JP3293742B2 - 判定帰還型信号推定器 - Google Patents

判定帰還型信号推定器

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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ伝送に関し、
特に伝送路歪みを受けた信号から送信信号を推定する信
号推定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、本発明者によりNEC Res
earch & Development Vol.3
5(1995年4月)に開示されている技術を用いた判
定帰還型信号推定器(DDFSE:Delayed D
ecision Feedback Sequence
Estimator)の一例である。
【0003】図2の構成は、インパルス応答が図3に示
すような波形を持つ伝送路を対象にした構成になってい
る。プリカーサ成分a0 とセンター成分a1 はビタビア
ルゴリズムにより推定を行い、ポストカーサ成分のa2
とa3 はa0 とa1 から推定された信号を用いて取り除
く構成となっている。送信データとしては+1と−1の
値を持つ2値信号を用いている。
【0004】まず、全体構成について説明する。入力端
子201から入力された信号は4つの減算器203へ入
力される。プリカーサ推定信号生成器202では送信デ
ータXn とXn+1 の値が(−1,−1)、(+1,−
1)、(−1,+1)、(+1,+1)の場合、それぞ
れを仮定したときの推定信号を求めて出力する。4つの
減算器203では入力信号とプリカーサ推定信号生成器
202の4つの出力についてそれぞれ減算を行い、入力
信号と推定信号との差をそれぞれ求める。第1のDFE
(Decision Feedback Estima
tor)213では第1の仮判定器211で仮判定され
た送信データXn-1 とXn-2 からポストカーサ信号成分
を生成し出力する。
【0005】第2のDFE214では第2の仮判定器2
12で仮判定された送信データXn-1 とXn-2 からポス
トカーサ信号成分を生成し出力する。4つの減算器20
4では4つの減算器203の各出力から第1のDFE2
13及び第2のDFE214の信号を引いて差信号をそ
れぞれ求める。4つの減算器204の出力信号はそれぞ
れ2乗演算器205で2乗演算され、4つのブランチメ
トリックとして出力される。
【0006】4つの加算器206では、ブランチメトリ
ックと第1のレジスタ207及び第2のレジスタ208
から出力されるパスメトリックを加算する。第1の比較
選択器209及び第2の比較選択器210ではそれぞ
れ、2つのパスメトリックの内のどちらが小さい値を持
っているかを求め、小さい方を選択し次のパスメトリッ
クとして第1のレジスタ207及び第2のレジスタ20
8へ出力すると共に、どちらを選択したかを示す選択信
号を第1の仮判定器211と第2の仮判定器212へ出
力する。
【0007】第1の仮判定器211では、図4における
パス1へ到達する生き残りパス系列に対応する仮判定デ
ータ系列を記憶すると共に、そのデータ系列を第1のD
FE213へ出力し、かつビタビアルゴリズムにおける
トレースバックにより求められた入力信号の推定値を出
力端子220へ出力する。第2の仮判定器212では、
図4におけるパス2へ到達する生き残りパス系列に対応
する仮判定データ系列を記憶すると共に、そのデータ系
列を第2のDFE214へ出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の判定帰還型信号
推定器における問題点は、1シンボル内に全ての演算を
終了できるようにしなければならないことである。その
理由は、減算器204、2乗演算器205、加算器20
6、第1の比較選択器209、第1の仮判定器211、
第1のDFE213でループが構成されており、このル
ープの演算を1シンボル内に処理できなければならない
ためである。
【0009】すなわち、ビタビ等化器であればループが
構成されていないため途中にレジスタを挿入し、パイプ
ライン処理を構成することにより高速処理が実現できる
が、判定帰還型ではループ構成になっており、1シンボ
ル前の仮判定結果を次のシンボルの演算に用いるためパ
イプライン処理を用いることができない。
【0010】1シンボル内に全ての演算を終了させるた
めには、高速演算用の演算回路を用いる必要がある。し
かし、高速演算を行うと一般に消費電力が上がる欠点が
ある。一方、消費電力を抑えようとすると、演算速度が
低下するため、高速データ伝送用に対応出来なくなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による判定帰還型
信号推定器は、伝送路歪みによってk値(kは2以上の
整数)信号に歪みを生じた信号を推定する信号推定方式
であって、インパルス応答のプリカーサ成分がnシンボ
ル、センター成分が1シンボル、ポストカーサ成分がm
シンボルとなる伝送路で歪みを受けた入力信号をビタビ
アルゴリズムを用いて推定する信号推定方式に適用さ
れ、j(=kの(n+1)乗)個の推定信号を生成する
プリカーサ推定信号生成器と、入力信号から前記プリカ
ーサ推定信号生成器のj個の出力信号を減算するj個の
減算器と、前記j個の減算器の出力信号を1シンボル分
遅延させるためのj個のレジスタと、前記j個のレジス
タからポストカーサ成分を差し引くためにポストカーサ
成分を出力するi(=2のn乗)個のセレクタと、前記
j個のレジスタの各出力信号から前記i個のセレクタの
出力信号を減算するj個の減算器と、前記j個の減算器
の出力信号の2乗演算をすることによりj個のブランチ
メトリックを求めるj個の2乗演算器と、前記j個のブ
ランチメトリックとパスメトリックを格納したi個のレ
ジスタの出力信号を加算するj個の加算器と、前記j個
の加算器の出力信号からビタビアルゴリズムに基づいて
生き残りパスを選択し、生き残りパスの値を前記i個の
レジスタヘ出力すると共に、どの生き残りパスを選択し
たかの情報をi個の仮判定器及び前記i個のセレクタヘ
出力するi個の比較選択器と、前記i個の仮判定器から
ビタビアルゴリズムにおける各パスのポストカーサ成分
を生成するj個のDFEとを含み、前記i個のレジスタ
は、前記i個の比較選択器のそれぞれの出力信号をパス
メトリックとして格納し、前記i個の仮判定器は、前記
i個の比較選択器のそれぞれの出力信号を受けてビタビ
アルゴリズムにおけるi個のmシンボルからなる生き残
りパス系列を生成し、前記i個のセレクタは、前記j個
のDFEからのj個の出力のうちi個を前記i個の比較
選択器の出力信号により選択するものであり、前記i個
の仮判定器の中の一つはビタビアルゴルズムに基づいて
生き残りパスをトレースバックし推定信号を出力する端
子を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明は、信号推定演算速度を高めるために、
演算速度に最も影響を与える帰還ループから推定信号を
生成する部分をはずし、推定信号生成の代わりに推定信
号を選択するセレクタを付加する点に特徴を有する。
【0013】より具体的には、図1において第1の比較
選択器110または第2の比較選択器111における選
択信号を第1のDFE114から第4のDFE117ま
でへ直接与えるのではなく、第1のセレクタ118また
は第2のセレクタ119へ与える。よって、信号推定の
演算速度に最も影響を与える帰還ループが第1〜第4の
DFE114〜117を通らずに演算遅延の小さい第
1、第2のセレクタ118、119を通るようになり、
信号推定の演算速度を高められる特徴がある。
【0014】図1において、第1のDFE114から第
4のDFE117は、図8に示すように乗算器と加算器
で構成されている。図8ではポストカーサ成分が2シン
ボルの時の構成図であるが、ポストカーサ成分のシンボ
ル数が増えると加算器が多段接続になるため、演算処理
遅延時間もそれに比例して増大する。
【0015】一方、第1のセレクタ118や第2のセレ
クタ119はポストカーサ成分のシンボル数に関係なく
単なる論理ゲート1段で構成できるので、演算処理遅延
時間は他の処理時間に比べて無視できる量となる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1の構成は、図2と同様に、インパルス
応答が図3に示すような波形を持つ伝送路を対象にした
構成とする。入力端子101から入力された信号は4つ
の減算器103へ入力される。プリカーサ推定信号生成
器102では送信データXn とXn+1 の値が(−1,−
1)、(+1,−1)、(−1,+1)、(+1,+
1)の場合それぞれを仮定したときの推定信号を求めて
出力する。4つの減算器103では入力信号とプリカー
サ推定信号生成器202からの4つの出力についてそれ
ぞれ減算を行い、入力信号と推定信号との差をそれぞれ
求める。4つの減算器103の出力信号はパイプライン
処理のために4つのレジスタ104へそれぞれ記憶され
る。
【0017】第1のDFE114では、送信データXn-
1 が−1、送信データXn-2 が第1の仮判定器112で
仮判定された値と仮定したポストカーサ信号成分を生成
し出力する。第2のDFE115では、送信データXn-
1 が+1、送信データXn-2が第1の仮判定器112で
仮判定された値と仮定したポストカーサ信号成分を生成
し出力する。第3のDFE116では、送信データXn-
1 が−1、送信データXn-2 が第2の仮判定器113で
仮判定された値と仮定したポストカーサ信号成分を生成
し出力する。第4のDFE117では、送信データXn-
1 が+1、送信データXn-2 が第2の仮判定器113で
仮判定された値と仮定したポストカーサ信号成分を生成
し出力する。
【0018】第1のセレクタ118では、第1の比較選
択器110の出力信号に基づいて第1のDFE114の
出力か第2のDFE115の出力のどちらかを選択し出
力する。第2のセレクタ119では、第2の比較選択器
111の出力信号に基づいて第3のDFE116の出力
か第4のDFE116の出力のどちらかを選択し出力す
る。4つの減算器105ではそれぞれ、4つのレジスタ
104の各出力から第1のセレクタ118あるいは第2
のセレクタ119の信号を引いて差信号をそれぞれ求め
る。4つの減算器105の出力信号はそれぞれ、4つの
2乗演算器106で2乗演算され、4つのブランチメト
リックとして出力される。4つの加算器107a,l0
7b,l07c,107dでは、ブランチメトリックと
第1のレジスタ108あるいは第2のレジスタ109か
ら出力されるパスメトリックとを加算する。
【0019】第1の比較選択器110、第2の比較選択
器111ではそれぞれ、2つのパスメトリックの内のど
ちらが小さい値を持っているかを求めて小さい方を選択
し、次のパスメトリックとして第1のレジスタ108、
第2のレジスタ109へ出力すると共に、どちらを選択
したのかを示す選択信号を第1の仮判定器112、第2
の仮判定器113及び第1のセレクタ118、第2のセ
レクタ119へ出力する。
【0020】第1の仮判定器112では、図4における
パス1へ到達する生き残りパス系列に対応する仮判定デ
ータ系列を記憶すると共に、そのデータ系列を第1のD
FE114及び第2のDFE115へ出力し、かつビタ
ビアルゴリズムにおけるトレースバックにより求められ
た入力信号の推定値を出力端子120へ出力する。第2
の仮判定器113では、図4におけるパス2へ到達する
生き残りパス系列に対応する仮判定データ系列を記憶す
ると共に、そのデータ系列を第3のDFE116及び第
4のDFE117へ出力する。
【0021】次に、本発明の実施の形態の動作について
詳細に説明する。現在の時刻をTnとし、送信信号系列
をXn-2 、Xn-1 、Xn 、Xn+1 とすると、図3に示す
インパルス応答を持つ伝送路で歪みを受けた入力信号
は、Xn+1 ・a0 +Xn ・a1+Xn-1 ・a2 +Xn-2
・a3 となる。
【0022】プリカーサ推定信号生成器102では、
(Xn ,Xn+1 )が(−1,−1)、(−1,+1)、
(+1,−1)、(+1,+1)の4通りの場合につい
て(Xn+1 ・a0 +Xn ・a1 )を求める。プリカーサ
推定信号生成器102のそれぞれの出力信号を4つの減
算器103で入力信号から引くことにより、4つの減算
器103の出力の中の1つはプリカーサ成分がキャンセ
ルされた信号となっている。このプリカーサ成分の推定
は、判定帰還におけるループ構成から取り除くことがで
きるので、レジスタ104により1シンボル分遅延させ
る。すなわち、プリカーサ成分の推定は4つのレジスタ
104を挿入することにより、1シンボル前に演算を済
ませておくことができる。
【0023】入力信号の中のポストカーサ成分を含んだ
項(Xn-1 ・a2 +Xn-2 ・a3 )は、従来の技術では
第1の仮判定器112及び第2の仮判定器113の出力
信号系列のみで演算できる。すなわち、図4で、時刻T
n のブランチメトリックを計算するに当たり、パス1及
びパス2へつながる時刻Tn-1 及びTn-2 の生き残りパ
スから仮判定値がそれぞれ求められる。しかし、シンボ
ルレートが高くなってくると,時刻Tn-1 の生き残りパ
スが判定するまで時刻Tn のブランチメトリックの演算
を待っていると処理が間に合わなくなってくる。
【0024】そこで、本発明では、時刻Tn-1 の仮判定
値は予め+1の場合と−1の場合それぞれについてポス
トカーサ成分の推定信号を求めておき、第1のセレクタ
118及び第2のセレクタ119で選択するだけにす
る。時刻Tn-2 の生き残りパスについては2シンボル分
の時間的余裕があるので、従来例と同じ様に第1の仮判
定器112及び第2の仮判定器113の出力信号を用い
る。
【0025】このようにすることにより、判定帰還ルー
プが図1において、減算器105、2乗演算器106、
加算器107a、第1の比較選択器110、第1のセレ
クタ118のループが1シンボル内に演算できれば正常
に処理できるようになる。
【0026】すなわち、従来の技術では、図5に示すよ
うに、1シンボル時間Ts において、推定信号演算(第
1のDFE213の演算)とメトリック演算(減算器2
04、2乗演算器205、加算器206の演算)と比較
(第2の比較選択器209の演算)を行わなければなら
ない。これに対し、本発明では、図6に示すように、推
定信号演算に代わり第1のセレクタ118の選択のみで
処理できるようになるので、全体の処理時間の短縮が計
れる。
【0027】一般に、セレクタの処理時間は論理回路の
1ゲートの遅延時間程度で済むが、DFE演算では加算
器が多段接続されるので遅延時間が長くなる。特に、ポ
ストカーサ成分が時間的に長いときは演算遅延時間は長
くなる。
【0028】図7はプリカーサ推定信号生成器102の
一例である。このプリカーサ推定信号生成器102は4
つのトランスバーサル型フィルタで構成され、プリカー
サ推定信号1は−a0 −a1 が、プリカーサ推定信号2
は+a0 −a1 が、プリカーサ推定信号3は−a0 +a
1 が、プリカーサ推定信号4は+a0 +a1 がそれぞれ
出力される。
【0029】図8は第1〜第4のDFE114〜117
の一例である。これもプリカーサ推定信号生成器102
と同様に、それぞれのDFEはトランスバーサル型フィ
ルタで構成される。フィルタの入力信号として、第1の
DFE出力及び第2のDFE出力は、第1の仮判定器1
12からの仮判定信号が、第3のDFE出力及び第4の
DFE出力は、第2の仮判定器113からの仮判定信号
が用いられる。
【0030】なお、上記の実施の形態では、伝送路歪み
によってk値(kは2以上の整数)信号に歪みを生じた
信号を推定する信号推定方式であって、インパルス応答
のプリカーサ成分がnシンボル、センター成分が1シン
ボル、ポストカーサ成分がmシンボルとなる伝送路で歪
みを受けた入力信号をビタビアルゴリズムを用いて推定
する信号推定方式に適用する場合についての一例であ
る。このような条件のもとで、一般的に言えば、プリカ
ーサ推定信号生成器102は、j(=kの(n+1)
乗)個の推定信号を生成する。その結果、減算器10
3、レジスタ104はj個必要となる。一方、セレクタ
はi(=2のn乗)個となり、減算器105、2乗演算
器106、加算器107はj個となる。更に、比較選択
器、レジスタ、仮判定器はi個となり、DFEはj個必
要となる。
【0031】
【発明の効果】本発明により、判定帰還型信号推定器に
おける演算速度の上限を決定する帰還ループにおける演
算処理遅延時間において、推定信号を求めるための演算
時間をセレクタの選択時間に置き換えられるので、帰還
ループの演算処理遅延時間を短縮でき、より高速データ
伝送における信号推定に適用できるようになる。特に、
伝送路歪みにおいてマルチパスの多い環境ではポストカ
ーサ成分が時間的に長くなるので、推定信号を求めるた
めに加算器を多段接続する必要が生じるため、推定信号
を求める時間がセレクトの選択時間に置き換えられるこ
とで大幅な時間短縮となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】従来例の構成を示すブロック図である。
【図3】伝送路歪みのインパルス応答を説明するための
図である。
【図4】ビタビアルゴリズムにおける状態遷移を説明す
るための図である。
【図5】図2に示す従来例の1シンボル時間内における
演算時間の配分を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態の1シンボル時間内におけ
る演算時間の配分を説明するための図である。
【図7】図1に示すプリカーサ推定信号生成器の一例を
示した図である。
【図8】図1に示すDFEの一例を示した図である。
【符号の説明】
101 入力端子 102 プリカーサ推定信号生成器 103 減算器 104 レジスタ 105 減算器 106 2乗演算器 107a〜107d 加算器 108 第1のレジスタ 109 第2のレジスタ 110 第1の比較選択器 111 第2の比較選択器 112 第1の仮判定器 113 第2の仮判定器 114 第1のDFE 115 第2のDFE 116 第3のDFE 117 第4のDFE 118 第1のセレクタ 119 第2のセレクタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−8788(JP,A) 松井仁志,“非線形歪等化用適応型ビ タビ等化器”,電子情報通信学会技術研 究報告,MR91−54〜64,Vol.91, No.385(1991.12.17)P.23〜28 松井仁志,“遅延判定帰還型最尤復号 法による非線形歪の等化特性”,1991年 電子情報通信学会秋季大会講演論文集 〔分冊5〕(1991.8.15)P.5−17 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 3/00 - 3/18 H04L 25/00 - 25/08 H04M 1/58 - 1/60 H04L 27/00 - 27/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路歪みによってk値(kは2以上の
    整数)信号に歪みを生じた信号を推定する信号推定方式
    であって、インパルス応答のプリカーサ成分がnシンボ
    ル、センター成分が1シンボル、ポストカーサ成分がm
    シンボルとなる伝送路で歪みを受けた入力信号をビタビ
    アルゴリズムを用いて推定する信号推定方式において、 j(=kの(n+1)乗)個の推定信号を生成するプリ
    カーサ推定信号生成器と、 入力信号から前記プリカーサ推定信号生成器のj個の出
    力信号を減算するj個の減算器と、 前記j個の減算器の出力信号を1シンボル分遅延させる
    ためのj個のレジスタと、 前記j個のレジスタからポストカーサ成分を差し引くた
    めにポストカーサ成分を出力するi(=2のn乗)個の
    セレクタと、 前記j個のレジスタの各出力信号から前記i個のセレク
    タの出力信号を減算するj個の減算器と、 前記j個の減算器の出力信号の2乗演算をすることによ
    りj個のブランチメトリックを求めるj個の2乗演算器
    と、 前記j個のブランチメトリックとパスメトリックを格納
    したi個のレジスタの出力信号を加算するj個の加算器
    と、 前記j個の加算器の出力信号からビタビアルゴリズムに
    基づいて生き残りパスを選択し、生き残りパスの値を前
    記i個のレジスタヘ出力すると共に、どの生き残りパス
    を選択したかの情報をi個の仮判定器及び前記i個のセ
    レクタヘ出力するi個の比較選択器と、 前記i個の仮判定器からビタビアルゴリズムにおける各
    パスのポストカーサ成分を生成するj個のDFEとを含
    み、 前記i個のレジスタは、前記i個の比較選択器のそれぞ
    れの出力信号をパスメトリックとして格納し、前記i個
    の仮判定器は、前記i個の比較選択器のそれぞれの出力
    信号を受けてビタビアルゴリズムにおけるi個のmシン
    ボルからなる生き残りパス系列を生成し、前記i個のセ
    レクタは、前記j個のDFEからのj個の出力のうちi
    個を前記i個の比較選択器の出力信号により選択するも
    のであり、前記i個の仮判定器の中の一つはビタビアル
    ゴルズムに基づいて生き残りパスをトレースバックし推
    定信号を出力する端子を有することを特徴とする判定帰
    還型信号推定器。
  2. 【請求項2】 前記プリカーサ推定信号生成器は、J個
    のトランスバーサル型フィルタで構成されることを特徴
    とする請求項1記載の判定帰還型信号推定器。
  3. 【請求項3】 前記j個のDFEはそれぞれ、トランス
    バーサル型フィルタで構成されることを特徴とする請求
    項1あるいは2記載の判定帰還型信号推定器。
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