JP3210037B2 - 眼底カメラ及び一般カメラ - Google Patents

眼底カメラ及び一般カメラ

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JP3210037B2 JP26388291A JP26388291A JP3210037B2 JP 3210037 B2 JP3210037 B2 JP 3210037B2 JP 26388291 A JP26388291 A JP 26388291A JP 26388291 A JP26388291 A JP 26388291A JP 3210037 B2 JP3210037 B2 JP 3210037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、より迅速に合焦状態が
得られる眼底カメラ及び一般カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検眼眼底にスプリット指標を投
影し、被検眼眼底で反射される撮像手段上のスプリット
指標像のずれを走査線を用いて検出し、このずれをなく
すように自動的にピント調整を行なう眼底カメラが知ら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の眼底カメラ
では合焦の動作中に出力信号の異常が生じた場合、例え
ば被検眼光軸と眼底カメラの光軸との間にズレ(アライ
メント不良)を生じたり、或いは被検眼自体が瞬目した
りした場合には、スプリット指標像のずれ状態を判別す
る判別手段の出力にサーボコントロールに不適な異常信
号が発生し、サーボ動作にハンチングや暴走という不具
合を生むことがあり、これを防止するため、異常が起き
るとフォーカスレンズを停止させていた。これにより合
焦に至る時間がかかるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は上述した
従来例の欠点を解消した眼底カメラ及び一般カメラを提
供することにある。本発明の眼底カメラは、被検眼眼底
にフォーカス状態を検出するための指標としてスプリッ
トイメージを投影する手段と、前記被検眼眼底に投影さ
れたスプリットイメージを検出する撮像手段と、該撮像
手段で検出した前記スプリットイメージからフォーカス
状態を検出する検出手段と、該検出手段での検出を基に
フォーカスレンズを駆動してフォーカス調整する調整手
段と、前記検出手段での検出の信頼度である基準位置に
対する前記スプリットイメージの対称性の崩れを演算で
求める演算手段とを有し、前記調整手段は前記求めた信
頼度に応じて前記検出手段の出力信号に補正を加えて前
記フォーカスレンズを駆動することを特徴とする。
【0005】また本発明の一般カメラは、被写体にフォ
ーカス状態を検出するための指標としてスプリットイメ
ージを投影する手段と、前記被写体に投影されたスプリ
ットイメージを検出する撮像手段と、該撮像手段で検出
した前記スプリットイメージからフォーカス状態を検出
する検出手段と、該検出手段での検出を基にフォーカス
レンズを駆動してフォーカス調整する調整手段と、前記
検出手段での検出の信頼度である基準位置に対する前記
スプリットイメージの対称性の崩れを演算で求める演算
手段とを有し、前記調整手段は前記求めた信頼度に応じ
て前記検出手段の出力信号に補正を加えて前記フォーカ
スレンズを駆動することを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。図1において
眼底を照明するための光源15からでた光は、リングス
リット14を照明し、平面鏡13、照明レンズ12、1
0を経て、孔あきミラー3上に結像され、さらに対物レ
ンズ2により被検眼1の瞳孔位置にリングスリット像が
結像され、眼底の照明がなされる。眼底像22は対物レ
ンズ2で一度面23に結像し、孔あきミラー3の中心孔
を通り、フォーカシング・レンズ4、撮影レンズ5によ
りフィルム面上24に結像される。
【0007】又、眼底像は、可動ミラー6を撮影レンズ
5とフィルム面24の間に入れることにより、一度面上
25に結像した眼底像を平面鏡7とITV撮影レンズ8
でITVカメラ9の撮像面26の上に結像される。結
局、この像がITVモニター上に表示される訳である。
【0008】図1の21はスプリット像を眼底内に写し
込むためのユニットでありスリット18と、これを照明
するための光源19、スリットをスプリット・プリズム
20に結像するための凸レンズ17と、更にこのスプリ
ット・プリズム20に結像されたスリット像を平面鏡1
1に結像するための凸レンズ16より構成されている。
図2は、このユニットを紙面に平行な方向より見たもの
である。
【0009】図3に於て、このスプリット・イメージに
よるピント合せの原理を説明する。照明光源19で照明
されたスリット18の形状は図4の様に矩形をしてお
り、凸レンズ17で、スプリット・プリズム20のプリ
ズムの前面に結像される。ここで光線は30と31にプ
リズムにより分離される。30の光線(実線)は、手前
のプリズムで、31の光線(破線)は、反対側のプリズ
ムで屈折される。光線30、31は凸レンズ16、1
0、2で結像されるのであるが、今観察する位置を、A
1、A2、A3、の位置とすると、スリットの像は、図5
の様にA1、A2、A3の各位置に対応して、一致、又は
分離することとなる。
【0010】すなわち、ピント面ではスリット像は一致
し、前ピント面では、上側のスリットが左側に、下側の
スリットが右側に移動して分離し、後ピント面では、上
側のスリットが右側に、下側のスリットが左側に移動し
て分離する。
【0011】再び図1において、眼底像22が対物レン
ズ2で23面上に、一度結像し、次いでフィルム面24
に再結像されている状態で、眼底内に、スプリット・イ
メージを写し込むユニットにより平面鏡11に結像され
たスリット像は、更に照明用レンズ10で孔あきミラー
3を介して面23の位置に結像される様にしておく。そ
うすると当然スプリット像は、眼底22に結像されるこ
とになる。一般に眼の個人差により、対物レンズ2で結
像された眼底像23は移動する。それに従ってフォーカ
ス・レンズ4を矢印の方向に前後移動させて常にフィル
ム面24に焦点が合う様に調整するわけである。
【0012】ユニット21のスプリット像は、このフォ
ーカス・レンズ4と連動して動く様にし、その連動の条
件としては、常に眼底像23の位置でスプリット・イメ
ージが一致(分離しない)する様にしておくことであ
り、この様にすると、眼底22が最良ピントの場合のみ
スプリット・イメージが分離しない(一致する)方式と
なる。
【0013】図6は、ITVカメラ9に接続されるIT
Vモニタ32上にスプリット・イメージ33が、眼底像
34と共に写し出された状態を示し、特にスプリット・
イメージが分離しているので、正確にピントが合ってい
ない状態を示している。35はITVの走査線を示す。
【0014】図7は本実施例の信号処理系のブロック図
である。50はタイミング回路であって、ITVカメラ
9から出力される同期信号9bを用いて走査線35の中
からスプリット・イメージ33の情報を含む区間につい
てタイミング抽出するよう構成されている。
【0015】即ち、図8、図9において垂直同期信号か
ら時間t0だけ遅れたスプリット・イメージの一方のほ
ぼ中間を走査する第1の走査線38および第1の走査線
38からさらに時間t1だけ遅れたもう一方のスプリッ
ト・イメージのほぼ中間を走査する走査線39を抽出す
るタイミング回路、走査線38、39の水平同期信号か
ら時間t2遅れた時点から時間t3だけ信号を抽出するタ
イミング回路を含んでいる。ここで水平方向に時間t3
だけ抽出する意味は、スプリット・イメージと同時に図
6に示すごとく、眼底像がITVモニタ上に写ってお
り、それらの影響を除くためである。時間t0、t1、t
2、t3は、それぞれ光学系により定まる値である。
【0016】図7で51はA/Dコンバータ、52はラ
インメモリを示し、上述の時間t3にわたって映像信号
9aのアナログ−デジタル変換を実行して、変換された
デジタルデータは逐一ラインメモリ52に更新記憶され
る。ここでA/Dコンバータ51によるサンプリングの
頻度は、タイミング回路50の構成により画素単位の認
識に必要な所定の周波数に設定されている。従って、走
査線38、39の中でt3の時間に含まれる映像信号9
aは、t2経過した点を時間起点とし信号レベルの深さ
情報を持つ二つのデータ列としてラインメモリ52に保
持されることになる。
【0017】マイクロコンピュータ53はバスライン5
3aを通して上述二つのデータ列の情報を読み込み、二
つのスプリット・イメージの相互の位相差を演算する。
演算結果はモータ55の回転指令の駆動制御信号として
駆動回路54に出力される。このときマイクロコンピュ
ータ53は上記位相差の演算中ラインメモリ52に向け
てデータ更新の一時中断を指令するフリーズ信号をバス
ライン53aに出力するよう構成している。
【0018】モータ55は不図示の機構により、図1の
部材4、21を移送し、フォーカシング機構の移動量は
レンズ位置検出器56によってマイクロコンピュータ5
3にフィードバックされ、サーボループは形成される。
【0019】次に図10〜図12を用いて駆動制御信号
の演算方法について説明する。図10はウィンドウ期間
3における走査線38、39の映像信号波形図を示
し、各記号の定義はそれぞれ次の通りである。
【0020】t20:ウィンドウ期間t3の開始点 t30:ウィンドウ期間t3の終了点 p38:走査線38の映像信号波形38′に対する重心演
算によるピーク点 p39:走査線39の映像信号波形39′に対する重心演
算によるピーク点 t38:ウィンドウ開始点から波形重心p38までの時間 t39:ウィンドウ開始点から波形重心p39までの時間 ここで、ピーク点評価の為の重心演算は図11に示す如
く、走査線35の信号波形について信号レベルの積分加
算値S1とS2の両者の値が等しくなる点としてPを与え
る公知の方法を採っている。この方法により対称性の低
い波形にあってもピーク点評価の精度を向上出来ると同
時に、メモリ52に保持した時間軸上の量子化されたサ
ンプリングデータに対して、更に細かい精度でのピーク
点認識を可能とする。これらより二つのスプリット・イ
メージの相互の位相差Δtは、Δt=t38−t39により
与えられる。ここで、Δtの絶対値を駆動量とし、又Δ
tの極性(正負)を駆動方向として、駆動制御信号を駆
動回路54に出力する動作を繰り返せば、自動的にフォ
ーカスを調整することが可能となる。
【0021】次に駆動制御信号生成の為の信頼度演算の
方法について説明する。図12において、PcはP38
39の平均演算による中心座標を示し、二つのスプリッ
ト・イメージの総合重心を与える。一方、W0はt3の中
点として定義する基準位置座標である。
【0022】ここで、通常は光学系の構成上PcとW0
重なり合うようにスプリット・イメージは結像する。
【0023】しかし任意のタイミングにサンプリングさ
れた映像信号に、仮に外乱光の混入やスプリット・イメ
ージの一部欠落という認識ノイズが重畳されると、光強
度分布の重心位置P38、P39の基準位置座標W0に対す
る対称性が崩れ、図中ΔEに示すPcとW0との間に偏位
を生ずる。この場合、認識ノイズの増加に伴ってΔEの
絶対値は増加することとなり、本実施例においては、上
記のΔEをスプリット・イメージの認識の信頼度として
考慮する。従って、認識ノイズの介在を前提とした場合
の駆動量ΔSは下式により与えられることとなる。ここ
でKは所定の係数である。
【0024】ΔS=|Δt|−K×|ΔE| これにより|ΔE|が大きい場合には信頼度が小さいと
みなし駆動量ΔSを小さくする。
【0025】なお上述した式においてKを定数でなく、
|ΔE|の大小に応じて変わる値としても良く、例えば
|ΔE|が小さい場合K=0とし、|ΔE|が大きい場
合K=K0(≠0)としても良い。
【0026】なお上述の認識の信頼度ΔEは別の演算方
法として、ピーク点評価に用いた信号波形の半値幅或い
は信号分高さの逆数等を用いることも可能である。いず
れの場合も、認識の信頼度が低下してΔEの値が増加し
た場合の駆動量ΔSは、単純演算の結果出力されたΔt
の値よりも減少した値として駆動制御信号を生成する構
成となる。
【0027】さて前記実施例は、スプリット・イメージ
の撮像面26上への結像点は光学系の構成上固定される
ものとし、タイミング回路50におけるt0、t1
2、t3の値を定めたが、図1の構成の中でビームスプ
リッターとしての機能部材である3、6、11について
経年的な変化(主として光軸の倒れ)が生じた場合に
は、上記スプリット・イメージの26上への結像点に二
次元的なズレが発生する可能性がある。この場合に想定
される前記実施例中のスプリット・イメージ認識処理に
発生する不具合は次の通りである。
【0028】(走査線と垂直方向のズレに対して) (1)一方のスプリット・イメージ上に走査線38、3
9の両者が走査する。 (2)走査線38、39のいずれかがスプリット・イメ
ージから外れて走査する。 (走査線の走査方向のズレに対して) (3)ウィンドウ期間t3の中点(W0)にスプリット・
イメージが結像しない。 (4)ウィンドウ期間t3の領域内にスプリット・イメ
ージが結像しない。
【0029】この結果、ビームスプリッター部材3、
6、11の変化の程度によっては前記実施例に示すよう
なスプリット・イメージ認識の信頼度ΔEの演算に誤差
を生じたり、駆動制御信号自体の生成に誤りを生ずる。
本実施例は上記の欠点を回避する目的で、スプリット・
イメージ認識処理のためのウィンドウ領域を二次元的に
補正しようとするものである。図13においては、部材
9、50〜56に示す前述実施例と同様の構成に加え
て、不揮発メモリ60に保存したデータをタイミング回
路50に入力することにより、タイミング回路50の発
生するt0、t1、t2、t3のタイミングにオフセットの
補正を実行する。更に、不揮発メモリ60の保存データ
は、合焦制御の完了の度毎にマイクロコンピュータ53
より適正な補正データが転送されるよう構成している。
ここで、システムの初期化の段階では不揮発メモリ60
に適当な初期値データを格納しておくことは言うまでも
ない。
【0030】以上述べた実施例によれば検出信号評価手
段を設けて焦点状態検出手段の出力信号に補正を加え、
補正後の出力信号により合焦用サーボコントロール回路
を駆動することにより、アライメント不良や被検眼瞬目
等の介在する条件下でも、不要な動きを抑制し安定した
自動合焦動作を可能とする効果がある。
【0031】更に本実施例の別の効果として以下の事項
がある。即ち、検出信号評価手段は指標像の重心と所定
値との比較演算による構成であり、演算結果は正常、異
常の2値化ではなく、信頼度に応じた連続値として出力
を提供することが出来る。従って、上記検出信号評価手
段の出力で補正を実施してサーボ動作を実行すれば、正
常駆動、停止の二状態駆動ではなく、検出信号の信頼度
に応じた合焦動作をサーボ回路に指令することとなり、
迅速な合焦完了が可能となる。また、検出信号評価用の
所定値を不揮発メモリ上に更新記憶する構成とすること
により、経年的な光学系の変動に対しても、検出信号評
価手段自体の誤動作も防止する効果がある。即ち系の学
習作用がある。
【0032】さて次に信号異常があった場合(例えば上
述したΔEの絶対値が所定値より大きい場合)、フォー
カスレンズを停止せずにフォーカスレンズを所定量だけ
画一的に移送する動作を行なう実施例を示す。
【0033】図14において101は観察光源であるタ
ングステンランプであり、このタングステンランプ10
1から発光された光はリングスリット102、照明用レ
ンズ106を経由して穴明ミラー107に到達する。穴
明ミラー107に入射した光は穴明ミラー107により
被検眼Eの方向に反射され被検眼Eの眼底Efを照射し
元の光路を通り更に穴明ミラー107を通過してフォー
カスレンズ118、観察光学系に至ることになるが穴明
ミラー107と被検眼Eとの間には対物レンズ108が
配置されており穴明ミラー107の背後には光軸に沿っ
て撮影レンズ109、跳ね上げミラー110、撮影用フ
ィルム111が順次配列されている。又、103はフォ
ーカス用の投影指標の為の光源であり、104はスリッ
ト付プリズムで投影指標はハーフミラー105により眼
底Efに投影される。112は被検眼眼底Efを撮像する
撮像カメラである。この撮像カメラ112から出力され
た信号はモニター113に送られ表示される。モニター
113中の114はフォーカス用の投影指標である。
【0034】合焦状態は、前述実施例と同様に撮像カメ
ラ112の走査線38,39の映像信号からフォーカス
用の投影指標の出力信号の位置を読み出すことで検知さ
れる。ところが例えば被検眼の視度値がフォーカスレン
ズ118の状態に対して大きくずれている場合、即ち一
例として合焦ダイナミックレンジが±5ディオプタであ
って被検眼視度が−4.5ディオプタであり、フォーカ
スレンズが0ディオプタ位置の場合、モニタ113中に
は図15に示す様に指標像114は極端にデフォーカス
して、映像レベルの低い信号として撮像される。この
時、合焦検出器115で認識処理される映像信号の波形
図は図16の38′、39′に示す通りであり、指標像
と対応する部分の信号出力ΔVは所定の信号出力レベル
0に達しておらず、異常検出器116はこの場合の認
識処理を異常と判別する。
【0035】異常信号と判断した場合には異常検出器1
16からの信号を受けて合焦検出器115から、フォー
カス駆動部117に対し信号を出力し、前記出力信号を
うけてフォーカスレンズは停止せずに、所定の移動量だ
け画一的な移送がされ、0ディオプタ位置から例えば−
3ディオプタ位置になる。これによりフォーカス用の投
影指標114がモニター113上に、より明確に表示さ
れる様になれば、再び合焦検出器115が走査線の出力
信号を読みとった際、得られる信号レベルが高くなり、
異常検出器116が正常信号と判断し、通常の合焦動作
を行う。ここで異常信号が継続した場合には再びフォー
カス駆動部117により所定の移動量だけ逆方向の画一
的な移送を行う様に信号を出力する。即ち例えば上述し
た被検眼視度が−4.5ディオプタの場合、本来フォー
カスレンズは−4.5ディオプタ位置に設定されるべき
であるが、上述した0ディオプタ位置から+3ディオプ
タ位置となると異常信号が継続し、フォーカスレンズは
+3ディオプタ位置、0ディオプタ位置を経由して−3
ディオプタ位置に移送されて、始めて高い信号レベルを
検出する。そして異常検出器116が正常信号と判断
し、通常の合焦動作を行なう。
【0036】以上、自動合焦の際、異常検出器121が
異常な信号であると判断した場合でもフォーカスレンズ
を停止させずに迅速に合焦を達成することができる。
【0037】なお以上、眼底カメラについて述べたが、
一般カメラでも適用でき、例えば被写体の反射率が低
い、或いは被写体が遠方にあって信号異常がある場合に
もフォーカスレンズを停止させずに迅速に合焦を達成で
きる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、フォーカス用の指標像
の検出の信頼度に基づいてフォーカスレンズの駆動量を
補正するので、より迅速かつ正確に合焦動作を完了させ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の図。
【図2】スプリットイメージを投影する光学系の説明
図。
【図3】スプリットイメージを写し込むための原理的な
説明図。
【図4】写し込みのスリット形状を示す図。
【図5】図3における焦点面A1、A2、A3におけるス
リットイメージの形状を示す図。
【図6】ITVモニタ上での眼底像とピント表示のスプ
リット像を示す図。
【図7】ITV信号から合焦信号を得るための信号処理
系のブロック図。
【図8】ITVモニタにおける映像信号を示す図。
【図9】ITVモニタにおけるタイミングを示す図。
【図10】二つの検出走査線での映像信号波形を示す
図。
【図11】重心演算の説明図。
【図12】二つのスプリットイメージの総合重心が基準
位置からずれた状態を示す図。
【図13】信号処理系の異なる実施例のブロック図。
【図14】本発明の異なる実施例の図。
【図15】モニタにおける映像信号を示す図。
【図16】二つの検出走査線での映像信号波形を示す
図。
【符号の説明】
4 フォーカシングレンズ 9 ITVカメラ 18 スリット 20 スプリットプリズム 24 フィルム面 32 ITVモニタ 38,39 走査線 50 タイミング回路 51 A/Dコンバータ 52 ラインメモリ 53 マイクロコンピュータ 54 駆動回路 56 レンズ位置検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−175346(JP,A) 特開 昭54−52895(JP,A) 特開 昭63−167314(JP,A) 特開 昭63−304232(JP,A) 特開 昭61−56312(JP,A) 特開 昭59−156324(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 3/00 - 3/16 G02B 7/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼眼底にフォーカス状態を検出する
    ための指標としてスプリットイメージを投影する手段
    と、前記被検眼眼底に投影されたスプリットイメージ
    検出する撮像手段と、該撮像手段で検出した前記スプリ
    ットイメージからフォーカス状態を検出する検出手段
    と、該検出手段での検出を基にフォーカスレンズを駆動
    してフォーカス調整する調整手段と、前記検出手段での
    検出の信頼度である基準位置に対する前記スプリットイ
    メージの対称性の崩れを演算で求める演算手段とを有
    し、前記調整手段は前記求めた信頼度に応じて前記検出
    手段の出力信号に補正を加えて前記フォーカスレンズを
    駆動することを特徴とする眼底カメラ。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は信頼度の低下に応じて前
    記フォーカスレンズの駆動量が小さくなるように前記検
    出手段の出力信号を補正する請求項記載の眼底カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は前記スプリットイメージ
    2つの重心位置の中間点の前記基準位置からのずれ量
    を前記信頼度として演算するする請求項記載の眼底カ
    メラ。
  4. 【請求項4】 被写体にフォーカス状態を検出するため
    の指標としてスプリットイメージを投影する手段と、
    記被写体に投影されたスプリットイメージを検出する撮
    像手段と、該撮像手段で検出した前記スプリットイメー
    からフォーカス状態を検出する検出手段と、該検出手
    段での検出を基にフォーカスレンズを駆動してフォーカ
    ス調整する調整手段と、前記検出手段での検出の信頼度
    である基準位置に対する前記スプリットイメージの対称
    性の崩れを演算で求める演算手段とを有し、前記調整手
    段は前記求めた信頼度に応じて前記検出手段の出力信号
    に補正を加えて前記フォーカスレンズを駆動することを
    特徴とする一般カメラ。
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JP4869757B2 (ja) * 2006-03-24 2012-02-08 株式会社トプコン 眼底観察装置

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