JP3051466B2 - フッ素含有アラミドブロック共重合体およびその製造方法 - Google Patents

フッ素含有アラミドブロック共重合体およびその製造方法

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JP3051466B2
JP3051466B2 JP3025054A JP2505491A JP3051466B2 JP 3051466 B2 JP3051466 B2 JP 3051466B2 JP 3025054 A JP3025054 A JP 3025054A JP 2505491 A JP2505491 A JP 2505491A JP 3051466 B2 JP3051466 B2 JP 3051466B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なフッ素含有アラ
ミドブロック共重合体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の素材を複合化して、構成素
材の特性を相互に補い、新規な有用な機能を生み出す複
合化材の研究が盛に行われている。例えば、ガラス繊
維、炭素繊維、アラミド繊維等は、有機重合体の補強等
の強化繊維として広く使用され、弾性率、熱変形温度、
電気的特性等の改善に寄与している。このうち、ポリア
ミド−脂肪族ブロック共重合体やポリアミド−ポリブタ
ジエンブロック共重合体は、その耐熱性、耐衝撃性、耐
溶剤性、強靭性等が優れている耐熱性エラストマーとし
て、又諸樹脂の改質材として注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されているポリアミド−脂肪族ブロック共重合体やポ
リアミド−ポリブタジエンブロック共重合体は、優れた
機械特性や耐熱性を有しながら、溶媒溶解性が低いため
に加工性が悪く、他樹脂との相溶性が十分でない等の問
題点を有するため、その適用性が制限されている。更
に、吸湿性や誘電性が高いという問題点を有し、特に電
子材料分野への適用が困難である。したがって、本発明
は、この様な問題点を改善することを目的としてなされ
たものである。即ち、本発明の目的は、耐熱性で、低吸
湿性かつ低誘電率性であると共に溶媒溶解性が高く加工
性に富む有用性な新規アラミドブロック共重合体を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のフッ素含有アラ
ミドブロック共重合体は、下記一般式(I)で示される
ブロック単位と下記一般式(II)で示されるブロック単
位とがアミド結合によりそれぞれ2〜20の範囲で結合
してなり、固有粘度値が0.1〜3.0dl/gである
ことを特徴とする。
【0005】
【化5】 (式中、Rは、分子量100から5000までの直鎖あ
るいは分岐した脂肪族炭化水素残基、ポリブタジエン残
基、又はブダジエン−アクリロニトリル共重合体残基を
表わし、R1 は、水素原子又は炭素数1〜22の直鎖又
は分岐したフッ素原子含有アルキル基を表わし、Ar
は、置換基を有していてもよいベンゼン環を含む二価の
芳香族基を表わす。ただし、該フッ素含有アラミドブロ
ック共重合体に含有される全R1 の20%以上が炭素数
1〜22の直鎖又は分岐したフッ素原子含有アルキル基
であり、nは1〜30の整数を意味する。)なお、本明
細書において、固有粘度とは、樹脂濃度0.5dl/g
のジメチルアセトアミド溶液の30℃における測定値を
意味する。
【0006】本発明の上記フッ素含有アラミドブロック
共重合体を製造するためには、種々の方法が利用できる
が、反応の容易さおよびコストの面から、次の方法が好
ましい。
【0007】まず、下記一般式(III) H2 N−Ar−NH2 (III) (式中、Arは、上記と同一の意味を有する。)で示さ
れる芳香族ジアミンと、下記一般式(IV)
【化6】 で示されるヒドロキシベンゼンジカルボン酸とを縮重合
させ、得られた下記一般式(V)
【化7】 (式中、Arは、上記と同意義を有し、nは1〜30の
整数を意味する。)で示される芳香族ポリアミドと、
記一般式(VI) HOOC−R−COOH (VI) (式中、Rは分子量100から5000までの直鎖ある
いは分岐した脂肪族炭化水素残基、ポリブタジエン残
基、又はブダジエン−アクリロニトリル共重合体残基を
表わす。)で示される両末端にカルボキシル基を有する
脂肪族炭化水素、ポリブタジエン、又はブダジエン−ア
クリロニトリル共重合体とを縮重合して、下記一般式
(I′)で示されるブロック単位と、下記一般式(II)
で示されるブロック単位とがアミド結合によりそれぞれ
2〜20個の範囲で結合してなるアラミドブロック共重
合体を製造する。
【0008】
【化8】 (式中、R、Arおよびnは上記と同一の意味を有す
る。)次いで、上記アラミドブロック共重合体の水酸基
を、炭素数1〜22の直鎖または分岐したフッ素原子含
有アルキル基を有するエーテル化剤でエーテル化して、
前記フッ素含有アラミドブロック共重合体を得る
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。ま
ず、上記一般式(III)で示される芳香族ジアミンと、上
記一般式(IV)で示されるヒドロキシベンゼンジカルボ
ン酸とを縮重合させて、上記一般式(V)で示されるポ
リアミドを製造する。
【0010】上記一般式(III)で示す芳香族ジアミンと
しては、具体的には、例えば、m−フェニレンジアミ
ン、p−フェニレンジアミン、メタトリレンジアミン、
4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,3´−ジ
メチル−4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、3,
3′−ジアミノジフェニルエーテル、3,4′−ジアミ
ノジフェニルエーテル、4,4′ジアミノジフェニル
チオエーテル、3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミ
ノジフェニルチオエーテル、3,3′−ジエトキシ−
4,4′−ジアミノジフェニルチオエーテル、3,3′
−ジアミノジフェニルチオエーテル、4,4′−ジアミ
ノベンゾフェノン、3,3′−ジメチル−4,4′
アミノベンゾフェノン、3,3′−ジアミノジフェニル
メタン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,
3′−ジメトキシ−4,4′−ジアミノジフェニルメタ
ン、2、2′−ビス(3−アミノフェニル)プロパン、
2,2′−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、4,
4′−ジアミノジフェニルスルホキシド、4,4′−ジ
アミノジフェニルスルホン、ベンチジン、3,3′−ジ
メチルベンチジン、3,3′−ジメトキシベンチジン、
3,3′−ジアミノビフェニル、p−キシリレンジアミ
ン、m−キシリレンジアミン、ビス(3−アミノ−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−アミノ−3
−ヒドロキシフェニル)プロパン、3,3′−ジアミノ
−4,4′ージヒドロキシベンゾフェノン、4,4′−
ジアミノ−3,3′−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビ
ス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)スル
フィド、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)
スルホン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン等があり、これら単独又は混合して使用
することができる。
【0011】また、上記一般式(IV)で示されるヒドロ
キシベンゼンジカルボン酸としては、例えば、3−ヒド
ロキシフタル酸、4−ヒドロキシフタル酸、2−ヒドロ
キシイソフタル酸、4−ヒドロキシイソフタル酸、5−
ヒドロキシイソフタル酸、2−ヒドロキシテレフタル
酸、3−ヒドロキシテレフタル酸等があげられるが、こ
れらに限定されるものではない。
【0012】本発明において、上記芳香族ジアミンとヒ
ドロキシベンゼンジカルボン酸との縮重合反応は、公知
の種々の方法が採用でき、限定されるものではないが、
縮合剤として、亜リン酸エステルとピリジン誘導体を使
用して実施するのが好ましい。縮合剤として、亜リン酸
エステルとピリジン誘導体とを併用した場合、反応を比
較的低温で行うことができるばかりでなく、上記(IV)
で示されるヒドロキシベンゼンジカルボン酸の水酸基と
の副反応を抑制できる利点がある。
【0013】これらの縮合剤として、亜リン酸エステル
としては、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸ジフェニ
ル、亜リン酸トリ−o−トリル、亜リン酸ジ−o−トリ
ル、亜リン酸トリ−m−トリル、亜リン酸ジ−m−トリ
ル、亜リン酸トリ−p−トリル、亜リン酸ジ−p−トリ
ル、亜リン酸ジ−o−クロロフェニル、亜リン酸トリ−
p−クロロフェニル、亜リン酸ジ−p−クロロフェニル
等があげられる。また、本発明において亜リン酸エステ
ルと共に使用するピリジン誘導体としては、ピリジン、
2−ピコリン、3−ピコリン、4−ピコリン、2,4−
ルチジン、2,5−ルチジン、3,5−ルチジン等をあ
げることができる。
【0014】上記縮合剤の存在下に縮重合反応を行う場
合には、ピリジン誘導体を含む混合溶媒を用いる溶液重
合法が採用される。使用する有機溶媒は、両反応成分や
亜リン酸エステルに対して不活性溶媒であることが必要
であるが、このほかに両反応成分に対する良溶媒である
ことが望ましい。このような有機溶媒として代表的なも
のは、N−メチル−2−ピロリドンやジメチルアセトア
ミド等のアミド系溶媒である。
【0015】上記の縮重合反応に際して、重合度の大き
い重合体を得るために、塩化リチウム、塩化カルシウム
等の無機塩類をこの反応系に添加することもできる。さ
らに、この縮重合反応は、亜リン酸エステル系縮合剤と
ピリジン誘導体の存在下、特にN−メチル−2−ピロリ
ドン中、窒素等の不活性雰囲気下に加熱攪拌することに
によって容易に行うことができる。
【0016】これらの縮重合反応で使用する亜リン酸エ
ステル系縮合剤の使用量は、通常カルボキシル基に対し
て等モル量以上に使用されるが、30倍モル量以上の使
用は経済的に見て得策ではない。また、ここで使用する
ピリジン誘導体の量は、カルボキシル基に対して等モル
量以上であることが必要であるが、実際には反応溶媒と
しての役割を含めた大過剰使用することが好ましい。本
発明において、ピリジン誘導体を含む混合溶媒の使用量
は、反応成分を5〜30重量%含むような量であること
が好ましい。反応温度は、通常、60〜140℃であ
る。また、反応時間は反応温度により大きく影響される
が、如何なる場合にも最高の重合度を意味する最高の粘
度が得られるまで反応系を撹拌するのが良く、多くの場
合数分から20時間の間である。上記の縮重合反応終了
後、反応混合物をメタノール、ヘキサン等の非溶媒中に
投じ生成重合体を分離し、更に再沈澱法により副生成物
や無機塩類等を除去することによって本発明のブロック
共重合体を得ることができる。
【0017】得られた上記一般式(V)で示されるポリ
アミドは、次いで上記一般式(VI)で示される両末端に
カルボキシル基を有する脂肪族炭化水素、ポリブタジエ
ン又はブタジエン−アクリロニトリル共重合体と縮重合
して、上記一般式(I′)で示されるブロック単位と、
一般式(II)で示されるブロック単位よりなるアラミド
ブロック共重合体を合成する。
【0018】上記一般式(VI) で示される両末端にカル
ボキシル基を有する脂肪族炭化水素、ポリブタジエン及
びブタジエン−アクリロニトリル共重合体としては、例
えば、1,8−オクタン二酸、1,10−デカン二酸、
1,18−オクタデカン二酸、1,20−エイコサン二
酸、両末端にカルボキシル基を持つ水素添加型ポリブタ
ジエン(CI−1000、日本曹達社)、両末端にカ
ルボキシル基を持つポリブタジエン(Hycar CT
、Goodrich社製)や両末端にカルボキシル基
を持つブタジエン−アクリロニトリル共重合体(Hyc
ar CTBN、Goodrich社製)等があげられ
るが、これ以外のジカルボン酸も使用することができ
る。この縮重合反応は、上記したと同様な条件で、亜リ
ン酸エステルとピリジン誘導体とを用いて行うことがで
きる。
【0019】更に、得られた上記一般式(I′)で示さ
れるブロック単位と、一般式(II)で示されるブロック
単位よりなるアラミドブロック共重合体を、エーテル化
剤を作用させて、フェノール性水酸基の20%以上をエ
ーテル化する。エーテル化は、例えば、(a)水酸化ナ
トリウムや水酸化カリウム等の存在下でフッ素原子含有
アルキルハライドとの反応、(b)上記アラミドブロッ
ク共重合体のアルカリ溶液中でジ(フッ素原子含有アル
キル)硫酸との反応、(c)上記アラミドブロック共重
合体とp−トルエンスルホン酸のフッ素原子含有アルキ
ルエステルとの反応、(d)上記アラミドブロック共重
合体と酸触媒下でフッ素原子含有アルキルアルコールと
の脱水反応等、公知の方法ならば、如何なる方法でも使
用することができる。しかしながら、(c)および
(d)の方法は、比較的緩慢な条件下で行えるばかりで
なく、エーテル化剤であるフッ素原子含有アルキルアル
コールおよびそのp−トルエンスルホン酸エステルの入
手が容易でコスト的な面でも有利であるので好ましい。
また、エーテル化剤として、トリス(ジアルキルアミ
ノ)ホスホニウム塩類を使用する方法も便利であり好ま
しい。
【0020】なおまた、あらかじめ、上記一般式(V)
とフッ素原子が置換されたアルキルオニウム塩との反応
を行い、その後、上記一般式(VI)で示される両末端に
カルボキシル基を有する脂肪族炭化水素、ポリブタジエ
ン又はブタジエン−アクリロニトリル共重合体と縮重合
して、本発明の上記一般式(I)で示されるブロック単
位と、一般式(II)で示されるブロック単位よりなるア
ラミドブロック共重合体を合成することも可能である。
【0021】使用するエーテル化剤は、炭素数1〜22
の直鎖または分枝したアルキル基を有し、炭素原子に結
合する水素原子の一部または全部がフッ素原子で置換さ
れているものである。具体的には、例えば、上記(d)
の方法の場合、フッ素原子含有アルキルアルコールとし
て、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,3,
3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロパノール、1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノー
ル、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブタノー
ル、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1
−ブタノール、2,2,3,3,−テトラフルオロ−1
−ペンタノール、2,2,3,3,4,4,5,5−オ
クタフルオロ−1−ペンタノール、1H,1H,7H−
ドデカフルオロ−1ーヘプタノール、1H,1H−ペン
タデカフルオロ−1−オクタノール,1H,1H,11
H−エイコサフルオロ−1−ウンデカノール,2,2,
2,2′,2′,2′−ヘキサフルオロクミルアルコー
ル等が例示される。また、(c)の方法の場合、上記例
示したフッ素原子含有アルキルアルコールとp−トルエ
ンスルホン酸とのエステルがあげられる。その他、上記
以外のものも本発明の目的を損なわない限り使用するこ
とができる。
【0022】また、上記フェノール性水酸基に導入する
フッ素原子含有アルキル基の量は、その目的に応じて変
えることができるが、その導入効果を十分に反映させる
ために20モル%以上であることが必要である。また、
残留させたたフェノール性水酸基は反応性に富んでいる
ので、他の化合物または他の樹脂と反応させることが可
能であり、したがって、本発明のフッ素原子含有アラミ
ドブロック共重合体自体の改質や機能化、他樹脂との架
橋による他樹脂の改質、或るいは複合化材料としても使
用することできる。
【0023】
【実施例】以下、本発明のフッ素含有アラミドブロック
共重合体を更に詳細に述べるが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。 実施例1 窒素雰囲気下でm−フェニレンジアミン16.2g(1
50ミリモル)、5−ヒドロキシイソフタル酸23.7
g(130ミリモル)、ピリジン250ml、亜リン酸
トリフェニル62g(200ミリモル)、塩化リチウム
10.6g(250ミリモル)の混合溶液を100℃で
4時間撹拌した。得られたポリアミドは、固有粘度0.
54dl/gを有するものであった。更にこの溶液に
1,10−ドデカン二酸4.6g(20ミリモル)を加
えて、100℃で5時間反応させ、ブロック化を行っ
た。放冷後、この溶液をメタノール3000ml中に注
入し、室温で1時間撹拌し、析出した固形物を濾別後、
乾燥し、水酸基含有アラミドブロック共重合体よりなる
樹脂を合成した。この樹脂の分子量は、ポリスチレン換
算で約4300であった。
【0024】上記のアラミドブロック共重合体2gを窒
素雰囲気下、ジメチルアセトアミド200mlに溶解
後、金属ナトリウム0.90g(39ミリモル)、2,
2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブタノ
ール、1.2g(6ミリモル)を1時間で滴下し、室温
で1時間反応させた後、更に、100℃に加熱、撹拌し
ながら8時間反応させた。この溶液を多量のメタノール
に滴下してポリマー析出させ、濾別後多量のメタノー
ル、ヘキサン、エーテルで洗浄を3回繰り返し後、10
0℃で一晩真空乾燥を行い、目的のアラミドブロック共
重合体よりなる樹脂を得た。
【0025】この樹脂の固有粘度値は、0.96dl/
gであった。更に、この精製樹脂の赤外吸収スペクトル
をアナレクト社製 FX6160で測定し、−NHC
(=0)−のC=0に対応する1663cm-1、−CH
2 −に対応する2896cm-1、−C−Fに対応する1
300cm-1に吸収を認め、目的の化合物であることが
確認された。また、この樹脂の元素分析測定(カルロエ
ルバー1108型)の結果、H:5.1%、C:72.
5%、0:15.6%、N:6.7%であり、これによ
り2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル
基の付加率は約50%であることが分かった。
【0026】実施例2 実施例1における1,10−ドデカン二酸4.6g(2
0ミリモル)を1,20−エイコサン二酸6.9g(2
0ミリモル)に代えた以外は全く同じ方法でアラミドブ
ロック共重合体よりなる樹脂を合成した。この樹脂の固
有粘度値は、0.91dl/gであった。更に、この精
製樹脂の赤外吸収スペクトルをアナレクト社製 FX6
160で測定し、−NHC(=0)−のC=0に対応す
る1665cm-1、−CH2 −に対応する2898cm
-1、−C−Fに対応する1302cm-1に吸収を認め、
目的の化合物であることが確認された。また、この樹脂
の元素分析測定の結果、H:6.2%、C:73.7
%、0:14.0%、N:6.1%であり、これにより
2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基
の付加率は約45%であることが分かった。
【0027】実施例3 実施例1における5−ヒドロキシイソフタル酸23.7
g(130ミリモル)を24.8g(136ミリモル)
に、1,10−ドデカン二酸4.6g(20ミリモル)
を両末端にカルボキシル基する水添型ポリブタジエン
(CI−1000、数平均分子量が3600、日本曹達
社製)50.2g(14ミリモル)に代えた以外は全く
同じ方法で、目的のアラミドブロック共重合よりなる樹
脂を合成した。なお、上記の場合、中間体として生成す
るポリアミドは、固有粘度0.53dl/gであった。
上記の樹脂の固有粘度値は、0.65dl/gであっ
た。更に、この精製樹脂の赤外吸収スペクトルをアナレ
クト社製FX6160で測定し、−NHC(=0)−の
C=0に対応する1661cm-1、−CH2 −に対応す
る2896cm-1、−C−Fに対応する1299cm-1
に吸収を認め、目的の化合物であることが確認された。
元素分析測定の結果、H:11.6%、C:81.5
%、0:4.6%、N:2.2%であり、これにより
2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基
の付加率は約40%であることが分かった。
【0028】実施例4 実施例3における両末端にカルボキシル基を有する水添
型ポリブタンジエン(CI−1000、数平均分子量が
3600日本曹達社製)50.2g(14ミリモル)
を両末端にカルボキシル基を有するポリブタジエン(H
ycar CTB、数平均分子量が3600、Good
rich社製)50.2g(14ミリモル)に代えた以
外は全く同じ方法で、目的のアラミドブロック共重合体
よりなる樹脂を合成した。この樹脂の固有粘度値は、
0.70dl/gであった。更に、この精製樹脂の赤外
吸収スペクトルをアナレクト社製FX6160で測定
し、−NHC(=0)−のC=0に対応する1664c
-1、−CH2 −に対応する2897cm-1、−C−F
に対応する1297cm-1に吸収を認め、目的の化合物
であることが確認された。又、この樹脂の元素分析測定
の結果、H:9.3%、C:84.6%、0:4.3
%、N:1.9%であり、これにより2,2,3,3,
4,4,4−ヘプタフルオロブチル基の付加率約62%
であることが分かった。
【0029】実施例5 実施例3における両末端カルボキシル基を有する水添型
ポリブタジエン50.2g(14ミリモル)を両末端に
カルボキシル基を有するブタジエン−アクリロニトリル
共重合体(Hycar CTBN、数平均分子量が36
00で、アクリロニトリル部の含有率が10モル%、G
oodrich社製)50.2g(14ミリモル)に代
えた以外は全く同じ方法で、目的のアラミドブロック共
重合体よりなる樹脂を合成した。この樹脂の固有粘度値
は、0.78dl/gであった。更に、この精製樹脂の
赤外吸収スペクトルをアナレクト社製 FX6160で
測定し、−NHC(=0)−のC=0に対応する166
6cm-1、−CH2 −に対応する2895cm-1、−C
−Fに対応する1304cm-1に吸収を認め、目的の化
合物であることが確認された。又、この樹脂の元素分析
測定の結果、H:8.8%、C:83.0%、0:4.
3%、N:3.9%であり、これにより2,2,3,
3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基の付加率は約
78%であることが分かった。
【0030】実施例6 実施例1におけるm−フェニレンジアミン16.2g
(150ミリモル)を3,3′ージアミノベンゾフェノ
ン31.0g(150ミリモル)に、2,2,3,3,
4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブタノール1.2g
(6ミリモル)を1H,1H,7H−ドデカフルオロ−
1−ヘプタノール1.4g(4ミリモル)に代えた以外
は全く同じ方法で、目的のアラミドブロック共重合体よ
りなる樹脂を合成した。なお、上記の場合、中間体とし
て生成するポリアミドは、固有粘度0.45dl/gで
あった。上記の樹脂の固有粘度値は、0.92dl/g
であった。更に、この精製樹脂の赤外吸収スペクトルを
アナレクト社製 FX6160で測定し、−NHC(=
0)−のC=0に対応する1668cm-1、−CH2
に対応する2899cm-1、−C−Fに対応する130
4cm-1に吸収を認め、目的の化合物であることが確認
された。また、この樹脂の元素分析測定の結果、H:
4.6%、C:73.2%、0:16.1%、N:6.
2%であり、これにより1H,1H,7H−ドデカフル
オロヘプチル基の付加率は約46%であることが分かっ
た。
【0031】実施例7 実施例6における5−ヒドロキシイソフタル酸23.7
g(130ミリモル)を24.8g(136ミリモル)
に、1,10−ドデカン二酸4.6g(20ミリモル)
を両末端にカルボキシル基を有する水添型ポリブタジエ
ン50.2g(14ミリモル)に代えた以外は全く同じ
方法で、目的のアラミドブロック共重合体よりなる樹脂
を合成した。なお、この場合、中間体として形成される
ポリアミドの固有粘度0.54dl/gであった。この
樹脂の固有粘度値は0.58dl/gであった。更に、
この精製樹脂の赤外吸収スペクトルをアナレクト社製F
X6160で測定し、−NHC(=0)−のC=0に対
応する1663cm-1、−CH2 −に対応する2898
cm-1、−C−Fに対応する1302cm-1に吸収を認
め、目的の化合物であることが確認された。また、この
樹脂の元素分析測定の結果、H:10.6%、C:8
0.8%、0:6.2%、N:2.5%であり、これに
より1H,1H,7H−ドデカフルオロヘプチル基の付
加率は約42%であることが分かった。
【0032】実施例8 実施例7における両末端にカルボキシル基を有する水添
型ポリブタジエン50.2g(14ミリモル)を両末端
にカルボキシル基を有するブタジエン−アクリロニトリ
ル共重合体(アクリロニトリル部の含有率が10モル
%)50.2g(14ミリモル)に代えた以外は全く同
じ方法で、目的のアラミドブロック共重合体よりなる樹
脂を合成した。この樹脂の固有粘度値は、0.74dl
/gであった。さらに、この精製樹脂の赤外線吸収スペ
クトルをアナレクト社製FX6160で測定し、−NH
C(=O)−のC=Oに対応する1660cm-1、−C
2 −に対応する2896cm-1、−C−Fに対応する
1302cm-1に吸収を認め、目的の化合物であること
が確認された。また、この樹脂の元素分析測定の結果、
H:8.0%、C:81.8%、O:6.0%、N:
4.1%であり、これにより1H,1H,7H−ドデカ
フルオロヘプチル基の付加率は約69%であることが分
かった。
【0033】実施例9 実施例2におけるm−フェニレンジアミン16.2g
(150ミリモル)を2,2−ビス(3−アミノフェノ
ール)プロパン33.9g(150ミリモル)にかえた
以外は全く同じ方法でアラミドブロック共重合体を合成
した。なお、この場合、中間体として形成されるポリア
ミドの固有粘度は、0.42dl/gであった。別に、
冷却管及び乾燥窒素導入を装備した100mlの三口
フラスコに50mlの四塩化炭素を導入し、トリス(ジ
メチルアミノ)ホスフィン3.3g(20ミリモル)を
加えて攪拌し、続いて2,2,3,3,3−ペンフル
オロ−1−プロパノール3.0g(20ミリモル)を加
えて反応させた。更に、この反応生成物であるトリス
(ジメチルアミノ)ホスフィン2,2,3,3,3−ペ
フルオロプロポキシホスホニウムクロリドを安定な
塩とするために、過剰のアンモニウムヘキサフルオロホ
スファイト4.9g(30ミリモル)を水10mlに溶
かした水溶液を上記反応系に加えて、トリス(ジメチル
アミノ)ホスフィン2,2,3,3,3−ペンタフルオ
プロポキシホスホニウムヘキサフルオロホスファイト
の結晶を収率47%で得た。
【0034】上記で合成したアラミドブロック共重合体
2gを乾燥窒素雰囲気下で、ジメチルホルムアミド30
mlに溶解し、更に、上記ホスホニウム塩2.7g(6
ミリモル)を加えて、−20℃で4時間反応させた。反
応後、常法によりポリマーを析出させたのち、精製して
目的のアラミドブロック共重合体よりなる樹脂を得た。
この樹脂の固有粘度値は、0.89dl/gであった。
更に、この精製樹脂の赤外線吸収スペクトルをアナレク
ト社製FX6160で測定し、−NHC(=O)−のC
=Oに対応する1661cm-1、−CH2 −に対応する
2898cm-1、−C−Fに対応する1305cm-1
吸収を認め、目的の化合物であることが確認された。ま
た、この樹脂の元素分析測定の結果、H:6.7%、
C:75.9%、O:11.6%、N:5.7%で
、これにより2,2,3,3,3−ペンフルオロプ
ロピル基の付加率は約38%であることが分かった。
【0035】実施例10 実施例9における5−ヒドロキシイソフタル酸23.7
g(130ミリモル)を24.8g(136ミリモル)
に、1,20−エイコサン二酸6.9g(20ミリモ
ル)を両末端にカルボキシル基を有するブタジエン−ア
クリロニトリル共重合体(アクリロニトリル部の含有率
が10モル%)50.2g(14ミリモル)に代えた以
外は全く同じ方法で、目的のアラミドブロック共重合体
よりなる樹脂を合成した。なお、上記の場合、中間体と
して生成するポリアミドは、固有粘度は、0.48dl
/gであった。上記の樹脂の固有粘度値は0.67dl
/gであった。更に、この精製樹脂の赤外線吸収スペク
トルをアナレクト社製FX6160で測定し、−NHC
(=0)−のC=0に対応する1664cm-1、−CH
2 −に対応する2895cm-1、−C−Fに対応する1
304cm-1に吸収を認め、目的の化合物であることが
確認された。また、この樹脂の元素分析測定の結果、
H:8.5%、C:82.2%、0:5.0%、N:
4.3%であり、これにより1H,1H,7H−ドデカ
フルオロヘプチル基の付加率は約82%であることが分
かった。
【0036】
【発明の効果】本発明の少なくとも20%を一部又は全
部フッ素原子で置換したアルキル基でエーテル化したア
ラミドブロック共重合体は、従来のアラミドブロック共
重合体と比べて、耐熱性を失うことなしに、吸湿性や誘
導率が低下し、また、溶媒溶解性が向上する等、電子材
料分野等において広範囲な応用が期待でき、有用性が高
い耐熱性エラストマーである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 69/00 - 69/50 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示されるブロック単
    位と下記一般式(II)で示されるブロック単位とがアミ
    ド結合によりそれぞれ2〜20の範囲で結合してなり、
    固有粘度値が0.1〜3.0dl/gであることを特徴
    とするフッ素含有アラミドブロック共重合体。 【化1】 (式中、Rは、分子量100から5000までの直鎖あ
    るいは分岐した脂肪族炭化水素残基、ポリブタジエン残
    基、又はブダジエン−アクリロニトリル共重合体残基を
    表わし、R1 は、水素原子又は炭素数1〜22の直鎖又
    は分岐したフッ素原子含有アルキル基を表わし、Ar
    は、置換基を有していてもよいベンゼン環を含む二価の
    芳香族基を表わす。ただし、該フッ素含有アラミドブロ
    ック共重合体に含有される全R1 の20%以上が炭素数
    1〜22の直鎖又は分岐したフッ素原子含有アルキル基
    であり、nは1〜30の整数を意味する。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(III) H2 N−Ar−NH2 (III) (式中、Arは、置換基を有していてもよいベンゼン環
    を含む二価の芳香族基を表わす。)で示される芳香族ジ
    アミンと、下記一般式(IV) 【化2】 で示されるヒドロキシベンゼンジカルボン酸とを縮重合
    させ、得られた下記一般式(V) 【化3】 (式中、Arは、上記と同意義を有し、nは1〜30の
    整数を意味する。)で示される芳香族ポリアミドと、下
    記一般式(VI) HOOC−R−COOH (VI) (式中、Rは分子量100から5000までの直鎖ある
    いは分岐した脂肪族炭化水素残基、ポリブタジエン残
    基、又はブダジエン−アクリロニトリル共重合体残基を
    表わす。)で示される両末端にカルボキシル基を有する
    脂肪族炭化水素、ポリブタジエン、又はブダジエン−ア
    クリロニトリル共重合体とを縮重合して、下記一般式
    (I′)で示されるブロック単位と、下記一般式(II)
    で示されるブロック単位とがアミド結合によりそれぞれ
    2〜20個の範囲で結合してなるアラミドブロック共重
    合体を製造し、 【化4】 (式中、R、Arおよびnは上記と同一の意味を有す
    る。)次いで、該アラミドブロック共重合体の水酸基を
    炭素数1〜22の直鎖又は分岐したフッ素原子含有アル
    キル基を有するエーテル化剤でエーテル化することを特
    徴とする請求項1に記載のフッ素含有アラミドブロック
    共重合体の製造方法。
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