JP3084796B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP3084796B2
JP3084796B2 JP03169356A JP16935691A JP3084796B2 JP 3084796 B2 JP3084796 B2 JP 3084796B2 JP 03169356 A JP03169356 A JP 03169356A JP 16935691 A JP16935691 A JP 16935691A JP 3084796 B2 JP3084796 B2 JP 3084796B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/16Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
    • H04N7/167Systems rendering the television signal unintelligible and subsequently intelligible
    • H04N7/169Systems operating in the time domain of the television signal
    • H04N7/1696Systems operating in the time domain of the television signal by changing or reversing the order of active picture signal portions

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  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号処理装置に関す
るものであり,特に,違法に映像信号を複写することを
防止するため,映像信号にアンチパイラシー信号(パイ
ロット信号)を重畳する映像信号処理装置,および,再
生映像信号に重畳されたアンチパイラシー信号を検出し
て映像信号の記録を禁止する映像信号処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】映像信号の違法な複写(ダビング)を禁
止する方法としては,たとえば,民生用VTRなどにお
いて,記録時にその信号を検出して記録を禁止するため
のアンチパイラシー信号(パイロット信号)を同期信号
部分に組み込むことが試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,同期信
号部分にアンチパイラシー信号を組み込む方法は同期信
号部分をすげ替えることにより,容易にアンチパイラシ
ー信号が解除されてしまうという問題がある。違法ダビ
ングを防止する他の方法としては,映像信号帯域外の高
い周波数のアンチパイラシー信号を映像信号に重畳させ
る方法も提案されている。この方法は,映像信号の周波
数帯域外にアンチパイラシー信号が存在するから,モニ
タ装置で再生した画像が劣化するという問題は少ない。
しかしながら,簡単な回路構成のローパスフィルタでア
ンチパイラシー信号が容易に除去されてしまい,違法ダ
ビングを事実上防止することができないという問題があ
る。違法ダビングを防止する方法としてはその他の方法
も考えられるが,モニタ装置に通常の形態で再生させた
場合にその再生画像に劣化を惹起させないで効果的に違
法ダビングを防止する有効な方法はまだ実現されていな
い。
【0004】本発明は上述した問題を解決し,本来の再
生映像信号に画質劣化を生じさせず,しかもその解除が
事実上困難なアンチパイラシー信号を映像信号に重畳す
る映像信号処理装置を提供することを目的とする。本発
明はまた,上述したアンチパイラシー信号が重畳された
再生映像信号からアンチパイラシー信号を検出して映像
信号の記録を防止(禁止)する映像信号処理装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め,本発明の第1の形態によれば,映像信号の周波数帯
域内で水平走査周波数に対して周波数インターリーブ関
係にある所定の周波数を有し,映像信号の成分に応じた
比率で所定の範囲内の振幅を有するアンチパイラシー信
号を発生する回路と,上記アンチパイラシー信号を上記
映像信号部分に間欠的なタイミングで重畳する回路を有
することを特徴とする映像信号処理装置が提供される。
この映像信号処理装置は,たとえば,VTR装置の再生
系に配設される。また本発明の第2の形態によれば,再
生された映像信号の周波数帯域内で水平走査周波数に対
して周波数インターリーブ関係にある所定の周波数を有
し,映像信号成分に応じた比率で所定の範囲の振幅を有
する該再生映像信号に重畳されたアンチパイラシー信号
を検出する回路と,該アンチパイラシー信号の検出に応
答して再生映像信号の記録を禁止する記録処理回路を有
することを特徴とする映像信号処理装置が提供される。
この映像信号処理装置は,たとえば,VTR装置の記録
系に配設される。
【0006】
【作用】本発明の第1の形態の映像信号処理装置におけ
るアンチパイラシー信号信号発生回路は,映像信号周波
数帯域内にあり,水平走査周波数と周波数インターリー
ブ関係にある周波数で,しかも,再生映像信号に事実上
影響を及ぼさないアンチパイラシー信号を発生する。こ
のアンチパイラシー信号はまた,モニタ装置における再
生画像の劣化を最小限にしつつ,より大きな振幅になる
ように,映像信号成分に応じてその振幅が決定される。
アンチパイラシー信号信号重畳回路は上記アンチパイラ
シー信号を映像信号に間欠的,たとえば,複数フィール
ドごとに重畳する。このように,上述した周波数を有
し,上述した振幅を有するアンチパイラシー信号を映像
信号重畳してもモニタ装置で再現される映像は事実上劣
化しない。特に,間欠的にアンチパイラシー信号を重畳
するとき,その振幅を大きくすることができる。一方,
上述したアンチパイラシー信号が重畳されて記録されて
いる再生映像信号を本発明の第2の形態の映像信号処理
装置でダビングするとき,この映像信号処理装置に組み
込まれたアンチパイラシー信号検出回路ががアンチパイ
ラシー信号を検出してその映像信号の記録を禁止する。
【0007】
【実施例】図1は本発明の映像信号処理装置の1実施例
の構成図を示す。この図は,第1のビデオ装置1からの
再生映像信号を,モニタ装置5において再生画像を表示
し,第2のビデオ装置6において記録する態様図を示
す。第1のビデオ装置1で再生された,輝度信号Y,第
1の色差信号PB および第2の色差信号PR からなる映
像信号を,第2のビデオ装置6において記録することを
禁止させるため,アンチパイラシー信号発生回路2にお
いてアンチパイラシー信号が発生され,信号重畳回路3
において再生映像信号にアンチパイラシー信号が重畳さ
れる。第2のビデオ装置6において,上記アンチパイラ
シー信号が重畳された映像信号の記録を禁止するため,
アンチパイラシー信号検出回路7がアンチパイラシー信
号を検出して第2のビデオ装置6に記録の禁止を示すダ
ビング禁止信号STOPを出力する。アンチパイラシー
信号は,ダビング禁止を行うために検出可能な振幅を有
するとともに,モニタ装置5において再生画像に実質的
な劣化を生じさせない範囲の振幅を有している。その詳
細について下記に述べる。本発明の映像信号処理装置に
おいては,音声信号は直接関係しないので,以下その記
述を省略する。
【0008】アンチパイラシー信号発生回路2は,マト
リクス回路21,制御回路22,信号発生回路23およ
びアンチパイラシー信号分配回路24を有している。マ
トリクス回路21は映像信号,すなわち,輝度信号Y,
第1の色差信号PB および第2の色差信号PR から公知
のマトリクス演算によって3原色G,B,Rに変換す
る。制御回路22は変換されたG,B,Rの成分比率を
分析して,アンチパイラシー信号分配回路24において
算出されるG,B,Rごとのアンチパイラシー信号p
y,pb,prの比率を算出する。アンチパイラシー信
号分配回路24は信号発生回路23から出力される周波
数信号を用いて制御回路22で算出されたアンチパイラ
シー信号配分比率に基づいてアンチパイラシー信号p
y,pb,prを出力する。信号重畳回路3において,
上記アンチパイラシー信号py,pb,prを,信号加
算回路31で輝度信号Yに,信号加算回路32に第1の
色差信号PB に信号加算回路33で第2の色差信号PR
に重畳する。
【0009】アンチパイラシー信号発生回路2における
アンチパイラシー信号py,pb,prの発生方法につ
いて詳述する。マトリクス回路21で変換されたG,
B,Rに基づいて,制御回路22が下記の式に基づいて
アンチパイラシー信号py,pb,prの信号配分x
g,xb,xrを決定する。かかるアンチパイラシー信
号配分xg,xb,xrはモニタ装置5において再生画
像に目立たないアンチパイラシー信号py,pb,pr
の成分比率を示している。
【0010】(a)Y成分にのみ重点的にアンチパイラ
シー信号を挿入しようとする配分比は式1で規定され
る。
【数1】 式1の見方は,アンチパイラシー信号成分がそれぞれp
y=1.0,pb=0.0,pr=0.0のとき,制御
回路22で算出するアンチパイラシー信号配分がそれぞ
れxg=1.0,xb=1.0,xr=1.0であるこ
とを示している。右辺のマトリクス内の数字は輝度信号
Y,第1の色差信号PB ,第2の色差信号PR とG,
B,Rとの変換係数を示す。(b)G成分が多い画像ま
たは白黒画像でアンチパイラシー信号が目立ちにくい配
分比は式2で規定される。
【数2】 (c)R成分の多い画像でアンチパイラシー信号が目立
ちにくい配分比は式3で規定される。
【数3】 (d)B成分の多い画像でアンチパイラシー信号が目立
ちにくい配分比は式4で規定される。
【数4】 (e)G,R成分が多い画像でアンチパイラシー信号が
目立ちにくい配分比は式5で規定される。
【数5】
【0011】上記したいずれの条件に該当しない場合
は,アンチパイラシー信号は重畳しないか,別途条件を
選定する。たとえば,白黒画像においては,アンチパイ
ラシー信号はpy=0,pb=1,pr=−0.475
となる。もし,輝度信号Y,第1の色差信号PB ,第2
の色差信号PR に代えて直接G,B,Rにアンチパイラ
シー信号を重畳する場合は,マトリクス回路21は必要
なく,信号発生回路23で直接,上記アンチパイラシー
信号配分xg,xb,xrを決定する。
【0012】次いで,上述したアンチパイラシー信号p
y,pb,prの周波数特性および重畳タイミングにつ
いて述べる。図2に信号発生回路23からの信号に基づ
いてアンチパイラシー信号分配回路24で発生するアン
チパイラシー信号py,pb,prの周波数特性を示
し,図3にその重畳タイミングを示し,図4に図3のア
ンチパイラシー信号の拡大図を示し,図5にアンチパイ
ラシー信号の振幅特性を示す。信号発生回路23はPL
L(位相同期回路)を内蔵しており,第1のビデオ装置
1で検出された水平同期信号に基づいて正確に位相同期
された所定の周波数の信号を発生する。この信号発生回
路23で発生される信号の周波数をアンチパイラシー周
波数fAPとする。このアンチパイラシー周波数fAPは,
水平同期を規定する水平走査周波数fH に対して下記式
−6に基づく周波数インターリーブ関係にある。 fAP=(N+1/2)fH (6) Nは信号発生回路23内にあるPLL回路内の分周回路
(図示せず)の分周率である。図2に示した例はN=2
として場合である。このNは任意に設定することができ
る。
【0013】このようなアンチパイラシー周波数fAP
有するアンチパイラシー信号は全フィールドごとに重畳
されるのではなく,複数フィールドごと,図3に示した
例では,5フィールドごとに1フィールドだけ再生映像
信号,すなわち,輝度信号Y,第1の色差信号PB ,第
2の色差信号PR に重畳される。特に,映像信号の信号
領域,たとえば,輝度信号Yについて,3値同期信号に
続く,水平ブランキング期間内の実質的な輝度信号成分
にアンチパイラシー信号pyが重畳される。すなわち,
同期信号部分にはアンチパイラシー信号pyを重畳せ
ず,同期信号部分にアンチパイラシー信号を重畳するこ
とによる同期乱れを生じさせない。図3および図4に示
すように,映像信号へのパイロット信号の重畳(実質的
な信号成分への重畳)は,ある強度(振幅)で,モニタ
装置を監視する人間の目の積分効果の残らない時間TON
だけ重畳し,目の積分効果がリセットされる間隔TOFF
その重畳は禁止される。このように, デューティを変化
させことにより, 目に対する等価強度を低下させてい
る。オン時間(重畳時間)Tonを短くすれば,後述する
モニタ装置における再生画像におけるパイロット信号の
影響は少なくなる。これらの時間TON,TOFF は画面処
理タイミング, 信号同期などの条件を考慮して,たとえ
ば,TON=1フィールド,TOFF =5フィールドとす
る。
【0014】図5は上述のようにアンチパイラシー信号
py,pb,prが重畳された映像信号が,マトリクス
回路51でG,B,Rに重畳されたアンチパイラシー信
号配分xg,xb,xrに逆変換され,TV画面52で
再生された場合のTV画面52で人間が見たときの振幅
特性を示す。図5の曲線CV1は連続して各フィールド
にアンチパイラシー信号を再生輝度信号Yに重畳したと
きの再生画像をTV画面52で人間が観察したときに振
幅700mVの輝度信号Yに影響を及ぼさない振幅の上
限をプロットした曲線を示す。曲線CV2は,M=30
フィールドごとにアンチパイラシー信号pyを輝度信号
Yに重畳したときの再生画像をTV画面52で人間が観
察したときに輝度信号Yに影響を及ぼさない振幅の上限
をプロットした曲線を示す。
【0015】輝度信号Yそのものの振幅によっても,そ
の再生画像に及ぼす影響度は大きく変化するが,連続的
にアンチパイラシー信号を重畳した場合とMフィールド
ごとに間欠的にアンチパイラシー信号を重畳した場合と
では重畳可能なアンチパイラシー信号の振幅は大きく異
なる。間欠的にアンチパイラシー信号を重畳するときは
大きい振幅のアンチパイラシー信号を重畳してもTV画
面52における再生画像の影響は少ない。振幅の大きい
アンチパイラシー信号はアンチパイラシー信号検出回路
7における検出を容易にし,また違法ダビングを困難に
する。またはこのようなアンチパイラシー信号除去を行
うと映像信号そのものの品質を著しく低下せる。したが
って,本発明においては,可能なかぎり大きい振幅のア
ンチパイラシー信号を間欠的に映像信号に重畳するよう
にしている。TV画面52における再生画像に事実上影
響のないアンチパイラシー信号の最大振幅は,この例で
は,挿入レベルが小さい時,第1のレベルLVL1以下
の振幅となる。したがって,Mフィールドにもよるが,
本実施例では輝度信号Yに重畳するアンチパイラシー信
号の振幅を20〜30mV程度の範囲に設定している。
このように,周波数fH と周波数インターリーブ関係に
あり,上記振幅範囲内にあるアンチパイラシー信号を映
像信号に重畳してもTV画面52における再生画像には
事実上影響がでない。
【0016】図6は輝度信号Yの3値同期信号の後に続
く水平ブランキング信号HBLKが発生される期間内に
アンチパイラシー信号(重畳信号)が映像信号に重畳さ
れること示している。また,図7はMフィールドごとに
アンチパイラシー信号が重畳されること示している。
【0017】つぎにこのようなアンチパイラシー信号が
映像信号に重畳された信号を違法にダビングするを禁止
する動作について述べる。図1の第2のビデオ装置6は
再生映像信号をビデオテープに記録する回路を有してい
る。また,図1のアンチパイラシー信号検出回路7内に
は,マトリクス回路71,制御回路72,信号合成回路
73および検出回路74が設けられている。マトリクス
回路71はアンチパイラシー信号発生回路2内のマトリ
クス回路21と同様にアンチパイラシー信号が重畳され
ている映像信号,すなわち,輝度信号Y,第1の色差信
号PB ,第2の色差信号PR からG,B,Rに変換す
る。制御回路72もアンチパイラシー信号発生回路2内
の制御回路22と同様にアンチパイラシー信号配分x
g,xb,xrを算出する。信号合成回路73はこの配
分比の極性から同位相でアンチパイラシー信号を合成す
る。この合成されたアンチパイラシー信号Pのレベルが
所定レベル以上のとき検出回路74からダビング禁止信
号STOPが第2のビデオ装置6に出力され,第2のビ
デオ装置6は入力された映像信号の記録を停止する。
【0018】図8に本発明の第2実施例の映像信号処理
装置の構成図を示す。この映像信号処理装置は,図1に
示したアンチパイラシー信号検出回路7に代えてアンチ
パイラシー信号検出回路8を配設したものである。アン
チパイラシー信号検出回路8もアンチパイラシー信号を
検出して第2のビデオ装置6に記録停止をかけるダビン
グ禁止信号STOPを出力するが,アンチパイラシー信
号の検出方法が異なる。アンチパイラシー信号検出回路
8は,再生輝度信号Yに重畳されたアンチパイラシー信
号成分pyを抽出するフィルタ回路81,第1の色差信
号PB に重畳されたアンチパイラシー信号pbを抽出す
るフィルタ回路82,第2の色差信号PR に重畳された
prを抽出するフィルタ回路83を有している。アンチ
パイラシー信号成分py,pb,prはそれぞれ上述し
たアンチパイラシー周波数fAPを有しており,フィルタ
回路81〜83はアンチパイラシー周波数fAPを通過さ
せる特性を有している。ダビング禁止信号発生回路84
はフィルタ回路81〜83からの信号を積分し,所定の
レベルに到達したときダビング禁止信号STOPを出力
する。
【0019】図9にアンチパイラシー信号検出回路8の
1実施例回路構成を示す。アンチパイラシー信号検出回
路8は,1H遅延回路811と信号加算回路812とで
構成されるくし形フィルタ,上述した周波数fH とイン
ターリーブ関係にあるアンチパイラシー周波数fAPを通
過させる特性を有するバンドパスフィルタ(BPF)8
13,検波器814を有している。以上に述べた回路構
成で,再生輝度信号Yに重畳されたアンチパイラシー信
号成分pyが検出される。検波器814はアンチパイラ
シー信号成分pyを検波し,比較回路815はその検波
レベルが抵抗器816で規定される基準電圧以上になっ
たときしきい値レベル信号S81を出力する。第1の色
差信号PB および第2の色差信号PR に重畳されたアン
チパイラシー信号成分pb,prも上記同様の回路で検
出され,これらのしきい値レベル信号のOR(論理和)
として上記ダビング禁止信号STOPが出力される。ア
ンチパイラシー信号は間欠的ではあるが継続的に映像信
号重畳されているから,一旦,アンチパイラシー信号が
検出されると,継続してダビング禁止信号STOPが出
力され続き,第2のビデオ装置6におけるビデオテープ
への記録は継続して禁止される。
【0020】上述したアンチパイラシー信号を除去して
違法にダビングしようとする場合,図1のアンチパイラ
シー信号検出回路7および第2のビデオ装置6の前段,
または,図8のアンチパイラシー信号検出回路8および
第2のビデオ装置6の前段で,アンチパイラシー信号解
除回路4を用いてアンチパイラシー信号成分py,p
b,prを除去しなければならない。たとえば,輝度信
号Yに重畳されているアンチパイラシー信号成分pyの
除去は,図9に示した1H遅延回路811,信号加算回
路6812および,バンドパスフィルタ814に類似し
た,図10に示す1H遅延回路41,信号加算回路42
および,バンドパスフィルタ814からなるフィルタ回
路4Aを必要とする。このフィルタ回路は構成が複雑で
あり価格が高くなるから,違法ダビングは高くつくこと
になる。通常,アンチパイラシー信号は輝度信号Y,第
1の色差信号PB ,第2の色差信号PR のそれぞれに重
畳されているから,そのような複雑なフィルタ回路は3
系統必要となり,フィルタ回路は一層高価格となる。ま
た,違法ダビングをさらに困難にさせるため,信号発生
回路23おびアンチパイラシー信号分配回路24におい
て輝度信号Y,第1の色差信号PB ,第2の色差信号P
R ではアンチパイラシー周波数fAPを異ならせるように
する。これにより,異なる通過周波数特性を有するバン
ドパスフィルタが必要になり,事実上,違法ダビングは
できなくなる。また,そのような違法ダビングを可能に
するフィルタ回路を用いたとしても,本発明におけるア
ンチパイラシー信号は映像信号の周波数帯域内の,周波
数fH とインターリーブ関係にある周波数をアンチパイ
ラシー周波数fAPとして選定しているから,映像信号そ
のものが劣化することになり,違法ダビングをしたビデ
オテープの信号品質は著しく劣化する。
【0021】しかしながら,品質劣化を前提としてアン
チパイラシー信号に関係なく強制的に第2のビデオ装置
6で記録を行いたいときは,敢えて上述したアンチパイ
ラシー信号解除回路4を設けてもよい。
【0022】本発明の実施に際しては,上述した実施例
に限定されず,種々の実施態様をとることができる。た
とえば,第1実施例として示した周波数fHと周波数イ
ンターリーブ関係にあるアンチパイラシー周波数fAP
有するアンチパイラシー信号の映像信号への重畳は,輝
度信号Yにだけ重畳してもよく,第1の色差信号PB
よび第2の色差信号PR に同様に重畳してもよい。輝度
信号Yにだけアンチパイラシー信号pyを重畳する場合
の図1に対応した映像信号処理装置の構成図を図11に
示す。図1のアンチパイラシー信号発生回路2に代え
て,輝度信号振幅検出回路25,信号発生回路23およ
び利得制御可能な増幅回路26からなるアンチパイラシ
ー信号発生回路2Aが設けられている。輝度信号振幅検
出回路25は第1のビデオ装置1から出力される輝度信
号Yの振幅を検出し,利得変化可能な増幅回路26の利
得を制御する。信号発生回路23からは上述したアンチ
パイラシー周波数fAPの信号が出力されているが,輝度
信号振幅検出回路25と利得可変増幅回路26とで協働
して,図5に示した振幅特性に基づいた振幅を有するア
ンチパイラシー信号pyを出力する。このアンチパイラ
シー信号pyは信号加算回路31において輝度信号Yに
重畳される。この輝度信号Yに重畳したアンチパイラシ
ー信号pyを検出するため,図1に示したアンチパイラ
シー信号検出回路7または図8に示したアンチパイラシ
ー信号検出回路8に代えて,アンチパイラシー信号検出
・ダビング禁止信号出力回路9が設けられる。この回路
9は実質的に,図9に示した回路構成となる。すなわ
ち,この回路9は,1H遅延回路811,信号加算回路
812,バンドパスフィルタ813,検波回路814,
積分回路,抵抗器816,比較回路815と同様の回路
構成になる。なお,図9に図示されない積分回路は検波
回路814で検出したアンチパイラシー信号pyを積分
する。その積分値が抵抗器516の出力電圧で規定され
る電圧に到達すると,比較回路815から信号S81に
相当するダビング禁止信号STOPが第2のビデオ装置
6に出力される。
【0023】また,上述した間欠的なパイロット信号の
重畳タイミングおよびその振幅は,上述した方法にした
がって任意にすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように,本発明のアンチパイ
ラシー信号信号重畳によれば,モニタ装置で再現される
画像に事実上の劣化を生じさせず,違法ダビングを事実
上困難にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号処理装置の第1実施例構成図
である。
【図2】図1のアンチパイラシー信号発生回路で発生さ
れるアンチパイラシー信号の周波数特性図である。
【図3】図1のアンチパイラシー信号発生回路で発生さ
れ映像信号に重畳されるアンチパイラシー信号のタイミ
ング図である。
【図4】図3のアンチパイラシー信号の詳細なタイミン
グ図である。
【図5】図4におけるアンチパイラシー信号の振幅特性
を示す図である。
【図6】図1の映像信号処理装置におけるアンチパイラ
シー信号が重畳される水平ブランキングタイミング図で
ある。
【図7】図1の映像信号処理装置におけるアンチパイラ
シー信号が重畳されるフィールドのタイミング図であ
る。
【図8】本発明の映像信号処理装置の第2実施例の構成
図である。
【図9】図8におけるビデオ記録装置におけるアンチパ
イラシー信号検出回路図である。
【図10】図1および図8におけるアンチパイラシー信
号を解除する回路図である。
【図11】本発明の映像信号処理装置の第3実施例の構
成図である。
【符号の説明】
1・・第1のビデオ装置,2・・アンチパイラシー信号
発生回路,3・・信号重畳回路,4・・アンチパイラシ
ー信号解除回路,5・・モニタ装置,6・・第2のビデ
オ装置,7,8・・アンチパイラシー信号検出回路,2
1・・マトリクス回路,22・・制御回路,23・・信
号発生回路 24・・アンチパイラシー信号分配回路,
25・・輝度信号振幅検出回路,26・・利得可変増幅
回路,71・・マトリクス回路,72・・制御回路,7
3・・信号合成回路,74・・検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の周波数帯域内で水平走査周波
    数に対して周波数インターリーブ関係にある所定の周波
    数を有し,映像信号の成分に応じた比率で所定の範囲内
    の振幅を有するアンチパイラシー信号を発生する回路
    と,上記アンチパイラシー信号を上記映像信号部分に間
    欠的なタイミングで重畳する回路を有することを特徴と
    する映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 再生された映像信号の周波数帯域内で水
    平走査周波数に対して周波数インターリーブ関係にある
    所定の周波数を有し,映像信号成分に応じた比率で所定
    の範囲の振幅を有する該再生映像信号に重畳されたアン
    チパイラシー信号を検出する回路と,該アンチパイラシ
    ー信号の検出に応答して再生映像信号の記録を禁止する
    記録処理回路を有することを特徴とする映像信号処理装
    置。
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