JP3112410B2 - ラバーコンタクトスイッチ - Google Patents

ラバーコンタクトスイッチ

Info

Publication number
JP3112410B2
JP3112410B2 JP08006755A JP675596A JP3112410B2 JP 3112410 B2 JP3112410 B2 JP 3112410B2 JP 08006755 A JP08006755 A JP 08006755A JP 675596 A JP675596 A JP 675596A JP 3112410 B2 JP3112410 B2 JP 3112410B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
rubber contact
rubber
contact switch
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08006755A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09198962A (ja
Inventor
進一 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP08006755A priority Critical patent/JP3112410B2/ja
Publication of JPH09198962A publication Critical patent/JPH09198962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3112410B2 publication Critical patent/JP3112410B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラバーシートにラ
バーコンタクトが一体に形成されたラバーコンタクトス
イッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のラバーコンタクトスイッチとし
て、図5および図6に示す構成のものがある(実開平5
−12956号公報参照)。
【0003】図5に示す第1従来例のラバーコンタクト
スイッチは、配線基板1上にラバーシート2が取り付け
られ、このラバーシート2にラバーコンタクト3が形成
されている。ケース13のガイド部20には一対の押し
ピン21が設けられ、この押しピン21の下端がラバー
コンタクト3に接している。
【0004】ケース13に揺動自在に支持されたキート
ップ15の接触端22が押しピン21の上端に接してい
る。
【0005】キートップ15を揺動操作することによ
り、押しピン21がガイド20に沿って下降し、ラバー
コンタク3を押圧してスイッチオンし、押圧を解除する
とラバーコンタクト3の復帰力によりスイッチオフとな
る。
【0006】図6に示す第2従来例のラバーコンタクト
スイッチは、ラバーシート2の表面にラバーコンタクト
3が突出形成されると共に、このラバーコンタクト3に
押ボタン部5が一体に形成され、この押ボタン部5上に
押しピン部23が一体に形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にラバーコンタク
トスイッチのラバーコンタクトは、スイッチ動作を確実
にするためスイッチ接点に対して直角方向から直線状の
運動で押圧操作する必要がある。第1従来例のラバーコ
ンタクトスイッチは、キートップ15が揺動運動である
ため、これを直線運動に代えるため、ガイド部20でガ
イドされる押しピン21を設けている。
【0008】このため、第1従来例のラバーコンタクト
スイッチでは、押しピン21やガイド部20が必要とな
り、スイッチ構成部品の点数が増加し、組立も複雑にな
り、コストアップするという問題がある。
【0009】第2従来例のものは第1従来例のものに比
して構成は簡略化されるが、ラバーコンタクト3が薄い
ドーム状のゴムの1枚板で構成されているので、上下だ
けでなく任意の方向に変位しやすい。したがって、押し
ピン23の操作方向が少しでも曲がると、正確な直線運
動にならず、スイッチ接点10と11が充分に密接しな
いという現象がおこりやすい。
【0010】したがって、第2従来例のものは、押しピ
ン部23を摺動性樹脂材料で形成し、この押しピン部2
3を作動案内筒でガイドするようにスイッチ装置を構成
している。
【0011】このため、第2従来例のものも、樹脂材料
を異にする2色成形が必要となり、かつスイッチ構成部
品の点数が増加し、組立も複雑になり、コストアップす
るという問題は解消されない。
【0012】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、押ボタン部が同一樹脂材を用いて一体に形成された
ラバーコンタクトであって、それ自体に強制直線運動の
機能を持たせることにより、押しピンおよびガイド部を
不要とし、成形が容易であると共に部品点数の削減およ
び組立性の向上を図ったラバーコンタクトスイッチを提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、配線基板状に設けられたラ
バーシートに一体に形成されたラバーコンタクトを有す
るラバーコンタクトスイッチであって、前記ラバーコン
タクトは、中央の押ボタン部と前記ラバーシートが連接
部を介して連接され、該連接部は、上面部と、該上面部
と平行かつ同一長さの下面部と、該上面部と下面部の両
端縁に連接された縦壁部とからなる凹凸形状に形成され
ていることを特徴とするものである。
【0014】このため、請求項1記載の発明では、押ボ
タン部の押下時、上面部と下面部とが平行状態を維持し
たまま変形する平行リンクの作用をし、かつ縦壁部が押
ボタン部の傾き方向の力に抵抗する作用をし、押ボタン
部は常に垂直直線運動を強制される。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のラ
バーコンタクトスイッチであって、前記縦壁部は上面部
および下面部より肉厚を薄く形成したことを特徴とする
ものである。
【0016】このため、請求項2記載の発明では、縦壁
部は押ボタン部の傾き方向の力に抵抗する作用をしつつ
押下には柔軟に追従する。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のラバーコンタクトスイッチであって、スイッチケ
ースに揺動可能に取り付けられたキートップにテーパ面
を形成し、該キートップの揺動操作により該テーパ面で
前記押ボタン部を直接押圧するようにしたことを特徴と
するものである。
【0018】このため、請求項3記載の発明では、キー
トップの揺動操作により押ボタン部がテーパ面で押圧さ
れる。テーパ面から押ボタン部に加わる力が完全な垂直
方向でなくても押ボタン部は垂直直線運動を行うため押
しピンやガイド部が不要である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて説明する。なお、図5および図6と同一
部材、同一機能のものは同一符号で示している。
【0020】図1および図2において、配線基板1上に
取り付けられたラバーシート2にラバーコンタクト3が
一体に形成されている。このラバーコンタクト3はラバ
ーシート2に形成された円形孔4の内周面4aと中央の
円柱状の押ボタン部5とが連接部6で一体に連接された
もので、配線基板1上には固定接点10が、押ボタン部
5の下面には可動接点11が各々取り付けられてラバー
コンタクトスイッチAが構成される。
【0021】連接部6は、円形孔4の内周面4aの上端
縁から押ボタン部5の外周面5aに連接された上面部7
と、円形孔4の内周面4aから押ボタン部5に連接され
た下面部8と、この上面部7と下面部8との間に連接さ
れた縦壁部9とで凹凸形状に構成されている。上面部7
と下面部8とは平行をなし、かつ同一長さに形成されて
いる。
【0022】このように連接部6を構成することによ
り、図2に示すように、上面部7と下面部8とが平行を
なし、かつ、押ボタン部5の外周面5aとラバーシート
2の内周面4aとが平行をなす平行四辺形が構成され
る。
【0023】押ボタン部5を押下すると、図3に示すよ
うに、上面部7および下面部8は下向きに湾曲変形し、
同時に縦壁部9は外側に膨らむように湾曲変形して押ボ
タン部5の動きに追従する(変形方向を図上矢印で示
す)。このようにして連接部6の全部分の応力は押ボタ
ン部5の周辺部に集中することになり、押ボタン部5に
は元の形状の戻ろうとする復帰力が作用している。した
がって、押ボタン部5の押下を解除すると速やかに元の
状態に復帰する。
【0024】押ボタン部5の押下時、上面部7および下
面部8が湾曲しても、図2に鎖線で示すように両者の平
行状態は維持され、また、押ボタン部5の外周面5aと
ラバーシート2の内周面4aも平行状態が維持される。
すなわち、押ボタン部5の作動の際、上面部7および下
面部8は平行四辺形の4個所の角部a、b、c、dを支
点とする平行リンクの作用をするものである。また、縦
壁部9は縦方向の変形に対しては抵抗力が大きいため、
押ボタン部5を周囲から支える機能を有しており、押ボ
タン部5を垂直に保持する力がより強化される。
【0025】このように、押ボタン部5は常に直線運動
を強制されるため、押ボタン部4に加わる力が完全な垂
直の力でなくても、押ボタン部5は常に垂直方向の直線
運動を行うものである。
【0026】上記実施の形態では、上面部7および下面
部8を平坦面で形成しているが、両者は平行状態を保っ
ておればドーム状に湾曲させた構成でもよい。また、縦
壁部9は押ボタン部5の押下に対する抵抗力が大きいの
で、上面部7や下面部8より肉厚を薄く形成してもよ
い。このようにすると、縦壁部9は押ボタン部5の傾き
方向の力に抵抗する作用をしつつ押下には柔軟に追従で
きる。
【0027】図4は、上記実施の形態のラバーコンタク
トスイッチAをキートップ式のスイッチ装置に適用した
例を示している。
【0028】図4において、配線基板1上に本実施の形
態のラバーコンタクトスイッチAが取り付けられてい
る。このラバーコンタクトスイッチAの上方には、スイ
ッチケース13に軸14を介して揺動自在に支持された
キートップ15が設けられている。
【0029】キートップ15の下面には凸状のテーパ面
16a、16bが形成され、このテーパ面16a、16
bが押ボタン部5の上方に位置している。配線基板1に
接続されたLED17でキートップ15の上面の照明部
18を照明するようになっている。
【0030】キートップ15を図4の時計方向に揺動さ
せると、右側の押ボタン部5がテーパ面16aで押され
てスイッチオンとなり、反時計方向に揺動させると左側
の押ボタン部5がテーパ面16bの押されてスイッチオ
ンとなる。
【0031】この場合、テーパ面16a、16bの押圧
方向は完全な垂直方向でないため、従来は押しピンやガ
イド部が不可欠であったが、本実施の形態のラバーコン
タクトスイッチAでは、押ボタン部5が強制的な直線運
動の機能を有しているため、キートップ15で直接押圧
操作できる。
【0032】以上詳述したように本実施の形態のラバー
コンタクトスイッチAは、上面部7および下面部8が平
行リンクの作用をし、また、縦壁部9は押ボタン部5を
周囲から支える機能を有しているため、押ボタン部5は
常に直線運動を強制され、押ボタン部4に加わる力が完
全な垂直方向の力でなくても、押ボタン部5は常に垂直
方向の直線運動を行うことができ、スイッチのオンオフ
が確実になり、スイッチの信頼性が向上する。またラバ
ーコンタクト3はラバーシート2と同一の樹脂材で形成
することができ成形容易なものとなっている。
【0033】したがって、例えばキートップ15で操作
するスイッチ装置に使用する場合、キートップ15のテ
ーパ面15a、15bで直接押ボタン部5を押圧でき、
従来不可欠であった押しピンやガイド部が不要となり、
部品点数の削減、構成および組付けの簡略化ができる。
【0034】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、上面部および下面部が平行リンクの作用
をし、また、縦壁部は押ボタン部を周囲から支える機能
を有しているため、押ボタン部は常に直線運動を強制さ
れ、押ボタン部に加わる力が完全な垂直方向の力でなく
ても、押ボタン部は常に垂直方向の直線運動を行うこと
ができ、スイッチのオンオフが確実になり、スイッチの
信頼性が向上する。その上ラバーコンタクトがラバーシ
ートと同一の樹脂材で形成することができるので成形容
易なラバーコンタクトスイッチを提供することができ
る。
【0035】また、請求項2記載の発明によれば、縦壁
部は上面部および下面部より肉厚を薄く形成したので、
縦壁部は押ボタン部の傾き方向の力に抵抗する作用をし
つつ押下には柔軟に追従し、直線運動で軽快な操作が可
能となる。
【0036】また、請求項3記載の発明によれば、キー
トップの揺動操作によりテーパ面で押ボタン部を直接押
圧するようにしたので、押しピンやガイド部が不要とな
り、部品点数の削減、構成および組付けの簡略化により
コスト低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのラバーコンタクト
分の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態としてのラバーコンタクト
スイッチの要部の縦断側面図である。
【図3】押ボタン部の押下時の図1のラバーコンタクト
部分の作動説明図である。
【図4】キートップ式のスイッチに適用した実施の形態
を示す縦断側面図である。
【図5】第1従来例のキートップ式のラバーコンタクト
スイッチを示す縦断側面図である。
【図6】第2従来例のラバーコンタクトスイッチを示す
縦断側面図である。
【符号の説明】
1 配線基板 2 ラバーシート 3 ラバーコンタクト 5 押ボタン部 6 連接部 7 上面部 8 下面部 9 縦壁部 15 キートップ 15a、15b テーパ面 A ラバーコンタクトスイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板上に設けられたラバーシートに
    一体に形成されたラバーコンタクトを有するラバーコン
    タクトスイッチであって、 前記ラバーコンタクトは、中央の押ボタン部と前記ラバ
    ーシートが連接部を介して連接され、該連接部は、上面
    部と、該上面部と平行かつ同一長さの下面部と、該上面
    部と下面部の両端縁に連接された縦壁部とからなる凹凸
    形状に形成されていることを特徴とするラバーコンタク
    トスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記縦壁部は上面部および下面部より肉
    厚を薄く形成したことを特徴とする請求項1記載のラバ
    ーコンタクトスイッチ。
  3. 【請求項3】 スイッチケースに揺動可能に取り付けら
    れたキートップにテーパ面を形成し、該キートップの揺
    動操作により該テーパ面で前記押ボタン部を直接押圧す
    るようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の
    ラバーコンタクトスイッチ。
JP08006755A 1996-01-18 1996-01-18 ラバーコンタクトスイッチ Expired - Fee Related JP3112410B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08006755A JP3112410B2 (ja) 1996-01-18 1996-01-18 ラバーコンタクトスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08006755A JP3112410B2 (ja) 1996-01-18 1996-01-18 ラバーコンタクトスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09198962A JPH09198962A (ja) 1997-07-31
JP3112410B2 true JP3112410B2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=11647013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08006755A Expired - Fee Related JP3112410B2 (ja) 1996-01-18 1996-01-18 ラバーコンタクトスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3112410B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09198962A (ja) 1997-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5693920A (en) Two-stage movement seesaw switch apparatus
CA1231994A (en) Elastomeric overlay with particular pushbutton profile to operate membrane switch
KR100194829B1 (ko) 푸시버튼 스위치
US6888075B2 (en) Push-button switch
JP3201175B2 (ja) キースイッチ
JP4330704B2 (ja) 多方向スイッチ
JP3112410B2 (ja) ラバーコンタクトスイッチ
EP0065976A1 (en) KEYBOARD AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF.
KR100339130B1 (ko) 키스위치
JPH10188727A (ja) メンブレンスイッチ
JP3655449B2 (ja) キーボード
JPH02824Y2 (ja)
JP3610711B2 (ja) 電子部品実装構造
EP1170763B1 (en) Contact actuating apparatus
JP3318281B2 (ja) キースイッチ
JPH0650921Y2 (ja) スイッチ機構
JP3392841B2 (ja) キースイッチ装置
JP3236452B2 (ja) 電子機器のツマミ装置
JP3045296B2 (ja) キ―スイッチ
JP3392830B2 (ja) キースイッチ装置
JPH07261897A (ja) 自照式キースイッチ
JP4330705B2 (ja) 多方向スイッチ
JP3276952B2 (ja) キースイッチ装置及びその組立方法
JP2001250448A (ja) キースイッチ
JP3326155B2 (ja) キースイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees