JP2938017B1 - 移動無線端末及び移動無線端末におけるアラーム出力方法 - Google Patents

移動無線端末及び移動無線端末におけるアラーム出力方法

Info

Publication number
JP2938017B1
JP2938017B1 JP10098881A JP9888198A JP2938017B1 JP 2938017 B1 JP2938017 B1 JP 2938017B1 JP 10098881 A JP10098881 A JP 10098881A JP 9888198 A JP9888198 A JP 9888198A JP 2938017 B1 JP2938017 B1 JP 2938017B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery voltage
battery
value
threshold level
simplex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10098881A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11298399A (ja
Inventor
論己博 菅野
Original Assignee
日本電気移動通信株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気移動通信株式会社 filed Critical 日本電気移動通信株式会社
Priority to JP10098881A priority Critical patent/JP2938017B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2938017B1 publication Critical patent/JP2938017B1/ja
Publication of JPH11298399A publication Critical patent/JPH11298399A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 従来は、電池電圧の負荷変動が、複信方式と
単信方式、単信方式での送話時と受話時の切り替えに依
存するにも拘らず、電池電圧値と比較するスレッショル
ドレベルは上記の負荷変動を考慮せずに一定としてい
る。 【解決手段】 複信待ち受け状態において、電池電圧値
がスレッショルドレベル以下であるときは、即アラ
ーム出力をし(ステップ35)、電池残容量を表示部に
表示させる(ステップ36)。Vがスレッショルドレ
ベルより大であるときは、待ち受け時と通話中との電池
電圧の電位差VD1をVから差し引いて、電圧降下分
を補正した値Vを算出する(ステップ38)。このV
とスレッショルドレベルを比較し(ステップ39)、
がスレッショルドレベル以下であるときは、アラー
ム出力をし(ステップ41)、電池残容量を表示部に表
示させる(ステップ42)。一方、送話中や通話中は補
正値VSは算出しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動無線端末及び移
動無線端末におけるアラーム出力方法に係り、特に単信
モードと複信モードを選択可能な移動無線端末及び移動
無線端末におけるアラーム出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動無線システムの急速な進歩、
発展に伴い、各局間の通信形態も多様化している。この
ため、移動無線端末も、それまでの複信方式専用機、単
信(プレストーク)専用といった独立した通信形態をサ
ポートすればよいわけではなく、1つのシステムにおい
て相手局が要求する通信形態が単信であれば単信へ、複
信であれば複信へと、相手局の要求に応じて自局の形態
を変化させる機能への需要が高まっている。
【0003】一方、移動無線端末は、送信時にパワーア
ンプの駆動のため、大きなドライブ電流が必要となり、
特に携帯機の場合、可搬性とするためにその駆動源を電
池電圧に頼っているため、待ち受け状態や通話状態など
で電池の電圧値を監視し、その電池電圧値に基づき残容
量表示を行うと共に、電池電圧値が予め定めたスレッシ
ョルドレベル以下になった時点で、アラームなどにより
ユーザに残り使用時間が少なくなったことを警告して、
電池の交換あるいは電池の充電を促すことが従来より行
われている(例えば、特開平5−37440号公報、特
開平9−261315号公報、実開平7−5072号公
報など)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の移動
無線端末のうち、前記の相手局の要求に応じて自局の形
態を複信方式や単信方式に変化させる機能を有する移動
無線端末では、その送信部の駆動、非駆動に伴う、電池
電圧の負荷変動が、複信方式と単信方式、単信方式での
送話時と受話時の切り替えに依存するにも拘らず、従来
は、上記の電池電圧値と比較するスレッショルドレベル
は負荷変動に対する電池電圧降下分を考慮せずに一定と
しているため、実際には送話不可状態であるにも拘ら
ず、残容量表示はまだ送話可能な容量が残っている値で
表示されることがあり、また、電池の残容量表示では送
話可能な値が表示されているにも拘らず、モード切り替
えを行った際に、アラームが出力されるなどの問題があ
る。
【0005】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
電池の残容量を多くの通信形態に対応して適切に表示
し、かつ、アラーム出力し得る移動無線端末及び移動無
線端末におけるアラーム出力方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の移動無線端末は、電池による電源起動時
に、複信待ち受け及び単信待ち受けの一方の状態に設定
して動作する移動無線端末において、定期的に電池電圧
値を取り込んで、予め記憶しておいたスレッショルドレ
ベルと比較する第1の比較手段と、複信待ち受け状態、
単信待ち受け状態及び単信方式の受話中のいずれかの
1の状態のときに、第1の比較手段により、電池電圧値
がスレッショルドレベルより大である比較結果が得られ
たときには、電池電圧値に対して、第1の状態のときの
電池電圧と複信方式の通話中及び単信方式の送話中のい
ずれかの第2の状態のときの電池電圧との電位差分を差
し引いた補正値を算出する算出手段と、補正値とスレッ
ショルドレベルを比較する第2の比較手段と、アラーム
を出力する出力手段と、電池の残容量を表示する表示手
段と、電池電圧値がスレッショルドレベル以下である比
較結果が第1の比較手段から得られたとき、又は補正値
がスレッショルドレベル以下である比較結果が第2の比
較手段から得られたときに、出力手段によりアラームを
出力させ、かつ、表示手段による電池の残容量の表示値
を更新させる制御手段とを有する構成としたものであ
る。
【0007】また、本発明の移動無線端末は、複信方式
の通話中及び単信方式の送話中のいずれかのときは、制
御手段は、電池電圧値がスレッショルドレベル以下であ
る比較結果が第1の比較手段から得られたときのみ、出
力手段によりアラームを出力させ、かつ、表示手段によ
る電池の残容量の表示値を更新させ、電池電圧値がスレ
ッショルドレベルより大である比較結果が第1の比較手
段から得られたときは、通話又は送話を行うようにした
ものである。
【0008】本発明では、複信待ち受け状態、単信待ち
受け状態及び単信方式の受話中のいずれかのときには、
これよりも負荷変動が大きな複信方式の通話中及び単信
方式の送話中のいずれかのときと異なり、電池電圧値が
スレッショルドレベル以下である比較結果が得られたと
きは勿論のこと、電池電圧値がスレッショルドレベルよ
り大である比較結果が得られたときでも、電池電圧値に
対して待ち受け時と送信中又は通話中との電位差分を補
正した補正値を算出して上記のスレッショルドレベルと
比較し、補正値がスレッショルドレベル以下である比較
結果が得られたときはアラームを出力させ、かつ、表示
手段による電池の残容量の表示値を更新させるようにし
たため、負荷変動に対応させた電池電圧とアラーム出力
とのヒステリシス特性を得ることができる。
【0009】 また、本発明の移動無線端末におけるア
ラーム出力方法は、電池による電源起動時に、複信待ち
受け及び単信待ち受けの一方の状態に設定して動作する
移動無線端末において、複信待ち受け状態、単信待ち受
け状態及び単信方式の受話中のいずれかの第1の状態の
ときに、第1の比較手段により、電池電圧値がスレッシ
ョルドレベルより大である比較結果が得られたときに
は、電池電圧値に対して、第1の状態のときの電池電圧
と複信方式の通話中及び単信方式の送話中のいずれかの
第2の状態のときの電池電圧との電位差分を差し引いた
補正値を算出した後、スレッショルドレベルと再度比較
し、補正値がスレッショルドレベル以下であるときは、
アラームを出力させ、かつ、電池の残容量の表示値を更
新させ、電池電圧値がスレッショルドレベル以下である
比較結果が得られたときには、アラームを出力させ、か
つ、電池の残容量の表示値を更新させるようにしたもの
であり、これにより、負荷変動に対応させた電池電圧と
アラーム出力とのヒステリシス特性を得ることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる移動無線端
末の一実施の形態のブロック図を示す。同図に示すよう
に、この実施の形態は、送信/受信の駆動・非駆動を制
御可能な無線部1と、無線部1を制御する制御部2と、
装置全体に電源電圧を印加する電池からなる電源部3
と、電源部3の電源電圧を制御部2が読み込むためのA
/D変換部4と、電池残容量を表示する表示部5とより
なる。
【0011】この実施の形態は、制御部2が実現する制
御動作に特徴があり、A/D変換部4から取り込んだ物
理的な電池電圧量(VR)に対し、ソフト的に待ち受け
中、受信中、送信中の各状態と、これらの各状態におい
て適切な電池残容量情報を出力するため、各状態での負
荷変動に伴う電位差(VD)を管理することにより、負
荷変動による電池電圧降下に充分なヒステリシス特性を
有し、適切なバッテリーアラーム、電池残容量表示を表
示部5に表示させる。
【0012】次に、この実施の形態の動作について、図
2〜図7の各フローチャートと共に説明する。まず、制
御部2は電源投入を検出すると(図2のステップ1
1)、装置が複信モードに入っているか単信モードに入
っているかを判断し(図2のステップ12)、複信モー
ドのときには複信待ち受け動作を実行し(図2のステッ
プ13)、単信モードのときには単信待ち受け動作を実
行する(図2のステップ14)。
【0013】複信待ち受け動作時においては、制御部2
は節電モードが設定されているかどうか判定し(図3の
ステップ21)、節電モードが設定されていれば複信節
電を行い(図3のステップ22)、節電モードでなけれ
ば複信待ち受け状態とする(図3のステップ23)。一
方、回線(他ノード)からの着呼時は(図3のステップ
24)、下位層へ着呼処理の指示を行い(図3のステッ
プ25)、回線(他ノード)からの通話の指示を受けて
(図3のステップ26)、通話中となる(図3のステッ
プ27)。
【0014】また、この装置の上位層からの発呼処理の
指示により(図3のステップ28)により、制御部2は
ダイヤル等送信処理をし(図3のステップ29)、回線
(他ノード)からの通話の指示を受けて(図3のステッ
プ30)、通話中となる(図3のステップ31)。
【0015】更に、制御部2は本実施の形態の要部をな
す電池電圧サーチ動作を、タイマ割り込み等で定期的に
行う(図3のステップ32)。この電池電圧サーチ動作
では、制御部2はA/D変換部4から電源部3の電池電
圧値Vを直接に読み込み(図3のステップ33)、そ
の電池電圧値Vと予め記憶させておいた電池電圧のス
レッショルドレベルとを比較する(図3のステップ3
4)。電池電圧値Vが上記スレッショルドレベル以下
であるときは、即アラーム出力をし(図3のステップ3
5)、電池残容量を表示部5に表示させる(図3のステ
ップ36)。そして、複信待ち受け状態となる(図3の
ステップ37)。
【0016】一方、ステップ34で電池電圧値Vが上
記スレッショルドレベルより大であるときは、即電池残
容量表示及びアラームの必要がないと判断せず、予め記
憶させておいた待ち受け時と通話中との電池電圧の電位
差(電圧降下分)VD1を上記の電池電圧値Vから差
し引いて、電圧降下分を補正した値Vを算出する(図
3のステップ38)。従って、この補正値Vは複信方
式の通話中のときのA/D変換部4からの電池電圧取り
込み値と等しくなる。
【0017】続いて、制御部2は、この補正値Vと予
め記憶させておいた、前述のステップ34と同じ電池電
圧のスレッショルドレベルとを比較し(図3のステップ
39)、補正値Vが上記スレッショルドレベルより大
であるときは、アラーム出力はせずに複信待ち受け状態
とし(図3のステップ40)、補正値Vが上記スレッ
ショルドレベル以下であるときは、その時点で初めてア
ラーム出力をし(図3のステップ41)、電池残容量を
表示部5に表示させる(図3のステップ42)。そし
て、複信待ち受け状態となる(図3のステップ43)。
【0018】また、単信待ち受け動作時も上記の複信待
ち受け動作時と同様に、制御部2は節電モードが設定さ
れているかどうか判定し(図4のステップ51)、節電
モードが設定されていれば単信節電を行い(図4のステ
ップ52)、節電モードでなければ単信待ち受け状態と
する(図4のステップ53)。一方、回線(他ノード)
からの着呼時は(図4のステップ54)、下位層へ着呼
処理の指示を行い(図4のステップ55)、回線(他ノ
ード)からの通話の指示を受けて(図4のステップ5
6)、受話中となる(図4のステップ57)。
【0019】また、この装置の上位層からの発呼処理の
指示により(図4のステップ58)により、制御部2は
ダイヤル等送信処理をし(図4のステップ59)、回線
(他ノード)からの通話の指示を受けて(図4のステッ
プ60)、送話中となる(図4のステップ61)。
【0020】更に、制御部2は本実施の形態の要部をな
す電池電圧サーチ動作を、タイマ割り込み等で定期的に
行う(図4のステップ62)。この電池電圧サーチ動作
では、制御部2はA/D変換部4から電源部3の電池電
圧値Vを直接に読み込み(図4のステップ63)、そ
の電池電圧値Vと予め記憶させておいた電池電圧のス
レッショルドレベルとを比較する(図4のステップ6
4)。電池電圧値Vが上記スレッショルドレベル以下
であるときは、即アラーム出力をし(図4のステップ6
5)、電池残容量を表示部5に表示させる(図4のステ
ップ66)。そして、単信待ち受け状態となる(図4の
ステップ67)。
【0021】一方、ステップ64で電池電圧値Vが上
記スレッショルドレベルより大であるときは、即電池残
容量表示及びアラームの必要がないと判断せず、予め記
憶させておいた待ち受け時と送話中(通話中)の電池電
圧の電位差(電圧降下分)VD2を上記の電池電圧値V
から差し引いて、電圧降下分を補正した値Vを算出
する(図4のステップ68)。従って、この補正値V
は複信方式の通話中及び単信方式の送話中のときのA/
D変換部4からの電池電圧取り込み値と等しくなる。
【0022】続いて、制御部2は、この補正値Vと予
め記憶させておいた、ステップ64の時と同じ電池電圧
のスレッショルドレベルとを比較し(図4のステップ6
9)、補正値Vが上記スレッショルドレベルより大で
あるときは、アラーム出力はせずに単信待ち受け状態と
し(図4のステップ70)、補正値Vが上記スレッシ
ョルドレベル以下であるときは、その時点で初めてアラ
ーム出力をし(図4のステップ71)、電池残容量を表
示部5に表示させる(図4のステップ72)。そして、
単信待ち受け状態となる(図4のステップ73)。
【0023】上記の単信方式におけるステップ57の受
話中の動作は図5で示す如くに行われる。プレスをオン
とする上位層からの指示があったとき(図5のステップ
81)、送信権を獲得しているかどうか判定し(図5の
ステップ82)、獲得しているときは送話が行われ(図
5のステップ83)、獲得していないときは受話中とな
る(図5のステップ84)。また、上位層から終話の指
示があったときは(図5のステップ85)、回線(他の
ノード)へ終話を送出し(図5のステップ86)、単信
待ち受け状態となる(図5のステップ87)。
【0024】また、タイマ割り込み等で受話中において
も、定期的に電源電圧サーチが行われる(図5のステッ
プ88)。この電池電圧サーチ動作では、制御部2はA
/D変換部4から電源部3の電池電圧値Vを直接に読
み込み(図5のステップ89)、その電池電圧値V
予め記憶させておいた電池電圧のスレッショルドレベル
とを比較する(図5のステップ90)。電池電圧値V
が上記スレッショルドレベル以下であるときは、即アラ
ーム出力をし(図5のステップ91)、電池残容量を表
示部5に表示させる(図5のステップ92)。そして、
受話中状態に戻る(図5のステップ93)。
【0025】 一方、ステップ90で電池電圧値VR
上記スレッショルドレベルより大であるときは、即電池
残容量表示及びアラームの必要がないと判断せず、予め
記憶させておいた単信方式受話中の電池電圧と単信方式
送話中の電池電圧との電位差VD3を上記の電池電圧値V
Rから差し引いて、電圧降下分を補正した値VSを算出し
(図5のステップ94)、この補正値VSと予め記憶さ
せておいた電池電圧のスレッショルドレベルとを比較す
る(図5のステップ95)。
【0026】補正値Vが上記スレッショルドレベルよ
り大であるときは、アラーム出力はせずにそのまま受話
中状態とし(図5のステップ96)、補正値Vが上記
スレッショルドレベル以下であるときは、その時点で初
めてアラーム出力をし(図5のステップ97)、電池残
容量を表示部5に表示させ(図5のステップ98)、受
話中状態となる(図5のステップ99)。このように、
受話中のときには、補正値Vが規定スレッショルドレ
ベル以下であれば、電池残容量表示及びアラームの出力
を行うことにより、送話不可であっても、受話可能な電
池残容量範囲を救済する。
【0027】上記の単信方式におけるステップ61の送
話中の動作は図6で示す如くに行われる。プレスをオン
とする上位層からの指示があったとき(図6のステップ
101)、送信権を解放し(図6のステップ102)、
受話中となる(図6のステップ103)。また、上位層
から終話の指示があったときは(図6のステップ10
4)、回線(他のノード)へ終話を送出し(図6のステ
ップ105)、単信待ち受け状態となる(図6のステッ
プ106)。
【0028】また、タイマ割り込み等で送話中において
も、定期的に電源電圧サーチが行われる(図6のステッ
プ107)。この電池電圧サーチ動作では、制御部2は
A/D変換部4から電源部3の電池電圧値Vを直接に
読み込み(図6のステップ108)、その電池電圧値V
と予め記憶させておいた電池電圧のスレッショルドレ
ベルとを比較する(図6のステップ109)。電池電圧
値Vが上記スレッショルドレベルより大であるときに
は、送話中動作を続ける(図6のステップ110)。
【0029】一方、電池電圧値Vが上記スレッショル
ドレベル以下であるときは、即アラーム出力をし(図6
のステップ111)、表示部5の電池残容量の表示を更
新する(図6のステップ112)。そして、送話中状態
に戻る(図6のステップ113)。このように、送話時
は、最も消費電流が大きいので(待ち受け時や受話中よ
りも電圧降下分があるので)、A/D変換部4から取り
込んだ電池電圧値Vが、規定のスレッショルドレベル
以下であるときにのみ電池残容量表示及びアラームの出
力を行う。
【0030】また、複信方式の通話中の動作は図7で示
す如くに行われる。ステップ120の通話中において、
上位層から終話の指示があったときは(図7のステップ
121)、回線(他のノード)へ終話を送出し(図7の
ステップ122)、単信待ち受け状態となる(図7のス
テップ123)。
【0031】また、タイマ割り込み等で通話中において
も、定期的に電源電圧サーチが行われる(図7のステッ
プ124)。この電池電圧サーチ動作では、制御部2は
A/D変換部4から電源部3の電池電圧値Vを直接に
読み込み(図7のステップ125)、その電池電圧値V
と予め記憶させておいた電池電圧のスレッショルドレ
ベルとを比較する(図7のステップ126)。電池電圧
値Vが上記スレッショルドレベルより大であるときに
は、通話中動作を続ける(図7のステップ127)。
【0032】一方、電池電圧値Vが上記スレッショル
ドレベル以下であるときは、即アラーム出力をし(図7
のステップ128)、表示部5の電池残容量の表示を更
新する(図7のステップ129)。そして、通話中状態
に戻る(図7のステップ130)。このように、通話時
は、送話時と同様に、電圧降下が大きいので、A/D変
換部4から取り込んだ電池電圧値Vが、規定のスレッ
ショルドレベル以下であるときにのみ電池残容量表示及
びアラームの出力を行う。
【0033】このように、本実施の形態では、複信方式
の通話中と単信方式の送話中において、最も消費電力が
大で電圧降下が大きいことに鑑み、これら以外の複信方
式と単信方式の各待ち受け時と単信方式の受話中では、
上記複信方式の通話中と単信方式の送話中の時にA/D
変換部4を通して取り込んだ電源部3の電池電圧値VR
に等しくなるように、複信方式の通話中と単信方式の送
話中の電圧降下分を補正した値VSを算出してスレッシ
ョルドレベルと比較するようにしたので、例えば単信方
式の待ち受け状態の時に電池残容量の表示が使用可であ
っても、複信モードに切り換わったときに負荷変動が大
きくて使用できなくなるという現象を防止できる。
【0034】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、電池の残容量は電池電圧の代わり
に、消費電流と動作時間の積算値なども使用可能であ
る。また、アラーム出力は表示部5による表示だけでな
く、音で警告することもできることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複信待ち受け状態、単信待ち受け状態及び単信方式の受
話中のいずれかのときには、これよりも負荷変動が大き
な複信方式の通話中及び単信方式の送話中のいずれかの
ときと異なり、電池電圧値がスレッショルドレベル以下
である比較結果が得られたときは勿論のこと、電池電圧
値がスレッショルドレベルより大である比較結果が得ら
れたときでも、電池電圧値に対して待ち受け時と送信中
又は通話中との電位差分を補正した補正値を算出して上
記のスレッショルドレベルと比較し、補正値がスレッシ
ョルドレベル以下である比較結果が得られたときはアラ
ームを出力させ、かつ、表示手段による電池の残容量の
表示値を更新させ、また、通話時及び送話時は、電池電
圧値が、規定のスレッショルドレベル以下であるときに
のみ電池残容量表示及びアラームの出力を行うことによ
り、自送信部の駆動、非駆動に伴う負荷変動に対応させ
た電池電圧とアラーム出力とのヒステリシス特性を得る
ようにしたため、自送信部の駆動、非駆動に伴う電池電
圧降下の変動の補償に充分なヒステリシス特性を有し、
各状態で誤差の殆どない適切なバッテリーアラーム、電
池残容量表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の電源起動時の動作説明用フローチャート
である。
【図3】図1の複信待ち受け時の動作説明用フローチャ
ートである。
【図4】図1の単信待ち受け時の動作説明用フローチャ
ートである。
【図5】図1の受話中の動作説明用フローチャートであ
る。
【図6】図1の送話中の動作説明用フローチャートであ
る。
【図7】図1の通話中の動作説明用フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 無線部 2 制御部 3 電源部 4 A/D変換部 5 表示部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池による電源起動時に、複信待ち受け
    及び単信待ち受けの一方の状態に設定して動作する移動
    無線端末において、 定期的に電池電圧値を取り込んで、予め記憶しておいた
    スレッショルドレベルと比較する第1の比較手段と、 前記複信待ち受け状態、前記単信待ち受け状態及び単信
    方式の受話中のいずれかの第1の状態のときに、前記第
    1の比較手段により、前記電池電圧値が前記スレッショ
    ルドレベルより大である比較結果が得られたときには、
    前記電池電圧値に対して、前記第1の状態のときの電池
    電圧と複信方式の通話中及び前記単信方式の送話中のい
    ずれかの第2の状態のときの電池電圧との電位差分を差
    し引いた補正値を算出する算出手段と、 前記補正値と前記スレッショルドレベルを比較する第2
    の比較手段と、 アラームを出力する出力手段と、 前記電池の残容量を表示する表示手段と、 前記電池電圧値が前記スレッショルドレベル以下である
    比較結果が前記第1の比較手段から得られたとき、又は
    前記補正値が前記スレッショルドレベル以下である比較
    結果が前記第2の比較手段から得られたときに、前記出
    力手段により前記アラームを出力させ、かつ、前記表示
    手段による前記電池の残容量の表示値を更新させる制御
    手段とを有することを特徴とする移動無線端末。
  2. 【請求項2】 前記複信方式の通話中及び前記単信方式
    の送話中のいずれかのときは、前記制御手段は、前記電
    池電圧値が前記スレッショルドレベル以下である比較結
    果が前記第1の比較手段から得られたときのみ、前記出
    力手段により前記アラームを出力させ、かつ、前記表示
    手段による前記電池の残容量の表示値を更新させ、前記
    電池電圧値が前記スレッショルドレベルより大である比
    較結果が前記第1の比較手段から得られたときは、通話
    又は送話を行うことを特徴とする請求項1記載の移動無
    線端末。
  3. 【請求項3】 前記算出手段は、前記電池電圧値から待
    ち受け時と送信中又は通話中との電位差を差し引いた値
    を前記補正値として算出することを特徴とする請求項1
    記載の移動無線端末。
  4. 【請求項4】 前記算出手段は、前記複信方式の通話中
    及び前記単信方式の送話中の前記電池電圧値を、前記補
    正値として算出することを特徴とする請求項1記載の移
    動無線端末。
  5. 【請求項5】 電池による電源起動時に、複信待ち受け
    及び単信待ち受けの一方の状態に設定して動作する移動
    無線端末において、前記複信待ち受け状態、前記単信待
    ち受け状態及び単信方式の受話中のいずれかの第1の状
    態のときに、前記第1の比較手段により、前記電池電圧
    値が前記スレッショルドレベルより大である比較結果が
    得られたときには、前記電池電圧値に対して、前記第1
    の状態のときの電池電圧と複信方式の通話中及び前記単
    信方式の送話中のいずれかの第2の状態のときの電池電
    圧との電位差分を差し引いた補正値を算出した後、前記
    スレッショルドレベルと再度比較し、前記補正値が該ス
    レッショルドレベル以下であるときは、アラームを出力
    させ、かつ、電池の残容量の表示値を更新させ、前記電
    池電圧値が前記スレッショルドレベル以下である比較結
    果が得られたときには、アラームを出力させ、かつ、電
    池の残容量の表示値を更新させることを特徴とする移動
    無線端末におけるアラーム出力方法。
  6. 【請求項6】 前記複信方式の通話中及び前記単信方式
    の送話中のいずれかのときは、前記電池電圧値が前記ス
    レッショルドレベル以下である比較結果が得られたとき
    のみ、前記アラームを出力させ、かつ、前記電池の残容
    量の表示値を更新させることを特徴とする請求項5記載
    の移動無線端末におけるアラーム出力方法。
JP10098881A 1998-04-10 1998-04-10 移動無線端末及び移動無線端末におけるアラーム出力方法 Expired - Lifetime JP2938017B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10098881A JP2938017B1 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 移動無線端末及び移動無線端末におけるアラーム出力方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10098881A JP2938017B1 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 移動無線端末及び移動無線端末におけるアラーム出力方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2938017B1 true JP2938017B1 (ja) 1999-08-23
JPH11298399A JPH11298399A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14231508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10098881A Expired - Lifetime JP2938017B1 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 移動無線端末及び移動無線端末におけるアラーム出力方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2938017B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5726636A (en) * 1996-12-05 1998-03-10 Ericsson Inc. Emergency telephone with automatic low-battery signaling
JP6156927B2 (ja) * 2013-09-05 2017-07-05 アルプス電気株式会社 電池残量推定方法およびそれを用いた無線通信モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11298399A (ja) 1999-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5036532A (en) Portable telephone with power source/mode change during calls
US6041241A (en) Apparatus and method for balancing power savings and call set up time in a wireless communication device
US5995838A (en) Mobile communication terminal
JP3134802B2 (ja) 移動体通信装置、移動体通信装置の電源供給装置および電源供給方法、および、移動体通信装置に接続可能なデータ端末接続モデムカード
US7912517B2 (en) Power saving method for mobile communication terminal
US7133703B2 (en) Small electronic device having battery level detection unit
US7366131B2 (en) Power saving method in a mobile communication terminal
AU723280B2 (en) Method and device for controlling the power source of a portable radio transceiver
WO2009070415A1 (en) A wireless communication device and method op disabling an idle of one operational mode
JP4561986B2 (ja) 無線端末機
US7653419B2 (en) Mobile phone with power saving function
CA2037050C (en) Portable telephone with power source/mode change during calls
JP2938017B1 (ja) 移動無線端末及び移動無線端末におけるアラーム出力方法
JP2003008738A (ja) 移動体端末
JP4203658B2 (ja) 通信端末装置、及びプログラム
JP3151280B2 (ja) 無線電話装置
KR20000041312A (ko) 휴대 통신 단말기의 전력 소모 절약 장치 및그 방법
KR100525366B1 (ko) 휴대용 단말기의 자동전원 제어 방법
JP4561985B2 (ja) 無線端末機
JP3972743B2 (ja) 携帯電話機の充電制御装置
KR20030051008A (ko) 이동통신 단말기에서 배터리 소모 시 긴급통화 설정방법
JP2000253593A (ja) 携帯型無線電話装置とその電源制御方法
KR100238271B1 (ko) 핸드폰 전원 제어 방법 및 장치
JPH0538990A (ja) 自動車電話装置
JP2003189485A (ja) 携帯機器