JP3067238B2 - 自動2輪車のブレーキディスクカバー - Google Patents

自動2輪車のブレーキディスクカバー

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JP3067238B2
JP3067238B2 JP3075110A JP7511091A JP3067238B2 JP 3067238 B2 JP3067238 B2 JP 3067238B2 JP 3075110 A JP3075110 A JP 3075110A JP 7511091 A JP7511091 A JP 7511091A JP 3067238 B2 JP3067238 B2 JP 3067238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は自動2輪車のブレーキ
ディスクカバーに関する。
【0003】
【従来の技術】自動2輪車では、図7に側面を、図8に
正面を示すように、前輪1の車軸部分にブレーキディス
ク2を前輪1と回転一体に備え、ブレーキ操作により作
動するキャリパ3によりブレーキディスク2を挾圧して
前輪1に制動を掛けるようにしたものがある。このブレ
ーキディスク2が設けられる位置は車輪によりはね上げ
られた飛石が当りやすく、また泥がブレーキディスク2
に付着しやすいためブレーキディスクカバー4でブレー
キディスク2およびキャリパ3を車幅方向外側から覆う
ようにしている。
【0004】従来のブレーキディスクカバー4は、ブレ
ーキディスク2の形状に合わせて円形状に形成され、そ
の一部に図9に示すようにフロントフォーク5のガイド
にそってフロントフォーク5の伸縮に追従するプロテク
タ7の下端が接合するように切欠8が形成されており、
その切欠8を除く他の周囲には図10に拡大断面を示す
ようにブレーキディスク2の外周をカバーするようにブ
レーキディスク2より内側まで入り込む長さのカバー周
面部9が形成されている。このカバー周面部9により地
上からはね上る石10や泥11は周面部9の外面に当っ
てはね返り、ブレーキディスク2には当ることがないよ
うにしている。
【0005】このブレーキディスクカバー4の軸12よ
り前方位置の側面部には、上、中、下部にメッシュ構造
の通気窓13,14,15が形成され、また軸12の後
方位置には小さい抜孔16,16が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブレー
キディスク2の内側面2aはカバーされていないので泥
が付着し、また、ブレーキディスク2の外周とブレーキ
ディスクカバー4の周面部9内面との間には隙間があ
り、これらのことからブレーキディスク2に付着した泥
がブレーキディスクカバー4の周面部9の内面に落ちる
ことと、前記隙間から泥が侵入することによってブレー
キディスクカバー4の周面部9の内面に図10に示すよ
うに次第に泥11が堆積している。この泥11がブレー
キディスク2の回転によって巻き上げられ、ブレーキパ
ッド内に泥が入ってブレーキパッドやブレーキディスク
2の摩耗を促進させるという問題点があった。
【0007】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、ブレーキディスクカバーの周面部の内面に
泥が滞留することがないよう走行中に自動的に排出して
ブレーキパッドやブレーキディスクの摩耗を防止するよ
うにした自動2輪車のブレーキディスクカバーを提供す
ることを目的とする。
【0008】〔発明の構成〕
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明に係る自動2輪車のブレーキディスクカ
バーは、フロントフォークの先端に回転自在に軸支され
た前輪の車軸部分に前輪と回転一体に取り付けられたブ
レーキディスクと、前記フロントフォークに取り付けら
れ、前記前輪の車軸部分より後方に配設して前記ブレー
キディスクを挟圧して制動を掛けるキャリパとを備え、
前記ブレーキディスクおよびキャリパを車幅方向外側か
らブレーキディスクカバーで覆い、上記ブレーキディス
クカバーはブレーキディスクおよびキャリパの側面をカ
バーする側面部と、この側面部の周囲に連接され、ブレ
ーキディスクの周囲をカバーする周面部とを有する自動
2輪車において、前記ブレーキディスクカバーは、カバ
ー側面部をブレーキディスクの外径より大径に形成する
とともに、前記前輪の車軸部分より少なくとも前方のカ
バー周面部をブレーキディスク内側面まで延出し、上記
カバー周面部は前輪車軸部分より後方の周面部下側部分
をブレーキディスク外側面に沿って切り欠いてこの切欠
部分からブレーキディスク周面を臨むように排泥部を形
成したものである。
【0010】
【作用】走行中に車体前方から当る飛石や泥はブレーキ
ディスクカバーの側面部はもちろん周面部によりガード
され、ブレーキディスクに直接当ることが防がれる。走
行中にブレーキディスクカバーの周面部内面上に自然に
溜る泥はブレーキディスクカバーの周面部の下側部分に
形成されている排泥部から下方に落下し、カバー周面部
の内面に堆積することが防がれる。これによりブレーキ
ディスクが泥を巻き上げてブレーキパッドへ運ぶことが
なく、ブレーキパッドやブレーキディスクの摩耗が防止
される。
【0011】
【実施例】以下、この発明に係る自動2輪車のブレーキ
ディスクカバーの実施例について添付図面を参照して説
明する。
【0012】この実施例を説明するに当り、図7〜図9
に示す従来の自動2輪車と同一部分には同じ符号を付し
て説明する。この発明はオフロード用自動2輪車に特に
適したもので、オフロード用自動2輪車では図1に示す
ようにフロントフォーク5の先端に前輪を回転自在に軸
支しており、この前輪の車軸部分にブレーキディスク2
が前輪と回転一体に備えられる。ブレーキディスク2は
キャリパ3によりブレーキ操作され、このブレーキ操作
によりブレーキディスク2を挾圧して前輪に制動を掛け
るようになっている。キャリパ3はフロントフォーク5
に取り付けられ、前輪の車軸部分より後方に配設され
る。
【0013】ブレーキディスク2が設けられる位置は車
輪により跳ね上げられた飛石が当り易く、また泥がブレ
ーキディスク2に付着し易いため、ブレーキディスク2
およびキャリパ3はブレーキディスクカバー17で覆わ
れている。
【0014】ブレーキディスクカバー17は、ブレーキ
ディスク2の形状に合わせて外側面形状が形成され、そ
の一部にフロントフォーク5をガイドするプロテクタ7
の下端が接合するように切欠18が形成される。ブレー
キディスクカバー17の切欠18を除く他の周囲には図
2および図3に示すようにブレーキディスク2の外周を
カバーするようにスリーブ状のカバー周面部19がカバ
ー側面部20と一体に形成され、このカバー周面部19
により地上からはね上る石や泥はカバー周面部19の外
面に当ってはね返り、ブレーキディスク2には当ること
がないようにしている。カバー側面部20は図1に示す
ようにブレーキディスク2の外径より大径に形成され
る。
【0015】このブレーキディスクカバー17の軸(前
輪の車軸部分)21より前方位置のカバー側面部20に
は、上、中、下部にメッシュ構造の通気窓22,23,
24が形成され、また後方位置には小さい抜孔25が飾
り穴として設けられている。
【0016】一方、ブレーキディスクカバー17のカバ
ー周面部19は、軸21の下方部分から後方側が図3に
鎖線表示で示すように部分的に切り欠かれる。ブレーキ
ディスクカバー17は、前輪の車軸部分より後方のカバ
ー周面部下側部分をブレーキディスク2の外側面に沿っ
て切り欠かれ、この切欠部からブレーキディスク2の周
面を臨むことができるようになっている。ブレーキディ
スク2は図4に示すように後方部分が露出するようにな
っている。ブレーキディスクカバー17は切欠部26を
除く他の周囲の内側に連設されるカバー周面部19は、
軸21より前側の範囲では図5に断面を示すようにブレ
ーキディスク2の延長面を超えて内方へ入り込む長さを
有し、これより後方の下方部分は図6のようにブレーキ
ディスク2の延長面を超えない長さ、好ましくはブレー
キディスク2の外側面2bの延長面より外側に位置する
長さとなるよう切り欠かれ、この切欠部26が排泥部と
されている。
【0017】ブレーキディスクカバー17は前輪の車軸
部分より少なくとも前方のカバー周面部がブレーキディ
スク2の内側面側まで延設されてカバーされ、前輪の車
軸部分より後方のカバー周面部下側部分がブレーキディ
スク2の外側面より外側に位置される。したがって、ブ
レーキディスク2の外周部前方側はブレーキディスクカ
バー17のカバー周面部19で完全にカバーされるの
で、前方からの飛石や泥はブレーキディスクカバー17
のカバー周面部19の外面でガードされ、ブレーキディ
スク2に直接当ることが防がれる。走行中にカバー周面
部19の内面に自然に落ちて堆積しようする泥は、ブレ
ーキディスクカバー17のカバー周面部19の下側部分
に形成されている排泥部26から下方へ落下し、カバー
周面部19の内面に堆積することがない。ブレーキディ
スク2が泥を巻き上げてブレーキパッドに入ることが未
然に防止され、ブレーキパッドやブレーキディスク2の
摩耗が防止される。
【0018】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ブレー
キディスクを覆うディスクカバーの周面部の下側部分を
前輪の車軸部分より後方側で切り欠いて排泥部を設けた
ので、車輪の跳ねた跳石などの当る可能性の少ない部分
に排泥部を形成でき、排泥部の開口面積を大きくとるこ
とができるので泥の中を走行してもブレーキディスクカ
バー内に泥が堆積することがなく、ブレーキパッド部分
はもちろん他の機構部分に泥が詰ることを未然に防ぐこ
とができる。またブレーキディスクカバーに切欠による
排泥部を設けたことによりブレーキディスクカバーの重
量が軽くなり、その分車体重量を軽減することができ、
さらにブレーキディスクカバーを成形するとき排泥部の
形状を得ることができるので後加工の必要がなく、コス
ト的に従来品と変らず、排泥部を設けてもデザインを損
なうことがなく、美感に影響を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るブレーキディスクカバーを備え
た自動2輪車のブレーキディスク装置を示す側面図。
【図2】この発明に係る自動2輪車のブレーキディスク
カバーを示す側面図。
【図3】この発明に係る自動2輪車のブレーキディスク
カバーを示す平面図。
【図4】この発明に係る自動2輪車のブレーキディスク
カバーとブレーキブレーキディスクの配置関係を示す底
面図。
【図5】図1のA−A線部分に沿う拡大断面図。
【図6】図1のB−B線部分に沿う拡大断面図。
【図7】この発明のブレーキディスクカバーを適用する
自動2輪車の側面図。
【図8】図7の正面図。
【図9】ブレーキディスクカバーの取付状態を示す側面
図。
【図10】従来の技術を示す部分断面図。
【符号の説明】
2 ブレーキディスク 3 キャリパ 5 フロントフォーク 17 ブレーキディスクカバー 18 切欠部 19 カバー周面部 20 カバー側面部(ディスク部) 26 排泥部(切欠部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 23/00 F16D 55/00 F16D 65/00 B62K 19/38 B62L 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントフォークの先端に回転自在に軸
    支された前輪の車軸部分に前輪と回転一体に取り付けら
    れたブレーキディスクと、前記フロントフォークに取り
    付けられ、前記前輪の車軸部分より後方に配設して前記
    ブレーキディスクを挟圧して制動を掛けるキャリパとを
    備え、前記ブレーキディスクおよびキャリパを車幅方向
    外側からブレーキディスクカバーで覆い、上記ブレーキ
    ディスクカバーはブレーキディスクおよびキャリパの側
    面をカバーする側面部と、この側面部の周囲に連接さ
    れ、ブレーキディスクの周囲をカバーする周面部とを有
    する自動2輪車において、前記ブレーキディスクカバー
    は、カバー側面部をブレーキディスクの外径より大径に
    形成するとともに、前記前輪の車軸部分より少なくとも
    前方のカバー周面部をブレーキディスク内側面まで延出
    し、上記カバー周面部は前輪車軸部分より後方の周面部
    下側部分をブレーキディスク外側面に沿って切り欠いて
    この切欠部分からブレーキディスク周面を臨むように排
    泥部を形成したことを特徴とする自動2輪車のブレーキ
    ディスクカバー。
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