JP3311379B2 - 画像データ転送装置 - Google Patents

画像データ転送装置

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JP3311379B2
JP3311379B2 JP05011192A JP5011192A JP3311379B2 JP 3311379 B2 JP3311379 B2 JP 3311379B2 JP 05011192 A JP05011192 A JP 05011192A JP 5011192 A JP5011192 A JP 5011192A JP 3311379 B2 JP3311379 B2 JP 3311379B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置を含む
画像データ転送装置に関し、特に、自装置内のスキャナ
とプリンタ間の画像データの転送効率の向上を図る画像
データ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ファクシミリ装置においては、高
画質化が求められてきており、高画質化のための技術の
一つとしては、プリンタにおける多階調記録方式があ
る。この多階調記録方式は、それまで1ドットを2値画
像データに対応する白/黒の単階調で記録していたもの
を多値画像データに対応する白〜黒までの多階調で記録
するようにしたものである。
【0003】多階調記録方式としては、例えば、送信側
ファクシミリ装置より多値画像データを送信し、受信側
ファクシミリ装置が受信した多値画像データに基づいて
多階調記録を行うものと、プリンタの入力段まで従来と
同様の2値画像データであり、プリンタ内部で2値から
多値画像データに変換して多階調記録を行うものとがあ
る。
【0004】また、多値デジタル画情報の多階調記録を
目的としてレーザープリンタを備えて多階調記録を行う
ファクシミリ装置も出現しており、多値デジタル画情報
をD/A変換してアナログ画情報信号として多階調記録
を行っている。また、ファクシミリ装置においては、大
量の画情報を処理するため高速化と高密度化の要求があ
り、これらの要求に伴ってスキャナとプリンタにおける
処理速度の高速化と高密度化が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置における多階調記録方式に
あっては、上記送・受信ファクシミリ装置間で多値画像
データを送・受信する方式の場合、通信方式の標準化、
通信データ量の増大等の問題があり、プリンタ内部で2
値から多値画像データに変換して多階調記録を行う方式
の場合、2値から多値への変換アルゴリズムが確立され
ていないため、実現には変換アルゴリズムの確立を待た
なければならないという問題がある。
【0006】また、CPUバスを介して画情報を処理す
るシステムにおいては、高速化、高密度化による画素ク
ロックの高速化、画情報の大容量化によりCPUバスに
おける画情報転送に占める負荷が無視できなくなってき
ており、スキャナ部及びプリンタ部が高速、高密化可能
であっても、このCPUバスの障害により画像処理高速
化の障害となっている。
【0007】そこで本発明は、スキャナとプリンタ間に
多値画像データ、2値画像データあるいはアナログ画像
データを直接転送するバイパスを設け、コピーモードの
際にはバイパスを介して画像データを転送して多階調画
像記録を行って、CPUバスのデータ転送負担を軽減し
て画像処理を高速化する画像データ転送装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
セットされた原稿の多階調画像を読み取って所定のアナ
ログ画像信号に変換するとともに、該アナログ画像信号
をさらに多値画像データに変換して出力するスキャナ
と、受信した画像データおよび前記スキャナで読み取ら
れて画像処理された画像データを所定の書込みタイミン
グで記録用紙に記録するプリンタと、ファクシミリ通信
モード、コピーモードを含む処理モードを指示入力する
操作部と、前記プリンタにおける書込みタイミングに基
づいて該書込みタイミングに同期する読取タイミング信
号を生成して前記スキャナに出力する読取タイミング生
成手段と、前記スキャナと前記プリンタの間にアナログ
画像信号転送用のバイパスルートを形成するデータバイ
パス手段と、コピーモード指示により前記スキャナで読
み取った画像データを前記プリンタへ転送する際、前記
読取タイミング生成手段により出力される読取タイミン
グ信号に基づいて前記スキャナの画像読取動作を制御す
るとともに、該画像読取動作により処理されるアナログ
画像信号を前記バイパスルートを介して前記プリンタに
転送し、前記アナログ画像信号により前記プリンタの多
階調画像の記録動作を行なうように制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とし、請求項2記載の発明は、
セットされた原稿の多階調画像を読み取って所定のアナ
ログ画像信号に変換するとともに、該アナログ画像信号
をさらに多値画像データに変換して出力するスキャナ
と、受信した画像データおよび前記スキャナで読み取ら
れて画像処理された画像データを所定の書込みタイミン
グで記録用紙に記録するプリンタと、ファクシミリ通信
モード、コピーモードを含む処理モードを指示入力する
操作部と、前記プリンタにおける書込みタイミングに基
づいて該書込みタイミングに同期する読取タイミング信
号を生成して前記スキャナに出力する読取タイミング生
成手段と、前記スキャナと前記プリンタの間にアナログ
画像信号転送用のバイパスルートを形成するデータバイ
パス手段と、前記アナログ画像信号の階調表現を補正す
る階調補正手段と、コピーモード指示により前記スキャ
ナで読み取った画像データを前記プリンタへ転送する
際、前記読取タイミング生成手段により出力される読取
タイミング信号に基づいて前記スキャナの画像読取動作
を制御するとともに、該画像読取動作により処理される
アナログ画像信号を前記階調補正手段により階調補正を
行って前記バイパスルートを介して前記プリンタに転送
し、前記階調補正を行なったアナログ画像信号により前
記プリンタの多階調画像の記録動作を行なうように制御
する制御手段と、を備えたことを特徴とし、請求項3記
載の発明は、セットされた原稿の多階調画像を読み取っ
て所定の画像処理により2値画像データに変換した後、
バッファを介して出力するスキャナと、受信した画像デ
ータおよび前記スキャナで読み取られて画像処理された
画像データを所定の記録用紙に記録するプリンタと、フ
ァクシミリ通信モード、コピーモードを含む処理モード
を指示入力する操作部と、前記プリンタにおける書込み
タイミングに基づいて該書込みタイミングに同期する読
取タイミング信号を生成して前記スキャナに出力する読
取タイミング生成手段と、前記スキャナと前記プリンタ
の間に2値画像データ転送用のバイパスルートを形成す
るデータバイパス手段と、コピーモード指示により前記
スキャナで読み取った画像データを前記プリンタへ転送
する際、前記スキャナと前記プリンタの画素クロックを
異なる周波数で動作させる場合に、前記スキャナの画像
読取動作により処理される2値画像データを前記読取タ
イミング信号に基づいて、前記バッファおよび前記バイ
パスルートを介して前記プリンタに転送し、前記2値画
像データにより前記プリンタの多階調画像の記録動作を
行なうように制御する制御手段と、を備えたことを特徴
している。
【0009】
【作用】
【0010】
【0011】
【0012】請求項1記載の発明では、原稿の多階調画
像を読み取って所定のアナログ画像信号に変換するとと
もに、該アナログ画像信号をさらに多値画像データに変
換して出力するスキャナと、受信した画像データおよび
画像読取部で読み取られて画像処理された画像データを
所定の書込みタイミングで記録用紙に記録するプリンタ
と、ファクシミリ通信モードやコピーモードを含む処理
モードを指示入力する操作部と、を備えた画像データ転
送装置におけるコピーモード指示によりスキャナで読み
取った画像データをプリンタへ転送する際、プリンタに
おける書込みタイミングに基づいて該書込みタイミング
に同期する読取タイミング信号が生成されてスキャナに
出力され、該スキャナとプリンタの間にアナログ画像信
号転送用のバイパスルートが形成され、該読取タイミン
グ信号に基づいてスキャナの画像読取動作が制御される
とともに、該読取動作により処理されるアナログ画像信
号がバイパスルートを介してプリンタに転送され、該ア
ナログ画像信号によりプリンタの多階調画像の記録動作
が制御される。
【0013】したがって、プリンタの記録動作に同期し
てスキャナの読取動作を制御し、読み取ったアナログ画
像信号を直接プリンタに転送することにより、プリンタ
内の画像処理を簡略化することができるとともに、CP
Uバスへの負担を軽減して多階調画像記録を高速化する
ことができる。請求項2記載の発明では、原稿の多階調
画像を読み取って所定のアナログ画像信号に変換すると
ともに、該アナログ画像信号をさらに多値画像データに
変換して出力するスキャナと、受信した画像データおよ
び画像読取部で読み取られて画像処理された画像データ
を所定の書込みタイミングで記録用紙に記録するプリン
タと、ファクシミリ通信モードやコピーモードを含む処
理モードを指示入力する操作部と、を備えた画像データ
転送装置におけるコピーモード指示によりスキャナで読
み取った画像データをプリンタへ転送する際、プリンタ
における書込みタイミングに基づいて該書込みタイミン
グに同期する読取タイミング信号が生成されてスキャナ
に出力され、該スキャナとプリンタの間にアナログ画像
信号転送用のバイパスルートが形成され、該バイパスル
ートに出力されるアナログ画像信号の階調表現が補正さ
れ、該読取タイミング信号に基づいてスキャナの画像読
取動作が制御されるとともに、該読取動作により処理さ
れるアナログ画像信号の階調補正が行われてバイパスル
ートを介してプリンタに転送され、該階調補正したアナ
ログ画像信号によりプリンタの多階調画像の記録動作が
制御される。
【0014】したがって、プリンタの記録動作に同期し
てスキャナの読取動作を制御し、読み取ったアナログ画
像信号を階調補正して直接プリンタに転送することによ
り、プリンタ内の画像処理を簡略化することができると
ともに、CPUバスへの負担を軽減して多階調画像記録
を高速化することができる。
【0015】請求項3記載の発明では、原稿の多階調画
像を読み取って所定の画像処理により2値画像データに
変換し、バッファを介して出力するスキャナと、受信し
た画像データおよび画像読取部で読み取られて画像処理
された画像データを所定の記録用紙に記録するプリンタ
と、ファクシミリ通信モードやコピーモードを含む処理
モードを指示入力する操作部と、を備えた画像データ転
送装置におけるコピーモード指示によりスキャナで読み
取った画像データをプリンタへ転送する際、プリンタに
おける書込みタイミングに基づいて該書込みタイミング
に同期する読取タイミング信号が生成されてスキャナに
出力され、該スキャナとプリンタの間に2値画像データ
転送用のバイパスルートが形成され、スキャナとプリン
タの画素クロックを異なる周波数で動作させる場合に、
スキャナの画像読取動作により処理された2値画像デー
タが前記読取タイミング信号に基づいて、バッファおよ
びバイパスルートを介してプリンタに転送され、該2値
画像データによりプリンタの多階調画像の記録動作が制
御される。
【0016】したがって、プリンタとスキャナの画素ク
ロックを異なる周波数で動作させる場合に、バッファお
よびバイパスルートを介し、読み取った2値画像データ
を直接プリンタに転送することにより、プリンタ内の画
像処理を簡略化することができるとともに、CPUバス
への負担を軽減して多階調画像記録を高速化することが
できる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1は、本発明の画像データ転送装置を適用す
るファクシミリ装置の一実施例を示す図である。図1
は、ファクシミリ装置1のブロック図であり、ファクシ
ミリ装置1は、CPU2、ROM3、RAM4、I/O
部5、DMA制御部6、DCR部7、オペポート8、通
信制御部9、NCU10、スキャナ制御部11及びプリンタ
制御部12等から構成されおり、各部はCPUバス13に接
続されている。
【0019】CPU(Central Processing Unit)2は、
ROM3内に格納されたファクシミリ装置1としての基
本プログラムや本発明の画像データ転送制御プログラム
に従って各部を制御してファクシミリ装置1としてのシ
ーケンスを実行するとともに、本発明の画像データ転送
処理を実行する。ROM(Read Only Memory)3は、フ
ァクシミリ装置1としての基本プログラムや本発明の画
像データ転送制御プログラムを格納する。
【0020】RAM(Random Access Memory)4は、フ
ァクシミリ装置1としてのシーケンスを実行する際の各
種データを一時的に格納するメモリエリアを形成する。
I/O部5には、ステッピングモーターやセンサ類等の
各種I/O群14が接続されており、各種I/O群14から
入力される信号及びCPU2から出力される制御信号を
CPUバス13を介して授受する。
【0021】DMA制御部6は、CPU2とROM3及
びRAM4間のデータの授受において、DMA(Direct
Memory Access)処理を実行し、すなわち、CPU2を
介さずにROM3とRAM4のメモリ間だけでデータの
授受を行わせてデータ転送処理中であってもCPU2の
データ処理を実効可能にする。このDMA処理はCPU
2のデータ処理効率を良くするために所定の処理タイミ
ングで実行される。
【0022】DCR部7は、画像データを所定の符号化
方式に従ってエンコード(符号化)し、また、符号化さ
れた画像データをデコード(復号化)する。オペポート
(操作部)8は、テンキーやスタートキー等の各種操作
キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶デ
ィスプレイ)を備え、操作キーからは、送信操作等の各
種命令が入力され、ディスプレイには、操作キーから入
力された命令内容やファクシミリ装置からオペレータに
通知する各種情報が表示される。また、オペポート8に
は、ファクシミリモードやコピーモードを指示操作する
モードキーも備えている。
【0023】通信制御部9は、ファクシミリ通信時、N
CU10を介して相手ファクシミリ装置との間でファクシ
ミリ制御信号の交換を行って通信機能の設定や各種制御
情報の交換を行い、ファクシミリ制御手順を実行する。
NCU10は、いわゆるAA−NCUと称されるものであ
り、網制御部には、回線L(例えば、電話回線)が接続
されている。NCU10は、回線Lからの発呼に対して自
動着呼し、また、回線Lへの自動発呼処理を行う。
【0024】スキャナ制御部11は、センサユニット21と
画像処理部22から構成されており、画像処理部22は、A
/Dコンバータ23、多値画像処理部24、2値画像処理部
25、S/P変換DMA−I/F26及び動作コントロール
タイミング生成部27から構成されており、各部はローカ
ルバス28に接続されている。センサユニット21は、CC
D(Charge Coupled Device )等の光電変換素子により
構成され、原稿画像を読み取ってアナログ画像信号をA
/Dコンバータ23に出力するとともに、その読取タイミ
ングは、動作コントロールタイミング生成部27から出力
される動作タイミング信号により制御される。
【0025】A/Dコンバータ23は、センサユニット21
から入力されるアナログ画像信号を所定の多値デジタル
信号に変換して多値画像処理部24に出力する。多値画像
処理部24は、A/Dコンバータから入力される多値デジ
タル信号にシェーディング補正、γ補正、MTF補正、
変倍処理等の多値デジタル処理を行った多値画像データ
を2値画像処理部25に出力する。また、本実施例では、
多値画像処理部24のタイミング出力ライン42をプリンタ
制御部12に接続し、多値画像データを直接プリンタ制御
部12に転送するバイパスライン(データバイパス手段)
29が設けられている。
【0026】2値画像処理部25は、多値画像処理部24か
ら入力される多値画像データをディザ処理、誤差拡散処
理等の2値化処理を含む白黒反転、孤立点除去等の2値
化デジタル処理を行った2値画像データをS/P変換D
MA−I/F26に出力する。S/P変換DMA−I/F
26は、2値画像処理部25から入力される2値画像データ
のS/P(シリアル/パラレル)変換処理やDMA制御
部6への画像データの転送処理を行う。
【0027】動作コントロールタイミング生成部(読取
タイミング生成手段)27は、CPU2からの指示により
スキャナ制御部11の動作タイミングを決定するレジスタ
やスキャナ制御部11用の各種動作タイミング信号を生成
するとともに、後述するプリンタ制御部12から入力され
る基準動作クロック信号に応じて該基準動作クロック信
号に同期する読取動作タイミング信号を生成する。
【0028】プリンタ制御部12は、図示しないレーザー
プリンタの各部動作を制御する機能を有しており、同期
信号検知部31、動作コントロールタイミング生成部32、
DMA−I/F33、34、RAM35、DMA制御部36、変
倍部37、セレクタ38及びレーザードライバ39から構成さ
れており、各部はローカルバス40に接続されている。同
期信号検知部31は、レーザー発光を受光素子41により検
知してレーザープリンタのライン同期信号を検知して動
作コントロールタイミング生成部32に出力する。
【0029】動作コントロールタイミング生成部32は、
CPU2からの指示によりレーザープリンタの動作タイ
ミングを決定するレジスタやレーザープリンタ用の各種
動作タイミング信号を生成するとともに、ライン同期信
号に応じた基準動作クロック信号を選択してスキャナ制
御部11内の動作コントロールタイミング生成部27に出力
する。
【0030】なお、本実施例では、この基準動作クロッ
ク信号を専用に出力するタイミング出力ライン42を設け
ている。DMA−I/F33は、バイパスライン29を介し
てスキャナ制御部11内の多値画像処理部24から入力され
る多値画像データをDMA制御部36に転送処理する。D
MA−I/F34は、CPUバス13を介してスキャナ制御
部11内のS/P変換DMA−I/F26から入力される2
値画像データをDMA制御部36に転送処理する。
【0031】RAM(データ記憶手段)35は、記録する
前の画像データを一時的に蓄積するメモリエリアを形成
する。DMA制御部36は、レーザープリンタ内における
画像データのDMA転送処理を制御する。変倍部37は、
画像データのスルー出力処理を含む画像データの変倍処
理、スムージング処理、また、2値から多値データへの
変換処理を行ってセレクタ38に出力する。
【0032】セレクタ38は、スキャナ制御部11内の多値
画像処理部24から入力される多値画像データか、変倍部
37から入力される多値画像データかを選択してレーザー
ドライバ39に出力する。レーザードライバ39は、セレク
タ38から入力される多値画像データに基づいてレーザー
発光素子43を駆動して図外の記録用紙への多階調画像記
録を制御する。
【0033】次に、作用を説明する。本実施例では、オ
ペポート8からのコピーモード指示により多階調画像記
録を行う際のスキャナ制御部11からプリンタ制御部12へ
の画像データの転送処理にその特徴があり、以下、この
画像データ転送処理について図1のブロック構成を参照
して説明する。
【0034】本実施例では、レーザープリンタが利用さ
れているため、ポリゴンモーターの製造精度、回転精度
によりライン同期タイミングが一定とならない。このた
めレーザー発光素子43が基準位置を走査したときの反射
光を受光素子41で検出し、この検出信号により動作コン
トロールタイミング生成部32でライン同期信号が生成さ
れる。また、ライン同期信号と書込み画素タイミングを
同期させ、主走査方向の画素ずれを起こさないように、
位相の異なる基準動作クロック信号が数種類生成され、
ライン同期信号によりこの基準動作クロックが選択され
て基準動作クロック信号としてスキャナ制御部11内の動
作コントロールタイミング生成部27に出力される。
【0035】上記ファクシミリ装置1では、このように
してライン同期信号により選択される基準動作クロック
信号がスキャナ制御部11の動作コントロールタイミング
生成部27に入力されると、この基準動作クロック信号に
同期するように読取動作タイミング信号が生成され、こ
の読取動作タイミング信号によりライン毎の画像読取が
行われる。読み取られたアナログ画像信号は、多値画像
処理部24の多値デジタル処理により多値画像データに変
換され、多値画像データは、バイパスライン29を介して
プリンタ制御部12に転送される。
【0036】ここで、スキャナ制御部11とプリンタ制御
部12の画素クロックを同周波数で動作させる場合には、
スキャナ制御部11が、読取動作タイミング信号をプリン
タ制御部12から入力される基準動作クロック信号に同期
させることで良いが、異なる周波数で動作させる場合
は、スキャナ制御部11内の多値画像処理部24の後に読取
画像各1ライン分のFIFOメモリを使用し、スキャナ
制御部11の画素クロックで書込み動作を行わせている一
方で、プリンタ制御部12からの基準動作クロック信号に
同期して読み取り動作を行わせることによって、同期、
非同期いずれの場合でも、レーザープリンタの書込み動
作に同期させた画素クロックによりスキャナ制御部11よ
り非同期で多値画像データをバイパスライン29を介して
プリンタ制御部12に出力させる。
【0037】プリンタ制御部12では、転送された多値画
像データがセレクタ38により選択されてレーザードライ
バ39に出力され、多階調画像記録動作が制御される。多
階調記録方式としては、従来から、例えば、多値画像デ
ータに応じてレーザー発光素子43の出力パワーを変更す
る方式やPWM(パルス幅変更制御)によりレーザー発
光素子43をオン/オフのデューティ比を変更する方式、
または、これらの方法の組み合わせ等が提案されてい
る。
【0038】また、多値画像データの転送に際して、セ
レクタ38を削除して行うことも可能であり、この場合
は、変倍部37の出力をレーザードライバ39に入力させ、
プリンタ制御部12でライン同期信号により選択される基
準動作クロック信号は削除される。スキャナ制御部11か
らは、多値画像データが非同期で連続してバイパスライ
ン29を介してプリンタ制御部12に出力され、プリンタ制
御部12では、DMA−I/F33により多値画像データが
受信され、RAM35に蓄積される。RAM35に蓄積され
た多値画像データは、書込みタイミングに同期して読み
出され、変倍部38を通してレーザードライバ39に出力さ
れると、レーザードライバ39により多階調画像記録が行
われる。
【0039】したがって、以上の多値画像データのバイ
パス転送処理、記録動作に同期した多値画像データのバ
イパス転送処理及び非同期の多値画像データのバイパス
転送処理により多階調画像記録を実行することにより、
プリンタ制御部12内の画像処理を簡略化することがで
き、スキャナ制御部11とプリンタ制御部12を非同期で制
御することができるとともに、CPUバス13への負担を
軽減して多階調画像記録を高速化することができる。
【0040】図2〜図8は、請求項1、2記載の画像デ
ータ転送装置を適用するファクシミリ装置の一実施例を
示す図である。図2は、ファクシミリ装置51のブロック
図であり、上記図1に示したファクシミリ装置1と同一
の構成部分には同一番号を付して説明を省略する。図2
において、ファクシミリ装置51は、スキャナ制御部52と
プリンタ制御部53を備えており、スキャナ制御部52は、
CCD54、直流再生S&H回路55、可変ゲインアンプ5
6、A/Dコンバータ57及び画像処理部58から構成さ
れ、各部はローカルバス59に接続されており、プリンタ
制御部53は、DMA−I/F60、DMA制御部61、RA
M62、変倍部63及びレーザードライバ64から構成されて
おり、各部はローカルバス65に接続されている。
【0041】スキャナ制御部52において、CCD54は、
原稿画像を読み取ってアナログ画像信号を直流再生S&
H回路55に出力するとともに、その読取タイミングは、
動作コントロールタイミング生成部27から出力される動
作タイミング信号により制御される。直流再生S&H回
路55は、CCD54から入力されるアナログ画像信号の直
流再生及びサンプル・ホールドを行い、サンプル・ホー
ルドしたアナログ画像信号を可変ゲインアンプ56に出力
する。
【0042】可変ゲインアンプ56は、直流再生S&H回
路55から入力されるアナログ画像信号をシェーディング
補正してA/Dコンバータ57に出力する。また、可変ゲ
インアンプ56の出力は、直接プリンタ制御部53に出力す
るように設けられたバイパスライン66にも出力され、こ
のバイパスライン66の途中に接続された階調補正部67を
介して出力される。
【0043】A/Dコンバータ57は、可変ゲインアンプ
56から入力されるアナログ画像信号を所定のデジタル信
号に変換して画像処理部58に出力する。画像処理部58
は、A/Dコンバータ57から入力されるデジタル信号を
各種画像処理により処理し、デジタル画像データとして
S/P変換DMA−I/F26に出力する。
【0044】プリンタ制御部53において、DMA−I/
F60は、CPUバス13を介してスキャナ制御部52内のS
/P変換DMA−I/F26から入力されるデジタル画像
データをDMA制御部61に転送処理する。DMA制御部
61は、レーザープリンタ内における画像データのDMA
転送処理を制御する。
【0045】RAM62は、記録する前の画像データを一
時的に蓄積するメモリエリアを形成する。変倍部63は、
画像データのスルー出力処理を含む画像データの変倍処
理、スムージング処理を行ってレーザードライバ64に出
力する。レーザードライバ64は、スキャナ制御部52内の
可変ゲインアンプ56からバイパスライン66及び階調補正
部67を介して入力されるアナログ画像信号か、あるいは
変倍部63から入力されるデジタル画像データかによりレ
ーザー発光素子43を駆動して図外の記録用紙への多階調
画像記録を制御する。
【0046】階調補正部67は、図3に示すように、差動
アンプ部68、69、アンプ部70及び抵抗R1〜R6から構
成されており、差動アンプ部68、69は、入出力特性を決
定する特性決定部としての機能を有し、アンプ部70は、
加算反転部としての機能を有する。差動アンプ部68、69
は、図4に示すような、入出力特性を有しており、図4
において、“A”で示す入出力特性は、図5(a)、
(b)に示す入出力特性を加算することにより得られる
ものであり、図4において、“B”で示す入出力特性
は、図6(a)、(b)に示す入出力特性を加算するこ
とにより得られるものである。このような“A”及び
“B”の入出力特性を得るため、本実施例では図7、8
に示すように、差動アンプ68をオペアンプOP1と抵抗
r1、r2及びダイオードD1から構成し、差動アンプ
69をオペアンプOP2と抵抗r3、r4により構成して
いる。
【0047】したがって、階調補正部67は、上記入出力
特性により可変ゲインアンプ56から入力されるアナログ
画像信号を階調補正してレーザードライバ64に出力す
る。次に、作用を説明する。本実施例では、オペポート
8からのコピーモード指示により多階調画像記録を行う
際のスキャナ制御部52からプリンタ制御部53へのアナロ
グ画像信号の転送処理にその特徴があり、以下、このア
ナログ画像信号転送処理について図2のブロック構成を
参照して説明する。
【0048】本実施例では、上記と同様にレーザープリ
ンタが利用されているため、ポリゴンモーターの製造精
度、回転精度によりライン同期タイミングが一定となら
ない。このためレーザー発光素子43が基準位置を走査し
たときの反射光を受光素子41で検出し、この検出信号に
より動作コントロールタイミング生成部32でライン同期
信号が生成される。また、ライン同期信号と書込み画素
タイミングを同期させ、主走査方向の画素ずれを起こさ
ないように、位相の異なる基準動作クロック信号が数種
類生成され、ライン同期信号によりこの基準動作クロッ
クが選択されて基準動作クロック信号としてスキャナ制
御部52内の動作コントロールタイミング生成部27に出力
される。
【0049】上記ファクシミリ装置51では、このように
してライン同期信号により選択される基準動作クロック
信号がスキャナ制御部52の動作コントロールタイミング
生成部27に入力されると、この基準動作クロック信号に
同期するように読取動作タイミング信号が生成され、こ
の読取動作タイミング信号によりライン毎の主走査方向
の同期がとられて画像読取が行われる。読み取られたア
ナログ画像信号は、直流再生S&H回路55によりサンプ
ル・ホールドされて可変ゲインアンプ56によりシェーデ
ィング補正された後、バイパスライン66を介して階調補
正部67に転送されて階調補正された後、階調補正された
アナログ画像信号としてレーザードライバ64に入力され
て多階調画像記録が制御される。
【0050】アナログ画像信号により多階調記録方式と
しては、従来から、例えば、三角波によりPWM変調
し、レーザー発光素子43を高速でオン/オフするデュー
ティ比を変更する方式やレーザー発光強度を決定する電
圧を変化させる方式等が提案されている。したがって、
以上のアナログ画像信号のバイパス転送処理、記録動作
に同期したアナログ画像信号の階調補正したバイパス転
送処理により多階調画像記録を実行することにより、プ
リンタ制御部53内の画像処理を簡略化することができ、
スキャナ制御部52とプリンタ制御部53を非同期で制御す
ることができるとともに、CPUバス13への負担を軽減
して多階調画像記録を高速化することができる。
【0051】図9は、請求項3記載の画像データ転送装
置を適用するファクシミリ装置の一実施例を示す図であ
る。図9は、ファクシミリ装置71のブロック図であり、
上記図1及び図2に示したファクシミリ装置1及びファ
クシミリ装置51と同一の構成部分には同一番号を付して
説明を省略する。
【0052】図9において、ファクシミリ装置71は、ス
キャナ制御部72とプリンタ制御部73を備えており、スキ
ャナ制御部72内の画像処理部74はローカルバス75に接続
されており、画像処理部74は、A/Dコンバータ22から
入力される多値デジタル信号をデジタル画像処理により
2値化して2値画像データをS/P変換DMA−I/F
26に出力する。また、画像処理部74の出力は、バイパス
ライン76を介してプリンタ制御部73内のレーザードライ
バ77にも出力される。
【0053】プリンタ制御部73内のレーザードライバ77
は、スキャナ制御部72内の画像処理部74からバイパスラ
イン76を介して入力される2値画像データか、あるいは
変倍部63から入力されるデジタル画像データかによりレ
ーザー発光素子43を駆動して図外の記録用紙への多階調
画像記録を制御する。次に、作用を説明する。
【0054】本実施例では、オペポート8からのコピー
モード指示により多階調画像記録を行う際のスキャナ制
御部72からプリンタ制御部73への2値画像データの転送
処理にその特徴があり、以下、この2値画像データ転送
処理について図8のブロック構成を参照して説明する。
本実施例では、レーザープリンタが利用されているた
め、ポリゴンモーターの製造精度、回転精度によりライ
ン同期タイミングが一定とならない。このためレーザー
発光素子43が基準位置を走査したときの反射光を受光素
子41で検出し、この検出信号により動作コントロールタ
イミング生成部32でライン同期信号が生成される。ま
た、ライン同期信号と書込み画素タイミングを同期さ
せ、主走査方向の画素ずれを起こさないように、位相の
異なる基準動作クロック信号が数種類生成され、ライン
同期信号によりこの基準動作クロックが選択されて基準
動作クロック信号としてスキャナ制御部72内の動作コン
トロールタイミング生成部27に出力される。
【0055】上記ファクシミリ装置71では、このように
してライン同期信号により選択される基準動作クロック
信号がスキャナ制御部72の動作コントロールタイミング
生成部27に入力されると、この基準動作クロック信号に
同期するように読取動作タイミング信号が生成され、こ
の読取動作タイミング信号によりライン毎の主走査方向
の同期がとられて画像読取が行われる。読み取られたア
ナログ画像信号は、画像処理部74のデジタル画像処理に
より2値画像データに変換され、2値画像データは、バ
イパスライン76を介してプリンタ制御部73内のレーザー
ドライバ64に入力されて多階調画像記録が制御される。
【0056】ここで、スキャナ制御部72とプリンタ制御
部73の画素クロックを同周波数で動作させる場合には、
スキャナ制御部72が、読取動作タイミング信号をプリン
タ制御部73から入力される基準動作クロック信号に同期
させることで良いが、異なる周波数で動作させる場合
は、スキャナ制御部72内の画像処理部74の後に読取画像
各1ライン分のトグルバッファ(バッファ)を使用し、
スキャナ制御部72の画素クロックで書込み動作を行わせ
ている一方で、プリンタ制御部73からの基準動作クロッ
ク信号に同期して読み取り動作を行わせることによっ
て、同期、非同期いずれの場合でも、レーザープリンタ
の書込み動作に同期させた画素クロックによりスキャナ
制御部72より非同期で2値画像データをバイパスライン
76を介してプリンタ制御部73に出力させる。
【0057】したがって、以上の2値画像データのバイ
パス転送処理、記録動作に同期した2値画像データのバ
イパス転送処理及び非同期の2値画像データのバイパス
転送処理により多階調画像記録を実行することにより、
コピーモードの際にスキャナ制御部72からプリンタ制御
部73へ直接2値画像データを転送して多階調画像記録を
行うことができ、プリンタ制御部73内の画像処理を簡略
化することができるとともに、CPUバス13への負担を
軽減して多階調画像記録を高速化することができる。
【0058】図10は、本発明の画像データ転送装置を適
用するファクシミリ装置の一実施例を示す図である。図
10は、ファクシミリ装置81のブロック図であり、上記図
1及び図2に示したファクシミリ装置1及びファクシミ
リ装置51と同一の構成部分には同一番号を付して説明を
省略する。
【0059】図10において、ファクシミリ装置81は、ス
キャナ制御部82とプリンタ制御部83を備えており、スキ
ャナ制御部82内の画像処理部74のタイミング出力ライン
42には、バイパスライン84が設けられてプリンタ制御部
83内のDMA−I/F85に接続され、画像処理部74から
の2値画像データが入力されている。次に、作用を説明
する。
【0060】本実施例では、オペポート8からのコピー
モード指示により多階調画像記録を行う際のスキャナ制
御部82からプリンタ制御部83への2値画像データの転送
処理にDMA−I/F85に受けてRAM62に一旦蓄積す
るところに、その特徴があり、以下、この2値画像デー
タ転送処理について図9のブロック構成を参照して説明
する。
【0061】スキャナ制御部82からは、2値画像データ
が非同期で連続してバイパスライン84を介してプリンタ
制御部83に出力され、プリンタ制御部83では、DMA−
I/F85により2値画像データが受信され、RAM62に
蓄積される。RAM62に蓄積された2値画像データは、
上記書込みタイミングに同期して読み出され、変倍部63
を通してレーザードライバ39に出力されると、レーザー
ドライバ39により多階調画像記録が行われる。
【0062】したがって、スキャナ制御部82で読み取っ
た2値画像データを直接プリンタ制御部83に転送し、プ
リンタ制御部83では転送された2値画像データを一旦R
AM62に記憶してから記録することにより、スキャナ制
御部82とプリンタ制御部83を非同期で制御することがで
きるとともに、CPUバス13への負担を軽減して多階調
画像記録を高速化することができる。
【0063】なお、上記各実施例では、プリンタとして
レーザープリンタを利用した場合を説明したが、サーマ
ルプリンタ等にも本願各発明の画像データ転送装置を適
用可能である。
【0064】
【発明の効果】
【0065】
【0066】
【0067】請求項1記載の発明によれば、原稿の多階
調画像を読み取って所定のアナログ画像信号に変換する
とともに、該アナログ画像信号をさらに多値画像データ
に変換して出力するスキャナと、受信した画像データお
よび画像読取部で読み取られて画像処理された画像デー
タを所定の書込みタイミングで記録用紙に記録するプリ
ンタと、ファクシミリ通信モードやコピーモードを含む
処理モードを指示入力する操作部と、を備えた画像デー
タ転送装置におけるコピーモード指示によりスキャナで
読み取った画像データをプリンタへ転送する際、プリン
タにおける書込みタイミングに基づいて該書込みタイミ
ングに同期する読取タイミング信号を生成してスキャナ
に出力し、該スキャナとプリンタの間にアナログ画像信
号転送用のバイパスルートを形成し、該読取タイミング
信号に基づいてスキャナの画像読取動作を制御するとと
もに、該読取動作により処理されるアナログ画像信号を
バイパスルートを介してプリンタに転送し、該アナログ
画像信号によりプリンタの多階調画像の記録動作を制御
しているので、プリンタの記録動作に同期してスキャナ
の読取動作を制御し、読み取ったアナログ画像信号を直
接プリンタに転送することにより、プリンタ内の画像処
理を簡略化することができるとともに、CPUバスへの
負担を軽減して多階調画像記録を高速化することができ
る。
【0068】請求項2記載の発明によれば、原稿の多階
調画像を読み取って所定のアナログ画像信号に変換する
とともに、該アナログ画像信号をさらに多値画像データ
に変換して出力するスキャナと、受信した画像データお
よび画像読取部で読み取られて画像処理された画像デー
タを所定の書込みタイミングで記録用紙に記録するプリ
ンタと、ファクシミリ通信モードやコピーモードを含む
処理モードを指示入力する操作部と、を備えた画像デー
タ転送装置におけるコピーモード指示によりスキャナで
読み取った画像データをプリンタへ転送する際、プリン
タにおける書込みタイミングに基づいて該書込みタイミ
ングに同期する読取タイミング信号を生成してスキャナ
に出力し、該スキャナとプリンタの間にアナログ画像信
号転送用のバイパスルートを形成し、該バイパスルート
に出力されるアナログ画像信号の階調表現を補正し、該
読取タイミング信号に基づいてスキャナの画像読取動作
を制御するとともに、該読取動作により処理されるアナ
ログ画像信号の階調補正を行ってバイパスルートを介し
てプリンタに転送し、該階調補正したアナログ画像信号
によりプリンタの多階調画像の記録動作を制御している
ので、プリンタの記録動作に同期してスキャナの読取動
作を制御し、読み取ったアナログ画像信号を階調補正し
て直接プリンタに転送することにより、プリンタ内の画
像処理を簡略化することができるとともに、CPUバス
への負担を軽減して多階調画像記録を高速化することが
できる。
【0069】
【0070】請求項3記載の発明によれば、原稿の多階
調画像を読み取って所定の画像処理により2値画像デー
タに変換し、バッファを介して出力するスキャナと、受
信した画像データおよび画像読取部で読み取られて画像
処理された画像データを所定の記録用紙に記録するプリ
ンタと、ファクシミリ通信モードやコピーモードを含む
処理モードを指示入力する操作部と、を備えた画像デー
タ転送装置におけるコピーモード指示によりスキャナで
読み取った画像データをプリンタへ転送する際、プリン
タにおける書込みタイミングに同期する読取タイミング
信号を生成してスキャナに出力し、該スキャナとプリン
タの間に2値画像データ転送用のバイパスルートを形成
し、スキャナとプリンタの画素クロックを異なる周波数
で動作させる場合に、スキャナの画像読取動作により処
理された2値画像データを前記読取タイミング信号に基
づいて、バッファおよびバイパスルートを介してプリン
タに転送し、該2値画像データによりプリンタの多階調
画像の記録動作を制御しているので、プリンタとスキャ
ナの画素クロックを異なる周波数で動作させる場合に、
スキャナ内のバッファを介してバイパス転送処理するこ
とにより、プリンタ内の画像処理を簡略化することがで
きるとともに、CPUバスへの負担を軽減して多階調画
像記録を高速化することができる。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像データ転送装置を適用するフ
ァクシミリ装置のブロック構成図。
【図2】請求項1、2記載の画像データ転送装置を適用
するファクシミリ装置のブロック構成図。
【図3】図2の階調補正部の回路構成図。
【図4】図3の差動アンプ部の入出力特性を示す図。
【図5】図4の入出力特性Aを形成する差動アンプ部の
入出力特性を示す図。
【図6】図4の入出力特性Bを形成する差動アンプ部の
入出力特性を示す図。
【図7】図4、5の入出力特性を実現する図3の差動ア
ンプ部の回路構成の一例を示す図。
【図8】図4、5の入出力特性を実現する図3の差動ア
ンプ部の回路構成の一例を示す図。
【図9】請求項3記載の画像データ転送装置を適用する
ファクシミリ装置のブロック構成図。
【図10】本発明による画像データ転送装置を適用する
ファクシミリ装置のブロック構成図。
【符号の説明】
1、51、71、81 ファクシミリ装置 11、52、72、82 スキャナ制御部 12、53、73、83 プリンタ制御部 21 センサーユニット 24 多値画像処理部 25 2値画像処理部 27、32 動作コントロールタイミング生成部 29、66、76、84 バイパスライン 35、62 RAM 39、64、77 レーザードライバ 42 タイミング出力ライン 58、74 画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/04 107 H04N 1/40 Z 1/40 B41J 3/00 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/04 - 1/207

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セットされた原稿の多階調画像を読み取っ
    て所定のアナログ画像信号に変換するとともに、該アナ
    ログ画像信号をさらに多値画像データに変換して出力す
    るスキャナと、 受信した画像データおよび前記スキャナで読み取られて
    画像処理された画像データを所定の書込みタイミングで
    記録用紙に記録するプリンタと、 ファクシミリ通信モード、コピーモードを含む処理モー
    ドを指示入力する操作部と、 前記プリンタにおける書込みタイミングに基づいて該書
    込みタイミングに同期する読取タイミング信号を生成し
    て前記スキャナに出力する読取タイミング生成手段と、 前記スキャナと前記プリンタの間にアナログ画像信号転
    送用のバイパスルートを形成するデータバイパス手段
    と、 コピーモード指示により前記スキャナで読み取った画像
    データを前記プリンタへ転送する際、前記読取タイミン
    グ生成手段により出力される読取タイミング信号に基づ
    いて前記スキャナの画像読取動作を制御するとともに、
    該画像読取動作により処理されるアナログ画像信号を前
    記バイパスルートを介して前記プリンタに転送し、前記
    アナログ画像信号により前記プリンタの多階調画像の記
    録動作を行なうように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像データ転送装置。
  2. 【請求項2】セットされた原稿の多階調画像を読み取っ
    て所定のアナログ画像信号に変換するとともに、該アナ
    ログ画像信号をさらに多値画像データに変換して出力す
    るスキャナと、 受信した画像データおよび前記スキャナで読み取られて
    画像処理された画像データを所定の書込みタイミングで
    記録用紙に記録するプリンタと、 ファクシミリ通信モード、コピーモードを含む処理モー
    ドを指示入力する操作部と、 前記プリンタにおける書込みタイミングに基づいて該書
    込みタイミングに同期する読取タイミング信号を生成し
    て前記スキャナに出力する読取タイミング生成手段と、 前記スキャナと前記プリンタの間にアナログ画像信号転
    送用のバイパスルートを形成するデータバイパス手段
    と、 前記アナログ画像信号の階調表現を補正する階調補正手
    段と、 コピーモード指示により前記スキャナで読み取った画像
    データを前記プリンタへ転送する際、前記読取タイミン
    グ生成手段により出力される読取タイミング信号に基づ
    いて前記スキャナの画像読取動作を制御するとともに、
    該画像読取動作により処理されるアナログ画像信号を前
    記階調補正手段により階調補正を行って前記バイパスル
    ートを介して前記プリンタに転送し、前記階調補正を行
    なったアナログ画像信号により前記プリンタの多階調画
    像の記録動作を行なうように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像データ転送装置。
  3. 【請求項3】セットされた原稿の多階調画像を読み取っ
    て所定の画像処理により2値画像データに変換した後、
    バッファを介して出力するスキャナと、 受信した画像データおよび前記スキャナで読み取られて
    画像処理された画像データを所定の記録用紙に記録する
    プリンタと、 ファクシミリ通信モード、コピーモードを含む処理モー
    ドを指示入力する操作部と、前記プリンタにおける書込みタイミングに基づいて該書
    込みタイミングに同期する読取タイミング信号を生成し
    て前記スキャナに出力する読取タイミング生成手段と、 前記スキャナと前記プリンタの間に2値画像データ転送
    用のバイパスルートを形成するデータバイパス手段と、 コピーモード指示により前記スキャナで読み取った画像
    データを前記プリンタへ転送する際、前記スキャナと前
    記プリンタの画素クロックを異なる周波数で動作させる
    場合に、前記スキャナの画像読取動作により処理される
    2値画像データを前記読取タイミング信号に基づいて、
    前記バッファおよび前記バイパスルートを介して前記プ
    リンタに転送し、前記2値画像データにより前記プリン
    タの多階調画像の記録動作を行なうように制御する制御
    手段と、を備えたことを特徴とする画像データ転送装
    置。
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