JP3169523B2 - パーソナル通信装置 - Google Patents

パーソナル通信装置

Info

Publication number
JP3169523B2
JP3169523B2 JP01182695A JP1182695A JP3169523B2 JP 3169523 B2 JP3169523 B2 JP 3169523B2 JP 01182695 A JP01182695 A JP 01182695A JP 1182695 A JP1182695 A JP 1182695A JP 3169523 B2 JP3169523 B2 JP 3169523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modem
data
mode
circuit
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01182695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08204840A (ja
Inventor
義徳 安達
和男 小林
正二 海老原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP01182695A priority Critical patent/JP3169523B2/ja
Priority to US08/591,133 priority patent/US5777991A/en
Publication of JPH08204840A publication Critical patent/JPH08204840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3169523B2 publication Critical patent/JP3169523B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信装置、特に、音声な
どを送受信する無線送信機および無線受信機と、送信す
べき音声が入力されるマイクロフォンと、受信した音声
が出力されるスピーカとを含むパーソナル通信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、電気通信の自由化を契機と
した新規事業者の出現などにより、携帯セルラー電話や
自動車電話などの、いわゆるパーソナル通信装置の大衆
化が急速な勢いで進展しつつある。ここではまず、こう
したパーソナル通信装置のうち、特開平6−24498
9号公報に記載されている装置(以下「先行装置」とい
う)の概要を説明する。この先行装置の特徴は、携帯電
話型のパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)
であると約言することができる。
【0003】図1は先行装置の構成を示す図である。こ
の図に示す通り、先行装置は主として、以下に示すトラ
ンシーバ12、モデム14、および中央処理装置16に
よって構成されている。
【0004】[1]トランシーバ12 無線送受信(以下「RF」という)論理42、オーディ
オ論理44、電力論理46、制御論理48を含む。オー
ディオ論理44は増幅器、D/A変換器など、音声信号
の生成と受信に必要な要素を有する。電力論理は主電池
34からトランシーバ12の各要素に電力を供給する。
【0005】一方、スピーカ52およびマイクロフォン
54は、ユーザーによる音声通話を可能にするもので、
オーディオ論理44に接続されている。また、ユーザー
に電話着呼を知らせるために、ベル50もオーディオ論
理44に接続されている。
【0006】[2]モデム14 モデム制御装置36とモデム・デジタル信号処理装置
(DSP)38を含む。モデム14はバス15、25を
介してそれぞれトランシーバ12、中央処理装置に接続
される。また、外部コネクタ40を介して他のモデムや
PCなどとの接続が可能となる。
【0007】[3]中央処理装置16 プロセッサ20、バックライト回路22、LCD24お
よびタッチスクリーン26からなる。プロセッサ20に
はプログラムまたはデータを格納するRAM27、RO
M29などのメモリが接続されている。また、主電池3
4および補助電池30が電力制御論理18に接続され
る。さらに、電源のオンオフや音量の調節などのため
に、多数の押しボタン32が設けられている。この先行
装置の場合、ディスクドライブを持たない代わりに、I
Cカード28用のポート31を有する。
【0008】以上が先行装置の主なハードウエア構成で
ある。ただしこの装置の場合、図示しないソフトウエア
構成に特徴がある。すなわちこの装置の制御はオペレー
ティングシステムによって行われるため、ハードウエ
ア、ソフトウエア両面で完全なPC構造が実現されると
ともに、各種機能の提供のために実行されるアプリケー
ションの実行開始および実行順序を監視するナビゲーシ
ョン・ファイルを内蔵する。このナビゲーション・ファ
イルは、ユーザーが毎回主メニューに戻る手間を省き、
あるアプリケーションから別のアプリケーションへ容易
かつ迅速に移行することを可能とするものである。従っ
てこの先行装置によれば、以下の機能を実現することが
できる。
【0009】[1]携帯電話機能 通常の携帯電話として使用することができる。
【0010】[2]PC機能 操作性に一定の限界はあるものの、PCの有する複雑な
処理が可能となる。すなわち、通常の携帯電話上では実
施できない電子メール、電話帳等のパーソナル機能を実
現することができる。
【0011】[3]回線交換方式のデータ通信機能 実施例に示されるモデム制御装置36のチップ(具体的
にはシエラ・ロジック社のモデルNo.SC11091CF)によっ
てデータ通信が可能となる。このデータ通信機能は携帯
電話機能と同じくトランシーバ12を利用し、電話網を
経由して実現される。以降、このように音声周波数帯域
(500ヘルツ〜3キロヘルツ)において信号を変復調
する回線交換型のモデムを「回線交換モデム」、このモ
デムによる通信を「回線交換通信」ということにする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、先行装置
によれば携帯電話にPCの機能が組み込まれているた
め、携帯電話の可搬性を活かしつつ、その機能を大きく
拡張することが可能となった。しかしながら、音声周波
数帯域を越える領域(3キロヘルツ〜)におけるデータ
通信機能という点においては改善の余地がある(高速の
データ通信の場合、伝送レートを周波数換算すると音声
周波数帯域を越える。このような通信はパケットの形で
送受信されることも多いため、以降この高速データ通信
を「パケット交換通信」と呼ぶことにする)。
【0013】すなわち先行装置の場合、回線交換モデム
を有するものの、パケット交換通信を行う場合には、前
述の外部コネクタ40に別のモデムまたはPC等を接続
する措置が必要となる。これは先行装置がパケット交換
通信用のモデム(以下「パケット交換モデム」という)
を持たないためであるが、この点については以下の沿革
を考慮する必要がある。
【0014】従来携帯電話や自動車電話を用いたデータ
通信は、既存のアナログ電話網(例えばPSTN)を利
用すべく、データを音声周波数帯域においてFM変調す
る方式が主流であった。この場合、例えば日本ならNT
T、米国ならAMPSという携帯電話網を利用すること
ができる。従って既存のインフラストラクチャを有効利
用するという点に立脚する限り、パーソナル通信装置の
条件としては回線交換モデムの搭載が必要かつ十分であ
った。
【0015】すなわち、このモデムによって音声通話同
様、データ通信またはFAX通信などの通話以外の通信
(以降「非通話通信」という)を行うことができ、一
方、新たなインフラストラクチャの整備を前提とするパ
ケット交換モデムの内蔵に対する市場ニーズはいまだ少
なかった。さらには、このモデムを内蔵する場合、専用
の無線送受信機の追加が必要となる事情も手伝って、パ
ケット交換モデムの内蔵という商品企画または設計思想
自体が存在しなかった。
【0016】しかしながら、1994年に米国で新たな
通信システムによるサービスが試験的ながら開始された
ことにより、今後数年間で上記の市場動向が大きく変化
する可能性が生じることとなった。すなわち、米国にお
いてCDPDと呼ばれる新たな通信システムが導入さ
れ、この通信システムにおける各種サービスが拡充され
ていく見通しが立ちつつある今日、CDPDを利用する
パーソナル通信装置に対する市場要望が起こってくるも
のと考えられるのである。
【0017】ここにCDPDとは Cellular Digital Pa
cket Data の略で、AMPS通信の空きチャネルを利用
してデータの高速パケット伝送を行うものである。CD
PD通信の特徴はAMPS通信と同一の無線送受信機を
利用してデータ通信を行うことができる点にあり、専用
の無線送受信機の追加という煩を避けることができる。
さらにCDPDは、データ転送の高速性(〜19.2Kbp
s)、信頼性、機密性に優れ、今後数年に渡り、関連通
信装置の需要が急速に立ち上がるものと予想されてい
る。
【0018】[本発明の目的]以上の観点から本発明の
パーソナル通信装置の目的は、先行装置同様の回線交換
モデムのみならず、パケット交換モデムをも内蔵し、こ
れら2つのモデムを装置の動作モードに応じて適宜選択
することにより、主として以下の機能を実現することに
ある。
【0019】1.通常の無線電話機能 2.外部モデムまたはPCを接続することなく、装置単
独でパケット交換通信を行う機能 3.PCを接続したとき、このPCから回線交換通信を
行うための回線交換モデム機能
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のパーソナル通信装置は、少なくとも音声を送
受信する無線送信機および無線受信機と、送信すべき音
声が入力されるマイクロフォンと、受信した音声が出力
されるスピーカとを含むパーソナル通信装置であって、
各種動作モードにおいて該装置を統括的に制御するプロ
セッサと、該装置の動作を指示するために使用者からの
入力を受け付ける指示入力手段と、前記プロセッサによ
って実行され、または参照される各種プログラムおよび
データを格納する記憶手段と、前記プロセッサが処理す
ることの可能なデジタルデータを音声周波数帯域におい
てアナログ信号に変調し、およびそれとは逆の方向に復
調する回線交換モデムと、前記プロセッサが処理するこ
との可能なデジタルデータを音声周波数帯域を越える周
波数帯域においてアナログ信号に変調し、およびそれと
は逆の方向に復調するパケット交換モデムと、前記マイ
クロフォンから入力された音声ベースバンド信号および
前記回線交換モデムによって変調されたアナログ信号に
帯域制限処理を施す送信信号処理手段と、該装置の送信
時の動作モードに応じて、前記送信信号処理手段または
前記パケット交換モデムのうち一方を選択して前記無線
送信機へ接続する送信信号選択手段と、前記パケット交
換モデムが前記無線送信機へ接続されているとき、この
モデムを介して前記記憶手段に格納されたデータのうち
所望のデータを無線送信するための通信用プログラム
と、前記無線受信機によって受信された信号に帯域制限
処理を施す受信信号処理手段と、該装置の受信時の動作
モードに応じて、前記回線交換モデムおよびパケット交
換モデムの動作許否を決定するモデム制御手段と、該装
置の受信時の動作モードに応じて、前記受信信号処理手
段において帯域制限処理された信号の前記スピーカへの
出力許否を決定するスピーカ制御手段と、受信待ち受け
時に前記回線交換モデムのみの動作が許可されるモード
Aと、前記パケット交換モデムのみの動作が許可される
モードBとの各受信待ち受けモードを時分割で切り換え
るモード切り換え手段とを、同一筺体の中に含むもので
ある。
【0021】また本発明は、受信待ち受けモードが前記
モードAの場合には前記モードBに関連する回路部分に
対する給電を停止し、受信待ち受けモードが前記モード
Bの場合には前記モードAに関連する回路部分に対する
給電を停止する給電停止手段を含むものである。
【0022】また本発明は、該装置とPCとの間でデー
タの授受を行うためのPCインタフェイス手段を含むも
のである。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】また本発明は、受信待ち受けの際、少なく
とも前記パケット交換モデムの動作は許可されているモ
ードと、該装置がこのモードにあるとき、前記パケット
交換モデムによって復調されたデジタルデータの内容を
判定する復調データ判定手段とを含むものである。
【0039】また本発明は、前記パケット交換モデムに
よって復調されたデジタルデータのヘッダ部が自装置に
おいて判読不可能な場合に、前記復調データ判定手段
が、このデジタルデータはPCに送信すべき内容を持つ
と判定するものである。
【0040】また本発明は、前記プロセッサが処理する
ことの可能なデジタルデータを編集するデータ編集手段
と、前記PCインタフェイス手段を介してPCから送信
されたデータの内容を判定するPCデータ判定手段とを
含み、この判定結果に従って前記PCから送信されたデ
ータが前記回線交換モデム、前記パケット交換モデム、
または前記データ編集手段のいずれかに転送されるもの
である。
【0041】また本発明は、前記PCデータ判定手段
が、PCから送信される通信コマンドの種類に従ってデ
ータの内容を判定するものである。
【0042】また本発明は、各種動作モードの開始要求
の発生を監視する監視手段と、開始要求が発生した動作
モードの内容を判別する判別手段と、前記動作モードの
内容に応じて、並列的に起動することが可能な複数の動
作モードを判定する判定手段とを含むものである。
【0043】また本発明は、前記開始要求が前記プロセ
ッサに対する割込み要求であることを特徴とするもので
ある。
【0044】
【作用】上記構成による本発明によれば、まず通常の音
声通話が無線送信機、無線受信機、マイクロフォン、ス
ピーカによって可能となる。一方、回線交換モデムまた
はパケット交換モデムを使用する通信を行うために、プ
ロセッサによって各種動作モードが制御される。この
際、プロセッサは記憶手段に格納された各種プログラム
およびデータを参照する。
【0045】回線交換モデムは音声周波数帯域における
変復調を行い、パケット交換モデムは音声周波数帯域を
越える領域における変復調を行う。マイクロフォンから
入力された音声ベースバンド信号および回線交換モデム
によって変調されたアナログ信号は送信信号処理手段に
よって帯域制限処理が施される。ただし、こうして処理
された信号は無条件で送信の対象となるわけでなく、該
装置の送信時の動作モードに応じて、送信信号処理手段
またはパケット交換モデムのうち一方が選択され、無線
送信機へ接続される。
【0046】ここで、パケット交換モデムが無線送信機
へ接続されているとき、通信用プログラムによって、こ
のモデムを介して所望のデータを無線送信することがで
きる。この際、該装置は外部モデムまたはPCを必要と
しない。
【0047】一方、無線受信機によって受信された信号
は受信信号処理手段によって帯域制限処理が施される。
回線交換モデムおよびパケット交換モデムの動作許否
は、該装置の受信時の動作モードに応じてモデム制御手
段により、決定される。同様に、受信時の動作モードに
応じて、受信信号処理手段において帯域制限処理された
信号をスピーカへ出力してよいか否かが決定される。
【0048】また本発明によれば、PCインタフェイス
手段を介して該装置とPCとの間でデータの授受が行わ
れる。
【0049】また本発明によれば、該装置とPCの間は
シリアルデータ形式で通信される。
【0050】また本発明によれば、該装置内部にて、プ
ロセッサが処理することの可能なデジタルデータを編集
することができる。
【0051】また本発明によれば、プロセッサの指示に
従って所定の情報が可視的に表示される。
【0052】また本発明によれば、該装置の各種動作モ
ードにおいて参照すべき時刻が計時される。
【0053】また本発明によれば、無線送信機によって
所望のデータを送信すべき時刻が指定され、計時手段に
よって計時された時刻が前記指定時刻を越えたとき、所
望のデジタルデータの自動送信が行われる。
【0054】また本発明によれば、無線受信機による受
信が発生したとき、その受信時刻が記録される。
【0055】また本発明によれば、無線受信機による受
信が発生したときその旨が報知される。
【0056】また本発明によれば、受信が発生した旨が
振動または可聴音の発生によって報知される。
【0057】また本発明によれば、受信した信号を前記
スピーカに出力すべき場合、前記回線交換モデムによっ
て復調すべき場合、または前記パケット交換モデムによ
って復調すべき場合に応じて、前記振動または可聴音が
異なる周波数、強弱または継続時間で発生する。
【0058】また本発明によれば、回線交換モデムはA
MPS通信システムに適合した変調を行い、パケット交
換モデムはCDPD通信システムに適合した変調を行
う。
【0059】また本発明によれば、回線交換モデムはQ
AM変調方式による変調を行い、パケット交換モデムは
GMSK変調方式による変調を行う。
【0060】また本発明によれば、パケット交換モデム
によってデータが送信される際、送信に使用すべき無線
回線が捕捉されれば、その旨の表示がなされる。
【0061】また本発明によれば、0〜9の数字を示す
10キーの組合せ入力によって数字以外の文字が入力さ
れる。
【0062】また本発明によれば、モードAにおいて回
線交換モデムのみに受信待ち受け動作が許可され、モー
ドBにおいてパケット交換モデムのみに待ち受け動作が
許可される。
【0063】また本発明によれば、受信待ち受けモード
が前記モードAの場合には前記モードBに関連する回路
部分に対する給電が停止され、一方、受信待ち受けモー
ドが前記モードBの場合には前記モードAに関連する回
路部分に対する給電が停止される。
【0064】また本発明によれば、前記モードAおよび
前記モードBが時分割で切り換えられる。
【0065】また本発明によれば、パケット交換モデム
によって復調されたデジタルデータがPCに送信すべき
内容を持つと判定されたとき、このデジタルデータが前
記PCインタフェイス手段を介してPCへ送信される。
【0066】また本発明によれば、前記復調データ判定
手段は、前記パケット交換モデムによって復調されたデ
ジタルデータのヘッダ部が自装置において判読不可能な
場合に、このデジタルデータがPCに送信すべき内容を
持つと判定する。
【0067】また本発明によれば、PCから送信された
データがその内容に従い、回線交換モデム、パケット交
換モデム、またはデータ編集手段のいずれかに転送され
る。
【0068】また本発明によれば、前記PCデータ判定
手段は、PCから送信される通信コマンドの種類に従っ
てデータの内容を判定する。
【0069】また本発明によれば、各種動作モードの開
始要求が発生したとき、並列的に起動することが可能な
複数の動作モードが判定される。
【0070】また本発明によれば、割込み要求が前記開
始要求と認識される。
【0071】
【実施例】ここで本発明の好適な実施例を適宜図面を参
照しながら説明する。
【0072】図2は本実施例に係るパーソナル通信装置
のハードウエア構成図である。本装置は、回線交換モデ
ムとパケット交換モデムを併せ持つ無線電話と考えるこ
とができ、その外観は図3に示す通り一般の携帯電話と
ほぼ同じである。ここではこれらの図面を適宜参照しな
がら、大まかな機能ブロックに沿って、まずハードウエ
アを中心に説明する。
【0073】[1]無線電話機能を実現する基本構成 通話の際、ユーザーの音声が入力されるマイクロフォン
60、相手の音声が出力されるスピーカ61、無線によ
って音声を送受信するための無線送信機64および無線
受信機66、無線通信用のアンテナ68、トランシーバ
70、マンマシンインタフェイスを司る表示手段である
LCD69、および通話番号を入力するための0〜9ま
での10キーが必要となる。この他、通話終了、カーソ
ル移動、音量上下、消音などのキーが設けられている。
本装置においてこれらのキーは単に電話番号の入力等、
電話機能を実現する場合以外に、本装置の各種動作を指
示するためにも使用される。このため、これらは図2に
おいて総括的に指示入力部63として表現されている。
【0074】本装置の場合、マイクロフォン60から入
力された音声ベースバンド信号は送信信号処理回路72
によって帯域制限処理が施され、ここで生成された音声
周波数帯域のアナログ信号が無線送信機64によって送
信される。ただし、送信信号処理回路72と無線送信機
64の間には送信信号選択回路74が設けられている。
これは、後述の回線交換モデム80およびパケット交換
モデム82からの送信を可能とするため、装置の送信モ
ードに応じて、最終的に無線送信すべき信号を選択する
ためである。なお、送信信号処理回路72は回線交換モ
デム80によって送受信される信号についても帯域制限
処理を行う。本実施例では回線としてAMPS通信網を
利用するものとする。これにより、米国において広範な
サービスを受けることができるが、もちろんこれ以外の
通信網を使用することとしてもよい。
【0075】一方、受信経路については、まず無線受信
機66によって受信された信号が大まかに2つの経路へ
分岐する。すなわち、受信された信号はそのままパケッ
ト交換モデム82へ与えられ、他方、スピーカ61およ
び回線交換モデム80に対しては受信信号処理回路76
を介して与えられる。この受信信号処理回路76では、
受信信号に対してノイズ除去を目的とする帯域制限等の
処理が施される。
【0076】受信信号はこれら2つの経路に並列して与
えられるが、本装置では受信待ち受けモードを設定する
ことにより、これらの経路のうち有効な経路を指定する
ものとする。具体的には、回線交換モデム80のみによ
る待ち受けを許可するモードAと、パケット交換モデム
82のみによる待ち受けを許可するモードBを持つもの
とする。従って、通常の通話はモードAのときに可能と
なる。モードを分けることによってユーザーが望む待ち
受けが可能となる。
【0077】モードAにおいて受信があったとき、この
受信信号を回線交換モデム80によって処理すべきであ
るか、または単純にスピーカ61から出力すべきである
かが問題となる。この判断は回線交換モデム80におい
て、後述するモデムドライバによって行う。つまり、受
信信号が回線交換モデム80用の信号であり、スピーカ
61から出力すると意味のない音声となる場合には、ス
ピーカ61の出力が禁止されるものとする。
【0078】以上、送信信号選択回路74及びモードの
設定を除けば、従来と同等の回路構成により、無線電話
機能を実現することができる。なお、無線受信機66に
よる受信が発生したとき、本装置は受信を報知する手段
として通常のベル、すなわち可聴音の他、振動を発生す
る構成を採用することができる。報知は通常の通話着呼
だけでなく、次項[2]または[3]による受信の際に
発することもでき、これら各ケースで可聴音または振動
の周波数、強弱または継続時間等に差異を設ける構成と
してもよい。
【0079】[2]パケット交換通信機能を実現する構
成 外部モデムまたはPCを接続することなく、本装置単独
でパケット交換通信を行う機能に関する構成である。す
なわちこの機能は、従来パケット交換通信を行う場合に
必要となった外部モデムまたはPC等の接続を不要とす
るものであり、本装置による通信対象データの生成・編
集を可能にするとともに、これを音声周波数帯域を越え
る領域においてデジタル変調し、データを高速に送受信
する機能である。従って本機能は、外見上双方向のペー
ジャ機能と考えることができる。受信したデータはユー
ザーが適宜LCD69に表示することにより、参照する
ことができる。ここではページャ機能という観点に注目
し、パケット交換通信の対象となるデータを「メッセー
ジ」と呼ぶことにより、通常の通話信号および回線交換
モデムによる非通話通信の信号と区別する。
【0080】この機能を実現するために本装置は、ハー
ドウエアとして通常のPCに近い構成を有する。まず、
各種動作モードにおいて本装置を統括的に制御するプロ
セッサ90が存在する。このプロセッサ90はアドレス
バス、データバス、制御バスを持ち、これらは図2にお
いてバス92として総括的に示されている。このプロセ
ッサ90は通信をシリアルデータによって行うものと
し、このためのデータ入出力ポート94を2組有する。
図2においてポート94aは外部にPC等を接続するた
めのコネクタ95へ接続され、この間のインタフェイス
はRS−232Cが採用される。シリアル通信方式を採
用することにより、インタフェイスケーブルが軽量とな
るだけでなく、モデムとの親和性がよくなる。[2]で
は、本装置単独でパケット交換通信を行う場合を説明す
るため、PCとのインタフェイス(以下「PCインタフ
ェイス」という)は[3]のアナログ通信の際に必要と
なる。ただし、本装置にPCを接続してPCのデータを
本装置によってパケット交換通信することも当然可能で
あり、その場合にはこのPCインタフェイスが使用され
る。
【0081】一方、ポート94bはスイッチ96、97
を介してパケット交換モデム82へ接続される。このモ
デムはプロセッサ90のポート94bから入出力される
シリアルデータを音声周波数帯域を越える領域において
デジタル変調し、それと逆に、無線受信機66によって
受信された信号をシリアルデータへ復調するものであ
る。本実施例では変調方式としてGMSKを採用し、変
調を受けた信号は無線送信機64から送信され、CDP
D通信網に乗るものとする。これにより、既存のAMP
S通信同様、広範なサービスを受けることができるよう
になる。CDPDにおける相手先の特定は、通常の電話
番号とは異なり、IP(インターネット・プロトコル)
番号による。
【0082】なお、パケット交換モデム82と回線交換
モデム80を統括的に制御するために、これら2つのモ
デムの上位にはモデムコントローラ98が置かれてい
る。モデムコントローラ98はモデムドライバの指示に
従って2つのモデムの状態と動作、例えば前述のモード
A、Bの選択等を一元的に管理する。本実施例では、送
信信号処理回路72、送信信号選択回路74、および受
信信号処理回路76が単一のICであるオーディオ・プ
ロセッサ99(以降オーディオ・プロセッサを単に「A
P」という)に集積されているものとする。これは、こ
れら各回路の機能共通性により、本装置の小型化を図る
ためである。AP99は後述のAPドライバによって制
御される。
【0083】バス92には、プロセッサ90によって実
行され、または参照される各種プログラムおよびデータ
を格納するメモリが接続されている。メモリはさらに、
システムプログラムを格納するROM100とシステム
プログラムのワークエリアとして使用されるRAM10
1に大別される。ROM100はシステムの更新を容易
にすべく、フラッシュメモリによって構成され、RAM
101は電池によるバックアップを容易にすべくSRA
Mによって構成される。なお、RAM101はユーザー
の電話帳データやメッセージを記憶するためにも使用さ
れる。
【0084】本実施例ではさらに、バス92にRTC
(Real Time Clock )102が接続されている。このR
TC102は通常の時刻表示の他、所定の時刻にメッセ
ージを自動送信する場合、またはメッセージを受信した
ときその受信時刻を記録する際に使用される。自動送信
を行うために、本装置は図示しない送信時刻指定回路を
持っている。この回路はユーザーの指定する時刻を記憶
するレジスタと、この指定時刻と実際の時刻を比較する
比較回路からなり、実際の時刻が指定時刻を越えたとき
所望のメッセージ送信が指示される。ただし、このレジ
スタおよび比較回路は、RTC102自身が内蔵するも
のであってもよい。一方、受信時刻を記録するために本
装置は、受信時刻を記録するレジスタを持っている。こ
のレジスタには、メッセージの受信が発生したときプロ
セッサ90によってRTC102から読み出された時刻
が格納される。なお、自動送信および受信時刻記録は、
[3]において回線交換モデム80を介する非通話通信
の際にも使用可能である。
【0085】本装置の特徴のひとつは、装置単体でパケ
ット交換通信を実現する点にある。このため本装置で
は、図示しないパケット交換通信用プログラムがROM
100に格納されているものとする。現実にはこのパケ
ット交換通信用プログラムは、後述のTCP/IPタス
ク、CDPD制御タスク、モデムドライバ等の必要部分
を含むものである。いずれにせよ本装置の場合、先行装
置のようにオペレーションシステムによって制御される
ものではなく、先行装置で必要となるICカードのよう
な大容量記憶デバイスを使用することはない。この点
で、先行装置が必然的に完全なPC構造を採ることと一
線を画する。
【0086】以上が本装置によるパケット交換通信のた
めの構成であるが、本装置においては以下の付加機能を
考えることができる。
【0087】1.無線回線捕捉表示機能 本装置によってパケット交換通信を行う際、通信基地局
側からCDPD通信用のチャネルの割当てを受けなけれ
ばならない。従ってこのチャネルの捕捉に一定の待ち時
間が必要な場合もある。本装置では基地局側からチャネ
ルが与えられたとき、この旨をLCD69に表示するこ
とにより、ユーザーの便宜を図るものとする。この結
果、ユーザーは無線回線の捕捉を確認した後、メッセー
ジの送信を指示すればよい。
【0088】2.文字変換機能 通常の電話機能を実現するために最低必要なキーは0〜
9の10キーである。そこで本装置では、これら数字キ
ーの組合せ入力によって所定の文字を表現するものと
し、かかる変換の対応関係を変換テーブルとして装置内
に保有するものとする。例えば、まず通常の入力モード
から拡張入力モード、すなわち文字入力モードに移行し
た後、「1」のキーを2回続けて押したとき「A」が入
力されるような変換規則が考えられる。この結果、通常
のPCのキーボードのように多数のキーを持つ必要がな
い。
【0089】以上、本装置のパケット交換通信機能によ
れば以下のような用途が開ける。
【0090】1.比較的簡単なメッセージを中心に、双
方向のページャとして使用できる。
【0091】2.CDPD基地局がインターネットへの
ゲートウェイ機能を提供する場合、インターネットに接
続されるデータベースに対してアクセスし、所望の情報
を獲得する。また、個人のメールボックスにあるメール
を見ることもできる。
【0092】3.会議中など、音声通話ができないとき
にメッセージ通信を行う。
【0093】[3]回線交換モデム機能を実現する構成 PCを接続したとき、このPCが回線交換通信を行うた
めにモデムとして機能するための構成である。従って、
PCから見たとき本装置はRF機能付回線交換モデムと
把握される。
【0094】この機能を実現するための構成は、まずP
Cと本装置の間でデータの授受を行うRS−232Cイ
ンタフェイス回路である。この回路はRS−232Cド
ライバ/レジーバ、フィルター等によって構成される。
【0095】このインタフェイスにおいて、コネクタ9
5を介してプロセッサ90のポート94aへ入出力する
シリアルデータは、プロセッサ90内部を経由してポー
ト94bに現れ、前述のスイッチ96、97を介して回
線交換モデム80に接続される。回線交換モデム80は
このシリアルデータを音声周波数帯域においてデジタル
変調し、またそれとは逆に、無線受信機66によって受
信されたアナログ信号をシリアルデータに復調する。本
装置ではQAM方式で変調し、通信網としては音声通話
同様AMPS通信網を利用する。従って本装置の場合、
通話信号も非通話信号も、無線で送受信される区間は外
見上同じイメージとなる。
【0096】本装置の場合、非通話通信用のデータはP
C側で生成・編集され、本装置は単にこれを送受信する
モデムであるとして説明しているが、このデータ自体を
本装置で生成・編集する場合、本装置のROM100に
非通話通信用プログラムを格納する。このプログラムの
実体は、市販されているデータ通信またはFAX通信用
アプリケーションである。
【0097】なお、本装置によって受信の待ち受けを行
う際、[2]で説明したモードAおよびモードBが使用
されるため、回線交換モデム80による受信待ち受けは
モードAでのみ可能となる。そこで本装置では、前述の
モデムコントローラ98によってこれら2つのモードを
連続的に切り換える機能も選択できるものとし、回線交
換通信およびパケット交換通信の両方による待ち受けを
可能とする(このような時分割による待ち受けを使用す
る状態を以降「時分割受信モード」と呼ぶ)。時分割受
信モードにおける切り換えを、例えばミリ秒のオーダー
で行った場合、いずれのタイプの通信も取り逃がすおそ
れはなくなると考えられる。この際、一旦いずれかのモ
ードで受信を確認したときは、少なくとも受信の処理に
必要な期間は当該モードに留まるよう、モデムドライバ
で制御するものとする。
【0098】また、受信待ち受けモードについては、以
下の付加機能を追加してもよい。すなわち、ユーザーが
モードAを選択している間、図示しない電源制御回路に
より、モードBに関連するハードウエアに対する給電を
停止する機能である。このことにより本装置の電池動作
時間を延ばすことができる。逆に、モードBが選択され
ている間はモードAに関連する給電を停止すればよい。
この給電停止機能によりユーザーは、時分割受信モード
による受信取り逃がしの防止か、またはモード固定によ
る電池寿命の改善を選択することが可能となる。
【0099】以上、ハードウエアの構成を機能[1]〜
[3]に分類することによって説明した。つづいて、各
種動作モードにおける本装置の動作を説明する。この説
明に当たり、まず本装置の主なソフトウエア構成を説明
する。
【0100】図4は本装置のソフトウエア構成と、それ
に関連するハードウエア構成を示す図である。図におい
て点線より上がソフトウエア、下がハードウエアを表し
ている。図に含まれる各ソフトウエアの機能について、
その特徴部分を中心に説明する。
【0101】1.RS−232Cドライバ PCインタフェイスに用いられるRS−232Cの制御
を行う。すなわち、ER、DR、RS等のコマンドおよ
びデータの送受信を制御する。本ドライバはERオン
後、PCから最初に受信するコマンドの種類により、P
Cからのデータを回線交換モデム80、パケット交換モ
デム82、または後述のメッセージタスクのいずれに転
送すべきかを判定する。具体的には、コマンドの種類に
応じて以下のような転送が行われる。
【0102】・通常のATコマンドのとき 回線交換モデム80へ転送する。
【0103】・本装置固有の拡張ATコマンドであって
本装置への転送コマンドのとき 後述のメッセージタスクまたは電話帳タスクへ転送す
る。
【0104】・本装置固有の拡張ATコマンドであって
SLIP(後述)コマンドのとき パケット交換モデム82へ転送する。
【0105】この結果、PCからのデータを所望の経路
に引き渡すことができる。
【0106】2.モデムドライバ 動作モードに従い、モデムコントローラ98を介して回
線交換モデム80、パケット交換モデム82の動作許否
決定等の制御を行う。図4では、2つのモデムを統合し
て表している。
【0107】3.RFドライバ 無線送信機64、無線受信機66を含むRF部を統括的
に制御する。受信信号強度の測定、チャネルの設定、送
信パワーの設定等も行う。
【0108】4.APドライバ 動作モードに従ってAPの制御を行う。
【0109】5.SLIP(Serial Link Internet Pro
tocol )タスク PCと通信を行う際、IPパケットをシリアル通信する
ためにプロトコル変換を行う。
【0110】6.CDPD制御タスク CDPDの規格に従ったデータ暗号化、大きなデータの
分割等を行う。
【0111】7.AMPS制御タスク AMPS通話関連制御を行う。
【0112】8.マネージャ 本装置の動作モードの切り換えと管理を行う。
【0113】9.TCP/IP(Transport Control Pr
otocol/Internet Protocol)タスク CDPD制御タスク(ハードウエア的にはパケット交換
モデム82)から受信データを受け取ったとき、このデ
ータのヘッダ部が本装置において判読可能なメッセージ
ならば後述のメッセージタスクへ転送し、判読不可能な
らSLIPタスクへ受け渡す(すなわちSLIPタスク
からRS−232Cドライバを経由してPCへ渡され
る)。この前提として、受信待ち受けの際、少なくとも
パケット交換モデム82の動作は許可されている必要が
ある。具体的には、受信待ち受けモードが前述のモード
B(パケット交換モデム82のみによる待ち受け)、ま
たは時分割受信モードであることが必要である。
【0114】10.メッセージタスク メッセージを全般的に管理する。ユーザーがメッセージ
を作成・編集する場合にはユーザーインタフェイスを提
供する。この意味で本タスクはメッセージ通信のための
データ編集手段を与える。さらに、PC側でメッセージ
を作成・編集した場合は、PC側と本装置側のメッセー
ジ転送を制御する。
【0115】11.電話帳タスク ユーザーの電話帳データを全般的に管理する。ユーザー
が電話帳データを追加・編集する場合にはユーザーイン
タフェイスを提供する。この意味で本タスクは電話帳デ
ータに関するデータ編集手段を与える。さらに、PC側
で電話帳データを作成・編集した場合は、PC側と本装
置側の電話帳データの転送を制御する。なお、前記メッ
セージタスクとこの電話帳タスクを、本装置のアプリケ
ーションと呼ぶことができる。
【0116】12.その他 その他、図示しないソフトウエアとして、キーの押下を
検出するキードライバ、LCD69を制御するLCDド
ライバ、RTC102の制御を行うRTCドライバ、無
線電話としてのユーザーインタフェイスを制御するAM
PSユーザーインタフェイスタスク、時刻設定等の環境
設定の際にユーザーインタフェイスを制御する環境タス
クなどを挙げることができる。
【0117】以上が本装置の主なソフトウエア構成であ
る。ここで、いままで説明してきた図2のハードウエア
構成、および上記ソフトウエア構成による本装置の動作
を、主要な動作モードとの関連において説明する。なお
モードの切り換えは、後述する自動切り換えの他、ユー
ザーによるキーの押下による明示的切り換えであっても
よい。後者の場合、キーの押下がキードライバからマネ
ージャに伝えられ、モードが変化する。
【0118】[1]無線電話 1.音声の送信 まずユーザーの音声がマイクロフォン60から入力され
る。この信号は送信信号処理回路72によって帯域制限
処理が施され、無線送信機64によって送信される。こ
のとき本装置は「AMPS通話送信」というモードにあ
るものとする。すなわち、送信信号選択回路74によっ
て、 マイクロフォン60→送信信号処理回路72→無線送信
機64 という経路が選択され、音声の送信が可能となる。
【0119】2.音声の受信 このために本装置は「AMPS待ち受けモード」、すな
わちモデムの動作許否の面から見れば、前述のモードA
または時分割受信モードにある必要がある。このとき、
無線受信機66によって受信された信号は、まず受信信
号処理回路76を介して回線交換モデム80に与えられ
る。この回線交換モデム80およびモデムドライバによ
り、受信信号が音声であることが判定され、スピーカ6
1の出力が許可される。
【0120】なお、図4をベースとして、本装置が無線
電話として動作する際の主な制御およびデータの流れを
図5に示す。この図において二重線は制御を、太線は信
号の流れを示している。
【0121】[2]パケット交換通信(本装置単独の場
合) 1.メッセージの生成・編集 このために本装置は「メッセージ入力」モードにある。
このモードにおいて、上記のメッセージタスクにより、
メッセージの入力または編集が可能となる。入力された
メッセージはRAM101に格納される。
【0122】2.メッセージの送受信 メッセージの送受信の場合、本装置は「パケット交換通
信」モードにある。まず送信の場合、メッセージは以下
のハードウエア経路によって送信される。 RAM101→バス92→プロセッサ90→ポート94
b→パケット交換モデム82→無線送信機64 一方、受信の場合はパケット交換通信モードの中で前述
のモードBまたは時分割受信モードに移行する。これら
のモードにおいて受信があれば、データは上記と逆の経
路を辿り、RAM101に格納される。
【0123】なお、図4をベースとして、本装置が単独
でパケット交換通信を行う際の主な制御およびデータの
流れを図6に示す。この図においても二重線は制御を、
太線は信号の流れを示している。
【0124】[3]パケット交換通信(PC接続時) 1.メッセージの生成・編集 PC接続時においても本装置によるメッセージ入力は可
能である。この動作は上記[2]1.と同じである。
【0125】2.メッセージの転送 PC上で生成・編集されたメッセージを本装置のメッセ
ージタスクへ転送する場合を考える。本装置はこのため
に「PCとのメッセージ転送」モードにある。すなわ
ち、PC側からRS−232Cを介してプロセッサ90
のポート94aへ何等かのデータが転送されてきたと
き、本装置のRS−232Cドライバはこのデータがメ
ッセージであるか否かを判定する。判定は前述のごと
く、コマンドの種類による。判定の結果、メッセージで
あることがわかれば、これをメッセージタスクへ引き渡
す。これをハードウエア的に見れば、RAM101のう
ちメッセージ格納領域にメッセージが格納されることに
相当する。
【0126】PCからのデータがメッセージと判定され
たときのデータの流れは図7に示される。この図におい
て太線がデータの流れを表している。なお、電話帳デー
タについてもメッセージ判定同様の方法で判定可能であ
るため、併せて示している。
【0127】3.PCデータの送受信 2.の場合において、RS−232Cドライバがメッセ
ージではないと判定した場合、かかるデータはパケット
交換モデム82によって送信すべきデータとして取り扱
われる。この時点において本装置は自動的に「パケット
交換通信」モードへ移行する。データは以下のハードウ
エア経路によって送信される。なお、受信の場合は矢印
を逆に辿ればよい。 PC→PCインタフェイス→プロセッサ90のポート9
4a→ポート94b→パケット交換モデム82→無線送
信機64 図4をベースとする制御およびデータの流れは図8に示
される通りである。
【0128】このように、本装置をCDPD通信用のモ
デムおよび無線送受信機として利用する例としては、P
Cの電子メイルまたはFTPなどのアプリケーションで
必要となる通信を無線で行う場合が考えられる。
【0129】[4]回線交換通信(PC接続時) この場合、本装置は「回線交換通信」モードにある。こ
のモードへはPCから転送されてくるデータを前述のご
とくRS−232Cドライバで判定することにより、自
動的に移行することができる。モデムの動作許否の面か
ら見れば、回線交換通信モードでは前述のモードAまた
は時分割受信モードになっている必要がある。回線交換
通信モードにおけるデータは以下のハードウエア経路に
よって送信される。ここでも、受信の場合は矢印を逆に
辿ればよい。 PC→PCインタフェイス→プロセッサ90のポート9
4a→ポート94b→回線交換モデム80→AP99→
無線送信機64 図4をベースとする制御およびデータの流れは図9に示
される通りである。
【0130】このように、本装置をAMPS通信用のモ
デムおよび無線送受信機として利用する例としては、P
Cによる無線FAX通信が考えられる。
【0131】以上、本装置の動作をハードウエア、ソフ
トウエアの両面から説明した。なお、本装置のように各
種動作モードを備える場合、複数の動作を並列して実行
すべき場合が生じる。例えば、PCから本装置のメッセ
ージタスクに対してメッセージを転送している途中であ
っても、電話がかかってくれば通話を可能とすることが
望ましい。そこで本装置では、並列的に実行することの
できる動作モードについては、たとえ複数のモードから
開始要求があった場合でも、これら複数のモードを重複
して起動し、並列的に実行するものとする。より具体的
には、データの衝突や同一ハードウエア資産の同時使用
等、物理的に同時実行が不可能なモードでない限り、本
装置は同時に複数のモードに留まることができる。この
ような例としては、図5に示す「AMPS通話送信」モ
ードと、図7に示す「PCとのメッセージ転送」モード
が挙げられる。これらの図を参照すれば明らかなよう
に、これら2つのモードにおけるデータの衝突はない。
【0132】複数モードの同時実行を可能とするため
に、前述のマネージャは以下の機能を持つことが必要と
なる。
【0133】ここでは、各種動作モードの開始要求が割
込みによるものと仮定する。
【0134】1.開始要求を監視する機能 2.開始要求が発生した動作モードの内容を判別する機
能 3.動作モードの内容に応じて、並列的に起動・実行す
ることが可能な複数の動作モードを判定する機能 なお、動作モードの開始要求として一般には割込みを採
用することができる。このときは、マネージャが割込み
信号と割込みレベルを監視すればよい。開始要求が割込
み以外(例えばポーリング)の場合にも、同様の監視措
置を採ればよい。
【0135】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明のパー
ソナル通信装置によれば、通常の音声通話の他、回線交
換モデムまたはパケット交換モデムを使用する通信を行
うことができる。特に、パケット交換モデムによる通信
に際しては、外部モデムまたはPCを必要とせず、従来
の課題が解消される。
【0136】また本発明によれば、PCインタフェイス
手段によってPCとの間でデータの授受を行うことがで
きる。
【0137】また本発明によれば、PCとの間がシリア
ルデータ形式で通信されるため、インタフェイスケーブ
ルが軽量となり、モデムに対する親和性もよい。
【0138】また本発明によれば、該装置内部にて、プ
ロセッサが処理することの可能なデジタルデータを編集
することができるため、送信すべきデータを該装置内部
で生成・編集することができる。
【0139】また本発明によれば、プロセッサの指示に
従って所定の情報が可視的に表示されるため、使用者の
便宜を図ることができる。
【0140】また本発明によれば、該装置の各種動作モ
ードにおいて参照すべき時刻が計時されるため、使用者
の便宜を図ることができる。
【0141】また本発明によれば、所望のデジタルデー
タの自動送信を行うことができる。
【0142】また本発明によれば、無線受信機による受
信が発生したとき、その受信時刻を記録することができ
る。
【0143】また本発明によれば、無線受信機による受
信が発生したときその旨を報知することができる。
【0144】また本発明によれば、受信が発生した旨が
振動または可聴音の発生によって報知されるため、使用
状況に応じた報知が可能となる。
【0145】また本発明によれば、状況に応じて前記振
動または可聴音が異なる周波数、強弱または継続時間で
発生するため、使用者が受信の種類を容易に知ることが
できる。
【0146】また本発明によれば、回線交換通信はAM
PS通信システムを、パケット交換通信はCDPD通信
システムをそれぞれ使用するため、広範なサービスを受
けることができる。
【0147】また本発明によれば、回線交換モデムはQ
AM変調方式、パケット交換モデムはGMSK変調方式
による変調を行うため、それぞれAMPS通信システ
ム、CDPD通信システムと容易に適合することができ
る。
【0148】また本発明によれば、パケット交換モデム
によってデータが送信される際、無線回線の捕捉が表示
されるため、使用者は送信指示を与えるタイミングを知
ることができる。
【0149】また本発明によれば、0〜9の数字を示す
10キーの組合せ入力によって数字以外の文字を入力す
ることができるため、キー総数の増加を抑えることがで
きる。
【0150】また本発明によれば、受信待ち受けモード
としてモードA、Bを設けたため、使用者の便宜に応じ
て待ち受けモードを選択することができる。
【0151】また本発明によれば、受信待ち受けモード
に応じて不要な回路部分に対する給電が停止されるた
め、動作電力の軽減が可能となる。
【0152】また本発明によれば、前記モードA、Bを
時分割で切り換えることにより、両モードでの待ち受け
が可能となる。
【0153】また本発明によれば、パケット交換モデム
によって復調されたデジタルデータの内容に応じて、こ
れを自動的にPCへ送信することができる。
【0154】また本発明によれば、パケット交換モデム
によって復調されたデジタルデータが自装置において判
読不可能な場合、このデジタルデータをPCに自動的に
送信することができる。
【0155】また本発明によれば、PCから送信された
データを回線交換モデム、パケット交換モデム、または
データ編集手段のいずれか所望の箇所に自動転送するこ
とができる。
【0156】また本発明によれば、PCから送信される
通信コマンドの種類に従ってデータの内容が判定される
ため、そのデータの転送先の特定が容易かつ確実にな
る。
【0157】また本発明によれば、並列的に起動するこ
とが可能な複数の動作モードについては同時に実行する
ことができる。
【0158】また本発明によれば、割込み要求をもって
前記開始要求とするため、かかる要求を容易かつ確実に
受け付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 特開平6−244989号公報に記載されて
いる先行装置の構成を示す図である。
【図2】 実施例に係るパーソナル通信装置のハードウ
エア構成図である。
【図3】 実施例に係るパーソナル通信装置の外観を示
す図である。
【図4】 実施例に係る装置のソフトウエア構成と、そ
れに関連するハードウエア構成を示す図である。
【図5】 図4をベースとして、実施例に係る装置が無
線電話として動作する際の制御およびデータの流れを示
す図である。
【図6】 図4をベースとして、実施例に係る装置が単
独でパケット交換通信を行う際の制御およびデータの流
れを示す図である。
【図7】 PCからのデータがメッセージと判定された
ときのデータの流れを示す図である。
【図8】 図4をベースとして、実施例に係る装置にP
Cが接続されているときのパケット交換通信に関する制
御およびデータの流れを示す図である。
【図9】 図4をベースとして、実施例に係る装置にP
Cが接続されているときの回線交換通信に関する制御お
よびデータの流れを示す図である。
【符号の説明】
60 マイクロフォン、61 スピーカ、63 指示入
力部、64 無線送信機、66 無線受信機、69 L
CD、72 送信信号処理回路、74 送信信号選択回
路、76 受信信号処理回路、80 回線交換モデム、
82 パケット交換モデム、90 プロセッサ、92
バス、94 データ入出力ポート、95コネクタ、98
モデムコントローラ、99 AP、100 ROM、
101RAM、102 RTC。
フロントページの続き (72)発明者 海老原 正二 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 パーソナル情報機器開発研究所 内 (56)参考文献 特表 平9−502583(JP,A) 特表 平8−508870(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも音声を送受信する無線送信機
    および無線受信機と、送信すべき音声が入力されるマイ
    クロフォンと、受信した音声が出力されるスピーカとを
    含むパーソナル通信装置において、 各種動作モードにおいて該装置を統括的に制御するプロ
    セッサと、 該装置の動作を指示するために使用者からの入力を受け
    付ける指示入力手段と、 前記プロセッサによって実行され、または参照される各
    種プログラムおよびデータを格納する記憶手段と、 前記プロセッサが処理することの可能なデジタルデータ
    を音声周波数帯域においてアナログ信号に変調し、およ
    びそれとは逆の方向に復調する回線交換モデムと、 前記プロセッサが処理することの可能なデジタルデータ
    を音声周波数帯域を越える周波数帯域においてアナログ
    信号に変調し、およびそれとは逆の方向に復調するパケ
    ット交換モデムと、 前記マイクロフォンから入力された音声ベースバンド信
    号および前記回線交換モデムによって変調されたアナロ
    グ信号に帯域制限処理を施す送信信号処理手段と、 該装置の送信時の動作モードに応じて、前記送信信号処
    理手段または前記パケット交換モデムのうち一方を選択
    して前記無線送信機へ接続する送信信号選択手段と、 前記パケット交換モデムが前記無線送信機へ接続されて
    いるとき、このモデムを介して前記記憶手段に格納され
    たデータのうち所望のデータを無線送信するための通信
    用プログラムと、 前記無線受信機によって受信された信号に帯域制限処理
    を施す受信信号処理手段と、 該装置の受信時の動作モードに応じて、前記回線交換モ
    デムおよびパケット交換モデムの動作許否を決定するモ
    デム制御手段と、 該装置の受信時の動作モードに応じて、前記受信信号処
    理手段において帯域制限処理された信号の前記スピーカ
    への出力許否を決定するスピーカ制御手段と、 受信待ち受け時に前記回線交換モデムのみの動作が許可
    されるモードAと、前記パケット交換モデムのみの動作
    が許可されるモードBとの各受信待ち受けモードを時分
    割で切り換えるモード切り換え手段と、 を含み、これら各構成要素を同一筺体に収納したことを
    特徴とするパーソナル通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパーソナル通信装置に
    おいて、該装置はさらに、受信待ち受けモードが前記モ
    ードAの場合には前記モードBに関連する回路部分に対
    する給電を停止し、受信待ち受けモードが前記モードB
    の場合には前記モードAに関連する回路部分に対する給
    電を停止する給電停止手段を含むことを特徴とするパー
    ソナル通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のパーソナル通
    信装置において、該装置はさらに、 該装置とPCとの間でデータの授受を行うためのPCイ
    ンタフェイス手段と、 受信待ち受けの際、前記パケット交換モデムの動作は許
    可されているモードBにあるとき、前記パケット交換モ
    デムによって復調されたデジタルデータの内容を判定す
    る復調データ判定手段と、を含み、 このデジタルデータがPCに送信すべき内容を持つと判
    定されたとき、このデジタルデータが前記PCインタフ
    ェイス手段を介してPCへ送信されることを特徴とする
    パーソナル通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のパーソナル通信装置に
    おいて、前記復調データ判定手段は、前記パケット交換
    モデムによって復調されたデジタルデータのヘッダ部が
    自装置において判読不可能な場合に、このデジタルデー
    タがPCに送信すべき内容を持つと判定することを特徴
    とするパーソナル通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のパーソナル通信装置に
    おいて、該装置はさらに、 前記プロセッサが処理することの可能なデジタルデータ
    を編集するデータ編集手段と、 前記PCインタフェイス手段を介してPCから送信され
    たデータの内容を判定するPCデータ判定手段と、を含
    み、 この判定結果に従って前記PCから送信されたデータが
    前記回線交換モデム、前記パケット交換モデム、または
    前記データ編集手段のいずれかに転送されること特徴と
    するパーソナル通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のパーソナル通信装置に
    おいて、 前記PCデータ判定手段は、PCから送信される通信コ
    マンドの種類に従ってデータの内容を判定することを特
    徴とするパーソナル通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載のパーソナル通信装置に
    おいて、該装置はさらに、 各種動作モードの開始要求の発生を監視する監視手段
    と、 開始要求が発生した動作モードの内容を判別する判別手
    段と、 前記動作モードの内容に応じて、並列的に起動すること
    が可能な複数の動作モードを判定する判定手段と、 を含むことを特徴とするパーソナル通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のパーソナル通信装置に
    おいて、前記開始要求は前記プロセッサに対する割込み
    要求であることを特徴とするパーソナル通信装置。
JP01182695A 1995-01-27 1995-01-27 パーソナル通信装置 Expired - Fee Related JP3169523B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01182695A JP3169523B2 (ja) 1995-01-27 1995-01-27 パーソナル通信装置
US08/591,133 US5777991A (en) 1995-01-27 1996-01-25 Personal communication apparatus with call switching modem and packet switching modem

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01182695A JP3169523B2 (ja) 1995-01-27 1995-01-27 パーソナル通信装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001018988A Division JP3390745B2 (ja) 2001-01-26 2001-01-26 移動体無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08204840A JPH08204840A (ja) 1996-08-09
JP3169523B2 true JP3169523B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=11788580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01182695A Expired - Fee Related JP3169523B2 (ja) 1995-01-27 1995-01-27 パーソナル通信装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5777991A (ja)
JP (1) JP3169523B2 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6389010B1 (en) * 1995-10-05 2002-05-14 Intermec Ip Corp. Hierarchical data collection network supporting packetized voice communications among wireless terminals and telephones
US6970434B1 (en) * 1995-06-07 2005-11-29 Broadcom Corporation Hierarchical communication system providing intelligent data, program and processing migration
US7924783B1 (en) 1994-05-06 2011-04-12 Broadcom Corporation Hierarchical communications system
GB9603582D0 (en) 1996-02-20 1996-04-17 Hewlett Packard Co Method of accessing service resource items that are for use in a telecommunications system
FR2744315B1 (fr) * 1996-01-26 2000-08-04 Sagem Terminal voix-donnees pour reseau telephonique radio
US5940383A (en) * 1996-01-29 1999-08-17 Qualcomm Incorporated Automatic data service selection
KR100347659B1 (ko) * 1996-06-10 2002-09-18 모픽스 테크놀로지 인코포레이티드 정보를전달하는방법및장치
US5930721A (en) * 1997-02-18 1999-07-27 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Emulating an advanced control algorithm in a mobile communications system
EP0933898B1 (en) * 1997-06-24 2004-11-24 Ntt Mobile Communications Network Inc. Communication system, communication control method, and communication controller
US6628705B1 (en) 1997-10-09 2003-09-30 Mci Communications Corporation Cellular based communications systems and method of using same
US6049698A (en) * 1997-12-23 2000-04-11 Motorola, Inc. Apparatus and method for initiating a reminder alarm action in a subscriber unit
US6429846B2 (en) 1998-06-23 2002-08-06 Immersion Corporation Haptic feedback for touchpads and other touch controls
JP2000031893A (ja) * 1998-07-13 2000-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信機内蔵型携帯情報端末装置
US6393079B1 (en) * 1998-07-28 2002-05-21 Motorola, Inc. Transient-suppressing mode switch
JP3252806B2 (ja) * 1998-08-28 2002-02-04 日本電気株式会社 携帯電話機
US6614781B1 (en) 1998-11-20 2003-09-02 Level 3 Communications, Inc. Voice over data telecommunications network architecture
US6442169B1 (en) 1998-11-20 2002-08-27 Level 3 Communications, Inc. System and method for bypassing data from egress facilities
EP1096695B1 (en) * 1999-10-28 2012-03-21 STMicroelectronics S.r.l. Multichannel transceiver of digital signals over power lines
US7324635B2 (en) 2000-05-04 2008-01-29 Telemaze Llc Branch calling and caller ID based call routing telephone features
KR100329713B1 (ko) * 2000-05-18 2002-03-21 김철환 전화선을 통해 음성과 데이터를 송수신하는 데이터 송수신기
EP1746850B1 (en) * 2000-08-03 2009-10-21 Infineon Technologies AG Dynamically reconfigurable universal transmitter system
US7149521B2 (en) * 2002-01-02 2006-12-12 Winphoria Networks, Inc. Method, system and apparatus for providing mobility management of a mobile station in WLAN and WWAN environments
US20030143998A1 (en) * 2002-01-28 2003-07-31 Theeuwes Marc Frans Wireless access system
US7301918B2 (en) * 2002-04-18 2007-11-27 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Fixed cellular terminal with packet data transmission over analog interface
US7437162B1 (en) 2003-02-10 2008-10-14 Sprint Spectrum L.P. Method and system for dynamically delivering a voice call as voice or data depending on data-mode of destination terminal
US7610061B2 (en) * 2003-09-20 2009-10-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Communication device and method having a common platform
US7570630B1 (en) 2004-08-02 2009-08-04 Sprint Spectrum L.P. Dialed-digit based determination of whether to originate a call as a circuit-switched call or a packet-switched call
JP4708145B2 (ja) * 2005-10-05 2011-06-22 パナソニック株式会社 電力線通信装置
US8280449B2 (en) * 2008-09-26 2012-10-02 Cambridge Silicon Radio Limited Audio usage detection
US8238538B2 (en) 2009-05-28 2012-08-07 Comcast Cable Communications, Llc Stateful home phone service
US8953587B2 (en) 2012-03-22 2015-02-10 C.W. Investment Services Ltd. UE based CSFB enhancement

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4887265A (en) * 1988-03-18 1989-12-12 Motorola, Inc. Packet-switched cellular telephone system
CA2063901C (en) * 1991-03-25 2002-08-13 Arunas G. Slekys Cellular data overlay system
US5404392A (en) * 1991-06-12 1995-04-04 International Business Machines Corp. Digital Cellular Overlay Network (DCON)
JPH06224989A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Ricoh Co Ltd 通信装置
JPH07123174A (ja) * 1993-10-21 1995-05-12 Fujitsu Ltd 回線交換網の通信方法と通信制御装置
US5533019A (en) * 1994-01-31 1996-07-02 Motorola, Inc. Packet data in an analog cellular radiotelephone system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08204840A (ja) 1996-08-09
US5777991A (en) 1998-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3169523B2 (ja) パーソナル通信装置
JP2003319062A (ja) ハンズフリー携帯電話機およびハンズフリー切替プログラム
US20020173301A1 (en) Mobile wireless telecommunications device
JP3515525B2 (ja) 携帯型電話機
JP3390745B2 (ja) 移動体無線通信装置
JP2001136206A (ja) 通信装置および通信システム
JP2002209011A (ja) 携帯端末
JP2003218998A (ja) 情報端末機器とその制御ユニット及び情報表示制御プログラム
US20040198422A1 (en) Portable telephone device and external a dapter connected by a short-range wireless link
JP3585100B2 (ja) 移動体電話機
JP2002218025A (ja) 移動通信機、及び着信報知方法
JP3779643B2 (ja) 携帯通信装置
JP3326206B2 (ja) 電話装置
KR100617792B1 (ko) 무선 단말기에서 통화 거부 방법
JP2919395B2 (ja) 無線選択呼出受信システムおよび無線選択呼出受信方法
JP2001028617A (ja) 通信端末装置
KR100539872B1 (ko) 이동통신단말시스템의 단문메시지 서비스 방법
JP2002359681A (ja) 移動無線端末
JP2000032097A (ja) 無線通話装置
JPH10262124A (ja) 電話機
KR100630060B1 (ko) 이동통신 단말기를 이용한 음성 이메일 전송 방법
JP2000022841A (ja) メール機能を備えた電話機におけるメッセージ返送方法
JPH09153946A (ja) 電話装置
JP3663091B2 (ja) 親子電話装置
JP3274962B2 (ja) 移動電話機の待ち受け方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080316

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090316

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees