JP3261131B2 - ハム等の製造装置 - Google Patents

ハム等の製造装置

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JP3261131B2
JP3261131B2 JP50953692A JP50953692A JP3261131B2 JP 3261131 B2 JP3261131 B2 JP 3261131B2 JP 50953692 A JP50953692 A JP 50953692A JP 50953692 A JP50953692 A JP 50953692A JP 3261131 B2 JP3261131 B2 JP 3261131B2
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千代治 柴田
實 中村
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C7/00Apparatus for pounding, forming, or pressing meat, sausage-meat, or meat products

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ハム、ソーセージ等を製造するに際し、任
意に選定される量にハム、ソーセージ等の原料の重量を
計量し、かつ計量したハム、ソーセージ等の原料を取り
出す工程を機械化することにより製品の品質の一定化と
作業の迅速化を計った製造装置の改良に関する。
背景技術 出願人は、ハム等を機械的に製造する装置を既に開発
し、特許を取得すると同時にこの製品を販売している
(特開昭56−164737号公報参照)。
この公知のハム等の製造装置は以下のとおりの構造と
なっている。
図31、図32図を参照して、101は、ホツパーであり上
型102と下型103とが半割状となっている。内周面は、筒
型となっており、その中に肉塊が詰め込まれる。なお、
ハム等の形状が、四角等の角形のときには、内周面を角
形とすることも可能である。上型102は、ヒンジ104に固
着され、該ヒンジ104は、軸105を中心に回転して、上型
102が下型103に被せられる。この作動は、図示しないシ
リンダ等によってロッド106が上下動され、リンク107を
介して行われる。
108は、シリンダでありそのロッド先端に押し込みプ
ッシャ109が設けられている。押し込みプッシャ109は、
ホッパー101の一方の端部に対置され、ホッパー101内に
詰められた肉塊を後述の肉計量口に押し込む。
110は、回転する変位体でありホッパー101の他方端側
に設けられ、軸111を中心としてこの実施例では順方向
へ回転する。
変位体110は、両端に夫々端板112を有し、それらの間
に4本のスリーブ113を挟持している。スリーブ113の内
口は、肉塊が充填される肉計量口となっており、夫々端
板112にも肉計量口と合致して円口が設けられている。
114は、可変計量装置であり、前記スリーブ113の計量
口に挿入されるストッパー115の位置をハンドル116で変
更するようにしている。
117は、押し出しシリンダであり、そのロッド118の先
端に設けられたプッシャ128(後述図36参照)を往復動
させることによって、スリーブ113の計量口に充填され
た肉塊を外へ押し出す。排出ノズル119は、押し出しプ
ッシャ128によって押し出された肉塊が出る際に図示し
ないケーシングを被せ、手作業によって肉塊をケーシン
グに充填し、ハム等を作る。
図33を参照して、ベッド120上に下型103が固着され、
上型102は、下型103に挿入されることによって、内部に
円周面を形成する。
上型102は、取付け板121を介してヒンジ104に固着さ
れ、ヒンジ104は軸105に回動自在に取り付けられる。ロ
ッド106がベッド120の下方から突出し、リンク107を介
して、ヒンジ104に固着される。ヒンジ104及びロッド10
6は、夫々上型102の2個所に設けられ、図34のシリンダ
123及びアーム124を介して同時に開閉制御される。
図34を参照してシリンダ108は、ベッド120上に固定さ
れ、押し込みプッシャ109は、ホッパー101の円周状内口
125を往復摺動する。
変位体110は、円形の端板112の間に4本のスリーブ11
3を保持している。スリーブ113の一つは、ホッパー101
の内口125と対置され、その内側円口は肉計量口126とな
っている。
肉計量口126は一方端からは、ストッパー115が挿入さ
れ、肉計量口126の軸方向長さを定めている。ストッパ
ー115は、後述の可変計量装置により、伸張量を制御さ
れている。
次に、図35の(a)、(b)、(c)によって可変計
量装置を説明する。
変位体の端板112には後述の板体139が被せられ、該板
体139から2本の保持棒127が突設され、他方端を振れ止
め板128によって固定している。保持棒127の一部にはネ
ジが切られており、夫々内ネジを有するスプロケット12
9、130が取り付けられている。夫々のスプロケット12
9、130には止め板131が回転自在に固着され、止め板131
にはシリンダ132が固着されている。止め板131には、さ
らにハンドル116が軸装され、ハンドル116にはスプロケ
ット133が設けられている。ハンドル116は(b)にみら
れる如く保持棒127に挿通されるスプロケット129、130
から一方へ片寄った位置となっており、夫々のスプロケ
ット129、130、133間にはチェン134が巻回されている。
シリンダ132からストッパ115が往復可能に突出し、前
述の如く肉計量口へ挿入される。
保持棒127の肉計量口寄りには規制板135が止められて
いる。規制板135は(c)にみられる如く、保持棒127に
嵌装される孔136を有し、該孔136へ連通する止めネジ孔
137を有している。
図36を参照して、シリンダ117には押し出しプッシャ1
28が設けられており、回転体110のスリーブ113に対置し
ている。押し出しプッシャ128はスリーブ113内の肉計量
口へ嵌挿される。
また、変位体110の端板112の外側に円板状の板体139
が蝶番140を中心として回動自在に設けられている。
板体139は、他側をネジ141によって止められている。
図37の(a)、(b)、(c)を参照して、変位体の
端板112とホッパー101の合せ目には合せ板141が設けら
れている。
合せ板141には肉計量口126と合致する孔142が設けら
れ、孔142を含む上下方向に溝143が切られている。ベッ
ド120の下方に設けらたシリンダ144のロッド145から延
びた腕146がカッター147を保持するロッド148に連結さ
れ、カッター147は前記溝143内をスライドする。
以上の如く構成された公知のハム等の製造装置の作用
を以下説明する。
図31乃至図37を参照して、先ず、ホッパー101の上型1
02が開いた状態で肉塊を下型103の内口125中へ詰め込
む。次いで、シリンダ123を作動させると、アーム124、
ロッド106、リンク107、ヒンジ104を介して上型102が下
型103へ合わせられる。この作動によって内口125へ詰め
込まれた肉塊は強い圧力で押圧されたものとなる。
次に、シリンダ108が作動し、押し込みプッシャー109
がホッパー101の内口125へ圧押入される。すると、内口
125内の肉塊は回転体110に設けられたスリーブ113の肉
計量口126へ圧送される。この時、可変計量装置114のス
トッパー115が所定位置に位置決めされているので、肉
計量口126へ圧送される肉塊の容積は定められたものと
なる。
そして、回転体110とホッパー101との継ぎ目の肉塊の
切断作業に入る。この作業は、シリンダ144が作動し、
これを受けてロッド145、アーム146、ロッド148が上動
し、これに伴いカッター147が溝143内を上動して切断す
る。
この切断作業が終了すると、回転体110は90゜だけ回
転する。この回転動作を伴う時、ホッパー101内に圧力
が残っているとカッター147が回転体110を圧迫してブレ
ーキをかけるので、押し込みプッシャ109に加わる圧力
を抜くものとする。
次に、肉計量口126に充填された肉塊の押し出し作業
について説明する。
ホッパー101から肉計量口126内に押し込まれた肉塊
は、切断後180゜回転したとき、押し出し用のシリンダ1
17の位置に対抗する。そして、シリンダ117が作動する
と、押し出しプッシャ128が肉計量口126内へ挿通され、
充填された肉塊が排出ノズル119から取り出される。こ
の場合、排出ノズル119にケーシングを被せて取り出す
と、肉塊のケーシングへの充填が行われるものとなる
が、別置のケーシング充填装置を用いて充填してもよ
い。
次に、可変計量装置の作動について説明する。
主として図35を参照して、ハンドル116を回動する
と、スプロケット133が回動する。すると、スプロケッ
ト133に巻回されたチェン134がスプロケット129、130を
回動させる。スプロケット129、130は保持棒127にネジ
止めされているのでその回動によって、夫々のスプロケ
ット129、130に固着されている止め板131が所定量だけ
変位する。止め板131にはシリンダ132が固定されている
ので、シリンダ132も一体的に変位する。
さて、ストッパー115の定められた位置は、シリンダ1
32がもっとも伸長した時を基準とする。よって、シリン
ダ132を作動させてストッパ115が完全に伸長してから前
述の押し込みピストン109を作動し、肉計量口126内へ肉
塊を充填させる。
ところが、ストッパー115が肉計量口126内に挿入され
たままでは変位体110が回動するときには、ストッパー1
15を肉計量口126内から引き抜いておく必要がある。そ
こで、肉の充填作用が終了すると、シリンダ132が作動
してストッパー115を肉計量口126から引き抜く。この場
合、ストッパー115を肉計量口126の端面から遠くに引き
はなしすぎると、該肉計量口126内の肉塊が残圧等によ
って外部へこぼれ出る恐れがある。そこで、規制板135
を設けてストッパー115の戻り位置を定め、当該ストッ
パー115に閉じ蓋の役目を行せている。
次に、変位体の清掃作業について、主として図36を参
照として説明する。
可変計量装置114及び排出ノズル119は夫々板体139に
固定されている。そこで、ネジ141をはずし、蝶番140を
軸として回動させると、可変計量装置114及びノズル119
と一体的に開放する。
次いで、変位体110を取り外すと、端板112と一体的に
取り外すことができる。これによって、変位体110を洗
浄でき、又、カッター147の清掃及び変換作業も行い得
る。
ところが、上記ハム等の製造装置には以下のような問
題点があった。
先ず、従来の製造装置では、上型が上死点で待機し、
その間に作業者が肉塊を下型に供給しており、その分製
造工程のスピードアップに難点がある上、肉塊供給中に
第三者による装置誤操作によって不意に上型が下降する
ケースも考えられた。
又、製造中に装置に散乱する肉汁や肉片が装置の1ヶ
所に集中する構造となっていないので、肉汁や肉片が装
置の各部に付着して洗浄を困難にしていた。
又、食品機械では、作業の終了後に装置全体を洗浄し
て次の作業に備える必要があるが、上記従来の装置で
は、上型、下型、変位体、プッシャの取付け、取外し作
業が簡単ではなく、このため、洗浄作業に手間取るもの
となっていた。
又、肉塊を押し込む手段に設けられているプッシャの
ロッドが肉片や肉汁によって汚され、これがそのままの
状態でシリンダ内部に引き込まれるものとなっているた
め、故障の原因になっていた。
また、カッターの設けられている溝が外部に連通して
いるので、カッターによる肉塊切断時に、溝から肉片や
肉汁が漏れて定量精度が悪化したり、あるいは歩留まり
が悪くなるおそれがある上、作業環境を悪化させるおそ
れがあった。
又、肉塊を計量口に押し込んで順次カッターで切断し
ていく場合、最後の肉塊は長さが不十分となってこれを
別個に取り出す必要がある場合、従来装置ではこの残肉
塊を作業者が下型から取り出すか、あるいは一端計量口
に充填した後に排出ノズルから取り出していたため、そ
の間に作業が中断して作業性の面で難点があった。
又、変位体が中心軸を有しており、該中心軸によって
回転させられている構造となっているため、中心軸を設
ける分だけ外径が大きくなって小型化に故障を来すもの
となっていた。
又、上記従来の装置では下型に供給された肉塊をその
ままで押し出してケーシングに封入する(これを原木封
入という)ことができなかった。
そこで、本発明の目的は、上記従来の製造装置の欠点
を改善し、安全性が高く、取り扱いが簡単、かつ衛生的
であり、更には作業性能を向上させたハム等の製造装置
を提供するにある。
発明の開示 本発明の特徴とするところは、その請求の範囲の記載
の通りであり、次の点にある。
肉塊が供給される下型と、下型に被せられる上型と、
上型と下型とによって成形された肉塊を上型と下型から
押し出す手段を備えるハム等の製造装置において、 上型を下型に対して上昇・下降させる上型駆動手段
と、 下型に隣接して設けられた、下型に向かって下方に傾
斜した肉塊載置面を有する肉塊載置手段と、 上型駆動手段に連結した、肉塊載置面上に載置された
肉塊と当接する肉塊当接部を備え、 肉塊当接部は上型の下端部よりも上方位置に配設され
ている、 ハム等の製造装置。
また、肉塊載置手段の肉塊載置面に対して開閉動作す
る部位を有する安全カバーと、 安全カバーの開動作に従って作動されて、下型に嵌合
した上型の上昇移動をロックし、安全カバーの閉動作に
従って作動されて、下型に嵌合した上型の上昇移動ロッ
クを解除する上型ロック手段と、 閉状態にある安全カバーの開動作をロックする安全カ
バーロック手段と、 下型からの所定上方位置にて安全カバーロック手段と
係合して、安全カバーの開動作ロックを解除する、上型
駆動手段に連結された安全カバーロック解除手段、を更
に備えるハム等の製造装置。
更に、肉塊が供給される下型と、下型に被せられる上
型と、上型と下型とによって成形された肉塊を上型と下
型から押し出す手段を備えるハム等の製造装置におい
て、 上型を下型に対して上昇・下降させる上型駆動手段
と、 下型に隣接して設けられた、肉塊載置面を有する肉塊
載置手段と、 肉塊載置手段の肉塊載置面に対して開閉動作する部位
を有する安全カバーと、 安全カバーの開動作に従って作動されて、下型に嵌合
した上型の上昇移動をロックし、安全カバーの閉動作に
従って作動されて、下型に嵌合した上型の上昇移動ロッ
クを解除する上型ロック手段と、 閉状態にある安全カバーの開動作をロックする安全カ
バーロック手段と、 下型からの所定上方位置にて安全カバーロック手段と
係合して、安全カバーの開動作ロックを解除する、上型
駆動手段に連結された安全カバーロック解除手段、 を備えるハム等の製造装置。
また、肉塊が供給される下型と、下型に被せられる上
型と、上型と下型とによって成形された肉塊を上型と下
型から押し出す手段を備えるハム等の製造装置におい
て、 上型を下型に対して上昇・下降させる上型駆動手段
と、 下型に隣接して設けられた、肉塊載置面を有する肉塊
載置手段と、 肉塊載置面の上方に設けられた安全カバーと、 安全カバーの上昇移動に従って作動されて、下型に嵌
合した上型の上昇移動をロックし、安全カバーの下降移
動に従って作動されて、下型に嵌合した上型の上昇移動
ロックを解除する上型ロック手段と、 下方向に移動した位置にある安全カバーの上方向への
移動をロックする安全カバーロック手段と、 下型からの所定上方位置にて安全カバーロック手段と
係合して、安全カバーの上方向への移動ロックを解除す
る、上型駆動手段に連結されたロック解除部材を有する
安全カバーロック解除手段、 を備えるハム等の製造装置。
更に、上記上型駆動手段は、上型を上下動するロッド
を有するシリンダと、ロッドが連結する上型ホルダー
と、上型ホルダーが固着したガイドロッドを、 安全カバーは、肉塊載置手段の肉塊載置面の上方に設
けられた回転軸を、 上型ロック手段は、回転軸と一体回転するカムと、カ
ムの回転に従って作動されるロック部材を、 夫々備えており、 ロック部材は一端にてカムと係合するカム係合部と、
他端にてガイドロッドに形成された被ロック部に係合す
るガイドロッドロック部を有している、 ハム等の製造装置。
また、上記安全カバーロック手段は、回転軸と一体回転
する回転部材と、回転部材の回転をロックするロック部
材と、 を備えるハム等の製造装置。
更に、上記ロック部材は、一端に回転部材と係合する
係合部と、他端にカム従動部と、両端間に摺動部とを有
して、往復動自在に設けられており、 ロック解除部材は、ガイドロッドに並設された、カム
従動部に係合するカム部を有するカム体からなる、 ハム等の製造装置。
また、上記ロック部材は、一端に回転部材と係合する係
合爪と、他端に当接部とを有して、回動自在に設けられ
ており、 ロック解除部材は、一方向のみに回転自在に、当接部
と当接する部位を有する回転体からなる、 ハム等の製造装置。
更に、上記肉塊載置手段の肉塊載置面の上方に設けら
れた回転軸と、回転軸を中心に回転する肉塊押出し部材
を更に備え、 肉塊押出し部材は上型の上昇移動に従って、肉塊載置
面上の肉塊を下型へ向けて押出す部材を有する、 ハム等の製造装置。
また、肉塊が供給される下型と、下型に被せられる上
型と、計量口を有する変位体と、上型と下型とによって
成形された肉塊を変位体の計量口内へ押し込む手段と、
変位体の計量口を所定位置から他の位置へ変位させる手
段と、変位された変位体の計量口内の肉塊を押出す手段
と、下型と計量口との間に設けられた切れ刃とを備える
ハム等の製造装置において、 下型の端部に形成された筒状部が嵌合した一方のケー
スと、 変位体が嵌合した他方のケースと、 一方のケースと他方のケースからなるカッターケース
の内部に形成された凹部と、 凹部に収容された切れ刃と、 一方のケースと他方のケースによって形成されてい
て、切れ刃を往復動するロッドを挿通する穴部と、 を備えるハム等の製造装置。
更に、肉塊が供給される下型と、下型に被せられる上
型と、計量口を有する変位体と、上型と下型とによって
成形された肉塊を変位体の計量口内へ押し込む手段と、
変位体の計量口を所定位置から他の位置へ変位させる手
段と、変位された変位体の計量口内の肉塊を押出す手段
と、下型と計量口との間に設けられた切れ刃とを備える
ハム等の製造装置において、 切れ刃が往復動可能に設けられたカッターケースと、 カッターケースに取り付けた、変位体を収容する中空
状の枠体と、 枠体と変位体の外周との間に設けられた、変位体を支
持する軸受と、 変位体の外周に設けられた、変位体を回転駆動するた
めの歯状体と、 を備えるハム等の製造装置。
また、上記カッターケースは、切れ刃を収容する凹部
が形成された一方のケースと、 枠体が取り付けられた他方のケースと、一方のケース
に他方のケースを開閉自在に取り付けるヒンジ部を備え
ている、 ハム等の製造装置。
更に、肉塊が供給される下型と、下型に被せられる上
型と、計量口を有する変位体と、上型と下型とによって
成形された肉塊を変位体の計量口内へ押し込む手段と、
変位体の計量口を所定位置から他の位置へ変位させる手
段と、変位された変位体の計量口内の肉塊を押出す手段
と、下型と計量口との間に設けられた切れ刃と、切れ刃
を往復動可能に収容するカッターケースとを備えるハム
等の製造装置において、 カッターケースと対向して配設された排出基板と、排
出基板に設けられた切り替え部材とを備え、 切り替え部材は、直筒部と、偏向部と、直筒部と偏向
部とを固着した基板と、直筒部と偏向部を交互に計量口
に整合させるように基板を変位させる基板駆動手段とを
有している、 ハム等の製造装置。
また、肉塊が供給される下型と、下型に被せられる上
型と、計量口を有する変位体と、上型と下型とによって
成形された肉塊を変位体の計量口内へ押し込む手段と、
変位体の計量口を所定位置から他の位置へ変位させる手
段と、変位された変位体の計量口内の肉塊を押出す手段
と、下型と計量口との間に設けられた切れ刃と、切れ刃
が往復動可能に設けられたカッターケースと、カッター
ケースに隣接して設けられた変位体に対面して配設され
た排出基板と、充填肉塊の長さを設定する計量ストッパ
ーを備えるハム等の製造装置において、 計量ストッパーは、排出基板に設けられた枠体と、計
量口内へ押し込まれた肉塊に当接するストッパーピスト
ンと、ストッパーピストンが取り付けられたロッドと、
ロッドを有するシリンダと、計量口内へ向かって伸張す
るロッドを停止させる当て部材と、当て部材に螺合する
ねじ軸と、当て部材を貫通する棒材を備え、シリンダ
と、ねじ軸と、棒材が枠体に取付けられている、 ハム等の製造装置 更に、上記下型に嵌合した上型には、その上面に上型
の長手方向に沿ってガイド溝が形成され、 上型駆動手段は、ガイド溝に嵌合する上型保持部材を
有し、 下型はその端部に形成された筒状部を有し、 筒状部は、その中心線方向に沿って移動可能にカッタ
ーケースに嵌合され、 ガイド溝には、下型に嵌合した状態で上型を上型保持
部材から離脱可能とする切り口が形成されている、 ハム等の製造装置。
以下、本発明を、図面に示す具体例に基づいて更に詳
細に説明する。これにより前記発明及び利点並びに更に
他の発明及び利点が明瞭となるであろう。尚、本発明は
これら具体例に何等限定されないのである。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の一実施例になるハム等の製造装置の
概略斜視図である。
図2は、本発明の安全カバーの機構を説明するための
横方向の断面図である。
図3は、本発明の安全カバーの機構を説明するための
正面方向の断面図である。
図4は、本発明の安全カバーの板カムの正面図であ
る。
図5は、本発明の板カムとロックピンとの結合機構を
示す断面図である。
図6、図7、図8、図9は、本発明の安全カバーの作
動及び肉塊の自動供給を説明するための図である。
図10は、本発明のカッター部分の正面図である。
図11は、本発明の上型、下型の脱着の説明及びカッタ
ー部分の密閉構造を示す断面図である。
図12は、本発明の上型及び下型の脱着構造を説明する
ための断面図である。
図13の(a)、(b)、(c)は、本発明の上型及び
下型の脱着を説明するための断面図である。
図14は、本発明の変位体の断面図である。
図15は、本発明の変位体部分の断面図である。
図16の(a)、(b)、(c)は、本発明の切り換え
部の詳細を示す断面図である。
図17は、本発明における計量ストッパーを示す断面図
である。
図18は、本発明における原木充填の構造を示す断面図
である。
図19の(a)、(b)は、ロッドの洗浄構造を示す断
面図である。
図20は、本発明の押出し部材を説明するための斜視図
である。
図21の(a)、(b)は、図20の押出し部材の作用を
説明するための部分図である。
図22は、安全カバーの機構の他の実施例を示す側面図
である。
図23は、図22に示す安全カバーの機構の断面図であ
る。
図24は、図22の安全カバーの機構の板カム部分を拡大
した側面図である。
図25は、板カムと当接ローラとの結合関係を示す拡大
断面図である。
図26、図27、図28、図29及び図30は、この実施例の安
全カバーの機構の作用を説明する図である。
図31は、従来公知の製造装置の正面方向斜視図であ
る。
図32は図31の裏面方向斜視図である。
図33はホッパーの部分を示す断面図である。
図34は図31の一部を断面とした正面図である。
図35(a)は可変計量装置を示す正面図であり、
(b)スプロケットの位置関係を示す図であり、(c)
は規制板の正面図である。
図36は図31の平面図である。
図37の(a)は切断装置の正面図であり、(b)は図
(a)のA−A矢視図である。
発明を実施するための最良の形態 図1において、製造装置の基台1上には肉塊を処理す
るための整理台2が設けられいる。整理台2の端部には
肉塊載置手段、本例では傾斜した置き台3が設けられ、
該置き台3の下端は下型4に連絡されている。整理台2
は僅かに置き台3へ向けて傾斜されており、肉片や肉汁
が置き台3側に簡単に移動できるようになっている。置
き台3は肉塊載置面3a上に肉塊Mを配置してその傾斜を
利用して下型4内へ供給するものであり、肉塊Mが供給
された下型4にはシリンダ5及びロッド6によって上下
動される下端部7bを有する上型7が嵌合し、これによっ
て肉塊Mを成形するものである。上型7はホルダー8に
着脱自在(詳細は後述する)に設けられ、ホルダー8に
は前記ロッド6が固着されている。ホルダー8には2本
のガイドロッド8が設けられ、上型7及びホルダー8と
一緒に上下動している。上型7を上下動するシリンダ5
及びロッド6並びにホルダー8及びガイドロッド9は、
それらによって上型駆動手段91を構成するものである。
一方のガイドロッド9にはロック解除部材であるカム体
からなる直線カム10が固着された連結部材10Aが固着さ
れて、該ガイドロッド9と一緒に上下動される。本実施
例装置においては、直線カム10が安全カバーロック解除
手段94を構成している。図の二点鎖線で示す開閉自在な
安全カバー11は置き台3及び下型4を遮蔽するものであ
り、下型4に作業者が手を挾まれないようにして作業の
安全性を図るものである。押し込みシリンダ12は下型4
と上型7とによって成形された肉塊Mを変位体13に設け
られた計量口を構成する筒体(後述する)に押し込む作
業を行うものであり、該肉塊Mの押し込みは押し込みシ
リンダ12のロッド14の端部に着脱自在に設けられた押し
込みプッシャ15によって行うものである。押し込みシリ
ンダ12と並設された押し出しシリンダ16のロッド17の端
部にも前記押し込みプッシャ15と同様に着脱自在となっ
た押し出しプッシャ17aが設けられている。押し込みシ
リンダ12及び押し出しシリンダ15は下割型18と上割型19
によって着脱自在となっている。
変位体13はロータリーアクチュエーター20及び巻き掛
け体21によって180度に往復回転自在となっており、肉
塊が充填された筒体の位置を計量ストッパー22の位置か
ら排出ノズル23の位置へ変位させる。下型4と変位体13
との間には後に詳述するカッターが設けられ、該カッタ
ーはシリンダ24、ロッド25によって上下動される。カッ
ター及びロッド25の一部はカッターケース26を構成する
挟着された2枚のケース26a、26bの間に密封されてい
る。排出ノズル23と変位体13の肉塊の充填された筒体
(図示しない)の間にはシリンダ27によって上下動する
切り換え部材28が設けられ、該切り換え部材28は排出ノ
ズル23と連通する直筒部28aとエルボ状に曲がった偏向
部28bとからなっている。
置き台3及び下型4の下部には集液板20が傾斜して設
けられている。
図1に示す本発明の製造装置の概略作用を説明する
と、上型7が下型4と嵌合し、安全カバーが開いた状態
で停止している製造装置の整理台2で供給に適する形に
成形した肉塊Mを置き台3に予め置いておく。そして、
安全カバー11を手で閉じるとシリンダ5が作動して上型
7が上昇し肉塊Mは自動的に下型4の内部へ落下供給さ
れる。そして、上昇端迄上昇した上型7が下降して下型
4と嵌合し、肉塊Mを円形等の所定形状に成形する。
次に、押し込みシリンダ12を作動させて肉塊を変位体
13の筒体に充填し、カッターで所定長さに肉塊を切断す
る。この場合、計量ストッパー22を作動させて筒体の内
部に充填される肉塊Mの量を調整する。
押し込みシリンダ12は、上型7と下型4とによって成
形された肉塊Mを嵌合状態にある上型7と下型4から押
し出す手段である。
続いて、ロータリーアクチュエーター20によって変位
体13を180度だけ回転させ、肉塊Mの充填された筒体の
位置が排出ノズル23側となるようにする。そして、押し
出しシリンダ16を作動させて筒体に充填されている肉塊
Mを排出する。この場合、切り換え部材28の直筒部28a
が筒体及び排出ノズル23と連通している。又、この状態
では他の筒体が肉塊Mの充填位置にあり、押し込みシリ
ンダ12によって肉塊Mが充填されている。
肉塊Mの排出が終了すると、ロータリーアクチュエー
ター20が180度だけ反対方向に回転し、次の肉塊の排出
及び充填を行う。
順次カッターで肉塊Mを切断していくと、最後の残肉
は必要な長さとはならない。この残肉は、次に下型に供
給される肉塊と共に次の充填に使用される場合と、上記
した次の肉塊が供給される前にこの残肉を別途排出する
ことが必要な場合とがある。
この選択は操作盤のスイッチによって行なう。前者の
場合は下型にある最後の残肉を図示せぬセンサーで検知
すると、上型は自動的に上昇し、次の肉塊供給を行な
う。後者の場合は、上述同様にセンサーでの残肉検知後
に、上型上昇をさせず、残肉を筒体内へ押し込むと共に
シリンダ27を作動させて切り換え部材28を上方に移動さ
せ、充填位置から排出位置へ回転してきた残肉が充填さ
れた筒体に偏向部28bを連通させる。次に押し出しシリ
ンダ16を作動させると、筒体から排出された残肉は偏向
部28bから下方に落下され、回収される。
以上に説明した本発明の製造装置について、以下に肉
塊Mの下型への自動供給及び安全機構について説明す
る。
図1に加え、図2ないし図5をも参照して、上記製造
装置の安全装置について説明する。
安全カバー11を開閉する回転軸30には該回転軸と一体
になって回転する回転部材である係止爪31が設けられて
いる。係止爪31はロック部材32の係合部32aに係脱自在
となっている。ロック部材32はスプリング33によって直
線カム10側に押圧された摺動部32bと該摺動部32bとピン
結合されることにより折れ曲がり自在となったカム従動
部であるローラ部32cとからなっている。ロック部材32
のローラ部32cは直線カム10の凹凸をしたカム部34と接
することにより往復移動され、前記係止爪31と係合部32
aとの係脱を行う。安全カバー11はバネ35によって常時
開方向に付勢されている。
ガイドロッド9には被ロック部であるロック穴9aが形
成されており、ロック部材であるロックピン36の端部に
形成されたガイドロッドロック部36aが該ロック穴9aに
出入り自在に設けられている。ロックピン36の他の端部
にはカム係合部である2個の当接ローラ37が対向して固
定されており、該当接ローラ37の間には回転板からなる
板カム38が挾着されている。板カム38は安全カバー11の
回転軸30に固定され、該安全カバー11の開閉時に回転軸
30と一体になって回転し、ロックピン36をロック穴9aに
出入りさせるものである。
図4において、板カム38に設けられたピン39は、該板
カム38が回転して安全カバー11が閉じた位置においてセ
ンサ40に近接し、これによって上型7の移動開始を指示
するものである。板カム38は、円錐溝を外周に有する巻
回体部38aが設けられ、この巻回体部38aにその一端を固
定されて巻回するロープ35aがバネ35に繋っている。
この実施例では、ガイドロッド9は安全カバー11の両
端付近に2本設けられており、板カム38及びロックピン
36は、安全カバー11の一方端にそれぞれ設けられてい
る。
なお、本実施例装置においては、上述した板カム38と
ロックピン36とによって上型ロック手段92を、そして、
係止爪31とロック部材32とによって安全カバーロック手
段93を、夫々構成している。
以上のように構成された本発明の製造装置の肉塊Mの
自動供給及び安全装置の作用について、図6ないし図9
の作用図をも参照して説明する。
先ず、図2及び図3の状態では、ロックピン36がガイ
ドロッド9のロック穴9aに嵌入されており、ロック部材
32の係合部32aと係止爪31との係合が解除されている。
従って、安全カバー11が開かれ、整理台2で処理された
肉塊Mが置き台3に移動される。肉塊Mは上型7の前面
部7cあるいは該上型7に設けられた止め板7aに当接して
止まっている。
上型7の前面部7cもしくは止め板7aが、肉塊当接部を
構成する。
この状態において、手動操作によって安全カバー11を
閉じると、図4に示すピン39がセンサ40に近接して装置
の稼働が開始可能の状態となる。すなわち図6に示すよ
うに、板カム38によってロックピン36とロック穴9aの嵌
入が外れ、上型7が上動作を開始する。この状態では、
ロック部材32の係合部32aが係止爪31と係合し、安全カ
バー11の開動作が阻止されている。
そして、図7に示すように、上型7が上昇を開始する
と、ロック部材32のローラ部32cが直線カム10の凹凸34
を乗り越えるが、その際には該ローラ部32cが摺動部32b
から折れ曲がり、ロック部材32の係合部32aと係止爪31
との係合を解除することはない。このローラ部32cの折
れ曲がりは直線カム10の上動作の際にのみ生じ、直線カ
ム10の下動作の際には生じない。
更に上型7が上昇すると、図8に示すように上型7に
よって止められていた肉塊Mが下型4に落下し、自動的
に供給される。
続いて、図9に示すように上型7が下降し、該上型7
と下型4とが嵌合位置になると、ロック部材32のローラ
部32cが直線カム10の凹凸34に乗り上げ、係合部32aと係
止爪31との係合が外れて安全カバー11がバネ35によって
開動作が開始される。安全カバー11の開動作とともに一
体に回転する板カム38がロックピン36をガイドロッド9
のロック穴9a方向へ移動させる。この時、ロックピン36
位置にロック穴9aが達しているので、図2及び図3に示
すように板カム38によってロックピン36がロック穴9aに
嵌入される。これによって、安全カバー11が開いた状態
時に、万一作業者の操作ミスによって上型が上昇しよう
としても、ロックピン36が上型7の上昇を阻止する。
次に、図1、図10及び図11を参照して、カッターの密
閉構造及びカッター部分からの肉汁、肉片の漏れ防止構
造について説明する。
カッターのロード25の一部及び切れ刃41を挾着して収
容する2枚のケース26a、26bの内、基台1の上に立設し
た枠体48の側部に固着されたケース26aには下型4の端
部に形成された筒状部4aが嵌合され、該嵌合部分にはシ
ールリング42が設けられている。又、ケース26bには変
位体13が嵌合され、該嵌合部分にもシールリング43が設
けられている。前記切れ刃41及びロッド25の一部は両ケ
ース26a、26bの内部に形成された凹部44に上下方向に移
動可能に配置されている。ロッド25が挿入されている両
ケースの合わせ目にはロッド25がスライドするブシュ45
が設けられ、該ブシュ45とロッド25との間にもシール部
材46が設けられている。この実施例では、切れ刃41は長
方形となっており、計量口及び前記下型4の筒状部4aと
同じ径からなる円形の切り口41aが開口設置されてい
る。尚、図10に示す開口47は押し出しシリンダ16のロッ
ド17端部に設けられた押し出しプッシャ17aが挿通され
る開口である。
以上のように構成された本発明のカッターの密閉構造
及びカッター部分からの漏れ防止構造によると、切れ刃
41が2枚のケース26a、26bの内部に収容され、かつ上下
方向に移動したとしても外部に露出することがないの
で、危険性がないものとなる。又、カッターケースの内
部に、形成された凹部44とケース外部とを連通する摺動
部材であるロッド25と変位体13は、各々シールリング46
と43によってシールされるので変位体13の計量口内へ肉
塊を押し込んだりあるいは切れ刃41で肉塊を切断する
際、肉片や肉汁が生ずるが、上記構造によると、肉片や
肉汁がカッター部分から外部へ漏れ出すことがない。
次に、図11、図12及び図13の(a)、(b)、(c)
を参照して、上型及び下型の着脱構造について説明す
る。
上型7にはガイド溝7aが形成されており、該ガイド溝
7aにはホルダー8に部分的に複数個設けられた上型保持
部材であるガイド8aが摺動自在に嵌合されている。ホル
ダー8の端部に形成された挿入孔8bには止めピン8cが挿
入され、該止めピン8cが上型7と当接することにより上
型7の摺動を阻止している。下型4は止めねじ47によっ
て基台1に固定されている。止めねじ47は下型4に形成
された長穴4bに挿通され、止めねじ47を少し緩めるだけ
で図11の右方に移動可能となっており、これによって下
型4の端部に形成された筒部4aをケース26a及び枠体48
から抜き出せるようになっている。図13の(a)ないし
(c)は上型7に形成されたガイド溝7aとホルダー8に
形成されたガイド8aとの構造の詳細を示すものであり、
ガイド溝7aの内、上型7の一方側に位置するガイド溝7a
には切欠き口7bが形成されている。又、ホルダー8に設
けられたガイド8aの幅は前記切欠き口7bの幅よりも小さ
くなっており、一つのガイド8aが一つの切欠き口7bに位
置した時に全部のガイド8aが切欠き口7bに位置するよう
に位置決めして設けられている。
以上のように成された本発明の製造装置における上型
及び下型の脱着について以下に説明する。
本発明では、上型7が下型4に嵌合した体で両者を一
体に脱着するものとなっている。即ち、下型4を固定し
ている止めねじ47を緩め、上型7を止めている止めピン
8cを抜くと、上型7及び下型4が一体となってガイド溝
7aに沿って摺動可能となる。そして、上型7及び下型4
の両者を一体に移動させてホルダー8に設けられたガイ
ド8aがガイド溝7aに形成された切欠き口7bの位置になる
ように移動させる。この移動によって、下型4の筒部4a
はケース26a、枠体48から抜け、次に上型7及び下型4
が一体になってホルダー8のガイド8aから抜き出される
ように図13(a)左方向へ移動する。
上型7及び下型4の取付け作用は、上記取外し作用の
反対作用となるので説明は省略する。
次に、図14を参照して、計量口を形成する筒体である
計量シリンダの着脱構造、カッターの洗浄構造及び変位
体の回転支持構造について説明する。
肉塊Mが充填される計量口を構成する計量シリンダ49
は筒状となっており、一方の端部にはフランジ49aが形
成されている。変位体13には2個の挿通孔が形成されて
おり、該挿通孔に計量シリンダ49が挿入されている。計
量シリンダ49のフランジ49aにはボルト50の穴が設けら
れ、該ボルト50によって変位体13に固着されている。変
位体13は枠体、本実施例では枠ケーシング51の内部に収
容されており、枠ケーシング51と変位体13との間には軸
受52が設けられて変位体を回転自在に支持している。枠
ケーシング51の両端にはケース26bと排出基板、本実施
例では止めケース53とが設けられ、ケース26bは枠ケー
シング51と一体に固定されている。変位体13の外周には
巻掛け体であるチエン21(図1参照)が巻掛けられる巻
掛け部であるスプロケット13aが設けられている。この
実施例では巻掛け体としてチエンが図示されているが、
巻掛け体としては、ベルト、タイミングベルト等を採用
することができる。又、伝導機構として、歯車伝導機構
等の他の伝導機構を採用することもできる。ケース26b
はヒンジ部54によって枠体48に固着されているケース26
aに開閉自在に止められている。ケース26aをケース26a
に固定するため、止めボルト55が設けられている。又、
止めケース53はヒンジ部56によって枠ケーシング51に開
閉自在に固定されている。止めケース53を枠ケーシング
51に固定するため、止めボルト57が設けられている。
以上のように構成された本発明の製造装置について、
計量シリンダの脱着について説明する。
図の状態において、先ず、止めボルト55を外す。する
と、枠ケーシング51はヒンジ部54によって開閉自在とな
り、ケース26bとケース26aとの間で開かれるものとな
る。次いで、ボルト50を外すと、計量シリンダ49を変位
体13の挿通孔から抜き出すことができる。
計量シリンダ49の取付けについては、前記取外しの反
対作業となるので、説明を省略する。
次いで、カッターの洗浄は、図の枠ケーシング51を開
いた状態が図7の状態であるから、この状態において切
れ刃41を外して凹部44の洗浄を行う。尚、図11をも参照
して、切れ刃41はロッド25のピン25aに結合しているだ
けであるから、取付け、取外しは容易である。又、図1
に示すシリンダ24はピン結合によって固定されているの
で、ロッド25がブシュ45と一体になって図10の手前側に
揺動可能となっているので、凹部44の洗浄に支障はな
い。
変位体13の回転支持が該変位体13の外周においてなさ
れているので、変位体13の中心軸が省略され、変位体13
の小型化が得られるものとなる。
次に、図14に加え図15を参照して、変位体13の180度
揺動回転及びその停止機構について説明する。
変位体13の外周には衝突部58が設けられている。該衝
突部58は枠ケーシング51に180度対向して設置された2
個のショックアブソーバ59に衝突するものとなってい
る。
上記構成の作用について説明すると、図15の状態で肉
塊の充填(あるいは肉塊の排出)が完了すると、ロータ
リアクチュエータ20が作動し、チエン21によって変位体
13が反時計方向に回転され、衝突部58が他方のショック
アブソーバ59に衝突して停止する。次いで、肉塊の排出
(あるいは肉塊の充填)が完了すると、再度ロータリア
クチュエータ20が作動して変位体13を逆方向に回転さ
せ、衝突部58がショックアブソーバ59に衝突して停止す
る。ロータリアクチュエータ20の回転方向の切り換えは
図示せぬ制御装置によって行われる。
次に、図1に加え図16の(a)、(b)、(c)を参
照して残肉の排出装置について説明する。
本発明になる製造装置においては、寸法の足りない残
肉をそのまま次の工程の新しい肉塊に継ぎ足して使用す
る場合と、継ぎ足して使用しないで残肉を排出する場合
とがある。
そこで、肉塊の押し出し位置にある計量シリンダの出
口と排出ノズル23との間に切り換え部材28を設けてい
る。切り換え部材28は計量シリンダの出口と排出ノズル
23とを連通させる直筒部28aと、計量シリンダに充填さ
れた残肉を下部へ偏向させて排出する偏向部28bとを有
している。この実施例では、偏向部28bは両側部を側板
で閉鎖し、曲板で下方に開口したエルボ管からなり、排
出ノズル23の入り口に押し出される肉塊が到達しないも
のとなっている。直筒部28aと偏向部28bは基板28cに設
けられており、該基板28cはシリンダ27のロッド27aにピ
ン結合具28dを介して固定されている。基板28cは、止め
ケース53に固着されたガイド28eの溝に上下方向に摺動
可能に嵌合されている。
以上のように構成された本発明の製造装置の残肉排出
の作用は以下のとおりである。
今、通常の肉塊の押し出し時には、切り換え部材28は
図16の(b)の位置にあり、直筒部28aが計量シリンダ
の出口の位置にある。このため、計量シリンダから押し
出された肉塊は該直筒部28aを介して排出ノズル23へ押
し出され、該排出ノズル23の端部から排出されて、排出
ノズル23にかぶされた図示せぬケーシング内に封入され
る。
次いで、下型4に残った所定長さ未満の残肉(端肉)
を押し込みシリンダ12に設けられた図示せぬセンサーが
検知すると、シリンダ27が作動して切り換え部材28を上
動させて図16の(c)の位置とする。すると、計量シリ
ンダの出口が偏向部28bと一致する。計量シリンダに充
填された上記端肉は押し出しシリンダ16の作動によって
偏向部28b内を通って下方に落下排出される。
次に、本発明の製造装置の計量ストッパ22について図
17を参照して以下に説明する。
計量ストッパ22は計量シリンダ49に充填される肉塊の
長さを制御するものであり、ストッパピストン60を計量
シリンダ49の内部に進入させて所定の位置に停止させ、
該ストッパピストン60に対して押圧するように肉塊を押
し込むものである。
シリンダ61のロッド62の先端にはストッパピストン60
が設けられ、該ストッパピストン60は肉塊が充填される
計量シリンダ49の出口に位置して配置されている。ロー
ド62には衝突部材63が設けられており、該ロッド62が伸
長した時に当て部材64に衝突してロッド62が伸長する長
さ(ストッパピストン60がどの程度の長さだけ計量シリ
ンダ49の内部へ進入しているか)を制限している。当て
部材64はハンドル65によって回転されるねじ軸66に螺入
されており、ハンドル65を回転させることにより該当て
部材64の位置が図の左右に移動するものとなっている。
当て部材64に生ずる衝撃を受けるため該当て部材64には
棒材67が貫通して設けられている。ねじ軸66は止めボル
ト66aによってその回転をロックされる。前記ねじ軸6
6、当て部材64及びシリンダ61は止めケース53に固着さ
れた計量枠体68に固定されている。棒材67には目盛67a
が切られており、当て部材64に設けられた指示針64aに
よって当て部材64の移動位置を定め、これによってスト
ッパピストン60の計量シリンダ49への進入深さ(換言す
ると、充填される肉塊の長さ)を定めるようになってい
る。
上記のように構成された本発明のストッパについて、
その作用を説明する。
先ず、止めボルト66aを緩めてねじ軸66のロックを解
除した後、ハンドル65を回して当て部材64の位置を所定
に定め、再びねじ軸66をロックする。そして、シリンダ
61を作動させると、ロッド62が伸長し、衝突部材63が当
て部材64に衝突する位置まで伸長した時(図17の2点鎖
線)に伸長が停止し、ストッパピストン60が計量シリン
ダ49の内部の所定位置(図17の2点鎖線図示のストッパ
ピストン)で停止する。この状態で、肉塊を充填する
と、当該充填される肉塊の長さが定まるものとなる。
充填される肉塊の長さを変更する場合には、ハンドル
65を介して当て部材64の停止位置を変更すればよい。
尚、変位体13が揺動回転する時には、シリンダ61によ
ってストッパピストン60を縮めて置くことは公知の製造
装置と同様である。
上記構造によると、棒材67にストッパピストン60の衝
撃が作用し、ねじ軸66に作用する衝撃が少なくなるの
で、ねじ軸66の耐久性が向上し、当て部材64の移動に支
障を来すことがない。
又、本発明の装置によって長いままの肉塊(これを原
木という)をそのまま押し出してケーシングに封入する
装置について図18を参照して説明する。
図18は変位体のない状態の装置を示すものであり、例
えば図14におけるヒンジ54を介して変位体を開けた状態
を示すものである。この状態において、図10に示すカッ
ターの切れ刃41を取り出し、該切れ刃41が設けられてい
るケース26aの凹部に排出ノズル69を固定したものであ
る。他の構造については前述までの装置と同一となって
いる。
この装置によると、排出ノズル69から原木を排出し、
これを長いケーシングに封入することができる。
最後に、押し込みシリンダ12のロッド14の洗浄につい
て図19の(a)及び(b)を参照して説明する。
押し込みシリンダ12のロッド14には肉片や肉汁が付着
する。これらが付着した状態で該ロッド14が押し込みシ
リンダ12に入ると、作動の不安定が生ずるおそれがある
ので、押し込みシリンダ12の端部に高温液体が溜められ
ている槽70を設け、該槽70を貫通してロッド14を設け
る。槽70はロッド14が貫通する円形の孔壁70aを有して
おり、該孔壁70aには複数の開口70bが設けられている。
孔壁70aとロッド14と間にはスクレーパ71が複数設けら
れ、該スクレーバ71によって高温液体のシールを行うと
同時にロッド14に付着した肉片や肉汁を掻き取る作用を
行っている。槽70の端部にはヒータ72が設けられ、更に
は温度センサがリード線73を介して設けられている。槽
70の底部には排液孔74が設けられ、該排液孔70に設けら
れたコック75によって槽70に入れられた高温液体を排液
するようになっている。
本発明は以上に説明した構造の他、次のような構造と
することもできる。
上記実施例における肉塊Mの自動供給においては、斜
面からなる置き台上を肉塊Mが転動して下型の中に供給
されるようになっている。ところが、肉塊Mの状態如何
によっては該肉塊Mが置き台に粘着して転動しない場合
が生ずるおそれがある。このような場合には、次の図20
および図21に示すような押出し部材を安全カバーの内側
に設け、当該押出し部材によって強制的に下型へ供給す
る構造とする。
即ち、図20を参照して、安全カバー11の回転軸30の両
端付近には筒部材81が回転自在に挿通されており、該筒
部材81には押出し部材82と回転錘り兼用のアーム83が設
けられている。アーム83は回転錘りの作用を行い、筒部
材81に常時図のFで示す回転モーメントを与えている。
このため、押出し部材82は安全カバー11の開閉動作に伴
い一体になって回転動作される。押出し部材82は安全カ
バー11の内側に配設されている。上型7には当接部材84
が設けられ、アーム83は該当接部材84と当接する長さに
延びている。尚、この実施例ではアーム83は筒部材81と
一体形成構造となっているが、別体構造とすることもで
きる。
上記のように構成された押出し部材82の作用を図21を
も参照しながら説明する。
図21の(a)に示されるように、上型7が下型4に嵌
合している時は、安全カバー11は開閉自在であり、押出
し部材82も該安全カバー11と一緒になって回転動作され
る。この安全カバー11を開き、肉塊Mを置き台3に配設
し、安全カバー11を閉じた状態にしておく。
次に、肉塊Mを下型4に供給する場合には、図21の
(b)に示すように、上型7が上動作する。すると、上
型7に設けられた当接部材84がアーム83と当接し、これ
を持ち上げることによって押出し部材82を回転動作さ
せ、肉塊Mを下型4内へ強制的に供給する。尚、この実
施例装置の置き台3の斜面を平面にしても、肉の下型へ
の供給は可能である。
次に、肉塊Mの下型への供給及び安全カバーの開閉の
安全機構の他の実施例について説明する。
図22ないし図25を参照して、安全カバー11を開閉する
回転軸30には該回転軸と一体になって回転する回転部材
である板カム85が設けられている。板カム85には係合段
部85aとカム山部85bとが形成されている。回転自在に設
けられたロック部材86は重力によって矢印K(図24参
照)で示す方向に回転するように常時付勢されている。
該ロック部材86の一端は係合段部85aと係脱する係合爪8
6aとなっており、他端は上型7と一体に上下動するロッ
ク解除部材87と当接する当接部86bとなっている。本実
施例装置においては、このロック解除部材87が安全カバ
ーロック解除手段94を構成するものである。板カム85は
スプリング88によって安全カバー11が開く方向に常時回
転付勢されている。板カム85を挟んでカム係合部である
当接ローラ89が設けられている。当該ローラ89はロック
部材であるロックピン90に固定されており、従って、ロ
ックピン90の端部に形成されたガイドロッドロック部90
aは板カム85、当接ローラ89によってガイドロッド9の
ロック穴9aに出入り自在とされている。
なお、本実施例装置においては、上述した板カム85と
ロックピン90とによって上型ロック手段92を、そして、
板カム85とロック部材86とによって安全カバーロック手
段93を、夫々構成している。
以上のように構成された本発明の他の実施例による肉
塊Mの供給及び安全装置の作用について、図22ないし図
25に加え、図26ないし図30の作用図をも参照して説明す
る。
先ず、図26の状態では、ロックピン90がガイドロッド
9のロック穴9aに嵌入されており、ロック部材86の係合
爪86aと板カム85の係合段部85aとの係合が解除されてい
る。従って、安全カバー11がスプリング88によって開か
れ、肉塊Mが置き台3に移動される。肉塊Mは上型7あ
るいは該上型7に設けられた止め板7aに当接して止まっ
ている。
この状態において、安全カバー11を閉じると、図27に
示すように、板カム85のカム山部85bが当接ローラ89に
当接してロックピン90を移動させ、ロックピン90とロッ
ク穴9aの嵌入が外れる。このため、上型7が上動作可能
となり、図示しないセンサーの信号を受けて上動作を開
始する。この状態では、ロック部材86の係合爪86aが板
カム85の係合段部85aと係合し、安全カバー11の開動作
が阻止されている。
そして、図28に示すように、上型7が上昇を開始する
と、ロック解除部材87がロック部材86の当接部86bと当
接するが、ロック解除部材87が図のR方向に回転するこ
とによりロック部材86の係合爪86aが係合段部85aとの係
合を解除することはない。このロック解除部材87回転は
上型7の上動作の際にのみ生じ、上型7の下動作の際に
は生じない。
更に上型7が上昇すると、図29に示すように上型7
(あるいは上型7に設けられている止め板7a)によって
止められていた肉塊Mが下型4に供給される。
続いて、図30に示すように上型7が下降し、該上型7
と下型4とが嵌合位置になると、ロック解除部材87がロ
ック部材86の当接部86bに当たって係合爪86aと板カム85
の係合段部85aの係合を解除する。このため、安全カバ
ー11がスプリング88によって開動作される。安全カバー
11の開動作とともに一体に回転する板カム85のカム山部
85bと当接ローラ89を介してロックピン90をガイドロッ
ド9のロック穴9a方向へ移動させる。そして、更に上型
7が下降してロックピン90位置にガイドロッド9のロッ
ク穴9aが達すると、図26に示すようにロックピン90がロ
ック穴9aに嵌入される。これによって、安全カバー11が
開いた状態時に、万一作業者の操作ミスによって上型7
が上昇しようとしても、ロックピン90が上型7の上昇を
阻止する。
以上の説明において、肉塊という場合、ハムに限定さ
れるものではなく、ソーセージの原料となる練り製品も
含むものである。
又、安全装置の説明において、上型と下型の嵌合とい
う場合、必ずしも上型と下型が嵌合するものに限定され
るものではなく、上型と下型とが当接した状態及び上型
と下型とが接近して手指等を挾まれることのない位置ま
で接近した状態をいうものである。
以上のように構成された本発明の製造装置の効果を挙
げると以下のとおりである。
先ず、上型が定常時には下型と嵌合しており、上型の
上昇と同時に肉塊が自動的に下型内に供給されるので、
製造工程のスピードアップが図られる上、肉塊の供給作
業に危険性がない。
又、上型が下型に嵌合状態にある時にのみ安全カバー
が開動作可能となっているので、作業者が上型及び下型
の中に手指を挾まれることがなく、この面においても作
業の安全性が向上する。
又、製造中に装置回りに散乱する肉汁や肉片が装置の
1ヶ所に集中する構造となっているので、、肉汁や肉片
が装置の各部に付着することがなく、清潔であると同時
に作業環境が改善されるものとなる。又、清浄や洗浄の
必要も少なくなり、取り扱いが簡単になる。
又、食品機械では、作業の終了後に装置全体を洗浄し
て次の作業に備える必要があるが、本発明の装置では上
型、下型、変位体の取付け、取外し作業が簡単であり、
取り外して各部品を洗浄できるので洗浄作業に手間がか
からない。
又、肉塊を押し込む手段に設けられているプッシャの
ロッドが高温液体によって洗浄されるので該ロッドが肉
片や肉汁によって汚されることがなく、作動に支障をき
たすことがない。
又、カッターの設けられている部分からの肉片や肉汁
の漏れがなく、定量精度、あるいは歩留まりが向上する
上、作業環境が清潔となる。
又、残肉を別個に取り出す必要がある場合、切り換え
部材によって簡単に排出できるため、その間に作業の中
断がなく、製造工程のスピードアップが図られる。
又、変位体が中心軸を有していないため、従来のもの
と比べて中心軸のない分だけ外径が小さくなって小型化
が達成される。
更に、安全カバーの内側に押し出し部材を設けると、
肉塊が置き台に粘着状態となっていても強制的に肉塊を
下型内に供給することができるものとなる。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】肉塊が供給される下型と、下型に被せられ
    る上型と、上型と下型とによって成形された肉塊を上型
    と下型から押し出す手段を備えるハム等の製造装置にお
    いて、 上型を下型に対して上昇・下降させる上型駆動手段と、 下型に隣接して設けられた、下型に向かって下方に傾斜
    した肉塊載置面を有する肉塊載置手段と、 上型駆動手段に連結した、肉塊載置面上に載置された肉
    塊と当接する肉塊当接部を備え、 肉塊当接部は上型の下端部よりも上方位置に配設されて
    いる、 ハム等の製造装置。
  2. 【請求項2】肉塊載置手段の肉塊載置面に対して開閉動
    作する部位を有する安全カバーと、 安全カバーの開動作に従って作動されて、下型に嵌合し
    た上型の上昇移動をロックし、安全カバーの閉動作に従
    って作動されて、下型に嵌合した上型の上昇移動ロック
    を解除する上型ロック手段と、 閉状態にある安全カバーの開動作をロックする安全カバ
    ーロック手段と、 下型からの所定上方位置にて安全カバーロック手段と係
    合して、安全カバーの開動作ロックを解除する、上型駆
    動手段に連結された安全カバーロック解除手段、を更に
    備える請求項1に記載のハム等の製造装置。
  3. 【請求項3】肉塊が供給される下型と、下型に被せられ
    る上型と、上型と下型とによって成形された肉塊を上型
    と下型から押し出す手段を備えるハム等の製造装置にお
    いて、 上型を下型に対して上昇・下降させる上型駆動手段と、 下型に隣接して設けられた、肉塊載置面を有する肉塊載
    置手段と、 肉塊載置手段の肉塊載置面に対して開閉動作する部位を
    有する安全カバーと、 安全カバーの開動作に従って作動されて、下型に嵌合し
    た上型の上昇移動をロックし、安全カバーの閉動作に従
    って作動されて、下型に嵌合した上型の上昇移動ロック
    を解除する上型ロック手段と、 閉状態にある安全カバーの開動作をロックする安全カバ
    ーロック手段と、 下型からの所定上方位置にて安全カバーロック手段と係
    合して、安全カバーの開動作ロックを解除する、上型駆
    動手段に連結された安全カバーロック解除手段、を備え
    るハム等の製造装置。
  4. 【請求項4】肉塊が供給される下型と、下型に被せられ
    る上型と、上型と下型とによって成形された肉塊を上型
    と下型から押し出す手段を備えるハム等の製造装置にお
    いて、 上型を下型に対して上昇・下降させる上型駆動手段と、 下型に隣接して設けられた、肉塊載置面を有する肉塊載
    置手段と、 肉塊載置面の上方に設けられた安全カバーと、 安全カバーの上昇移動に従って作動されて、下型に嵌合
    した上型の上昇移動をロックし、安全カバーの下降移動
    に従って作動されて、下型に嵌合した上型の上昇移動ロ
    ックを解除する上型ロック手段と、 下方向に移動した位置にある安全カバーの上方向への移
    動をロックする安全カバーロック手段と、 下型からの所定上方位置にて安全カバーロック手段と係
    合して、安全カバーの上方向への移動ロックを解除す
    る、上型駆動手段に連結されたロック解除部材を有する
    安全カバーロック解除手段、 を備えるハム等の製造装置。
  5. 【請求項5】上型駆動手段は、上型を上下動するロッド
    を有するシリンダと、ロッドが連結する上型ホルダー
    と、上型ホルダーが固着したガイドロッドを、 安全カバーは、肉塊載置手段の肉塊載置面の上方に設け
    られた回転軸を、 上型ロック手段は、回転軸と一体回転するカムと、カム
    の回転に従って作動されるロック部材を、 夫々備えており、 ロック部材は一端にてカムと係合するカム係合部と、他
    端にてガイドロッドに形成された被ロック部に係合する
    ガイドロッドロック部を有している、 請求項2ないし4に記載のハム等の製造装置。
  6. 【請求項6】安全カバーロック手段は、回転軸と一体回
    転する回転部材と、回転部材の回転をロックするロック
    部材と、 を備える請求項2ないし4に記載のハム等の製造装置。
  7. 【請求項7】ロック部材は、一端に回転部材と係合する
    係合部と、他端にカム従動部と、両端間に摺動部とを有
    して、往復動自在に設けられており、 ロック解除部材は、ガイドロッドに並設された、カム従
    動部に係合するカム部を有するカム体からなる、 請求項6に記載のハム等の製造装置。
  8. 【請求項8】ロック部材は、一端に回転部材と係合する
    係合爪と、他端に当接部とを有して、回動自在に設けら
    れており、 ロック解除部材は、一方向のみに回転自在に、当接部と
    当接する部位を有する回転体からなる、 請求項6に記載のハム等の製造装置。
  9. 【請求項9】肉塊載置手段の肉塊載置面の上方に設けら
    れた回転軸と、回転軸を中心に回転する肉塊押出し部材
    を更に備え、 肉塊押出し部材は、上型の上昇移動に従って、肉塊載置
    面上の肉塊を下型へ向けて押出す部材を有する、 請求項1ないし4に記載のハム等の製造装置。
  10. 【請求項10】肉塊が供給される下型と、下型に被せら
    れる上型と、計量口を有する変位体と、上型と下型とに
    よって成形された肉塊を変位体の計量口内へ押し込む手
    段と、変位体の計量口を所定位置から他の位置へ変位さ
    せる手段と、変位された変位体の計量口内の肉塊を押出
    す手段と、下型と計量口との間に設けられた切れ刃とを
    備えるハム等の製造装置において、 下型の端部に形成された筒状部が嵌合した一方のケース
    と、 変位体が嵌合した他方のケースと、 一方のケースと他方のケースからなるカッターケースの
    内部に形成された凹部と、 凹部に収容された切れ刃と、 一方のケースと他方のケースによって形成されていて、
    切れ刃を往復動するロッドを挿通する穴部と、 を備えるハム等の製造装置。
  11. 【請求項11】肉塊が供給される下型と、下型に被せら
    れる上型と、計量口を有する変位体と、上型と下型とに
    よって成形された肉塊を変位体の計量口内へ押し込む手
    段と、変位体の計量口を所定位置から他の位置へ変位さ
    せる手段と、変位された変位体の計量口内の肉塊を押出
    す手段と、下型と計量口との間に設けられた切れ刃とを
    備えるハム等の製造装置において、 切れ刃が往復動可能に設けられたカッターケースと、 カッターケースに取り付けた、変位体を収容する中空状
    の枠体と、 枠体と変位体の外周との間に設けられた、変位体を支持
    する軸受と、 変位体の外周に設けられた、変位体を回転駆動するため
    の歯状体と、 を備えるハム等の製造装置。
  12. 【請求項12】カッターケースは、切れ刃を収容する凹
    部が形成された一方のケースと、 枠体が取り付けられた他方のケースと、一方のケースに
    他方のケースを開閉自在に取り付けるヒンジ部を備えて
    いる、 請求項11に記載のハム等の製造装置。
  13. 【請求項13】肉塊が供給される下型と、下型に被せら
    れる上型と、計量口を有する変位体と、上型と下型とに
    よって成形された肉塊を変位体の計量口内へ押し込む手
    段と、変位体の計量口を所定位置から他の位置へ変位さ
    せる手段と、変位された変位体の計量口内の肉塊を押出
    す手段と、下型と計量口との間に設けられた切れ刃と、
    切れ刃が往復動可能に設けられたカッターケースとを備
    えるハム等の製造装置において、 カッターケースと対向して配設された排出基板と、排出
    基板に設けられた切り替え部材とを備え、 切り替え部材は、直筒部と、偏向部と、直筒部と偏向部
    とを固着した基板と、直筒部と偏向部を交互に計量口に
    整合させるように基板を変位させる基板駆動手段とを有
    している、 ハム等の製造装置。
  14. 【請求項14】肉塊が供給される下型と、下型に被せら
    れる上型と、計量口を有する変位体と、上型と下型とに
    よって成形された肉塊を変位体の計量口内へ押し込む手
    段と、変位体の計量口を所定位置から他の位置へ変位さ
    せる手段と、変位された変位体の計量口内の肉塊を押出
    す手段と、下型と計量口との間に設けられた切れ刃と、
    切れ刃を往復動可能に収容するカッターケースと、カッ
    ターケースに隣接して設けられた変位体に対面して配設
    された排出基板と、充填肉塊の長さを設定する計量スト
    ッパーを備えるハム等の製造装置において、 計量ストッパーは、排出基板に設けられた枠体と、計量
    口内へ押し込まれた肉塊に当接するストッパーピストン
    と、ストッパーピストンが取り付けられたロッドと、ロ
    ッドを有するシリンダと、計量口内へ向かって伸張する
    ロッドを停止させる当て部材と、当て部材に螺合するね
    じ軸と、当て部材を貫通する棒材を備え、シリンダと、
    ねじ軸と、棒材が枠体に取付けられている、 ハム等の製造装置
  15. 【請求項15】下型に嵌合した上型には、その上面に上
    型の長手方向に沿ってガイド溝が形成され、 上型駆動手段は、ガイド溝に嵌合する上型保持部材を有
    し、 下型はその端部に形成された筒状部を有し、 筒状部は、その中心線方向に沿って移動可能にカッター
    ケースに嵌合され、 ガイド溝には、下型に嵌合した状態で上型を上型保持部
    材から離脱可能とする切り口が形成されている、 請求項1ないし4に記載のハム等の製造装置。
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