JP3229858B2 - 業務支援型教育システム - Google Patents

業務支援型教育システム

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JP3229858B2
JP3229858B2 JP37283098A JP37283098A JP3229858B2 JP 3229858 B2 JP3229858 B2 JP 3229858B2 JP 37283098 A JP37283098 A JP 37283098A JP 37283098 A JP37283098 A JP 37283098A JP 3229858 B2 JP3229858 B2 JP 3229858B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製品製造を行う化学
製品製造プラント、石油化学製品製造プラント、石油精
製プラント、鉄鋼製品製造プラント、食品製造プラン
ト、紙パルプ製品製造プラント等の各種製造プラントの
運転管理及び設備管理に必要な技術、技能、知識を習得
するための業務支援型教育システムに関する。
【0002】さらに詳しくは、これらの製造プラントの
運転監視、設備監視を行うための運転監視制御手段、運
転管理システム、プロセスデータベース、技術データベ
ース、疑似プロセスによる仮想運転訓練を目的としたシ
ミュレーション装置、運転管理や設備管理に必要な技
術、知識が入力設定されたコンピュータ支援型教育シス
テムを組み合わせた業務支援型教育システムに関する。
【0003】
【従来の技術】コンピュータ技術とマルチメディア技術
(動画や図解のビジュアル映像、音声)を活用して、工
場においても、運転管理、設備管理に必要な設備の基礎
知識、設備保全方法、電気計装、化学工学、機械工学等
に関する一般的な技術、技能、ノウハウ並びにこれらに
係わる原理原則を体系的に学ぶことのできる教育システ
ム(コンピュータ支援型教育システム:以下、単に「C
AI装置」と称することがある)が開発されている。こ
のシステムはパーソナルコンピュータ上で使用すること
ができ、学習者はこれを用い対話形式の学習形態をとる
ことにより、各人の知識・経験・技術などのレベルに応
じて、いつでも自分の進捗に合わせたカリキュラムの選
択・学習が可能になる。また理解の足りない部分は何度
でも繰り返し学習でき、また完全に理解した部分はスキ
ップして先に進むこともできる。
【0004】一方、製造プラントの運転制御には、CR
Tや液晶による表示装置を用いて、運転制御や設備の機
器監視を行う分散型制御装置(DCS)や、これらDC
Sから送られるプロセス状態信号・変数を目的に応じて
加工し、最適運転(品質や効率、設備、プロセスの安全
性等に対して)に必要な管理値を得るために構築された
DCSの上位コンピュータシステム装置が用いられてお
り、運転管理担当者(オペレータ)はこれらの情報を総
合的に判断し、運転に対してアクションを行っている。
【0005】しかし、オペレータが運転中、或いは作業
中に生じた技術的な疑問点、不安点を解決する目的や、
装置・機器の基礎的な原理・原則に関する学習を行う目
的で従来のスタンドアロン型で提供されるCAI装置を
利用して学習しようと試みても、自分が実際に運転して
いるプラント、設備機器、運転情報との関連付けがされ
ておらず、学習者任せであるため、学習効果は学習者の
技術や知識のレベルに依存してしまうという問題点があ
る。
【0006】また、従来のCAI装置を利用した学習で
は、これまでのプラントの運転管理や設備管理で得られ
た独自の技術や技能、ノウハウ、不具合やトラブルの経
験、変調時の操作履歴などとCAI装置に含まれる情報
との関連付けが無いために、学習者によってはCAI装
置の教育情報が一般的な内容として映り、学習意欲が上
がらない要因ともなり、十分な学習効果を上げるために
は、実際の装置・機器とCAI装置の教育情報との間の
距離を埋め、関連付けを行うことのできる技術や技能、
経験を持ったインストラクター等の存在が欠かせないと
いう問題点があった。
【0007】さらに、上記の学習法では、業務と教育の
一体感(接近)が不十分であり、疑問点や不安点が生じ
た際に、直ちに学習できる仕組みにはなっておらず、学
習のために別に時間を設ける必要があり、これが効果的
な学習を妨げる要因にもなっている。
【0008】また、従来、プラントに使用されている装
置・機器の仮想運転訓練ができるようにコンピュータシ
ステム上に疑似プラントが設定されたダイナミックシミ
ュレーション装置が開発されている。しかし、このシミ
ュレーション装置を用いて仮想運転訓練を行う場合、訓
練前又は訓練中に、シミュレーションの対象となる装置
・機器に対する一般的な知識や個々の装置・機器の過去
の知見、操作履歴等を即座に知ることができないため、
上記と同様、訓練の成果がさほど上がらないという問題
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、オペレータが運転中に業務を遂行しながら又はその
必要が生じたとき、必要とする情報を直ちに入手して学
習できる業務支援型教育システムを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、プラントを構成する装置・機
器に関する一般的な教育情報や過去のプロセス情報が必
要なときに即座に得られ、効率よく学習、訓練を行うこ
とのできる業務支援型教育システムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討した結果、プラントを構成する
装置・機器に関する一般的な教育情報が入力設定されて
いるコンピュータ支援型教育システムや、当該プラント
の装置・機器に関する過去のプロセス情報データなどを
格納したデータベース装置を利用するに際し、プラント
を構成する個々の装置・機器と上記教育システム等の情
報、データなどとを、前記各装置・機器に固有に設けら
れた識別手段を基に関連付け、必要な情報、データを選
択、展開、表示させる媒介手段を設けることにより、学
習効果を著しく高めることが可能であることを見いだ
し、本発明を完成した。
【0011】すなわち、本発明は、(1)プラントを構
成する複数の装置・機器からの運転状態を示すプロセス
状態信号を前記装置・機器に固有に設けられた識別手段
毎に入力し、各装置・機器を監視、制御する運転監視制
御手段(A)と、(2)前記装置・機器を含む一般的な
プラントで使用される装置・機器に関する一般的な技
術、技能、ノウハウ並びにこれらに係わる原理原則を体
系的に学習可能な教育情報が入力設定されたコンピュー
タ支援型教育システム装置(B)と、(3)前記運転監
視制御手段(A)が監視、制御する個々の装置・機器
と、これらと関連する前記コンピュータ支援型教育シス
テム装置(B)の前記教育情報とを前記識別手段に基づ
いて対応づけ、前記個々の装置・機器に関して必要な前
記教育情報を前記識別手段を基に選択、展開、表示可能
な媒介手段(C1)とを備えている業務支援型教育システ
ム(以下、単に「教育システム1」と称する場合があ
る)を提供する。
【0012】本発明は、また、(1)プラントを構成す
る複数の装置・機器からの運転状態を示すプロセス状態
信号を前記装置・機器に固有に設けられた識別手段毎に
入力し、各装置・機器を監視、制御する運転監視制御手
段(A)と、(2)前記装置・機器を含む一般的なプラ
ントで使用される装置・機器に関する一般的な技術、技
能、ノウハウ並びにこれらに係わる原理原則を体系的に
学習可能な教育情報が入力設定されたコンピュータ支援
型教育システム装置(B)と、(3)当該プラントを構
成する各装置・機器からのプロセス状態信号を前記識別
手段毎に時系列的に記憶した運転データを有するプロセ
スデータベース装置(D1)及び当該プラントを構成する
各装置・機器の過去のプロセス情報のうち変調時、変動
時又はトラブル時のプロセス状態に関する情報及び/又
は装置・機器の能力・性能を前記識別手段毎に収集、加
工、整理した技術データを有する技術データベース装置
(D2)から選択された少なくとも1つのデータベース装
置(D)とを備えていると共に、(4)(4-1)前記運
転監視制御手段(A)が監視、制御する個々の装置・機
器と、これらと関連する前記コンピュータ支援型教育シ
ステム装置(B)の前記教育情報とを前記識別手段に基
づいて対応づけ、前記個々の装置・機器に関して必要な
前記教育情報を前記識別手段を基に選択、展開、表示可
能な媒介手段(C1)、(4-2)運転監視制御手段(A)
が監視、制御する個々の装置・機器と前記データベース
装置(D)の各装置・機器に関するデータとを前記識別
手段に基づいて対応づけ、前記個々の装置・機器に関し
て必要な前記運転データ又は技術データを前記識別手段
を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C2)、及び
(4-3)前記データベース装置(D)の各装置・機器に
関するデータとコンピュータ支援型教育システム装置
(B)の前記教育情報とを前記識別手段に基づいて対応
づけ、前記各装置・機器に関して必要な前記教育情報を
前記識別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手段
(C3)の3つの媒介手段のうち少なくとも媒介手段(C
1)又は(C3)を備えている業務支援型教育システム
(以下、単に「教育システム2」と称する場合がある)
を提供する。
【0013】本発明は、さらに、(1)プラントを構成
する複数の装置・機器からの運転状態を示すプロセス状
態信号を前記装置・機器に固有に設けられた識別手段毎
に入力し、各装置・機器を監視、制御する運転監視制御
手段(A)と、(2)前記装置・機器を含む一般的なプ
ラントで使用される装置・機器に関する一般的な技術、
技能、ノウハウ並びにこれらに係わる原理原則を体系的
に学習可能な教育情報が入力設定されたコンピュータ支
援型教育システム装置(B)と、(3)当該プラントを
構成する装置・機器の仮想運転訓練が可能なダイナミッ
クシミュレーション装置(E)とを備えていると共に、
(4)(4-1)前記運転監視制御手段(A)が監視、制
御する個々の装置・機器と、これらと関連する前記コン
ピュータ支援型教育システム装置(B)の前記教育情報
とを前記識別手段に基づいて対応づけ、前記個々の装置
・機器に関して必要な前記教育情報を前記識別手段を基
に選択、展開、表示可能な媒介手段(C1)、(4-2)運
転監視制御手段(A)が監視、制御する個々の装置・機
器と前記ダイナミックシミュレーション装置(E)にお
いて仮想運転の対象となる各装置・機器とを前記識別手
段に基づいて対応づけ、前記個々の装置・機器に関する
仮想運転を前記識別手段を基に選択、展開、表示可能な
媒介手段(C4)、及び(4-3)前記ダイナミックシミュ
レーション装置(E)において仮想運転の対象となる各
装置・機器とコンピュータ支援型教育システム装置
(B)の前記教育情報とを前記識別手段に基づいて対応
づけ、前記各装置・機器に関して必要な前記教育情報を
前記識別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手段
(C5)の3つの媒介手段のうち少なくとも媒介手段(C
1)又は(C4)を備えている業務支援型教育システム
(以下、単に「教育システム3」と称する場合がある)
を提供する。
【0014】本発明は、さらにまた、(1)プラントを
構成する複数の装置・機器からの運転状態を示すプロセ
ス状態信号を前記装置・機器に固有に設けられた識別手
段毎に入力し、各装置・機器を監視、制御する運転監視
制御手段(A)と、(2)前記装置・機器を含む一般的
なプラントで使用される装置・機器に関する一般的な技
術、技能、ノウハウ並びにこれらに係わる原理原則を体
系的に学習可能な教育情報が入力設定されたコンピュー
タ支援型教育システム装置(B)と、(3)当該プラン
トを構成する各装置・機器からのプロセス状態信号を前
記識別手段毎に時系列的に記憶した運転データを有する
プロセスデータベース装置(D1)及び当該プラントを構
成する各装置・機器の過去のプロセス情報のうち変調
時、変動時又はトラブル時のプロセス状態に関する情報
及び/又は装置・機器の能力・性能を前記識別手段毎に
収集、加工、整理した技術データを有する技術データベ
ース装置(D2)から選択された少なくとも1つのデータ
ベース装置(D)と、(4)当該プラントを構成する装
置・機器の仮想運転訓練が可能なダイナミックシミュレ
ーション装置(E)とを備えていると共に、(5)(5-
1)前記運転監視制御手段(A)が監視、制御する個々
の装置・機器と、これらと関連する前記コンピュータ支
援型教育システム装置(B)の前記教育情報とを前記識
別手段に基づいて対応づけ、前記個々の装置・機器に関
して必要な前記教育情報を前記識別手段を基に選択、展
開、表示可能な媒介手段(C1)、(5-2)運転監視制御
手段(A)が監視、制御する個々の装置・機器と前記デ
ータベース装置(D)の各装置・機器に関するデータと
を前記識別手段に基づいて対応づけ、前記個々の装置・
機器に関して必要な前記運転データ又は技術データを前
記識別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C
2)、(5-3)前記データベース装置(D)の各装置・機
器に関するデータとコンピュータ支援型教育システム装
置(B)の前記教育情報とを前記識別手段に基づいて対
応づけ、前記各装置・機器に関して必要な前記教育情報
を前記識別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手段
(C3)、(5-4)運転監視制御手段(A)が監視、制御
する個々の装置・機器と前記ダイナミックシミュレーシ
ョン装置(E)において仮想運転の対象となる各装置・
機器とを前記識別手段に基づいて対応づけ、前記個々の
装置・機器に関する仮想運転を前記識別手段を基に選
択、展開、表示可能な媒介手段(C4)、(5-5)前記ダ
イナミックシミュレーション装置(E)において仮想運
転の対象となる各装置・機器とコンピュータ支援型教育
システム装置(B)の前記教育情報とを前記識別手段に
基づいて対応づけ、前記各装置・機器に関して必要な前
記教育情報を前記識別手段を基に選択、展開、表示可能
な媒介手段(C5)、及び(5-6)前記ダイナミックシミ
ュレーション装置(E)において仮想運転の対象となる
各装置・機器とデータベース装置(D)の各装置・機器
に関するデータとを前記識別手段に基づいて対応づけ、
前記仮想運転の対象となる各装置・機器に関して必要な
前記運転データ又は技術データを前記識別手段を基に選
択、展開、表示可能な媒介手段(C6)の6つの媒介手段
のうち少なくとも媒介手段(C1)、(C3)又は(C6)を
備えている業務支援型教育システム(以下、単に「教育
システム4」と称する場合がある)を提供する。
【0015】本発明は、また、(1)プラントを構成す
る複数の装置・機器からの運転状態を示すプロセス状態
信号を前記装置・機器に固有に設けられた識別手段毎に
入力し、各装置・機器を監視、制御する運転監視制御手
段(A)と、(2)当該プラントを構成する各装置・機
器からのプロセス状態信号を前記識別手段毎に時系列的
に記憶した運転データを有するプロセスデータベース装
置(D1)及び当該プラントを構成する各装置・機器の過
去のプロセス情報のうち変調時、変動時又はトラブル時
のプロセス状態に関する情報及び/又は装置・機器の能
力・性能を前記識別手段毎に収集、加工、整理した技術
データを有する技術データベース装置(D2)から選択さ
れた少なくとも1つのデータベース装置(D)と、
(3)当該プラントを構成する装置・機器の仮想運転訓
練が可能なダイナミックシミュレーション装置(E)と
を備えていると共に、(4)(4-1)運転監視制御装置
(A)が監視、制御する個々の装置・機器と前記データ
ベース装置(D)の各装置・機器に関するデータとを前
記識別手段に基づいて対応づけ、前記個々の装置・機器
に関して必要な前記運転データ又は技術データを前記識
別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C2)、
(4-2)運転監視制御手段(A)が監視、制御する個々
の装置・機器と前記ダイナミックシミュレーション装置
(E)において仮想運転の対象となる各装置・機器とを
前記識別手段に基づいて対応づけ、前記個々の装置・機
器に関する仮想運転を前記識別手段を基に選択、展開、
表示可能な媒介手段(C4)、及び(4-3)前記ダイナミ
ックシミュレーション装置(E)において仮想運転の対
象となる各装置・機器とデータベース装置(D)の各装
置・機器に関するデータとを前記識別手段に基づいて対
応づけ、前記仮想運転の対象となる各装置・機器に関し
て必要な前記運転データ又は技術データを前記識別手段
を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C6)の3つの
媒介手段のうち少なくとも媒介手段(C6)を備えている
業務支援型教育システム(以下、単に「教育システム
5」と称する場合がある)を提供する。
【0016】本発明は、さらに、(1)プラントを構成
する各装置・機器からのプロセス状態信号を前記装置・
機器に固有に設けられた識別手段毎に時系列的に記憶し
た運転データを有するプロセスデータベース装置(D1)
及び当該プラントを構成する各装置・機器の過去のプロ
セス情報のうち変調時、変動時又はトラブル時のプロセ
ス状態に関する情報及び/又は装置・機器の能力・性能
を前記識別手段毎に収集、加工、整理した技術データを
有する技術データベース装置(D2)から選択された少な
くとも1つのデータベース装置(D)と、(2)前記装
置・機器を含む一般的なプラントで使用される装置・機
器に関する一般的な技術、技能、ノウハウ並びにこれら
に係わる原理原則を体系的に学習可能な教育情報が入力
設定されたコンピュータ支援型教育システム装置(B)
と、(3)前記データベース装置(D)の各装置・機器
に関するデータと前記コンピュータ支援型教育システム
装置(B)の前記教育情報とを前記識別手段に基づいて
対応づけ、前記各装置・機器に関して必要な前記教育情
報を前記識別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手
段(C3)とを備えている業務支援型教育システム(以
下、単に「教育システム6」と称する場合がある)を提
供する。
【0017】本発明は、さらにまた、(1)プラントを
構成する各装置・機器からのプロセス状態信号を前記装
置・機器に固有に設けられた識別手段毎に時系列的に記
憶した運転データを有するプロセスデータベース装置
(D1)及び当該プラントを構成する各装置・機器の過去
のプロセス情報のうち変調時、変動時又はトラブル時の
プロセス状態に関する情報及び/又は装置・機器の能力
・性能を前記識別手段毎に収集、加工、整理した技術デ
ータを有する技術データベース装置(D2)から選択され
た少なくとも1つのデータベース装置(D)と、(2)
前記装置・機器を含む一般的なプラントで使用される装
置・機器に関する一般的な技術、技能、ノウハウ並びに
これらに係わる原理原則を体系的に学習可能な教育情報
が入力設定されたコンピュータ支援型教育システム装置
(B)と、(3)当該プラントを構成する装置・機器の
仮想運転訓練が可能なダイナミックシミュレーション装
置(E)とを備えていると共に、(4)(4-1)前記デ
ータベース装置(D)の各装置・機器に関するデータと
前記コンピュータ支援型教育システム装置(B)の前記
教育情報とを前記識別手段に基づいて対応づけ、前記各
装置・機器に関して必要な前記教育情報を前記識別手段
を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C3)、(4-
2)前記ダイナミックシミュレーション装置(E)にお
いて仮想運転の対象となる各装置・機器とコンピュータ
支援型教育システム装置(B)の前記教育情報とを前記
識別手段に基づいて対応づけ、前記各装置・機器に関し
て必要な前記教育情報を前記識別手段を基に選択、展
開、表示可能な媒介手段(C5)、及び(4-3)前記ダイ
ナミックシミュレーション装置(E)において仮想運転
の対象となる各装置・機器とデータベース装置(D)の
各装置・機器に関するデータとを前記識別手段に基づい
て対応づけ、前記仮想運転の対象となる各装置・機器に
関して必要な前記運転データ又は技術データを前記識別
手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C6)の3
つの媒介手段のうち、少なくとも媒介手段(C3)又は
(C6)を備えている業務支援型教育システム(以下、単
に「教育システム7」と称する場合がある)を提供す
る。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、必
要に応じて図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の
業務支援型教育システムが適用されるプラントの運転管
理システム全体の一例を示す概念図である。図2は本発
明の業務支援型教育システムの一例を示す機能ブロック
図である。
【0020】図1及び2において、符号1は製造プラン
ト全体(PLT)を総括して示す。このようなプラント
として、例えば、化学製品製造プラント、石油化学製品
製造プラント、石油精製プラント、鉄鋼製品製造プラン
ト、食品製造プラント、紙パルプ製品製造プラントなど
が挙げられる。このプラント1は、例えば、化学反応
機、蒸留装置、熱交換器、圧縮機、各種ポンプ、配管等
の各種装置・機器で構成されており、これらの各装置・
機器には所定の場所に、各種のセンサ(SEN)やバル
ブ(VR)等のアクチュエータなど(これらも「装置・
機器」に含まれる)が設置されている。なお、本明細書
では、「装置・機器」を、単一の装置や機器だけでなく
複数の装置や機器からなるユニットをも含む広い概念で
用いる。
【0021】そして、プラント1の各装置・機器には、
それらの装置・機器を特定するために、それぞれ固有に
設けられた識別手段が付されている。識別手段として
は、数字や文字、記号に限らず、当該プラントの装置・
機器を特定可能な手段(複数の装置・機器を包括的に特
定する手段を含む)であればいかなる手段であってもよ
く、目的に応じて種々の態様をとりうる。例えば、識別
手段として、(i)タグナンバー(例えば、流量、温
度、液面、圧力等の指示計、調節計、自動バルブ等のタ
グナンバー)、(ii)機器番号(例えば、タンク番号、
ポンプ番号、蒸留塔番号など;装置番号、設備番号、機
体番号を含む)、(iii)機器名称(例えば、ポンプ、
タンク、ブロア、熱交換器等の機器名称)、(iv)ユニ
ット名称(例えば、蒸留ユニットなどの一定の機能を有
するユニットの名称;単位操作ユニット名)、(v)機
能名称(例えば、流動、伝熱、蒸発、晶析、吸収、蒸
留、調湿、冷却、乾燥、抽出、吸着、分離、濾過、沈
降、集塵、粉砕、攪拌、混合、加熱、反応等の単位操作
機能名)、(vi)識別番号(上記の(i)〜(v)を目
的に応じて識別するための番号)などが挙げられるが、
これらに限定されるものではない。
【0022】符号2はプラント1を制御するための制御
ステーション(FC)を示す。この例では、制御ステー
ション2は、制御するユニット毎に分散配置されている
(FC1、FC2)。制御ステーション2は、各種セン
サ(SEN)からプロセス状態信号を入力し、制御出力
(操作信号)をバルブ(VR)等のアクチュエータ、各
装置・機器等に必要に応じて出力している。符号3は、
オペレータが実際に運転を操作するオペレータステーシ
ョン(OPS)と運転監視用の画面(表示装置)である
陰極線管(CRT)とを総括して示している。通常、上
記FCとOPSとCRTとを包括したものをDSC(分
散型制御装置)と称する。なお、前記プロセス状態信号
とは、温度、圧力、流量、液位、変位・角度、回転数、
成分、濃度、質量(重量)、密度、電流値、電圧値等の
プロセス変量をセンサーによって特定の信号に変換した
ものをいう。
【0023】この例では、本発明における運転監視制御
手段はDSCに構成されている。すなわち、プラント1
を構成する各装置・機器の入出力信号は前記識別手段
(例えば、タグナンバーなど)を基にDSCで管理、制
御されている。より具体的には、各装置・機器からの運
転状態を示すプロセス状態信号は、前記制御ステーショ
ン(FC)2を経由して、前記装置・機器に設けられた
識別手段(例えば、タグナンバーなど)毎に回線を介し
て、OPSに入力され、運転状況の監視や制御、生産状
況を管理するため、必要に応じてCRTに表示される。
また、プラントの各装置・機器に対して必要な操作、指
示信号(制御信号)は、OPSに備えられている操作パ
ネルから、回線を介して各制御ステーション(FC)2
に伝送され、各装置・機器が制御される。
【0024】符号4、6、7は産業用コンピュータであ
るワークステーション(WS)を示し、符号5はパーソ
ナルコンピュータ(PC)を示す。この例では、本発明
におけるコンピュータ支援型教育システム装置(CAI
装置)(CAI)はパーソナルコンピュータ(PC)内
に、またデータベース装置(DB)[プロセスデータベ
ース装置及び/又は技術データベース装置]及びダイナ
ミックシミュレーション装置(DS)はワークステーシ
ョン(WS)内に構築されている。
【0025】CAI装置(CAI)は、当該プラント1
に設置されている装置・機器を含む一般的なプラントで
使用される装置・機器の基本構造、原理、機能・作用、
性能、特徴、メンテナンス方法等の教育情報があらかじ
め入力設定され、音声、動画等のマルチメディア技術を
用いて学習効果を上げるように構成されている。
【0026】前記CAI装置に予め設定されている、一
般的なプラントで使用する装置・機器に関する教育情報
として、例えば、蒸留、伝熱、ポンプ、圧縮機、化学反
応、バルブ、配管、電気、シーケンス制御、プログラマ
ブルコントローラ、ボルトナットの締め付け調整、軸受
けの組み立て調整、回転機器の芯出し調整、回転機器の
バランス調整、機械要素の保全、回転機器の保全、油空
圧機器の保全、電気の保全、計装の保全、設備診断技
術、潤滑技術、腐食・防食技術、シール技術などが例示
されるが、これらに限定されるものではない。
【0027】データベース装置(DB)のうちプロセス
データベース装置には、当該プラント1を構成する各装
置・機器からのプロセス状態信号を識別手段(例えば、
タグナンバーなど)毎に時系列的に記憶した運転データ
が格納されており、例えば、数分毎、数時間毎、月毎あ
るいは季節毎の運転データ(プロセストレンドなど)を
引き出すことができる。
【0028】データベース装置(DB)のうち技術デー
タベース装置には、運転監視制御手段により運転操作さ
れている当該プラント1及び/又は各装置・機器の過去
のプロセス情報のうち変調時、変動時又はトラブル時の
プロセス状態に関する情報及び/又は装置・機器の能力
・性能を前記識別手段毎に収集、加工、整理した技術デ
ータが格納されている。このような技術データとして
は、各装置・機器の変調時の操作履歴、その影響及び結
果、トラブル事例と原因、運転ガイダンス(変調の発生
とその想定原因の特性要因図)、プロセス危険予知デー
タ、ベテランオペレータの運転ノウハウ、装置・機器の
設計の能力・性能曲線など運転管理に有用な情報が挙げ
られる。
【0029】より具体的には、プロセス上に実際に存在
する装置・機器、例えば当該プラントに設置され、プロ
セス流量(プロセス状態信号)を運転監視制御装置に入
力している流量計が、運転中に通常の値より多く又は少
なくなる場合(変調時)に想定される原因を、予め当該
プラントに詳しい者により考えられる限り列挙し、その
それぞれの想定原因に対し、判断基準(その想定原因で
あると判断する方法)、プロセスに与える影響、取るべ
きアクション(対処方法)をマトリックス的に記述した
データベースを作成できる。また、プロセス上に実際に
存在するポンプの過去のトラブル(変調)実績をポンプ
のタグナンバー(あるいは機器番号等の識別手段)別に
分類し、タグナンバー毎にポンプの種類、トラブル発生
時刻(年/月/日)、発生状況、原因、影響、処理(対
処)等のトラブル(変調)情報を収集整理したデータベ
ースを作成する。分類は、タグナンバー別ではなく、同
一タイプのポンプで分類し、収集整理することもでき
る。また、上記流量計やポンプのほか、例えば、蒸留
塔、抽出塔、反応機、ガス化炉、加熱炉、熱交換器、圧
縮機、コントロールバルブ、リモートバルブ、モータ、
コンベア、送風機、乾燥機、攪拌機、温度計、圧力計、
粘度計、風量計、湿度計、濃度計、水分計、密度計、電
流計、電圧計、配管等のプロセス内のすべての装置・機
器についても、同様のマトリックス的に記述したデータ
ベース化が可能である。
【0030】ダイナミックシミュレーション装置(D
S)は、プラント1に使用されている装置・機器の仮想
運転訓練ができるように、コンピュータシステム上に擬
似プロセスを構築した、ダイナミックシミュレータ機能
を有するシミュレータ装置である。図2中、BSは通信
バスを示す。
【0031】なお、通常、ワークステーション(WS)
は、前記DSCと組み合わせて用いる場合には、エンジ
ニアリング、プロセスデータベース、データベース等の
機能を担当するが、制御上二重化又は重畳化の必要がな
い場合には、制御用として前記DSCと同様に用いるこ
ともできる。従って、本発明において、運転監視制御手
段はワークステーション(WS)内に構築することも可
能である。また、CAI装置(CAI)はワークステー
ション(WS)内に構築されていてもよく、プロセスデ
ータベース装置、技術データベース装置、ダイナミック
シミュレーション装置(DS)は、それぞれパーソナル
コンピュータ(PC)内に構築されていてもよい。さら
に、プロセスデータベース装置は、例えばその一部をD
SC内に構築することもできる。
【0032】図2の機能ブロック図に示された各装置又
は手段[運転監視制御手段、CAI装置、ダイナミック
シミュレーション装置、データベース装置(プロセスデ
ータベース装置及び/又は技術データベース装置)]
は、互いに媒介手段としての通信用ケーブルLANで接
続されている。また、予めシステム内には、上記各装置
内に格納されている教育情報やデータ等と当該プラント
を構成する各装置・機器との対応づけ(関連付け)が前
記識別手段に基づいて設定保存されている。このような
対応づけ(関連付け)は、目的に応じて様々な態様が可
能であり、例えば1つ(又は1ユニット)の装置・機器
に対して複数の種々の対応づけ(関連づけ)を行うこと
ができる。そのため、運転監視制御手段を構成している
DSCのCRT画面に、必要なときに、前記識別手段を
基に、CAI装置からは当該装置・機器に関する教育情
報を、データベース装置(DB)からは当該装置・設備
において発生した過去のプロセス情報、変調時操作履
歴、トラブル事例、運転ガイダンス情報等に関する情報
を、またダイナミックシミュレーション装置(DS)か
らは当該装置・機器の仮想運転訓練を、それぞれ選択、
展開、表示でき、DSCのCRT画面上で学習、操作で
きるように構成されている。なお、前記教育情報などの
表示は、必ずしもDSCのCRT画面上で行う必要はな
く、例えば、ワークステーション(WS)4、6、7や
パーソナルコンピュータ(PC)5の画面などで行うこ
ともできる。
【0033】より具体的には、上記データベースの作成
された流量計又はポンプを例にとると、該流量計又はポ
ンプの識別手段(例えば、タグナンバー、タイプなど)
を基にまとめられたデータを有するデータベース装置
と、運転監視制御手段と、CAI装置の教育情報のうち
該タグナンバー(又はタイプ)の流量計又はポンプに関
連する教育情報とを、予め媒介手段を用いて接続してお
く。これにより、オペレータが運転監視制御手段(上記
の例ではDSC)上にこの流量計又はポンプの変調やト
ラブル(通常より流量が多い/少ない;ポンプの異常)
をアラーム等の警報により検知した際、従来のアラーム
ガイダンスである例えば「タグナンバー××番 流量が
高い/低い」又は「タグナンバー××番のポンプ異常」
という情報に加えて、オペレータが必要に応じて又は自
動的に、データベースに予め入力されたこの識別手段に
該当する流量計又はポンプの過去の変調(トラブル)情
報を選択、展開、表示することにより、この流量計又は
ポンプの変調(トラブル)履歴(すべての想定原因、判
断方法、影響、アクション(対処方法)等)を即座に知
ることができ、より適切な対処、処置が可能となると同
時に、この流量計又はポンプに関する情報が必要なとき
に示されることにより変調(トラブル)時の対処につい
ての学習効果が上がる。また、この変調(トラブル)に
対し、緊急の処置、対処が一段落ついた後に、予め媒介
手段を用いて接続されたCAI装置の関連教育情報を選
択、展開、表示することにより、オペレータはさらにこ
の流量計又はポンプについての知識、理解を深めること
ができ、原理、原則や一般的に必要な技術、技能、ノウ
ハウ等をタイムリーに習得することができ、より安全で
安定な運転を期待できる。特に、この仕組みは当該プラ
ントの装置・機器の変調(トラブル)に十分な経験、知
識、技能を持ち合わせていないオペレータには効果的で
ある。すなわち、運転監視制御手段上の簡単な操作(マ
ウスクリックあるいは操作盤上での例えばタグナンバー
の入力)だけで、前記データベースから熟練オペレータ
が持つ過去の変調(トラブル)経験、変調要因の想定、
判断方法、影響、対処方法を、また前記CAI装置から
は幅広い技術者、エンジニアが持つ技術情報を一目で見
ることが可能になり、運転中の不安や疑問、特に大型プ
ラントや変調時に大きな緊張を強いる運転操作には心強
い機能が期待できる。
【0034】図3は図2の機能ブロック図に示された各
装置又は手段[運転監視制御手段、CAI装置、ダイナ
ミックシミュレーション装置、データベース装置(プロ
セスデータベース装置及び/又は技術データベース装
置)]の機能を用いて展開できる操作の一例を概念的に
示した図である。この図には、オペレータが運転監視制
御手段の運転監視画面を監視して運転作業を実施してい
る際に、プロセス内のポンプ装置に何らかの変調、異
常、トラブル等が発生し、運転監視制御手段を通じてア
ラーム、ガイダンス等の異常警報によってこれを認知し
た場合、あるいは前記ポンプ装置について疑問点が生じ
た場合に本発明の教育システムを用いて学習を行う例の
フロー(図左側のフロー)が示されている。
【0035】学習者は運転監視制御手段の運転監視画面
に表示されたポンプを画面上でマウスクリック或いは操
作盤上で識別手段(例えば機器番号など)を入力し、デ
ータベース装置(DB)から、このポンプについての過
去の変調・トラブル履歴が予め入力された「変調時操作
履歴DB」や「過去の変調・トラブル事例DB」等のD
Bを調べることにより、このポンプがどのような履歴を
持つのかについて確認でき、このポンプの変調、異常、
トラブル等に対するより確実な対応策の実施が期待でき
る。さらに、このポンプの基本構造、原理、特徴、メン
テナンス方法等をコンピュータ支援型教育システム装置
(CAI)より選択・展開させることにより、この形式
のポンプの原理・原則を学習し理解することができる。
【0036】また、図3には、オペレータが運転監視制
御手段の運転監視画面を監視して運転作業を実施してい
る際に、プロセス内の蒸留塔装置について蒸留の原理を
理解し、より効率的な運転方法を検討しようとした場合
に、本発明の教育システムを用いて学習・検討を行う例
のフロー(図右側のフロー)が示されている。
【0037】学習者は運転監視制御手段の運転監視画面
に表示された蒸留塔装置を画面上でマウスクリック或い
は操作盤上で識別手段(例えばユニット名称など)を入
力し、蒸留装置の基本構造、原理、特徴、メンテナンス
方法等をCAI装置より選択・展開させることにより、
蒸留塔装置の原理・原則を学習し理解することができ
る。さらに、蒸留塔の原理・原則や一般的な知識をCA
I装置を通じて理解した後、より効率的な運転方法の検
討を、直ちに実際のプラントの蒸留塔装置で行うのでは
なく、ダイナミックシミュレーション装置(DS)に構
築された蒸留塔の仮想運転を運転訓練シミュレータ画面
を用いて、何度でも試してみることができ、この結果を
もとにして実プロセスでの運転方法変更を実施できる。
【0038】さらには、プロセス内のポンプ等の液体輸
送装置、熱交換器や圧縮機、反応機、ブロアー(送風
機)、乾燥機、冷凍機、発電機、粉砕機、集塵機、造粒
機、攪拌機、混合機、濾過機、分離機、コンベア等の粉
体輸送機、タンク等の液体貯蔵槽、サイロ等の粉体貯蔵
槽、加熱炉、吸収塔、コントロールバルブ、リモートバ
ルブ、温度計、圧力計、流量計、重量計、粘度計、風量
計、湿度計、濃度計、水分計、配管等の装置・機器類、
インターロックシステム、シーケンス制御、プログラマ
ブルコントロールシステム等の計装装置等についての教
育情報についても、コンピュータ支援型教育システム装
置(CAI)と運転監視制御手段、データベース装置
(DB)、ダイナミックシミュレーション装置(DS)
を目的に応じて識別手段を基に選択・展開できるように
接続しておくことにより、上記2例と同様、業務をしな
がら適切な学習が可能となる。
【0039】図4は図2の機能ブロック図に示された各
装置又は手段[運転監視制御手段、CAI装置、ダイナ
ミックシミュレーション装置、データベース装置(プロ
セスデータベース装置及び/又は技術データベース装
置)]の機能を用いて展開できる操作の他の例を概念的
に示した図である。この図には、オペレータが運転監視
制御手段の運転監視画面を監視して運転作業を実施して
いる際に、プロセス内のユニット(又は装置・機器)に
何らかの変調、異常、トラブル等が発生し、運転監視制
御手段を通じてアラーム、ガイダンス等の異常警報によ
ってこれを認知した場合に、本発明の教育システムを用
いて行う運転操作並びに学習例のフロー(図中、のフ
ロー)が示されている。
【0040】学習者は運転監視制御手段の運転監視画面
に表示されたユニットを画面上でマウスクリック或いは
操作盤上で識別手段(例えば機器番号など)を入力し、
データベース装置(DB)から、このユニットについて
の過去の運転情報、操作概要、制御手段、正常時トレン
ド等、このユニットの運転管理に必要な技術的情報を予
め入力した「プロセス診断DB」を展開し、運転管理に
必要な情報を調べることにより、このプロセスのユニッ
トをどのように運転管理するのかについての確認がで
き、より確実で安全でしかも安定した運転作業が期待で
きる。
【0041】さらに、学習者は運転監視制御手段の運転
監視画面に表示されたユニットを画面上でマウスクリッ
ク或いは操作盤上での識別手段(例えば機器番号など)
を入力し、データベース装置(DB)から、このユニッ
トについての過去の変調・トラブル履歴を調べることに
より、このユニットがどのような履歴を持つのかについ
て確認できる。これにより、認知したプロセス上のユニ
ットの変調、異常、トラブル等に対するより確実な対応
策の実施が期待できる。
【0042】さらに、緊急を要するプロセス上のユニッ
トの変調、異常、トラブル等に対する対応策を実施した
後、このユニットの基本構造、原理、特徴、メンテナン
ス方法等をコンピュータ支援型教育システム装置(CA
I)より選択、展開させることにより、このユニットの
一般的な原理、原則を学習し理解することができ、対応
策の妥当性を一般的な技術、技能、メンテナンス方法と
比較することが可能となり、より確実な対応の実施が期
待できると同時に、幅広い技術、技能、メンテナンス方
法の習得が期待できる。
【0043】さらにまた、このユニットの原理、原則や
一般的な知識をCAI装置を通じて理解した後、より効
率的な運転方法の検討を、直ちに実際のプロセスで行う
のではなく、ダイナミックシミュレータ装置(DS)に
構築されたプロセスのユニットの仮想運転を運転訓練シ
ミュレータ画面を用いて、何度でも試してみることがで
き、この結果をもとにして実プロセスでの運転方法変更
が実施できる。
【0044】また、図4には、学習者が「プロセス診断
DB」を展開し、確認した後、このユニットの一般的な
基本構造、原理、特徴、メンテナンス方法等を知り、こ
のユニットの原理、原則を学習し理解するために、CA
I装置よりこのユニットに関する情報を選択、展開させ
るフローについても同時に示されている(図中、のフ
ロー)。
【0045】さらに、前記ユニットの原理、原則や一般
的な知識をCAI装置を通じて理解した後、より効率的
な運転方法の検討を、直ちに実際のプラントの例えば蒸
留塔装置で行うのではなく、ダイナミックシミュレータ
装置(DS)に構築された蒸留塔の仮想運転を運転訓練
シミュレータ画面を用いて、何度でも試してみることが
でき、この結果をもとにして実プロセスでの運転方法変
更が実施できる。
【0046】さらには、上記のユニットのほか、図3の
説明箇所に例示したプロセス内のポンプ等の液体輸送装
置、熱交換器や圧縮機、反応機などの他の装置、機器、
ユニットについての教育情報に関しても、コンピュータ
支援型教育システム装置(CAI)と運転監視制御手
段、データベース装置(DB)、ダイナミックシミュレ
ーション装置(DS)を目的に応じて識別手段を基に選
択・展開できるように接続しておくことにより、上記2
例と同様、業務をしながら適切な学習が可能となる。
【0047】図4の展開例としては、上記の例のほか
に、通常の運転作業を実施中にプロセスの運転状態を監
視するために温度、流量、圧力等のプロセストレンド確
認中に、通常状態とは異なる傾向を認知した場合にも、
本発明を用いた同様の操作例が考えられる(図中、
)。
【0048】なお、上記の説明では、識別手段の入力方
法(識別手段を認識させる方法)として、画面上でのマ
ウスクリック及び操作盤上での入力を挙げているが、こ
れらの方法に限定されず、各識別手段を指定、認識可能
な方法であればよい。例えば、識別手段の入力方法(識
別手段を認識させる方法)として、(i)画面上に各識
別手段に対応するボタンを作成し(例えば、タグナンバ
ー等をボタン化したり、プロセスフロー図などのピクチ
ャ画面において、各装置・機器の図をボタン化する)、
このボタンをマウスクリックする、指先などでタッチす
る、指し示す(ポイント)などの操作により識別手段を
認識させる方法、(ii)操作盤、キーボード上に各識別
手段に対応するボタンを設けて、このボタンを押した
り、操作盤、キーボード上で各識別手段に対応する文
字、数字、記号等を入力する方法などが挙げられる。
【0049】図2の機能ブロック図に示された各装置又
は手段(運転監視制御手段、CAI、DS、DB)は、
必ずしもすべてを通信用ケーブル(LAN)で接続する
必要はなく、必要な装置のみを通信用ケーブルで接続し
てもよい。上記の各装置及びLANにより接続する装置
を適宜選択することにより、本発明の前記教育システム
1〜7をそれぞれ構築することができる。
【0050】本発明の教育システム2は、媒介手段とし
て少なくとも前記(C1)又は(C3)を有していればよい
が、好ましくは(C1)、(C2)及び(C3)を有する。ま
た、教育システム3は、媒介手段として少なくとも前記
(C1)又は(C4)を有していればよいが、好ましくは
(C1)、(C4)及び(C5)を有する。さらに、教育シス
テム4における好ましい態様では、媒介手段として(C
1)〜(C6)のすべてを備えている。教育システム5に
おける好ましい態様では、媒介手段として(C2)、(C
4)及び(C6)を備えている。さらに、好ましい教育シ
ステム7には、媒介手段として(C3)、(C5)及び(C
6)をすべて備えたシステムが含まれる。
【0051】なお、前記媒介手段のうちデータベース装
置(D)が関与する媒介手段(C2、C3、C6)について
は、プロセスデータ装置(D1)が関与する媒介手段と技
術データベース(D2)が関与する媒介手段とをそれぞれ
別個に設けることができる。
【0052】本発明では、オペレータが運転中、或いは
作業中に生じた技術的な疑問点、不安点や装置・機器に
関する基礎的な原理・原則を確認する必要が生じた時に
すぐに運転監視制御手段上からCAI装置に含まれる内
容を選択して学習することができる。また、自分が実際
に運転しているプラントの装置・設備・機器、運転情報
とCAI装置の教育情報との関連付けや、これまでのプ
ラントの運転管理や設備管理で得られた独自の技術や技
能、ノウハウ、不具合やトラブルの経験、変調時の操作
履歴、運転ガイダンス情報とCAI装置の教育情報との
関連付けがなされることから、学習効果が学習者の技術
や知識のレベルに依存せず、特に教育を必要とする技
術、経験の少ないオペレータに対する学習効果向上が図
れる。また、熟練オペレータにとっても過去の知見、技
術、技能、ノウハウ、経験をオペレーション的視点から
だけではなく、原理・原則から裏付けすることができ、
より高度で安全な運転管理が期待できる。
【0053】また、自分が運転管理を行うプラントの装
置・設備・機器、運転情報とCAI装置に含まれる情報
との関連付けがなされているために、学習者によっては
CAI装置の教育情報が身近な内容として映り、学習意
欲が上がる要因ともなり、同時に充分な学習効果を上げ
るために従来は欠かせなかった技術や技能、経験豊かな
インストラクターを常に準備する必要がなくなる。
【0054】さらには、業務と教育の一体感(接近)を
十分に感得でき、学習者は学習のために特別に時間を設
けなくてもいつでも必要な時に必要な教育情報を得るこ
とが可能である。また、CAI装置の特徴を活用し何度
でも理解できるまで繰り返し学習することができると共
に、理解している部分は学習者のレベルに応じてスキッ
プして学習することができる。
【0055】CAI装置とダイナミックシミュレーショ
ン装置とを組み合わせる場合には、学習者はCAI装置
で学習したこと仮想プラント上で仮想運転して試してみ
ることができる。また、ダイナミックシミュレーション
装置とデータベース装置とを組み合わせる場合には、個
々の装置・機器の過去の知見、操作履歴等を参考にしつ
つ仮想運転できるので、内容の濃い訓練が可能となる。
【0056】
【発明の効果】本発明の業務支援型教育システムによれ
ば、オペレータが運転中に業務を遂行しながら又はその
必要が生じたとき、必要とする情報を直ちに入手して学
習できる。また、プラントを構成する装置・機器に関す
る一般的な教育情報や過去のプロセス情報が必要なとき
に即座に得られ、効率よく学習、訓練を行うことができ
る。そのため、教育を業務の現場に近づけることがで
き、教育と業務の区別を無くすことができるとともに、
オペレータのレベル向上が図れ、確実性の高い運転管
理、設備管理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の業務支援型教育システムが適用される
プラントの運転管理システム全体の一例を示す概念図で
ある。
【図2】本発明の業務支援型教育システムの一例を示す
機能ブロック図である。
【図3】図2の機能ブロック図に示された各装置又は手
段の機能を用いて展開できる操作の一例を概念的に示し
た図である。
【図4】図2の機能ブロック図に示された各装置又は手
段の機能を用いて展開できる操作の他の例を概念的に示
した図である。
【符号の説明】
1 製造プラント 2 制御ステーション 3 オペレータステーション及びCRT(陰極線管) 4,6,7 ワークステーション 5 パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−320723(JP,A) 特開 平8−166815(JP,A) 特開 平10−31408(JP,A) 特開 平6−27911(JP,A) 特開 平9−91030(JP,A) 仲谷善雄 他「プラント統合情報シス テムにおける異常事例の共有」、1994年 度人工知能学会全国大会(第8回)論文 集、第119〜122頁 「火力発電プラント運転教育訓練シス テム」、三菱電機技報、Vol.63 N o.12、第31(1025)〜34(1028)頁、 1989年12月25日発行 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/02 G05B 15/02 G06F 17/00 G06F 17/60

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)プラントを構成する複数の装置・
    機器からの運転状態を示すプロセス状態信号を前記装置
    ・機器に固有に設けられた識別手段毎に入力し、各装置
    ・機器を監視、制御する運転監視制御手段(A)と、
    (2)前記装置・機器を含む一般的なプラントで使用さ
    れる装置・機器に関する一般的な技術、技能、ノウハウ
    並びにこれらに係わる原理原則を体系的に学習可能な
    育情報が入力設定されたコンピュータ支援型教育システ
    ム装置(B)と、(3)前記運転監視制御手段(A)が
    監視、制御する個々の装置・機器と、これらと関連する
    前記コンピュータ支援型教育システム装置(B)の前記
    教育情報とを前記識別手段に基づいて対応づけ、前記個
    々の装置・機器に関して必要な前記教育情報を前記識別
    手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C1)とを
    備えている業務支援型教育システム。
  2. 【請求項2】 (1)プラントを構成する複数の装置・
    機器からの運転状態を示すプロセス状態信号を前記装置
    ・機器に固有に設けられた識別手段毎に入力し、各装置
    ・機器を監視、制御する運転監視制御手段(A)と、
    (2)前記装置・機器を含む一般的なプラントで使用さ
    れる装置・機器に関する一般的な技術、技能、ノウハウ
    並びにこれらに係わる原理原則を体系的に学習可能な
    育情報が入力設定されたコンピュータ支援型教育システ
    ム装置(B)と、(3)当該プラントを構成する各装置
    ・機器からのプロセス状態信号を前記識別手段毎に時系
    列的に記憶した運転データを有するプロセスデータベー
    ス装置(D1)及び当該プラントを構成する各装置・機器
    の過去のプロセス情報のうち変調時、変動時又はトラブ
    ル時のプロセス状態に関する情報及び/又は装置・機器
    の能力・性能を前記識別手段毎に収集、加工、整理した
    技術データを有する技術データベース装置(D2)から選
    択された少なくとも1つのデータベース装置(D)とを
    備えていると共に、(4)(4-1)前記運転監視制御手
    段(A)が監視、制御する個々の装置・機器と、これら
    と関連する前記コンピュータ支援型教育システム装置
    (B)の前記教育情報とを前記識別手段に基づいて対応
    づけ、前記個々の装置・機器に関して必要な前記教育情
    報を前記識別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手
    段(C1)、(4-2)運転監視制御手段(A)が監視、制
    御する個々の装置・機器と前記データベース装置(D)
    の各装置・機器に関するデータとを前記識別手段に基づ
    いて対応づけ、前記個々の装置・機器に関して必要な前
    記運転データ又は技術データを前記識別手段を基に選
    択、展開、表示可能な媒介手段(C2)、及び(4-3)前
    記データベース装置(D)の各装置・機器に関するデー
    タとコンピュータ支援型教育システム装置(B)の前記
    教育情報とを前記識別手段に基づいて対応づけ、前記各
    装置・機器に関して必要な前記教育情報を前記識別手段
    を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C3)の3つの
    媒介手段のうち少なくとも媒介手段(C1)又は(C3)を
    備えている業務支援型教育システム。
  3. 【請求項3】 (1)プラントを構成する複数の装置・
    機器からの運転状態を示すプロセス状態信号を前記装置
    ・機器に固有に設けられた識別手段毎に入力し、各装置
    ・機器を監視、制御する運転監視制御手段(A)と、
    (2)前記装置・機器を含む一般的なプラントで使用さ
    れる装置・機器に関する一般的な技術、技能、ノウハウ
    並びにこれらに係わる原理原則を体系的に学習可能な
    育情報が入力設定されたコンピュータ支援型教育システ
    ム装置(B)と、(3)当該プラントを構成する装置・
    機器の仮想運転訓練が可能なダイナミックシミュレーシ
    ョン装置(E)とを備えていると共に、(4)(4-1)
    前記運転監視制御手段(A)が監視、制御する個々の装
    置・機器と、これらと関連する前記コンピュータ支援型
    教育システム装置(B)の前記教育情報とを前記識別手
    段に基づいて対応づけ、前記個々の装置・機器に関して
    必要な前記教育情報を前記識別手段を基に選択、展開、
    表示可能な媒介手段(C1)、(4-2)運転監視制御手段
    (A)が監視、制御する個々の装置・機器と前記ダイナ
    ミックシミュレーション装置(E)において仮想運転の
    対象となる各装置・機器とを前記識別手段に基づいて対
    応づけ、前記個々の装置・機器に関する仮想運転を前記
    識別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C
    4)、及び(4-3)前記ダイナミックシミュレーション装
    置(E)において仮想運転の対象となる各装置・機器と
    コンピュータ支援型教育システム装置(B)の前記教育
    情報とを前記識別手段に基づいて対応づけ、前記各装置
    ・機器に関して必要な前記教育情報を前記識別手段を基
    に選択、展開、表示可能な媒介手段(C5)の3つの媒介
    手段のうち少なくとも媒介手段(C1)又は(C4)を備え
    ている業務支援型教育システム。
  4. 【請求項4】 (1)プラントを構成する複数の装置・
    機器からの運転状態を示すプロセス状態信号を前記装置
    ・機器に固有に設けられた識別手段毎に入力し、各装置
    ・機器を監視、制御する運転監視制御手段(A)と、
    (2)前記装置・機器を含む一般的なプラントで使用さ
    れる装置・機器に関する一般的な技術、技能、ノウハウ
    並びにこれらに係わる原理原則を体系的に学習可能な
    育情報が入力設定されたコンピュータ支援型教育システ
    ム装置(B)と、(3)当該プラントを構成する各装置
    ・機器からのプロセス状態信号を前記識別手段毎に時系
    列的に記憶した運転データを有するプロセスデータベー
    ス装置(D1)及び当該プラントを構成する各装置・機器
    の過去のプロセス情報のうち変調時、変動時又はトラブ
    ル時のプロセス状態に関する情報及び/又は装置・機器
    の能力・性能を前記識別手段毎に収集、加工、整理した
    技術データを有する技術データベース装置(D2)から選
    択された少なくとも1つのデータベース装置(D)と、
    (4)当該プラントを構成する装置・機器の仮想運転訓
    練が可能なダイナミックシミュレーション装置(E)と
    を備えていると共に、(5)(5-1)前記運転監視制御
    手段(A)が監視、制御する個々の装置・機器と、これ
    らと関連する前記コンピュータ支援型教育システム装置
    (B)の前記教育情報とを前記識別手段に基づいて対応
    づけ、前記個々の装置・機器に関して必要な前記教育情
    報を前記識別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手
    段(C1)、(5-2)運転監視制御手段(A)が監視、制
    御する個々の装置・機器と前記データベース装置(D)
    の各装置・機器に関するデータとを前記識別手段に基づ
    いて対応づけ、前記個々の装置・機器に関して必要な前
    記運転データ又は技術データを前記識別手段を基に選
    択、展開、表示可能な媒介手段(C2)、(5-3)前記デ
    ータベース装置(D)の各装置・機器に関するデータと
    コンピュータ支援型教育システム装置(B)の前記教育
    情報とを前記識別手段に基づいて対応づけ、前記各装置
    ・機器に関して必要な前記教育情報を前記識別手段を基
    に選択、展開、表示可能な媒介手段(C3)、(5-4)運
    転監視制御手段(A)が監視、制御する個々の装置・機
    器と前記ダイナミックシミュレーション装置(E)にお
    いて仮想運転の対象となる各装置・機器とを前記識別手
    段に基づいて対応づけ、前記個々の装置・機器に関する
    仮想運転を前記識別手段を基に選択、展開、表示可能な
    媒介手段(C4)、(5-5)前記ダイナミックシミュレー
    ション装置(E)において仮想運転の対象となる各装置
    ・機器とコンピュータ支援型教育システム装置(B)の
    前記教育情報とを前記識別手段に基づいて対応づけ、前
    記各装置・機器に関して必要な前記教育情報を前記識別
    手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C5)、及
    び(5-6)前記ダイナミックシミュレーション装置
    (E)において仮想運転の対象となる各装置・機器とデ
    ータベース装置(D)の各装置・機器に関するデータと
    を前記識別手段に基づいて対応づけ、前記仮想運転の対
    象となる各装置・機器に関して必要な前記運転データ又
    は技術データを前記識別手段を基に選択、展開、表示可
    能な媒介手段(C6)の6つの媒介手段のうち少なくとも
    媒介手段(C1)、(C3)又は(C6)を備えている業務支
    援型教育システム。
  5. 【請求項5】 (1)プラントを構成する複数の装置・
    機器からの運転状態を示すプロセス状態信号を前記装置
    ・機器に固有に設けられた識別手段毎に入力し、各装置
    ・機器を監視、制御する運転監視制御手段(A)と、
    (2)当該プラントを構成する各装置・機器からのプロ
    セス状態信号を前記識別手段毎に時系列的に記憶した運
    転データを有するプロセスデータベース装置(D1)及び
    当該プラントを構成する各装置・機器の過去のプロセス
    情報のうち変調時、変動時又はトラブル時のプロセス状
    態に関する情報及び/又は装置・機器の能力・性能を前
    記識別手段毎に収集、加工、整理した技術データを有す
    る技術データベース装置(D2)から選択された少なくと
    も1つのデータベース装置(D)と、(3)当該プラン
    トを構成する装置・機器の仮想運転訓練が可能なダイナ
    ミックシミュレーション装置(E)とを備えていると共
    に、(4)(4-1)運転監視制御装置(A)が監視、制
    御する個々の装置・機器と前記データベース装置(D)
    の各装置・機器に関するデータとを前記識別手段に基づ
    いて対応づけ、前記個々の装置・機器に関して必要な前
    記運転データ又は技術データを前記識別手段を基に選
    択、展開、表示可能な媒介手段(C2)、(4-2)運転監
    視制御手段(A)が監視、制御する個々の装置・機器と
    前記ダイナミックシミュレーション装置(E)において
    仮想運転の対象となる各装置・機器とを前記識別手段に
    基づいて対応づけ、前記個々の装置・機器に関する仮想
    運転を前記識別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介
    手段(C4)、及び(4-3)前記ダイナミックシミュレー
    ション装置(E)において仮想運転の対象となる各装置
    ・機器とデータベース装置(D)の各装置・機器に関す
    るデータとを前記識別手段に基づいて対応づけ、前記仮
    想運転の対象となる各装置・機器に関して必要な前記運
    転データ又は技術データを前記識別手段を基に選択、展
    開、表示可能な媒介手段(C6)の3つの媒介手段のうち
    少なくとも媒介手段(C6)を備えている業務支援型教育
    システム。
  6. 【請求項6】 (1)プラントを構成する各装置・機器
    からのプロセス状態信号を前記装置・機器に固有に設け
    られた識別手段毎に時系列的に記憶した運転データを有
    するプロセスデータベース装置(D1)及び当該プラント
    を構成する各装置・機器の過去のプロセス情報のうち変
    調時、変動時又はトラブル時のプロセス状態に関する情
    報及び/又は装置・機器の能力・性能を前記識別手段毎
    に収集、加工、整理した技術データを有する技術データ
    ベース装置(D2)から選択された少なくとも1つのデー
    タベース装置(D)と、(2)前記装置・機器を含む一
    般的なプラントで使用される装置・機器に関する一般的
    な技術、技能、ノウハウ並びにこれらに係わる原理原則
    を体系的に学習可能な教育情報が入力設定されたコンピ
    ュータ支援型教育システム装置(B)と、(3)前記デ
    ータベース装置(D)の各装置・機器に関するデータと
    前記コンピュータ支援型教育システム装置(B)の前記
    教育情報とを前記識別手段に基づいて対応づけ、前記各
    装置・機器に関して必要な前記教育情報を前記識別手段
    を基に選択、展開、表示可能な媒介手段(C3)とを備え
    ている業務支援型教育システム。
  7. 【請求項7】 (1)プラントを構成する各装置・機器
    からのプロセス状態信号を前記装置・機器に固有に設け
    られた識別手段毎に時系列的に記憶した運転データを有
    するプロセスデータベース装置(D1)及び当該プラント
    を構成する各装置・機器の過去のプロセス情報のうち変
    調時、変動時又はトラブル時のプロセス状態に関する情
    報及び/又は装置・機器の能力・性能を前記識別手段毎
    に収集、加工、整理した技術データを有する技術データ
    ベース装置(D2)から選択された少なくとも1つのデー
    タベース装置(D)と、(2)前記装置・機器を含む一
    般的なプラントで使用される装置・機器に関する一般的
    な技術、技能、ノウハウ並びにこれらに係わる原理原則
    を体系的に学習可能な教育情報が入力設定されたコンピ
    ュータ支援型教育システム装置(B)と、(3)当該プ
    ラントを構成する装置・機器の仮想運転訓練が可能なダ
    イナミックシミュレーション装置(E)とを備えている
    と共に、(4)(4-1)前記データベース装置(D)の
    各装置・機器に関するデータと前記コンピュータ支援型
    教育システム装置(B)の前記教育情報とを前記識別手
    段に基づいて対応づけ、前記各装置・機器に関して必要
    前記教育情報を前記識別手段を基に選択、展開、表示
    可能な媒介手段(C3)、(4-2)前記ダイナミックシミ
    ュレーション装置(E)において仮想運転の対象となる
    各装置・機器とコンピュータ支援型教育システム装置
    (B)の前記教育情報とを前記識別手段に基づいて対応
    づけ、前記各装置・機器に関して必要な前記教育情報を
    前記識別手段を基に選択、展開、表示可能な媒介手段
    (C5)、及び(4-3)前記ダイナミックシミュレーショ
    ン装置(E)において仮想運転の対象となる各装置・機
    器とデータベース装置(D)の各装置・機器に関するデ
    ータとを前記識別手段に基づいて対応づけ、前記仮想運
    転の対象となる各装置・機器に関して必要な前記運転デ
    ータ又は技術データを前記識別手段を基に選択、展開、
    表示可能な媒介手段(C6)の3つの媒介手段のうち、少
    なくとも媒介手段(C3)又は(C6)を備えている業務支
    援型教育システム。
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