JP3448252B2 - 送信器、パワー制御システム、及び、パワー制御方法 - Google Patents

送信器、パワー制御システム、及び、パワー制御方法

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JP3448252B2 JP37390599A JP37390599A JP3448252B2 JP 3448252 B2 JP3448252 B2 JP 3448252B2 JP 37390599 A JP37390599 A JP 37390599A JP 37390599 A JP37390599 A JP 37390599A JP 3448252 B2 JP3448252 B2 JP 3448252B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気通信システ
ムの受信器によって、送信器から受信されたパワーを制
御するためのパワー制御方法に関する。また、この発明
は、このパワー制御方法を実行するために用意されたパ
ワー制御システムにも関する。更に、本発明は、この方
法を実行するための送信器に関する。
【0002】
【従来の技術】電気通信システムは、例えば、以下の説
明でモバイルとも称されている移動無線装置と共に、無
線チャンネルによつて通信するために設けられた複数の
基地局から構成された無線ネットワークである。本発明
は、通信中の基地局によって伝送されたパワーに作用さ
せることで、モバイルによって受け取られれたパワーを
制御するようにした特定の用途を上述のような電気通信
ネットワークのダウンリンクの場合で見いだしたもので
ある。
【0003】ループ式パワー制御方法は、公知であり、
またこれがアップリンクの場合でも又はダウンリンクの
場合でも、電気通信システムの性能を改善するために使
用されている。それらの方法は、基本的に、受信器によ
って発生される指令情報のアイテムから、送信器によっ
て送信される信号のパワーを調節するものであり、その
送信器は、基地局か又はモバイルのいずれかであり、ま
た受信器は、それぞれ対応してモバイルか又は基地局の
いずれかとなっている。受信器によって送信される指令
情報は、受信器によって受信される信号が、例えば時間
と共に変化するフェージング等の、送信器と受信器との
間の伝送チャンネルによって発生される動揺から独立し
たパワーレベルに成っていると言ったものである。更
に、これらの方法は、送信器のパワー消費を最小にし且
つユーザ間の干渉を制限できるようにしている。
【0004】一般に、図1に見受けられるような電気通
信システムは、順方向チャンネル31を経て受信器20
に信号を送信する送信器10から構成されている。アイ
テム制御情報も、受信器20から送信器10に逆方向チ
ャンネル32を経て送信される。
【0005】従って、パワー制御方法は、受信器20に
よって受信されたパワーが最適の所望レベルになってい
るように送信器10の送信パワーを制御するようになっ
ている点を理解すべきである。
【0006】図1では、送信器10は、指標ηを有した
タイムスロットで信号を送信するが、その送信パワー
は、t(n)で示されている。順方向チャンネル31で
は、この信号は、時間と共に変化するパワー減衰c
(n)を受ける。受信器20は、かくして、パワーr
(n)が送信器10によって送信されるパワーの派生物
と順方向チャンネルの減衰とによって与えられる信号を
受信するが、パワーr(n)は次の関係によって与えら
れる。
【0007】r(n)=t(n)・c(n)
【0008】以下の説明では、大文字は、デシベルで表
現されたパワーの大きさを示すために使用される。かく
して、上記の関係は、次のように記載される。
【0009】R(n)=T(n)+C(n)
【0010】受信器20は、受信された信号R(n)の
パワーに基づいて、受信されたパワーR(n)と必要と
されるパワーとの間の比較の結果を表し、且つ、次い
で、逆方向チャンネル32を経て送信器10に送信され
る信号TC(n)を発生する。この信号TC(n)は、
以下の説明では、差信号と称されることになる。
【0011】簡便化のために、逆方向チャンネル32
は、送信器10によって送信される信号が受信器20に
よって受信される時間と、差信号RC(n)が送信器1
0によって受信される時間との間の全体でχの応答遅れ
を誘発することを考慮することにしている。その遅れχ
は、かくして、算定時間と、伝送時間と、同期化時間等
の合計である。この逆方向チャンネル32のエラーは、
エラーシーケンスe(n)の形で与えられることも考慮
することになる。かくして、送信器10によって受信さ
れる差信号RC(n)は、受信器20によって送信され
る差信号の関数として次のように記載される。
【0012】RC(n)=TC(n−χ)+e(n)
【0013】そのため、受信器20が、正しく作動する
ように、パワーR(n)は、必要とされるパワーRreq
にできるだけ近くなければならない。
【0014】現在のところ、一般に個別の値を持つ差信
号TC(n)は、デシベル数に対応しており、そのデシ
ベル数に従って、受信器20は、受信器20が受信する
パワーR(n)が必要とされるパワーRreq にできるだ
け接近するように送信器10によって送信されるパワー
t(n)を増減する必要がある事を推定している。
【0015】信号TC(n)は、次にQビットに渡って
量子化され受信時に気付くパワーの偏差の簡単な比較の
結果となる点に注目すべきである(Qは、1に等しく成
り得る)。それは、更に、パワー制御指令が送信器10
によって考慮される時間まで、遅れを積分する予測技術
の結果と成り得る。かくして、現在提案されている全て
の場合で、パワー制御指令信号TC(n)を発生する方
法が、受信器20で実行される。
【0016】無線電話ネットワークの基地局とモバイル
との間のダウンリンクの場合、送信器10と受信器20
は、各々、基地局とモバイルとなる。アップリンクの場
合、送信器10と受信器20は、各々、モバイルと基地
局となっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】無線の電気通信ネット
ワークでは、基地局は、干渉レベルを特に管理し、それ
自身のパワー消費について制御を行い、送信品質を提供
しなければならない。更に、制御方法は、各タイプのモ
バイルで使用されている技術から独立して実施されるこ
とが望ましい。これを行うために、その方法は、基地局
で実行されなければならない。しかし、従来技術の方法
を適用しても、基地局が送信器10の部分を演じ、モバ
イルが受信器20の部分を演じるダウンリンクの場合に
は上記のような実行はできない。
【0018】それで、基地局がダウンリンクのパワー制
御について制御できるように、一つの解決策は、全ての
モバイルの起点が何であろうとも全モバイルがそれを実
行するようにモバイルにおけるこの機能を標準化するこ
とになろう。
【0019】本発明は、モバイルによって受信され且つ
基地局によって送信されるパワーの制御ができるように
するパワー制御方法、送信器、及び、パワー制御システ
ムを提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、電気通信シ
ステムの送信器から送信されるパワーを制御するパワー
制御システムであって、信器に、上記受信器によって
受信されたパワーと必要とされるパワーとの差を示す差
信号を発生して、上記送信器に上記差信号を送信するパ
ワー偏差演算手段を設けるとともに、上記送信器に、パ
ワー変更指令信号(PC(n))を発生する処理手段
と、上記パワー変更指令信号(PC(n))を積分し
て、パワー指令信号(T(n),t(n))を出力する
積分手段と、上記パワー指令信号(T(n),t
(n))に基づいて送信されるパワーの指令を行うパワ
ー指令手段とを設け、上記処理手段が、上記受信器から
受信した上記差信号に基づいて、上記受信器によって受
信されるパワーと必要とされるパワーとの間の静的偏差
値(PC stat (n))を演算する静的偏差演算ユニ
ットと、上記受信器から受信した上記差信号と上記処理
手段によって以前に発生された上記パワー変更指令信号
とに基づいて、上記送信器と上記受信器との間の順方向
チャンネル応答の変動に対応した動的偏差値(PC
DYN-C (n))を求める動的偏差演算部と、上記処理手段
によって以前に発生された上記パワー変更指令信号に基
づいて、過去に送信された上記パワー変更指令信号によ
る上記受信器での受信パワーの変動に対応した動的偏差
値(PC DYN-T (n))を求める前送信動的偏差演算部
と、上記静的偏差演算ユニット、上記動的偏差演算部お
よび上記前送信動的偏差演算部から出力される偏差値を
重み付け加算して、上記パワー変更指令信号(PC
(n))を出力する重み付け合計ユニット、とを有して
いるパワー制御システムである。
【0021】また、上記送信器が、2つの特定値の間に
上記パワー変更指令信号(PC(n))の偏位移動を制
限し、制限されたパワー変更指令信号(QPC(n))
を上記積分手段に出力する制限手段を備えている。
【0022】また、上記動的偏差値(PC DYN-C (n))
を求める上記動的偏差演算部は、上記受信器から受信し
た上記差信号と上記処理手段によって以前に発生された
パワー変更指令信号(PC(n−x))とに基づいて、 PC DYN-C (n)=−g X (z)[RC(n)−f(z)PC(n
−x)]、 ここで、z−変換記数法に従って表現されて、g(z)
はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
-1 )に等しいz関数、また、xは上記送信器によって
送信された信号が上記受信器によって受信される時間と
上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
の合計遅れ時間、によって与えられる計算を実行するも
のである。
【0023】また、上記動的偏差値(PC DYN-C (n))
を求める上記動的偏差演算部は、上記受信器から受信し
た上記差信号と上記処理手段および上記制限手段によっ
て以前に発生されたパワー変更指令信号(QPC(n−
x))に基づいて、 PC DYN-C (n)=−g X (z)[RC(n)−f(z)QPC
(n−x)]、 ここで、z−変換記数法に従って表現されて、g(z)
はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
-1 )に等しいz関数、また、xは上記送信器によって
送信された信号が上記受信器によって受信される時間と
上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
の合計遅れ時間、によって与えられる計算を実行するも
のである。
【0024】また、上記動的偏差値(PC
DYN-T (n))を求める上記前送信動的偏差演算部は、
上記処理手段によって以前に発生されたパワー変更指令
信号(PC(x−1))に基づいて、 PC DYN-T (n)=−h(z)PC(x−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。
【数7】 によって与えられる計算を実行するものである。
【0025】また、上記動的偏差値(PC
DYN-T (n))を求める上記前送信動的偏差演算部は、
上記処理手段および上記制限手段によって以前に発生さ
れたパワー変更指令信号(QPC(n−x))に基づい
て、 PC DYN-T (n)=−h(z)QPC(x−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。
【数8】 によって与えられる計算を実行するものである
【0026】また、上記重み付け合計ユニットによって
実行される重み付け加算における重み付け係数が、予め
決定されるか又は上記送信器と上記受信器との間の送信
状態に従って決定される。
【0027】また、上記送信器が、デシベルで表現され
たパワー指令信号(T(n))を実際の値で表現された
パワー指令信号(t(n))に変換する変換手段を備え
ている。
【0028】また、この発明は、受信器と通信を行う電
気通信システムの送信器であって、上記受信器が受信し
たパワーと必要とされるパワーとの差を表す差信号を上
記受信器から受信する手段と、パワー変更指令信号(P
C(n))を発生する処理手段と、上記パワー変更指令
信号(PC(n))を積分して、パワー指令信号(T
(n),t(n))を出力する積分手段と、上記パワー
指令信号(T(n),t(n))に基づいて、送信パワ
ーを指令するパワー指令手段と、を備え、上記処理手段
が、上記受信器から受信した上記差信号に基づいて、上
記受信器によって受信されるパワーと必要とされるパワ
ーとの間の静的偏差値(PC stat (n))を演算す
る静的偏差演算ユニットと、上記受信器から受信した上
記差信号と上記処理手段によって以前に発生された上記
パワー変更指令信号とに基づいて、上記送信器と上記受
信器との間の順方向チャンネル応答の変動に対応した動
的偏差値(PC DYN-C (n))を求める動的偏差演算部
と、上記処理手段によって以前に発生された上記パワー
変更指令信号に基づいて、過去に送信された上記パワー
変更指令信号による上記受信器での受信パワーの変動に
対応した動的偏差値(PC DYN-T (n))を求める前送信
動的偏差演算部と、上記静的偏差演算ユニット、上記動
的偏差演算部および上記前送信動的偏差演算部から出力
される偏差値を重み付け加算して、上記パワー変更指令
信号(PC(n))を出力する重み付け合計ユニット、
を有している。
【0029】また、上記送信器が、2つの特定値の間に
上記パワー変更指令信号(PC(n))の偏位移動を制
限し、制限されたパワー変更指令信号(QPC(n))
を上記積分手段に出力する制限手段を備えている。
【0030】また、上記動的偏差値(PC DYN-C (n))
を求める上記動的偏差演算部は、上記受信器から受信し
た上記差信号と上記処理手段によって以前に発生された
パワー変更指令信号(PC(n−x))とに基づいて、 PC DYN-C (n)=−g X (z)[RC(n)−f(z)PC(n
−x)]、 ここで、z−変換記数法に従って表現されて、g(z)
はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
-1 )に等しいz関数、また、xは上記送信器によって
送信された信号が上記受信器によって受信される時間と
上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
の合計遅れ時間、によって与えられる計算を実行するも
のである。
【0031】また、上記動的偏差値(PC DYN-C (n))
を求める上記動的偏差演算部は、上記受信器から受信し
た上記差信号と上記処理手段および上記制限手段によっ
て以前に発生されたパワー変更指令信号(QPC(n−
x))に基づいて、 PC DYN-C (n)=−g X (z)[RC(n)−f(z)QPC
(n−x)]、 ここで、z−変換記数法に従って表現されて、g(z)
はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
-1 )に等しいz関数、また、xは上記送信器によって
送信された信号が上記受信器によって受信される時間と
上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
の合計遅れ時間、によって与えられる計算を実行するも
のである。
【0032】また、上記動的偏差値(PC
DYN-T (n))を求める上記前送信動的偏差演算部は、
上記処理手段によって以前に発生されたパワー変更指令
信号(PC(x−1))に基づいて、 PC DYN-T (n)=−h(z)PC(x−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。
【数9】 によって与えられる計算を実行するものである
【0033】また、上記動的偏差値(PC
DYN-T (n))を求める上記前送信動的偏差演算部は、
上記処理手段および上記制限手段によって以前に発生さ
れたパワー変更指令信号(QPC(n−x))に基づい
て、 PC DYN-T (n)=−h(z)QPC(x−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。
【数10】 によって与えられる計算を実行するものである
【0034】また、上記重み付け合計ユニットによって
実行される重み付け加算における重み付け係数が、予め
決定されるか又は上記送信器と上記受信器との間の送信
状態に従って決定される。
【0035】また、上記送信器が、デシベルで表現され
たパワー指令信号(T(n))を実際の値で表現された
パワー指令信号(t(n))に変換する変換手段を備え
ている。
【0036】また、電気通信システムの送信器から送信
されるパワーを制御する方法であって、上記受信器によ
って受信されたパワーと必要とされるパワーとの差を表
す差信号を上記受信器から上記送信器に送信する工程
と、上記送信器によって上記差信号を受信する工程と、
上記差信号に基づいて、上記受信器によって受信された
パワーと必要とされるパワーとの間の静的偏差値(PC
stat (n))を演算する工程と、上記差信号と以前
に発生されたパワー変更指令信号とに基づいて、上記送
信器と上記受信器との間の順方向チャンネル応答の変動
に対応した動的偏差値(PC DYN-C (n))を求める工程
と、以前に発生されたパワー変更指令信号に基づいて、
過去に送信された上記パワー変更指令信号による上記受
信器での受信パワーの変動に対応した動的偏差値(PC
DYN-T (n))を求める工程と、上記静的偏差値(PC
stat (n))、上記動的偏差値(PC DYN-C (n))
および(PC DYN-T (n))を重み付け加算して、上記パ
ワー変更指令信号(PC(n))を発生する工程と、上
記パワー変更指令信号(PC(n))を積分して、パワ
ー指令信号(T(n),t(n))を出力する工程と、
上記パワー指令信号(T(n),t(n))に基づい
て、送信されるパワーを指令する工程、とを備えてい
る。
【0037】また、上記パワー変更指令信号(PC
(n))の偏位移動を2つの特定値の間に制限すること
により、制限されたパワー変更指令信号(QPC
(n))を生成する工程をさらに備えている。
【0038】また、上記動的偏差値(PC DYN-C (n))
を求める工程は、上記受信器から受信した上記差信号と
上記処理手段によって以前に発生されたパワー変更指令
信号(PC(n−x))とに基づいて、 PC DYN-C (n)=−g X (z)[RC(n)−f(z)PC(n
−x)]、 ここで、z−変換記数法に従って表現されて、g(z)
はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
-1 )に等しいz関数、また、xは上記送信器によって
送信された信号が上記受信器によって受信される時間と
上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
の合計遅れ時間、によって与えられる計算を実行するも
のである。
【0039】また、上記動的偏差値(PC DYN-C (n))
を求める工程は、上記受信器から受信した上記差信号と
上記処理手段および上記制限手段によって以前に発生さ
れたパワー変更指令信号(QPC(n−x))に基づい
て、 PC DYN-C (n)=−g X (z)[RC(n)−f(z)QPC
(n−x)]、 ここで、z−変換記数法に従って表現されて、g(z)
はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
-1 )に等しいz関数、また、xは上記送信器によって
送信された信号が上記受信器によって受信される時間と
上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
の合計遅れ時間、によって与えられる計算を実行するも
のである。
【0040】また、上記動的偏差値(PC
DYN-T (n))を求める工程は、上記処理手段によって
以前に発生されたパワー変更指令信号(PC(x−
1))に基づいて、 PC DYN-T (n)=−h(z)PC(x−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。
【数11】 によって与えられる計算を実行するものである
【0041】また、上記動的偏差値(PC
DYN-T (n))を求める工程は、上記処理手段および上
記制限手段によって以前に発生されたパワー変更指令信
号(QPC(n−x))に基づいて、 PC DYN-T (n)=−h(z)QPC(x−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。
【数12】 によって与えられる計算を実行するものである
【0042】また、上記重み付け加算における重み付け
係数が、予め決定されるか又は上記送信器と上記受信器
との間の送信状態に従って決定される
【0043】また、デシベルで表現されたパワー指令信
号(T(n))を実際の値で表現されたパワー指令信号
(t(n))に変換する工程をさらに備えている。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【発明の実施の形態】実施の形態1.電気通信システム
の受信器によって受信され且つその送信器から送信され
る本発明のパワー制御方法は、受信器によって受信され
るパワーと必要とされるパワーとの間の差を表す差信号
を発生して、その差信号に基づいて、送信器によって送
信されるパワーを指揮することにある。その方法は、更
に、受信器側で差信号を発生し、それを送信器へ送信
し、また送信器によって受信器から受信された上記差信
号に基づき、また送信器で発生された少なくとも一つの
他の信号に基づいて上記送信器によって送信される上記
パワーにおける変化を表わすパワー変更信号を発生し、
また上記受信器によって送信される上記パワーを指揮す
るために上記パワー変更信号を積分するようにしている
ことを特徴としている。
【0048】以下の説明において、z−変換を使用する
根拠が明らかになろう。タイムスロット{0,1,…,
n,…}中に各々値{f(0),f(1),…,f(n),…}を取
る信号のz−変換は、複素数zの次の関数となっている
ことを注目すべきである。
【0049】F(z) = f(0)+f(1)/z+・・・+f
(n)/zn +・・・
【0050】χのタイムスロットの遅れ関数のz−変換
は、関数1/zx =z-xであることに注目すべきであ
る。
【0051】本発明は、図1に示されたタイプの電気通
信システムに適用される。このシステムは、従って、送
信器10と、順方向チャンネル31と、逆方向チャンネ
ル32と、受信器20とを有している。例えば、考慮さ
れている送信器10は、無線の電気通信ネットワークの
基地局で適合されており、また受信器20は、モバイル
で適合されている。
【0052】図2は、本発明に係るパワー制御方法の範
ちゅう内で実行される機能に関する受信器20の一実施
の形態を示している。受信器20は、受信された実際の
パワーr(n)の計測値をデシベルで表現された受信パ
ワー値R(n)に変換する変換ユニット21を有してい
る。また、受信器20は、デシベルで表現された受信パ
ワー値R(n)と目標パワー値Rtargetとの間の差とな
っているパワー偏差△R(n)を決定するパワー偏差演
算ユニット22を有している。
【0053】△R(n)=R(n)−Rtarget
【0054】目標パワーRtargetは、例えば、必要とさ
れるパワーRreq か、又は、パワー制御システムのエラ
ーマージン△Mが付加される必要パワーのいずれかとな
っている。これは、次に次のようになる。
【0055】Rtarget=Rreq +△M
【0056】受信器20は、更に、パワー偏差△R
(n)の値を量子化し、且つ或るビット数Qに渡って量
子化された差信号TC(n)を供給しようとする量子化
ユニット23を有している。例えば、単一の量子化ビッ
ト(Q=1)が使用され、量子化ユニット23の関数
は、次のように記載される。
【0057】 もし、△R(n)>0ならば、TC(n)=+y dB もし、△R(n)<0ならば、TC(n)=−y dB
【0058】ここで、yは所定のパワーレベルとする。
【0059】もし、ユニット23によって実行される量
子化が、単一ビットに渡って実行されれば、受信器20
の変換ユニット21を設ける必要はもはや無い点に注目
すべきである。かくして、本発明の実行によって、また
この場合の単一ビットに渡る量子化では、受信器20は
簡略化される。
【0060】図3は、本発明に係るパワー制御方法の範
ちゅう内で実行される関連した送信器10の一実施の形
態を示している。この実施の形態による送信器10は、
送信器10によって送信されるパワーの指令を行うため
のパワー指令ユニット11を設けている。このパワー
は、図1と一致して、t(n)によって示されている点
に注目すべきである。このパワー指令ユニット11は、
簡略化を考慮して、更にt(n)によって示されている
パワー指令信号が加えられる指令入力部を有している。
【0061】送信器10は、更に、閉ループ式パワー制
御アルゴリズムを実行し且つ特に、受信器20から受信
された差信号RC(n)に基づいて、しかし更に、送信
器10によって正確に知られる情報アイテムを表してい
る少なくとも一つの他の信号sにも基づいてパワー変更
指令信号PC(n)を送り出す処理ユニット12も有し
ている。一般に、この説明では、変数nはタイムスロッ
トを表しており、他に示されていない限り、現在のタイ
ムスロットを表している点に注目すべきである。
【0062】この他の信号sは、或る実施の形態では、
一つ以上の前のスロット中には、パワー変更指令信号P
C(n)とすることができる。このために、ユニット1
2は、パワー変更指令信号PC(n)が供給される(図
3で点線で示す)入力部を有することができる。
【0063】図3に示された実施の形態では、送信器1
0は、更に、パワー変更指令信号PC(n)を積分する
ことで送信パワー指令信号T(n)をデシベルで更新す
る積分ユニット13を有している。タイムスロット中に
送信されるパワーT(n)を指標nで指令する信号は、
前のタイムスロットn−1中に送信されるパワーT(n
−1)を指令する信号と、パワー変更指令PC(n)と
を考慮している。ユニット13の更新機能は、従って、
次の形で記載される。
【0064】T(n)=T(n−1)+PC(n)
【0065】z−変換を使うと、上式の関係は、以下の
ようになる。
【0066】T(n)=f(z)PC(n)
【0067】なお、この場合、f(z)=l/(l−z
-1)とする。
【0068】送信器10は、更に、デシベルで表現され
てユニット13によって送り出されるパワー指令信号T
(n)を、実際のパワーで表現されるパワー指令信号t
(n)に変換する変換ユニット14も設けている。
【0069】パワー変更指令信号PC(n)を計算し且
つ受信器20によって送信器10に送信するようにして
いて、従って、Qビットに渡って量子化される従来技術
の方法とは異なって、送信器10のユニット12によっ
て発生されるパワー変更指令信号PC(n)は、非量子
化度合で表現され、それは、次いで、ユニット12によ
って実行されるアルゴリズムにより大きな正確性を与え
る。
【0070】図4に示された、他の好適な実施の形態に
依れば、送信器10は、ユニット11、12、13、1
4の他に、制限ユニット15を有しており、その機能
は、パワー変更指令信号PC(n)の振幅が所定値の間
隔[a,b]を外れた値を取る場合に、そのパワー変更
指令信号PC(n)を切頭するものである。かくして、
ユニット15は、パワー変更指令信号PC(n)の偏位
移動を2つの値aとbの間に制限する。このユニット1
5は、送信時のノイズが情報RC(n)の信頼性を大き
く低下させた時にアルゴリズムが外れるのを防止する。
ユニット15の出力値QPC(n)は、従って、次のよ
うに成る。
【0071】a<=QPC(n)<=b
【0072】ここで、値aとbは、一定にされるが(一
般に、a=−3dB、b=+3dB)、しかし更に伝送
条件(または伝送状態、conditions)に応じて選択され
る。
【0073】図3に示された実施の形態のように、タイ
ムスロット中に送信されるパワーT(n)を指標nで指
令する信号は、前のタイムスロットn−1中に送信され
るパワーT(n−1)を指令する信号と、パワー変更指
令信号QPC(n)を考慮している。ユニット12の更
新機能は、従って次の形で記載される。
【0074】T(n)=T(n−1)+QPC(n)
【0075】z−変換を用いると、この関係は以下のよ
うになる。
【0076】T(n)=f(z)QPC(n)
【0077】ここで、f(z)=1/(1−z-1)とす
る。
【0078】以下に、処理ユニット12の好適な実施の
形態が提案されており、その構造は、図5に示されてい
る。
【0079】図5に示されている処理ユニット12は、
その3つの各々の入力部で、静的偏差PCstat(n)を
表した信号と、順方向チャンネルによる動的偏差を表し
た信号PCDYN-C (n)と、送信による動的偏差を表し
た信号PCDYN-T (n)とを受信して、それらを重み付
けしながら加算して、パワー変更指令信号PC(n)を
出力する重み付け合計ユニット121を有している。
【0080】静的偏差値PCstat(n)は、一方で現在
のスロットnの前でx個のスロットで到来するタイムス
ロット中に受信器20によって受信されるパワーR(n
−χ)と、他方で目標パワーRtargetとの間の差となっ
ている。例えば、それは、過去における順方向チャンネ
ル31によるパワー変動によって惹起される。
【0081】動的偏差値に関しては、これは、受信され
た差信号RC(t)が考慮される時間に相当した瞬間t
に、受信器20が将来観察しそうなパワー偏差について
の送信器10による予測値に相当している。受信器20
は、実際には、2つのタイプの、即ち、一つはPC
DYN-C(n) によって示されていて、その起源として順方
向チャンネル31によるパワー変動を有しているもので
あり、他方は、PCDYN-T(n)によって示されてい
て、その起源として連続した過去のパワー制御指令によ
る送信器10によって送信されたパワーの変動を有して
いるものの2つのタイプの動的パワー変動を予測でき
る。
【0082】後者は、パワー変更指令信号の発生が受信
器20で実行され且つ送信パワー変動が逆方向チャンネ
ル32での送信エラーとはただ単に違ったものとしての
み見分けられた従来技術のシステムとは厳密には異なっ
ていると判断される点に注目すべきである。
【0083】重み付け合計ユニット121は、静的偏差
値と動的偏差値との重み付けされた加算を実行する。従
って、それは、次の関係によって与えられる計算をす
る。
【0084】PC(n)=αPCstat(n)+βPC
DYN-C(n)+γPCDYN-T(n)
【0085】重み付けする係数α、β、γは、予め決め
られたり、又は、送信器と受信器との間の送信状態(ま
たは、送信条件、condition)に応じて決められるかの
いずれかである。
【0086】静的偏差値PCstat(n)を決定するため
に、処理ユニット12は、その入力部において受信パワ
ー信号RC(n)を受信する静的偏差演算ユニット12
2を有している。好適な実施の形態では、ユニット12
2によって出力される静的偏差値信号PCstat(n)
は、受信した差信号RC(n)に等しくなっている。
【0087】これは、タイムスロットn中の静的偏差値
PCstat(n)が、時間に対して一定となっている目標
パワー信号Rtargetと、χのスロットだけ早いタイムス
ロット中に受信器20によって受信されたパワー信号R
(n−x)との間の差となっているためである。χは、
送信器10によって送信されたパワー信号t(n)が受
信器20によって受信される時間と、差信号RC(n)
が送信器10によって受信される時間との間の遅れの和
となっている点に注目すべきである。これは、従って次
の関数で与えられる。
【0088】PCstat(n)=Rtarget−R(n−x)
=−△R(n−x)
【0089】受信器20によって送信される差信号TC
(n)は、受信されたパワーR(n)と目標パワーR
targetの間の差となっている点に注目すべきである。従
って、次の関係が記載される。
【0090】 PCstat(n)=−△R(n−x)=−TC(n−x)
【0091】しかし、タイムスロットn中に送信器10
によって受信された差RC(n)は、特に逆方向チャン
ネル32によって導入されたエラーは別として、χのス
ロットだけ早いタイムスロット中に送信された指令信号
TC(n−x)となっている。これは、従って、次の関
係を与える。
【0092】
【数13】
【0093】順方向チャンネル31による動的偏差値を
確定するために、処理ユニット12は、一方で、その2
つの各々の入力部において、受信差信号RC(n)を受
信すると共に、他方で、以前のスロットの時間にパワー
変更指令信号QPC(n−1)(又は図3に係る送信器
10の場合は、PC(n−1))を受信し且つチャンネ
ルPCDYN-C (n)による動的偏差値を表した信号を出
力する動的偏差演算ユニット123を有している。
【0094】チャンネルによる動的パワー偏差値PC
DYN-C (n)の求めは、差信号TC(n)の受信器20
による送信に対応した現在のスロットnの瞬間と送信器
10によって受信された差信号RC(n)がパワー変更
指令信号QPC(n)又はPC(n)を発生するために
考慮される時間に対応してχのスロットだけ遅いスロッ
トの瞬間n+χとの間における順方向チャンネル31の
応答における変動△C'(n) の予測に基づいている。こ
の偏差値を補償するのを可能にする指令PC
DYN- C (n)は、チャンネル応答性における変動の加法
的逆元に等しく、即ち、
【0095】PCDYN-C (n)=−△C'(n)=−[C'
(n)-C(n−χ)]
【0096】となり、ここで、C'(n) は、C(n) の
推定値である。
【0097】チャンネルの応答変動値△C'(n) を推定
するための一つの可能な解決策は、以前のタイムスロッ
ト中に順方向チャンネル31によってもたらされたパワ
ー減衰の推定値C'(n−x) 、C'(n−x−1) 及び
C'(n−x−2) を使用するものである。従って、次の
式が記載される。
【0098】△C'(n)=gX(z)C'(n−x)
【0099】ここで、gX(z) は、将来のランキングχ
に対応した予測フィルターの応答性である。
【0100】C(n)の推定値C'(n) は、次の関係を考
慮することで得られる。
【0101】C(n)=R(n)−T(n)=[R(n)−R
target]−T(n)+Rtarget
【0102】及び
【0103】 C'(n−x) =RC(n)−T(n−x)+Rtarget
【0104】こうして、下式が得られる。
【0105】ΔC'(n) =gX(z)[RC(n)−T(n−
x)+Rtarget
【0106】応答性g(z)は、例えば第2番目の多項式
フィルタのもののように単純にできる。この場合、その
関数は、次のように記載される。
【0107】g(z)=(x2 +3x)/2−(x2 +2x)
-1+(x2 +x)z-2/2
【0108】これら条件の下で、目標パワーRtarget
時間に渡って不変であると考えられると言う事実によっ
て、次の式が得られる。
【0109】g(z)Rtarget=0
【0110】従って、
【0111】 △C'(n) =gX(z)[RC(n)−T(n−x)]
【0112】チャンネルによる動的パワー偏差値PC
DYN-C (n)は、かくして次の関係で与えられる。
【0113】PCDYN-C (n)=−gX (z)[RC(n)−
f(z)QPC(n−x)]
【0114】ここで、上式はz−変換記数法に従って表
現されて、g(z)は、zにおける予測フィルタ関数で
あり、f(z) は、1/(l−z-1)に等しいzにおける
関数であり、また、χは、上記送信器によって送信され
た信号が上記受信器によって受信される時間と上記差信
号が上記送信器によって受信される時間との間の合計遅
れ時間となっている。
【0115】前の送信による動的偏差値を求めるため
に、処理ユニット12は、その入力部に、パワー変更指
令信号QPC(n−1)(又は送信器10が、図1に示さ
れているものと一致している場合にはPC(n−1))を
受信し且つ動的偏差値PCDYN- T(n)を表した信号を送
り出す前送信動的偏差演算ユニット124を有してい
る。
【0116】前の送信による動的偏差値の信号PC
DYN-T (n)は、差信号TC(n)の受信器20による送信
の瞬間から、送信器10によって送られた指令によるパ
ワー変動△T(n)を補償できるようにする。
【0117】パワー変更指令信号の発生を受信器20で
適合し、またこれら変動を逆方向チャンネル32での送
信エラーから送信器10が区別している従来技術のシス
テムとは異なって、これら変動は、本発明の場合には正
確に知られる点に注目すべきである。動的変動信号PC
DYN-T (n)は、従って、送信されたパワーにおける変動
の加法的逆元に等しくなっている。即ち、
【0118】PCDYN-T (n)=−{QPC(n−1)+…
+QPC(n−x+1)}
【0119】この関係は、更に、z−関数の記数法を使
って記載される。
【0120】PCDYN-T (n)=−h(z)QPC(χ−1)
【0121】ここで、h(z)は以下の式で与えられ
る。
【0122】
【数14】
【0123】以上のように、本発明のパワー制御方法及
びパワー制御システムは、電気通信システムの受信器
(モバイル)によって、送信器(基地局)から送信され
るパワーを制御するものであり、受信器20側の受信パ
ワー値と目標パワー値との差に基づく差信号を受信器2
0が発生し、それを送信器10に送信し、逆方向チャン
ネル32を介して受信した差信号RC(n)と、送信器
10で発生された少なくとも一つの他の信号sとに基づ
いて、パワー変更指令信号PC(n)を発生し、それを
積分して送信パワー指令信号T(n)を得て、それを実
際のパワーt(n)に変換することにより、送信器10
から送信される送信パワーを制御するようにしたので、
受信器20において受信するパワーを目標パワー値に近
づけることが容易に可能になる。
【0124】
【発明の効果】この発明は、電気通信システムの受信器
によって送信器から受信されるパワーを制御するパワー
制御システムであって、受信器に設けられ、受信器によ
って受信されたパワーと必要なパワーとの差を示す差信
号を発生して、送信器に差信号を送信するパワー偏差演
算手段と、送信器によって送信されるパワーの指令を行
うパワー指令手段と、を備え、送信器が、受信器から受
信された差信号と送信器で発生された少なくとも一つの
他の信号とに基づいて、パワー変更指令信号(PC
(n))を発生する処理手段と、パワー変更指令信号
(PC(n))を積分して、パワー指令信号(T
(n),t(n))をパワー指令手段に出力する積分手
段と、を有しているパワー制御システムであるので、受
信器側の受信パワー値と必要なパワーである目標パワー
値との差に基づく差信号を受信器が発生し、それを送信
器に送信し、受信した差信号と、送信器で発生された少
なくとも一つの他の信号とに基づいて、パワー変更指令
信号を発生し、それを積分して送信パワー指令信号を得
ることにより、送信器から送信される送信パワーを制御
するようにしたので、受信器において受信するパワーを
目標パワー値に近づけるように制御することが容易に可
能になり、良好な通信が行えるという効果が得られる。
【0125】また、この発明は、受信器と通信を行う電
気通信システムの送信器であって、受信器によって送信
器から受信されるパワーを制御するために、送信パワー
を設定するパワー指令手段と、受信器が送信器から受信
したパワーと必要とされるパワーとの間の差を通常表し
ている差信号を受信器から受信できる手段と、受信器か
ら受信された差信号に基づいて、かつ、送信器で発生さ
れた少なくとも一つの他の信号に基づいて、パワー変更
指令信号を発生する処理手段と、パワー変更指令信号を
積分して、パワー指令信号をパワー指令手段を出力する
積分手段と、を備えた送信器であるので、受信器におい
て受信するパワーを目標パワー値に近づけるように制御
することが容易に可能になり、良好な通信が行えるとい
う効果が得られる。
【0126】また、この発明は、電気通信システムの受
信器によって受信され且つ送信器から送信されるパワー
を制御する方法であって、受信器によって受信されるパ
ワーと必要とされるパワーとの間の差を表す差信号を発
生する工程と、差信号に基づいて、送信器によって送信
されるパワーの指令を行う工程と、受信器側の差信号を
送信器に送信する工程と、送信器によって受信器から受
信される差信号に基づき且つ送信器で発生される少なく
とも一つの他の信号に基づいて、送信器によって送信さ
れるパワーにおける変化を表すパワー変更指令信号を発
生する工程と、受信器によって送信されるパワーの指令
を行うためにパワー変更指令信号を積分する工程と、を
備えたパワー制御方法であるので、受信器において受信
するパワーを目標パワー値に近づけるように制御するこ
とが容易に可能になり、良好な通信が行えるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパワー制御方法が適用される電気通
信システムを示したブロック図である。
【図2】 本発明のパワー制御方法が適用される電気通
信システムの受信器の構成を示したブロック図である。
【図3】 本発明のパワー制御システムにおける送信器
の一実施の形態を示したブロック図である。
【図4】 本発明のパワー制御システムにおける送信器
の他の実施の形態を示したブロック図である。
【図5】 本発明のパワー制御システムにおける送信器
の処理ユニットの構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
10 送信器、11 パワー指令ユニット、12 処理
ユニット、13 積分ユニット、14 変換ユニット、
15 制限ユニット、20 受信器、21 変換ユニッ
ト、22 パワー偏差演算ユニット、23 量子化ユニ
ット、31 順方向チャンネル、32 逆方向チャンネ
ル、121 重み付け合計ユニット、122 静的偏差
演算ユニット、123 動的偏差値を求めるユニット、
124前送信動的偏差演算ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−226709(JP,A) 特開 平6−334588(JP,A) 特開 平10−126336(JP,A) 特開 平4−233334(JP,A) 特開 平9−186649(JP,A) 特開 平8−280064(JP,A) 特表 平8−510614(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/02 - 1/04 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気通信システムの送信器から送信され
    るパワーを制御するパワー制御システムであって、 信器に、 上記受信器によって受信されたパワーと必要とされるパ
    ワーとの差を示す差信号を発生して、上記送信器に上記
    差信号を送信するパワー偏差演算手段を設けるととも
    に、 記送信器に、 ワー変更指令信号(PC(n))を発生する処理手段
    と、 上記パワー変更指令信号(PC(n))を積分して、パ
    ワー指令信号(T(n),t(n))を出力する積分手
    段と、上記パワー指令信号(T(n),t(n))に基づいて
    送信されるパワーの指令を行うパワー指令手段とを設
    け、 上記処理手段が、 上記受信器から受信した上記差信号に基づいて、上記受
    信器によって受信されるパワーと必要とされるパワーと
    の間の静的偏差値(PC stat (n))を演算する静
    的偏差演算ユニットと、 上記受信器から受信した上記差信号と上記処理手段によ
    って以前に発生された上記パワー変更指令信号とに基づ
    いて、上記送信器と上記受信器との間の順方向チャンネ
    ル応答の変動に対応した動的偏差値(PC DYN-C (n))
    を求める動的偏差演算部と、 上記処理手段によって以前に発生された上記パワー変更
    指令信号に基づいて、過去に送信された上記パワー変更
    指令信号による上記受信器での受信パワーの変動に対応
    した動的偏差値(PC DYN-T (n))を求める前送信動的
    偏差演算部と、 上記静的偏差演算ユニット、上記動的偏差演算部および
    上記前送信動的偏差演算部から出力される偏差値を重み
    付け加算して、上記パワー変更指令信号(PC(n))
    を出力する重み付け合計ユニット、 を有していることを特徴とするパワー制御システム。
  2. 【請求項2】 上記送信器が、2つの特定値の間に上記
    パワー変更指令信号(PC(n))の偏位移動を制限
    し、制限されたパワー変更指令信号(QPC(n))を
    上記積分手段に出力する制限手段を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載のパワー制御システム。
  3. 【請求項3】 上記動的偏差値PCDYN-C(n)を求
    める上記動的偏差演算部は、上記受信器から受信した
    記差信号上記処理手段によって以前に発生されたパワ
    ー変更指令信号(PC(n−))に基づいて、 PCDYN-C(n)=−gX(z)[RC(n)−f(z)C(n
    )]、 ここで、z−変換記数法に従って表現されて、g(z)
    はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
    -1)に等しい関数また、は上記送信器によって
    送信された信号が上記受信器によって受信される時間と
    上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
    の合計遅れ時間、 によって与えられる計算を実行するものである ことを特
    徴とする請求項に記載のパワー制御システム。
  4. 【請求項4】 上記動的偏差値PCDYN-C(n)を求
    める上記動的偏差演算部は、上記受信器から受信した
    記差信号上記処理手段および上記制限手段によって以
    前に発生されたパワー変更指令信号(PC(n−
    x))に基づいて、 PCDYN-C(n)=−gX(z)[RC(n)−f(z)QPC
    (n−x)]、 ここで、z−変換記数法に従って表現されて、g(z)
    はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
    -1)に等しい関数また、xは上記送信器によって
    送信された信号が上記受信器によって受信される時間と
    上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
    の合計遅れ時間、 によって与えられる計算を実行するものである ことを特
    徴とする請求項に記載のパワー制御システム。
  5. 【請求項5】 上記動的偏差値(PCDYN-T(n))を
    求める上記前送信動的偏差演算部は、 上記処理手段によって以前に発生されたパワー変更指令
    信号(PC(−1))に基づいて、 PCDYN-T(n)=−h(z)C(x−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。 【数1】 によって与えられる計算を実行するものであることを特
    徴とする請求項1または3に記載のパワー制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記動的偏差値(PCDYN-T(n))を
    求める上記前送信動的偏差演算部は、上記処理手段およ
    び上記制限手段によって以前に発生されたパワー変更指
    令信号(QPC(n−))に基づいて、 PCDYN-T(n)=−h(z)QPC(x−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。 【数2】 によって与えられる計算を実行するものであることを特
    徴とする請求項2または4に記載のパワー制御システ
    ム。
  7. 【請求項7】 上記重み付け合計ユニットによって実行
    される重み付け加算における重み付け係数、予決定
    されるか又は上記送信器と上記受信器との間の送信状態
    に従って決定されることを特徴とする請求項1ないし
    のいずれかに記載のパワー制御システム。
  8. 【請求項8】 上記送信器が、デシベルで表現されたパ
    ワー指令信号(T(n))を実際の値で表現されたパワ
    ー指令信号(t(n))に変換する変換手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載
    のパワー制御システム。
  9. 【請求項9】 受信器と通信を行う電気通信システムの
    送信器であって、上記 受信器が受信したパワーと必要とされるパワーと
    差を表す差信号を上記受信器から受信する手段と、 ワー変更指令信号(PC(n))を発生する処理手段
    と、 上記パワー変更指令信号(PC(n))を積分して、パ
    ワー指令信号(T(n),t(n))を出力する積分手
    段と、上記パワー指令信号(T(n),t(n))に基づい
    て、送信パワーを指令するパワー指令手段と、 を備え、 上記処理手段が、 上記受信器から受信した上記差信号に基づいて、上記受
    信器によって受信されるパワーと必要とされるパワーと
    の間の静的偏差値(PC stat (n))を演算する静
    的偏差演算ユニットと、 上記受信器から受信した上記差信号と上記処理手段によ
    って以前に発生された上記パワー変更指令信号とに基づ
    いて、上記送信器と上記受信器との間の順方向チャンネ
    ル応答の変動に対応した動的偏差値(PC DYN-C (n))
    を求める動的偏差演算部と、 上記処理手段によって以前に発生された上記パワー変更
    指令信号に基づいて、過去に送信された上記パワー変更
    指令信号による上記受信器での受信パワーの変動に対応
    した動的偏差値(PC DYN-T (n))を求める前送信動的
    偏差演算部と、 上記静的偏差演算ユニット、上記動的偏差演算部および
    上記前送信動的偏差演算 部から出力される偏差値を重み
    付け加算して、上記パワー変更指令信号(PC(n))
    を出力する重み付け合計ユニット、 を有している ことを特徴とする送信器。
  10. 【請求項10】 上記送信器が、2つの特定値の間に上
    記パワー変更指令信号(PC(n))の偏位移動を制限
    、制限されたパワー変更指令信号(QPC(n))を
    上記積分手段に出力する制限手段を備えていることを特
    徴とする請求項9に記載の送信器。
  11. 【請求項11】 上記動的偏差値PCDYN-C(n)
    求める上記動的偏差演算部は、上記受信器から受信した
    上記差信号上記処理手段によって以前に発生されたパ
    ワー変更指令信号(PC(n−))とに基づいて、 PCDYN-C(n)=−gX(z)[RC(n)−f(z)C(n
    )]、 ここで、z−変換記数法に従って表現されて、g(z)
    はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
    -1)に等しいz関数、また、xは上記送信器によって
    送信された信号が上記受信器によって受信される時間と
    上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
    の合計遅れ時間、 によって与えられる計算を実行するものである ことを特
    徴とする請求項9に記載の送信器。
  12. 【請求項12】 上記動的偏差値(PCDYN-C(n))を
    求める上記動的偏差演算部は、上記受信器から受信した
    上記差信号上記処理手段および上記制限手段によって
    以前に発生されたパワー変更指令信号(PC(n−
    ))に基づいて、 PCDYN-C(n)=−gX(z)[RC(n)−f(z)PC
    (n−)]、 ここで、−変換記数法に従って表現されて、g(z)
    zにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
    -1)に等しいz関数、また、xは上記送信器によって
    送信された信号が上記受信器によって受信される時間と
    上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
    の合計遅れ時間、 によって与えられる計算を実行するものである ことを特
    徴とする請求項10に記載の送信器。
  13. 【請求項13】 上記動的偏差値(PCDYN-T(n))
    を求める上記前送信動的偏差演算部は、上記処理手段に
    よって以前に発生されたパワー変更指令信号(PC(
    −1))に基づいて、 PCDYN-T(n)=−h(z)C(−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。 【数3】 によって与えられる計算を実行するものであることを特
    徴とする請求項9または11に記載の送信器。
  14. 【請求項14】 上記動的偏差値(PCDYN-T(n))
    を求める上記前送信動的偏差演算部は、上記処理手段
    よび上記制限手段によって以前に発生されたパワー変更
    指令信号(PC(n−))に基づいて、 PCDYN-T(n)=−h(z)QPC(x−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。 【数4】 によって与えられる計算を実行するものであることを特
    徴とする請求項10また は12に記載の送信器。
  15. 【請求項15】 上記重み付け合計ユニットによって実
    行される重み付け加算における重み付け係数、予
    定されるか又は上記送信器と上記受信器との間の送信状
    態に従って決定されることを特徴とする請求項9ないし
    14のいずれかに記載の送信器。
  16. 【請求項16】 上記送信器が、デシベルで表現された
    パワー指令信号(T(n))を実際の値で表現されたパ
    ワー指令信号(t(n))に変換する変換手段を備えて
    いることを特徴とする請求項9ないし15のいずれかに
    記載の送信器。
  17. 【請求項17】 電気通信システムの送信器から送信さ
    れるパワーを制御する方法であって、上記受信器によって受信されたパワーと必要とされるパ
    ワーとの差を表す差信号を上記受信器から上記送信器に
    送信する工程と、 上記送信器によって上記差信号を受信する工程と、 上記差信号に基づいて、 上記受信器によって受信され
    パワーと必要とされるパワーとの間の静的偏差値(PC
    stat (n))を演算する工程と、上記差信号と以前に発生されたパワー変更指令信号とに
    基づいて、上記送信器と上記受信器との間の順方向チャ
    ンネル応答の変動に対応した動的偏差値(PC
    DYN-C (n))を求める工程と、 以前に発生されたパワー変更指令信号に基づいて、過去
    に送信された上記パワー変更指令信号による上記受信器
    での受信パワーの変動に対応した動的偏差値(PC
    DYN-T (n))を求める工程と、 上記静的偏差値(PC stat (n))、上記動的偏差
    値(PC DYN-C (n))および(PC DYN-T (n))を重み
    付け加算して、上記パワー変更指令信号(PC(n))
    を発生する工程と、 上記パワー変更指令信号(PC(n))を積分して、パ
    ワー指令信号(T(n),t(n))を出力する工程
    と、 上記パワー指令信号(T(n),t(n))に基づい
    て、送信されるパワーを指令する工程、 とを備えた ことを特徴とするパワー制御方法。
  18. 【請求項18】 上記パワー変更指令信号(PC
    (n))の偏位移動を2つの特定値の間に制限すること
    により、制限されたパワー変更指令信号(QPC
    (n))を生成する工程をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項17に記載のパワー制御方法。
  19. 【請求項19】 上記動的偏差値(PCDYN-C(n))を
    求める工程は、上記受信器から受信した上記差信号と上
    記処理手段によって以前に発生されたパワー変更指令信
    号(PC(n−))に基づいて、 PCDYN-C(n)=−gX(z)[RC(n)−f(z)C(n
    )]、 ここで、変換記数法に従って表現され、g(z)
    はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
    -1 )に等しいz関数、また、xは上記送信器によって
    送信され信号が上記受信器によって受信される時間と
    上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
    の合計遅れ時間 によって与えられる計算を実行するものである ことを特
    徴とする請求項17に記載のパワー制御方法。
  20. 【請求項20】 上記動的偏差値(PCDYN-C(n))を
    求める工程は、上記受信器から受信した上記差信号と上
    記処理手段および上記制限手段によって以前に発生され
    たパワー変更指令信号(PC(n−))に基づい
    て、 PCDYN-C(n)=−gX(z)[RC(n)−f(z)QPC
    (n−)]、 ここで、変換記数法に従って表現され、g(z)
    はzにおける予測フィルタ関数、f(z)は、1/(l−
    -1 )に等しいz関数、また、xは上記送信器によって
    送信され信号が上記受信器によって受信される時間と
    上記差信号が上記送信器によって受信される時間との間
    の合計遅れ時間 によって与えられる計算を実行するものである ことを特
    徴とする請求項18に記載のパワー制御方法。
  21. 【請求項21】 上記動的偏差値(PCDYN-T(n))
    を求める工程は上記処理手段によって以 前に発生されたパワー変更指令
    信号(PC(−1))に基づいて、 PCDYN-T(n)=−h(z)C(−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。 【数5】 によって与えられる計算を実行するものであることを特
    徴とする請求項17または19に記載のパワー制御方
    法。
  22. 【請求項22】 上記動的偏差値(PCDYN-T(n))
    を求める工程は上記処理手段および上記制限手段によ
    って以前に発生されたパワー変更指令信号(PC(n
    ))に基づいて、 PCDYN-T(n)=−h(z)QPC(x−1)、 ここで、h(z)は下式で与えられるz関数である。 【数6】 によって与えられる計算を実行するものであることを特
    徴とする請求項18または20に記載のパワー制御シス
    テム。
  23. 【請求項23】 上記重み付け加算における重み付け係
    数が、予め決定されるかは上記送信器と上記受信器と
    の間の送信状態に従って決定されることを特徴とする請
    求項17ないし22のいずれかに記載のパワー制御方
    法。
  24. 【請求項24】 デシベルで表現されたパワー指令信号
    (T(n))を実際値で表現されたパワー指令信号
    (t(n))に変換する工程をさらに備えたことを特徴
    とする請求項17ないし23のいずれかに記載のパワー
    制御方法。
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