JP3104400B2 - オーディオ信号符号化装置及び方法 - Google Patents

オーディオ信号符号化装置及び方法

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JP3104400B2 JP04131458A JP13145892A JP3104400B2 JP 3104400 B2 JP3104400 B2 JP 3104400B2 JP 04131458 A JP04131458 A JP 04131458A JP 13145892 A JP13145892 A JP 13145892A JP 3104400 B2 JP3104400 B2 JP 3104400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力オーディオ信号を
ある単位毎に適応的なビット割り当てで量子化するオー
ディオ信号符号化装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、オーディオ信号を圧縮して符
号化する高能率符号化技術には、例えば、入力オーディ
オ信号(ディジタルオーディオデータ)の所定サンプル
或いは所定時間フレームをブロック化し、このブロック
毎にいわゆるブロックフローティング処理を施し、各ブ
ロックのデータを適応的なビット割り当てで量子化して
伝送すると共に、上記ブロックフローティング処理に関
連するパラメータを伝送するものがある。
【0003】ここで、上記ブロックフローティング処理
は、基本的には、上記ブロック内の各ワードに共通の値
を掛けて大きくし、量子化時の精度を上げるものである
が、具体的には、例えばブロック内の各ワードの絶対値
の内で最も大きなもの(最大絶対値)を探し出し、この
最大絶対値が飽和しないような当該ブロック内の全ワー
ドに対して共通のフローティング係数を用いてフローテ
ィング処理を行うものが一例としてある。より簡易なも
のとしては、ビットシフトを利用する6dB単位のフロ
ーティングもある。また、上記ブロックフローティング
処理は、通常、上記所定時間フレームの時系列のオーデ
ィオ信号を周波数軸に変換して得たスペクトル信号に対
して施される。
【0004】図8には、上記ブロックフローティング処
理を行う単位を示す。すなわち、この図8に示すよう
に、上記ブロックフローティング処理は、時間軸方向及
び周波数軸方向に分割された各小領域毎に行なわれる。
例えば、所定時間フレームT1〜T4の任意の周波数帯
域の4つのブロック(ブロックフローティングのブロッ
クB1〜B4)の各ブロック単位で、ブロックフローテ
ィング処理が施される。
【0005】ところで、上記ブロックフローティングに
よって入力オーディオ信号を圧縮するようなシステムに
おいては、いわゆるプリエコーという現象が発生する虞
れがあり、このプリエコーが、復号化及び再生後の音質
上、大きな問題となっている。
【0006】ここで、上記プリエコーとは、上記ブロッ
クフローティングが行われる時間フレーム内に、例えば
過渡的信号が含まれる場合すなわち信号レベルが急激に
大きくなる(時間フレーム内にトーナリティの高い信号
が存在する)場合に、量子化ノイズがその時間フレーム
内でほぼ一様に現われ、この時間フレーム内で信号レベ
ルの低い所に現われた量子化ノイズが後述するいわゆる
マスキング効果が作用しないために聞こえてくる現象、
或いは当該信号レベルが低いところで現れた量子化ノイ
ズそのものをいう。
【0007】例えば、図9に示すように、信号レベルが
急激に高くなる信号を含むオーディオ信号に対して所定
時間フレーム(時間フレームT1〜T4)毎に上記ブロ
ックフローティング処理を施した後に符号化して復号化
すると(オーディオ信号を圧縮した後に伸長すると)、
図10に示すように、当該信号レベルが急激に高くなる
信号を含む時間フレームT2の信号レベルの低い所(時
間フレームT2の前半部分)に、上記プリエコー(量子
化ノイズ)peが現れるようになる。
【0008】このプリエコーが発生する原因としては、
次のようなことが挙げられる。すなわち、上述したよう
に、入力オーディオ信号をブロック化し、このブロック
毎にいわゆるブロックフローティング処理を施し、各ブ
ロックのデータを適応的なビット割り当て(ビットアロ
ケーシヨン)で量子化して伝送するような高能率符号化
処理では、例えば、図11に示すように、上記各ブロッ
クB1〜B4毎のエネルギE(各フレームのブロック毎
の信号エネルギE1(1)〜E4(4))が求められ、これら各
エネルギE1(1)〜E4(4)に基づいて許容雑音エネルギP
(各フレームのブロック毎のマスキング効果を考慮した
許容雑音エネルギP1(1)〜P4(4))が求められる。更
に、この各ブロックB1〜B4の許容雑音エネルギP1
(1)〜P4(4)と、各ブロックB1〜B4におけるブロッ
クフローティング処理のフローティング係数(スケール
ファクタS1(1)〜S4(4))の値とから上記ビット割り当
て数に対応するワード長(ワード長W1(1)〜W4(4))が
求められる。なお、上記フローティング係数(スケール
ファクタS)は、上記ブロック毎のスペクトル信号の例
えばピーク或いは平均値に所定の係数を乗算して得られ
るものである。また、上記ビット割り当て数に対応する
ワード長Wは、上記ブロック毎のスペクトル信号のエネ
ルギEに応じた上記許容雑音エネルギPに基づいて求め
られる。
【0009】ここで、この図11において、時間フレー
ムT2内のブロックB2では、前述した図9に示したよ
うに、当該時間フレームT2内の信号の後半部分の信号
エネルギが大きくなっているため、上記ブロックB2の
上記信号エネルギE2(2)と、当該信号エネルギE2(2)に
基づく許容雑音エネルギ(すなわち上記信号エネルギE
2(2)に応じてマスキングされる雑音レベル)P2(2)も大
きな値に評価されるようになる。このような場合、当該
ブロックB2のスペクトル信号の量子化の際に割り当て
られるビット数(すなわちワード長W2(2)に応じたビッ
ト数)は、量子化ノイズを上記許容雑音エネルギP2(2)
以下に抑える程度にしか割り振られないことになる。
【0010】しかし、上記図9で示したようにブロック
B2すなわち時間フレームT2の前半部分は信号レベル
が低いものであるため、実際には、図12に示すよう
に、当該時間フレームT2の前半部分のブロックB21
の許容雑音エネルギP2(2)1 は、低い値となっているは
ずである。また、図9で示したように時間フレームT2
の後半部分は信号レベルが急激に大きくなっているもの
(過渡的信号)であるため、実際には、図12に示すよ
うに、当該時間フレームT2の後半部分のブロックB2
2 の許容雑音エネルギP2(2)2 は、高い値となっている
はずである。なお、図12には、上記図9の信号に対応
して時間フレームT2のブロックB21 ,B22 の信号
エネルギE2(2)1 ,E2(2)2 も同時に示している。
【0011】このようなことから、図11のようにして
割り当てビット数を決定すると、上記図12の時間フレ
ームT2の前半部分(ブロックB21 の部分)に、上記
許容雑音エネルギP2(2)2 を越えている量子化ノイズが
前述したようなプリエコーとして聞こえるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記プリエ
コーを防ぐ方法としては、例えば、上記時間フレームを
できるだけ小さくとることによってプリエコーの生じる
時間をなるべく小さくし、上述のいわゆるバックワード
マスキング(Backward Masking)すなわち時間的に後ろ
にある音によって前の音がマスキングされる現象(ただ
し、マスキング効果は非常に短い時間に限られる。)を
利用して上記プリエコーが聞こえなくなるようにする方
法がある。
【0013】しかし、通常のオーディオ信号では時間フ
レームを短くとると符号化の効率が悪くなるため、時間
フレームを極端に短くとることはできない。
【0014】また、例えば、信号レベルが急激に大きく
なる時間フレームを検出し、その時間フレームには余分
にビットを割り当てることで量子化歪みを減らすように
する方法もある。
【0015】しかし、当該多くビットを割り当てる方法
の場合、実際にどれだけ余分なビットを割り振るかを正
しく決めることは困難であった。
【0016】さらに、上記時間フレームを可変にして信
号レベルが急激に大きくなる時間フレームのみを短くす
ることも可能ではあるが、通常、上述したように上記ブ
ロックフローティング処理は上記時間フレームの時系列
のオーディオ信号を周波数軸に変換して得たスペクトル
信号に対して施されるため、この場合も、上記時系列信
号からスペクトルを求める場合のウインドウ形状等の関
係から、あまり短い時間フレームを混在させることはで
きない。
【0017】したがって、これら時間フレームを短くす
る方法のみでプリエコーを防止することには限界があ
る。
【0018】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、プリエコーと呼ばれる音質
劣化を防止することができるオーディオ信号符号化装置
及び方法を提供するを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のオーディオ信号
符号化装置は、上述の目的を達成するために提案された
ものであり、オーディオ信号を複数の所定単位分割し、
所定単位毎の信号を適応的に割り当てたビット数で量子
化するオーディオ信号符号化装置において、上記所定単
位における許容雑音エネルギと、過去の当該所定単位で
計算した許容雑音エネルギとを重み付け加算して、当該
所定単位における許容雑音エネルギを算出する許容雑音
エネルギ算出手段と、上記許容雑音エネルギ算出手段で
求めた許容雑音エネルギに基づきビット割り当てを行う
ビット割り当て手段と、上記ビット割り当て手段で割り
当てたビット数で当該所定単位の信号を量子化するよう
にしたものである。また、本発明のオーディオ信号符号
化方法は、上述の目的を達成するためにオーディオ信号
を複数の所定単位分割し、所定単位毎の信号を適応的に
割り当てたビット数で量子化するオーディオ信号符号化
装置において、上記所定単位における許容雑音エネルギ
を求め、上記許容雑音エネルギと、過去の当該所定単位
で計算した許容雑音エネルギとを重み付け加算して当該
所定単位における許容雑音エネルギを算出し、上記重み
付け加算して得られた許容雑音エネルギに基づきビット
割り当てを行い、上記割り当てビット数で当該所定単位
の信号を量子化するようにしたものである。
【0020】ここで、上記所定単位は、ブロックフロー
ティングを行うブロック単位としている。また、上記ブ
ロックフローティングのブロックとしては、時間軸の入
力オーディオ信号を所定サンプル毎に直交変換等によっ
て周波数軸のスペクトルデータに変換し、このスペクト
ルデータを更に複数帯域に分割した各帯域を用いること
ができる。したがって、上記許容雑音エネルギ算出手段
では、この帯域(ブロック)毎に上記聴覚特性を利用し
た許容雑音エネルギを求める。
【0021】更に、上記聴覚特性としては、例えばいわ
ゆるマスキング特性 (効果)及び等ラウドネス特性を挙げることができる。
なお、上記マスキング効果とは、人間の聴覚特性によ
り、ある音により他の音がマスクされて聞こえなくなる
現象を言う。換言すれば、上記マスキングとは、ある信
号によって他の信号がマスクされて聞こえなくなる現象
をいうものであり、このマスキング効果には、時間軸上
のオーディオ信号による時間軸マスキング効果と、周波
数軸上の信号による同時刻マスキング効果とがある。こ
れらのマスキング効果により、マスキングされる部分に
ノイズがあったとしても、このノイズは聞こえないこと
になる。このため、実際のオーディオ信号では、このマ
スキングされる範囲内のノイズは許容可能なノイズとさ
れる。また、当該マスキング効果には、いわゆるフォワ
ードマスキング(Forward Masking )効果すなわち時間
的に前にある音によって後ろの音がマスキングされる現
象と、いわゆるバックワードマスキング(Backward Mas
king)すなわち時間的に後ろにある音によって前の音が
マスキングされる現象(ただし、マスキング効果は非常
に短い時間に限られる。)も存在する。
【0022】また、上記等ラウドネス特性(等ラウドネ
スカーブ)とは人間の聴覚特性に関する特性曲線であ
り、例えば1kHzの純音と同じ大きさに聞こえる各周
波数での音の音圧を求めて曲線で結んだもので、ラウド
ネスの等感度曲線とも呼ばれる。また、この等ラウドネ
ス曲線は、いわゆる最小可聴限のカーブと略同じ曲線を
描くものである。したがって、この等ラウドネスカーブ
においては、例えば4kHz付近では1kHzのところ
より音圧が8〜10dB下がっても1kHzと同じ大き
さに聞こえ、逆に、50kHz付近では1kHzでの音
圧よりも約15dB高くないと同じ大きさに聞こえな
い。このようなことから、上記マスキング効果及び等ラ
ウドネス特性を考慮して上記許容雑音エネルギを算出す
ることは、人間の聴覚特性に適合していることがわか
る。
【0023】すなわち、本発明のオーディオ信号符号化
装置及び方法は、聴覚のマスキング特性及び等ラウドネ
ス特性を利用した許容雑音エネルギの決定に際して、時
間的に連続な分析ブロック間の相関を仮定し、許容雑音
エネルギの再計算を行うことにより、プリエコーと呼ば
れる音質劣化を防ぐようにしたものである。
【0024】より具体的に説明すると、本発明のオーデ
ィオ信号符号化装置は、例えば、入力オーディオ信号を
所定の時間フレーム毎にスペクトルデータに変換(直交
変換して周波数軸上の成分に変換)するスペクトルデー
タ変換手段と、当該フレーム毎のスペクトルデータを帯
域毎にブロック(ブロックフローティングのブロック)
化しこのブロック毎の信号エネルギを算出する信号エネ
ルギ算出手段と、上記信号エネルギ算出手段で得られた
信号エネルギから聴感のマスキング特性及び等ラウドネ
ス特性を利用して各ブロック単位で許容し得る許容雑音
エネルギ(一次許容雑音エネルギ)を算出する一次許容
雑音エネルギ算出手段と、注目するブロックの許容雑音
エネルギを求める際に当該注目するブロックに対する過
去のブロックで既に求めた許容雑音エネルギ(二次許容
雑音エネルギ)を用いて当該注目するブロックの二次許
容雑音エネルギ(当該注目するブロックに対して最終的
に決定される許容雑音エネルギ)を算出する(過去のブ
ロックで求めた二次許容雑音エネルギを重み付け加算し
て注目するブロックの二次許容雑音エネルギを算出す
る)二次許容雑音エネルギ算出手段と、上記二次許容雑
音エネルギ算出手段で用いる上記過去のブロックの二次
許容雑音エネルギを記憶しておく記憶手段と、上記二次
許容雑音エネルギ算出手段で求めた二次許容雑音エネル
ギに基づいて各ブロック毎に最適の割り当てビット数を
決定する割り当てビット数決定手段と、上記割り当てビ
ット数決定手段で割り当てたビット数に基づいて各ブロ
ック毎の上記スペクトルデータの適応的な量子化を行う
量子化手段と、上記量子化手段で量子化されたスペクト
ルデータを所定のビット数で符号化する符号化手段とを
有してなるものである。
【0025】
【作用】本発明のオーディオ信号符号化装置及び方法に
よれば、量子化の際の割り当てビット数は信号エネルギ
に応じた許容雑音エネルギに基づいており、したがって
許容雑音エネルギが大きい場合には量子化割り当てビッ
ト数を少なくしても量子化歪みが目立ち難く、許容雑音
エネルギが小さい場合には量子化割り当てビット数を多
くしないと量子化歪みが目立ち易くなる。ここで、例え
ば、ある注目するブロックが過渡的信号を含む場合に
は、この過渡的信号の立ち上がり部分にプリエコーが発
生することになるが、この注目するブロック許容雑音エ
ネルギを計算する際に定常状態であった過去のブロック
で既に計算した許容雑音エネルギを重み付け加算するこ
とで、この注目するブロックで算出される許容雑音エネ
ルギが小さくなり、これによりこの許容雑音エネルギに
基づく量子化割り当てビット数を多くすることができ
る。このため、この注目するブロックの過渡的信号の立
ち上がり部分に発生するプリエコーを抑制することがで
きる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0027】本発明のオーディオ信号符号化装置及び方
法が適用される本実施例のオーディオ信号の高能率符号
化装置は、図1に示すように、入力オーディオ信号を所
定単位毎に分割し、所定単位毎の信号を適応的なビット
割り当てで量子化するオーディオ信号の高能率符号化装
置であって、上記所定単位毎における許容雑音エネルギ
と、過去の所定単位で計算した許容雑音エネルギとを重
み付け加算して、当該所定単位における許容雑音エネル
ギを計算する許容雑音エネルギ算出手段としての後述す
る信号エネルギ算出回路2,一次許容雑音エネルギ算出
回路3,二次許容雑音エネルギ算出回路4,聴覚特性算
出回路6,二次許容雑音エネルギのメモリ7とを有し、
当該許容雑音エネルギ算出手段で求めた許容雑音エネル
ギ(二次許容雑音エネルギ)に基づいてビット割り当て
を行うビット割り当て手段であるビットアロケーション
回路5と、その割り当てビット数で量子化を行う量子化
回路8を備えたものである。
【0028】ここで、本実施例においては、上記所定単
位をいわゆるブロックフローティングを行うブロック単
位としている。また、本実施例における上記ブロックフ
ローティングのブロックとしては、時間軸の入力オーデ
ィオ信号を所定サンプル毎に直交変換等によって周波数
軸のスペクトルデータに変換し、このスペクトルデータ
を更に複数帯域に分割した各帯域を用いるようにしてい
る。更に、本実施例において上記聴覚特性としては、例
えばいわゆるマスキング特性 (効果)及び等ラウドネス特性を挙げることができる。
【0029】すなわち、図1に示す本実施例のオーディ
オ信号の高能率符号化装置において、入力端子10に
は、例えば図2に示すようなディジタルオーディオPC
M信号ADが供給され、このオーディオPCM信号AD
がスペクトルデータ変換回路1に送られる。当該スペク
トルデータ変換回路1では、上記オーディオPCM信号
ADを、Nサンプル毎に直交変換(例えば離散コサイン
変換,高速フーリエ変換)等を用いて周波数分析するこ
とで、図3に示すような周波数軸上のスペクトルデータ
SDに変換する。ここで、本実施例では、当該直交変換
による分析を行ったNサンプルの範囲をフレームとす
る。なお、上記図2において、各フレームは・・・,n
−1,n,n+1,・・・の番号を付して表している。
【0030】このスペクトルデータ変換回路1からのス
ペクトルデータSDは、量子化回路8に送られる。該量
子化回路8では、供給されたスペクトルデータSDをブ
ロックフローティング処理により正規化(ノーマライ
ズ)した後、後述するブロック単位で求めた許容雑音エ
ネルギに基づく適応的なビット割り当てにより量子化す
る。ここで、上記ブロックフローティングのフローティ
ング係数(スケールファクタ)は、上記スペクトルデー
タSDのピーク或いは平均値に所定の係数を乗算するこ
とで求められるものである。この量子化回路8の量子化
出力は、符号化回路9により所定のビット数で符号化さ
れる。この符号化出力が出力端子11から後段の構成に
送られる。
【0031】本実施例の高能率符号化装置では、上記量
子化回路8においてブロック単位で求めた許容雑音エネ
ルギに基づく適応的なビット割り当てによる量子化を行
うための当該割り当てビット数が、以下の構成により求
められている。
【0032】この適応量子化の割り当てビット数を求め
るため、上記スペクトルデータ変換回路1からのスペク
トルデータSDは、信号エネルギ算出回路2にも送られ
る。当該信号エネルギ算出回路2では、上記図3に示す
ように得られたスペクトルデータSDを、M個(0〜M
−1)の帯域に分割してブロックを形成し、各ブロック
毎(帯域毎)に信号エネルギEn(m)求める。
【0033】ここで、本実施例では、上述したようにブ
ロックフローティング処理を行うようにしているので、
当該信号エネルギ算出回路2における上記M個の帯域
(ブロック)を、このブロックフローティングを行う際
の分割単位として用いるようにしている。なお、上記信
号エネルギのEn(m)におけるnは上記入力オーディオP
CM信号ADのn番目の上記フレームを表し、mは当該
n番目のフレーム内の例えば低域から或いは高域からm
番目の上記ブロックを表している。
【0034】上記信号エネルギ算出回路2で求めた各ブ
ロック毎(帯域毎)の信号エネルギEn(m)は、一次許容
雑音エネルギ算出回路3に送られる。当該一次許容雑音
エネルギ算出回路3では、供給された上記信号エネルギ
En(m)から聴覚特性(例えばマスキング効果及び等ラウ
ドネス特性)を利用して、上記ブロック単位毎(ブロッ
クフローティングのブロック毎)に当該ブロック単位で
許容し得る許容雑音エネルギ(一次許容雑音エネルギ)
pn(m)を求める。なお、この一次許容雑音エネルギにお
けるnは上記n番目のフレームを表し、mは当該n番目
のフレーム内のm番目のブロックを表している。
【0035】上記一次許容雑音エネルギ算出回路3にお
いて当該一次許容雑音エネルギpn(m)の算出の際に利用
される上記聴覚特性としては、例えば、聴覚特性算出回
路6によって例えば上記信号エネルギ算出回路2で求め
た信号エネルギに基づいて求められる前記マスキング効
果及び等ラウドネス特性を用いている。
【0036】上記一次許容雑音エネルギ算出回路3で求
めた上記n番目のフレームの上記m番目のブロックの一
次許容雑音エネルギpn(m)は、後段の二次許容雑音エネ
ルギ算出回路4に送られる。当該二次許容雑音エネルギ
算出回路4では、ある注目するブロック(上記n番目の
フレームの上記m番目のブロック)の二次許容雑音エネ
ルギPn(m)が、当該注目するブロック(n番目のフレー
ムのm番目のブロック)に対する過去のブロックで既に
計算されて得られている許容雑音エネルギ(二次許容雑
音エネルギ)を重み付け加算することによって算出され
る。例えば、当該注目するブロック(n番目のフレーム
のm番目のブロック)に対する過去のブロックとして、
3フレーム前までのブロックを用いた場合、当該注目す
るブロックの二次許容雑音エネルギPn(m)を求める際に
は、この注目するブロックの前の3つのブロックで既に
求められている二次許容雑音エネルギPn-3(m),Pn-2
(m),Pn-1(m)を、当該注目するブロックの上記一次許
容雑音エネルギpn(m)に対して重み付け加算するように
している。
【0037】すなわち、当該二次許容雑音エネルギ算出
回路4における上記注目するブロックの二次許容雑音エ
ネルギPn(m)の算出の際には、具体的には数1に示す数
式(1) を用いて計算することで、上記過去のブロックの
二次許容雑音エネルギPn-3(m),Pn-2(m),Pn-1(m)の
重み付け加算を行うようにしている。
【0038】
【数1】
【0039】なお、この数1に示す数式(1) において、
式中mは0≦m≦M−1であり、式中Pn(m)は上記n番
目のフレームにおけるm番目のブロックフローティング
のブロックの二次許容雑音エネルギで、式中Pn-1(m)は
n−1番目のフレームにおけるm番目のブロックの二次
許容雑音エネルギ、Pn-2(m)はn−2番目のフレームに
おけるm番目のブロックの二次許容雑音エネルギ、Pn-
3(m)はn−3番目のフレームにおけるm番目のブロック
の二次許容雑音エネルギである。また、式中α(i) は重
み関数であり、α(i) はΣα(i) =1且つα(i) >α(i
+1) の条件を満たす。また例えば、α(i) はα(i) =
{0.7, 0.2, 0.05, 0.05}, i=0,1,2,3 の値を表すもの
である。
【0040】上記二次許容雑音エネルギ算出回路4で
は、以上の計算を各ブロック単位毎に行う。
【0041】上述したような二次許容雑音エネルギ算出
回路4における計算の際に用いられる過去の各ブロック
の二次許容雑音エネルギは、既に求められている二次許
容雑音エネルギを記憶しておく記憶手段としての例えば
メモリ7内に保持されている。なお、このメモリ7に記
憶されるデータとしては、上記3フレーム前までのデー
タ(二次許容雑音エネルギのデータ)に限らず、これ以
前のデータをも記憶しておくことができる。したがっ
て、上記二次許容雑音エネルギ算出回路4では、この過
去3フレームと共にさらにそれ以前のデータをも用いて
上述した計算を行うことも可能である。
【0042】上記二次許容雑音エネルギ算出回路4で求
めた注目するブロックの二次許容雑音エネルギPn(m)の
データは、割り当てビット数決定手段としてのビットア
ロケーシヨン回路5に送られる。このビットアロケーシ
ヨン回路5は、上記二次許容雑音エネルギ算出回路4で
求めた上記n番目のフレームのm番目のブロックの二次
許容雑音エネルギPn(m)に基づいて、上記量子化回路8
における当該n番目のフレームのm番目のブロックの上
記スペクトルデータSDの量子化の際の最適な割り当て
ビット数を決定するものであり、この割り当てビット数
に対応する例えばワード長のデータを出力する。
【0043】これにより、上述したように、上記量子化
回路5では、このビットアロケーシヨン回路5で求めら
れた上記m番目のブロックの割り当てビット数データ
(ワード長のデータ)に基づいて、当該m番目のブロッ
クのスペクトルデータSDの適応的な量子化が行われる
ようになる。また、上記ビットアロケーシヨン回路5か
らの割り当てビット数データは、端子12を介して後段
の構成に送られる。
【0044】ここで、上述したような上記二次許容雑音
エネルギ算出手段によって求められる上記二次許容雑音
エネルギPn(m)を、人間の聴覚の観点から考えてみる。
このため、図5〜図7に示すような3通りの入力オーデ
ィオ信号(入力オーディオPCM信号ADの波高値)を
例に挙げる。図5には上記入力オーディオ信号としてn
番目のフレームに急激に大きなエネルギへと変化する信
号(過渡的信号)が入力された場合を、図6には完全な
定常信号が入力された場合を、図7にはn番目のフレー
ムで急激に小さな信号エネルギへと変化する信号(過渡
的信号)が入力された場合を例に挙げている。なお、こ
れら図5のa,図6のa,図7のaには、上記3通りの
入力オーディオ信号(AD)に対するそれぞれの前記n
−3,n−2,n−1番目の各フレームの例えば上記m
番目のブロックの二次許容雑音エネルギPn-3(m),Pn-
2(m),Pn-1(m)と、n番目のフレームのm番目のブロッ
クの一次許容雑音エネルギpn(m)とを示し、図5のb,
図6のb,図7のbには上記3通りの入力オーディオ信
号でそれぞれ求められたn番目のフレームのm番目のブ
ロックの上記二次許容雑音エネルギPn(m)を示してい
る。
【0045】すなわち、本実施例の高能率符号化装置に
おいては、例えば上記図5に示すように、上記n番目の
フレームに急激に大きなエネルギへと変化する信号が入
力として入ってきた場合に計算された上記1次許容雑音
エネルギpn(m)で符号化を行うと、フレームの先頭部す
なわち信号の立ち上がり部では許容できない(マスクさ
れない)雑音(プリエコー)が生じる。この時、上述し
たように、上記n番目のフレームのm番目のブロックの
上記一次許容雑音エネルギpn(m)に対して、既に計算さ
れている過去のブロックの二次許容雑音エネルギPn-i
(m)(ただしi=3,2,1)を重みづけ加算すること
により、上記n番目のフレームのm番目のブロックの二
次許容雑音エネルギPn(m)を得ることが出来る。この二
次許容雑音エネルギPn(m)は上記一次許容雑音エネルギ
pn(m)よりも小さな値であり、したがって、プリエコー
を抑制し、聞こえにくくするように作用する。
【0046】また、図7に示すように、逆にn番目のフ
レームで急激に小さな信号エネルギへと変化する信号が
入力として入ってきた場合は、既に計算された過去の二
次許容雑音エネルギPn-i(m)を重みづけ加算することに
より、上記n番目のフレームのm番目のブロックの二次
許容雑音エネルギPn(m)がさらに大きな値へと計算さ
れ、n番目のフレーム内では許容されない雑音が発生す
ることになるが、時間軸上のマスキング効果(例えば前
述したフォワードマスキング)によって、その雑音は聞
こえない。
【0047】なお、図6に示すように、完全な定常信号
の場合は、上記一次許容雑音エネルギpn(m)と既に計算
された過去の二次許容雑音エネルギPn-i(m)の値が等し
いので、上述したように重みづけ加算しても、このn番
目のフレームのm番目のブロックの二次許容雑音エネル
ギとPn(m)は、一次許容雑音エネルギpn(m)と変化せ
ず、許容雑音エネルギの再計算による影響はまったくな
い。
【0048】上述したように、本実施例のオーディオ信
号の高能率符号化装置は、上記ブロック毎に聴覚のマス
キング特性及び等ラウドネス特性を利用した許容雑音エ
ネルギを計算すると共に、注目するブロックに対する過
去のブロックで計算した二次許容雑音エネルギPn-i(m)
を重み付け加算することによって、当該注目するブロッ
クの二次許容雑音エネルギPn(m)を計算する許容雑音エ
ネルギ算出手段として信号エネルギ算出回路2,一次許
容雑音エネルギ算出回路3,二次許容雑音エネルギ算出
回路4,聴覚特性算出回路6,メモリ7とを有してな
り、この許容雑音エネルギ算出手段で求めた二次許容雑
音エネルギに基づく割り当てビット数で上記量子化回路
8での適応量子化処理を行うようにしたことにより、時
間的に変動の大きな信号に対して効率良く符号化が行
え、聴感上耳につき易いノイズを低減し、音質を向上さ
せることが出来る。すなわち、プリエコー呼ばれる音質
劣化を防ぐことができるようになっている。
【0049】なお、本発明の実施例としては、上述した
ように、時系列のオーディオ信号をスペクトルデータに
変換したものを符号化するシステムに関して説明を行っ
たが、本発明は、時系列信号をサブバンドに分割して符
号化する(いわゆるサブバンドコーディング)ものな
ど、時系列信号に対してブロックフローティング処理を
行うシステムに対しても適用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のオーディオ信号符号化装置及び方法を用いれば、所
定単位毎に聴覚特性を利用した許容雑音エネルギを計算
すると共に、注目する所定単位に対する過去の所定単位
で計算した許容雑音エネルギを重み付け加算することに
よって、この注目する所定単位の許容雑音エネルギを計
算し、この許容雑音エネルギに基づいて量子化を行うよ
うにしたことにより、更に、所定単位をブロックフロー
ティングを行うブロック単位としたことにより、時間的
に変動の大きな信号に対して効率良く符号化が行え、聴
感上耳につき易いノイズを低減し、音質を向上させるこ
とが出来る。すなわち、プリエコー呼ばれる音質劣化を
防ぐことができるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のオーディオ信号の高能率符号化
装置の概略構成を示すブロック回路図である。
【図2】入力オーディオPCM信号と周波数分析の単位
を示す図である。
【図3】周波数分析により得られるスペクトルデータを
示す図である。
【図4】各帯域(ブロック)の信号エネルギを説明する
ための図である。
【図5】入力オーディオ信号としてn番目のフレームに
急激に大きなエネルギへと変化する信号が入力された場
合のm番目のブロックの二次許容雑音エネルギ算出を説
明するための図である。
【図6】入力オーディオ信号として完全な定常信号が入
力された場合のm番目のブロックの二次許容雑音エネル
ギ算出を説明するための図である。
【図7】入力オーディオ信号としてn番目のフレームに
急激に小さなエネルギへと変化する信号が入力された場
合のm番目のブロックの二次許容雑音エネルギ算出を説
明するための図である。
【図8】ブロックフローティング単位を説明するための
図である。
【図9】過渡的信号の例を示す波形図である。
【図10】プリエコーを説明するための波形図である。
【図11】従来の割り当てビット数決定の様子を説明す
るための図である。
【図12】従来の割り当てビット数決定による問題点
(プリエコー)の発生原因を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・・・スペクトルデータ変換回路 2・・・・・信号エネルギ算出回路 3・・・・・一次許容雑音エネルギ算出回路 4・・・・・二次許容雑音エネルギ算出回路 5・・・・・ビットアロケーシヨン回路 6・・・・・聴覚特性算出回路 7・・・・・メモリ 8・・・・・量子化回路 9・・・・・符号化回路 AD・・・・入力オーディオPCM信号 SD・・・・スペクトルデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−201526(JP,A) 特開 平3−263925(JP,A) 特開 平4−104617(JP,A) 特開 平4−304029(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号を複数の所定単位分割
    し、所定単位毎の信号を適応的に割り当てたビット数で
    量子化するオーディオ信号符号化装置において、 上記所定単位における許容雑音エネルギと、過去の当該
    所定単位で計算した許容雑音エネルギとを重み付け加算
    して、当該所定単位における許容雑音エネルギを算出す
    る許容雑音エネルギ算出手段と、 上記許容雑音エネルギ算出手段で求めた許容雑音エネル
    ギに基づきビット割り当てを行うビット割り当て手段
    と、 上記ビット割り当て手段で割り当てたビット数で当該所
    定単位の信号を量子化する量子化手段とを有してなるこ
    とを特徴とするオーディオ信号符号化装置。
  2. 【請求項2】 上記所定単位は、正規化を行う単位であ
    ることを特徴とする請求項1記載のオーディオ信号符号
    化装置。
  3. 【請求項3】 オーディオ信号を複数の所定単位分割
    し、所定単位毎の信号を適応的に割り当てたビット数で
    量子化するオーディオ信号符号化方法において、 上記所定単位における許容雑音エネルギを求め、 上記許容雑音エネルギと、過去の当該所定単位で計算し
    た許容雑音エネルギとを重み付け加算して当該所定単位
    における許容雑音エネルギを算出し、 上記重み付け加算して得られた許容雑音エネルギに基づ
    きビット割り当てを行い、上記割り当てビット数で当該
    所定単位の信号を量子化することを特徴とするオーディ
    オ信号符号化方法。
  4. 【請求項4】 上記所定単位は、ブロックフローティン
    グを行うブロック単位であることを特徴とする請求項3
    記載のオーディオ信号符号化方法。
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