JP3018350B2 - 画像データ読取り装置 - Google Patents

画像データ読取り装置

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JP3018350B2
JP3018350B2 JP1188313A JP18831389A JP3018350B2 JP 3018350 B2 JP3018350 B2 JP 3018350B2 JP 1188313 A JP1188313 A JP 1188313A JP 18831389 A JP18831389 A JP 18831389A JP 3018350 B2 JP3018350 B2 JP 3018350B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、装置本体を原稿面上で手動走査により移動
させることで、該原稿面に描かれた画像情報を読取り、
この読取りデータを出力する画像データ読取り装置に関
する。
[従来技術とその問題点] 最近、所望の原稿面上に装置本体を当接させて移動さ
せることで、該原稿面の一部画像情報を光学的に読取
る、ハンディスキャナやハンディコピー等の手動読取り
装置が実用化されている。
このような手動読取り装置において、例えば原稿文書
の特定文字列のみを読取る場合、装置本体の読取り部を
該特定文字列の先頭に当接させ、その文字列に沿って移
動させるが、原稿の文字列同士の間隔が狭いと、必要と
する特定文字列以外に上下文字列の一部分も読取られて
しまう。このため、上記読取りデータをプリントした場
合、必要な文字列のみのプリントを行なうことができな
いという欠点を有していた。
[発明の目的] 本発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、
必要とする原稿上の特定データと共に隣接する不要デー
タが読取られた場合でも、必要データのみ取出して出力
することが可能になる画像データ読取り装置を提供する
ことを目的とする。
[発明の要点] すなわち本発明に関わる画像データ読取り装置は、原
稿上に描かれた情報を所定の読取り幅で任意の長さ読取
る読取り手段と、この読取り手段により読取られたデー
タを記憶する記憶手段と、上記読取りデータの読取り長
さ方向の先頭側と後尾側に上記所定の読取り幅の所定の
読取り長さを有するサンプリング領域を設定する領域設
定手段と、この領域設定手段により設定された上記2つ
のサンプリング領域の夫々で読取り幅方向に対する黒字
数分布を検出する黒字分布検出手段と、この黒字分布検
出手段により得られた上記2つのサンプリング領域での
黒字数分布に基づいて上記2つのサンプリング領域の夫
々の読取り幅方向の2箇所にデータ切出し位置を定め
て、そのデータ切出し位置に対応する上記記憶手段のア
ドレスを求めるとともに、上記2つのサンプリング領域
の間の領域の読取りデータについて、上記2つのサンプ
リング領域の対応する上記2箇所のデータ切出し位置を
結ぶライン上に相当する位置を切出し位置として、それ
らのデータ切出し位置に対応する上記記憶手段のアドレ
スを求める演算手段と、この演算手段により求められた
切出し位置のアドレスに基づいて有効読取りデータのみ
を上記記憶手段から出力させるデータ出力手段とを備え
て構成したものである。
[発明の実施例] 以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明を実施したハンディコピー機の回路構
成を示すもので、同図において、11は制御部であり、こ
の制御部11が画像データの読取り及びプリントに伴い回
路各部を制御する。
このハンディコピー機の読取り部には一次元イメージ
センサ12が備えられる。このイメージセンサ12は、有効
読取り幅8mmで読取りドット密度8dot/mmの主走査64ビッ
トの一次元CCDからなり、光源12aにより照明される原稿
A面の画像情報を光学的に読取るもので、このイメージ
センサ12により読取られた画像情報は2値化部13に送ら
れる。ここで、上記光源12aはLED駆動回路12bにより点
灯駆動される。
上記2値化部13は、イメージセンサ12からの入力画像
信号をその信号レベルに応じて白/黒2値のデジタル画
像信号に変換するもので、このデジタル画像信号は制御
部11を介して8ビット毎のパラレル信号に変換され画像
データメモリ14に記憶される。そして、この画像データ
メモリ14に記憶された読取りデータは、制御部11を介し
てプリント部15に出力され、図示しないサーマルヘッド
を通して記録紙にプリント出力される。
また、コピー機本体の読取り部及びプリント部15が備
えられる接紙側面には、ローラ16が設けられる。このロ
ーラ16は、コピー機本体の原稿Aあるいは記録紙面上で
の移動副走査に伴し接紙回転するもので、このローラ16
の回転力は図示しない歯車を介してエンコーダディスク
17に伝達される。このエンコーダディスク17には、複数
のスリット18a,18b,…が一定間隔を保って放射状に形成
される。そして、エンコーダディスク17を間に介して相
対向する位置にLED及びフォトセンサを配した送受光部1
9が設けられる。この場合、上記LEDからの投射光がエン
コーダディスク17のスリット18a,18b,…を通ってフォト
センサに入射する。つまり、エンコーダディスク17、送
受光部19等によりエンコーダ20が構成される。
上記エンコーダ20からのコピー機本体の移動速度に応
じたエンコーダパルスは制御部11及びプリント部15に与
えられる。そして、制御部11は、原稿Aの読取りモード
において、上記エンコーダパルスに基づくタイミング信
号に同期して2値化部13からのデジタル画像信号を入力
し、また、プリントモードにおいて、上記エンコーダパ
ルスに同期して画像データメモリ14内の読取りデータを
1行分ずつ読出してプリント部15に転送する。
ここで、画像データメモリ14には、一次元イメージセ
ンサ12により読取られた主走査64ビット幅の1行画像デ
ータが、副走査有効読取り幅(例えば40mm=320ビッ
ト)分多数並んで記憶される。この場合、1画像データ
の記憶領域は、主走査方向X=64ビット×副走査方向Y
=320ビットになる。そして、この画像データメモリ14
に対する書込み及び読出しアドレスは、画像データメモ
リアドレス制御部21により指定制御される。
一方、制御部11には、黒字数計数部22が接続される。
この黒字数計数部22は、例えば第2図に示すような文書
データの読取りを行なった際に、第3図に示すような読
取りデータの、各主走査(X)ビットにおける副走査方
向Yの黒字を検知し、その黒字数(黒データビット数)
を計数するもので、その黒字検知信号は制御部11に出力
され、所定の副走査幅を設定した2つのサンプリング領
域A,Bそれぞれにおける各主走査ビットに対する副走査
方向黒字数は、数値データメモリ23に記憶される。つま
り、制御部11は、上記黒字検知信号に基づき画像データ
の黒字位置をアドレス管理し、また、数値データメモリ
23には、第4図に示すように、上記サンプリング領域A,
Bにおける主走査方向Xに対する副走査方向Yの黒字数
分布が得られることになる。
ここで、上記読取り画像データに対する2つのサンプ
リング領域A,Bは、それぞれ次のようにして定められ
る。
サンプリング領域Aは、まず、画像データメモリ14に
記憶された読取り画像データを、その先頭から順次読出
して黒字数計数部22に送り、最初の黒字検出位置に対応
するメモリアドレスに所定アドレス数Nを加算する。そ
して、このNアドレス加算位置からさらに、上記画像デ
ータを後尾に向かって順次読出し、黒字数計数部22に送
って最初の黒字位置を検知させる。つまり、第1黒字検
知位置からNアドレス加算後の第2黒字検知位置から所
定のアドレス範囲Mに対応する読取り長さがサンプリン
グ領域Aとなる。
サンプリング領域Bは、まず、画像データメモリ14に
記憶された読取り画像データを、その後尾から順次読出
して黒字数計数部22に送り、最初の黒字検知位置に対応
するメモリアドレスから所定アドレス数Nを減算する。
そして、このNアドレス減算位置からさらに、上記画像
データを先頭に向かって順次読出し、黒字数計数部22に
送って最初の黒字位置を検知させる。つまり、後尾第1
黒字検知位置からNアドレス減算後の後尾第2黒字検知
位置から所定のアドレス範囲Mに対応する読取り長さが
サンプリング領域Bとなる。
上記数値データメモリ23に得られたサンプリング領域
A,Bにおける主走査方向Xに対する副走査方向Yの黒字
数分布データは、切出し位置判断部24に与えられる。こ
の切出し位置判断部24は、上記サンプリング領域A,Bの
それぞれにおいて、各対応する黒字数分布データに基づ
き、読取り幅の中央から外方に向かって黒字数Lが最初
に所定数L0以下になる点と、その後最初に所定数L0より
大きくなる点とを検知し、この両検知点の中心位置をデ
ータ切出し位置x1,x2として判断するもので、このサン
プリング領域A,Bのそれぞれにおける切出し位置x1,x2
判断データは演算部25に送られる。
演算部25は、第5図に示すように、読取りデータの各
サンプリング領域A〜B間において、そのそれぞれの切
出し位置x1,x2に対応する主走査ビット同士を結んだ切
出しラインX1,X2に対応するメモリアドレスを算出する
もので、この切出しラインX1,X2に相当するメモリアド
レスは切出し位置アドレス記憶部26に格納される。
ここで、画像データメモリアドレス制御部21に対し、
上記切出し位置アドレス記憶部26から上記切出しライン
X1,X2に対応するアドレスデータが与えられた場合に
は、このアドレス位置を含む読取りデータの上及び下か
らのメモリ領域が無効データ領域G、この上下無効デー
タ領域Gに挟まれたメモリ領域が有効データ領域Hとさ
れ、制御部11から画像データメモリ14の該無効データ領
域Gに対し白データ“0"が書込まれる。
また、制御部11には切出し位置確認部27が接続され
る。この切出し位置確認部27は、上記サンプリング領域
A〜B間における切出しラインX1及びX2に沿った主走査
方向X前後1ビットずつのメモリデータを読出し、その
前後のデータ共黒データである場合、つまり領域A〜B
間の切出しラインX1あるいはX2を黒データが横切ってい
る場合が副走査方向Yに所定ビット連続した際に、切出
し位置不適正(NG)の判断を行なうもので、この切出し
NG信号は制御部11に出力されると共に、報音部28に出力
される切出し不可を知らせるブザーが駆動される。
次に、上記構成によるハンディコピー機の動作につい
て説明する。
原稿Aに描かれている文字、画像等の情報を読取る場
合には、まず、このコピー機を読取りモードに切換え
る。そして、ユーザーは、コピー機本体を、そのローラ
16を原稿A面に接触させて置く。このように、コピー機
本体を原稿A上に置くと、LED駆動回路12bにより光源12
aが点灯駆動される。この後、コピー機本体を原稿A上
に置いた状態のまま、原稿A面の被読取りデータに沿わ
せて手動で走査移動させると、光源12aからの投射光が
原稿Aの被読取り面に照射され、その反射光が一次元イ
メージセンサ12に入射する。
一方、原稿A面に接してコピー機本体の移動に伴い回
転するローラ16により、エンコーダ20のエンコーダディ
スク17が回転する。このエンコーダディスク17の回転に
より、送受光部19からコピー機本体の移動量に応じたパ
ルス信号が出力される。つまり、この送受光部19から出
力されるパルス信号がエンコーダ20の出力となり、コピ
ー機本体に対する移動量検出信号として制御部11及びプ
リント部15に送られる。
すなわち、上記一次元イメージセンサ12は、上記エン
コーダパルスに基づくCCD露光タイミング信号に同期し
て原稿A面からの反射光に応じた信号、すなわち画像信
号を出力する。この一次元イメージセンサ12の出力信号
は2値化部13へ送られる。この2値化部13は、イメージ
センサ12から送られてくる画像信号を白/黒2値のデジ
タル信号に変換し制御部11へ出力する。すると、制御部
11は、2値化部13から送られてくるデジタル画像信号
を、例えば8ビット毎にパラレルの画像データに変換し
て画像データメモリ14に記憶させる。この画像データメ
モリ14の書込みアドレスは、画像データメモリアドレス
制御部21により指定される。この画像データメモリアド
レス制御部21では、上記エンコーダパルスに基づくクロ
ックパルスにより順次桁アドレスが「+1」され、画像
データメモリ14のアドレスを指定する。そして、この画
像データメモリ14に読取り1行分の画像データが書込ま
れると、上記エンコーダ20から次の移動量検出信号が送
られてくるまで待機状態となる。
以下同様の動作が繰返され、原稿A面上から読取った
画像データが画像データメモリ14に順次書込まれる。
次に、上記のようにして原稿Aから読取った画像デー
タをプリント・アウトする場合の動作について説明す
る。
画像データをプリント・アウトする場合は、コピー機
本体をプリントモードに切換える。そしてユーザーは、
コピー機本体を、そのローラ16をノート等の外部記録紙
面に接触させて置く。このように、コピー機本体を記録
紙上に置くと、プリント部15におけるサーマルヘッドが
インクリボンを介して記録紙面に接触する。この後、コ
ピー機本体を記録紙面に沿わせて走査移動させると、こ
のコピー機本体の移動に伴い上記ローラ16が回転し、こ
のローラ16の回転がエンコーダディスク17に伝達され
る。このエンコーダディスク17の回転に伴ってエンコー
ダ20から上記読取り時と同様にコピー機本体の移動速度
に応じた移動量検出信号が取出される。
上記コピー機本体の移動を開始することでエンコーダ
20から移動量検出信号が出力されると、その移動量検出
信号に応じて、制御部11は1行印字命令と共にプリント
タイミング信号をプリント部15に出力する。また、制御
部11は、エンコーダ20からの移動量検出信号に応じて画
像データメモリ14の行及び桁アドレスを順次指定し、画
像データメモリ14に記憶されている画像データをプリン
ト部へ1行分づつ出力する。
制御部11は、1行印字命令に伴い画像データメモリ14
から読出した画像データをプリント部15へ出力する。す
ると、このプリント部15におけるサーマルヘッドの駆動
により、画像データがインクリボンを介して記録紙上に
熱転写される。
上記のようにしてコピー機本体を移動操作することに
より、画像データメモリ14に記憶されている画像データ
が記録紙に順次プリントされる。
次に、例えば特定文字列のみの読取り,プリントを行
なう場合の、読取りデータ切出し処理について説明す
る。
第6図は上記読取りデータ切出し処理を示すフローチ
ャートであり、例えば第2図に示すように、原稿Aの文
字列間隔が狭いため、必要とする特定文字列「の成功を
テコ」の左右に不要な文字列の一部も読出された場合、
第3図に示すように、切出し位置を決定する2つのサン
プリング領域A,Bを設定する。
すなわち、まず、制御部11は画像データメモリ14に記
憶される読取り画像データをその先頭から読出し、順次
黒字数計数部22に転送して副走査方向Yの最初の黒デー
タ位置を検出させる(ステップS1)。次に、上記画像デ
ータの先頭から最初の黒データ位置に対応するメモリア
ドレスに対し、所定のアドレス値Nを加算する(ステッ
プS2)。そして、この所定アドレスNの加算されたメモ
リ位置から、さらに画像データを副走査方向Yに読出
し、順次黒字数計数部22に転送して最初の黒データ位置
を検出させる(ステップS3)。これにより、上記アドレ
スN加算後の最初の黒データ位置と所定のアドレス範囲
Mとに基づき、サンプリング領域Aが設定される(ステ
ップS4)。
また、制御部11は画像データメモリ14に記憶される読
取り画像データをその後尾から読出し、順次黒字数計数
部22に転送してデータ先頭方向への最初の黒データ位置
を検出させる(ステップS5)。次に、上記画像データの
後尾から最初の黒データ位置に対応するメモリアドレス
から、所定のアドレス値Nを減算する(ステップS6)。
そして、この所定アドレスNの減算されたメモリ位置か
ら、さらに画像データを先頭方向へと読出し、順次黒字
数計数部22に転送して最初の黒データ位置を検出させる
(ステップS7)。これにより、上記アドレスN減算後の
最初の黒データ位置と所定のアドレス範囲Mとに基づ
き、サンプリング領域Bが設定される(ステップS8)。
すると、黒字数計数部22において、第4図に示すよう
に、各サンプリング領域A,Bのそれぞれにおける主走査
ビット毎の副走査方向黒字数Lが計数され、その黒字数
分布が数値データメモリ23に格納される。(ステップS
9)。
そして、切出し位置判断部24において、上記各サンプ
リング領域A,B毎に、主走査方向Xの中央から上下外方
に向かって黒字数が最初に所定数L0以下になる点と、こ
の後最初にL0を越える点との中心位置が検知され、A,B
それぞれの不要データ切出し位置x1,x2に対応するメモ
リアドレスが求められる(ステップS10)。
こうして、読取りデータの各サンプリング領域A,Bに
おけるそれぞれの切出しアドレスx1,x2が得られると、
演算部25において、第5図に示すように、各サンプリン
グ領域A〜B間の切出しアドレスx1,x2をそれぞれ結ん
だ切出しラインX1,X2に対応するメモリアドレスが算出
され、切出し位置アドレス記憶部26に格納される(ステ
ップS11)。
ここで、切出し位置確認部27において、上記サンプリ
ング領域A〜B間における切出しラインX1,X2に沿う主
走査方向X上下1ビットずつのデータが、何れも黒デー
タである部分が検索され、この領域A〜B間における切
出しラインX1あるいはX2を横切る黒データビットが副走
査方向Yに所定ビット数以上連続するか否か判断される
(ステップS12)。
上記ステップS12において「OK」、つまり、読取りデ
ータの切出しラインX1あるいはX2をサンプリング領域A
〜B間において主走査方向Xに横切る黒データは、所定
数以上連続しては存在せず、領域A〜B間の切出し位置
上に正規の画像データは存在しないと判断されると、上
記切出し位置アドレス記憶部26から上記切出しラインX
1,X2に対応するメモリアドレスがセットされ、このアド
レス番地を含む画像データメモリ14における読取りデー
タ上下の無効データ領域Gに、制御部11から白データ
“0"が書込まれる(ステップS13)。
よって、画像データメモリ14には、読取りデータ中の
不要文字列を消去した特定文字列「の成功をテコ」のみ
が有効データ領域Hそして残されたことになり、不要文
字列の存在しない所望とする特定の原稿文字列のみをプ
リントして出力することができる。
一方、上記ステップS12において「NG」、つまり読取
りデータのサンプリング領域A〜B間における切出しラ
インX1あるいはX2を主走査方向Xに横切る黒データが、
所定数以上連続して存在し、切出し位置上に正規の画像
データが存在している判断されると、報音部28における
ブザーが駆動され、ユーザに対し切出し不可であること
が知らされる(ステップS14)。
したがって、上記構成のハンディコピー機によれば、
手動走査により副走査を得、原稿Aの読取り及びその読
取りデータのプリント処理を行なうことができるばかり
でなく、主走査方向Xに一定の幅を有し副走査方向Yに
連続する特定の原稿データのみ切出し、プリントするこ
とが可能になる。
この場合、切出し位置x1,x2を決定する2つのサンプ
リング領域A,Bを、読取り画像データの先頭及び後尾か
ら最初の黒データ検知位置を基準として設定するのでは
なく、この第1黒字検知位置からさらに所定長さNを空
けた後の第2黒字検知位置を基準として設定するので、
例えば前期第2図で示したように、被読取り画像データ
が黒枠B1,B2で囲まれ、第3図で示したように、その読
取り範囲の先頭部及び後尾部にそれぞれ上記黒枠B1,B2
の一部が横切るデータ状態となっても、この黒枠B1,B2
部を基準としてサンプリング領域A.Bが設定されること
はないので、該領域A.B内に文字データが含まれなくな
る等の不具合を未然に防止することができる。よって、
被読取り画像データの周囲部における模様に拘りなく、
確実に必要とする文字列データのみを切出してプリント
することが可能になる。
尚、上記実施例では、第4図で示したように、読取画
像データの切出し位置を検知するための黒字数分布に対
する所定の黒字数を、読取幅方向に一様にL0として設定
したが、例えば第7図に示すように、読取幅の中心から
上下外方に向けてそれぞれ独立した最小黒字数L1,L2
検知し、この各最小黒字数L1,L2に所定値Ldを加算した
黒字数L01,L02を、それぞれ読取幅中心から上方の切出
し閾値,下方の切出し閾値として設定してもよい。
すなわち、読取画像データのサンプリング領域A,B内
に、読取幅方向の一方で黒字数の多い、また他方で黒字
数の少ない主走査方向Xに横断する黒データが生じてい
たとしても、この黒データの影響に応じた切出し閾値L
01とL02とをそれぞれ設定することにより、確実に必要
とする文字列データのみを切出すことが可能となる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、原稿上に描かれた情報
を所定の読取り幅で任意の長さ読取る読取り手段と、こ
の読取り手段により読取られたデータを記憶する記憶手
段と、上記読取りデータの読取り長さ方向の先頭側と後
尾側に上記所定の読取り幅と所定の読取り長さを有する
サンプリング領域を設定する領域設定手段と、この領域
設定手段により設定された上記2つのサンプリング領域
の夫々で読取り幅方向に対する黒字数分布を検出する黒
字分布検出手段と、この黒字分布検出手段により得られ
た上記2つのサンプリング領域での黒字数分布に基づい
て上記2つサンプリング領域の夫々の読取り幅方向の2
箇所にデータ切出し位置を定めて、そのデータ切出し位
置に対応する上記記憶手段のアドレスを求めるととも
に、上記2つのサンプリング領域の間の領域の読取りデ
ータについて、上記2つのサンプリング領域の対応する
上記2箇所のデータ切出し位置を結ぶライン上に相当す
る位置を切出し位置として、それらのデータ切出し位置
に対応する上記記憶手段のアドレスを求める演算手段
と、この演算手段により求められた切出し位置のアドレ
スに基づいて有効読取りデータのみを上記記憶手段から
出力させるデータ出力手段とを備えて構成したので、必
要とする原稿上の特定データと共に隣接する不要データ
が読取られた場合でも、必要データのみ取出して出力す
ることが可能になる画像データ読取り装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の小型画像データ読取り装置の一実施例
に係わるハンディコピー機の回路構成を示すブロック
図、第2図は原稿に対する読取り状態を示す図、第3図
は読取りデータに対する切出し位置サンプリング領域を
示す図、第4図はサンプリング領域の黒字数分布及びそ
の切出し位置を示す図、第5図は読取りデータに対する
切出しラインの設定状態を示す図、第6図は読取りデー
タの切出し処理を示すフローチャート、第7図は本発明
の他の実施例におけるサンプリング領域の黒字数分布及
びその切出し位置を示す図である。 11……制御部、12……イメージセンサ、12a……光源、1
2b……LED駆動回路、13……2値化部、14……画像デー
タメモリ、15……プリント部、16……ローラ、17……エ
ンコーダディスク、18a,18b,……スリット、19……送受
光部、20……エンコーダ、21……画像データメモリアド
レス制御部、22……黒字数計数部、23……数値データメ
モリ、24……切出し位置判断部、25……演算部、26……
切出し位置アドレス記憶部、27……切出し位置確認部、
28……報音部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿上に描かれた情報を所定の読取り幅で
    任意の長さ読取る読取り手段と、 この読取り手段により読取られたデータを記憶する記憶
    手段と、 上記読取りデータの読取り長さ方向の先頭側と後尾側に
    上記所定の読取り幅と所定の読取り長さを有するサンプ
    リング領域を設定する領域設定手段と、 この領域設定手段により設定された上記2つのサンプリ
    ング領域の夫々で読取り幅方向に対する黒字数分布を検
    出する黒字分布検出手段と、 この黒字分布検出手段により得られた上記2つのサンプ
    リング領域での黒字数分布に基づいて上記2つのサンプ
    リング領域の夫々の読取り幅方向の2箇所にデータ切出
    し位置を定めて、そのデータ切出し位置に対応する上記
    記憶手段のアドレスを求めるとともに、上記2つのサン
    プリング領域の間の領域の読取りデータについて、上記
    2つのサンプリング領域の対応する上記2箇所のデータ
    切出し位置を結ぶライン上に相当する位置を切出し位置
    として、それらのデータ切出し位置に対応する上記記憶
    手段のアドレスを求める演算手段と、 この演算手段により求められた切出し位置のアドレスに
    基づいて有効読取りデータのみを上記記憶手段から出力
    させるデータ出力手段と、 を具備したことを特徴とする画像データ読取り装置。
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