JP3192861U - 二次元コードまたはicチップ付き扇子 - Google Patents
二次元コードまたはicチップ付き扇子 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】風雅さを備えつつも新たな利便性を備えた扇子を提供すること。【解決手段】扇子100は、一対の親骨1と、該一対の親骨1の間に複数の骨部3によって重畳および展開可能に取り付けられた扇面2と、前記複数の骨部が軸支される基端部4から構成され、一対の親骨1の一方かつ基端部4と対向する位置に一または複数のICチップ10を備える。【選択図】 図1
Description
本考案は、種々の情報を埋め込むことにより利便性を向上させることが可能な扇子に関する。
手で扇ぐことにより風を起こして涼を取る簡易な納涼手段として、従来扇子が広く用いられている。扇子は、うちわと同様の機能を持つが、折りたたんで棒状にすることができる点でうちわよりも携帯性に優れており、またその形状や使用する態様が風雅さを持つことから、従前より愛好者が存在している。また、近年では扇子を様々な用途に使用する仕組みが提案されている。例えば、特許文献1は、展開平面体を組み立てて、扇子やうちわだけでなく、メガホンとしても使用可能な扇子を提案している。また、非特許文献1は、1/3〜1/2およびそれ以上に展開して風を送る扇子に、円形に全開し、かつその左右側縁を連結して帽子になる、扇子と帽子とを兼用する扇子兼用帽子を提案している。
登録実用新案第3046354号
近年では、扇子は海外でも我が国独自の文化として人気を博しており、購入者も年々増加傾向にある。日本への海外旅行者は、旅行の際に公共交通の利用方法、経路情報の入手、無料公衆無線LAN環境、飲食店の情報の入手、コミュニケーション、クレジットカードや両替などお金に関する環境に不便を抱いている。一例として、プリペイドカードなどの電子マネーにより金銭に係る課題を解決することができるが、名刺大のカードであることがほとんどであり、かばんの中などにしまってあるような場合、使用する際に取り出しづらい。
上記従来技術のように、扇子を別の形態として利用する方法が提案されているものの、風雅、かつ海外旅行者などにとって更なる利便性が追加された道具としての扇子は提案されていない。
本考案は、上記課題の少なくとも一つを解決するために成されたものである。本考案は、風雅さを備えつつも新たな利便性を備えた扇子を提供することを目的とする。
本考案の一実施形態の扇子は、一対の親骨と、該一対の親骨の間に複数の骨部によって重畳および展開可能に取り付けられた扇面と、前記親骨および前記複数の中骨が軸支される基端部から構成される扇子であって、前記一対の親骨の一方かつ前記基端部と対向する位置に一または複数のICチップを備える。
また、本考案の別の実施形態の扇子は、一対の親骨と、該一対の親骨の間に複数の中骨によって重畳および展開可能に取り付けられた扇面と、前記親骨および前記複数の中骨が軸支される基端部を備える扇子であって、前記扇面の山折り部および谷折り部の間に印刷された一または複数の二次元コードを備える。
本考案により、風雅さを備えつつも新たな利便性を備えた扇子を提供することが可能となる。具体的には、薄い名刺大のカードに比較して、扇子は折りたたんだ状態では棒状であり、使用する際に取り出しづらいという従来のプリペイドカードが持つ課題を解決する。また、風雅で常時携帯可能な道具にプリペイド機能を付加することにより、特に海外からの観光客の興味を引き、プリペイド機能の使用を促進、すなわち、みやげ品などの購入を促進することが可能となる。また、扇子に印刷したカメレオンコードで各種情報を照会可能とすることで、外国人へ日本文化をアピールし、日本への興味を持たせ、関連商材の販売を促進できる。
(実施例1)
以下、本考案の各実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本考案の扇子100を示す。図1に示すように、扇子100は、一対の親骨1と、該一対の親骨1の間に複数の中骨3によって重畳および展開可能に取り付けられた扇面2と、親骨1および複数の中骨3が軸支される基端部4と、一対の親骨に取付けられたICチップ10と、ICチップを被覆し開閉可能な蓋部20とを備える。扇面2は、一対の親骨1と複数の中骨3とに貼着されている。なお、図1は扇子100の扇面2を展開させた状態を示す。
以下、本考案の各実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本考案の扇子100を示す。図1に示すように、扇子100は、一対の親骨1と、該一対の親骨1の間に複数の中骨3によって重畳および展開可能に取り付けられた扇面2と、親骨1および複数の中骨3が軸支される基端部4と、一対の親骨に取付けられたICチップ10と、ICチップを被覆し開閉可能な蓋部20とを備える。扇面2は、一対の親骨1と複数の中骨3とに貼着されている。なお、図1は扇子100の扇面2を展開させた状態を示す。
実施例1において、親骨1および中骨3はプラスチックで構成されることを想定している。しかしながら構成材料はこれに限定されず、木材、厚紙、石膏など任意の材料から構成されてよい。また、親骨1の一方には、重畳して各骨部が軸支される基端部4の対向する先端部にくぼみが設けられている。このくぼみにはICチップ10が設置されている。このICチップは、例えばプリペイドカードに利用される集積回路である。くぼみはICチップを格納可能であれば形状は図1に示す例に限定されず任意の形状でよく、くぼみの深さも同様に任意の深さであってよい。また、ICチップ10が設置されるくぼみの位置は任意の位置であってよいが、持ち手側である基端部4によってICチップ10の利用が阻害されることを防止するため、親骨1の中心部よりも先端側に設けられることが望ましい。
ICチップ10の上部には透明の蓋部20が開閉可能に取り付けられ、ICチップ10を被覆する。よって、ICチップ10を設置する際には、蓋部20を開いてICチップを設置し、蓋部20を閉める。これにより、使用済みのICチップ10の差し替えを可能とする。蓋部20としては、扉のように開閉・旋回可能に構成することもでき、スライド式に前後に摺動するよう構成することもできる。なお、実施例1では蓋部20を備えICチップ10の差し替えを可能とする構成を例に説明したが、当然ながら蓋部20を備えない構成でICチップ10を設置することも可能である。この場合、ICチップ10の差し替えはできないが、扇子を安価に製造することができる。
図3は、実施例1の扇子の利用例を示す図である。ここでは、利用者が、扇子100を折り畳んだ状態で任意の店舗のレジで会計をしている。利用者はかばんや財布などからプリペイドカードや金銭を取り出すことなく、扇子をかざすだけで商品を購入することができる。また、扇子という雅な道具を用いて会計を行うことができるので、顧客満足度を向上させることができる。
上記したように、実施例1の考案に係る扇子100によれば、プリペイドカードなど薄い名刺大のカードに比較して、扇子は折りたたんだ状態では棒状であり、使用する際に取り出しづらいという従来のプリペイドカードが持つ課題を解決することが可能となる。また、風雅で常時携帯可能な道具にプリペイド機能を付加することにより、特に海外からの観光客の興味を引き、プリペイド機能の使用を促進、すなわち、みやげ品などの購入を促進することが可能となる。
(実施例2)
図2は、本考案の別の実施形態の扇子100を示す図である。親骨1、扇面2、中骨3、基端部4の構成は実施例1で説明した内容と同等のため説明を省略する。図2の扇子は、ICチップ10および蓋部20を備えていないが、扇面2の山折り部および谷折り部の間に印刷されたカメレオンコード50を備える。カメレオンコードとは非接触型の画像解析技術の一つであり、カラーバーコードと呼ばれることもある。カメレオンコードは、一般的に黒い下地に水色・紫・黄・緑・赤・青・オレンジの最大8色を基本構成とした二次元の色配列で構成される。QRコード(登録商標)の場合カメラに画像全体の80%が含まれていなければ認識しないが、カメレオンコードは動画認識の場合、画像全体の2%、静止画像の場合、画像全体の0.15%程度の大きさでコードが含まれていれば認証が可能である。
図2は、本考案の別の実施形態の扇子100を示す図である。親骨1、扇面2、中骨3、基端部4の構成は実施例1で説明した内容と同等のため説明を省略する。図2の扇子は、ICチップ10および蓋部20を備えていないが、扇面2の山折り部および谷折り部の間に印刷されたカメレオンコード50を備える。カメレオンコードとは非接触型の画像解析技術の一つであり、カラーバーコードと呼ばれることもある。カメレオンコードは、一般的に黒い下地に水色・紫・黄・緑・赤・青・オレンジの最大8色を基本構成とした二次元の色配列で構成される。QRコード(登録商標)の場合カメラに画像全体の80%が含まれていなければ認識しないが、カメレオンコードは動画認識の場合、画像全体の2%、静止画像の場合、画像全体の0.15%程度の大きさでコードが含まれていれば認証が可能である。
本考案では、扇子の折り目と折り目の間にカメレオンコード50を縦に印刷し、該カメレオンコード50をスマートフォンなどの端末装置で読み取ることにより、各種情報を参照可能とする。カメレオンコードは大きさや読み取る向きに制約が無いため、このような使い方が可能となる。この例では、扇面2にはカメレオンコード50が一つ表示されているが、当然ながら複数のカメレオンコード50が印刷されてよく、例えば、扇面の表面と裏面の双方に印刷される構成でもよい。あるいは、親骨1の構成材料に応じて、親骨1の側面にカメレオンコード50が印刷されてもよい。各種情報の例としては、外国人観光客向けに公共交通の利用方法、経路情報、日本料理のレシピ、食材購入できる店の紹介、日本文化の紹介などがあるがこれに限られない。なお、本考案ではカメレオンコード50を備える構成を例に説明したが、QRコード(登録商標)やSPコードなど任意の二次元コードが印刷されてもよい。例えば、カメレオンコードとQRコード(登録商標)とSPコードとが組み合わされて一つの扇子100に印刷されてもよい。また、図1に示す扇子が備えるICチップ10がカメレオンコード50と組み合わされて一つの扇子100に提供されてもよい。これにより、扇子100はさらに多くの情報を提供することが可能となる。
図4は、実施例2の扇子100の利用例を示す図である。ここでは、利用者が、扇子100を展開させた状態で、スマートフォンなどの端末装置を利用してカメレオンコード50を照会している。利用者は、扇子に印刷されたカメレオンコードを照会することで各種情報を取得することができる。よって、例えば外国人へ日本文化をアピールし、日本への興味を持たせ、関連商材の販売を促進できる。
以上、実施例1および実施例2を通して説明した本考案によれば、風雅さを備えつつも新たな利便性を備えた扇子を提供することが可能となる。
100 扇子
10 ICチップ
50 カメレオンコード
10 ICチップ
50 カメレオンコード
Claims (7)
- 一対の親骨と、該一対の親骨の間に複数の骨部によって重畳および展開可能に取り付けられた扇面と、前記親骨および前記複数の中骨が軸支される基端部を備える扇子であって、
前記一対の親骨の一方かつ前記基端部と対向する位置に一または複数のICチップを備えることを特徴とする扇子。 - 前記基端部と対向する位置にはくぼみが形成されており、前記ICチップは該くぼみに収納され、
前記ICチップが収納されたくぼみを被覆し開閉可能な蓋部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の扇子。 - 前記一対の親骨および前記複数の中骨はプラスチックから形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の扇子。
- 一対の親骨と、該一対の親骨の間に複数の中骨によって重畳および展開可能に取り付けられた扇面と、前記親骨および前記複数の中骨が軸支される基端部を備える扇子であって、
前記扇面の山折り部および谷折り部の間に印刷された一または複数の二次元コードを備えることを特徴とする扇子。 - 前記二次元コードは、カメレオンコードであることを特徴とする請求項4に記載の扇子。
- 前記二次元コードを前記扇面の両面に備えることを特徴とする請求項4または5に記載の扇子。
- 前記一対の親骨の一方かつ前記基端部と対向する位置に一または複数のICチップをさらに備えることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の扇子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014003329U JP3192861U (ja) | 2014-06-25 | 2014-06-25 | 二次元コードまたはicチップ付き扇子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014003329U JP3192861U (ja) | 2014-06-25 | 2014-06-25 | 二次元コードまたはicチップ付き扇子 |
Publications (1)
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JP3192861U true JP3192861U (ja) | 2014-09-04 |
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Family Applications (1)
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JP2014003329U Expired - Fee Related JP3192861U (ja) | 2014-06-25 | 2014-06-25 | 二次元コードまたはicチップ付き扇子 |
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JP (1) | JP3192861U (ja) |
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2014
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