JP2953181B2 - 超音波センサ - Google Patents

超音波センサ

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JP2953181B2
JP2953181B2 JP4068812A JP6881292A JP2953181B2 JP 2953181 B2 JP2953181 B2 JP 2953181B2 JP 4068812 A JP4068812 A JP 4068812A JP 6881292 A JP6881292 A JP 6881292A JP 2953181 B2 JP2953181 B2 JP 2953181B2
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俊昌 高木
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視空間内に超音波を
発射し、監視空間内の物体からの反射波を検出すること
により、監視空間内の物体の移動あるいは存在を検知す
る超音波センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の超音波センサは、超音波振動子
を使用して所定周波数の超音波を監視空間内に送波し、
物体からの反射波を超音波振動子によって受波すること
により、物体の移動あるいは存在を検知するものであ
る。ここで、物体の移動を検知するには反射波に含まれ
るドップラー信号に基づいて侵入物体の移動を検知する
ものであり、また物体の存在を検知するには、送波器か
ら超音波パルスを送波して受波器により物体からの反射
波を受波することにより監視空間内の物体の存在を検知
するものである。これらの検知方式を交互に切り替える
と共に、移動検知方式により物体の移動が検知される前
後に、存在検知方式による物体からの反射パターンを時
系列的にそれぞれ記憶し、両反射パターンを比較するこ
とにより監視空間内における物体の存在の有無を判断す
るものである。
【0003】図5にその構成例を示す。この従来例(特
願平2−198174号)では発振器1から発振された
発振信号は送波回路2を経て超音波送波器3より送波さ
れる。移動物体で反射した超音波は超音波受波器4によ
って受波され、この受波信号は送波別切換回路5を経て
増幅回路6により増幅される。この信号はミキサー7に
より送波信号とミキシングされ、反射波に含まれるドッ
プラー信号は検波回路8により検波された後、増幅回路
9により増幅され、検知判断回路12に入力される。検
知判断回路12はドップラー信号を検知したときに、検
知信号を出力するものである。
【0004】次に、タイマー回路10により予め定めら
れた時間毎に以下に示す存在検知方式に切り替える。タ
イマー回路10は移動検知方式による動作時間が予め定
められた時間に達すると、存在検知方式に変更するべ
く、送波方式決定回路13に信号を送る。送波回路2は
送波方式決定回路13からの信号を受けて、発振器1か
ら発振された信号を存在検知方式に適合するパルス列の
トーンバースト波として超音波送波器3に送る。送波方
式決定回路13は、送波方式切換が行われたことを示す
信号を送波別切換回路5に送る。送波回路2により作成
されたトーンバースト波は、超音波送波器3からパルス
列として送波され、監視空間内の物体で反射されて超音
波受波器4に受波される。この受波信号は送波別切換回
路5を経て増幅回路11により増幅され、検波回路14
により検波される。このとき得られた検波波形の反射パ
ターンを時系列で記憶回路17あるいは18に記憶させ
る。そして、記憶回路17、18に記憶された反射パタ
ーンを比較回路19により時系列的に比較する。その比
較結果の一致、不一致に応じて、検知判断回路12によ
り存在検知信号を出力するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例にあって
は、存在検知方式に切り替わった場合、検波回路14に
て検波された信号レベルを所定のしきい値で判別し、所
定のしきい値以上であれば反射波が存在し、所定のしき
い値未満であれば反射波は存在しないと判定して、その
判定結果を記憶回路17、18に時系列として記憶させ
ていた。これらの記憶回路17、18に記憶される反射
パターンは、ともに同一のしきい値で検波回路14の検
波信号レベルを判定したものである。ここで、仮に、記
憶回路17の記憶動作時に、しきい値をわずかに下回る
静止物体の反射波等の信号が存在したとすると、その反
射波等の信号は記憶回路17には記憶されない。ところ
が、その後の温度変化等の外乱の影響により、記憶回路
18の記憶動作時には、検波回路14の検波信号レベル
がしきい値を越えて、反射波として記憶される場合があ
り、この信号を人体として認識し、誤動作を発生すると
いう問題があった。しかし、この問題を解決するために
前記しきい値をむやみに低くするとS/N比が低下し、
ノイズ等により誤動作し易くなってしまうという別の問
題が生じることになる。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、移動検知方式と存
在検知方式を併用する超音波センサにおいて、存在検知
方式に用いるしきい値が温度変化等の外乱の影響により
変動した場合でも誤動作を生じないようにすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、上記
課題を解決するために、図1に示すように、発振器1か
ら出力される送波信号により駆動されて監視空間内に超
音波を送波する送波器3と、前記監視空間内に存在する
物体からの反射波を受波する受波器4とを備え、前記物
体が移動したときにドップラー効果によって受波信号に
生じる周波数偏移成分を検出して侵入物体の移動を検知
する第1の検知方式と、送波器3から超音波パルスを送
波して受波器4により物体からの反射波を受波すること
により監視空間内の物体の存在を検知する第2の検知方
式とを一定時間毎に交互に切り替える手段を備え、第1
の検知方式の検知信号が得られる前の第2の検知方式の
検知信号を時系列的に記憶する第1の記憶回路17と、
第1の検知方式の検知信号が得られた後の第2の検知方
式の検知信号を時系列的に記憶する第2の記憶回路18
と、第1及び第2の記憶回路17、18の記憶内容を比
較する比較回路19と、比較回路19の比較結果が一致
しないときに侵入物体が存在すると判断する検知判断回
路12とを備えた超音波センサにおいて、第1の記憶回
路17に検知信号を記憶するときの信号のしきい値を設
定する第1のしきい値決定回路15と、第2の記憶回路
18に検知信号を記憶するときの信号のしきい値を設定
する第2のしきい値決定回路16を備え、第1のしきい
値よりも第2のしきい値を高く設定したことを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】本発明の超音波センサでは、ドップラー効果を
利用した移動検知方式と、超音波パルスの反射の有無検
知を利用した存在検知方式とを交互に切り替えると共
に、移動検知方式により物体の移動が検知される前後
に、存在検知方式による物体からの反射パターンを記憶
して比較し、反射パターンが一致しないときには、侵入
物体が存在すると検知するものである。そして、反射パ
ターンを記憶する際に、周囲環境(静止物体)を記憶す
る場合の検波信号のしきい値よりも、侵入物体(人体)
を記憶する場合の検波信号のしきい値を高く設定するよ
うにしたので、移動検知後の反射パターンが移動検知前
の反射パターンと一致しないときには、人体が監視空間
内に侵入し且つ存在していると正確に判断できるもので
ある。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブロック
図である。発振器1から発振された発振信号は送波回路
2を経て超音波送波器3より送波される。移動物体に反
射された超音波は超音波受波器4によって受波され、こ
の受波信号は送波別切換回路5を経て増幅回路6により
増幅される。この信号はミキサー7により送波信号とミ
キシングされ、反射波に含まれるドップラー信号は検波
回路8により検波された後、増幅回路9により増幅さ
れ、検知判断回路12に入力される。検知判断回路12
はドップラー信号を検知したときに、検知信号を出力す
るものである。
【0010】次に、タイマー回路10により予め定めら
れた時間毎に以下に示す存在検知方式に切り替えられ
る。タイマー回路10は移動検知方式による動作時間が
予め定められた時間に達すると、存在検知方式に変更す
るべく、送波方式決定回路13に信号を送る。送波回路
2は送波方式決定回路13からの信号を受けて、発振器
1から発振された信号を存在検知方式に適合するパルス
列のトーンバースト波として超音波送波器3に送る。送
波方式決定回路13は、送波方式切換が行われたことを
示す信号を送波別切換回路5に送る。送波回路2により
作成されたトーンバースト波は超音波送波器3からパル
ス列として送波され、監視空間内の物体で反射されて超
音波受波器4に受波される。この受波信号は送波別切換
回路5を経て増幅回路11により増幅され、検波回路1
4により検波される。ここで、第1の記憶回路17は、
移動検知方式の検知信号が得られる前の存在検知方式の
検知信号を時系列的に記憶するものであり、第2の記憶
回路18は、移動検知方式の検知信号が得られた後の存
在検知方式の検知信号を時系列的に記憶するものであ
る。そして、比較回路19は、第1及び第2の記憶回路
17、18の記憶内容を比較し、この比較回路19の比
較結果が一致しないときに、検知判断回路12では、侵
入物体が存在すると判断するものである。このような超
音波センサにおいて、第1の記憶回路17に検知信号を
記憶する場合の信号のしきい値を決定するための第1の
しきい値決定回路15と、第2の記憶回路18に検知信
号を記憶する場合のしきい値を決定するための第2のし
きい値決定回路16を備え、しきい値決定回路15で決
定される第1のしきい値よりも、しきい値決定回路16
で決定される第2のしきい値を高く設定してある。そし
て、記憶回路17、18に記憶された反射パターンを比
較回路19により時系列的に比較し、その比較結果が不
一致であれば、検知出力を発生するものである。
【0011】図2は本実施例の第1の動作例を示す動作
説明図である。図の上段に示す波形は検波回路14の入
力波形であり、横軸は送波後の時間、縦軸は電圧値を示
す。Rは残響音であり、a,b,cは反射波である。ま
た、h17は記憶回路17に記憶される際のしきい値で
あり、h18は記憶回路18に記憶される際のしきい値
である。従来例では、この種の超音波センサのしきい値
は、高い方のしきい値h18と同レベルとする。例え
ば、図4に示すような室内において、天井にセンサSが
存在し、床Cの上に静止物体Bが存在し、さらに、この
静止物体Bよりも大きい物体Aが存在するような場合、
この物体Aからの反射波aが最も早く受波され、静止物
体Bからの反射波bが次に受波され、最後に床Cからの
反射波cが受波される。ここで、静止物体Bが超音波を
反射しにくいような場合には、反射波bは他の反射波
a,cに比べて振幅が小さくなる。このような場合に
は、反射波bのレベルが図2に示すように、高い方のし
きい値h18よりも低くなることがあり、従来例では、
反射波bが検知されないことがある。ところが、周囲温
度変化等の要因で、反射波bのレベルが図3に示すよう
に、高い方のしきい値h18よりも高くなることもあ
り、この場合、従来例では、反射波bが検知されること
になる。したがって、図2に示す状態から図3に示す状
態に変化すると、従来例では、侵入物体(人物)が存在
しないにもかかわらず検知信号が変化したと認識する恐
れがある。これに対して、本案では、周囲環境を検知す
るためのしきい値h17を、侵入物体を検知するための
しきい値h18よりも低く設定しているので、周囲温度
変化等の外乱の影響で周囲環境からの反射波bの信号レ
ベルが高くなっても、記憶回路17に記憶される検波信
号は図2及び図3に示すように変化しない。したがっ
て、侵入物体(人物)が存在しないにもかかわらず検知
信号の変化が判定されることは起こり得ないものであ
り、従来例のような誤動作を誘発することはあり得な
い。
【0012】
【発明の効果】本発明にあっては、ドップラー効果を利
用した移動検知方式と、超音波パルスの反射の有無検知
を利用した存在検知方式とを交互に切り替えると共に、
移動検知方式により物体の移動が検知される前後に、存
在検知方式による物体からの反射パターンを記憶し比較
することにより侵入物体の存在を検知する超音波センサ
において、周囲環境を記憶する場合の検波信号のしきい
値よりも侵入物体を記憶する場合のしきい値を高く設定
するようにしたので、移動検知後の反射パターンが移動
検知前の反射パターンと一致しないときには人体が監視
空間内に侵入し且つ存在していると正確に判断すること
ができ、温度変化等の外乱の影響により誤動作を発生し
ないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明と従来例の第1の動作を示す動作説明図
である。
【図3】本発明と従来例の第2の動作を示す動作説明図
である。
【図4】本発明の一実施例の使用状態を示す室内の正面
図である。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 発振器 2 送波回路 3 超音波送波器 4 超音波受波器 5 送波別切換回路 6 増幅回路 7 ミキサー 8 検波回路 9 増幅回路 10 タイマー回路 11 増幅回路 12 検知判断回路 13 送波方式決定回路 14 検波回路 15 しきい値決定回路 16 しきい値決定回路 17 記憶回路 18 記憶回路 19 比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振器から出力される信号により駆動
    されて監視空間内に超音波を送波する送波器と、前記監
    視空間内に存在する物体からの反射波を受波する受波器
    を備え、前記物体が移動したときにドップラー効果によ
    って受波信号に生じる周波数偏移成分を検出して侵入物
    体の移動を検知する第1の検知方式と、送波器から超音
    波パルスを送波して受波器により物体からの反射波を受
    波することにより監視空間内の物体の存在を検知する第
    2の検知方式とを一定時間毎に交互に切り替える手段
    と、第1の検知方式の検知信号が得られる前の第2の検
    知方式の検知信号を時系列的に記憶する第1の記憶回路
    と、第1の検知方式の検知信号が得られた後の第2の検
    知方式の検知信号を時系列的に記憶する第2の記憶回路
    と、第1及び第2の記憶回路の記憶内容を比較する比較
    回路と、比較回路の比較結果が一致しないときに侵入物
    体が存在すると判別する検知判断回路とを備えた超音波
    センサにおいて、第1の記憶回路に検知信号を記憶する
    ときの信号のしきい値を設定する第1のしきい値決定回
    路と、第2の記憶回路に検知信号を記憶するときの信号
    のしきい値を設定する第2のしきい値決定回路を備え、
    第1のしきい値よりも第2のしきい値を高く設定したこ
    とを特徴とする超音波センサ。
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