JP3189252B2 - 画像データエンコーダおよびデコーダ - Google Patents

画像データエンコーダおよびデコーダ

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JP3189252B2
JP3189252B2 JP20979291A JP20979291A JP3189252B2 JP 3189252 B2 JP3189252 B2 JP 3189252B2 JP 20979291 A JP20979291 A JP 20979291A JP 20979291 A JP20979291 A JP 20979291A JP 3189252 B2 JP3189252 B2 JP 3189252B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを例えばコ
ンパクトディスクなどに記録、再生する場合に用いて好
適な画像データデコーダおよびエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】動画像データを例えばコンパクトディス
クなどに記録する場合、時間軸方向の冗長度を落すため
に異なるピクチャ間の差分を取り、また、空間軸方向の
冗長度を落すため、DCT(離散コサイン変換)処理と
VLC(可変長符号化)処理を行うようにしている。フ
レーム間の差分を取るようにすると、もとの画像データ
を復号するために予めリファレンスデータが復号されて
いる必要があるため、いわゆるPピクチャ(前方予測符
号化ピクチャ)やBピクチャ(両方向予測符号化ピクチ
ャ)だけでなく、所定の間隔で1枚のピクチャの範囲内
において処理されたIピクチャ(イントラ符号化ピクチ
ャ)を配置するようにしている。これにより、例えばサ
ーチを行うような場合においては、Iピクチャを探し出
して再生するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のIピクチャは、
このようにDCTとVLC処理による画像圧縮のみが行
われているため、充分に画像データを圧縮することが困
難になる課題があった。特にDCTによる圧縮方法は、
エッジや点など、輝度の変化が急激な部分において画質
が劣化する課題がある。そこで、これを改善するため
に、その部分における割当て情報量を多くすると、結
局、画像データを充分圧縮することができなくなってし
まう。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、Iピクチャにおいても画像データを圧縮す
ることができるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像データエン
コーダは、1枚のピクチャの所定領域について、同一ピ
クチャの範囲内でパターンマッチングを行うパターンマ
ッチング手段と、パターンマッチングにより選択された
領域のデータと、所定領域のデータとの差分を演算する
演算手段と、差分の大きさに応じて、演算手段により演
算した結果得られた差分データを使うか否かを判定する
判定手段と、判定手段による判手結果に応じて、差分デ
ータまたは所定領域のデータの一方をDCT処理するD
CT手段と、DCT手段によりDCT処理されたデータ
を符号化する符号化手段とを備えることを特徴とする。
【0006】前記画像データエンコーダは、同一ピクチ
ャ内で、パターンマッチングに伴う差分に基づいて符号
化が行われたかどうかを示す情報を符号化画像データに
付加する付加手段をさらに含むことができる
【0007】本発明の画像データデコーダは、1枚のピ
クチャの所定領域のデータと同一ピクチャの他の領域の
データとの間でパターンマッチングを行い、それらの差
分の大きさに応じて選択された当該差分データまたは所
定領域のデータの一方をDCT処理し、当該DCT処理
されたデータを符号化して生成された符号化画像データ
を復号する復号手段と、復号されたデータを逆DCT処
理する逆DCT手段と、リファレンスとなる所定領域に
対応するデータと、逆DCT処理された差分データを加
算する加算手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】本発明の画像データエンコーダにおいては、
枚のピクチャの画像データをブロックに区分し、そのピ
クチャの範囲内でそのブロックのデータのパターンマッ
チングを行う。そのブロックとマッチするパターンが存
在するとき、そのパターンとの差分が演算され、その差
分データがDCT処理される。従って、Iピクチャにお
いても画像データを圧縮することができる。
【0010】また、本発明の画像データデコーダにおい
ては、1枚のピクチャの所定領域のデータと同一ピクチ
ャの他の領域のデータとの間でパターンマッチングが行
われ、その差分をDCT処理して生成された符号化画像
データが逆DCT処理され、リファレンスとなる所定領
域に対応するデータが加算される。従って、より少ない
データ量を復号して良好な画質を確保することが可能に
なる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の画像データエンコーダの一
実施例の構成を示している。伝送されるべき画像データ
はフレームメモリ1に供給され、記憶される。パターン
マッチング検出回路17は、このフレームメモリ1に記
憶された画像データをブロックに区分し、各ブロックご
とにフレームメモリ1に記憶されたデータの範囲内にお
いてパターンマッチングを行う。そして、そのブロック
と最もマッチする所定の範囲のデータのマッチング位置
(DA)を検出する。また、異なるフレーム間におい
て、動きベクトル(VB)を求める。マッチング位置ま
たは動きベクトルは、スイッチ18によりその一方が選
択され、アドレス生成器19に供給されるようになされ
ている。アドレス生成器19は、入力されたマッチング
位置または動きベクトルに対応するアドレスを発生し、
フレームメモリ12または13に供給する。これによ
り、フレームメモリ12,13の読出しアドレスが指定
されることになる。アドレス発生器19はまた書込みア
ドレスも発生する。
【0012】一方、フレームメモリ1に書き込まれたデ
ータのうち、所定のフレーム(カレントフレーム)のデ
ータは、スイッチ3を介してDCT回路4に供給され、
DCT処理されるようになされている。そして、DCT
回路4の出力は量子化回路5に供給され、量子化される
ようになされている。また、量子化回路5の出力がさら
にVLCおよび多重化器7に供給され、VLC処理およ
び多重化処理がなされるようになっている。
【0013】量子化回路5の出力は逆量子化回路8に供
給され、逆量子化された後、さらに逆DCT回路9に供
給されて逆DCT処理されるようになされている。そし
て、逆DCT回路9の出力がスイッチ10,11を介し
てフレームメモリ12または13に供給され、書き込ま
れるようになされている。フレームメモリ12または1
3より読み出されたデータは、スイッチ14を介して減
算回路2に供給され、フレームメモリ1より出力された
データと逆極性で加算(減算)されるようになされてい
る。そして、減算回路2の出力がスイッチ3を介してD
CT回路4に供給されるようになされている。スイッチ
14より出力されたデータは、ディレイ回路15により
所定の時間遅延された後、加算回路16に供給され、逆
DCT回路9より出力されたデータと加算され、スイッ
チ10,11を介してフレームメモリ12または13に
供給され、記憶されるようになされている。ディレイ回
路15の遅延時間は、減算回路2、DCT回路4、量子
化回路5、逆量子化回路8、逆DCT回路9の処理時間
に対応する時間に設定されている。
【0014】パターンマッチング検出回路17は、例え
ば図2に示すように構成されている。即ち、フレームメ
モリ1より供給された画像データはスイッチ31を介し
てフレームメモリ32または33に供給され、記憶され
るようになされている。そして、フレームメモリ32ま
たは33より読み出されたデータがスイッチ34または
35を介してブロックマッチング検出器36に供給され
るようになされている。スイッチ34はカレントブロッ
クデータを選択するものであり、スイッチ35はサーチ
ウインドウデータを選択するものである。ブロックマッ
チング検出器36には、図示せぬ回路からサーチウイン
ドウの範囲の指定が入力される。ブロックマッチング検
出器36は、動きベクトルまたはマッチング位置を検出
し、スイッチ18およびVLC多重化器7に供給するよ
うになされている。また、カレントブロックとリファレ
ンスブロックとの差分データがコントローラ6に供給さ
れるようになされている。コントローラ6は各スイッチ
を切り換えるとともに、量子化器5および逆量子化器8
のステップサイズを設定するようになっている。
【0015】次に、その動作について説明する。いま、
図3に示すように、IピクチャI0とPピクチャP1が順
次フレームメモリ1に供給され、記憶されたとする。こ
の画像データはさらにスイッチ31を介してパターンマ
ッチング検出回路17のフレームメモリ32と33にそ
れぞれ供給され、記憶される。最初に、フレーム内マッ
チング位置(DA)を求める動作について説明すると、
このときスイッチ34と35はコントローラ6によりい
ずれもフレームメモリ32側に切り換えられる。ブロッ
クマッチング検出器36は図4に示すように、カレント
ブロックより時間的に前のエリアをサーチエリアとし
て、その範囲内においてカレントブロックと最もマッチ
する範囲(データ量が最も小さくなる範囲)を検索す
る。そして、その範囲が求められたとき、その位置をマ
ッチング位置DAとして検出する。このようにして、フ
レームメモリ32に記憶されたIピクチャI0のマッチ
ング位置が順次検出されることになる。
【0016】次に、PピクチャP1のフレーム間動きベ
クトルを求める動作について説明する。このときスイッ
チ34はフレームメモリ33側に切り換えられ、スイッ
チ35はフレームメモリ32側に切り換えられる。そし
て、ブロックマッチング検出器36は図5に示すよう
に、カレントブロックを中心とする所定の範囲(この範
囲は時間的に前の範囲のみならず、時間的に後の範囲も
含まれている)をサーチエリアとして、カレントブロッ
クのデータに最もマッチする範囲のデータを検索する。
そして、その検出結果に対応して動きベクトルVBを検
出する。このようにして、PピクチャP1の動きベクト
ルが順次検出されることになる。
【0017】Iピクチャを処理する場合、図1に示す画
像データエンコーダは次のように動作する。即ち、フレ
ームメモリ1より読み出されたIピクチャのデータは、
スイッチ3を介してDCT回路4に供給され、DCT処
理される。DCT処理されたデータはさらに量子化回路
5に供給され、量子化された後、VLCおよび多重化器
7に供給され、可変長符号化される。また、VLCおよ
び多重化器7には、パターンマッチング検出回路17よ
り上記したマッチング位置や動きベクトルが供給され、
さらに量子化パラメータ、Iピクチャ、Pピクチャなど
のモード情報(識別コード)などが供給される。これら
のデータは多重化されてビットストリームとして図示せ
ぬコンパクトディスクなどに供給され、記録されること
になる。
【0018】量子化回路5により量子化されたデータ
は、逆量子化回路8により逆量子化され、さらに逆DC
T回路9により逆DCT処理され、局部的に復号され
る。そして、この復号されたデータがスイッチ10,1
1を介してフレームメモリ12に記憶される。
【0019】以上のデータの流れは、フレーム内差分の
処理が行われない場合のものである。フレーム内差分の
処理を行うか否かは、ブロックマッチング検出器36よ
り供給される差分データからコントローラ6が判断す
る。
【0020】次に、フレーム内符号化する場合の動作に
ついて説明する。この場合、フレームメモリ12に記憶
されたピクチャと同一のピクチャのカレントブロックが
フレームメモリ1から読み出され、加算回路2に供給さ
れる。そして、このときアドレス生成器19はスイッチ
18を介してパターンマッチング検出回路17が出力す
るマッチング位置のデータの供給を受け、このマッチン
グ位置に対応するアドレスを発生して、そのアドレスの
データをフレームメモリ12から読み出させ、スイッチ
14を介して減算回路2に供給させる。減算回路2は、
フレームメモリ1より供給されたカレントブロックのデ
ータからフレームメモリ12より読み出されたリファレ
ンスデータを減算する。減算回路2の出力は、スイッチ
3を介してDCT回路4に供給され、DCT処理された
後、量子化回路5において量子化される。さらに、VL
Cおよび多重化器7において処理された後、出力される
ことになる。
【0021】そして、量子化回路5より出力されたデー
タは逆量子化回路8において逆量子化され、さらに逆D
CT回路9において逆DCT処理されて加算回路16に
供給される。フレームメモリ12より読み出されたリフ
ァレンスデータは、ディレイ回路15により所定の時間
遅延された後、加算回路16に供給され、逆DCT回路
9より供給されたデータと加算される。これにより、復
号されたカレントブロックのデータがスイッチ10,1
1を介してフレームメモリ12に供給され、記憶される
ことになる。
【0022】以下、同様の動作が繰り返されて、Iピク
チャのデータはフレーム内処理されたブロックとフレー
ム内処理されないブロックとが混在するデータとなる。
【0023】次に、Pピクチャをエンコードする場合の
動作について説明する。フレームメモリ1より読み出さ
れたPピクチャの所定のブロックのデータは、減算回路
2に供給される。このとき、アドレス生成器19にはス
イッチ18を介してパターンマッチング検出回路17よ
り動きベクトルが供給されている。アドレス生成器19
はこの動きベクトルに対応するアドレスを発生し、フレ
ームメモリ12から動きベクトルに対応するリファレン
スデータを読み出させる。このフレームメモリ12より
読み出されたリファレンスデータは、スイッチ14を介
して減算回路2に供給され、フレームメモリ1から供給
されたカレントブロックデータから減算される。減算回
路2の出力は、スイッチ3を介してDCT回路4に供給
され、DCT処理された後、量子化回路5において量子
化され、さらにVLCおよび多重化器7において処理さ
れて出力される。
【0024】量子化回路5の出力は、逆量子化回路8に
より逆量子化され、さらに逆DCT回路9により逆DC
T処理され、加算回路16に供給される。加算回路16
はディレイ回路15を介して、入力されるリファレンス
データと逆DCT回路9の出力データとを加算し、カレ
ントブロックのデータを復号する。そして、この復号デ
ータはスイッチ10,11を介してフレームメモリ13
に供給され、記憶される。以下、同様の動作が繰り返さ
れる。
【0025】動きベクトルが用いられないブロックのデ
ータは、減算回路2による処理が行われず、DCT回路
4、量子化回路5、逆量子化回路8、逆DCT回路9に
よる処理を経て、フレームメモリ13に記憶される。
【0026】図6は、VLCおよび多重化器7より出力
されるビットストリームをコンパクトディスクなどの記
録媒体に記録する場合の記録フォーマットを示してい
る。同図に示すように、1枚のピクチャの画像データは
複数のブロック(この実施例の場合、5,400個のブ
ロック)に区分され、各ブロックのデータはモードデー
タ、量子化パラメータ、マッチング位置、DCT係数に
より構成されるようになされている。モードとは、Iピ
クチャ、Pピクチャなどの識別を行うものであり、ま
た、このモードにはIピクチャにおけるフレーム内差分
の処理が行われたものであるか否かを示す識別コードも
含まれている。これらのデータは、コントローラ6を介
してVLCおよび多重化器7に供給されるものである。
【0027】Qパラメータは、量子化および逆量子化の
ステップを示すものである。マッチング位置は上述した
ように、フレーム内処理された場合に記録される。フレ
ーム内処理されないブロックの場合においては、ここに
0データを記録しておくこともできるし、記録自体を省
略することもできる(このようにした方が符号量は小さ
くなる)。このマッチング位置を表す情報が記録される
位置には、フレーム間処理されたブロックの場合におい
てはそこに動きベクトルが記録されることになる。DC
T係数とはDCT処理された後のデータを意味するもの
である。
【0028】このようにして構成されている5,400
個のブロックのデータの先頭には、ピクチャヘッダが付
加され、そこに画枠の大きさなどを示すデータが記録さ
れている。
【0029】図7は、本発明の画像データデコーダの一
実施例の構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、例えば図6に示すようなフォーマットに従って伝送
されたビットストリームが逆VLCおよび多重化復号器
41に供給されるようになされている。逆VLCおよび
多重化復号器41は、入力されたデータを逆VLC処理
するとともに、多重化復号する。その結果、Iピクチ
ャ、Pピクチャなどのピクチャタイプモード、動きベク
トル、マッチング位置などの情報はコントローラ50に
供給されるようになされている。また、量子化パラメー
タ、係数などのデータは逆量子化回路42に供給される
ようになされている。
【0030】逆量子化回路42の出力は逆DCT回路4
3に供給され、逆DCT回路43の出力はスイッチ45
を介して図示せぬ回路に出力されるとともに、スイッチ
46を介してフレームメモリ47または48に供給さ
れ、記憶されるようになされている。また、フレームメ
モリ47または48から読み出されたデータは、スイッ
チ49を介して加算回路44に供給されている。加算回
路44は、逆DCT回路43の出力とフレームメモリ4
7または48より読み出されたリファレンスデータとを
加算し、スイッチ45を介して出力するようになされて
いる。アドレス生成器51は、コントローラ50より供
給される動きベクトルまたはマッチング位置に対応する
アドレスを発生し、フレームメモリ47,48に供給す
る。各スイッチはコントローラ50により切り換えられ
るようになされている。
【0031】次に、その動作について説明する。最初
に、Iピクチャのデータのデコードについて説明する
と、フレーム内差分を使わないで符号化されているブロ
ックについては、逆量子化回路42により逆量子化さ
れ、逆DCT回路43により逆DCT処理された後、ス
イッチ45を介して図示せぬ回路に出力される。そし
て、このデータはスイッチ46を介してフレームメモリ
47に供給され、記憶される。
【0032】フレーム内差分法で符号化されたブロック
のデータは、逆量子化回路42および逆DCT回路43
による処理を経た後、加算回路44に供給される。この
とき、アドレス生成器51はコントローラ50よりマッ
チング位置情報の供給を受ける。そして、そのマッチン
グ位置に対応するフレームメモリ47のアドレスを発生
し、そこに記憶されているリファレンスデータを読み出
させる。このリファレンスデータは加算回路44に供給
され、逆DCT回路43より供給される差分データと加
算される。これにより、カレントブロックのデータが復
号されることになる。この復号されたデータもスイッチ
46を介してフレームメモリ47に記憶される。このよ
うな動作が繰り返されて、フレーム内差分を使って符号
化されたデータとフレーム内差分を使わないで符号化さ
れたデータの混合データよりなるIピクチャのデータが
復号されることになる。
【0033】次に、Pピクチャのデータをデコードする
動作について説明する。差分を使わないで符号化された
ブロックは、逆量子化回路42および逆DCT回路43
による処理を経た後、スイッチ45と46を介してフレ
ームメモリ48に供給され、記憶される。スイッチ45
より出力されたデータが図示せぬ回路に供給されるのは
もとよりである。
【0034】フレーム間動き補償法で符号化されている
ブロックのデータについては、次のように処理される。
即ち、このときアドレス生成器51はコントローラ50
より動きベクトルの供給を受け、動きベクトルに対応す
るアドレスを発生する。フレームメモリ47は、この動
きベクトルに対応するアドレスからリファレンスデータ
を読み出し、スイッチ49を介して加算回路44に供給
する。このデータは、加算回路44において逆DCT回
路43より出力されたカレントブロックと加算され、復
号が行われる。この復号されたデータは、スイッチ44
を介して図示せぬ回路に供給されるとともに、さらにス
イッチ46を介してフレームメモリ48に供給され、記
憶される。
【0035】以上の如く、本発明の画像データエンコー
ダによれば、1枚のピクチャの画像データをブロックに
区分し、同一のピクチャの範囲内でパターンマッチング
して選択された領域のデータと、所定領域のデータとの
差分をDCT処理するようにしたので、Iピクチャをよ
り効果的に圧縮することが可能になる。
【0036】また、本発明の画像データデコーダによれ
ば、1枚のピクチャの所定の領域のデータと同一ピクチ
ャの他の領域のデータとの間でパターンマッチングを行
い、それらの差分をDCT処理して生成された符号化画
像データを逆DCT処理し、リファレンスとなる所定領
域に対応するデータと加算するようにしたので、Iピク
チャを画質を劣化させることなく、デコードすることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データエンコーダの一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例におけるパターンマッチング検出
回路17の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】マッチング位置と動きベクトルを説明する図で
ある。
【図4】フレーム内符号化の動作を説明する図である。
【図5】フレーム間符号化の動作を説明する図である。
【図6】図1の実施例においてエンコードされたデータ
の伝送フォーマットを説明する図である。
【図7】本発明の画像データデコーダの一実施例の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 フレームメモリ 2 減算回路 4 DCT回路 5 量子化回路 6 コントローラ 7 VLCおよび多重化器 8 逆量子化回路 9 逆DCT回路 12,13 フレームメモリ 15 ディレイ回路 17 パターンマッチング検出回路 32,33 フレームメモリ 36 ブロックマッチング検出器 41 逆VLCおよび多重化復号器 42 逆量子化回路 43 逆DCT回路 47,48 フレームメモリ 50 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚のピクチャの所定領域について、同
    一ピクチャの範囲内でパターンマッチングを行うパター
    ンマッチング手段と、 前記パターンマッチングにより選択された領域のデータ
    と、前記所定領域のデータとの差分を演算する演算手段
    と、前記差分の大きさに応じて、前記演算手段により演算し
    た結果得られた差分データを使うか否かを判定する判定
    手段と、 前記判定手段による判手結果に応じて、前記差分データ
    または前記所定領域のデータの一方 をDCT処理するD
    CT手段と 前記DCT手段によりDCT処理されたデータを符号化
    する符号化手段と を備えることを特徴とする画像データ
    エンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記画像データエンコーダは、同一ピク
    チャ内で、前記パターンマッチングに伴う差分に基づい
    て符号化が行われたかどうかを示す情報を前記符号化画
    像データに付加する付加手段をさらに含むことを特徴と
    する請求項1記載の画像データエンコーダ
  3. 【請求項3】 1枚のピクチャの所定領域のデータと同
    一ピクチャの他の領域のデータとの間でパターンマッチ
    ングを行い、それらの差分の大きさに応じて選択された
    当該差分データまたは前記所定領域のデータの一方をD
    CT処理し、当該DCT処理されたデータを符号化して
    生成された符号化画像データを復号する復号手段と、 前記復号されたデータを逆DCT処理する逆DCT手段
    と、 リファレンスとなる前記所定領域に対応するデータと、
    前記逆DCT処理された差分データを加算する加算手段
    とを備えることを特徴とする画像データデコーダ。
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