JP3154974B2 - データ読出装置及びデータ読出方法 - Google Patents

データ読出装置及びデータ読出方法

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JP3154974B2 JP16255298A JP16255298A JP3154974B2 JP 3154974 B2 JP3154974 B2 JP 3154974B2 JP 16255298 A JP16255298 A JP 16255298A JP 16255298 A JP16255298 A JP 16255298A JP 3154974 B2 JP3154974 B2 JP 3154974B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが読出専用
記録媒体に記録されたデータにアクセスした回数を監視
することでユーザが所定回数以上読出専用記録媒体にア
クセスできないようにするデータ読出装置及びこのディ
スクカートリッジへのアクセスを制限するデータ読出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】データ記録の高密度化が進み、リムーバ
ブルカートリッジに収納された記録媒体に、大量のデー
タを記録することができるようになった。ユーザは記録
媒体が収納されたカートリッジを購入し、或いは借り
て、何回でもその記録媒体に記録されたデータにアクセ
スすることができる。カートリッジの製造業者は、出荷
したカートリッジ内の記録媒体に記録されたデータ又は
プログラムを複数のユーザがコピーして使用する畏れが
あるため、それによる損益を補償すべくカートリッジの
出荷額を高めに設定することがある。ここで、認証を与
えたユーザに対し、カートリッジ内の記録媒体にアクセ
スする回数を制限することができれば、製造業者は、カ
ートリッジをより安く、多くのユーザに提供することが
できる。
【0003】更に、製造業者は、ユーザに対して所定数
のワークステーションにソフトウェアをインストールす
ることを許諾するいわゆる機器設置契約(site licens
e)を行う場合がある。このとき、契約対象のソフトウ
ェアが記録された記録媒体を収納した従来型のカートリ
ッジをユーザに引き渡すと、認証されていないワークス
テーションにそのソフトウェアがインストールされてし
まう畏れがある。
【0004】リムーバブルカートリッジ内の記録媒体に
記録されたデータ又はプログラムへのユーザのアクセス
を制限する手法として、例えば磁気ディスク等の記録媒
体自体にアクセス情報を記録し、これによりユーザのア
クセスを制限するような手法が知られている。ここで
は、ユーザのコンピュータが記録媒体に認証情報を書き
込み及び更新するようになっている。
【0005】このような手法は、書き込みができない記
録媒体には、用いることができない。例えば、光ディス
クに対しては、ユーザが所有するような機器では書き込
みを行えない。このような光ディスクには、例えばコン
パクトディスク読出専用メモリ(CD−ROM)やデジ
タルビデオディスク(DVD)等がある。
【0006】記録媒体自体にデータを記録することな
く、記録媒体を収納したカートリッジの使用を監視する
装置も提案されている。例えば、ラング他(Lang et a
l.)により1997年1月6日に出願された米国特許出
願番号08/778,604には、記録媒体用のカート
リッジ内の機械的なポインタが開示されている。このポ
インタは、互換性を有するディスクドライブ内で、アク
チュエータにより駆動される。カートリッジ内の記録媒
体にデータが記録され、或いは消去されると、ポインタ
が移動し、記録媒体上の書込可能エリアの残量を示す。
このポインタを用いて、記録媒体上の書込可能エリアの
残量を示す代わりに、アクセス回数を示すこともできる
が、カートリッジ内の記録媒体のデータに認証を受けて
いないアクセスがあった場合に、そのアクセスを阻止す
ることはできない。
【0007】本願出願人により出願され、審査中の米国
特許出願(代理人整理番号7229/53176)は、
記録媒体用のカートリッジに収納され、データ記録容量
を監視する監視装置を開示している。この装置は、カー
トリッジに収納されたコントローラと、カートリッジの
側面に配設された接点とを備える。この接点は、ディス
クドライブ内の接点に接続され、これによりコンピュー
タはコントローラにアクセスして、ディスクの状態に関
する情報を更新することができる。しかしながら、この
装置もユーザがデータにアクセスすることを阻止するこ
とはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、書き込
みができない光ディスクなどの記録媒体に書き込まれた
データは、認証を受けていないユーザのワークステーシ
ョンにインストールされたり不正にコピーされたりする
畏れがある。そのため、製造業者は、ユーザのアクセス
又はアクセス回数を制限する必要がある。
【0009】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであり、ユーザが読出専用記録媒体に記録されたデー
タにアクセスした回数を監視することでユーザが所定回
数以上読出専用記録媒体にアクセスできないようにする
データ読出装置及びディスクカートリッジへのアクセス
を制限するデータ読出方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係るデータ読出装置は、データ又はプロ
グラムと認証要求データが記録された読出専用記録媒体
と、読出専用記録媒体を収納するカートリッジと、カー
トリッジ内に配設され、アクセスデータを記憶するメモ
リと、メモリに記憶されたアクセスデータに基づいてユ
ーザのアクセスを制限するための認証データを生成する
アクセスコントローラと、カートリッジの側面に配設さ
れ、アクセスコントローラに接続された認証データを出
力するインターフェイス手段とを有するディスクカート
リッジを用いるデータ読出装置であり、ディスクカート
リッジがアクセスコントローラを備えているとき、読出
専用記録媒体から読み出した認証要求データとアクセス
コントローラから読み出した認証データに基づいてユー
ザのアクセスを制限し、ディスクカートリッジがアクセ
スコントローラを備えていないとき、読出専用記録媒体
から認証要求データを読み出し、読出専用記録媒体のデ
ータ又はプログラムに対するアクセスにアクセスコント
ローラが必要なときディスクカートリッジを排出し、デ
ータ又はプログラムに対するアクセスにアクセスコント
ローラが必要でないとき通常処理を行う。
【0011】また、本発明に係るデータ読出方法は、デ
ィスクカートリッジがアクセスコントローラを備えてい
るかを判定するステップと、ディスクカートリッジがア
クセスコントローラを備えているとき、読出専用記録媒
体から読み出した認証要求データとアクセスコントロー
ラから読み出した認証データに基づいてユーザのアクセ
スを制限するステップと、ディスクカートリッジがアク
セスコントローラを備えていないとき、読出専用記録媒
体から認証要求データを読み出し、読出専用記録媒体に
記録されたデータ又はプログラムのアクセスにアクセス
コントローラが必要であるかを判定するステップと、読
出専用記録媒体に記録されたデータ又はプログラムのア
クセスにアクセスコントローラが必要なとき、読出専用
記録媒体からのデータ又はプログラムの読み出しを阻止
するステップと、データ又はプログラムのアクセスにア
クセスコントローラが必要でないとき、通常処理を行う
ステップとを有する。
【0012】更に、本発明に係るデータ読出方法は、製
造業者がユーザにパスコードを与えることにより、読出
専用記録媒体へのアクセス回数を追加する。
【0013】更に、本発明に係データ読み出し装置及び
データ読出方法は、書き込みができない読出専用記録媒
体を収納するカードリッジ内にメモリを設け、ユーザが
実際に読出専用記録媒体にアクセスした回数をこのメモ
リに記憶させる。
【0014】更に、本発明に係るデータ読出装置及びデ
ータ読出方法は、読出専用記録媒体用のドライブに接点
を設け、この接点を介して読出専用記録媒体を収納する
カートリッジ内の装置がドライブと認証データを交換
し、ユーザが読出専用記録媒体にアクセスする回数を制
限する。
【0015】本発明のある具体例においては、光ディス
クを収納する略方形のカートリッジ内に不揮発性メモリ
及びコントローラを設け、これによりユーザが光ディス
クにアクセスした回数を計数し、記憶する。また、カー
トリッジ端部にコントローラに接続された接点を設け、
この接点を介して外部のコンピュータがコントローラに
アクセスする。コンピュータが光ディスクにアクセスす
る毎に、アクセス回数に1が加えられる。ユーザの操作
により、光ディスクへのアクセスが必要となると、コン
ピュータはコントローラから認証データを受け取り、こ
のとき所定回数のアクセスが既になされているときは、
コンピュータはユーザに対して光ディスクへのアクセス
を許可しない。
【0016】更に、本発明の他の具体例においては、光
ディスクドライブは、所定数の第1の接点を有し、この
第1の接点がディスクカートリッジの側面に設けられた
第2の接点に接続される。ディスクコントローラがこれ
らの接点を介してカートリッジ内のアクセスコントロー
ラに信号を送信し、カートリッジ内にアクセスコントロ
ーラが存在するか否かを確認する。このとき、アクセス
コントローラが存在すれば、ディスクコントローラは、
認証データをアクセスコントローラから読み出し、この
認証データと光ディスクに記録されていた認証要求デー
タとを比較する。これにより、ユーザが認証を受けてい
ることが確認されたとき、アクセスが許可され、アクセ
スコントローラの認証データに1を加算する。ユーザが
認証を受けていないとき、アクセスを拒否し、光ディス
クをディスクドライブから排出する。
【0017】このように、本発明は、カートリッジ内に
収納された読出専用記録媒体へのユーザのアクセス回数
を制限し、また認証を受けていないユーザのアクセスを
制限する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態であ
る、本発明を適用したディスクカートリッジを示す図で
ある。この図1に示すように、ディスクカートリッジ1
は、光ディスク3を収納し、ディスクカートリッジ1の
1側面には接点6が設けられている。接点6は、不揮発
性のメモリ9を有するアクセスコントローラ8に接続さ
れている。アクセスコントローラ8及びメモリ9の電力
はバッテリ10から供給されている。
【0020】図2は、ディスクカートリッジ1を収納す
る光ディスクドライブ20を示す図である。光ディスク
3は、図示しない回転機構により回転駆動され、読出ヘ
ッド26が光ディスク3に記録されたデータ又はプログ
ラムを読み出す。バネ接点22は、ディスクカートリッ
ジ1の側面に設けられた接点6に対向するように設けら
れている。バネ接点22は、アクセスコントローラ8と
ディスクコントローラ24を電気的に接続する。このデ
ィスクコントローラ24は、コンピュータ25にも接続
されている。読出ヘッド26は、このコンピュータ25
に制御されて、光ディスク3からデータ又はプログラム
を読み出す。
【0021】コンピュータ25は、ディスクコントロー
ラ24にコマンドを送信し、ディスクコントローラ24
は、ディスクカートリッジ1に設けられたアクセスコン
トローラ8内のメモリ9に記憶されているアクセスデー
タを、認証データとして接点6及びバネ接点22を介し
て読み出す。
【0022】このコンピュータ25の動作を図3〜図5
に示すフローチャートを用いて説明する。
【0023】図3に示すステップS1において、ディス
クカートリッジ1が光ディスクドライブ20に挿入され
る。ステップS2において、コンピュータ25は、ディ
スクコントローラ24から供給される信号に基づいて、
ディスクカートリッジ1がアクセスコントローラ8を備
えているか否かを判定する。
【0024】ステップS2において、コンピュータ25
は、ディスクカートリッジ1内にアクセスコントローラ
8が存在しないと判定したとき、ステップS3に進み、
光ディスク3から認証要求データを読み出す。
【0025】ステップS4において、コンピュータ25
は、光ディスク3から読み出した認証要求データに基づ
いて、光ディスク3へのアクセスには、アクセスコント
ローラ8が必要であるか否かを判定する。アクセスコン
トローラ8が必要でない場合、コンピュータ25は、ス
テップS5に進み、ディスク3の通常処理を行う。
【0026】ステップS4において、コンピュータ25
は、光ディスク3に記録されていたプログラム又はデー
タにアクセスするためには、アクセスコントローラ8が
必要であると判定したとき、ステップS6に進み、例え
ば表示装置などを用いてユーザにアクセス権がないこと
を通知し、ステップS7において、光ディスク3を排出
して処理を終了する。
【0027】ステップS2において、コンピュータ25
は、アクセスコントローラ8を検出した場合、ステップ
S8に進む。コンピュータ25は、アクセスコントロー
ラ8がメモリ9に記憶されているアクセスデータである
光ディスク3へのアクセス回数Nを判定するようにポー
リングする。
【0028】ステップS9において、コンピュータ25
は、認証要求データである最大アクセス可能回数Mを光
ディスク3から読み出す。
【0029】ステップS10において、コンピュータ2
5は、NとMとを比較し、更なるアクセス権がユーザに
あるか否かを判定する。ここで、NがM以下のとき、さ
らなるアクセス権があり、コンピュータ25は、ステッ
プS11に進んで、ユーザに残りのアクセス可能回数を
知らせる。
【0030】ステップS12において、コンピュータ2
5は、ユーザがディスクカートリッジ1を排出する操作
を行ったか否かを判定する。ユーザがディスクカートリ
ッジ1を排出する操作を行わない場合、コンピュータ2
5は、ステップS13において通常の処理を行い、以
後、ユーザがディスクカートリッジを排出する操作を行
うまで、この動作を繰り返す。
【0031】ステップS12において、ディスク排出コ
マンドが受信されたとき、コンピュータ25は、図4に
示すステップS14に進む。ステップS14において、
コンピュータ25は、アクセス回数Nに1を加え、ステ
ップS15においてディスクカートリッジ1を排出す
る。
【0032】図3に示すステップS10において、コン
ピュータ25は、アクセス回数Nが最大アクセス可能回
数Mを越えていると判定したとき、図5に示すステップ
S16に進み、光ディスク3へのアクセス権が既になく
なっていることをユーザに知らせる。ステップS17に
おいて、ユーザは、必要な認証パスコードを例えばコン
ピュータ25の備えるキーボード等の入力装置を介して
コンピュータ25に入力し、アクセス回数Nをリセット
することができる。この認証パスコードについては後述
する。
【0033】ステップS18において、コンピュータ2
5は、入力された認証パスコードが正しいか否かを判定
する。認証パスコードが正しいとき、ステップS19に
おいて、コンピュータ25は、メモリ9に記憶されたア
クセス回数Nを0にリセットしステップ図3に示すS1
1に進む。
【0034】図5に示すステップS18において、入力
された認証パスコードが正しくないと判定されたとき、
コンピュータ25は、ユーザに対して、光ディスク3の
製造元に連絡して正規の認証パスコードを入手するよう
に勧告し、ステップS21においてディスクカートリッ
ジ1を排出する。
【0035】このディスクカートリッジ1により、例え
ばコンピュータプログラムをワークステーションにイン
ストールする際に、インストールするワークステーショ
ンの数を限定することができる。ユーザはいわゆる機器
設定ライセンス(site license)を購入して、このよう
なディスクカートリッジを受け取り、そこに記録されて
いるプログラムのインストールを所定回数だけ行うこと
ができる。すなわち、ユーザがインストールを行う毎に
アクセス回数が増加し、この機器設定ライセンスで許可
された最大アクセス回数に達するまで、ユーザはインス
トールを行うことができる。ここで、ユーザが、このプ
ログラムをさらに別のワークステーションにインストー
ルしようとするとき、ユーザはさらに追加契約を行い、
これにより認証パスコードを得て、この認証パスコード
を用いてアクセス回数をリセットし、さらに許可された
所定回数のインストールを行うことができる。
【0036】また、この実施の形態において、光ディス
ク3にビデオデータを記録し、レンタルビデオ店におけ
るビデオディスクの貸出しに用いることもできる。この
場合レンタルビデオ店が、再生回数が限定されたビデオ
プログラムを購入する。レンタルビデオ店の顧客が支払
うレンタル料金は、顧客がビデオを再生した回数に基づ
いて算出できる。
【0037】また、本発明の他の実施の形態では、メモ
リ9に、光ディスク3へのアクセス回数ではなく、光デ
ィスク3のシリアル番号を暗号化して記憶しておくよう
にしてもよい。すなわち、光ディスク3の製造工程にお
いて、光ディスク3には、固有のシリアル番号が割り当
てられ、このシリアル番号を暗号化してメモリ9に記憶
させる。ディスクカートリッジ1が光ディスクドライブ
20に挿入されると、コンピュータ25は、光ディスク
3のシリアル番号と、メモリ9に記憶されている暗号化
されたシリアル番号を比較する。ここで比較された番号
が一致しないとき、コンピュータ25は、光ディスク3
が認証されていない複製であるとみなして、ディスクド
ライブ20からディスクカートリッジ1を排出する。
【0038】さらに、このディスクカートリッジ1によ
り、例えば光ディスク3に記録されたオペレーションシ
ステムが特定のコンピュータ25と一緒に出荷されるよ
うな場合に、このオペレーションシステムが他のコンピ
ュータにインストールされることを防止することができ
る。すなわち、コンピュータ25の製造業者は、ディス
クカートリッジ1内の光ディスク3にオペレーションシ
ステムを記録し、製造した各コンピュータにそれぞれ固
有のシリアルナンバーを割り当てる。そして、特定のコ
ンピュータ25と共に出荷されるディスクカートリッジ
1のメモリ9にそのコンピュータ25のシリアル番号を
記憶しておく。このオペレーションシステムは、ディス
クカートリッジ1の備えるメモリ9に記憶されているシ
リアルナンバーがコンピュータ25のシリアルナンバー
に一致する場合にのみ機能するように設計されている。
これにより、このオペレーションシステムは、認証され
ていないコンピュータにインストールして使用すること
はできない。
【0039】図6は、従来のディスクドライブ28に挿
入されたディスクカートリッジ1を示す図である。ディ
スクカートリッジ1のサイズ及び形状は従来のディスク
カートリッジと同じである。従来のディスクドライブ2
8は、バネ接点を備えておらず、このためコンピュータ
25は、メモリ9に記憶されている情報にアクセスする
ことができない。光ディスク3に記録されたソフトウェ
アは、メモリ9に記憶された認証データにアクセスがな
くても、ソフトウェアの一部、例えばデモンストレーシ
ョン用の一部の機能にアクセスできるように設計されて
いる。このソフトウェアの全機能を使用する為には、ユ
ーザは、本発明を適用したディスクカートリッジに対応
するディスクドライブ20を入手しなくてはならない。
【0040】図7〜図10は、本発明の第2の実施の形
態を示す図である。図7に示すディスクカートリッジ3
0は、従来のディスクカートリッジの角部31を剥離線
33に沿って取り外し可能にしたものである。
【0041】図8は、ディスクカートリッジ30から角
部31を取り去り、これに代わるアクセスコントロール
モジュール35をディスクカートリッジ30と共に示す
図である。ディスクカートリッジ30の突部38とアク
セスコントロールモジュール35の凹部39とが係合
し、これによりアクセスコントロールモジュール35
は、図9に示すように、ディスクカートリッジ30に安
定的に保持される。
【0042】図10は、アクセスコントロールモジュー
ル35を詳細に示す拡大図である。このアクセスコント
ロールモジュール35は、第1の実施の形態におけるデ
ィスクカートリッジ1と同様に、アクセスコントローラ
8と、メモリ9と、バッテリ10と、接点6とを備えて
いる。
【0043】本発明に係るデータ読出装置の第3の実施
の形態を図11に示す。ディスクカートリッジ40は、
側面に接点41を備え、これら接点41は、ディスクカ
ートリッジ40の筐体内に配設されている電気消去可能
プログラマブル読出専用メモリ(以下、EEPROMと
いう。)42に電気的に接続されている。このディスク
カートリッジ40は、図2に示す光ディスクドライブ2
0に挿入される。EEPROM42に対しては、第1の
実施の形態で説明したようなデータが書き込まれ又読み
出されるとともに、EEPROM42のデータの消去や
更新を行う信号も、ディスクコントローラ24から接点
41を介してEEPROM42に供給される。この実施
の形態では、ディスクコントローラ24から電力及び制
御信号がディスクカートリッジ40に供給されるため、
ディスクカートリッジ40は、第1の実施の形態で説明
したディスクカートリッジ1が備えるようなアクセスコ
ントローラ8や、バッテリ10を必要としない。
【0044】また、EEPROMに代えて、例えばフラ
ッシュメモリ等の不揮発性メモリを持ちいてアクセス情
報を記憶するようにしてもよい。
【0045】上述した実施の形態は、本発明の実施の形
態の例示に過ぎず、本発明は、上述した実施の形態の細
部により限定されるものではない。当業者は、これらの
実施の形態を様々に変形することができるが、それらの
変形は、添付の特許請求範囲に記載した本発明の思想に
包含されるものである。
【0046】
【発明の効果】上述のように、本発明により、カートリ
ッジの製造業者は、光ディスクなどの読出専用の記録媒
体に記録されたデータへのユーザのアクセス又はアクセ
ス回数を制限することができ、認証されていないユーザ
がデータを使用したり、契約されていないワークステー
ションにプログラムがインストールされることを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスクカートリッジを示す
図である。
【図2】ディスクカートリッジを挿入してデータを読み
出すディスクドライブを示す図である。
【図3】データ読み出し動作を説明するフローチャート
である。
【図4】図3に示すフローチャートの続きである。
【図5】図3に示すフローチャートの続きである。
【図6】本発明を適用したディスクカートリッジが挿入
された従来のディスクドライブを示す図である。
【図7】従来のディスクカートリッジのコーナに剥離線
を設けて示す図である。
【図8】コーナが剥離されたディスクカートリッジをア
クセスコントロールモジュールとともに示す図である。
【図9】アクセスコントロールモジュールが装着された
ディスクカートリッジを示す図である。
【図10】アクセスコントロールモジュールの拡大図で
ある。
【図11】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ、3 記録媒体、6 接点、8
アクセスコントローラ、9 メモリ、10 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−268990(JP,A) 特開 平5−210497(JP,A) 特開 平3−160678(JP,A) 特開 昭63−217569(JP,A) 特開 平10−27426(JP,A) 特開 昭62−246171(JP,A) 実開 昭62−73382(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 19/04 G11B 23/30 G06K 19/07

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ又はプログラムと認証要求データ
    が記録された読出専用記録媒体と、上記読出専用記録媒
    体を収納するカートリッジと、上記カートリッジ内に配
    設され、アクセスデータを記憶するメモリと、上記メモ
    リに記憶されたアクセスデータに基づいてユーザのアク
    セスを制限するための認証データを生成するアクセスコ
    ントローラと、上記カートリッジの側面に配設され、上
    記アクセスコントローラに接続された上記認証データを
    出力するインターフェイス手段とを有するディスクカー
    トリッジを用いるデータ読出装置において、 上記ディスクカートリッジが上記アクセスコントローラ
    を備えているとき、上記読出専用記録媒体から読み出し
    た上記認証要求データと上記アクセスコントローラから
    読み出した上記認証データに基づいてユーザのアクセス
    を制限し、上記ディスクカートリッジが上記アクセスコ
    ントローラを備えていないとき、上記読出専用記録媒体
    から上記認証要求データを読み出し、上記読出専用記録
    媒体のデータ又はプログラムに対するアクセスに上記ア
    クセスコントローラが必要なとき上記ディスクカートリ
    ッジを排出し、上記データ又はプログラムに対するアク
    セスに上記アクセスコントローラが必要でないとき通常
    処理を行うデータ読出装置。
  2. 【請求項2】 上記メモリは、消去可能プログラマブル
    読出専用メモリであることを特徴とする請求項1記載の
    データ読出装置。
  3. 【請求項3】 上記認証要求データは、上記読出専用記
    録媒体にアクセス可能な回数を示し、上記アクセスデー
    タは、上記読出専用記録媒体に実際にアクセスがあった
    回数を示し、上記読出専用記録媒体にアクセスがあった
    ときに上記アクセスがあった回数を増加させることを特
    徴とする請求項1記載のデータ読出装置。
  4. 【請求項4】 上記認証要求データは、上記読出専用記
    録媒体に与えられた固有の第1のシリアル番号であり、
    上記アクセスデータは、第2のシリアル番号であり、上
    記第1のシリアル番号と上記第2のシリアル番号が一致
    するときにユーザのアクセスを承認することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ読出装置。
  5. 【請求項5】 上記読出専用記録媒体は、光ディスクで
    あることを特徴とする請求項1記載のデータ読出装置。
  6. 【請求項6】 上記読出専用記録媒体は、コンパクトデ
    ィスク読出専用メモリであることを特徴とする請求項1
    記載のデータ読出装置。
  7. 【請求項7】 上記読出専用記録媒体は、デジタルビデ
    オディスクであることを特徴とする請求項1記載のデー
    タ読出装置。
  8. 【請求項8】 上記カートリッジは、該カートリッジの
    コーナ部に設けられた着脱自在のモジュールを備え、 上記メモリは、上記モジュール内に配設されていること
    を特徴とする請求項1記載のデータ読出装置。
  9. 【請求項9】 ディスクカートリッジがアクセスコント
    ローラを備えているかを判定するステップと、 上記ディスクカートリッジが上記アクセスコントローラ
    を備えているとき、読出専用記録媒体から読み出した認
    証要求データとアクセスコントローラから読み出した認
    証データに基づいてユーザのアクセスを制限するステッ
    プと、 上記ディスクカートリッジが上記アクセスコントローラ
    を備えていないとき、上記読出専用記録媒体から上記認
    証要求データを読み出し、上記読出専用記録媒体に記録
    されたデータ又はプログラムのアクセスに上記アクセス
    コントローラが必要であるかを判定するステップと、 上記読出専用記録媒体に記録されたデータ又はプログラ
    ムのアクセスに上記アクセスコントローラが必要なと
    き、上記読出専用記録媒体からの上記データ又はプログ
    ラムの読み出しを阻止するステップと、 上記データ又はプログラムのアクセスに上記アクセスコ
    ントローラが必要でないとき、通常処理を行うステップ
    とを有するデータ読出方法。
  10. 【請求項10】 認証パスコードを入力し、上記認証パ
    スコードが正しいか否かを判定し、上記認証パスコード
    が正しいときにメモリのアクセスデータをリセットする
    請求項9記載のデータ読出方法。
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