JP3155591B2 - 累進寸法作成方法および装置 - Google Patents

累進寸法作成方法および装置

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JP3155591B2 JP34911291A JP34911291A JP3155591B2 JP 3155591 B2 JP3155591 B2 JP 3155591B2 JP 34911291 A JP34911291 A JP 34911291A JP 34911291 A JP34911291 A JP 34911291A JP 3155591 B2 JP3155591 B2 JP 3155591B2
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD(computer-aid
ed design)システムに係り、特にCADシステムによ
り作成される図面データ中に累進寸法を適切に書き込む
ための累進寸法作成方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CADシステムを使用している際に、C
ADシステムにより作成される図面データ中に同一の原
点に対する複数の寸法、すなわち原点に対して寸法値が
累進的に逐次増加する累進寸法を書き込みたいことも少
なくない。従来のCADシステムにおいて累進寸法を自
動的に作成する場合には、単に、累進寸法を作成すべき
原点を入力し、さらに計測点および寸法値位置を繰り返
し入力し、各計測点についての累進寸法を逐次作成する
ようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のCADシステムにおいては、累進寸法は、累進寸法を
作成すべき原点を入力し、さらに計測点および寸法値位
置を繰り返し入力して、各計測点についての累進寸法を
逐次作成するようにしていたため、寸法値位置を計測点
毎に指示入力しなければならなかった。このため、一旦
作成した累進寸法にさらに計測点を追加して累進寸法を
作成する場合には、再度、最初から原点、寸法値位置等
を入力して累進寸法線作成を行う必要があり、オペレー
タは煩雑な操作を強いられていた。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、既に作成された累進寸法に対して、簡単な操
作で容易にしかも適切な形態で累進寸法を追加すること
ができ、オペレータの操作の負担を著しく軽減し得る累
進寸法作成方法および装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の累進
寸法作成方法は、CADシステムにおいて図面データ上
に累進寸法を記入するにあたり、累進寸法の参照追加
指示入力に基づいて前記CADシステムを累進寸法参照
追加モードに設定する参照追加選択ステップと、前記C
ADシステムが累進寸法参照追加モードに設定されたと
きに図面上に既に記入された累進寸法のうち新たに追加
する累進寸法の参照対象とする累進寸法要素の指示入力
を促す参照要素指示ステップと、前記参照対象とする累
進寸法要素の指示入力があったときに図面上における累
進寸法の測定対象の追加すべき測定点および累進寸法の
寸法値を記入すべき位置の指示入力を促す測定点位置指
示ステップと、前記累進寸法の測定対象の追加すべき測
定点および累進寸法の寸法値を記入すべき位置の指示入
力があったときに、表示および記憶されている図面デー
タ上に、前記測定点位置指示ステップで指示された測定
点および寸法値を記入すべき位置に従い、且つ前記参照
要素指示ステップで指示された参照対象とする累進寸法
要素と同様の原点に基づいて累進寸法を書き込む書込み
ステップとを有することを特徴としている。
【0006】本発明に係る第2の累進寸法作成方法は、
CADシステムにおいて図面データ上に累進寸法を記入
するにあたり、累進寸法の参照追加の指示入力に基づい
て前記CADシステムを累進寸法参照追加モードに設定
する参照追加選択ステップと、前記CADシステムが累
進寸法参照追加モードに設定されたときに図面上に既に
記入された累進寸法のうち新たに追加する累進寸法の参
照対象とする累進寸法要素の指示入力を促す参照要素指
示ステップと、前記参照対象とする累進寸法要素の指示
入力があったときに図面上における累進寸法の測定対象
の追加すべき測定点の指示入力を促す測定点指示ステッ
プと、前記累進寸法の測定対象の追加すべき測定点の指
示入力があったときに、前記参照要素指示ステップおよ
び測定点指示ステップで指示された参照要素および測定
点に基づいて、累進寸法記入時に累進寸法の寸法数字が
重なる箇所があるか否かを判定する判定ステップと、前
記重なり判定ステップで累進寸法の寸法数字が重なると
判定された場合に累進寸法の寸法数字が重ならないよう
に累進寸法線を折曲してシフトするためのシフト量を求
めるシフト量算定ステップと、前記シフト量算定ステッ
プでシフト量が求められたときに、表示および記憶され
ている図面データ上に、前記測定点指示ステップで指示
された測定点について、前記参照要素指示ステップで指
示された参照対象とする累進寸法要素の原点および前記
シフト量算定ステップで得られたシフト量に基づいて累
進寸法を書き込む書込みステップとを有することを特徴
としている。
【0007】本発明に係る第1の累進寸法作成装置は、
図面データ上に累進寸法を記入する累進寸法作成装置に
おいて、累進寸法の参照追加コマンドを含むコマンドを
入力するためのコマンド入力手段と、図面上に既に記入
された累進寸法のうち新たに追加する累進寸法の参照対
象とする累進寸法要素を指示するための参照要素指示手
段と、図面上における累進寸法の測定対象の追加すべき
測定点を指示するための測定点指示手段と、図面上にお
ける累進寸法の測定対象の追加すべき測定点に関する寸
法値を記入すべき位置を指示するための寸法値位置指示
手段と、表示および記憶されている図面データ上に、前
記測定点指示手段および寸法値位置指示手段で指示され
た測定点および寸法値位置に従い、且つ前記参照要素指
示手段で指示された参照累進寸法と同様の原点に基づい
て累進寸法を書き込む書込み手段とを具備することを特
徴としている。
【0008】本発明に係る第2の累進寸法作成装置は、
図面データ上に累進寸法を記入する累進寸法作成装置に
おいて、累進寸法の参照追加コマンドを含むコマンドを
入力するためのコマンド入力手段と、図面上に既に記入
された累進寸法のうち新たに追加する累進寸法の参照対
象とする累進寸法要素を指示するための参照要素指示手
段と、図面上における累進寸法の測定対象の追加すべき
測定点を指示するための測定点指示手段と、前記参照要
素指示手段および測定点指示手段で指示された参照要素
および測定点に基づいて、累進寸法追加記入時に累進寸
法の寸法数字が重なる箇所があるか否かを判定するため
の重なり判定手段と、前記重なり判定手段で累進寸法の
寸法数字が重なると判定された場合に累進寸法の寸法数
字が重ならないように累進寸法線を折曲してシフトする
ためのシフト量を求めるシフト量算定手段と、表示およ
び記憶されている図面データ上に、前記測定点指示手段
で指示された測定点について、前記参照要素指示手段で
指示された参照累進寸法の原点および前記シフト量算定
手段で得られたシフト量に基づいて累進寸法を書き込む
書込み手段とを具備することを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の累進寸法作成方法および装置において
は、図面上に既に作成された累進寸法のうち新たに追加
する累進寸法の参照対象とする累進寸法要素を指示さ
せ、追加すべき測定点についての累進寸法を、参照対象
とした累進寸法と共通の形式、原点等に基づいて、累進
寸法を書き込むようにして、追加すべき測定点に対する
累進寸法の形式、原点等の指示を不要とすることによ
り、既に作成された累進寸法に対して、簡単な操作で容
易にしかも適切な形態で累進寸法を追加することがで
き、オペレータの操作の負担を著しく軽減することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る累進寸法作成
装置が組み込まれたCADシステムの概略的な構成を示
している。本実施例のCADシステムでは、図面データ
上に書き込まれた累進寸法に加えて追加の累進寸法を記
入するにあたり、追加記入の際に参照すべき累進寸法要
素を指示し、さらに追加の測定点、または追加の測定点
および寸法値位置を指示して、累進寸法のタイプおよび
寸法を計測する原点等を参照要素と共通として、表示お
よび記憶されている図面データ上に、前記追加の測定点
についての累進寸法のデータを書き込むことができる。
【0011】図1に示すCADシステムは、CAD処理
部1、入力装置2、ディスプレイ3、出力装置4および
記憶装置5を備えている。CAD処理部1は、CPU
(中央処理装置)(図示していない)を含み、参照追加
のための累進寸法作成処理を含むCAD処理を実行す
る。入力装置2は、キーボード等の操作入力装置、マウ
ス等のポインティングデバイスを含み、オペレータによ
る操作入力情報およびCAD処理に必要なその他の外部
情報をCAD処理部1に入力する。ディスプレイ3は、
CAD処理部1による処理画像情報、入力装置2による
入力に関連した情報等の必要な情報を表示する。出力装
置4は、プロッタまたはプリンタ等を含み、CAD処理
部1による処理画像情報をハードコピーとして出力す
る。記憶装置5は、例えばハードディスク装置のような
ディスク装置等からなり、CAD処理部1と関連して動
作して、処理前、処理後および処理中の画像情報等のデ
ータを必要に応じて格納する。
【0012】CAD処理部1は、この場合、通常のCA
D処理を実行するための構成に加えて、本発明実施例に
係る累進寸法の参照追加のための累進寸法作成処理を実
行するための表示制御部11、コマンド入力部12、参
照要素指示部13、測定点/寸法値位置指示部14、重
なり判定部15、シフト量算定部16、メモリ17およ
び書込み制御部18を含んでいる。
【0013】表示制御部11は、ディスプレイ3による
表示を制御する。この表示制御部11の制御により、デ
ィスプレイ3の画面上に図面データ等が表示される。コ
マンド入力部12は、例えばディスプレイ3の画面との
対話的操作で累進寸法の参照追加記入コマンドを含むコ
マンドをオペレータにより入力させるための処理を行
う。このコマンド入力部12は、参照追加に際して自動
シフトモードを「オン」とするか「オフ」とするかを選
択指定するための処理も行う。このため、コマンド入力
部12は必要に応じて表示制御部11を制御する。
【0014】参照要素指示部13は、少なくとも前記累
進寸法の参照追加記入コマンドがコマンド入力部12に
より入力されたときに機能して、例えばディスプレイ3
の画面との対話的操作により、図面上で、累進寸法追加
の際に参照すべき累進寸法要素、すなわち累進寸法追加
の対象となる累進寸法要素をオペレータにより指示させ
るための処理を行う。このため、参照要素指示部13も
必要に応じて表示制御部11を制御する。
【0015】測定点/寸法値位置指示部14は、少なく
とも前記累進寸法の参照追加記入コマンドがコマンド入
力部12により入力されたときに機能して、例えばディ
スプレイ3の画面との対話的操作により、図面上で追加
の累進寸法を記入する際の測定点を、または測定点と寸
法値の位置をオペレータにより指示させるための処理を
行う。このため、測定点/寸法値位置指示部14も必要
に応じて表示制御部11を制御する。この測定点/寸法
値位置指示部14は、CAD処理部1における新たな累
進寸法作成の際に使用される測定点/寸法値位置指示部
を共用してもよい。
【0016】重なり判定部15は、自動シフトモードに
設定されているときに機能し、前記参照要素指示部13
および測定点/寸法値位置指示部14による指示に従っ
た参照累進寸法の計測原点および追加すべき測定点に基
づいて、図面上に追加すべき累進寸法を仮想的に仮配置
し、追加される累進寸法の寸法値が重なり合うなどして
互いに干渉するか否かを判定する。
【0017】シフト量算定部16は、前記重なり判定部
15にて、前記参照要素指示部13および測定点/寸法
値位置指示部14の指示に基づいて、図面上に追加の累
進寸法を配置すると、累進寸法の寸法値が重なり合うな
どして互いに干渉すると判定された場合に機能し、累進
寸法の寸法値が互いに干渉しないようにするために必要
な寸法値のシフト量を算定する処理を行う。寸法値のシ
フトとは、寸法線を折曲して寸法値位置をずらすことを
いう。
【0018】これら重なり判定部15およびシフト量算
定部16も、CAD処理部1における新たな累進寸法作
成の際の自動シフトに使用される重なり判定部およびシ
フト量算定部を共用してもよい。メモリ17は、表示制
御部11により表示されるべきCAD図面データを含む
情報を記憶する。このメモリ17の記憶内容は必要に応
じて記憶装置5に転送される。このメモリ17は、CA
D処理部1における通常のCAD処理において使用され
るメモリを共用してもよい。
【0019】書込み制御部18は、ディスプレイ3に表
示され且つメモリ17に記憶されている図面データ上
に、前記測定点/寸法値位置指示部14により得られる
寸法値位置および測定点に、または前記測定点/寸法値
位置指示部14およびシフト量算定部16により得られ
る測定点およびシフト量に基づいて、前記参照要素指示
部13により指示された累進寸法要素の原点を基準とし
て該累進寸法要素と同じタイプの累進寸法データを書き
込む。
【0020】次に、このような構成のCADシステムに
おける特に累進寸法の参照追加作成に係る動作を、図2
に示すフローチャートを参照して、詳細に説明する。図
2に示す処理はCADシステムにおける通常の作図もし
くは編集操作中にコマンド入力による割り込み処理とし
て起動されるものとする。まず、CAD処理部1のコマ
ンド入力部12を介して、オペレータにより累進寸法の
参照追加コマンドが選択されると(ステップS1)、シ
ステムは累進寸法参照追加モードに設定される(ステッ
プS2)。
【0021】累進寸法参照追加モードになると、シフト
モードの指示すなわち自動シフトモードを「オン」とす
るか「オフ」とするかのオペレータによる指示がコマン
ド入力部12を介して行われるとともに(ステップS
3)、CAD処理部1の参照要素指示部13により、図
面上における累進寸法の追加の際に参照すべき対象とな
る既存の累進寸法要素のオペレータによる指示が行われ
る(ステップS4)。参照要素指示部13による参照対
象の指示は、ディスプレイ3の画面を介してオペレータ
による入力が要求され、オペレータがそれに応じて画面
上のカーソルを用いた指示操作等を行うことにより行わ
れる。
【0022】次に、測定点/寸法値位置指示部14によ
り、図面上における累進寸法を記入すべき追加の測定点
のオペレータによる指示が行われ(ステップS5)、自
動シフトモードの「オン」/「オフ」が判定される(ス
テップS6)。ステップS6で、自動シフトモードが
「オン」であると判定された場合、重なり判定部15に
より、既に与えられた情報に基づいて追加すべき累進寸
法が仮想的に仮配置され(ステップS7)、さらに累進
寸法の追加により寸法値が互いに重なり合うなどして互
いに干渉するか否かが判定される(ステップS8)。
【0023】ステップS8で累進寸法の寸法値が互いに
干渉すると判定された場合には、シフト量算定部16
で、累進寸法の寸法値が互いに干渉しないようにするた
めに必要な追加の測定点に対応する寸法値のシフト量が
算定され(ステップS9)、書込み制御部18で、測定
点/寸法値位置指示部14およびシフト量算定部16に
より得られる追加の測定点およびシフト量に基づいて、
前記参照要素指示部13により指示された参照対象と共
通の原点を基準とする同一のタイプの追加の累進寸法デ
ータが、ディスプレイ3に表示され且つメモリ17に記
憶されている図面データ上に書き込まれる(ステップS
10)。
【0024】ステップ10で、追加の累進寸法データが
書き込まれると、累進寸法の参照追加の終了が指示され
たか否かが判定され(ステップS11)、終了する場合
は次の処理に移り、終了しない場合はステップS5に戻
って、ステップS5以降の処理を繰り返す。
【0025】ステップS6で、自動シフトモードが「オ
フ」であると判定された場合、測定点/寸法値位置指示
部14により、追加すべき寸法値を配置すべき位置が指
示され(ステップS12)、書込み制御部18で、測定
点/寸法値位置指示部14により得られる追加の測定点
および寸法値位置に基づいて、前記参照要素指示部13
により指示された参照対象と共通の原点を基準とする同
一のタイプの追加の累進寸法データが、ディスプレイ3
に表示され且つメモリ17に記憶されている図面データ
上に書き込まれる(ステップS10)。
【0026】この自動シフトモード「オフ」の場合も、
ステップ10で、追加の累進寸法データが書き込まれる
と、累進寸法の参照追加の終了が指示されたか否かが判
定され(ステップS11)、終了する場合は次の処理に
移り、終了しない場合はステップS5に戻って、ステッ
プS5以降の処理を繰り返す。
【0027】ここで、このシステムにおける具体的な操
作の一例を詳細に説明する。まず、図3に示すようなC
ADシステムの編集画面上のメニューで、「注釈」−
「実行」(注釈は、寸法線等の作図以外の注釈等の記入
を意味する)を選択すると、図4のようなメニューが表
示され、このメニューで「寸法」−「要素」(寸法を要
素とすることを意味する)を選択すると、さらに図5の
ようなメニューが表示され、ディスプレイ3の画面上の
例えば最下行のプロンプトラインに「寸法線の種類を指
示して下さい」なる表示がなされることにより、記入し
ようとする寸法線の種類の指示がオペレータに要求され
る。
【0028】この図5のメニューで、「累進」−「実
行」(累進寸法の実行を意味する)を選択すると、図6
のようなメニューが表示され、ディスプレイ3の画面上
のプロンプトラインに「累進寸法線のタイプを指示して
下さい」なる表示がなされることにより、記入すべき累
進寸法のタイプの指示がオペレータに要求される。この
メニューで、「参照追加」が選択されると、そのとき選
択されている累進寸法線のタイプにかかわらず、累進寸
法参照追加モードとなり、図7のようなメニューが表示
され,ディスプレイ3の画面上のプロンプトラインに
「参照対象となる要素を指示して下さい」なる表示がな
されることにより、参照対象とすべき累進寸法要素の指
示がオペレータに要求される。
【0029】図7のメニューで、「自動シフト」を「オ
ン」としてから(「自動シフト」の前の「□」が「■」
となる)、参照対象要素を指示して、「実行」を選択す
ると、図8に示すようなメニューが表示される。このメ
ニューでは、通常の場合、表示された時点で既に「自動
認識」−「実行」が優先的に選択された状態になってい
る。上述のメニューの選択およびその変更は、ディスプ
レイ3の編集画面を見ながらオペレータが入力装置2の
カーソル移動キーまたはマウスを操作して、メニュー上
のカーソルバーを移動させることにより行われる。
【0030】この状態では、図8に示すように、前記プ
ロンプトラインに「計測する点を指示して下さい」なる
表示がなされることにより、オペレータに追加すべき累
進寸法の測定点の指示が要求される。マウス等を操作し
て測定点を指示すると、図9に示すように、それまでに
指示されたデータに基づいて、参照対象の累進寸法と共
通の原点を基準として同一のタイプの追加の累進寸法が
書き込まれ、前記プロンプトラインに「計測する点を指
示して下さい」なる表示がなされることにより、オペレ
ータに図面上の次の計測点の指示が要求される。
【0031】累進寸法が書き込まれる際に、寸法値が干
渉する場合は図9に示すように自動的にシフトされて寸
法値が書き込まれる。このようにして、測定点の指示を
繰り返すことにより、多数の追加の測定点に対する累進
寸法が逐次書き込まれる。そして、寸法値の書込みに際
しては、寸法値が干渉することのないように逐次自動的
にシフトされてる。
【0032】図7と同様の図10のメニューで、図示の
ように「自動シフト」を「オフ」としてから(「自動シ
フト」の前の「■」が「□」となる)、参照対象要素を
指示して、「実行」を選択すると、図11に示すような
メニューが表示される。このメニューでも、通常の場
合、表示された時点で既に「自動認識」−「実行」が優
先的に選択された状態になっている。
【0033】この状態では、図11に示すように、前記
プロンプトラインに「計測する点を指示して下さい」な
る表示がなされることにより、オペレータに追加すべき
累進寸法の測定点の指示が要求される。マウス等を操作
して測定点を指示すると、次は図12に示すように、寸
法線および寸法値に位置を示すカーソルCSが表示さ
れ、画面上のプロンプトラインに「寸法値を表示する位
置を指示して下さい」なる表示がなされることにより、
オペレータに寸法値を配置すべき図面上の位置の指示が
要求される。
【0034】マウス等を操作して寸法値位置を指示する
と、図13に示すように、それまでに指示されたデータ
に基づいて、参照対象の累進寸法と共通の原点を基準と
して同一のタイプの追加の累進寸法が書き込まれ、前記
プロンプトラインに「計測する点を指示して下さい」な
る表示がなされることにより、オペレータに図面上の次
の計測点の指示が要求される。
【0035】このようにして、測定点と寸法値位置の指
示を交互に繰り返すことにより、多数の追加の測定点に
対する累進寸法が逐次書き込まれる。なお、上述では、
参照追加する累進寸法を逐次1個ずつ入力するようにし
たが、複数の追加測定点についての情報を一括して入力
した後に、これらの測定点に関する累進寸法を一括して
書き込むようにしてもよい。また、自動シフト「オン」
のモードと、自動シフト「オフ」のモードのいずれか一
方のみを実施するようにしてシステムを構成してもよ
い。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、図
面上に既に作成された累進寸法のうち新たに追加する累
進寸法の参照対象とする累進寸法要素を指示させ、追加
すべき測定点についての累進寸法を、参照対象とした累
進寸法と共通の形式、原点等に基づいて、累進寸法を書
き込むようにして、追加すべき測定点に対する累進寸法
の形式、原点等の指示を不要とし、既に作成された累進
寸法に対して、簡単な操作で容易にしかも適切な形態で
累進寸法を追加することができ、オペレータの操作の負
担を著しく軽減し得る累進寸法作成方法および装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る累進寸法作成装置が
組み込まれたCADシステムの概略的な構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するためのフローチャートである。
【図3】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図4】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図5】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図6】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図7】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図8】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図9】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図10】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図11】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図12】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図13】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1…CAD処理部、2…入力装置、3…ディスプレイ、
4…出力装置、5…記憶装置、11…表示制御部、12
…コマンド入力部、13…参照要素指示部、14…測定
点/寸法値位置指示部、15…重なり判定部、16…シ
フト量算定部、17…メモリ、18…書込み制御部。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステムにおいて図面データ上に
    累進寸法を記入するにあたり、 累進寸法の参照追加の指示入力に基づいて前記CADシ
    ステムを累進寸法参照追加モードに設定する参照追加選
    択ステップと、前記CADシステムが累進寸法参照追加モードに設定さ
    れたときに 図面上に既に記入された累進寸法のうち新た
    に追加する累進寸法の参照対象とする累進寸法要素の指
    示入力を促す参照要素指示ステップと、前記参照対象とする累進寸法要素の指示入力があったと
    きに 図面上における累進寸法の測定対象の追加すべき測
    定点および累進寸法の寸法値を記入すべき位置の指示入
    力を促す測定点位置指示ステップと、前記累進寸法の測定対象の追加すべき測定点および累進
    寸法の寸法値を記入すべき位置の指示入力があったとき
    に、 表示および記憶されている図面データ上に、前記測
    定点位置指示ステップで指示された測定点および寸法値
    を記入すべき位置に従い、且つ前記参照要素指示ステッ
    プで指示された参照対象とする累進寸法要素と同様の原
    点に基づいて累進寸法を書き込む書込みステップとを有
    することを特徴とする累進寸法作成方法。
  2. 【請求項2】 CADシステムにおいて図面データ上に
    累進寸法を記入するにあたり、 累進寸法の参照追加の指示入力に基づいて前記CADシ
    ステムを累進寸法参照追加モードに設定する参照追加選
    択ステップと、前記CADシステムが累進寸法参照追加モードに設定さ
    れたときに 図面上に既に記入された累進寸法のうち新た
    に追加する累進寸法の参照対象とする累進寸法要素の指
    示入力を促す参照要素指示ステップと、前記参照対象とする累進寸法要素の指示入力があったと
    きに 図面上における累進寸法の測定対象の追加すべき測
    定点の指示入力を促す測定点指示ステップと、前記累進寸法の測定対象の追加すべき測定点の指示入力
    があったときに、 前記参照要素指示ステップおよび測定
    点指示ステップで指示された参照要素および測定点に基
    づいて、累進寸法記入時に累進寸法の寸法数字が重なる
    箇所があるか否かを判定する判定ステップと、 前記重なり判定ステップで累進寸法の寸法数字が重なる
    と判定された場合に累進寸法の寸法数字が重ならないよ
    うに累進寸法線を折曲してシフトするためのシフト量を
    求めるシフト量算定ステップと、前記シフト量算定ステップでシフト量が求められたとき
    に、 表示および記憶されている図面データ上に、前記測
    定点指示ステップで指示された測定点について、前記参
    照要素指示ステップで指示された参照対象とする累進寸
    要素の原点および前記シフト量算定ステップで得られ
    たシフト量に基づいて累進寸法を書き込む書込みステッ
    プとを有することを特徴とする累進寸法作成方法。
  3. 【請求項3】 書込みステップは、前記参照対象とする
    累進寸法要素と共通のタイプの累進寸法線を書き込むス
    テップであることを特徴とする請求項1または2に記載
    の累進寸法作成方法。
  4. 【請求項4】 図面データ上に累進寸法を記入する累進
    寸法作成装置において、 累進寸法の参照追加コマンドを含むコマンドを入力する
    ためのコマンド入力手段と、 図面上に既に記入された累進寸法のうち新たに追加する
    累進寸法の参照対象とする累進寸法要素を指示するため
    の参照要素指示手段と、 図面上における累進寸法の測定対象の追加すべき測定点
    を指示するための測定点指示手段と、 図面上における累進寸法の測定対象の追加すべき測定点
    に関する寸法値を記入すべき位置を指示するための寸法
    値位置指示手段と、 表示および記憶されている図面データ上に、前記測定点
    指示手段および寸法値位置指示手段で指示された測定点
    および寸法値位置に従い、且つ前記参照要素指示手段で
    指示された参照累進寸法と同様の原点に基づいて累進寸
    法を書き込む書込み手段とを具備することを特徴とする
    累進寸法作成装置。
  5. 【請求項5】 図面データ上に累進寸法を記入する累進
    寸法作成装置において、 累進寸法の参照追加コマンドを含むコマンドを入力する
    ためのコマンド入力手段と、 図面上に既に記入された累進寸法のうち新たに追加する
    累進寸法の参照対象とする累進寸法要素を指示するため
    の参照要素指示手段と、 図面上における累進寸法の測定対象の追加すべき測定点
    を指示するための測定点指示手段と、 前記参照要素指示手段および測定点指示手段で指示され
    た参照要素および測定点に基づいて、累進寸法追加記入
    時に累進寸法の寸法数字が重なる箇所があるか否かを判
    定するための重なり判定手段と、 前記重なり判定手段で累進寸法の寸法数字が重なると判
    定された場合に累進寸法の寸法数字が重ならないように
    累進寸法線を折曲してシフトするためのシフト量を求め
    るシフト量算定手段と、 表示および記憶されている図面データ上に、前記測定点
    指示手段で指示された測定点について、前記参照要素指
    示手段で指示された参照累進寸法の原点および前記シフ
    ト量算定手段で得られたシフト量に基づいて累進寸法を
    書き込む書込み手段とを具備することを特徴とする累進
    寸法作成装置。
  6. 【請求項6】 書込み手段は、参照累進寸法と共通のタ
    イプの累進寸法線を書き込む手段であることを特徴とす
    る請求項4または5に記載の累進寸法作成装置。
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