JP3299928B2 - 電子メール送信内容証明システム装置 - Google Patents

電子メール送信内容証明システム装置

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JP3299928B2
JP3299928B2 JP06380998A JP6380998A JP3299928B2 JP 3299928 B2 JP3299928 B2 JP 3299928B2 JP 06380998 A JP06380998 A JP 06380998A JP 6380998 A JP6380998 A JP 6380998A JP 3299928 B2 JP3299928 B2 JP 3299928B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信媒体を介して
送信されるインターネット上での電子メールの送信シス
テム装置に関し、さらに詳しくは、電子メールの暗号化
と共にメールが相手方に送信された場合、その事実と内
容を第三者に証明することのできる電子メール送信内容
証明システム装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその解決課題】これまで、書面等の配達
を証明する手段は、郵便局による配達証明、内容証明で
あった。しかしながら通信手段の発達した現代社会にお
いて、従来の手段では解決できない問題が多発してい
る。郵便物は、書面の郵送、宅配、テレックス、FAX
を中心とした時代から、インターネット、FAX等を中
心とした通信手段を利用した送信方法へ激変してい
る。さらに世界が24時間で働いている現状、世界が瞬
時に繋がる現状の中で、電子メールが確実に相手に到着
したか、本人が見たか、後日相手に対しメール上のやり
取り等の事実関係を証明することによって、問題の解決
を必要とする時代となっている。
【0003】これらの事から、今後電子メール上での契
約の行為が日常茶飯事として頻繁に行われるようにな
、さらに国際間での同様な行為は日に日に増大する事
から、当該契約のトラブルの多発は、容易に想像でき
る。したがって、この出願の発明は、緊急の課題として
当事者間の電子メールの遣り取りを第三者が証明する事
で、従来の郵便を利用した書面送付による内容証明等の
手段から脱却し、時代の趨勢に即した電子メール上での
内容証明を新たな手段として実行し、より便利で且つ社
会に貢献する道具として本装置を提供する。さらに、本
発明は、一般的な、見積書、契約書、発注書、申込書等
もこれを利用する事で、より安全・確実な商取引等を行
う道具となる。これにより発生が予想される問題点を根
本的に解決し、より安心できる契約社会を実現する事を
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの課題
を解決する手段として、本発明装置を提供する。この装
置は、発手段、受信・配信手段及び内容証明送信手段
を含み、発手段は、所定のプログラムによってメール
を内容証明機関に発信する手段であり、受信・配信手段
は、所定のプログラムによって、受信したメールを検収
・記憶後相手方へ配信する手段であり、内容証明送信手
段は所定のプログラムによってコンピューター記録事実
に基づき証明書を発行等する手段であり、通信媒体を介
してやり取りされる電子メールの通信事実及びその内容
を当事者に代わって第三者に証明する手段を提供する事
を目的とするものである。この出願の発明は、第1に
は、発信側端末装置と相手方端末装置との間にコンピュ
ータセンター付設内容証明機関を介在し、発信者側端末
装置には、暗号化プログラム及び内容証明プログラムを
内蔵し、通信媒体を介して送信される電子メールの送信
内容を一旦コンピュータセンターに送信する発信手段を
備え、コンピュータセンター付設内容証明機関には、前
記発信手段からの送信内容を記録・読み出し・配信し且
つ証明書の発行を適宜実施可能なプログラムを内蔵し、
発信手段からの送信内容を記録した後コンピュータセン
ターから相手方に自動的に配信する受信・配信手段を備
えると共に、当事者が送信内容を第三者に証明する必要
が生じたとき、当事者の要求に応じて、前記コンピュー
タセンターに記録された 送信内容を読み出し、内容証明
する書面を発行することのできる内容証明送信手段とを
具備し、発信手段にあっては、発信者側端末装置からコ
ンピュータセンターに送信するメールが、内容証明シス
テムの暗号化プログラムにより、事前にコンピュータセ
ンター付設内容証明機関とは異なる別途ルートを通じて
当事者間でやり取りされた当事者のみが知り得る第1の
暗号鍵を使ってインターネット上の必要情報以外の全て
の内容を暗号化し、次いでコンピュータセンター付設内
容証明機関から予め与えられた発信者アドレスを使って
コンピュータセンターへの送信を自動的に実行可能と
し、受信・配信手段にあっては、発信手段からのメール
の送信内容を全て暗号化されたまま記録し、記録した後
コンピュータセンターから相手方に自動的に配信するに
際して、コンピュータセンター付設内容証明機関のパス
ワードを鍵とする、暗号化されたメールの中にある相手
方アドレスに限って覗くことのできる鍵を使用して相手
方アドレスを認識した上で、相手方に送信可能としたこ
とを特徴とする電子メール送信内容証明システム装置
(請求項1)を提供する。また第2には、この出願の発
明は、パスワードによる解読範囲及び第二の暗号鍵によ
る使用形態の観点から、コンピュータセンターから相手
方に自動的に配信するに際して、コンピュータセンター
付設内容証明機関のパスワードを鍵として、暗号化され
たメールの中にある相手方アドレスの他に第二の暗号鍵
の要・不要フラッグをも覗くことを可能とし、第二の暗
号鍵の要・不要フラッグで「要」を確認した際に、第一
の暗号鍵とは暗号化範囲を異にする第二の暗号鍵を併用
することでメール内容を重複暗号化し機密を二重に管理
した上で、相手方アドレスへ送信可能とし、相手方にあ
っては、受信した電子メールにおいて、当事者のみが知
り得る第一の暗号鍵とセンターから送付された第二の暗
号鍵からなる、異なる対象者から与えられた二つの暗号
鍵を使ってメール全文を開くことを可能としたことを特
徴とする電子メール送信内容証明システム装置(請求項
2)を提供する。さらに、第3には、この出願の発明
は、第二の暗号鍵の送付形態の観点から、コンピュータ
センターから相手方に送付されるメールを、覗いたメー
ルの表題に、第二の暗号鍵を入力する方法のメッセージ
を表示することによって配信するこ とを特徴とする電子
メール送信内容証明システム装置(請求項3)を提供す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、具体的にインターネットと
本発明の電子メール送信内容証明システム装置(以下本
発明装置という)の例を述べる。本発明装置を利用する
者は、先ず、原則的に、本発明装置を提供する側に必要
事項を登録する。ここで「本発明装置を提供する側」と
は、図2に示すように、コンピュータセンター(本体側
サーバー)を含めてこれを管理する内容証明機関をい
う。その後、本発明装置を提供する側からは、本人識別
のアドレスとパスワードが与えられる。発信手段の実行
は、送信者が、送信メールと共にこの与えられたアドレ
スをコンピュータ端末から入力し送信を実行することで
開始され、コンピュータセンター(本体側サーバー)に
全文が配信される。発者側端末には、図1に示すよう
に、メールが暗号化できるように内容証明システム暗号
化プロラムが内蔵されている。受信・配信手段の実行
は、コンピュータセンター(以下、「センター」とも略
称する)が、この送信メールを受信することに始まり、
発信者のアドレスを認識し、本人確認の照合をし、発信
者のアドレスと受信順に管理される番号(管理番号)ご
とに、記憶装置に所定の方法で、その全文を記憶する。
この記録された内容は、半永久的に保存される。このと
き受信した全文とともに受信した日時等の書誌事項も併
せて記憶される。発信者がインターネット未加盟者の、
アドレス無しの送信の場合、FAXから直接送信の場合
は、このセンター側にある音声応答装置を介して受信す
る事もできる。このときはアドレスに代わり電話番号等
が利用される。
【0006】センター側において、上記の適正に整えら
れた受信メールの記憶装置への記憶作業が完了した後、
センター(本部側サーバー)の所定のプログラムが起動
し、相手方への発信の準備に入る。そのため再度、記録
した全文を呼び出して文中から相手方アドレスを確認
し、確認した相手方アドレスに基づき、相手方へ配信す
る。この場合の態様は次の通りである。第一の暗号鍵
は、事前に、安全を期して、このコンピュータセンター
付設内容証明機関とは異なる別途手段により、発信者、
相手方の両当事者間でやり取りされる。内容証明システ
ム暗号化プロラムにより暗号化されているメールにおい
ては、これを受信したこのセンター側は、発信者のパス
ワードを与えることにより部分的に復号化が可能であ
り、暗号化された全文の中にある「相手方アドレスと第
二の暗号化要・不要付フラッグ」のみを認識できる。別
の見方をすれば、「相手方アドレスと第二の暗号化要・
不要付フラッグ」以外のメールの内容は、発信者のパス
ワードを与えても、復号化できないので安全性が確保で
きるようになっている。その後、「第二の暗号化要・不
要付フラッグ」が「要」の指示があるとき、センター側
では、第二の暗号鍵を使ってメール内容の全文について
更に暗号化を施こし、また付加する所定の表題頁に相手
方に伝えるメッセージを盛り込み、インターネットの手
順に従い相手方に送信する。このように、表題をつける
場合は、この表題に、メッセージとして、通常の暗号
鍵、例えば第一の暗号鍵の他に、第二の暗号鍵を付加
て配信することができる機能がある。したがって、第二
の暗号鍵を付加しメール送付した場合には、メール内容
の全文をセンター側に覗かれることはない。また、送信
メールは二重に暗号化されるので、発信者の送信内容が
保護される。なお、第二の暗号化要・不要付フラッグが
「不要」の指示の場合は、あたかも発信者から直接配信
したようにするためであり、表題をつけない場合とな
る。即ち、第三者を介さず、一般メールとして処理され
たと同じ配信スタイルになる。このセンターから相手方
に配信したと同時に、センターの記憶装置にある該当全
文に、その配信したときの日時等履歴に必要な事項を付
加し記録され、そのための履歴追加手段が組み込まれて
ある。センター側から相手方への配信、センター側から
発信者への確認のための返信等、正しく送信されないと
き、あるいは相手方に読まれないときは、メール送信で
通常の再度自動送信が行われる手段も用意されている。
相手方は、センター側から配信されたメールが第二の鍵
で暗号化されている場合には、予め発信者との間のみの
取り決めで受領していた第一の鍵、センターから送付さ
れた第二の鍵からなる、異なる対象者から与えられた二
つの暗号鍵を使用してメール内容を復号することによっ
て、受信メールの全内容を知ることができることにな
る。
【0007】内容証明必要案件として送信者が相手方に
送信しようとするとき、予め与えられた「送信者及び相
手方」(当事者)のみが知りうる暗号鍵(以下「第一の
暗号鍵」とする)を用いて暗号化しながら、内容証明シ
ステム独自の暗号化プログラムが起動し、この際、イン
ターネットの通信上必要とする情報、例えばセンターア
ドレス、以外は、送信する全文が暗号化される。従っ
て、当事者以外、どこにどのような内容の書面が送付さ
れたかわからない様なセキュリティー管理の工夫も用意
されている。センター側は、相手方アドレスに限って閲
覧できるのみである。このように、本発明には従来のイ
ンターネットにはない新規なセキュリティー手順が用意
されている。
【0008】さらに、本発明における二重暗号化の特徴
を述べれば、この場合、まず、センター側でメールを覗
くことのできる権限は、前述したように、登録した発信
者に与えられた発信者アドレスとパスワードを使用する
ことによる「相手側アドレスと第二の暗号化要・不要付
フラッグ」に限る手段となっている。また、送信する全
文は、先ず発信者、相手方両当事者のみが知りうる第一
の暗号鍵で暗号化されていることが前提となっている。
発信者、相手方両当事者のみが知りうる態様として、相
手方は、内容証明を必要とする場合で、発信者より第二
の暗号鍵を知らされたときのみの使用に限られている。
センター側は、受信した全文は覗くことはできない。
ンター側が、相手方へ配信するため、相手方のアドレス
を知りうる手段は、例えば予め発者に与えた送信者の
アドレスとパスワードであり、知り得る範囲は、これら
で相手方のアドレスを覗くことができる「相手側アドレ
スと第二の暗号化要・不要付フラッグ」が記憶された
所のみである。上述したように、「相手側アドレスと第
二の暗号化要・不要付フラッグ」を覗く鍵としてのパス
ワードは、発信者とセンター側の内容証明機関のみが本
発明装置を利用する前に互いに決定される手段となって
いる。以上述べたように、本発明装置による送信メール
は、第一の暗号鍵でインターネット上の必要情報以外の
全文が暗号化され、覗いた「相手側アドレスと第二の暗
号化要・不要付フラッグ」で「相手側アドレスと第二の
暗号化要」にとき第二の暗号鍵でメール内容が暗号化さ
れる二重暗号化文とすることが可能となっている
【0009】本発明における暗号鍵の利用方法について
説明する。暗合鍵の利用方法は、(1)第一の暗号鍵と
第二の暗号鍵を併用する場合、(2)第一の暗号鍵のみ
の場合、(3)第二の暗合鍵のみの場合、(4)全く暗
合鍵を使用しない場合、それぞれ必要に応じて選択でき
る。本発明において、例えば内容証明必要案件として二
重暗号化する場合、第一の暗号鍵は、一般的手順のも
の、例えば公開鍵等、を利用するが、第二の暗合鍵は、
例えば名前、役職、等を利用することができるものであ
る。インターネット上では、全文が二重暗号化されてい
る事で、第三者が知りうる範囲は、可能性のあるとして
「当事者のアドレスのみ」であることから、通信回線上
で当事者の名前、役職等は、第三者が知り得ない鍵とな
りうる。さらに、「その当事者を知り得る者」が極秘パ
スワードも知った上で閲覧できる可能性を防止するため
には、「その当事者を知り得る者」が閲覧できない万全
の工夫として、第一の鍵と併用する手段もある。従っ
て、セキュリティーの度合いから、前記方法の組み合わ
せを選択し暗号鍵を用いる柔軟な手段が用意されてい
る。
【0010】さらに具体的な例は、当事者が互いに暗合
鍵を知らない場合あるいは相手に暗合鍵を知らせること
ができないときで、かつ第三者に知られたくないメール
を発信するときの手段について述べる。このときの一例
を挙げれば、第二の鍵として相手方の名前を利用する。
この鍵は、少なくともインターネット手順において、当
事者を知り得る者以外が通信回路上で暗号を解読するこ
とができない。かかる場合において、第二の鍵を相手方
に知らせる方法であるが、例えば表題に暗号鍵名前
あるとするときは、例えば「あなたの名前を入力して下
さい」と名前を入力する指示を明記することで暗号鍵を
渡すことができる手段がある。この場合、単純に名前入
力を指示するメッセージを伝えることで済ますことがで
きる。その手段は、相手方に対し都度知らせる必要がな
いのでセキュリティー上のメリットがある。
【0011】当事者が、送信した事実証明、内容証明等
を必要とした場合は、当事者に代わって本発明装置を提
供する側が証明する。その内容証明送信手段は、依頼を
受けた当事者からアドレス、送信日時とあらかじめ本発
明装置を提供する側から知らされた管理番号を基に、証
明依頼することで実行される。本発明装置を提供する側
は、メールが暗号化されている場合、解読が必要とな
る。よってこの時、依頼を受けた本発明装置を提供する
側は、当事者から使用した暗号鍵が知らされ、初めて全
文の内容を知ることができる手段となっている。
【0012】本発明装置を提供する側から証明すること
のできる内容は、発信者に関する属性情報、例えば、名
前、住所、電話番号等、メール送信上の書誌情報、例え
ば、センターの受信日時、相手方アドレス、センターか
ら相手方への送信日時、及び送信全文内容等であり、
、本発明装置を提供する側は、第三者としてコンピュ
ータ記録事実に基づき証明する証明書を発行する機関と
して機能する。さらに本発明装置は他の法的な問題を
抱えることから、証明する機関として、別途第三者的
「内容証明機関」を設け、しかるべき弁護士が対応する
手段も用意されている。以上の説明から、本発明の装置
を提供する側は、装置を提供してコンピュータセンター
を介した本システム利用を可能とし、コンピュータセン
ターを含めてこれを管理する内容証明機関であるので、
コンピュータセンター付設内容証明機関といえる。
【0013】
【実施例】以下、本発明装置の一実施例を、図面を用い
て詳細に説明する。図1は、本発明による電子メール送
信内容証明システム装置のコンピュータセンター側シス
テム装置に係る一実施例の構成を、発信者側システム装
置の一実施例の構成とともに示す概要図である。コンピ
ュータセンター側における本装置は、コンピュータ本体
(1)、それに接続されるディスプレイ(画面)
(2)、キーボード(3)、フロッピーディスク
(4)、ハードディスク(5)、プリンター(6)、そ
の他必要な外部装置(7)、音声応答装置を含んだ内蔵
型通信装置(9)及び各種プログラムとから構成されて
いる。コンピュータ本体(1)には、ネットワークを構
築するための電話回線ケーブル(8)が接続されてい
る。さらに本発明装置を利用する側には、インターネッ
ト関連ソフトウェアー、通信装置の他に必要な都度暗号
化のための所定のプログラム、図示のような内容証明シ
ステム暗号化プログラムを内蔵する。また、FAX、パ
ソコンが配備される。
【0014】ネットワークで結ばれている各端末から入
力された各メールは、通信回線を経由してコンピュータ
本体(1)に送信される。送信されたメールは、発信者
アドレスとパスワードをコンピュータ本体(1)が認識
し、コンピュータ本体(1)に記憶されている「アドレ
ス及びパスワード」と一致しているとき、所定のプログ
ラムが起動し、そのアドレスを持つ記憶領域のハードデ
ィスク(5)に着信順に管理されている番号を付加し記
憶される。また、未加盟者の場合でアドレスがなく、そ
れに代わる電話番号のときは、別途用意されたプログラ
ムが音声応答システムを利用し、前記と同様の所定の処
理をすることとなる。
【0015】さらに、コンピュータセンターの所定のプ
ログラムが起動し、相手方に配信する準備が開始され
る。この時プログラムは、発信者から得られたアドレ
ス、パスワードにより相手方アドレスと第二の暗号化要
・不要フラッグのみを認識し、第二の暗号化要であった
ときには、得られた相手方アドレス先に、第二の暗号鍵
よる第二の暗号化によっても内容証明等のメール内容
を伏せたまま、全文を送信する。コンピュータセンター
からインターネット手順に基づく情報の監視、例えば相
手先に正しく送信されたか、読んだか等が行われたか、
その結果がコンピュータに記憶される。正しく相手方に
送信されないとき、あるいは相手方に読まれないとき
は、再度自動送信が行われる。それでも尚、読まれない
場合は、人間介在の直接電話による緊急依頼等の手段を
採る。また、相手方に送信した後の情報(送信した日
時、読まれたか否か等)は、発信者に所定の方法で返信
される。
【0016】その後 当事者が送信内容・受信内容の証
明依頼を希望したときは、依頼を受けたコンピュータセ
ンター側は、ハードディスク(5)に記憶されている情
報から当事者のアドレス、発信日時あるいは受信日時、
管理番号とを条件に検索し、記録されている情報を書面
等に復元し、認証を行い、依頼者に渡す。さらに必要に
応じ第三者への証明を行う。
【0017】
【発明の効果】本発明の電子メール送信内容証明システ
ム装置によれば、電子メールでのトラブルに対し、その
契約内容を正しく管理し証明できる。特に、送信メール
内容を、第一の暗号鍵および第二の暗号鍵を用いて二重
に暗号化した場合には、電子メール上におけるトラブ
ル、例えば送信内容の覗き等を一層確実に防止すること
ができる。換言すれば、発信者から見て、第一の暗号鍵
相手方との間で、第二の暗号鍵はセンター側との間で
個別に取り決めされ、相手方は第二の暗号鍵がなければ
復号化できず、またセンター側は第一の暗号鍵がなけれ
ば復号化できず、メールに関与する者が直接覗くことが
できないように工夫されているので、送信内容の覗き等
が防止され、また、暗号化範囲を異にする第一の暗号鍵
および第二の暗号鍵を併用することで、表題に第二の暗
号鍵を付加して配信することができると共にメールを重
複暗号化して二重に管理し、より安全化を図ることが
きるので、内容証明の信頼性を高めることができる
、契約内容等の管理、証明を確実に行うことができ
る。その結果、契約時期を含めた内容の管理を安全・確
実に実施することができ、配達証明、内容証明の機能を
備えるので、第三者機関を設立してその証明をさせるこ
とによって、第三者機関に公証的機能を持たせることが
できる。これによって電子メール社会による契約を安心
して遂行できるようになる。また、これによって、電子
メール利用の購買が益々促進され、短時間に商品を受け
取ることができる。さらに、電子メールによる契約が、
個人的レベルにおいても増大し、また世界的エリアーで
も加速される。したがって、今後電子メール利用により
発生するであろう、あらゆる諸問題を本発明装置が画期
的方法で解決し、情報化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子メール送信内容証明システム
装置のコンピュータセンター側及び発信者側の一実施例
の構成を示す概要図である。
【図2】本発明装置を利用したネットワーク図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ本体 2 ディスプレイ 3 キーボード 4 フロッピーディスク 5 ハードディスク 6 プリンター 7 その他外部記憶装置 8 電話回線ケーブル 9 内蔵型通信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04L 12/22 H04L 9/00 673A 675D (56)参考文献 特開 平7−297822(JP,A) 法邑茂夫他,「受信確認機能を有する 電子メールに関する考察」,電子情報通 信学会技術研究報告 ISEC94−56, 社団法人電子情報通信学会,1995年3月 17日,第94巻,第559号,第45−49頁, 001,CSNG200000377004 安達悟他,「電子メイルにおける配達 証明・内容証明の実現に関する一考 察」,電子情報通信学会技術研究報告, 社団法人電子情報通信学会,1993年7月 13日,第93巻,第139号,第1−6頁, COMP93−32,001,CSNG 200000316001 佐久間裕幸,「ビジネスマンのための バーチャルカンパニー経営術 第9回紙 ベースの書類保存が減る時代」,net PC,株式会社アスキー,1997年8月 1日,第2巻,第8号,第154−155頁, 001,CSND199700547017 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/58 H04L 12/22 G06F 13/00 G09C 1/00 H04L 9/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信側端末装置と相手方端末装置との間
    にコンピュータセンター付設内容証明機関を介在し、発
    信者側端末装置には、暗号化プログラム及び内容証明プ
    ログラムを内蔵し、通信媒体を介して送信される電子メ
    ールの送信内容を一旦コンピュータセンターに送信する
    発信手段を備え、コンピュータセンター付設内容証明機
    関には、前記発信手段からの送信内容を記録・読み出し
    ・配信し且つ証明書の発行を適宜実施可能なプログラム
    を内蔵し、発信手段からの送信内容を記録した後コンピ
    ュータセンターから相手方に自動的に配信する受信・配
    信手段を備えると共に、当事者が送信内容を第三者に証
    明する必要が生じたとき、当事者の要求に応じて、前記
    コンピュータセンターに記録された送信内容を読み出
    し、内容証明する書面を発行することのできる内容証明
    送信手段とを具備し、発信手段にあっては、発信者側端
    末装置からコンピュータセンターに送信するメールが、
    内容証明システムの暗号化プログラムにより、事前にコ
    ンピュータセンター付設内容証明機関とは異なる別途ル
    ートを通じて当事者間でやり取りされた当事者のみが知
    り得る第1の暗号鍵を使ってインターネット上の必要情
    報以外の全ての内容を暗号化し、次いでコンピュータセ
    ンター付設内容証明機関から予め与えられた発信者アド
    レスを使ってコンピュータセンターへの送信を自動的に
    実行可能とし、受信・配信手段にあっては、発信手段か
    らのメールの送信内容を全て暗号化されたまま記録し、
    記録した後コンピュータセンターから相手方に自動的に
    配信するに際して、コンピュータセンター付設内容証明
    機関のパスワードを鍵とする、暗号化されたメールの中
    にある相手方アドレスに限って覗くことのできる鍵を使
    用して相手方アドレスを認識した上で、相手方に送信可
    能としたことを特徴とする電子メール送信内容証明シス
    テム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1おいて、コンピュータセンター
    から相手方に自動的に配信するに際して、コンピュータ
    センター付設内容証明機関のパスワードを鍵として、暗
    号化されたメールの中にある相手方アドレスの他に第二
    の暗号鍵の要・不要フラッグをも覗くことを可能とし、
    第二の暗号鍵の要・不要フラッグで「 要」を確認した際
    に、第一の暗号鍵とは暗号化範囲を異にする第二の暗号
    鍵を併用することでメール内容を重複暗号化し機密を二
    重に管理した上で、相手方アドレスへ送信可能とし、相
    手方にあっては、受信した電子メールにおいて、当事者
    のみが知り得る第一の暗号鍵とセンターから送付された
    第二の暗号鍵からなる、異なる対象者から与えられた二
    つの暗号鍵を使ってメール全文を開くことを可能とした
    ことを特徴とする電子メール送信内容証明システム装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、コンピュータセンタ
    ーから相手方に送付されるメールを、覗いたメールの表
    題に、第二の暗号鍵を入力する方法のメッセージを表示
    することによって配信することを特徴とする電子メール
    送信内容証明システム装置。
JP06380998A 1998-02-09 1998-02-09 電子メール送信内容証明システム装置 Expired - Lifetime JP3299928B2 (ja)

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