JP3130569B2 - キャッシュメモリのストア方式 - Google Patents

キャッシュメモリのストア方式

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JP3130569B2
JP3130569B2 JP03176436A JP17643691A JP3130569B2 JP 3130569 B2 JP3130569 B2 JP 3130569B2 JP 03176436 A JP03176436 A JP 03176436A JP 17643691 A JP17643691 A JP 17643691A JP 3130569 B2 JP3130569 B2 JP 3130569B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストアスルー方式のキャ
ッシュメモリを有する複数の演算処理装置からなるパイ
プライン方式の情報処理装置に関し、特にキャッシュメ
モリのストア方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報処理装置は、ある演
算処理装置および入出力処理装置が主記憶のデータを書
換えると、このデータの書換え(ストア)を他の演算処
理装置のキャッシュメモリに反映させるためにキャッシ
ュ一致処理が行なわれる。すなわちシステム制御装置が
全演算処理装置に対して主記憶上の書換えられたデータ
のアドレスを送り、それを受け取った演算処理装置は、
そのアドレスの示すデータを含むブロックがキャッシュ
メモリ上に存在するか否かをアドレスアレイの写しであ
るフラッシュアドレスアレイで検索し、存在すればその
ブロックを消している。しかし、システム制御装置から
のキャッシュ一致処理要求がすぐに処理できない場合に
備えてリクエストアドレスはフラッシュキュー(以下F
LQと略す)と呼ばれるバッファに貯えられる。一方、
自演算処理装置がストアを行なった場合、自キャッシュ
メモリにも自演算処理装置によるストアを反映させるた
めに、ストアアドレスで示されるデータのブロックが自
キャッシュメモリ上に存在するか否かを検索する必要が
ある。検索にはアドレスアレイで行なう方法が考えられ
るが、アドレスアレイはアクセス頻度が高く、また、デ
ータ読出しのための検索が優先されるため、ストアによ
る検索処理がなかなか選択されない。そのためアドレス
アレイよりアクセス頻度が少ないフラッシュアドレスア
レイで検索する方法を採用している。このフラッシュア
ドレスアレイで検索することの利点は、キャッシュメモ
リのブロックは物理的には、ある大きさの複数のサブブ
ロックに分割し、このサブブロック単位で読出し,書込
みできるようにすることにより、データのリードとスト
アが別サブブロックに対するものであれば、この2つの
処理は並行して行なえる点である。パイプライン方式の
情報処理装置ではストアアドレスとストアデータが得ら
れるタイミングが異なるため、この時間差を吸収する必
要がある。そのためストアアドレスおよびストアデータ
はそれそれストアアドレスバッファ(以下SABとい
う),ストアデータバッファ(以下SDBという)に貯
えられる。もし、キャッシュに対するリードアドレスと
SAB内のアドレスが一致した場合、一致したアドレス
に対するデータがキャッシュへ掃出されるまで上述の自
演算処理装置によるストア反映処理が続けられる。その
後、再び同じリードアドレスでキャッシュメモリをアク
セスすることにより最新のデータを取り出している。
【0003】キャッシュ一致処理要求と自演算装置によ
るストア反映処理要求とが競合する場合が考えられる
が、キャッシュ一致処理要求を待たせると、FLQ内に
キャッシュ一致処理要求アドレスがいっぱいになり、後
続のキャッシュ一致処理要求が受付けられなくなって、
システム制御装置はこれに接続されている全ての演算処
理装置,入出力処理装置の処理を止めてしまう確率が高
くなる。そのため、従来では、FLQからのキャッシュ
一致処理アドレスによるフラッシュアドレスアレイの索
引を優先している。FLQ側でキャッシュ一致処理要求
を受け付けられなくなったことをシステム制御装置に通
知するには、システム制御装置に接続されている全装置
が停止するまで時間がかかるためFLQ内にリクエスト
が100%入る前にフラッシュビジー信号をシステム制
御装置に送信し続ける。この状態を「フラッシュビジ
ー」と言う。FLQの全容量の何%でフラッシュビジー
信号を送出するかはハードウェアの構成に依存する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のキャッ
シュメモリのストア方式は、FLQからのキャッシュ一
致処理がストア反映処理要求に優先してフラッシュアド
レスアレイを使うため、ストアによるフラッシュアドレ
スアレイの索引が遅れ、キャッシュメモリに対するスト
アが遅れる。
【0005】本発明の目的は、キャッシュビジーになる
確率を高くすることなく、後続のリード処理に備えて、
キャッシュメモリへのストア反映処理を高速に行なうこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明のキャッシュ
メモリのストア方式は、複数の演算処理装置,主記憶装
置,入出力処理装置およびシステム制御装置からなる情
報処理装置において、前記演算処理装置内に前記主記憶
のデータの一部のコピーであるストアスルー方式のキャ
ッシュメモリを持ち、自演算処理装置で前記主記憶に対
してデータの書込みがあった場合、書き込みアドレスを
格納するストアアドレスバッファと、書き込みデータを
格納するストアデータバッファと、キャッシュメモリか
らのデータの読出しのために参照されるキャッシュメモ
リに記憶されたデータの主記憶上のアドレスを記憶する
アドレスアレイと、前記アドレスアレイとは別に他演算
処理装置から主記憶への書込みに対し、キャッシュ一致
処理を行なうために参照される前記アドレスアレイの写
しであるフラッシュアドレスアレイと、前記システム制
御装置からの前記キャッシュ一致処理要求アドレスを格
納するバッファであるフラッシュキューとを備え、自演
算処理装置内のキャッシュメモリに対する前記キャッシ
ュ一致処理およびストア反映処理はデータ読み出し処理
よりも優先して行い、前記ストアデータバッファに格納
されているストアデータがキャッシュメモリに登録済み
あるかを調べるために前記ストアアドレスバッファに格
納されているストアアドレスで前記フラッシュアドレス
アレイを参照し、通常フラッシュキューからのキャッシ
ュ一致処理要求はストアアドレスバッファからのストア
反映要求処理より優先してフラッシュアドレスアレイを
参照し、ストアアドレスバッファ内のアドレスとキャッ
シュに対するリード要求アドレスを比較する手段を設
け、前記比較手段が一致を示した場合、前記優先を反転
してストアアドレスバッファからのストア反映処理要求
を優先してフラッシュアドレスアレイを参照する。
【0007】第2の発明のキャッシュメモリのストア方
式は、複数の演算処理装置,主記憶装置,入出力処理装
置およびシステム制御装置からなる情報処理装置におい
て、前記演算処理装置内に前記主記憶のデータの一部の
コピーであるストアスルー方式のキャッシュメモリを持
ち、自演算処理装置で前記主記憶に対してデータの書込
みがあった場合、書き込みアドレスを格納するストアア
ドレスバッファと、書き込みデータを格納するストアデ
ータバッファと、キャッシュメモリからのデータの読出
しのために参照されるキャッシュメモリに記憶されたデ
ータの主記憶上のアドレスを記憶するアドレスアレイ
と、前記アドレスアレイとは別に他演算処理装置から主
記憶への書込みに対し、キャッシュ一致処理を行なうた
めに参照される前記アドレスアレイの写しであるフラッ
シュアドレスアレイと、前記システム制御装置からの前
記キャッシュ一致処理要求アドレスを格納するバッファ
であるフラッシュキューとを備え、自演算処理装置内の
キャッシュメモリに対する前記キャッシュ一致処理およ
びストア反映処理はデータ読み出し処理よりも優先して
行い、前記ストアデータバッファに格納されているスト
アデータがキャッシュメモリに登録済みあるかを調べる
ために前記ストアアドレスバッファに格納されているス
トアアドレスで前記フラッシュアドレスアレイを参照
し、通常フラッシュキューからのキャッシュ一致処理要
求はストアアドレスバッファからのストア反映要求処理
より優先してフラッシュアドレスアレイを参照し、フラ
ッシュアドレスアレイの参照を、前記フラッシュキュー
内の前記キャッシュ一致処理アドレスのエントリ数を予
め定めた数とを比較する手段を設け前記比較手段が予め
定めた数より大きいと検出した場合は、前記フラッシュ
キューからの前記キャッシュ一致処理要求が前記ストア
アドレスバッファからの前記ストア反映処理要求より優
先してフラッシュアドレスアレイを参照し、前記比較手
段が予め定めた数より小さいと検出した場合は前記スト
アアドレスバッファからの前記ストア反映処理要求が前
記フラッシュキューからの前記キャッシュ一致処理要求
より優先してフラッシュアドレスアレイを参照する。
【0008】第3の発明のキャッシュメモリのストア方
式は、フラッシュアドレスアレイの参照を、前記ストア
アドレスバッファおよびストアデータバッファ内のリク
エストの数を検出する手段を設け、請求項2記載の比較
手段内の予め定めた数を該検出手段の結果に応じて変更
する。
【0009】
【実施例】 次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は第1の発明のキャッシュメモリの
ストア方式の一実施例を示すブロック図である。ここで
は演算処理装置として主記憶とのデータのリプレースメ
ントをブロック単位で行なうキャッシュメモリをもち、
この演算処理装置がストアを行った際、同時に、自演算
処理装置によるストアのキャッシュメモリへの反映を行
なうストアスルー方式を採用し、ストアバッファ内のア
ドレスとキャッシュに対するリード要求アドレスとが一
致を示した場合を想定している。
【0010】まずキャッシュへのストア動作について説
明する。キャッシュメモリはデータを登録してあるデー
タアレイ(DA)122,それらのデータのアドレスを
登録してあるアドレスアレイ(AA)114からなる。
自演算処理装置によるストアの反映処理とは、自演算処
理装置が主記憶のデータに対して書換えを行なった場
合、それを主記憶のデータの一部のコピーであるキャッ
シュメモリに反映させるために行なうものである。従っ
てストアアドレスで示されるブロックがキャッシュ上に
存在するか否かを検索する必要があるが、本実施例では
AA114のコピーでキャッシュ一致処理の際、フラッ
シュアドレスが参照するフラッシュアドレスアレイ(F
AA)113によって検索している。アドレスレジスタ
(FAAR)111に格納されたストアアドレスは、F
AAR111の下位でFAA113を索引し、読出しデ
ータをFAAR111の残り上位とを比較器115で比
較し、ヒットなら比較器115は1を出力し、ビット信
号用レジスタ(FHR)118に1が格納される。ま
た、ストアデータはFAARにストアアドレスが格納さ
れると同時にストアデータ用レジスタ(SDBR)11
0に格納される。選択回路120には、アドレスレジス
タ(AAR)112からのリクエストとFAAR111
からのリクエストが競合する場合、FAAR111から
のリクエストを選択し、そうでない場合、AAR112
からのリクエストを選択する。FHR118に1がセッ
トされると同時にFAAR111のストアリクエストは
アドレスレジスタ(DAR)121に、SDBR110
のストアデータは書込データレジスタ(DWR)117
に格納される。DA122はライトイネーブル信号が1
になることでデータ書込可となるRAMで、この場合、
FHR118が1になると、DAR122で示されるア
ドレスにDWR117のストアデータが書込まれること
になる。ストアアドレスおよびストアデータは自演算処
理装置内の演算ユニットより送られて来、それを蓄えて
おくストアアドレスバッファ(SAB)102,ストア
データバッファ(SDB)101に蓄えられる。SAB
102とSDB101は同ワード数で演算ユニットから
のストアアドレス,ストアデータは書込みポインタ(S
IR)103で示されるアドレスに格納される。比較器
群108は命令処理ユニットからのリードアドレスとS
AB102内の各ストアアドレスとを比較し、1アドレ
スとでも一致を示したなら信号線150に1を出力する
回路である。SAB102とSDB101内のストアア
ドレスとストアデータは、通常、読出しポインタ(SO
R)104で示されるストアアドレス,ストアデータが
掃出されるが、信号線150が1の時は、SAB102
からリードアドレスと一致を示したアドレスが掃出さ
れ、SDB101から、そのアドレスに対応したデータ
が掃出されるまでキャッシュに対して自演算処理装置に
ストアの反映処理が続けられる。フラッシュキュー(F
LQ)105は、システム制御装置からのフラッシュア
ドレスを蓄えておくバッファで、書込ポインタ(FI
R)106で示されるアドレスに格納されて、読出しは
読出しポインタ(FOR)107で示されるフラッシュ
アドレスが読出される。優先回路109は、信号線15
0が0のときSAB102からのストア要求とFLQ1
05からのフラッシュ要求がFAA113に対して競合
した場合、FLQ105からのフラッシュ要求を優先し
フラッシュアドレスをアドレスレジスタ(FAAR)1
11に送り出し、信号線150が1の時は、SAB10
2からのストアアドレスを優先してFAAR111に送
り出す回路である。ライトアドレスがFAAR111に
格納されFAA113を索引しミスヒットを検出すると
比較器115は0を出力するのでFHR118を経由し
てDA122のライトイネーブルは0となりのでライト
アドレスに対応するデータはキャッシュメモリに書き込
まれない。
【0011】次にリード動作について説明する。命令処
理ユニットからのリードアドレスは、AAR112に格
納され、そのアドレスで示されるデータがDA122に
存在するかどうかを検索するためにAAR112の下位
で示されるAA114の内容とAAR112の上位とを
比較器116で比較し、ヒットすれば比較器116は1
を出力し、ヒット信号用レジスタ(AHR)119に1
がセットされる。それと同時にAAR112のアドレス
は選択回路120を通りDAR121に格納され、それ
で示されるDA122の内容が出力される。読出しデー
タ用レジスタ(CRR)123は、ストローブ信号が1
になると、DA122の出力データを格納するレジスタ
であり、AHR119が1になるとCRR123にDA
R122で示されるデータが格納される。しかし、比較
器群108によりSAB102内のアドレスのいずれか
と一致を示した場合、前述のように信号線150が1に
なり、一致したアドレス、すなわち、リードアドレスと
それに対応するデータがそれぞれSAB102,SBB
101より掃出されるまで自演算処理装置によるストア
の反映処理が続けられる。すなわち、優先回路109を
通りストアアドレスがFAAR111に格納されそれと
同時にAAR112にも同じアドレスが格納されれが選
択回路120によりFAAR111側のストアアドレス
がDAR121に格納され、同時に比較器115の出力
がFHR118にストアデータがSDBR110からD
WR117に格納されDA122にデータが書込まれ
る。その後、AAR112内の先程のストアアドレスと
同じアドレスでDA122をリードする。
【0012】図2は第2の発明のキャッシュメモリのス
トア方式の一実施例を示すブロック図である。ここで図
2の201〜207,209〜223は図1の101〜
107,109〜123に対応し、FLQ205として
総容量16ワードでFLQ205内のキャッシュ一致処
理リクエストアドレスが8ワードになったらフラッシュ
ビジーとなるものを想定している。第2の発明の特徴
は、通常、キャッシュ一致処理リクエストアドレスの方
がストアアドレスより優先してFAA213を索引する
が、後続のリードに備えて、SDB201内の最新デー
タを早くキャッシュに反映する必要もあるため、FLQ
205内のキャッシュ一致処理リクエストアドレスがF
LQ205の容量の1/4以下である4ワード以下な
ら、ストアアドレスが優先してFAA213を索引する
ようにしたところである。比較回路208はFLQ20
5内のフラッシュアドレスのエントリ数をFIR206
とFOR207とから求め、その数が4以下なら信号線
250に1を出力する回路である。従ってFLQ205
内のキャッシュ一致処理リクエストアドレスが少なくて
フラッシュビジーになる可能性が少ない時、FAA21
3を自演算処理装置のストアの反映処理のための索引に
優先して使え、早くキャッシュメモリにストアデータが
掃き出せる。
【0013】図3は、第3の発明のキャッシュメモリの
ストア方式の一実施例を示すブロック図である。ここで
図3の301〜323は図2の201〜223に対応す
る。
【0014】第2の発明の実施例においても、キャッシ
ュ一致処理と自演算処理によるストア反映処理とはやは
り競合するが、ストアデータをより早くキャッシュに反
映させるために、キャッシュ一致処理との優先順位変更
の基準となるFLQ305内のキャッシュ一致処理リク
エスト数を4ワードより大きくしようとすると、今度は
フラッシュビジーになる確率が高くなる。それを改善す
るために第3の発明の実施例ではSAB302,SDB
301内のストアアドレス,ストアデータが一杯になっ
たら、上記優先順位変更基準を4ワードから8ワードに
変更する。検出回路330は、SIR303とSOR3
04とからSAB302,SDB310内のストアアド
レス,ストアデータのエントリ数を求めSAB302,
SDB301の容量一杯なら信号線351に1を出力す
る。比較回路308は、信号線351が0の時、FLQ
内のキャッシュ一致処理リクエストアドレスのエントリ
数が容量の1/4の4ワード以下の時、信号線350に
1を出力し、信号線351が1の時、FLQ内のキャッ
シュ一致処理アドレスのエントリ数が容量の半分の8ワ
ード以下の時、信号線351に1を出力する回路であ
る。従ってSAB102,SDB101がビジーになり
そうで、FLQがビジーになる可能性が比較的低い時、
ストアアドレスが優先してFAA313を索引する。
【0015】上記3実施例において、ストア反映処理の
直後、ストアアドレスと同一アドレスに対してFLQよ
りキャッシュ一致処理が行なわれた場合、キャッシュメ
モリ上のデータは無効化されるが、リード処理が行なわ
れても、ミスヒットし、必要なデータは主記憶より得ら
れ、同時にキャッシュメモリにも登録されるので、キャ
ッシュメモリ上のデータは、常に保証されている。ま
た、ミスヒットし、主記憶よりデータを得るとなると、
それだけリード処理に時間がかかることになるが、上述
のようなことでミスヒットになる頻度は、フラッシュビ
ジーになる頻度やストア反映処理の頻度に比べればかな
り低く、演算処理装置の処理能力への影響は少ないと考
えられる。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように、第1の発明によ
れば、最新のデータを読出したい時に、第2の発明によ
れば、FLQがビジーになる可能性が低い時に、第3の
発明によればFLQがビジーになる可能性が比較的低く
SABおよびSDBがビジーになる可能性が高い時にそ
れぞれFLQからのキャッシュ一致処理より優先させて
ストアアドレクフラッシュアドレスを索引させるので、
高速にキャッシュへのストア処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のキャッシュメモリのストア方式の
一実施例を示すブロック図である。
【図2】第2の発明のキャッシュメモリのストア方式の
一実施例を示すブロック図である。
【図3】第3の発明のキャッシュメモリのストア方式の
一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101,201,301 ストアデータバッファ(S
DB) 102,202,302 ストアドレスバッファ(S
AB) 103,203,303 書込ポインタ(SIR) 104,204,304 読出ポインタ(SOR) 105,205,305 フラッシュキュー(FL
Q) 106,206,306 書込ポインタ(FIR) 107,207,307 読出ポインタ(FOR) 108 比較器群 208,308 比較回路 109,209,309 優先回路 110,210,310 ストアデータ用レジスタ
(SDBR) 111,211,311 アドレスレジスタ(FAA
R) 112,212,312 アドレスレジスタ(AA
R) 113,213,313 フラッシュアドレスアレイ
(FAA) 114,214,314 アドレスアレイ(AA) 115,215,315,116,216,316
比較器 117,217,317 書込データレジスタ(DW
R) 118,218,318 ヒット信号用レジスタ(F
HR) 119,219,319 ヒット信号用レジスタ(A
HR) 120,220,320 選択回路 121,221,321 アドレスレジスタ(DA
R) 122,222,322 データアレイ(DA) 123,223,323 読出しデータ用レジスタ
(CRR) 330 検出回路 150,250,350,351 信号線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の演算処理装置,主記憶装置,入出
    力処理装置およびシステム制御装置からなる情報処理装
    置において、 前記演算処理装置内に前記主記憶のデータの一部のコピ
    ーであるストアスルー方式のキャッシュメモリを持ち、 自演算処理装置で前記主記憶に対してデータの書込みが
    あった場合、書き込みアドレスを格納するストアアドレ
    スバッファと、書き込みデータを格納するストアデータ
    バッファと、 キャッシュメモリからのデータの読出しのために参照さ
    れるキャッシュメモリに記憶されたデータの主記憶上の
    アドレスを記憶するアドレスアレイと、 前記アドレスアレイとは別に他演算処理装置から主記憶
    への書込みに対し、キャッシュ一致処理を行なうために
    参照される前記アドレスアレイの写しであるフラッシュ
    アドレスアレイと、 前記システム制御装置からの前記キャッシュ一致処理要
    求アドレスを格納するバッファであるフラッシュキュー
    と、キャッシュメモリへの書き込み許可を与える書き込みフ
    ラグと、 前記ストアアドレスバッファ内のアドレスとキャッシュ
    に対するリード要求アドレスを比較する手段とを含み、 前記ストアデータバッファに格納されているストアデー
    タがキャッシュメモリに登録済みあるかを調べるため
    に前記ストアアドレスバッファに格納されているストア
    アドレスで前記フラッシュアドレスアレイを参照し、
    録済みであれば前記書き込みフラグを書込可能とし、登
    録済みでなければ書き込み不可とし、 前記比較手段が不一致を示した場合、フラッシュキュー
    からのキャッシュ一致処理要求をストアアドレスバッフ
    ァからのストア反映要求処理より優先してフラッシュア
    ドレスアレイに参照し、かつ、キャッシュメモリに対す
    る前記キャッシュ一致処理をデータ読み出し処理よりも
    優先して行い、 前記比較手段が一致を示した場合、前記ストアアドレス
    バッファの先頭の要求から該一致を示した要求までの各
    ストア反映処理要求をキャッシュ一致処理要求よりも優
    先してフラッシュアドレスアレイ参照し、かつ、キャ
    ッシュメモリに 対する前記ストア反映処理をデータ読み
    出し処理よりも優先して行った後に当該読み出し処理を
    行うことを特徴とするキャッシュメモリ。
  2. 【請求項2】 複数の演算処理装置,主記憶装置,入出
    力処理装置およびシステム制御装置からなる情報処理装
    置において、 前記演算処理装置内に前記主記憶のデータの一部のコピ
    ーであるストアスルー方式のキャッシュメモリを持ち、 自演算処理装置で前記主記憶に対してデータの書込みが
    あった場合、書き込みアドレスを格納するストアアドレ
    スバッファと、書き込みデータを格納するストアデータ
    バッファと、 キャッシュメモリからのデータの読出しのために参照さ
    れるキャッシュメモリに記憶されたデータの主記憶上の
    アドレスを記憶するアドレスアレイと、 前記アドレスアレイとは別に他演算処理装置から主記憶
    への書込みに対し、キャッシュ一致処理を行なうために
    参照される前記アドレスアレイの写しであるフラッシュ
    アドレスアレイと、 前記システム制御装置からの前記キャッシュ一致処理要
    求アドレスを格納するバッファであるフラッシュキュー
    と、キャッシュメモリへの書き込み許可を与える書き込みフ
    ラグとを含み、 前記ストアデータバッファに格納されているストアデー
    タがキャッシュメモリに登録済みあるかを調べるため
    に前記ストアアドレスバッファに格納されているストア
    アドレスで前記フラッシュアドレスアレイを参照し、
    録済みであれば前記書き込みフラグを書込可能とし、登
    録済みでなければ書き込み不可とし、 通常フラッシュキューからのキャッシュ一致処理要求は
    ストアアドレスバッファからのストア反映要求処理より
    優先してフラッシュアドレスアレイを参照し、 前記フラッシュキュー内の前記キャッシュ一致処理アド
    レスのエントリ数を予め定めた数とを比較する手段を設
    け前記比較手段が予め定めた数より大きいと検出した場
    合は、前記フラッシュキューからの前記キャッシュ一致
    処理要求が前記ストアアドレスバッファからの前記スト
    ア反映処理要求より優先してフラッシュアドレスアレイ
    を参照し、前記比較手段が予め定めた数より小さいと検
    出した場合は前記ストアアドレスバッファからの前記ス
    トア反映処理要求が前記フラッシュキューからの前記キ
    ャッシュ一致処理要求より優先してフラッシュアドレス
    アレイを参照することを特徴とするキャッシュメモリ。
  3. 【請求項3】 フラッシュアドレスアレイの参照を、前
    記ストアアドレスバッファおよびストアデータバッファ
    内のリクエストの数を検出する手段を設け、請求項2記
    載の比較手段内の予め定めた数を該検出手段の結果に応
    じて変更するようにしたことを特徴とする請求項2記載
    のキャッシュメモリ。
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