JP3005147B2 - 動画像符号化装置 - Google Patents

動画像符号化装置

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JP3005147B2
JP3005147B2 JP2648794A JP2648794A JP3005147B2 JP 3005147 B2 JP3005147 B2 JP 3005147B2 JP 2648794 A JP2648794 A JP 2648794A JP 2648794 A JP2648794 A JP 2648794A JP 3005147 B2 JP3005147 B2 JP 3005147B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/17Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力画像を2次元のブ
ロック単位に分割して直交変換し、量子化・符号化を行
う動画像符号化方式に係わり、特に画面から特定領域を
抽出して、領域ごとに量子化ステップサイズを制御する
動画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ISDNを有効に活用するサービ
スとしてテレビ会議やテレビ電話などの画像通信サービ
スが有望視され、このような動画像の効率的な伝送を目
的とした高能率符号化の研究が盛んに行われている。こ
れらの研究は、画像信号の統計的な性質を利用して、そ
の信号に含まれる冗長性を取り除くことにとにより、情
報量の削減を行っている。このような符号化方式として
動き補償予測と離散コサイン変換を組み合わせたハイブ
リッド符号化方式がよく知られている。しかし、低ビッ
トレートでの伝送を行う場合には符号化画像に雑音が発
生して画質が劣化するため、これを改善することが望ま
れている。画質改善の方法として、入力画像から特定の
領域を抽出して領域ごとに量子化ステップサイズを制御
する方式が検討されている。この一例として、入力画像
から顔領域を抽出して、顔以外の領域(以下、背景領域
と呼ぶ)は顔領域よりも大なる量子化ステップサイズで
量子化を行うことで、顔領域に多くの情報量を割り当て
て主観的な画質の改善を図るという考えがある(例え
ば、R.H.J.M.Plompen,et al.:"An image knowledge bas
ed video codec for low bitrates", SPIE Vol.804 Adv
anced in image processing(1987))。 以下、図6により動き補償予測と2次元直交変換を用い
た場合の従来例について説明する。図6において、22
はフレームメモリ部、23は減算器、24は直交変換
部、25は量子化部、26は符号化部、27はバッファ
メモリ部、28は逆量子化部、29は逆直交変換部、3
0は加算器、31はフレームメモリ部、32は動き検出
部、33は動き補償予測部、34は領域抽出部、35は
量子化ステップサイズ制御部を示している。
【0003】今、フレームメモリ部22に画像が入力さ
れたとする。入力画像は、テレビカメラ等からの画像を
ディジタル化したものであり、フレームメモリ部22に
おいて蓄積されN×M画素(N、Mは自然数)のブロッ
クに分割される。減算器23ではフレームメモリ部22
の入力画像と動き補償予測部33からの動き補償予測値
との差分がブロック単位で計算され、直交変換部24で
各々のブロックの画素に2次元の直交変換を実施し、変
換係数を量子化部25へ送出する。 量子化部25で
は、量子化ステップサイズ制御部35から出力された量
子化ステップサイズにより変換係数を量子化する。符号
化部26で量子化部25からの量子化出力のエントロピ
ー符号化を行って、符号化情報を生成する。バッファメ
モリ部27では回線の伝送速度と整合をとるために符号
化情報を蓄積する。また、量子化部25からの出力は逆
量子化部28にも入力され、逆量子化が行われて変換係
数を得る。逆直行変換部29では、変換係数を2次元逆
直交変換して加算器30で動き補償予測部33からの動
き補償予測値と加算された画像が、フレームメモリ部3
1に蓄積される。フレームメモリ部31に蓄積された画
像と、フレームメモリ部22に蓄積された画像は動き検
出部32に入力され、動きベクトルが検出される。
【0004】動き補償予測部33では動きベクトルとフ
レームメモリ部31に蓄積された画像から動き補償予測
値が求められる。量子化ステップサイズ制御部35では
領域抽出部34の出力である特定領域と特定領域以外の
情報を示す有効/無効情報と、バッファメモリ部27に
おける符号化情報のバッファ占有量が入力されて、これ
に基づいて量子化ステップサイズが決定される。例え
ば、領域抽出部34で顔領域を有効領域、背景領域を無
効領域とすると、バッファ占有量から求められる量子化
ステップサイズを基準に顔領域に対しては背景領域より
小さい量子化ステップサイズが選択される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の方式では量子化
ステップサイズは顔領域と背景領域との2種類しか設定
されておらず、顔領域の量子化ステップサイズは背景領
域より小さいということだけしか明らかにされていな
い。従って、これを実際の動画像符号化装置に適用した
場合、バッファメモリ部における符号化情報のバッファ
占有量により決定される量子化ステップサイズQに対し
て、領域抽出部で抽出された結果に従って変化させる量
dQf、dQbを定義して顔領域に対してはQ−dQf、
背景領域に対してはQ+dQbを使って量子化するなど
が考えられる。しかし、このような方法で量子化ステッ
プサイズを決定すると、符号化情報の量(以下、符号量
と呼ぶ)の適応的な制御が行われないので背景領域が続
いて符号化されたときにQ+dQbの量子化ステップサ
イズで量子化が行われるため、符号量が減少してバッフ
ァ占有量が少なくなり、これにより決定される量子化ス
テップサイズが非常に小さな値となる。このような状態
のときに顔領域が符号化されると、Q−dQfによりさ
らに小さな量子化ステップサイズが選択されるため符号
量が急激に増加してバッファ占有量が急激に多くなり、
その結果、バッファ占有量から決定される量子化ステッ
プサイズが急激に大きくなってしまい、次の顔領域の画
質がかえって劣化してしまうという問題点がある。本発
明は、特定領域に多くの符号化情報を割り当てる際に量
子化ステップサイズを段階的に制御することにより特定
領域の画質を劣化させることなく、特定領域の画質を向
上させることが可能な動画像符号化装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、まず、入力画像をN×M画素(N、Mは自然数)の
ブロック単位で直交変換を行い変換係数を得てこの変換
係数を量子化・符号化手段で量子化・符号化して生成し
た符号化情報を回線を介して相手側に伝送する動画像符
号化装置において、前記符号化情報と前記回線の伝送速
度とを整合させるバッファメモリ手段と、入力画像から
特定領域を抽出する領域抽出手段と、前記符号化手段で
行われている現在の画面上の符号化位置を算出する符号
化位置算出手段と、前記変換係数を量子化する際の量子
化ステップサイズを制御する量子化ステップサイズ制御
手段とを設け、前記領域抽出手段により抽出した抽出結
果と、前記符号化位置算出手段により算出した符号化位
置と、前記バッファメモリ手段における符号化情報のバ
ッファ占有量とに基づいて前記量子化ステップサイズ制
御手段により量子化ステップサイズを制御するよう構成
したものである。
【0007】また、上記動画像符号化装置において、前
記バッファメモリ手段における符号化情報のバッファ占
有量により決定される量子化ステップサイズを前記符号
化手段で行われている現在の画面上の符号化位置を与え
る符号化位置算出手段の情報に従って段階的に変化させ
るとともに、前記領域抽出手段の抽出結果である特定領
域とそれ以外の領域とを区別する情報に従って、量子化
ステップサイズを制御するように構成したものであり、
さらに、上記動画像符号化装置において、前記バッファ
メモリ手段における符号化情報のバッファ占有量により
決定される量子化ステップサイズに対して加算する値
が、前記符号化手段で行われている現在の画面上の符号
化位置を与える符号化位置算出手段の情報に従い、1画
面において先に符号化を行うブロックの方が後に符号化
を行うブロックよりも大なる値とするとともに、前記領
域抽出手段の抽出結果である特定領域とそれ以外の領域
とを区別する情報に従って、特定領域には特定領域以外
の領域よりも小なる値を加算して量子化を行うことによ
り、特定領域に多くの符号化情報を割り当てるように構
成したものである。
【0008】
【作用】入力画像と動き補償予測値との差分に対してブ
ロック単位に2次元の直交変換を実施して得られた変換
係数を量子化・符号化して生成された符号化情報は回線
の伝送速度と整合させるためのバッファメモリ手段に蓄
積される。また、入力画像から特定領域を抽出する領域
抽出手段の抽出結果と、前記符号化手段で行われている
現在の画面上の符号化位置と、前記バッファメモリ手段
における符号化情報のバッファ占有量に基づいて量子化
ステップサイズを制御するようにして、特定領域と特定
領域以外の領域に対して符号化情報の割当を制御する。
量子化ステップサイズの制御方法としては、前記バッフ
ァメモリ手段における符号化情報のバッファ占有量によ
り決定される量子化ステップサイズを現在の画面上の符
号化位置を与える符号化位置算出手段の情報に従って段
階的に変化させるとともに、前記領域抽出手段の抽出結
果である特定領域とそれ以外の領域とを区別する情報に
従って、量子化ステップサイズを制御することにより、
画質の急激な劣化を防止しながら特定領域と特定領域以
外の領域に対して符号化情報の割当を制御する。また、
前記バッファメモリ手段における符号化情報のバッファ
占有量により決定される量子化ステップサイズに対して
加算する値が、前記符号化手段で行われている現在の画
面上の符号化位置を与える符号化位置算出手段の情報に
従い、1画面において先に符号化を行うブロックの方が
後に符号化を行うブロックよりも大なる値とする。さら
に、前記領域抽出手段の抽出結果である特定領域とそれ
以外の領域とを区別する情報に従って、特定領域には特
定領域以外の領域よりも小なる値を加算して量子化を行
い、特定領域に多くの符号化情報を割り当てて、特定領
域の画質を向上させる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は本発明の一実施例のブロック図で
あり、入力画像を蓄積するフレームメモリ部1と、該フ
レームメモリ部1と動き補償予測部11に接続し入力画
像と動き補償予測値の差分を求める減算器2と、該減算
器2に接続し入力画像と動き補償予測値の差分をブロッ
ク単位で直交変換を行い変換係数を出力する直交変換部
3と、該直交変換部3に接続し直交変換部3からの変換
係数を量子化ステップサイズ制御部15で決定した量子
化ステップサイズにより量子化する量子化部4と、該量
子化部4に接続し量子化された変換係数を符号化する符
号化部5と、該符号化部5に接続し符号化部5からの符
号化情報を蓄積するバッファメモリ部6と、該量子化部
4に接続し量子化された変換係数を逆量子化する逆量子
化部7と、該逆量子化部7に接続し逆量子化部7からの
変換係数を逆直交変換する逆直交変換部8と、該逆直交
変換部8と動き補償予測部12と接続し逆直交変換部8
で得られた画像と動き補償予測値を加算する加算器9
と、該加算器9に接続し加算器9の出力画像を蓄積する
フレームメモリ部10と、該フレームメモリ部10とフ
レームメモリ部1に接続し動きベクトルを検出する動き
検出部11と、該フレームメモリ部10と該動き検出部
11に接続し動き補償予測値を求める動き補償予測部1
2と、該フレームメモリ部1に接続し特定の領域を抽出
する領域抽出部13と、現在の画面上の符号化位置を算
出する符号化位置算出部14と、該バッファメモリ部6
と該領域抽出部13と該符号化位置算出部14に接続し
量子化ステップサイズを決定する量子化ステップサイズ
制御部15を備えている。
【0010】上記構成による動画像符号化装置の動作
は、以下の通りである。フレームメモリ部1は、入力画
像を蓄積する。減算器2においてフレームメモリ部1に
蓄積された入力画像と動き補償予測部12で算出される
動き補償予測値との差分を、例えば8×8画素のブロッ
ク毎に2次元の離散コサイン変換(DCT)を実施し、
時間領域の信号から周波数領域の信号へ変換してDCT
係数を量子化部4に出力する。量子化部4は、高い符号
化効率を得るために量子化ステップサイズ制御部15で
決定された量子化ステップサイズに従ってDCT係数の
量子化を行い、符号化するDCT係数を削減する。この
ように量子化されたDCT係数は、符号化部5に出力さ
れる。符号化部5では、量子化されたDCT係数に適切
な符号割当を行うエントロピー符号化を実施し、可変長
符号からなる符号化情報を生成して出力する。バッファ
メモリ部6は、符号化部5で生成された符号化情報と回
線の伝送速度との整合をとるために符号化情報を蓄積
し、これが一定速度で出力される。また、符号化情報が
バッファメモリ部6を占有する量(バッファ占有量)が
量子化ステップサイズ制御部15に入力される。逆量子
化部7では量子化部4で行ったのと逆の処理である逆量
子化を行い、逆量子化されたDCT係数を逆直交変換部
8に出力する。逆直交変換部8において、2次元の逆離
散コサイン変換を実施して、加算器9で逆直交変換部8
の画像と動き補償予測部12の動き補償予測値との間で
加算が行われ、その結果がフレームメモリ部10に蓄積
される。動き検出部11では、フレームメモリ部10の
画像とフレームメモリ部1の画像との間で動きベクトル
を検出し、動き補償予測部12に動きベクトルを出力す
る。動き補償予測部12は、フレームメモリ部10の画
像と動き検出部11の動きベクトルから動き補償予測値
を求める。
【0011】領域抽出部13では、画質を向上させる対
象となる特定領域の抽出が行われる。例えば、動画像符
号化装置をテレビ会議やテレビ電話に適用した場合、一
般的に注目される領域は顔であり、顔領域を抽出して顔
領域の画質改善を行うことによって主観的画質の改善を
図ることができる。そこで、ここでは特定領域を顔領域
とし、顔領域を抽出する手法について説明する。まず、
フレームメモリ部1に蓄積されている256階調の入力
画像のCr信号、Cb信号を肌色領域を抽出するしきい
値で2値化して顔部分を含む領域を抽出した2値画像を
得る。図2の(a)、(b)はそれぞれCr信号、Cb
信号を2値化して得られた肌色領域を示す。次に、前記
のCr信号およびCb信号を2値化して抽出された肌色
領域の共通部分を抽出して図2の(c)を得る。これを
顔領域とし顔領域の画素を含むブロックを有効、含まな
いブロックを無効ブロックとして、ブロック単位で有効
/無効情報を量子化ステップサイズ制御部15へ入力す
る。符号化位置算出部14は、現在符号化を行っている
画面上の位置を求め、符号化位置情報を量子化ステップ
サイズ制御部へ入力する。これは図3に示すように、1
画面が99個のブロックで構成されているとすると、左
上のブロック1から右下のブロック99まで順に符号化
が行われる。1つのブロックの符号化が終了するたび
に、ブロック番号をカウントアップすることで符号化位
置情報が求められる。量子化ステップサイズ制御部15
は、バッファメモリ部6のバッファ占有量、領域抽出部
13の有効/無効情報、符号化位置算出部14の符号化
位置情報に基づいて量子化ステップサイズを決定する。
この構成例を図4に示す。量子化ステップサイズ算出部
16では、バッファメモリ部6がオーバーフロー、アン
ダーフローしないようにするバッファ占有量と量子化ス
テップサイズとの関係をあらかじめ決定しておき、この
関係に従って量子化ステップサイズQを算出し加算器1
7、18に入力する。顔領域用量子化ステップサイズ変
化値設定部19では、顔領域において量子化ステップサ
イズQに対してある値だけ変化させる量dQfが符号化
位置情報に基づき選択される。これは、一般的にテレビ
会議やテレビ電話では顔領域は画面において最上部から
位置することはなく、画面の上から1/4程度は背景領
域である可能性が高い。従って、画面の上部では大きな
量子化ステップサイズで量子化が行われ、符号量が非常
に少なくなり量子化ステップサイズ算出部16で決定さ
れる量子化ステップサイズは非常に小さい値となる。こ
のような状態のときに顔領域が入力されると量子化ステ
ップサイズは更に小さな値となる。この値で量子化を行
った場合には急激な符号量の増加となり、その結果、量
子化ステップサイズ算出部16で求まる量子化ステップ
サイズは大きな値となり、次の顔領域の画質がかえって
劣化することになる。そこで、顔領域においてはdQf
を1画面上で先に符号化されるブロックほど大きな値と
し後に向かうにつれて徐々に小さな値とすることで急激
な符号量の増加を防ぐ。図5は符号化位置情報による顔
領域用量子化ステップサイズ変化値dQfの設定を示し
ており、11個のブロック毎にdQを変化させている。
dQfを変化させる位置は33ブロック毎、1ブロック
毎なども考えられる。背景領域用量子化ステップサイズ
変化値設定部20は、背景領域において量子化ステップ
サイズQに対してある値だけ変化させる量dQbを設定
する。ここでは、符号化位置に関係なくdQbは固定と
してあるが、顔領域用量子化ステップサイズ変化値と同
様に符号化位置情報により変化させても良い。このよう
にして求められた変化値dQf、dQbはそれぞれ加算器
17、18に入力されて、顔領域用量子化ステップサイ
ズQf、背景領域用量子化ステップサイズQbが式
(1)、(2)のように算出される。
【0012】
【数1】
【0013】
【数2】
【0014】例えば、Q=10、dQb=16、符号化
位置情報が67であったときは、図5からdQfは−4
と設定され、Qf、Qbはそれぞれ式(3)、(4)のよ
うになる。
【0015】
【数3】
【0016】
【数4】
【0017】スイッチ21は、領域抽出部13からの有
効/無効情報により加算器17、あるいは加算器18の
出力を選択する。すなわち、有効/無効情報が有効であ
るときは加算器17の出力を選択し、無効であるときは
加算器18の出力を選択してQf、あるいはQbを量子化
ステップサイズとして出力し符号化位置と領域毎に量子
化ステップサイズを制御することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば以下のような効果があ
る。 (1)入力画像から特定領域を抽出して、符号化が行わ
れている現在の画面上の符号化位置と、バッファメモリ
における符号化情報のバッファ占有量に基づいて量子化
ステップサイズを制御することにより、特定領域と特定
領域以外の領域に対して符号化情報の割当を制御でき
る。 (2)バッファメモリにおける符号化情報のバッファ占
有量により決定される量子化ステップサイズを現在の画
面上の符号化位置に従って段階的に変化させるととも
に、特定領域とそれ以外の領域とを区別する情報に従っ
て、量子化ステップサイズを制御することにより、画質
の急激な劣化を防止しながら特定領域と特定領域以外の
領域に対して符号化情報の割当を制御できる。 (3)バッファメモリにおける符号化情報のバッファ占
有量により決定される量子化ステップサイズに対して加
算する値が、現在の画面上の符号化位置に従い、1画面
において先に符号化を行うブロックの方が後に符号化を
行うブロックよりも大なる値とするとともに、特定領域
とそれ以外の領域とを区別する情報に従って、特定領域
には特定領域以外の領域よりも小なる値を加算して量子
化することにより、特定領域に多くの符号化情報を割り
当てるようすることで、画質の急激な劣化を防止しなが
ら特定領域の画質を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するブロック図であ
る。
【図2】顔領域の抽出を説明する図である。
【図3】1画面における符号化位置を説明する図であ
る。
【図4】量子化ステップサイズ制御部の構成を説明する
ブロック図である。
【図5】顔領域用量子化ステップサイズ変化値の設定を
説明する図である。
【図6】従来例のハイブリッド符号化方式を説明するブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 フレームメモリ部 2 減算器 3 直交変換部 4 量子化部 5 符号化部 6 バッファメモリ部 7 逆量子化部 8 逆直交変換部 9 加算器 10 フレームメモリ部 11 動き検出部 12 動き補償予測部 13 領域抽出部 14 符号化位置算出部 15 量子化ステップサイズ制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像をN×M画素(N、Mは自然
    数)のブロック単位で直交変換を行い変換係数を得てこ
    の変換係数を量子化・符号化手段で量子化・符号化して
    生成した符号化情報を回線を介して相手側に伝送する動
    画像符号化装置において、 前記符号化情報と前記回線の伝送速度とを整合させるバ
    ッファメモリ手段と、入力画像から特定領域を抽出する
    領域抽出手段と、前記符号化手段で行われている現在の
    画面上の符号化位置を算出する符号化位置算出手段と、
    前記変換係数を量子化する際の量子化ステップサイズを
    制御する量子化ステップサイズ制御手段とを設け、前記
    領域抽出手段により抽出した抽出結果と、前記符号化位
    置算出手段により算出した符号化位置と、前記バッファ
    メモリ手段における符号化情報のバッファ占有量とに基
    づいて前記量子化ステップサイズ制御手段により量子化
    ステップサイズを制御し、かつ、 前記バッファメモリ手段における符号化情報のバッファ
    占有量により決定される量子化ステップサイズに対して
    特定領域に多くの符号化情報を割り当てるために加算す
    る値が、前記符号化手段で行われている現在の画面上の
    符号化位置を与える符号化位置算出手段の情報に従い、
    1画面において先に符号化を行うブロックの方が後に符
    号化を行うブロックよりも大なる値とするとともに、前
    記領域抽出手段の抽出結果である特定領域とそれ以外の
    領域とを区別する情報に従って、特定領域には特定領域
    以外の領域よりも小なる値を加算して量子化 するように
    したことを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 入力画像をN×M画素(N、Mは自然
    数)のブロック単位で直交変換を行い変換係数を得てこ
    の変換係数を量子化・符号化手段で量子化・符号化して
    生成した符号化情報を回線を介して相手側に伝送する動
    画像符号化装置において、 前記符号化情報と前記回線の伝送速度とを整合させるバ
    ッファメモリ手段と、入力画像から特定領域を抽出する
    領域抽出手段と、前記符号化手段で行われている現在の
    画面上の符号化位置を算出する符号化位置算出手段と、
    前記変換係数を量子化する際の量子化ステップサイズを
    制御する量子化ステップサイズ制御手段 とを設け、前記
    領域抽出手段により抽出した抽出結果と、前記符号化位
    置算出手段により算出した符号化位置と、前記バッファ
    メモリ手段における符号化情報のバッファ占有量とに基
    づいて前記量子化ステップサイズ制御手段により量子化
    ステップサイズを制御し、かつ、 前記バッファメモリ手段における符号化情報のバッファ
    占有量により決定される量子化ステップサイズを前記符
    号化手段で行われている現在の画面上の符号化位置を与
    える符号化位置算出手段の情報に従って段階的に変化さ
    せるとともに、前記領域抽出手段の抽出結果である特定
    領域とそれ以外の領域とを区別する情報に従って、量子
    化ステップサイズを制御し、かつ、 前記バッファメモリ手段における符号化情報のバッファ
    占有量により決定される量子化ステップサイズに対して
    特定領域に多くの符号化情報を割り当てるために加算す
    る値が、前記符号化手段で行われている現在の画面上の
    符号化位置を与える符号化位置算出手段の情報に従い、
    1画面において先に符号化を行うブロックの方が後に符
    号化を行うブロックよりも大なる値とするとともに、前
    記領域抽出手段の抽出結果である特定領域とそれ以外の
    領域とを区別する情報に従って、特定領域には特定領域
    以外の領域よりも小なる値を加算して量子化 するように
    構成したことを特徴とする動画像符号化装置。
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