JP3025378B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP3025378B2
JP3025378B2 JP4208027A JP20802792A JP3025378B2 JP 3025378 B2 JP3025378 B2 JP 3025378B2 JP 4208027 A JP4208027 A JP 4208027A JP 20802792 A JP20802792 A JP 20802792A JP 3025378 B2 JP3025378 B2 JP 3025378B2
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和弘 松山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源としてのランプユ
ニットが原稿に対して移動して上記原稿を走査して複写
する電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル複写機には、原稿に
光を集光し走査して反射光を電気信号に変換するスキャ
ナ部、その電気信号に基づいてレーザー光を制御して静
電潜像を感光体ドラム上に形成し原稿の画像を記録紙に
複写するレーザプリンタ部、上記記録紙をレーザプリン
タ部に供給する給紙部とが設けられている。
【0003】例えば図24に示すように、上記のスキャ
ナ部100は、複写機本体101の上面に透明なガラス
等からなる原稿載置台102を有し、その原稿載置台1
02上に置かれた原稿103に対して光を照射するスキ
ャナユニット104を備え、さらに、両面対応自動原稿
送り装置(以下、RDFという)等の自動原稿送り装置
105を備えている。
【0004】上記スキャナユニット104は、原稿10
3を露光する光源であるランプリフレクタアセンブリ1
06と、原稿103からの反射光像を電気信号に変換す
る光電変換素子としての電荷結合素子(以下、CCDと
いう)107aを備えるCCD基板107と、そのCC
D107aに反射光像を導くための複数の反射ミラー1
08…と、原稿103からの反射光像を上記CCD10
7aの受光面に結像させるためのレンズ109を備えて
いる。
【0005】前記スキャナ部100は、原稿載置台10
2に載置された原稿103を走査する場合には、原稿載
置台102の下面に沿ってスキャナユニット104が移
動しながら原稿103の画像を読み取るようになってい
る。
【0006】したがって、スキャナユニット104をス
キャン方向に往復移動させるために、スキャナユニット
104をスキャン方向(図中S)に案内するガイドシャ
フト110がスキャナユニット104の移動方向側部に
近設され、また、スキャナユニット104を移動させる
ための無端の駆動ワイヤ111が、駆動プーリー112
およびアイドルプーリー113間に巻き掛けられ、さら
に、上記駆動プーリー112を駆動するモータ114が
設けられている。
【0007】一方、自動原稿送り装置105を用いる場
合には、自動原稿送り装置105の下方の所定位置に上
記モータ114等によりスキャナユニット104を移動
させた後、スキャナユニット104を停止させた状態
で、原稿103を自動原稿送り装置105内で搬送しな
がら原稿画像をスキャナユニット104により読み取る
ようになっている。
【0008】このように原稿画像をスキャナユニット1
04で読み取ることにより得られた画像データは、図示
しないが、画像処理回路に送られ各種処理が施された
後、画像処理回路のメモリに一旦記憶され、出力指示に
応じてメモリ内の画像データを前記レーザプリンタ部に
出力して用紙上に画像を形成するようになっている。
【0009】ところで、上記のような電子写真装置は、
反射光の光量が不足すると画像データの信頼性が低下し
得られる複写像が不鮮明となることから、CCD107
aにおいて受光される光量が最大となるように各光学系
が調整される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、スキャナユニット104における光学的な調
整において次に述べるような各問題を生じている。ま
ず、CCD基板107におけるCCD107aの取付位
置の光学的調整では、例えば図25に示すように、調整
のための調整治具115が、その一対のピンをCCD1
07aの背面側のCCD基板107に差し込んで取り付
けられ、また、電源116と、図24に示すスキャナユ
ニット104およびランプリフレクタアセンブリ106
とが接続され、さらに、図示しない測定用のオッシロス
コープにCCD107aの出力が接続された後、調整用
パターンが前記の原稿載置台(図示せず)上の所定位置
に載置される。
【0011】このような光学的調整におけるピントは、
上記のオッシロスコープを観察しながらレンズ109を
光路の光軸方向に往復移動させて調整し、一方、上記光
軸方向に対して直交する各方向やアオリへの調整はオッ
シロスコープを見ながら調整治具115を操作して行
う。
【0012】したがって、上記の調整治具115を取り
付け、調整後にスキャナユニット104に悪影響を及ぼ
すことなく取り外すという手間や熟練が必要という問題
を生じている。
【0013】一方、ランプリフレクタアセンブリ106
の取り付けでは、図26(a)に示すように、ランプリ
フレクタアセンブリ106の原稿103上への集光位置
と、CCD107aから逆に各反射ミラー108…を辿
った光路の原稿103上への到達位置とを一致させるこ
とが、ランプリフレクタアセンブリ106の光の効率を
高め、画像データをより正確なものするために必要であ
る。このため、各部材の寸法精度を高め、かつ、各部材
の取付精度を高めて許容範囲内で一致するようにしてい
た。
【0014】しかしながら、上記従来では、図26
(b)に示すように、ランプリフレクタアセンブリ10
6の原稿103上への集光位置と、CCD107aから
逆に各反射ミラー108…等を辿った光路の原稿103
上への到達位置とが異なることがあり、このような場
合、ランプリフレクタアセンブリ106からCCD10
7aに到達する光量が設定値より減少して、CCD10
7aからの画像データの信頼性が低下するという問題を
生じている。
【0015】さらに、図27に示すように、自動原稿送
り装置105を用いる場合では、自動原稿送り装置10
5の下方の所定位置に上記モータ114等によりスキャ
ナユニット104を移動させ、図28(a)に示すよう
に、その読み取り位置に、スキャナユニット104にお
ける光路の光軸が通るように設定されていることが望ま
しい。
【0016】そこで、従来では、CCD107aに代え
てレーザー発光器117により光軸を設定し、上記の読
み取り位置に一致するように反射ミラー108の角度を
各調整ビス108aを進退移動させて調整していた。
【0017】このとき、光軸を一致させる角度調整と光
量を最大にする角度調整とは異なるため、一方を調整す
ると他方がズレることがあり、上記の各角度調整を繰り
返して調整に手間取るという問題を生じている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電子写真装置は、以上の課題を解決するために、原稿に
光を照射する光源が設けられ、上記原稿からの反射光を
検出して電気信号に変換する光検出手段が設けられ、上
記電気信号に基づいて上記原稿を複写する電子写真装置
において、上記反射光に対する光軸合わせおよびピント
合わせを行うために、光検出手段の取り付け状態を調整
する調整機構部を備えていることを特徴としている。
【0019】本発明の請求項2記載の電子写真装置は、
以上の課題を解決するために、原稿に光を照射する光源
が設けられ、上記原稿からの反射光を検出して電気信号
に変換する光検出手段が設けられ、上記原稿を走査する
ように上記光源および光検出手段を移動させる駆動手段
が設けられ、前記電気信号に基づいて上記原稿を複写す
る電子写真装置において、上記光検出手段の移動に伴っ
て上記光源を上記光検出手段に対して変位させる変位手
段が設けられ、前記電気信号に基づいて前記駆動手段を
制御して前記反射光を最大とする上記光源の変位位置を
設定する制御手段が設けられていることを特徴としてい
る。
【0020】本発明の請求項3記載の電子写真装置は、
以上の課題を解決するために、原稿を所定の搬送位置で
搬送する原稿送り機構と、この搬送位置で搬送されてい
原稿に光を照射する光源、および、原稿からの反射光
を検出して電気信号に変換する光検出手段を有する移動
可能なスキャナユニットとを備え、前記電気信号に基づ
いて原稿を複写する電子写真装置において、上記スキャ
ナユニットは、上記反射光の光路上に回動可能に設けら
た反射板と、この反射板の回動状態に応じた長さ分だ
けスキャナユニットの外部に突出するように設けられて
いる調整板とを有しており、この調整板の突出部位に当
接してスキャナユニットの移動を制御するストッパーが
設けられていることを特徴としている。
【0021】本発明の請求項4記載の電子写真装置は、
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の構成に
おいて、上記調整機構部は、上記反射光の光軸方向と、
この光軸に対するアオリ方向と、この光軸に垂直な面内
での回転方向および上下左右方向とに、上記光検出手段
を移動できるように設定されていることを特徴としてい
る。
【0022】本発明の請求項5記載の電子写真装置は、
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の構成に
加えて、上記光検出手段に縮小される原稿画像の縮小率
を調整するために、上記反射光の光路長を調整する倍率
調整部を備えていることを特徴としている。
【0023】
【作用】上記の請求項1,4および5記載の構成によれ
ば、光検出手段を調整する調整機構部が設けられている
から、従来のような調整治具を用いないで光学調整が可
能である。
【0024】上記の請求項2記載の構成によれば、前記
電気信号に基づいて前記駆動手段を制御して前記反射光
を最大とする上記光源の変位位置を設定する制御手段が
設けられているから、光検出手段に到達する光路の光軸
を光源の集光位置に容易に合わせることができる。
【0025】上記の請求項3記載の構成によれば、上記
反射光の光路上に反射板が回動可能に設けられ、この反
射板の回動状態に応じた長さ分だけスキャナユニットの
外部に突出するように設けられている調整板とを有して
いる。
【0026】このことから、例えば、上記スキャナユニ
ットを上記原稿に対して停止させ、上記原稿を搬送して
複写する場合、まず、光軸を一致させる角度調整を行
い、次に、光量を最大にする角度調整を行うと、上記反
射板の回転に応じて調整板が移動することにより、上記
スキャナユニットにおける上記原稿に対する停止位置を
移動させることができるから、光量を最大にする角度調
整による光軸のズレを補正することができる。
【0027】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図23
に基づいて説明すれば、以下の通りである。まず、本発
明に係る光学装置の取付機構を備えたデジタル複写機に
ついて説明すると、デジタル複写機では、図2に示すよ
うに、複写機本体30に、スキャナ部31、レーザプリ
ンタ部32、多段給紙ユニット33、およびソータ34
が備えられている。
【0028】スキャナ部31は、透明ガラスからなる原
稿載置台35、両面対応自動原稿送り装置等の自動原稿
送り装置(以下、ADFという)36およびスキャナユ
ニット40を備えている。多段給紙ユニット33は、第
1カセット51、第2カセット52、第3カセット5
3、および選択により追加可能な大容量カセット55を
有している。
【0029】このような多段給紙ユニット33では、各
段のカセット51…に収容された用紙が上から1枚ずつ
取り出され、レーザプリンタ部32に搬送されるように
なっている。また、ADF36は、複数枚の原稿を一度
にセットしておき、自動的に原稿を1枚ずつ原稿載置台
35の一端部上へ送り、原稿を所定方向に搬送して、オ
ペレータの選択に応じて原稿の片面または両面をスキャ
ナユニット40に読み取らせるようになっている。
【0030】上記スキャナユニット40は、原稿を露光
する光源としてのランプリフレクタアセンブリ41、原
稿からの反射光像を電荷結合素子(以下、CCDとい
う)を備える読取ユニット42に導くための複数の反射
ミラー(反射板)43、および原稿からの反射光像を、
読取ユニット42におけるCCDの受光面に結像させる
ためのレンズ44を含んでいる。なお、上記の読取ユニ
ット42では、上記のCCDに代えて他の光電変換素子
を用いることもできる。
【0031】前記スキャナ部31は、原稿載置台35に
載置された原稿を走査する場合には、原稿載置台35の
下面に沿ってスキャナユニット40を駆動ワイヤ31a
により移動させながら原稿画像を読み取るようになって
おり、ADF36を用いる場合には、ADF36の下方
の所定位置にスキャナユニット40を停止させた状態で
原稿を搬送しながら原稿画像を読み取るようになってい
る。なお、上記スキャナ部31の駆動については後に詳
述する。
【0032】このように原稿画像をスキャナユニット4
0で読み取ることにより得られた画像データは、後述す
る画像処理回路に送られ各種処理が施された後、画像処
理回路のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモ
リ内の画像データを前記レーザプリンタ部32に出力し
て用紙上に画像を形成する。
【0033】上記レーザプリンタ部32は、手差し原稿
トレイ45、レーザ書込ユニット46、および画像を形
成するための電子写真プロセス部47を備えている。レ
ーザ書込ユニット46は、上述のメモリからの画像デー
タに応じたレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光
を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向され
たレーザ光が電子写真プロセス部47の感光体ドラム4
8上で等速度偏向されるように補正するf−θレンズ等
を有している。
【0034】電子写真プロセス部47は、周知の態様に
従い、感光体ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写
器48a、剥離器、クリーニング器、除電器を配置し、
さらに、上記転写器48aの出紙側に搬送ベルト48b
を介して定着器49を配置してなっている。
【0035】上記の定着器49により画像が定着された
用紙の搬送方向下流側には、搬送路50が設けられてお
り、搬送路50はソータ34へ通じている搬送路57
と、下方の多段給紙ユニット33へ通じている搬送路5
8とに分岐している。
【0036】搬送路58は多段給紙ユニット33におい
て分岐しており、分岐後の搬送路として反転搬送路50
aと、両面/合成搬送路50bが設けられている。反転
搬送路50aは、原稿の両面を複写する両面複写モード
において、転写・定着された用紙の表裏を反転するため
の搬送路である。
【0037】一方、両面/合成搬送路50bは、両面複
写モードにおいて、上記反転搬送路50aにより表裏の
反転した用紙を感光体ドラム48の画像形成位置まで搬
送し、また、用紙の片面に異なる原稿の画像や、異なる
色のトナーで画像を形成する合成複写を行う片面合成複
写モードにおいて、用紙を反転させることなく感光体ド
ラム48の画像形成位置まで搬送する搬送路である。
【0038】前記の多段給紙ユニット33は共通搬送路
56を含んでおり、共通搬送路56は、第1カセット5
1、第2カセット52、第3カセット53からの用紙を
電子写真プロセス部47に向かって搬送するようになっ
ており、さらに、電子写真プロセス部47に向かう途中
で大容量カセット55からの搬送路59と合流して搬送
路60に通じている。
【0039】搬送路60は、両面/合成搬送路50b
と、手差し原稿トレイ45からの搬送路61との合流点
62で合流して電子写真プロセス部47の感光体ドラム
48と転写器48aとの間の画像形成位置へ通じるよう
になっており、よって、合流点62は画像形成位置に近
接して設けられている。
【0040】このように上記構成では、前記のスキャン
部31により読み込まれた画像データが上述のメモリに
記憶され、そのメモリから読み出された画像データは、
レーザ書込ユニット46によって上記画像データに応じ
たレーザ光線が感光体ドラム48の表面上に走査される
ことにより感光体ドラム48の表面上に静電潜像として
形成された後、その静電潜像をトナーにより可視像化し
たトナー像が多段給紙ユニット33から搬送された用紙
上に静電転写され定着されて、用紙上に複写される。
【0041】このようにして画像が形成された用紙は、
定着器49から搬送路50および搬送路57を介してソ
ータ34に送られて外部に排紙され、もしくは、搬送路
50および搬送路58を介して反転搬送路50aや両面
/合成搬送路50bに搬送されて、両面複写や合成複写
される。
【0042】次に、このようなデジタル複写機に含まれ
ている前述した画像処理回路の構成および機能について
説明する。上記の構成を示すブロック図である図3に示
すように、画像処理回路は、画像データ入力部70、画
像処理部71、画像データ出力部72、RAM(ランダ
ムアクセスメモリ)等からなるメモリ73、および中央
演算処理装置(以下、CPUという)74を備えてい
る。
【0043】画像データ入力部70は、CCD部70
a、ヒストグラム処理部70b、誤差拡散処理部70c
を含んでおり、図2に示す読取ユニット42から読み込
まれた原稿の画像データを2値化変換して、2値のデジ
タル量としてヒストグラムをとりながら、誤差拡散法に
より画像データを処理して、前述したメモリ73に一旦
記憶するようになっている。
【0044】さらに、画像データ入力部70における画
像データの処理について説明すると、まず、CCD部7
0aでは、図2に示す読取ユニット42からの画像デー
タの各画素濃度に応じたアナログ電気信号がA/D変換
された後、MTF補正、白黒補正またはガンマ補正が行
われ、 256階調(8ビット)のデジタル信号としてヒス
トグラム処理部70bに出力される。
【0045】次に、ヒストグラム処理部70bでは、C
CD部70aから出力されたデジタル信号が 256階調の
画素濃度別に加算され、濃度情報(ヒストグラムデー
タ)が得られると共に、必要に応じて得られた濃度情報
はCPU74に送られ、または、画素データとして誤差
拡散処理部70cに送られる。
【0046】さらに、誤差拡散処理部70cでは、擬似
中間調処理の一種である誤差拡散処理法、すなわち2値
化の誤差を隣接画素の2値化判定に反映させる方法によ
り、CCD部70aから出力された8ビット/画素のデ
ジタル信号が1ビット(2値)に変換され、原稿におけ
る局所領域濃度を忠実に再現するための再配分演算が行
われる。
【0047】前記の画像処理部71は、多値化処理部7
1aおよび多値化処理部71b、合成処理部71c、濃
度変換処理部71d、変倍処理部71e、画像プロセス
部71f、誤差拡散処理部71g、並びに圧縮処理部7
1hを含んでいる。
【0048】上記の画像処理部71は、入力された画像
データをオペレータが希望する画像データに変換する処
理部であり、メモリ73に最終的に変換された出力画像
データとして記憶されるまで、この処理部で処理するよ
うになっている。ただし、画像処理部71に含まれてい
る上述の各処理部は必要に応じて機能するものであり、
機能しない場合もある。
【0049】さらに、画像処理部71における各処理部
の機能について説明すると、まず、多値化処理部71a
および多値化処理部71bでは、前記の誤差拡散処理部
70cで2値化されたデータが再度 256階調に変換され
る。合成処理部71cでは、画素毎の論理演算、すなわ
ち論理和、論理積、または排他的論理和の演算が選択的
に行われる。これらの演算の対象となるデータは、メモ
リ73に記憶されている画素データおよび予め設定され
た語句やシンボルを記憶するパターンジェネレータ
(P.G.)からのビットデータである。
【0050】次に、濃度変換処理部71dでは、 256階
調のデジタル信号に対して、所定の階調変換テーブルに
基づいて入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定
される。また、変倍処理部71eでは、指示された変倍
率に応じて、入力される既知データにより補間処理を行
うことによって、変倍後の対象画素に対する画素データ
(濃度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査
が変倍される。
【0051】画像プロセス部71fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われ、また、特徴
抽出等データ列に対する情報収集が行われ得る。誤差拡
散処理部71gでは、画像データ入力部70の誤差拡散
処理部70cと同様な処理が行われる。
【0052】圧縮処理部71hでは、ランレングスとい
う符号化により2値データが圧縮される。また、画像デ
ータの圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完成
した時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
【0053】前記の画像データ出力部72は、復元部7
2a、多値化処理部72b、誤差拡散処理部72c、お
よびレーザ出力部72dを含んでおり、圧縮状態でメモ
リ73に記憶されている画像データを復元し、元の 256
階調に再度変換し、2値データより滑らかな中間調表現
となる4値データの誤差拡散を行い、レーザ出力部72
dへのデータを転送するようになっている。
【0054】すなわち、復元部72aでは、前記の圧縮
処理部71hによって圧縮された画像データが復元され
る。多値化処理部72bでは、前記の画像処理部71の
多値化処理部71aおよび多値化処理部71bと同様な
処理が行われる。誤差拡散処理部72cでは、前記の画
像データ入力部70の誤差拡散処理部70cと同様な処
理が行われる。
【0055】レーザ出力部72dでは、図に示していな
いシーケンスコントローラからの制御信号に基づき、デ
ジタル画素データがレーザのオン/オフ信号に変換さ
れ、レーザがオン/オフ状態となる。なお、画像データ
入力部70および画像データ出力部72において扱われ
るデータは、メモリ73の容量の削減のため、基本的に
は2値データの形でメモリ73に記憶されているが、画
像データの劣化を考慮して4値のデータの形で処理する
ことも可能である。
【0056】次に、図4に示すように、前記のスキャン
部31駆動についてさらに詳しく説明すると、スキャン
部31では、スキャナユニット40をスキャン方向に往
復移動させるために、スキャナユニット40をスキャン
方向(図中S)に案内するガイドシャフト31eがスキ
ャナユニット40の移動方向側部に近設され、また、ス
キャナユニット40を移動させるための無端の駆動ワイ
ヤ31aが、駆動プーリー31bおよびアイドルプーリ
ー31c間に巻き掛けられ、さらに、上記駆動プーリー
31bを駆動するモータ(駆動手段)31dが設けられ
ている。
【0057】一方、ADF36を用いる場合には、AD
F36の下方の所定位置に上記モータ31d等によりス
キャナユニット40を移動させた後、スキャナユニット
40を停止させた状態で、周知の通り原稿載置台35上
の原稿35aをADF36内で搬送しながら原稿画像を
スキャナユニット40により読み取るようになってい
る。
【0058】次に、スキャナユニット40における読み
取りユニット42について説明すると、読み取りユニッ
ト42では、レンズ44からの光路上に光電変換素子で
あるCCD(光検出手段)1が取り付けられていて、さ
らに、図1、図5、図6に示すように、上記のCCD1
を光学的に調整可能に取り付ける調整機構部2が設けら
れている。
【0059】このような調整機構部2は、スキャナユニ
ット40におけるレンズ44の取り付けられた、もしく
はレンズ44からの光を通す開口の設けられた外面上に
設けられており、上記のCCD1を、光路の光軸方向と
してのZ方向、上記光軸を中心として回転させる回転方
向、上下方向としてのY方向、左右方向としてのX方
向、上記の光軸に対するアオリ方向に調整できるように
なっている。
【0060】まず、上記の調整機構部2を取り付けるた
めに、スキャナユニット40の外面上に、光路を四方、
つまりY方向とX方向とから囲むように板状体からなる
枠体3が設けられ、上記光路の光軸方向であるZ方向に
移動可能なZ方向調整部4が上記枠体3の三面に摺動可
能に嵌合されている。
【0061】このようなZ方向調整部4は、枠体3の三
面に嵌合し、かつ、後述する回転方向調整部5が嵌まり
込むように略箱状に形成され、その中央部に上記光路を
通す開口を有し、さらに、Z方向調整部4を上記の光軸
方向に移動させるためのガイドとしての断面長方形状の
立設部4aを下面に備え、Z方向調整部4を安定に移動
させるための付勢手段としての板バネ4bを有してい
る。
【0062】したがって、上記の立設部4aの嵌合する
ように、枠体3の下部3aには開口3bが設けられ、上
記の板バネ4bを固定するための固定ビス4cが枠体3
の上部3cに上方から取り付けられている。
【0063】さらに、Z方向調整部4では、立設部4a
とスキャナユニット40との間に調整用のコイルバネ4
dを介してZ方向用調整ビス4eが立設部4aとコイル
バネ4dを貫通して上記スキャナユニット40のメネジ
部に螺着できるようになっていて、上記のZ方向用調整
ビス4eを調整することにより、Z方向調整部4をZ方
向に移動できるようになっている。また、調整後のZ方
向調整部4を固定するためのZ方向用固定ビス4fが枠
体上部3cを通して取り付けられている。
【0064】次に、上記の光軸を中心として回動可能に
取り付けられている前述した回転方向調整部5について
説明すると、回転方向調整部5は、後述するY方向調整
部6が嵌まり込む凹部を備え、上記の光路の通る開口を
有する略箱状に形成されている。
【0065】さらに、回転方向調整部5は、上記の光軸
を中心に安定に回動できるように、上記の光軸を挟んで
相互にほぼ背向する外面の二ヶ所に上記光軸を中心とす
る円弧状内面5a・5aを有している。したがって、前
記のZ方向調整部4の内面においても、上記の円弧状内
面5a・5aと摺接する円弧状内面4g・4gが形成さ
れている。
【0066】その上、回転方向調整部5には、それを一
方向に付勢する回転用板バネ5bが、Z方向調整部4の
一方の円弧状内面4gに隣接する凹部面4hと、回転方
向調整部5の外面との間に挟まれている一方、上記凹部
面4hに対面するZ方向調整部4の部位の外面から回転
方向調整ビス5cが上記の部位を貫通してネジにより移
動可能に取り付けられている。
【0067】これにより、回転方向調整ビス5cの先端
が回転方向調整部5と当接して、上記回転用板バネ5b
の付勢力に抗して上下することで、回転方向調整部5が
光軸を中心として回動可能となっている。
【0068】次に、上記の光軸に対する上下方向として
のY方向に移動可能に取り付けられている前述したY方
向調整部6について説明すると、Y方向調整部6は、後
述するX方向調整部7のY方向両端面と摺接し、かつX
方向調整部7をX方向に摺動可能とする凹部を備える略
箱状に形成され、その中央部に前記の光路の通る開口が
形成されている。
【0069】また、Y方向調整部6には、Y方向調整部
6を上方へ付勢する一対の略ヘの字状の調整用板バネ6
aがY方向調整部6の下外面と回転方向調整部5の下内
面との間に、前記の光軸と等距離となるように挟み込ま
れていて、一方、Y方向調整部6の上外面に当接して上
記各調整用板バネ6aの付勢力に抗してY方向調整部6
を移動させることのできるY方向調整ビス6bが、回転
方向調整部5の上面中央部のネジを通して取り付けられ
ている。
【0070】これにより、上記のY方向調整ビス6bを
回転させれば、Y方向調整ビス6bが上下し、各調整用
板バネ6aの付勢力により安定にY方向調整部6を上
下、すなわちY方向に移動できるようになっている。し
たがって、Y方向調整ビス6bを上方よりドライバー等
により回転できるように、Z方向調整部4の上部中央部
にY方向調整用切欠部6cが形成されている。
【0071】次に、上記の光軸に対する左右方向として
のX方向に移動可能に取り付けられている前述したX方
向調整部7について説明すると、X方向調整部7は、後
述するアオリ方向調整部8のY方向両端面と摺動する内
面を有する凹部を備える略箱状に形成され、さらに、そ
の中央部に前記光路を通す開口を備えている。
【0072】また、X方向調整部7には、アオリ方向調
整部8を回動させるため、そのアオリ方向調整部8を固
定するために外方からそれぞれ挿通される一対の固定ビ
ス8aを軸支する一対の突設片7aが、X方向調整部7
のX方向一端部に、Z方向外向きに相互に対向して形成
されている。
【0073】そして、このようなX方向調整部7を、X
方向に移動させるために、X方向調整部7のX方向一端
に、傾斜部7bが形成されている。すなわち、その傾斜
部7bはX方向調整部7におけるX方向長さが下から上
に向かって順次短くなるようになっている。
【0074】その上、X方向調整部7には、上記の傾斜
部7bの対面側のX方向調整部7とY方向調整部6との
間にX方向調整板バネ7cが挟み込まれる一方、X方向
調整ビス7dが、その先端を上記の傾斜部7bと当接す
るようにY方向調整部6の上面からY方向下向きに挿通
されていて、X方向調整ビス7dを回転させて上下させ
ることにより、X方向調整部7を上記X方向調整板バネ
7cの付勢力に抗して移動させることができるようにな
っている。一方、上記のX方向調整ビス7dを、ドライ
バー等を上方から差し込んで回転できるようにX方向調
整切欠部7eが、Z方向調整部4の上面一端部に形成さ
れている。
【0075】次に、上記の光軸に対するアオリ方向とし
て回動可能に取り付けられている前述したアオリ方向調
整部8について説明すると、アオリ方向調整部8は、前
記光路を通す開口および中空部を備えており、さらに、
前記の各固定ビス8aがそれぞれ螺着される一対の板状
片8dを、前記の各突設片7aの内側となるように有し
ている。
【0076】また、アオリ方向調整部8には、上記の各
板状片8dと反対側のアオリ方向調整部8とX方向調整
部7との間に略ヘの字状のアオリ方向調整板バネ8bが
挟み込まれていて、アオリ方向調整ビス8cがアオリ方
向調整部8およびアオリ方向調整板バネ8bを貫通して
X方向調整部7のメネジ部に取り付けられているから、
アオリ方向調整ビス8cを回転させてZ方向に移動させ
ることにより、アオリ方向調整部8をアオリ方向に回動
させることができるようになっている。
【0077】さらに、調整機構部2には、上記の各調整
部5・6・7のZ方向の移動を規制する略長方形板状の
調整機構部カバー9が、その四隅を通して各取付ビス9
a…によりZ方向調整部4の四隅に取り付けられてい
る。よって、このような調整機構部カバー9には、前記
の光路を通す開口が設けられ、さらに、前記の各突設片
7aを外方へ突出できるように切欠部が設けられてい
る。
【0078】そして、前記のCCD1を、上記の調整機
構部2に固定するためのCCD取付板10が、一対の固
定ビス10aによりアオリ方向調整部8に取り付けら
れ、CCD1からの出力を外部に取り出す際の各端子の
基板となるCCD基板11が、4個の取付ビス11a…
によりCCD取付板10に取り付けられている。
【0079】なお、上記のCCD取付板10には、前記
の光路を通す開口が形成されており、一方、CCD基板
11には、前記の各固定ビス10aを外方から着脱でき
るように一対の開口が形成されている。
【0080】このようにして調整機構部2は、CCD1
を光路の光軸方向としてのZ方向、上記光軸を中心とし
て回転させる回転方向、上下方向としてのY方向、左右
方向としてのX方向、上記の光軸に対するアオリ方向に
それぞれ調整できるようになっている。
【0081】次に、スキャナユニット40内における各
反射ミラー43…における光路長を変えて、CCD1上
に縮小される原稿画像の縮小率を調整して倍率を調整す
る倍率調整部12が、レンズ44の上方に取り付けられ
ていて、その倍率調整部12は前記の反射ミラー43c
を備えている。
【0082】このような倍率調整部12は、図7に示す
ように、略長方形板状の反射ミラー43cの背面側を覆
う取付板12aと、反射ミラー43cの長手方向両端部
を弾性的にそれぞれ保持する一対の断面略コの字状の保
持板12bとを有していて、上記各保持板12bは取付
板12aの長手方向両端に固定される一方、その取付板
12aは、反射ミラー43cを所定の角度で取り付ける
ための取付具として所定の角度に折り曲げられたアング
ル部12fを有している。
【0083】また、倍率調整部12には、反射ミラー4
3cの取付位置を微調整するために、3本の調整ビスを
取付板12aの長手方向両端部にそれぞれ備えていて、
1本の調整ビス12cは、取付板12aの一方の端部に
反射ミラー43cの長手方向中心線上に向かって反射ミ
ラー43cの背面に当接するように取付板12aのメネ
ジ部に取り付けられている。
【0084】一方、他の2本の調整ビス12dは、上記
の中心線上とは異なる位置に向かい、かつ、上記の中心
線と等距離となる位置に、反射ミラー43cの背面に当
接するように取付板12aのメネジ部に取り付けられて
いる。
【0085】これにより、上記の3本の調整ビス12c
・12dを同方向に移動させると、前記の光路長を変え
ることが可能となり、一方、調整ビス12cと2本の調
整ビス12dとを相互に逆方向に移動させると、光路を
左右方向に変えることができ、さらに、2本の調整ビス
12dを相互に逆方向に移動させると、光路を上下方向
に変えることが可能となっている。
【0086】このように各調整ビス12c・12d・1
2dを調整することで、反射ミラー43cにおいて反射
される光路を、長さ、左右方向、上下方向に変えて調整
することができるようになっている。このように調整機
構部2と倍率調整部12とによって光学調整機構が構成
されている。
【0087】次に、上記の調整機構部2および倍率調整
部12を用いて、スキャナユニット40におけるCCD
1の光学調整方法について説明すると、まず、図4に示
すモータ31dを用いて、図8に示すように、読み取り
の反転動作を行う側で、原稿を置くための領域外で、か
つ、ランプリフレクタアセンブリ41からの光が集光さ
れて原稿載置台35からの反射光が受光できる位置に移
動させる。
【0088】続いて、CCD1からの測定用端子を備え
るCCD基板11に、測定用のオッシロスコープ13を
接続し、図9に示す調整用パターン14を、ランプリフ
レクタアセンブリ41からの光が集光される原稿載置台
35上に置いた後、ランプリフレクタアセンブリ41を
点灯し、上記の調整用パターン14をCCD1に読み込
ませる。
【0089】次に、下記の手順にしたがって、図8に示
すように、ドライバー15により各調整ビスを調整し
て、調整機構部2および倍率調整部12を調整する。そ
の調整手順は、ピント合わせ→光軸合わせ→位置合わせ
→倍率合わせの順である。
【0090】上記の調整用パターン14は、図9に示す
ように、長方形状に形成されていて、その上に、短手方
向の直線を所定間隔で備えている。上記調整用パターン
14では、(1),(7),(13)が読み取り巾(位置)調整用パ
ターンであり、(3),(5),(9),(11)がピント合わせ用パタ
ーン(3本/mm)であり、(2),(4),(6),(8),(10),(12)
が光軸合わせ用パターンである。
【0091】まず、ピント合わせは、調整機構部2にお
けるZ方向調整部4を、上記オッシロスコープ13を観
察しながらZ方向用調整ビス4eを移動させ、図11に
示すように、ピント調整前の図11(a)から、ピント
調整後の図11(b)のように、調整用パターン14に
おける(3),(5),(9),(11)に対応する波形が出る位置にZ
方向調整部4を調整する。
【0092】その上、各(3),(5),(9),(11)部の波形が最
大になり、かつ、左右均等な巾となるように調整した
後、前記のZ方向用固定ビス4fを締付てZ方向調整部
4を固定する。なお、図11(c)に示すように、(3),
(5),(9),(11)を示す波形が出ていれば、他の場所の波形
については無視してもよい。
【0093】次に、光軸合わせでは、回転方向調整部
5、Y方向調整部6、アオリ方向調整部8をそれぞれ動
かして、図12(a)から図12(b)を通って図12
(c)となるように、(4),(10)を示す波形の巾でフラッ
トであり、(2),(12)部が出るように調整する。このよう
に調整した後、Y方向調整部6をわずかに上下させて中
心軸に対して波形が左右対称に動くように調整する。
【0094】次に、位置合わせでは、X方向調整部7を
X方向調整ビス7dにより移動させて、図13(a)に
示す位置合わせ用信号A,B,CのC部と図13(b)
に示す波形出力 (1)を合わせる(C部を、図13(c)
のように拡大する時、オッシロスコープ13のディレイ
モードで行う)。このとき、光軸合わせを示す(2),(4),
(10),(12) がフラットに出ていることを確認しながらX
方向調整部7を調整する。
【0095】このように調整した後、再度、上述したよ
うにピント合わせ、光軸合わせ、位置合わせを、例えば
図10のようになっているかを再確認する。
【0096】次に、倍率合わせでは、調整用パターン1
4の (1)と(13)との間隔と読み取り巾とが一致するよう
に、上記のようにC部と (1)とを合わせた時、図13に
おけるA部と(13)とのズレが特定の画素数内となるよう
に、倍率調整部12における3本の各調整ビス12c・
12d・12dを光軸に対してほぼ同方向に移動させ
て、前記の光路長を変えて倍率を調整する。
【0097】このように調整機構部2および倍率調整部
12を設けることにより、従来のように専用の調整用治
具の取り付けや取り外しといった手間や、CCD1の取
付精度に悪影響を及ぼさないように、上記の治具を着脱
する手間や熟練を省くことができ、CCD1の光学調整
を容易に行うことができる。
【0098】次に、上記の電子写真装置に設けられたラ
ンプ調整機構について説明する。まず、図14に示すよ
うに、ランプ調整機構16では、光源としてのランプリ
フレクタアセンブリ41を有するランプケース16a
が、図示しないガイドレール等によりスキャナユニット
40に対してS方向に移動可能に取り付けられている。
【0099】また、このようなランプケース16aのS
方向一端部には、図15にも示すように、一対のコイル
スプリング17・17が、S方向に付勢し、かつ、それ
らの付勢方向が、前記の光路の光軸方向と平行、かつ等
距離となるように取り付けられる。
【0100】一方、ランプケース16aのS方向他端部
には、S方向外向きに延びる突設部(変位手段)18が
設けられ、さらに、ランプケース16の移動を係止して
固定できる係止ビス19が取り付けられている。なお、
上記コイルスプリング17・17の付勢力は、後述する
モータ31dによるスキャナユニット40の駆動力より
小さくなるように設定されている。
【0101】また、スキャン部31の内壁には、その内
壁に近接するようにスキャナユニット40が移動した際
に、上記の突設部18の先端と当接する突起部20が立
設されている。なお、図15に示すように、ランプケー
ス16aには、移動可能な調光板16bが4枚取り付け
られ、それらは固定ビス16cにてそれぞれ固定されて
いる。
【0102】一方、上記のような電子写真装置では、図
16に示すように、各部材の機能を制御するCPU74
が設けられ、そのCPU(制御手段)74は、CCD1
からの画像データをレーザプリンタ部32にて画像を形
成できるように処理する画像処理系21を制御し、AD
F36、デスク23、プリンタ部32、ソータ34、駆
動モータ31d、および光学ユニットであるスキャン部
31を制御するようになっている。
【0103】なお、上記の画像処理系21は、前述した
図3に示す画像データ入力部70、画像処理部71、画
像データ出力部72を含んでいて、CCD1からの画像
データが入力される入力データ前処理ユニット21a、
その入力データ前処理ユニット21aからの画像データ
が入力される画像処理ユニット21bと、その画像処理
ユニット21bからの画像データが入力されるレーザコ
ントロールユニット21cとを備え、上記画像処理ユニ
ット21bにおいて処理された画像データを一時的に記
憶するメモリ73を有している。
【0104】ただし、図16における、一方向の矢印は
制御信号ライン、双方向の矢印は通信制御ライン、白抜
き矢印はデータラインを示し、さらに、L.S.はレーザー
書き込み同期信号、S.S.はスキャン部読み取り同期信号
を示す。
【0105】次に、上記のようなランプ調整機構16を
用いて、ランプリフレクタアセンブリ41の集光位置の
調整方法について説明すると、まず、係止ビス19を緩
めてランプケース16aをスキャナユニット40に対し
て移動可能な状態とする。したがって、ランプケース1
6aはコイルスプリング17・17の伸びきった位置に
ある。
【0106】その後、原稿載置台35の外側で、スキャ
ナユニット40の移動してランプリフレクタアセンブリ
41の光を照射できる天蓋領域に集光点調整用白板22
を張り付けた後、スキャナユニット40をモータ31d
によりS方向に所定の速度で駆動する。
【0107】続いて、ランプリフレクタアセンブリ41
から集光点調整用白板22に集光され、その集光点調整
用白板22からの反射光を、スキャナユニット40を移
動させながらCCD1にて検出する。このとき、前記の
突設部18と突起部20とが当接すると、スキャナユニ
ット40が移動しても、ランプケース16aはコイルス
プリング17・17の付勢力に抗して制止した状態とな
っている。
【0108】つまり、ランプケース16aがスキャナユ
ニット40に対して移動することになるから、ランプリ
フレクタアセンブリ41の集光位置が変化し、上記のC
CD1からの出力電気信号はランプケース16aの移動
に伴って変化する。
【0109】すなわち、ランプリフレクタアセンブリ4
1が集光点調整用白板22に集光している間において、
図18に示すように、モータ31dによりスキャナユニ
ット40を移動させると、CCD1の出力電圧は、モー
タ31dの回転パルス数に対して変化し、その変化は上
方に凸なグラフとなる。
【0110】したがって、上記のグラフに示すように、
CPU74においてモータ31dの回転パルス数とCC
D1の出力電圧とを記憶しておき、CCD1の出力電圧
の変化を比較することにより、上記出力電圧の最大値に
おけるモータ31dの回転パルス数が計測できる。
【0111】これにより、CCD1の出力電圧が最大、
つまり、ランプリフレクタアセンブリ41の集光位置が
最適な位置となるランプケース16aの位置に、再度、
モータ31dの回転パルス数を制御してスキャナユニッ
ト40を移動させた後、係止ビス19によりランプケー
ス16aを固定すれば、ランプリフレクタアセンブリ4
1の調整が完了する。
【0112】このようにランプリフレクタアセンブリ4
1の集光位置調整を自動的に行うことが可能となるの
で、従来のように手動でカットアンドエラー式に調整し
ていた場合と比べて、調整時間の迅速化を図ることがで
きる。
【0113】次に、ADF36を用いた場合、その読み
取り位置を正確に合わせるための位置設定機構について
説明する。
【0114】スキャナユニット40では、図19に示す
ように、前記の反射ミラー43が、それの入射光と反射
光の各光軸を含む仮想平面の変位を回避しながら回動で
きるように取り付けられている。すなわち、反射ミラー
43の背面側にミラー支持板24が設けられ、そのミラ
ー支持板24に一対の角度調整ビス24a・24aが進
退自在に上記仮想平面上に並んで取り付けられ、それら
角度調整ビス24a・24aの先端が上記反射ミラー4
3の背面に当接して反射ミラー43を支持するようにな
っている。
【0115】このような反射ミラー43には、図20に
示すように、その表面側の両端部においてミラー支持板
24方向に付勢する固定用板バネ24bが複数設けられ
ていて、上記の各角度調整ビス24a・24aが調整さ
れて進退しても、各固定用板バネ24b…が弾性的に変
位して反射ミラー43を保持するようになっている。
【0116】これにより、上記反射ミラー43は、入射
光と反射光の各光路の光軸を含む仮想平面を回動させる
ことなく上記入射光と反射光との角度を変更できるよう
になっている。
【0117】また、スキャナユニット40には、スキャ
ナユニット40の読み取り位置を調整する読取位置調整
板25が、その一端を反射ミラー43の背面側一端部と
当接する一方、読取位置調整板25の他端部をスキャナ
ユニット40からS方向外向きに延びるように取り付け
られ、かつ、スキャナユニット40の移動方向であるS
方向に沿って移動可能に設けられている。
【0118】また、このような読取位置調整板25の上
面に圧接して制止できる位置固定ビス26が設けられて
いて、読取位置調整板25を任意の位置で固定できるよ
うになっている。
【0119】一方、スキャン部31の内壁には、スキャ
ナユニット40と共に移動する読取位置調整板25の突
出端部と当接する調整板ストッパー27がS方向に延び
るように立設されている。したがって、読取位置調整板
25と調整板ストッパー27とが当接することにより、
スキャナユニット40を所定位置に設定することが可能
となる。
【0120】次に、ADF36を用いて複写する際の上
記スキャナユニット40における光学調整方法について
説明すると、まず、図19に示すように、ADF36に
おける所定の読み取り位置にスキャナユニット40を移
動させ、その透明板36b上に、図21(b)に示す光
軸調整用チャート14aを置く。このような光軸調整用
チャート14aは細長い長方形板状であり、その長手方
向中央、および読み取り巾の両端部に、光軸調整用の白
抜き丸14bがそれぞれ設けられている物である。
【0121】次に、図19に示すCCD1を外し、その
位置に図21(a)に示すように、レーザー発光器28
をレンズ44に向かって発光するように設定し、そのレ
ーザー光が、まず、上記の光軸調整用チャート14aに
おける中央部の白抜き丸14b内に、図21(c)に示
すように、同心円状に集光した集光部14cを示すよう
に、図19に示す反射ミラー43の角度を角度調整ビス
24a・24aにより、スキャナユニット40における
光軸を調整する。
【0122】このとき、CCD1がラインセンサであ
り、画像を線状に読み込むため、CCD1の読み込みラ
インに相当する上記の光軸調整用チャート14aにおけ
る両端部の各白抜き丸14bにおいても、それぞれ同心
円内に収まるように調整する必要があるため、レーザー
発光器28を、その入射光が上記両端部の白抜き丸14
b内に同心円状に収まるように水平に振って変位させて
調整する。
【0123】次に、上記のようにスキャナユニット40
における光軸を調整した後、上記の光軸調整用チャート
14aに代えて、図22に示すように、光センサ29を
置き、レーザー発光器28からの光量レベルを角度調整
ビス24a・24aを進退移動させ調整する。つまり、
測定用のオッシロスコープ13を光センサ29に接続し
ておき、そのオッシロスコープ13を観察しながら角度
調整ビス24a・24aを調節して、光センサ29にお
ける光量レベルが最大となる反射ミラー43の角度を設
定する。
【0124】このとき、読取位置調整板25と反射ミラ
ー43とを当接させるようになっているため、上記よう
な反射ミラー43の角度変化、例えば図20に示すよう
に、反射ミラー43が反時計方向であるi方向に回転す
ると、読取位置調整板25は、その突出部分の長さが大
きくなる方向であるj方向に移動することになり、逆
に、図23に示すように、反射ミラー43が時計方向で
あるm方向に回転すると、読取位置調整板25は、その
突出部分の長さが小さくなる方向であるn方向に移動す
ることになる。
【0125】このように光軸の一致および最大光量とな
るように反射ミラー43の角度調整を行い、図20また
は図23に示すように、そのような反射ミラー43の角
度長に伴い、ADF36における読み取り位置と光軸と
の間に差異が生じても、そのような差異ゼロとなるよ
うにスキャナユニット40の停止位置を自動的に設定で
きるようになっている。
【0126】したがって、ADF36を用いて複写する
場合、上記のように読取位置調整板25が設定されてい
るので、スキャナユニット40をモータ31dにて駆動
し、読取位置調整板25と調整板ストッパー27とを当
接させた位置でスキャナユニット40を停止すれば、A
DF36の所定の読み取り位置に光軸を合わせることが
できる。
【0127】ただし、上記のように読取位置調整板25
と調整板ストッパー27とを当接させる場合、前記のC
PU74の制御にてスキャナユニット40を、上記の当
接の手前から減速して低速で駆動し、当接後にモータ3
1dの負荷が一定値を越えるとモータ31dを停止でき
るようになっている。これにより、上記の当接の差異の
衝撃を和らげることができる。
【0128】また、上記の反射ミラー43の角度調整に
伴う読取位置調整板25による光学調整は、反射ミラー
43の角度変化による光軸の補正であり、反射ミラー4
3の取付位置精度やその他スキャナユニット40内の他
の部材の取付や加工精度のバラツキに対応できるもので
はないが、上記の反射ミラー43の角度変化が光軸のズ
レに対して最も大きな要因であるため、反射ミラー43
の角度調整による光軸のズレに対して充分対応できるも
のとなっている。
【0129】このように上記構成は、スキャナユニット
40における光量調整に伴う反射ミラー43の角度調整
によって、光軸が読み取り位置とズレを生じても、読取
位置調整板25によりスキャナユニット40の停止位置
が自動的に、上記のズレをゼロとするように補正できる
から、再度、光軸を調整する手間を省くことができ、調
整時間等の短縮を図ることができる。
【0130】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の電子写真装置
は、以上のように、原稿に光を照射する光源が設けら
れ、上記原稿からの反射光を検出して電気信号に変換す
る光検出手段が設けられ、上記電気信号に基づいて上記
原稿を複写する電子写真装置において、上記反射光に対
する光軸合わせおよびピント合わせを行うために、光検
出手段の取り付け状態を調整する調整機構部を備えてい
る構成である。
【0131】また、本発明の請求項4記載の電子写真装
置は、以上のように、請求項1の構成において、上記調
整機構部は、上記反射光の光軸方向と、この光軸に対す
るアオリ方向と、この光軸に垂直な面内での回転方向お
よび上下左右方向とに、上記光検出手段を移動できるよ
うに設定されている構成である。
【0132】また、本発明の請求項5記載の電子写真装
置は、以上のように、請求項1の構成に加えて、上記光
検出手段に縮小される原稿画像の縮小率を調整するため
に、上記反射光の光路長を調整する倍率調整部を備えて
いる構成である。
【0133】それゆえ、上記構成は、光検出手段を調整
する調整機構部が設けられているから、従来のような調
整治具を用いないで光学調整が可能であり、よって、従
来のように調整治具を取り付け、調整後に光検出手段に
悪影響を及ぼすことなく調整治具を取り外すという手間
や熟練を省くことができるという効果を奏する。
【0134】本発明の請求項2記載の電子写真装置は、
以上のように、原稿に光を照射する光源が設けられ、上
記原稿からの反射光を検出して電気信号に変換する光検
出手段が設けられ、上記原稿を走査するように上記光源
および光検出手段を移動させる駆動手段が設けられ、前
記電気信号に基づいて上記原稿を複写する電子写真装置
において、上記光検出手段の移動に伴って上記光源を上
記光検出手段に対して変位させる変位手段が設けられ、
前記電気信号に基づいて前記駆動手段を制御して前記反
射光を最大とする上記光源の変位位置を設定する制御手
段が設けられている構成である。
【0135】それゆえ、上記構成は、前記電気信号に基
づいて前記駆動手段を制御して前記反射光を最大とする
上記光源の変位位置を設定する制御手段が設けられてい
るから、光検出手段に到達する光路の光軸を光源の集光
位置に容易に合わせることができる。
【0136】したがって、集光位置と光軸とのズレを防
止できるので、光検出手段に到達する光量減少防止
できて、光検出手段からの画像データの信頼性の低下を
回避できるという効果を奏する。
【0137】本発明の請求項3記載の電子写真装置は、
以上のように、原稿を所定の搬送位 置で搬送する原稿送
り機構と、この搬送位置で搬送されている原稿に光を照
射する光源、および、原稿からの反射光を検出して電気
信号に変換する光検出手段を有する移動可能なスキャナ
ユニットとを備え、前記電気信号に基づいて原稿を複写
する電子写真装置において、上記スキャナユニットは、
上記反射光の光路上に回動可能に設けられた反射板と、
この反射板の回動状態に応じた長さ分だけスキャナユニ
ットの外部に突出するように設けられている調整板とを
有しており、この調整板の突出部位に当接してスキャナ
ユニットの移動を制御するストッパーが設けられている
構成である。
【0138】それゆえ、上記構成は、例えば、上記スキ
ャナユニットを上記原稿に対して停止させ、上記原稿を
搬送して複写する場合、まず、光軸を一致させる角度調
整を行い、次に、光量を最大にする角度調整を行うと、
上記反射板の回転に応じて調整板が移動することによ
り、上記スキャナユニットにおける上記原稿に対する停
止位置を移動させることができて、光量を最大にする角
度調整による光軸のズレを補正することができる。
【0139】この結果、上記構成は、集光位置と光軸と
のズレを防止できるので、光検出手段に到達する光量
減少防止できて、光検出手段からの画像データの信頼
性の低下を回避できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置における調整機構部の分
解斜視図、および倍率調整部の斜視図である。
【図2】上記の電子写真装置に構成図である。
【図3】上記の電子写真装置における複写制御のブロッ
ク図である。
【図4】上記の電子写真装置のスキャン部の構成図であ
る。
【図5】上記の調整機構部の断面図および上記倍率調整
部の側面図である。
【図6】上記の調整機構部の断面図である。
【図7】上記の倍率調整部の斜視図である。
【図8】上記の調整機構部および上記倍率調整部におけ
る調整方法を示す説明図である。
【図9】上記の調整方法に用いる調整用パターンの正面
図である。
【図10】上記の調整方法における検出された調整パタ
ーン例である。
【図11】上記の調整方法における検出された他の調整
パターン例である。
【図12】上記調整方法において検出されたさらに他の
調整パターン例である。
【図13】上記調整方法において検出されたさらに他の
調整パターン例である。
【図14】上記の電子写真装置におけるランプ調整機構
の構成図である。
【図15】上記のランプ調整機構の平面図である。
【図16】上記の電子写真装置における各部材の制御を
示すブロック図である。
【図17】上記のランプ調整機構の調整方法を示すスキ
ャン部の要部構成図である。
【図18】上記の調整方法におけるCCDの出力電圧と
モータの回転パルス数との関係を示すグラフである。
【図19】上記の電子写真装置におけるスキャン部の要
部構成図である。
【図20】上記のスキャン部の調整を示す要部構成図で
ある。
【図21】上記のスキャン部での調整方法を示す説明図
である。
【図22】上記のスキャン部での他の調整方法を示す説
明図である。
【図23】上記のスキャン部の他の調整を示す要部構成
図である。
【図24】従来の電子写真装置におけるスキャン部の構
成図である。
【図25】上記のスキャン部の光学調整方法を示す説明
図である。
【図26】上記のスキャン部におけるスキャナユニット
での光軸調整を説明する説明図である。
【図27】ADFを備える上記のスキャン部の要部構成
図である。
【図28】上記のスキャン部における光学調整を示す説
明図である。
【符号の説明】
2 調整機構部(光学調整機構) 12 倍率調整部(光学調整機構)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿に光を照射する光源が設けられ、上記
    原稿からの反射光を検出して電気信号に変換する光検出
    手段が設けられ、上記電気信号に基づいて上記原稿を複
    写する電子写真装置において、 上記反射光に対する光軸合わせおよびピント合わせを行
    うために、光検出手段の取り付け状態を調整する調整機
    構部を備えていることを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】原稿に光を照射する光源が設けられ、上記
    原稿からの反射光を検出して電気信号に変換する光検出
    手段が設けられ、上記原稿を走査するように上記光源お
    よび光検出手段を移動させる駆動手段が設けられ、前記
    電気信号に基づいて上記原稿を複写する電子写真装置に
    おいて、 上記光検出手段の移動に伴って上記光源を上記光検出手
    段に対して変位させる変位手段が設けられ、前記電気信
    号に基づいて前記駆動手段を制御して前記反射光を最大
    とする上記光源の変位位置を設定する制御手段が設けら
    れていることを特徴とする電子写真装置。
  3. 【請求項3】原稿を所定の搬送位置で搬送する原稿送り
    機構と、 この搬送位置で搬送されている 原稿に光を照射する光
    、および、原稿からの反射光を検出して電気信号に変
    換する光検出手段を有する移動可能なスキャナユニット
    とを備え、 前記電気信号に基づいて原稿を複写する電子写真装置に
    おいて、上記スキャナユニットは、 上記反射光の光路上に回動可能に設けられた反射板と、 この反射板の回動状態に応じた長さ分だけスキャナユニ
    ットの外部に突出するように設けられている 調整板とを
    有しており、 この調整板の突出部位に当接してスキャナユニットの移
    動を制御するストッパーが設けられている 電子写真装
    置。
  4. 【請求項4】上記調整機構部は、 上記反射光の光軸方向と、この光軸に対するアオリ方向
    と、この光軸に垂直な面内での回転方向および上下左右
    方向とに、上記光検出手段を移動できるように設定され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の電子写真装
    置。
  5. 【請求項5】上記光検出手段に縮小される原稿画像の縮
    小率を調整するために、上記反射光の光路長を調整する
    倍率調整部を備えていることを特徴とする請求項1に記
    載の電子写真装置。
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