JP3140487B2 - 画像記録再生装置 - Google Patents

画像記録再生装置

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JP3140487B2 JP15681791A JP15681791A JP3140487B2 JP 3140487 B2 JP3140487 B2 JP 3140487B2 JP 15681791 A JP15681791 A JP 15681791A JP 15681791 A JP15681791 A JP 15681791A JP 3140487 B2 JP3140487 B2 JP 3140487B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静止画および動画をデー
タ圧縮して記録し、再生表示する画像記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピューター上で、テキス
トデータのほか画像信号、音声信号といった多種の情報
を自由に扱える、いわゆるマルチメディアが使用される
ようになっている。このような装置では、画像としては
静止画像および動画像の双方が扱えることが望ましい。
また、画像をデジタルデータとして記憶する場合、その
データ量は膨大なものとなる。そこで、多くの画像情報
を限られた記憶容量の範囲で記録しようとするには、画
像信号に対し何らかの圧縮を行なう必要がある。高能率
な画像データの圧縮方式として、直交変換と可変長符号
化を組み合わせた符号化方法が広く知られている。たと
えば、静止画圧縮方式の国際標準として検討されている
方式(JPEG方式)の概略は次のようなものである。
まず画像データを所定の大きさのブロック(8×8の画
素よりなるブロック)に分割し、分割されたブロック毎
に直交変換として2次元のDCT(離散コサイン変換)
を行なう。次に各周波数成分に応じた線形量子化を行な
い、この量子化された値に対し可変長符号化としてハフ
マン符号化を行なう。この時、直流成分に関しては近傍
ブロックの直流成分との差分値をハフマン符号化する。
交流成分はジグザグスキャンと呼ばれる低い周波数成分
から高い周波数成分へのスキャンを行ない無効(値が
0)の成分の連続する個数とそれに続く有効な成分の値
との組に対してハフマン符号化を行なう。
【0003】また動画圧縮方式としては、MPEG方式
が国際標準として検討されている。即ちこの方式では、
フレーム内圧縮(静止画としての圧縮)とフレーム間圧
縮(連続するフレーム間の予測を用いた圧縮)とを組み
合わせている。フレーム内圧縮では基本的にはさきに述
べたJPEG方式と同様に、直交変換と可変長符号化と
を組み合わせて符号化する。このような静止画としての
圧縮をおこなうフレームをコアフレームと称し、連続す
るフレーム間に適当な間隔で配置する。このようなフレ
ームをIピクチャーと称する。
【0004】一方、フレーム間圧縮では、近くの参照フ
レームから予測値を算出し、符号化しようとするフレー
ムとその予測値との差を直交変換と可変長符号化とを組
み合わせて符号化する。近くのフレームから予測値を求
めるには、画面の動きを検出して予測することがおこな
われる。即ち、参照フレームと符号化フレームとを、所
定の大きさのブロック毎に最も似かよう位置関係を求
め、その位置ずれを動きベクトルとする。動きベクトル
も符号の一部として符号化される。
【0005】参照フレームとして過去のフレームだけで
なく、未来のフレームを用いる方式がある。つまり動き
補償フレーム予測として過去のフレームによるフォワー
ド予測、未来のフレームによるバックワード予測、さら
に両者の平均値予測の三種類の予測方法が考えられる。
MPEG方式では、フォワード予測によるフレーム(P
ピクチャー)と、フォワード予測、バックワード予測、
両者の平均値予測の三つの予測値の中から最適の予測を
選択して用いるフレーム(Bピクチャー)とを用いてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、マル
チメディアに用いられる画像記録再生装置においては、
高能率で画像データの圧縮が行なえることが望まれる。
このような要求を満たす圧縮方式として上述のJPEG
方式とMPEG方式がある。しかしながら、この静止画
像に対する符号化方式と動画像に対する符号化方式とは
その基本部分は共通するものの、両者の変換を行うこと
は考慮されていない。このため、たとえば動画として符
号化した画像は動画としてしか再生できず、動画中のあ
るコマを静止画として抜き取り、編集・記録・再生する
ようなことは不可能であった。これは、本来多種の情報
を自由に扱えるというマルチメディアの利点を損なうも
のである。
【0007】そこで、本発明の目的とするところは、こ
のような欠点を除き、符号化された動画像を静止画像デ
ータとして変換でき、編集・再生や共通の媒体への記録
などを行うことができる画像記録再生装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る画像記録再生装置は、動画像信
号を入力する動画像入力手段と、入力された動画像を高
能率符号化によりデータ圧縮するデータ圧縮手段と、符
号化された動画像信号中の任意のコアフレームのフォー
マットを、静止画信号の符号化において規定されるフォ
ーマットに変換し、符号化された静止画信号として出力
する変換手段と、符号化された動画像信号と符号化され
た静止画信号とを記録する記録手段とを備え、動画像信
号のコアフレームを符号化する際に、静止画信号の符号
化と同じ方式により符号化する。また、第2の発明は、
第1の発明に係る画像記録再生装置において、さらに、
符号化された動画像信号を復号する伸張手段と、復号さ
れた動画像から静止画とする画像を選択する手段とを備
え、上記変換手段は、選択された符号化された動画像信
号に対応するコアフレームのフォーマットを、静止画信
号の符号化において規定されるフォーマットに変換す
る。
【0009】
【作用】すなわち、本発明においては、動画像信号のコ
アフレ−ムを符号化する際に、静止画の符号化と同じ方
式により符号化して、フォ−マット変換により静止画デ
−タを得るものである。
【0010】
【実施例】以上の原理を用いた本発明の実施例を説明す
る。図1に本発明による画像記録再生装置を備えたマル
チメディアシステムの構成図を示す。1は画像データが
記録されるメモリで、磁気ディスク記録装置により構成
される。2は画像データを圧縮する符号化回路、3は圧
縮された動画像データを伸張する復号化回路、4はフォ
ーマット変換回路、5は画像を表示するモニタである。
【0011】符号化回路2は図2に示すように、動画像
信号が入力される入力端子20、アナログ信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器21、デジタル化された
信号を記憶するフレームメモリ22、符号量予測回路2
3、減算回路24、DCT量子化回路25、ハフマン符
号化回路26、フレーム間予測回路27、適応選択回路
28、逆量子化IDCT回路29、バッファメモリ30
とを備える。符号量予測回路23は符号化されるフレー
ムの発生符号量を算出し、これをもとに量子化幅を設定
するものである。直交変換(DCT)量子化回路25
は、フレームメモリ22から出力されるブロック化処理
された画像データを、各ブロックごとに直交変換として
DCTを行ない、さらに各周波数成分ごとに予め設定さ
れた各周波数成分毎の量子化幅を用いて線形量子化を行
なう。ハフマン符号化回路26は、量子化された変換係
数をハフマン符号化するものである。フレーム間予測回
路27は参照フレームと符号化フレームとの間の動きベ
クトルを求める。適応選択回路28は符号化するフレー
ムの種類(I、P、Bピクチャー)に応じて参照フレー
ムを選択する。逆量子化IDCT回路29は量子化され
たDCT係数を代表値に変換し、さらに逆DCT変換を
行って画像データを復元する。バッファメモリ30はハ
フマン符号化されたデータを蓄積する。
【0012】以上のように構成された画像記録再生装置
の動作について説明する。たとえばテレビカメラから動
画の映像信号が入力端子20に入力され、A/D変換器
21によりデジタル信号に変換されてフレームメモリ2
2に記憶される。記憶された画像データはフレームメモ
リ22から8×8のサイズにブロック化処理が行なわれ
て減算回路24に入力される。コアフレームについては
ここで0が減算され(すなわち原信号のまま)DCT量
子化回路25に出力される。DCT量子化回路25で
は、各ブロックごとにDCTが行なわれた後、各周波数
成分毎の量子化幅を用いて線形量子化が行なわれる。こ
こで量子化幅としては、バッファメモリ30に蓄積され
るデータ量情報に応じて、データの過不足が生じないよ
うに、符号量予測回路23による予測値が用いられる。
符号量予測回路23ではフレームメモリ22からのデー
タに対しアクティビティ(高周波成分量を示すパラメ
タ)を求める。アクティビティは符号量と相関があるた
め、この値からデータを過不足なく符号化するための最
適な量子化幅が設定され、使用される。
【0013】量子化された変換係数は、ハフマン符号化
回路26によりハフマン符号化される。この時、直流成
分DCに関しては、近傍ブロックの直流成分との差分値
をそのビット長に応じてグループ化し、そのグループを
示すハフマン符号化と差分値とを合わせて符号化データ
とする。交流成分ACはジグザグスキャンと呼ばれる低
い周波数成分から高い周波数成分へのスキャンを行な
い、値が0の成分の連続する個数(零のラン数)と、そ
れに続く値が0でない成分の値のグループ番号との組に
対しハフマン符号化が行なわれ、得られた符号語と付加
ビットを合わせて符号化データとする。
【0014】上記の処理が順次各ブロック毎に、1フレ
ーム分のブロックの処理が終了するまで行なわれる。こ
こでコアフレームの圧縮時には、1フレーム分の全ブロ
ックに対し同一の量子化幅を保って符号化する。
【0015】次に、符号化フレームがPピクチャーの場
合には、フレームメモリ22からフレーム間予測回路2
7に符号化フレームデータが入力され、参照フレームと
の間の動きベクトルが求められる。参照フレームとして
はその前のIピクチャーが用いられる。すなわちDCT
の後に線形量子化されたデータが逆量子化IDCT回路
29により代表値に変換され、さらに逆DCT変換によ
り復元された画像データが適応選択回路28からフレー
ム間予測回路27に入力される。フレーム間予測回路2
7では符号化フレームであるPピクチャーと参照フレー
ムであるIピクチャーとの間で、所定の大きさのブロッ
ク毎に相関値が最大となる位置関係を求め、その位置ず
れを動きベクトルとして求め、動きベクトルを符号化す
る。その後、フレーム間予測回路27は参照フレームで
あるIピクチャーを求められた動きベクトルにより動き
補償し、減算回路24に出力する。減算回路24で符号
化フレームであるPピクチャーと参照フレームであるI
ピクチャーとが減算され、DCT量子化回路25に出力
される。
【0016】DCT量子化回路25では、各ブロックご
とにDCTが行なわれた後、各周波数成分毎の量子化幅
を用いて線形量子化が行なわれる。量子化された変換係
数は、ハフマン符号化回路26によりDC、ACの区別
なくハフマン符号化する。
【0017】また、符号化フレームがBピクチャーの場
合には、Pピクチャーの場合と同様にフレームメモリ2
2からフレーム間予測回路27に画像データが入力さ
れ、参照フレームとの間の動きベクトルが求められる。
参照フレームとしてはその前後のIピクチャーまたはP
ピクチャーが用いられる。該当する参照フレームの復元
画像データが適応選択回路28からフレーム間予測回路
27に入力される。フレーム間予測回路27では符号化
フレームであるBピクチャーと参照フレームであるIピ
クチャーまたはPピクチャーとから、過去のフレーム、
未来のフレーム、さらに両者の平均値の三種類の動きベ
クトルを求め、評価値により最適の予測を選択する。選
択された参照フレームが求められた最適予測の動きベク
トルにより動き補償され、減算回路24に出力される。
減算回路24で符号化フレームであるBピクチャーと参
照フレームとが減算され、DCT量子化回路25に出力
される。DCT量子化回路25では、各ブロックごとに
DCTが行なわれた後、各周波数成分毎の量子化幅を用
いて線形量子化が行なわれる。量子化された変換係数
は、ハフマン符号化回路26によりコアフレームの時と
同様にハフマン符号化される。
【0018】以上の処理が順次おこなわれ、入力された
動画信号が符号化されるとともに符号化されたデータに
MPEG方式で規定されたデータヘッダが付加される。
すなわちMPEG方式でのファイルは、図3(A)に示
すような構成となっているが、ここでビデオシーケンス
には、画素数や量子化マトリックスなどを含む画像のフ
ォーマットに関するヘッダが付加される。グループオブ
ピクチャには編集情報の、ピクチャには再生順序と符号
化タイプの、スライスには量子化のスケールファクタ
の、マクロブロックには位置と符号化タイプのヘッダが
それぞれ付加される。ヘッダが付加された符号データは
バッファメモリ30からメモリ1(図2)に転送、記録
される。
【0019】続いて、圧縮された動画像データ中のある
コマを静止画として利用する場合の動作を説明する。メ
モリ1に記録されている圧縮された動画像データが復号
化回路3に送られ、次の動作により再生される。すなわ
ち、図4に示される符号化回路3の回路構成において、
復号化回路内のバッファメモリ31に一時蓄積されたデ
ータはハフマン復号化回路32に送られ、直流成分と交
流成分が復号される。復号されたデータは逆量子化ID
CT回路33において量子化されたDCT係数が代表値
に変換され、さらに逆DCT変換される。復元されたデ
ータは、コアフレームの場合にはそのままの値が適応選
択回路34に出力される。またPピクチャあるいはBピ
クチャの場合には加算回路35において参照フレームデ
ータと加算される。ここで参照フレームとしてはすでに
復号されたIピクチャまたはPピクチャが適応選択回路
34から出力され、動き補償回路36において動き補償
されて用いられる。
【0020】以上のようにして復号された画像はモニタ
5に再現されるが、この中で静止画として抜き出したい
画像があった場合には、それに対応するコアフレームが
選択される。このコアフレームの符号化データがバッフ
ァメモリ31からフォーマット変換回路4に出力され
る。フォーマット変換回路4ではハフマン符号化されて
いるコアフレームデータをJPEG規格に対応させる。
すなわちJPEGファイルには図3(B)に示すよう
に、画像データの初めを示すSOIコード、符号化タイ
プや画素数情報を含むフレームヘッダ、量子化マトリッ
クスを定義するDQTコード、ハフマン符号表を定義す
るDHTコード、色成分の対応を示すスキャンヘッダ、
画像データの終わりを示すEOIコード等が必要なの
で、これらのヘッダが作成されメモリ1に出力される。
【0021】一方、符号化データについては、量子化さ
れた変換係数がハフマン符号で表される。量子化された
変換係数は、ハフマン符号化回路26によりハフマン符
号化される。この時、直流成分DCに関しては、近傍ブ
ロックの直流成分との差分値をそのビット長に応じてグ
ループ化し、そのグループを示すハフマン符号化と差分
値とを合わせて符号化データとする。交流成分ACはジ
グザグスキャンと呼ばれる低い周波数成分から高い周波
数成分へのスキャンを行ない、値が0の成分の連続する
個数(零のラン数)と、それに続く値が0でない成分の
値のグループ番号との組に対しハフマン符号化が行なわ
れ、得られた符号語と付加ビットを合わせて符号化デー
タとする。このようにJPEGのデータ構造はMPEG
のコアフレームと同一の表現なので、容易に変換でき
る。
【0022】このようにしてメモリ1に記録された静止
画圧縮データは、静止画圧縮用の規格に従っており、通
常の静止画から圧縮されたデータと全く同じように編集
や再生を行うことができる。なお、先の説明において符
号量予測回路23ではアクティビティを用いて最適な量
子化幅を設定するものとしたが、これはアクティビティ
に限らず、たとえば実際の符号量を求めてこれにより最
適な量子化幅を設定するようにしてもよい。
【0023】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図5は第2の実施例の画像記録再生装置の構成図
を示す。本例では、画像データを記録するメモリとし
て、磁気ディスク記録装置からなるメモリ1のほか、半
導体メモリを内蔵したメモリカード40が付加されてお
り、メモリカード40は画像記録再生装置の本体に設け
られたソケットに着脱自在にされている。このメモリカ
ード40は、静止画を撮像する電子カメラの記録媒体と
して使用されている。2は画像データを圧縮する符号化
回路、3は圧縮された動画像データを伸張する復号化回
路、4はフォーマット変換回路、5は画像を表示するモ
ニタである。6は静止画像データを伸張する復号化回路
である。符号化回路や復号化回路の内部構成は第1の実
施例と同様なので説明を省略する。
【0024】図5の画像記録再生装置の動作について図
2を参照して説明する。動画の映像信号が入力され、A
/D変換器21によりデジタル信号に変換されてフレー
ムメモリ22に記憶される。記憶された画像データはフ
レームメモリ22からブロック化処理が行なわれて減算
回路24に入力される。コアフレームについては原信号
のままDCT量子化回路25に出力される。DCT量子
化回路25では、各ブロックごとにDCTが行なわれた
後、各周波数成分毎の量子化幅を用いて線形量子化が行
なわれる。ここで量子化幅としては、バッファメモリ3
0に蓄積されているデータ量情報に応じて、データの過
不足が生じないような量子化幅が設定され使用される。
量子化された変換係数は、ハフマン符号化回路26によ
りハフマン符号化される。上記の処理が順次各ブロック
毎に、1フレーム分のブロックの処理が終了するまで行
なわれる。ここでコアフレームの圧縮時には、1フレー
ム分の全ブロックに対し同一の量子化幅で符号化する。
【0025】次に、符号化フレームがPピクチャーの場
合には、フレームメモリ22からフレーム間予測回路2
7に符号化フレームデータが入力され、参照フレームと
の間の動きベクトルが求められる。参照フレームとして
はその前のIピクチャーが用いられる。フレーム間予測
回路27は参照フレームであるIピクチャーを求められ
た動きベクトルにより動き補償し、減算回路24に出力
する。減算回路24で符号化フレームであるPピクチャ
ーと参照フレームであるIピクチャーとが減算され、D
CT量子化回路25に出力される。DCT量子化回路2
5では、各ブロックごとにDCTが行なわれた後、各周
波数成分毎の量子化幅を用いて線形量子化が行なわれ
る。量子化された変換係数は、ハフマン符号化回路26
によりコアフレームの時と同様にハフマン符号化され
る。
【0026】また、符号化フレームがBピクチャーの場
合には、Pピクチャーの場合と同様にフレームメモリ2
2からフレーム間予測回路27に画像データが入力さ
れ、参照フレームとの間の動きベクトルが求められる。
参照フレームとしてはその前後のIピクチャーまたはP
ピクチャーが用いられる。選択された参照フレームが求
められた最適予測の動きベクトルにより動き補償され、
減算回路24に出力される。減算回路24で符号化フレ
ームであるBピクチャーと参照フレームとが減算され、
DCT量子化回路25に出力される。DCT量子化回路
25では、各ブロックごとにDCTが行なわれた後、各
周波数成分毎の量子化幅を用いて線形量子化が行なわれ
る。量子化された変換係数は、ハフマン符号化回路26
によりコアフレームの時と同様にハフマン符号化され
る。
【0027】以上の処理が順次おこなわれ、入力された
動画信号が符号化される。符号化されたデータはMPE
G方式で規定されたデータヘッダが付加され、バッファ
メモリ30からメモリ1(図5)に記録される。またこ
こで、圧縮された動画データをメモリカード40に転
送、記録してもよい。メモリカード40の記録容量は数
メガバイトであり、数秒間の動画像を記録することがで
きる。メモリカード40への動画符号化データの記録に
おいて、データ構成の単位であるグループオブピクチャ
毎に記録するようにすれば、記録や編集、再生等を効率
的に行うことができる。
【0028】一方、圧縮された動画像データ中のあるコ
マを静止画として利用する場合の動作を説明する。メモ
リ1に記録されている圧縮された動画像データが復号化
回路3内のバッファメモリに一時蓄積される。復号化回
路3により復号された画像はモニタ5に再現され、この
中で静止画として抜きだされた画像は、それに対応する
コアフレームが選択される。このコアフレームの符号化
データがバッファメモリからフォーマット変換回路4に
出力される。フォーマット変換回路4ではハフマン符号
化されているコアフレームデータをJPEG規格に対応
させ、さらに量子化幅情報等を含むデータヘッダを作成
してバッファメモリ30に出力する。得られた静止画符
号データは、所定のメモリカードに転送記録される。
【0029】本実施例においては、記録媒体として、通
常電子カメラの記録媒体として使用されているメモリカ
ードを使用している。このため、メモリカードを挿入
し、復号化回路6により復号することにより、電子カメ
ラで撮像した画像を、モニタ5上で簡単に再生すること
ができる。また動画像中のコマを静止画に変換して静止
画用のメモリカードに記録できる。さらに圧縮した動画
像をメモリカードに記録することもでき、マルチメディ
アの特徴をより活かすことができる。
【0030】以上より明らかなように、本発明において
は、動画像信号のコアフレームを符号化する際に、静止
画の符号化と同じ方式により符号化することで、フォー
マット変換により静止画データを得る。たとえば動画像
をMPEG方式により圧縮する場合、通常のMPEG方
式ではフレーム内で量子化幅を一定に保つことは考慮さ
れていないが、本発明ではコアフレームの圧縮時に量子
化幅を変えないで符号化することでJPEG方式に対応
した静止画データが得られる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像記録
再生装置では、動画像の中のコマを、通常の静止画から
圧縮されたデータと全く同じように記録、編集や再生を
行うことができる。本発明の方式によればデータを符号
化された状態で動画から静止画への変換を行うため、一
旦動画を復号化した後に静止画として再度圧縮する場合
のように圧縮の繰り返しによる画質劣化が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像記録再生装置の構成図。
【図2】図2は本発明の画像記録再生装置の符号化回路
の構成図。
【図3】図3(A)はMPEG方式でのデータファイル
構成を示す図であり、図3(B)はJPEG方式でのデ
ータファイル構成を示す図。
【図4】図4は本発明の画像記録再生装置の復号化回路
の構成図。
【図5】図5は本発明の第2実施例の画像記録再生装置
の構成図。
【符号の説明】
1…メモリ、2…符号化回路、3…復号化、4…フォ−
マット変換回路、5…モニタ、6…復号化回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像信号を入力する動画像入力手段
    と、 入力された動画像を高能率符号化によりデータ圧縮する
    データ圧縮手段と、 符号化された動画像信号中の任意のコアフレームのフォ
    ーマットを、静止画信号の符号化において規定されるフ
    ォーマットに変換し、符号化された静止画信号として出
    力する変換手段と、 符号化された動画像信号と符号化された静止画信号とを
    記録する記録手段とを備え、 動画像信号のコアフレームを符号化する際に、静止画信
    号の符号化と同じ方式により符号化することを特徴とす
    る画像記録再生装置。
  2. 【請求項2】 さらに、符号化された動画像信号を復号
    する伸張手段と、 復号された動画像から静止画とする画像を選択する手段
    とを備え、 上記変換手段は、選択された符号化された動画像信号に
    対応するコアフレームのフォーマットを、静止画信号の
    符号化において規定されるフォーマットに変換すること
    を特徴とする請求項1記載の画像記録再生装置。
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