JP3310160B2 - スペクトラム拡散方式受信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散方式受信装置

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JP3310160B2
JP3310160B2 JP7642896A JP7642896A JP3310160B2 JP 3310160 B2 JP3310160 B2 JP 3310160B2 JP 7642896 A JP7642896 A JP 7642896A JP 7642896 A JP7642896 A JP 7642896A JP 3310160 B2 JP3310160 B2 JP 3310160B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7073Synchronisation aspects
    • H04B1/7085Synchronisation aspects using a code tracking loop, e.g. a delay-locked loop

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイロット内挿型
同期検波スペクトル拡散方式を用いた移動無線受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】パイロット内挿型同期検波スペクトル拡
散方式は、東らによって提案されている(RCS94−
98 DS/CDMAにおける内挿型同期検波RAKE
の特性) 。パイロット内挿型同期検波は、図8に示すよ
うな情報信号111の中に周期的に第1および第2の既
知の信号tr1、tr2を挿入したフレーム構成とし、
この既知信号tr1、tr2の区間でマルチパスレイリ
ーフェージングにより変動している伝搬路を推定する。
tr1、tr2で推定した係数をそれぞれZ1 、Z2
すると、情報信号111のNシンボル中kシンボル目の
伝搬路を推定した係数Z(k)はZ1 、Z2 を1次内挿
することで次式から求めることができる。
【0003】
【数1】 また、パイロット内挿型同期検波後のk 番目の復調デー
タSk は次のようになる。
【0004】
【数2】 ここでpはRAKEを行う遅延波数、Z* J,K はi番目
の遅延波の内挿で推定した位相の複素共役、rJ,K はi
番目の遅延波の受信信号である。
【0005】図9は従来の遅延タップが3の場合のパイ
ロット内挿型同期検波RAKE方式の検波回路の構成を
示す。逆拡散された受信信号112が、チップ間隔の遅
延タップ113に入力されると、上記したような第1お
よび第2の既知信号114、115の区間では、スイッ
チ120がONとなり、位相推定部123では、第1お
よび第2の既知信号114、115の区間のそれぞれで
適応アルゴリズム(RLSアルゴリズム等) を用いて、遅延
波毎にマルチパスレイリーフェージングにより変動して
いる伝搬路を推定し、乗算器116の出力とスイッチ1
25で切り替えられた既知信号114、115とを加算
器126で加算した結果である誤差121の2乗和を最
小にするように、乗算器116の重みづけ係数122を
制御する。情報信号の区間では、スイッチ120がOF
Fとなり、第1および第2の既知信号114、115で
推定した重みづけ係数122を上記(1) 式を用いて位
相更新部124において1次内挿し、重みづけ係数12
2を更新し、乗算器116により最適な重み付けがされ
る。次いで加算器117で加算され、その出力は識別器
118で正負を判定され、誤りの少ない再生データ11
9となる。
【0006】図10は従来のパイロット内挿型同期検波
スペクトル拡散方式受信装置の概略構成を示す。受信ア
ンテナ201で受信された信号は、受信回路202で増
幅され、アナログ/デジタル変換回路203でA/D変
換( サンプリング間隔=n/T、1/T=チップ速度、
n:整数) され、第1の逆拡散回路204で相関検出を
行い、さらに遅延プロファイル測定器205で受信信号
を平均化し、サーチャ回路206で受信レベルの高い上
位の数サンプルの遅延波を選択して第2の逆拡散回路2
07へ出力する。第2の逆拡散回路207では、A/D
変換回路203で変換されたデジタルデータ信号を逆拡
散して受信データを得、この受信データをサーチャ回路
206で選択された遅延波毎に復調回路209でパイロ
ット内挿型検波によって復調し、RAKE合成を行う。
そして受信データ変換回路210で制御信号と音声また
はデータに分離して所望の情報を得る。タイミング制御
回路208は、スペクトル拡散方式受信装置の全タイミ
ングおよびシーケンスの制御を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスペクトル拡散方式受信装置では、移動通信の環境
下では遅延波の状態が時々刻々変化し、復調すべき遅延
波は変化するので、内挿を行う遅延波が切り替わった場
合、前半の既知信号で推定した位相と後半の既知信号で
推定した位相が反転している場合が存在し、これを内挿
すると位相を正しく推定することができず、受信品質が
劣化してしまう問題を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、遅延波が切り替わったときでも、受信品質の劣化
を防ぐことのできる優れたスペクトル拡散方式受信装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスペクトル拡散方式通信装置は、遅延波が
前回検出した遅延波と同位相かどうかを判定し、遅延波
が切り替わったときに情報信号の両端に挿入した第1お
よび第2の既知信号で推定した位相を内挿せずに、遅延
波切り替え信号のONとなった遅延波の受信信号を境に
して、前半の受信信号は第1の既知信号で推定した位相
を用いて復調し、後半の受信信号は第2の既知信号で推
定した位相を用いて復調するものであり、これにより、
遅延波が切り替わったときでも受信品質の劣化を防ぐこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、パイロット内挿型同期検波スペクトル拡散方式移動
通信において、A/D変換回路でオーバーサンプリング
された数ビットのディジタル信号を受信信号とし、この
受信信号の逆拡散を行うマッチドフィルタ等の第1およ
び第2の逆拡散回路と、第1の逆拡散回路で逆拡散を行
った信号の各チップ位相のプロファイルを平均化する遅
延プロファイル測定器と、遅延プロファイル測定器の出
力信号から受信レベルの高い上位数サンプルの遅延波を
検出し、常に上位数サンプルを検出し続け、ピーク位置
によりシンボルクロックを再生するサーチャ回路と、サ
ーチャ回路で検出した遅延波が前回検出した遅延波と同
位相かどうかを判定し、位相が異なっているときに遅延
波切り替えのON/OFF信号を出力する遅延波位相判
定回路と、第2の逆拡散回路で逆拡散を行った信号と遅
延波位相判定回路の遅延波切り替え信号をもとに遅延波
切り替え信号がONのときは、情報信号の両端に挿入し
た第1および第2の既知信号で推定した位相を内挿せず
に遅延波切り替え信号のONとなった遅延波の受信信号
を境にして、前半の受信信号は第1の既知信号で推定し
た位相を用いて復調し、後半の受信信号は第2の既知信
号で推定した位相を用いて復調する復調回路とを備えた
ことを特徴とするスペクトル拡散方式受信装置であり、
遅延波が切り替わったときでも受信品質の劣化を防ぐと
いう作用を有する。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、遅延波切
り替え信号がONのときは、情報信号の両端に挿入した
第1および第2の既知信号で推定した位相を内挿せず
に、遅延波切り替え信号のONとなった遅延波の受信信
号を境にして、前半の受信信号は第1の既知信号で推定
した位相を適応アルゴリズム等を用いて逐次更新し、こ
の更新した位相を用いて復調し、後半の受信信号は第2
の既知信号で推定した位相を適応アルゴリズム等を用い
て逐次更新し、この更新した位相を用いて復調する復調
回路を備えたことを特徴とする請求項1記載のスペクト
ル拡散方式受信装置であり、遅延波が切り替わったとき
でも受信品質の劣化を防ぐという作用を有する。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、遅延波切
り替え信号がONのときに、遅延プロファイル測定器の
出力信号のレベルの変化を検出し、変化量からフェージ
ングピッチを検出するフェージング推定回路と、このフ
ェージング推定回路で検出したフェージングピッチが既
知信号の挿入周期より遅い場合で遅延波切り替え信号が
ONのときは、情報信号の両端に挿入した第1および第
2の既知信号で推定した位相を内挿せずに遅延波切り替
え信号のONとなった遅延波の受信信号を境にして、前
半の受信信号は第1の既知信号で推定した位相を用いて
復調し、後半の受信信号は第2の既知信号で推定した位
相を用いて復調し、フェージング推定回路で検出したフ
ェージングピッチが既知信号の挿入周期より速い場合で
遅延波切り替え信号がONのときは、遅延波切り替え信
号のONとなった遅延波の受信信号を境にして、前半の
受信信号は第1の既知信号で推定した位相を適応アルゴ
リズム等を用いて逐次更新し、この更新した位相を用い
て復調し、後半の受信信号は第2の既知信号で推定した
位相を適応アルゴリズム等を用いて逐次更新し、この更
新した位相を用いて復調する復調回路を備えたことを特
徴とする請求項1または2記載のスペクトル拡散方式受
信装置であり、遅延波が切り替わったときでも受信品質
の劣化を防ぐという作用を有する。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、遅延波切
り替え信号がONのときに遅延プロファイル測定器の出
力信号のレベルの変化を検出し、変化量からフェージン
グピッチを検出するフェージング推定回路と、情報信号
の両端に挿入した第1および第2の既知信号で推定した
位相を第1の既知信号の数サンプル後まで、または第2
の既知信号の場合は数サンプル前までの受信信号を復調
し、既知信号と復調した信号を含めて既知信号として改
めて位相を推定し直し、フェージング推定回路で検出し
たフェージングピッチが既知信号の挿入周期より遅い場
合は、遅延波切り替え信号のONとなった遅延波の受信
信号を境にして、前半の受信信号は第1の既知信号と数
サンプル後の受信信号で推定した位相を用いて復調し、
後半の受信信号は第2の既知信号と数サンプル前の受信
信号で推定した位相を用いて復調し、フェージング推定
回路で検出したフェージングピッチが既知信号の挿入周
期より速い場合は、遅延波切り替え信号のONとなった
遅延波の受信信号を境にして、前半の受信信号は第1の
既知信号と数サンプル後の受信信号で推定した位相を適
応アルゴリズム等を用いて逐次更新し、この更新した位
相を用いて復調し、後半の受信信号は第2の既知信号と
数サンプル前の受信信号で推定した位相を適応アルゴリ
ズム等を用いて逐次更新し、この更新した位相を用いて
復調する復調回路を備えたことを特徴とする請求項1ま
たは2または3記載のスペクトル拡散方式受信装置であ
り、遅延波が切り替わったときでも受信品質の劣化を防
ぐという作用を有する。
【0014】以下、本発明の実施形態について図面を用
いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態におけるスペクトル拡散方式受信装置の構成を
示すものである。図1において、1はアンテナ、2は受
信回路、3はA/D変換回路、4は第1の逆拡散回路、
5は遅延プロファイル測定器、6はサーチャ回路、7は
第2の逆拡散回路、8はタイミング制御回路、9は復調
回路、10は遅延波位相判定回路、11は受信データ変
換回路である。
【0016】図1において、アンテナ1で受信された信
号は、受信回路2で増幅され、A/D変換回路3でアナ
ログ/デジタル変換され、第1の逆拡散回路4で相関検
出を行い、遅延プロファイル測定器5で受信信号を平均
化し、サーチャ回路6で受信レベルの高い上位数サンプ
ルの遅延波を選択して第2の逆拡散回路7および遅延波
位相判定回路10へ出力する。第2の逆拡散回路7で
は、A/D変換回路3で変換されたディジタルデータ信
号を逆拡散して受信データを得る。遅延波位相判定回路
10は、サーチャ回路6で検出した遅延波が前回検出し
た遅延波と同位相かどうかを判定して遅延波切り替え信
号aを出力し、位相が異なっているときには遅延波切り
替え信号aをONとする。復調回路9は、第2の逆拡散
回路7で逆拡散して得た受信データと遅延波位相判定回
路10の遅延波切り替え信号aをもとに、遅延波切り替
え信号aがONのときは,情報信号の両端に挿入した第
1および第2の既知信号で推定した位相を内挿せずに、
遅延波切り替え信号aのONとなった遅延波の受信信号
を境にして,前半の受信信号は、第1の既知信号で推定
した位相を用いて復調し、遅延波切り替え信号aの後半
の受信信号は、第2の既知信号で推定した位相を用いて
復調回路9で復調し、RAKE合成を行う。また、遅延
波切り替え信号aがOFFのときには、受信信号の両端
に挿入した第1および第2の既知信号で推定した位相を
内挿して復調回路9で復調し、RAKE合成を行う。そ
して、受信データ変換回路11で制御信号と音声または
データに分離して所望の情報を得る。タイミング制御回
路8は、スペクトル拡散方式受信装置の全タイミングお
よびシーケンスの制御を行う。
【0017】図2は本実施の形態におけるに復調回路9
の構成を示す。図2における12〜20に示すものは前
述した図9の従来の技術の112〜120と同一のもの
である。既知信号の区間における動作は、従来例の図9
と同様の動作である。情報信号の区間ではスイッチ20
がOFFとなり、遅延波切り替え信号aがONの遅延波
は、位相更新部24で位相の更新はせずに、遅延波切り
替え信号aがONとなった遅延波の前半の受信信号は、
第1の既知信号14の区間で推定した重みづけ係数22
を用い、後半の受信信号は、第2の既知信号15の区間
で推定した重みづけ係数22を用いて乗算器16により
最適な重み付けをされる。既知信号14、15の切り替
えはスイッチ25で行う。次いで加算器17で加算さ
れ、その出力は識別器18で正負を判定され、誤りの少
ない再生データ19となる。遅延波切り替え信号aがO
FFの遅延波は、第1の既知信号14または第2の既知
信号15と乗算器16の出力とを加算器26で加算した
結果である誤差21をもとに推定した重みづけ係数22
を前記(1) 式を用いて位相更新部24において1次内
挿し、重みづけ係数22を更新し、乗算器16により最
適な重み付けをされる。次いで加算器17で加算され、
その出力は識別器18で正負を判定され、誤りの少ない
再生データ19となる。
【0018】図3に動作例を示す。既知信号tr1の先
頭において、復調すべき遅延波が遅延波(1)、遅延波
(2)、遅延波(3)であったが、情報信号のある時間
に復調すべき遅延波が遅延波(1)、遅延波(3)、遅
延波(4)と切り替わった場合について説明する。遅延
波(1)、遅延波(3)については、既知信号tr1、
tr2を内挿して復調することができるが、復調すべき
遅延波(2)が(4)に切り替わった場合は、遅延波切
り替え信号aの前半の信号は遅延波(2)、後半の信号
は遅延波(4)を復調する必要がある。この場合に遅延
波(2)、遅延波(4)は独立なフェージングを受ける
ので、既知信号tr1、tr2を内挿すると受信品質が
劣化する。そこで、遅延波切り替え信号aを境にして、
前半の受信信号は、既知信号tr1を用いて遅延波
(2)を復調し、後半の受信信号は、既知信号tr2を
用いて遅延波(4)を復調することで受信品質の劣化を
防ぐ。
【0019】i番目の遅延波の推定した位相の複素共役
をそれぞれZ* i,1 、Z* i,2 とし、パイロット内挿型
同期検波後のk番目の復調データSk は、RAKEを行
う遅延波数をp、i番目の遅延波の受信信号ri,k とす
ると次のようになる。遅延波切り替え信号の前半のデー
【0020】
【数3】 遅延波切り替え信号の後半のデータ
【0021】
【数4】
【0022】以上のように、本発明の実施の形態1によ
れば、遅延波位相判定回路10を設けることで、復調す
べき遅延波の位相が切り替わったときでも、受信品質の
劣化を防ぐことができる。
【0023】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実
施の形態について説明する。本実施の形態におけるスペ
クトル拡散方式受信装置の構成は図1に示したものと同
じであり、異なるのは復調回路9の構成と動作である。
図4は本実施の形態における復調回路の構成を示す。図
4における31〜38に示すものは前述した図9の従来
の技術の112〜119と同一のものである。既知信号
の区間における動作は従来の技術の図9と同様の動作で
ある。情報信号の区間においても重みづけ係数40を更
新する。遅延波切り替え信号aがONの遅延波は、遅延
波切り替え信号aがONとなった遅延波の前半の受信信
号は、第1の既知信号33の区間で推定した重みづけ係
数40を、情報信号の区間においても位相更新部42で
適応アルゴリズム(RLSアルゴリズム等) を用いて遅
延波毎に誤差39( 乗算器35の出力と識別器37出力
を加算器45で加算した結果の差) の2乗和を最小にす
るように、乗算器35の重みづけ係数40を更新する。
これらの切り替えはスイッチ43、44により行われ
る。この更新した重みづけ係数40を用いて、乗算器3
5により最適な重み付けをされ、次いで加算器36で加
算され、その出力は識別器37で正負を判定され、誤り
の少ない再生データ38となる。後半の受信信号は、第
2の既知信号34で推定した重みづけ係数40をもと
に、前半の受信信号の動作と同一な動作をする。
【0024】遅延波切り替え信号aがOFFの遅延波
は、第1および第2の既知信号33、34で挟まれた信
号の区間を2等分して、前半の受信信号は、第1の既知
信号33の区間で推定した重みづけ係数40を、位相更
新部42で適応アルゴリズム(RLSアルゴリズム等)
を用いて遅延波毎に誤差39(乗算器35の出力と識別
器37の出力の差) の2乗和を最小にするように乗算器
35の重みづけ係数40を更新する。この更新した重み
づけ係数40を用いて、乗算器35により最適な重み付
けをされ、次いで加算器36で加算され、その出力は識
別器37で正負を判定され、誤りの少ない再生データ3
8となる。後半の受信信号は、第2の既知信号34で推
定した重みづけ係数40をもとに、逐次重みづけ係数4
0を更新して前半の受信信号の動作と同一な動作をす
る。
【0025】以上のように、本発明の実施の形態2によ
れば、遅延波位相判定回路10を設け、復調回路9で逐
次位相を更新することで、高速フェージングへの追従性
が向上し、受信品質を向上することができ、復調すべき
遅延波の位相が切り替わったときでも、受信品質の劣化
を防ぐことができる。
【0026】(実施の形態3)図5は本発明の第3の実
施の形態におけるスペクトル拡散方式受信装置の構成を
示すものである。図5において、51はアンテナ、52
は受信回路、53はA/D変換回路、54は第1の逆拡
散回路、55は遅延プロファイル測定器、56はサーチ
ャ回路、57は第2の逆拡散回路、58はタイミング制
御回路、59は復調回路、60は遅延波位相判定回路、
61は受信データ変換回路、62はフェージング推定回
路である。
【0027】図5において、アンテナ51で受信された
信号は、受信回路52で増幅され、A/D変換回路53
でアナログ/デジタル変換され、第1の逆拡散回路54
で相関検出を行い、遅延プロファイル測定器55で受信
信号を平均化し、サーチャ回路56で受信レベルの高い
上位数サンプルの遅延波を選択して第2の逆拡散回路5
7および遅延波位相判定回路60へ出力する。第2の逆
拡散回路57では、A/D変換回路53で変換されたデ
ィジタルデータ信号を逆拡散して受信データを得る。遅
延波位相判定回路60は、サーチャ回路56で検出した
遅延波が前回検出した遅延波と同位相かどうかを判定
し、位相が異なっているときに遅延波切り替え信号aを
ONとするON/OFF信号を出力する。フェージング
推定回路62にでは、遅延プロファイル測定器55の出
力信号のレベルの変化を検出し、変化量からフェージン
グピッチbを検出する。復調回路59は、フェージング
推定回路62で検出したフェージングピッチbと、第2
の逆拡散回路57で逆拡散を行った信号と、遅延波位相
判定回路60の遅延波切り替え信号aをもとに、遅延波
切り替え信号aがONのときに、フェージング推定回路
62で検出したフェージングピッチbが第1および第2
の既知信号の挿入周期より遅い場合は、情報信号の両端
に挿入した第1および第2の既知信号で推定した位相を
内挿せずに、遅延波切り替え信号aのONとなった遅延
波の受信信号を境にして、前半の受信信号は、第1の既
知信号で推定した位相を用いて復調し、遅延波切り替え
信号aの後半の受信信号は、第2の既知信号で推定した
位相を用いて復調し、RAKE合成を行う。また、フェ
ージング推定回路62で検出したフェージングピッチb
が第1のおよび第2の既知信号の挿入周期より速い場合
は、遅延波切り替え信号aのONとなった遅延波の受信
信号を境にして、前半の受信信号は、第1の既知信号で
推定した位相を適応アルゴリズム等を用いて逐次更新
し、この更新した位相を用いて復調回路59で復調し、
遅延波切り替え信号aの後半の受信信号は、第2の既知
信号で推定した位相を適応アルゴリズム等を用いて逐次
更新し、この更新した位相を用いて復調回路59で復調
し、RAKE合成を行う。
【0028】遅延波切り替え信号aのOFFの場合は、
フェージング推定回路62で検出したフェージングピッ
チbに応じて内挿をするか、逐次位相を更新すかを決定
し、内挿の場合の動作は実施の形態1と同一であり、逐
次位相を更新する場合は実施の形態2と同一である。そ
して、受信データ変換回路61で制御信号と音声または
データに分離して所望の情報を得る。タイミング制御回
路58は、スペクトル拡散方式受信装置の全タイミング
およびシーケンスの制御を行う。
【0029】図6は本実施の形態における復調回路59
の構成を示す。図6における71〜78に示すものは前
述した図9の従来の技術の112〜119と同一のもの
である。既知信号の区間における動作は従来の技術の図
9と同様の動作である。情報信号の区間ではフェージン
グピッチbに応じてスイッチ83のON/OFFを決定
する。フェージングピッチbが第1および第2の既知信
号73、74の挿入周期より遅い場合はOFFとなり、
フェージングピッチbが第1および第2の既知信号7
3、74の挿入周期より速い場合はONとなる。
【0030】遅延波切り替え信号aがONでスイッチ8
3がONの場合は、遅延波切り替え信号aがONとなっ
た遅延波の受信信号の前半の受信信号は、第1の既知信
号73の区間で推定した重みづけ係数80を、情報信号
の区間においても位相更新部82で適応アルゴリズム
(RLSアルゴリズム等) を用いて遅延波毎に誤差79
(乗算器75の出力と識別器77の出力を加算器86で
加算した結果の差) の2乗和を最小にするように乗算器
75の重みづけ係数80を更新する。これらの切り替え
はスイッチ84、85により行われる。この更新した重
みづけ係数80を用いて乗算器75により最適な重み付
けをされ、次いで加算器76で加算され、その出力は識
別器77で正負を判定され、誤りの少ない再生データ7
8となる。
【0031】後半の受信信号は、第2の既知信号74の
区間で推定した重みづけ係数80を情報信号の区間にお
いても位相更新部82で適応アルゴリズム(RLSアル
ゴリズム等) を用いて遅延波毎に誤差79( 乗算器75
の出力と識別器77の出力の差) の2乗和を最小にする
ように乗算器75の重みづけ係数80を更新する。これ
らの切り替えはスイッチ84、85により行われる。こ
の更新した重みづけ係数80を用いて乗算器75により
最適な重み付けをされ、次いで加算器76で加算され、
その出力は識別器77で正負を判定され、誤りの少ない
再生データ78となる。
【0032】遅延波切り替え信号aがONでスイッチ8
3がOFFの場合は、実施の形態1の遅延波切り替え信
号aがONの場合の動作と同一である。
【0033】遅延波切り替え信号aがOFFでスイッチ
83がONの場合は、実施の形態2の遅延波切り替え信
号aがOFFの場合の動作と同一である。
【0034】遅延波切り替え信号aがOFFでスイッチ
83がOFFの場合は、実施の形態1の遅延波切り替え
信号aがOFFの場合の動作と同一である。
【0035】以上のように、本発明の実施の形態3によ
れば、遅延波位相判定回路60およびフェージング推定
回路62を設け、フェージング推定回路62でフェージ
ングピッチbを推定し、フェージングピッチbが既知信
号の挿入周期より遅い場合は、位相の推定方法を内挿型
同期検波にすることで、受信装置の消費電流を低減する
ことができ、フェージングピッチbが既知信号の挿入周
期より速い場合の高速フェージングへの追従性が向上
し、受信品質を向上することができる。復調すべき遅延
波の位相が切り替わったときでも、受信品質の劣化を防
ぐことができる。
【0036】(実施の形態4)次に、本発明の第4の実
施の形態について説明する。本実施の形態におけるスペ
クトル拡散方式受信装置の構成は図5に示したものと同
じであり、異なるのは復調回路59の構成と動作であ
る。図7は本実施の形態における復調回路の構成を示
す。受信信号91がチップ間隔の遅延タップ92に入力
されると、まず、スイッチ97がONとなり、第1およ
び第2の既知信号93、94の区間で位相推定部104
では、第1の既知信号93および第2の既知信号94の
区間のそれぞれで、適応アルゴリズム(RLSアルゴリ
ズム等) を用いて遅延波毎にマルチパスレイリーフェー
ジングにより変動している伝搬路を推定し、誤差102
(乗算器98の出力と第1または第2の既知信号93、
94と加算器110で加算した結果の差) の2乗和を最
小にするように、乗算器98の重みづけ係数103を制
御する。次に第1および第2の既知信号93、94で推
定した位相をもとに、第1の既知信号93の数サンプル
後まで( 第2の既知信号94の場合は数サンプル前)の
受信信号を復調し、第1および第2の既知信号93、9
4と復調した信号を含めて第3の既知信号95とし、ス
イッチ97がOFFとなり、改めて位相推定部104
で、スイッチ108により第3の既知信号( 第1の既知
信号93と数サンプルの復調信号) 95および第4の既
知信号( 第2の既知信号94と数サンプルの復調信号)
96の区間のそれぞれで、適応アルゴリズム(RLSア
ルゴリズム等) を用いて遅延波毎にマルチパスレイリー
フェージングにより変動している伝搬路を推定し、スイ
ッチ109を切り替えて、誤差102( 乗算器98の出
力と第3または第4の既知信号95、96を加算器11
0で加算した結果の差)の2乗和を最小にするように、
乗算器98の重みづけ係数103を制御する。
【0037】情報信号の区間では、フェージングピッチ
bに応じてスイッチ106のON/OFFを決定する。
フェージングピッチbが既知信号93、94の挿入周期
より遅い場合はOFFとなり、フェージングピッチbが
第1および第2の既知信号93、94の挿入周期より速
い場合はONとなる。
【0038】遅延波切り替え信号aがONでスイッチ1
06がONの場合は、遅延波切り替え信号aがONとな
った遅延波の受信信号の前半の受信信号は、第3の既知
信号95の区間で推定した重みづけ係数103を、情報
信号の区間においても位相更新部105で適応アルゴリ
ズム(RLSアルゴリズム等) を用いて遅延波毎に誤差
102( 乗算器98の出力と識別器100の出力の差)
の2乗和を最小にするように、乗算器98の重みづけ係
数103を更新する。この更新した重みづけ係数103
を用いて乗算器98により最適な重み付けをされる。次
いで加算器97で加算され、その出力は識別器100で
正負を判定され、誤りの少ない再生データ101とな
る。後半の受信信号は、第4の既知信号96の区間で推
定した重みづけ係数103を、情報信号の区間において
も位相更新部105で適応アルゴリズム(RLSアルゴ
リズム等) を用いて遅延波毎に誤差102( 乗算器98
の出力と識別器100の出力の差) の2乗和を最小にす
るように、乗算器98の重みづけ係数103を更新す
る。この更新した重みづけ係数103を用いて乗算器9
8により最適な重み付けをされ、次いで加算器99で加
算され、その出力は識別器100で正負を判定され、誤
りの少ない再生データ101となる。
【0039】遅延波切り替え信号aがONでスイッチ1
06がOFFの場合は、遅延波切り替え信号aがONと
なった遅延波の受信信号の前半の受信信号は、第3の既
知信号95の区間で推定した重みづけ係数103を、位
相更新部105で適応アルゴリズム(RLSアルゴリズ
ム等)を用いて遅延波毎に誤差102( 乗算器98の出
力と識別器100の出力の差) の2乗和を最小にするよ
うに、乗算器98の重みづけ係数103を更新する。こ
の更新した重みづけ係数103を用いて乗算器98によ
り最適な重み付けをされ、次いで加算器99で加算さ
れ、その出力は識別器100で正負を判定され、誤りの
少ない再生データ101となる。後半の受信信号は、第
4の既知信号96の区間で推定した重みづけ係数103
を、位相更新部105で適応アルゴリズム(RLSアル
ゴリズム等) を用いて遅延波毎に誤差103(乗算器9
8の出力と識別器100の出力の差) の2乗和を最小に
するように乗算器98の重みづけ係数103を更新す
る。この更新した重みづけ係数103を用いて乗算器9
8により最適な重み付けをされ、次いで加算器99で加
算され、その出力は識別器100で正負を判定され、誤
りの少ない再生データ101となる。
【0040】遅延波切り替え信号aがOFFでスイッチ
106がONの場合は、既知信号で挟まれた信号の区間
を2等分して、前半の受信信号は、第3の既知信号95
の区間で推定した重みづけ係数103を、情報信号の区
間においても位相更新部105で適応アルゴリズム(R
LSアルゴリズム等)を用いて遅延波毎に誤差102
(乗算器98の出力と識別器100の出力の差) の2乗
和を最小にするように、乗算器98の重みづけ係数10
3を更新する。この更新した重みづけ係数103を用い
て乗算器98により最適な重み付けをされ、次いで加算
器99で加算され、その出力は識別器100で正負を判
定され、誤りの少ない再生データ101となる。後半の
受信信号は、第4の既知信号96の区間で推定した重み
づけ係数103を、情報信号の区間においても位相更新
部105で適応アルゴリズム(RLSアルゴリズム等)
を用いて遅延波毎に誤差102( 乗算器98の出力と識
別器100の出力の差) の2乗和を最小にするように、
乗算器98の重みづけ係数103を更新する。この更新
した重みづけ係数103を用いて乗算器98により最適
な重み付けをされ、次いで加算器99で加算され、その
出力は識別器100で正負を判定され、誤りの少ない再
生データ101となる。
【0041】遅延波切り替え信号aがOFFでスイッチ
106がOFFの場合は、第3の既知信号95および第
4の既知信号96で推定した重みづけ係数103を前記
(1) 式を用いて位相更新部105において1次内挿
し、重みづけ係数103を更新し、乗算器98により最
適な重み付けをされ、次いで加算器99で加算され、そ
の出力は識別器100で正負を判定され、誤りの少ない
再生データ101となる。
【0042】以上のように、本発明の実施の形態4によ
れば、遅延波位相判定回路60およびフェージング推定
回路62を設け、フェージング推定回路62でフェージ
ングピッチbを推定し、フェージングピッチが既知信号
の挿入周期より遅い場合は、位相の推定方法を内挿型同
期検波にすることで受信装置の消費電流を低減すること
ができ、フェージングピッチbが既知信号の挿入周期よ
り速い場合の高速フェージングへの追従性が向上し、受
信品質を向上することができる。さらに既知信号と復調
信号を用いて位相を推定し直すことにより、精度良く位
相推定ができ、受信品質を向上することができ、復調す
べき遅延波の位相が切り替わったときでも、受信品質の
劣化を防ぐことができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明は、復調すべき遅
延波が前回検出した遅延波と同位相かどうかを判定し、
位相が異なっているときに遅延波切り替えのON/OF
F信号を出力する遅延波位相判定回路を設けることによ
り、逆拡散回路で逆拡散を行った信号と遅延波位相判定
回路の遅延波切り替え信号をもとに、遅延波切り替え信
号がONのときにパイロット内挿型同期検波の受信信号
の両端に挿入した第1および第2の既知信号で推定した
位相を内挿せずに、遅延波切り替え信号のONとなった
遅延波の受信信号を境にして、前半の受信信号は第1の
既知信号で推定した位相を用いて復調し、後半の受信信
号は第2の既知信号で推定した位相を用いて復調する復
調回路を備えているので、遅延波が切り替わったときで
も、受信品質の劣化を防ぐという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるスペクトル拡散
方式受信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における復調回路( 遅延
タップ3の場合) の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1における動作概略図
【図4】本発明の実施の形態2における復調回路( 遅延
タップ3の場合) の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3におけるスペクトル拡散
方式受信装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3における復調回路( 遅延
タップ3の場合) の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4における復調回路( 遅延
タップ3の場合) の構成を示すブロック図
【図8】スペクトル拡散方式におけるフレーム構成図
【図9】従来の技術における復調回路( 遅延タップ3の
場合) の構成を示すブロック図
【図10】従来の技術のスペクトル拡散方式受信装置の
構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、51 アンテナ 2、52 受信回路 3、53 A/D変換回路 4、54 逆拡散回路 5、55 遅延プロファイル測定器 6、56 サーチャ回路 7、57 逆拡散回路 8、58 タイミング制御回路 9、59 復調回路 10、60 遅延波位相判定回路 11、61 受信データ変換回路 62 フェージング推定回路 12、71、91 受信信号 13、72、92 遅延タップ 14、73、93 既知信号(1) 15、74、94 既知信号(2) 16、75、98 乗算器 17、76、99 加算器 18、77、100 識別器 19、78、101 再生データ 20、83、106 スイッチ 21、79、102 誤差 22、80、103 重みづけ係数 23、81、104 位相推定部 24、82、105 位相更新部 25、43、44、84、85、97、107、10
8、109 スイッチ 26、45、86、110 加算器 95 既知信号(3) 96 既知信号(4) a 遅延波切り替え信号 b フェージングピッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロット内挿型同期検波スペクトル拡
    散方式移動通信において、A/D変換回路でオーバーサ
    ンプリングされた数ビットのディジタル信号を受信信号
    とし、前記受信信号の逆拡散を行うマッチドフィルタ等
    の第1および第2の逆拡散回路と、前記第1の逆拡散回
    路で逆拡散を行った信号の各チップ位相のプロファイル
    を平均化する遅延プロファイル測定器と、前記遅延プロ
    ファイル測定器の出力信号から受信レベルの高い上位数
    サンプルの遅延波を検出し、常に上位数サンプルを検出
    し続け、ピーク位置によりシンボルクロックを再生する
    サーチャ回路と、前記サーチャ回路で検出した遅延波が
    前回検出した遅延波と同位相かどうかを判定し、位相が
    異なっているときに遅延波切り替えのON/OFF信号
    を出力する遅延波位相判定回路と、前記第2の逆拡散回
    路で逆拡散を行った信号と遅延波位相判定回路の遅延波
    切り替え信号をもとに遅延波切り替え信号がONのとき
    は、情報信号の両端に挿入した第1および第2の既知信
    号で推定した位相を内挿せずに遅延波切り替え信号のO
    Nとなった遅延波の受信信号を境にして、前半の受信信
    号は第1の既知信号で推定した位相を用いて復調し、後
    半の受信信号は第2の既知信号で推定した位相を用いて
    復調する復調回路とを備えたことを特徴とするスペクト
    ル拡散方式受信装置。
  2. 【請求項2】 遅延波切り替え信号がONのときは、情
    報信号の両端に挿入した第1および第2の既知信号で推
    定した位相を内挿せずに遅延波切り替え信号のONとな
    った遅延波の受信信号を境にして、前半の受信信号は第
    1の既知信号で推定した位相を適応アルゴリズム等を用
    いて逐次更新し、この更新した位相を用いて復調し、後
    半の受信信号は、第2の既知信号で推定した位相を適応
    アルゴリズム等を用いて逐次更新し、この更新した位相
    を用いて復調する復調回路を備えたことを特徴とする請
    求項1 記載のスペクトル拡散方式受信装置。
  3. 【請求項3】 遅延波切り替え信号がONのときに、遅
    延プロファイル測定器の出力信号のレベルの変化を検出
    し、変化量からフェージングピッチを検出するフェージ
    ング推定回路と、前記フェージング推定回路で検出した
    フェージングピッチが既知信号の挿入周期より遅い場合
    で遅延波切り替え信号がONのときは、情報信号の両端
    に挿入した第1および第2の既知信号で推定した位相を
    内挿せずに遅延波切り替え信号のONとなった遅延波の
    受信信号を境にして、前半の受信信号は第1の既知信号
    で推定した位相を用いて復調し、後半の受信信号は第2
    の既知信号で推定した位相を用いて復調し、前記フェー
    ジング推定回路で検出したフェージングピッチが既知信
    号の挿入周期より速い場合で遅延波切り替え信号がON
    のときは、遅延波切り替え信号のONとなった遅延波の
    受信信号を境にして、前半の受信信号は第1の既知信号
    で推定した位相を適応アルゴリズム等を用いて逐次更新
    し、この更新した位相を用いて復調し、後半の受信信号
    は第2の既知信号で推定した位相を適応アルゴリズム等
    を用いて逐次更新し、この更新した位相を用いて復調す
    る復調回路を備えたことを特徴とする請求項1または2
    記載のスペクトル拡散方式受信装置。
  4. 【請求項4】 遅延波切り替え信号がONのときに遅延
    プロファイル測定器の出力信号のレベルの変化を検出
    し、変化量からフェージングピッチを検出するフェージ
    ング推定回路と、情報信号の両端に挿入した第1および
    第2の既知信号で推定した位相を第1の既知信号の数サ
    ンプル後まで、または第2の既知信号は数サンプル前ま
    での受信信号を復調し、既知信号と復調した信号を含め
    て既知信号として改めて位相を推定し直し、前記フェー
    ジング推定回路で検出したフェージングピッチが既知信
    号の挿入周期より遅い場合は、遅延波切り替え信号のO
    Nとなった遅延波の受信信号を境にして、前半の受信信
    号は第1の既知信号と数サンプル後の受信信号で推定し
    た位相を用いて復調し、後半の受信信号は第2の既知信
    号と数サンプル前の受信信号で推定した位相を用いて復
    調し、前記フェージング推定回路で検出したフェージン
    グピッチが既知信号の挿入周期より速い場合は、遅延波
    切り替え信号のONとなった遅延波の受信信号を境にし
    て、前半の受信信号は第1の既知信号と数サンプル後の
    受信信号で推定した位相を適応アルゴリズム等を用いて
    逐次更新し、この更新した位相を用いて復調し、後半の
    受信信号は第2の既知信号と数サンプル前の受信信号で
    推定した位相を適応アルゴリズム等を用いて逐次更新
    し、この更新した位相を用いて復調する復調回路を備え
    たことを特徴とする請求項1または2または3記載のス
    ペクトル拡散方式受信装置。
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