JP3492900B2 - ワークフローシステム - Google Patents

ワークフローシステム

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JP3492900B2
JP3492900B2 JP33876597A JP33876597A JP3492900B2 JP 3492900 B2 JP3492900 B2 JP 3492900B2 JP 33876597 A JP33876597 A JP 33876597A JP 33876597 A JP33876597 A JP 33876597A JP 3492900 B2 JP3492900 B2 JP 3492900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムを用いて仕事の流れを管理するワークフローシステ
ムに係わり、特に、フローを担当者間で自由に定義する
ことを可能としたワークフローシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】企業や官庁等においては、発生する仕事
を能率的に実行するために、各仕事を、各仕事に共通す
る複数の単位仕事に分割して、各単位仕事をこの単位仕
事を専門に行う特定の担当者に割付け、全体としての仕
事の能率を向上させるようにしている。
【0003】コンピュータを用いた各種の仕事において
も同様なことが言える。そして、各仕事を複数のワーク
ポイントと称する単位仕事に分割して、該当ワークポイ
ントに登録された担当者へ前の段階で作成されたフォル
ダと称される文書,図面,プログラム等の成果物の入れ
物を転送したり、このワークポイントで作成されたフォ
ルダを次のワークポイントへ転送する仕事の流れを管理
するシステムをワークフローシステムと称する。
【0004】このような機能を有するワークフローシス
テムは例えば図8に示すように一種のLAN(ローカル
・エリア・ネットワーク)又はクライアント・サーバシ
ステムで構成されている。
【0005】伝送路1に対して例えばワークステーショ
ン等の各種の処理業務を実行可能な複数の端末2及び1
台のワークフローサーバ3が接続されている。各端末2
はそれぞれ専任の担当者(ユーザ)a1 ,a2 ,a3
4 ,a5 ,…が操作する。
【0006】ワークフローサーバ3内には、図9に示す
ように、実行すべき仕事毎に、予め定義された各フロー
5がフロー定義テーブルに記憶保持されている。各フロ
ー5は、図示するように、該当仕事を複数のワークポイ
ントに分割した場合における各ワークポイント4(WP
1〜WP3)の実行順序と、各ワークポイント4を実行
する担当者a1 ,a2 ,a3 が登録されている。
【0007】そして、ワークフローサーバ3は、実行す
べき仕事が入力すると、該当仕事に対応したフロー5を
呼出して、このフロー5に従って、各担当者a1 ,a
2 ,a3 に各ワークポイント4を順番に実行させる管理
を実施する。
【0008】具体的には、ワークフローサーバ3は、先
頭のワークポイント4(WP1,担当者a1 )の端末2
(担当者a1 )を起動する。ワークポイント4(WP
1,担当者a1 )における処理が終了すると、このワー
クポイント4(WP1,担当者a1 )で作成された成果
物を収納したフォルダを次のワークポイント4(WP
2,担当者a2 )の端末2(担当者a2 )へ転送させ
て、このワークポイント4(WP2,担当者a2 )を起
動する。さらに、ワークポイント4(WP2,担当者a
2 )における成果物に対する処理が終了すると、この成
果物のフォルダを次のワークポイント4(WP3,担当
者a3 )の端末2(担当者a3 )へ転送させて次のワー
クポイント4(WP3,担当者a3 )を起動する。
【0009】ここで、ワークポイント4へフォルダを転
送するという動作は、ワークポイント4に割当てられた
担当者の端末2の受付けトレイ(個人的に決まったフォ
ルダ受付用のディレクトリ)へフォルダを移動すること
を意味する。このようにワークフローサーバ3は、フロ
ー5を構成する各ワークポイント4の実行管理を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すワークフローシステムにおいてもまだ解消すべき次
のような課題があった。すなわち、図9の示す各仕事毎
に定義された複数のワークポイント4と各ワークポイン
ト4に割付けられた担当者a1 ,a2 ,…とからなるフ
ロー5は、予めこのワークフローシステムの管理者によ
って作成されて、ワークフローサーバ3内のフロー定義
テーブルに登録されている。
【0011】そして、ワークフローサーバ3は、例えば
実行すべき仕事が入力すると、この仕事に対応するフロ
ー5が自己内のフロー定義テーブルに登録されているこ
とを確認の後、このフロー定義テーブルから該当フロー
を呼出して、このフローに従って、前記入力した仕事を
各ワークポイント4に割当てられた各担当者に実行させ
る。
【0012】しかし、入力される仕事の種類が増加した
り、仕事の手順が変更になると、その都度、ワークフロ
ーシステムの管理者は該当仕事に対応したフロー5を作
成してフロー定義テーブルに追加登録する必要があり、
また、既に登録されているフロー5を修正する必要があ
る。
【0013】このように、ワークフローサーバ3内のフ
ロー定義テーブルに登録されている各フロー5の維持管
理に多大の労力と時間が必要であった。また、ワークフ
ローシステムの管理者は新規に発生する全ての仕事の内
容を把握する必要があり、ワークフローシステムの管理
者に多大の負担がかかる。
【0014】したがって、従来、緊急に新規の仕事を実
施する必要が発生すると、複数の担当者で協議して、概
略の仕事の分担を決めて、先頭の担当者は該当仕事の自
己の担当分を実行して、成果物をフォルダに入れて、電
子メールのように次の担当者の端末へ送信する。フォル
ダを受領した次の担当者は成果物に対して自己の担当分
の仕事を実行して次の担当者へ送信する。
【0015】しかしながら、このような電子メール的手
法で各担当者が自己に割当られた仕事を実行していく手
法においては、実行した仕事の分割や分割された単位仕
事の実行順序や各担当者の記録が全く残らないので、同
様な仕事が入力した場合に、各担当者は仕事の分割及び
分担から実行順序の決定まで再度同一の協議を実施する
必要があるので非常に煩雑である。
【0016】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、各担当者間で任意に実行されるフォルダを
監視することによつて、新規の仕事に関するフローを自
動的に定義でき、それ以降、同一仕事に対しては自動作
成したフローを用いることができ、システムの管理者の
負担を軽減できるとともに、システム全体の入力仕事に
対する柔軟性を向上でき、ひいてはシステム全体の処理
効率を向上できるワークフローシステムを提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明は、ネットワークを介して接続された各担当
者が操作する複数の端末とワークフローサーバとで構成
され、仕事を複数のワークポイントに分割し、分割され
た各ワークポイントの実行順序及び各ワークポイントの
担当者をフローとして定義し、各ワークポイントにおけ
る成果物をフォルダに入れて、このフォルダを定義され
たフローに従って、各ワークポイントの担当者の端末へ
順次移動させていくことによって前記仕事を実行するワ
ークフローシステムにおいて、各担当者の端末は、新規
の仕事発生時に、他の端末から自己に送付されてきたフ
ォルダの成果物に対して処理を行い、自己の担当者にて
操作入力された次の担当者の端末へ、ネットワークの伝
送路を介して、フォルダ、送信元担当者ID、送信先担
当者IDを送信するフォルダ送信手段を有する。そし
て、ワークフローサーバは、ネットワークの伝送路へ出
力された各端末から次の端末へ送信されるフォルダ、送
信元担当者ID、送信先担当者IDを順次取込むフォル
ダ情報取込手段と、このフォルダ情報取込手段で順次取
込まれたフォルダ、送信元担当者ID、送信先担当者I
Dに基づいて新規の仕事に対する新規のフローを定義し
ていくフロー定義部とを有する。
【0018】 このように構成されたワークフローシス
テムにおいては、新規の仕事が発生した場合に、この仕
事に対するワークポイントと各ワークポイントに割付
られた担当者をフローとして定義する前に、各担当者は
該当仕事の自己に割当てられた部分を実行して、自己が
判断した次の担当者へその成果物のフォルダを送信す
る。そして、最後にこのフォルダを受領した担当者がこ
の仕事を完了させる。
【0019】この各担当者の端末から次の担当者の端末
へのフォルダの送信が監視され、該当仕事に対する新規
のフローが自動的に定義されていく。したがって、次回
から同一仕事に対してはこの新たに定義されたフローを
用いて仕事を実行すればよい。
【0020】このように、新規に発生した仕事に対し
て、各担当者間で実施されるフォルダの送受信の履歴か
らフローが自動的に定義されるので、新規の仕事発生の
都度、管理者が別途フローをマニュアル操作で作成する
必要がない。
【0021】また、別の発明においては、上記発明のワ
ークフローシステムのワークフローサーバは、フローの
種別毎に該当種別のフローにおける各ワークポイントの
担当者の条件を記憶するカテゴリ条件テーブルと、フロ
ーの種別毎に該当種別のフローの利用可能な担当者の条
件を記憶するカテゴリテーブルと、フロー定義部で定義
された各フローを、カテゴリ条件テーブルの担当者の条
件に従って、複数の種別に分類するフロー分類手段と、
このフロー分類手段で分類された複数のフローの種別毎
、カテゴリテーブルの担当者の条件に従って、該当種
別のフローの利用可能な担当者を制限するフロー利用制
限手段とを有する。
【0022】すなわち、新規に仕事が発生した場合に、
各担当者間で実施されるフォルダの送受信の履歴が再利
用に耐えられる効率的な正規のフローであるとは限らな
い。途中で中断したフローや、やり残した仕事が発見さ
れて同一担当者が再度実行したフロー等は再利用すべき
でない。また、特殊な仕事に対するフローも担当者全員
に対して公開する必要がない。
【0023】よって、この発明においては、フロー定義
部で定義された各フローを複数の種別に分類して、フロ
ーの種別に応じて、該当種別のフローの利用可能な担当
者を制限している。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面を
用いて説明する。図1は実施形態のワークフローシステ
ムの概略構成を示すブロック図である。このワークフロ
ーシステムは、図示するように、一種のLAN(ローカ
ル・エリア・ネットワーク)又はクライアント・サーバ
システムで構成されている。
【0025】伝送路11に対して例えばワークステーシ
ョン等の各種の処理業務を実行可能な複数の端末12及
び1台のワークフローサーバ13が接続されている。各
端末2はそれぞれ専任の担当者(ユーザ)a1 ,a2
3 ,a4 ,…が操作する。
【0026】各担当者a1 ,a2 ,a3 ,a4 ,…は、
外部から新規の仕事が入力すると、とりあえずこの仕事
を複数のワークポイントに分割して、最初に指定された
担当者が自己の端末12で先頭のワークポイントに対す
る業務を実行して、成果物をフォルダに入れて、伝送路
11を介して自己が判断した次の担当者の端末12へ送
信する。この場合、フォルダを送信先の担当者と自己を
示す送信元の担当者を示すIDを付加して送信する。ま
た、各フォルダには担当者間を送信される毎に増加する
追番が付される。さらに、フォルダには仕事IDに対応
するフォルダIDが付される。
【0027】このように、各担当者a1 ,a2 ,a3
4 ,…は該当仕事の自己に割当てらたワークポイント
を実行して、自己が判断した次の担当者の端末12へそ
の成果物のフォルダを送信する。そして、最後にこのフ
ォルダを受領した担当者がこの仕事を完了させる。
【0028】ワークフローサーバ13内には、図示する
ように、担当者管理部14、担当者選択部15、送受信
部16、フローID付加部17、自由経路記録部18、
フロー定期部19、フロー管理部20、フロー読出部2
1、及び各部を制御する制御部22が設けられている。
また、自由経路記録部18にはフォルダ情報メモリ23
とフォルダメモリ24とからなるフォルダバッファ25
が接続され、フロー管理部20にはカテゴリ条件テーブ
ル26とカテゴリテーブル27とからなる種別テーブル
28が接続されている。
【0029】 次に、ワークフローサーバ13を構成す
る各部の構成及び動作を順番に説明していく。担当者管
理部14内は図2に示す担当者テーブル14aが設けら
れている。この担当者テーブル14a内には、このワー
クフローシステムが設置された部署の各担当者a1 ,a
2 ,a3 ,a4 ,a5 ,…毎に、該当担当者のID(識
別子)と、該当担当者がフォルダを受けとるためのトレ
イと、担当者名等が登録されている。また、パスワード
を登録する場合もある。担当者管理部14は、制御部2
2からの指令に基づいて、担当者テーブル14a内に新
規に担当者を登録したり、登録された情報を変更した
り、取消すメンテナンスを実施する。
【0030】担当者選択部15は、例えば外部に各端末
12からの問合せに対して担当者テーブル14a内の情
報を読出して問合せ元の端末12へ返信する。送受信部
16は、伝送路11を監視して、この伝送路11上を伝
送される送信元担当者のIDと送信先担当者のIDが付
されたフォルダを取込む。また、前記担当者選択部15
から読出された担当者の情報やフロー読出部21から読
出されたフローを伝送路11を介して読出元の又は要求
元の端末12へ送信する。
【0031】フローID付加部17は、送受信部16で
取込まれた送信元担当者のIDと送信先担当者のIDが
付されたフォルダの追番を検出して、この追番が1番の
場合、このフォルダを一つの担当者(端末12)から次
の担当者(端末12)へフォルダを転送する新たなフロ
ーの一部と認識して、フローID(識別子)を付与す
る。
【0032】フォルダバッファ25のフォルダ情報メモ
リ23内には、図3(b)に示すように、現在実行中の
仕事に対応するフォルダの名称及びIDと、該当フォル
ダが現在どのワークポイント(担当者)に位置している
かを示す現在位置、及び仕事の標題が記憶保持される。
また、フォルダメモリ24内には、フォルダIDと、該
当フォルダに収納された最新の成果物が記憶される。
【0033】そして、自由経路記録部18は、送受信部
16で取込んだ送信元担当者のIDと送信先担当者のI
Dが付されたフォルダをフォルダバッファ25へ一時記
憶する。既に同一IDのフォルダの各情報が記憶されて
いた場合は、これらの情報を今回取込んだフォルダの情
報で最新情報に更新する。
【0034】フロー定義部19内には、図3(a)に示
す実行すべき各仕事に対応した複数のフロー定義テーブ
ル29が形成されている。この各フロー定義テーブル2
9内には、ワークポイント担当者テーブル29aとワー
クポイント順序関係テーブル29bとが形成されてい
る。
【0035】ワークポイント担当者テーブル29a内に
は、図7(a)(b)に示すように、現在実行中の仕事
の各ワークポイントと該当ワークポイントに割付けられ
た担当者が順次追加登録される。また、ワークポイント
順序関係テーブル29b内には、図7(a)(b)に示
すように、現在実行中の仕事の各ワークポイントの実行
順序が順次追加登録される。したがって、新規の仕事を
開始する前にはワークポイント担当者テーブル29aと
ワークポイント順序関係テーブル29b内には、図3
(a)に示すように、なにも記憶されていない。
【0036】フロー定義部19は、送受信部16で取込
まれた送信元担当者のIDと送信先担当者のIDが付さ
れたフォルダを一つの担当者(端末12)から次の担当
者(端末12)へフォルダを転送する新たなフローの一
部と認識して、フロー定義テーブル29に対してフロー
名、フローIDを付して、かつワークポイント担当者テ
ーブル29a及びワークポイント順序テーブル29にそ
の取込んだフローの一部を新規登録又は追加登録する。
【0037】そして、フロー定義部19は、フロー定義
テーブル29のワークポイント順序テーブル29bに図
7(b)に示すように完了情報(END)が書込まれる
と、現在実行中の新規の仕事が終了して、この仕事に対
する一連のフローが完成したと判断して、この完成した
フロー定義テーブル29に定義されたフローをフロー管
理部20へ送付する。
【0038】種別テーブル28内には、図4(a)に示
すカテゴリ(種別)条件テープル26と図4(a)に示
すカテゴリ(種別)テーブル27とが設けられている。
カテゴリ(種別)条件テープル26内には、フロー定義
部19で定義された各フローを例えば4つのカテゴリ
(種別)に分類する場合における各カテゴリの条件(内
容)が記憶されている。具体的には、各仕事を複数のワ
ークポイントに分割した場合に、各ワークポイントをど
の担当者a1 ,a2 ,a3 ,a4 ,a5 、…が実行する
かで区別している。
【0039】そして、さらに詳細の具体的条件を図5に
示す。例えば、この部署の責任者が担当者a1 の場合で
この担当者a1 が最終の完成者の場合がカテゴリ(種
別)1であり、この部署における新人が担当者a5 の場
合でこの担当者a5 が最終の完成者の場合がカテゴリ
(種別)4である。
【0040】また、先頭のワークポイントの実行者が担
当者a2 の場合がカテゴリ(種別)2であり、複数のワ
ークポイントのうち担当者a2 と担当者a3 とが隣接す
るワークポイントを実行する場合がカテゴリ(種別)3
である。
【0041】カテゴリテーブル27内には、カテゴリ
(種別)条件テープル26内で設定された各カテゴリ
(種別)毎に、該当カテゴリ(種別)に対応するフロー
が全ての担当者a1 ,a2 ,a3 ,a4 ,a5 ,…に公
開されるか否かを示す情報が記憶されている。
【0042】例えば、カテゴリ(種別)1〜3に該当す
るフローは正規のフローとして公開され、カテゴリ(種
別)4に該当するフローは正規のフローとして認め難い
ので、全ての担当者a1 〜a5 に公開されずに、特定の
担当者やシステムの管理者のみが利用できる。
【0043】フロー管理部20は、フロー定義部19で
順次作成された各フローがどのカテゴリ(種別)に対応
するかを種別テーブル28を参照して決定して、フロー
名及びカテゴリと共に図6に示すフローテーブル30に
登録する。
【0044】したがって、このフローテーブル30内に
は、新規に作成されて、フロー定義部19のフロー定義
部29に登録されている全てのフローに対して該当フロ
ーが所属するカテゴリ(分類)が登録されている。
【0045】フロー呼出部21は、外部の各端末12
(担当者)からフロー名を指定した登録済フローの呼出
要求が送受信部16を介して入力すると、該当フローの
カテゴリ(種別)をフロー管理部20のフローテーブル
30から読取り、さらに、種別テーブル28から該当カ
テゴリ(種別)が公開対象であることを確認する。その
のち、フロー呼出部21は、フロー定義部19の該当フ
ロー名のフロー定義テーブル29から目的とするフロー
を呼出して、送受信部16を介して送信要求元の端末1
2(担当者)へ送信する。
【0046】 制御部22は、このワークフローシステ
ムの管理者の入力操作を受けて、担当者テーブル14a
に対する担当者の新規登録の指示や、種別テーブル28
の設定内容の変更指示や、フロー定義テーブル29に対
するフローのマニュアル定義指示をそれぞれ該当処理部
へ送出する。
【0047】このような構成のワークフローシステムに
おいて、新規の仕事が生じた場合、このワークフローシ
ステムの管理者でなくて、各担当者が直接この仕事を実
行する場合におけるワークフローサーバ13の各部の動
作を図3及び図7を用いて説明する。
【0048】先ず、新規の仕事を開始する前には、新規
のフロー定義テーブル29には図3(a)に示すよう
に、なにも登録されていない。さらに、フォルダバッフ
ァ25には図3(b)に示すようになにも記憶されてい
ない。
【0049】そして、前述したように、各担当者a1
2 ,a3 ,a4 ,a5 ,…は外部から新規の仕事が入
力すると、この仕事を複数のワークポイントWP1,W
P2,WP3に分割して、先頭のワークポイントWP1
に指定された担当者a1 が自己の端末12で先頭のワー
クポイントWP1に対する業務を実行して、成果物をフ
ォルダに入れて、伝送路11を介して自己が判断した次
の担当者a2 の端末12へ送信する。この場合、フォル
ダを送信先の担当者と自己を示す送信元の担当者を示す
IDを付加して送信する。
【0050】 すると、送受信部16で最初のフォルダ
を取込んで、フローID設定部17で、フロー名:A及
びフローID:Aが設定される。そして、自由経路記録
部18で取込んだフォルダを図7(b)に示すように、
フォルダバッファ25に一時格納する。その結果、フォ
ルダ情報メモリ23には、フォルダ名:A、フォルダI
D;A,現在位置:ワークポイントWP1が設定され
る。また、フォルダメモリ24内には、フォルダ名:
A、フォルダID;A、現在の成果物ファアルが記憶さ
れる。
【0051】そして、フロー定義部19は取込んだフロ
ーの一部を新規のフロー定義テーブル29へ初期登録す
る。その結果、図7(a)に示すように、新規のフロー
定義テーブル29にフロー名:A、フローID:Aが設
定され、ワークポイント担当者テーブル29aには、先
頭のワークポイントWP1及び担当者a1 が設定され
る。さらに、ワークポイント順序関係テーブル29bに
は、 START(開始)→WPIが設定される。
【0052】2番目の担当者a2 が2番目のワークポイ
ンWP2に対する処理を実行して成果物をフォルダに入
れて、自己が判断する3番目の担当者a3 の端末12へ
送信すると、この仕事に対するフロー名、フローIDは
既に登録済みであるので、フロー定義テーブル29の各
テーブル29a,29bに全体フローに対する今回の部
分のフローが追加して登録される。また、フォルタバッ
ファ25の記憶内容が今回のフォルダの情報で更新され
る。
【0053】そして、今回入力した仕事の最後のワーク
ポインタWP3を最後の担当者a3が処理を終了して、
この仕事を完了させると、終了情報(END )を付して作
成されたフォルダを伝送路12へ送出する。
【0054】すると、図7(b)に示すように、フォル
ダバッファ25には最終のフォルダ情報が記憶される。
さらに、フロー定義テーブル29内には、図7(a)に
示すように、 START(開始)から END(終了)まで入力
された仕事に対する完成されたフローが登録される。
【0055】そして、この新たに定義されたフローはフ
ロー管理部20で各カテゴリ(種別)に分類される。こ
の実施形態においては、新規に定義されたフローはカテ
ゴリ(種別)3に分類される。したがって、この新規に
定義されたフローは正規なフローとして、全ての担当者
が再利用可能となる。
【0056】このように構成されたワークフローシステ
ムにおいては、新規の仕事が発生した場合に、各担当者
aは該仕事の自己に割当てられた部分を実行して、自己
が判断した次の担当者へその成果物のフォルダを送信す
る。そして、最後にこのフォルダを受領した担当者がこ
の仕事を完了させると、自動的にフローが作成されたフ
ロー登録テーブル29に登録される。
【0057】したがって、新規の仕事が発生した場合
に、このワークフローシステムの管理者が該当仕事に対
するフローをマニュアル操作で定義してフロー定義テー
ブル29へ登録する必要はない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明のワークフロ
ーシステムにおいては、各担当者間で任意に実行される
フォルダの送受信を監視して、新規の仕事に関するフロ
ーを自動的に定義している。
【0059】したがって、システムの管理者が別途マニ
ュアル操作でフローを定義して登録する必要がなく、管
理者の負担を軽減できる。さらに、それ以降、同一仕事
に対しては先に自動作成したフローを用いることがで
き、システム全体の入力仕事に対する柔軟性を向上で
き、ひいてはシステム全体の処理効率を向上できる。
【0060】また、フロー定義部で定義された各フロー
を複数のカテゴリ(種別)に分類して登録して、カテゴ
リ(種別)に応じて、各フローを利用可能な担当者を制
限している。したがって、例えば正しく作成されていな
いフローや特殊なフローの再使用を制限することによっ
て、システム全体の信頼性を保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のワークフローシステム
の概略構成を示すブロック図
【図2】 同ワークフローシステムのワークフローサー
バ内に形成された担当者テーブルの登録内容を示す図
【図3】 同ワークフローサーバ内に形成されたフロー
定義テーブル及びフォルダバッファの記憶内容を示す図
【図4】 同ワークフローサーバ内に形成された種別テ
ーブルの登録内容を示す図
【図5】 同種別テーブルに登録された各条件の具体的
内容を示す図
【図6】 同ワークフローサーバ内に形成されたフロー
テーブルの登録内容を示す図
【図7】 同ワークフローサーバ内に形成されたフロー
定義テーブル及びフォルダバッファの記憶内容を示す図
【図8】 一般的なワークフローシステムの概略構成を
示すブロック図
【図9】 フローの一例を示す図
【符号の説明】
11…伝送路 12…端末 13…ワークフローサーバ 14…担当者管理部 16…送受信部 17…フローID付加部 18…自由経路記録部 19…フロー定義部 20…フロー管理部 21…フロー呼出部 22…制御部 23…フォルダ情報メモリ 24…フォルダメモリ 26…カテゴリ条件テーブル 27…カテゴリテーブル 28…種別テーブル 29…フロー定義テーブル 30…フローテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G06F 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された各担当
    者が操作する複数の端末とワークフローサーバとで構成
    され、仕事を複数のワークポイントに分割し、分割され
    た各ワークポイントの実行順序及び各ワークポイントの
    担当者をフローとして定義し、各ワークポイントにおけ
    る成果物をフォルダに入れて、このフォルダを前記定義
    されたフローに従って、前記各ワークポイントの担当者
    の端末へ順次移動させていくことによって前記仕事を実
    行するワークフローシステムにおいて、 前記各担当者の端末は、新規の仕事発生時に、他の端末
    から自己に送付されてきたフォルダの成果物に対して処
    理を行い、自己の担当者にて操作入力された次の担当者
    の端末へ、前記ネットワークの伝送路を介して、フォル
    、送信元担当者ID、送信先担当者IDを送信するフ
    ォルダ送信手段を有し、 前記ワークフローサーバは、 前記ネットワークの伝送路へ出力された各端末から次の
    端末へ送信されるフォルダ、送信元担当者ID、送信先
    担当者IDを順次取込むフォルダ情報取込手段と、 このフォルダ情報取込手段で順次取込まれたフォルダ、
    送信元担当者ID、送信先担当者IDに基づいて前記新
    規の仕事に対する 新規のフローを定義していくフロー定
    義部とを有することを特徴とするワークフローシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ワークフローサーバは、 フローの種別毎に該当種別のフローにおける各ワークポ
    イントの担当者の条件を記憶するカテゴリ条件テーブル
    と、 フローの種別毎に該当種別のフローの利用可能な担当者
    の条件を記憶するカテゴリテーブルと、 前記フロー定義部で定義された各フローを、前記カテゴ
    リ条件テーブルの担当者の条件に従って、複数の種別に
    分類するフロー分類手段と、 このフロー分類手段で分類された複数のフローの種別毎
    、前記カテゴリテーブルの担当者の条件に従って、
    当種別のフローの利用可能な担当者を制限するフロー利
    用制限手段とを有することを特徴とする請求項1記載の
    ワークフローシステム。
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