JP2814880B2 - 異なる命令特性を持つ複数のcpuによって構成される計算機システムの制御装置 - Google Patents

異なる命令特性を持つ複数のcpuによって構成される計算機システムの制御装置

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JP2814880B2
JP2814880B2 JP5160121A JP16012193A JP2814880B2 JP 2814880 B2 JP2814880 B2 JP 2814880B2 JP 5160121 A JP5160121 A JP 5160121A JP 16012193 A JP16012193 A JP 16012193A JP 2814880 B2 JP2814880 B2 JP 2814880B2
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    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/76Architectures of general purpose stored program computers
    • G06F15/80Architectures of general purpose stored program computers comprising an array of processing units with common control, e.g. single instruction multiple data processors
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチプロセッサ構成の
計算機システムに関し、特に異なる命令特性を持つ複数
のCPUによって構成される計算機システムの制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチプロセッサ構成の計算機シ
ステムには、以下のようなものが存在する。
【0003】(1)同じアーキテクチャ(同じ命令構
成),同じ命令特性(同じ命令実行速度)の複数のCP
Uによって構成される計算機システム。このような計算
機システムでは、利用者は個別のCPUを意識する必要
はなく、また、どのCPUでプログラムが実行されて
も、同等の効率で処理が可能となる。
【0004】(2)異なるアーキテクチャ(異なる命令
構成),異なる命令特性(異なる命令実行速度)の複数
のCPUによって構成される計算機システム。このよう
な計算機システムでは、基本ソフトウェアが動作するC
PUの制御下で、或る種の特別な処理を得意とするCP
Uを利用する際には、そのCPUのアーキテクチャに則
った専用のプログラムを作成し、そのCPUで実行させ
ることで高速な処理が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した同等のアーキ
テクチャおよび同等の命令特性の複数のCPUによって
構成される従来の計算機システム(1)では、プログラ
ムをその特性を活かして高速に実行するためには、プロ
グラム特性に合ったシステムを持つ計算機システムを利
用する必要がある。
【0006】また、異種の命令特性,命令構成をもった
CPUによって構成される従来の計算機システム(2)
においては、プログラムをその特性に合ったCPUの命
令構成によって予め作成しておき、そのCPUで実行す
る必要がある。
【0007】以上の制約により、例えば科学演算を主と
するプログラムと、事務処理を主とするプログラムの両
者を満足させるには、同種の命令特性,命令構成をもっ
たCPUでのみ構成される計算機システム(1)を用い
る場合には、それぞれのプログラムに対して専用の計算
機システムを用意する必要があり、また、異種の命令特
性,命令構成をもったCPUによって構成される計算機
システム(2)を用いる場合には、それぞれのプログラ
ムをその特性に合ったCPUの命令構成で記述する必要
がある上、対応するCPUが障害等によって利用不可能
となった際には、他のCPUによって運用継続中にもか
かわらず、そのプログラムは実行不可能となってしまう
という問題点がある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たものであり、その目的は、1つの計算機システムで科
学演算を主とするプログラムや事務処理を主とするプロ
グラムといった特性の異なるプログラムを、それに合致
するCPU上で高速に実行することが可能であり、然
も、何れのプログラムも同一の命令構成で記述しておく
ことができ、従って、場合によっては何れのCPUでも
任意のプログラムの実行が行えるようにすることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、命令特性は異なるが、同一の命令構成を
持つ複数のCPUを、命令特性毎に分類し、同一特性の
CPUの集まりをCPUグループとしたとき、各CPU
グループ毎に存在し、実行要求のあったプログラム実行
単位を自CPUグループを構成するCPUに割り当て実
行させるCPU割り当て手段と、プログラム実行の際、
特定のCPUグループを指定して実行要求のあったプロ
グラム実行単位に関しては、指定されたCPUグループ
の前記CPU割り当て手段に対して実行を要求し、特定
のCPUグループの指定の無いプログラム実行単位に関
しては、任意のCPUグループの前記CPU割り当て手
段に対して実行を要求するCPUグループ選択実行手段
と、プログラムの実行を前記CPUグループ選択実行手
段に対して指示する際に、併せてプログラム実行単位に
関するCPUグループの指定を行うプログラム実行指示
手段とを備えている。
【0010】ここで、同一の命令構成とは、機械語レベ
ルで同一の命令セットを有することを意味し、命令特性
が異なるとは、同一の機械語命令であってもその実行速
度が相違することを意味する。また、プログラム実行単
位とは、プログラム全体またはマルチタスク構造のプロ
グラムの場合は各タスクに相当する部分を意味する。
【0011】
【作用】本発明においては、算術演算にかかる命令につ
いては例えばそれ専用のハードウェアにより高速に処理
し得るようにした科学演算向きCPUを含むCPUグル
ープ、これらのCPUと命令構成は同じであるが、文字
処理にかかる命令を例えばそれ専用のハードウェアによ
り高速に処理し得るようにした事務処理向きCPUを含
むCPUグループといったように、高速処理し得る命令
の種類は相違するが同一命令構成をもつ複数のCPUグ
ループがある。或るプログラムを実行する場合、そのプ
ログラムが例えば科学演算を主たる処理内容としている
場合、利用者が科学演算向きCPUグループをプログラ
ム中において或いはそれとは別個に指定すると、プログ
ラム実行指示手段が、そのプログラムの実行をCPUグ
ループ選択実行手段に対して指示する際に、併せてその
プログラムを構成するプログラム実行単位に関するCP
Uグループとして科学演算向きCPUグループの指定を
行い、CPUグループ選択実行手段が、指定されたCP
UグループのCPU割り当て手段に対して実行を要求
し、このCPU割り当て手段が、実行要求のあったプロ
グラム実行単位を自CPUグループを構成するCPUに
割り当て実行させる。また、事務処理を主たる処理内容
としている場合には、事務処理向きCPUグループを指
定しておくことにより、事務処理向きCPUグループで
そのプログラムを実行することができる。更に、マルチ
タスク構造のプログラムであって、或るプログラム実行
単位(タスク)は科学演算を主たる処理内容とし、別の
プログラム実行単位は事務処理を主たる処理内容とする
場合、個々のプログラム単位毎に該当するCPUグルー
プを指定しておくことによって、それぞれ最適なCPU
グループで実行される。
【0012】また、CPUグループの指定がないと、C
PUグループ選択実行手段が、CPUグループの枠にと
らわれずに任意のCPUグループのCPU割り当て手段
に対して実行を要求する。従って、そのプログラムに適
するCPUグループの全CPUが障害により使えない場
合でも、処理速度は低下するものの、他のCPUグルー
プで実行することもできる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0014】図1を参照すると、本発明の一実施例を適
用した計算機システム1は、密結合型マルチプロセッサ
システムの一種であり、2つのCPUグループ2および
3と、これらに接続されたCPUグループ選択実行手段
4と、このCPUグループ選択実行手段4に接続された
プログラム実行指示手段15,タスク状態監視手段17
および実行結果出力手段18と、プログラム実行指示手
段15に接続されたプログラム作成手段16とを備えて
いる。
【0015】CPUグループ2は、科学演算向きのCP
Uグループであり、3つのCPU9,10および11
と、これらに接続されたCPU障害処理手段7と、CP
U9〜11およびCPU障害処理手段7ならびにCPU
グループ選択実行手段4に接続されたCPU割り当て手
段5とで構成される。
【0016】CPUグループ3は、事務処理向きのCP
Uグループであり、3つのCPU12,13および14
と、これらに接続されたCPU障害処理手段8と、CP
U12〜14およびCPU障害処理手段8ならびにCP
Uグループ選択実行手段4に接続されたCPU割り当て
手段6とで構成される。
【0017】ここで、CPU9〜11とCPU12〜1
4とは、同一の命令構成を有しているが、命令特性が相
違している。即ち、CPU9〜11は科学演算処理にか
かる算術演算命令などを例えばそれ専用のハードウェア
で実行することにより高速に実行でき、他方、CPU1
2〜14は事務処理にかかる文字操作命令などを例えば
それ専用のハードウェアで実行することにより高速に実
行できる。
【0018】なお、本発明は密結合型マルチプロセッサ
システムのみでなく、疎結合型マルチプロセッサシステ
ムに対しても適用可能であり、またCPUグループおよ
び各CPUグループに含まれるCPUの個数は図示の例
に限定されないことは言うまでもない。
【0019】以下、図1に示した実施例における各部の
詳細な機能を、全体の動作を通じて説明する。
【0020】図1において、プログラム作成手段16
は、当該計算機システム1で実行すべきプログラムを作
成する手段であり、例えばコンパイラ,リンカ等で構成
される。利用者は、このプログラム作成手段16を利用
して、当該計算機システム1で実行可能なプログラムを
作成し、プログラム実行指示手段15を通じて、CPU
グループ選択実行手段4に対してプログラムの実行要求
を行う。ここで、プログラム実行指示手段15は、JC
LあるいはJCL自体を実行させる命令によって構成さ
れる機能手段である。
【0021】本実施例においては、プログラム作成手段
16で作成されるプログラムに対して、利用者は、プロ
グラム単位またはそのプログラムがマルチタスク構造の
場合はタスク単位(これらを、本明細書ではプログラム
実行単位と呼ぶ)に、それを実行するCPUグループを
指定することができ、そのような指定があった場合、プ
ログラム実行指示手段15は、CPUグループ選択実行
手段4に対するプログラム実行要求時、同手段4に併せ
てCPUグループを指定する。CPUグループの指定
は、本実施例においては、以下の2通り方法が選択可
能である。
【0022】(1)プログラム実行指示手段15による
プログラム実行要求時に、利用者がプログラム実行指示
手段15を使用して、当該プログラムを実行すべきCP
Uグループを別途指定する方法。この場合、プログラム
実行指示手段15は、別途指示されたCPUグループを
認識してCPUグループ選択実行手段4にCPUグルー
プを指定する。
【0023】(2)実行プログラム中にCPUグループ
指定情報を持たせる方法。即ち、プログラム作成手段1
6には、作成するプログラム中のプログラム実行単位毎
にCPUグループ指定情報を付加する機能があり、利用
者はその機能を利用して、プログラム作成時にプログラ
ム実行単位でCPUグループを指定する。この場合、プ
ログラム実行指示手段15は、実行プログラム中に記述
されたCPUグループ指定情報を認識してCPUグルー
プ選択実行手段4にCPUグループを指定する。
【0024】なお、CPUグループは常に指定する必要
があるものではなく、その指定を省略する場合もある。
【0025】さて、プログラム実行指示手段15からプ
ログラムの実行を要求されたCPUグループ選択実行手
段4では、図2に示すように、CPUグループの指定が
有るか否かをプログラム実行単位毎に識別し(S1)、
CPUグループの指定が無いプログラム実行単位につい
ては、利用可能なCPUの割り当てを行う(S2)。こ
の処理S2における、利用可能なCPUの割り当ては、
全てのCPUグループ2,3を実行要求の割り当て対象
として、その中の任意のCPUグループを負荷バランス
等を考慮して選択し、この選択したCPUグループ中の
CPU割り当て手段5,6に対して、実行要求のあった
プログラム実行単位の実行を要求する処理が行われる。
【0026】他方、CPUグループが指定されたプログ
ラム実行単位については、CPUグループ選択実行手段
4は、その指定されたCPUグループが現在利用可能か
否かを判断し(S3)、利用可能であれば、その指定さ
れたCPUグループ中のCPU割り当て手段5,6に対
して、実行要求のあったプログラム実行単位の実行を要
求する(S4)。また、指定されたCPUグループが閉
塞中などの理由で利用できない場合、CPUグループの
指定を無視し、CPUグループの指定が無いときと同様
に処理S2において、利用可能なCPUの割り当てを行
う。
【0027】CPUグループ選択実行手段4からプログ
ラム実行単位の実行を要求されたCPU割り当て手段
5,6は、自グループに含まれるCPU9〜11,CP
U12〜14のうちの有効な(閉塞中でない)CPU
を、例えば負荷の小さいものから優先的に選択して、そ
の選択したCPUに実行要求のあったプログラム実行単
位を割り当て、実行させる。このとき、どのプログラム
実行単位をどのCPUに割り当てて実行させたかをCP
Uグループ選択実行手段4に通知しておく。
【0028】以上のような制御が行われることにより、
2つのCPUグループ2,3が共に閉塞中でなく正常に
動作している場合、プログラム実行指示手段15から次
々と実行要求されたプログラム実行単位は、CPUグル
ープの指定があるものは指定されたCPUグループ上の
CPUで実行され、CPUグループの指定がないものは
何れかのCPUグループのCPU上で実行されることに
なる。
【0029】従って、作成したプログラム中のプログラ
ム実行単位が科学演算向きCPUで実行した方がより高
速に実行可能な場合は、科学演算向きCPUグループ2
を指定しておくことにより、科学演算向きCPUグルー
プ2中のCPU9〜11で実行されることになり、ま
た、そのプログラム実行単位が事務処理向きCPUで実
行した方がより高速に実行可能な場合は、事務処理向き
CPUグループ3を指定しておくことにより、事務処理
向きCPUグループ3中のCPU12〜14で実行され
ることになり、何れも高速なプログラム実行が可能とな
る。
【0030】また、作成したプログラムのプログラム実
行単位が何れのグループ2,3の特徴にも合致しない場
合や、高速な実行を必ずしも要求されない場合には、C
PUグループの指定を省略することができ、特別な指定
を不要とした簡易なプログラム実行も可能である。
【0031】図3および図4はCPUグループ選択実行
手段4で管理されるデータの例を示し、図3はタスク実
行状態管理データを、図4はCPU状態管理データをそ
れぞれ示す。図3のタスク実行状態管理データには、各
プログラムの各プログラム実行単位(タスク)毎に、C
PUグループ指定情報,現割り当て中のCPUグループ
およびCPU,割り当てられて利用されたCPUグルー
プおよびCPUの利用時間等が含まれる。また、図4の
CPU状態管理データは、各CPUグループの各CPU
毎に、そのCPUが閉塞中か否か等を示す状態と、割り
当てられているタスク名などの実行中タスク情報が含ま
れる。
【0032】次に、CPU障害時の本実施例の動作を説
明する。
【0033】今、或るプログラム実行単位が、例えば科
学演算向きCPUグループ2の例えばCPU9で実行中
のとき、CPU9が故障等の障害を起こし、動作継続が
できなくなったとすると、そのことがCPU障害処理手
段7で速やかに検出される。
【0034】CPU障害処理手段7は、CPU9の障害
発生事象を検出すると、CPU9を閉塞し、CPU9で
実行中であったプログラム実行単位の情報を含む障害情
報をCPU割り当て手段5に通知する。
【0035】CPU割り当て手段5は、内部においてC
PU9の状態を閉塞中として管理して以後プログラム実
行単位の割り当て対象から除外すると共に、CPU9で
実行中であったプログラム実行単位を他のCPUで実行
させるために、以下の処理を行う。
【0036】先ず、CPU9に割り当て中であったプロ
グラム実行単位が、自CPUグループつまり科学演算向
きCPUグループ2を指定したものか否かを確認し、自
CPUグループ2を指定したプログラム実行単位であっ
た場合は、自CPUグループ2内の残りの正常なCPU
10または11に当該プログラム実行単位を割り当て、
そのプログラム実行単位の実行を継続させる。
【0037】但し、自CPUグループ2内の全てのCP
U9〜11が閉塞中となり、利用可能なCPUが1つも
存在しなくなっていた場合には、自CPUグループ2内
での実行は不可能なので、CPU障害処理手段7から通
知された障害情報および自CPUグループ2の全てのC
PUが利用不可になった旨をCPUグループ選択実行手
段4に通知する。
【0038】このような通知があった場合、CPUグル
ープ選択実行手段4は、内部の図4のCPU状態管理デ
ータにおいてCPUグループ2の状態を閉塞中として管
理して以後プログラム実行単位の割り当て対象から除外
する。そして、CPU割り当て手段5から通知された障
害情報で示されるCPUグループ2で実行中であったプ
ログラム実行単位を、そのCPUグループの指定を無視
して他のCPUグループで実行させるために、それらを
CPUグループ3のCPU割り当て手段6に割り当て
て、実行を要求する。CPU割り当て手段6は、割り当
てられたプログラム実行単位を正常な任意のCPU12
〜14に割り当て、その実行を継続する。これによって
科学演算向きCPUグループを指定したプログラム実行
単位を、効率は悪くなるが、異常終了させることなく継
続して実行することが可能となる。
【0039】なお、CPUグループ2を閉塞して割り当
て対象から除外した後、プログラム実行指示手段15か
らCPUグループ2を指定した新たなプログラム実行単
位の実行が要求された場合には、図2を参照して説明し
たように、CPUグループの指定を無視し、CPUグル
ープの指定が無いときと同様に、処理S2において、利
用可能なCPUの割り当てを行う。
【0040】他方、CPU9で実行中であったプログラ
ム実行単位が、自CPUグループ2を指定しないもので
あった場合、CPU割り当て手段5は、CPUグループ
の枠にとらわれずにその実行先CPUを決められるよう
にするために、CPU障害処理手段7から通知された障
害情報をCPUグループ選択実行手段4に通知して、そ
の実行を要求する。
【0041】このような通知があった場合、CPUグル
ープ選択実行手段4は、図2の処理S2において説明し
たと同様の方法、つまり全てのCPUグループ2,3を
実行要求の割り当て対象として、その中の任意のCPU
グループを選択し、この選択したCPUグループ中のC
PU割り当て手段5,6に対して、実行要求のあったプ
ログラム実行単位の実行を要求する。但し、CPU9の
障害によってCPUグループ2の全CPUが閉塞したこ
とになり、CPUグループ2が閉塞された場合には、C
PUグループ2が割り当て対象から除外されることは言
うまでもない。
【0042】次に、障害を起こしたCPUが保守等によ
って正常に回復したときの本実施例の動作を説明する。
【0043】例えば障害を起こしていたCPU9が保守
等によって回復すると、CPU障害処理手段7はそのこ
とを速やかに検出し、CPU9をシステムに組み込んで
利用可能にした後、CPU9が復旧した旨を含む復旧情
報をCPU割り当て手段5に通知する。
【0044】CPU割り当て手段5は、内部においてC
PU9の状態を閉塞中から利用可能に変更し、以後プロ
グラムまたはタスクの割り当て対象に組み入れる。そし
て、CPU9が復旧した旨を含む復旧情報をCPUグル
ープ選択実行手段4に通知する。
【0045】CPUグループ選択実行手段4は、CPU
割り当て手段5からCPU9が回復した旨を含む復旧情
報の通知を受けると、内部の図4のCPU状態管理デー
タにおいてCPU9の状態を閉塞中から利用可能な状態
に変更する。また、CPU9の回復によってCPUグル
ープ2自体が回復するか、或いはそのグループの能力が
高まったので、CPUグループ2中のCPUの閉塞時に
CPUグループ2を指定していたにもかかわらず他のC
PUグループ3に実行させていたプログラム実行単位が
存在するか否かを、内部の図3のタスク実行状態管理デ
ータを参照して調べ、存在していた場合には、CPUグ
ループ3のCPU割り当て手段6に対して、その全部あ
るいは一部のプログラム実行単位の実行停止を指示す
る。CPU割り当て手段6では、指示されたプログラム
実行単位の実行を停止し、引き継ぎ情報をCPUグルー
プ選択実行手段4に渡し、CPUグループ選択実行手段
4は、その引き継ぎ情報をCPUグループ2のCPU割
り当て手段5に渡して実行を指示する。これにより、C
PU割り当て手段5は、回復したCPU9にて、他のグ
ループで実行されていた自CPUグループ指定のプログ
ラム実行単位の実行を継続する。
【0046】次に、図1のタスク状態監視手段17およ
び実行結果出力手段18について説明する。
【0047】タスク状態監視手段17は、図示しないコ
ンソールからのオペレータコマンド等によって各種の状
態をコンソール画面等に表示する機能を持ち、本実施例
では、次の3つの表示機能を提供している。 (1)特定プログラム表示 (2)プログラム一覧表示 (3)CPU一覧表示
【0048】特定プログラム表示(1)では、プログラ
ムを指定した特定プログラム表示要求コマンドに応答し
て、指定されたプログラムのプログラム実行単位に対し
てプログラム作成手段16等によって指定されているC
PUグループ指定,現在割り当て中のCPUグループ名
等を表示する。これは、当該コマンド投入時、タスク状
態監視手段17がCPUグループ選択実行手段4に対し
て、指定されたプログラム中のプログラム実行単位に関
する現時点の情報を要求し、CPUグループ選択実行手
段4が、指定されたプログラム実行単位に関する情報
を、図3のタスク実行状態管理データから取得してタス
ク状態監視手段17に通知し、タスク状態監視手段17
が通知された情報から必要な情報を抽出編集して、コン
ソール画面等に表示することで行われる。
【0049】前述したように、本実施例においては、C
PUの障害がCPUグループ指定のプログラム実行単位
の実行前に発生し、指定されたCPUグループに利用可
能なCPUがなくなってしまった場合、CPUグループ
選択実行手段4は指定されたCPUグループを無視して
他のCPUグループへプログラム実行単位の実行を要求
するので、CPUグループ指定の有るプログラム実行単
位が指定先のCPUグループで必ずしも実行されるとは
限らない。このため、当該プログラムの実行要求者は、
指定先のCPUグループで実行されているか否かを監視
したい場合が出てくるため、上述した特定プログラム表
示機能をサポートしているものである。
【0050】プログラム一覧表示(2)では、プログラ
ム一覧表示要求コマンドに応答して、計算機システム1
で実行中の全てのプログラム実行単位毎に、それを実行
しているCPUグループ名,CPU名等を表示する。こ
れは、当該コマンド投入時、タスク状態監視手段17が
CPUグループ選択実行手段4に対して、全プログラム
実行単位に関する現在の情報を要求し、CPUグループ
選択実行手段4が、図3のタスク実行状態管理データか
ら全プログラム実行単位に関する情報を取得してタスク
状態監視手段17に通知し、タスク状態監視手段17が
通知された情報から必要な情報を抽出編集して、コンソ
ール画面等に表示することで行われる。
【0051】このようなプログラム一覧表示によって、
各プログラム実行単位がどのCPUグループのどのCP
Uで現在実行中であるかをリアルタイムに簡単に調査す
ることができ、利用者の計算機システム運用の効率化に
役立てることができる。
【0052】CPU一覧表示(3)では、CPU一覧表
示要求コマンドに応答して、計算機システム1の各CP
Uグループの各CPUで実行中のタスク名,タスク数等
の情報を、各CPUグループ別,各CPU別に表示す
る。これは、当該オペレータコマンド投入時、タスク状
態監視手段17がCPUグループ選択実行手段4に対し
て、全CPUに関する情報を要求し、CPUグループ選
択実行手段4が、図4のCPU状態管理データから全C
PUに関する情報を取得してタスク状態監視手段17に
通知し、タスク状態監視手段17が通知された情報から
必要な情報を抽出編集して、コンソール画面等に表示す
ることで行われる。
【0053】前述したように、本実施例においては、C
PUの障害等により、プログラム実行単位が意図したC
PUグループ以外で行われることがあり、その際には、
特定のCPUグループへプログラム実行単位が集中する
ことも考えられる。そこで、上述した如きCPU一覧表
示をサポートすることにより、利用者がリアルタイム
に、CPUグループ毎およびCPU毎に負荷状態を確認
できるようにして、利用者の計算機システム運用の効率
化に役立てている。
【0054】また、タスク状態監視手段17は、図示し
ないコンソールからのオペレータコマンド等によって、
プログラム実行単位のCPUグループ指定の設定,解除
および変更を行う機能を持っている。
【0055】即ち、コンソールからのオペレータコマン
ド等によって、実行開始時点ではCPUグループの指定
が行われていなかった或るプログラム実行単位に関して
或るCPUグループを指定する設定要求が行われると、
タスク状態監視手段17は、その旨をCPUグループ選
択実行手段4に通知し、CPUグループ選択実行手段4
は、指定されたプログラム実行単位に関して指定された
CPUグループを図3のタスク実行状態管理データで管
理すると共に、現在実行中のCPUグループが指定のも
のと相違すれば、現在実行中のCPUグループにおける
処理を停止して、指定先のCPUグループで継続実行さ
せる制御を行う。
【0056】また、コンソールからのオペレータコマン
ド等によって、実行開始時点ではCPUグループが指定
されていた或るプログラム実行単位に関して、それを解
除する要求が行われると、タスク状態監視手段17は、
その旨をCPUグループ選択実行手段4に通知し、CP
Uグループ選択実行手段4は、指定されたプログラム実
行単位に関して図3のタスク実行状態管理データを更新
し、CPUグループの指定を外す。
【0057】更に、コンソールからのオペレータコマン
ド等によって、実行開始時点では或るCPUグループが
指定されていたプログラム実行単位に関して別のCPU
グループを指定する変更要求が行われると、タスク状態
監視手段17は、その旨をCPUグループ選択実行手段
4に通知し、CPUグループ選択実行手段4は、指定さ
れたプログラム実行単位に関して指定されたCPUグル
ープを図3のタスク実行状態管理データで管理すると共
に、現在実行中のCPUグループが指定のものと相違す
れば、現在実行中のCPUグループにおける処理を停止
して、指定先のCPUグループで継続実行させる制御を
行う。
【0058】以上のようなCPUグループの設定,解
除,変更機能を利用することにより、先のCPU一覧表
示等によって確認したCPUグループの負荷状態に応じ
て、必要であれば各CPUグループの負荷を分散化し
て、計算機システムの運用の効率化を図ることが可能で
ある。
【0059】次に、図1の実行結果出力手段18は、プ
ログラム実行完了時に、そのプログラムが利用したCP
Uグループ,利用時間等を、プログラムの実行レポート
の一部として出力する手段である。これは、或るプログ
ラムを構成している全てのプログラム実行単位の実行完
了時に、CPUグループ選択実行手段4が、それらのプ
ログラム実行単位毎に図3のタスク実行状態管理データ
で管理しているタスク名,各割り当て先CPUグループ
での総利用時間等の情報を実行結果出力手段18に通知
し、実行結果出力手段18がこの通知された情報を所定
の形式に編集して出力することにより行われる。このよ
うにして出力された情報により、利用者は、そのプログ
ラムの各プログラム実行単位がどのCPUグループでど
れだけの時間実行されたかを把握でき、各プログラム毎
の情報を参照すれば、各CPUグループ毎のCPU利用
タスク名や利用時間等も把握できる。従って、計算機シ
ステムのスループット等の運用状態を確認することがで
き、計算機システムの運用の効率化に役立てることがで
きる。
【0060】
【発明の効果】以上説明した本発明の異なる命令特性を
持つ複数のCPUによって構成される計算機システムの
制御装置によれば、以下のような効果を得ることができ
る。
【0061】請求項1記載の構成によれば、特性の異な
ったプログラムまたは特性の異なった複数のプログラム
実行単位によって構成されているプログラムを、1つの
計算機システムで、それぞれのプログラム,プログラム
実行単位の特性に合ったCPU上で高速に実行すること
ができ、その際、何れのプログラムも同一の命令構成で
記述しておくことができる。従って、場合によっては何
れのCPUでも任意のプログラムの実行が行える。
【0062】請求項2記載の構成によれば、利用者は、
実行すべきプログラムとは別に、そのプログラムに関す
るCPUグループの指定が行える。
【0063】請求項3記載の構成によれば、利用者は、
コンパイラやリンカといったプログラム作成手段による
プログラム作成時に、各プログラム実行単位毎にCPU
グループの指定が行える。
【0064】請求項4記載の構成では、プログラム実行
要求の後においても、CPUグループの設定,解除,変
更要求が可能となる。
【0065】請求項5記載の構成では、プログラムの実
行レポートの一部として、実行されたプログラムの各プ
ログラム実行単位毎の利用CPUグループ,利用時間等
の情報が得られるため、利用者は、計算機システムのス
ループット等の運用状態の確認が可能となり、計算機シ
ステムの運用の効率化に役立つ。
【0066】請求項6記載の構成では、現在実行中の全
プログラム実行単位毎の利用CPUグループ,利用CP
U等の情報をリアルタイムで確認でき、利用者の計算機
システムの運用の効率化に役立つ。
【0067】請求項7記載の構成では、現在各CPUグ
ループの各CPUで実行中のプログラム実行単位に関す
る情報をリアルタイムで確認でき、各CPUグループ,
各CPUの負荷状態の監視,その監視結果に基づく運用
方法の変更等による計算機システムの効率的な運用が行
える。
【0068】請求項8記載の構成では、障害CPUで実
行されていたプログラム実行単位の実行継続を、そのプ
ログラム実行単位で指定されたCPUグループ内の他の
正常なCPUで行うことができると共に、CPUグルー
プの指定がないプログラム実行単位については、CPU
グループの枠にこだわらずにCPUの負荷バランスを考
慮した任意のCPUグループで継続実行できる。
【0069】請求項9記載の構成では、或るCPUグル
ープの全CPUが障害等で使用できなくなっても、その
CPUグループで実行されていた当該CPUグループを
指定するプログラム実行単位の処理を異常終了させるこ
となく、高速な実行は困難にはなるが、他のCPUグル
ープで継続して実行することが可能となる。
【0070】請求項10記載の構成では、或るCPUグ
ループの全CPUが障害等で使用できなくなっても、そ
のCPUグループを指定して実行要求された新たなプロ
グラム実行単位については、高速な実行は困難である
が、実行自体は他のCPUグループで行うことができ
る。
【0071】請求項14記載の構成では、CPU障害復
旧後に、そのCPUが含まれるCPUグループを指定し
ていたのにもかかわらずCPU障害等により他のCPU
グループでの実行を余儀なくされていたプログラム実行
単位を、指定通りのCPUグループのCPUで継続実行
させることができ、その分高速な処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した計算機システムの
要部ブロック図である。
【図2】プログラム実行要求に対するCPU割り当て処
理の動作を示すフローチャートである。
【図3】CPUグループ選択実行手段で管理されている
タスク実行状態管理データの一例を示す図である。
【図4】CPUグループ選択実行手段で管理されている
CPU状態管理データの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…計算機システム 9〜11…科学
演算向きのCPU 2…科学演算向きCPUグループ 12〜14…事
務処理向きのCPU 3…事務処理向きCPUグループ 15…プログラ
ム実行指示手段 4…CPUグループ選択実行手段 16…プログラ
ム作成手段 5,6…CPU割り当て手段 17…タスク状
態監視手段 7,8…CPU障害処理手段 18…実行結果
出力手段

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令特性は異なるが、同一の命令構成を
    持つ複数のCPUを、命令特性毎に分類し、同一特性の
    CPUの集まりをCPUグループとしたとき、各CPU
    グループ毎に存在し、実行要求のあったプログラム実行
    単位を自CPUグループを構成するCPUに割り当て実
    行させるCPU割り当て手段と、 プログラム実行の際、特定のCPUグループを指定して
    実行要求のあったプログラム実行単位に関しては、指定
    されたCPUグループの前記CPU割り当て手段に対し
    て実行を要求し、特定のCPUグループの指定の無いプ
    ログラム実行単位に関しては、任意のCPUグループの
    前記CPU割り当て手段に対して実行を要求するCPU
    グループ選択実行手段と、 プログラムの実行を前記CPUグループ選択実行手段に
    対して指示する際に、併せてプログラム実行単位に関す
    るCPUグループの指定を行うプログラム実行指示手段
    とを備えることを特徴とする異なる命令特性を持つ複数
    のCPUによって構成される計算機システムの制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記プログラム実行指示手段は、実行す
    べきプログラムとは別途に入力されるCPUグループの
    指定に基づき、前記CPU割り当て手段に対してCPU
    グループの指定を行う請求項1記載の異なる命令特性を
    持つ複数のCPUによって構成される計算機システムの
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記プログラム実行指示手段は、実行す
    べきプログラム中に記述されたCPUグループの指定に
    基づき、前記CPU割り当て手段に対してCPUグルー
    プの指定を行う請求項1記載の異なる命令特性を持つ複
    数のCPUによって構成される計算機システムの制御装
    置。
  4. 【請求項4】 CPUグループの設定,解除,変更要求
    が入力されることにより、前記CPUグループ選択実行
    手段に対して、要求されたプログラム実行単位について
    のCPUグループの設定,解除,変更を要求するタスク
    状態監視手段を備え、 前記CPUグループ選択実行手段は、前記タスク状態監
    視手段からの要求に従って、現実行中のプログラム実行
    単位のCPUグループの設定,解除,変更を行う構成を
    有する請求項2または3記載の異なる命令特性を持つ複
    数のCPUによって構成される計算機システムの制御装
    置。
  5. 【請求項5】 プログラムを構成する前記プログラム実
    行単位の実行完了時、前記CPUグループ選択実行手段
    から、該実行完了したプログラム実行単位毎の利用CP
    Uグループ,利用時間等を含む実行情報を受け取って編
    集し、プログラムの実行レポートの一部として出力する
    実行結果出力手段を備える請求項2または3記載の異な
    る命令特性を持つ複数のCPUによって構成される計算
    機システムの制御装置。
  6. 【請求項6】 プログラム一覧表示要求が入力されるこ
    とにより、前記CPUグループ選択実行手段から、現在
    実行中の全プログラム実行単位毎の利用CPUグルー
    プ,利用CPU等を含む実行情報を受け取って編集して
    表示するタスク状態監視手段を備える請求項2または3
    記載の異なる命令特性を持つ複数のCPUによって構成
    される計算機システムの制御装置。
  7. 【請求項7】 CPU一覧表示要求が入力されることに
    より、前記CPUグループ選択実行手段から、各CPU
    グループの各CPUで実行中のプログラム実行単位に関
    する情報等を含む実行情報を受け取って編集して表示す
    るタスク状態監視手段を備える請求項2または3記載の
    異なる命令特性を持つ複数のCPUによって構成される
    計算機システムの制御装置。
  8. 【請求項8】 CPUグループ毎に存在し、自CPUグ
    ループに含まれる個々のCPUの障害を検出することに
    より障害CPUを閉塞すると共に、障害CPUで実行中
    であったプログラム実行単位に関する情報を含む障害情
    報を自CPUグループの前記CPU割り当て手段に通知
    するCPU障害処理手段を備え、 前記CPU割り当て手段は、自CPUグループの前記C
    PU障害処理手段から前記障害情報を受けることによ
    り、前記障害CPUで実行中のプログラム実行単位が自
    CPUグループの指定にかかるものであるときは、自C
    PUグループの正常なCPUにそのプログラム実行単位
    の継続実行を指示し、自CPUグループの指定でないプ
    ログラム実行単位のときは、前記障害情報を前記CPU
    グループ選択実行手段に通知する構成を有し、 前記CPUグループ選択実行手段は前記CPU割り当て
    手段から前記障害情報を受けることにより、任意のCP
    Uグループの前記CPU割り当て手段を選択し、該選択
    したCPU割り当て手段に対して前記障害CPUで実行
    中であったプログラム実行単位の継続実行を指示する構
    成を有する請求項2または3記載の異なる命令特性を持
    つ複数のCPUによって構成される計算機システムの制
    御装置。
  9. 【請求項9】 自CPUグループに正常なCPUが存在
    しないことから、自CPUグループの指定にかかるプロ
    グラム実行単位を自CPUグループ内で継続実行できな
    い場合、前記CPU割り当て手段は、前記CPU障害処
    理手段から通知された障害情報を前記CPUグループ選
    択実行手段に通知し、 前記CPUグループ選択実行手段は、正常なCPUが存
    在しなくなったCPUグループを選択対象から除外する
    と共に、そのCPUグループから受けた障害情報にて示
    される障害CPUで実行中であったプログラム実行単位
    の実行継続を、CPUグループの指定を無視して、他の
    任意のCPUグループの前記CPU割り当て手段に対し
    て指示する構成を有する請求項8記載の異なる命令特性
    を持つ複数のCPUによって構成される計算機システム
    の制御装置。
  10. 【請求項10】 前記CPUグループ選択実行手段は、
    正常なCPUが存在しなくなったことから選択対象から
    除外したCPUグループを指定するプログラム実行単位
    の実行要求が前記プログラム実行指示手段から行われた
    場合、CPUグループの指定を無視して、他の任意のC
    PUグループの前記CPU割り当て手段に対して、該プ
    ログラム実行単位の実行を指示する構成を有する請求項
    9記載の異なる命令特性を持つ複数のCPUによって構
    成される計算機システムの制御装置。
  11. 【請求項11】 プログラム表示要求が入力されること
    により、前記CPUグループ選択実行手段から、表示要
    求されたプログラムに関するCPUグループ指定情報,
    実行先のCPUグループ等を含む情報を受け取って編集
    して表示するタスク状態監視手段を備える請求項9また
    は10記載の異なる命令特性を持つ複数のCPUによっ
    て構成される計算機システムの制御装置。
  12. 【請求項12】 プログラム一覧表示要求が入力される
    ことにより、前記CPUグループ選択実行手段から、現
    在実行中の全プログラム実行単位毎の利用CPUグルー
    プ,利用CPU等を含む実行情報を受け取って編集して
    表示するタスク状態監視手段を備える請求項9または1
    0記載の異なる命令特性を持つ複数のCPUによって構
    成される計算機システムの制御装置。
  13. 【請求項13】 前記タスク状態監視手段は、CPUグ
    ループの設定,解除,変更要求が入力されることによ
    り、前記CPUグループ選択実行手段に対して、要求さ
    れたプログラム実行単位についてのCPUグループの設
    定,解除,変更を要求する構成を有し、 前記CPUグループ選択実行手段は、前記タスク状態監
    視手段からの要求に従って、現実行中のプログラム単位
    のCPUグループの設定,解除,変更を行う構成を有す
    る請求項12記載の異なる命令特性を持つ複数のCPU
    によって構成される計算機システムの制御装置。
  14. 【請求項14】 前記CPU障害処理手段は、障害CP
    Uの復旧時、該復旧したCPUを利用可能にするために
    自CPUグループに組み込むと共に、復旧情報を自CP
    Uグループの前記CPU割り当て手段に通知する構成を
    有し、 前記CPU割り当て手段は自CPUグループの前記CP
    U障害処理手段から通知された復旧情報で示される復旧
    済CPUを選択対象に組み込むと共に、復旧情報を前記
    CPUグループ選択実行手段に通知し、 前記CPUグループ選択実行手段は、前記CPU割り当
    て手段から前記復旧情報を受けることにより、該復旧情
    報を受けたCPUグループを指定するプログラム実行単
    位であって他のCPUグループで実行されている全てま
    たは一部のプログラム実行単位の実行を停止するよう該
    当するCPU割り当て手段に通知し、該通知によって停
    止せしめられたプログラム実行単位の実行の継続を、前
    記復旧情報を受けたCPUグループの前記CPU割り当
    て手段に指示する構成を有する請求項9または10記載
    の異なる命令特性を持つ複数のCPUによって構成され
    る計算機システムの制御装置。
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