JP3436002B2 - カラー受像管装置 - Google Patents

カラー受像管装置

Info

Publication number
JP3436002B2
JP3436002B2 JP18718296A JP18718296A JP3436002B2 JP 3436002 B2 JP3436002 B2 JP 3436002B2 JP 18718296 A JP18718296 A JP 18718296A JP 18718296 A JP18718296 A JP 18718296A JP 3436002 B2 JP3436002 B2 JP 3436002B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass bulb
diameter arc
arc portion
cone portion
color picture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18718296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1031965A (ja
Inventor
勝世 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP18718296A priority Critical patent/JP3436002B2/ja
Publication of JPH1031965A publication Critical patent/JPH1031965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3436002B2 publication Critical patent/JP3436002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビやディスプ
レイ等に用いるカラー受像管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインライン電子銃を備えたカラー
受像管装置は、蛍光体スクリーン面上に青および赤のラ
インを映出させると、図8に示すような横軸ミスコンバ
ーゼンスが発生する。すなわち、蛍光体スクリーン面の
垂直方向有効サイズの約1/2を占める中間領域Lにお
いては、第1・第3象限の青ライン1B,3Bが赤ライ
ン1R,3Rの上方向へ、そして第2・第4象限の青ラ
イン2B,4Bが赤ライン2R,4Rの下方向へそれぞ
れ斜めに位置ずれする横軸ミスコンバーゼンスが発生す
る。
【0003】そこで、従来のカラー受像管装置は、図8
に示すような横軸ミスコンバーゼンスを低減するため
に、偏向装置の垂直偏向コイルが、ピンクッション磁界
を発生するためのコイル部分とバレル磁界を発生するた
めのコイル部分の2対の2組に分割巻回され、そして、
垂直偏向コイルの一組のコイル部分が、逆極性に並列接
続された2個のダイオードを直列接続している(特開昭
64−84549号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカラー受像管装置では、偏向装置周辺のコン
バーゼンス補正回路にダイオードを使用しているため、
偏向装置の温度上昇にともないダイオードが温度上昇
し、その結果、ダイオードのコンバーゼンス性能が低下
して、画質が劣化するという問題があった。
【0005】本発明は、コンバーゼンス補正回路のダイ
オード、サーミスタ、抵抗器等の電子部品をなくして、
ミスコンバーゼンスを低減することができるカラー受像
管装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー受像管装
置は、内面に蛍光スクリーン面を有するガラスバルブ
と、前記ガラスバルブ内に配置され、前記蛍光スクリー
ン面に電子ビームを照射するインライン電子銃と、前記
ガラスバルブ外に配置された水平偏向コイルおよび垂直
偏向コイルを有する偏向装置とを備えたカラー受像管装
置において、前記垂直偏向コイルが前記ガラスバルブを
介して対向する一対のサドル型コイルからなり、前記サ
ドル型コイルは前記電子ビームを照射する方向に順次形
成された径小アーク部、中央に開口部を有するコーン部
および径大アーク部からなり、かつ、前記径大アーク部
の両端部にミスコンバーゼンスを防止するためのコンバ
ーゼンス手段を有しており、前記コンバーゼンス手段
は、前記径大アーク部の両端部に前記径小アーク部側へ
の掘込み部を有し、前記ガラスバルブの管軸方向におい
て、前記コーン部の外側の長さより、前記コーン部の前
記開口部側の長さを長くしたものである。
【0007】
【0008】この構成により、径大アーク部の両端部の
掘込み部のピンクッション磁界成分が低下し、かつコー
ン部の外側長さより長い開口部側のコーン部領域に、新
たな磁界が発生するため、横軸ミスコンバーゼンスを低
減することができ、さらに、従来必要であったコンバー
ゼンス補正回路のダイオード等の電子部品をなくすこと
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0010】図4に示すように、本発明一実施の形態の
カラー受像管装置は、前面パネル1内面に、青、緑、赤
に発光する3色の蛍光スクリーン面2を有するガラスバ
ルブ3と、蛍光スクリーン面2に対向配置されたシャド
ウマスク4と、ガラスバルブ3のネック部5内に配置さ
れ、蛍光スクリーン面2に電子ビーム6を照射するイン
ライン電子銃7と、ガラスバルブ3のファンネル部8お
よびネック部5の外側に装着された偏向装置9と、ネッ
ク部5の外側に装着され、ピュリティとスタティックコ
ンバーゼンスを調整するための2極マグネット10、4
極マグネット11および6極マグネット12を有するコ
ンバーゼンスユニット13とを備えている。
【0011】図5に示すように、偏向装置9は、樹脂枠
14の内側にピンクッション磁界を発生するための水平
偏向コイル(図略)を、樹脂枠14の外側にバレル磁界
を発生するための垂直偏向コイル16をそれぞれ組込
み、そして、垂直偏向コイル16の外周に磁束を強める
ためのフェライトコア17を装着している。
【0012】図1、図2および図3に示すように、垂直
偏向コイル16は、ガラスバルブ3を介して対向する一
対のサドル型コイル18a,18bからなり、また、サ
ドル型コイル18a,18bは、電子ビーム6を照射す
る方向に順次形成された径小アーク部19、中央に開口
部17を有するコーン部20および径大アーク部21か
らなり、かつ、径大アーク部21の両端部21a,21
bに横軸ミスコンバーゼンスを防止するためのコンバー
ゼンス手段22を有する。コンバーゼンス手段22は、
径大アーク部21の両端部21a,21bに径小アーク
部19側への掘込み部23a,23bを有し、ガラスバ
ルブ3の管軸X方向において、コーン部20の外側20
aの長さL1より、コーン部20の開口部17側の長さ
L2を長くしている。
【0013】次に、上記カラー受像管装置の作用・効果
について説明する。本発明一実施の形態は、径大アーク
部21の両端部21a,21bに横軸ミスコンバーゼン
スを防止するためのコンバーゼンス手段22を設けてい
るので、図8に示すような横軸ミスコンバーゼンスを防
止することができる。すなわち、コンバーゼンス手段2
2が、径大アーク部21の両端部21a,21bに径小
アーク部19側への掘込み部23a,23bを有し、ガ
ラスバルブ3の管軸X方向において、コーン部20の
20aの長さL1より、コーン部20の開口部17側
の長さL2を長くしているので、径大アーク部21の掘
込み部23a,23bのピンクッション磁界成分が低下
し、かつコーン部20の外側20aの長さL1より長
い、開口部17側のコーン部領域Aに、図7に示すよう
な新たな磁界24が矢印方向に発生するため、図8に示
すような横軸ミスコンバーゼンスを低減することがで
き、高画質化を図ることができる。さらに、従来必要で
あったコンバーゼンス補正回路のダイオード等の電子部
品をなくすこともできる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0015】図4に示す構成を有する本発明のカラー受
像管装置(以下本発明品という)は、図1、図2および
図3に示すコンバーゼンス手段22を用いた。図1およ
び図2に示す径小アーク部19、コーン部20、径大ア
ーク部21および掘込み部23a,23bの寸法L1,
L2およびa〜nは、L1が53mm、L2が60m
m、aが5mm、bが7mm、cが20mm、dが30
mm、eが15mm、fが33mm、gが53mm、h
が55mm、iが43mm、jが73mm、kが88m
m、mが5mmおよびnが33mmである。なお、図3
に示すP点は、図1および図2に示すコーン部領域Aの
新たな磁界の中心に位置し、そして、蛍光スクリーン面
2の中央水平軸Yに対して、ガラスバルブ3の管軸中心
Rと垂直偏向コイル16のP点とを結ぶ線分のなす角度
θは18度である。
【0016】これと比較するために、コンバーゼンス補
正回路にダイオードを設け、かつ掘込み部23a,23
bをなくした、上記同一仕様(寸法L2,寸法b,寸法
eおよび寸法jがなしの一般のサドル型垂直偏向コイ
ル)の垂直偏向コイルを有する従来のカラー受像管装置
(以下従来品という)も製作した。
【0017】そして、これらのカラー受像管装置の動作
開始直後から経時(時間と共に偏向装置が温度上昇す
る)の横軸ミスコンバーゼンス変化について調べたとこ
ろ、図6に示すとおりの結果が得られた。図6におい
て、曲線Bは本発明品を、曲線Cは従来品の横軸ミスコ
ンバーゼンス変化量をそれぞれ示す。
【0018】図6からわかるように、カラー受像管装置
の横軸ミスコンバーゼンス変化量については、従来品が
約0.15mmであったのに対し、本発明品では約0.
05mmであり約1/3に低減できることが確認され
た。
【0019】その理由は、径大アーク部21の掘込み部
23a,23bのピンクッション磁界成分が低下し、か
つ、図7に示す垂直偏向コイル16のP点に、新たな磁
界成分24が矢印方向に発生するため、青、緑、赤の外
側電子ビームに新たな磁界成分24が強く作用し、その
結果、図8に示すような横軸ミスコンバーゼンスが低減
されたと考える。
【0020】なお、本発明品では、コーン部20の長さ
外側長L1より中央部長L2の方を10mm長くした
が、その長さ(L2−L1)は、図8に示すような横軸
ミスコンバーゼンス量によって異なり、5mm〜20m
mが好ましい。また、本発明品では、図3に示す角度θ
を18度としたが、角度θが23度を越えるか、または
角度θが13度より小さくなると、横軸ミスコンバーゼ
ンス変化量が大きくなり実用的でない。したがって、角
度θは13度〜23度の範囲が好ましい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、コンバ
ーゼンス手段が径大アーク部の両端部に径小アーク部側
への掘込み部を有し、管軸方向のコーン部の長さが外側
長L1より中央部長L2の方を長くすることにより、横
軸ミスコンバーゼンスを低減することができ、さらに、
従来必要であった、コンバーゼンス補正回路のダイオー
ド等の電子部品をなくすことのできるカラー受像管装置
を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカラー受像管装置に用い
る垂直偏向コイルを示す要部側面図
【図2】同要部平面図
【図3】同垂直偏向コイルのコーン部領域Aの要部断面
正面図
【図4】本発明の一実施形態のカラー受像管装置を示す
側面図
【図5】同カラー受像管装置に用いる偏向装置を示す斜
視図
【図6】本発明実施例および従来例のカラー受像管装置
の動作開始直後から経時のミスコンバーゼンス変化量を
示す図
【図7】本発明実施例のカラー受像管装置におけるミス
コンバーゼンス補正の動作図
【図8】横軸ミスコンバーゼンスの説明図
【符号の説明】
2 蛍光スクリーン面 3 ガラスバルブ 6 電子ビーム 7 インライン電子銃 9 偏向装置 16 垂直偏向コイル 17 コーン部の開口部 19 径小アーク部 20 コーン部 21 径大アーク部 21a,21b 径大アーク部の両端部 22 コンバーゼンス手段 23a,23b 掘込み部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に蛍光スクリーン面を有するガラス
    バルブと、前記ガラスバルブ内に配置され、前記蛍光ス
    クリーン面に電子ビームを照射するインライン電子銃
    と、前記ガラスバルブ外に配置された水平偏向コイルお
    よび垂直偏向コイルを有する偏向装置とを備えたカラー
    受像管装置において、 前記垂直偏向コイルが前記ガラスバルブを介して対向す
    る一対のサドル型コイルからなり、前記サドル型コイル
    は前記電子ビームを照射する方向に順次形成された径小
    アーク部、中央に開口部を有するコーン部および径大ア
    ーク部からなり、かつ、前記径大アーク部の両端部にミ
    スコンバーゼンスを防止するためのコンバーゼンス手段
    を有しており、 前記コンバーゼンス手段は、前記径大アーク部の両端部
    に前記径小アーク部側への掘込み部を有し、前記ガラス
    バルブの管軸方向において、前記コーン部の外側の長さ
    より、前記コーン部の前記開口部側の長さを長くしたこ
    とを特徴とするカラー受像管装置。
  2. 【請求項2】 前記蛍光スクリーン面の中央水平軸に対
    して、前記ガラスバルブの管軸中心と、前記コーン部の
    外側の長さより長い、前記開口部側のコーン部領域の磁
    界中心とを結ぶ線分のなす角を13度〜23度の範囲に
    したことを特徴とする請求項1記載のカラー受像管装
    置。
JP18718296A 1996-07-17 1996-07-17 カラー受像管装置 Expired - Fee Related JP3436002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18718296A JP3436002B2 (ja) 1996-07-17 1996-07-17 カラー受像管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18718296A JP3436002B2 (ja) 1996-07-17 1996-07-17 カラー受像管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1031965A JPH1031965A (ja) 1998-02-03
JP3436002B2 true JP3436002B2 (ja) 2003-08-11

Family

ID=16201551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18718296A Expired - Fee Related JP3436002B2 (ja) 1996-07-17 1996-07-17 カラー受像管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3436002B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1031965A (ja) 1998-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6237849A (ja) 偏向ヨ−ク装置
JPH04370629A (ja) 偏向ヨーク装置
JP3436002B2 (ja) カラー受像管装置
JP3257055B2 (ja) 陰極線管
US5719542A (en) Convergence yoke for improving focus characteristics
EP0310242B1 (en) Colour display system including a self-converging deflection yoke providing raster distortion correction
KR100238511B1 (ko) 음극선관의 편향장치
KR20010039960A (ko) 컨버전스 보정 장치를 가진 컬러 음극선관
JPH05252525A (ja) 偏向ヨーク装置
KR100334670B1 (ko) 편향요크의그린빔드롭현상방지장치
KR100422036B1 (ko) 편향 요크
JP2862575B2 (ja) カラー受像管
US7129628B2 (en) Velocity modulation coil apparatus and cathode-ray tube apparatus
JP3215132B2 (ja) インライン型カラー受像管装置
KR100356297B1 (ko) 편향요크
JP3525774B2 (ja) カラー受像管装置
JPH0391392A (ja) カラー偏向ヨーク装置
JPH0433238A (ja) カラー受像管装置
JPH0318296B2 (ja)
JP2001202908A (ja) カラー受像管装置
JP2006269124A (ja) 投写管用偏向装置および投写管装置
JP2000323067A (ja) 偏向ヨークおよびカラー陰極線管受像機
JPH0389437A (ja) インライン形カラー受像管用偏向装置
JP2000323068A (ja) 偏向装置
JPS62296345A (ja) インライン型カラ−受像管

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees