JP3254781B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3254781B2
JP3254781B2 JP1491793A JP1491793A JP3254781B2 JP 3254781 B2 JP3254781 B2 JP 3254781B2 JP 1491793 A JP1491793 A JP 1491793A JP 1491793 A JP1491793 A JP 1491793A JP 3254781 B2 JP3254781 B2 JP 3254781B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に関わり、特
にプログラマブル・リード・オンリ・メモリを内蔵する
マイクロプロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】プログラム・コードを記憶するプログラ
マブル・リード・オンリ・メモリ(以下PROMと略
す)を内蔵したマイクロプロセッサは実機種でのデバッ
グが可能なためプログラムの開発時間の短縮につながる
のみではなく、近年の少量多品種生産の傾向を反映して
プリプロダクションのみならず量産品にも使用される場
合もあり大変重宝されている。この様なマイクロプロセ
ッサに内蔵されているPROMは、プログラム・コード
を記憶する用途のため内部のバスと同様に8ビットある
いは複数ビットの並列書き込みによってデータが書き込
まれる。また、マイクロプロセッサとして動作中はプロ
グラム・コードを読みとりコア・CPUにデータを送る
という単一機能であるため、1つのメガセルとして半導
体装置内に配置することができる。これに対し、プログ
ラム・コードを記憶するのではなく内部動作モードある
いは発振周波数の切り換えなどの制御用のデータを記憶
しておく必要がある場合や、IDコードなどの直列デー
タを記憶する場合には、その制御部位が半導体チップ上
の不特定の場所に点在することが多くPROMを分割し
て配置すると書き込み動作を行うためのバスラインがチ
ップ全体を走り回ることになりスペース・ファクタの点
で非常に不利になるため、信号線の数をできる限り抑え
ることを目的として、しばしば直列データ書き込み方式
のPROMが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この直列デー
タ書き込み方式のPROMは制御方式が並列データの書
き込み方式とは基本的に異なるため、半導体装置の外部
に単純なアダプタを付加することで汎用のPROMライ
タを使用してデータを書き込む事ができない。また、書
き込まれたデータを検証するというベリファイ機能も付
随していなければ信頼性の点でも問題となる。
【0004】そこで本発明はこの様な問題を解決するも
ので、その目的とするところは汎用のPROMライタな
どの外部装置からインターフェイス条件を変更せずに、
直列データが書き込みおよび読み出し可能なPROMを
内蔵した半導体装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
複数のフリップ・フロップを有するシフトレジスタであ
って、データが入力されるデータ入力端子と、前記複数
のフリップ・フロップに共通に入力されるクロック信号
入力端子と、前記複数のフリップ・フリップに共通に入
力されるクリア信号入力端子と、を有するシフトレジス
タと、複数のメモリ素子を有し、前記シフトレジスタを
介して前記データが書き込まれるPROMと、複数のス
テートバッファを有し、前記PROMに書き込まれた前
記データの読み出しを行う読み出し回路と、を有する半
導体装置において、前記メモリ素子は、該メモリ素子へ
の前記データの書き込みを制御する書き込み信号入力端
子と、前記フリップ・フロップから出力された前記デー
タが入力される入力端子とを有し、前記ステートバッフ
ァは、前記シフトレジスタの前記データ入力端子に入力
された前記読み出し回路の読み出し制御信号が前記フリ
ップ・フロップを介して入力される第1の入力端子と、
前記メモリ素子に書き込まれた前記データが入力される
第2の入力端子と、前記読み出し制御信号に応じて、前
記第2の入力端子を介して入力された前記データを出力
する出力端子とを有することを特徴とする。また、本発
明の半導体装置は、複数のフリップ・フロップを有する
シフトレジスタと、複数のメモリ素子を有するPROM
と、複数のステートバッファと、前記複数のステートバ
ッファの出力端子を並列に接続したシリアル出力端子と
を有し、前記PROMに書き込まれたデータの読み出し
を行う、読み出し回路と、を有する半導体装置におい
て、前記シフトレジスタは、「前記PROMに書き込む
シリアルデータ」と「読み出し回路制御データ」とを入
力する端子と、前記複数のフリップ・フロップに共通の
クロック信号を入力する端子と、前記複数のフリップ・
フロップに共通のクリア信号を入力する端子とを有し、
前記メモリ素子は、「前記複数のメモリ素子に並列に入
力される書き込み信号」を入力する端子と、各前記フリ
ップ・フロップの出力信号を入力する端子とを有し、前
記ステートバッファは、1の前記フリップ・フロップの
出力信号を1のステートバッファに入力する端子を有
し、各前記メモリ素子の出力信号を各前記ステートバッ
ファに入力する端子を有し、「前記PROMに書き込む
シリアルデータ」を入力すると、前記シリアルデータ
は、前記シフトレジスタ内の前記複数のフリップ・フロ
ップに1信号毎に分けて格納され、次に、前記書き込み
信号を入力すると、各前記フリップ・フロップに格納さ
れたデータは各前記メモリ素子に格納され、次に、前記
クリア信号を入力すると、前記複数のフリップ・フロッ
プは初期状態になり、次に、前記読み出し回路制御デー
タを入力すると、前記各フリップ・フロップは「読み出
し信号」を1回ずつ順次出力し、前記各ステートバッフ
ァは前記読み出し信号を1回ずつ順次入力され、前記各
メモリ素子に格納されたデータが1回ずつ順次出力され
ることで、前記PROMに書き込まれたデータは前記シ
リアル出力端子からシリアル信号で出力されることを特
徴とする。本発明の半導体装置は、さらに、前記シフト
レジスタの前記データを入力する端子は、切り替え端子
を介して複数のフリップ・フロップの入力端子に接続さ
れる構成とすることを特徴とする。本発明の半導体装置
は、さらに、前記「PROMに書き込むシリアルデー
タ」と「読み出し回路制御データ」とを入力する端子
は、切り替え端子を介して複数のフリップ・フロップの
入力端子に接続され、「前記PROMに書き込むシリア
ルデータ」を入力すると、前記シリアルデータは、前記
シフトレジスタ内の前記複数のフリップ・フロップに1
信号毎に分けて、かつ前記切り替え端子により決まる1
の順で、格納され、次に、「前記複数のメモリ素子に並
列に入力される書き込み信号」を入力すると、各前記フ
リップ・フロップに格納されたデータは各前記メモリ素
子に格納され、次に、前記クリア信号を入力すると、前
記複数のフリップ・フロップは初期状態になり、次に、
前記読み出し回路制御データを入力すると、前記各フリ
ップ・フロップは前記読み出し信号を1回ずつ、かつ前
記切り替え端子により決まる1または2の順で順次出力
し、前記各ステートバッファは前記読み出し信号を1回
ずつ順次入力され、前記各メモリ素子に格納されたデー
タが1回ずつ順次出力されることで、前記PROMに書
き込まれたデータは、前記シリアル出力端子から前記
「PROMに書き込むシリアルデータ」と逆の順序また
は同一順序のシリアル信号で出力される構成とすること
を特徴とする。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例であるところの直列デ
ータ書き込み方式を示すブロック図である。図1におい
て1はデータ入力端子Dinから一連のシフトパスを形
成する複数個のフリップ・フロップ(以下FFと略す)
からなる。クロック入力端子CLKを共通のクロック入
力とするシフトレジスタであり、2はシフトレジスタに
蓄えられた情報を入力とし、書き込み信号WRで書き込
み制御されるPROMであり、3はPROMから出力さ
れるスタティックな制御データを入力として動作する制
御回路である。
【0007】図2は図1の内部を簡単に示した回路図で
ある。図2において本発明の半導体装置は内部回路の動
作を制御するn個の制御回路と、その回路を制御する信
号出力を持つn個の書き込み可能なメモリ素子と、シフ
トレジスタを形成するn個のFFを持つ。ここでn個の
FF(F1〜Fn)は各々入出力を順次接続され直列デー
タの入力端子Dinからのシフトパスを受け、クロック
入力端子CLKからの単一クロックにより動作するする
シフトレジスタとして働く。またPROM2を構成する
メモリ素子(P1〜Pn)は単一のデータ書き込み端子W
を持ち、F1〜Fnからなるシフトレジスタからの信号を
入力としてデータが書き込まれる。n個の制御回路(S
1〜Sn)の制御に必要なデータはクロック入力端子CL
Kからのクロックに同期して、順次直列データ入力端子
よりn回のシフト動作によりn個のFFに蓄えられる。
すべてのFFにデータが蓄えられた状態で書き込み信号
入力WRを動作させることにより、前記データがPRO
M2に書き込まれる。実際の半導体装置内では例えば、
1・P1およびS1が1つの機能セルとなり半導体チッ
プ上の不特定の場所に配置される。このため機能セル間
の配線数は少ない方がスペース・ファクタの点で良好
で、図2の実施例では3本に抑えられていることにな
る。これは並列データ書き込み方式のPROMを使用し
た場合の配線数の半分以下となり、さらに書き込み動作
が1回のみであるため煩雑な制御を必要としないという
利点をも持つ。
【0008】図3および図4に本発明の実施例の一つで
ある、半導体装置の外部から書き込み制御を行う場合の
ブロック図およびタイミングチャートを示す。図3にお
いて4は一般的なPROMにデータを書き込むための汎
用あるいは専用のPROMライタを示し、5は本発明に
おける半導体装置、6は同様に図1および図2に示す直
列データ書き込み方式のPROM、7はPROMライタ
4から出力されるアドレス信号をデコードして制御信号
を出力するアドレス・デコード回路、8はPROMライ
タ4からの出力バー(PGM)およびアドレス・デコー
ド回路7からの制御信号CNTを入力信号としてPRO
M6への入力であるクロック信号CLKおよび書き込み
信号WRを出力する制御回路である。ここでバー(PG
M)のバーは信号が負論理の信号であることを示し、ま
た対応する図面では信号名の上部にバーを記しておく。
他の信号についても同様である。以下、図4のタイミン
グ・チャートを使用して図3のPROMライタ4および
本発明による半導体装置5の動作を説明する。
【0009】汎用のPROMライタは本体上にテンキー
・パッドや表示部等を持ち、書き込みのターゲットであ
るPROMを実装するためのICソケットが装備されて
おり、書き込みはバス・インターフェイスの並列データ
書き込み方式を採っている。この書き込み方式に必要な
信号は書き込み動作に限って注目してみるとアドレス信
号ADD、データ信号DATA、書き込み信号バー(P
GM)の3種類である。PROMライタは書き込み動作
にはいると、まず複数の信号によって表されるアドレス
信号の最初のアドレスであるA1を出力し、続いてこの
アドレスに対応する複数ビットよりなる書き込みデータ
1を出力し、データが書き込まれるPROMのアドレ
スおよびデータがセットアップされる時間をおいてから
書き込み信号のバー(PGM)パルスを送出する。1つ
のアドレスに対するデータの書き込みが終了するとアド
レスをインクリメントして次のアドレスへ移行し、最大
m個のアドレス(mは任意の整数)までの書き込みが行
われる。
【0010】このような汎用のPROMライタによる書
き込み動作に対して、本発明による半導体装置のPRO
Mは直列データ書き込み方式であるので基本的にはアド
レスの概念はなく必要となるデータも単一ライン、例え
ばデータ・バスのLSBの最下位ビットのみを用いるこ
とになり、このデータが半導体装置内のPROMのデー
タ入力Dinに入力される。一方PROMライタからのア
ドレス入力はアドレス・デコード回路7に入力されアド
レスがn+1番目に移行したときに活性状態になるCN
T信号を出力する。このCNT信号を受けてパルス制御
回路8はアドレスがn番目まではPROMライタからの
出力である書き込み信号バー(PGM)に同期したクロ
ック信号CLKをPROM6に出力する。次にアドレス
がn+1番目のAn+1に移行したとき、前記のCNT信
号が活性化され、クロック信号が非活性状態となるとと
もにバー(PGM)信号に同期した書き込み信号WRが
PROM6へ送られる。アドレスがn+2番目から最後
のm番目まではCNT信号が非活性状態であるのでクロ
ック信号がPROMに出力されるが、書き込み信号WR
が動作しないので支障はない。以上のように半導体装置
の付加回路の動作により、PROM内のシフトレジスタ
がn回のシフト動作により直列データをすべて取り込ん
だ後に、1回の書き込みパルスによりメモリ部にデータ
を書き込む動作を行う。また、アドレス・デコード回路
7およびパルス制御回路8は簡単なロジックの論理回路
で構成することができ、PROMライタとのインターフ
ェイスも変更する必要がない。
【0011】以上、本発明における直列データ書き込み
方式のPROMへの書き込み方法を説明したが書き込ま
れたデータの検証機能すなわちベリファイ機能を組み込
んでいないため、保持データの信頼性という点では若干
問題がある。そこでこの問題を鑑みて、書き込まれたデ
ータを読み出す機能を付加したものが図5に示す本発明
における他の実施例である。図5において1は入力端子
Dinからの一連のシフトパスを形成し共通のクリア端
子を持つFFからなり入力端子CLKからの入力を共通
のクロック信号とするシフトレジスタであり、2はシフ
トレジスタに蓄えられた情報を入力とし書き込み信号W
Rで書き込み制御されるPROM、3はPROMから出
力されるスタティックな制御データを入力として動作す
る制御回路、9はPROMに書き込まれたデータの読み
出しを行う読み出し回路である。また、読み出し回路9
の構成要素である91は制御入力が”L”レベルの時は
出力がハイ・インピーダンスとなり、制御入力が”H”
レベルとなると入力と同論理の信号を出力する3ステー
ト・バッファ(以下TSBと略す)である。以下図6に
示すタイミングチャートを用いて図5の回路動作を説明
する。
【0012】電源が投入された時点ではFFの出力は”
H”レベルか”L”レベルかわからない不定の状態であ
るので、まずCLR入力端子から”H”レベルの信号を
一定期間入力することにより、FF内部を初期状態すな
わちQ出力を”L”レベルの状態にする。この状態では
各FFのQ出力はすべて”L”レベルとなっており、こ
のQ出力が各TSBの制御入力となっているため、TS
Bの出力がカスケード接続されているDout出力端子
はハイ・インピーダンス状態となっている。次にデータ
入力端子Dinから”H”レベルの制御データが入力さ
れ、この期間中にクロック入力端子CLKからクロック
・パルスが入力されると、この制御データがFF11に
ラッチされてFF11のQ出力は”H”レベルに反転す
る。すると、このQ出力が制御入力として接続されてい
るTSB91はON状態となりメモリ素子21に書き込
まれているデータと同論理レベルの信号をDoutへ出
力する。直列データ書き込みの場合、最初の入力データ
をD1とし順次n回シフト動作させて入力した最後のデ
ータをDnとすると、初段のFFにはDnがラッチされ最
終段のFFにはD1がラッチされていることになり、こ
のようにFFにラッチされたデータが一括してメモリ素
子に書き込まれることになる。従って正常なデータ書き
込みが行われた場合、この時点でDoutに出力される
データは最終データDnと同一であることがわかる。こ
の状態からDin入力を”L”レベルに保ったままクロ
ック・パルスをクロック入力端子から入力していくとD
outにはDn-1・Dn-2・Dn-3・・・・と順次データ
が出力されn個目のクロック・パルスで最初の書き込み
データと同一であるD1が出力される。入力されるクロ
ック・パルスがn+1個目以降はすべてのFFのQ出力
が”L”レベルとなるため、これに接続されるTSBは
すべてOFF状態となりDout出力はハイ・インピー
ダンスとなる。
【0013】以上、直列データ書き込み方式のPROM
の保持データを読み出す方法を述べたが、実施例の読み
だし回路に用いられているTSBはトランスミッション
・ゲートあるいは他の半導体素子で構成できることは言
うまでもない。またこの方式ではPROMに保持された
データを読み出す際にTSBの出力制御を行う制御デー
タのシフト方向が書き込みデータと同一方向となり、読
み出されるデータが書き込みデータの入力とは逆の順序
となるため、半導体装置の外部から書き込んだデータの
ベリファイを行う場合にはデータの取扱いが不便にな
る。そこでこの問題を鑑みて、読み出されるデータが書
き込みデータと同一順序で出力される読み出し回路を具
備したものが図7に示す本発明における他の実施例であ
る。
【0014】図7においてPROM2、制御回路3、読
み出し回路9の構成は図5と同一であるが、シフトレジ
スタ1の構成要素であるFFの前後段にTSBを複数個
設けている点が異なっている。すなわちTSBの制御入
力DIRが”H”レベル、バー(DIR)が”L”レベ
ルの時は前段のFFブロックから出力されたデータはT
SB13を経由してFFのD入力に入力され、FFのQ
出力はTSB14を経由して次段方向のFFブロックに
入力される。逆にDIRが”L”レベル、バー(DI
R)が”H”レベルの時は次段方向のFFブロックから
入力されたデータがTSB15を経由してFFのD入力
に入力され、Q出力がTSB16を経由して前段へ出力
されることになる。ちなみに、このシフトレジスタのデ
ータ・シフト方向を制御するTSBの代わりにトランス
ミッション・ゲートあるいは他の半導体素子を用いても
かまわない。以下、図8のタイミングチャートを用いて
図7の回路動作を説明する。DIR入力を”L”レベ
ル、すなわちバー(DIR)入力を”H”レベルにした
後、まずCLR入力端子から”H”レベルの信号を一定
期間入力することにより、FF内部を初期状態すなわち
Q出力を”L”レベルの状態にする。この状態では各F
FのQ出力はすべて”L”レベルとなっており、このQ
出力が読み出し回路の各TSBの制御入力となっている
ため、Dout出力端子はハイ・インピーダンス状態と
なっている。次にデータ入力端子Dinから”H”レベ
ルの制御データが入力され、この期間中にクロック入力
端子CLKからクロック・パルスが入力されると、この
制御データがTSB12・15を経由してFF11にラ
ッチされてFF11のQ出力は”H”レベルに反転す
る。するとこのQ出力が制御入力として接続されている
TSB91はON状態となり、メモリ素子21に書き込
まれているデータと同論理レベルの信号をDoutへ出
力する。直列データ書き込み方式で正常な書き込みが行
われた場合、この制御データにより制御されている機能
ブロックは最終段であるため、この時点で出力されるデ
ータは最初の書き込みデータD1と同一であることがわ
かる。この状態からDin入力を”L”レベルに保った
ままクロック・パルスをクロック入力端子から入力して
いくとDoutにはD2・D3・D4・・・・と順次デー
タが出力されn個目のクロック・パルスで最終書き込み
データと同一であるDnが出力される。入力されるクロ
ック・パルスがn+1個目以降はすべてのFFのQ出力
が”L”レベルとなるため、Q出力に接続される読み出
し回路のTSBはすべてOFF状態となり、Dout出
力はハイ・インピーダンスとなる。
【0015】図9および図10に本発明の実施例の一つ
であるところの、読み出し回路を具備したPROMに保
持されたデータを半導体装置の外部から読み出し、ベリ
ファイを行う場合のブロック図およびタイミングチャー
トを示す。図9において6は図7に示すPROM、10
はPROMライタ4から出力されるアドレス信号をデコ
ードして制御信号を出力するアドレス・デコード回路、
11はPROMライタから出力される書き込み用高電圧
Vppの電位レベルを検出するVPP検出回路、12は
PROMから出力されたデータにダミー・ビットを付加
して並列データとしてPROMライタに出力するダミー
データ生成回路、13は電源電圧が投入された直後にリ
セット・パルスを出力するリセット回路、14はインバ
ータ回路である。
【0016】図10のタイミングチャートを用いて図9
のPROMライタおよび本発明による半導体装置5の動
作を説明する。汎用または専用のPROMライタのPR
OMに書き込まれたデータを読み出す方式は主にバス・
インターフェイスが主流であり、この読みだしに必要な
動作に限っての信号線に注目してみるとアドレス信号A
DD、データ信号DATA、読み出し信号OEの3種類
であるが、PROMライタが書き込みシーケンスに入っ
ているか、読み出しシーケンスに入っているかの判定を
行うためにもう1種類書き込み用高電圧Vppを用いる
ことにする。PROMライタ4が立ち上がり半導体装置
5に電源電圧であるVDDレベルの電圧が印加されると、
まずリセット回路13が動作しPROM6内のFFのデ
ータをすべてクリアする。続いてPROMライタの動作
が他に移行して行くわけであるが、この移行する状態が
書き込み動作であるときにはVpp端子にはPROMの
書き込み制御に用いる20V前後の高電圧が出力され、
読み出し等他のシーケンス時には半導体装置の電源電圧
のVDDが出力される。VPP端子の電圧を半導体装置5内
の検出回路11で受け、20V前後の電圧が印加されて
いる場合には同回路の出力であるDIRは”H”レベ
ル、バー(DIR)は”L”レベルとなりPROM6は
書き込みシーケンスに入る。逆にVPP端子の電圧がVDD
レベルの場合はDIRは”L”レベル、バー(DIR)
は”H”レベルとなりPROMは読み出しシーケンスに
入る。読み出しシーケンスに入った状態からPROMラ
イタはまず複数の信号によって表されるアドレス信号の
最初のアドレスであるA1を出力し、続いてアドレスA1
がPROM内でセットアップされる時間をおいてから出
力制御信号であるバー(OE)を”L”レベルにするこ
とにより、このアドレスに対応する複数ビットよりなる
読み出しデータの読み込みを行う。アドレス信号が入力
されているアドレス・デコーダ回路10はこの最初のア
ドレスA1が入力された時のみPROMに対して”H”
レベルのDin信号を出力し、インバータ回路14によ
り論理反転された信号がクロック入力信号として入力さ
れる。従ってこの時点ではPROMより出力される読み
出しデータであるDout信号はD1となり、この1ビ
ット・データがダミー・ビット付加回路12により並列
データに変換されPROMライタに出力される。PRO
Mライタはこのデータを読み出し、内部に蓄積されたデ
ータと比較することにより読み出しデータのベリファイ
を行う。この動作以降PROMライタはアドレスをイン
クリメントしバー(OE)制御により読み出しを行い、
PROMではこのバー(OE)信号と同期してシフトレ
ジスタの制御データをシフトしていき、n番目のアドレ
スAnがPROMライタから入力された時点でPROM
に書き込まれた最終データと同一のDnがDout端子
から出力され、全データの読み出しが完了する。以上の
ように半導体装置の付加回路によりPROM内に保持さ
れたデータが読み出され、PROMライタによりデータ
のベリファイが行われる。また、10〜14の付加回路
は簡単なロジックの論理回路あるいはコンパレータなど
により構成することができ、PROMライタとのインタ
ーフェイスも変更する必要はない。
【0017】
【発明の効果】以上述べたようにシフトレジスタ回路お
よび付加回路を用いることにより、並列データを扱うP
ROMライタのような外部装置から半導体装置内の直列
データを扱うPROMへのデータの書き込みあるいは、
PROMからのデータの読み出しが外部装置とのインタ
ーフェイスを変更せずに簡単に行える。また本発明のP
ROMはその機能ブロックの最小構成がFF,メモリ素
子、制御回路が各々1つずつという小さい規模であるた
め、半導体装置のあらゆる場所に配置することが可能で
あり、各機能ブロック間の信号配線数に関しても並列デ
ータを扱うPROMと比較しても格段に少ないためチッ
プ・レイアウト的にも非常に有利である。さらに最近の
PROMライタはPROMにデータが書き込まれている
かを判定するブランク・チェック、書き込み動作、ベリ
ファイ動作の一連の動作がシーケンシャルに移行してい
くものが多いが、本発明による回路構成の組み合わせに
よりこのPROMの動作にも対応が可能であり、煩雑な
操作を行わずに半導体装置を扱えるという効果も有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における直列データ書き込み
方式のPROMを示すブロック図。
【図2】 同上回路図。
【図3】 本発明の実施例における半導体装置外部から
書き込み制御を行う場合のブロック図。
【図4】 同上タイミングチャート。
【図5】 本発明の実施例における読み出し制御を行う
場合の回路図。
【図6】 同上タイミングチャート。
【図7】 同上回路図。
【図8】 同上タイミングチャート。
【図9】 本発明の実施例における半導体装置外部から
読み出し制御を行う場合のブロック図。
【図10】 同上タイミングチャート。
【符号の説明】
1 シフトレジスタ郡 11 フリップ・フロップ 12〜17 3ステート・バッファ 2 プログラマブル・リード・オンリ・メモリ 21 メモリ素子 3 制御回路群 31 制御回路 4 PROMライタ 5 半導体装置 6 プログラマブル・リード・オンリ・メモリ 7 アドレス・デコード回路 8 パルス制御回路 9 読み出し回路 91 3ステート・バッファ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフリップ・フロップを有するシフ
    トレジスタであって、 データが入力されるデータ入力端子と、 前記複数のフリップ・フロップに共通に入力されるクロ
    ック信号入力端子と、 前記複数のフリップ・フリップに共通に入力されるクリ
    ア信号入力端子と、を有するシフトレジスタと、 複数のメモリ素子を有し、前記シフトレジスタを介して
    前記データが書き込まれるPROMと、 複数のステートバッファを有し、前記PROMに書き込
    まれた前記データの読み出しを行う読み出し回路と、 を有する半導体装置において、 前記メモリ素子は、 該メモリ素子への前記データの書き込みを制御する書き
    込み信号入力端子と、前記フリップ・フロップから出力
    された前記データが入力される入力端子とを有し、 前記ステートバッファは、 前記シフトレジスタの前記データ入力端子に入力された
    前記読み出し回路の読み出し制御信号が前記フリップ・
    フロップを介して入力される第1の入力端子と、 前記メモリ素子に書き込まれた前記データが入力される
    第2の入力端子と、 前記読み出し制御信号に応じて、前記第2の入力端子を
    介して入力された前記データを出力する出力端子とを有
    することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 複数のフリップ・フロップを有するシフ
    トレジスタと、 複数のメモリ素子を有するPROMと、 複数のステートバッファと、前記複数のステートバッフ
    ァの出力端子を並列に接続したシリアル出力端子とを有
    し、前記PROMに書き込まれたデータの読み出しを行
    う、読み出し回路と、 を有する半導体装置において、 前記シフトレジスタは、 「前記PROMに書き込むシリアルデータ」と「読み出
    し回路制御データ」とを入力する端子と、 前記複数のフリップ・フロップに共通のクロック信号を
    入力する端子と、 前記複数のフリップ・フロップに共通のクリア信号を入
    力する端子とを有し、 前記メモリ素子は、 「前記複数のメモリ素子に並列に入力される書き込み信
    号」を入力する端子と、各前記フリップ・フロップの出
    力信号を入力する端子とを有し、 前記ステートバッファは、 1の前記フリップ・フロップの出力信号を1のステート
    バッファに入力する端子を有し、 各前記メモリ素子の出力信号を各前記ステートバッファ
    に入力する端子を有し、「前記PROMに書き込むシリ
    アルデータ」を入力すると、前記シリアルデータは、前
    記シフトレジスタ内の前記複数のフリップ・フロップに
    1信号毎に分けて格納され、 次に、前記書き込み信号を入力すると、各前記フリップ
    ・フロップに格納されたデータは各前記メモリ素子に格
    納され、 次に、前記クリア信号を入力すると、前記複数のフリッ
    プ・フロップは初期状態になり、 次に、前記読み出し回路制御データを入力すると、前記
    各フリップ・フロップは「読み出し信号」を1回ずつ順
    次出力し、前記各ステートバッファは前記読み出し信号
    を1回ずつ順次入力され、前記各メモリ素子に格納され
    たデータが1回ずつ順次出力されることで、 前記PROMに書き込まれたデータは前記シリアル出力
    端子からシリアル信号で出力されることを特徴とする半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 前記シフトレジスタの前記データを入力
    する端子は、 切り替え端子を介して複数のフリップ・フロップの入力
    端子に接続されることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 前記「PROMに書き込むシリアルデー
    タ」と「読み出し回路制御データ」とを入力する端子
    は、 切り替え端子を介して複数のフリップ・フロップの入力
    端子に接続され、 「前記PROMに書き込むシリアルデータ」を入力する
    と、前記シリアルデータは、前記シフトレジスタ内の前
    記複数のフリップ・フロップに1信号毎に分けて、かつ
    前記切り替え端子により決まる1の順で、格納され、 次に、「前記複数のメモリ素子に並列に入力される書き
    込み信号」を入力すると、各前記フリップ・フロップに
    格納されたデータは各前記メモリ素子に格納され、 次に、前記クリア信号を入力すると、前記複数のフリッ
    プ・フロップは初期状態になり、 次に、前記読み出し回路制御データを入力すると、前記
    各フリップ・フロップは前記読み出し信号を1回ずつ、
    かつ前記切り替え端子により決まる1または2の順で順
    次出力し、 前記各ステートバッファは前記読み出し信号を1回ずつ
    順次入力され、前記各メモリ素子に格納されたデータが
    1回ずつ順次出力されることで、 前記PROMに書き込まれたデータは、前記シリアル出
    力端子から前記「PROMに書き込むシリアルデータ」
    と逆の順序または同一順序のシリアル信号で出力される
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
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