JP3299220B2 - 携帯電話システム - Google Patents

携帯電話システム

Info

Publication number
JP3299220B2
JP3299220B2 JP13689999A JP13689999A JP3299220B2 JP 3299220 B2 JP3299220 B2 JP 3299220B2 JP 13689999 A JP13689999 A JP 13689999A JP 13689999 A JP13689999 A JP 13689999A JP 3299220 B2 JP3299220 B2 JP 3299220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile phone
transmission
unit
base station
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13689999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000333245A (ja
Inventor
圭一郎 柳田
Original Assignee
エヌイーシーアクセステクニカ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌイーシーアクセステクニカ株式会社 filed Critical エヌイーシーアクセステクニカ株式会社
Priority to JP13689999A priority Critical patent/JP3299220B2/ja
Publication of JP2000333245A publication Critical patent/JP2000333245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3299220B2 publication Critical patent/JP3299220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話システムに
関し、特に特定区域における携帯電話機の使用を自動的
に規制する機能を備えた携帯電話システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機の普及に伴い、携帯電
話機が送信する電波が精密機器などに悪影響を及ぼすと
いう問題が指摘されている。例えば、心臓ペースメーカ
を使用している患者の周辺で高周波を使用すると、ペー
スメーカが誤動作を起こすとされている。また、航空機
の計器などは携帯電話機が放射する電波によって誤動作
を起こすといわれている。
【0003】そこで、この問題に対処すべく現在は、病
院や飛行機内では、携帯電話機の使用禁止区域として、
携帯電話機の使用を禁止するポスターを掲示したり、携
帯電話機の使用禁止を促す院内、機内アナウンスを行っ
たりしている。しかし、このような方法では、利用者の
意志に依存するため、携帯電話機の使用を完全に停止さ
せることはできない。また、利用者が携帯電話機を使用
しないつもりでも、誤って使用してしまうこともある。
さらに、携帯電話機は、通話を行っていない状態でも基
地局に対して位置登録を行うために送信動作を行ってお
り、したがって利用者が知らないうちに、電波が放射さ
れる場合もある。
【0004】このような問題を解決するため、たとえば
特開平11−41644号公報には、使用禁止区域に小
型基地局を設け、小型基地局が移動局の電波を監視して
移動局の進入を検知し、本来の基地局に通知してその基
地局からの制御により移動局の電源を強制的に切断する
というシステムが開示されている。しかし、この従来技
術では、使用禁止区域に小型基地局を設ける上に、本来
の基地局も関与しなければならず、システムの規模が大
きく、必要な制御も複雑であるという欠点がある。
【0005】また、特開平11−4189号公報には、
使用禁止場所で規制信号を発生し、無線機ではその規制
信号を検出してベルやバイブレータにより利用者に警告
し、無線機の電源オフを促すという方式が開示されてい
る。しかし、この従来技術では、利用者に対して単に電
源オフを促すのみであるから、電源切り忘れの可能性が
残る。また、特開平10−322766号公報には、使
用禁止場所の出入り口などに磁界発生手段を設置して磁
界を発生させ、無線端末ではこの磁界を検出して送信を
規制する技術が開示されている。しかし、この技術で
は、たとえば病院などの特定の出入り口でのみ、送信規
制が行われるので、別の経路で無線端末が持ち込まれた
ような場合にはその無線端末に対しては送信規制が行わ
れないことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決するためになされたもので、その目的は、簡単
な構成で使用禁止区域において携帯電話機による送信が
自動的に禁止されるようにした携帯電話システムを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、基地局と、携帯電話機とを含み、前記携帯電
話機が、前記基地局から送られてくる無線信号をアンテ
ナを通じて受信する受信部と、アンテナを通じて前記基
地局に向け無線信号を送信する送信部と、前記受信部お
よび前記送信部を制御する情報処理部とを備えた携帯電
話システムであって、送信を禁止する区域に設置され、
前記基地局および前記携帯電話機が使用する特定チャン
ネルと同じ周波数の微弱な無線信号を送信する送信手段
を備え、前記基地局は、前記特定チャンネルを検索すべ
きチャンネルとして前記携帯電話機に指定するチャンネ
ル指定手段を備え、前記携帯電話機の前記受信部は、前
記情報処理部から指定されたチャンネルで受信動作を行
って同チャンネルの無線信号の強さを検出し、前記携帯
電話機の前記情報処理部は、前記基地局の前記チャンネ
ル指定手段から指定された前記特定チャンネルで受信動
作を行うべく前記受信部を制御して同特定チャンネルの
無線信号の強さを検出させ、前記受信部が検出した無線
信号の強さが閾値以上のとき、前記送信部を制御して無
線信号の送信を停止させることを特徴とする
【0008】
【0009】本発明の携帯電話システムでは、送信を禁
止する区域に設置された送信手段は、基地局および携帯
電話機が使用する特定チャンネルと同じ周波数の微弱な
無線信号を送信する。そして、基地局のチャンネル指定
手段は、特定チャンネルを検索すべきチャンネルとして
携帯電話機に指定し、携帯電話機の情報処理部は、基地
局のチャンネル指定手段から指定された特定チャンネル
で受信動作を行うべく受信部を制御して同特定チャンネ
ルの無線信号の強さを検出させ、受信部が検出した無線
信号の強さが閾値以上のとき、送信部を制御して無線信
号の送信を停止させる。
【0010】
【発明の実施の形態】 次に本発明の実施の形態を説明
する前に本発明を理解するための参考例について図面を
参照して説明する。図1は本発明による携帯電話システ
ムの参考例を示す構成図で、図2は図1の携帯電話シス
テムの動作を示す流れ図である。図1に示したように、
参考例の携帯電話システム2は、携帯電話機4と送信
手段6とを含み、携帯電話機4は基本的な構成要素とし
て、不図示の基地局から送られてくる無線信号をアンテ
ナ8を通じて受信する受信部10と、アンテナ8を通じ
て基地局に向け無線信号を送信する送信部12と、受信
部10および送信部12を制御する情報処理部14とを
備えている。
【0011】受信部10および送信部12は、無線部1
6を構成し、たとえばマイクロコンピュータにより構成
された情報処理部14の制御のもとで、基地局との間で
音声信号を送受信し、その結果、相手側端末装置との間
で通話が可能となる。送信部12はまた、待ち受け状態
のとき、情報処理部14の制御のもとで、必要な情報を
基地局に送信して携帯電話機4の位置登録を行う。送信
手段6は、病院内や飛行機内といった、少なくとも送信
を禁止する使用禁止区域22に設置され、同区域に設置
された精密機器などに影響を及ぼさない程度の微弱な特
定周波数の無線信号を送信している。
【0012】携帯電話機4はまた、受信回路18(本発
明に係わる受信手段)を備え、受信回路18は、携帯電
話機4における音声通信とは無関係であり、送信手段6
から特定周波数の無線信号をアンテナ8を通じ受信し
て、受信した無線信号の強さを検出する。受信回路18
は無線信号の強さとして、具体的には無線信号電波の電
界の強さを検出する。また、携帯電話機4の情報処理部
14は、受信回路18が検出した無線信号の強さが閾値
以上のとき、無線部電源処理部20から送信部12への
電源供給を遮断させることで送信部12を制御し、送信
部12からの無線信号の送信を禁止する。
【0013】なお、本参考例では、受信回路18は、周
期的に動作して前記無線信号の強さを検出する。そし
て、情報処理部14は、受信回路18が周期的に検出し
た無線信号の強さが連続して所定回数、前記閾値以上と
なったとき、上述のように無線部電源処理部20を通じ
送信部12を制御して無線信号の送信を停止させる。
【0014】また、情報処理部14は、受信回路18が
周期的に検出した無線信号の強さが連続して所定回数、
前記閾値を下回ったときは、無線部電源処理部20に送
信部12に対する電源供給を再開させ、送信部12が無
線信号を送信することを可能にする。
【0015】次に、このように構成された携帯電話シス
テム2の動作について図2をも参照して説明する。使用
禁止区域22に設置された送信手段6は、同区域に設置
された精密機器などに影響を及ぼさない程度の微弱な特
定周波数の無線信号を送信している。携帯電話機4の受
信回路18(図1)は、送信手段6から特定周波数の無
線信号をアンテナ8を通じ周期的に受信して、受信した
無線信号の強さを検出する(ステップS1)。そして、
情報処理部14は、受信回路18が周期的に検出した無
線信号の強さが連続して所定回数、前記閾値以上となっ
たか否かを判定し(ステップS2)、判定結果が正(Y
ES)のときは、無線部電源処理部20を通じ送信部1
2を制御して無線信号の送信を停止させ(ステップS
3)、一方、ステップS2における判定結果が否(N
O)の場合は、受信回路18が引き続き無線信号の強さ
を検出する。
【0016】したがって、携帯電話機4が上記使用禁止
区域22に持ち込まれると、受信回路18は充分な強さ
で送信手段6からの無線信号を検出することになり、ス
テップS2において条件が成立することから、以降、送
信部12は通話のための送信は無論のこと、位置登録の
ための送信も停止し、携帯電話機4からはいっさい電波
が放射されなくなる。その結果、使用禁止区域22に設
定されている精密機器などに対して悪影響を及ぼすこと
が回避される。
【0017】そして、本参考例では、基地局は関与しな
いため、システムは小規模であり、制御も簡単である。
また、使用禁止区域では自動的に送信部12からの送信
が停止されるので、単に利用者に対して警告する場合と
異なり、利用者が電源を切り忘れるといった問題は生じ
ない。さらに、本実施の形態例では、微弱電波を用いて
使用禁止区域の全域で携帯電話機4による送信を規制す
ることができ、従来のように特定の箇所でのみ送信規制
を行う場合と異なり、別の経路で使用禁止区域に携帯電
話機4が持ち込まれた場合に送信規制が行われないとい
った問題は発生しない。
【0018】そして、本参考例では、受信回路18が周
期的に検出した無線信号の強さが連続して所定回数、前
記閾値以上となった場合に送信を停止するので、フェー
ジングにより無線信号の強さが変動するような場合にも
安定して送信規制を行うことができる。ただし、送信手
段6から受信した無線信号の強さがあまり変動しないよ
うな状況の場合には、受信した無線信号の強さが1度閾
値を超えただけで送信を規制する構成とすることも無論
可能である。また、本実施の形態例では、使用禁止区域
では携帯電話機4を使用できなくなることから、たとえ
ば病院内や航空機内といった人の集まる場所で携帯電話
機4により通話が行われ、その結果、周囲の人に話声に
よって不快感を与えるといったことも確実に防止でき
る。
【0019】情報処理部14は、上述のように送信を停
止させた後も継続して受信部10における無線信号の検
出結果を監視しており、受信回路18が周期的に検出し
た無線信号の強さが連続して所定回数、前記閾値を下回
った場合には、無線部電源処理部20を制御して送信部
12に対する電源供給を再開させ、送信部12が無線信
号の送信を行うことを可能にする。したがって、携帯電
話機4が上記使用禁止区域22の外に出て、送信手段6
から携帯電話機4に到達する無線信号が弱くなると、受
信部10が周期的に検出した無線信号の強さが連続して
所定回数、前記閾値を下回ることになり、携帯電話機4
を通常どうりに使用することが可能となる。
【0020】次に、本発明の第1の実施の形態例につい
て説明する。図3は、第1の実施の形態例の携帯電話シ
ステムを示す構成図である。図中、図1と同一の要素に
は同一の符号が付されている。本実施の形態例の携帯電
話システム24は、携帯電話機26、送信手段6、なら
びに基地局28により構成されている。送信手段6は使
用禁止区域22に設置され、基地局28および携帯電話
機26が使用する特定チャンネルと同じ周波数の微弱な
無線信号を送信する。携帯電話機26は、図1に示した
携帯電話機4と同種の携帯電話機であるが、受信回路1
8が削除されている点で携帯電話機4と異なっている。
ただし、携帯電話システム24の受信部30は、情報処
理部14から指定されたチャンネルで受信動作を行って
同チャンネルの無線信号の強さを検出し、携帯電話シス
テム24の情報処理部14は、基地局28のチャンネル
指定手段から指定された特定チャンネルで受信動作を行
うべく受信部30を制御して同特定チャンネルの無線信
号の強さを検出させ、受信部30が検出した無線信号の
強さが閾値以上のとき、不図示の無線部電源処理部から
送信部12への電源供給を停止させることで送信部12
を制御し、無線信号の送信を停止させる。基地局28
は、チャンネル指定手段32を備え、チャンネル指定手
段32は、共通制御チャンネルを通じて携帯電話機26
に情報を送信し、前記特定チャンネルを検索すべきチャ
ンネルとして携帯電話システム2に指定する。
【0021】より詳しくは、携帯電話機26の受信部3
0は、待ち受け状態において周期的に動作して前記無線
信号の強さを検出し、情報処理部14は、受信部30が
周期的に検出した無線信号の強さが連続して所定回数、
前記閾値以上となったとき、送信部12を制御して無線
信号の送信を停止させる。なお、受信部30は無線信号
の強さとして、具体的には無線信号電波の電界の強さを
検出する。また、情報処理部14は、逆に、受信部30
が周期的に検出した無線信号の強さが連続して所定回
数、前記閾値を下回ったときは、送信部12への電源供
給を再開させて無線信号の送信を可能にする。
【0022】このように構成された携帯電話システム2
4において、基地局28のエリア34内の携帯電話機2
6は、待ち受け状態において、基地局28のチャンネル
指定手段32から送られてくる情報により検索すべきチ
ャンネル、すなわち特定チャンネルを把握し、周期的に
動作して特定チャンネルの無線信号の強さを検出する。
【0023】したがって、携帯電話機26が使用禁止区
域22に進入すると、受信部30は、送信手段6が送信
している特定チャンネルと同じ周波数の無線信号を充分
な強さで受信し、その結果、情報処理部14は、受信部
30が周期的に検出した無線信号の強さが連続して所定
回数、閾値以上となった段階で、上述のように電源供給
を停止することで送信部12を制御し、無線信号の送信
を停止させる。そのため、携帯電話システム24におい
ても、携帯電話システム2の場合と基本的に同じ効果を
得ることができる。なお、携帯電話システム24では上
述のように基地局28の関与が必要となっているが、特
定チャンネルの指定を行うのみであるから基地局28側
が行うべき制御はごく簡単なものである。そして、携帯
電話システム24では、上記携帯電話システム2の場合
と異なり、携帯電話機26に受信回路18を設ける必要
がないため、携帯電話機26の構成は簡素となり、携帯
電話機26の小型軽量化の点で有利となる。
【0024】なお、携帯電話機26が使用禁止区域22
の外に出ると、送信手段6から携帯電話機26に到達す
る無線信号が弱くなり、受信部30が周期的に検出した
無線信号の強さが連続して所定回数、閾値を下回ること
になるため、情報処理部14の制御により送信部12は
送信が可能な状態となる。
【0025】次に、第1の実施の形態例について説明す
る。図4は第3の実施の形態例の携帯電話システムを構
成する基地局の関連要素を示すブロック図である。第1
の実施の形態例の携帯電話システムは、上述した携帯電
話システム2において、携帯電話機4の情報処理部14
に新たな機能を追加し、また、携帯電話機4と通信する
基地局に新たな機能を追加した点で上記携帯電話システ
ム2と異なっている。
【0026】すなわち、本実施の形態例では携帯電話機
4の情報処理部14は、送信部12に送信を停止させる
とき、あらかじめ、送信を停止することを表す情報を基
地局36(図4)に対し送信部12を通じて送信する。
第3の実施の形態例の携帯電話システムを構成する基地
局36は、図4に示したように、送信停止情報を送信し
た携帯電話機4の識別情報を保持する情報保持手段38
と、情報保持手段38が保持している識別情報が表す携
帯電話機4に対して発呼があったとき、発呼元に対して
携帯電話機4が送信を停止している旨を通知する送信停
止通知手段40とを備えている。
【0027】したがって、第1の実施の形態例の携帯電
話システムでは、携帯電話機4が送信を停止するとき、
情報処理部14より送信を停止することを表す情報が基
地局36に対し送信部12を通じて送信され、基地局3
6では、この送信停止情報を受信すると、情報保持手段
38は、送信停止情報を送信した携帯電話機4の識別情
報を保持する。そして、情報保持手段38が保持してい
る識別情報が表す携帯電話機4に対して発呼があった場
合には、送信停止通知手段40は、発呼元に対して携帯
電話機4が送信を停止している旨を通知する。そのた
め、第3の実施の形態例では、携帯電話機4が送信停止
状態にあることを知らずに携帯電話機4に電話をかけて
きた相手は、携帯電話機4の現在の状態を知ることがで
き、少し時間が経過した後で電話をかけ直すといったこ
とで対処することができる。なお、このような構成は携
帯電話システム2に限らず携帯電話システム24におい
ても採用して、同様の効果を得ることができる。
【0028】上記実施の形態例では、携帯電話機では使
用禁止区域において送信を停止するのみであったが、送
信部12が送信を停止していることを利用者に対し警告
音を鳴らしたり、発光ダイオードを点灯させたり、バイ
ブレータを振動させて通知する通知手段を設け、情報処
理部14が送信部12に無線信号の送信を停止させると
き、通知手段を制御して送信部12が送信を停止してい
ることを利用者に通知させる構成とすることも有効であ
る。
【0029】このような構成とすることで、携帯電話機
の利用者は携帯電話機が送信停止状態にあることを把握
することができる。また、送信が行えないことから携帯
電話機は基地局に対する位置登録動作も停止することに
なるが、利用者は上記通知手段の稼働により携帯電話機
4が位置登録動作を停止していることも知ることができ
る。
【0030】なお、上記いずれの実施の形態例でも、送
信部12からの送信を停止させる際に、着信音の発生も
禁止する構成とすることも容易であり、そのような構成
とすることにより、たとえば病院内や航空機内といった
人の集まる場所で突然着信音が鳴って周囲の人に不快感
を与えるといったことも確実に防止することが可能とな
る。また、送信を停止する場合には、送信部12への電
源供給を停止するだけでなく、無線信号の強さの検出結
果にもとづいて送信部12への電源供給を再開する情報
処理部14および無線部電源処理部20を除いて、携帯
電話機4の各部への電源供給をも停止し、電池の消耗を
減らして電池寿命の延長を図ることも有効である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の携帯電話シ
ステムでは、送信を禁止する区域に設置された送信手段
は、基地局および携帯電話機が使用する特定チャンネル
と同じ周波数の微弱な無線信号を送信する。そして、基
地局のチャンネル指定手段は、特定チャンネルを検索す
べきチャンネルとして携帯電話機に指定し、携帯電話機
の情報処理部は、基地局のチャンネル指定手段から指定
された特定チャンネルで受信動作を行うべく受信部を制
御して同特定チャンネルの無線信号の強さを検出させ、
受信部が検出した無線信号の強さが閾値以上のとき、送
信部を制御して無線信号の送信を停止させる。
【0032】したがって、携帯電話機が送信禁止区域に
持ち込まれると、受信手段は充分な強さで送信手段から
の無線信号を検出することになり、上記条件が成立する
ことから、送信部は通話のための送信は無論のこと、位
置登録のための送信も停止し、携帯電話機からはいっさ
い電波が放射されなくなる。その結果、送信禁止区域に
設定されている精密機器などに対して悪影響を及ぼすこ
とが回避される。 そして、本発明では、全体の制御は簡
単であり、また携帯電話機には、送信手段からの無線信
号を受信するための専用の受信手段を設ける必要がな
く、携帯電話機の小型軽量化に有利である。また、送信
禁止区域では自動的に送信部からの送信が停止されるの
で、単に利用者に対して警告する場合と異なり、利用者
が電源を切り忘れるといった問題は生じない。 さらに、
本発明では、微弱電波を用いて送信禁止区域の全域で携
帯電話機による送信を規制することができ、従来のよう
に特定の箇所でのみ送信規制を行う場合と異なり、別の
経路で送信禁止区域に携帯電話機が持ち込まれた場合に
送信規制が行われないといった問題は発生しない。
【0033】
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯電話システムを理解するため
の参考例を示す構成図である。
【図2】図1の携帯電話システムの動作を示す流れ図で
ある。
【図3】第1の実施の形態例の携帯電話システムを示す
構成図である。
【図4】第2の実施の形態例の携帯電話システムを構成
する基地局の関連要素を示すブロック図である。
【符号の説明】
2……携帯電話システム、4……携帯電話機、6……送
信手段、8……アンテナ、10……受信部、12……送
信部、14……情報処理部、16……無線部、18……
受信回路、20……無線部電源処理部、22……使用禁
止区域、24……携帯電話システム、26……携帯電話
機、28……基地局、30……受信部、32……チャン
ネル指定手段、34……エリア、36……基地局、38
……情報保持手段、40……送信停止通知手段。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と、携帯電話機とを含み、前記携
    帯電話機は、前記基地局から送られてくる無線信号をア
    ンテナを通じて受信する受信部と、アンテナを通じて前
    記基地局に向け無線信号を送信する送信部と、前記受信
    部および前記送信部を制御する情報処理部とを備えた携
    帯電話システムであって、 送信を禁止する区域に設置され、前記基地局および前記
    携帯電話機が使用する特定チャンネルと同じ周波数の微
    弱な無線信号を送信する送信手段を備え、 前記基地局は、前記特定チャンネルを検索すべきチャン
    ネルとして前記携帯電話機に指定するチャンネル指定手
    段を備え、 前記携帯電話機の前記受信部は、前記情報処理部から指
    定されたチャンネルで受信動作を行って同チャンネルの
    無線信号の強さを検出し、 前記携帯電話機の前記情報処理部は、前記基地局の前記
    チャンネル指定手段から指定された前記特定チャンネル
    で受信動作を行うべく前記受信部を制御して同特定チャ
    ンネルの無線信号の強さを検出させ、前記受信部が検出
    した無線信号の強さが閾値以上のとき、前記送信部を制
    御して無線信号の送信を停止させることを特徴とする携
    帯電話システム。
  2. 【請求項2】 前記受信部は、待ち受け状態において周
    期的に動作して前記無線信号の強さを検出することを特
    徴とする請求項1記載の携帯電話システム。
  3. 【請求項3】 前記情報処理部は、前記受信部が周期的
    に検出した無線信号の強さが連続して所定回数、前記閾
    値以上となったとき、前記送信部を制御して無線信号の
    送信を停止させることを特徴とする請求項2記載の携帯
    電話システム。
  4. 【請求項4】 前記情報処理部は、前記受信部が周期的
    に検出した無線信号の強さが連続して所定回数、前記閾
    値を下回ったとき、前記送信部を制御して無線信号の送
    信を可能にすることを特徴とする請求項3記載の携帯電
    話システム。
  5. 【請求項5】 前記情報処理部は前記送信部に送信を停
    止させるとき、あら かじめ、送信を停止することを表す
    情報を前記基地局に対し前記送信部を通じて送信し、 前記基地局は、 前記送信停止情報を送信した携帯電話機の識別情報を保
    持する情報保持手段と、 前記情報保持手段が保持している識別情報が表す携帯電
    話機に対して発呼があったとき、発呼元に対して前記携
    帯電話機が送信を停止している旨を通知する送信停止通
    知手段とを備えていることを特徴とする請求項1 に記載
    の携帯電話システム。
  6. 【請求項6】 前記携帯電話機は、前記送信部が送信を
    停止していることを利用者に通知する通知手段を備え、
    前記情報処理部は前記送信部に無線信号の送信を停止さ
    せるとき、通知手段を制御して前記送信部が送信を停止
    していることを利用者に通知させることを特徴とする請
    求項1に記載の携帯電話システム。
JP13689999A 1999-05-18 1999-05-18 携帯電話システム Expired - Fee Related JP3299220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13689999A JP3299220B2 (ja) 1999-05-18 1999-05-18 携帯電話システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13689999A JP3299220B2 (ja) 1999-05-18 1999-05-18 携帯電話システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002028167A Division JP2002305774A (ja) 2002-02-05 2002-02-05 携帯電話システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000333245A JP2000333245A (ja) 2000-11-30
JP3299220B2 true JP3299220B2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=15186175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13689999A Expired - Fee Related JP3299220B2 (ja) 1999-05-18 1999-05-18 携帯電話システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3299220B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000333245A (ja) 2000-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5991614A (en) Utilization management system of portable telephone
EP1164808A1 (en) Automatic working mode switching system for mobile stations
JP3625261B2 (ja) 移動局機能規制システム及びそのシステムで用いられる移動局、基地局及び規制装置
US20040203843A1 (en) Wireless Phone apparatus having an emergency beacon and method for activation thereof
JP3299220B2 (ja) 携帯電話システム
JP2004179973A (ja) 携帯無線装置
JP2003219466A (ja) 携帯電話機の通信規制システム
JP2000013497A (ja) 携帯電話機の強制パワーオフシステムおよび強制パワーオフ方法
JP2003174679A (ja) 携帯通信抑止システムおよび携帯通信端末
JP2978869B2 (ja) 移動無線装置および移動通信システムならびに移動無線装置の通話規制方法
JP2002305774A (ja) 携帯電話システム
JP3218184B2 (ja) 移動通信基地局及び携帯電話端末装置及び移動通信システム
JPH11215561A (ja) 無線移動通信端末の着信音鳴動制御方法、無線移動通信端末及び無線移動通信システム
JPH10243454A (ja) 無線通信システムおよび電磁波報知装置
JPH10215483A (ja) 携帯電話システム
JPH10242901A (ja) 移動通信機器の電源強制切断方法および移動通信機器
JP2002305771A (ja) 無線通信システムおよび無線携帯情報端末装置
JPH10150406A (ja) 携帯電話探知装置
KR20010076024A (ko) 가상기지국을 이용하여 휴대폰의 사용을 제한하는 방법 및장치
JP2003244048A (ja) 無線通信システム及び方法並びに無線通信中継制御装置
JP2002152061A (ja) 緊急信号発信装置付き携帯電話
JPH11339170A (ja) 自動位置情報通知システム
JP2001095060A (ja) 携帯電話システム
JPH11308675A (ja) 携帯電話装置
JP2001320473A (ja) Gpsにより電源制御可能な通信機器システムおよび携帯型通信機器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees