JP3438083B2 - コイン払出装置 - Google Patents

コイン払出装置

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JP3438083B2
JP3438083B2 JP26544894A JP26544894A JP3438083B2 JP 3438083 B2 JP3438083 B2 JP 3438083B2 JP 26544894 A JP26544894 A JP 26544894A JP 26544894 A JP26544894 A JP 26544894A JP 3438083 B2 JP3438083 B2 JP 3438083B2
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timer
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淳 山田
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    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D1/00Coin dispensers

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コインチューブの下
端に配設されたペイアウトスライドをコイン払出モータ
の回動によりコインチューブの下端で往復動させること
によりコインチューブ内から釣銭相当額のコインを1枚
ずつ払出す自動販売機等のコイン払出装置に関し、特
に、コイン詰まりが発生した場合に該コイン詰まりを自
動的に解消するように改良したコイン払出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動販売機等のコイン払出装置
は、コインチューブの下端に配設されたペイアウトスラ
イドをコイン払出モータの回動によりコインチューブの
下端で往復動させることによりコインチューブ内のコイ
ンを1枚ずつ払出すように構成されている。
【0003】ところで、従来のコイン払出装置は、コイ
ン払い出し動作中にコイン払い出し部への異物の混入、
または、変形コインなどによりコインの払い出しが正常
に行われず、いわゆるコイン詰まりが生じた場合は、一
定時間後にコイン払出モータを停止させ、異常表示を行
うように構成されている。
【0004】この場合、コイン払出モータを停止し、異
常表示が行われると、自動販売機としてのシステムは停
止状態となり、この停止状態を解除するためには人的に
コイン詰まりの原因となっているコインを取り除き、異
常の解除操作が必要になる。
【0005】しかし、コイン詰まりの原因となっている
コインを取り除くためには、コイン払出装置のコイン払
い出し部を分解する必要があり、このためにこの解除操
作は非常に困難であり、手間がかかるという問題があっ
た。
【0006】従来、コイン詰まりを自動的に解除する方
法としては、特公昭53−47719号公報に開示され
ているように、ホッパ−を用いたコイン払出装置におい
て、コイン詰まりが検出されると、コイン払出モータを
一度逆転させ、再度正転させることでコイン詰まりを自
動的に解除する方法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コインチュー
ブの下端に配設されたペイアウトスライドをコイン払出
モータの回動によりコインチューブの下端で往復動させ
ることによりコインチューブ内のコインを1枚ずつ払出
すように構成された自動販売機等のコイン払出装置にお
いては、コイン詰まりが生じた時点で無条件にコイン払
出モータを逆転させ、その後コイン払出モータを正転さ
せる構成をとると、コイン詰まりが発生した時点におけ
るペイアウトスライドの位置により、同一金種または他
金種のコインが所望の釣銭額よりも多く払い出されてし
まうという、いわゆるオーバーペイと呼ばれる不都合が
生じる。
【0008】ここで、通常の自動販売機の釣銭払出動作
において、オーバーペイが生じると、自動販売機側にお
ける金銭的な損失が生じるとともに、払出コインを確認
するためのパルススイッチを持たない自動販売機におい
ては、コインチューブ内のコイン保有枚数の計数値に誤
差が生じ、正確な釣銭管理が行えなくなるという問題も
生じる。
【0009】そこで、この発明は、コイン詰まりが発生
した場合に該コイン詰まりを自動的に解消することがで
き、しかもオーバーペイによる問題も生じないように改
良されたコイン払出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため請求項1の発明は、コインチューブの下端に配設さ
れたペイアウトスライドをコイン払出モータにより前記
コインチューブの下端で往復動させることにより前記コ
インチューブ内のコインを1枚ずつ払出すコイン払い出
し動作を行なうコイン払出装置において、前記コイン払
い出し動作中にコイン詰まりが発生した場合は、これを
検出するコイン詰まり検出手段と、前記コイン詰まり検
出手段によりコイン詰まりが検出された時点で前記コイ
ン払出モータを逆転した場合にオーバーペイが発生する
可能性があるか否かを判別する判別手段と、前記コイン
詰まり検出手段によりコイン詰まりが検出され、かつ前
記判別手段により前記オーバーペイが発生する可能性が
ないと判別した場合に前記コイン払出モータを逆転制御
する逆転制御手段とを具備することを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記コイン払出モータにより駆動される回動
軸に配設されたキャリアカムと、前記キャリアカムの回
動位置によりオン、オフするキャリアスイッチとを更に
具備し、前記判別手段は、前記キャリアスイッチの動作
状態から前記コイン払出モータの逆転によりオーバーペ
イが発生する可能性があるか否かを判別することを特徴
とする。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、前記キャリアカムは、前記ペイアウトスライ
ドが待機位置にあるとき前記キャリアスイッチがオフと
なり、前記コイン払出モータの回動により前記ペイアウ
トスライドが前記コインチューブ内のコインを前記コイ
ンチューブ内から下方に落下させる位置になると前記キ
ャリアスイッチがオンになる形状に形成されており、前
記判別手段は、前記コイン詰まり検出手段によりコイン
詰まりが検出された時点において前記キャリアスイッチ
がオンの場合に前記コイン払出モータの逆転によりオー
バーペイが発生する可能性がないと判別することを特徴
とする。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
において、前記コイン詰まり検出手段は、第1の時間の
計時する第1のタイマと、前記第1のタイマによる前記
第1の時間内に前記キャリアスイッチが正常にオン、オ
フしない場合はコイン詰まりとして検出する手段とを具
備し、前記判別手段は、前記コイン詰まり検出手段によ
りコイン詰まりを検出した時点から第2の時間を計数す
る第2のタイマと、前記第2のタイマによる前記第2の
時間を計時した後に、前記キャリアスイッチがオンかオ
フかを判別する手段とを具備し、前記逆転制御手段は、
前記コイン払出モータの逆転開始から第3の時間を計時
する第3のタイマと、前記キャリアスイッチがオフにな
るか若しくは前記第3のタイマによる前記第3の時間の
計時が終了するまで前記コイン払出モータを逆転制御す
る手段とを具備することを特徴とする。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
において、前記逆転制御手段は、前記逆転制御が終了し
てから第4の時間の計時を開始する第4のタイマと、前
記第4のタイマによる前記第4の時間の計時終了後に、
前記コイン払出モータを正転し、前記第1のタイマによ
る前記第1の時間内に前記キャリアスイッチが正常にオ
ン、オフしない場合は前記コイン払出モータを再逆転制
御し、上記動作を前記第1の時間内に前記キャリアスイ
ッチが正常にオン、オフするまで繰り返す再逆転制御手
段とを更に具備することを特徴とする。
【0015】また、請求項6の発明は、請求項5の発明
において、前記再逆転制御手段は、前記再逆転制御を行
う回数が所定の回数に制限されていることを特徴とす
る。
【0016】また、請求項7の発明は、請求項1の発明
において、前記コイン払出モータが待機位置にあるとき
所定の初期値にリセットされ、前記コイン払出モータの
回動に応じて発生されるパルスを計数する計数手段を更
に具備し、前記判別手段は、前記計数手段の計数値に基
づき前記コイン払出モータの逆転によりオーバーペイが
発生する可能性があるか否かを判別することを特徴とす
る。
【0017】また、請求項8の発明は、請求項7の発明
において、前記コイン払出モータにより駆動される軸に
配設され複数の孔が形成された回転板と、前記回転板の
孔の位置を検出する毎にパルスを発生するパルス発生手
段とを更に具備し、前記計数手段は、前記パルス発生手
段から発生されるパルスを計数することを特徴とする。
【0018】また、請求項9の発明は、請求項7の発明
において、前記コイン払出モータにより駆動される回動
軸に配設されたキャリアカムと、前記キャリアカムの回
動位置によりオン、オフするキャリアスイッチとを更に
具備し、前記コイン詰まり検出手段は、第1の時間の計
時する第1のタイマと、前記第1のタイマによる前記第
1の時間内に前記キャリアスイッチが正常にオン、オフ
しない場合はコイン詰まりとして検出する手段とを具備
し、前記判別手段は、前記コイン詰まり検出手段により
コイン詰まりを検出した時点から第2の時間を計数する
第2のタイマと、前記第2のタイマによる前記第2の時
間を計時した後に、前記計数手段の計数値に基づき前記
コイン払出モータの逆転によりオーバーペイが発生する
可能性があるか否かを判別する手段とを具備し、前記逆
転制御手段は、前記コイン払出モータの逆転開始から第
3の時間を計時する第3のタイマと、前記キャリアスイ
ッチがオフになるか若しくは前記第3のタイマによる前
記第3の時間の計時が終了するまで前記コイン払出モー
タを逆転制御する手段とを具備することを特徴とする。
【0019】また、請求項10の発明は、請求項9の発
明において、前記逆転制御手段は、前記逆転制御が終了
してから第4の時間の計時を開始する第4のタイマと、
前記第4のタイマによる前記第4の時間の計時終了後
に、前記コイン払出モータを正転し、前記第1のタイマ
による前記第1の時間内に前記キャリアスイッチが正常
にオン、オフしない場合は前記コイン払出モータを再逆
転制御し、上記動作を前記第1の時間内に前記キャリア
スイッチが正常にオン、オフするまで繰り返す再逆転制
御手段とを更に具備することを特徴とする。
【0020】また、請求項11の発明は、請求項10の
発明において、前記再逆転制御手段は、前記再逆転制御
を行う回数が所定の回数に制限されていることを特徴と
する。
【0021】また、請求項12の発明は、請求項1の発
明において、コイン詰まり解除スイッチと、前記コイン
詰まり解除スイッチが操作されたことを条件に前記コイ
ン払出モータを逆転制御するコイン払出モータ逆転制御
手段とを更に具備することを特徴とする。
【0022】また、請求項13の発明は、請求項12の
発明において、前記コイン詰まり解除スイッチは、前記
コインチューブ内のコインの払い出しを指令するインベ
ントリスイッチであり、前記コイン払出モータ逆転制御
手段による前記コイン払出モータを逆転制御によりコイ
ン詰まりが解消された場合は、前記インベントリスイッ
チの指令に基づく前記コインチューブ内のコインの払い
出し動作に移行することを特徴とする。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【実施例】以下、この発明に係わるコイン払出装置の一
実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0027】図1はこの発明に係わるコイン払出装置の
制御系統の全体構成を示すブロック図であり、図2は、
この発明に係わるコイン払出装置の概略構成を示す概念
斜視図で、図3および図4はこのコイン払出装置の動作
を説明する断面図である。
【0028】図2において、このコイン払出装置は、コ
イン払出モータ40とこのコイン払出モータ40の駆動
力を伝達する歯車伝達手段41〜43と、この歯車伝達
手段41〜43を介して伝達された駆動力によって回転
する軸44と、この軸44の下端にとり付けられ軸44
´の回転駆動力によって回転するペイアウトカム30
と、このペイアウトカム30の下面に突出したピン31
と係合する溝22を有し、ペイアウトカム30が矢印B
方向に一回転すると図の初期位置から矢印Aの方向に往
復運動するペイアウトスライド20と、軸44の上端部
に設けられ、軸44およびペイアウトカム30の回転位
置、すなわちペイアウトスライド20のA方向へのスラ
イド位置に応じて回転する切り欠き部51をその上面に
有するキャリアカム50と、このキャリアカム50の切
り欠き部51の位置によってON・OFFされるキャリ
アスイッチ60から構成されている。
【0029】このコイン払出装置のペイアウトスライド
20には図3および図4に示すコインチューブ10内の
コイン100の内の最下面の一枚だけを収容する孔21
が形成されている。更にこの孔21の一部は底板11で
覆われていて図2の初期状態ではコイン100が落下し
ないようになっている。
【0030】図1、図2、図3および図4にそってこの
コイン払出装置のコイン払出し動作について説明する。
【0031】図1に示した制御系統のコイン払出制御部
80から孔21に収容されているコインを一枚払い出す
ように指示する信号が出されると、この信号に基づいて
コイン払出モータ40が働き、コイン払出モータ40の
回転駆動力によってペイアウトカム30が矢印B方向に
一回転し、ペイアウトスライド20を図3の矢印A−1
方向に移動させる。これにより、孔21内に収容された
コイン100も矢印A−1方向に移動させられ、図4に
示したようにコイン100は底板11から外れて下方
(C方向)に落下して払い出されることになる。払出し
が終わったあともコイン払出モータ40はペイアウトカ
ム30が一回転するまで回転駆動を続けるのでペイアウ
トスライド20はこんどは図4の矢印A−2方向に移動
して初期位置に復帰し、改めて次のコインを一枚、孔2
1に収容する。図1の第1のタイマ81、第2のタイマ
82、第3のタイマ83、第4のタイマ84は後述する
コイン払出動作の処理判断のためのタイマである。
【0032】ところでこの払出し動作の最中に、例えば
コイン払出装置のペイアウトスライド20の孔21内に
異物が紛れ込んだりコインが変形していた場合などで
は、コイン詰まりが発生し、ペイアウトスライド20の
往復運動が停止されるような現象が起きる。
【0033】このコイン詰まり現象はキャリアスイッチ
60のON・OFF動作から判定される。通常、キャリ
アスイッチ60は待機状態でOFFしている。払出し動
作が行われると、コイン払出モータ40の正転動作によ
ってキャリアカム50が一回転し、キャリアカム50の
切り欠き部51の凹凸によりキャリアスイッチ60はO
FFから一旦ONした後、再び待機状態に戻ってOFF
に戻る。図1のコイン払出制御部80は、このON・O
FF動作を監視し、第1のタイマ81が計測するある規
定時間(T1)内にこの動作が終了した場合正常状態と
判断する。
【0034】一方、コイン詰まりの場合はコイン払出モ
ータの正転動作がこの詰まりによって妨げられ、規定時
間(T1)内にキャリアスイッチ60が正常のON・O
FF動作を行わず、ONまたはOFFの状態でロックさ
れたままになる。この様に規定時間(T1)内にキャリ
アスイッチ60がOFF−ON−OFFの動作を終了し
なかった場合、コイン払出制御部80はコイン詰まりと
判断する。
【0035】ところで、この実施例では、この様なコイ
ン詰まりが発生した場合に、コイン払出モータ40を逆
転動作させペイアウトスライド20を逆方向に動かすこ
とによって自動的に解除する。
【0036】この時、コイン詰まりが発生(ロック検
知)した位置によっては、この逆転動作で更にコインを
余分に1枚払い出す、オーバーペイの可能性がある。オ
ーバーペイしてしまう可能性のある位置は払出機構の構
成毎にその傾向が異なる。しかし通常の機構ではキャリ
アスイッチ60のON領域・OFF領域で区分すること
で安全側に判定出来る場合が多い。この場合のコイン詰
まり(ロック検知)が発生した時のキャリアカム50の
位置とキャリアスイッチ60のON・OFFの関係とコ
イン払出モータ40の逆転動作による自動解除を行うか
どうかの関係を図5に示した。
【0037】図5で実線の円がキャリアカム50の位置
を示すものとし、斜線の扇形部分の範囲がキャリアスイ
ッチ60のOFF位置である。この円の垂直上方の位置
が待機位置に当る。コイン払出モータ40の正転動作の
際はこのキャリアカム50の位置を示す円は反時計方向
に回転し、検出位置は時計方向に動くものとする。
【0038】コイン払出モータ40の正転動作を行うと
しばらくの間はキャリアスイッチ60はOFFの状態を
保ち、その後ONとなり、最後に再びOFFとなる。こ
のキャリアスイッチ60がONの間だけは逆転動作を許
す。
【0039】図6はコイン詰まりが発生(ロック検知)
した時、キャリアスイッチ60がOFF状態にあって逆
転動作を行わなかった場合のコイン払出モータ40とキ
ャリアスイッチ60の動作を示すタイミングチャートで
ある。(a)はコイン払出モータ40の正転動作を、
(b)はコイン払出モータ40の逆転動作を、(c)は
キャリアスイッチ60のON・OFFを示す。
【0040】装置が待機状態から払出動作に入り、図1
のコイン払出し制御部80は図6(a)のコイン払出モ
ータ40の正転動作を開始させ、図6(c)のキャリア
スイッチ60の状態を監視する。しかし、第1のタイマ
81で所定のT1時間経過を判定してもキャリアスイッ
チ60がONにならないので、コイン詰まりが発生(ロ
ック検知)したと判断し、コイン払出モータ40の正転
動作を停止させる。この後、さらに第2のタイマ82に
よりT2時間待ち、キャリアスイッチ60のON・OF
Fを更に判定する。キャリアスイッチ60が依然OFF
の場合には、オーバーペイの可能性があるので逆転動作
(図6(b))は行わず、従来どおり払出し異常表示を
適当な方法で行ってシステムを停止し人的な方法による
詰まり解除を待つ。なおコイン払出モータ40を停止さ
せた後、さらにT2時間を置いたのは、イナーシャによ
り、キャリアスイッチ60の状態が変化する可能性もあ
るので、キャリアスイッチ60の状態が安定するまでの
ウェイトタイマーとしての時間を取ったものである。T
2時間後にキャリアスイッチ60の状態がONになった
場合は再びコイン払出モータ40の正転動作を開始して
その後の様子を判断する。
【0041】図7はコイン詰まりが発生(ロック検知)
した時、キャリアスイッチ60がON状態にあった場合
の動作を示すタイミングチャートである。
【0042】装置が待機状態から払出動作に入り、コイ
ン払出し制御部80は図7(a)のようにコイン払出モ
ータ40の正転動作を開始させ、キャリアスイッチ60
の状態を監視する。この時、キャリアスイッチ60は図
7(c)に示すように、OFF状態から一旦ON状態に
入るが、第1のタイマ81で所定のT1時間経過を判定
してもONのままでOFFに復帰しない。これにより、
コイン払出し制御部80はコイン詰まりが発生(ロック
検知)したと判断し、コイン払出モータ40の正転動作
を停止させる。
【0043】この後、さらに第2のタイマ82によりT
2時間待ち、キャリアスイッチ60のON・OFFを更
に判定する。キャリアスイッチ60がONのままの場合
には、オーバーペイの可能性がないので自動詰まり解除
のため、コイン払出モータ40の逆転動作を行う。この
逆転動作中、コイン払出し制御部80はキャリアスイッ
チ60の状態と第3のタイマ83を監視し、キャリアス
イッチ60がOFFになるか、逆転動作開始からT3時
間が経過した時、コイン払出モータ40の逆転動作を停
止する。
【0044】このキャリアスイッチ60のOFFまたは
T3時間経過による逆転動作の終了後、第4のタイマ8
4によるT4時間分以上のウェイト時間を置いて、再び
正常の払出し動作を行う。この動作でキャリアスイッチ
60が正常にON・OFFした場合は、払出しを正常と
して各払出しによる枚数の増減管理を規定通り行う。
【0045】この逆転動作後に行われる正常の払出し動
作で、またもキャリアスイッチ60が正常にON・OF
Fしなかった場合には、その時点で払出し異常とする
か、もう一度詰まり解除のための逆転再動作を行う。こ
の時の逆転再動作は数回を限度とし、コイン払出モータ
40が焼損しない範囲の回数で行う。
【0046】前述したように、オーバーペイの可能性が
ある場合は払出し異常を報知して人手による詰まり解除
を待つようになっている。人手による払出し異常の解除
方法は、図1に示したインベントリスイッチ70の操作
によって行われる。
【0047】インベントリスイッチ70を操作するとこ
の場合はルートマンなどの作業者の監視の下にあるので
キャリアスイッチ60のON・OFFにかかわらず、コ
イン払出モータ40の逆転動作を行い、その後、正転動
作を行って正常に払出し異常が解除された場合は以降通
常の動作が開始される。
【0048】このようにインベントリスイッチ70が用
いられる場合はルートマンなどの作業者が操作している
ので、仮に詰まり解除のためにオーバーペイが発生して
も自販機の金銭的な損失はなく、また、自動釣銭合わせ
機能によるコインの保有枚数の誤差も再設定して補正可
能であるので、キャリアスイッチ60のON・OFFに
かかわらず逆転制御を必要に応じて繰り返して行うこと
ができる。
【0049】先にものべたように通常の機構ではキャリ
アスイッチ60のON領域・OFF領域で区分すること
でオーバーペイの可能性判定を安全側に行える場合が多
いが、キャリアスイッチ60がONの場合でもオーバー
ペイの可能性がある場合は、コイン払出モータ40の回
転位置を判断する別の手段を設けて逆転動作の禁止を指
定する方法を採る必要がある。この場合のコイン払出装
置の制御系統のブロック図を図8に示す。この回路では
回転位置の判定手段としてコイン払出モータの回転に応
じてパルスを発生するパルス発生部90と、待機状態で
リセットされ、以後コイン払出モータ40の回転に応じ
て発生したパルスを加減計数するパルス計数部95が設
けられている。
【0050】このパルス発生部90に発光素子91と受
光素子92を用いたホトインタラプタ装置を用いた例を
図9に示す。回転板93は不透明な板に複数の穴を設け
たものや透明な板に不透明なスケールが刻まれたもので
コイン払出モータ40の回転によって受光素子92にパ
ルス状の信号が得られるようにしたものである。
【0051】この装置を用いる場合には、1回の通常払
出し動作にて得られるパルス信号数、および詰まりの際
の逆転動作にてオーバーペイしてしまう位置までのパル
ス信号数を予め計数し、その範囲を特定しておく。この
様な方法によると逆転による自動解除が許されない領域
を細かく特定することができ、自動解除を可能とする領
域を広くすることができる。
【0052】またオーバーペイしてしまう領域が複数存
在する場合でも、逆転禁止範囲を複数設けて対処でき、
パルススケールの間隔を狭くとっていくことでより確実
で効率の良い領域の特定が可能になる。
【0053】図10にこの場合のコイン詰まりが発生
(ロック検知)した時のキャリアカム50の位置とキャ
リアスイッチ60のON・OFFの関係とコイン払出モ
ータ40の逆転動作による自動解除を行うことが禁止さ
れる範囲の関係を示した。この例ではキャリアスイッチ
60がOFFである待機位置からのパルス計数値18〜
23の範囲とキャリアスイッチ60がONである待機位
置からのパルス計数値38〜43の範囲とが逆転動作が
許されない範囲とする。
【0054】図11にコイン詰まり(ロック検知)が発
生した時、パルス計数値が禁止範囲にあり逆転動作を行
わなかった場合の動作を示すタイミングチャートであ
る。(a)はコイン払出モータ40の正転動作を、
(b)はコイン払出モータ40の逆転動作を、(c)は
キャリアスイッチ60のON・OFFを、(d)はパル
ス計数の状態を示す。この例では、払出し動作によるコ
イン払出モータ正転(a)の始動からT1時間経過して
も、キャリアスイッチ60(c)がONにならないので
コイン詰まり(ロック検知)が発生したと検知し、コイ
ン払出モータ40を停止し、さらにT2時間待ってから
パルス計数値(d)を見に行く。この時パルス計数値
(d)は20で禁止範囲にあるので、コイン払出モータ
40の逆転動作(b)は行わず別途異常を通知して人手
による解除を待つ。
【0055】図12、図13はコイン詰まりが発生(ロ
ック検知)した時、パルス計数値が禁止範囲外にあり逆
転動作を行なう場合の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【0056】図12の例では、払出し動作によるコイン
払出モータ正転(a)の始動からT1時間経過しても、
キャリアスイッチ60(c)はONになったままOFF
にならないのでコイン詰まり(ロック検知)が発生した
と検知し、コイン払出モータ40を停止し、さらにT2
時間待ってからパルス計数値(d)を見に行く。この時
パルス計数値(d)は35で禁止範囲外なので、コイン
払出モータ40の逆転動作(b)を行う。これによりキ
ャリアスイッチ60(c)がOFFになったのでコイン
払出モータ40の逆転動作(b)を停止し、T4時間後
に正常の払出し動作を行う。この払出し動作が正常に行
われたのでコイン詰まりは解消したものとする。
【0057】図13の例では、払出し動作によるコイン
払出モータ正転(a)の始動からT1時間経過しても、
キャリアスイッチ60(c)はOFFのままなのでコイ
ン詰まり(ロック検知)が発生したと検知し、コイン払
出モータ40を停止し、さらにT2時間待ってからパル
ス計数値(d)を見に行く。この時パルス計数値(d)
は28で禁止範囲外なので、コイン払出モータ40の逆
転動作(b)を行う。これでもキャリアスイッチ60
(c)はOFFの儘であるがT3時間経過したのでコイ
ン払出モータ40の逆転動作(b)を停止し、T4時間
後に正常の払出し動作を行う。この払出し動作が正常に
行われたのでコイン詰まりは解消したものとする。
【0058】図14は、以上に述べた構成のコイン払出
制御部80の処理をフローチャートで示したものであ
る。
【0059】図14において、コイン払い出し処理は、
まず、コイン払出モータ40を正転制御することにより
コイン払い出し動作が開始される(ステップ201)。
【0060】次に、コイン詰まり(ロック検知)発生か
を調べる(ステップ202)。このコイン詰まり(ロッ
ク検知)発生かの判断は、コイン払出制御部80により
キャリアスイッチ60の出力を監視し、コイン払出モー
タ40を正転制御したにもかかわらず、第1のタイマ8
1による計時時間T1内にキャリアスイッチ60が正常
にオン、オフしない場合は、第1のタイマ81による計
時時間T1を終了した時点でコイン詰まり(ロック検
知)として判断する。
【0061】このステップ202の判断で、コイン詰ま
りが発生しないと判断された場合は、このままこのコイ
ン払い出し処理を終了する。
【0062】また、ステップ202の判断で、コイン詰
まりが発生したと判断された場合は、このコイン詰まり
が発生した時点におけるキャリアスイッチ60の出力を
調べ、キャリアスイッチ60の状態がオーバーペイしな
い状態か否かを判断する(ステップ203)。
【0063】オーバーペイしない状態であればステップ
204でコイン詰まり解除処理として上述したようなコ
イン払出モータ40を逆転動作するなどの一連の動作を
行う。これによりコイン詰まりが解消したかどうかを判
断し(ステップ205)、解消と判断された場合は終了
する。コイン詰まりが解消されなかった場合は解除処理
がN回以内であれば(ステップ211)、ステップ20
3に戻り、オーバーペイしない状態か否かの判断をして
コイン詰まり解除処理(ステップ204)を繰り返す。
【0064】解除処理がN回になると、ステップ203
でオーバーペイする可能性がある状態と判断された場合
と同じく次にのべるステップ206以下の処理を行う。
【0065】ステップ203でオーバーペイする可能性
がある状態と判断された場合、解除処理をN回行っても
解除できなかった場合は、人手による解除処理を行わせ
るため、ステップ206で示される異常処理を行い何等
かの手段でコイン詰まり異常を表示し、ステップ207
でインベントリスイッチ70が押されるのを待機する。
インベントリスイッチ70が押されるとステップ20
4と同じコイン詰まり解除処理(ステップ208)を無
条件で行い、ステップ209でコイン詰まりが解消した
かどうかを判断し、解消していればステップ206で行
った異常表示、システム停止等の異常処理を解除し、自
動釣銭合わせ装置の保有枚数誤差の修正などをおこなっ
て終了する。解消できなければ異常表示を続けてインベ
ントリスイッチ70が再度押されるのを待機する。
【0066】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
コインチューブの下端に配設されたペイアウトスライド
をコイン払出モータにより前記コインチューブの下端で
往復動させることによりコインチューブ内のコインを1
枚ずつ払出すコイン払い出し動作を行なうコイン払出装
置において、コイン払い出し動作中にコイン詰まりが発
生した場合は、これをコイン詰まり検出手段で検出する
とともに、判別手段により、このコイン詰まり検出手段
によりコイン詰まりが検出された時点で前記コイン払出
モータを逆転した場合にオーバーペイが発生する可能性
があるか否かを判別し、コイン詰まり検出手段によりコ
イン詰まりが検出され、かつ判別手段により前記オーバ
ーペイが発生する可能性がないと判別した場合にコイン
払出モータを逆転制御するようにした。
【0067】このコイン払出モータを逆転した場合にオ
ーバーペイが発生する可能性があるか否かの判別はキャ
リアスイッチのONかOFFかによって、またはパルス
発生部によるコイン払出モータの回動位置の判定によっ
て行なう。
【0068】これにより、オーバーペイが発生すること
を防止し、可能なかぎり自動的にコイン詰まりを解消す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるコイン払出装置の一実施例の
制御系統の全体構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すコイン払出装置の実施例の概略構成
を示す概念斜視図。
【図3】図1に示したコイン払出装置の実施例の動作を
説明する断面図。
【図4】図1に示したコイン払出装置の実施例の動作を
説明する断面図。
【図5】図1に示したコイン払出装置の実施例でキャリ
アカムの位置、キャリアスイッチの状態と払出しモータ
の逆転による自動解除の実行を行うかどうかの関係を示
す図。
【図6】図1に示したコイン払出装置の実施例でコイン
払出しモータとキャリアスイッチの動作を示すタイミン
グチャート。
【図7】図1に示したコイン払出装置の実施例でコイン
払出しモータとキャリアスイッチの動作を示すタイミン
グチャート。
【図8】この発明に係わるコイン払出装置の他の実施例
の制御系統の全体構成を示すブロック図。
【図9】図8に示すコイン払出装置の実施例の概略構成
を示す概念斜視図。
【図10】図8に示したコイン払出装置の実施例でキャ
リアカムの位置、キャリアスイッチの状態、パルス発生
部の出力パルス数と払出しモータの逆転による自動解除
の実行を行うかどうかの関係を示す図。
【図11】図8に示したコイン払出装置の実施例でコイ
ン払出しモータとキャリアスイッチとパルス発生部の動
作を示すタイミングチャート。
【図12】図8に示したコイン払出装置の実施例でコイ
ン払出しモータとキャリアスイッチとパルス発生部の動
作を示すタイミングチャート。
【図13】図8に示したコイン払出装置の実施例でコイ
ン払出しモータとキャリアスイッチとパルス発生部の動
作を示すタイミングチャート。
【図14】本発明の実施例における払出し処理中のコイ
ン詰まり発生時の処理の詳細を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 コインチューブ 11 底板 20 ペイアウトスライド 21 孔 22 溝 30 ペイアウトカム 31 ピン 40 コイン払出モータ 41、42、43、 歯車伝達手段 44 軸 50 キャリアカム 60 キャリアスイッチ 70 インベントリスイッチ 80 コイン払出制御部 81、83、83、84 タイマ 90 パルス発生部 91 発光素子 92 受光素子 93 回転板 95 パルス計数部 100 コイン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00 G07F 1/04

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コインチューブの下端に配設されたペイ
    アウトスライドをコイン払出モータにより前記コインチ
    ューブの下端で往復動させることにより前記コインチュ
    ーブ内のコインを1枚ずつ払出すコイン払い出し動作を
    行なうコイン払出装置において、 前記コイン払い出し動作中にコイン詰まりが発生した場
    合は、これを検出するコイン詰まり検出手段と、 前記コイン詰まり検出手段によりコイン詰まりが検出さ
    れた時点で前記コイン払出モータを逆転した場合にオー
    バーペイが発生する可能性があるか否かを判別する判別
    手段と、 前記コイン詰まり検出手段によりコイン詰まりが検出さ
    れ、かつ前記判別手段により前記オーバーペイが発生す
    る可能性がないと判別した場合に前記コイン払出モータ
    を逆転制御する逆転制御手段とを具備することを特徴と
    するコイン払出装置。
  2. 【請求項2】 前記コイン払出モータにより駆動される
    回動軸に配設されたキャリアカムと、 前記キャリアカムの回動位置によりオン、オフするキャ
    リアスイッチと を更に具備し、 前記判別手段は、 前記キャリアスイッチの動作状態から前記コイン払出モ
    ータの逆転によりオーバーペイが発生する可能性がある
    か否かを判別することを特徴とする請求項1記載のコイ
    ン払出装置。
  3. 【請求項3】 前記キャリアカムは、 前記ペイアウトスライドが待機位置にあるとき前記キャ
    リアスイッチがオフとなり、前記コイン払出モータの回
    動により前記ペイアウトスライドが前記コインチューブ
    内のコインを前記コインチューブ内から下方に落下させ
    る位置になると前記キャリアスイッチがオンになる形状
    に形成されており、 前記判別手段は、 前記コイン詰まり検出手段によりコイン詰まりが検出さ
    れた時点において前記キャリアスイッチがオンの場合に
    前記コイン払出モータの逆転によりオーバーペイが発生
    する可能性がないと判別することを特徴とする請求項2
    記載のコイン払出装置。
  4. 【請求項4】 前記コイン詰まり検出手段は、 第1の時間の計時する第1のタイマと、 前記第1のタイマによる前記第1の時間内に前記キャリ
    アスイッチが正常にオン、オフしない場合はコイン詰ま
    りとして検出する手段とを具備し、 前記判別手段は、 前記コイン詰まり検出手段によりコイン詰まりを検出し
    た時点から第2の時間を計数する第2のタイマと、 前記第2のタイマによる前記第2の時間を計時した後
    に、前記キャリアスイッチがオンかオフかを判別する手
    段とを具備し、 前記逆転制御手段は、 前記コイン払出モータの逆転開始から第3の時間を計時
    する第3のタイマと、 前記キャリアスイッチがオフになるか若しくは前記第3
    のタイマによる前記第3の時間の計時が終了するまで前
    記コイン払出モータを逆転制御する手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項3記載のコイン払出装置。
  5. 【請求項5】 前記逆転制御手段は、 前記逆転制御が終了してから第4の時間の計時を開始す
    る第4のタイマと、 前記第4のタイマによる前記第4の時間の計時終了後
    に、前記コイン払出モータを正転し、前記第1のタイマ
    による前記第1の時間内に前記キャリアスイッチが正常
    にオン、オフしない場合は前記コイン払出モータを再逆
    転制御し、上記動作を前記第1の時間内に前記キャリア
    スイッチが正常にオン、オフするまで繰り返す再逆転制
    御手段とを更に具備することを特徴とする請求項4記載
    のコイン払出装置。
  6. 【請求項6】 前記再逆転制御手段は、 前記再逆転制御を行う回数が所定の回数に制限されてい
    ることを特徴とする請求項5記載のコイン払出装置。
  7. 【請求項7】 前記コイン払出モータが待機位置にある
    とき所定の初期値にリセットされ、前記コイン払出モー
    タの回動に応じて発生されるパルスを計数する計数手段
    を更に具備し、 前記判別手段は、 前記計数手段の計数値に基づき前記コイン払出モータの
    逆転によりオーバーペイが発生する可能性があるか否か
    を判別することを特徴とする請求項1記載のコイン払出
    装置。
  8. 【請求項8】 前記コイン払出モータにより駆動される
    軸に配設され複数の孔が形成された回転板と、 前記回転板の孔の位置を検出する毎にパルスを発生する
    パルス発生手段とを更に具備し、 前記計数手段は、 前記パルス発生手段から発生されるパルスを計数するこ
    とを特徴とする請求項7記載のコイン払出装置。
  9. 【請求項9】 前記コイン払出モータにより駆動される
    回動軸に配設されたキャリアカムと、 前記キャリアカムの回動位置によりオン、オフするキャ
    リアスイッチとを更に具備し、 前記コイン詰まり検出手段は、 第1の時間の計時する第1のタイマと、 前記第1のタイマによる前記第1の時間内に前記キャリ
    アスイッチが正常にオン、オフしない場合はコイン詰ま
    りとして検出する手段とを具備し、 前記判別手段は、 前記コイン詰まり検出手段によりコイン詰まりを検出し
    た時点から第2の時間を計数する第2のタイマと、 前記第2のタイマによる前記第2の時間を計時した後
    に、前記計数手段の計数値に基づき前記コイン払出モー
    タの逆転によりオーバーペイが発生する可能性があるか
    否かを判別する手段とを具備し、 前記逆転制御手段は、 前記コイン払出モータの逆転開始から第3の時間を計時
    する第3のタイマと、 前記キャリアスイッチがオフになるか若しくは前記第3
    のタイマによる前記第3の時間の計時が終了するまで前
    記コイン払出モータを逆転制御する手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項7記載のコイン払出装置。
  10. 【請求項10】 前記逆転制御手段は、 前記逆転制御が終了してから第4の時間の計時を開始す
    る第4のタイマと、 前記第4のタイマによる前記第4の時間の計時終了後
    に、前記コイン払出モータを正転し、前記第1のタイマ
    による前記第1の時間内に前記キャリアスイッチが正常
    にオン、オフしない場合は前記コイン払出モータを再逆
    転制御し、上記動作を前記第1の時間内に前記キャリア
    スイッチが正常にオン、オフするまで繰り返す再逆転制
    御手段とを更に具備することを特徴とする請求項9記載
    のコイン払出装置。
  11. 【請求項11】 前記再逆転制御手段は、 前記再逆転制御を行う回数が所定の回数に制限されてい
    ることを特徴とする請求項10記載のコイン払出装置。
  12. 【請求項12】 コイン詰まり解除スイッチと、 前記コイン詰まり解除スイッチが操作されたことを条件
    に前記コイン払出モータを逆転制御するコイン払出モー
    タ逆転制御手段とを更に具備することを特徴とする請求
    項1記載のコイン払出装置。
  13. 【請求項13】 前記コイン詰まり解除スイッチは、 前記コインチューブ内のコインの払い出しを指令するイ
    ンベントリスイッチであり、 前記コイン払出モータ逆転制御手段による前記コイン払
    出モータを逆転制御によりコイン詰まりが解消された場
    合は、前記インベントリスイッチの指令に基づく前記コ
    インチューブ内のコインの払い出し動作に移行すること
    を特徴とする請求項12記載のコイン払出装置。
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