JP3325858B2 - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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JP3325858B2 JP14696199A JP14696199A JP3325858B2 JP 3325858 B2 JP3325858 B2 JP 3325858B2 JP 14696199 A JP14696199 A JP 14696199A JP 14696199 A JP14696199 A JP 14696199A JP 3325858 B2 JP3325858 B2 JP 3325858B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を送受信し
て体内臓器の状態を観察・診断する超音波探触子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば特
開平10−258055号公報に示されるように、回転
軸方向を変換するために、傘歯車を使用した超音波探触
子が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、傘歯車の噛み合いの調整を行なうことが
できず、傘歯車の噛み合い距離を数段階に変化させたも
のを複数個用意し、傘歯車対の噛み合わせを測定しなが
ら、傘歯車を選択するか、もしくは、傘歯車の軸間を理
論距離よりも広くとり、いわゆるバックラッシュを大き
くとるしかなかった。このような傘歯車の選択では、作
業工数が増大し、他方バックラッシュを大きくとった場
合には、揺動モータの回転角度と超音波走査面の揺動角
度との間の誤差が増大し、診断精度が低下するという課
題があった。
【0004】また、パイプとモータシャーシの固定にね
じを使用した場合には、組立工数の増大、パイプのねじ
当接部分が塑性変形し、凸上の突起となり、モータシャ
ーシからパイプを分離、もしくは、再度パイプをモータ
シャーシに組み立てる際の障害となる課題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであり、より安価で、精度の高い超音波探触
子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、モータシャーシのパイプ嵌め込み用穴部の一
部に雌ねじを形成し、このパイプのモータシャーシに嵌
め込む部分の先端部に雄ねじを形成し、傘歯車対のかみ
あい調整を前記パイプを回転させることによって行なう
ようにしたものである。これにより、傘歯車の噛み合い
調整を容易に行なうことができ、より安価で、精度の高
い超音波探触子を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
超音波と電気信号を相互に変換可能なトランスデューサ
と、前記トランスデューサを保持し回転走査を行なうロ
ータモータと、前記ロータモータを揺動可能に保持する
モータシャーシと、前記ロータモータを揺動駆動する揺
動モータと、前記揺動モータの回転角度を検出するエン
コーダと、前記揺動モータの回転運動を前記ロータモー
タの揺動運動に変換する傘歯車対と、前記モータシャー
シを支持固定するパイプと、前記パイプを支持固定する
フレームと、前記揺動モータの回転力を前記傘歯車対に
伝達するドライブロッドと、前記パイプのモータシャー
シ側に略圧入保持され、前記ドライブロッドを回転可能
に保持する軸受とを備え、前記傘歯車対のドライブロッ
ドに直接連結される傘歯車が、前記軸受の内輪に接触し
て固定され、前記モータシャーシに前記パイプを嵌め込
むための穴を設け、前記パイプが前記モータシャーシに
嵌め込み固定される超音波探触子において、前記モータ
シャーシのパイプ嵌め込み用穴部の一部に雌ねじを形成
し、前記パイプの前記モータシャーシに嵌め込む部分の
先端部に雄ねじを形成し、前記傘歯車対のかみあい調整
を前記パイプを回転させることにより行うことを特徴と
する超音波探触子であり、傘歯車の噛み合い調整を容易
に行なうことができ、安価で、精度の高い超音波探触子
を実現できるという作用を有する。
【0008】
【0009】また、請求項記載の発明は、前記モータ
シャーシに前記パイプ固定用のねじ穴を設け、前記パイ
プと前記モータシャーシの固定をねじにより行い、前記
パイプのねじ当接部分に溝を設け、前記パイプと前記モ
ータシャーシの固定にねじを使用することを特徴とする
請求項1記載の超音波探触子であり、パイプとモータシ
ャーシの回転固定をねじによって行うことにより、パイ
プのねじ当接部分に塑性変形が発生した場合でも、塑性
変形部分がパイプの外形からはみ出すことがなく、支障
なく分解・組立を行なうことができるという作用を有す
る。
【0010】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態)図1は本発明の実施の形態における超音
波探触子の概略構成図である。本超音波探触子では、通
常、超音波探触子の外部を樹脂製の筐体で覆っている
が、本図面では、説明を容易とするため樹脂製の筐体を
図示していない。超音波探触子100は、トランスデュ
ーサ101をロータモータ104によって回転させ、モ
ータ104の回転角度をエンコーダ(図示せず)によっ
て検出する機械走査型超音波探触子である。
【0011】トランスデューサ101は、圧電素子で構
成されており、電気信号を入力されると、超音波を発生
させ、反射してきた超音波を受信すると電気信号を出力
する。ロータモータ104を1040方向に回転させな
がら、前記動作を行なうことにより、1断層像分の電気
信号を得る。この電気信号を超音波診断装置で、画像変
換を行なうことにより、超音波断層像を得ることができ
る。
【0012】ロータモータ104は、モータシャーシ1
05に揺動回転可能に固定され、モータシャーシ105
は、パイプ102に固定されている。パイプ102は、
フレーム103に固定され、フレーム103には、揺動
角度検出用エンコーダ106(以下揺動エンコーダ)、
揺動モータ取付け板109が設置され、揺動モータ取付
け板109には、揺動モータ108が設置される。揺動
モータ108の出力軸は、フレキシブルカップリング1
07に接続され、フレキシブルカップリング107は、
ドライブロッド115(図3記載)に接続される。尚、
揺動エンコーダ106は、貫通型のエンコーダであり、
ドライブロッド115の回転角度を検出することができ
る。
【0013】図2はロータモータ104とモータシャー
シ105の固定関係を示した分解斜視図である。モータ
シャーシ105は、モータシャーシ1051とモータシ
ャーシ1052によって構成される。モータシャーシ1
052は、ねじ110、111によってモータシャーシ
1051 に固定される。ロータモータ104には、円弧
状で断面が長方形のレール状突起104Aおよび104
Cが形成されている。モータシャーシ1051には、円
弧状で断面が長方形の溝1051Aが形成されている。
モータシャーシ1052には、円弧状で断面が長方形の
溝1052Aが形成されている。溝1051Aと突起1
04C、溝1052Aと突起104Aは、それぞれ回転
可能なように嵌合させてある。中間ギヤ114には、傘
歯車114A、平歯車114Bが形成してある。中間ギ
ヤ114の端部114Cを軸受113に略圧入して、モ
ータシャーシ1051の穴部1051Bに略圧入してあ
る。また、中間ギヤの端部114Dを軸受112に略圧
入して、モータシャーシ1052の穴部1052Bに略
圧入してある。平歯車114Bは、ロータモータ104
に形成された平歯車部104Bと噛み合い、中間ギヤ1
14を回転させることによって、溝1051A、105
2Aの円弧の中心を回転中心として揺動回転する。
【0014】図3はパイプ102およびドライブロッド
115の断面図である。パイプ102の一端には、雄ね
じ102A、溝102Bが形成されている。パイプ10
2の内径部に軸受116が略圧入されており、軸受11
6の内径部にドライブロッド115が回転可能に略圧入
されている。ドライブロッド115の一端には、傘歯車
117が固定されており、他端には、フレキシブルカッ
プリング107(図示せず)が接続されている。
【0015】図4はパイプ102とモータシャーシ10
5の締結を示した部分断面図である。ドライブロッド1
15(図示せず)を回転することにより、傘歯車117
が回転し、傘歯車117と噛み合っている傘歯車114
Aが回転する。傘歯車114Aが回転することにより、
平歯車114Bが回転し、平歯車114Bが回転するこ
とにより、ロータモータ104が溝部1051A、10
52A(共に図示せず)の円弧の中心を回転中心とし
て、揺動回転する。この時、モータシャーシ1051の
パイプ102挿入用の穴1051Bの一部に雌ねじ10
51Cが形成されており、パイプ102に形成された雄
ねじ102Bと噛合しているので、パイプ102を回転
させることにより、モータシャーシ1051へのパイプ
102の挿入深さを変更することができ、傘歯車117
と中間ギヤ114の傘歯車部114Aと噛み合いを調整
することができる。この時、パイプ102の回転角度と
挿入深さの変化量は一意的に決まるので、傘歯車114
Aと117のバックラッシュ量を調整することも可能で
ある。
【0016】傘歯車の噛み合い調整後、ねじ118によ
り、パイプ102を、モータシャーシ1051に固定し
ている。パイプ102のねじ118当接部には、溝10
2Aが形成してある。この溝深さを、ねじ締めにより,
パイプが塑性変形する高さよりも深くしている。そのた
め、ねじ118によってパイプ102を締結した際にパ
イプ102に生じる塑性変形部の高さがパイプ102の
外形を越えることがなくなる。したがって、穴1051
Bとパイプ102の直径差を小さくした場合でも、容易
に分解することが可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モータシャーシのパイプ嵌め込み用穴部の一部に雌ねじ
を形成し、このパイプのモータシャーシに嵌め込む部分
の先端部に雄ねじを形成し、傘歯車対のかみあい調整を
前記パイプを回転させることによって行なうようにした
ので、簡単な構成で、より安価な、精度の高い超音波探
触子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る超音波探触子の斜視
【図2】実施の形態におけるロータモータ部を説明する
分解斜視図
【図3】実施の形態におけるパイプ部を説明する断面図
【図4】実施の形態に係る超音波探触子の構成を説明す
る部分断面図
【符号の説明】
100 超音波探触子 101 トランスデューサ 102 パイプ 103 フレーム 104 ロータモータ 105 モータシャーシ 1051 一方のモータシャーシ 1052 他方のモータシャーシ 106 揺動角度検出用エンコーダ 107 フレキシブルカップリング 108 揺動用モータ 109 揺動用モータ取付け金具 110 ねじ 111 ねじ 112 軸受 113 軸受 114 中間ギヤ 115 ドライブロッド 116 軸受 117 傘歯車 118 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−23339(JP,A) 特開 平6−133971(JP,A) 特開 平7−128312(JP,A) 特開 平7−280067(JP,A) 特開 平8−177984(JP,A) 特開 平9−117451(JP,A) 特開 平9−122067(JP,A) 特開2000−296130(JP,A) 実開 平3−43814(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波と電気信号を相互に変換可能なト
    ランスデューサと、前記トランスデューサを保持し回転
    走査を行なうロータモータと、前記ロータモータを揺動
    可能に保持するモータシャーシと、前記ロータモータを
    揺動駆動する揺動モータと、前記揺動モータの回転角度
    を検出するエンコーダと、前記揺動モータの回転運動を
    前記ロータモータの揺動運動に変換する傘歯車対と、前
    記モータシャーシを支持固定するパイプと、前記パイプ
    を支持固定するフレームと、前記揺動モータの回転力を
    前記傘歯車対に伝達するドライブロッドと、前記パイプ
    のモータシャーシ側に略圧入保持され、前記ドライブロ
    ッドを回転可能に保持する軸受とを備え、前記傘歯車対
    のドライブロッドに直接連結される傘歯車が、前記軸受
    の内輪に接触して固定され、前記モータシャーシに前記
    パイプを嵌め込むための穴を設け、前記パイプが前記モ
    ータシャーシに嵌め込み固定される超音波探触子におい
    て、前記モータシャーシのパイプ嵌め込み用穴部の一部
    に雌ねじを形成し、前記パイプの前記モータシャーシに
    嵌め込む部分の先端部に雄ねじを形成し、前記傘歯車対
    のかみあい調整を前記パイプを回転させることにより行
    うことを特徴とする超音波探触子。
  2. 【請求項2】 前記モータシャーシに前記パイプ固定用
    のねじ穴を設け、前記パイプと前記モータシャーシの固
    定をねじにより行い、前記パイプのねじ当接部分に溝を
    設け、前記パイプと前記モータシャーシの固定にねじを
    使用することを特徴とする請求項1記載の超音波探触
    子。
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AU2013371338B2 (en) * 2013-01-04 2016-12-08 Muffin Incorporated Reciprocating ultrasound device
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