JP3095265B2 - 把持装置及び把持方法 - Google Patents

把持装置及び把持方法

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JP3095265B2 JP03238429A JP23842991A JP3095265B2 JP 3095265 B2 JP3095265 B2 JP 3095265B2 JP 03238429 A JP03238429 A JP 03238429A JP 23842991 A JP23842991 A JP 23842991A JP 3095265 B2 JP3095265 B2 JP 3095265B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立作業に用いられる
把持装置に関する。
【0002】近年、組立ラインの自動化が進むに伴い、
ラインへのロボット導入が盛んに行われており、自動精
密組立を実現するためにロボットにおける把持装置に対
して極めて高い精度が要求されている。そのため、短い
教示時間で高精度の把持を行う必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来、組立ラインで使用されるロボット
は、その把持装置のフィンガーにより対象物を把持し、
目的位置まで移動させる。ロボットには、多関節型、直
交型、スカラ型等があり、把持装置の位置決めを把持装
置に固定されている触覚センサの値に基づいて行い対象
物を把持する。
【0004】図5に、従来の多関節型ロボットの一例の
斜視図を示す。図5の多関節型ロボットは、6自由度多
関節型のもので、先端にフィンガー32を有する把持装
置30が設けられたものである。図5のθ1〜θ6は、
ロボットの各関節の角度を示す。
【0005】このロボットの制御方法は、例えば特開平
2−71986号に示される。簡単に説明すると(詳細
は後述する)、把持する対象物と同形状の模擬対象物を
用意し、フィンガー32が模擬対象物7を把持したとき
の、各関節の角度θ11 ,θ21 ,…θ61 (以下fθ
1 と記す。)を教示する。該把持装置30を測定装置3
4に交換して、ロボットの該各関節の角度をfθ1 とし
て該測定装置に固定されている接触センサの値を求め、
次に対象物に対して該接触センサ値におけるロボットの
各関節の角度fθ2 (θ12 〜θ62 )を教示する。そ
して、該測定装置(34)を把持装置30に交換して、
ロボットの各関節値をfθ2 で制御して該フィンガーを
駆動し対象物を把持するものである。
【0006】ここで、図6(A)に、従来の把持装置の
概念図を示す。図6(A)において、把持装置30は、
機構部31に2本のフィンガー32が設けられ、このフ
ィンガー32が矢印方向に、開閉することにより対象物
33を把持する。図6(B)には、測定装置の概念図を
示す。35は、測定装置に固定された接触センサを示
す。
【0007】また、触覚センサ36は、図6(C)に示
すように、先端に接触部37が設けられたロッド38が
2つのベアリング39a,39bにより支持される。ロ
ッド38にはコイル40が巻回され、該コイル40部分
が差動回路41内に位置する。ロッド38は、末端に取
り付けられているバネ42より、押し出されている。こ
の触覚センサ36はロッド38が矢印方向に移動して対
象物33に接触部37が接触したときに、その移動量を
コイル40により差動回路41で検出する。すなわち、
この移動量で対象物33の位置を検出するものである。
【0008】次に、このような把持装置30による制御
方法を、図7に示す従来の把持を行う工程図により詳細
に説明する。図7において、まず、対象物33と同形状
の模擬対象物33aを用意し、作業者が目視で教示(ロ
ボット作業内容に関する情報を記憶させること)作業を
行い、該模擬対象物33aをフィンガー32により精度
良く把持させる(図7(A))。この時のロボットの6
関節のそれぞれの各関節値(角度)をfθ1 (θ11
θ61 、図5参照)とする。
【0009】続いて、把持装置30と測定装置34とを
交換し(図7(B))、ロボットの関節値を前述の関節
値fθ1 に設定する。そして、模擬対象物33aとの位
置を触覚センサ34により検出して、この触覚値をEと
する(図7(C))。
【0010】そこで、実際の組立てラインにおいて、測
定装置30を取り付けた状態で対象物33に対する触覚
値がEになるようにロボットの制御を行い(図7
(D))、この時のロボットの各関節の値をfθ2 (θ
2 〜θ62 )とする。そこで、測定装置30を把持装
置に交換する(図7(E))。そして、該関節の値fθ
2 となるように制御して対象物33を把持させることに
より、該対象物33をフィンガー32により高精度に把
持することができるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の把持方
法において対象物を高精度に把持することができるが、
図7(B),(E)で示すように、把持装置と測定装置
を交換しなければならず、教示時間、作業時間を要する
という問題がある。
【0012】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、教示時間、作業時間の短縮を図る把持装置を提
供することを目的とする。
【0013】上記課題は、対象物を把持するためにロボ
ットに取り付けられる把持装置において、所定数のフィ
ンガーと、該各フィンガーを駆動する機構部と、該各フ
ィンガーの先端に位置し、前記対象物までの位置を検出
する検出部が設けられた接触手段を有すると共に、該接
触手段を、該対象物と同形状の模擬対象物に接触して位
置検出する際には可変状態とし、該対象物を把持する際
には固定状態とする固定制御手段を有する把持部と、を
み、該把持部(4)の該固定制御手段(10)は、該
接触手段(5,6)の一部が挿入された容器(11a,
11b)内で、流体(14)を充満状態及び非充満状態
にして該接触手段(5,6)を可変、固定させる構成と
することにより解決される。
【0014】この場合、図1に本発明方法の原理説明図
を示す。まず、第1の工程では、前記フィンガーに設け
られた接触手段を可変状態にして、前記対象物と同形状
の模擬対象物までの該接触手段の移動量および前記ロボ
ットの各関節の回転量を検出する。第2の工程では、該
対象物に対して、該把持装置を、該接触手段の移動量
が、該模擬対象物に対する該移動量と一致し、かつ、
記ロボットの各関節回転量が該模擬対象物(16b)
に対する該回転量と一致するように、位置決めをする。
そして、第3の工程では、該接触手段を固定状態にし
て、該接触手段により該対象物を把持する。
【0015】
【作用】上述のように、機構部により駆動されるフィン
ガーの先端に把持部を設けている。この把持部は、検出
部が設けられた接触手段と、該接触手段を可変、固定す
る固定制御部とを有する。
【0016】そして、固定制御部により接触手段を可変
状態にして模擬対象物に対する該接触手段の移動量を検
出し、該接触手段により対象物を把持するものである。
【0017】このように、接触手段にセンサ機能と把持
機能を持たせることにより、ハンドとセンサを交換する
必要がなく、教示時間、組立作業時間の短縮が可能とな
る。
【0018】
【実施例】図2に、本発明の一実施例の構成図を示す。
図2(A)は把持装置の概念図、図2(B)は接触手段
の構成図である。
【0019】図2(A)の把持装置1は、ロボット(図
示せず)に取り付けられるもので、フィンガーを駆動制
御する機構部2に、例えばフィンガー3が6本(図面上
は2本)取り付けられる。そして、各フィンガー3の先
端には把持部4がそれぞれ取り付けられ、ロッド5の先
端に形成されている接触子6が表出している。このロッ
ド5及び接触子6により接触手段を構成する。
【0020】また、図2(B)において、接触手段4
は、接触子6が形成されたロッド5が2つのベアリング
7a,7bにより矢印方向に移動可能に支持されてい
る。ロッド5の中央部分にはコイル8が巻回されてお
り、該コイル8部分が検出部である差動回路9内に位置
する。すなわち、差動回路9内のコイル8の位置により
ロッド5の移動量が検出される。そして、ロッド5の一
部の後端が固定制御手段10内に位置する。この固定制
御手段10は、ロッド5を可変又は固定させる2つのモ
ードを有する。
【0021】ここで、図3に、図2における固定制御手
段の構成図を示す。図3において、固定制御手段10
は、第1の容器11aと第2の容器11bとが連通管1
2によって連通しており、該連通管12に弁13が設け
られる。また、第1の容器11aには、ロッド5の後端
が挿入されていると共に流体(例えば水)14が充満さ
れる。第2の容器11bには流体14が非充満状態で注
入されており、上方に排気口15が形成される。
【0022】この固定制御手段10は、弁13が閉じて
いる状態では、第1の容器11a内は流体14が充満状
態であることから、ロッド5は該流体14により固定さ
れる。
【0023】一方、弁13が開放状態では、第2の容器
11bの上方に存在する気体により該流体14は流動可
能状態となって、ロッド5がフリーとなり水平方向に移
動することができるようになる。このように、弁13が
閉じた状態は固定モードとなり、弁13が開放した状態
は可変モードとなる。
【0024】なお、固定制御手段10は、図3において
流体を使用した場合を示しているが、図示はしないが、
ロッド5の一部分に押圧力を加えたり緩めたりする、い
わゆるブレーキ手段により該ロッド5を開放又は固定さ
せてもよい。
【0025】次に、図4に本発明の把持方法を説明する
ための図を示し、上述の把持装置1の動作について図2
と共に説明する。
【0026】まず、手順1において、対象物16aと同
形状の模擬対象物16bを用意し、把持部4の固定制御
手段10の弁13を開放状態の可変モードとする。この
模擬対象物16bに対して、作業者が目視で教示作業を
行いながら、各フィンガーの把持部4の接触子6を該模
擬対象物16bに当接させて、ロッド5の移動量E0
差動回路9より求める(図4(A))。すなわち、把持
部4にセンサとしての機能を持たせたものでセンサの値
をE0 とする。このときのロボットの各関節値をfθ1
(θ11 〜θ61 、図5参照)とする。
【0027】続いて、手順2では、実際の組立ラインに
おいて、機構部2により、前記模擬対象物16bにより
得たロボットの各関節の角度fθ1 とセンサの値E0
でロボットを駆動制御する。この駆動制御は、前述のよ
うに特開平2−71986号に示される方法で行われ
る。そして、手順3では、把持部4における固定制御手
段10の弁13を閉じて固定モードとし、6つの接触子
6により対象物16aを把持するものである(図4
(B))。
【0028】このように、模擬対象物16bによって得
られたデータにより余り精度よく置かれていない対象物
16aを高精度に把持できることは従来と同様である
が、上述のように把持部4において把持機能とセンサ機
能とを一体化させていることから、ハンドとセンサを交
換する必要がなく、教示時間や組立作業時間が短縮され
るものである。
【0029】なお、上記実施例では多関節型のロボット
の場合を示したが、直交型、スカラ型等、いかなる型の
ロボットについても適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接触手段
を可変、固定させて把持部に把持機能とセンサ機能とを
一体化させることにより、教示時間、組立作業時間を短
縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例の構成図である。
【図3】図2における固定制御手段の構成図である。
【図4】本発明の把持方法を説明するための図である。
【図5】従来の多関節型ロボットの一例の斜視図であ
る。
【図6】従来の把持装置の概念図である。
【図7】従来の把持を行う工程図である。
【符号の説明】
1 把持装置 2 機構部 3 ハンド 4 把持部 5 ロッド 6 接触子 7a,7b ベアリング 8 コイル 9 差動回路 10 固定制御手段 16a 対象物 16b 模擬対象物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 13/08 B25J 15/08 B25J 19/00 B25J 9/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物(16a)を把持するためにロボ
    ットに取り付けられる把持装置において、 所定数のフィンガー(3)と、 該各フィンガー(3)を駆動する機構部(2)と、 該各フィンガーの先端に位置し、前記対象物(16a)
    までの位置を検出する検出部(9)が設けられた接触手
    段(5,6)を有すると共に、該接触手段(5,6)
    を、該対象物(16a)と同形状の模擬対象物(16
    b)に接触して位置検出する際には可変状態とし、該対
    象物(16a)を把持する際には固定状態とする固定制
    御手段(10)を有する把持部(4)と、を含み、 該把持部(4)の該固定制御手段(10)は、該接触手
    段(5,6)の一部が挿入された容器(11a,11
    b)内で、流体(14)を充満状態及び非充満状態にし
    て該接触手段(5,6)を可変、固定させる ことを特徴
    とすることを特徴とする把持装置。
  2. 【請求項2】 ロボットに取り付けられた把持装置
    (1)の複数のフィンガー(3)部分により対象物(1
    6a)を把持する把持方法において、 前記フィンガー(3)部分に設けられた接触手段(5,
    6)の一部が挿入された容器(11a,11b)内で、
    流体(14)を非充満状態にすることによって該接触手
    段(5,6)を可変状態にして、前記対象物(16a)
    と同形状の模擬対象物(16b)までの該接触手段
    (5,6)の移動量および前記ロボットの各関節の回転
    を検出する工程と、 該対象物(16a)に対して、前記把持装置を該接触手
    段(5,6)の移動量が該模擬対象物(16b)に対す
    該移動量と一致し、かつ、前記ロボットの各関節
    量が該模擬対象物(16b)に対する該回転量と一致
    するように、位置決めする工程と、該流体(14)を充満状態にすることによって 該接触手
    段(5,6)を固定状態にして、該接触手段(5,6)
    により該対象物(16a)を把持する工程と、 を含むことを特徴とする把持方法。
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