JP3069058B2 - ニューロセルラオートマトンおよび最適化装置 - Google Patents

ニューロセルラオートマトンおよび最適化装置

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JP3069058B2
JP3069058B2 JP9088250A JP8825097A JP3069058B2 JP 3069058 B2 JP3069058 B2 JP 3069058B2 JP 9088250 A JP9088250 A JP 9088250A JP 8825097 A JP8825097 A JP 8825097A JP 3069058 B2 JP3069058 B2 JP 3069058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はニューロセルラオ
ートマトンおよびこれを用いた最適化装置に関し、特
に、ニューロン数,各ニューロン相互の結合の有無およ
び結合の重みを問題に応じて柔軟に変化させることがで
き、しかも容易に製作可能な繰返し構造によって構成さ
れるニューロセルラオートマトンおよびこれを用いた最
適化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人工ニューラルネットによる情報
処理技術が発展してきている。人工ニューラルネット
(以下、単にニューラルネットという)は脳の神経回路
網を模倣して、単純で均一な情報処理を行なうユニット
(ニューロン)を多数結合してネットワークを構成した
ものであり、通常のコンピュータと比べて非常に柔軟な
処理が行なえると期待されている。
【0003】ところで、個々のニューロンは単純な情報
処理しか行なえないので、ニューラルネットを本来の神
経回路網が行なっているような複雑な処理に使おうとす
ると、極めて多数のニューロンを相互接続しなければな
らない。これを通常のコンピュータの上でソフトウェア
でシミュレートして行なうには非常に時間がかかり、現
実的ではない。処理を高速に行なうためには、ニューラ
ルネットを電子回路などのハードウェアで実装すること
が不可欠である。
【0004】ニューラルネットの特徴はその柔軟性にあ
る。これは、ニューロン相互の結合の強さが変えられる
という点に由来する。さらに言えばこれはタンパク質な
どで構成され、自由に変形,成長できる生物の神経回路
網を模倣したためである。
【0005】一方、電子回路などのハードウェアは固体
でできており、製作後では変更できないため、調節する
必要のある箇所は予め可変デバイスで構成する必要があ
る。しかし、ニューラルネットの調節点は大規模なネッ
トでは極めて多数となり、それに必要な配線などを考慮
すると、予めすべてを組込んでおくのは困難であるとい
う問題が明らかになった。
【0006】本願発明者らは特開平7−105164号
公報において、セルラオートマトンの上でニューロンを
成長させてニューラルネットを形成させるというニュー
ロン型セルラオートマトンおよびこれを用いた最適化装
置について提案した。セルラオートマトンは、簡単な構
造と機能を持つセルを多数規則的に配置接続したもの
で、セル間の相互作用はごく近隣のセル同士に限定され
ている。このため、各セルは極めて小さく、また長い配
線が少ないためセル間も密集させて製作することが可能
である。この意味でセルラオートマトンは、集積回路な
どの電子回路での実装に向いた構造を持っている。
【0007】また、セルラオートマトンは、個々のセル
の単純性および全体構造の規則性とは裏腹に、工夫次第
で全体として非常に複雑な情報処理をさせることが可能
であり、その応用範囲は広範である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の提案
されたニューロン型セルラオートマトンは、Coddの
手法にならい、3セル幅のセル列からなる信号伝搬路を
ニューロンの軸索および樹状突起として使用し、その中
心を各種信号を伝搬させるという方法をとっている。し
かし、この方法では信号伝搬路同士の干渉を防ぐため
に、信号伝搬路の間に空白セル部分を挟む必要があるた
め、平均25%のセルがニューラルネットの動作に関与
せず、また信号伝搬路の幅も太いため、ネットワークの
密度が低く、セルラオートマトンの有効利用ができない
という欠点があった。
【0009】また、提案された方法では、ニューラルネ
ット中の信号の強さを状態の違いで表わすという方法を
とっているため、セルが近傍のセルと相互にやり取りを
しなければならない情報量が多く、結果としてセルの状
態更新機構の複雑化を招くという欠点もあった。このよ
うに、従来のセルラオートマトン上のニューラルネット
装置ではセルの状態更新機構が複雑であり、またセルラ
オートマトンの使用効率が低いという問題点があった。
これはさらに電子回路などハードウェアでのニューロセ
ルラオートマトンの実装を図る上で、各セルの大きさの
増大およびニューラルネットの低密度化として反映さ
れ、装置の物理的規模の増大あるいはニューラルネット
の機能の低下という問題につながる。
【0010】それゆえに、この発明の主たる目的は、セ
ルの状態更新機構を簡単化し、かつ高密度なニューラル
ネットを構成できるようなニューロセルラオートマトン
および最適化装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
状態を保持する状態記憶手段を持つセルが多数個格子状
に配列され、各々のセルは状態記憶手段に保持されてい
る現在の自己のセルの状態とその近傍のセルの状態をも
とに次の状態を更新しかつすべてのセルの状態を同期し
て更新させる状態更新手段を備えたニューロセルラオー
トマトンにおいて、状態記憶手段は、他のセルに状態を
公開しない非公開記憶手段と、他のセルに状態を公開す
る公開状態記憶手段とを含み、状態更新手段は、非公開
記憶手段と公開記憶手段のそれぞれに対応する非公開更
新手段と公開更新手段とを含み、それぞれの状態更新手
段は自己のセルの状態および近傍のセルの公開状態に基
づいて、次の状態を決定する。
【0012】請求項2に係る発明では、請求項1の公開
状態記憶手段は、自己のセルの近傍のセルの各々に対応
して公開状態を記憶する部分記憶領域を含み、状態更新
手段は各領域に対応して部分的に更新する部分更新手段
を含み、部分更新手段は自己のセルの状態および近傍の
セルの部分記憶領域に記憶されている自己のセルに対応
する公開状態に基づいて次の状態を決定する。
【0013】請求項3に係る発明では、請求項1のセル
は神経細胞本体に相当する複数のニューロンセルと、生
成も何も生じない空白セルとを含み、空白セルの状態記
憶手段には空白状態が記憶されていて、ニューロンセル
の各々の部分あるいは公開状態記憶手段には神経細胞の
軸索あるいは樹状突起に相当する軸索成長信号と樹状突
起成長信号とを設定し、近傍のセルから軸索あるいは樹
状突起の成長信号を受取った空白状態のセルは、近傍の
セルからの成長信号を非公開状態記憶手段に記憶するこ
とで、受取った信号に応じて空白セルから軸索あるいは
樹状突起セルとなり、予め保持している成長情報に従っ
て近傍のセル以外のセルへの公開状態記憶手段に受取っ
た成長信号を設定する。
【0014】請求項4に係る発明では、請求項2のセル
はニューロンセルと空白セルと軸索セルと樹状突起セル
とに分類されていて、軸索セルはニューロンセルが機能
動作信号を送り出す方向に向くセルであり、樹状突起セ
ルはニューロンセルに向かって機能動作信号を集めるセ
ルである。
【0015】請求項5に係る発明では、請求項4の軸索
セルは、信号を受ける1つの方向に入力ゲートを有し、
残りのすべての方向に出力ゲートを有していて、自己の
状態および入力ゲートに入力される機能動作信号に応じ
て各出力ゲートにそれぞれ機能動作信号を出力し、樹状
突起セルは信号を送り出す1つの方向に出力ゲートを有
し、残りのすべての方向に入力ゲートを有していて、自
己の状態および各入力ゲートに入力される機能動作信号
に応じて1つの方向に機能動作信号を出力する。
【0016】請求項6に係る発明では、さらに成長モー
ドと機能動作モードの2つのモードを有し、成長モード
においては、セルをニューロンセルと空白セルと軸索セ
ルと樹状突起セルに分類し、機能動作モードにおいて
は、軸索セルが機能動作信号を分配し、樹状突起セルが
機能動作信号を収集する。
【0017】請求項7に係る発明は、複数のセルを格子
状に配列し、各セルにその近傍のセルの状態を表わす信
号を入力信号として入力できるようにセル間同士を相互
に結合したニューロセルラオートマトンを用いた最適化
装置であって、各セルは自己のセルの状態の公開する部
分と非公開の部分とを含む状態記憶手段と、それら各々
の状態記憶手段の部分に対応し、自己のセルの状態およ
び近傍のセルの公開状態に基づいて、次の状態を決定す
る状態更新手段とを含み、さらに対象とする問題をニュ
ーロセルラオートマトンに出力し、それに応じたニュー
ロセルラオートマトンの出力結果が入力される入出力部
と、対象とする問題とニューロセルラオートマトンの出
力結果を比較し、ニューロセルラオートマトンの対象と
する問題への適応度である評価値を算出する評価部と、
評価部で算出された評価値に基づいて、セルラオートマ
トンにおけるニューロセルラオートマトンの次の状態更
新手段の次の動作を決定し、それを表わすそれぞれの信
号をニューロセルラオートマトン,成長状態記憶手段お
よび状態更新手段に入力する評価値反映部とを備えて構
成される。
【0018】請求項8に係る発明では、請求項7の評価
値反映部には遺伝的アルゴリズムが用いられる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態によ
るニューロン型オートマトンを用いた最適化装置の概略
ブロック図である。図1を参照して、3つのセルラオー
トマトン2a,2b,2cによって構成されたセルラオ
ートマトン1が設けられる。各セルラオートマトン2
a,2b,2cは、自己のセル30と自己のセル30の
周囲に4つのセルとしてのN(北)セル31と、E
(東)セル32と、S(南)セル33と、W(西)セル
34の状態が入力信号として入力されるように、格子状
に相互結合されている。各セル30〜34は、状態記憶
手段としての状態保持機構4と状態更新手段としての状
態更新機構5とを有している。状態保持機構4は各セル
を成長させるための状態を記憶するメモリとそのメモリ
の内容を書換えるための電子回路を含み、状態更新機構
5は自己のセルと近傍のセルの状態に基づいて、次の状
態を更新する。
【0020】図2は図1のニューロン型セルラオートマ
トンの各セルにおける状態導出の原理を示す図である。
図2に示すように、自己の現在の状態が9である中央の
セルにおいて、自己の状態9とN,E,S,Wのセルの
状態18,16,11,5によって自己の次の状態4が
導出される。このように、状態を保持するのが状態機構
4であり、状態を更新するのが状態更新機構5である。
【0021】図1において、ある状態になっている各セ
ルラオートマトン2a,2b,2cに対象とする問題を
表わす信号7を入力する入出力部6が設けられている。
そのため、入出力部6には対象とする問題を表わす信号
7が入力されていて、それを各セルラオートマトン2
a,2b,2cに出力し、逆に、その出力に応じた各セ
ルラオートマトン2a,2b,2cの出力結果を表わす
信号9a,9b,9cが入出力部6に入力されている。
また、入出力部6の出力が入力される評価部8が設けら
れ、各セルラオートマトン2a,2b,2cの出力結果
を表わす信号9a,9b,9cと対象とする問題を表わ
す信号7がこの評価部8に入力される。
【0022】評価部8では、入力された各セルラオート
マトン2a,2b,2cの出力結果を表わす信号9a,
9b,9cが対象とする問題7にどの程度適用したかを
表わす適用度が演算され、その演算結果である評価値を
表わす信号10が評価部8の出力として評価反映部11
に入力される。評価反映部11の出力は、入力された評
価値を表わす信号10に基づく次の各セルラオートマト
ンの初期状態ならびに次の状態保持機構4および状態更
新機構5の動作が決定された結果を表わす信号12であ
り、セルラオートマトン2a,2b,2cのそれぞれに
入力される。
【0023】ここまでの構成と動作は、先に提案したニ
ューロン型セルラオートマトンと共通している。次に、
先に提案したニューロン型セルラオートマトンとこの発
明の一実施形態におけるニューロン型セルラオートマト
ンとを比較して説明する。
【0024】図3は状態保持機構を示す図であり、図4
は状態更新機構を示す図である。図3(a)は従来例で
あり、(b)はこの発明の一実施形態を示す。従来は図
3(a)に示すように、状態は16ビットで各セルに保
持されており、各セルは16ビットのすべての状態を周
囲のセルに公開しているのに対して、この実施形態で
は、16ビットのうち8ビットのみを近傍のセルに公開
し、残りの8ビットを非公開にしている。
【0025】一方、従来の状態更新機構は図4(a)に
示すように、自己のセルと近傍の4つのセルから各16
ビットの入力を受け、16ビットの出力を導出している
が、この実施形態では、図4(b)に示すように、自己
のセルと近傍の4つのセルから8ビットの入力を受け、
8ビットの出力を導出するものが、非公開用と公開用の
2個設けられる。このように、状態保持機構4と状態更
新機構5とを非公開用と公開用とに分割することによっ
て、それぞれの機構を簡単化できる。
【0026】図5はこの発明の第2の実施形態の状態保
持機構を示すブロック図である。図5において、状態保
持機構41は非公開用の8ビットと周囲のN,E,S,
Wの4つのセルに対応する公開用の2ビットからなって
いる。
【0027】図6はこの発明の第2の実施形態の状態更
新機構を示すブロック図である。図6において、状態更
新機構は、図6(a)に示す公開状態更新機構51と図
6(b)に示す非公開状態更新機構52とからなってい
る。公開状態更新機構51は合計24ビットの入力で
N,E,S,Wの各セルに対して2ビットを出力するた
めに4個設けられ、非公開状態更新機構52は合計24
ビットの入力から8ビットのデータを自己のセルの次の
非公開状態とするために1個設けられる。
【0028】図7はこの発明の第3の実施形態の状態保
持機構を示すブロック図である。この図7に示した状態
保持機構42は、前述の図5に示した状態保持機構41
と同様にして、公開部分は2ビット×4で構成され、さ
らに非公開部分がセルタイプ部分421が2ビット,ゲ
ート部分422が2ビット,成長情報部分423のため
の3ビットおよび未使用部分424の1ビットからなっ
ている。
【0029】図7の非公開部分は、次のように意味づけ
されている。セルタイプの部分421には、 00=0:空白セル 01=1:軸索セル 10=2:樹状突起セル 11=3:ニューロンセル が設定される。ここで、空白セルは成長も何も生じない
セルであり、軸索セルはニューロンセルから動作信号を
送り出す方向に向くセルである。すなわち、軸索セル
は、動作信号伝搬の上流となる1つの方向に入力ゲート
を有し、残りの3つの方向に出力ゲートを有しており、
自己の状態および入力ゲートに入力される状態に応じ
て、他の3つの方向に動作信号を出力する。また、樹状
突起セルは、ニューロンセルに向かって動作信号を集め
るセルである。すなわち、樹状突起セルは、動作信号伝
搬の上流となる3つの方向に入力ゲートを有し、伝搬先
となる方向に1つの出力ゲートを有し、他の3つの方向
から動作信号を受け、自己の状態と他の3つのセルの状
態に応じて1つの方向に動作信号を出力する。ニューロ
ンセルは、神経細胞の本体となるセルである。
【0030】また、ゲートの部分422には、 00=0:N 01=1:E 10=2:S 11=3:W が設定される。ここで、Nは北,Eは東、Sは南,Wは
西を表わし、軸索セルの唯一の入力ゲートの方向あるい
は樹状突起セルの唯一の出力ゲートの方向を示してい
る。
【0031】また、成長情報の部分423には、次の情
報が設定される。 000=0:成長停止 100=4:左折 010=2:直進 001=1:右折 110=6:左分岐(左方と前方に分岐) 011=3:右分岐(右方と前方に分岐) 101=5:T字分岐(左方と右方に分岐) 111=7:3方向分岐(左方と前方と右方に分岐) また、図7の各公開部分425〜428は、次のように
意味付けされている。成長モードにおいては、 00=0:成長信号がない。
【0032】01=1:軸索成長信号 10=2:樹状突起成長信号 11=3:未使用 が設定される。
【0033】機能動作モードでは、信号の強さを表わす
2進数が設定される。図8はこの発明の第3の実施形態
の動作を説明するための図であり、図9は図8に示した
ニューロンセルの状態保持機構における状態の変化を示
す図であり、図10はニューロンセルが成長信号を出し
ている様子を示す図である。
【0034】次に、図7〜図10を参照して、この発明
の第3の実施形態の動作について説明する。まず、図8
に示す斜線のように2個のニューロンセル20,21が
配置されているものとする。これらのニューロンセル2
0,21の状態保持機構42の2ビットのセルタイプ部
分421にはニューロンセルを示す11=3が格納され
ている。その状態を図9(a)に示す。
【0035】また、ニューロンセル20,21以外のセ
ルの状態保持機構43のセルタイプ用の部分431に
は、図9(c)に示すように、空白を示す00=0が格
納されている。ニューロンセル以外のセルの状態保持機
構43の中の成長情報用の部分433には、図9(c)
に示すように、直進を示す010=2などが設定されて
いる。
【0036】図8に示した2個のニューロンセル20,
21は、たとえば図10に示すように成長信号を出力す
る。すなわち、ニューロンセル21は、図9(b)に示
す状態保持機構の公開部分のNセルおよびSセルの部分
425,427に軸索成長信号を示す01=1が設定さ
れており、またEセルおよびWセルの部分426,42
8には樹状突起成長信号を示す10=2が設定されてい
る。このため、ニューロンセル21は図10に示すよう
に成長信号を出力する。すなわち、ニューロンセル21
はN方向およびS方向に軸索成長信号を出力し、E方向
およびW方向に樹状突起成長信号を出力する。
【0037】図10に示したニューロンセル21のS側
のセルが軸索成長信号を受取ったときの動作の様子を図
9(d)に示す。まず、セルタイプの部分431が空白
を示す00=0から軸索を表わす01=1に変わる。ま
た、このセルはN側から成長信号を受取るので、ゲート
用の部分432にはNを表わす00=0が設定される。
さらに、このセルの成長情報は直進なので、S側セルの
公開部分で受取ったと同じ軸索成長情報01を与える。
この成長は連鎖的に進む。
【0038】図11は図10に示したニューロンセルが
軸索および樹状突起を成長させた様子を示す図である。
図11に示すように、セルラオートマトン上のすべての
セルは空白,軸索,樹状突起,ニューロンの4つのセル
に分類される。この分類は図7に示される状態保持機構
のセルタイプの部分421の値によって決定される。
【0039】図12は軸索セルの動作信号伝搬を示す図
であり、図13は樹状突起セルの動作信号伝搬を示す図
である。図12に示す軸索セル22は、その入力ゲート
はW側のセルであり、これは図7に示すゲートの部分4
22にWを示す11=3を設定することによって決定さ
れる。この軸索セル22はW側のセルから受取った信号
をそのままN,E,Sのセルへの公開部分425〜42
7に設定する。すなわち、軸索セル22は、自己のセル
の状態およびゲートセルの公開部分の値をもとにゲート
セル以外に対応する公開状態を更新する機構を有してい
る。
【0040】一方、図13に示す樹状突起セル23は、
その出力ゲートがN側のセルである。これは図7に示さ
れるゲートの部分422にNを示す00=0を設定する
ことで決定される。この樹状突起セル23はE,S,W
側のセルから受取った信号をもとに演算を行ない、Nセ
ルへの開放部分425に設定する更新機構を有してい
る。
【0041】次に、遺伝アルゴリズムについて説明す
る。たとえばニューロセルラオートマトン2a,2b,
2cは始めに、ニューロンセル,空白セル中の成長情報
などがランダムな初期状態で設定されているとする。ラ
ンダムな初期状態で設定されたセルラオートマトン2
a,2b,2cは、成長モードで動作し、あるニューラ
ルネットになる。そして、あるニューラルネットになっ
た各セルラオートマトン2a,2b,2cを機能動作モ
ードで動作させ、その出力結果を表わす信号9a,9
b,9cと対象とする問題を表わす信号7とが評価部8
で比較され、その評価値を表わす信号10が評価反映部
11に入力される。評価反映部11は、評価すべきセル
ラオートマトンを2つ選択し、それに基づいて、各セル
ラオートマトン2a,2b,2cのニューロンセル,空
白セル中の成長情報などの初期状態を決定する。その決
定は、最も評価すべき2つのセルラオートマトンの初期
状態に基づいて、残りのセルラオートマトンの初期状態
をそれら2つの初期状態の部分ごとの組みかえ、および
少数のランダムな改変を施した状態で設定する。そし
て、各セルラオートマトンを成長および機能動作させる
過程をまた行なう。このような過程を繰返すことによ
り、セルラオートマトンは初期状態が初めのうちにかな
り異なっていたものの、次第に初期状態の異なりが小さ
くなってくるとともに対象とする問題に適応した状態に
なる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、他の
セルに公開する部分と非公開の部分を更新状態記憶手段
に持たせ、さらに公開する部分も他の各々のセルごとに
分け、自己のセルの状態および近傍のセルが自己のセル
に公開している状態に基づいて、次の状態を決定するよ
うにしたので、信号伝搬路間の不必要な干渉をなくし、
ニューラルネットを高密度で構成できる。
【0043】また、軸索セルはニューロンセルから信号
を送り出す方向に向くようにセルを成長させることがで
き、樹状突起セルはニューロンセルに向かって信号を集
めるようにして状態を更新させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるニューロン型オー
トマトンを用いた最適化装置の概略ブロック図である。
【図2】図1のニューロン型セルラオートマトンの各セ
ルにおける状態導出の原理を示す図である。
【図3】状態保持機構の一例を示す図である。
【図4】状態更新機構の一例を示す図である。
【図5】この発明の第2の実施形態の状態保持機構を示
すブロック図である。
【図6】この発明の第2の実施形態の状態更新機構を示
すブロック図である。
【図7】この発明の第3の実施形態の状態保持機構を示
すブロック図である。
【図8】この発明の第3の実施形態の動作を説明するた
めの図である。
【図9】図8に示したニューロンセルの状態保持機構に
おける状態の変化を示す図である。
【図10】ニューロンセルが成長信号を出している様子
を示す図である。
【図11】図10に示したニューロンセルが軸索および
樹状突起を成長させた様子を示す図である。
【図12】軸索セルの成長を示す図である。
【図13】樹状突起セルの成長を示す図である。
【符号の説明】
1,2a〜2c セルラオートマトン 4,41〜43 状態保持機構 5 状態更新機構 6 入出力部 8 評価部 11 評価反映部 51 公開状態更新機構 52 非公開状態更新機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 邊見 均 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷 5番地 株式会社エイ・ティ・アール人 間情報通信研究所内 (56)参考文献 Lecture Notes in Computer Science 1062 1996 p78−98 Hugo de Garis「The Evoluti onary Engineering of a Billion Neuro n Artificial Brain by 2001 Which Grows /Evolves at Electr onic Speeds Inside a Cellular Automa ta Machine(CAM)」 Lecture Notes in Artificial Intelli gence 1152 1996 p215−243 Hugo de Garis「“CAM −Brain”ATR’s Billi on Neuron Artifici al Brain Proje ct A Three Year Progr ess Report」 Progress in Neura l Information Proc essing September 24 −27 1996 Volume 2 p1049 −1054 Hugo de Garis 「“CAM−BRAIN”ATR’s BILLION NEURON ART IFICIAL BRAIN PROJ ECT」 NEW GENERATION CO MPUTING Vol.12 No.2 1994 p215−221 Hugo de Garis 「An Artifici al Brain ATR’s CAM −Brain Project Aim s to Build/Evolve an Artificial Brai n with a Million N eural Net Modules Inside aTrillion C ell Cellular Autom ata Machine 」 人工知能学会研究会資料JSAI T echnical Report SI G−PPAI−9401−6(4/9)1994 P32−40 Hugo de Gari s「The“CAM−Brain”Pr oject The Genetic Programming of a B illion Neuron Arti fichial Brain whic h Grows/Evolves at Electronic Speeds in a Cellular Aut omata Machine」 1994 INTERNATIONAL CONFERENCE ON NEUR AL NETWORKS VOL.3 p1714−1720 Hugo de Gar is「Implementation and Performance Sc aling Issues Conce rning the Genetic Programming of a C ellular Automata B ased Artificial BR AIN」 計測と制御 VOL.33 No.2 1994 p128−134 Hugo de G aris 「GAM BRAIN Gr owing an Artificia l Brain with Milli on Neural Net Modu les Inside a Trill ion Cell Cellular Automata Machine」 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06G 15/18 550 G06G 7/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 状態を保持する状態記憶手段を持つセル
    が多数個格子状に配列され、各々のセルは前記状態記憶
    手段に保持されている現在の自己のセルの状態と、その
    近傍のセルの状態をもとに次の状態を更新しかつすべて
    のセルの状態を同期して更新させる状態更新手段を備え
    たニューロセルラオートマトンにおいて、 前記状態記憶手段は、他のセルに状態を公開しない非公
    開記憶手段と、他のセルに状態を公開する公開状態記憶
    手段とを含み、 前記状態更新手段は、前記非公開記憶手段と前記公開記
    憶手段のそれぞれに対応する非公開更新手段と公開更新
    手段とを含み、それぞれの状態更新手段は自己のセルの
    状態および近傍のセルの公開状態に基づいて、次の状態
    を決定することを特徴とする、ニューロセルラオートマ
    トン。
  2. 【請求項2】 前記公開状態記憶手段は、自己のセルの
    近傍のセルの各々に対応して公開状態を記憶する部分記
    憶領域を含み、 前記状態更新手段は、前記各領域に対応して部分的に更
    新する部分更新手段を含み、 前記部分更新手段は、自己のセルの状態および近傍のセ
    ルの前記部分記憶領域に記憶されている自己のセルに対
    応する公開状態に基づいて、次の状態を決定することを
    特徴とする、請求項1のニューロセルラオートマトン。
  3. 【請求項3】 前記セルは神経細胞本体に相当する複数
    のニューロンセルと、生成も何も生じない空白セルとを
    含み、 前記空白セルの状態記憶手段には空白状態が記憶されて
    いて、 前記ニューロンセルの各々の部分あるいは公開状態記憶
    手段には前記神経細胞の軸索あるいは樹状突起に相当す
    る軸索成長信号あるいは樹状突起成長信号とを設定し、 近傍のセルから軸索あるいは樹状突起の成長信号を受取
    った空白状態のセルは、前記近傍のセルからの成長信号
    を前記非公開状態記憶手段に記憶することで、受取った
    信号に応じて、空白セルから軸索あるいは樹状突起セル
    となり、予め保持している成長情報に従って前記近傍の
    セル以外のセルへの公開状態記憶手段に前記受取った成
    長信号を設定することを特徴とする、請求項2のニュー
    ロセルラオートマトン。
  4. 【請求項4】 前記セルは前記ニューロンセルと、前記
    空白セルと、前記軸索セルと、前記樹状突起セルとに分
    類されていて、 前記軸索セルは前記ニューロンセルが機能動作信号を送
    り出す方向に向くセルであり、 前記樹状突起セルは、前記ニューロンセルに向かって機
    能動作信号を集めるセルであることを特徴とする、請求
    項2のニューロセルラオートマトン。
  5. 【請求項5】 前記軸索セルは、信号を受ける1つの方
    向に入力ゲートを有し、残りのすべての方向に出力ゲー
    トを有していて、自己の状態および前記入力ゲートに入
    力される機能動作信号に応じて前記各出力ゲートにそれ
    ぞれ機能動作信号を出力し、 前記樹状突起セルは、信号を送り出す1つの方向に出力
    ゲートを有し、残りのすべての方向に入力ゲートを有し
    ていて、自己の状態および前記各入力ゲートに入力され
    る機能動作信号に応じて前記1つの方向に機能動作信号
    を出力することを特徴とする、請求項4のニューロセル
    ラオートマトン。
  6. 【請求項6】 さらに、成長モードと機能動作モードの
    2つのモードを有し、 前記成長モードにおいては、前記セルを前記ニューロン
    セルと前記空白セルと前記軸索セルと前記樹状突起セル
    に分類し、 前記機能動作モードにおいては、前記軸索セルが機能動
    作信号を分配し、樹状突起セルは機能動作信号を収集す
    ることを特徴とする、請求項3または5のニューロセル
    ラオートマトン。
  7. 【請求項7】 複数のセルを格子状に配列し、前記各セ
    ルにその近傍のセルの状態を表わす信号を入力信号とし
    て入力できるようにセル間同士を相互に結合したニュー
    ロセルラオートマトンを用いた最適化装置であって、 前記各セルは、 自己のセルの状態の公開する部分と非公開の部分とを含
    む状態記憶手段と、 それら各々の状態記憶手段の部分に対応し、自己のセル
    の状態および前記近傍のセルの公開状態に基づいて、次
    の状態を決定する状態更新手段とを含み、 対象とする問題を前記ニューロセルラオートマトンに出
    力し、それに応じたニューロセルラオートマトンの出力
    結果が入力される入出力部、 前記対象とする問題と前記ニューロセルラオートマトン
    の出力結果を比較し、該ニューロセルラオートマトンの
    対象とする問題への適応度である評価値を算出する評価
    部、および前記評価部で算出された評価値に基づいて、
    前記セルラオートマトンにおけるニューロセルラオート
    マトンの次の状態更新手段の次の動作を決定し、それを
    表わすそれぞれの信号を前記ニューロセルラオートマト
    ン,前記状態記憶手段および前記状態更新手段に入力す
    る評価値反映部を備えた、ニューロセルラオートマトン
    を用いた最適化装置。
  8. 【請求項8】 前記評価値反映部には遺伝的アルゴリズ
    ムが用いられることを特徴とする、請求項7のニューロ
    セルラオートマトンを用いた最適化装置。
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人工知能学会研究会資料JSAI Technical Report SIG−PPAI−9401−6(4/9)1994 P32−40 Hugo de Garis「The"CAM−Brain"Project The Genetic Programming of a Billion Neuron Artifichial Brain which Grows/Evolves at Electronic Speeds in a Cellular Automata Machine」
計測と制御 VOL.33 No.2 1994 p128−134 Hugo de Garis 「GAM BRAIN Growing an Artificial Brain with Million Neural Net Modules Inside a Trillion Cell Cellular Automata Machine」

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