JP3374175B2 - 位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置、(以下[発明の名称の続き]欄に記載) - Google Patents

位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置、(以下[発明の名称の続き]欄に記載)

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JP3374175B2
JP3374175B2 JP2000018704A JP2000018704A JP3374175B2 JP 3374175 B2 JP3374175 B2 JP 3374175B2 JP 2000018704 A JP2000018704 A JP 2000018704A JP 2000018704 A JP2000018704 A JP 2000018704A JP 3374175 B2 JP3374175 B2 JP 3374175B2
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透 八木
悦章 久野
梓 鈴木
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  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信相手の位置
検出と当該通信相手とのデータ送受信の部分に特徴のあ
る位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置、位置
計測機能付きデータ受信装置、位置計測機能付きデータ
通信システム、病院内モニタリングシステム、移動体ド
ッキングシステム、および宇宙空間移動体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信相手の位置計測とデータ通信
を行うシステム,すなわち位置計測機能付きデータ通信
システムが様々な場面で用いられている。このようなシ
ステムの例として、通話場所探索と通話を行うPHS、
車両の位置測定と交通データの受信を行うVICS対応
のカーナビゲーション、相手ロボットの位置計測とデー
タ通信を行う移動ロボットコミュニケーション等があ
る。
【0003】図17に位置計測機能付きデータ通信シス
テムの従来例を示す。これら従来のシステムでは、位置
計測やデータ通信に「電波」が用いられている点が特徴
である。そのため、電波の利用が制限される病院等では
使用が禁止される。また、強力な電磁波にさらされる宇
宙空間では使用が制限される。
【0004】一方で、位置計測を行うだけであれば電波
を用いない方法が開発されている。すなわちまず、複数
の光源を通信相手に取り付けてイメージセンサで撮影す
る。その撮影画像の光点座標に基づいて、三角法により
通信相手の位置や動きを測定するというものである。
【0005】この方法は、モーションキャプチャーなど
画像計測の分野で広く用いられている。しかしながら、
この技術は、上記PHSやVICS対応カーナビとは本
来的に異なる技術であり、通信相手の位置計測とデータ
通信を行うシステムにそのまま適用することはできな
い。また、従来の画像計測技術では、位置測定の精度が
十分でなく、通信相手が並行移動や回転移動を同時に行
うような場合にまで、高精度に位置計測できるとはいい
難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、位置測定
及びデータ通信を電波制限の有無に関係なく同時に行う
とともに、その位置測定の精度を十分に高くすることが
要望されている。
【0007】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、位置測定とデータ通信とを電波事情と無関
係に同時に実現させることができる位置表示用データ送
信機能付きデータ送信装置、位置計測機能付きデータ受
信装置、位置計測機能付きデータ通信システム、病院内
モニタリングシステム、移動体ドッキングシステム、お
よび宇宙空間移動体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、上記課題を解決す
るためになされた発明について説明するが、これに先立
って、発明の骨子を述べる。
【0009】本発明の骨子は、光を用いて位置計測とデ
ータ通信とを同時に行うところにある。このために位置
表示用データ送信機能付きデータ送信装置に位置表示用
及びデータ送信用の発光部材を設け、位置計測機能付き
データ受信装置にて撮像手段により発光部材の発光状態
を撮影する。そして撮影した発光部材の画像から三角法
を用いて位置計測を行い、発光部材の点滅でデータ通信
を行う。このように光を用いて位置計測及びデータ通信
の双方を行えば、電波の利用が制限される病院や、強力
な電磁波にさらされる宇宙空間でも使用できる。図16
に光を用いて位置計測とデータ通信とを同時に行う技術
の概要を示す。
【0010】次に、課題解決のための第1の発明は、位
置を計測させるために発光する複数の位置表示用発光部
材と、点滅することによりデータを送信する1以上のデ
ータ送信用発光部材とを備え、複数の位置表示用発光部
材は、さらにそれぞれ複数の位置表示用発光部材からな
る2以上のグループを形成し、各グループ毎に異なる波
長の光を発する発光体であることを特徴とする位置表示
用データ送信機能付きデータ送信装置である。
【0011】本発明はこのような手段を備えたので、位
置測定をさせるための信号とデータ送信用の信号とを、
電波事情と無関係に受信側で同時受信できるように、送
信することができる。更に、複数の位置表示用発行部材
は、さらにそれぞれ複数の位置表示用発光部材からなる
2以上のグループを形成している。したがって、例えば
遠距離用と近距離用の位置表示用発光部材のグループを
形成し、距離に応じて異なる位置表示用発光部材のグル
ープを設けてやれば位置検出の精度を向上させることが
できる。このときに各グループの色が異なっているので
位置検出側において簡易かつ確実かつ高速に位置検出処
理を行うことができる。なお、グループ分けとしては、
短距離及び長距離のみならず、中距離等のグループを設
けたり、さらに他段階の距離に応じてグループを設ける
ことができる。
【0012】次に、課題解決のための第2の発明は、位
置を計測させるために発光する複数の位置表示用発光部
材と、点滅することによりデータを送信する1以上のデ
ータ送信用発光部材と、送信すべきデータをデータ送信
用発光部材に点滅表示させるように、データ送信用発光
部材に対して送信データを送出するデータ送出手段とを
備え、複数の位置表示用発光部材は、さらにそれぞれ複
数の位置表示用発光部材からなる2以上のグループを形
成し、各グループ毎に異なる波長の光を発する発光体で
あることを特徴とする位置表示用データ送信機能付きデ
ータ送信装置である。
【0013】本発明はこのような手段を備えたので、第
1の発明と同様な効果を奏する。
【0014】次に、課題解決のための第3の発明は、位
置を計測させるために発光する複数の位置表示用発光部
材と、点滅することによりデータを送信する1以上のデ
ータ送信用発光部材と、送信すべきデータをデータ送信
用発光部材に点滅表示させるように、データ送信用発光
部材に対して送信データを送出するデータ送出手段と、
測定対象物に関するデータを取得するセンサ手段とを備
えている。そして、データ送出手段は、センサ手段によ
り取得されたデータをデータ送信用発光部材に送出し、
複数の位置表示用発光部材は、さらにそれぞれ複数の位
置表示用発光部材からなる2以上のグループを形成し、
各グループ毎に異なる波長の光を発する発光体であるこ
とを特徴とする位置表示用データ送信機能付きデータ送
信装置である。
【0015】本発明はこのような手段を備えたので、セ
ンサ手段により取得されたデータを送信することができ
る。
【0016】次に、課題解決のための第4の発明は、上
記第1〜3の発明において、位置表示用発光部材及びデ
ータ送信用発光部材は、固体発光素子又はレーザからな
る記載の位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置
である。
【0017】次に、課題解決のための第5の発明は、上
記第1〜4の発明において、位置表示用発光部材とデー
タ送信用発光部材とは、異なる波長の光を発する発光体
である位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置で
ある。
【0018】本発明はこのような手段を設けたので、位
置検出及びデータ受信側において、位置表示用発光部材
とデータ送信用発光部材との識別を簡単かつ確実に行う
ことができる。したがって、位置検出及びデータ受信側
における処理を高速化することができる。
【0019】
【0020】
【0021】次に、課題解決のための第6の発明は、位
置表示用データ送信機能付きデータ送信装置における発
光点を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された
画像をA/D変換するA/D変換器と、A/D変換器か
ら出力されたデジタル画像に基づき、位置表示用の発光
点とデータ送信用の発光点とを抽出分離する画像処理手
段と、画像処理手段により抽出された位置表示用の発光
点データに基づき、位置表示用データ送信機能付きデー
タ送信装置の位置を計測する位置計測手段と、画像処理
手段により抽出されたデータ送信用の発光点データに基
づき、位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置が
送信したデータを取得するデータ取得手段とを備えた位
置計測機能付きデータ受信装置である。
【0022】本発明はこのような手段を備えたので、光
を用いて送信側から送出された位置測定をさせるための
信号とデータ送信用の信号とを、電波事情と無関係に同
時受信することができる。
【0023】次に、課題解決のための第7の発明は、上
記第6の発明において、画像処理手段は、位置表示用の
発光点がデータ送信用の発光点の外側に配置される場合
に、まず、デジタル画像の外側から走査することにより
位置表示用の発光点のみを検出し、次に、予め決まって
いる位置表示用及びデータ送信用の各発光点の位置関係
に基づきデータ送信用の発光点の位置を予測すると共
に、デジタル画像において予測位置付近のみを走査して
データ送信用の発光点を検出する位置計測機能付きデー
タ受信装置である。
【0024】本発明はこのような手段を備えたので、画
像処理手段における高速な処理が可能となり、応答性の
よくデータ伝送速度の高い位置計測機能付きデータ受信
装置を実現することができる。
【0025】次に、課題解決のための第8の発明は、上
記第6又は7の発明において、撮像手段として半導体撮
像素子を用いる位置計測機能付きデータ受信装置であ
る。
【0026】次に、課題解決のための第9の発明は、上
記第6〜8の発明において、撮像手段は、発光点をカラ
ー画像として撮像し、画像処理手段は、カラー画像処理
を行う位置計測機能付きデータ受信装置である。
【0027】本発明はこのような手段を設けたので、例
えば発光点側が異なる色で位置表示とデータ送信を行っ
ている場合に、両者の容易な分離が可能となり、画像処
理の確実性及び高速性が向上する。
【0028】次に、課題解決のための第10の発明は、
上記第1〜5の発明のうち何れかの位置表示用データ送
信機能付きデータ送信装置と、上記第6〜9の発明のう
ち何れかの位置計測機能付きデータ受信装置とをそれぞ
れ1以上備え、位置計測機能付きデータ受信装置は、位
置表示用データ送信機能付きデータ送信装置からの送信
データを取得すると共にその位置を計測する位置計測機
能付きデータ通信システムである。
【0029】本発明はこのような手段を備えたので、位
置測定とデータ通信とを電波事情と無関係に同時に実現
させることができる。
【0030】次に、課題解決のための第11の発明は、
上記第3の発明の位置表示用データ送信機能付きデータ
送信装置と、上記第6〜9の発明のうち何れかの位置計
測機能付きデータ受信装置とをそれぞれ1以上備え、位
置表示用データ送信機能付きデータ送信装置は、病院内
を移動する患者に装着されると共に、そのセンサ手段は
当該患者の状態を検出し、位置計測機能付きデータ受信
装置は、少なくともその撮像手段が前記病院内に設けら
れ、患者の状態を含む送信データを位置表示用データ送
信機能付きデータ送信装置から取得し、かつその位置を
計測する病院内モニタリングシステムである。
【0031】本発明はこのような手段を備えたので、電
波の使用に制限がある病院内においても、患者のいる場
所と患者の状態とを同時に把握することができる。
【0032】次に、課題解決のための第12の発明は、
移動体が静止体にドッキングする移動体ドッキングシス
テムにおいて、上記第1〜5の発明のうち何れかの位置
表示用データ送信機能付きデータ送信装置とドッキング
手段とを備えて、自己の位置を表示すると共に、ドッキ
ングのためのデータを前記移動体に送信し、移動体は、
上記第6〜9の発明のうち何れかの位置計測機能付きデ
ータ受信装置と移動手段とドッキング手段とを備えて、
静止体の位置を計測しドッキングのためのデータを取得
する移動体ドッキングシステムである。
【0033】本発明はこのような手段を備えたので、強
い電磁波に曝され、電波による通信が困難な場合がある
宇宙空間においても、位置確認とデータ通信を確保で
き、宇宙船や人工衛星等が安全確実にドッキングするこ
とができる。
【0034】次に、課題解決のための第13の発明は、
移動体同士がドッキングする移動体ドッキングシステム
において、各移動体は、上記第1〜5の発明のうち何れ
かの位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置、上
記第6〜9の発明のうち何れかの位置計測機能付きデー
タ受信装置、移動手段及びドッキング手段を備えて、自
己の位置を表示し、かつ、互いの位置を計測するととも
に、ドッキングのためのデータを送受信する移動体ドッ
キングシステムである。
【0035】本発明はこのような手段を備えたので、上
記第12の発明と同様な作用効果が得られる他、ドッキ
ングを行う双方が移動するのでより短時間でドッキング
作業を行うことができる。
【0036】次に、課題解決のための第14の発明は、
上記第1〜5発明のうち何れかの位置表示用データ送信
機能付きデータ送信装置と、上記第6〜9の発明のうち
何れかの位置計測機能付きデータ受信装置とを備えた宇
宙空間移動体である。
【0037】本発明はこのような手段を備えたので、強
い電磁波に曝され、電波による通信が困難な場合がある
宇宙空間においても、位置表示と通信を行うことができ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (発明の第1の実施の形態) 図1は本発明の第1の実施形態に係る位置計測機能付き
データ通信システムの一構成例を示すブロック図であ
る。
【0039】この位置計測機能付きデータ通信システム
は、位置計測用及びデータ送信用の光点を表示する位置
表示用データ送信機能付きデータ送信装置1と、各光点
に基づいて位置表示用データ送信機能付きデータ送信装
置1の位置を計測し、また、同装置1からの送信データ
を取得する位置計測機能付きデータ受信装置2とによっ
て構成されている。
【0040】位置表示用データ送信機能付きデータ送信
装置1は、位置表示用発光素子部11と、データ送信用
発光素子部12と、データ処理装置13と、各部11,
12,13に電力を供給する電源14とからなる。ま
た、位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置1に
は、送信すべきデータを取得する1以上のセンサ3(#
1),3(#2),..(以下、単にセンサ3という)
が接続されている。
【0041】位置表示用発光素子部11は、4個の位置
表示用発光素子11a(図2)からなり、本実施形態で
は発光素子として赤外線LEDが用いられる。各発光素
子11aのうち3個は、同一平面上に配置され、残り1
個はその平面から若干ずれた位置に配置される。4つの
発光素子11aは、上記平面を望む方向から見た場合に
は略菱形をなしている。また、位置測定が行われる間は
常時点灯状態となる。
【0042】図2は本実施形態における位置測定方法の
原理を示す概念図である。
【0043】位置表示用発光素子部11における4つの
LEDを位置計測機能付きデータ受信装置側の撮像素子
32で撮影し、撮影した画像上の光点の座標から、三角
法を用いて通信相手の位置や動きを測定する。
【0044】次に、データ送信用発光素子部12(図
1)は、12個のデータ送信用発光素子12a(図3)
からなり、本実施形態では赤外線LEDを用いている。
12個の発光素子12aは、4つの位置表示用発光素子
11aの内側、具体的には発光素子11aの菱形内の2
頂点間に配置される。また、データ送信時には、発光素
子12aは点滅状態となり、点灯状態で”1”,消灯状
態で”0”を示す。
【0045】図3は本実施形態におけるデータ通信方法
の原理を示す概念図である。
【0046】同図に示すように、データ伝送においては
一度に12個のLEDを点滅させることにより、12ビ
ットのデータを転送するようになっている。このデータ
発信を実現するために、データ処理装置13が設けられ
ている。
【0047】データ処理装置14(図1)は、各センサ
3からのセンサ出力をマルチプレクサ21で多重化しア
ンプ22で増幅するとともに、アンプ出力をPCM(パ
ルス・コード・モジュレーション)装置23でパルス符
号系列に変換してデータ送信用発光素子部12に入力す
るようになっている。データ送信用発光素子部12の各
発光素子12aは、入力されたパルス符号が1(1.5
V)のとき点灯し、0(0V)のとき消灯することにな
る。
【0048】ここで、マルチプレクサ21は、複数のデ
ータを合成して1つにまとめる装置であり、本実施形態
では、センサ3が接続されている。各センサ3出力が一
定周期で順次取得されて合成されるようになっている。
なお、マルチプレクサ21の接続対象はセンサ3に限ら
れず、他の種類のデータ出力装置であってもよい。
【0049】また、PCM装置23は、アナログのデー
タ信号をパルス符号系列に変換するパルス符号変調のた
めの装置であり、A/D変換器24と、データ処理用の
CPU25と、パルス符号系列を生成出力するデジタル
出力部26とを備えている。ここで、デジタル出力部2
6は、シリアル・パラレル変換部27を備える。このシ
リアル・パラレル変換部27は、複数の発光素子12a
によって複数ビット(本実施形態では12ビット)のデ
ータを表示出力できるように、シリアルのパルス符号系
列をパラレル信号に変換する。なお、PCM装置23に
は、パルス位置変調(PPM)、パルス間隔変調(PS
M、PIM)、パルス時変調(PTM)、パルス周波数
変調(PFM)、パルス振幅変調(PAM)、パルス幅
変調(PDM)、パルス幅変調周波数変調(PDMF
M)、パルス密度変調(PNM)などの種々のパルス変
調方式が適用可能である。さらに、入力されるデータが
デジタルデータの場合でも、パルス符号系列を生成可能
であり、その場合にはA/D変換器24は不要である。
【0050】次に、図1における位置計測機能付きデー
タ送受信装置2の構成を説明する。位置計測機能付きデ
ータ送受信装置2は、赤外線LEDからの赤外光のみを
通過させる赤外線フィルタ31と、同フィルタ31が取
り付けられたCCDカメラなどからなる撮像素子32
と、位置計測機能付きデータ受信装置本体33と、表示
装置34とからなる。
【0051】位置計測機能付きデータ受信装置本体33
は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の
計算機にA/D変換器41を含む拡張ボード及び画像信
号を処理する拡張ボードを備えたものであり、これらの
ハードウエアとソフトウェアとによって必要な機能手段
を実現する。なお、位置計測機能付きデータ受信装置本
体33は、小型化/省電力化のためにワンボード化ある
いはワンチップ化してもよい。
【0052】位置計測機能付きデータ受信装置本体33
においては、撮像素子出力がA/D変換器41によりA
/D変換され、そのA/D出力が画像処理部42により
画像処理されて発光素子11a,12aの座標が検出さ
れる。さらに、検出された発光素子座標に基づき、位置
計測部43及びデータ解析部44にて位置表示用データ
送信機能付きデータ送信装置1の位置検出及び同装置1
からのデータ取得がなされ、各データが位置・受信デー
タ格納部45に格納され、表示データ処理部46にて表
示処理されるようになっている。
【0053】画像処理部42は、画像処理ボード及びそ
の専用ソフトウエアから構成され、図4に示す機能を備
える。
【0054】図4は本実施形態の位置計測機能付きデー
タ受信装置における画像処理部の構成例を示す図であ
る。
【0055】同図に示すように、画像処理部42は、撮
像素子32のA/D変換出力を2値化処理部51,収縮
拡大処理部52,ラベル付け処理部53,重心計算処理
部54にて順次処理し、その処理結果を発光素子データ
分離部55にて位置計測用データとデータ通信用データ
とに分離する。さらに、それぞれの分離データに対し、
位置検出用発光素子座標検出部56又はデータ通信用発
光素子座標検出部57により座標検出処理を施し、各デ
ータの座標値を位置計測部43又はデータ解析部44に
出力するようになっている。
【0056】ここで2値化処理部51は、しきい値を基
準としてCCD出力の各画素の階調データを2値データ
に変換する。これにより、濃淡画像が白黒画像に変換さ
れ、発光素子の点灯部分が白に、その他の部分が黒にな
る。
【0057】収縮拡大処理部52は、2値化処理された
白黒画像を一旦収縮し拡大することで、ノイズを除去す
る。
【0058】ラベル付け処理部53は、2値化画像を走
査し、発光素子画像に相当する白色画素のまとまり毎に
順番に番号をつける。これにより、各々の発光素子11
a,12aが区別される。
【0059】重心計算処理部54は、ラベル付けされた
各白色画素のまとまりの重心を求めることにより、画像
上の各発光素子11a,12aの座標を算出する。
【0060】発光素子データ分離部55は、発光素子画
像における位置表示用発光素子11aとデータ送信用発
光素子12aとを分離する。発光素子11aは発光素子
12aよりも外側に位置するため、撮影画像における上
下左右方向の一番外側にある発光素子画像が位置表示用
発光素子11aとなる。それ以外の発光素子画像がデー
タ送信用発光素子12aに対応する。なお、この分離
は、位置表示用発光素子11aが常時点灯し、かつ常に
データ送信用発光素子12aの外側にあることから可能
となる。
【0061】位置検出用発光素子座標検出部56は、発
光素子データ分離部55で判別された位置表示用発光素
子11aの画像上の座標を検出する。
【0062】データ通信用発光素子座標検出部57は、
発光素子データ分離部55で判別されたデータ送信用発
光素子12aの画像上の座標を検出する。
【0063】このようにして、検出された各発光素子1
1a,12aの座標データは、それぞれ位置計測部43
及びデータ解析部44(図1)に入力され、更なる処理
が行われる。
【0064】すなわち位置計測部43は、画像処理部4
2より入力された各発光素子画像の座標をそれぞれ上下
左右の発光素子11aであると判別し、この発光素子座
標に基づき、かつ、三角法及びニュートン法を利用して
実空間における位置表示用データ送信機能付きデータ送
信装置の座標を算出する。さらに、この算出結果を表示
データ処理部46に入力すると共に、位置・受信データ
格納部45に保存する。
【0065】ここで、位置計測部43による位置計測処
理をより詳しく説明すると、次の通りである。すなわ
ち、位置表示用発光素子11aの座標点を点集合P1,
P2,P3,..,Pnと考えると、各点間距離dijは、 dij=|Pi−Pj| …(1) ただし1≦i,j≦n である。また、観測点(撮像素子がある場所)からの視
線ベクトルをu1,..,un(ただし|ui|=1(1
≦i≦n))と定義する。
【0066】このとき観察点と位置表示用発光素子11
aとの距離αiは、 αi=|Pi| …(2) ただしPi=αiuiとして表すことができる。このとき
次の方程式が成立する。
【0067】 |αiui−αjuj|=|Pi−Pj|=dij …(3) ただし1≦i,j≦n したがって、この方程式が成り立つようなαiを求め
る。種々の求め方があるが、本実施形態では上記方程式
から次のような残差tijを考え、この残差tijを最小2
乗法を用いて最小にすれば、αiを求めることができ
る。
【0068】
【数1】
【0069】である。この非線形方程式を計算機で計算
する手法として上記のようにニュートン法という数値解
析手法を用いている。
【0070】なお、本実施形態では、上記したように4
つの位置表示用発光素子11aのうち一つが同一平面上
にないことにより、正確な座標算出が可能である。仮
に、4つの位置表示用発光素子を同一平面に並べ、その
菱形において対角をなす左右2点を軸とし、CCD撮像
面に対して前後に同一角度で回転した2つの位置につい
て考える。この2つの位置については撮像画像において
は区別がつかない。前方向、後方向に回転したときの撮
像面への投影結果が同じもとのなるためである。同様に
上下2発光素子を軸として左右に同角度で回転させた場
合も区別がつかない。本実施形態では、下側の発光素子
11aが、他の3点(これら3つは同一平面上にある)
と異なる平面上にあるため、上記不都合は生じない。
【0071】次に、データ解析部44は、画像処理部4
2から入力されたデータ送信用発光素子12aの座標よ
り、12個の発光素子12aのうち何れが点灯し、消灯
しているかを計算する。その計算結果より、送信データ
を復元する。なお、各発光素子画像が何れの発光素子1
2aに対応するかは、位置表示用発光素子11aとの位
置関係で判別される。
【0072】また、データ解析部44は、パラレル・シ
リアル変換部47及びデマルチプレクサ48を備え、送
信データの復元に当たり、パラレルデータからなる送信
データをパラレル・シリアル変換部47でシリアルデー
タに変換する。さらに、変換されたシリアルデータをデ
マルチプレクサ48によって各センサ3毎のデータに分
離して表示データ処理部46に入力し、また、位置・受
信データ格納部45に格納する。
【0073】表示データ処理部46は、位置計測部43
及びデータ解析部44から入力された位置データ及び受
信データに基づいて、位置表示用データ送信機能付きデ
ータ送信装置1の位置を示す画面を作成すると共に、同
画面にさらに受信データを表示させるようにして表示装
置34に表示出力する。
【0074】次に、以上のように構成された本実施形態
における位置計測機能付きデータ通信システムの動作に
ついて説明する。このシステムでは、まず、通信相手に
取り付けられた位置表示用データ送信機能付きデータ送
信装置1において、センサ3からの転送データがデータ
処理装置13においてデジタル化される。さらに、デー
タ処理装置13からのパルス波形系列に従ってデータ送
信用発光素子12aが位置計測機能付きデータ受信装置
2の撮像素子32に向けて点滅する。このとき、位置表
示用発光素子11aは常時点灯状態となっている。
【0075】ここで、本実施形態では発光素子11a,
12aとして赤外線LEDを使用する場合を想定してお
り、他の発光体等の影響を除去するために、赤外線フィ
ルタ31を介して位置計測機能付きデータ受信装置2の
撮像素子32で撮像される。
【0076】撮像結果は、A/D変換され、さらに画像
処理部42にて画像処理アルゴリズム(2値化、拡大縮
小、ラベリングなど)による発光素子座標検出が行われ
る。画像処理部42にて検出され、位置検出用及びデー
タ受信用に分離された発光素子座標値は、それぞれ位置
計測部43及びデータ解析部44に入力されて、位置検
出及びデータ取り出しが実行される。これにより、位置
表示用データ送信機能付きデータ送信装置1が取り付け
られた通信相手の位置と、当該物体からの送信データと
が取得されることになる。
【0077】取得された位置データ及び受信データは、
位置・受信データ格納部45に保存され、必要な場合に
取り出されて利用される。また、これらのデータは表示
装置34から表示出力され、システム使用者の利用に供
される。
【0078】次に、上記データ送受信における特徴を説
明する。本実施形態では、データ送信は、発光体(発光
素子12a)の点滅によって行われる。したがって、単
位時間当たりのデータ転送量Hは、発光体数の数n(本
実施形態では12個)と点滅周波数ωpを用いて、 H=nωp …(7) と表される。発光体の点滅周波数は、サンプリング定理
により、撮像素子が1フレームの画像を取得するサンプ
リング周波数ωiの半分以下でなければならない。した
がって、データ転送量は(8)式のようにも記述でき
る。
【0079】 H<nωi/2 …(8) 固体撮像デバイス(CCD)は、代表的なイメージセン
サであるが、その原理ゆえ、サンプリング周波数を高く
するには限界がある。このため、撮像素子32としてC
CDイメージセンサを用いたときにデータ転送量Hを上
げるには、データ送信用発光素子11aの数nを大きく
する必要がある。なお、データ転送量をいとわなければ
このnは1でもよく、その場合には、データ送受信前後
におけるシリアルパラレル変換及びパラレルシリアル変
換は不要となる。
【0080】一方、CCDに代え、撮像素子32として
CMOS撮像素子やフォトダイオードアレイのようなイ
メージセンサを用いれば、高いサンプリング周波数を実
現できるため、高速なデータ送受信が可能となる。しか
し、これらはCCDほど多くの画素を有していないた
め、解像度の高い画像を得ることは難しく、データ送信
に用いる発光素子12aの数nを大きくすることができ
ない。以上から、データ転送量に応じて、発光体の数、
撮像素子32の種類を適宜決定する。
【0081】なお、テレビカメラを撮像素子32として
用いる場合は、データ転送レートはビデオレートである
30Hzに限定される。しかし、n個の発光素子12a
を使用することで、(7)式から単位時間あたりのデー
タ転送量を30×N(ビット)とすることが可能とな
る。なお、CCDセンサの場合もサンプリング周波数を
ビデオレート以上確保できる。
【0082】次に、発光素子11a,12aの種類につ
いて説明する。本実施形態では、発光素子11a,12
aとして、赤外線LEDを用いるとしたが、発光素子の
種類は、目的や使用状況に応じて選択する。
【0083】基本的には、発光素子11a,12aは、
高輝度で指向性の高いものが望ましく、加えてデータ送
信用発光素子12aは輝度の立ち上がり立ち下がり速度
が速いものが望ましい。
【0084】現実的には、システムの使用環境やコスト
を考慮し、位置表示用データ送信機能付きデータ送信装
置1と位置計測機能付きデータ受信装置2との距離に応
じて適宜選択する。距離が数メートルの場合は、低コス
ト/低消費電力で発光強度の小さい「赤外線LED」を
使用し、それ以上の距離の場合には高輝度なレーザダイ
オードを用いるとよい。さらに、レーザダイオードに代
えて気体レーザなどの他の種類のレーザを用いてもよ
い。
【0085】なお、各発光素子11a,12aにおける
配置間隔をあまりにも狭くすると、位置計測やデータ送
受信のエラーの原因となる。そこで、システムを用いる
環境や撮像素子に取り付けるレンズ、発光素子の指向性
の度合いに応じて、発光素子の配置間隔を適宜決定す
る。
【0086】上述したように、本発明の実施形態に係る
位置計測機能付きデータ通信システムは、位置表示用発
光素子部11及びデータ送信用発光素子部12を通信相
手に取り付けられるべき位置表示用データ送信機能付き
データ送信装置1に設け、光を用いて通信相手の位置及
びデータ送受信を行うようにしたので、電波事情と無関
係に位置測定とデータ通信とを同時に実現させることが
できる。
【0087】したがって、本システムは、電波の利用が
制限される病院や強力な電磁波にさらされる宇宙空間な
どでも使用することができる。
【0088】また、本実施形態の位置計測機能付きデー
タ受信装置2においては、比較的簡単な画像処理を施す
だけで発光素子画像を解析できるため、位置検出とデー
タ受信をリアルタイム処理で実現することができる。
【0089】さらに、本実施形態の位置表示用データ送
信機能付きデータ送信装置1においては、位置表示用の
発光素子11aを同一平面のみに配置することなく、少
なくとも1つの発光素子11aを他の複数の発光素子1
1aとは異なる平面に配置させるようにしたので、通信
相手が平行移動しつつ回転するような場合でも的確かつ
正確に位置計測することができる。したがって、このよ
うな特徴を持った位置表示装置あるいは位置表示用デー
タ送信機能付きデータ送信装置を備えるシステムでは、
通信相手の移動状態に関係なく高精度に位置測定するこ
とができる。
【0090】なお、本実施形態では発光素子11a.1
2aとして赤外線LEDを用いたので、位置計測機能付
きデータ受信装置側では赤外線フィルタ31を用いるよ
うにしたが、本発明はこのような場合に限られるもので
はない。たとえば他の光源が存在しないような環境では
フィルタ自体が不要であるし、また、発光素子11a,
12aの発光波長が他の波長域であるような場合には、
その波長域の光のみを通過するフィルタを用いるように
すればよい。
【0091】また、本実施形態では、位置表示用データ
送信機能付きデータ送信装置1が送信するデータをセン
サ3からのデータとしたが、本発明における通信データ
は、このようなセンサデータに限られるものではなく、
あらゆる種類のデータとすることができる。さらに、本
実施形態では、センサ3からのアナログデータを送信し
たため、データ処理装置においてA/D変換器24が必
要であったが、元々デジタル化されているデータを送信
することも可能である。この場合には、アンプ22及び
A/D変換器24は不要であり、デジタルデータをCP
U25で処理してパルス符号化変調すればよい。さら
に、実施形態では複数センサデータを送受信したので、
送受信側においてマルチプレクサ21及びデマルチプレ
クサ48が用いられたが、送受信データの種類によって
はこれらのマルチプレクサ21及びデマルチプレクサ4
8は不要である。
【0092】なお、図1では、位置表示用データ送信機
能付きデータ送信装置1及び位置計測機能付きデータ受
信装置2を1台づつ示したが、これらをそれぞれ1台及
び又は複数台設けてシステムを構成してもよい。
【0093】また、本実施形態においては、各発光素子
が単色(赤外線)の場合を扱い、画像処理も白黒画像と
して取り扱うようにしたが、本発明はカラー画像の場合
でも実施可能である。以下、カラー画像を用いる場合の
変形例を説明する。なお、この変形例は、第2の実施形
態以降に対しても同様な考え方で適用できるものであ
る。
【0094】図5は本実施形態の変形例としてカラー画
像を扱う場合における、位置計測機能付きデータ受信装
置の画像処理部の構成例を示す図である。
【0095】同図に示すように、カラー画像の場合に
は、画像処理部42Cに色分解処理部59が設けられ、
RGBに分解された各データがそれぞれに対応する2値
化処理部51R,51G,51Bに入力される。RGB
毎の各処理部51R〜57R,51G〜57G,51B
〜57Bが図4の対応部分と同様な処理を実現すること
で、カラー画像処理が実現できる。なお、色分解処理部
59に代えて、A/D変換器41〜画像処理部42C間
にカラーフィルタを用いるようにしてもよい。
【0096】カラー処理を可能にすることで以下のよう
なメリットがある。
【0097】まず、データ送信用発光素子11aと位置
表示用発光素子12aとで異なる色の発光素子を用い、
カラー撮像素子で撮像すると共に、発光素子の色の違い
を考慮した処理を行えば、データ送信用発光素子11a
と位置表示用発光素子12aとをより容易に分離するこ
とができ、処理を高速化することができる。
【0098】また、近距離用、遠距離用の2種類の位置
表示用発光素子を用いれば位置検出精度を向上させるこ
とができるが、この場合に、近距離用と遠距離用とで異
なる色を用いれば、発光素子分離が容易になる。
【0099】なお、図5におけるRGB処理系はそれぞ
れ並列処理であるので、CPUが複数ある計算機では効
率的、高速な処理を実現することができる。
【0100】(発明の第2の実施の形態) 本実施形態は、第1の実施形態の画像処理部42の構成
を改良したものである。これにより、発光素子11a,
12aの座標検出を一層高速に実行できる。
【0101】図6は本発明の第2の実施形態に係る位置
計測機能付きデータ受信装置における画像処理部の構成
例を示す図であり、図4と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0102】本実施形態の位置計測機能付きデータ通信
システムは、画像処理部55aの機能が図6に示すよう
に修正される他、第1の実施形態と同様に構成されてい
る。
【0103】画像処理部42aは、A/D変換器41か
ら撮影画像を入力し、当該画像から位置表示用発光素子
11aの座標及びデータ通信用発光素子12aの座標を
検出してそれぞれ位置計測部43及びデータ解析部44
に出力する。このために2値化処理部51、収縮拡大処
理部52及び発光素子データ分離部55aを備えてい
る。
【0104】2値化処理部51及び収縮拡大処理部52
は、第1の実施形態と同様に構成されている。
【0105】発光素子データ分離部55aは、ノイズ除
去された2値化画像から位置表示用発光素子11a及び
データ通信用発光素子12aを抽出分離し、その座標を
出力する。このために、最外位置発光素子検出部50
と、ラベル付け処理部53aと、重心処理部54aと、
位置表示用発光素子座標検出部56aと、データ通信用
発光素子座標検出部57aとを備えている。
【0106】最外位置発光素子検出部50は、ノイズ除
去された2値化画像に対し、上下左右の最外位置から順
次走査を行って白色画素のまとまりを検出する。この処
理は画像領域全体に対して行うのではなく、例えば上外
側からの検出でまとまりが検出されれば、次に下外側か
らの走査処理に移るというように、上下左右最外位置の
4つのまとまりを検出できる最小限の走査を行う。最外
位置発光素子検出部50は、この4つの白色画素まとま
りを位置表示用発光素子画像としてラベル付け処理部5
3aに入力する。
【0107】ラベル付け処理部53aは、最外位置発光
素子検出部50から4つの位置表示用発光素子画像を入
力された場合には、これらの各まとまりに位置表示用発
光素子画像であると識別できる番号を付けて重心計算処
理部54aに出力する。
【0108】また、ラベル付け処理部53aは、データ
通信用発光素子座標検出部57aからデータ通信用発光
素子が存在すると予想される座標(推定座標)を受け取
ったときには、当該座標付近における適宜なサイズの領
域を2値化画像において走査し、白色画素まとまりを検
出する。白色画素まとまりが検出できた場合には、これ
らの各まとまりにデータ通信用発光素子画像であると識
別できる番号を付けて重心計算処理部54aに出力す
る。
【0109】重心計算処理部54aは、第1の実施形態
と同様な処理を行う他、白色画素まとまりが位置表示用
発光素子画像であるときには、その結果を位置表示用発
光素子座標検出部56aに出力し、データ通信用発光素
子画像であるときには、データ通信用発光素子座標検出
部57aに出力する。
【0110】位置表示用発光素子座標検出部56aは、
重心計算結果に基づいて位置表示用発光素子11aの画
像上の座標を検出し、位置計測部43及びデータ通信用
発光素子座標検出部57aに出力する。
【0111】データ通信用発光素子座標検出部57a
は、重心計算結果に基づいてデータ送信用発光素子12
aの画像上の座標を検出し、データ解析部44へ出力す
る。また、位置表示用発光素子座標検出部56aから位
置表示用発光素子11aの画像上の座標を受け取った場
合には、データ通信用発光素子12aの推定座標を算出
し、ラベル付け処理部53aに入力する。
【0112】この推定座標の算出は、各位置表示用発光
素子11aと各データ通信用発光素子12aと間におけ
る相対的な位置関係が既知であることに基づいている。
本実施形態(第1実施形態でも同様)では、データ通信
用発光素子12aの外側に位置表示用発光素子11aが
存在し、これらの4つの発光素子11aは図7に示すよ
うに、方形の撮影画像領域に対し45度回転した方形を
なしている。
【0113】図7は位置表示用発光素子とデータ通信用
発光素子の位置関係を説明する図である。
【0114】データ通信用発光素子12aは、対角をな
す2点の位置表示用発光素子11a間に一直線に配置さ
れている。なお、データ通信用発光素子12aの配置
は、上下間でも左右間でもよいが、本実施形態では、図
7に示すように左右最外位置にある2つの位置表示用素
子11a間に配置される。さらに、データ通信用発光素
子12aの配置は、位置表示用素子11aがなす図形の
内側であれば種々の形態が考えられる。
【0115】さて、本実施形態の場合、図7に示すよう
に、左右2点の位置表示用発光素子11a間の直線配置
であるため、2値化画像上の位置表示用発光素子の座標
さえわかればデータ通信用発光素子12aが存在すべき
座標は容易に推定できる。データ通信用発光素子座標検
出部57aはこの推定処理を行い、ラベル付け処理部5
3aはこの推定座標に基づいて一定の領域のみを走査す
る。この結果、2値化画像全体を走査する必要がなく、
高速な画像処理が実現される。
【0116】次に、図8を用いて本実施形態における発
光素子データ分離部55aにおける座標検出の処理流れ
を説明する。
【0117】図8は発光素子分離部における処理を示す
流れ図である。
【0118】まず、収縮拡大処理部52にてノイズ除去
された2値化画像が発光素子データ分離部55aに入力
されると、最外位置発光素子検出部50において上下左
右の最外位置にある白色画素まとまりが検出される(s
1)。
【0119】この検出結果は、ラベル付け処理部53a
にて番号付けされ(s2)、重心計算処理部54aにて
重心計算される(s3)。
【0120】この重心計算結果に基づき、位置表示用発
光素子座標検出部56aにて位置表示用発光素子の座標
が検出される。さらに、この検出された位置表示用発光
素子の座標に基づいて、データ通信用発光素子座標検出
部57aにおいてデータ通信用発光素子の座標が推定さ
れ、ラベル付け処理部53aに入力される(s4)。
【0121】次に、ラベル付け処理部53aにより、推
定座標近辺のみが2値化画像において走査され、検出さ
れた白色画素まとまりに番号が付され(s5)、さらに
重心計算が行われる(s6)。
【0122】ステップs6で重心計算された結果は、デ
ータ通信用発光素子座標検出部57aに入力され、デー
タ通信用発光素子の座標が取得される(s7)。
【0123】そして、位置表示用発光素子座標検出部5
6a及びデータ通信用発光素子座標検出部57aから各
座標値が位置計測部43及びデータ解析部44に出力さ
れることになる(s8)。
【0124】上述したように、本発明の実施形態に係る
位置計測機能付きデータ受信装置は、第1実施形態と同
様な構成を設けた他、位置表示用発光素子とデータ通信
用発光素子の位置関係を利用して、2値化画像の全領域
を走査することなく、各座標を検出できるようにしたの
で、高速に画像処理を行うことができ、応答性の高いシ
ステムを実現させることができる。
【0125】また、画像処理速度が速いので、同様な応
答性を確保する場合にはデータ送信用発光素子の数を増
やすことができ、データ伝送速度を高くすることができ
る。
【0126】(発明の第3の実施の形態) 本実施形態は、第1又は第2の実施形態の位置計測機能
付きデータ通信システムを病院内モニタリングシステム
に利用するものである。
【0127】図9は本発明の第3の実施形態に係る病院
内モニタリングシステムの一構成例を示すブロック図で
あり、図1と同一部分には同一符号を付して説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0128】この病院内モニタリングシステムは、病院
内に撮像素子32としての撮像用カメラ64が多数配置
され、また、位置表示用データ送信機能付きデータ送信
装置1が患者に対応して多数設けられる他、第1又は第
2の実施形態の位置計測機能付きデータ通信システムと
同様に構成されている。
【0129】図9において、各LEDが搭載されたメガ
ネ型フレーム61、処理回路&バッテリーパック62及
びデータ送信&電力供給用ケーブル63により、図1に
おける位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置1
が構成されている。これらは被検出対象の患者に装着さ
れる。また、患者には、図1のセンサ3として体温計及
び心拍計が装着される(図示せず)。さらに、特に図示
しないが、位置表示用データ送信機能付きデータ送信装
置1は体温計及び心拍計からのセンサデータのみなら
ず、センサデータと共に、患者の識別データをも送信す
るようになっている。
【0130】一方、位置計測機能付きデータ受信装置本
体33及び表示装置34(CRT)は、図9に示すよう
に、病院内の監視センターに設けられ、撮像素子32と
しての監視用カメラ64は複数台設けられる。これらに
より位置計測機能付きデータ受信装置2が構成される。
複数台の監視用カメラ64に対して処理能力が足りない
場合には、例えば各監視用カメラ64に対応して、位置
計測機能付きデータ受信装置本体33が複数台設けられ
る。なお、位置計測機能付きデータ受信装置本体33が
複数台設けられる場合には、各位置計測機能付きデータ
受信装置本体33をネットワーク接続し、患者の識別デ
ータに基づいて、患者毎のデータに整理してCRT34
から表示出力するようにする。
【0131】このように構成されて病院内モニタリング
システムでは、病院内における患者のモニタリングが行
われる。すなわち病院内を移動する患者には、位置表示
用データ送信機能付きデータ送信装置1及びセンサ3が
装着される。一方、監視センター(ナースステーション
等)では、患者の居場所がモニタリングされながら、そ
の患者の心拍数や体温がチェックされる。患者に異常が
生じた場合には、現場に看護婦が急行する。
【0132】上述したように、本発明の実施形態に係る
病院内モニタリングシステムは、位置表示用データ送信
機能付きデータ送信装置1及び位置計測機能付きデータ
受信装置2を設けたので、電波使用制限のある病院内で
も患者の位置と状態をモニタリングすることができる。
【0133】(発明の第4の実施の形態) 本実施形態は、第1又は第2の実施形態の位置計測機能
付きデータ通信システムを人工衛星ドッキングシステム
に利用するものである。本実施形態では人工衛星ドッキ
ングシステムのうち、人工衛星と基地局とがドッキング
する場合を説明する。
【0134】図10は本発明の第4の実施形態に係る移
動体ドッキングシステムの一構成例を示すブロック図で
あり、図1と同一部分には同一符号を付して説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0135】この移動体ドッキングシステムは、人工衛
星ドッキングシステムとして構成され、人工衛星71と
基地局72に組み込まれている。
【0136】人工衛星71は、位置表示用データ送信機
能付きデータ送信装置1と、位置計測機能付きデータ受
信装置2と、ドッキング装置73と、速度制御姿勢制御
装置74を少なくとも備える。一方、基地局72は、位
置表示用データ送信機能付きデータ送信装置1と、位置
計測機能付きデータ受信装置2と、ドッキング装置73
と、トッキング指令装置75を少なくとも備える。ここ
で、人工衛星71及び基地局72が備える位置表示用デ
ータ送信機能付きデータ送信装置1及び位置計測機能付
きデータ受信装置2は、発光素子11a,12aにレー
ザダイオードが使用され、赤外線フィルタ31が除去さ
れる他、第1の実施形態と同様に構成されている。
【0137】トッキング指令装置75は、人工衛星71
にドッキング動作のための各種指令を与えるために、同
指令信号を位置表示用データ送信機能付きデータ送信装
置1に与えて人工衛星71に向けて送信させる。
【0138】人工衛星71及び基地局72に搭載される
ドッキング装置73は、位置計測機能付きデータ受信装
置2や速度制御姿勢制御装置74等から取得される人工
衛星の速度・姿勢データや、ドッキング指令装置75に
由来する各種指令とに基づいて、ドッキングを実現す
る。
【0139】速度制御姿勢制御部74は、基地局の位置
データ及び指令信号を自己の位置計測機能付きデータ受
信装置2から取得して、速度姿勢制御を行うと共に、そ
の速度・姿勢データを自己のトッキング装置73及び位
置表示用データ送信機能付きデータ送信装置1に与え
る。
【0140】このように構成された移動体ドッキングシ
ステムにおいては、基地局72のドッキング指令装置7
5から、位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置
1及び位置計測機能付きデータ受信装置2を介し、人工
衛星71の速度制御姿勢制御装置74に各種指令及び基
地局位置が通知される。
【0141】この通知に基づき、速度制御姿勢制御装置
74により人工衛星71の速度姿勢制御がなされ、その
結果が位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置1
及び位置計測機能付きデータ受信装置2を介し、基地局
72に通知される。
【0142】双方のドッキング装置73では、各々の位
置計測機能付きデータ受信装置2からの通知により、人
工衛星71の速度や姿勢及び基地局の位置が監視されて
おり、所定のタイミングで装置を稼動させ、ドッキング
が実行される。
【0143】なお、図11にドッキングを行う人工衛星
と基地局の様子を示す。
【0144】上述したように、本発明の実施形態に係る
移動体ドッキングシステムは、位置表示用データ送信機
能付きデータ送信装置1及び位置計測機能付きデータ受
信装置2を設けたので、強力な電磁波にさらされる人工
衛星のドッキングシステムを実現させることができる。
【0145】(発明の第5の実施の形態) 本実施形態は、第4実施形態同様、第1又は第2の実施
形態の位置計測機能付きデータ通信システムを人工衛星
ドッキングシステムに利用するものである。本実施形態
では人工衛星ドッキングシステムのうち、人工衛星同士
がドッキングする場合を説明する。
【0146】図12は本発明の第5の実施形態に係る移
動体ドッキングシステムの一構成例を示すブロック図で
あり、図1及び図10と同一部分には同一符号を付して
説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0147】この移動体ドッキングシステムは、人工衛
星同士のドッキングシステムとして構成され、人工衛星
71(A),71(B)に組み込まれている。各人工衛
星71は第4の実施形態と同様に構成されている。
【0148】しかし、各人工衛星A,Bがお互いに自己
の速度と姿勢を通知し合って、これらのデータに基づい
て速度姿勢制御を行ったのでは、相対位置が収束せず、
いつまでもドッキングを行うことができない。
【0149】そこで、一方が主、他方が従となり、何れ
かの人工衛星が主導し、第4の実施形態における基地局
72として動作するように地上基地局79から指令信号
を与える。これにより、地上基地局72の指令を受けた
後は所定条件で第4の実施形態と同様な状態となる。
【0150】なお、この指令の与え方は種々のケースが
考えられる。例えば両衛星71が所定の距離以内となっ
た後に、上記主従状態となるようにしてもよい。また、
地上基地局指令によらず予め定められた関係により予め
主となる人工衛星が決まるようになっていてもよい。
【0151】また、状況によっては一方の人工衛星71
は位置計測やデータ通信のみでよい場合もある。種々の
ケースが考えられるが、どのような組み合わせとなって
もよいように各人工衛星71には、位置表示用データ送
信機能付きデータ送信装置1及び位置計測機能付きデー
タ受信装置2の双方が搭載されている。
【0152】なお、図13にドッキングを行う2つの人
工衛星の様子を示す。
【0153】上述したように、本発明の実施形態に係る
移動体ドッキングシステムは、位置表示用データ送信機
能付きデータ送信装置1及び位置計測機能付きデータ受
信装置2を設けたので、ドッキング相手の人工衛星の位
置を画像計測しながら、その速度データを光伝送する人
工衛星同士のドッキングシステムを実現させることがで
きる。
【0154】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変
形することが可能である。また、各実施形態は可能な限
り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わ
された効果が得られる。
【0155】例えば第4,第5の実施形態では人工衛星
のドッキングを例にとって説明したが、本発明を適用で
きるのは人工衛星に限られず、各種の宇宙船や宇宙ステ
ーション等の宇宙空間移動体や宇宙空間設置体に適用で
きる。また、位置表示用データ送信機能付きデータ送信
装置1及び位置計測機能付きデータ受信装置2を備える
宇宙空間移動体や宇宙空間設置体は、宇宙空間でも特に
電波障害が激しく電波通信が全く不能な場所でも通信及
び位置測定を行うことができる。このような場合には、
出力の高いガラスレーザや気体レーザを発光素子11
a,12aとして搭載しておけば、通信等の有効距離を
大きくすることができる。
【0156】
【実施例】上記実施形態に示す位置計測機能付きデータ
通信システムを実現するために、以下のような実験装置
を用いて実験を行い、本発明の実施可能性を確認した。
【0157】本実施例に係る位置計測機能付きデータ通
信システムは、位置測定用赤外線LED、データ通信用
赤外線LED、A/D変換機、CCDカメラ、赤外線フ
ィルタ等を少なくとも含み、実施形態で説明したシステ
ムの原型をなすものである。
【0158】この実験装置は、光学実験レールの片端に
撮像素子を固定し、他端にXYZステージと回転ステー
ジを取りつけ、その上に発光素子を取りつけた通信相手
を置いて構成させた。こうして通信相手の前後左右上下
移動、回転移動が自由に行えるようにした。なお今回の
実験では発光素子に赤外線LED、撮像素子にCCDカ
メラを用いた。またカメラに赤外線透過フィルターを取
りつけ、LED光だけが撮影できるようにした。
【0159】位置計測時には、通信相手上に取りつけた
4個の赤外線LEDを、赤外線フィルタを介してCCD
カメラで撮影した。次にその画像から各素子の重心位置
を求め、三角法を使って通信相手の位置をリアルタイム
で算出した。
【0160】まずCCDカメラの光軸(Z軸)に沿った
並行移動に関して測定誤差を評価した。カメラとの距離
がzの場所に通信相手を置き、同場所での位置計測結果
と実際の位置との誤差を求めた(なおzは、0.30m
から0.85mまで0.05m間隔で変化させた)。
【0161】図14は位置計測結果を示す図である。こ
こで、同図(a)は測定系の座標を示し、同図(b)は
CCDカメラと発光素子との距離zに対する測定誤差を
示す。なお、図14(b)における横軸zはカメラから
通信相手までの距離z、縦軸は位置測定結果と実際の位
置との誤差である。さらに、同図(c)〜(e)は距離
zが一定の場合におけるxy平面上の測定誤差を示す。
【0162】図14(b)から、カメラと通信相手との
距離に比例して誤差が大きくなることが明らかである。
カメラとの距離が0.30m、0.55m、0.75m
の際に大きな誤差が測定されたが、これは撮影された画
像を画素データに変換するときに生じる量子化誤差が原
因と思われる。しかし同誤差は10mm以下であり、実
現すべきシステムにおいては許容範囲内と考えられる。
【0163】次に、光軸に垂直な方向(X軸、Y軸)に
通信相手を移動したときの測定誤差を評価した。結果は
上記図14(c)〜(e)に示されている。
【0164】図14(c)〜(e)においては、カメラ
から通信相手までの距離が0.30m、0.50m、
0.80mの場合の誤差が示されている。図中の横軸は
X軸、縦軸はY軸、そして色の濃淡は誤差の大きさを示
している(色が暗いほど誤差が大きい)。図14(c)
〜(e)から、いずれの場合においても光軸付近で誤差
がほぼゼロだが、光軸から離れるほど誤差が大きくなる
ことがわかる。しかし、その誤差は4mm以内であっ
た。
【0165】次にデータ転送の実験を行った。今回使用
した実験装置では、データ伝送用の光源として12個の
赤外線LEDを通信相手に取りつけた。それぞれのLE
Dは送信データの各ビットに対応しているので、本装置
は360(ビット/秒)の速度でデータを送ることがで
きる。
【0166】図15は本実施例の実験装置で送受信した
信号の一例を示す図である。
【0167】同図(a)に示すように、送信側に与えた
信号は振幅1.4V、周波数0.6Hz、バイアス電圧
−0.2Vの正弦波である。同図(b)に示す受信信号
においては多少の歪みが観察されるが、元データはほぼ
正確に伝送されていることがわかる。
【0168】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、位
置測定とデータ通信とを電波事情と無関係に同時に実現
させることができる位置表示用データ送信機能付きデー
タ送信装置、位置計測機能付きデータ受信装置、位置計
測機能付きデータ通信システム、病院内モニタリングシ
ステム、移動体ドッキングシステム、および宇宙空間移
動体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る位置計測機能付
きデータ通信システムの一構成例を示すブロック図。
【図2】同実施形態における位置測定方法の原理を示す
概念図。
【図3】同実施形態におけるデータ通信方法の原理を示
す概念図。
【図4】同実施形態の位置計測機能付きデータ受信装置
における画像処理部の構成例を示す図。
【図5】同実施形態の変形例としてカラー画像を扱う場
合における、位置計測機能付きデータ受信装置の画像処
理部の構成例を示す図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る位置計測機能付
きデータ受信装置における画像処理部の構成例を示す
図。
【図7】位置表示用発光素子とデータ通信用発光素子の
位置関係を説明する図。
【図8】発光素子分離部における処理を示す流れ図。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る病院内モニタリ
ングシステムの一構成例を示すブロック図。
【図10】本発明の第4の実施形態に係る移動体ドッキ
ングシステムの一構成例を示すブロック図。
【図11】ドッキングを行う人工衛星と基地局の様子を
示す図。
【図12】本発明の第5の実施形態に係る移動体ドッキ
ングシステムの一構成例を示すブロック図。
【図13】ドッキングを行う2つの人工衛星の様子を示
す図。
【図14】同実施例における位置計測結果を示す図。
【図15】同実施例の実験装置で送受信した信号の一例
を示す図。
【図16】光を用いて位置計測とデータ通信とを同時に
行う技術の概要を示す図。
【図17】位置計測機能付きデータ通信システムの従来
例を示す図。
【符号の説明】
1…位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置 2…位置計測機能付きデータ送受信装置 3…センサ 11…位置表示用発光素子部 11a…位置表示用発光素子 12…データ送信用発光素子部 12a…データ送信用発光素子 13…データ処理装置 14…電源 21…マルチプレクサ 22…アンプ 23…PCM装置 24…A/D変換器 25…CPU 26…デジタル出力部 27…シリアル・パラレル変換部 31…赤外線フィルタ 32…撮像素子 33…位置計測機能付きデータ受信装置本体 34…表示装置 41…A/D変換器 42…画像処理部 43…位置計測部 44…データ解析部 45…位置・受信データ格納部 46…表示データ処理部 50…最外位置発光素子検出部 51…2値化処理部 52…収縮拡大処理部 53…ラベル付け処理部 54…重心計算処理部 55…発光素子データ分離部 56…位置検出用発光素子座標検出部 57…データ通信用発光素子座標検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/22 (56)参考文献 特開 平7−98380(JP,A) 特開 平2−183103(JP,A) 特開 平7−168956(JP,A) 特開 平6−318913(JP,A) 特開 昭61−288829(JP,A) 特開 昭58−208606(JP,A) 特開 昭60−52703(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 A61B 5/00 102 G01V 8/10 H04B 10/00 H04B 10/22

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置を計測させるために発光する複数の
    位置表示用発光部材と、 点滅することによりデータを送信する1以上のデータ送
    信用発光部材とを備え、 前記複数の位置表示用発光部材は、さらにそれぞれ複数
    の位置表示用発光部材からなる2以上のグループを形成
    し、各グループ毎に異なる波長の光を発する発光体であ
    ることを特徴とする位置表示用データ送信機能付きデー
    タ送信装置。
  2. 【請求項2】 位置を計測させるために発光する複数の
    位置表示用発光部材と、 点滅することによりデータを送信する1以上のデータ送
    信用発光部材と、 送信すべきデータを前記データ送信用発光部材に点滅表
    示させるように、前記データ送信用発光部材に対して送
    信データを送出するデータ送出手段とを備え、 前記複数の位置表示用発光部材は、さらにそれぞれ複数
    の位置表示用発光部材からなる2以上のグループを形成
    し、各グループ毎に異なる波長の光を発する発光体であ
    ることを特徴とする位置表示用データ送信機能付きデー
    タ送信装置。
  3. 【請求項3】 位置を計測させるために発光する複数の
    位置表示用発光部材と、 点滅することによりデータを送信する1以上のデータ送
    信用発光部材と、 送信すべきデータを前記データ送信用発光部材に点滅表
    示させるように、前記データ送信用発光部材に対して送
    信データを送出するデータ送出手段と、 測定対象物に関するデータを取得するセンサ手段とを備
    え、 前記データ送出手段は、前記センサ手段により取得され
    たデータを前記データ送信用発光部材に送出し、 前記複数の位置表示用発光部材は、さらにそれぞれ複数
    の位置表示用発光部材からなる2以上のグループを形成
    し、各グループ毎に異なる波長の光を発する発光体であ
    ることを特徴とする位置表示用データ送信機能付きデー
    タ送信装置。
  4. 【請求項4】 前記位置表示用発光部材及び前記データ
    送信用発光部材は、固体発光素子又はレーザからなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項に記載
    の位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置。
  5. 【請求項5】 前記位置表示用発光部材と前記データ送
    信用発光部材とは、異なる波長の光を発する発光体であ
    ることを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか一項に
    記載の位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置。
  6. 【請求項6】 位置表示用データ送信機能付きデータ送
    信装置における発光点を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された画像をA/D変換するA
    /D変換器と、 前記A/D変換器から出力されたデジタル画像に基づ
    き、位置表示用の発光点とデータ送信用の発光点とを抽
    出分離する画像処理手段と、 前記画像処理手段により抽出された位置表示用の発光点
    データに基づき、前記位置表示用データ送信機能付きデ
    ータ送信装置の位置を計測する位置計測手段と、 前記画像処理手段により抽出されたデータ送信用の発光
    点データに基づき、前記位置表示用データ送信機能付き
    データ送信装置が送信したデータを取得するデータ取得
    手段とを備えたことを特徴とする位置計測機能付きデー
    タ受信装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理手段は、位置表示用の発光
    点がデータ送信用の発光点の外側に配置される場合に、
    まず、前記デジタル画像の外側から走査することにより
    位置表示用の発光点のみを検出し、次に、予め決まって
    いる位置表示用及びデータ送信用の各発光点の位置関係
    に基づきデータ送信用の発光点の位置を予測すると共
    に、前記デジタル画像において予測位置付近のみを走査
    してデータ送信用の発光点を検出することを特徴とする
    請求項6記載の位置計測機能付きデータ受信装置。
  8. 【請求項8】 前記撮像手段として半導体撮像素子を用
    いることを特徴とする請求項6又は7記載の位置計測機
    能付きデータ受信装置。
  9. 【請求項9】 前記撮像手段は、前記発光点をカラー画
    像として撮像し、前記画像処理手段は、カラー画像処理
    を行うことを特徴とする請求項6乃至8のうち何れか一
    項に記載の位置計測機能付きデータ受信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至5のうち何れか一項に記
    載の位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置と、
    請求項6乃至9のうち何れか一項に記載の位置計測機能
    付きデータ受信装置とをそれぞれ1以上備え、 前記位置計測機能付きデータ受信装置は、前記位置表示
    用データ送信機能付きデータ送信装置からの送信データ
    を取得すると共にその位置を計測することを特徴とする
    位置計測機能付きデータ通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項3記載の位置表示用データ送信
    機能付きデータ送信装置と、請求項6乃至9のうち何れ
    か一項に記載の位置計測機能付きデータ受信装置とをそ
    れぞれ1以上備え、 前記位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置は、
    病院内を移動する患者に装着されると共に、そのセンサ
    手段は当該患者の状態を検出し、 前記位置計測機能付きデータ受信装置は、少なくともそ
    の撮像手段が前記病院内に設けられ、患者の状態を含む
    送信データを前記位置表示用データ送信機能付きデータ
    送信装置から取得し、かつその位置を計測することを特
    徴とする病院内モニタリングシステム。
  12. 【請求項12】 移動体が静止体にドッキングする移動
    体ドッキングシステムにおいて、 前記静止体は、請求項1乃至5のうち何れか一項に記載
    の位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置とドッ
    キング手段とを備えて、自己の位置を表示すると共に、
    ドッキングのためのデータを前記移動体に送信し、 前記移動体は、請求項6乃至9のうち何れか一項に記載
    の位置計測機能付きデータ受信装置と移動手段とドッキ
    ング手段とを備えて、前記静止体の位置を計測しドッキ
    ングのためのデータを取得することを特徴とする移動体
    ドッキングシステム。
  13. 【請求項13】 移動体同士がドッキングする移動体ド
    ッキングシステムにおいて、 各移動体は、請求項1乃至5のうち何れか一項に記載の
    位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置、請求項
    6乃至9のうち何れか一項に記載の位置計測機能付きデ
    ータ受信装置、移動手段及びドッキング手段を備えて、
    自己の位置を表示し、かつ、互いの位置を計測するとと
    もに、ドッキングのためのデータを送受信することを特
    徴とする移動体ドッキングシステム。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至5のうち何れか一項に記
    載の位置表示用データ送信機能付きデータ送信装置と、
    請求項6乃至9のうち何れか一項に記載の位置計測機能
    付きデータ受信装置とを備えたことを特徴とする宇宙空
    間移動体。
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