JP3391753B2 - 銀行システムおよび振込方法 - Google Patents

銀行システムおよび振込方法

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JP3391753B2
JP3391753B2 JP32866899A JP32866899A JP3391753B2 JP 3391753 B2 JP3391753 B2 JP 3391753B2 JP 32866899 A JP32866899 A JP 32866899A JP 32866899 A JP32866899 A JP 32866899A JP 3391753 B2 JP3391753 B2 JP 3391753B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、銀行におけるA
TM(自動窓口機)等からの振込に対する処理であり、
特に、支払人を特定することができる銀行システムおよ
び振込方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に、現在のコンピュータを用いた銀
行システムが示されている。コンピュータ・センタ11
0のコンピュータ・システム112は、各支店等に設置
されている営業店システム120,顧客側のシステム1
30,外部の金融機関等のセンタ140,および、SW
IFTリージョナル・センタ等と通信制御装置114を
介して接続されている。そして、銀行の一元的な元帳等
の処理を行っている。
【0003】このように相互に接続された金融システム
が一般的である現在においては、図1に示されているよ
うな銀行システムを用いて、商取引等の支払いを取引相
手の銀行口座に振り込むことで行うことは、広く行われ
ている。
【0004】特に、ATM等の端末の普及により、これ
らの機械を用いた振込による支払いが行われている。こ
の場合、ある会社に対して大勢の振込を行う支払人が存
在する場合は、振込を行った支払人を特定することは容
易ではない。
【0005】例えば、ATMからキャッシュカードを用
いて振込を行うとき、口座の名義人と支払い義務者とが
同一でない場合は、改めて名前を入力する必要がある。
この入力を怠ると、請求先と支払人とが食い違う場合も
生じる。
【0006】また現在、わが国においては、銀行間の振
込における振込人名はカナで表示されることになってい
る。したがって、姓名をもって特定するときは、同姓同
名が多数存在して特定することができないことがある。
【0007】また、支払人コード等を付与して、そのコ
ードを常に入力してもらうようにしていることもある。
しかし、この支払人コード等の付与を支払人が忘れた
り、そのコードを間違えたりすることがあり、正しいコ
ード入力を顧客全員に対して徹底することは難しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、振
込による支払人の特定を確実に、しかも振込人の過度の
負担なく行うための銀行システムおよび振込方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、資金をとりまとめるための特定
の口座に予め関連付けられた複数の口座番号のうちの1
つの口座番号を振込先として使用して行われた振込につ
いて、該振込で受け付けた資金を前記特定の口座に入金
処理する入金処理手段と、前記振込に関する振込情報を
前記特定の口座の入金明細として格納することにより
記特定の口座の振込情報として集中する情報格納手段と
を具えたことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の銀行
システムにおいて、前記特定の口座の入金明細として格
納することにより前記特定の口座の振込情報として集中
される振込情報は、少なくとも前記振込に関する振込人
名、振込金額及び前記振込で振込先として使用された口
座番号を含むことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載の銀行システムにおいて、前記振込で振込先と
して使用された口座番号を前記入金明細に付加する情報
付加手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1に記載の銀行
システムにおいて、前記口座番号と該口座番号に関連す
る情報が予め関連付けられており、前記情報格納手段
は、該関連付けに基づいて前記振込で振込先として使用
された口座番号から該口座番号に関連する情報を取得
ると共に、前記特定の口座の入金明細として格納するこ
とにより前記特定の口座の振込情報として集中される振
込情報は、少なくとも前記振込に関する振込人名、振込
金額及び前記情報格納手段で取得された口座番号に関連
する情報を含むことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項4に記載の銀行
システムにおいて、前記情報格納手段で取得された口座
番号に関連する情報を前記入金明細に付加する情報付加
手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、複数の口座番号を資金
を取りまとめるための特定の口座に予め関連付けた銀行
システムであって、振込先の口座番号を使用して行われ
た振込について、該振込で使用された振込先の口座番号
が、前記複数の口座番号のうちの1つであることを検出
する手段と、当該検出に応じて、前記振込で受け付けた
資金を、前記振込で使用された振込先の口座番号の口座
に入金処理することなく、前記特定の口座に入金処理す
る入金処理手段とを具えたことを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項1から請求項5
のいずれかに記載の銀行システムにおいて、予め定めら
れた関連付けに基づいて、前記振込で振込先として使用
された口座番号が前記複数の口座番号の内の1つの口座
番号であることを検出する検出手段をさらに具えたこと
を特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項1から請求項5
および請求項7のいずれかに記載の銀行システムにおい
て、予め定められた関連付けに基づいて、前記振込で振
込先として使用された口座番号から入金処理すべき特定
の口座の口座番号を取得することにより該特定の口座を
検出する手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項1から請求項5
および請求項7から請求項8のいずれかに記載の銀行シ
ステムにおいて、前記入金処理手段は前記振込ごとに入
金処理を行うことを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、請求項1から請求項
5および請求項7から請求項9のいずれかに記載の銀行
システムにおいて、前記入金処理手段は、前記振込で受
け付けた資金を、前記振込で振込先として使用された口
座番号の口座に入金処理することなく、前記特定の口座
に入金処理することを特徴とする。
【0019】請求項11の発明は、請求項1から請求項
5および請求項7から請求項9のいずれかに記載の銀行
システムにおいて、前記振込で受け付けた資金を前記特
定の口座に入金処理するために、前記入金処理手段は、
前記振込で振込先として使用された口座番号の口座に対
して入金処理を行い、該口座から出金して前記特定の口
座に入金処理を行うことを特徴とする。
【0020】請求項12の発明は、請求項1から請求項
5および請求項7から請求項11のいずれかに記載の銀
行システムにおいて、前記入金処理はリアルタイムで行
われることを特徴とする。請求項13の発明は、請求項
1から請求項5および請求項7から請求項11のいずれ
かに記載の銀行システムにおいて、前記入金処理はバッ
チ処理されることを特徴とする。請求項14の発明は、
請求項1から請求項5および請求項7から請求項13の
いずれかに記載の銀行システムにおいて、前記振込情報
前記特定の口座の入金明細として格納することにより
前記特定の口座の振込情報として集中する処理はバッチ
処理されることを特徴とする。請求項15の発明は、請
求項1から請求項5および請求項7から請求項14のい
ずれかに記載の銀行システムにおいて、前記特定の口座
に予め関連付けられた複数の口座番号は連番であること
を特徴とする。請求項16の発明は、請求項1から請求
項5および請求項7から請求項14のいずれかに記載の
銀行システムにおいて、前記特定の口座に予め関連付け
られた複数の口座番号は検証数値を有することを特徴と
する。請求項17の発明は、請求項1から請求項5およ
び請求項7から請求項16のいずれかに記載の銀行シス
テムにおいて、前記特定の口座に予め関連付けられた
数の口座番号は前記特定の口座の口座番号の枝番号であ
ることを特徴とする。請求項18の発明は、請求項1か
ら請求項5および請求項7から請求項16のいずれかに
記載の銀行システムにおいて、前記特定の口座に予め関
連付けられた複数の口座番号の口座と前記特定の口座と
は同一支店内に設けられることを特徴とする。請求項1
9の発明は、請求項1から請求項5および請求項7から
請求項16のいずれかに記載の銀行システムにおいて、
前記特定の口座に予め関連付けられた複数の口座番号の
口座と前記特定の口座とは別個の支店内に設けられるこ
とを特徴とする。請求項20の発明は、請求項1から請
求項5および請求項7から請求項19のいずれかに記載
の銀行システムにおいて、前記特定の口座の入金明細と
して格納することにより前記特定の口座の振込情報とし
て集中された振込情報を帳票に印刷する印刷手段をさら
に具えたことを特徴とする。請求項21の発明は、請求
項1から請求項5および請求項7から請求項20のいず
れかに記載の銀行システムにおいて、前記特定の口座の
入金明細として格納することにより前記特定の口座の振
込情報として集中された振込情報を前記特定の口座の顧
客に送信する送信手段をさらに具えたことを特徴とす
る。請求項22の発明は、資金をとりまとめるための特
定の口座に予め関連付けられた複数の口座番号のうちの
1つの口座番号を振込先として使用して行われた振込に
ついて、該振込で受け付けた資金を前記特定の口座に入
金処理する入金処理手段と、前記振込に関する振込情報
を前記特定の口座の入金明細として格納することにより
前記特定の口座の振込情報として集中する情報格納手段
とを有する銀行システムの振込方法であって、資金をと
りまとめるための特定の口座に予め関連付けられた複数
の口座番号のうちの1つの口座番号を振込先として使用
して行われた振込について、該振込で受け付けた資金を
前記特定の口座に前記入金処理手段により入金処理する
入金処理ステップと、前記振込に関する振込情報を前記
特定の口座の入金明細として前記情報格納手段により格
納することにより前記特定の口座の振込情報として集中
する情報格納ステップとを備えたことを特徴とする。請
求項23の発明は、請求項22に記載の振込方法におい
て、前記特定の口座の入金明細として格納することによ
前記特定の口座の振込情報として集中される振込情報
は、少なくとも前記振込に関する振込人名、振込金額及
び前記振込で振込先として使用された口座番号を含むこ
とを特徴とする。請求項24の発明は、請求項22に記
載の振込方法において、前記口座番号と該口座番号に関
連する情報が予め関連付けられており、前記情報格納手
段は、該関連付けに基づいて前記振込で振込先として使
用された口座番号から該口座番号に関連する情報を取得
すると共に、前記特定の口座の入金明細として格納する
ことにより前記特定の口座の振込情報として集中される
振込情報は、少なくとも前記振込に関する振込人名、振
込金額及び前記振込先として使用された口座番号から取
得された該口座番号に関連する情報を含むことを特徴と
する。請求項25の発明は、請求項22から請求項24
のいずれかに記載の振込方法において、前記銀行システ
ムは振込情報を送信するための送信手段をさらに有し、
前記特定の口座の入金明細として格納することにより
記特定の口座の振込情報として集中された振込情報を前
記特定の口座の顧客に前記送信手段により送信するステ
ップをさらに備えたことを特徴とする。請求項26の発
明は、請求項22から請求項25のいずれかに記載の振
込方法において、前記特定の口座の入金明細として格納
することにより前記特定の口座の振込情報として集中さ
れた振込情報を、エレクトロニックバンキングの方法で
前記特定の口座の顧客のコンピュータセンタ、電話、テ
レックス、ファクシミリおよびパソコンのいずれかによ
り受け取ることを特徴とする。請求項27の発明は、請
求項22から請求項26のいずれかに記載の振込方法に
おいて、前記入金処理ステップでは、前記振込で受け付
けた資金を、前記振込で振込先として使用された口座番
号の口座に入金処理することなく、前記特定の口座に入
金処理することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、いろいろな実施形態で
実現できるが、まず、本発明の特徴的な構成を詳しく説
明する。
【0022】この発明は、振込による支払人の特定を、
支払人と関連付けた口座を特定する番号により行うよう
にしている。このため、この発明においては、 (1)支払人と関連付けた複数の口座を用意する。 (2)この口座に振込入金された資金を、受取人の取り
まとめを行う口座に入金する。 (3)口座ごとの振込情報を取りまとめ口座の振込情報
として集中する。 (4)取りまとめ口座の振込情報として集中する際に、
支払人と関連付けた口座を特定する番号等も振込情報の
一部に含める。
【0023】このように、振込を処理することにより、
振り込まれた口座を特定する番号等により支払人を特定
することができるばかりでなく、受取人の特定口座に資
金を集中できるので、資金運営を一括で行うことができ
る。また、振込情報も集中されているので、誰が何時振
り込んだ等の支払情報も一元的に管理することができ
る。
【0024】上述の本発明を具体的にどのように実施し
ているかを、以下の実施形態ごとに、図面を参照して詳
細に説明する。なお、本発明の実施形態は、すべて図1
に示されているような銀行システムで処理されている。 (実施形態1)図2〜図4を用いて、本発明の実施形態
の例を説明する。
【0025】銀行の支店Aに口座(口座番号12345
67)を有する企業Xに対して、振込する予定の人数に
合わせて、口座番号(例えば、2000001〜209
9999)をこの企業Xの振込専用口座として設定す
る。企業Xに対して、この口座番号を通知する。この企
業Xに対して設定した振込専用の口座番号は、一般の口
座開設には使用しない。
【0026】通知を受けた企業Xは、通知を受けた振込
専用の口座番号を、振込予定者(例えば、振込人A〜振
込人Z)に対して、それぞれ適当に割り当てる。そし
て、これを振込予定者に対して通知する。この通知は、
請求書等に振込口座として記載することで通知すればよ
い。
【0027】振込人は、銀行の支店Aの自分に割り当て
られた口座に、例えば、図1のおなじ銀行の他の支店に
あるATM端末122や、他の提携している金融機関の
ATM端末等から振り込む。この口座は、請求書等で通
知を受けた口座番号である。
【0028】この振込には、上述のATM端末からばか
りでなく、磁気テープ、図1のパソコン等によるエレク
トロニック・バンキング(EB)やテレフォン・バンキ
ング等いろいろな振込方がある。
【0029】さて、このようにして振り込まれたときの
企業Xの口座がある銀行のコンピュータ・センタ110
のコンピュータ・システム112における入金処理を、
図3のフローチャートおよび図4を用いて説明する。
【0030】図3は、入金処理の本実施形態の関係ある
部分の処理を示している。図3の振込入金処理におい
て、まず、振り込まれた口座の口座番号が振込専用口座
の口座番号であるかを、テーブル検索で調べる(S30
2)。ここで用いているテーブルの例を図4に示してい
る。
【0031】図4(a)に示されているように、上述の
テーブル検索で用いているテーブルは、振込専用口座の
口座番号と、取りまとめを行う口座(正当口座)の口座
番号との対照表である。
【0032】さて、テーブル検索の結果、振込専用の口
座ではない場合(S302でNO)は、通常の元帳入金
処理を行う(S308)。振込専用口座の口座番号であ
るときは、図4のテーブルに示されているオプションに
したがって、被振込口座番号または被振込口座に関連す
る情報を、入金明細の所定の箇所に付加する(S30
4)。
【0033】このときのオプションとしては、例えば、
オプション番号001は被振込口座番号を入力されてい
る振込人の名称の頭につける、オプション番号002は
被振込口座番号を入力されている振込人の名称のあとに
つける、オプション番号003は被振込口座番号を振込
依頼人コードにセットする等がある。
【0034】また、オプションを指定することにより、
さらに、例えば、図4(b)に示した被振込口座番号と
それに関連する情報のテーブルを用いることにより、こ
の振り込まれた口座に関連する情報(例えば、顧客番号
等)を得て、これを付加したり、これを被振込口座番号
の代わりに所定箇所に付加することもできる。
【0035】被振込口座番号は、図4の対照表による正
当口座番号に変えられる(S306)。そして、通常の
元帳入金処理が行われ(S308)、変えられた正当口
座番号の口座に対して処理が行われる。
【0036】この後に、入金された企業に対して、還元
帳表(S314)や、EBサービスにおいては磁気テー
プ等の電子情報(S312)で、振込通知を行う。この
とき、上記の処理において、支払人ごとの振込専用の口
座番号またはその関連する情報が振込入金明細の所定箇
所に付与されて通知される。したがって、振込専用口座
を設定した企業Xでは、支払人をこの振込に使用した口
座番号等により特定することができる。
【0037】これら一連の処理の関連を、図5を用いて
詳しく説明する。まず、X社では、取引先であるAおよ
びBに対して振込先の口座として、別々の振込専用口座
番号(2000001および2000002) を請求
書に記載することで通知する。通知を受けたAおよびB
は、請求された金額をATMを用いて、Xが通知したそ
れぞれの口座番号の口座に対して振り込む。図5では、
支払人Aは請求額30000円に対して振込手数料を差
し引いた29700円のみを自行の支店から振り込んで
いる。また、支払人Bは、Bの妻である振込人B’が他
行のATMを用いて振り込んでいる。
【0038】さて、このように振り込まれたA,Bそれ
ぞれの入金は、図3に示した処理をセンタ内で行い、口
座番号を読み換えてX社の取りまとめを行う正当口座に
対して入金処理を行う。X社の取りまとめを行う正当口
座に対する入金明細には、振り込まれた口座番号が備考
欄に付加されている。X社では、EBで電子情報として
送られた入金明細を用いて、この入金明細に付加された
口座番号を用いて支払人を特定して、請求明細との突き
合せを行うことができる。
【0039】このように、振込専用の口座番号を各支払
人に割り当てることにより、支払人の負担を増加するこ
となく、支払人を確実に特定することができる。
【0040】なお、上述の処理において、振込専用の口
座番号として割り当てる口座番号として連番の例を示し
たが、必ずしも連番である必要はない。例えば、検証数
値を用いることにより、使用する口座番号を限定するこ
ともできる。また、振込専用の口座番号を検出する処理
をテーブル検索で行っているが、他の検出処理を用いて
もよい。
【0041】上記の処理では、振込専用口座番号を取り
まとめを行う正当口座番号に読み換え処理を行っている
が、別の実施形態もある。 (実施形態2)この実施形態2では、親の口座番号と枝
の口座番号との階層構造の口座番号を処理することがで
きるシステムを前提としている。このシステムでは、通
常は口座を親の口座番号で代表して処理することができ
るシステムである。枝の口座番号は、各支払人に割り当
てて、振込専用口座として入金処理に用いる。これを図
6〜図8を用いて詳しく説明する。
【0042】図6において、銀行のA支店に親の口座番
号1234567を有する企業Xに対して、枝番号であ
る2000001〜2099999を振込専用口座とし
て割り当てる。この枝番号である口座番号を企業Xに通
知する。
【0043】企業Xは、通知された企業Xにおける枝番
号たる口座番号を、それぞれの振込人A〜Zに通知す
る。この通知は、請求書等に振込先として記載すること
で通知することができる。
【0044】さて、図1に示されているように、現在の
銀行システムは、他のシステムとのネットワーク構成と
なっている。この様な銀行間のネットワーク・システム
(例えば、図1の全銀システム)においては、口座番号
として送ることができる桁数が、通常7桁と規定されて
いる。このため、送ることができる口座番号としては、
枝番号のみしか送ることができない。このため、振込人
には、振込のための口座番号としては、枝番号のみを通
知している。
【0045】振込人は、この請求書等において振込先と
して指定された枝番号を用いて、企業Xに対してATM
等を用いて振込を行う。
【0046】企業Xの口座がある銀行のセンタで行われ
る振込入金処理を、図7のフローチャートを用いて説明
する。図7において、まず、振込に使用した口座番号が
親番号を有する枝番号であるかを調べる。これは、例え
ば、図8に示したような枝番号と親番号との対照表であ
るテーブルを用いて、テーブル検索で行うことができる
(S702)。これで、枝番号ではないことが判明する
(S702でNO)と、振込に使用した口座番号を親番
号として元帳入金処理(S708)を行う。枝番号であ
る場合(S702でYES)には、対応する親番号を付
加する。そして、図8に示されているテーブルのオプシ
ョンにしたがって、枝番号の表示に関する処理を行う。
【0047】このときのオプションとしては、例えば、
オプション番号001は入力された振込人の名称の頭に
つける、オプション番号002は入力された振込人の名
称のあとにつける、オプション番号003は振込依頼人
コードにセットする等がある。
【0048】また、オプションを指定することにより、
さらに、例えば、図8(b)に示した被振込口座番号と
それに関連する情報のテーブルを用いることにより、こ
の振り込まれた口座に関連する情報(例えば、顧客番号
等)を得て、これを入金明細の所定箇所に付加すること
もできる。
【0049】さて次に、付加された親口座番号と枝番号
を用いて元帳入金処理(S708)を行う。入金口座
は、親の口座番号と枝番号の階層構造になっており、枝
番号を用いた振込により入金されたものは、親の口座番
号のそれぞれの枝番号の口座に振り込まれる。この枝番
号は支払人対応となっているので、支払人は枝番号の口
座等をみれば特定することができる。このため、エレク
トロニック・バンキングのサービスにより、電子情報と
して企業Xに振込情報を渡す場合(S712)でも、還
元帳表として渡す場合(S714)でも、枝番号ごとに
表示されているので、支払人を特定することができる。
【0050】なお、上述の処理において、枝番号として
割り当てる番号を連番として説明したが、必ずしも連番
である必要はない。例えば、検証数値を用いることによ
り、使用する口座番号を限定することもできる。また、
枝番号を検出する処理をテーブル検索で行っているが、
他の検出処理を用いてもよい。
【0051】上述は、銀行間の通信において、口座番号
として7桁のみ送ることができる場合で説明した。銀行
間等の通信において、口座番号として親番号+枝番号以
上の桁数を送ることができるときは、口座番号として、
親番号+枝番号を送ることが可能である。この場合は、
上述のようにテーブル等により枝番号を検出して親番号
を付加する必要はない。階層構造の番号であるかを検出
した後、階層構造の処理を行う必要がある。このような
場合は、枝番がつくと桁数が増える場合は桁数により、
または、親番−枝番の構成を示すもの(たとえば、ハイ
フン等)等により、親番号+枝番号の階層構造を有する
口座番号がおくられてきたことが検出できる。その後の
処理は、階層的な番号構造にしたがって、親番号の口座
等に対して入出金処理が行われる。
【0052】このように、階層的な口座構成を用いて取
りまとめを行う口座に、資金や情報を集中することがで
きる。 (実施形態3)上述の実施形態1および2において、正
当口座や親口座への入金をリアルタイムで行っている
が、振込情報を一時ファイルに格納しておき、バッチ処
理で正当口座や親口座への入金処理を行うことができ
る。この様に処理することにより、コンピュータ処理の
負荷を軽減することができる。
【0053】このバッチ処理について、上述の実施形態
1に適用した場合を図9を用いて説明する。振込入金処
理において、図3の処理(S302)と同様に、まず振
り込まれた口座の口座番号が振込専用口座の口座番号で
あるかをテーブル検索で調べる(S902)。振込専用
の口座ではない場合(S902でNO)は通常の振込入
金処理を行う。振込専用の口座である場合(S902で
YES)は、振込情報を一時ファイルへ書き込む(S9
04)。これ以後の処理は、一時ファイルに書き込まれ
た振込情報を用いて、バッチ処理を行う。
【0054】バッチ処理における一時ファイルから振込
情報を読み出した(S906)後の処理(S908〜S
918)は、図3のS304〜S314の処理と同様で
あるので説明を省略する。
【0055】このようにバッチ処理を行うことにより、
正当口座への入金処理を例えば1日の業務が終了した時
点、または、1日に何回かに分けて行うことができる。
【0056】このバッチ処理は、上述の実施形態2にお
いても同様に適用することができる。
【0057】このように、振込が行われる毎に入金処理
を行うのではなく、例えば1日に1回または何回かにま
とめて入金処理ができるので、コンピュータの負荷を軽
減することができる。 (実施形態4)上述の実施形態1〜3の処理において
は、被振込口座(振込専用口座)には入金処理は行われ
ていない。しかし、被振込口座への入金処理を行った後
に取りまとめを行う口座へ入金処理を行ってもよい。こ
の場合は、被振込口座から取りまとめを行う口座への振
替処理となるが、被振込口座への当初の振込人名と被振
込口座番号を振り替えた口座の入金明細に付与する。
【0058】この処理を図10を用いて詳しく説明す
る。振り込み処理が行われるときに、通常の振込の口座
番号の口座への入金処理を行う(S1012)。この口
座に対して元帳に取りまとめを行う口座への転送が指定
されていた場合には、元帳入金処理の後に、出金処理を
行い(S1018)、当初の振込人名と被振込口座番号
を入金明細に付加して(S1020)、取りまとめを行
う口座への入金処理を行う(S1022)。
【0059】なお、この上述の取りまとめを行う口座へ
の転送処理以降の処理(S1014以降)は、バッチ処
理で行うことができる。例えば1日に1回または何回か
にまとめて正当口座に振替処理を行うようにすること
で、コンピュータに対する処理負荷を軽減することがで
きる。
【0060】また、これらの処理は、上述の実施形態2
の枝番口座の処理にも適用することができる。
【0061】また、被振込口座番号を例えばテーブルを
用いて被振込口座の関連情報に変換してこれを付加する
こともできる。
【0062】上述の実施形態における取りまとめを行う
処理は、振込が発生するごとに何らかの処理が行われて
いる。しかしながら、必ずしも振込が発生するごとに、
取りまとめを行う何らかの処理を行う必要はない。この
ような処理について以下に説明する。
【0063】以下に説明する実施形態の処理は、複数の
口座が支払人対応に設けられており、この口座には入金
処理を行うことができることが前提である。したがっ
て、支払人対応に設けられている口座に対する振込の処
理は通常の振り込み処理である。その後に、受取人の取
りまとめのための口座に、各口座の資金が集められると
ともに、振込情報の一元化も行われる。 (実施形態5)図11のフローチャートを用いて実施形
態5の処理を説明する。前提として、取りまとめを行う
口座を指定している口座(指定口座)を、支払人対応に
用意している。この口座には、通常どおりに振り込み入
金処理が行われる。この振込情報もこの指定口座に蓄積
されている。
【0064】このような前提において、振り込みにより
入金された資金と振込情報を如何にして、受取人の取り
まとめのための口座にまとめているかを図11のフロー
チャートで説明する。図11の処理は受取人の取りまと
め口座を特定して行われる。
【0065】図11において、受取人の取りまとめ口座
に対応する指定口座から、1つの振込入金明細を読み出
して出金処理を行う(S1102)。この取りまとめ口
座に対応する指定口座は、例えば、取りまとめ口座ごと
に予めリストとして提供されており、このリストの順に
順次処理される。指定口座に対応する取りまとめ口座に
読み出した振込の入金処理を行い、指定口座から取りま
とめ口座への振替処理と同様の処理を行う(S110
4)。このときに、指定口座の口座番号(被振込番号)
とともに、指定口座に対する振込情報もあわせて取りま
とめ口座に対して転送する。この処理をこの指定口座へ
の振込ごとにすべて行う(S1106)。処理対象であ
る指定口座すべて(例えば、リスト中の口座)に対して
この処理を行う(S1108,S1110)と、取りま
とめ口座には、振り込れた資金と振込情報とが集約され
る。このような処理を各取りまとめ口座ごとに指定され
た起動条件(例えば、毎定時ごと、一日一回振込受付時
刻終了後等)に行う。
【0066】このように、処理することにより、通常の
口座を支払人対応に用意することにより、振り込まれた
資金と振込情報とを受取人の取りまとめ口座で一元管理
することができる。 (実施形態6)図12、図13および図14を用いて説
明する実施形態6においては、資金の集約と振込情報の
集約とを別々に行う処理について説明している。この場
合も実施形態5と同様に、支払人対応の口座は通常の振
込入金ができる口座である。
【0067】この実施形態6の処理の前提として、この
処理に使用している元帳ファイル(口座情報のファイ
ル)のファイル構成について、図12を用いてまず説明
する。
【0068】図12において、元帳ファイルは、2つの
ファイルで構成されている。1つは、狭義の元帳ファイ
ルであり、通常の勘定元帳で資金の移動はこのファイル
に対して処理を行う必要がある。もう1つのファイルは
連絡用DBファイルで、振込入金明細等の情報のみが蓄
積されているファイルである。例えば、入金明細の問い
合わせがあった場合、この連絡用DBファイルに対して
問い合わせを行う。またエレクトロバンキング(EB)
の処理もこのファイルから情報を得て行うことができ
る。
【0069】このような図12のファイル構成を前提
に、まず、図13に示されている実施形態6の取りまと
めの処理を説明する。
【0070】図13における処理では、指定口座から取
りまとめ口座への資金の移動は、図示していない別の、
例えばキャッシュ・トランスファ・サービスとして知ら
れている口座間の処理で行うことができる。この処理
は、例えば指定口座ごとに指定された条件(資金の移動
を一定額、残高一定額、全額等とする条件や、一日一回
資金移動する等の動作条件等)で行っている。図13に
示した処理は、振込情報の集約のための処理である。
【0071】図13において、この指定口座の振込情報
をすべて読み出して(S1302)、指定口座番号を摘
要情報としてセットしてから(S1304)、連絡用D
Bの受取人の取りまとめ口座に対して格納する(S13
06)。このような処理をすべての取りまとめ口座に対
応する指定口座に対して行う(S1308,S131
0)。
【0072】図13の処理は、各取りまとめ口座ごとに
指定された起動条件(例えば、毎定時ごと、一日一回振
込受付時刻終了後等)で行う。
【0073】図13の処理終了後に、取りまとめ口座
に、振込情報に関する問い合わせを行うと、連絡用DB
からの情報により、回答を作成して問い合わせに答える
ので、この連絡用DBによる振込に対する回答は、支払
人別の被振込口座番号(指定口座番号)を付加した形式
で得られる。
【0074】このように、資金の移動の処理と振込情報
に対する処理とを別々に処理することもできる。
【0075】この図13で示した処理において、各取り
まとめ口座ごとに集約された振込情報を用いて行う連絡
用DBの更新処理を、一時ファイルを用いたバッチ処理
でまとめて行うこともできる。これが図14に示した処
理である。
【0076】図14において、まず、図13と同様の処
理で、取りまとめのための口座ごとに対応した指定口座
の振込情報を一時ファイルに集める(S1402〜S1
410)。この処理は、図13の処理と同様であるので
説明を省略する。
【0077】読み出された取りまとめの口座ごとの振込
情報は、各指定口座の口座番号とともに、一時ファイル
に格納されている。その後に、連絡用DBの更新処理を
一時ファイルに蓄積された情報を用いて行う(S141
2,S1414)。
【0078】さて、上述の実施形態5および6の処理に
おいて、付加する情報として、口座番号としているが、
上述の実施形態1〜4と同様に口座関連情報でもよい。
【0079】なお、上述の実施形態1〜6では、関連口
座と取りまとめの口座とを同一の支店に設けており、口
座番号のみで口座を特定できるとして説明している。し
かし、必ずしも関連口座と取りまとめの口座とを同一支
店に設ける必要はなく、別々の支店に設けてもよい。こ
の場合は、口座を特定する番号としては、口座番号だけ
でなく支店番号も必要となる。
【0080】また、関連口座と支払人とを1対1に対応
させる必要はなく、複数の口座を同一支払人に対応づけ
てもよい。このように対応付けを行うと、支払人の支払
い目的ごとに振込情報を集約することができる。
【0081】支払人が極めて多数存在する場合、支払人
を複数のグループに分け、関連口座とそのグループとを
1対1に対応させてもよい。このように対応付けを行う
と、支払人を特定する機能は低下するが、用意すべき口
座数は少なくてすむ。
【0082】
【発明の効果】上記の説明のように請求項1、22の発
明によれば、振り込まれた資金をまとめて管理できるだ
けでなく、振込情報も一元的に管理することができるの
で資金管理上の効果に加え、支払人の特定に関する作業
も簡単に行うことができる。また、たとえば、振込情報
に振込で用いられた口座番号等の情報を含ませることに
より支払人の特定を確実に行うことができる。請求項
2、3、23の発明によれば、振込で用いられた口座番
号を含む振込情報により支払人を特定することができる
ので、振込人に負担をかけることなく、確実に支払人を
特定することができる。請求項4、5、24の発明によ
れば、口座番号に代わり、口座番号に関連する情報から
支払人を特定することができる。請求項6の発明によれ
ば、振込で使用された口座番号に入金することなく、振
込で受け付けた資金が特定の口座に直接入金処理される
ので、銀行システムの処理負担が軽減される。請求項7
の発明によれば、資金の取りまとめを行う口座に関連し
た口座番号を使用した振込と、通常の口座番号を使用し
た振込とを銀行システムにおいて識別することができ
る。請求項8の発明によれば、銀行システム側で資金を
とりまとめするための特定の口座を複数用意しても、予
め定められた口座番号と特定の口座との関連付けによ
り、振込で使用された口座番号と関連する特定の口座を
銀行システムにおいて特定することができる。請求項9
の発明によれば、資金の取りまとめを行う口座への入金
処理を振込ごとに行うことができる。請求項10、27
の発明によれば、振込で使用された口座番号に入金する
ことなく、振込で受け付けた資金が特定の口座に直接入
金処理されるので、銀行システムの処理負担が軽減され
る。請求項11の発明によれば、振込で使用された口座
番号の口座に一旦入金処理を行い、その後出金して特定
の口座に入金処理されるので、通常の口座を用いても振
り込まれた資金の取りまとめと支払人の特定を行うこと
ができる。請求項12の発明によれば、特定の口座への
振り込まれた資金の取りまとめがリアルタイムに行われ
るので、常に特定の口座には振り込まれた全ての資金が
入金済みになっており、資金の利用に便利である。請求
項13、14の発明によれば、入金処理または振込情報
を集中する処理をバッチ処理で行うことにより、コンピ
ュータの負荷を軽減することができる。請求項15、1
6の発明によれば、連番または検証数値により使用する
口座番号を限定することができる。請求項17の発明に
よれば、枝番号により支払人を特定することが可能とな
る。請求項18の発明によれば、特定の口座に関連付け
る複数の口座番号は特定の口座と同一支店の口座番号を
用いることができる。請求項19の発明によれば、特定
の口座に関連付ける複数の口座番号は特定の口座とは異
なる支店の口座番号を用いることができるので、口座番
号採番のための専用の支店を設けることができ、利用可
能な口座番号の数を増やすことができる。請求項20の
発明によれば、帳票に印刷された振込情報により支払人
を特定することができる。請求項21、25、26の発
明によれば、特定の口座の振込情報として集中された振
込情報を顧客に電子情報の形態で引渡すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現行の銀行システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】振込専用の口座番号を通知することを示す図で
ある。
【図3】センタにおける振込処理を示すフローチャート
である。
【図4】振込処理で用いるテーブルの構成を示す図であ
る。
【図5】一連の処理の関係を説明する図である。
【図6】実施形態2を説明する図である。
【図7】実施形態2の振込処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】実施形態2の振込処理で用いるテーブルの構成
を示す図である。
【図9】実施形態3の振込処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】実施形態4の振込処理を示すフローチャート
である。
【図11】実施形態5の振込処理を示すフローチャート
である。
【図12】実施形態6の振込処理に用いている口座元帳
のファイル構造を示す図である。
【図13】実施形態6の振込処理を示すフローチャート
である。
【図14】実施形態6の別の振込処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
110 コンピュータ・センタ 112 コンピュータ・システム 114 通信制御装置 116 フロントエンド・プロセッサ 120 営業店システム 122 CDやATM 124 窓口の端末(預金、貸出) 126 窓口の端末(為替等) 130 顧客側システム 131 顧客のコンピュータ・センタ 132 電話133 テレックス 134 ファクシミリ 135 パソコン 140 外部センタ 141 クレジット会社のセンタ 142,143 他の金融機関とのCD・ATM利用セ
ンタ 144 全銀センタ 146 情報サービス・センタ 150 公衆回線網 160 SWIFTリージョナル・センタ
フロントページの続き (56)参考文献 森清,高岸秀康,エレクトロバンキン グ用語集,株式会社銀行研修社,1984年 1月 5日,初版,第120〜128頁 FBサービスにISDNサポート,ビ ジネスコミュニケーション,株式会社ビ ジネスコミュニケーション社,1993年 5月12日,第30巻,第7号,第36〜37頁 特集 金融ネットワークを活かす − 決済合理化,資金運用の効率化…,日経 コミュニケーション,日経マグロウヒル 社,1988年 5月30日,第47号,第63− 75頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G07D 9/00

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 資金をとりまとめるための特定の口座に
    予め関連付けられた複数の口座番号のうちの1つの口座
    番号を振込先として使用して行われた振込について、該
    振込で受け付けた資金を前記特定の口座に入金処理する
    入金処理手段と、 前記振込に関する振込情報を前記特定の口座の入金明細
    として格納することにより前記特定の口座の振込情報と
    して集中する情報格納手段とを具えたことを特徴とする
    銀行システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の銀行システムにおい
    て、前記特定の口座の入金明細として格納することによ
    前記特定の口座の振込情報として集中される振込情報
    は、少なくとも前記振込に関する振込人名、振込金額及
    び前記振込で振込先として使用された口座番号を含むこ
    とを特徴とする銀行システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の銀行シ
    ステムにおいて、前記振込で振込先として使用された口
    座番号を前記入金明細に付加する情報付加手段をさらに
    具えたことを特徴とする銀行システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の銀行システムにおい
    て、前記口座番号と該口座番号に関連する情報が予め関
    連付けられており、前記情報格納手段は、該関連付けに
    基づいて前記振込で振込先として使用された口座番号か
    ら該口座番号に関連する情報を取得すると共に、前記特
    定の口座の入金明細として格納することにより前記特定
    の口座の振込情報として集中される振込情報は、少なく
    とも前記振込に関する振込人名、振込金額及び前記情報
    格納手段で取得された口座番号に関連する情報を含むこ
    とを特徴とする銀行システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の銀行システムにおい
    て、前記情報格納手段で取得された口座番号に関連する
    情報を前記入金明細に付加する情報付加手段をさらに具
    えたことを特徴とする銀行システム。
  6. 【請求項6】 複数の口座番号を資金を取りまとめるた
    めの特定の口座に予め関連付けた銀行システムであっ
    て、振込先の 口座番号を使用して行われた振込について、該
    振込で使用された振込先の口座番号が、前記複数の口座
    番号のうちの1つであることを検出する手段と、 当該検出に応じて、前記振込で受け付けた資金を、前記
    振込で使用された振込先の口座番号の口座に入金処理す
    ることなく、前記特定の口座に入金処理する入金処理手
    段とを具えたことを特徴とする銀行システム。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の銀行システムにおいて、予め定められた関連付けに基
    づいて、前記振込で振込先として使用された口座番号が
    前記複数の口座番号の内の1つの口座番号であることを
    検出する検出手段をさらに具えたことを特徴とする銀行
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項5および請求項7の
    いずれかに記載の銀行システムにおいて、予め定められ
    た関連付けに基づいて、前記振込で振込先として使用さ
    れた口座番号から入金処理すべき特定の口座の口座番号
    を取得することにより該特定の口座を検出する手段をさ
    らに具えたことを特徴とする銀行システム。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項5および請求項7か
    ら請求項8のいずれかに記載の銀行システムにおいて、
    前記入金処理手段は前記振込ごとに入金処理を行うこと
    を特徴とする銀行システム。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項9のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記入金処理手段は、前記振込で受け付けた資金
    を、前記振込で振込先として使用された口座番号の口座
    に入金処理することなく、前記特定の口座に入金処理す
    ることを特徴とする銀行システム。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項9のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記振込で受け付けた資金を前記特定の口座に入金
    処理するために、前記入金処理手段は、前記振込で振込
    先として使用された口座番号の口座に対して入金処理を
    行い、該口座から出金して前記特定の口座に入金処理を
    行うことを特徴とする銀行システム。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項11のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記入金処理はリアルタイムで行われることを特徴
    とする銀行システム。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項11のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記入金処理はバッチ処理されることを特徴とする
    銀行システム。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項13のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記振込情報を前記特定の口座の入金明細として格
    納することにより前記特定の口座の振込情報として集中
    する処理はバッチ処理されることを特徴とする銀行シス
    テム。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項14のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記特定の口座に予め関連付けられた複数の口座番
    号は連番であることを特徴とする銀行システム。
  16. 【請求項16】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項14のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記特定の口座に予め関連付けられた複数の口座番
    号は検証数値を有することを特徴とする銀行システム。
  17. 【請求項17】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項16のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記特定の口座に予め関連付けられた複数の口座番
    号は前記特定の口座の口座番号の枝番号であることを特
    徴とする銀行システム。
  18. 【請求項18】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項16のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記特定の口座に予め関連付けられた複数の口座番
    号の口座と前記特定の口座とは同一支店内に設けられる
    ことを特徴とする銀行システム。
  19. 【請求項19】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項16のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記特定の口座に予め関連付けられた複数の口座番
    号の口座と前記特定の口座とは別個の支店内に設けられ
    ることを特徴とする銀行システム。
  20. 【請求項20】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項19のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記特定の口座の入金明細として格納することによ
    前記特定の口座の振込情報として集中された振込情報
    を帳票に印刷する印刷手段をさらに具えたことを特徴と
    する銀行システム。
  21. 【請求項21】 請求項1から請求項5および請求項7
    から請求項20のいずれかに記載の銀行システムにおい
    て、前記特定の口座の入金明細として格納することによ
    前記特定の口座の振込情報として集中された振込情報
    を前記特定の口座の顧客に送信する送信手段をさらに具
    えたことを特徴とする銀行システム。
  22. 【請求項22】 資金をとりまとめるための特定の口座
    に予め関連付けられた複数の口座番号のうちの1つの口
    座番号を振込先として使用して行われた振込について、
    該振込で受け付けた資金を前記特定の口座に入金処理す
    る入金処理手段と、 前記振込に関する振込情報を前記特定の口座の入金明細
    として格納することにより前記特定の口座の振込情報と
    して集中する情報格納手段とを有する銀行システムの振
    込方法であって、 資金をとりまとめるための特定の口座に予め関連付けら
    れた複数の口座番号のうちの1つの口座番号を振込先と
    して使用して行われた振込について、該振込で受け付け
    た資金を前記特定の口座に前記入金処理手段により入金
    処理する入金処理ステップと、 前記振込に関する振込情報を前記特定の口座の入金明細
    として前記情報格納手段により格納することにより前記
    特定の口座の振込情報として集中する情報格納ステップ
    とを備えたことを特徴とする振込方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の振込方法におい
    て、前記特定の口座の入金明細として格納することによ
    前記特定の口座の振込情報として集中される振込情報
    は、少なくとも前記振込に関する振込人名、振込金額及
    び前記振込で振込先として使用された口座番号を含むこ
    とを特徴とする振込方法。
  24. 【請求項24】 請求項22に記載の振込方法におい
    て、前記口座番号と該口座番号に関連する情報が予め関
    連付けられており、前記情報格納手段は、該関連付けに
    基づいて前記振込で振込先として使用された口座番号か
    ら該口座番号に関連する情報を取得すると共に、前記特
    定の口座の入金明細として格納することにより前記特定
    の口座の振込情報として集中される振込情報は、少なく
    とも前記振込に関する振込人名、振込金額及び前記振込
    先として使用された口座番号から取得された該口座番号
    に関連する情報を含むことを特徴とする振込方法。
  25. 【請求項25】 請求項22から請求項24のいずれか
    に記載の振込方法において、前記銀行システムは振込情
    報を送信するための送信手段をさらに有し、前記特定の
    口座の入金明細として格納することにより前記特定の口
    座の振込情報として集中された振込情報を前記特定の口
    座の顧客に前記送信手段により送信するステップをさら
    に備えたことを特徴とする振込方法。
  26. 【請求項26】 請求項22から請求項25のいずれか
    に記載の振込方法において、前記特定の口座の入金明細
    として格納することにより前記特定の口座の振込情報と
    して集中された振込情報を、エレクトロニックバンキン
    グの方法で前記特定の口座の顧客のコンピュータセン
    タ、電話、テレックス、ファクシミリおよびパソコンの
    いずれかにより受け取ることを特徴とする振込方法。
  27. 【請求項27】 請求項22から請求項26のいずれか
    に記載の振込方法において、前記入金処理ステップで
    は、前記振込で受け付けた資金を、前記振込で振込先と
    して使用された口座番号の口座に入金処理することな
    く、前記特定の口座に入金処理することを特徴とする振
    込方法。
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FBサービスにISDNサポート,ビジネスコミュニケーション,株式会社ビジネスコミュニケーション社,1993年 5月12日,第30巻,第7号,第36〜37頁
森清,高岸秀康,エレクトロバンキング用語集,株式会社銀行研修社,1984年 1月 5日,初版,第120〜128頁
特集 金融ネットワークを活かす −決済合理化,資金運用の効率化…,日経コミュニケーション,日経マグロウヒル社,1988年 5月30日,第47号,第63−75頁

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