JP3350371B2 - 衛星通信制御方式 - Google Patents

衛星通信制御方式

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JP3350371B2 JP29288396A JP29288396A JP3350371B2 JP 3350371 B2 JP3350371 B2 JP 3350371B2 JP 29288396 A JP29288396 A JP 29288396A JP 29288396 A JP29288396 A JP 29288396A JP 3350371 B2 JP3350371 B2 JP 3350371B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信制御方式
に係り、特に、スペクトラム拡散CDMA(符号分割多
重アクセス:Code Division Multi
ple Access)方式を使用し、回線接続をDA
MA(要求割当多元接続:DemandAssign
Multiple Access)方式によって行うに
好適な衛星通信制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の衛星通信回線のDAMA方式によ
る回線割り当てについては、例えば、宮内他著「ディジ
タル衛星通信」(昭和60年8月30日)産業図書,p
p.61−66に記載されているように、親局と子局の
間でDAMA制御回線を確立し、空き通話回線の割り当
てなどの制御を行った後、その制御情報をもとに割り当
てられた回線を通話回線として確立させるという手順で
デマンドアサインを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DAMA方式では、回線割り当てのためのDAMA制御
回線が常時確立されている必要がある。そして、デマン
ドアサイン時の回線割り当て手順として、制御回線によ
る通話回線の割り当て後に、通話回線への切替制御が必
要であるために、最終的な通話回線の確立には、DAM
A制御回線と通話回線との切替制御の時間と、通話回線
の同期確立のための待ち時間とが必要なため、回線の接
続時間が増大するという問題があった。
【0004】本発明の目的は、通話回線の接続時間を短
縮できるDAMA方式による衛星通信制御方式を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一般電話網と接続可能な回線接続制御装
置を有する親局と、発着呼等の回線接続制御可能な複数
の子局から構成され、親局から各子局への下り回線に
は、TDM回線を使用し、各子局から親局への上り回線
には、スペクトラム拡散変調によるCDMA回線を使用
し、DAMA方式により回線接続制御を行う衛星通信制
御方式において、上記親局は、上記子局へTDM回線を
介して、CDMA回線の回線空き情報を常時同報送信
し、子局からの発呼の場合、子局は、上記回線空き情報
に基づいて、CDMA回線の空いている回線をDAMA
回線として使用して回線接続を行い、回線接続後は、こ
の回線を通話回線として使用するようにしたものであ
り、かかる方式により、通話回線の接続時間を短縮し得
るものとなる。
【0006】上記目的を達成するために、本発明は、一
般電話網と接続可能な回線接続制御装置を有する親局
と、発着呼等の回線接続制御可能な複数の子局から構成
され、親局から各子局への下り回線には、TDM回線を
使用し、各子局から親局への上り回線には、スペクトラ
ム拡散変調によるCDMA回線を使用し、DAMA方式
により回線接続制御を行う衛星通信制御方式において、
親局からの発呼の場合、親局は、着信子局に対し、確保
したTDM回線の空きスロットを用いてCDMA回線の
割り当て番号を着信通知し、TDM回線により着信通知
を受けた子局は、着信通知中のCDMA回線の割り当て
番号に該当するCDMA回線をDAMA回線として使用
して回線接続を行い、回線接続後は、この回線を通話回
線として使用するようにしたものであり、かかる方式に
より、通話回線の接続時間を短縮し得るものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いて、本発
明の一実施形態による衛星通信制御方式について説明す
る。最初に、図1を用いて、本発明の一実施形態による
衛星通信制御方式を用いる衛星通信システムの全体構成
について説明する。図1は、本発明の一実施形態による
衛星通信システムのブロック図である。
【0008】親局1000は、アンテナを含む送受信装
置1100と、DAMA制御装置1200と、電話網に
接続されたPBX1300とから構成されている。DA
MA制御装置1200の詳細な構成については、図2を
用いて後述する。
【0009】また、子局群2000は、N個の子局20
00−1,2000−2,…,2000−Nから構成さ
れている。子局の構成は、それぞれ同じであり、それぞ
れ、アンテナを含む送受信装置2100と、子局制御装
置2200から構成されている。子局制御装置2200
の詳細な構成については、図3を用いて後述する。
【0010】親局1000から衛星3000を介して子
局2000に接続される下り回線は、TDM(時分割多
重:Time Division Multiple)
回線4000を使用しており、その回線数は、”1”で
ある。また、子局2000から衛星3000を介して接
続される親局1000に接続される上り回線は、CDM
A回線5000を使用しており、その回線数は、”n”
である。ここで、回線数nは、子局2000の総数Nよ
りも小さな数である。
【0011】本実施形態における特徴として、上り回線
であるCDMA回線5000は、DAMA制御回線と通
話回線を兼用するものであり、その詳細については、図
4を用いて後述するが、DAMA制御回線と通話回線を
兼用することにより、従来のような制御回線と通話回線
の切替制御が不要となり、通話回線の接続時間を短縮で
きるようになるものである。
【0012】次に、図2を用いて、親局1000の構成
について説明する。図2は、本発明の一実施形態による
衛星通信システムに用いる親局の構成を説明するブロッ
ク図である。
【0013】親局1000は、衛星との電波の送受信を
行う送受信装置1100と、DAMA制御装置1200
と、電話網に接続されたPBX1300とから構成され
ている。送受信装置1100には、アンテナも含まれて
いる。送受信装置1100が受信する上り回線であるC
DMA回線5000の回線数は、”n”であり、送受信
装置1100から送信する下り回線であるTDM回線4
000の回線数は、”1”である。CDMA回線500
0は、DAMA制御回線と通話回線を兼用するようにし
ている。
【0014】次に、DAMA制御装置1200の構成に
ついて以下に説明する。DAMA制御装置1200は、
n個のSS(スペクトラム拡散)復調器1210と、n
個の回線終端部1220と、TDM多重部1230と、
TDM変調器1240と、回線割り当て制御部1250
と、TDM回線制御部1260とから構成されている。
復調器1210及び回線終端部1220の個数は、CD
MA回線の回線数nに等しくなっている。
【0015】CDMA回線を介して子局から送信されて
きたデータは、SS変調されている。SS復調器121
0は、送受信装置1100によって受信したデータを、
回線終端部1220からSS復調器制御バス1270を
介して設定された拡散符号に基づいて、受信データを復
調する。
【0016】回線終端部1220は、SS復調器121
0によって復調されたデータの中の制御フレームデータ
による回線接続制御や、復調されたデータの中の通話フ
レームデータによる通話を確立する。回線終端部122
0は、PBX1300とのインタフェース回路を内蔵し
ており、電話網との接続制御を行い、通話フレームデー
タをPBX1300を介して電話網に伝送する。回線終
端部1220は、回線割り当て制御部1250から設定
された拡散符号をSS復調器1210に設定する。ま
た、回線終端部1220は、PBX1300を介して電
話網から送られてきたデータを、TDM多重部1230
に出力する。
【0017】TDM多重部1230は、複数の回線終端
部1220から多重バス1280を介して送られてくる
制御フレームデータや通話フレームデータや、TDM回
線制御部1260から送られてくる基準フレームデータ
を時分割多重して、TDM変調器1240に出力する。
【0018】TDM変調器1240は、TDM多重部1
230から出力される下り回線データを変調して、送受
信装置1100に出力する。送受信装置1100は、T
DM変調されたデータをTDM回線4000を介して子
局に送信する。
【0019】回線割り当て制御部1250は、CDMA
回線5000の空き情報を監視し、回線割り当てを行う
等の呼接続処理における回線管理を行うものである。回
線割り当て制御部1250は、制御バス1290を介し
て、複数の回線終端部1220及びTDM回線制御部1
260に接続されており、制御情報の送受を行うもので
ある。
【0020】TDM回線制御部1260は、回線割り当
て制御部1250の制御により、上りCDMA回線の空
き情報等の子局への同報伝送データとなる基準フレーム
データを生成する。
【0021】なお、親局1000の各部の動作について
は、子局2000の各部の動作と合わせて、図4を用い
て後述する。
【0022】次に、図3を用いて、子局2000の構成
について説明する。図3は、本発明の一実施形態による
衛星通信システムに用いる子局の構成を説明するブロッ
ク図である。
【0023】子局2000は、衛星との電波の送受信を
行う送受信装置2100と、制御装置2200と、ハン
ドセット2300から構成されている。送受信装置21
00には、アンテナも含まれている。送受信装置210
0から送信するCDMA回線5000の回線数は、”
1”であり、送受信装置2100が受信するTDM回線
4000の回線数は、”1”である。CDMA回線50
00は、DAMA制御回線と通話回線を兼用するように
している。ハンドセット2300は、発着呼,ダイヤ
ル,呼出音の送出等を行うマンマシンインタフェースで
ある。
【0024】次に、制御装置2200の構成について以
下に説明する。制御装置2200は、TDM復調器22
10と、受信制御部2220と、音声・データインタフ
ェース部2230と、送信制御部2240と、子局回線
制御部2260とから構成されている。
【0025】TDM復調器2210は、送受信装置21
00によって受信したデータを復調する。受信制御部2
220は、TDM復調器2210によって復調されたT
DM回線データから基準フレームデータとタイムスロッ
ト中の自局宛のデータを抽出する。自局宛のデータは、
回線接続中は制御フレームデータであり、通話中は通話
フレームデータである。TDM復調器2210によって
復調されたTDM回線データの中の基準フレームデータ
や制御フレームデータは、子局制御バス2270を介し
て、子局回線制御部2260に送られる。また、通話フ
レームデータは、音声・データインタフェース部223
0に送られる。
【0026】音声・データインタフェース部2230
は、受信制御部2220によって抽出された通話データ
をD/A変換して、ハンドセット2300に送り、ま
た、ハンドセット2300からの通話データをA/D変
換して、送信制御部2240に送る。また、音声・デー
タインタフェース部2230は、ハンドセット2300
の状態監視や制御を行うものである。さらに、音声・デ
ータインタフェース部2230は、子局回線制御部22
60と制御情報の送受を行うものである。
【0027】子局回線制御部2260は、親局1000
からの受信データを受信制御部2220から受け取り、
音声・データインタフェース部2230の状態をもと
に、回線接続もしくは通話制御全般を行い、送信制御部
2240へ拡散符号や送信データ等の設定、送信制御を
行うものである。
【0028】送信制御部2240は、子局回線制御部2
260から子局制御バス2270を介して指定された拡
散符号を、SS変調器2250へ設定した後、子回線制
御部2260から指定の送信データをSS変調器225
0へ出力する。送信データとしては、ハンドセット23
00から音声・データインタフェース部2230を介し
て送られてくる通話データや、子回線制御部2260か
ら送られてくる制御データがある。
【0029】SS変調器2250は、送信制御部224
0から送られてくる送信データを、SS変調器制御バス
2280を介して設定される拡散符号を用いて、スペク
トラム拡散変調する。
【0030】次に、図2〜図4を用いて、親局1000
と子局2000の間に行われる回線接続の手順について
説明する。図4は、本発明の一実施形態による衛星通信
制御方式における回線接続の手順の説明図である。
【0031】図4において、親局1000から子局20
00への下り通信回線であるTDM回線は、例えば、中
心周波数f0を用いており、回線数は、”1”である。
また、子局2000から親局1000への上り通信回線
であるCDMA回線は、例えば、中心周波数f1を用い
ている。TDMA回線を介して送信されるデータは、ス
ペクトラム拡散変調されており、回線数は、”n”であ
る。
【0032】図4に示すように、時間T0においては、
子局2000−Kと親局1000の間で通話回線が接続
されており、子局2000−Kは、CDMA回線500
0の中の回線nを用いて、親局1000に通話データを
送信しているものとする。従って、CDMA回線500
0の中で、回線1から回線n−1の(n−1)個の回線
が使用されておらず、空いている状態とする。
【0033】TDM回線4000を介して送信されるデ
ータは、フレーム単位で送信されており、1フレーム
は、DAMA制御装置1200のTDM多重部1230
によって時分割多重されており、(n+1)スロットで
構成されている。1フレームの中のスロットは、スロッ
ト0には、TDM回線制御部1260から送られてくる
基準フレームデータがあり、スロット1〜スロットnに
は、回線終端部1220から送られてくる制御データ若
しくは通話データがある。
【0034】[1.通常の送受信状態]親局1000
は、TDM回線8を常時送信し、システム参加中の子局
2000−1〜2000−nは、これを受信して時分割
多重されたフレームの中からスロット0の基準フレーム
データを検出することにより、フレーム同期と超フレー
ム同期を確立する。
【0035】親局1000の回線割り当て制御部125
0は、CDMA回線5000の使用状況を常に監視し、
空いている回線番号(回線1〜n)を「DAMA制御回
線空き情報」として登録し、TDM回線4000の基準
フレームデータ中のデータとして「DAMA制御回線空
き情報」を、子局2000に同報伝送する。ここで、C
DMA回線4000の空いている回線とは、通話回線に
割り当てられていない回線全てを意味するものとする。
【0036】[2.子局からのシステム参加] [2.1 子局からの送信処理]新たにシステム参加す
る子局は、TDM回線4000を受信して取得した「D
AMA制御回線空き情報」をもとに、CDMA回線50
00上の自局の送信回線番号を設定し、それに対応する
拡散符号を用いてシステム参加通知をバースト送信す
る。
【0037】図4に示した状態では、CDMA回線50
00の中の回線1〜回線(n−1)が空いているので、
新たにシステム参加する子局2000ーLは、例えば、
CDMA回線5000の中の回線1を用いて、「システ
ム参加」の通知をする。回線番号の設定は、子局制御部
2200の子局回線制御部2260によって行われ、回
線1に相当するスペクトラム拡散変調の拡散符号を拡送
信制御部2240に設定することにより行われる。
【0038】「システム参加」の通知は、例えば、スロ
ット付きアロハ方式により親局1000へアクセスする
ことにより行われる。「システム参加」の通知は、例え
ば、時間T1に行われるとする。なお、ここで使用する
空き回線は、回線2から回線(n−1)の中のいずれで
あってもよいものである。
【0039】ここで、回線1は、子局2000−Lから
親局1000に対するシステム参加の制御に用いられて
いるため、DAMA制御回線として機能している。
【0040】[2.2 親局の送受信処理]親局100
0は、CDMA回線5000のDAMA制御回線として
機能している回線1から受信された子局からのシステム
参加通知を取得すると、該当する子局の参加を登録す
る。即ち、親局1000のDAMA制御部1200の回
線割り当て制御部1250は、回線1に対する回線終端
部1220を介して、子局からのシステム参加通知を取
得すると、この子局2000−Lに回線1を割り当てた
ことを登録する。
【0041】そして、親局1000は、TDM回線40
00の局制御フレームデータにより同子局に対してシス
テム参加応答を返信する。
【0042】即ち、回線割り当て制御部1250は、回
線終端部1220に、「システム参加応答」の制御フレ
ームを出力し、TDM多重部1230においてTDM多
重して、TDM回線4000から送信する。親局100
0は、スロット1〜スロットnの中の空きスロットを用
いて、制御フレームを出力する。ここで、スロットh
が、すでに、子局Kに割り当てられているとすると、親
局1000は、スロット1〜(h−1),(h+1)か
らnの中の任意のスロットを割り当てる。ここでは、例
えば、図4に示すように、時間T2において送信される
フレームの中の局制御フレームの中の、例えば、スロッ
トjを割り当て、このスロットjに、子局2000−L
に対する「システム参加応答」の制御フレームがあるも
のとする。
【0043】[2.3 子局の応答処理]システム参加
通知をした子局2000−Lは、TDM回線4000か
ら送られてくる「システム参加応答」の制御フレームを
受信することにより、発呼要求が可能となる。
【0044】呼が発生した子局は、基準フレームデータ
に含まれる「DAMA制御回線空き情報」をもとに、C
DMA回線5000上の自局送信回線番号1を設定し、
それに対応する拡散符号を用いて、「発呼要求」を要求
フレームデータとして、時間T3にバースト送信する。
即ち、子局回線制御部2260は、回線1に相当するス
ペクトラム拡散変調の拡散符号を拡送信制御部2240
に設定し、「発呼要求」を要求フレームデータとして、
時間T3にバースト送信する。
【0045】この時点でも、回線1は、子局2000−
Lから親局1000に対するシステム参加の制御に用い
られているため、DAMA制御回線として機能してい
る。
【0046】[2.4 親局の応答処理]親局1000
は、CDMA回線5000のDAMA制御回線として機
能している回線1から受信されたバースト信号から、
「発呼要求」を取得すると、発呼要求に使用されたCD
MA回線5000の回線番号1を通話回線として、回線
割り当てテーブルを更新する。即ち、DAMA制御部1
200の回線割り当て制御部1250は、その内部の回
線割り当てテーブルに、回線番号1を、子局2000−
lとの通話回線として登録する。
【0047】そして、親局1000は、発呼子局200
0−Lに対して、TDM回線4000の局制御フレーム
データにより、通話回線の割り当て回線番号を含む「発
呼確認応答」を送信する。ここで、通話回線の割り当て
回線番号としては、CDMA回線5000の割り当て回
線番号1とTDM回線4000の割り当てスロットjが
含まれている。図4に示すように、時間T4において送
信されるフレームの中の局制御フレームの中の、例え
ば、スロットjに「システム参加応答」の制御フレーム
があるものとする。
【0048】同時に、親局1000は、新たに通話回線
となるCDMA回線5000の番号1を、「DAMA制
御回線空き情報」から削除し、更新した「DAMA制御
回線回線空き情報」を、TDM回線4000のスロット
0の基準フレームデータにより送信する。
【0049】なお、親局1000のDAMA制御装置1
200は、子局から受信した要求フレームデータ中の発
呼要求データから着信局ダイヤル情報を取得し、PBX
1300(構内交換機)に対して、発呼通知及び選択信
号を送出する。
【0050】[2.5 子局から応答処理及び通話デー
タ送信処理]TDM回線4000を介して「発呼確認応
答」を受信した子局2000−Lは、局制御フレームデ
ータのスロットjから自局に割り当てられた通話回線番
号1を取得し、該当するCDMA回線5000の回線1
を使用して、時間T5に「回線設定応答」を送信する。
【0051】以後、CDMA回線5000の回線1とT
DM回線4000の割り当てられたスロットjを通話回
線として使用して、下り局通話フレームデータ、上り通
話フレームデータの送受信を行うことで呼出音及び通話
データの送受を行うことができる。即ち、この時点以降
においては、CDMA回線5000の回線1は、通話デ
ータ回線として機能することになる。
【0052】なお、この時点では、回線2〜回線(n−
1)までが空いているため、システム参加を希望する子
局は、同様の送受信処理により、空いている回線を用い
て通話データの送信を行えるようになる。
【0053】また、CDMA回線は、DAMA制御回線
と通話データ回線として兼用するようにしているため、
CDMA回線の回線数をnとすると、全てのn回線を通
話データ回線として使用することができる。従って、従
来のように、専用のDAMA制御回線を使用する場合に
比べて、通話データの送信に使用できる回線数を1回線
増やすことが可能となる。換言すると、回線の利用効率
を向上することができるものである。
【0054】以上説明したように、CDMA回線を、D
AMA制御回線と通話データ回線として兼用するように
し、最初にDAMA制御回線として用いた回線を、その
まま通話データ回線として使用するようにしたため、従
来に比べて、回線接続時間の短縮が可能となるものであ
る。
【0055】即ち、従来は、DAMA制御回線と通話回
線との切替制御が必要であったが、本実施形態において
は、同一のCDMA回線をそのまま用いて、単に、DA
MA制御回線としての機能から通話回線としての機能に
切替えるだけであるため、その制御に要する時間を短縮
できる。
【0056】また、従来は、制御回線の確立と通話回線
の確立という2回の同期確立が必要であったが、本実施
形態においては、最初に制御回線としての同期確立を行
うのみで済むため、同期確立に要する時間も短縮でき
る。
【0057】[3.空き回線がない場合に親局の処理]
トラフィックが増加し、DAMA制御回線として使用で
きるCDMA回線5000がなくなった場合、通話回線
として使用されているCDMA回線5000に空きがで
るまで、全子局に対して発信規制が行われる。即ち、上
述したように、親局1000の回線割り当て制御部12
50は、CDMA回線5000の使用状況を常に監視
し、空いている回線番号(回線1〜n)を「DAMA制
御回線空き情報」として登録し、TDM回線4000の
基準フレームデータ中のデータとして「DAMA制御回
線空き情報」を、子局2000に同報伝送している。従
って、「DAMA制御回線空き情報」によって、空き回
線がないことを伝送することにより、子局からの発信が
行えないことになる。
【0058】[4. 親局からの発呼] [4.1 親局の発呼処理]PBX1300から親局1
000のDAMA制御装置1200に発呼があった場
合、親局1000は、TDM回線4000及びCDMA
回線5000から空きスロットを捜し、着信端末局対
し、TDM回線4000の局制御フレームデータを用い
て、通話回線の割り当て回線番号(CDMA回線割り当
て番号iとTDM回線のスロット割り当て番号k)を含
む着信通知を送信する。
【0059】[4.2 親局からの発呼に対する子局の
処理]TDM回線4000により着信通知を受信した子
局では、局制御フレームデータから自局に割り当てられ
た通話回線番号iを取得し、該当するCDMA回線50
00の中の回線iに「設定応答」を送信する。
【0060】以後、CDMA回線5000の中の回線i
とTDM回線に割り当てられたスロットkを通話チャネ
ルに使用して、下り局通話フレームデータと上り局通話
データの送受信を行うことで、呼出通知、着呼応答、通
話データの送受を行うことができる。
【0061】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、CDMA回線を、DAMA制御回線と通話デー回線
として兼用するようにし、最初にDAMA制御回線とし
て用いた回線を、そのまま通話データ回線として使用す
るようにしたため、従来に比べて、回線接続時間の短縮
が可能となるものである。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、DAMA方式による衛
星通信制御方式における通話回線の接続時間を短縮でき
るようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による衛星通信システムの
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による衛星通信システムに
用いる親局の構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による衛星通信システムに
用いる子局の構成を説明するブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による衛星通信制御方式に
おける回線接続の手順の説明図である。
【符号の説明】
1000…親局 1100…送受信装置 1200…DAMA制御装置 1210…SS(スペクトラム拡散)復調器 1220…回線終端部 1230…TDM多重部 1240…TDM変調器 1250…回線割り当て制御部 1260…TDM回線制御部 1270…SS復調器制御バス 1280…多重バス 1290…制御バス 1300…PBX(構内交換機) 2000…子局 2100…子局送受信装置 2200…制御装置 2210…TDM復調器 2220…受信制御部 2230…音声・データインタフェース部 2240…送信制御部 2250…SS変調器 2260…子局回線制御部 2270…子局制御バス 2280…SS変調器制御バス 2300…ハンドセット 3000…通信衛星 4000…TDM回線 5000…CDMA回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳原 一臣 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日立通信システム株式会社内 (72)発明者 高地 宗寿 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社 日立製作所 宇宙技術開発推 進本部内 (56)参考文献 特開 平5−235816(JP,A) 特開 平8−130524(JP,A) 特開 平9−98111(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/216 H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般電話網と接続可能な回線接続制御装
    置を有する親局と、発着呼等の回線接続制御可能な複数
    の子局から構成され、親局から各子局への下り回線に
    は、TDM回線を使用し、各子局から親局への上り回線
    には、スペクトラム拡散変調によるCDMA回線を使用
    し、DAMA方式により回線接続制御を行う衛星通信制
    御方式において、 上記親局は、上記子局へTDM回線を介して、CDMA
    回線の回線空き情報を常時同報送信し、 子局からの発呼の場合、子局は、上記回線空き情報に基
    づいて、CDMA回線の空いている回線をDAMA回線
    として使用して回線接続を行い、回線接続後は、この回
    線を通話回線として使用することを特徴とする衛星通信
    制御方式。
  2. 【請求項2】 一般電話網と接続可能な回線接続制御装
    置を有する親局と、発着呼等の回線接続制御可能な複数
    の子局から構成され、親局から各子局への下り回線に
    は、TDM回線を使用し、各子局から親局への上り回線
    には、スペクトラム拡散変調によるCDMA回線を使用
    し、DAMA方式により回線接続制御を行う衛星通信制
    御方式において、 親局からの発呼の場合、親局は、着信子局に対し、確保
    したTDM回線の空きスロットを用いてCDMA回線の
    割り当て番号を着信通知し、 TDM回線により着信通知を受けた子局は、着信通知中
    のCDMA回線の割り当て番号に該当するCDMA回線
    をDAMA回線として使用して回線接続を行い、回線接
    続後は、この回線を通話回線として使用することを特徴
    とする衛星通信制御方式。
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