JP3426565B2 - 表面形状認識装置 - Google Patents

表面形状認識装置

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JP3426565B2
JP3426565B2 JP2000171808A JP2000171808A JP3426565B2 JP 3426565 B2 JP3426565 B2 JP 3426565B2 JP 2000171808 A JP2000171808 A JP 2000171808A JP 2000171808 A JP2000171808 A JP 2000171808A JP 3426565 B2 JP3426565 B2 JP 3426565B2
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sensor
circuit
electrode
capacitance
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浩季 森村
智志 重松
克之 町田
億 久良木
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面形状認識装置
に関し、特に人間の指紋や動物の鼻紋などの微細な凹凸
を認識する表面形状認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報化社会の進展と現代社会の環境にお
いて、セキュリティ技術への関心が高まっている。例え
ば、情報化社会では、電子現金化などのシステム構築の
ための本人認証技術が、重要な鍵となってきる。また、
盗難やカードの不正使用の防御策のための認証技術につ
いても研究開発が活発になっているのが実情である(例
えば、清水良真他、個人認証付き機能付きICカードに
関する一検討、信学技報、Technical report of IEICE,
OFS92-32,p25-30(1992))。
【0003】このような、不正使用防御策のための認証
方式には、指紋や声紋などを利用したものが種々ある
が、中でも、指紋認証技術については、これまで多くの
技術開発がなされている。指紋の認証方式は、光学的な
読み取り方式と人間の電気特性を利用して指紋の凹凸を
電気信号に置き換えて検出する方式とに大別される。光
学的に読み取る方式は、主に光の反射とCCDイメージ
センサを用い、指紋を光学像データとして取り込み、照
合を行う方式である(特開昭61−221883号公
報)。
【0004】他の方式として、指の指紋の圧力差を読み
取るために圧電薄膜を利用した方式も開発されている
(特開平5−61965号公報)。また、同じように、
皮膚の接触により生じる電気特性の変化を、電気信号の
分布に置き換えて指紋の形状を検出する方式として、感
圧シートを用いて抵抗変化量もしくは容量変化量による
認証方式が提案されている(特開平7−168930号
公報)。しかしながら、以上の技術において、まず、光
を用いた方式は小型化することが難しく、汎用的に用い
ることが困難であり、用途が限定されるという問題があ
る。次に、感圧シートなどを用いて指の凹凸を感知する
方式は、材料が特殊であることや加工性の難しさから、
実用化が難しく信頼性に乏しいことが考えられる。
【0005】一方、LSIの製造技術を用いて作製され
た容量型の指紋センサが開発されている(Marco Tartag
ni and Roberto Guerrieri,A 390dpi Live Fingerprint
Imager Based on Feedback Capacitive Sensing Schem
e,1997 IEEE InternationalSolid-State Circuits Conf
erence, p200-201(1997).)。これは、LSIチップ上
に2次元に配列された小さなセンサにより、帰還静電容
量方式を利用して皮膚の凹凸パターンを検出する方法で
ある。この容量型センサは、基本的にはLSI配線の最
上層にプレートを形成し、プレート上にパシベーション
膜を形成したものである。
【0006】このセンサに指先が触れると、皮膚の表面
が第2のプレートとして機能し、空気からなる絶縁層で
隔離され、皮膚表面とプレートとの距離の違いでセンシ
ングを行うことにより指紋を検出するものである。な
お、この技術では、最上層に配置されるプレートの近傍
に参照用のプレートを配置し、この参照用のプレートと
の差分を実際のセンシングに用いるようにしている。こ
の構造は、従来の光学式に比較し、特殊なインターフェ
イスが不要なことや、小型化が可能なことが特徴であ
る。
【0007】上記指紋センサは、原理的には、半導体基
板上にセンサ電極を形成し、センサ電極上にパシベーシ
ョン膜を形成したものであり、パシベーション膜を介し
て皮膚とセンサとの容量を検出し微細構造の凹凸を検出
する方法である。ここで従来の容量型の指紋センサにつ
いて図を参照して簡単に説明する。この容量型センサ
は、図10の断面図に示すように構成されている。ま
ず、LSI等の形成された半導体基板401の上に、下
層絶縁膜402を介して配線403が形成され、この上
に層間絶縁膜404が形成されている。
【0008】また、層間絶縁膜404上には、例えば平
面形状が矩形のセンサ電極406が形成されている。こ
のセンサ電極406は、層間絶縁膜404に形成された
スルーホール内のプラグ405を介して配線403に接
続されている。層間絶縁膜404上に、センサ電極40
6を覆うように、パシベーション膜407が形成され、
センサ素子が構成されている。センサ素子は、図11の
平面図に示すように、隣り合うセンサ素子のセンサ電極
406が接触しないように、2次元的に複数配置されて
いる。
【0009】つぎに、上記容量型センサの動作について
説明する。指紋検出のときは、まず、指紋検出対象の指
が、パシベーション膜407に接触する。このように、
指が接触すると、センサ電極406上では、パシベーシ
ョン膜407に触れた皮膚が電極として機能し、センサ
電極406との間で容量が形成される。この容量は、配
線403を介して検出される。ここで、指先の指紋は、
皮膚の凹凸により形成されているので、パシベーション
膜407に指を接触させた場合、電極としての皮膚と、
センサ電極406との距離は、指紋を形成している凸部
と凹部とで異なる。この距離の違いは、容量の違いとし
て検出されることになる。したがって、各々のセンサ電
極における異なる容量の分布を検出していけば、指紋の
凹凸の形状となる。このように、この容量型センサによ
り、皮膚の微細な凹凸状態を感知することができる。
【0010】このような容量型指紋センサは、従来の光
学式センサと比較して特殊なインターフェイスが不要で
あり、小型化が可能である。この容量型センサは、以下
に示す各部が集積化された集積回路(LSI)チップ上
に一体化して搭載することができる。すなわち、センサ
電極406の容量を検出する容量検出回路と、容量検出
回路の出力を入力して処理する処理回路と、照合のため
の指紋データが格納された記憶回路と、記憶回路の指紋
データと容量検出回路により検出され処理回路により処
理されたた指紋とを比較照合する比較照合回路とが集積
化された集積回路チップに、上述の容量型センサを搭載
することができる。このように、1つの集積回路チップ
上に構成することで、各ユニット間のデータ転送におけ
る情報の改竄などが困難になり、機密保持性能を向上さ
せることができる。なお、こうしたLSI製造技術を用
いた容量検出型センサは、例えば、’ISSCC DI
GEST OF TECHNICAL PAPERS’
FEBRUARY 1998 pp.284〜285
に記載されている。
【0011】図12は指の皮膚と電極との間に形成され
る静電容量を検出して、指紋の凹凸パターンを検出する
従来の容量検出回路の回路図である。図12において、
50は検出素子であり、接触した指の表面400とセン
サ電極406との間に形成される静電容量の値Cfを電
圧信号として出力するものである。容量検出回路500
は、信号発生回路510及び出力回路520等により構
成される。検出素子50のセンサ電極406は、NchM
OSトランジスタQ2を介し電流Iの電流源511の入
力側に接続されている。また、センサ電極406とトラ
ンジスタQ2との節点N1には、出力回路520の入力
側が接続されている。また、節点N1にはPchMOSト
ランジスタQ1を介して、電源電圧VDDが印加される。
この節点N1は寄生容量Cp0を有している。さらに、
トランジスタQ1,Q2のゲート端子にはそれぞれ信号
PRE(バー),REが印加される。ここで、電流源5
11とトランジスタQ2とにより信号発生回路510が
構成され、NchMOSトランジスタQ3とバイアス抵抗
Raとにより出力回路520が構成される。
【0012】図12の容量検出回路500の動作を説明
する。はじめに、トランジスタQ1のゲート端子にはH
ighレベル(VDD)の信号PRE(バー)が与えら
れ、トランジスタQ2のゲート端子にはLowレベル
(GND)の信号REが与えられている。したがって、
このときトランジスタQ1,Q2はともに導通していな
い。この状態で信号PRE(バー)がHighレベルか
らLowレベルに変化すると、トランジスタQ1が導通
状態になる。このときトランジスタQ2は非導通状態の
ままであるから、節点N1の電位がVDDにプリチャージ
される。
【0013】プリチャージが終了した後、信号PRE
(バー)がHighレベルに変化すると同時に信号RE
がHighレベルに変化する。これによりトランジスタ
Q1が非導通状態に、トランジスタQ2が導通状態にな
り、電流源511により節点N1の充電電荷が引き抜か
れる。この結果、節点N1の電位が低下する。信号RE
をHighレベルにする期間をΔtとすると、Δt経過
後の節点N1の電位低下ΔVは ΔV=IΔt/(Cf+Cp0) (1) となる。ただし、Cfは静電容量の値である。
【0014】電流源511の電流I、期間Δt及び寄生
容量Cp0はそれぞれ一定であるから、電位低下ΔVは
静電容量値Cfによって決定される。この容量値Cfは
電極406と指の表面400との距離によって決まるの
で、指紋の凹凸によって容量400の値Cfが異なる。
このことから、指紋の凹凸を反映して低下電位ΔVの大
きさが変化する。この電位低下ΔVが入力信号として出
力回路520に供給されるので、出力回路520でΔV
が入力され、指紋の凹凸を反映した信号が出力される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た容量型センサは、指の皮膚等を電極として利用してい
るため、静電気を帯びている指が接触したときにこの静
電気により、容量型センサと一体となっているLSIが
静電破壊されやすく信頼性が低下するという問題があっ
た。即ち、通常、LSIを構成するMOSトランジスタ
は、ゲート端子に入力された信号に対して高感度で信号
を出力する特性を有している。このため、従来の容量検
出回路500では、センサ電極406に接続される節点
N1に直接出力回路520のMOSトランジスタQ3の
ゲート端子を接続し、前記節点に発生する微細な信号変
化ΔVを高感度で検出して出力するようにしている。
【0016】しかし、MOSトランジスタのゲート酸化
膜は10nmと薄いため、その絶縁耐圧は100V程度
である。この絶縁耐圧を超える高電圧がゲート端子に入
力されるとゲート酸化膜は破壊されMOSトランジスタ
は動作不能になる。そのため、図12に示す従来の容量
検出回路は、指紋の凹凸などの表面形状を認識する際に
指などの認識対象物が静電気を帯びていた場合、この1
000V以上の静電気がセンサ電極406を介し出力回
路3内のMOSトランジスタQ3のゲート端子まで達
し、この結果、トランジスタQ3が破壊され、信頼性が
低下するという問題があった。したがって、本発明は、
容量型センサを用いて指紋の凹凸などの微細な表面形状
を認識する表面形状認識装置の信頼性を向上させること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の表面形状認識装
置は、基板上の層間絶縁膜上に配置されかつ各々が絶縁
分離されている複数のセンサ電極(105)と、層間絶
縁膜上に前記各々のセンサ電極の上面および側面を各々
覆って配置されかつ誘電体からなるパシベーション膜
(107)と、認識対象物がパシベーション膜表面に接
触したときにセンサ電極とこれに対向する前記認識対象
物の表面との間に形成された静電容量を検出する容量検
出回路(200)と、パシベーション膜表面上の静電気
を通過させる静電気回避手段(106,Q4,Q5)と
を設け静電気回避手段を、センサ電極と絶縁分離され
て層間絶縁膜上に形成され、かつ一部がパシベーション
膜とともに1つの表面を形成するアース電極(106)
容量検出回路内のセンサ電極に接続される全ての回
路の入力側に静電気保護素子とから構成するようにした
ものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明に係る表面形状認
識装置の第1の実施の形態を示す要部断面図である。図
1において、本表面形状認識装置を構成するセンサチッ
プは、例えばシリコンからなる半導体基板101上の下
層絶縁膜102上に形成された層間絶縁膜104上に、
たとえば80μm角の複数のセンサ電極105と、格子
状のアース電極106とを備えるようにしている。ま
た、複数のセンサ電極105とアース電極106とを、
層間絶縁膜104表面で規定される同一平面上に配置す
るようにしている。なお、アース電極106は、センサ
電極105と同一平面上に配置する必要はない。
【0019】アース電極106は、図2の平面図に示す
ように、アース電極106で構成している格子の升の中
央にセンサ電極105が配置されるようにし、かつセン
サ電極105とは絶縁分離された状態としている。アー
ス電極106は、例えばAuから構成し、層間絶縁膜1
04に接する底部からパシベーション膜107表面に露
出する頭部までの高さ、すなわち膜厚を3μm程度とし
た。したがって、パシベーション膜107の膜厚も、3
μm程度である。アース電極106の上面は、パシベー
ション膜107表面とともに1つの表面を形成し、本実
施の形態では、この表面を1つの平面としている。
【0020】また、アース電極106は、層間絶縁膜1
04上に形成した配線106aで接地線が接続されるパ
ッド(基準電極)106bに導通させ、センサ電極10
5が形成される検出領域105a内では、層間絶縁膜1
04上だけに存在させた。本実施の形態では、アース電
極106を層間絶縁膜104上に接して形成するように
したが、これに限るものではない。アース電極106
は、パシベーション膜107表面より埋め込むように配
置し、アース電極106底部が層間絶縁膜104上面か
ら離れていてもよい。なお、パッド106bは、接地線
に接続するのではなく、所定の固定電位が与えられるよ
うにしてもよい。
【0021】上記センサ電極105は、層間絶縁膜10
4上に形成されたパシベーション膜107で覆い、15
0μm間隔に複数個を備えるようにした。また、センサ
電極105は、例えばAuから構成し、膜厚1μm程度
に形成した。パシベーション膜107の膜厚は3μm程
度としたので、センサ電極105上には、パシベーショ
ン膜107が約2(=3−1)μm存在している。この
パシベーション膜107は、例えばポリイミドなどの比
誘電率が4.0程度の絶縁物から構成すればよい。
【0022】上記下層絶縁膜102上には、センサ電極
105にスルーホールを介して接続する配線103を形
成するようにした。また、半導体基板101上には、指
等ががセンサに触れたときに指とセンサ電極105間に
形成される容量を検出する容量検出回路200を形成し
ている。この容量検出回路200は、前述した配線10
3などによりセンサ電極105に接続している。容量検
出回路200は、例えばセンサ電極105毎に用意さ
れ、センサ電極105と認識対象物の一部との間に形成
される容量を検出する。
【0023】各容量検出回路200の出力OUTは、処
理回路300により処理され、この処理回路300の処
理により、各センサ電極105と、認識対象物である指
の表面間の静電容量(即ち、指の表面形状を示す後述の
指紋の凹凸)を濃淡に変換した画像データが生成され
る。容量検出回路200および処理回路300は、セン
サ電極105下の半導体基板101上に集積回路として
形成される。なお、容量検出回路200や処理回路30
0は、必ずしも半導体基板101上にモノリシックに集
積する必要はない。しかし、センサ電極105と容量検
出回路200や処理回路300は、なるべく近くに配置
した方が望ましい。
【0024】このように、第1の実施の形態では、認識
対象となる指などが認識のために接触するパシベーショ
ン膜107表面に、一部が露出したアース電極106を
設けるようにした。このことにより、パシベーション膜
107表面に指が接触したときに生じる静電気はアース
電極106に流れるようになり、層間絶縁膜104下に
配置された容量検出回路200への静電気の印加を抑制
できるようになる。このように、容量検出回路200
は、アース電極106により静電気の影響を受けにくく
なっているため、容量検出回路の信頼性が向上する。
【0025】(第2の実施の形態)図3は第2の実施の
形態を示す図であり、表面形状認識装置を構成する容量
検出回路の回路図である。この容量検出回路200A
は、接触した人間の指などの認識対象物100とセンサ
電極105間の静電容量を検出するものであり、検出し
た静電容量値Cfに相当する電気量に応じた信号を発生
する信号発生回路210と、センサ電極105と信号発
生回路210との間の接続点の信号を検出して出力する
出力回路220等からなる。
【0026】図3において、検出素子1を構成するセン
サ電極105は、信号発生回路210内のNchMOSト
ランジスタQ2のドレイン端子に接続され、トランジス
タQ2のソース端子は電流値Iの電流源211の入力側
に接続される。また、センサ電極105とトランジスタ
Q2との節点N1には、PchMOSトランジスタQ4の
ソース端子が接続される。トランジスタQ4のドレイン
端子には、ソース端子に電源電圧VDDが印加されたPch
MOSトランジスタQ1のドレイン端子と、出力回路2
20の入力側が接続される。また、NchMOSトランジ
スタQ3とバイアス抵抗Raとにより出力回路200が
構成される。ここで、Cp0,Cp1は寄生容量であ
る。なお、上記トランジスタなどの素子は図1に示した
下層絶縁膜102下の半導体基板101上に形成され
る。また、上記各トランジスタなどの素子は、下層絶縁
膜102上の配線層により接続されて容量検出回路を構
成している。
【0027】さて以上のように構成された容量検出回路
200Aの動作について説明する。スタンバイ状態で
は、図3のトランジスタQ1のゲート端子にHighレ
ベル(VDD)の信号PRE(バー)が与えられ、トラン
ジスタQ2のゲート端子にはLowレベル(GND)の
信号REが与えられる。したがって、このときトランジ
スタQ1,Q2はともに非導通である。また、トランジ
スタQ4のゲート端子にはこのトランジスタQ4が導通
するように電位VGPが印加される。
【0028】ここで、信号PRE(バー)がHighレ
ベルからLowレベルに変化すると、トランジスタQ1
が導通状態になる。このときトランジスタQ2は非導通
状態のままであり、したがって信号発生回路210は停
止状態にあるため、節点N2の電位がVDDにプリチャー
ジされる。また、節点N1もトランジスタQ4を介して
VDDにプリチャージされる。こうしてプリチャージが行
われた後、信号PRE(バー)をLowレベルからHi
ghレベルにしてトランジスタQ1を非導通状態にす
る。また、同時に信号REをLowレベルからHigh
レベルにしてトランジスタQ2を導通させる。これによ
り信号発生回路210が動作状態になり、信号発生回路
210の電流源211により節点N1,N2の充電電荷
が引き抜かれ、節点N1,N2の電位が低下する。
【0029】ここで、信号REをHighレベルに維持
する期間をΔtとすると、Δt後の節点N1,N2の電
圧低下ΔVは、 ΔV=I・Δt/(Cf+Cp0+Cp1) (2) となる。ここで、Cfは静電容量値、Cp0,Cp1は
各寄生容量値、Iは電流源211の電流値を示す。静電
容量Cfは、指の皮膚100とセンサ電極105との距
離により決まるため、指紋の凹凸に応じて容量値Cfは
異なる。また、電流値I及びCp0,Cp1の値は一定
であるため、式(2)において指紋の凹凸に応じて電圧
低下ΔVが変化する。この電圧低下ΔVが入力信号とし
て出力回路220に供給されることから、出力回路22
0でΔVが入力され、指紋の凹凸を反映した信号を出力
できる。
【0030】図3の容量検出回路では、トランジスタQ
4のソース端子を入力として検出素子1のセンサ電極1
05に接続している。ここで、図3の容量検出回路にお
いてトランジスタQ4部分の断面構造を模式的に示した
図を図4に示す。図4において、トランジスタQ4のゲ
ートに電圧VGPを有する電源が接続され、ソース端子に
節点N1、ドレイン端子に節点N2が接続されている。
トランジスタQ4のソース端子及びドレイン端子は半導
体としてp+の電気的極性を有しており、基板(または
ウェル)はnの極性を有している。このため節点N1に
は寄生のpnダイオードが接続されていることになる。
また、n極性の基板(またはウェル)は電源電位VDDに
接続されているため、寄生のpnダイオードはダイオー
ドD1として図5のように節点N1に接続されることに
なる。
【0031】このため、節点N1に高電圧が印加されて
もダイオードD1が導通状態になり保護回路として機能
する。また、pn接合はゲート酸化膜に対して絶縁破壊
電圧が充分に大きい。そのため節点N1に高い負電圧が
印加されてもトランジスタQ4は破壊されることがな
い。このように、検出素子1のセンサ電極105にMO
Sトランジスタのゲート端子を接続せずに、センサ電極
105にPchMOSトランジスタQ4を接続したことに
より、ソース端子と基板に寄生のpnダイオードが形成
され、これにより節点N1の絶縁破壊電圧が高められる
とともに、高電圧の印加に対し保護回路として機能す
る。したがって、静電気を帯びた指などがセンサに触れ
たときに図12に示す従来の容量検出回路のようにその
高電圧の静電気がセンサ電極105を介し出力回路22
0内のMOSトランジスタQ3のゲート端子に達して、
トランジスタQ3が破壊されるようなことが防止され、
容量検出回路200Aを含む処理回路300の信頼性が
向上する。
【0032】なお、第2の実施の形態では、検出素子1
のセンサ電極105にPchMOSトランジスタQ4のソ
ース端子を接続した例を説明したが、一般にMOSトラ
ンジスタのソースはドレインと同様の特性を有している
ため、センサ電極105にPchMOSトランジスタQ4
のドレイン端子を接続してもドレイン端子と基板間に寄
生のpnダイオードが形成され、これにより同様に節点
N1の絶縁破壊電圧が高められ、かつ高電圧の印加に対
し保護回路として機能する。また、図3〜図5の容量検
出回路200A内の信号発生回路210及び出力回路2
20等の構成は実現例の一つを示したものであり、これ
らの構成は図3〜図5に示す構成に限定されない。
【0033】(第3の実施の形態)図6は、本発明の第
3の実施の形態を示す容量検出回路の回路図である。図
3の第2の実施の形態では、センサ電極105と出力回
路220間にPchMOSトランジスタQ4を配設してい
たのに対し、第3の実施の形態では、検出素子1と出力
回路220間にNchMOSトランジスタQ5を配設する
ものである。
【0034】次に図6の容量検出回路200Bの動作に
ついて説明する。信号PRE(バー)がHighレベル
からLowレベルに変化すると、トランジスタQ1が導
通状態になる。このときトランジスタQ2は非導通状態
のままであるため節点N2の電位がVDDにプリチャージ
される。この結果、節点N1の電位はトランジスタQ5
を介してVGN−Vthにプリチャージされ、トランジスタ
Q5は非導通になる。なお、VGNはトランジスタQ5の
ゲート端子の電位、VthはトランジスタQ5のしきい値
電圧である。
【0035】こうしてプリチャージが行われた後、信号
PRE(バー)をLowレベルからHighレベルにし
てトランジスタQ1を非導通状態にする。また、同時に
信号REをLowレベルからHighレベルにしてトラ
ンジスタQ2を導通させる。これにより信号発生回路2
10が動作状態になり、信号発生回路210の電流源2
11により節点N1の充電電荷が引き抜かれ、節点N1
の電位が僅かに低下する。すると、トランジスタQ5が
導通し、電流源211により節点N2の充電電荷も引き
抜かれ節点N2の電位も低下する。
【0036】ここで、寄生容量値Cp1はトランジスタ
Q1,Q5の各ドレイン端子、及びトランジスタQ3の
ゲート端子の寄生容量が主であり、実際のレイアウトに
より寄生容量値Cp0より充分小さくすることができ
る。そのため、節点N2の電位変化は節点N1の電位変
化より大きくなる。このようにトランジスタQ5は信号
発生回路210から発生した電圧信号を増幅する増幅回
路の働きをする。
【0037】ここで、信号REをHighレベルに維持
する期間をΔtとすると、Δt後の節点N1の電圧低下
ΔVは、 ΔV=VDD−(VGN−Vth)+I・Δt/(Cf+Cp0+CP1) (3) となる。なお、Iは電流源211の電流値である。静電
容量値Cfは、指の皮膚100とセンサ電極105との
距離により決まるため、指紋の凹凸に応じて容量値Cf
は異なる。また、式(3)において容量値Cf以外の値
は全て一定であるため、式(3)において指紋の凹凸に
応じて電圧低下ΔVが変化する。この電圧低下ΔVが入
力信号として出力回路220に供給されることから、出
力回路220でΔVが入力され、指紋の凹凸を反映した
信号を出力できる。
【0038】図6の容量検出回路200Bでは、増幅回
路の入力としてトランジスタQ5のソース端子をセンサ
電極105に接続している。ここで、図6の容量検出回
路200BにおいてトランジスタQ5部分の断面構造を
模式的に示した図を図7に示す。図7において、トラン
ジスタQ5のゲート端子に電圧VGNの電源が接続され、
ソース端子に節点N1、ドレイン端子に節点N2が接続
されている。トランジスタQ5のソース端子及びドレイ
ン端子は半導体としてn+の電気的極性を有しており、
基板(またはウェル)はpの極性を有している。このた
め、節点N1には寄生のpnダイオードが接続されてい
ることになる。また、p極性の基板(またはウェル)は
グランド電位に接続されているため、寄生のpnダイオ
ードはダイオードD2として図8のように節点N1に接
続されることになる。
【0039】上述したように、pn接合はゲート酸化膜
に対して絶縁破壊電圧が充分に大きい。そのため、第3
の実施の形態に示す容量検出回路は、節点N1に高い電
圧が印加されてもトランジスタQ5は破壊されることが
ない。また、節点N1に高い負電圧が印加された場合に
はダイオードD2が導通して保護回路として機能する。
【0040】このように、検出素子1のセンサ電極10
5にMOSトランジスタのゲート端子を接続せずに、セ
ンサ電極105にNchMOSトランジスタQ5のソース
端子を接続したことにより、ソース端子と基板間に寄生
のpnダイオードが形成され、これにより節点N1の絶
縁破壊電圧が高められ、かつ負電圧に対しては保護回路
として機能する。したがって、静電気を帯びた指などが
センサに触れたときに図12に示す従来の容量検出回路
のようにその高電圧の静電気がセンサ電極105を介し
出力回路220内のMOSトランジスタQ3のゲート端
子に達して、トランジスタQ3が破壊されるようなこと
が防止され、容量検出回路200Bを含めた処理回路3
00の信頼性が向上する。
【0041】なお、第3の実施の形態では、検出素子1
のセンサ電極105にNchMOSトランジスタQ5のソ
ース端子を接続した例を説明したが、一般にMOSトラ
ンジスタのソースはドレインと同様の特性を有している
ため、センサ電極105にNchMOSトランジスタQ5
のドレイン端子を接続してもドレイン端子と基板間に寄
生のpnダイオードが形成され、これにより同様に節点
N1の絶縁破壊電圧が高められ、かつ負電圧に対しては
保護回路として機能する。また、トランジスタQ5は増
幅機能を有しているため、第2の実施の形態の容量検出
回路に比べ素子数を増加させることなく保護機能を有す
る増幅回路を実現できる。したがって、容量検出回路の
検出感度を高める場合に回路を経済的かつ小型に構成で
きる。なお、図6〜図8の容量検出回路200B内の信
号発生回路210及び出力回路220等の構成は実現例
の一つを示したものであり、これらの各部は図6〜図8
に示した構成に限定されない。
【0042】(第4の実施の形態)第4の実施の形態の
容量検出回路は図示省略したが、図3に示す第2の実施
の形態の容量検出回路200Aの各トランジスタ及び信
号の極性を反転し、かつ図3に示すグランド(GND)
電位と電源電位VDDとを入れ替えたものである。このよ
うに構成することで第2の実施の形態の容量検出回路2
00Aと同様の効果が得られる。
【0043】(第5の実施の形態)第5の実施の形態の
容量検出回路は図示省略したが、図6に示す第3の実施
の形態の容量検出回路200Bの各トランジスタ及び信
号の極性を反転し、かつ図6に示すグランド(GND)
電位と電源電位VDDとを入れ替えたものである。このよ
うに構成することで第3の実施の形態の容量検出回路2
00Bと同様の効果が得られる。
【0044】(第6の実施の形態)第6の実施の形態の
容量検出回路は、増幅回路として他のソース入力型の増
幅回路を用いた場合の例であり、増幅機能を有する図6
のトランジスタQ5を、図9に示すように2つのトラン
ジスタQ5A,Q5Bで構成して各トランジスタQ5
A,Q5Bのドレイン端子とゲート端子とを交差接続す
ることにより差動型増幅回路として機能させるようにし
たものである。図9に示すMOSトランジスタQ5Aま
たはQ5Bのソース端子を、差動型増幅回路の入力とし
てセンサ電極105に接続することで、第3及び第5の
実施の形態と同様の効果が得られる。
【0045】このように、MOSトランジスタのソース
端子を、検出素子1のセンサ電極105に接続し、検出
素子1側からの信号を入力する入力回路の入力とするこ
とで、寄生のpnダイオードが形成される。このため、
絶縁破壊電圧が高められ保護回路として機能することか
ら容量検出回路200の信頼性が向上する。したがっ
て、LSI製造技術を用いた指紋検出用装置として本表
面形状認識装置を適用すれば、指が静電気を帯びた場合
でも装置の破壊を防止することができ、表面形状認識装
置の信頼性が向上する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置表面にアース電極を備え、アース電極やこれに接続す
る配線が装置内部に配置されないようにしたので、静電
気を帯びた人間の指などの認識対象物が装置表面に接触
することにより装置表面に発生する電流は装置内部に流
れずにアース電極を介して接地側に流れる。これによ
り、装置内部の容量検出回路等への静電気の影響を抑制
でき、したがって装置の信頼性が向上するとともに、装
置表面に接触した認識対象物の表面形状を、安定かつ高
感度で検出できる。加えて、認識対象物の検出を行うセ
ンサ電極に接続される容量検出回路内の全ての回路の入
力側に静電気保護素子を設けるようにしたので、容量検
出回路の静電気による破壊を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る表面形状認識装置の第1の実施
の形態を示すセンサチップの断面図である。
【図2】 前記センサチップの平面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示す容量検出回
路の回路図である。
【図4】 図3の容量検出回路の要部構成を示す図であ
る。
【図5】 図4の容量検出回路の等価回路を示す図であ
る。
【図6】 本発明の第3の実施の形態を示す容量検出回
路の回路図である。
【図7】 図6の容量検出回路の要部構成を示す図であ
る。
【図8】 図7の容量検出回路の等価回路を示す図であ
る。
【図9】 本発明の第6の実施の形態を示す容量検出回
路の回路図である。
【図10】 従来のセンサチップの断面図である。
【図11】 従来のセンサチップの平面図である。
【図12】 従来の容量検出回路の回路図である。
【符号の説明】
1…検出素子、100…認識対象物、101…半導体基
板、102…下層絶縁膜、103…配線、104…層間
絶縁膜、105…センサ電極、105a…検出領域、1
06…アース電極、106a…配線、106b…パッ
ド、107…パシベーション膜、200,200A、2
00B…容量検出回路、210…信号発生回路、211
…電流源、220…出力回路、300…処理回路、Q
1,Q4…PchMOSトランジスタ、Q2,Q3,Q
5,Q5A,Q5B…NchMOSトランジスタ、D
1,D2…寄生ダイオード、Cf…容量値、Cp0,C
p1…寄生容量、N1,N2…節点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久良木 億 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−231803(JP,A) 特開 平10−261670(JP,A) 特開 平11−318864(JP,A) 特開 平9−212302(JP,A) 特開 平9−251530(JP,A) 特開 平6−288845(JP,A) 特開 平11−19070(JP,A) 特開 平10−326087(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/28 A61B 5/117

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の層間絶縁膜上に配置されかつ各
    々が絶縁分離されている複数のセンサ電極と、 前記層間絶縁膜上に前記各々のセンサ電極の上面および
    側面を各々覆って配置されかつ誘電体からなるパシベー
    ション膜と、 認識対象物が前記パシベーション膜表面に接触したと
    きに前記センサ電極とこのセンサ電極に対向する前記認
    識対象物の表面との間に形成された静電容量を検出する
    容量検出回路と、 前記パシベーション膜表面上の静電気を通過させる静
    電気回避手段とを有し、 前記容量検出回路は、前記センサ電極に接続され前記静
    電容量に応じた信号を発生させる信号発生回路と、前記
    センサ電極と信号発生回路の接続部に発生した信号を増
    幅する信号増幅回路と、前記信号増幅回路からの信号を
    所望の信号に変換して出力する出力回路とからなり、 前記静電気回避手段は、 前記センサ電極と絶縁分離されて前記層間絶縁膜上に形
    成され、かつ一部が前記パシベーション膜とともに1つ
    の表面を形成するアース電極と、 前記容量検出回路とセンサ電極との間に設けられた静電
    気保護素子と から構成され、 前記静電気保護素子は、前記センサ電極に接続される前
    記信号増幅回路の入力に含まれ、 前記センサ電極は、前記認識対象が前記パシベーション
    膜に接したときに複数の前記センサ電極が覆われる大き
    さに形成され、 前記容量検出回路は、前記基板上の前記層間絶縁膜下に
    形成され、 前記アース電極は、前記センサ電極が配置された領域外
    で所定の固定電位が与えられる基準電極に接続され、 前記認識対象が前記パシベーション膜の表面に接触した
    ときに前記容量検出回路が検出した各々の前記センサ電
    極に対応する容量の変化により前記認識対象の表面形状
    を認識する ことを特徴とする表面形状認識装置。
  2. 【請求項2】 基板上の層間絶縁膜上に配置されかつ各
    々が絶縁分離されている複数のセンサ電極と、 前記層間絶縁膜上に前記各々のセンサ電極の上面および
    側面を各々覆って配置されかつ誘電体からなるパシベー
    ション膜と、 認識対象物が前記パシベーション膜の表面に接触したと
    きに前記センサ電極とこのセンサ電極に対向する前記認
    識対象物の表面との間に形成された静電容量を検出する
    容量検出回路と、 前記パシベーション膜の表面上の静電気を通過させる静
    電気回避手段と を有し、 前記容量検出回路は、前記センサ電極に接続され前記静
    電容量に応じた信号を発生させる信号発生回路と、前記
    センサ電極と信号発生回路の接続部に発生した信号を増
    幅する信号増幅回路と、前記信号増幅回路からの信号を
    所望の信号に変換して出力する出力回路とからなり、 前記信号増幅回路は、前記センサ電極に対しソース端子
    及びドレイン端子の何れか一方の端子が前記入力として
    接続されたMOSトランジスタから構成され、 前記MOSトランジスタの前記一方の端子と、このMO
    Sトランジスタが形成される基板またはウェルとの間に
    寄生pnダイオードが形成され前記静電気回避手段は、 前記センサ電極と絶縁分離されて前記層間絶縁膜上に形
    成され、かつ一部が前記パシベーション膜とともに1つ
    の表面を形成するアース電極と、 前記センサ電極に接続される前記信号増幅回路の入力に
    含まれる前記容量検出回路とセンサ電極間に設けられた
    静電気保護素子と から構成され、 前記センサ電極は、前記認識対象が前記パシベーション
    膜に接したときに複数の前記センサ電極が覆われる大き
    さに形成され、 前記容量検出回路は、前記基板上の前記層間絶縁膜下に
    形成され、 前記アース電極は、前記センサ電極が配置された領域外
    で所定の固定電位が与えられる基準電極に接続され、 前記認識対象が前記パシベーション膜表面に接触したと
    きに前記容量検出手段が検出した各々の前記センサ電極
    に対応する容量の変化により前記認識対象の表面形状を
    認識する ことを特徴とする表面形状認識装置。
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