JP3466605B1 - 給油所システム - Google Patents

給油所システム

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JP3466605B1
JP3466605B1 JP2002373833A JP2002373833A JP3466605B1 JP 3466605 B1 JP3466605 B1 JP 3466605B1 JP 2002373833 A JP2002373833 A JP 2002373833A JP 2002373833 A JP2002373833 A JP 2002373833A JP 3466605 B1 JP3466605 B1 JP 3466605B1
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純一 北尾
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株式会社富永製作所
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Abstract

【要約】 【課題】 カード詰まりが生じた後の処理を確実に行う
給油所システムを提供する。 【解決手段】 制御手段は、板状記憶媒体がリードライ
タの挿入口から挿入されると、給油前において、かつ、
板状記憶媒体に残高の記録をする前に、板状記憶媒体に
使用の開始データを記録させる。一方、板状記憶媒体が
リードライタの挿入口から返却される前において、給油
後、かつ、残高を記録した後に、板状記憶媒体に使用の
終了データを記録させる。読み取られた開始データおよ
び/または終了データに基づいて、前回の使用時に、開
始データおよび/または終了データが記録されたか否か
を判別する判別手段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてセルフサ
ービス方式の給油所システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその欠点】一般に、磁気カードの読
み書きを行うリードライタは、図5および図6に示すよ
うに、カードを複数回往復搬送することにより読み書き
を行う。セルフサービス方式の給油所システムでは、給
油装置に前記リードライタを設け、プリペイドカードや
リライトカードを使えるようにしたものが多い。
【0003】給油装置は屋外に設置されるので、砂ぼこ
りや異物がリードライタ内に侵入し、これがカード詰ま
りを生じさせる要因となる。また、給油には数分の時間
を要するので、カードの搬送が数分間停止するため、リ
ードライタ内にカードが詰まり易くなる。
【0004】前記カード詰まりが生じた場合には、リー
ドライタを開いてカードを取り出す。しかし、カードに
残高を書き込む前に、カード詰まりが生じた場合には、
カードに記録された残高と、実際の残高との間に食い違
いが生じる。かかる食い違いは、給油所の信用問題に発
展しかねない重要な問題である。
【0005】したがって、本発明の目的は、カード詰ま
りが生じた後の処理を確実に行うことである。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】前記目的を達
成するために、本発明は、送油用のポンプと、給油量を
計量する流量計と、給油用の給油ノズルとを有する給油
装置を複数台備えた給油所システムであって、給油量ま
たは給油金額を含む給油予定情報を入力するための給油
予定情報入力手段と、板状記憶媒体の残高の読み取りお
よび書き換えを行うリードライタと、前記板状記憶媒体
が前記リードライタの挿入口から挿入されると、給油前
において、かつ、前記板状記憶媒体に残高の記録をする
前に、前記板状記憶媒体に使用の開始データを記録さ
せ、前記板状記憶媒体が前記リードライタの挿入口から
返却される前において、給油後、かつ、前記残高を記録
した後に、前記板状記憶媒体に使用の終了データを記録
させる制御手段と、読み取られた開始データおよび/ま
たは終了データに基づいて、前回の使用時に、開始デー
タおよび/または終了データが記録されたか否かを判別
する判別手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】給油を行う際には、まず、板状記憶媒体
(以下、単に「カード」という)をリードライタのカー
ド挿入口から挿入する。挿入されたカードは、リードラ
イタにより記録内容が読み取られた後、開始データが書
き込まれる。その後、前記入力手段などから所定の操作
を行うことで給油予定情報に従って給油が行われる。給
油が行われると、当該給油に応じた給油データが記憶部
に記憶され、給油後に当該給油に応じた残高などのデー
タがカードに記録されると共に、終了データがカードに
記録される。
【0008】今、前記開始データがカードに記録された
後、前記終了データがカードに記録されるまでの間にお
いて、カードがリードライタに詰まると、カード詰まり
の表示がなされ、給油所のサービスマンがリードライタ
を開いてカードを取り出す。サービスマンが取り出した
カードを再びリードライタに挿入し、終了データが書き
込まれていないと、カードが挿入口から返却され、給油
した内容に応じた残高と給油内容とに食い違いがあるこ
とを知ることができる。その後、サービスマンは異常モ
ードに設定し、前記記憶部に記憶した内容に基づいて、
カードの記録内容が書き換えられる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態を図面に
したがって説明する。 全体構成:図1(a)に示すように、セルフサービス方
式の給油所システムは、たとえば1台の管理装置20
と、複数台の給油装置10iを備えている。給油装置1
0iは、図示しないインターフェイスを介して管理装置
20に接続されている。後述するように、顧客は給油装
置10iにプリペイドカードや貨幣を投入した後に給油
を行い、該給油後に給油装置10iから返却されたプリ
ペイドカードや釣銭などを受け取る。前記管理装置20
は、前記給油装置10iの管理を行うものであり、たと
えばパソコンで構成されている。
【0010】給油装置:図2に示す前記給油装置10i
は、たとえば、マイコン(マイクロコンピュータ)11
からなる制御手段を備えている。前記マイコン11に
は、給油表示器12、貨幣識別手段13、カードリード
ライタ14、伝票発行手段15、釣銭発行機16、給油
機制御手段18および設定部19が、図示しないインタ
ーフェイスを介して接続されている。
【0011】前記マイコン11は、該マイコン11に接
続された前記各機器の制御や種々の演算を行うものであ
り、CPU(判別手段)11a、記憶部11bおよび計
時を行うタイマ11cを備えている。
【0012】図3は、前記給油装置10iの正面図であ
る。図3に示すように、前記設定部19には、たとえ
ば、液晶表示装置からなる表示手段17と、たとえば、
テンキーなどからなる入力手段19kが設けられてい
る。前記表示手段17は、後述するように、各種状態表
示や操作手順などの表示を行う。設定スイッチ19k
は、油種と、給油量または給油金額を含む給油予定情報
を入力するためのスイッチであり、給油予定情報入力手
段を構成している。
【0013】図2の前記給油機制御手段18には、たと
えば、「レギュラー」、「ハイオク」および「軽油」の
油種別に給油機18bおよび給油ノズル18aからなる
給油装置が接続されている。給油機18bは、それぞ
れ、送油用のポンプおよび給油量を計量する流量計を備
えており、給油用の給油ノズル18aに接続されてい
る。前記給油機制御手段18は給油機18bの制御を行
うものであり、前記給油予定情報に従って所定の油種の
給油ノズル18aからの給油を可能にすると共に、給油
量のカウントを行う。前記給油表示器12は、たとえ
ば、液晶表示装置からなり、前記給油ノズル18aから
給油された給油量の表示を行う。
【0014】CPU11aは、現金で給油を行う現金モ
ードの他に、カード3を使用して給油を行う通常モード
と、リードライタ14内で詰まったカード3について、
後述する後処理を行う異常モードとを備えている。
【0015】前記カードリードライタ14は、前記通常
モードにおいて、図4に示すプリペイドカード(板状記
憶媒体)3の読み取り、書き換えおよび印字を行うもの
である。図5に示すように、リードライタ14は、カー
ドの搬送経路の上下にそれぞれ印字ヘッド14bと磁気
ヘッド14cとを備えている。前記カード3は、図4
(a),(b)に示す磁気記録面30と、図4(c)に
示す裏面の印字領域を有しており、磁気記録面30を下
にして、図5のリードライタ14に挿入される。リード
ライタ14は、図示しないローラやベルトからなる搬送
装置を備えており、カード3がカード挿入口14a(図
3)から差し込まれると、リードライタ14はカード3
を図5における左右方向に反復して搬送しながら、前記
両ヘッド14b,14cの上下にカード3を通過させ、
当該カード3への読み出しや書き換え、印字を行う。
【0016】図4(a),(b)に示すように、カード
3の一面には磁気記録面30が設けられている。磁気記
録面30には、給油情報エリア30Aおよびフラグエリ
ア30Bが設けられている。給油情報エリア30Aに
は、カードNo. と共に、残高(預かり金額)、利用年月
日、時刻、給油量および油種などからなる給油データが
記録される。利用年月日は、給油を行った年月日であ
り、後述する給油時に、前記タイマ11cからの計時情
報に基づいて算出される。前記残高は、予め入金された
予納額から購入金額が減算された値である。前記カード
3を用いて給油を行う度に、給油情報エリア30Aに記
録された前回の前記給油データが消去されると共に、新
たな情報に書き換えられる(上書きされる。
【0017】一方、フラグエリア30Bは、カード3の
挿入方向X1の先頭に設けられており、所定のタイミン
グで終了データ「1」または開始データ「0」のうち、
いずれか一方に書き換えられる。カード3がカード挿入
口14aから挿入されると、給油前において、かつ、カ
ード3に残高の記録をする前に、フラグエリア30Bの
データが、図4(b)に示す開始データに書き換えられ
る。一方、カード3がカード挿入口14aから返却され
る前において、給油後、かつ、残高を記録した後には、
フラグエリア30Bのデータが、図4(a)に示す終了
データに書き換えられる。したがって、カード詰まりが
生じず、給油が正常に終了した場合には、カード挿入口
14aから返却されたカード3には、フラグエリア30
Bに終了データが記録されている。
【0018】図4(c)に示すように、カード3の他面
には印字領域が設けられている。印字領域には、利用月
日、投入金額、残高およびメッセージなどが順次印字さ
れる。印字領域には、最大n回の給油に伴うn回の印字
が可能になっている。
【0019】なお、図5(h)に示すリードライタ14
の上蓋14dは、開閉可能になっており、リードライタ
14内にカード3が詰まった場合には、上蓋14dを開
けてカード3を取り出すことが可能である。
【0020】図2の前記マイコン11は、前記給油が行
われる毎に、前記給油データにカードNo. および伝票N
o. (識別情報)を付し、前記管理装置20(図1)に
送信する。伝票発行手段15は、伝票排出口15aから
納品書や領収書などの発行を行う。
【0021】貨幣識別手段13は、紙幣挿入口13a
(図3)から投入された紙幣を識別するものであり、紙
幣の種類や枚数(個数)の判別を行う。釣銭発行機16
は、主として現金モードにおいて、釣銭の払い戻しを行
うものであり、釣銭支払口16a(図3)を備えてい
る。
【0022】給油方法:まず、通常モードについて、図
7に示すフローチャートを用いると共に、適宜、図5お
よび図6の動作図を参照しながら説明する。
【0023】通常モード:ステップS1で、顧客がカー
ド3をカード挿入口14aに挿入する(図5(a))
と、図5(b)に示すように、カード3が前方(奥方
向)X1に向って搬送され、ステップS2に進む。ステ
ップS2では、前記搬送中に図5(c)の磁気ヘッド1
4cが当該カード3の磁気記録面30に記録された情報
を読み取り、ステップS3Aに進む。
【0024】ステップS3Aでは、挿入された当該カー
ド3が本装置で使用できるカードであるか否かの判別を
行う。すなわち、前記ステップS2において、当該カー
ド3から記録情報が読み取れない場合や、読み取った記
録情報が本装置に使用する情報とは異なる場合には、ス
テップS15に進み、当該カード3をカード挿入口14
aから返却する(図6(o))。その他の場合には、C
PU11aが、前記給油情報エリア30Aから読み出し
た前記給油データを記憶部11bに記憶させた後、ステ
ップS3Bに進む。
【0025】ステップS3Bでは、図4(a),(b)
のフラグエリア30Bに記録されたデータが終了データ
「1」であるか否かの判別を行う。図4(a)に示すよ
うに、フラグエリア30Bに終了データが記録されてい
る場合には、ステップS4に進む。一方、図4(b)に
示すように、開始データ「0」が記録されている場合に
は、ステップS15に進み、当該カード3をカード挿入
口14aから返却する。
【0026】ここで、開始データは、前述のように、給
油前において、かつ、カード3に残高の記録をする前に
書き込まれる。一方、終了データは、給油後、かつ、残
高を記録した後に書き込まれる。したがって、当該カー
ド3に終了データが記録されていない場合(すなわち、
開始データのみが書き込まれている場合)には、カード
3に記録された給油データと実際の給油内容との食い違
いが生じている疑いがあると判別される。したがって、
カード3をカード挿入口14aから返却する際には、前
記表示手段17に「カードの記録内容が異常です。異常
モードに設定した後、カードを差し込んで訂正処理を行
って下さい。」などの警告表示を行うのが好ましい。
【0027】開始データ書込;ステップS4では、図5
(d)に示すように、前方X1に向って搬送されたカー
ド3が逆方向に反転され、図5(e)に示すように、後
方(カード挿入口14a方向)X2に向って搬送され
る。該搬送中に、磁気ヘッド14cが当該カード3のフ
ラグエリア30B(図3(b))のデータを開始データ
「0」を書き換え、ステップS5に進む。ステップS5
では、図5(f)に示すように、後方X2に搬送された
カード3が前方X1に反転して搬送される。前記搬送中
において、図5(g)に示すように、磁気ヘッド14c
が磁気記録面30に記録した情報を読み取った後、図5
(h)の停止位置P1でカード3を停止させる。CPU
11aは、当該読み出した情報とステップS4で書き込
んだ情報との照合を行い(データチェックを行い)、ス
テップS6に進む。なお、前記データチェックにおい
て、前記両情報が互いに異なる場合には、書き込みエラ
ーが発生したと判断し、前回のステップに戻り、再度書
き込みを行う。
【0028】ステップS6では、CPU11aがカード
3から読み出した残高を前記表示手段17に表示させて
ステップS7に進む。ステップS7では、顧客が設定ス
イッチ19kを用いて所定の操作を行い、前記給油予定
情報を設定入力すると、CPU11aが当該給油予定情
報を記憶部11bに記憶させてステップS8に進む。
【0029】ステップS8では、顧客が給油ノズル18
aを取ると、図示しないポンプを起動させるノズルスイ
ッチがONとなり、給油が可能になるのでノズルを車の給
油口に差し込み、ステップS9に進む。ステップS9で
は、給油機制御手段18が前記給油予定情報に従い、当
該油種の給油ノズル18aから所定量の燃料を吐出させ
ると共に、当該給油量をカウントしてステップS10に
進む。一方、前記給油表示器12には、当該供給中の油
量が随時更新表示される。ステップS10で給油が終わ
り、ノズル18aを元に戻すと前記ノズルスイッチがOF
F になり、前記ポンプが停止されてステップS11に進
む。一方、CPU11aは、当該給油量から購入金額を
算出すると共に、前記残高(予納額)から当該購入金額
を減算して新たな残高を算出する。一方、CPU11a
は、前記タイマ11cからの計時情報に基づいて利用年
月日および時刻を算出する。CPU11aは、今回の給
油量、購入金額および新たな残高に、前記利用年月日お
よび時刻を関連付けて、新たな給油データとして記憶部
11bに記憶させる。
【0030】終了データ書込;ステップS11では、給
油の完了まで、前記停止位置P1(図5(h))で停止
されていたカード3が、図6(i)に示すように、後方
X2に向って搬送され、磁気ヘッド14cによってフラ
グエリア30Bの記録内容が前記新たな給油データによ
って書き換えられる共に、前記フラグエリア30Bに終
了データ「1」が上書きされ、ステップS12に進む。
なお、図4(a)に示すように、フラグエリア30B
は、カード3の挿入方向X1の先頭に設けられている。
カード3は前述のように、後方X2に搬送されながら記
録されるので、終了データは新たな給油データの書き込
みの後に書き込まれる。
【0031】ステップS12では、図6(j)に示すよ
うに、カード3が前方X1に反転されて搬送され、該搬
送中に、図6(k)のように、磁気ヘッド14cが磁気
記録面30に記録された情報を読み取り、CPU11a
がデータチェックを行いステップS13に進む。ステッ
プS13では、図6(l)に示すように、カード3が後
方X2に反転され、図6(m)のように、印字ヘッド1
4bが該カード3の裏面に今回の給油データ(図4
(c))を印字し、ステップS14に進む。ステップS
14では、図6(n),(O)に示すように、カード3
が更に後方X2に向って搬送され、カード挿入口14a
から返却される。
【0032】異常モード;つぎに、カード詰まりが生じ
た場合について説明する。カード詰まりが生じると、前
記表示手段17に「カード詰まりが生じました。サービ
スマンを呼んで下さい。」などの警告表示がなされる。
顧客に呼ばれた給油所のサービスマンは、リードライタ
14の上蓋14d(図5(h))を開いて、詰まったカ
ード3を取り出す。サービスマンは、上蓋14dを閉じ
た後、所定の操作を行いCPU11aを異常モードに設
定すると、CPU11aが表示手段17に「今回の給油
に関する印字がされていない場合には、印字ボタンを押
してください。」等の表示を行わせる。サービスマン
は、取り出したカード3の印字領域を確認し、今回の給
油に関する印字内容が印字されていない場合には、所定
の印字ボタンを押した後、リードライタ14内で詰まっ
た当該カードをカード挿入口14aに再度挿入する。
【0033】以下、異常モードについて、図8のフロー
チャートを用いて説明する。ステップS20でサービス
マンがカード3をカード挿入口14aに挿入する(図5
(a))と、図5(b)に示すように、カード3が前方
(奥方向)X1に向って搬送され、ステップS21に進
む。ステップS21では、前記搬送中に図5(c)の磁
気ヘッド14cが当該カード3の磁気記録面30に記録
された記録情報を読み取り、ステップS22に進む。
【0034】ステップS22では、挿入された当該カー
ド3が本装置で使用できるカードであるか否かの判別を
行う。本装置で使用できないカード3である場合には、
ステップS26に進み、当該カード3をカード挿入口1
4aから返却する(図6(o))。その他の場合にはス
テップS23に進む。
【0035】ステップS23では、CPU11aが、カ
ード3から読み出されたカードNo.と、給油装置10i
の記憶部11bに記憶されている前回給油を行った給油
データのカードNo. との照合を行う。両カードNo. が一
致する場合には、ステップS24に進む。カードNo. が
互いに異なる場合には、ステップS26に進み、カード
3を返却する。
【0036】ステップS24では、図9に示すように、
前記記録情報に基づき4通りの処理が行われる。 工程No. 1(前回のカードデータ+終了データ);図5
(a)〜(d)の工程おいてカード3が詰まった場合に
は、給油情報エリア30Aには前回の給油データが記録
されていると共に、フラグエリア30Bには終了データ
が記録されている。したがって、かかる場合には、CP
U11aは、給油が行われる前にカード詰まりが生じた
と判別し、データの書き換えおよび印字を行わずに、カ
ード3をカード挿入口14aから顧客に返却する。一
方、CPU11aは表示手段17に、「給油を最初から
やり直して下さい。」等の表示を行わせる。
【0037】工程No. 2(前回のカードデータ+開始デ
ータ);図5(e)〜(h)の工程においてカード3が
詰まった場合には、給油情報エリア30Aには前回の給
油データが記録されている一方で、フラグエリア30B
には開始データが記録されている。ここで、前述のよう
に、給油の開始から完了まで、カード3は停止位置P1
で停止されているので、カード詰まりが生じるのは、給
油後のカード3の搬送(図6(i))以降である。した
がって、かかる場合には、CPU11aは、給油が完了
した後にカード詰まりが生じ、給油内容とカードの記録
内容との不一致が生じていると判別し、記憶部11bか
ら新たな給油データ(実際に給油された給油データ)を
読み出し、給油情報エリア30Aに当該新たな給油デー
タを更新記録させると共に、フラグエリア30Bには、
終了データ「1」を記録させる。一方、前記印字ボタン
がタッチされたか否かに拘わらず、当該給油データに基
づき、印字領域に今回の給油に対応する印字を行わせた
後、カード3を顧客に返却する。前記表示手段17に
は、「新たな給油データが記録されました。」等の表示
がなされる。
【0038】なお、記憶部11bに記憶されている新た
な給油データは、次回の通常モードのステップS8(図
7)まで記憶され、給油ノズル18aのノズルスイッチ
が入れられると消去され、次回の給油データに更新記憶
される。
【0039】工程No. 3(新カードデータ+終了データ
+印字ボタンON);図6(i)〜(l)の工程におい
てカード3が詰まった場合には、給油情報エリア30A
に新たな給油データが記録されていると共に、フラグエ
リア30Bに終了データが記録されている。ここで、前
述のように、フラグエリア30Bへの書き込みは、給油
情報エリア30Aへの書き込みの後になされる。そのた
め、フラグエリア30Bに終了データが記録されていれ
ば、該フラグエリア30Bよりも先に書き込まれた給油
情報エリア30Aには新たな給油データが記録されてい
ると判断される。一方、かかる場合において、前記印字
ボタンがタッチされている場合には、CPU11aは、
今回の給油に対応する印字がなされていないと判別し、
印字領域に今回の給油に対応する印字を行った後、カー
ド3を返却する。表示手段17には、「新たな給油情報
を印字しました。」等の表示がなされる。
【0040】工程No. 4(新カードデータ+終了データ
+印字ボタンOFF);図5(m)〜(o)の工程にお
いてカード3が詰まった場合には、給油情報エリア30
Aに今回給油した給油データが記録されていると共に、
フラグエリア30Bに終了データが記録されている。か
かる場合において、印字ボタンがタッチされていない場
合には、CPU11aは、給油が完了し、当該給油に対
応する新たな給油データが書き込まれていると共に、今
回の給油に対応する印字がなされていると判別し、カー
ド3にデータの書き換えおよび印字を行わずに、該カー
ド3を顧客に返却する。表示手段17には、後処理が正
常に終了した旨の表示がなされる。
【0041】前記後処理後、サービスマンがカード3を
カード挿入口14aから取り出すと、ステップS25に
進み、表示手段17に新たな残高が表示された後、異常
モードが終了し正常モードがスタートする。
【0042】なお、前述の実施形態では、開始データお
よび終了データのうち、いずれか一方のみのデータが記
録されているか否かに基づいて前記判別を行ったが、図
10に示すように、磁気記録面30に開始データと終了
データが記録されるデータエリア30C,30Dを設
け、両データの値に基づいて後処理を行うようにしても
よい。たとえば、給油を行う毎に開始データおよび終了
データの値をインクリメントし、両データの値が同じ値
である場合(図10(c))には、正常に新たな給油デ
ータが書き込まれていると判別するようにしてもよい。
なお、前記データとしては、印字領域への印字回数を用
いてもよい。
【0043】また、カード3を当該カード3が詰まった
給油装置10iとは別の給油装置に挿入した場合には、
当該カードNo. に対応する給油データを管理装置20か
ら当該給油装置に受信した後、前記後処理を行うように
してもよい。
【0044】また、図1(b)に示すように、表示器1
2、貨幣識別手段13、リードライタ14および伝票発
行手段15のうちの1以上の要素は、給油装置10Ai
ごとに設ければよく、構造物としては給油装置10Ai
と別体に設けてもよい。さらに、カード3としては、印
字面の書き換えが可能なリライトカードなどを用いても
よい。
【0045】また、図3の機構を両面に設けた装置にお
いては、前記釣銭発行機16を1台のみ設け、かかる1
台の釣銭発行機16から両側に設けた釣銭発行口16a
にそれぞれ釣銭を発行するようにしてもよい。さらに、
各給油装置10iごとに釣銭発行機16を設ける代わり
に、給油装置10iから釣銭引換券を発行し、給油装置
10iとは別に設置された釣銭引換装置から、当該釣銭
引換券に記録された金額の釣銭を支払うようにしてもよ
い。また、カード3を収納したカードストッカを設け、
釣銭を払い戻す必要がある場合には、釣銭引換券を発行
する代わりに、当該釣銭の金額に応じた残高を記憶させ
ると共に、印字領域に当該金額を印字したカード3を発
行するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
給油の前後に開始データと終了データとを記録し、判別
するようにしたので、給油中などにカードが詰まって
も、前記2つのデータに基づいて、給油がなされたか否
か、残高の更新を行ったか否かなどを正確に把握し、給
油された状況と残高などとの間に食い違いが生じないよ
うに、カードの記録内容を書き換えることが可能とな
る。
【0047】また、通常モードにおいて、終了データが
記録されていない場合にカードをリードライタの挿入口
から返却することで、前記食い違いの生じている事実を
サービスマンが直ちに知ることができると共に、食い違
いの生じたままのカードを使用できないようにして、事
態が複雑になるのを防止し得る。
【0048】また、異常モードにおいて、カードの記録
内容に応じた状態の表示や、異常処理の操作手順の表示
を行うようにすれば、異常時の操作が分かり易くなる。
【0049】さらに、実行した給油内容を記憶する記憶
部を給油装置などに設ければ、この記憶部の記憶内容を
読み出して、この読み出した内容に従ってリードライタ
に所定の記録を行わせることで、カードに食い違いがあ
る場合に容易かつ確実に食い違いを修正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明にかかるセルフサービス方式の
給油所システムを示す概略構成図、(b)は同変形例を
示す概略構成図である。
【図2】給油装置を示す概略構成図である。
【図3】給油装置を示す概略正面図である。
【図4】(a),(b)はプリペイドカードの記憶内容
を示す模式図、(b)は同カードの印字内容を示す正面
図である。
【図5】カードの読み取りおよび書き換え工程を示す工
程図である。
【図6】カードの書き換えおよび印字工程を示す工程図
である。
【図7】通常モードを示すフローチャートである。
【図8】異常モードを示すフローチャートである。
【図9】後処理の種別を示す図表である。
【図10】変形例の開始データおよび終了データの記録
方法を示すプリペイドカードの模式図である
【符号の説明】
3:プリペイドカード(板状記憶媒体) 10i:給油装置 11:マイコン(制御手段) 11a:CPU(判別手段) 11b:記憶部 13:貨幣識別手段 14:リードライタ 14a:カード挿入口 18a:給油ノズル 19:設定スイッチ(給油予定情報入力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−242840(JP,A) 特開 昭63−292292(JP,A) 特開 昭55−166370(JP,A) 特開 平6−348920(JP,A) 特開 平4−120684(JP,A) 特開 平3−134788(JP,A) 特開 平2−210594(JP,A) 特開 平11−238111(JP,A) 実開 平1−123278(JP,U) 特公 平6−52549(JP,B2) 特公 平6−30113(JP,B2) 特許3152801(JP,B2) 特許2747616(JP,B2) 特許2698999(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/14 G07F 7/08 G07F 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の給油用の給油ノズルを有する給油
    装置を複数台備えた給油所システムであって、 給油量または給油金額を含む給油予定情報を入力するた
    めの給油予定情報入力手段と、 板状記憶媒体の残高の読み取りおよび書き換えを行うリ
    ードライタと、 前記板状記憶媒体が前記リードライタの挿入口から挿入
    されると、給油前において、かつ、前記板状記憶媒体に
    残高の記録をする前に、前記板状記憶媒体に使用の開始
    データを記録させ、前記板状記憶媒体が前記リードライ
    タの挿入口から返却される前において、前記給油後、か
    つ、前記残高を記録した後に、前記板状記憶媒体に使用
    の終了データを記録させる制御手段と、 読み取られた開始データおよび/または終了データに基
    づいて、前回の使用時に、開始データおよび/または終
    了データが記録されたか否かを判別する判別手段と、前記給油装置に設けられ給油内容を記憶する記憶部とを
    備え、 前記制御手段は、前記板状記憶媒体を使用して給油を行
    う通常モードと、リードライタ内で詰まった前記板状記
    憶媒体についての処理を行う異常モードとを備え、 前記異常モードにおいて、前記板状記憶媒体が挿入され
    ると、当該板状記憶媒体から読み出されたカードNo.
    と、前記記憶部に記憶されている前回の給油を行った給
    油データのカードNo.との照合を行ない、 板状記憶媒体の給油情報エリアに前回の給油データが記
    録されている一方で、フラグエリアに開始データが記録
    されている場合は、前記記憶部から実際に給油された給
    油データを読み出し、前記給油情報エリアに当該実際に
    給油された給油データを更新記憶させると共に、前記フ
    ラグエリアに終了データを記録させるようにした給油所
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御手段は、前記異常モードにおいて、前記給油情
    報エリアに新たな給油データが記録されていると共にフ
    ラグエリアに終了データが記録されている場合 は、前記
    板状記憶媒体にデータの書き換えを行わずに前記挿入口
    から板状記憶媒体を返却するようにした給油所システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記リードライタは、前記板状記憶媒体に記憶させる磁
    気ヘッドと、前記板状記憶媒体に印字を行なう印字ヘッ
    ドとを備え、 前記制御手段は、前記異常モードにおいて、前記給油情
    報エリアに新たな給油情報が記録されていると共に、フ
    ラグエリアに終了データが記録されている場合は、前記
    板状記憶媒体の印字領域に前記新たな給油情報に対応す
    る印字を行なった後にカードを返却するようにした給油
    所システム。
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