JP3106287U - 飲料抽出用濾し器 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料の抽出調製が簡便に行なえ、使い捨てが可能な飲料抽出用濾し器、特にコーヒードリップ用として好適な濾し器を提供する。
【解決手段】底面4に複数の透孔部5を有する抽出原料収容部2と、環状段差部を介して形成される口径の大なる注湯部3が、不織布を素材として一体成形されたものであって、抽出原料収容部2の底面4の非開口部に接着された底面とほぼ同形の不織布からなるフィルター10と、周縁部が環状段差部に接着された不織布からなるフィルター11の間に抽出原料12を収納して濾し器を構成する。
【選択図】図3

Description

この考案は、飲料の抽出調製が簡便に行うことができ、使い捨てが可能な飲料抽出用濾し器、特にコーヒードリップ用として好適な濾し器に関するもので、嗜好品調製技術に属するものである。
紅茶、緑茶などの嗜好品、特にコーヒーを、格別な専用器具などを使わずに、また屋外などで簡便に楽しむために、濾紙などで形成された袋に原料の茶葉などを封入したものを容器に入れて、注いだ湯による茶葉等からの抽出により飲料を得る、いわゆるティーパックタイプのもの、あるいは底面に透孔部を有するカップ状の容器に、焙煎コーヒー粉末の封入された濾紙などで形成された袋を、透孔部を塞いだ状態で配置し、カップに注がれた湯で粉末等を濾してコーヒーなどの飲料を得る、いわゆる、ドリップタイプのものが知られている。
これらの製品は、いずれのタイプも使い捨てのものであるため、使用後の廃棄に際し、公害を生じないものであることはもちろん、後処理の容易性、すなわち廃棄物処理の容易性について、充分に検討されなければならないものであるため、これまでも、その点に関して、種々の提案がなされている。
例えば、特開2003−235733号公報(特許文献1)においては、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性合成樹脂シートに、ポリアミド系、ポリアクリロニトリル系などの熱可塑性合成樹脂からなる長繊維スパンボンド不織布をラミネートし、熱プレス成形でカートリッジ形状に成形することが提案されている。
また、実用新案登録第3093903号公報(特許文献2)においては、紙製カップの底板を、加熱熔融性プラスチック被膜を強固に被着した複合紙(ポリラミ紙)とし、濾紙などの濾過部材を加熱接着して飲料抽出容器とすることが提案されている。
特開2003−235733号公報(段落0009、0020) 実用新案登録第3093903号公報(段落0007、0008)
上記提案による、濾し器は、熱可塑性合成樹脂のみを素材としている点、あるいは紙を主たる材質にしていることにより、廃棄物処理について、一歩進んだ提案であるが、発熱量の多い合成樹脂シートを使用している点、紙とプラスチックという異質の材料を組み合せた複合紙を使用している点、さらには、成形も必ずしも単純でないといった点で、さらなる改良が望まれるものである。
考案者は、後処理が容易、すなわち、使用後における廃棄物処理において、問題を発生させることのより少ない、また、製造も容易な濾し器、特にコーヒードリップ用濾し器を提供すべく検討を行ったのである。
考案者は、上記課題を解決するために、種々検討を行い、濾し器の材料として不織布を主体とし、容器部と濾過部に用いられ不織布の材質を同一にすること、また、材料の全てを熱可塑性樹脂にすることによって、廃棄物処理がさらに容易になる濾し器が得られることを見出してこの考案を完成したのである。
すなわち、この考案の請求項1に記載の考案は、
底面に透孔部を有する抽出原料収容部と、環状段差部を介して形成される口径の大なる注湯部とを、不織布を素材として一体成形されたものであって、
前記抽出原料収容部の底面の、非透孔部に接着された底面とほぼ同形のフィルターと、周縁部が環状段差部に接着されたフィルターの間に、抽出原料が収容されていること
を特徴とする飲料抽出用濾し器である。
また、この考案の請求項2に記載の考案は、
請求項1に記載の飲料抽出用濾し器において、
前記不織布は、
熱可塑性ポリエステルであること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項3に記載の考案は、
請求項2に記載の飲料抽出用濾し器において、
前記熱可塑性ポリエステルが、
ポリエチレンテレフタレートであること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項4に記載の考案は、
請求項1に記載の飲料抽出用濾し器において、
抽出原料収容部と注湯部を形成する不織布が、
その片面に、合成樹脂の薄層が形成されているものであること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項5に記載の考案は、
請求項4に記載の飲料抽出用濾し器において、
前記不織布が、
熱可塑性ポリエステルを材質とし、合成樹脂の薄層が熱可塑性樹脂の薄層であること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項6に記載の考案は、
請求項5に記載の飲料抽出用濾し器において、
前記熱可塑性ポリエステルが、
ポリエチレンテレフタレートであって、熱可塑性樹脂がポリプロピレンであること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項7に記載の考案は、
請求項1に記載の飲料抽出用濾し器において、
前記注湯部が、
その開口縁の外側に逆U字状の折曲げ部が形成され、当該折曲げ部の先端を外側に水平に折り返してフランジが形成されていること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項8に記載の考案は、
請求項1に記載の飲料抽出用濾し器において、
前記環状段差部は、
幅方向に所要間隔ごとにリブが形成されるとともに、当該環状段差部と注湯部との連設部に、注湯部内に膨出する複数の凸状突起が等間隔で一体的に形成されていること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項9に記載の考案は、
請求項1〜8のいずれかに記載の飲料抽出用濾し器であって、
抽出原料が、焙煎コーヒー粉末であること
を特徴とするものである。
この考案の飲料抽出用濾し器は、主たる材料が不織布であることから、廃棄物処理の主たる手段である焼却処理において、発熱量が大きくなく、焼却炉を傷めるという、プラスチック処理に於ける問題点を回避できるもので、また不織布を熱可塑性樹脂とし、副資材も熱可塑性樹脂とすることにより、使用済みの濾し器の熔融処理により、廃棄処理が容易にするという優れた効果をも奏するものである。
また、この考案の飲料抽出用濾し器は、濾し器を構成する抽出原料収容部と注湯部が、同一の素材、すなわち不織布からなるため、特に、その素材が熱可塑性樹脂であることにより、さらにその成形が容易で、また、抽出原料、すなわち、焙煎コーヒー粉末などを保持すると共に、濾過機能を有する不織布も、濾し器と同一の材質を用いることによって、製品としての濾し器の調製がより容易になるという効果も奏されるのである。
また、この考案の濾し器は、お湯さえ用意できれば、格別な専用器具などを使わずに、屋外などでも、コーヒーなどを簡単に楽しむことを可能とするものである。
以下、この考案にかかる飲料抽出用濾し器を、添付の図面に基づいて具体的に説明するに、図1は、この考案の飲料抽出濾し器を構成する容器本体の断面図、図2は、その平面図、図3は、抽出原料が収納されている容器本体の断面図である。
この考案の飲料抽出濾し器を構成する容器本体1は、抽出原料収容部2と注湯部3から構成され、シート状の不織布から、プレス成形、真空成形などで一体的に成形されるものである。不織布としては、成形性の面から熱可塑性樹脂、好ましくは熱可塑性ポリエステル、特には、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETという。)を材質とするものが好ましい。
容器本体1を構成する不織布には、その機能面として耐水性が要求され、また、後記する、抽出原料を保持すると共に、濾過機能を有する不織布との接着性が要求されるため、その表面に合成樹脂の薄層が形成されたものが用いられる。
合成樹脂の薄層としては、不織布と同一の材質のものを用いるのが最適であるが、すなわち、不織布が熱可塑性ポリエステルである場合は、合成樹脂の薄層の材質も熱可塑性ポリエステルであるのが最適であるが、接着性能に問題がある場合には、接着性能に優れたポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂が使用される。例えば、そのような不織布の例として、PETを不織布の材質として用いた例を示すと、目付量150g/mのPET製不織布に厚さ100μmのポリプロピレンフィルムをホットラミネート(接着剤層:厚さ30μmのポリプロピレン)したものが挙げられる。
この容器本体1の構造は、図1および図2で明らかなように、抽出原料収容部2の底面4には、複数の透孔部5が設けられ、小径の抽出原料収容部2と大径の注湯部3の境界部には、環状段差部6が設けられている。
この環状段差部6は、抽出原料収容部2と注湯部3とを区画する不織布などからなるフィルター11の貼着部となるもので、幅方向には所要の間隔を存して補強用のリブ7,7が一体的に形成されるとともに、この環状段差部6と注湯部3の周壁との連設部には、注湯部3内に膨出する複数の凸状突起8が等間隔で一体的に形成されている。
この凸状突起8は、容器本体1が成形されたのち、上下方向において積層するとき、互いの凸状突起8の位置をズラして積層することによって、積層した容器本体1,1の開口縁間に若干の隙間を形成させ、機械による自動分離を容易にするものである。
また、容器本体1の注湯部3の開口縁部は、逆U字状に外側に折り返し、その先端部を水平方向に延出させてフランジ9を成形することによって、積み重ねられた容器本体1,1・・・の切り離しがスムーズに、また容易に行える。
なお、前記複数の透孔部5は成形と同時に、または成形とは別に、成形の前後に打ち抜くことによって形成される。
かかる形状を有する容器本体1は、図3に示すように、抽出原料収容部2の底面4の各透孔部5を塞ぐように、底面4とほぼ同形の不織布で、濾過機能を有するフィルター10を取付け、このフィルター10上にコーヒーなどの抽出原料12を所要量充填したのち、同様に不織布からなるフィルター11を、その周縁部が環状段差部6に接着固定し、抽出原料13を前記フィルター10,11間に密封保持させて濾し器とするものである。
なお、前記フィルター10,11を構成する不織布は、濾し器の容器本体1を構成する不織布と同一の材質のものが好ましく、例えば、上記したように、熱可塑性樹脂、好ましくは熱可塑性ポリエステル、特には、PETを材質とするものが好ましい。
かくして得られたコーヒー等の抽出原料12が充填されて濾し器は、底部の抽出原料収容部2をカップ上に載置したのち、所要量のお湯を注湯部3内に注ぎ込むと、フィルター11を通してお湯が抽出原料12に供給され、抽出されたコーヒーと共にフィルター10を通ってカップ内に供給されるものである。
この考案にかかる飲料抽出用濾し器の容器本体の断面図である。 同平面図である。 図におけるA−A線に沿った断面図である。
符号の説明
1 濾し器の容器本体
2 抽出原料収容部
3 注湯部
4 底面
5 透孔部
6 環状段差部
7 リブ
8 凸状突起
9 フランジ
10,11 フィルター
12 抽出原料

Claims (9)

  1. 底面に透孔部を有する抽出原料収容部と、環状段差部を介して形成される口径の大なる注湯部とを、不織布を素材として一体成形されたものであって、
    前記抽出原料収容部の底面の、非透孔部に接着された底面とほぼ同形のフィルターと、周縁部が環状段差部に接着されたフィルターの間に、抽出原料が収容されていること
    を特徴とする飲料抽出用濾し器。
  2. 前記不織布は、
    熱可塑性ポリエステルであること
    を特徴とする請求項1に記載の飲料抽出用濾し器。
  3. 前記熱可塑性ポリエステルが、
    ポリエチレンテレフタレートであること
    を特徴とする請求項2に記載の飲料抽出用濾し器。
  4. 抽出原料収容部と注湯部を形成する不織布が、
    その片面に、合成樹脂の薄層が形成されているものであること
    を特徴とする請求項1に記載の飲料抽出用濾し器。
  5. 前記不織布が、
    熱可塑性ポリエステルを材質とし、合成樹脂の薄層が熱可塑性樹脂の薄層であること
    を特徴とする請求項4に記載の飲料抽出用濾し器。
  6. 前記熱可塑性ポリエステルが、
    ポリエチレンテレフタレートであって、熱可塑性樹脂がポリプロピレンであること
    を特徴とする請求項5に記載の飲料抽出用濾し器。
  7. 前記注湯部が、
    その開口縁の外側に逆U字状の折曲げ部が形成され、当該折曲げ部の先端を外側に水平に折り返してフランジが形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の飲料抽出用濾し器。
  8. 前記環状段差部は、
    幅方向に所要間隔ごとにリブが形成されるとともに、当該環状段差部と注湯部との連設部に、注湯部内に膨出する複数の凸状突起が等間隔で一体的に形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の飲料抽出用濾し器。
  9. 前記抽出原料が、
    焙煎コーヒー粉末であること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の飲料抽出用濾し器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011522567A (ja) * 2008-04-24 2011-08-04 テコンセプト カンパニー エス.ペー.エール.エル. 煎出飲料を作成するカプセル、装置、及び方法

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