JP3110266B2 - キャラクタインタフェース装置 - Google Patents

キャラクタインタフェース装置

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JP3110266B2 JP06269525A JP26952594A JP3110266B2 JP 3110266 B2 JP3110266 B2 JP 3110266B2 JP 06269525 A JP06269525 A JP 06269525A JP 26952594 A JP26952594 A JP 26952594A JP 3110266 B2 JP3110266 B2 JP 3110266B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示画面制御装置に関
し、特に、一般ユーザに理解し易いキャラクタ表示環境
を提供するキャラクタインタフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術として、ウィンドウ環境
を用いる従来の表示画面制御装置では、ユーザがウィン
ドウ環境を理解するための教育が必要であるとともに、
裏プロセスの実行状態等の機器の動作状態は十分に表現
出来なかった。
【0003】例えば、特開平2−250113号公報に
示される表示画面制御装置では、画面上のボタン表示に
よって提供機能を表現し、ボタン形状により操作状態を
表現するが、ユーザがボタン等の画面上の表示部品の持
つ意味を覚える必要がある。また、状態の移り変わりや
プログラムの動作を表現することが出来ないため、ユー
ザが現在の動作状態を常に記憶しておく必要がある。
【0004】さらに、例えば、「入門X−Windo
w」(木下他,日刊工業新聞社,1990)や「WIN
DOWS3.0パワープログラミング」(Peter
Norton,富士ソフトウエア,1991)に示され
る複数のプログラムを同時に実行可能な表示画面制御装
置では、それぞれのプログラムの実行状態を個別に持つ
ウィンドウ内のテキスト表示やアイコン表示で行うた
め、どのプログラムがどの資源を占有しているのかとい
ったプログラム間の関係が表現出来ないため、ユーザが
常にプログラム間の関係に注意する必要がある。
【0005】第2の従来技術として、日常生活している
現実世界の景色や事象を模擬したメタファを用いる従来
の表示画面制御装置では、ユーザは特別な訓練や教育を
行うことなく操作や表示を理解することが可能である
が、裏プロセスの動作等は十分に表現出来なかった。
【0006】例えば、特開平4−52719号公報に示
されるようなTVセットやビデオといった既存の機器の
メタファを用いた場合、その操作は日常の経験だけで簡
単に理解できるが、既存の機器の持つ機能の表示に限定
されるため、これらの機器にない動作表示や新しい機能
に適用出来ない。
【0007】また、例えば、「Presenting
MAGIC CAP」(Barbara Knaste
r,Addison−Wesley Publishi
ngCompany,1994)に示される表示画面制
御装置では、デスクトップメタファや街のメタファによ
りユーザは教育なしてサービスや機能を理解することが
可能であるが、装置の持つ代理処理機能やその動作を十
分に表現することが出来ない。
【0008】第3の従来技術として、RPG(ロール・
プレイング・ゲーム)に代表されるように、街等の物理
世界のメタファ画面上に操作ユーザ自身や他のユーザ等
を表すものとして人や動物等を模擬したキャラクタを表
示するキャラクタインタフェース装置では、ユーザ自身
を表すキャラクタを用いることで、ユーザの操作に直接
関係する動作状態は視覚的に表現可能であるが、機器の
全般的な動作状態を十分表現出来なかった。
【0009】例えば、「富士通Habitat」(富士
通株式会社,製品カタログCB0564−1993年4
月T3)や「マップ・アンド・ルーム」(中川他,情報
処理学会第46回全国大会講演論文集,5−169頁〜
5−170頁,1993)では、地図や都市のメタファ
上でユーザ操作を表現するキャラクタを用いてネットワ
ークサービスを提供するが、キャラクタがユーザ操作と
動作の両方を表現する等、機能と動作が明確に区別され
ていないため、ユーザが機器の全般的な動作状態を理解
するためには経験からキャラクタ表示の意味を理解する
必要がある。
【0010】また、現実世界と同様に自分自身を表現す
るオブジェクトをカーソルキー等を用いてユーザが移動
させる必要があるため、操作が煩雑になり操作効率が低
下する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の技術で
は、第1の従来技術に示すように、ユーザがボタン等の
画面上の表示部品の持つ意味を覚える必要があり、ユー
ザが現在の動作状態やプログラム間の関係に注意する必
要があるという問題があった。また、第2の従来技術に
示すように、既存の機器にない動作表示や新しい機能に
適用出来ず、装置の持つ代理処理機能の動作を十分に表
現することが出来ないという問題があった。さらに、第
3の従来技術に示すように、ユーザが機器の全般的な動
作状態を理解するためには経験からキャラクタ表示の意
味を理解する必要があり、操作が煩雑になり操作効率が
低下するという問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のキャラクタイン
タフェース装置は、ユーザ自身や仮想的なサービス提供
者等を表すために人や動物等の外観や動きを模擬した表
示オブジェクトであるキャラクタを利用するキャラクタ
インタフェース装置において、ユーザの入力を検出する
入力手段と、複数のプログラムを蓄積するプログラム蓄
積手段と、前記プログラムを実行し実行結果を出力する
プログラム実行手段と、前記ユーザの入力に応じて前記
プログラム実行手段に前記プログラム蓄積手段の中から
実行するプログラムを指示するとともに前記プログラム
実行手段から受け取った前記実行結果に応じて実行可能
なプログラムを決定するプログラム実行管理手段と、前
記プログラム蓄積手段に蓄積されているプログラムに対
応したイメージ部品を保持するイメージ部品蓄積手段
と、前記プログラム実行管理手段で決定された実行可能
なプログラムに対応する前記イメージ部品を前記イメー
ジ部品蓄積手段から取り出し表示画面上に配置した機能
表示画面を生成する機能表示制御手段と、前記キャラク
タを前記表示画面上で移動表示するためのキャラクタデ
ータを保持するキャラクタデータ蓄積手段と、前記プロ
グラム実行手段で実行されているプログラムを検出し、
前記キャラクタを現在の実行されているプログラムに対
応するイメージ部品の位置まで移動させるための移動コ
マンドを生成するキャラクタ動作制御手段と、前記移動
コマンドに応じて前記キャラクタデータを取り出し前記
機能表示画面に合成して出力するキャラクタ表示制御手
段と、前記キャラクタ表示制御手段の出力を受け取り表
示を行う表示手段とから構成されることを特徴とする。
【0013】本発明のキャラクタインタフェース装置
は、前記プログラム実行手段を複数有し、前記キャラク
タ動作制御手段を前記プログラム実行手段と同数有する
とともに、前記プログラム実行管理手段が各々の前記プ
ログラム実行手段にプログラムの実行を指示することで
複数のプログラムを同時に制御する機能を有し、前記キ
ャラクタ表示制御手段が複数の前記キャラクタ動作制御
手段から移動コマンドを受け取り複数のキャラクタを前
記機能表示画面に合成表示する機能を有することを特徴
とする。
【0014】また、本発明のキャラクタインタフェース
装置は、前記プログラム実行手段の実行プログラムが他
のプログラム実行手段の実行プログラムとのデータ交換
であることを前記キャラクタ動作制御手段が検出した場
合に、対応するキャラクタをデータ交換の相手である他
の前記プログラム実行手段に対応するキャラクタの位置
まで移動させるための移動コマンドを生成する機能を有
することを特徴とする。
【0015】また、本発明のキャラクタインタフェース
装置は、通信回線から受信した入力データを前記プログ
ラム実行管理手段に出力するとともに前記プログラム実
行管理手段から受け取った応答データを通信回線に出力
する通信制御手段と、この通信制御手段の動作状態を検
出し、前記通信回線を介した通信状態に対応した通信キ
ャラクタを現在の動作状態に応じて前記機能表示画面に
表示されているイメージ部品またはキャラクタの位置ま
での移動させるための移動コマンドを生成する通信キャ
ラクタ動作制御手段を有し、前記キャラクタ表示制御手
段が前記プログラム実行手段の動作状態に対応したキャ
ラクタと前記通信キャラクタを同時に前記機能表示画面
上に合成表示する機能を有することを特徴とする。
【0016】また、本発明のキャラクタインタフェース
装置は、前記プログラム実行手段の実行プログラムが通
信回線を介したデータ通信であることを前記キャラクタ
動作制御手段が検出した場合に対応するキャラクタを通
信キャラクタの位置まで移動させるための移動コマンド
を生成する機能を有することを特徴とする。
【0017】また、本発明のキャラクタインタフェース
装置は、前記通信キャラクタ動作制御手段が前記通信制
御手段の動作状態が特定の条件を満たす場合には、前記
通信キャラクタを変更するためのデータ変更コマンドを
生成する機能を有し、前記キャラクタ表示制御手段が前
記通信キャラクタ動作制御手段から前記データ変更コマ
ンドを受け取った場合に前記キャラクタデータ蓄積手段
から取り出したキャラクタデータに前記データ変更コマ
ンドに応じた変更を加える機能を有することを特徴とす
る。
【0018】また、本発明のキャラクタインタフェース
装置は、前記キャラクタ動作制御手段が前記プログラム
実行手段の実行結果を受け取り実行結果が特定の条件を
満たす場合には、対応するキャラクタを変更するための
データ変更コマンドを生成する機能を有し、前記キャラ
クタ表示制御手段が前記キャラクタ動作制御手段からデ
ータ変更コマンドを受け取った場合に前記キャラクタデ
ータ蓄積手段から取り出したキャラクタデータに前記デ
ータ変更コマンドに応じた変更を加える機能を有するこ
とを特徴とする。
【0019】また、本発明のキャラクタインタフェース
装置は、前記イメージ部品蓄積手段が蓄積するイメージ
部品及び前記キャラクタデータ蓄積手段が蓄積するキャ
ラクタデータが物理世界のメタファに従ったデータであ
ることを特徴とする。
【0020】また、本発明のキャラクタインタフェース
装置は、前記入力手段が、前記表示手段とともに直接操
作を実現する一体型入出力手段を形成することを特徴と
する。
【0021】
【作用】本発明のキャラクタインタフェース装置では、
キャラクタが移動して表示画面上のイメージ部品の表す
機能の実行をユーザに提示することにより、装置の動作
状態をユーザに示すことが出来る。これにより、既存の
機器の機能に限定されることなく装置の動作を十分に表
現可能であり、第2の従来技術の問題を解決する。
【0022】また、本発明のキャラクタインタフェース
装置では、機能及び動作の表示にメタファを用いた表示
を行うことにより、特別な教育なしでユーザが表示部品
や動作状態の持つ意味を理解可能であり、第1の従来技
術の問題を解決する。
【0023】さらに、本発明のキャラクタインタフェー
ス装置では、イメージ部品とキャラクタを用いて機能と
動作を明確に区別してユーザに示すため、キャラクタ表
示の意味が理解し易い。また、直接操作を実現すること
によりユーザの操作効率を向上させることが出来るた
め、第3の従来技術の問題を解決する。
【0024】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0025】本発明の第1の実施例をブロックで示す図
1を参照すると、この実施例のキャラクタインタフェー
ス装置において、入力手段1は、ユーザの入力を検出す
る。プログラム蓄積手段3は、本発明のキャラクタイン
タフェース装置の提供機能に対応するプログラムを蓄積
する。プログラムA実行手段4は、プログラムを実行し
結果を出力する。プログラム実行管理手段2は、入力手
段1が検出したユーザ入力に応じてプログラム蓄積手段
3から取り出したプログラムの実行をプログラムA実行
手段4に指示するとともにプログラムA実行手段4から
受け取った実行結果に応じて実行可能なプログラムを制
御する。
【0026】イメージ部品蓄積手段6は、プログラム蓄
積手段3に蓄積されているプログラムに対応したイメー
ジ部品を保持する。機能表示制御手段7は、プログラム
実行管理手段2から受け取った現在実行可能なプログラ
ムの情報に応じてイメージ部品蓄積手段6からイメージ
部品を取り出し表示画面上に配置した機能表示画面を生
成する。キャラクタデータ蓄積手段8は、キャラクタA
を表示画面上で移動表示するためのキャラクタデータを
保持する。キャラクタA動作制御手段9は、プログラム
A実行手段4の実行プログラムの変化を検出しキャラク
タAを現在の実行プログラムに対応するイメージ部品の
位置までの移動させるための移動コマンドを生成する。
【0027】キャラクタ表示制御手段11は、このキャ
ラクタA動作制御手段9から受け取った移動コマンドに
応じてキャラクタデータ蓄積手段8からキャラクタデー
タを取り出し機能表示制御手段7の生成した機能表示画
面に合成して出力する。表示手段12は、このキャラク
タ表示制御手段11の出力を受け取り表示を行う。
【0028】本発明によるキャラクタインタフェース装
置の表示画面の一例である図5を参照すると、表示画面
は物理世界のメタファである街のメタファに従って構成
され、本発明のキャラクタインタフェース装置が現在提
供可能な機能は、街のメタファ上の建物等の無生物を表
すイメージ部品として表現される。また、キャラクタA
は、街のメタファ上で移動可能な生物のイメージデータ
として表現される。
【0029】本発明によるキャラクタインタフェース装
置の第1の実施例における表示画面の一例である図6を
参照すると、キャラクタAは画面上で提供機能を表すイ
メージ部品の位置まで移動を開始することによりそのイ
メージ部品の示す機能を実行しようとしている状態をユ
ーザに示す。
【0030】また、キャラクタAがイメージ部品の位置
にとどまることにより対応する機能を実行中であること
をユーザに示す。さらに、そのイメージ部品から別のイ
メージ部品の位置まで画面上を移動することにより、1
つの機能の実行を終了し、別の機能を実行しようとして
いる状態をユーザに示す。
【0031】図1、図6を参照してこの実施例の動作を
説明する。表示手段12に図に示す画面が表示されて
いる状態で、ユーザがイメージ部品Aへの入力を行った
場合、入力手段1により検出されたイメージ部品Aへの
ユーザ入力をプログラム実行管理手段2が受け取り、イ
メージ部品Aに対応するプログラムAをプログラム蓄積
手段3から読み出しプログラムA実行手段4に実行を指
示する。プログラムA実行手段4は指示されたプログラ
ムAを実行して結果をプログラム実行管理手段2に返
す。この結果からプログラム実行管理手段2は実行可能
なプログラムを決定して出力する。
【0032】機能表示制御手段7はこの実行可能なプロ
グラムの情報を受け取り、イメージ部品蓄積手段6から
対応するイメージ部品を読み出して機能表示画面を生成
する。キャラクタA動作制御手段9は、プログラムA実
行手段4がプログラムAを実行していることを検出し、
表示画面上でキャラクタAをイメージ部品Aの位置まで
移動させるための移動コマンドを生成する。この移動コ
マンドをキャラクタ表示制御手段11が受け取り、キャ
ラクタデータ蓄積手段8から対応するキャラクタデータ
を読み出し、機能表示制御手段7の出力である機能表示
画面上に合成して表示手段12に出力する。表示手段1
2の表示画面では、図6に示すようにキャラクタAが移
動して表示される。
【0033】以上のように、機能表示制御手段7により
生成された機能表示画面によって実行可能な機能を表示
し、キャラクタが機能表示画面上のイメージ部品の位置
まで移動することにより実行している機能を表示する。
これにより、ユーザは、特別な知識や経験がなくとも、
提供された機能と動作を区別して容易に理解することが
可能である。また、このイメージ部品及びキャラクタを
図5に示すような物理世界のメタファに従って準備する
ことにより、ユーザは日常の知識だけで提供機能や動作
状態を理解することが可能であり、ユーザの記憶や思考
の負荷が軽減される。
【0034】さらに、ユーザの入力により実行されるプ
ログラムが一連のプログラムの実行を指示するプログラ
ムである場合は、1回のユーザ入力に対して複数のプロ
グラムが実行される。例えば、イメージ部品Aへのユー
ザ入力を入力手段1が検出し、プログラム実行管理手段
2がプログラムA実行手段4に対してプログラムA、プ
ログラムB、プログラムCといった一連のプログラムの
実行を順次指示する。このプログラムA実行手段4の実
行プログラムの変化をキャラクタA動作制御手段9が検
出してキャラクタAの移動コマンドをキャラクタ表示制
御手段11に順次出力する。
【0035】表示手段12の表示画面上では、まず、プ
ログラムAの実行が開始されると、キャラクタAがイメ
ージ部品Aの位置に移動し、プログラムAの実行が終了
すると結果に応じた機能表示画面が表示される。次に、
プログラムBが実行されると、キャラクタAが現在の機
能表示画面上のイメージ部品Bへ移動し、実行結果に応
じた機能表示画面が表示される。このキャラクタAの移
動は一連のプログラムがすべて終了するまで順次行われ
る。
【0036】以上のように、1回のユーザ操作に対して
複数のプログラムが順次実行される場合にも、実行され
るプログラムの手順をユーザに示すことが可能である。
また、キャラクタの移動が連続的に表示されるため、表
示画面上の離れたイメージ部品へ実行が移った場合にも
ユーザの視線を確実に誘導し、ユーザに動作状態を確実
に伝えることが可能である。
【0037】さらにまた、予約処理や代理処理等、ユー
ザ入力に関係なくプログラムが実行される場合、プログ
ラム実行管理手段2は、あらかじめ決められた条件でプ
ログラム蓄積手段3からプログラムを読み出し、プログ
ラムA実行手段4がこのプログラムを実行する。この場
合も同様に、キャラクタA動作制御手段9がプログラム
A実行手段4の実行プログラムの状態を検出してキャラ
クタAの移動コマンドを生成し、キャラクタ表示制御手
段11がこの移動コマンドに応じて表示画面上でキャラ
クタAを移動させる。
【0038】以上のように、ユーザ入力と関係なく実行
されるプログラムも、キャラクタによってユーザに示す
ことが可能である。また、静止画像で表現される機能表
示画面上で動くキャラクタを表示することにより、ユー
ザがプログラムの実行時点で表示画面上の他の領域に注
目している場合にも、ユーザの注意をキャラクタに向
け、プログラムが自動実行されていることを確実にユー
ザに伝えることができるとともに、ユーザが動作状態を
確認する場合の視認性が向上することにより、ユーザの
操作効率が向上する。
【0039】本発明の第2の実施例をブロックで示す図
2を参照すると、この実施例のキャラクタインタフェー
ス装置は、図1の実施例の構成に加えて、プログラムA
実行手段4及びキャラクタA動作制御手段9と同様に、
1つのプログラムを実行するプログラム実行手段とその
実行プログラムの変化を検出するキャラクタ動作制御手
段を複数有する。例えば、プログラムN実行手段5は1
つのプログラムを実行可能なN番目のプログラム実行手
段である。キャラクタN動作制御手段10は、プログラ
ムN実行手段5の実行プログラムの変化を検出しN番目
のキャラクタをプログラムN実行手段5が実行中のプロ
グラムに対応するイメージ部品の位置までの移動させる
ための移動コマンドを生成する。
【0040】また、プログラム実行管理手段2は、各々
のプログラム実行手段に対してプログラムの実行を指示
することにより、同時に複数のプログラムの実行を管理
する。キャラクタ表示制御手段11は、各々のキャラク
タ動作制御手段から移動コマンドを受け取り複数のキャ
ラクタをメタファ画面上に合成表示する。さらに、各々
のキャラクタ動作制御手段は、検出した実行プログラム
が他の実行プログラムとのデータ交換である場合に対応
するキャラクタをデータ交換の相手である他の実行プロ
グラムのキャラクタの位置まで移動させるための移動コ
マンドを生成する。
【0041】本発明によるキャラクタインタフェース装
置の第2の実施例における表示画面の一例である図7を
参照すると、キャラクタAが画面上でキャラクタNの位
置まで移動を開始することによりキャラクタAがキャラ
クタNへのプログラム間でのデータ交換を実行しようと
している状態をユーザに示す。また、キャラクタAがキ
ャラクタNの位置にとどまることによりプログラム間で
のデータ交換の実行中であることをユーザに示す。さら
に、キャラクタNから別のキャラタクタまたはイメージ
部品の位置まで画面上を移動することにより、プログラ
ム間でのデータ交換を終了し、別の機能を実行しようと
している状態をユーザに示す。
【0042】図2、図7を参照してこの実施例の動作を
説明する。プログラム実行管理手段2は、1または複数
のプログラム実行手段がプログラム実行中に、ユーザ入
力を受け取ると、現在プログラムを実行していないプロ
グラム実行手段を探して実行を指示することにより、複
数のプログラムを同時に実行可能である。ユーザが表示
手段12に表示されているイメージ部品Aへの入力を行
った場合、入力手段1により検出されたイメージ部品A
へのユーザ入力をプログラム実行管理手段2が受け取
り、イメージ部品Aに対応するプログラムAをプログラ
ム蓄積手段3から読み出し、プログラムA実行手段4に
実行を指示する。
【0043】このプログラムA実行手段4がプログラム
Aを実行中に、ユーザからイメージ部品Bへの入力が行
われると、プログラム実行管理手段2は、プログラム蓄
積手段3から新たなユーザ入力に対応したプログラムB
を読み出し、現在プログラムを実行していないプログラ
ムN実行手段5に実行を指示する。プログラムA実行手
段4は、プログラムAを実行して結果をプログラム実行
管理手段2に返す。同様に、プログラムN実行手段5
は、プログラムBを実行して結果をプログラム実行管理
手段2に返す。プログラム実行管理手段2は、これらの
実行結果を順次受け取る毎に実行可能なプログラムを決
定して出力する。機能表示制御手段7は、この実行可能
なプログラムの情報を受け取り、イメージ部品蓄積手段
6から対応するイメージ部品を読み出して機能表示画面
を生成する。
【0044】キャラクタA動作制御手段9は、プログラ
ムA実行手段4がプログラムAを実行していることを検
出し、表示画面上でキャラクタAをイメージ部品Aの位
置まで移動させるための移動コマンドを生成する。同様
に、キャラクタN動作制御手段10は、プログラムN実
行手段5がプログラムBを実行していることを検出し、
表示画面上でキャラクタNをイメージ部品Bの位置まで
移動させるための移動コマンドを生成する。
【0045】キャラクタ表示制御手段11は、これらの
移動コマンドを順次受け取り、キャラクタデータ蓄積手
段8から対応するキャラクタデータを読み出し、機能表
示制御手段7の出力である機能表示画面上に合成して表
示手段12に出力する。表示手段12の表示画面では、
キャラクタA及びキャラクタNによって各々のプログラ
ムの実行状態が表示される。
【0046】以上のように、複数のプログラムを同時に
実行している場合に、各々の実行プログラムに対応した
独立なキャラクタによって動作状態が表示されるため、
ユーザは各々のキャラクタを注視することによって実行
している機能を容易に把握できるとともに、実行されて
いるプログラムの数等の全体動作の概要を容易に把握す
ることが可能である。
【0047】また、各々のキャラクタ動作制御手段は、
検出した実行プログラムが他の実行プログラムとのプロ
グラム間でのデータ交換である場合に対応するキャラク
タをデータ交換の相手である他の実行プログラムのキャ
ラクタの位置まで移動させるための移動コマンドを生成
する。例えば、プログラムN実行手段5がプログラムA
を実行中でプログラムN実行手段5に対応するキャラク
タNがプログラムAに対応するイメージ部品Aの位置に
とどまっている時に、プログラム実行管理手段2がユー
ザ入力によってプログラム蓄積手段3からプログラムA
とのデータ交換機能を提供するプログラムDを読み出し
てプログラムA実行手段4に実行を指示した場合、プロ
グラムA実行手段4はプログラムDを実行してプログラ
ムAを実行中のプログラムN実行手段5とプログラム間
でのデータ交換を行い、結果をプログラム実行管理手段
2に出力する。
【0048】この時、キャラクタA動作制御手段9は、
プログラムA実行手段4がプログラム間でのデータ交換
機能を提供するプログラムDを実行していることを検出
して、キャラクタAをキャラクタNの位置まで移動させ
るための移動コマンドを生成する。この移動コマンド
は、キャラクタ表示制御手段11に受け取られ、図7に
示すように表示手段12の表示画面上でキャラクタAが
キャラクタNの位置まで移動する。
【0049】以上のように、2つ以上のプログラムの間
でデータの交換が行われている状況は、データ交換を行
っているキャラクタを近接させてキャラクタ同士が対話
しているかのように表示する。これにより、ユーザは、
1つのプログラムが単独で実行している機能と複数のプ
ログラムが関係して実行している機能を一見して区別す
ることができ、プログラム間の関係を容易に把握するこ
とが可能である。
【0050】本発明の第3の実施例をブロックで示す図
3を参照すると、この実施例のキャラクタインタフェー
ス装置は、図1の実施例の構成に加えて、通信制御手段
13は、通信回線から受信した入力データをプログラム
実行管理手段2に出力するとともにプログラム実行管理
手段2から受け取った応答データを通信回線に出力す
る。通信キャラクタ動作制御手段14は、この通信制御
手段13の動作状態を検出し通信キャラクタを現在の動
作状態に応じて画面に表示されているイメージ部品また
はキャラクタの位置までの移動させるための移動コマン
ドを生成する。また、キャラクタ表示制御手段11は、
プログラムA実行手段4の動作状態に対応したキャラク
タと通信制御手段13の通信状態に対応した通信キャラ
クタを同時にメタファ画面上に合成表示する。さらに、
キャラクタA動作制御手段9は、プログラムA実行手段
4の実行プログラムが通信回線を介したデータ通信であ
ることを検出した場合にキャラクタを通信キャラクタの
位置まで移動させるための移動コマンドを生成する。
【0051】本発明によるキャラクタインタフェース装
置の第3の実施例における表示画面の一例である図8を
参照すると、キャラクタAが画面上で通信キャラクタの
位置まで移動を開始することによりキャラクタAが通信
回線を介した通信機能を実行しようとしている状態をユ
ーザに示す。また、キャラクタAが通信キャラクタの位
置にとどまることにより通信機能の実行中であることを
ユーザに示す。さらに、通信キャラクタから別のキャラ
タクタまたはイメージ部品の位置まで画面上を移動する
ことにより、通信機能を終了し、別の機能を実行しよう
としている状態をユーザに示す。
【0052】図3、図8を参照してこの実施例の動作を
説明する。通信制御手段13は、通信回線を介した入出
力を制御する。例えば、通信回線を介してプログラムA
の実行を要求する通信データが送られてきた場合、通信
制御手段13は通信データを受け取りプログラム実行管
理手段2に出力する。通信キャラクタ動作制御手段14
は、通信制御手段13が通信データを受け取ったことを
検出して、表示画面上の通信機能を表すイメージ部品E
の位置まで通信キャラクタを移動させるための移動コマ
ンドを生成する。キャラクタ表示制御手段11はこの移
動コマンドを受け取り、通信キャラクタをイメージ部品
Eの位置まで移動させる。
【0053】プログラム実行管理手段2は、プログラム
蓄積手段3から通信データに従ってプログラムAを読み
出し、プログラムA実行手段4に実行を指示するととも
に、この指示内容を通信制御手段13に出力する。通信
制御手段13はこの指示内容を受け取り、プログラムA
実行手段4の実行待ち状態となる。通信キャラクタ動作
制御手段14は、通信制御手段13がプログラムA実行
手段4の実行待ち状態となったことを検出して、通信キ
ャラクタをプログラムA実行手段4に対応するキャラク
タAの位置まで移動させるための移動コマンドを生成
し、キャラクタ表示制御手段11によって通信キャラク
タがキャラクタAの位置まで移動する。
【0054】プログラムA実行手段4はプログラムAを
実行し、結果をプログラム実行管理手段2に出力する。
キャラクタA動作制御手段9は、プログラムA実行手段
4がプログラムAを実行していることを検出し、キャラ
クタAをプログラムAに対応するイメージ部品Aの位置
まで移動させるための移動コマンドを生成し、キャラク
タ表示制御手段11によってキャラクタAがイメージ部
品Aの位置まで移動する。
【0055】プログラム実行管理手段2は、プログラム
A実行手段4から受け取った実行結果に応じて現在実行
可能なプログラムを決定するとともに、通信制御手段1
3に実行結果を出力する。通信制御手段13はこの実行
結果を受け取る。通信キャラクタ動作制御手段14は、
通信制御手段13がプログラムA実行手段4の実行結果
を受け取ったことを検出して、通信キャラクタをキャラ
クタAの位置まで移動させるための移動コマンドを生成
し、キャラクタ表示制御手段11によって通信キャラク
タがキャラクタAの位置まで移動する。
【0056】さらに、通信制御手段13は、実行結果を
通信回線に送る。通信キャラクタ動作制御手段14は、
通信制御手段13が通信回線に実行結果を送ったことを
検出して、通信キャラクタをイメージ部品Eの位置まで
移動させるための移動コマンドを生成し、キャラクタ表
示制御手段11によって通信キャラクタがイメージ部品
Eの位置まで移動する。
【0057】以上のように、通信回線を介したデータ通
信機能を機能表示画面上の1つのイメージ部品として表
現し、通信状態を通信キャラクタとキャラクタが対話し
ているかのように表示することによって、ユーザは、容
易に通信動作を理解することが可能である。
【0058】また、ユーザ入力によって通信回線を介し
たプログラムの実行を行う場合、ユーザは、表示画面上
の通信機能を表すイメージ部品Eへの入力を行う。プロ
グラム実行管理手段2は、入力手段1を介してこの入力
を受け取り、通信制御手段13に対して通信開始を指示
する。通信制御手段13はこの指示を受け取り通信可能
状態となるとともに、通信回線を介して実行可能なプロ
グラムに関する情報を通信回線から受け取り、プログラ
ム実行管理手段2に出力する。プログラム実行管理手段
2は、この情報を受け取り実行可能なプログラムを追加
する。
【0059】機能表示制御手段7は、プログラム実行管
理手段2から追加されたプログラムの情報を受け取り、
イメージ部品蓄積手段6からイメージ部品を読み出して
機能表示画面を生成する。通信キャラクタ動作制御手段
14は、通信制御手段13が通信可能状態となったこと
を検出して、表示画面上の通信機能を表すイメージ部品
Eの位置まで通信キャラクタを移動させるための移動コ
マンドを生成する。キャラクタ表示制御手段11は、こ
の移動コマンドと機能表示画面を受け取り、機能表示画
面上で通信キャラクタをイメージ部品Eの位置まで移動
させる。
【0060】この時、ユーザが通信回線を介して実行可
能なプログラムFを示すイメージ部品Fへの入力を行う
と、プログラム実行管理手段2は、プログラム蓄積手段
3から通信回線を介したプログラムの実行機能を提供す
るプログラムGを読み出してプログラムA実行手段4に
実行を指示する。プログラムA実行手段4はプログラム
Gを実行し、プログラムFの実行を指示する通信データ
を生成し、プログラム実行管理手段2に出力する。
【0061】キャラクタA動作制御手段9は、プログラ
ムA実行手段4が通信回線を介したプログラムの実行機
能であるプログラムGを実行していることを検出し、プ
ログラムA実行手段4に対応するキャラクタAを通信キ
ャラクタの位置まで移動するための移動コマンドを生成
し、キャラクタ表示制御手段11により図8に示すよう
にキャラクタAを通信キャラクタの位置まで移動させ
る。プログラム実行管理手段2は受け取った通信データ
を通信制御手段13に出力する。
【0062】通信制御手段13は、この通信データを通
信回線に送り、プログラムFの実行待ち状態となる。通
信キャラクタ動作制御手段14は、通信制御手段13が
プログラムFの実行待ち状態となったことを検出し、通
信キャラクタをイメージ部品Fの位置まで移動させるた
めの移動コマンドを生成し、キャラクタ表示制御手段1
1により通信キャラクタをイメージ部品Fの位置まで移
動させる。通信回線を介してプログラムFの実行結果が
送られてくると、通信制御手段13は、この実行結果を
受け取り、プログラム実行管理手段2に出力する。プロ
グラム実行管理手段2はこの実行結果を受け取り、実行
可能なプログラムを決定する。
【0063】通信キャラクタ動作制御手段14は、通信
制御手段13がプログラムFの実行結果をプログラム実
行管理手段2に出力したことを検出して、通信キャラク
タをプログラムFの実行を指示したプログラムA実行手
段4に対応するキャラクタAの位置まで移動させるため
の移動コマンドを生成し、キャラクタ表示制御手段11
によって通信キャラクタがキャラクタAの位置まで移動
する。
【0064】以上のように、通信回線を介した通信によ
り提供される機能を機能表示画面上のイメージ部品とし
て表示し、蓄積されているプログラムの実行をキャラク
タの移動により表現し、通信回線を介したプログラムの
実行を通信キャラクタの移動により表現する。これによ
り、通信回線を介したプログラムの実行とあらかじめ蓄
積されているプログラム実行の動作を区別して正確に表
現することが可能であり、ユーザは、現在行われている
動作が通信回線を介したものかどうかを容易に正しく理
解することが可能である。
【0065】本発明の第4の実施例をブロックで示す図
4を参照すると、この実施例のキャラクタインタフェー
ス装置は、図2の実施例の構成に加えて、図3の実施例
に示す通信制御手段13と通信キャラクタ動作制御手段
14を有する。また、各々のキャラクタ動作制御手段が
対応するプログラム実行手段の実行結果を受け取り実行
結果が特定の条件を満たす場合には対応するキャラクタ
のデータ変更コマンドを生成する。通信キャラクタ動作
制御手段14は、通信制御手段13の動作状態が特定の
条件を満たす場合には通信キャラクタのデータ変更コマ
ンドを生成する。
【0066】キャラクタ表示制御手段11は、各々のキ
ャラクタ動作制御手段及び通信キャラクタ制御手段14
からデータ変更コマンドを受け取った場合にキャラクタ
データ蓄積手段8から取り出したキャラクタデータにデ
ータ変更コマンドに応じた変更を加える。さらに、入力
手段1は、表示手段12とともに直接操作を実現する一
体型入出力手段15を形成する。
【0067】図4を参照してこの実施例の動作を説明す
る。本実施例のキャラクタインタフェース装置は、第1
の実施例に示すように機能表示画面上のキャラクタの移
動によりプログラムの実行を表現し、第2の実施例に示
すようにキャラクタ同士の対話によりプログラム間の関
係を表現し、第3の実施例に示すように通信キャラクタ
の移動により通信回線を介したプログラムの実行を表現
することにより、ユーザに正しく容易に動作状態を示す
ことが可能である。
【0068】また、キャラクタデータが変更されること
により、過去に実行したプログラムの状態を表示するこ
とが可能である。例えば、プログラム実行管理手段2
は、あらかじめ決められた条件でプログラム蓄積手段3
からプログラムAを読み出し、プログラムA実行手段4
がプログラムAを実行する。キャラクタA動作制御手段
9がプログラムA実行手段4がプログラムAを実行して
いることを検出してプログラムA実行手段4に対応する
キャラクタAの移動コマンドを生成し、キャラクタ表示
制御手段11がこの移動コマンドに応じて表示画面上で
キャラクタAをプログラムAに対応するイメージ部品A
の位置まで移動させる。
【0069】プログラムA実行手段4は、プログラムA
の実行が終了すると結果をプログラム実行管理手段2に
出力し、実行可能なプログラムが変更される。この時、
キャラクタA動作制御手段9は、プログラムA実行手段
4がプログラムAの実行を終了したことを検出し、キャ
ラクタAの色や形状を変更してプログラムAの実行が行
われたことを示すためのデータ変更コマンドを生成す
る。
【0070】キャラクタ表示制御手段11は、このデー
タ変更コマンドに応じてキャラクタデータ蓄積手段8か
ら読み出したキャラクタAのキャラクタデータに変更を
加えて機能表示画面に合成する。同様に、通信キャラク
タ動作制御手段14は、通信制御手段13の通信状態や
プログラム実行待ち状態等の状態変更があったことを検
出した場合、通信キャラクタの色や形状を変更して通信
制御手段13の状態を示すためのデータ変更コマンドを
生成する。キャラクタ表示制御手段11は、このデータ
変更コマンドに応じてキャラクタデータ蓄積手段8から
読み出した通信キャラクタのキャラクタデータに変更を
加えて機能表示画面に合成する。
【0071】以上のように、キャラクタデータを動的に
変更することにより、過去に実行されたプログラムや通
信状態を表現可能である。これにより、ユーザは、過去
の動作を記憶することなく、過去の動作やその動作から
発生する現在の状態を画面表示を見るだけで容易に理解
することができるため、ユーザの記憶負荷が軽減する。
【0072】さらに、直接操作を実現する一体型入力手
段15を形成することにより、例えば、タッチパネル付
き液晶表示装置で表示画面上のイメージ部品に直接触れ
る等、入力操作が簡単化されるため、ユーザの操作負荷
が軽減し操作効率が向上する。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャラク
タインタフェース装置では、機能表示画面により実行可
能な機能を表示し、キャラクタの移動により実行してい
る機能を表示することにより、ユーザは、特別な知識や
経験がなくとも、提供された機能と動作を区別して容易
に理解することが可能である。
【0074】また、物理世界のメタファに従って表示画
面を形成することにより、ユーザは日常の知識だけで提
供機能や動作状態を理解することが可能であり、ユーザ
の記憶や思考の負荷が軽減される。
【0075】さらに、1回のユーザ操作に対して複数の
プログラムが順次実行される場合にも、実行されるプロ
グラムの手順をユーザに示すことが可能であるととも
に、キャラクタの移動が連続的に表示されるため、表示
画面上の離れたイメージ部品へ実行が移った場合にもユ
ーザの視線を確実に誘導し、ユーザに動作状態を確実に
伝えることが可能である。
【0076】さらにまた、ユーザ入力と関係なく実行さ
れるプログラムも、キャラクタによってユーザに示すこ
とが可能であり、静止画像で表現される機能表示画面上
で動くキャラクタを表示することにより、ユーザがプロ
グラムの実行時点で表示画面上の他の領域に注目してい
る場合にも、ユーザの注意をキャラクタに向け、プログ
ラムが自動実行されていることを確実にユーザに伝える
ことができるとともに、ユーザが動作状態を確認する場
合の視認性が向上することにより、ユーザの操作効率が
向上する。
【0077】また、複数のプログラムを同時に実行して
いる場合に、各々の実行プログラムに対応した独立なキ
ャラクタによって動作状態が表示されるため、ユーザは
各々のキャラクタを注視することによって実行している
機能を容易に把握できるとともに、実行されているプロ
グラムの数等の全体動作の概要を容易に把握することが
可能である。
【0078】また、2つ以上のプログラムの間でデータ
の交換が行われている状況は、データ交換を行っている
キャラクタを近接させてキャラクタ同士が対話している
かのように表示することにより、ユーザは、1つのプロ
グラムが単独で実行している機能と複数のプログラムが
関係して実行している機能を一見して区別することがで
き、プログラム間の関係を容易に把握することが可能で
ある。
【0079】さらに、通信回線を介したデータ通信機能
を機能表示画面上の1つのイメージ部品として表現し、
通信状態を通信キャラクタとキャラクタが対話している
かのように表示することによって、ユーザは、容易に通
信動作を理解することが可能である。また、通信回線を
介した通信により提供される機能を機能表示画面上のイ
メージ部品として表示し、蓄積されているプログラムの
実行をキャラクタの移動により表現し、通信回線を介し
たプログラムの実行を通信キャラクタの移動により表現
することにより、通信回線を介したプログラムの実行と
あらかじめ蓄積されているプログラム実行の動作を区別
して正確に表現することが可能であり、ユーザは、現在
行われている動作が通信回線を介したものかどうかを容
易に正しく理解することが可能である。
【0080】さらにまた、キャラクタデータを動的に変
更することにより、過去に実行されたプログラムや通信
状態を表現可能であり、ユーザは、過去の動作を記憶す
ることなく、過去の動作やその動作から発生する現在の
状態を画面表示を見るだけで容易に理解することができ
るため、ユーザの記憶負荷が軽減する。また、直接操作
を実現することにより、ユーザの操作負荷が軽減し操作
効率が向上する。
【0081】以上のように、本発明のキャラクタインタ
フェース装置は、キャラクタによりプログラム実行や通
信等の動作状態を正確かつ容易にユーザに提示可能であ
り、動作状態を十分に表示できなかった従来の表示画面
制御装置及びキャラクタインタフェース装置に比べて、
ユーザの負荷を軽減し操作効率を大幅に向上させるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明によるメタファインタフェース装置の表
示画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例における表示画面の一例
を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例における表示画面の一例
を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施例における表示画面の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 入力手段 2 プログラム実行管理手段 3 プログラム蓄積手段 4 プログラムA実行手段 5 プログラムN実行手段 6 イメージ部品蓄積手段 7 機能表示制御手段 8 キャラクタデータ蓄積手段 9 キャラクタA動作制御手段 10 キャラクタN動作制御手段 11 キャラクタ表示制御手段 12 表示手段 13 通信制御手段 14 通信キャラクタ動作制御手段 15 一体型入出力手段

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ーザの入力を検出する入力手段と、 複数のプログラムを蓄積するプログラム蓄積手段と、 前記プログラムを実行し実行結果を出力するプログラム
    実行手段と、 前記ユーザの入力に応じて前記プログラム実行手段に前
    記プログラム蓄積手段の中から実行するプログラムを指
    示するとともに前記プログラム実行手段から受け取った
    前記実行結果に応じて実行可能なプログラムを決定する
    プログラム実行管理手段と、表示画面を表示する表示手段とを有し、 ユーザ自身や仮想的なサービス提供者等を表すために人
    や動物等の外観や動きを模擬した表示オブジェクトであ
    るキャラクタを前記表示画面上に表示するキャラクタイ
    ンタフェース装置において、 前記プログラム蓄積手段に蓄積されているプログラムに
    対応したイメージ部品を保持するイメージ部品蓄積手段
    と、 前記プログラム実行管理手段で決定された実行可能なプ
    ログラムに対応する前記イメージ部品を前記イメージ部
    品蓄積手段から取り出し前記表示画面上に配置した機能
    表示画面を生成する機能表示制御手段と、 前記キャラクタを前記表示画面上で移動表示するための
    キャラクタデータを保持するキャラクタデータ蓄積手段
    と、 前記プログラム実行手段で実行されているプログラムを
    検出し、前記キャラクタを現在の実行されているプログ
    ラムに対応するイメージ部品の位置まで移動させるため
    の移動コマンドを生成するキャラクタ動作制御手段と、 前記移動コマンドに応じて前記キャラクタデータを取り
    出し前記機能表示画面に合成して前記表示手段に出力す
    るキャラクタ表示制御手段 を有することを特徴とする
    キャラクタインタフェース装置。
  2. 【請求項2】前記プログラム実行手段を複数有し、前記
    キャラクタ動作制御手段を前記プログラム実行手段と同
    数有するとともに、前記プログラム実行管理手段が各々
    の前記プログラム実行手段にプログラムの実行を指示す
    ることで複数のプログラムを同時に制御する機能を有
    し、前記キャラクタ表示制御手段が複数の前記キャラク
    タ動作制御手段から移動コマンドを受け取り複数のキャ
    ラクタを前記機能表示画面に合成表示する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャラクタインタフ
    ェース装置。
  3. 【請求項3】前記プログラム実行手段の実行プログラム
    が他のプログラム実行手段の実行プログラムとのデータ
    交換であることを前記キャラクタ動作制御手段が検出し
    た場合に、対応するキャラクタをデータ交換の相手であ
    る他の前記プログラム実行手段に対応するキャラクタの
    位置まで移動させるための移動コマンドを生成する機能
    を有することを特徴とする請求項2に記載のキャラクタ
    インタフェース装置。
  4. 【請求項4】通信回線から受信した入力データを前記プ
    ログラム実行管理手段に出力するとともに前記プログラ
    ム実行管理手段から受け取った応答データを通信回線に
    出力する通信制御手段と、この通信制御手段の動作状態
    を検出し、前記通信回線を介した通信状態に対応した通
    信キャラクタを現在の動作状態に応じて前記機能表示画
    面に表示されているイメージ部品またはキャラクタの位
    置までの移動させるための移動コマンドを生成する通信
    キャラクタ動作制御手段を有し、前記キャラクタ表示制
    御手段が前記プログラム実行手段の動作状態に対応した
    キャラクタと前記通信キャラクタを同時に前記機能表示
    画面上に合成表示する機能を有することを特徴とする請
    求項1、請求項2または請求項3に記載のキャラクタイ
    ンタフェース装置。
  5. 【請求項5】前記プログラム実行手段の実行プログラム
    が通信回線を介したデータ通信であることを前記キャラ
    クタ動作制御手段が検出した場合に対応するキャラクタ
    を通信キャラクタの位置まで移動させるための移動コマ
    ンドを生成する機能を有することを特徴とする請求項4
    に記載のキャラクタインタフェース装置。
  6. 【請求項6】前記通信キャラクタ動作制御手段が前記通
    信制御手段の動作状態が特定の条件を満たす場合には、
    前記通信キャラクタを変更するためのデータ変更コマン
    ドを生成する機能を有し、前記キャラクタ表示制御手段
    が前記通信キャラクタ動作制御手段から前記データ変更
    コマンドを受け取った場合に前記キャラクタデータ蓄積
    手段から取り出したキャラクタデータに前記データ変更
    コマンドに応じた変更を加える機能を有することを特徴
    とする請求項4または請求項5に記載のキャラクタイン
    タフェース装置。
  7. 【請求項7】前記キャラクタ動作制御手段が前記プログ
    ラム実行手段の実行結果を受け取り実行結果が特定の条
    件を満たす場合には、対応するキャラクタを変更するた
    めのデータ変更コマンドを生成する機能を有し、前記キ
    ャラクタ表示制御手段が前記キャラクタ動作制御手段か
    らデータ変更コマンドを受け取った場合に前記キャラク
    タデータ蓄積手段から取り出したキャラクタデータに前
    記データ変更コマンドに応じた変更を加える機能を有す
    ることを特徴とする請求項1請求項2請求項3
    求項4請求項5または請求項6に記載のキャラクタイ
    ンタフェース装置。
  8. 【請求項8】前記イメージ部品蓄積手段が蓄積するイメ
    ージ部品及び前記キャラクタデータ蓄積手段が蓄積する
    キャラクタデータが物理世界のメタファに従ったデータ
    であることを特徴とするする請求項1請求項2請求
    項3請求項4請求項5請求項6または請求項7に
    記載のキャラクタインタフェース装置。
  9. 【請求項9】前記入力手段が、前記表示手段とともに直
    接操作を実現する一体型入出力手段を形成することを特
    徴とする請求項1請求項2請求項3請求項4
    求項5請求項6請求項7または請求項8に記載のキ
    ャラクタインタフェース装置。
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