JP3239101B2 - 釣り上げゲーム - Google Patents

釣り上げゲーム

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JP3239101B2
JP3239101B2 JP01894398A JP1894398A JP3239101B2 JP 3239101 B2 JP3239101 B2 JP 3239101B2 JP 01894398 A JP01894398 A JP 01894398A JP 1894398 A JP1894398 A JP 1894398A JP 3239101 B2 JP3239101 B2 JP 3239101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コース上を移動中
の動物を模した模擬体を釣り具により釣り上げてゲーム
を進行させる釣り上げゲームに関する。
【0002】
【従来の技術】釣り上げゲームには、魚を模した模擬体
を釣り竿(釣り具)で、いかにたくさん釣り上げるかを
競うゲームがある。幼児用では、幼児にできるだけ関心
をもたせるために、従来、所定コースの上面に魚を模し
た複数の模擬体を載せ、これらを平面方向に移動させて
おき、これらコース内を移動している魚の模擬体を釣り
竿で釣り上げることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、幼児用ゲー
ムは、ゲーム中、そのゲームに引き込まれるような関心
を幼児にもたらせられることが望まれる。釣り上げゲー
ムでは、幼児に適した釣り上げ難い状況が形成されるこ
とが求められる。
【0004】ところが、従来の模擬体を平面的に動かす
だけの釣り上げゲームでは、幼児の関心を引きつけるに
は限度がある。本発明は、このような事情に着目してな
されたもので、その目的とするところは、幼児の関心を
引きつけながら模擬体の釣り上げができる釣り上げゲー
ムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した釣り上げゲームは、進行方向に沿
って起伏するスロープが形成されたコースと、コースの
上面に複数個、載せられ、釣り具によって釣り上げ可能
な動物の模擬体と、コースの直下で複数個の磁石を該コ
ースの進行方向に沿って移動させ、模擬体を磁力によっ
て吸着させながら進行させる進行機構と、模擬体がスロ
ープを下る際、磁石をコースの直下から前記模擬体の吸
着を及ぼさない地点に退避させる退避手段とを具備する
ことにより、動物の模擬体が平面方向だけでなく、上下
方向で移動速度に変化を与えながら動くようにして、幼
児に関心を引きつける適度な釣り上げ難い状況が形成さ
れるようにしたことにある。
【0006】請求項2に記載した釣り上げゲームは、上
記目的に加え、簡単な構造で、模擬体の進行を損なわず
に、スロープからの模擬体の滑走をもたらせるために、
進行機構を、コースの下側で該コースの進行方向に沿っ
て移動する移動体と、この移動体に上下方向に回動自在
に支持された複数個のアームと、これら各アームの先端
部に組み付けられた磁石とを有して構成し、退避手段
を、スロープの頂部近傍に模擬体が到達すると、その模
擬体を吸着しているアームをコースから強制的に下方へ
引き離して、磁石を模擬体から離脱させる構造とした。
【0007】請求項3に記載した釣り上げゲームは、上
記目的に加え、さらに模擬体を左右方向に振って模擬体
を釣り上げ難くするために、模擬体の両側に側方に張り
出る張出部を形成し、コースの両側に同両側から交互に
該コース内へ突き出し、張出部との干渉によって模擬体
に幅方向に振る動きを与える干渉部を形成したことにあ
る。
【0008】請求項4に記載した釣り上げゲームは、上
記目的に加え、さらに釣り具が引っ掛かる部分を開閉し
て模擬体を釣り上げ難くするために、模擬体を、動物の
ボディを模して形成した本体部と、この本体部に開閉自
在に装着され動物の口部の上側を形成する開閉部とを有
し、本体部にコースの上面を転がるローラとこのローラ
の回転を開閉部に伝えて該開閉部を開閉駆動させる伝達
機構とを組付けて構成して、釣り具が引っ掛かる口部が
ランダム的に閉じたり開いたりするようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図4に
示す一実施形態にもとづいて説明する。図1は本発明を
適用した釣り上げゲーム、例えば魚釣りゲームの外観を
示していて、図中1は円盤状に形成された例えば樹脂製
の本体である。
【0010】本体1は、円板状のベース2と有底短筒形
の上側ケーシング3とを組み合わせて構成してある。上
側ケーシング3の上面外周側には、両側が壁で囲まれた
環状の走路帯4が形成されていて、この走路帯4上には
動物を模した模擬体、例えば魚を模した複数個(例えば
8個)の模擬体5が載せてある(図示は4個)。この走
行帯4の一部は、模擬体5の進行方向に沿って起伏、具
体的には山形状に傾斜するスロープ6に形成してある。
また走行帯4の両側には、例えば所定間隔で交互に走行
帯4内へ鋭角的に突き出るさん形状の突起部4a(本願
の干渉部に相当)が形成されていて、各模擬体5が進行
する立体的な環状のコースを構成している。
【0011】本体1内には、走行帯4上の模擬体5を進
行方向に移動させるための回転機構7が収容されてい
る。この回転機構7の構造が図2に示されている。
【0012】回転機構7を説明すれば、8はベース2の
上面中央に形成された電池ボックス、9は電池ボックス
8に隣接してベース2の上面に取り付けられた駆動ユニ
ット(例えば電動モータ10と減速機11とを組み合わ
せて構成されるユニット)で、駆動ユニット9からは出
力軸9aが上方へ突き出ている。なお、電池ボックス8
の上面には回路基板8aが装着され、電池ボックス8内
には乾電池8bが収納してある。
【0013】ベース2の中心となる電池ボックス8の上
面部分からは、略半円筒形をなしたガイド軸12が突き
出ていて、上側ケーシング3の下側に配置される円形の
回転板13(本願の移動板に相当)を回転自在に支持し
ている。
【0014】具体的には、回転板13は、電池ボックス
8,回路基板8a,駆動ユニット9の上側を囲う短筒形
の円盤部14と、この円盤部14の外周部から走路帯4
の幅方向中間まで張り出る円板部15とを有して形成さ
れている。そして、円盤部14の上壁(底壁)軸心に形
成されている筒形のガイド孔部16が、ガイド軸12の
端部に装着された摺動リング17に回転(摺動)自在に
嵌挿してある。また円板部15の外周側の下面はベース
2の上面から突き出た環状のリブ18により摺動自在に
支えられ、回転板13の全体を上側ケーシング3の真下
に位置決めつつ環状のコースに沿って、横(水平)方向
に回転自在に支持している。
【0015】円盤部14の上壁の下面(裏面)には、回
転板13の軸心と同心な環状のラックギヤ19が形成し
てある。このラックギヤ19に、駆動ユニット9の出力
軸9aに装着されているピニオンギヤ9bが噛み合って
いる。
【0016】また回路基板8aは、電池ボックス8、電
動モータ10、ガイド軸12内に配置されている電動モ
ータ10のオンオフ部20を接続している。そして、上
側ケーシング3の上面に中央に取り付けた押圧ノブ21
でオンオフ部20を操作することにより、回転板13を
作動させるようにしてある。具体的には、例えば押圧ノ
ブ21を一回押圧操作すると、電動モータ10がオンし
て回転板13を走路帯4の進行方向に沿って回転させ、
押圧ノブ21を再度押圧操作すると、電動モータ10の
作動が停止するようにしてある。
【0017】また円板部15の上面外周側には、所定間
隔で、それぞれ周方向に向くように複数(例えば9個)
のアーム22が取り付けてある(図示は3個)。具体的
には、周方向に並ぶアーム22は、いずれも図2中の拡
大図で示されるように例えば基部がクランク形状に折り
曲げられていて、この基端が円板部15の上面に形成し
たブラケット23にヒンジ24を介して上下方向に回動
自在に支持してある。この支持により、各アーム22を
走行帯4の直下で同走行帯4にならう向き配列させてあ
る。
【0018】各アーム22の先端部外側には、円板部1
5の外周端から一部が張り出るように磁石保持用ブラケ
ット部25が形成されていて、この磁石保持用ブラケッ
ト部25に磁石部26(本願の磁石に相当)を組み付け
てある。具体的には、磁石部26は、いずれも走路帯4
の進行方向に対して自在に可動するよう、ヒンジ部27
を介して磁石保持用ブラケット部25に移動自在に支持
させてある。
【0019】これら磁石部26は、模擬体5を走行帯4
に載せていないとき、走行帯4の水平面部分では、同部
分の直下に配置される。また走行帯4のスロープ部分で
は、円板部15と隣接してベース2の上面から山形状に
起立しているプレートで形成されるマグネットスロープ
29(図4にも図示)でアーム先端部(保持用ブラケッ
ト部25)が押し上げられて、スロープ6の直下に配置
されるようにしてある。さらに述べれば、いずれも磁石
部26は、磁力が走行帯4に載置されている模擬体5の
被吸着部、例えば模擬体5の下部に組み込まれた磁石2
8を吸着可能な範囲で、走行帯4の直下に位置決められ
るようにしてあり、走行帯4に模擬体5を載せると、同
模擬体5をアーム端の磁石部26で吸着できるようにし
てある。
【0020】この回転機構7で構成される移動機構によ
り、走行帯4(コース)上の模擬体5を磁力によって吸
着させながら時計回りに進行させるようにしてある。ま
たこの回転機構7のアーム構造を用いて、模擬体5がス
ロープ6を下る際、磁石部26を同模擬体5の吸着を及
ぼさない地点に退避させている。
【0021】具体的には、各アーム22の基部には例え
ばクランク形状の角部で形成される当部22aが形成し
てあり、スロープ6の頂部近傍に対応するマグネットス
ロープ29の内側面には当部22aが通過する地点まで
突き出るプレート状のアーム誘導リブ29a(アーム押
下部)が形成してある。アーム誘導リブ29aは、アー
ム22の進行を遮るよう、前下がりに傾斜配置されてい
て、模擬体5がスロープ6の頂部近傍に到達するにした
がい、同模擬体5を支持しているアーム22の当部22
aがアーム誘導リブ29aの傾斜した下面と当接して、
アーム22に下向きの力を与えるようにしてある。これ
により、模擬体5がスロープ6の頂部近傍に到達する
と、同模擬体5を支えているアーム22が、アーム誘導
リブ29aとの当接にしたがい下方へ強制的に誘導さ
れ、磁石部26を走行帯4の下面から強制的に引き離し
て、模擬体5から磁石部26を遠ざけるようにしてあ
る。なお、当部22aは、クランク形アームの角部でな
く、他の部分でも、リブなどの他部材を用いて形成して
もよい。
【0022】こうした磁石26の吸着/離脱の作用によ
り、模擬体5はスロープ6の頂部に至るまでは磁石部2
6で吸着されながら移動し、頂部からスロープ6の下り
にさしかかると磁石部26による吸着が解かれてスロー
プ6上を滑走しながら下るようにしてある(本願の退避
手段に相当)。
【0023】走行帯4を移動する各模擬体5は、釣り
竿,釣り糸,釣り針の各部分を模した釣り具30を用い
て釣り上げ可能に構成してある。この模擬体5の構造が
図2中の拡大図、図3に示されている。
【0024】模擬体5の構造について説明すれば、31
は魚のボディ外形を模して形成された中空の本体部であ
る。この本体部31の前部上段は切欠されていて、本体
部31の前部を魚の口部下側に似せた形状にしてある。
また本体部31の前部には、魚の口部上側を模した円弧
形の開閉カバー32が上段の切欠部31aを覆うように
取り付けてある。具体的には、開閉カバー32は、裏面
中央から本体部31の前部上側を貫通して同本体部31
の後部下側へ延びる帯板状のカムフォロア33が形成し
てあり、このカムフォロア33の途中を枢支軸34を介
して本体部31の両壁に回動自在に枢支させることによ
って、開閉カバー全体を上下開き自在に取り付けてい
る。
【0025】なお、開閉カバー32の先端周縁部の裏面
には、段差部32aが形成されていて、開閉カバー32
が開いたとき、段差部32aに釣り具30の釣り針30
aを引っ掛ければ、走行帯4から模擬体5が釣り上げら
れるようにしてある。
【0026】また本体部31の後部には、走行帯4上を
転動する回転自在な走行ローラ35(本願のローラに相
当)が内蔵されている。このローラ35の一側面には、
ローラ35を支持する支持軸35aと同心な例えば渦巻
き形の板カム36が形成してある。そして、開閉カバー
32の重量で、この板カム36のカム面にカムフォロア
33の先端に形成されている円弧形のカム受け面33a
を当接させている。
【0027】このカム機構37(本願の伝達機構に相
当)により、走行帯4の上面を模擬体5が移動すると
き、走行帯4の上面を転がる走行ローラ35の挙動(回
転)を、板カム36,カム受け面33aを通じ、カムフ
ォロア33に伝えて、開閉カバー32を開閉駆動するよ
うにしてある。
【0028】この構造で模擬体5の口部をランダム的に
開閉させて、走行帯4を移動する模擬体5を釣り上げ難
くするようにしてある。本体部31の前部底面には上記
磁石28を内蔵させてある。
【0029】また本体部31の前部両側には、側方へ張
り出る、魚の前鰭を模した一対の張出部38が形成され
ていて、走行帯4の両側から突き出る突起部4aとの干
渉から、模擬体5に魚が泳いでいるような左右に体を振
る動き、具体的には模擬体5に幅(左右)方向に振る動
きを与えるようにしている。
【0030】この構造によっても模擬体5の口部の位置
に変化を与えて、走行帯4を移動する模擬体5を釣り上
げ難くするようにしてある。なお、スロープ6の頂部の
上側付近は、目視を遮る障害物、例えば橋を模した遮蔽
物39(図1のみに図示)で覆われていて、模擬体5が
目で捕らえなくなることを利用して、走行帯4を移動す
る模擬体5を釣り上げ難くするようにもしてある。
【0031】こうした構造により、幼児の関心を引き付
ける釣り上げゲームを構成している。すなわち、釣り上
げゲームの作用について説明すれば、まず、魚を模した
複数(8個)の模擬体5を走行帯4上に載せる。
【0032】このとき、走行帯4の直下には磁石部26
が配置してあるから、同磁石部26が模擬体5に内蔵し
てある磁石28を吸引して、図1中の拡大図および図3
に示されるように模擬体5を走行帯4上で吸着させる。
【0033】ついで、ゲーム者が釣り具30を手に持
ち、続いて上側ケーシング3の押圧ノブ21を押圧操作
する。すると、電動モータ10が励磁され、回転板13
を回転させ、各アーム22(9個)を旋回させていく。
【0034】ここで、アーム先端にある磁石部26は、
上側ケーシング3の上壁を介して、走行帯4の各模擬体
5と吸着しているから、図1中の拡大図に示されるよう
に模擬体5を吸着させながら走行帯4上を進行させる。
【0035】このとき、模擬体5の両側からは一対の張
出部38が張り出ていて、走行帯4の両側からは交互に
突起部4aが突き出ているから、模擬体5は、一方の張
出部38が同方向に在る走行帯4の突起部4aと当接し
て左右方向一方側に傾いてから、他方の方の張出部38
が同方向に在る走行帯4の突起部4aと当接して左右方
向他方側に傾くという動作を繰り返しながら、走行帯4
上を進行する。
【0036】これにより、各模擬体5は、図1中の矢印
のように魚が泳ぐ如く左右に体を振るように動く。各模
擬体5の走行ローラ35は、この進行を受けて転がる。
この回転が、板カム36とカムフォロア33とで昇降変
位に変換されて、模擬体5の前上部にある開閉カバー3
2に伝わり、同開閉カバー32を開閉させる。
【0037】これにより、図3(a),(b)に示され
るように各模擬体5の頭部は、魚の口部が開閉するよう
に動く。つまり、各模擬体5は、魚の口部となる部分
が、左右に振れ、さらにランダム的に閉じたり開いたり
しながら走行帯4上を移動していく。これにより、各模
擬体5はあたかも魚が泳ぐように走行帯4上を移動す
る。
【0038】こうした模擬体5の移動は、走行帯4の水
平部分からスロープ6の頂部付近まで続く。ここで、マ
グネットスロープ29の内側面からはアーム誘導リブ2
9aが突き出ているから、図4に示されるように同模擬
体5を支えているアーム22の当部22aとアーム誘導
リブ29の傾斜した下面とが摺接していく。この摺接に
より、アーム22は下方へ強制的に誘導され、磁石部2
6のある先端側が下方へ強制的に押し下げられる。
【0039】これにより、模擬体5がスロープ6の頂部
に達するにしたがい、同模擬体5を吸着している磁石部
26が走行帯4の下面から引き離される。このとき、ス
ロープ6の頂部で模擬体5の進行が止まることがあって
も、後続の模擬体5が前側の模擬体5を押すので、模擬
体5は順にスロープ6の下りにさしかかる。
【0040】スロープ6の下りでは、模擬体5には磁石
部26による吸着作用が作用していないから、模擬体5
は、回転板13の回転速度でなく、自重により、はやい
速度でスロープ6を滑走する。
【0041】このスロープ6を下った模擬体5が、平面
な走行帯部分にさしかかると、再び磁石部26で吸着さ
れ、同磁石部26で保持されながら平面な走行帯部分を
移動していく。
【0042】つまり、魚を模した各模擬体5は、平面方
向では得られない移動速度に変化を付けた立体方向の動
き、口部が左右に振れるような動き、口部が閉じたり開
いたりする動きによって、幼児の関心を引きつけるよう
な適度な釣り上げ難い状況をコース各部で形成しなが
ら、立体のコースを周回する。
【0043】ゲーム者は、こうした模擬体5の開閉カバ
ー32に、釣り針30aを引っ掛けて、図1中に示され
るように走行帯4から釣り上げれば、魚釣りが行える。
例えば決められた数だけ模擬体5を釣り上げるのを競っ
たり、他の人よりもたくさん模擬体5を釣り上げるのを
競ったりすればよい。
【0044】したがって、常に幼児の関心を引きつけな
がら模擬体5の釣り上げゲームを進行させることがで
き、幼児にふさわしい面白さを与えることができる。し
かも、釣り上げ難くする構造は、スロープ6の頂部近傍
に模擬体5が到達するにしたがいアーム誘導リブ29a
で同模擬体5を吸着しているアーム22を走行帯4から
下方へ強制的に引き離すことによりスロープ6から自重
で模擬体5を滑走させたり、走行帯4の両側から交互に
走行帯内に突き出す突起部4aを形成し、模擬体5の両
側に張出部38を形成して、模擬体5を左右に振らせた
り、走行帯4を転がる走行ローラ35で開閉カバー32
を開閉させて、釣り針30aが引っ掛かる口部を開閉さ
せたりするだけなので、簡単な構造ですむ。特に模擬体
5をスロープ6から滑走させる構造は、アーム22を強
制的に下方へ誘導するだけなので、模擬体5の進行が損
なわれることはない。
【0045】なお、一実施形態では、魚の外形を模した
模擬体を用いたが、これに限らず、他の動物でもよい。
また一実施形態では、環状のコースを用いたが、これに
限らず、直線状のコースを用いて、模擬体を往復方向に
移動させるようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、釣り上げの対象となる動物の模擬体が、立
体のコースにより、平面方向だけでなく、上下方向で移
動速度に変化を与えながら動くようになるので、釣り上
げる際、幼児に適度な釣り上げ難い状況をもたらせるこ
とができる。
【0047】したがって、幼児の関心を引きつけながら
釣り上げゲームを進行させることができ、幼児にふさわ
しい面白さを与えることができる。請求項2に記載の発
明によれば、上記効果に加え、簡単な構造で、模擬体の
進行を損なうことなく、模擬体のスロープ滑走をもたら
す磁石の離脱ができる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、上記効果
に加え、模擬体を左右方向に振らせることで、模擬体を
釣り上げ難くして、一層、幼児の関心を引きつけること
ができる。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、上記効果
に加え、釣り具が引っ掛かる口部をランダム的に開閉さ
せることで、模擬体を釣り上げ難くして、一層、幼児の
関心を引きつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の釣り上げゲームの外観を
示す斜視図。
【図2】同釣り上げゲームの構造を説明するための斜視
図。
【図3】同釣り上げゲームの模擬体の口部が開閉する構
造を説明するための断面図。
【図4】図1中のA〜A線に沿う、模擬体がスロープを
通過するときのアームの挙動を説明するための断面図。
【符号の説明】
4…走路帯(立体コース) 4a…突起部(干渉部) 5…模擬体 6…スロープ 7…回転機構(移動機構、退避手段) 13…回転板(移動体) 26…磁石部(磁石) 28…磁石(被吸着部) 29a…アーム誘導リブ(押下部) 30…釣り具 31…本体部 32…開閉カバー 35…走行ローラ(ローラ) 37…カム機構(伝達機構) 38…一対の張出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−164281(JP,A) 特開 平1−204688(JP,A) 特開 平1−160587(JP,A) 実開 昭64−9692(JP,U) 実開 平2−88692(JP,U) 実開 昭60−99999(JP,U) 実開 平2−20597(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 9/30 A63H 1/00 - 37/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進行方向に沿って起伏するスロープが形
    成されたコースと、 前記コースの上面に複数個、載せられ、釣り具によって
    釣り上げ可能な動物の模擬体と、 前記コースの直下で複数個の磁石を該コースの進行方向
    に沿って移動させ、前記模擬体を磁力によって吸着させ
    ながら進行させる進行機構と、 前記模擬体が前記スロープを下る際、前記磁石を前記コ
    ースの直下から前記模擬体の吸着を及ぼさない地点に退
    避させる退避手段と、 を具備してなることを特徴とする釣り上げゲーム。
  2. 【請求項2】 前記進行機構は、前記コースの下側で該
    コースの進行方向に沿って移動する移動体と、この移動
    体に上下方向に回動自在に支持された複数個のアーム
    と、これら各アームの先端部に組み付けられた磁石とを
    有して構成され、 前記退避手段は、前記スロープの頂部近傍に前記模擬体
    が到達すると、その模擬体を吸着しているアームを前記
    コースから強制的に下方へ引き離すように構成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の釣り上げゲーム。
  3. 【請求項3】 前記模擬体は、両側に側方に張り出る張
    出部を有し、 前記コースは、該コース両側から交互に該コース内へ突
    き出し、前記張出部との干渉によって前記模擬体に幅方
    向に振る動きを与えるように構成された干渉部を有して
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    釣り上げゲーム。
  4. 【請求項4】 前記模擬体は、動物のボディを模して形
    成された本体部と、この本体部に開閉自在に装着されて
    動物の口部の上側を形成する開閉部とを有し、前記本体
    部には前記コースの上面を転がるローラと、このローラ
    の回転を前記開閉部に伝えて該開閉部を開閉駆動させる
    伝達機構とが組付けられてなることを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれか一つに記載の釣り上げゲー
    ム。
JP01894398A 1998-01-30 1998-01-30 釣り上げゲーム Expired - Fee Related JP3239101B2 (ja)

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