JP3483838B2 - マルチキャリア伝送装置 - Google Patents

マルチキャリア伝送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル移動体
通信システムに用いられるマルチキャリア変調方式を用
いた通信装置に関し、特に、OFDM(Orthogonal Fre
quency DivisionMultiplexing)変調方式を用いたOF
DM通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送速度の高い無線通信を行う場合に
は、シンボル周期が短くなるのに伴い、マルチパス遅延
波の影響が大きくなり受信信号品質は劣化する。このマ
ルチパス遅延波による受信信号品質の劣化に対しては、
マルチキャリア変調を行うことが有効である。マルチキ
ャリア変調では、IDFT(逆離散フーリエ変換:Inve
rse Discrete Fourier Transform)回路を用いて複数の
直交関係にあるサブキャリアを一括変調して多重するO
FDM変調方式が代表的である。
【0003】マルチキャリア変調では、各サブキャリア
が重なり合うことにより、マルチキャリア信号にピーク
電圧が発生することがある。この場合、ピーク電圧が後
段のアナログ回路のダイナミックレンジを越えると、送
信信号に非線型の歪みが生じるため帯域外への不要輻射
が発生し、他ユーザや他システムに対して干渉を与える
という問題がある。また、非線形歪みにより各サブキャ
リア間での相互干渉が発生し誤り率特性が劣化するとい
う問題もある。これらの問題に対しては、マルチキャリ
ア信号のピーク電圧発生部分を抑圧するクリッピングが
知られている。
【0004】しかし、クリッピングは非線型な信号変換
処理であるため、帯域外への不要輻射を発生させたり、
各サブキャリア間の相互干渉を引き起こして符号誤りを
発生させるという問題が生じる。
【0005】この問題を解決する手段として、特開平1
1−74862号公報に「マルチキャリア信号伝送装
置」が開示されている。上記特開平11−74862号
公報に記載の発明は、マルチキャリア信号の最大値をシ
ンボル毎に検出し、その大きさに応じて対応するマルチ
キャリア信号をそのシンボルの最大振幅箇所以外の箇所
も含めて均等に抑圧することによりピーク電圧を抑圧し
ている。この際、抑圧処理は振幅を定数倍することによ
り行うが、この定数倍操作は線形操作であり、クリッピ
ングを用いる技術に見られるキャリア間の相互干渉を生
じないので、誤り率特性が劣化せず、帯域外への不要輻
射もない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマルチキャリア信号を均等に抑圧する技術では、マ
ルチキャリア信号全体を均等に抑圧するためマルチキャ
リア信号の電力レベルが全体に低くなる。したがって、
このマルチキャリア信号を所定の増幅率で増幅して送信
すると、受信側で信号対雑音電力比(SN比:Signal t
o Noise比)が低下するので、誤り率特性が劣化すると
いう問題がある。また、SN比の低下を防ぐために大き
な増幅率を有する増幅器を用いると、装置の大型化を招
き、装置が高価になるという問題がある。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、マルチキャリア信号をクリッピングする際におこ
る非線形歪みに起因する帯域外不要輻射や誤り率特性の
劣化を低減し、かつ、マルチキャリア信号を均等に抑圧
する際に生ずる電力レベルの低下に起因する誤り率特性
の劣化を低減して、ピーク電圧を抑圧することができる
マルチキャリア伝送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチキャリア
伝送装置は、マルチキャリア信号における閾値以上の電
力のピークを検出するピーク検出手段と、マルチキャリ
ア信号全体を均等に抑圧する均等抑圧手段と、前記ピー
ク検出手段により検出されたピークのピーク電圧発生部
分のみを抑圧するクリッピング手段とを具備し、前記ク
リッピング手段は帯域外不要輻射が許容値以下である範
囲にてピーク発生部分のみを抑圧するとともに、前記均
等抑圧手段は誤り率特性が許容できる範囲にてマルチキ
ャリア信号全体を抑圧することにより、前記ピークの電
力を前記閾値まで抑圧する構成を採る。
【0009】 この構成によれば、マルチキャリア信号
のピーク電圧発生部分のみを抑圧する際におこる非線形
歪みに起因する帯域外への不要輻射や誤り率特性の劣化
を低減し、かつ、OFDM信号を均等に抑圧する際に生
ずる電力レベルの低下に起因する誤り率特性の劣化を低
減することができる。
【0010】 また、この構成によれば、ピーク電圧発
生部分のみを抑圧するので、従来の均等抑圧のみを施す
場合と比較してピーク電力対平均電力比を小さくするこ
とができる。したがって、ダイナミックレンジの小さな
増幅器を用いて効率良く送信増幅を行うことができる。
さらに、ダイナミックレンジの小さな増幅器を用いて送
信増幅を行うことができるので、増幅器の小型化を図
り、価格を低く抑えることができる。
【0011】 本発明のマルチキャリア伝送装置は、上
記構成において、前記クリッピング手段は、前記均等抑
圧手段によりマルチキャリア信号全体が抑圧された後
に、前記ピーク電圧発生部分のみを抑圧することによ
り、前記ピークの電力を前記閾値まで抑圧する構成を採
る。
【0012】 また、本発明のマルチキャリア電送装置
は、上記構成において、前記均等抑圧手段は、前記クリ
ッピング手段により前記ピーク電圧発生部分のみが抑圧
された後に、マルチキャリア信号全体を抑圧することに
より、前記ピークの電力を前記閾値まで抑圧する構成を
採る。
【0013】この構成によれば、ピーク電圧発生部分の
みを抑圧する際におこるマルチキャリア信号の歪みに起
因する誤り率特性の劣化を低減し、かつ、マルチキャリ
ア信号を均等に抑圧する際に生ずる電力レベルの低下に
起因する誤り率特性の劣化を低減することができる。ま
た、この構成によれば、クリッピング幅は、帯域外不要
輻射あるいは相互干渉量が所定値以下になるようにあら
かじめ決められており、均等抑圧幅はクリッピング後信
号の最大値が閾値以下になるように自動的に定まるの
で、簡単に処理を行うことができる。
【0014】本発明の基地局装置は、上記マルチキャリ
ア伝送装置を備えた構成を採る。この構成によれば、マ
ルチキャリア信号のピーク電圧発生部分のみを抑圧する
際におこる非線形歪みに起因する帯域外への不要輻射や
誤り率特性の劣化を低減し、かつ、OFDM信号を均等
に抑圧する際に生ずる電力レベルの低下に起因する誤り
率特性の劣化を低減することができる基地局装置を提供
することができる。
【0015】本発明の通信端末装置は、上記マルチキャ
リア伝送装置を備えた構成を採る。この構成によれば、
マルチキャリア信号のピーク電圧発生部分のみを抑圧す
る際におこる非線形歪みに起因する誤り率特性の劣化を
低減し、かつ、OFDM信号を均等に抑圧する際に生ず
る電力レベルの低下に起因する帯域外への不要輻射や誤
り率特性の劣化を低減することができる通信端末装置を
提供することができる。
【0016】 本発明のマルチキャリア伝送方法は、
ルチキャリア信号における閾値以上の電力のピークを検
出するステップと、マルチキャリア信号全体を均等に抑
圧するステップと、検出されたピークのピーク電圧発生
部分のみを抑圧するステップとを具備し、帯域外不要輻
射が許容値以下である範囲にてピーク発生部分のみを抑
圧するとともに、誤り率特性が許容できる範囲にてマル
チキャリア信号全体を抑圧することにより、前記ピーク
の電力を前記閾値まで抑圧するようにした。
【0017】この方法によれば、マルチキャリア信号の
ピーク電圧発生部分のみを抑圧する際におこる非線形歪
みに起因する帯域外への不要輻射や誤り率特性の劣化を
低減し、かつ、OFDM信号を均等に抑圧する際に生ず
る電力レベルの低下に起因する誤り率特性の劣化を低減
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明者は、マルチキャリア信号
に発生するピーク電圧を抑圧する技術としてクリッピン
グ技術とマルチキャリア信号全体を均等に抑圧する技術
の双方に着目し、帯域外不要輻射と誤り率特性劣化の原
因であるクリッピングによる非線型な歪みと、誤り率特
性劣化の原因である均等抑圧によるSN比の劣化をいず
れも改善することが出来ることを見出して本発明をする
に至った。
【0019】すなわち、本発明の骨子は、ピーク電圧が
発生しているマルチキャリア信号を均等に抑圧するとと
もにピーク電圧発生部分をクリッピングすることによ
り、ピーク電圧を所望の値まで抑圧し、かつ、SN比の
低減を防ぐことである。これにより、帯域外不要輻射の
低減と誤り率特性を向上とを同時に達成することができ
る。
【0020】以下、本発明の各実施形態について添付図
面を参照して説明する。 (実施の形態1)実施の形態1では、マルチキャリア変
調の一例としてOFDM変調を用いた場合について説明
する。本実施の形態のマルチキャリア伝送装置では、ま
ずOFDM信号を均等抑圧し、次いで、ピーク電圧発生
部分をクリッピングする。
【0021】図1は、本発明の実施の形態1に係るマル
チキャリア伝送装置の構成を示すブロック図である。こ
の図に示すマルチキャリア伝送装置は、送信データをデ
ィジタル変調部101でディジタル変調し、S/P変換
部102で並列信号に変換し、IDFT部103でID
FT(逆離散フーリエ変換:Inverse Discrete Fourier
Transform)処理し、P/S変換部104で直列信号
(OFDM信号)に変換し、ピーク抑圧部105で抑圧
処理して送信信号を生成する。
【0022】ピーク抑圧部105は、ピーク検出回路1
06と均等抑圧回路107とクリッピング回路108と
を具備して構成される。ピーク抑圧部105は、P/S
変換部104より抑圧を必要とするOFDM信号が入力
されると、そのOFDM信号を均等に抑圧し、さらにク
リッピングしてピーク電圧を抑圧する。
【0023】ピーク検出回路106は、P/S変換部1
04から出力されるOFDM信号の電力の最大値を検出
し、その最大値が抑圧を必要とするか否かを判断するた
めに閾値判定を行う。すなわち、OFDM信号の電力の
最大値(以下、単に「信号最大値」という)が送信増幅
器の最大許容電力より大きく、他局への干渉を引き起こ
す場合には抑圧が必要であり、逆に、信号最大値が最大
許容電力より小さく、他局への干渉を引き起こさない場
合には抑圧が不要なので、送信増幅器の最大許容電力や
他局への干渉を引き起こす電力値を考慮して定められる
閾値で閾値判定を行って、抑圧の要否を判断する。本明
細書では、抑圧を必要とすると判断された場合のOFD
M信号の電力の最大値をピーク電圧という。
【0024】均等抑圧回路107は、ピーク検出回路1
06での閾値判定結果を参照してOFDM信号を均等抑
圧幅だけ均等に抑圧する。すなわち、ピーク検出回路1
06がOFDM信号を抑圧する必要があると判断する場
合には、均等抑圧回路107は、OFDM信号を所定の
割合だけ線形処理で均等に抑圧し、抑圧したOFDM信
号をクリッピング回路108に出力する。逆に、ピーク
検出回路106の判定結果よりOFDM信号を抑圧する
必要がないと判断する場合には、OFDM信号をそのま
まクリッピング回路108に出力する。なお、均等に抑
圧するとは、ピーク電圧発生部分だけではなくOFDM
信号全体の振幅を定数倍することにより、OFDM信号
を均等に抑圧することをいう。クリッピング回路108
は、均等抑圧回路107より出力されたOFDM信号の
ピーク電圧発生部分を抑圧するクリッピング処理を行っ
て送信信号を生成する。
【0025】次に、以上のように構成されたマルチキャ
リア伝送装置の動作を説明する。マルチキャリア伝送装
置では、送信データが、ディジタル変調部101でディ
ジタル変調され、S/P変換部102で並列信号に変換
され、IDFT部103でIDFT処理され、P/S変
換部104で直列信号(OFDM信号)に変換され、抑
圧部105で抑圧処理されて、送信信号が得られる。送
信信号は、直交変調されてアンテナから送信される。
【0026】次いで、ピーク抑圧部105の動作につい
て説明する。ピーク検出回路106では、P/S変換部
104から出力されるOFDM信号の電力の最大値が検
出され、OFDM信号が抑圧を必要とするか否かを判断
するために信号最大値が閾値判定される。均等抑圧回路
107では、ピーク検出回路106でOFDM信号が抑
圧を必要とすると判断された場合にOFDM信号が均等
に抑圧されて、クリッピング回路108に出力される。
この均等に抑圧する処理は線形処理であるので、時間に
対する電力波形の形状は抑圧前の電力波形の形状と同じ
となり、OFDM信号の電力波形に非線型の歪みは生じ
ない。クリッピング回路108では、均等抑圧回路10
7より出力されたOFDM信号のうち閾値より大きい部
分(ピーク電圧発生部分)がクリッピングされる。この
クリッピングは、非線形歪みによる帯域外不要輻射が許
容値以下になる程度に行われる。なお、この閾値は、送
信増幅器の最大許容電力や他局への干渉を引き起こす電
力値を考慮して定められ、OFDM信号をこの閾値以下
に抑圧した場合に、送信増幅器における信号の歪みを抑
えることができ、さらに、他局への干渉も防止すること
ができる。
【0027】次いで、図2を参照してOFDM信号に対
する抑圧処理について説明する。P/S変換部104よ
り出力されたOFDM信号S1には、ピーク電圧が発生
している。このOFDM信号S1は、均等抑圧回路10
7において均等抑圧幅だけ均等に抑圧されてOFDM信
号S2となる。この均等抑圧幅は、信号を均等に抑圧す
る際に電力レベルが低下し、誤り率特性が劣化すること
を考慮し、この誤り率特性の劣化がシステム又はサービ
スにおいて許容される範囲に収まるように、システムに
おいて予め設定される。
【0028】OFDM信号S2は、クリッピング回路1
08でピーク電圧発生部分がクリッピング幅だけ抑圧さ
れて(クリッピングされて)OFDM信号S3となる。
このクリッピング幅は、クリッピングによりOFDM信
号に非線型の歪みが発生することにより帯域外への放射
や相互干渉が起こって誤り率特性が劣化することを考慮
し、この誤り率特性がシステム又はサービスにおいて許
容される範囲に収まるように予め設定される。
【0029】これにより、OFDM信号S3は閾値以下
の値を取るので、OFDM信号S3の電力は送信増幅器
の最大許容電力より小さくなる。また、OFDM信号を
無線周波数に変換して送信しても他局への干渉を引き起
こさない。
【0030】均等抑圧幅とクリッピング幅との和は、ピ
ーク電圧と閾値との差分に等しい。したがって、所定の
ピーク電圧のもとでは、均等抑圧幅とクリッピング幅と
は、一方を増やせばもう一方が減り、一方が減ればもう
一方が増える関係にある。したがって、均等抑圧幅及び
クリッピング幅は、上述した均等抑圧幅及びクリッピン
グ幅それぞれ個別の要素に加えて、互いの関係も考慮し
てシステム又はサービスにおいて好適な値を設定する。
【0031】このように、本実施の形態によれば、OF
DM信号を、まずピーク電圧が閾値よりもクリッピング
幅だけ大きな値を取るように抑圧し、次いで、閾値を超
えている部分をクリッピングすることにより、クリッピ
ングの際におこるOFDM信号の歪みに起因する誤り率
特性の劣化を低減し、かつ、OFDM信号を均等に抑圧
する際に生ずる電力レベルの低下に起因する誤り率特性
の劣化を低減することができる。
【0032】また、クリッピングによってピーク電圧発
生部分を抑圧するので、従来の均等抑圧のみを施す場合
と比較してピーク電力対平均電力比(PAPR:Peak P
owerto Average Ratio)を小さくすることができる。し
たがって、ダイナミックレンジの小さな増幅器を用いて
効率良く送信増幅を行うことができる。さらに、ダイナ
ミックレンジの小さな増幅器を用いて送信増幅を行うこ
とができるので、増幅器の小型化を図り、価格を低く抑
えることができる。
【0033】(実施の形態2)本実施の形態は、実施の
形態1の変形例であり、OFDM信号にクリッピングを
行ってから、クリッピング後のOFDM信号を均等に抑
圧する実施形態である。すなわち、OFDM信号にクリ
ッピングを施してから均等に抑圧する処理を行う点で、
実施の形態1と相違する。以下、図3を参照して、本実
施の形態に係るマルチキャリア伝送装置について説明す
る。図3は、本発明の実施の形態2に係るマルチキャリ
ア伝送装置のピーク抑圧部の構成を示すブロック図であ
る。なお、図3において、ピーク抑圧部以外の構成は実
施の形態1に係るマルチキャリア伝送装置と同じなので
記載を省略する。
【0034】ピーク抑圧部201は、ピーク検出回路2
02とクリッピング回路203と均等抑圧回路204と
を具備して構成される。ピーク抑圧部201は、送信増
幅器において発生する非線型の歪みを低減し、他局への
干渉を低減するようにOFDM信号を抑圧する。
【0035】ピーク検出回路202は、P/S変換部1
04から出力されるOFDM信号の電力の最大値を検出
し、その最大値が抑圧を必要とするか否かを判断するた
めに閾値判定を行う。クリッピング回路203は、ピー
ク検出回路202での閾値判定結果を参照してP/S変
換部104から出力されたOFDM信号のピーク電圧発
生部分を予め設定されたクリッピング幅だけ抑圧するク
リッピング処理を行い、クリッピング処理したOFDM
信号を均等抑圧回路204に出力する。均等抑圧回路2
04は、クリッピング回路203から出力されたOFD
M信号を均等抑圧幅だけ均等に抑圧する。
【0036】次に、以上のように構成されたピーク抑圧
部201の動作について説明する。ピーク検出回路20
2では、P/S変換部104から出力されるOFDM信
号の電力の最大値が検出され、OFDM信号が抑圧を必
要とするか否かを判断するために最大値が閾値判定され
る。クリッピング回路203では、ピーク検出回路20
2でOFDM信号が抑圧を必要とすると判定された場合
に、OFDM信号のピーク電圧発生部分がクリッピング
幅だけ抑圧される。均等抑圧回路204では、クリッピ
ング回路203より出力されたOFDM信号が均等に抑
圧される。この抑圧処理は、一定区間ごとにOFDM信
号全体に対して行う線形処理であるので、OFDM信号
に非線型の歪みが生じない。
【0037】ここで、図4を参照して本実施の形態にお
けるOFDM信号に対する抑圧処理について説明する。
P/S変換部104より出力されたOFDM信号S1′
には、ピーク電圧が発生している。このOFDM信号S
1′は、クリッピング回路203において、ピーク電圧
発生部分がクリッピング幅の分だけ抑圧されて(クリッ
ピングされて)OFDM信号S2′となる。OFDM信
号S2′は、均等抑圧回路204において、均等抑圧幅
だけ均等に抑圧されてOFDM信号S3′となる。この
場合の均等な抑圧は、振幅を定数倍することにより行う
線形処理である。なお、クリッピング幅は、帯域外不要
輻射あるいは相互干渉量が所定値以下になるようにあら
かじめ設定されている。一方、均等抑圧幅は、均等抑圧
回路204において、クリッピング後信号の最大値がピ
ーク検出回路202に設定されている閾値以下になるよ
うに設定される。
【0038】このように、本実施の形態によれば、OF
DM信号を、まずクリッピング幅だけクリッピングし、
次いで、最大値が閾値よりも小さくなるように抑圧する
ことにより、クリッピングの際におこるOFDM信号の
歪みに起因する誤り率特性の劣化を低減し、かつ、OF
DM信号を均等に抑圧する際に生ずる電力レベルの低下
に起因する誤り率特性の劣化を低減することができる。
【0039】また、クリッピング幅は、帯域外不要輻射
あるいは相互干渉量が所定値以下になるようにあらかじ
め設定されており、均等抑圧幅はクリッピング後信号の
最大値が閾値以下になるように設定されるので、簡単に
処理を行うことができる。
【0040】また、クリッピングによってピーク電圧発
生部分を抑圧するので、従来の均等抑圧のみを施す場合
と比較してピーク電力対平均電力比を小さくすることが
できる。したがって、ダイナミックレンジの小さな増幅
器を用いて効率良く送信増幅を行うことができる。さら
に、ダイナミックレンジの小さな増幅器を用いて送信増
幅を行うことができるので、増幅器の小型化を図り、価
格を低く抑えることができる。
【0041】なお、ピーク電圧発生部分の抑圧方法とし
ては、クリッピングのほかに重み付け関数をピーク電圧
発生部分およびピーク電圧発生部分周辺にのみ乗算する
方法もある。適切な重み付け関数を用いることにより、
クリッピングよりもさらに帯域外不要輻射や相互干渉を
低減することができるので、均等抑圧幅をさらに小さく
することができ、より効率よく伝送を行うことができ
る。
【0042】なお、上記各実施の形態においては、OF
DM変調方式をマルチキャリア変調方式の例に挙げて説
明したが、本発明はこれに限られず、如何なるマルチキ
ャリア変調方式を用いても良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マルチキャリア信号のピーク電圧発生部分のみを抑圧す
る際におこる非線形歪みに起因する帯域外への不要輻射
や誤り率特性の劣化を低減し、かつ、OFDM信号を均
等に抑圧する際に生ずる電力レベルの低下に起因する誤
り率特性の劣化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア伝
送装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるOFDM信号に
対する抑圧処理について説明する図
【図3】本発明の実施の形態2に係るマルチキャリア伝
送装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2におけるOFDM信号に
対する抑圧処理について説明する図
【符号の説明】
103 IDFT部 105、201 ピーク抑圧部 106、202 ピーク検出回路 107、204 均等抑圧回路 108、203 クリッピング回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 11/00 H04J 1/00 - 1/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチキャリア信号における閾値以上の
    電力のピークを検出するピーク検出手段と、マルチキャ
    リア信号全体を均等に抑圧する均等抑圧手段と、前記ピ
    ーク検出手段により検出されたピークのピーク電圧発生
    部分のみを抑圧するクリッピング手段とを具備し、前記
    クリッピング手段は帯域外不要輻射が許容値以下である
    範囲にてピーク発生部分のみを抑圧するとともに、前記
    均等抑圧手段は誤り率特性が許容できる範囲にてマルチ
    キャリア信号全体を抑圧することにより、前記ピークの
    電力を前記閾値まで抑圧することを特徴とするマルチキ
    ャリア伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記クリッピング手段は、前記均等抑圧
    手段によりマルチキャリア信号全体が抑圧された後に、
    前記ピーク電圧発生部分のみを抑圧することにより、前
    記ピークの電力を前記閾値まで抑圧することを特徴とす
    る請求項1記載のマルチキャリア伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記均等抑圧手段は、前記クリッピング
    手段により前記ピーク電圧発生部分のみが抑圧された後
    に、マルチキャリア信号全体を抑圧することにより、前
    記ピークの電力を前記閾値まで抑圧することを特徴とす
    る請求項1記載のマルチキャリア伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のマルチキャリア伝送装置を備えたことを特徴とする基
    地局装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のマルチキャリア伝送装置を備えたことを特徴とする通
    信端末装置。
  6. 【請求項6】 マルチキャリア信号における閾値以上の
    電力のピークを検出するステップと、マルチキャリア信
    号全体を均等に抑圧するステップと、検出されたピーク
    のピーク電圧発生部分のみを抑圧するステップとを具備
    し、帯域外不要輻射が許容値以下である範囲にてピーク
    発生部分のみを抑圧するとともに、誤り率特性が許容で
    きる範囲にてマルチキャリア信号全体を抑圧することに
    より、前記ピークの電力を前記閾値まで抑圧することを
    特徴とするマルチキャリア伝送方法。
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