋め込まれたブロックデータと判断す
る。
【0023】図8は、図7に示したブロック番号1のブ
ロックデータを実際の画像中に埋め込む場合の様子を示
す図である。ブロックデータを画像中に埋め込む場合に
は、2値化されたデータの一方(例えば値0)を周辺の
画素と同じ濃度の画素であらわし、もう一方(例えば値
1)のデータを周辺の画素の濃度と僅かに異なる濃度の
画素であらわす(以後これを濃度データとする。)。ま
た、図8では、ブロックデータの各濃度データは、1画
素の間隔を以て形成される。図示されるように、1ブロ
ックは、2+7+8+2=19ビットからなり、原稿画
像中に40ドット分の黒線部が存在すれば、このブロッ
クデータを埋め込むことが可能である。ここで、40ド
ットは、400dpiの解像度を有するプリンタ/イメ
ージリーダ装置であれば、1/10インチ(約2.5m
m)であり、通常の文字画像中にこの程度の長さの黒線
は存在すると考えられる。従って、40ドットは、充分
に埋め込むことができる。
【0024】次に、スクランブル処理条件となるl,
m,p,qの各値、及びスクランブル処理の解除条件で
あるスクランブルコードのデジタルデータを所定のドッ
ト単位で分割して成形される各ブロックデータを濃度デ
ータに変換して画像に埋め込む処理について説明する。
【0025】図9は、文字等の図形に上記ブロックデー
タを濃度データに変換して埋め込む一例を示すものであ
る。図中の(a)は、通常の複写動作で印字される12
ポイント程度の通常の文字「a」の拡大図である。図中
の(b)は、印字文字「a」の一部をさらに拡大したも
のである。本実施例で用いるブロックデータは、図示す
る2つの楕円部内に埋め込まれる。図中の(c)はブロ
ックデータの埋め込まれた楕円部内を拡大したものであ
る。濃度データは、図8に示したように所定のピッチ
(画素間隔)で埋め込まれる。(c)に示される濃度デ
ータは、(d)のブロックデータを変換したものであ
る。ブロックデータは、位置や向きを問わずに任意の位
置に埋め込むことができる。ブロックデータの埋め込み
位置を不特定とすることで、機密書類などを不正に持ち
出そうとする利用者が、スクランブル処理の施された画
像中に埋め込まれたブロックデータを隠してコピーする
ことを防止する。しかし、ブロックデータを一箇所に集
中して埋め込むと画像ノイズとして目立ってしまう。ス
クランブル処理の施された画像中に埋め込まれる処理条
件等の情報は一般の利用者に認識されないことが望まし
いため、画像中に分散して埋め込まれる。一つの例とし
ては、図10に示すように3つの方向に、用紙の角から
順にブロックデータを埋め込んで行く方法がある。更
に、汚れや部分的な切り貼りが行われた場合でも情報の
欠落を最小限にするために、図10に示すようにスクラ
ンブル処理の施された画像に複数セット繰り返してブロ
ックデータを埋め込むことが望ましい。この場合、汚れ
等で一部のブロックデータが誤って復元される可能性が
あることを考慮して、奇数セットの各ブロックデータを
スクランブル処理の施された画像に埋め込んでおき、多
数決によって有効データを決定する。
【0026】濃度変化の複雑な原稿の場合には、画像
と、埋め込んだデジタルデータとの区別が困難になるた
め、情報を埋め込む際は、濃度変化のない場処を選択す
る。但し、図11に示すように、濃度変化のない場所
か、あってむ埋め込もうとする濃度データの濃度バンド
を含まない領域であれば、複数の領域にまたがって特徴
点を埋め込むことは可能である。
【0027】原則的に、デジタルデータの埋め込みに
は、所定の濃度バンドが、ブロックデータから作成され
る濃度データのために割り当てられている。しかし、図
12(a)に示すように、画像の濃度が連続的に変化す
る中間調画像の場合には、ブロックデータを表す濃度デ
ータが使用する濃度バンドWaの部分について、その周
辺の濃度値を変更させる。即ち、図12(b)に拡大し
て示すように濃度データで使用する濃度バンドWaに続
く濃度バンドWbでは、原稿画像の濃度変化の傾きを変
更する。これによって濃度バンドWa内の原稿の画像の
濃度値を濃度バンドWaの範囲外に変更する。
【0028】図13は、編み掛けパターン等の図形にお
いて連続した長い濃度データを1つの図形中に埋め込む
ことができない場合に、情報のブロックデータを変換し
た濃度データを埋め込む方法を示したものである。この
場合、各パターン自体を1つの濃度データとして使用し
てデジタルデータを表す。また、図示するようにLSB
やMSBを示す濃度データは使用せず、平行して基準パ
ターンを埋め込み(図では4個)、この長さだけ情報を
埋め込む方法もある。この方法では、幅は広くなるが長
さを短くできるといった利点がある。
【0029】以上の処理を実行することにより、スクラ
ンブル処理条件となるl,m,p,qの各値、及びスク
ランブル処理の解除条件であるスクランブルコードのデ
ジタルデータを、原稿の画像中に埋め込み、これを印字
出力することが可能となる。これにより、使用者により
設定されたスクランブル処理条件及びスクランブル処理
の解除条件であるスクランブルコードを管理するための
専用のメモリを備える必要がなくなる。
【0030】(3)本発明の画像処理装置の概略説明 本実施例の画像処理装置では、スクランブル処理の条件
を使用者が設定することができる。上記スクランブル処
理の条件は、スクランブル処理のアルゴリズムを決定す
る各係数の値、及び処理レベルであるが、本実施例で
は、便宜上、上記スクランブル処理の条件をスクランブ
ル処理で用いる各係数値とし、処理レベルは、この処理
条件とは別に設定するものとする。使用者によりスクラ
ンブル処理条件及び処理レベルが設定された場合、読み
取った原稿画像に対し、上記使用者により設定されたス
クランブル処理条件を用い、設定された処理レベルのス
クランブル処理を実行する。そしてスクランブル処理の
施された画像に、上記スクランブル処理の条件を目視判
別不可能なサイズのデジタルデータに変換してこれを埋
め込んだものを印字出力する。スクランブル処理の施さ
れた画像中にスクランブル処理条件が格納されているた
め、メモリカード等の外部の記憶装置が不要となると共
に、複数ある画像処理装置の何れの装置においても原稿
画像を復元することができる。また、スクランブル処理
条件と共に、当該スクランブル処理の解除条件である暗
証番号(以下、スクランブルコードという)を目視判別
不可能なサイズのデジタルデータに変換してこれをスク
ランブル処理の施された画像に埋め込む。このため、ス
クランブル処理の解除条件をバーコードに変換して画像
に埋め込む場合に比べ、他人がこれを解読し、スクラン
ブル処理を解除することを有効に防止する。なお、使用
者によりスクランブル処理の条件が設定されない場合に
は、予め設定されている標準的なスクランブル処理条件
を用いてスクランブル処理が実行される。そして、使用
者によりスクランブル処理条件が設定された場合とは異
なり、上記標準的なスクランブル処理条件のみを目視判
別不可能なサイズのデジタルデータに変換してこれをス
クランブル処理の施された画像中に埋め込んだものを印
字出力する。
【0031】上記スクランブル処理の実行における処理
レベルは、使用者による設定以外に以下のようにして決
定される。一般に社内の重要書類には、「機密」、「重
要」、「社外禁」等のマークが付加されている場合が多
いことに着目し、本実施例の画像処理装置は、上記各マ
ークを記憶しておき、原稿画像から記憶してあるマーク
が検出された場合に、各マークの内容に対応するレベル
のスクランブル処理を実行するマーク指定コピーモード
を備える。例えば、「機密」のマークが付された書類に
は、他人が全く読解不可能な第3レベルのスクランブル
処理を実行し、「重要」のマークの付された書類には、
第2レベルのスクランブル処理を実行し、「社外禁」の
マークの付された書類には、第1レベルの解読が可能な
程度のスクランブル処理を施す。このようにすること
で、重要書類の機密管理をより有効に実行する。また、
本実施例の画像処理装置は、社内での上記スクランブル
処理の施された機密書類の管理を容易にするために、機
密書類等の表紙にはスクランブル処理を施さない(もし
くは第1レベルのスクランブル処理を施す)とする表紙
指定コピーモードも備える。
【0032】マーク指定コピーモードにおいて実行され
たスクランブル処理レベルの情報、及び上記表紙指定コ
ピーモードにおける表紙の処理レベルと2枚目以降の原
稿に施されたスクランブル処理レベルの情報は、スクラ
ンブル処理条件の情報と共に、目視判別不可能なサイズ
のデジタルデータに変換され、スクランブル処理の施さ
れた画像中に埋め込まれた状態で印字出力される。ここ
で、スクランブル処理条件が使用者により設定されてい
ない場合において、即ち、予め装置に設定されている標
準的な処理条件を用いる場合、各個人のID番号毎に、
スクランブル処理を解除できるレベルを設定する。そし
て、スクランブル処理の解除処理を実行する際、設定さ
れた解除レベルがスクランブル処理レベル以上の場合に
解除可能とする。これにより、重要書類の内容を使用者
がどの程度解除できるかについて管理する。なお、使用
者がスクランブル処理条件を設定した場合には、スクラ
ンブル解除処理時にスクランブルコードの入力が要求さ
れるため、このスクランブルコードを知ることのできる
特定の者以外は、これを解除できない。
【0033】(4)制御部の説明 図1は、実施例の画像処理装置の各処理ブロックの構成
を示す図である。操作部100は、使用者により、使用
者のID番号や、スクランブル処理条件等が入力され
る。操作部100から入力された情報は、制御部400
に送られる。画像入力部200は、CCDセンサを用い
た周知のデジタルイメージリーダであり、原稿画像のデ
ジタル画像データを読み取り、読み取ったデータを制御
部400へ送る。また、周知の自動搬送装置を有し、セ
ットされた原稿の画像データを順に読み取って行く。画
像出力部300は、周知の電子写真方式のデジタルプリ
ンターからなり、制御部400から送られてくる画像デ
ータに従って電子写真方式により複写紙上に画像をプリ
ントする。制御部400は、本発明に係るスクランブル
処理の制御及び実行を行う。
【0034】次に、制御部400を構成する各処理ブロ
ックについて説明する。スクランブル処理登録部401
は、スクランブル処理条件及びスクランブルコードを保
持し、スクランブル処理実行の際、もしくはスクランブ
ル解除処理の際にアクセスされる。標準処理条件登録部
402は、所定のメモリを備え、内部には予め設定され
た標準的なスクランブル処理条件を格納している。使用
者情報登録部403は、使用者のID番号と、当該使用
者のスクランブル解除レベルを格納する。ここで、スク
ランブル解除レベルとは、当該使用者が解除し得るスク
ランブル処理のレベルのことをいう。スクランブル実行
部404は、スクランブル処理プログラムを保持してお
り、スクランブル処理登録部401もしくは標準処理条
件登録部402に格納されているスクランブル処理条件
に従ってスクランブル処理を実行する。スクランブル解
除部405は、スクランブル解除処理プログラムを保持
しており、スクランブル処理登録部401もしくは標準
処理条件登録部402に格納されているスクランブル処
理条件に従って画像メモリ411内の画像データを元の
原稿画像に復元するスクランブル解除処理を実行する。
情報埋め込み部407は、使用者により設定されたスク
ランブル処理条件と解除条件であるスクランブルコード
の情報を目視判別不可能なサイズのデジタルデータに変
換し、変換されたデジタルデータをスクランブル処理の
施された画像内部に埋め込む処理を実行する。情報復元
部406は、スクランブル解除処理を実行する際、スク
ランブル処理の施された画像から目視判別不可能な程度
のサイズで埋め込まれたデジタルデータを抽出する処理
を実行する。マーク登録部409は、スクランブル処理
を施す原稿画像に付加されている「機密」、「重要」、
「社外禁」等のマークと当該マークに対応するスクラン
ブル処理のレベルを登録する。比較部408は、使用者
によりマーク指定コピーが実行された場合に、原稿画像
に付加されているマークと、マーク登録部409に登録
されているマークとを比較する。画像メモリ部411
は、RAMより構成され、画像入力部200と、画像出
力部300と接続されている。全体制御部410は、制
御部400本体の動作の制御と、操作部100、画像入
力部200及び画像出力部300の動作タイミングを制
御する。
【0035】図2は、操作部100の上面図である。使
用者は、スクランブル処理条件を自ら設定する場合に
は、スクランブル処理条件設定キー105を押下した
後、処理条件入力キー108を用いて後述するスクラン
ブル処理条件を入力する。また、スクランブル処理を解
除するためのスクランブルコードを入力する場合には、
スクランブルコードキー106を押下し、表示用LED
の指示に従いテンキー109を用いて入力する。スター
トキー110を押下した後、スクランブル処理のレベル
を入力することで、使用者により設定されたスクランブ
ル処理条件を用いたスクランブル処理が実行される。ス
クランブル処理の施された画像の元の原稿画像への復元
を行うスクランブル解除処理は、スクランブル解除キー
107を押下し、表示用LED111の表示に従って操
作を行うことで実行される。
【0036】また、原稿画像に付加されている「機
密」、「重要」、「社外禁」等のマークを読み取り、読
み取ったマークに対応するレベルでスクランブル処理を
自動的に実行させる場合には(以下、このようなコピー
をマーク指定コピーという。)、最初にマーク登録キー
101を押下し、上記各マークの登録処理を実行する。
また、その際、当該マークに対応するスクランブル処理
のレベルをテンキー109を用いて設定する。マーク登
録の後、マーク指定コピーキー102を押下し、マーク
指定コピーを実行する。マーク指定コピーにより所定の
レベルのスクランブル処理の施された画像の元の原稿画
像への復元を行うスクランブル解除処理は、スクランブ
ル解除キー107を押下し、表示用LED111の指示
に従って操作を行うことで実行される。
【0037】(5)処理フローチャートの説明 <5-1>メインルーチン 図14は、全体制御部410の実行する処理のメインル
ーチンを示す。まず、制御部400内部、及びシステム
全体の初期化を実行した後(ステップS100及びS1
01)、図2に示した操作部100に使用者から何らか
の入力がされるのを待機する(ステップS102)。こ
こで、使用者によりスクランブル処理条件設定キー10
5が押下され、スクランブル処理条件の設定が要求され
た場合(ステップS103でYES)、後に図15を用
いて説明するスクランブル処理条件登録の処理が実行さ
れる(ステップS104)。ここでは、使用者により処
理条件入力キー108を用いて設定される処理条件と、
これに対応して作成されるスクランブルコードをスクラ
ンブル処理登録部401に登録する処理を実行する。使
用者によりマーク登録キー101が押下された場合には
(ステップS105でYES)、後に図16及び図17
を用いて説明するマーク登録処理を実行する(ステップ
S106)。ここでは、原稿画像に付加される「機
密」、「重要」、「社外禁」等のマークと、各マークに
対応するスクランブル処理レベルとをマーク登録部40
9に登録する処理を実行する。使用者により使用者情報
登録キー103が押下された場合には(ステップS10
7でYES)、使用者のID番号と、当該番号の使用者
が解除できる最大のスクランブル処理レベルの値(以
下、この値を解除可能レベルとする)をテンキー109
を用いて入力させ、これを使用者情報登録部403に登
録する(ステップS108)。マーク指定コピーキー1
02が押下された場合(ステップS109でYES)、
後に図18を用いて説明するマーク指定コピーを実行す
る(ステップS110)。ここでは、スクランブル処理
を施す原稿画像に付加された「機密」、「重要」、「社
外禁」等のマークを検出し、検出したマークに対応する
レベルのスクランブル処理(後述するステップS14
4)を実行する。表紙指定コピーキー103が押下され
た場合(ステップS111でYES)、後に図22を用
いて説明する表紙指定コピーを実行する(ステップS1
12)。ここでは、スクランブル処理の施された書類の
管理を容易にするために当該書類の第1頁目の表紙をス
クランブル処理から除外し、第2頁目以降の残りの書類
に対して設定されたレベルのスクランブル処理(後述す
るステップS153)を施す。この表紙指定コピーは、
上記ステップS103で使用者によりスクランブル処理
の条件が設定され場合に有効なコピー方法である。スク
ランブル解除キー107が押下された場合には(ステッ
プS113)、後に図23を用いて説明する解除処理を
実行する(ステップS114)。ここでは、画像中に埋
め込まれた情報を抽出し、抽出した情報にスクランブル
コードが含まれている場合には、使用者により処理条件
が設定されたものであると判断してスクランブルコード
の入力を要求する。入力されたスクランブルコードが一
致する場合、スクランブル解除の処理を実行する。一
方、抽出した情報にスクランブルコードが含まれていな
い場合には、使用者により処理条件の設定が行われてい
ないものと判断し、使用者のID番号の入力を要求す
る。入力された使用者のID番号から登録してある解除
レベルを調べ、解除処理を施す原稿の処理レベルと比較
することで、スクランブル解除可能であるか否かを判断
する。使用者のスクランブル解除レベルが、解除処理を
施す原稿の処理レベル以上である場合には、スクランブ
ル解除の処理を実行する。
【0038】<5-2>処理条件登録処理 図15は、上記ステップS104で実行するスクランブ
ル処理条件登録処理のフローチャートを示す。まず、ス
テップS120では、表示用LED111の表示に従
い、使用者に処理条件設定入力キー108を用いてスク
ランブル処理条件を入力させる。本実施例の場合、スク
ランブル処理に用いる各係数(l,m,n,p,q,
r)の値を設定する。使用者により入力されたスクラン
ブル処理条件は、スクランブル処理登録部401に登録
される(ステップS121)。次に、設定された処理条
件を用いてスクランブル処理の施された画像を元の原稿
画像に復元する際の解除条件であるスクランブルコード
を作成する(ステップS122)。次のステップS12
3では、作成されたスクランブルコードを使用者に知ら
せるために表示用LED111に表示する。作成された
スクランブルコードをスクランブル処理登録部401に
登録した後(ステップS124)、リターンする。
【0039】<5-3>マーク登録処理 図17は、上記ステップS106で実行するマーク登録
処理のフローチャートを示す図である。まず、画像入力
部200を起動させ、原稿画像を読み取る(ステップS
130)。次に図16(a)〜(c)に示すように原稿
画像に付加された「機密」、「重要」、「社外禁」等の
マークを抽出する(ステップS131)。次に表示用L
ED111に抽出したマークに対応する処理レベル値の
入力を要求する旨の表示をし、使用者に処理レベルを入
力させる(ステップS132)。抽出したマークと入力
された処理レベルをマーク登録部409に登録し(ステ
ップS133)、リターンする。
【0040】<5-4>マーク指定コピー 図18は、上記ステップ110で実行されるマーク指定
コピーの処理フローチャートを示す図である。まず、画
像入力部200を起動させ、マーク指定コピーを実行す
る書類の原稿画像データを読み取る(ステップS14
0)。次に、読み取った原稿画像に付加されているマー
クを抽出し、抽出したマークがマーク登録部409に登
録されているか検索する(ステップS141)。ここ
で、抽出したマークが登録されている場合には(ステッ
プS142でYES)、当該マークに対応する処理レベ
ルを検索し、この値をスクランブル実行部404に入力
する(ステップS143)。スクランブル実行部404
は、スクランブル処理登録部401に、使用者により設
定されたスクランブル処理条件が登録されている場合に
は、これを読み出す。また、スクランブル処理登録部4
01に処理条件が設定されていない場合には、標準処理
条件登録部402に予め設定されている標準的なスクラ
ンブル処理条件を読み出す。このようにしてスクランブ
ル処理登録部401もしくは標準処理条件登録部402
から読み出した処理条件を用いて、ステップS143に
おいて入力された処理レベルのスクランブル処理を実行
する(ステップS144)。スクランブル実行部404
は、スクランブル処理の施されたデータを画像メモリ4
11に格納する。次に、画像出力部300が起動され
(ステップS145)、画像メモリ411に格納された
データを読み出し、スクランブル処理の施された画像を
印字出力する。印字出力された原稿が最終原稿で無い場
合(ステップS146でNO)、上記ステップS230
まで戻り、次の原稿画像のデータの読み取り及び処理を
行う(ステップS140〜S145)。全ての原稿の処
理が終了し場合にリターンする(ステップS146でY
ES)。
【0041】また、上記ステップS230で読み取った
原稿画像にマークが付加されておらず、ステップS14
1でマークの抽出が行われなかった場合、もしくはステ
ップS141でマークは抽出されたがマーク登録部40
9に登録されていないマークの場合には(ステップS1
42でNO)、ステップS143及びS144の処理を
スキップし、ステップS145で通常の画像出力(通常
コピー)を行う。
【0042】<5-4-1>スクランブル処理 図19は、図18に示すスクランブル処理(ステップS
144)及び後に説明する表紙指定コピーで実行される
スクランブル処理(図22に示すステップS153)の
処理フローチャートである。全体制御部410は、ステ
ップS200において、スクランブル実行部404にス
クランブル処理を実行させる。スクランブル実行部40
4は、スクランブル処理登録部401に、使用者により
設定されたスクランブル処理条件が登録されている場合
には、これを読み出す。また、スクランブル処理登録部
401に処理条件が設定されていない場合には、標準処
理条件登録部402に予め設定されている標準的なスク
ランブル処理条件を読み出す。次に、図18に示したス
テップS140において読み取った原稿画像を構成する
各画素の配列を、行列Aとする(ステップS201)。
次に、x=1,y=1として、第1レベルのスクランブ
ル処理に用いる第1処理ブロックのサイズを設定する
(ステップS202)。次に第1処理ブロックの転置を
実行する(ステップS203)。この第1処理ブロック
の転置は、図3(a)に示すように、行列Fを1×1画
素からなる第1処理ブロックに分割し、2×2個の第1
処理ブロックを単位として各対角線上に向かい合う第1
処理ブロックを転置した行列Bを出力する。ここで、ス
クランブル実行部404に設定されている処理レベル
が”1”である場合には(ステップS204でYE
S)、情報埋め込み処理(ステップS210)を実行す
る。ここでは、情報埋め込み部407が、処理条件(l,
m,n,p,q,rの各値)及び処理レベル(=1)の情報を、
目視判別不可能な程度のデジタルデータに変換して上記
行列Bの配列にデータが並び替えられてなる画像に埋め
込む。また、上記処理条件が使用者により設定されたも
のである場合には、上記各情報に加えて更にスクランブ
ルコードの情報も目視判別不可能な程度のデジタルデー
タに変換して上記並び替えられた画像データ中に埋め込
む情報埋め込み処理を実行する。
【0043】スクランブル実行部404に設定されてい
る処理レベルが第2レベルもしくは第3レベルである場
合には(ステップS204でNO)、以下の処理を実行
する。まず、x=2l,y=2pとして、第2レベルの
スクランブル処理に用いる第2処理ブロックのサイズを
設定する(ステップS205)。次に第2処理ブロック
の転置を実行する(ステップS206)。この第2処理
ブロックの転置は、図3(b)に示すように、上記ステ
ップS203で得られた行列Bを2l×2p画素からな
る第2処理ブロックに分割し、2×2個の第2処理ブロ
ックを単位として各対角線上に向かい合う第2処理ブロ
ックを転置した行列Cを出力する。ここで、スクランブ
ル実行部404に設定されている処理レベルが”2”で
ある場合には(ステップS207でYES)、情報埋め
込み処理(ステップS210)を実行する。ここでは、
情報埋め込み部407が、処理条件(l,m,n,p,q,rの各
値)及び処理レベル(=2)の情報を、目視判別不可能
な程度のデジタルデータに変換して上記行列Cの配列に
データが並び替えられてなる画像に埋め込む。また、上
記処理条件が使用者により設定されたものである場合に
は、上記各情報に加えて更にスクランブルコードの情報
も目視判別不可能な程度のデジタルデータに変換して上
記並び替えられた画像データ中に埋め込む情報埋め込み
処理を実行する。
【0044】スクランブル実行部404に設定されてい
る処理レベルが第3レベルである場合には(ステップS
207でNO)、以下の処理を実行する。まず、x=2
m,y=2qとして、第3レベルのスクランブル処理に
用いる第3処理ブロックのサイズを設定する(ステップ
S208)。次に第3処理ブロックの転置を実行する
(ステップS209)。この第3処理ブロックの転置
は、図3(c)に示すように、上記ステップS206で
得られた行列Cを2m×2q画素からなる第3処理ブロ
ックに分割し、2×2個の第3処理ブロックを単位とし
て各対角線上に向かい合う第3処理ブロックを転置した
行列Dを出力する。次に、情報埋め込み処理(ステップ
S210)を実行する。ここでは、情報埋め込み部40
7が、処理条件(l,m,n,p,q,rの各値)及び処理レベル
(=3)の情報を、目視判別不可能な程度のデジタルデ
ータに変換して上記行列Dの配列に各画素データが並び
替えられてなる画像に埋め込む。また、上記処理条件が
使用者により設定されたものである場合には、上記各情
報に加えて更にスクランブルコードの情報も目視判別不
可能な程度のデジタルデータに変換して上記並び替えら
れた画像データ中に埋め込む情報埋め込み処理を実行す
る。
【0045】<5-4-1-1>情報埋め込み処理 図20は、図19のステップS210で実行される情報
埋め込み処理のフローチャートを示す。ここで情報と
は、処理条件(l,m,n,p,q,rの各値)及び処理レベルの
情報そして処理条件が使用者により設定された場合には
スクランブルコードの情報のことをいう。情報埋め込み
部407は、まず、後に説明するように、所定のドット
数で分割された2値のブロックデータが生成される(ス
テップS1801)。次に図8及び図9で示したように
各ブロックデータをスクランブル処理の施された画像に
埋め込むため、ブロックデータの値を基に微小な濃度ブ
ロック信号に変換する(ステップS1802)。処理装
置181は、ステップS1802で濃度ブロック信号に
変換されたブロックデータをスクランブル処理の施され
た画像に埋め込むための領域を検索する(ステップS1
803)。ここで、埋め込みデータを埋め込むための所
定長の領域が検索されるか(ステップS1804でYE
S)、もしくは、埋め込むだけの所定長はないが、濃度
の変化が緩やかで隣の領域に拡張して埋め込むことがで
きる領域が検索された場合(ステップS1805でYE
S)には、各ブロックデータの埋め込み位置を決定し
(ステップS1806)、更には、ブロックデータを埋
め込む場所に応じた各濃度ブロックの濃度値を決定する
(ステップS1807)。情報埋め込み部407は、上
記ステップS1801〜S1807の処理が施された各
ブロックデータを画像情報の文字コードもしくは図形コ
ードのデータに書き込む(ステップS1808)。全て
の情報について上記処理を施した後(ステップS180
9でYES)、これを1つの画像内に埋め込む所定のセ
ット数(図9を参照)だけ繰り返した後(ステップS1
910でYES)、埋め込み処理を終了する。
【0046】図21は、情報のデジタルデータを所定の
ビット数で分割しこれにブロック番号を付してブロック
データを作成し、さらにこのブロックデータを画素の濃
度データに変換する埋め込みデータの生成処理(ステッ
プS1801)のフロチャートを示す。まず、埋め込む
ブロックデータに再生を可能にするためのチェックコー
ドやエラー訂正のためのコードを計算し(ステップS1
820)、情報のデータ長を計算する(ステップS18
21)。次に何ビット毎にデータを分割するのかを決定
し、その数を計算する(ステップS1822)。さらに
ステップS1822で計算した分割数に基づいてブロッ
ク番号を分割したデータに付加し(ステップS182
3)、ブロックデータの始点を示すマークLSBと、終
点を示すマークMSBとをそれぞれ付加する(ステップ
S1824及びS1835)。以上の処理を実行するこ
とにより図7に示すような構成の埋め込みデータ(ブロ
ックデータ)が生成される。
【0047】<5-5>表紙指定コピー 図22は、図14のステップS112で実行される表紙
指定コピーの処理フローチャートを示す図である。ま
ず、表示用LED111にスクランブル処理レベルの入
力を要求する旨を表示し、使用者が入力した処理レベル
をスクランブル実行部404に出力する(ステップS1
50)。画像入力部200を起動させ、表紙指定コピー
を実行する書類の原稿画像データを読み取る(ステップ
S151)。読み取った原稿が書類の表紙である場合に
は(ステップS152でYES)、ステップS154で
通常のコピー動作を実行し、画像出力部300から出力
する。また、読み取った原稿が、表示指定コピーを実行
する書類の2頁以降である場合(ステップS152でN
O)、スクランブル実行部404は、標準処理条件登録
部402から、あらかじめ設定されたスクランブル処理
条件を読み出し、次のステップS153において使用者
が設定した処理レベルのスクランブル処理を実行する。
ここで実行するスクランブル処理は、前記したマーク指
定コピーで実行するスクランブル処理(図18に示すス
テップS144)と同じである。スクランブル処理の施
された原稿画像データは、画像メモリ411に格納され
る。画像出力部300が起動され、画像メモリに格納さ
れたデータを読み出し、スクランブル処理の施された画
像を印字出力する(ステップS154)。上記ステップ
S151〜S154の処理を最終原稿まで繰り返し実行
した後リターンする(ステップS155)。
【0048】<5-6>スクランブル解除処理 図23は、図14に示す解除処理(ステップS114)
の処理フローチャートである。全体制御部410は、ス
クランブル解除部405にスクランブル解除処理を実行
させる。スクランブル解除部405は、まず、画像入力
部200を起動させ、スクランブル処理を解除しようと
する書類の原稿画像の画像データを読み取る(ステップ
S160)。次に画像中に埋め込まれた複写条件や処理
レベル等の情報を後述する手順にて復元する(ステップ
S161)。復元した情報にスクランブルコードの情報
がある場合には(ステップS162でYES)、スクラ
ンブル処理実行時に、使用者により処理条件が設定され
たものであると判断し、表示用LED111にスクラン
ブルコードの入力を要求する旨の表示を行い、使用者に
スクランブルコードを入力させる(ステップS16
3)。使用者の入力したスクランブルコードが、上記復
元された情報にあるスクランブルコードと一致する場合
(ステップS164でYES)、復元したスクランブル
処理条件及び処理レベルの情報をスクランブル処理登録
部401に登録する(ステップS165)。次にスクラ
ンブル処理登録部401に登録されたスクランブル処理
条件及び処理レベルに対応したスクランブル解除処理を
実行する(ステップS116)。スクランブル解除処理
が施され、元の原稿画像に復元された画像のデータは、
画像メモリ411に格納される。一方、上記ステップS
164で、入力されたスクランブルコードが一致しなか
った場合には、スクランブル処理が施された状態の画像
の画像データをそのまま画像メモリ411に格納する。
【0049】上記ステップS162において、復元した
情報にスクランブルコードの情報が含まれていない場合
(ステップS162でNO)、当該スクランブル処理が
標準処理条件登録部402に予め設定されている標準的
な処理条件を用いて実行されたと判断し、使用者の解除
可能レベルを調べるために、表示用LED111に使用
者のID番号の入力を要求する旨の表示を行い、使用者
にID番号を入力させる(ステップS167)。スクラ
ンブル解除部405は、入力されたID番号の解除可能
レベルを使用者情報登録部403から読み出す。ここ
で、使用者の解除可能レベルが言王の施されたスクラン
ブル処理レベル以上の値である場合には(ステップS1
68でYES)、スクランブル解除処理を実行する(ス
テップS169)。スクランブル解除処理が施され、元
の原稿画像に復元された画像のデータは、画像メモリ4
11に格納される。一方、入力されたID番号が、使用
者情報登録部403に登録されていない場合、及び使用
者の解除可能レベルが原稿が像に施されたスクランブル
処理入れベルよりも小さい場合には(ステップS168
でNO)、スクランブル処理が施された状態の画像のデ
ータをそのまま画像メモリ411に格納される。
【0050】ステップS170では、画像出力部300
を起動し、画像メモリ411に格納されている画像のデ
ータを読み出し、これを印字出力する。すべての原稿に
ついて上記ステップS160〜ステップS170までの
処理を実行した後(ステップS171でNO)、リター
ンする。
【0051】<3-6-1>情報復元処理 図24は、図23に示す情報復元処理(ステップS16
1)の処理フローチャートを示す。ここでは、スクラン
ブル処理の施された画像中に目視判別不可な状態で埋め
込まれているスクランブル処理条件の情報と処理得ベル
の情報、更に、使用者によりスクランブル処理条件が設
定された場合にはスクランブルコードの情報とからなる
デジタルデータを読み出す。この処理は情報復元部40
6により実行される。情報復元部406は、まず、初期
化の後(ステップS1301)、画像データが入力され
ると(ステップS1302でYES)、濃度分布毎にブ
ロック化し(ステップS1303)、特徴点に相当する
濃度の座標を拾い出す(ステップS1304)。ここ
で、特徴点とは、例えば図8の値1を表す所定濃度の画
素のことを示す。また、各特徴点の座標は、図8に示し
たように予め定められた位置関係から、所定の長さの複
数の2進数に変換される(ステップS305)。ブロッ
ク単位に取り出された2進数は、予め定められた手順に
従って、ブロック番号順に並び帰られ、複写条件等の情
報に再編成される(ステップS1306)。特徴点から
情報の抽出が完了すると、画像情報から特徴点の消去を
行い、情報が付加される前の画像データを復元する(ス
テップS1307)。ここで、特徴点の消去は、特徴点
を特徴点周辺の濃度で置き換えることにより実行され
る。抽出された複写条件等の情報は、スクランブル解除
部405に出力される(ステップS1308)。
【0052】図25は、図24に示した特徴点の数値化
の処理(ステップS1305)のフロチャートである。
特徴点の数値化は、特徴点の位置関係から判断して行
う。本実施例では、付加情報の1ブロックは、所定の範
囲内に直線的に埋め込まれている。この関係を予めシス
テム毎に定義してあれば、埋め込みは、直線でなくとも
良く、例えば円弧であってもよい。具体的には、まず1
つ特徴点を捜し出す(ステップS1310)。次に所定
の距離内に隣接して存在する他の特徴点をすべて探す
(ステップS1311)。最大距離は、1ブロックの長
さ(=ビット長×ビット間距離)となる。次にこれらの
座標が、予め定められた位置関係(本実施例では直線)
になっているかを確認する(ステップS1312)。こ
れにより、正しくない座標やデータは、削除される(ス
テップS1313)。有効データの座標は、2進数に変
換される(ステップS1314)。各2進数は、ビット
数や(ステップS1315)、上下識別ビット(ステッ
プS1316)の確認を行う。ここで、すべて正常であ
れば、有効なブロックデータとして記憶する(ステップ
S1317)。上記処理は、取り出した特徴点全てに対
して行う(ステップS1318)。
【0053】上記特徴点の数値化処理(ステップS13
05)で有効と判断されたブロックは、次の情報の復元
処理(ステップS1306)で、情報に変換される。図
27は、図24に示す情報の復元処理のフロチャートで
ある(ステップS1306)。まず、有効なブロックデ
ータに備えられるブロック番号を順に並べる(ステップ
S1320)。ここで、情報を復元するために最低限必
要な種類のブロックが揃っていれば(ステップS132
1でYES)、各ブロックの情報を確認する(ステップ
S1322)。
【0054】本実施例の場合、情報はスクランブル処理
の施された画像に複数セット埋め込まれているため、こ
れを用いて、同一ブロック番号のデータが一致するか否
かを確認する。同一ブロック番号の情報が完全に一致し
ない場合には、多数決でこれを決定する。多数決を用い
ても該ブロック番号の情報を特定することができない場
合には、該ブロックを無効とする(ステップS132
4)。無効と判断されるブロックデータが所定の数以上
存在する場合には、該情報を持つ原稿は、複数の原稿の
張り合わせからなる改竄原稿であると判断し、情報を無
視し(ステップS1323でYES)、そのままリター
ンする。
【0055】有効なブロックデータが特定されると、予
め定められた手順に従い、各情報を再編成する(ステッ
プS1325)。さらに、欠陥のあったデータは、所定
の値で初期化する(ゼロや空白等)。
【0056】<3-6-2>スクランブル解除処理 図27は、図24に示すスクランブル解除処理(ステッ
プS166及びS169)のフロチャートを示す図であ
る。スクランブル解除処理は、解除処理を実行しようと
する画像に施されているスクランブル処理で用いた処理
条件と同じ条件を用いて実行される。具体的には、所定
の処理条件下において、第3レベルのスクランブル処理
が施されている場合には(ステップS301でYE
S)、図23のステップS160で読み取った原稿画像
の各画素データの配列を行列Dとする(ステップS30
2)。次に、x=2m,y=2qとして、第3レベルの
スクランブル処理に用いる第3処理ブロックのサイズを
設定する(ステップS303)。そして第3処理ブロッ
クの転置を実行する(ステップS304)。この第3処
理ブロックの転置は、図3(c)に示すように、行列D
を2m×2q画素からなる第3処理ブロックに分割し、
2×2個の第3処理ブロックを単位として各対角線上に
向かい合う第3処理ブロックを転置して実行される。こ
のブロックの転置により得られる行列を行列Cとする。
次に、x=2l,y=2pとして、第2レベルのスクラ
ンブル処理に用いる第2処理ブロックのサイズを設定す
る(ステップS305)。次に第2処理ブロックの転置
を実行する(ステップS306)。この第2処理ブロッ
クの転置は、図3(b)に示すように、上記ステップS
304で得られた行列Cを2l×2p画素からなる第2
処理ブロックに分割し、2×2個の第2処理ブロックを
単位として各対角線上に向かい合う第2処理ブロックを
転置することで実行される。このブロックの転置により
得られた行列を行列Cとする。次に、x=1,y=1と
して、第1レベルのスクランブル処理に用いる第1処理
ブロックのサイズを設定する(ステップS307)。次
に第1処理ブロックの転置を実行する(ステップS30
8)。この第1処理ブロックの転置は、図3(a)に示
すように、上記ステップS308で得られた行列Bを1
×1画素からなる第1処理ブロックに分割し、2×2個
の第1処理ブロックを単位として各対角線上に向かい合
う第2処理ブロックを転置して実行される。このブロッ
クの転置により得られる行列がスクランブル処理が施さ
れる間の原稿画像の画像データの各画素の配列を表す行
列Aである。
【0057】また、所定の処理条件下において、第2レ
ベルのスクランブル処理が施されている画像に対してス
クランブル解除処理を施す場合には(ステップS301
でNO、ステップS309でYES)、図23のステッ
プS160で読み取った原稿画像の各画素データの配列
を行列Cとする(ステップS310)。行列Cを設定し
た後は、前記したステップS305〜S308の処理を
実行する。
【0058】また、所定の処理条件下において、第1レ
ベルのスクランブル処理が施されている画像に対してス
クランブル解除処理を実行する場合には(ステップS3
01でNO、ステップS309でNO)、図23のステ
ップS160で読み取った原稿画像の各画素データの配
列を行列Bとする(ステップS311)。行列Bを設定
した後は、前記したステップS307及びS308の処
理を実行する。
【0059】以上、説明したように、本発明の画像処理
装置は、使用者が自ら設定したスクランブル処理条件を
用いてスクランブル処理を実行するスクランブルコピー
と、予め登録された「機密」、「重要」、「社外禁」等
のマークが原稿画像に付加されている場合に、予め設定
された処理条件を用い、付加されたマークに対応する処
理レベルのスクランブル処理を実行するマーク指定コピ
ーと、書類の表紙を除外し、本文のみに使用者が設定し
た処理レベルのスクランブル処理を実行する表紙指定コ
ピーとを実行することができる。また、更に上記各コピ
ー処理でスクランブル処理の施された原稿を元の原稿画
像に復元する解除処理を実行することができる。
【0060】
【発明の効果】請求項1、3に記載された画像処理装置
は、スクランブル処理の施された画像中に、当該クラン
ブル処理のアルゴリズムや処理レベルといった条件を
ジタルデータ化し、埋め込む。このため、従来のよう
に、スクランブル処理の条件を管理するためのメモリも
しくはメモリカード等の外部記憶装置を用意する必要が
なくなると共に、スクランブル処理の施された画像から
そのスクランブル処理の条件を読み取り、これを用いて
画像を不正に復元することが非常に困難となる。このた
め、機密文書が外部に流出することを有効に防止するこ
とができる。さらに、画像に付加された「機密」、「重
要」、「社外禁」等の書類の重要度を表すマークを抽出
し、実行手段がこれに対応する処理レベルといったスク
ランブル処理の条件に基づいてスクランブル処理を実行
する。これにより、画像毎にスクランブル処理の条件を
設定する必要が無くなる。
【0061】
【0062】また、請求項に記載された画像処理装置
では、表紙である第1枚目の原稿にはスクランブル処理
を施さず、そのままの状態で印字出力し、表示以外の本
文にのみにスクランブル処理を施す。これにより、スク
ランブル処理の施された原稿の管理が迅速かつ容易に実
行できる。また、請求項4に記載された画像処理装置で
は、画像データ中に埋め込まれたスクランブル処理の条
件を用いて、画像データを復元するので、その画像デー
タに対するスクランブル処理の条件を外部の記憶装置に
管理しておかなくても、画像データの復元が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の画像処理装置における各処理ブロ
ックの構成を表す図である。
【図2】 操作部100の上面図である。
【図3】 スクランブル処理を図解したものである。
【図4】 128×128画素領域内にある「F」の文
字の構成を表す図である。
【図5】 図4に示す「F」の文字に対して、第2レベ
ルのスクランブル処理を実行した結果得られる画像を示
す図である。
【図6】 図4に示す「F」の文字に対して、第3レベ
ルのスクランブル処理を実行した結果得られる画像を示
す図である。
【図7】 あるデジタルデータを8ビット単位で分割し
た場合のブロック番号1番及びブロック番号65のブロ
ックデータを表す図である。
【図8】 図7に示したブロック番号1のブロックデー
タを実際の画像中に埋め込む場合の様子を示す図であ
る。
【図9】 文字等の図形に上記ブロックデータを濃度デ
ータに変換して埋め込む一例を示す図である。
【図10】 スクランブル処理の施された画像へブロッ
クデータを複数セット繰り返し埋め込む場合を示す図で
ある。
【図11】 濃度変化の複雑な原稿に情報を埋め込む場
合の埋め込み例を示す図である。
【図12】 原稿画像の濃度値が連続して変化する場合
の原稿画像の濃度値濃度値の変更を示す図である。
【図13】 編みかけパターン等の図形において、連続
した長い濃度データを1つの図形中に埋め込む方法を示
したものである。
【図14】 全体制御部410の実行する処理のメイン
ルーチンである。
【図15】 スクランブル処理条件登録処理(ステップ
S104)のフローチャートである。
【図16】 原稿画像中に付加される「機密」「重
要」、「社外禁」等のマークを示す。
【図17】 マーク登録処理(ステップS106)のフ
ローチャートである。
【図18】 マーク指定コピー(ステップS110)の
処理フローチャートである。
【図19】 スクランブル処理(ステップS144及び
153)のフローチャートである。
【図20】 情報埋め込み処理(ステップS210)の
フローチャートである。
【図21】 埋め込みデータの生成処理(ステップS1
801)のフローチャートである。
【図22】 表示指定コピー(ステップS112)の処
理フローチャートである。
【図23】 解除処理(ステップS114)のフローチ
ャートである。
【図24】 情報復元処理(ステップS161)のフロ
ーチャートである。
【図25】 特徴点の数値化の処理(ステップS130
5)のフローチャートである。
【図26】 復元処理(ステップS1306)のフロー
チャートである。
【図27】 スクランブル解除処理(ステップS166
及び169)のフローチャートである。
【符号の説明】
100…操作部 200…画像入力部 300…画像出力部 401…スクランブル処理登録部 402…標準処理条件登録部 403…使用者情報登録部 404…スクランブル実行部 405…スクランブル解除部 406…情報復元部 407…情報埋め込み部 408…比較部 409…マーク登録部 410…全体制御部 411…画像メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中谷 啓二 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会 社内 (56)参考文献 特開 平5−103216(JP,A) 特開 平3−85872(JP,A) 特開 平4−237264(JP,A) 特開 平5−75880(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/44 H04N 1/32 - 1/34 G09C 1/00 - 5/00 H04K 1/00 - 3/00 H04L 9/00 - 9/38 H04N 1/38 - 1/393

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書類の重要度を表す所定のマークが付加
    された原稿の画像を読み取る読取手段と、 読取手段により読み取った画像から、画像に付加された
    所定のマークを抽出する第1抽出手段と、 第1抽出手段により抽出したマークより、当該原稿画像
    の重要度を判別する判別手段と、 判別手段による判別結果に基づいてスクランブル処理の
    条件を設定する設定手段と、 設定手段により設定された条件に従い、読取手段により
    読み取った原稿の各画素のデータ配列を変更するスクラ
    ンブル処理の実行手段と、 実行手段によりスクランブル処理の施された画像中に、
    設定手段により設定されたスクランブル処理の条件を
    ジタルデータ化し、埋め込む埋め込み手段と、 読取手段により読み取ったスクランブル処理の施された
    画像から、埋め込み手段により埋め込まれたスクランブ
    ル処理の条件を抽出する第2抽出手段と、 第2抽出手段により抽出したスクランブル処理の条件を
    用いて、原稿の画像を復元するスクランブル処理の解除
    手段と、 埋め込み手段によりスクランブル処理の条件の埋め込ま
    れた画像、または解除手段により復元された原稿の画像
    を印字出力する出力手段とを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項に記載された画像処理装置にお
    いて、 更に、複数枚の原稿を順に読取手段に搬送する搬送手段
    と、 搬送手段により搬送された原稿が、第1枚目の原稿であ
    る場合に、読取手段が読み取った原稿の画像を出力手段
    により直接印字出力させる制御部とを備えることを特徴
    とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 重要度を表す所定のマークが付加された
    画像データを入力する画像入力手段と、 画像入力手段により入力された画像データから、前記所
    定のマークを抽出する第1抽出手段と、 第1抽出手段により抽出したマークより、前記画像デー
    タの重要度を判別する判別手段と、 判別手段による判別結果に基づいてスクランブル処理の
    条件を設定する設定手段と、 設定手段により設定された条件に従い、画像入力手段に
    より入力された画像データの各画素のデータ配列を変更
    するスクランブル処理の実行手段と、 実行手段によりスクランブル処理の施された画像データ
    中に、設定手段により設定されたスクランブル処理の条
    件をデジタルデータ化し、埋め込む埋め込み手段とを備
    えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された画像処理装置にお
    いて、更に、 前記スクランブル処理の施された画像データから、埋め
    込み手段により埋め込まれたスクランブル処理の条件を
    抽出する第2抽出手段と、 第2抽出手段により抽出したスクランブル処理の条件を
    用いて、前記入力された画像データを復元するスクラン
    ブル処理の解除手段とを備えることを特徴とする画像処
    理装置。
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